デコド ハニーディップ ストロベリー
アイスカフェオレ
昨夜は終電近い電車で深夜に帰ってきただんな。私と息子は今日はちょっと朝早くからのお出かけなので、だんなを起こさないようにそっと身支度して急ぎ家を出た。
朝御飯は、駅前のミスタードーナツで。
私にはかねてからの懸案の食べたいメニューがあったりした。それが店内飲食限定メニューの「デコド」。ハニーディップに苺ソースをかけて温め、ホイップクリームを添えるというもの。同様に「フレンチクルーラーにアップルソース」というバージョンもある。
きっとすんごく甘いだろうし、添えられるホイップクリームはエンゼルクリームの中身(明らかに植物性クリームの味がするのに、なぜかけっこう美味しいんだ……)と同じなんだろうなと想像できるのに、それでも気になってしまって「いつかは」と思っていた。
朝早くの店内、品揃えはまだまだ少なくて、でも幸いハニーディップは棚にたっぷり並んでいる。この時間でもデコドやってくれますか?と聞いてみたら「喜んで!」とのことで、それを1つ。カフェオレはお代わり無料だったけれど、冷たいものの方が恋しかったので冷たいカフェオレをつけてもらった。
良い感じに温められたハニーディップは、クリスピークリームのドーナツと彷彿とさせるふわふわの食感。表面のグレーズもいかにもそんな感じで、甘酸っぱい苺のソースとクリームの組み合わせは思った以上に幸せなものだった。ホイップクリームは想像した通りの味だったけれど、でもこれはまた食べてしまいそう。次回はアップル版の方で。
ダイナーステーキピラフ \3,300
スープ&コーヒー紅茶セット
私と息子が目指したのは、日比谷公会堂。
週刊少年ジャンプ主催の招待制無料イベント、「ジャンプスーパーアニメツアー2009」に申し込んだらめでたく当選したので、息子と2人、行ってみた。
私の目当ては、もっぱら、公開前に先取りで少し見せてくれるという劇場版ONE PIECEの上映。他にも「家庭教師ヒットマンREBORN!」「遊戯王」「NARUTO」「トリコ」「テガミバチ」の上映があるということで、そこそこ混むんだろうなぁと、入場開始の数十分前、早めに到着するつもりで向かってみた。
そうしたら、思った以上の混雑ぶり。
今年から、少年ジャンプのイベントは「オークションサイトなどでのチケット売買」の禁止策として、チケットが当たった本人が間違いなくそのチケットで入場するという確認を取ることになり、身分証の持参が必須となっている。だから、そう熱心なファンばかりが集まるわけでない(=普通に小中学生男子あたりがいっぱい来るだろう)という予想でいたのだけれど、普通に中高生かそれ以上の年齢層の女の子がたくさん来ていてびっくりした。週刊少年ジャンプが、その実、女の子の読者にも支えられているのは今に始まったことではないけれど……。
イベント開始は10:45、開場は9:30、私たちはそれよりも早く9:10くらいには会場に到着していたというのに、もらえた座席指定券は前から17列目にあたる「Q列」目。これは大変ねぇ……と、チケットをもらった後は日比谷公園のベンチに座ってペットボトルのお茶など飲み飲みのんびりと入場した。
イベント自体は、物販があるわけでなく、声優などが出ることもなく、アナウンスだけで淡々と次々ムービーが上映されていくというもの。館内にはジャンプ連載陣の生色紙を飾るコーナーがあって、そこはもちろん大混雑。
私はやっぱり骨の髄から漫画が好きなものだから、
「おお……小畑健の色紙は色紙でも美しい……」とか
「"めだかボックス"の人もすんごく線が綺麗だわー」とか
色々な方向にうっとりしながら、息子の後ろから舐めるように色紙を見て歩いてきた。連載しているようでほとんど連載になっていない「HUNTER×HUNTER」の冨樫義博の色紙もあって、なんだか少しホッとしてみたり。
で、上映アニメの方は、全部で1時間半というところ。私が楽しみにしていたONE PIECEは残念ながらものの数分(声もほとんどなし)で、1つのお話として成立して見られる長さだったものは「REBORN!」と「NARUTO(全編フルCGアニメなのだそう)」、「トリコ」の3つ。どうやら集まった女の子たちの目的は「REBORN!」だったようで、「REBOAN!」上映中は女の子たちの黄色い声が絶えなかった。雲雀も骸もヴァリアーも、こんなにすごい人気だったのかと思い知りつつ、お目当てのキャラクターが1シーン出るだけで「キャアァァァ」「イヤァァァ」と叫び声が挙がるその風景は、私が学生の時からあんまり変わってないなぁと……(当時は日向小次郎とかキグナス氷河なんてのがそんな対象でした、はい)。
ともあれ、なかなか楽しかった未公開アニメの上映を楽しんだ後は、すっかりお昼時。息子も私も空腹で、「何か食べてから帰ろう」と、そのまま日比谷公園を抜けてすぐのところにある帝国ホテルに行ってしまうことにした。
1階にある、パンケーキで有名なお店だった「ユリーカ」が改装して「Parkside DINER」となったのは、もう1年くらい前のこと。パンケーキは相変わらず健在のようだし、お洒落なダイナーに変わったとのことで、機会があれば行きたいなと思っていた。メニューを見て、結局パンケーキは頼まず、息子はパスタ、私はステーキピラフで。飲み物とスープのセットもつけてもらった。
私が注文したのは、「パークサイドダイナー’s BEST」という開催中のフェアの料理だった、「ダイナーステーキピラフ」。2008年ステーキフェア時の人気メニューだったとのこと。
