食欲魔人日記 00年5月 第1週
5/1 (月)
卵ホットサンド
アールグレイアイスティー

あーさー。
爽やかな、あーさー♪
2日労働すれば5日間休みと思えば、やる気も出るというものだ。

ちゃっちゃと起きて、朝御飯の準備。
速攻でホットサンドメーカーの電源を入れて機器を温めておき、その間に洗濯機のスイッチを入れて髪濡らしと洗顔。台所にとってかえして、サンドイッチ用食パンにマーガリンを塗り塗り。マーガリンが爪の先ほどしか残っていなかったので、バターを大きく1かけ耐熱容器に入れて15秒チン。柔かくなったバターを更に塗り塗り。昨日、既に茹でておいた卵のマヨネーズ和えをパンの上にこってり乗せてサンドにし、渾身の力でメーカーがガションとセットし、準備完了!
だんなはその間、ポットにたっぷりのアールグレイのアイスティーを作っていてくれた。

今日は玉ねぎもチーズも入らない、シンプルな卵ホットサンド。マヨネーズちょっと少なめの、たまごたまごしたホットサンドだ。
3分焼いたら表面こんがりキツネ色カリカリになった。うむ、今日も旨いぞホットサンド。

フロリダ銀座店の
 サーモンサンド
Asahi 十六茶

昼のチャイムと共に会社を出て、近場のパン屋へ昼食を求めに行く。ゴールデンウィークの合間だからか、お客はいつもの半分くらい。いつものように売場がキュウキュウになることもなく、奥の棚から「サーモンサンド」なる300円のパックをつかんでレジへ。いつもはこれにクリームパンやらチョコクロワッサンやらをつけるところだ。ここをぐぐぐっと我慢。ファイトよせりあ!夏に向けてダイエットよせりあ!

で、いつもならミルクティーとかカルピスが欲しいところを、ここもぐぐぐっと堪えてお茶購入。
ちょっと"本気ダイエット"をアピールしつつ、お昼御飯。

んが。サーモンサンドは「サーモンフライサンド」だったのであった。
こんがり揚がったサーモンフライがレタスやきゅうりやらと共にマヨネーズで和えられて、薄切りパンの間に挟まっている。噛むとじゅわっと油が出てきて、いかにもハイカロリー。パンに染み込んだ衣の油とソースの甘さとマヨネーズの酸っぱさが良い感じで、美味しいサンドイッチだった。美味しいサンドイッチではあったんだけど、……しまった、なぁ。野菜サンドとかにしておけば良かった。とほほほほ。

話は変わるけど、一昨日ポストを覗いたら大きな紙袋が入っていた。差出人は「プレジデント編集部」。
中にはグリーンのトートバッグが入っていた。そして紙1枚。「dancyu100人委員会」の当選のお知らせだった。雑誌『dancyu』の、商品モニターやら何やらをする機関、であるらしい(←良くわからないまま応募した人)。
自薦文に「食欲魔人日記というのを2年近く続けています〜」とか書いたのが効いたのか。それとも、おこがましくも「得意料理:アクアパッツァ」なんて書いたのも効いたのか。本当のところは、私にもわからない。
ともあれ、ばんざ〜い!これで一層食文化に濃厚に触れ合えるぞ〜♪
……と素直に喜んでいる私。
ダイエットの神様をまた裏切るようなことをしてますか、私は。

銀だらの香り煮 with 海藻サラダ
牛すじの煮込み
ゴボウのサラダ
新じゃがの味噌汁
御飯
麦茶

ダイエットの神様と仲良くすべく、本日は純和風のヘルシー夕食。
本当は
「フィッシュ&チップスを作ろう!ビネガーたっぷりかけてフライを食べよう!」
と言って買ってきた銀ダラを、予定変更して葱たっぷり入りの香り煮にする。

砂糖大さじ1/2、醤油と味醂と酒各大さじ11/2くらい、それに味噌少々とXO醤少々を放り込んで、そのたれで魚をガガガーっと煮る。生姜とにんにくと葱のみじん切りを大量投入して混ぜ込めば、香ばしくてノンオイルのおかずが一丁。たまにはこういう料理もするのさ。魚を白髪葱とわかめの上に盛りつけて、汁を絡めながら海藻も食べる。うーむ、本当に私らしくはない料理だ。

それと、茹でたゴボウを味噌とマヨネーズ、粒マスタードで和えたサラダ。だんなが仕込みからやってくれた牛すじ肉。新じゃがごろごろの味噌汁に御飯を並べれば、題して「嗚呼日本人で良かったディナー」。……良くわかりませんな。