ステーキの乗った御飯は、昨日の夜にまさにそんな感じのものを食べた記憶があるのだけれど、そしてステーキに熱烈に執着していたわけではなかったのだけれど、ステーキの下のピラフがマッシュルームと栗入りのものだったものだから、「なんだかこれがすごく食べたい!」と思ってしまったのだった。栗御飯が私はかなり好きで、「栗!栗が食べたい!しかもその上にステーキ!」とムラムラしてしまった次第……。
日替わりのスープ、今日はブイヨンベースの白いんげん豆のスープで、ほんのりトマト味。玉ねぎや人参などの野菜もたくさん入った具沢山のもので、でも雑味のない澄んだ味わいはさすが帝国ホテル、という感じ。
「カルボナーラがないなら」と息子が選んだミートソーススパゲティは、少量のソースで麺を和え、ミートソース本体はソースポットに入れられて別添でやってくるというものだった。ミートソースをそんな風に出されたことがなかったから息子は何やら大感激で、「味も、この見た目も、サイコー!さすが帝国ホテル!」と御満悦。一口もらって食べてみたソースは、挽き肉たっぷりの、そりゃもうリッチな味のものだった。甘さのほとんどない大人っぽい風味だったけれど、息子曰く「それがいい」なのだそう。私が息子くらいの年齢の頃は、こういう大人っぽい味のミートソースはあんまり好きではなかったなぁ……と思い返すと、息子の口の肥えぶりが恐ろしい。
私の前にやってきたステーキピラフは、バターの香りのピラフ(マッシュルームと栗入り)の上に、どどーんとけっこうなボリュームのステーキが乗り、上にはきのこのソテーと共にしっかりめの味つけのステーキソースがたっぷりと。栗は甘くて美味しいし、きのこもちょうど季節ものだし、とても幸せな一皿だった。ステーキの焼き加減も良い感じにミディアム。
「ささっと食べておうちに帰ろう」などと言っていたのに、期せずしてものすごく美味しいものを食べてしまったものだから、留守番してくれているだんなにもお土産で美味しいものを買って帰ろうねと、併設のショップでケーキと明日の朝食用のパンも購入。ダイナーのお会計もけっこうなものだったけれど、ショップでパンとケーキを買って4500円というのにびっくりだった。ショートケーキやモンブランやプリンが普通に1個840円もするんだもの……。
ファミリーセット \5,980
(特選牛ロース・牛ロース・豚ロース・とりつみれ)
(野菜盛り合わせ・サラダバー・御飯・中華麺)
おかわり特選牛ロース 2×\450
飲み放題 \1,180
「帝国ホテル」ガルガンチュアの
和栗のモンブラン
アイスカフェオレ
帰るとだんながモンハンやってて、それから息子や私も交代してもらい、結局6時近くまでモンハン三昧。
夕飯については全く思いを馳せていなかったものだから、「今から買い物行く?」「適当にお総菜っぽいの買ってこようか」と話しつつ、結局「しゃぶしゃぶ食べに行っちゃえ!」ということになった。目指したのは「どん亭」。
当初は食べ放題にしよう!という話をしていたのだけれど、でもそう大量に食べたいわけじゃなし、元が取れるほどガツガツ食べもしないだろうしということで、メニューを見比べて「ファミリーセット」にすることに。特選牛ロースと牛ロースと豚ロースが1皿ずつやってきて、キャンペーン中ということで、おかわり牛肉は半額になるとのこと。セットには野菜もたっぷりついてきたこともあって、2皿ばかり牛肉をお代わりすると、しっかりお腹一杯になった。家にはケーキもあるしねということで、デザートのソフトクリーム(注文すればソフトクリームマシン使って食べ放題)もいただかずに、食後はちらりと買い物をして速やかに帰宅した。
帰宅して一息ついた後に、帝国ホテルで買ってきた「和栗のモンブラン」を1人1つ。
「好きなケーキ選びなよ」と息子に告げて「じゃあこれ」と選んだのが和栗のモンブランで、それは確かにとても美味しそう、と3人分同じのを買ってきたのだった。
「アンジェリーナ」のモンブランが有名になってから、栗のクリームの下はメレンゲと生クリーム、という感じのモンブランばかりをやたらと見かけるようになった気がするけれど、ここのはスポンジが使われている。表面のクリームとはまた違う、もっと濃厚な栗のペーストがスポンジにサンドされ、その上にホイップクリーム、全体を覆うように栗のクリーム……という感じ。上には大粒の渋皮煮と、丸く絞ったホイップクリーム、細長いチョコが飾られていた。
疑いようもなく「栗がたっぷり」という印象のモンブラン、洋酒が効きすぎたりということもなく、とても自然で素直な味で、気取ってないのに上質で、「さすが」という風だった。その昔、「ロオジエ」のショートケーキを友人がお土産に買ってきてくれたことがあって(そしてそれを越えるショートケーキは未だ食べたことがないというくらい美味しかったりして)、その時に「本当に恐れ入りました」という気分になったのだけれど、この和栗のモンブランにもそんな感覚を覚えてしまった。色々美味しそうなケーキが(プリンとかも)たくさんあったのよね。また買いに行きたいなぁ。
チョコデニッシュ
ベーコンエピ
カフェオレ
梨(あかづき)
昨日で連休は終わりだけれど、息子の秋休みは今日までなので、私の平穏な平日は明日から、ということになる。
今日の朝御飯は、昨日、1つ1つの値段見てヒヤヒヤしながら買ってきた、帝国ホテルのパンあれこれをカフェオレと共に。昨日野菜と一緒に「ベジタ」セットで届いた「あかづき」という品種の梨も剥くことにした。
チョコレートデニッシュは、持ってみるとやけに軽く感じられたものの、チョコの分量も申し分なく、そしていかにも良いバターを使ったんだろうなという風味の良い生地だった。粒マスタードが程良い存在感のエピは、しっかりとしたバリバリとした食感。どちらも素晴らしく美味しかったけれど、でも頻繁に買える場所でも価格でもないものだから、ありがたーい気分でいただいた。
梨は、ちょっと酸味強めな、でも果汁多めのとても瑞々しいもの。初めて口にしたけれど、今出回っている「新高梨」の食感よりも好みな感じで、でもこの近辺ではあまり見かけない品種のように思う。なんでも、果肉がやわらかく濃密で糖度が高く、梨業界では最も注目度の高い最新品種、なのだそうだ。
今度見つけたらまた買ってきてみよう。
麦茶
学級閉鎖中の宿題もやり終えたという息子、今日は一日モンハン三昧。私は今日は1クエもできず、朝から晩までお仕事していた。
牛乳や卵も買ってこないとなぁ、と、昼前に
「買い物ついでにお昼御飯も調達してくるけど、リクエストは?」
と息子に聞くと「醤油ラーメン」とのこと。
インスタントのでもカップ麺でも、なんでもいいから醤油ラーメンがいいなぁ、とのことで、スーパーで袋入りのインスタント麺コーナーを最初に見に行ったけれど、あまり「これ」というものが見つからず、結局カップ麺コーナーでラ王を籠に入れた。学生時代の頃から、私はラ王が大好き。もっぱらとんこつ味か味噌味を買うことが多かったので、醤油味はかなり新鮮な感じがする。
息子と一緒にラ王の準備。
「最初にこの蓋を全部剥がしてね」
「次に麺を器に入れる、あとかやくも」
袋が3つ4つあるし、「湯を注いで3分待つ」というものではない(湯を注いで麺をほぐしたら湯を一度捨てて、再度湯を注いでスープを溶かす)から、
「なんか、料理してるみたいだ!」
これでもカップラーメンの仲間なのか!と息子は驚いた様子。
久しぶりのラ王を味わえて、私も満足だった。ちゃんとした昼食じゃなくてほんとすみません……。
福建肉骨茶
羽釜御飯
麦茶
この夏、息子と一緒に行ったイベントで、米国食肉輸出連合会というものの存在を知った。イベント会場であれこれ冊子をもらってきたのだけれど、有名料理人によるレシピもあれこれ載っていた広報誌はなかなか楽しくて、帰宅してからさっそく無料定期購読の申込みをした。
で、先日届いた冊子で、「これからいろんなお店にアメリカ産豚肉のリブを卸していきますよー」といったニュースが載っていて、それは嬉しいなと楽しみにしていたところ、駅前スーパーで1本ずつバラにされたバックリブを発見。案外お安く、お手頃価格なのも嬉しかった。
リブがブロックになっていたらバーベキューも選択肢になるのだけれど、バラでの販売となると「やっぱり肉骨茶(バクテー)よねぇ」「やっぱり肉骨茶だよなぁ」とだんなと意見が一致して、肉骨茶用にとリブを2パック購入。今度はカットされていないリブが売られるようになると良いなと思いつつ、今回は肉骨茶にした。
今回使った肉骨茶スパイスは、「福建」と書かれていたもの。紙製の袋にスパイスが詰まったものが2つで1セットになっていて、それで1.5リットルの湯、2株のにんにく、1kgのリブという分量で煮込めと英語と中国語とマレー語で説明書きがついている。前回はちょっと煮込みすぎてしまって、よそうだけでも骨から身がボロボロ外れるくらいになってしまったから、今回は自重して2時間くらい煮込んでみた。煮くずれるほどではなく、でも骨から肉がスルリと抜けるとても良い具合に煮上がりに。
昨日届いていた「ベジタS」の野菜セットは
白菜1/2玉・小松菜1束・京菜1束・さやいんげん1袋・きゅうり3本・さつまいも500・梨(あかづき)1個
といったものだったので、きゅうりを切り、いんげんをサッと茹で、京菜は湯に一瞬くぐらせるくらいに火を通して、あとはプチトマト、ブロッコリー、ラディッシュ、サラダ菜などとも合わせつつたっぷりめのサラダにした。
フルール・ド・セルふって、オリーブ油かけて、白ワインビネガーを少し垂らしただけの簡単な味付けにして、皿の隅にマヨネーズも少し。いっそバーニャカウダにすれば良かったかなとも思ったけれど、肉骨茶が激しくにんにく風味だから、そこでにんにく味のソースを添えてもなと。
八角やシナモン、クローブなどの香りが漂う、良い感じに煮えた肉をつまみつつスープも飲んで、最後は残ったスープに御飯を入れて"おじや"風にして食べる。先日中華街で買ってきた中国醤油も手元にあったので、最後の調味に塩と共に中国醤油もひと垂らししてみた。
今日も美味しいけれど、味が馴染んだ明日はもっと美味しいだろうなぁと思うと、とてもわくわく。
まだ数袋、海外旅行の時に買ってきた(そろそろ賞味期限も過ぎようとしている)肉骨茶の素が残っているけれど、それが無くなったらさてどうしましょうという感じ。手っ取り早く、シンガポールかマレーシアか、近場だったら台湾あたりに旅行に行けばまた買えるかな。それ以前に、この「肉骨茶の素材セット」も試してみたいなと思っている。ものっすごく滋養のある肉骨茶になりそうで、興味津々。
麦茶
明日は日帰り出張だよ、けっこう早く家を出るよ、朝御飯は東京駅でおにぎりとか買うからいいやー……と、昨夜も遅くに帰ってきて、バタバタしながらそんな事を言っているだんな。
「……今日、バクテー煮たんだけど……」
それでも東京駅で買うおにぎりを朝御飯にすると申すか、的な雰囲気で呟いたら、ものすごい勢いで