御飯は少なめ、楚々と盛る。
しかし、これがこれが御飯が進むおかずばかりなのだった。甘辛くて葱の香りがほわりと漂う魚は御飯と似合うし、牛すじ肉もサイコーに御飯とそぐうし、じゃがいもの味噌汁なんてのも御飯が恋しくなっちゃうものだということを私は忘れていた。
「あん、もう、御飯足りないじゃないっ」
……って、おい、お代わりしてどーすんだ、自分。

5/2 (火)
牛すじ肉の煮込み
ゴボウのサラダ
新じゃがの味噌汁
御飯
麦茶

昨日同時間比で200g減少。ダイエット、とりあえず順調らしい。
昨晩はスクワット42回(足を外向きに21回、前向きに21回)、腹筋を21回。そう、昨日より1回ずつ増やしているのである。このまま行くと、6月1日には52回・7月1日には82回・8月1日には113回・9月1日には144回という計算になったりするのだが……まぁ頑張ろう。頑張れるところまで。

「うん、痩せた痩せた痩せた」
とか言いつつ、牛すじ煮込みをちょびっとずつおかずにしながら御飯をわしわし食べる。本当は刻み万能葱をたっぷりふりかけたいところだけど、全部使い切ってしまっていたので長ねぎのみじん切りを代用にたっぷり。上からぱらりと七味唐辛子をかければ素敵な御飯の相方だ。
味噌の味が染み込んだ2日目のじゃがいもの味噌汁をすすって、さ〜今日もお仕事だ〜。

バーミヤン 虎ノ門店にて
 酢豚上海風ランチ
 餃子
 ドリンクバー
 フレッシュマンゴープリン

「バーミヤンにマンゴプリンがある」という話を聞き、「しかも結構旨いらしい」とも言われたもんだから気になって仕方のない私。
マンゴプリンが「好き」というのも勿論あるけど、収集意欲が掻き立てられてしまっているというのもあり、だんなの職場のそばのバーミヤンに行くべく必殺ゆすりたかり攻撃を試みる。

初めてなのだ。バーミヤン。
中華料理のファミレスで、資本はすかいらーくだと聞く。虎ノ門の一角、2階建てのビルの上階、何故か下には商売敵のジョナサンがあるというロケーションにバーミヤン虎ノ門店はあった。

御飯とスープ、ザーサイに焼売2個がつくランチセットは回鍋肉や麻婆豆腐、油淋鶏などがある。私は好物の酢豚ランチを。バルサミコ酢を使っていると記された、「上海風」なるシロモノだ。
餃子も1皿だんなが頼み、飲み放題のドリンクバー180円も追加でつけて、メロンソーダなどをくぴくぴ飲みながら料理を待つ。おいおい、ダイエットはどうしたんだ自分。

化学調味料味のスープや安っぽい味のザーサイなどではあったが、料理は思ったより美味しかった。だんなの頼んだ油淋鶏は皮がカリカリとしていて甘酢の具合も良かったし、筍と椎茸がごろごろと混ざる酢豚は本当にバルサミコ酢の風味でそれはそれで悪くなかった。うーん、侮っていたぞバーミヤン。近所にあったらちょくちょく行ってしまいそうだ。

餃子食ってジュース飲んで、酢豚食って御飯食ってスープ飲んで焼売食って、さすがに満腹。
そしてマンゴプリンは想像以上に美味しくて、こちらも満足。げふ〜♪

スティック野菜 with バジルマヨネーズ
リッツ少々
リモンチェッロのソーダ割り

リモンチェッロ、というイタリアのリキュールを先日買ってきた。
95度前後のアルコールにレモンの皮を漬け、その後水と砂糖を加えて作るこの食後酒はアルコール度数35。すっきり抜ける香りと甘さが美味しいらしい。探して探して、プランタン銀座の地下でやっと見つけて買ってきた。このリキュールと、そしてリキュールグラスを冷凍庫でキンキンに冷やして飲むのがお作法らしい。こってりした魚料理の後に、2口3口、キューッとね。想像するだに旨そうだ。

今日のだんなは、帰りが遅い。
「リモンチェッロの夕べ」などと一人で勝手に題をつけ、酒の肴を用意する。買ってきたばかりのキュウリににんじん、そして買い置きのセロリを長く細いスティックにざくざく切って、添えるのはバジルマヨネーズ。自家製の、にんにく松の実たっぷりバジルペーストにマヨネーズを練りこんでアンチョビペーストも練り練り。
野菜と、リッツクラッカーと一緒に大皿に盛って、そしてリモンチェッロ〜♪
ストレートで呑んだらさすがにヤバい状態になりそうなので、ソーダを買ってきて3倍ほどに薄めることに。

リモンチェッロ、旨かった。
甘くて酸っぱくて、突き抜けるほど"抜け"が良くて、気が付くとソーダ割りが3杯ほど無くなっていた。
そして気が付くとテーブルから居間のソファベッドに私は移動していて、そして残った5枚ほどのリッツは息子が両手に抱えて旨そうに喰っていた。
次に気が付くと、時計の短針が30度ほど移動していた。
あれ?あれれれれ〜?

5/3 (水)
 ポストペットシリアル チョコ
 牛乳

ゴールデンウィーク、初日。
テレビでは「折り返しをすぎて……」なんて酷いこと言ってるが、私たちのゴールデンウィークは今日が始まり。
なのに御飯は無いわ、パンの買い置きも無いわで、ちょっとトホホなスタートだったのだった。

「ダイエットだから、チョコクロワッサンでなくシリアルか何かが良いのです」
とリクエストして、だんなにコンビニに出向いてもらう。そして彼が買ってきたのは"ポストペットシリアル"。ころころと丸く小さいスナック菓子のようなシリアルが1食分、ピンクの紙コップに入ってるやつだ。紙コップ正面にはモモのの顔。キュートだ。
添付で入っていた「ビタミンシュガー」なるものは除けてシリアルカリカリ。一応律儀にダイエット中。

青山アクアパッツァにて
ゴールデンウィークスペシャルランチコース
 前菜盛り合わせ
 稚貝のタルタルソース焼き
 パスタ (生トマトのパスタ・手長海老のパスタ)
 肉料理(ストラコット)
 ドルチェ盛り合わせ
 エスプレッソ
 Pinot Grigio '97

ごめんなさいだんな。ごめんねごめんねごめんね。
と恐縮しつつだんなと息子を家に残し、私は表参道のスパイラルビルへ急ぐ。11時40分待ち合わせ、中学時代の友人RとKちゃんと久方ぶりに3人一緒に集まって遊ぼう!というのが今日の趣向だ。

女3人集まれば「美味しいものが食べたいねぇ」という話になるのが成り行きというもので、お昼御飯は私イチオシの青山アクアパッツァへ。初夏のような日ざしのなか、てくてくてくてく歩いてレストランを目指す。ゴールデンウィークはスペシャルメニューがあるとかで、当然それにしてくださいとリクエストして予約済み。

嬉しいことに、店唯一のテラス席が用意されていて、上からそよそよと涼しい風が吹いてくる明るい席に3人でつく。
9月に結婚するというRを祝して、スプマンテで乾杯。唯一結婚予定非保持者のKちゃんが、「焦る焦る、焦るよ〜」とくねくねしているが、構わず乾杯。きゃーきゃーおしゃべりしながら、イタリア料理のランチ。女の子同士で食事するのは何だか久しぶりなものだから、新鮮で嬉しくなってる私。

前菜盛り合わせがやってきた。6種類ほど、各自少しずつ種類が違う冷菜が大皿に盛られている。
「宜しければお皿を交換して、どうぞ」
のスタッフの声に3人うんうん、と頷きつつ皿にとりかかる。カボチャのシナモン風味ソテー、お米のサラダ、鯵のバジルパン粉焼き、白まいたけのマリネに鶏肉とタマネギのソテー、チーズの乗ったブルスケッタに牛タンのマリネ。
「これこれこれ、これが美味しいのよ!」
なんて言いながらハンカチ落としのごとくお皿をくるくる回してる私たち。すみません、目立つテラス席でくるくる回しまくって。美味しいのです。

続いて、小皿に2つの貝。こないだだんなが食べていた「稚貝のタルタルソース焼き」だ。あれ、美味しそうだったけどほんのちょっぴりだったから、私は貰わなかったのだ。すっごく美味しそうですっごく悔しかったやつだ。
ラッキーラッキー、超ラッキー♪……とフォークとナイフを構えてとりかかる。
小さな貝柱は、まるで中華食材の干し貝柱のように貝の旨味がぎゅっと詰まっていて、そこに卵たっぷりの柔らかいタルタルソース。表面がオーブンでこんがり焼かれている。ほんのり香るバジルの香り。
美味しいものは無くなるのが早い。私の皿もRの皿もKちゃんの皿もあっと言う間に無くなった。

最初にいただいたスプマンテもついでに無くなってしまい、
「飲みますか」
「飲むんですか?」
「飲んじゃえ飲んじゃえ飲んじゃえ」
と女3人ワインリストを覗きこみ、「Pinot Grigio '97」をフルボトルで頼んでしまう。果実味のある、ほんのり甘くて口当たりの良い白ワイン。
「やばいっすよ」
「飲めますよ」
「ふはははは」
とますます怪しげな女性3人組。
あああああ、ごめんなさいだんな。昼から酔っぱらってます。