「それなら食べていく!その分早起きするから!!!」
肉骨茶なら食べていくから!とすごい勢いで返事が来たのだった。私も好きだけれど、君もたいがい肉骨茶が好きだよね。
というわけで、私は2食続けてになったけれど、全然気にせず朝飯肉骨茶。息子はコーンフレーク。
シンガポール、マレーシアあたりでの肉体労働者の皆さんの朝御飯(しかも港や鉱山で働く男たちのスタミナ朝食なのだとか)ということで、朝に食べるのは正しい有り様だ。私は肉体労働しないけどなー……今日も一日パソコンの前で引きこもり労働だけどなー……。
今回は素晴らしく良い感じの火の通り具合に仕上がって、ほろほろだけれど煮くずれないぎりぎりのスペアリブが鍋にたっぷり。濃いめに調味したスープにご飯をばしゃばしゃ入れながら今日も下品にいただいた。
またシンガポール行って、今度は肉骨茶専門店に行ってみたいわ。
なるべく安っちいお店で、出てくるレンゲがプラスチック製のオレンジ色のだったりするような、そんなお店の肉骨茶を食べてみたい。
白菜のミルク煮
羽釜御飯
麦茶
今日から息子は学校に。この連休前に1学期が終わるはずだった息子の学校は、あいにくの学級閉鎖で通信簿を貰わないまま秋休みに入ってしまっていたので、今日が2学期の始業式なのに通信簿を持って帰宅するという面白い事になってしまった。
久しぶりの静かな平日がやってきたので、ここぞとばかりに真面目にお仕事。このところwebサイト新規開設の仕事が相次いでいて、そうすると「メールフォームつけたい」「掲示板つけたい」「ブラウザから更新できる枠をつけたい」といった御要望をあれこれもらったりするから、このところjavaスクリプトだのcgiファイルだのとにらめっこする日々。今日も一日エディター立ち上げてガリゴリやっていた。必要な機能をつけつつ、みっちりデザインも凝るというのが好きなのだけれど、案の定ブラウザごとに表示が崩れまくったり。
「週に1日、できれば2日は魚料理にしよう」と密かに決めていて、今日の夕御飯は銀だらの香り煮にした。
鍋に味噌と香辣脆を少量いれた醤油味醂味の合わせ調味料を用意して、刻みにんにく、刻み生姜、刻み長ねぎをどかどか加え、銀だらの切り身を10分弱ばかり煮る。切り身の魚を煮魚にするのはあっという間に出来てしまうのが嬉しいところで、ご飯の蒸らし時間の間にささっと準備できた。わかめと白髪葱、京菜を適当に合わせたものを皿に敷き、煮魚の煮汁をかけつつ野菜も一緒に食べる。
汁もの代わりに用意したのは、白菜のミルク煮。
本当は上湯でゆがいた白菜をエバミルクで煮たりする料理なのだろうけれど、参考にしたレシピがものすごく潔く「牛乳」で煮ていたので、牛乳煮もちゃんと美味しくできそうだなと、作ってみた。顆粒鶏ガラスープを溶いた少量の湯で刻んだ白菜をひと混ぜする程度に火を通し、そこに牛乳をたっぷり注いで5分ちょっと煮ていく。息子が喜ぶだろうとコーンも少し加え、刻んだハムも加えた。塩胡椒で調味して水溶き片栗粉でとろみをつけたらできあがり。
ハムも似合っていたけれど、きっとウィンナーとか鶏手羽元、鶏つみれなんかと一緒にしてもすごく似合いそうな白菜のクリーム煮。味噌や醤油とも似合い、クリーム味とも似合ってしまったりする白菜は、これからの季節に欠かせない冬野菜だ。生のままサラダにしても美味しいそうで。
牛乳
昨日はだんな、山陰方面への日帰り出張(片道5時間……おつかれさま……)だったのだけれど、
「帰りに寄れそうだったら大阪寄るね。豚まん買ってくるね!」
などと言っていたのだった。無理はしないでいいよ、わざわざ途中下車しなくても……なんて言っていたら、
「おゆきさん!なんと広島のデパートに551来てる!催事で!」
との朗報が。
私も調べてみたら、「全国うまいもの大会」とやらで、大阪の551蓬莱が来ている他、東京からは叙々苑やら千疋屋、魚久、井泉なんかが出店しているらしい。551では甘酢団子も扱うらしく(東京の催事には持ってきてくれないのに〜)、おお、あれも美味しそうこれも美味しそうと、
「だったら、あの店のあれと、その店のそれも気になるのでちょっと見てきてください」
とお願いしてしまった。
で、買ってきてもらったものの一つが、大阪の「リンデンバウム」というお店のカレーパン。大阪で何店舗か展開しているパン屋さんらしい。私は知らないお店だったのだけれど、ネットで見たカレーパンの写真が美味しそうだった。なんでも、先日までオージービーフを使ったカレーパンだったのだけれど、今は宮崎牛を使っているのだそう。お店の人がそう言ってたよと1人1個のカレーパンを買ってきてくれた。
丸い形で、きつね色にこんがり揚がっているカレーパンは、スタンダードな大きさと外見。表面はサクサク、挽き肉カレーの具はたっぷりで、とても良い感じのカレーパンだった。野菜も入っているけれどそれ以上に「肉!」と主張のある肉の存在感が素敵。しかも1個200円しないくらいの価格だったそうで……それはとても良いねぇ。お供には牛乳。
小松菜のおひたし
白菜のミルク煮
「警固ヤキトン」の骨付ヤキトン
肉骨茶
羽釜御飯
だんなに買ってきてもらったお土産の2つめが、福岡の「警固ヤキトン」というお店の「骨付ヤキトン」。
これまたネットで見た広告で、「骨付ヤキトン」というのが美味しそうだったものだから「ちょっと見てきて、美味しそうだったら買ってきて〜」とリクエストしてしまったもの。お値段は、3本買って1000円だったとのことで、「旨そうだから買ってきた」と、だんな。3本のうち1本は今日のだんなのお弁当にしのばせてみたので残り2本は1本ずつ私と息子の夕飯のおかずにすることにした。