そして続いてまたも小さな皿がやってきた。ほんの3口ばかりのパスタがたっぷりの生トマトと一緒に盛られている。
愛知産のフルーツトマトのパスタ、だという。
青臭さがなく、酸味もなく、果実のように甘くて香りのあるトマトだった。マネージャーK氏の話によると、露地ものトマトは今がまさに旬だとのこと。真夏が旬かと思っていたが、梅雨を越えるとトマトは水っぽくなってしまうのだそうだ。甘くて夏の味がするパスタ、大皿いっぱい欲しかった。今度また来て喰え、ということですかもしかして。

料理も酒も、しゃべりも進む。次の皿は「手長海老のパスタ」。
国内では5月中旬に禁漁になってしまう手長海老。スカンピとかラングスティーヌ、アカザ海老、という呼び名もある。オイルベースのパスタには、「もう今シーズン終わりだから満喫してね!」と言わんばかりに、縦半分にぶった切った殻つきの海老がごろごろごろごろ混ざっていた。目玉も長い足もそのままの海老にはプリプリとした身が詰まっていて、パスタそのものにもしっかり海老の味がついていた。

メイン料理は「ストラコット」という名のイタリアの煮込み料理。「豚の角煮とじゃがいも、えんどうの煮込み料理です」の言葉と共に並べられた皿は、まるで日本の肉じゃがのようだった。上に乗るさやえんどうなんかが、特に。
醤油の味も味醂の味も当然しないのだけど、確かにこれは「イタリアの肉じゃが」という風情だった。ほろほろと崩れる脂層のある豚肉がたっぷりと。肉の煮汁をたっぷり含んだじゃがいもなどは御飯が恋しくなってしまう味だった。食べ応えがあるこの煮込み料理にがっぷりと取り組みつつふとR、Kちゃんの皿を見ると、心なしか量が少なめだ。ていうか、私の皿が何だか多めに盛られているような。なんだか見透かされてる気分。もうばれてますか、私が大食らいだということを。とほほほほ。

料理たっぷり食べて、でもドルチェもしっかり満喫する。
私の皿には苺のタルトとティラミス、Rにはチーズケーキとズッパイングレーゼ、Kちゃんの皿にはチョコレートケーキとパンナコッタ。うきゃうきゃ言いながら、またもぐるぐる皿を回し初めてしまう私たち。どれもこれもしっかりした甘さがあった美味しいけれど、相変わらずパンナコッタと苺のタルトは絶品だ。何とも言えない滑らかな舌触りの、苦いカラメルソースがかかったパンナコッタと、苺のシロップがたっぷりかかった果実も美味しい苺のタルト。「3分の1ずつ食べるのよ」とか言いながら、お皿をくるくる。

食事時間、1時間45分。
のんびりのんびりしたランチを終えて、店を出る。
雑踏かきわけいざお台場へ。

Madu台場店にて
 7年プーアル茶
 ドライマンゴー
 中華クッキー

「女の子3人集まったし、"そういう場所"に行きましょ〜」
と新橋のゆりかもめ乗り場大混雑にも負けず、人がひしめくヴィーナスフォートに行ってみる。
雑貨屋を覗きつつ、Kちゃん好みのチェックの洋服などもひやかしつつ、「お茶しましょ!お茶お茶お茶!」と工夫茶の飲めるMaduを目指す。十数分待ち、混雑した店の中の隅っこのお茶コーナーに腰を下ろす。

Kちゃん冷たい龍井茶、Rは東方美人、私はプーアルの7年もの。
あったかいお茶は大体が工夫茶で供される。細かい道具がわらわらわらわらと用意され、最初の一煎は店員さんにやってもらう。本でも見たし、にも目の前でやっては貰ったんだけど、どうしても手順がちゃんと覚えられない。とほほほほ。

2煎目からは、茶壺に湯を注いでは茶海に注いで味を均一にし、続いて小さな杯に入れて飲む、という手順。ちまちました茶器をRと二人でうきうきしながらいじくっちゃう。
「お菓子、いかがですか?」
の店員さんの声に勧められ、ついついドライマンゴーと中華クッキーの袋なぞもいただいてしまい、ポリポリカリカリやりながらひっきりなしにお茶を煎れ続けてしまう。
ちょっと飲み過ぎました。げふ。

宅配寿司 味よしの
 寿司盛り合わせ
 いなり寿司
大根の味噌汁
ビール、抹茶入り玄米茶

午後6時半、歩き疲れてへろへろになって帰宅。
一日中家を出なかったらしいだんなは、
「洗濯物も片づけたし、お風呂も洗ったし、ついでに包丁も研いだし掃除機も家中かけたよ〜」
と胸を張っている。すばらしい。ナイス主婦だ、だんな。
「昼御飯は、桜エビと玉ねぎのかき揚げを作って、おそばを食べました〜」
などとも言っている。何でもカリカリサクサクのかき揚げが作れたんだとか。息子が4つも食べちゃったよ、と心なしかとっても自慢げなだんな。いや、しかしすばらしい。

そして、疲れた妻と夫はここで燃え尽きてしまい、夕飯は宅配寿司で簡単にしてしまうことにした。
宅配寿司のチラシ数枚を見つつ検討して、一番安くてしかも旨そうなところを物色。イクラもウニも入ったやつを注文して、準備いらずの片づけいらず。何だか今日は遊ぶ以外のことは全くしなかった私だったのであった。
ま、いいか。何せ黄金週間だ。

5/4 (木)
牛すじ肉の煮込み
大根の味噌汁
御飯
烏龍茶

先週に仕込みをした「牛すじ肉の煮込み」、ついにラスト。
昨日の大根の味噌汁に、タイマーセットしておいた炊きたての御飯、それに刻み長ねぎと七味唐辛子をたっぷりふった牛すじ肉の煮込みを食す。いい加減火が通りまくってホロホロになってしまった牛すじ肉は、蛋白質分が汁に溶けこんで温度が下がるとあっと言う間に"にこごり"状になっていってしまう。それを箸でちょっとずつ摘んで、パクパク。パワーが出たところで、外出だ。本日はだんなの祖母宅へご機嫌伺い。

新宿 伊藤園 NATURAL STATION にて
いちごミルク

祖母宅は、新宿駅発、西武新宿線の沿線にある。
丸の内線から西武新宿線に乗り換える途中、サブナードを通るとそこにあるのは「伊藤園」経営のジューススタンドだ。「白いバナナミルク」やら「赤いキャロットジュース」など魅惑的なオリジナルドリンクがおいてあるこのお店が私たちは大好き。祖母宅へ行くときはまるで儀式のようにここでジュースを飲むのが習慣となっている。

今日は季節のドリンクとして「いちごミルク」なる初めてのジュースが。苺好きの私は当然それ、だんなは「赤いキャロットジュース」、息子には「白いバナナミルク」。
ここのジュースは砂糖や水を一切使用していないという。なのに果実の糖分でしっかりと甘くてしかも濃厚だ。「いちごミルク」も期待に違わず苺の味も香りもしっかりとしていてミルクたっぷり。

だんなの「赤いキャロットジュース」は初体験。これが想像以上にヒットした。要するに「にんじんジュース」なくせに、青臭さもざらつき感も無い。リンゴとセロリが絶妙に混ぜ合わされていて、胡椒か何か、スパイスのピリッとした風味が微かに漂っている。む〜、ますます侮れないジューススタンドだ。

だんなの祖母宅にて
 お煮しめ
 きんぴらごぼう
 お刺身の盛り合わせ
 赤飯
 いなり寿司
 豆腐のお吸い物
 ビール、コーヒー

午後2時過ぎ、祖母宅到着。
「あらあらあら、お腹空いてないかい。早速御飯にしようかね」
と狭くはないちゃぶ台に所狭しと料理が並ぶ。私の親類もそうだが、お婆ちゃんたちの世代は「山盛りのご馳走が何よりのもてなし」という風潮がある。しかも、思春期時代の孫たちの食欲が今も持続していると思っている。だからますます食卓の上は食べ物でいっぱいになってしまうのだった。

祖母手製の煮付けにきんぴらごぼう。カツオやハマチがたっぷり盛られた刺身に、一体何合用意したんだか想像もつかないほどの大量のお赤飯。
「さぁさ、たっぷりお食べよ」
と刺身を勧められる脇から、今度は山盛りの赤飯が差し出される。そんな感じだ。

煮付けはほっこりと甘く炊かれていて、筍、にんじん、ごぼうにこんにゃく、里芋、ちくわ。どれも如何にも「おばあちゃんの味」という感じで、私は食卓から離れずにパクパクと食べ続けてしまったのであった。

午後6持に辞するまで結局食べまくり、すっかり何というか、満腹……。

5/5 (金)
中村屋
 カレーパン
 マロンデニッシュ
カフェオレ

祖母宅で合流して我が家になだれ込み、宿泊するに至った義弟と義妹と一緒に皆で朝御飯。
手抜きして昨夜帰り道に買ってきた中村屋のカレーパンを温めて、食す。

中村屋のカレーパンは、本当に美味しい。
キツネ色にこんがり揚がったパンは今時珍しいほどに油をたっぷり吸い込んでいて、噛むとジュワッと口の中がオイリーになる。カリカリの表面の中は薄めの生地で、中には具が細い"いかにも日本のカレー屋さんのカレー"的なモサモサしたカレーが詰まっている。手のひらたっぷりサイズの大きめのこの楕円形といい、何とも心をくすぐられるカレーパンなのであった。
義弟と義妹とだんなと私と、4人並んでキツネ色のカレーパンをもしゃもしゃ。
のんびりしたGW3日目。