なんでも和風味のスペアリブなのだそう。スペアリブなら我が家のル・クルーゼの中にまだしこたま煮えているのがあるけれど、それはそれとしてまぁいいや、と、今日の夕飯は「肉骨茶の残り&骨付ヤキトン」という珍妙な組み合わせになってしまった。
昨夜の白菜のミルク煮も余っていて、でも肉骨茶もスープものだから汁ものだらけという風に。
「君はバクテーよりもミルクスープの方がたくさん食べたい感じ?」
と聞いたところ息子が激しく頷いていたので、息子には「スープとして白菜煮、バクテーは肉のみ、警固のヤキトンと一緒におかずとして」という感じで出して、私は「白菜煮は具だけをよそって煮物料理として、バクテーは汁ものとして」という感じで出した。息子、スペアリブ自体は嫌いではないらしいけれど、肉骨茶の漢方薬臭いスパイスが少しばかり苦手な様子。
あとは、さつまいもをきび砂糖で煮た甘煮をスペアリブに添え、小松菜のおひたしも。
朝晩まめに火を通し続けている肉骨茶は、やや煮くずれつつある。大量に入っているにんにくが煮くずれてしまうとスープが濁ってしまってよろしくないのだけれど、もうそれも時間の問題という感じ。でもその分、肉には中まで味が染みて、骨をしゃぶっても旨いと言いたくなるほどに。
で、警固のヤキトンも、こちらは「骨から肉がスルリと」というタイプではなくて骨まわりの肉に歯を立ててかぶりつくような風のものだったけれど、すごく美味しかった。甘じょっぱいタレ(焼き肉のタレ的な感じだけれど、とんこつスープみたいな濃厚さもあるみたいな、そんなタレ)の絡んだ「焼きスペアリブ」で、ほどよく歯ごたえのある肉がなんとも良い感じ。
お店で食べると一緒にサラダがついてきたりするらしい。あと、デパートの催事などでお弁当が売られることもあるらしい。軟骨入りのご飯(!!)や漬物を添えた、ヤキトンどっさり弁当で、これもものすごく幸せな感じだ。ファミリーパック!煮込みライス!と、ぐるなびのページ見て、悶えている今現在……。
豚まん
甘酢団子
麦茶
梨(新高梨)
今日は早起きして、だんなと息子のお弁当作り。今日は息子「全校遠足」なのだそうで、海の近くのでっかい公園にお出かけらしい。インフルエンザでぎりぎりまで中止が検討されていたようだけれど、無事に開催、しかも今日はとても良い天気。良かったねぇ。
で、
「お弁当はカツ丼がいいです!カツ丼にしてください!」
と数日前から熱烈リクエストを貰っていたので、リクエスト通りお弁当はカツ丼。
「あと!グラタンも食べたいです!」
と昨日遅くなってから言われて、「それはさすがにちょっと大変だ……献立の組み合わせとしてどうかと思うし」と難色を示したら
「じゃあマカロニサラダ!マカロニサラダで!」
と、それなら対応できそうな(献立的にも、まぁそれならアリでしょう、という感じの)妥協案が出てきたので、マカロニサラダも用意した。
あとは小松菜と豚肉のあえもの、さつまいもの甘煮、プチトマト、梨などを大きめサイズの2段弁当箱に詰めていく。
だんなの弁当箱は平たい形で、温めて食べるのを前提としているから、マカロニサラダや梨は入れられなかった。代わりに和え物たっぷりめ。
朝御飯も、こう、パワーが沸きそうなのが良いなぁということで、満を持した風に「551蓬莱」の豚まんを。
先日の出張で、ヤキトンやらカレーパンやらと一緒に、だんなはきっちり豚まんも買ってきてくれていた。しかも12個。冷凍庫と冷蔵庫に分けて保存し、これからの肌寒くなる季節に豚まんがまた楽しめると思うと、とてもとても嬉しい。
しかも甘酢団子や焼売も買ってきてくれている。どちらもそろそろ食べてしまわないといけないタイミングなので、甘酢団子を1人2個、今日の朝食に温めて出した。残り4個は半分こして私と息子の今晩のおかずかな。で、焼売は明日の夕御飯かな。
玉ねぎの甘さを感じる手頃なサイズの豚まんは、やっぱり皮も具も美味しくて「そうそうこれこれ、この味この味」と感動しながらかぶりついた。
関東の催事ではまず持ってきてくれない551蓬莱の甘酢団子は、10個でたったの250円。懐かしいような、馴染み深い味の甘酢がテロンと絡んだミートボールは、「近所のデパ地下で買えるならお弁当用に常備するわ!」と思ってしまう味。私たちにとってレア度の高い食べ物なので、ありがたーくいただいた。
デザートには大きく瑞々しい新高梨。
「551蓬莱」の甘酢団子
サラダ菜ときゅうり マカロニサラダ
羽釜御飯
麦茶
堂島ロール
アイスカフェオレ
薄切りの豚バラ肉を買ってあったので、「これと白菜を合わせて夕御飯にしよう」と思い立つ。豚バラ薄切り肉と白菜だったら、豚味噌鍋よねぇ……なんて思っていたら鍋料理が恋しくなってしまい、今年はまだ練り味噌の用意もないというのに土鍋を引っ張り出してしまった。
薄口醤油味の鍋でもいいなと思いつつ、そこまで本格的に「鍋料理」でなくとも良いかなと、白菜と豚肉の重ね蒸しにすることに。ガスコンロは出さずに、煮えたところで鍋ごと食卓に出して、適当に取り分けながらいただいた。
白菜はざくざく刻み、土鍋の底に芯を並べ、その上に肉を並べ、その上に白菜の葉を並べ、軽く塩してから茶こしで片栗粉を薄くふり、また白菜の芯を並べ……と、ミルフィーユのように肉が4層仕立てくらいにるように次々重ねていく。最後に酒と水を1:1にカップに入れ、おろし生姜を少し溶かしたものを上から回しかけ、蓋して中火で火にかけること10分くらい。適宜ポン酢をつけながら食べた。
あとは、残ったマカロニサラダにサラダ菜とキュウリを添えて出したり、朝にも食べた甘酢団子を温めて出したり。
何しろ、蒸し煮は小ぶりの土鍋いっぱいになるくらいに用意してしまったものだから(肉は150gくらいだけれど、白菜は1/3個分くらい使った)、食べても食べても白菜があるという状態。豚の旨味が染みた、ポン酢であっさり味の白菜に「いよいよ冬も間近だわ」という思いにさせられた。今度野菜の宅配で白菜がドカンと届いたら、扁炉にしようかしらん。
……で、夜のおやつに堂島ロールケーキ。今日は早めに(と言っても私たちが夕飯を終えてからの9時前)帰宅しただんなが肉骨茶の夕御飯を済ませた後に、ロールケーキを細めに切って一緒に食べた。
昼時に銀座に行ったら、銀座三越にモンシュシュのお店があるのを見つけたのだとか。しかもほとんど並んでなかったそうで、
「なら買うでしょう!買ってくるでしょうー!」
と、プリンとロールケーキを買ってきてくれたのだった。
クリームてんこ盛りのロールケーキは、その口当たりの軽さからして「絶対動物性クリーム100%じゃないよね、植物性のも混ざってるよね」という風なのに、なのにとても美味しい。卵色の生地もふわふわのクリームも相変わらずの美味しさだった。
ロールケーキと言えば、ローソンの「プレミアムロールケーキ」がすごい人気なのだそうで。もう「ロール」と言えるのかどうか、生地の重なりのない円筒形のロールケーキは堂島ロールよりも更に潔さを感じる形状。スプーンですくって食べるとのことで、数日前からめちゃめちゃ気になっている。
ご飯
麦茶
今日は朝一で、自治会の草むしりイベント。
家族でやるよ、君もちゃんと起きるんだよ、と息子に話しておいたところ、今朝目覚めると、とうに息子の姿がない。
居間のテーブルに「先に行っています。早く来てね!」というメモ書きと共に、ご丁寧にも私とだんなの軍手が用意されていた。その気遣いに感謝しながら眠い目こすりつつ外に出ると、建物の前で息子がカマとゴミ袋持ってぴょんぴょん跳ねている。……今日も元気だねぇ、君……私は、あと2時間は寝ていたかったかな……土曜日だし。
で、1時間ばかり真面目に草むしり。草の汁やら土やら汗やらで汚れまくった終了後は家族順番に朝風呂を済ませた。
朝からひと仕事した後の朝風呂の、なんと気持ちの良いこと。そしてひと仕事した後の肉骨茶の、なんと美味しいこと。
食べきるまでにずいぶん時間がかかってしまった肉骨茶、まめに火を通していたから傷みはしなかったけれど、肉やにんにくの方はすっかりボロボロのグズグズ。持ち上げるだけで骨がスルリと外れてしまいそうな煮え具合になっていたスペアリブをそっとよそって、これで鍋がやっとこさ空になった。
埃っぽいような漢方薬っぽいような、「あー、東南アジアの屋台街とか歩くとこういう匂いするよね」というような匂いが漂う肉骨茶、
「……また、バクテーミックス買えるような国に出張行けるといいなぁ」
「いや、それ以前に家族で旅行で行きたいでしょ」
などとだんなと話しながらもぐもぐもぐ。
とびきりハンバーグサンド チーズ
オニポテセット(オニポテ・白ぶどうスカッシュ)
日中は、だんなお出かけ。先週出席した結婚式二次会の打ち上げだそうで、ここ1ヶ月毎週のお出かけもこれで一段落……なのかな?会の企画等々は大成功で終わったようで、何より。
「今日は急ぎの仕事もないし〜のんびりします〜」
と、私はごろごろ。午前中はあっという間に過ぎてしまい、昼御飯は「とびきりハンバーグサンド」目当てにモスバーガーに行くことにした。
数日前にGIGAZINEの記事で見てこの新商品の存在を知ったのがきっかけ。それはいいな美味しそうだな食べたいな!と息子を誘ってお店まで行ってきた。宅配で届けてもらうこともできたけれど、せっかくだから出来立てのを食べたいなー、と。
国産の豚と牛の挽き肉を使ったハンバーグに北海道産のゴーダチーズを使ったのだというこのハンバーガー。いつものチーズバーガーのチーズとは違う、白っぽいチーズはフォンデュのソースのように熱でとろっとろに溶けてベシャメルソースのようになっていた。うん、このチーズは確かに幸せかも。……でもちょっと溶けすぎかも??もうちょっとだけ形が残るくらいの溶け具合の方が私は好みだったかなぁ。
ソースは醤油がベースとのこと。とろんとろんのチーズがかかっているのに全体はほのかに和風な味で、これもちょっと新鮮だった。普通にトマトとか挟んであっても(そしてモスバーガーのミートソースとかと合わせても)美味しいかな、とは思った。
オニオンリングもポテトも揚げたての良い感じのもので、やっぱりモスバーガーは美味しいなぁと思いながらもぐもぐ。
帰りは息子と一緒にちらりと食材の買い物などして帰宅した。うっかり5個300円だったミニサイズアイス(パピコやカプリコ、ジャイアントコーンなどが半分以下のミニサイズになってて可愛い)など買ってしまったりして。
午後は息子がずーっとモンハンやってるものだから、私はのんびりネットサーフィン。
今週はなんだかやけに忙しくて、落ち着いてネットサーフィンもできなかったものだから、ここぞとばかりに「デジタル一眼レフで水族館のクラゲを美しく撮影するにはどうするれば良いのか」なんてことをえんえんと調べていたりした。
結論としては、
・ シャッタースピードを早くするために高感度撮影にすることが前提
(なので、高感度撮影向きの機体であれば望ましい←無理!)