ヨコイのスパゲッティ ウィンナー&目玉焼きのっけ
アイスティー(peninsula)

昼はだんなが鍋をふるい、義弟義妹に初めての「ヨコイのスパゲティー」を供する。
「なんだこれ!?うまそー」
とジャンク好きの義弟は何やら目を輝かしている。

ヨコイオリジナルの極太スパゲッティをアルデンテ通り越したところまで茹でて、水で絞めた後バターで炒める。具はシンプルにウィンナーと目玉焼き。
皿に麺を盛り、ウィンナーと目玉焼きを飾ったら、麺の周囲にソースをとろり。
久しぶりのヨコイは相変わらずピリリと辛くてトロリと濃厚だった。「おもしろーい」と言いつつ平らげていた義弟と義妹も満足した模様。よかったよかった。

池袋東武百貨店 アジア発見大市場にて
 マンゴープリン
 試供品のサテアヤム・サンミゲール・老酒などなど

昼過ぎに帰っていった義弟と義妹を見送った後、「じゃあ私たちもどこかに行こうか」と家を出る。
目当ては、渋谷駅の新宿方面山手線ホームにオープンしたという、プリン専門テイクアウト店。そして池袋東武百貨店で開催されている「アジア発見大市場」。更に今月テーマとなっている「アジアンディナーブッフェ」と満喫すべく、赤坂アークヒルズの全日空ホテル。渋谷→池袋→赤坂、と何やら大移動の予感がする金曜午後2時半。

渋谷駅でぬかりなくマンゴプリンや杏仁プリンを購入したのち、池袋に移動。東武デパートの催し物は、想像以上に楽しかった。しっかりマンゴプリンの収穫もあったし、私はアジアンチックなスカートとエプロンドレスとソファーカバーを購入。安売りしていた500mlのナンプラーも買えたし、そして何と言ってもフィリピン産ビール「サンミゲール」、200円/缶。

台場の「DELI」なんかでは1缶320円だったりして、このビールが大好物の私たちは「高い……けど旨い。旨いから買っちゃうのだ……」と嘆きながらもちょびっとずつ買っていたビールなのだ。しかもしかも、220円でサンミゲールの黒ビールまで販売している。
うきうきしながら、ピルスナー2ケース、黒ビール1ケースを配送してもらう手続きを取る。このところ「よなよなエール」ばかり飲んでいたけど、どうやら今年の夏はサンミゲール一色になりそうだ。ふふふふふ、楽しみだなぁ。

うきうきしながら会場を回る。中国料理のレシピで何度か名前を見て、欲しくてたまらなかった中国のハマナスのお酒も購入。瓶入りの5年ものの老酒も見つけ、しかも地下の酒売場で「神亀活性にごり酒」までも発見してしまい、結局山のような酒代を東武百貨店に落として店を出たのだった。ざっと2万円くらいが酒代に消えたことに……あわわわわわ。

全日空ホテル カスケイドにて
 アジアンディナーブッフェ
 韓国風牛バラ肉の煮込み
 タンドリーチキン
 鰈のレモングラス風味
 ベトナム風銀鱈の天ぷら
 ラオス風ハンバーグ
 帆立貝のチリオイル炒め
 シャブシャブ牛肉のサラダ仕立て
 イカのバジル風味
 万能葱とキムチのチヂミ
 カンボジア風卵焼き
 ニラ入り海老春巻
 海老入り生春巻
 海老の唐辛子ソース
 タイ風ココナッツチキンカレー
 ラオス風チャーハン
 鶏肉のお粥
 鴨肉入りビーフン
 かに爪と春雨のスープ煮
 トムヤムクン風スープ
 アップルデニッシュ
 ビール

 アーモンドケーキ
 シュークリーム
 ワインゼリー
 タピオカ入りココナッツミルク
 ライチ
 北海道ソフトクリーム
 紅茶

全日空ホテルロビー階。気軽に入れるカフェレストラン「カスケイド」では、毎月毎月テーマを決めてディナーブッフェが開催されている。今月は「アジアンディナーブッフェ」。
「サテがあるかな」
「ナシゴレンがあるかな」
「ココナッツもの、あるかな」
「美味しそうだな美味しそうだな美味しそうだな」
と、「まぁ、子供の日だしね」と良くわからない理由をつけてバイキングに臨む。

メロンソーダを脇にご機嫌の息子は、ビーフンを喰い、デニッシュを喰い、卵焼きも満喫し、ナンプラーの味のするハンバーグも両手で持ってかぶりついている。異なる食文化の料理に全く違和感がないらしい息子だ。すばらしい。