・ 少しでも明るいレンズを使うと良いらしい
(別のレンズを試してみる?←それならなんとか可能かも)
ということで、新しいレンズを買ってみることも視野に入れつつ、色々検索。
「明るいレンズ」とは、すなわち「開放F値が小さいレンズ」のことで、開放F値が小さいレンズは「それだけ沢山の光が入ってくる」=「シャッタースピードが速くなる」ということ。単焦点レンズ(ズーム機能がないレンズ)ならば値段もそれほどしないものが多く、その単焦点レンズには明るめのものが多いとか。
手持ちのカメラメーカーのものにこだわらずサードパーティー製を探せば色々あるかもー……と思って探していたら、通常使いの「F3.5」よりずっと明るいと思われる「F1.4」というのがみつかった。レンズを専門に扱うシグマ社のもので、評判も悪くないらしい。
というわけで、30mm F1.4 EX DCというのを通販で申込みしてみた。純正品の「おお!このレンズいいな!」と思ったのがあっさり10万円以上したので、それに比べるとお手頃価格。でもちょっと奮発してしまった。まだ10月だというのに、もうこれが自分へのクリスマスプレゼントでいいや、などと思ってしまったりして。
暗めの室内で猫たちを撮る時も「感度上げすぎるとノイズが出るし」と四苦八苦していたので、これでもうちょっと綺麗な写真が撮れるようになれば良いなぁと。明るいレンズを絞り開放で撮ると背景のボケっぷりが素晴らしいらしいので、そのあたりも楽しそうだなぁと。
まぁ、最後はPhotoshopで力技的に加工したりすることになる事が多いのだけれども……(ダメじゃん……)。
「金陵」の叉焼・滷味もつ盛り合せ
椎茸と京菜、鶏肉のスープ
ソース焼きそば
ビール(青島・台湾)
今日は横浜での集まりだったというだんな。「中華街寄っていくけど、何か買って帰ろうかー?」とのことで、焼味屋さんに寄ってきてもらった。
先月あれこれ買ってきて美味しくいただいた(焼きダック買ってダックの頭もらって絶品スープができちゃったアレ)その焼味屋さんは「金陵」というお店。今日の夕飯のメインは「551蓬莱」の焼売だし、適当に焼き豚あたりを買ってきてくれるかなと予想していたら、
「モツ盛り合わせ(大)とチャーシュー買ったよ〜」
と、嬉しい方向に予想外なものを選んできてくれた。そう、そのモツ盛り合わせ!前回行った時から「次はこれだ!」と思ってた〜!
というわけで、焼売は息子に多めにあげつつ、大人たちはビール飲み飲みモツをつつく。
盛り合わせの中身は、ハチノスと鶏レバー、豚耳と豚舌。どれも醤油ベースのしょっぱいたれで煮込まれている。ハチノスと耳はふっくら柔らかく、鶏レバーは表面がこんがり炙られている。歯ごたえのあるタンも、中までしっかり味が染みていた。つまり、どれもこれも期待以上に美味しかった。スライスしてオーブンで軽く温めた叉焼も、パサパサしていないしっとりとした口当たりのもので、これまた良い感じ。
青島ビールと台湾ビールを続けて飲みつつ、玉ねぎたっぷりの「551蓬莱」の焼売をつつき、焼味をつつき、そして何故か「ソース焼きそば」もつつき。
ソース焼きそばは、息子のリクエスト。
お昼にハンバーガーを食べながら、
「夕飯の食材買わないとね。……きょうは焼売食べる予定だから……」
「じゃあ焼売に似合う料理ってことだよね」
「うん、そう、そんな感じ」
と話していたところ、
「じゃあグラタン!」
と。
「……え?グラタン???」
「うん、グラタン!」
「グラタンは中華じゃありません……」
「えー……じゃあ、焼きそば!!」
「うん、焼きそばなら……中華っぽいかな……」
「ソース焼きそば!」
「……一気に屋台料理っぽくなってきたぞー……」
と、紆余曲折あって決まった献立、ソース焼きそば。
後の話によると、グラタンは息子渾身のボケだったそうだけれど、いやでもあの目は本気だったし、「じゃあグラタンにしようね」と私が応じてしまったらそれはそれですごく嬉しかったんじゃないかなと思う。でもねぇ、焼売とグラタンというのは、なんかちょっと嫌だ。
野菜の入った汁物が欲しいなということで京菜と椎茸、鶏肉入りのスープも用意した。味つけは塩ベースで少々の醤油、風味づけに胡麻油と黒胡椒。
焼売も焼味も、全体的に美味しいものだらけで幸せな夕御飯。何もかもがビールに似合ってちょっと危険だった。
カフェオレ
洋梨
今日はお出かけ。眠れないほど、ものすごーく楽しみにしていたというわけではなかったはずなのに(いや、色々とても楽しみにしてはいたのだけれども)、起床は6時過ぎ。平日のいつもの時間に起きてしまったわ……と、静かに家事などしていたらあっという間に7時を過ぎた。オーブン温めてコーヒーメーカーセットして、朝御飯はイングリッシュマフィンのサンド。チーズを乗せてトーストしたマフィンに半熟に焼いたベーコンエッグを挟んで食べる。
デザートに、洋梨。
先日「大地〜」の宅配で注文して買った洋梨3個、まだ少し固めなように思えたので室温で追熟させていたものを1つ冷やして食べてみた。素晴らしく甘く、柔らかでとろけるような食感。
和梨ほど洋梨が好きではないだんなも「これは旨いな!」と言い、ケーキなどの加工品の洋梨は好んで食べるけれど果実はあまり食べたことのなかった息子は「これが洋梨の味なのか!桃みたいだ〜」と、うっとり。うん、これは美味しい。残りの2個を食べるのもとても楽しみ。すっかり甘くなったことだし、次々食べなきゃ。
Corso-L \3,500
スープ
前菜5種盛り合せ
パスタ
メイン
デザート
カフェ
山ぶどうのピュレのスプマンテ割り
グラス白ワイン(La Biancara Sassaia)
午前中は、銀座のアップルストアにてジュニアワークショップに参加。今年の夏休み中に、息子が参加できそうなワークショップはないかなと色々調べていたときに、アップルストアで無料のイベントが色々開催されていると知り、これは面白そうだなと思っていた。