私たちもお皿を何度も替えつつ料理を平らげる。全体的にピリリと辛く、そしてナンプラーやニョクマムをつかったタレをかけるものが多い。唐辛子の辛さが効いた牛バラ肉の煮込みに、ニラがたっぷり入ったサクサクのミニ春巻、こんがり焼かれた葱がたっぷり入った、その場で作ってくれるビーフンに、小さな目玉焼きを乗せて食べる、腸詰がたっぷり入ったラオス風チャーハン。どれもなかなか美味しくて、大皿4枚ほどの料理がぺろりと無くなった。

そして忘れちゃいけないのが、デザート。
カウンターで注文してカップに入れてもらうソフトクリームが、ミルク感たっぷりで本当に美味しくて、これを食べなきゃここに来た意味が無いとさえ言える。ケーキもちょいと控えめにして、好物のココナッツミルクも半分くらい息子に分けてやり、いざいざと最後の1品ソフトクリームに臨む。甘さこっくり良い香りのするソフトクリームは横にウエハースも添えられてますます嬉しい。
満喫致しました。ダイエットは……また明日からがんばろう。うん。

5/6 (土)
おばあちゃんのお赤飯
おばあちゃんのお煮しめ
おばあちゃんのきんぴらごぼう
抹茶入り玄米茶

一昨日、だんなのおばあちゃんが沢山お土産に持たせてくれた料理をテーブルに並べる。
小豆ではなく、金時豆を使ったお赤飯や、筍たっぷりのお煮しめ。七味唐辛子がたっぷり入ったきんぴらごぼう。どれもしっかり味が染み込んだ、ちょっと濃いめの味つけだ。

おばあちゃんたちの世代にとっては、どうしても「孫は食べるもの」であるらしく、「食べ物をあげればあげるほど喜ぶもの」となってしまうようで、いつもいつも遊びに行くと大量の食物を抱えて辞することになる。
曾孫にと、うちの息子にたまごボーロの大袋を2つも3つも持たせてくれるのには困ってしまうが、好物の赤飯を沢山くれるのを私はいつも楽しみにしている。

もち米100%の歯ごたえあるモチモチとしたお赤飯は、相変わらず美味しかった。
ごま塩ふって、一口食べてはゴボウをポリポリ、里芋をもしゃもしゃ。ほんの少し残ったきんぴらと赤飯は冷蔵庫に戻して、今日はM井さんが遊びにくるのだ。

万惣フルーツパーラーの
 フルーツサンド
いちごカルピス

昼前、銀座の伊東屋にトレーシングペーパーを買いに行っただんなが昼御飯を買ってきてくれた。
大好物のフルーツサンド。銀座松坂屋の「万惣」で買ってきてくれたらしい。ここのフルーツサンドはパンの厚さと比べて具の厚さが2倍くらいあって、いつも顔がニヤけてしまう。今日もたっぷりの生クリームの中にイチゴやキウイ、桃缶なんかが挟まっていて、うきうきとこれをいただく。お供には「ダイエットはどこいった」状態のいちごカルピス、やや濃いめ。

焼き餃子 57個/4人
スティック野菜 with バジルマヨネーズ
酢油キャベツ
おばあちゃんのきんぴらごぼう
肉団子入り中華スープ
御飯
よなよなエール
神亀 純米活性にごり酒

昼過ぎ、M井さんが遊びに来る。ついでに夕刻、義妹が「今日も泊めて」とやってくる。
ならばと、今日は餃子パーティー。

400gの豚ひき肉を用意して、白菜もたっぷり使い、沢山のタネを用意して皆でテーブルに向かって餃子を包む。
「餃子作るの、苦手だよぉ」
などと言っている義妹と、
「私は10年以上も餃子を包んだことがありませぬ」
などと言っているM井さんを指導しつつ、わいわいと57個の餃子を包む。餃子包みは、楽しい。一人でやってると何だか悶悶とした手作業になってしまうが、皆でやると「M井さん……破れてるよ、それ」なんて軽口叩いて競争意識も沸くってもんで面白くなってくる。

餃子の他には、野菜喰いのM井さん対応にスティック野菜と酢油キャベツを用意。酢油キャベツ、なんてこたないコールスローサラダだ。日本橋「たいめいけん」での名前が酢油キャベツとなっていて、これがなかなか美味しくできるのだった。
キャベツやにんじん、玉ねぎを塩で揉んで、砂糖少々と酢と油を混ぜ込んで重石を30分ほどしておけば出来上がる。ちょっとの砂糖が入るのがどうやらポイントのようで、カレーライスにも洋食にも中華にも合う万能サラダ。

餃子、いつにも増して美味しくできた。
餃子に対して限りない愛のあるだんなが何回もフライパンの前に行ってくれて、焼きたての餃子が4回、大きな皿にごろごろと並べられた。表面こんがり、中はふっくり。醤油や塩も混ぜ込んだ我が家の餃子は醤油が必要ない程の"味"がある。焼き色も完璧、手前味噌かもしれないが、今日のは"金を取れる"出来映えだ。
M井さんは餃子を一口食べビールを飲み干した後、椅子に寄りかかって天井を見上げ、
「……シアワセだぁぁぁぁ……」
と脱力している。

餃子にはやっぱりビール!と思いつつ、昨日買ったばかりの「活性にごり酒」を開けてしまう。4合瓶はだんなと二人だけで飲み干してしまうと翌日使いものにならなくなってしまうので、M井さんがいるのを良いことに3人で酒宴。未成年の義妹は早々に御飯とスープも平らげて息子と遊んでくれていた。

神亀のにごり酒は、これまた大変に美味だ。美味すぎて、今日のすばらしい出来映えの餃子が霞んでしまうほど。この日本酒のために、大人3人は餃子を食べる手を休めてきんぴらごぼうと野菜で酒を堪能してしまう。
"米のシャンパン"と表現したい、シュワシュワと細かい泡の入るにごり酒は確かに日本酒の味と香りを持っているのに果実味が強い。甘さは少なく、通りの良い辛さがあって、本当に何とも絶品なのであった。
大人数の餃子パーティーは楽しいなぁ。

5/7 (日)
ホットサンド コンビーフオニオンチーズ
カフェオレ

ちょっと久しぶりのホットサンド。
具はだんなのリクエストにより、コンビーフ。大きな米国缶を開けコンビーフたっぷり、それに刻み玉ねぎと溶ろけるチーズを挟んで3分ほどホットサンドメーカーにセットすればこんがりホットサンドが出来あがる。義妹と私は1つずつ、だんなは2つ。息子はチーズトースト。そして9枚のサンドイッチ用食パンがあっと言う間に無くなった。

「おおお〜。コンビーフ入りなんて、初めてだよ。」
と言いながら、義妹はちょっと嬉しそう。

ごまだれつけ麺
麦茶

義妹は「寿司よりも焼き肉よりもラーメンが好き」という、珍しいキャラクターだ。
「味噌ラーメン!?食べる食べる食べる」
という彼女のために、だんなが近所のマーケットに買いだしに行き、猫舌の私のためにはつけ麺を買ってきてくれた。3.5人分として何故か5人分の麺を茹で、皆で麺の器を囲む。だんなと義妹にはもやしとコーンが乗った味噌ラーメン。私と息子にはつけ麺。

添付のすり胡麻を混ぜる、甘い濃厚な胡麻味のつけ麺。
もうこれがマーケットに並ぶようになったのか〜、夏も近いのね〜、としみじみ。

ピザーラの
 テリヤキチキン・ジョイズスペシャルのハーフ&ハーフ
 ローステッドポテト・コロッケ・鶏のハーブ焼き
 コーンサラダ
 デザート de マンゴ
ダイエットコーク

今日も引き続き宿泊していくという義妹のために、何か豪勢な料理でも作ろうか……と思いつつ、なんだかんだで連日遊んでいたので少々疲れ気味。だんなも私もやる気がなくて、「まぁ皆、若いしね」と良くわからない理由をつけつつ宅配ピザ。
Lサイズのハーフ&のピザに、セットもののサイドオーダー。しかも「ココナッツプリンにマンゴーソース」の文句につられてデザートまで。

12枚にカットされた大型のピザを3人と幼児で囲む。最近近所に開店したらしく、チラシが投函されていたピザーラは、実は初めての注文だ。生地はパリパリだし具はちょっと甘いけど美味しいしサイドオーダーも軒並み旨い部類だし、ですっかり私たちは満足。

そういえば、すっかりピザ屋には行かなくなった。
高校時代には1ヶ月に2回はシェーキーズ食べ放題に行っていたような気がするが。
大きな大きなピザが16等分だか20等分だかになって各種置かれていたシェーキーズピザ、ついつい横にあったゴロゴロとしたジャガイモも大量に食べてしまっていつも四苦八苦していたのだった。私の母校では「最高記録32枚」なんて記録が囁かれていて、私の最高記録は26枚だか。ツナやコーンのピザが好きで、出てくるのをいつも待っていたのだけれど、それは皆が考えていることで争奪戦になってしまうのだ。そして、いつも人気のないアンチョビピザが残ってしまっていたのだなぁ。あああ、懐かしい。

あのときに比べれば、今は隨分食べなくなった。いや、これでもね。一応ね。