「ムービーワークショップ」は、ビデオカメラで撮影したデータをパソコンに取り込んで編集し、1枚のDVDに焼いて完成させるというもの。私たち家族はMac機を触ったことはほとんどなく、私の理解も「マウスのボタンが1個だけなんだよね?」くらいのもの。でもiTunesなどのソフトは使いやすいし、iPodも愛用しているし、デザイナーが使うパソコンと言えばMacという印象があることもあって、「いつかMacBook欲しいなぁ」と密かに思っていたところ。
ムービー撮影して云々というワークショップはいかにも息子が好きそうなもので、案内を見せたら案の定食い付いてきたものだから申込みしてみたのだった。
銀座のアップルストア、1階以外のフロアを覗いたのはこれが初めて。全体的に洗練されたビルの作りで、エレベーターなんかがいちいち格好いいことに驚きつつ、上階のセミナールームで子供1人に1つのMacBookを与えられて1時間半のワークショップを楽しんできた。ムービー編集ソフトなどなど、どれも直感的に扱いやすいものばかり。ムービーの編集をはじめて、ものの数十分で立派なタイトル画面や画面切り替えの効果の設定が出来たものだから、息子は本気でMacBookとビデオカメラを欲しがって終わるという結果になった。もうアップル社の思うつぼ状態だったけれど、私も横で見ていて「おお、こんなことができるのか」と色々学ぶことができて楽しかった。
お昼御飯は、地下鉄で表参道に移動して、南青山にある「Ristorante Delizia」に向かう。
ここは、9年間通いに通った「Cucina Tokionese Cozima」の跡地にできたイタリアンのお店。
Cozimaのシェフ、小嶋さんが千葉県富里市に移転して新しいお店を開くことになった(そのお店も昨日、無事にオープンしたと聞きました)ので、新しいシェフを迎えて店名を変え、リニューアルオープンという流れ。Deliziaのシェフは齊藤実さん、かつて西麻布に「Croce e Delizia」というお店を持っていらして、その店名を受け継ぐ形で「Delizia」という店名になったとのことだ。「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」に出てきたのだという「Croce e Delizia」という言葉の意味は「苦悩と歓喜」。苦悩が消えて歓喜だけになったというのが面白い。
この1ヶ月だんなも多忙で、オープンの報を聞いてからなかなか伺う機会が見つからず、今日たまたま銀座に出る用事が出来たのでこれ幸いと予約を入れた。
すっかり様変わりした1階に驚きつつ、地階は以前とさほど変わらない、懐かしい佇まい。フロアスタッフの方も馴染みの人が何人も残っていらしたので、変わらない部分あり、変わった部分あり、新鮮な気持ちで、でもリラックスしながら色々いただいてきた。
選んだのは、プリフィクスで前菜・パスタ・メインといただける「Corso-L」。
山ぶどうを甘くピュレにしたものをスプマンテで割った食前酒をいただきつつ、最初の一口スープは「千歳産 宝当芋」のスープ。「ほうとういも」と読むのだそうで、さつまいもの1品種なのだそう。栗のような柔らかい色合いのスープで、繊維っぽさのないひたすら滑らかなスープは、自然な甘さが口一杯に広がるものだった。
色鮮やかな5種類の前菜盛り合わせは、一口サイズの前菜が横長の角皿に美しく均等に並べられたもの。
カプレーゼ・タコとじゃがいも・帆立とビーツ・アサリとブロッコリー・イカと人参
といった組み合わせで、野菜がどれも緻密なまでに均等な角切りだったのが印象的。味付けは基本的にレモン風味のドレッシング和えだったので、素材の味がしっかり感じられた。
シェフは、良い意味で気の細やかな、そしてとても真面目な方。「シェフの性格って、やっぱり料理に如実に出るんだなぁ」と、すがすがしいまでに「折り目正しいイタリアン」という料理に新鮮な感動を覚えた。四角四面というわけでなく、人に緊張を強いるという風ではなく、なんというか「アイロンのかかったワイシャツって気持ちいいよね」という風の気持ちよさ。
AcquaPazzaの日良実シェフと同世代だそうで、もう数十年前になる「ティラミスブーム」に始まるイタリア料理ブームを支えて、本場のイタリア料理を発信し続けてきた方だ。得意料理はピエモンテ地方のもので、ジビエや内臓肉をふんだんに使い、また、山に囲まれた地方ということで乳製品の出番も多い。
イタリア料理は海に近い地方になると圧倒的に「魚介!そしてトマト!」といった感じに乳製品の出番が少なくなるそうなので(クリームをこってり絡めた手打ちパスタなんてものは、海沿いの地方ではまず食べないと聞いた)、乳製品好きな私はピエモンテ地方の料理はかなりツボだ。
「シェフ、山羊一頭買いとかしますよ」
とスタッフに聞いて、山羊肉食べたいとわくわくしている私だった。でも今日のメインディッシュは馬!馬を食べます!
3択のパスタ料理は、「帆立とごぼうのクリームソースのスパゲッティ」「長野県産キノコとタイムとトマトのスパゲッティ」「駿河湾産しらすと地中海産からすみのスパゲッティ(+\300)」の3種類。私はオイルベースのしらすとからすみのものを、だんなはクリームソースベースのものを、息子はアラカルトでカルボナーラ(しかも大盛)を作ってもらった。
色鮮やかなオレンジ色のからすみがほど良いバランスでふりかけられたスパゲッティには、淡泊な味のふくふくのしらすがたっぷりと。帆立とごぼうが美しく同じくらいのサイズにカットされたクリームソースのスパゲッティも、だんなとお皿を交換して少しばかり味合わせてもらった。こってりしすぎず、でもチーズの存在感がなかなか強い、絶妙のバランスのクリームソースでこちらもとっても美味しかった。
メインディッシュは、「沼津沖サワラのソテー 有機レモンと焦がしバターのソース」「山形産仔牛のグリル 粒マスタードソース」「山梨産馬ヒレ肉のタリアータにルッコラとパルミジャーノを添えて(+\800)」から1つを選択。
だんなが珍しいことにサワラのソテーを選んでいて、
「なんで!?なんで君は肉じゃないの!?」
と驚きの声を出してしまったのだけれど、だんな曰く
「だって君が絶対肉を選ぶから。それ貰えばいいやって思って」
と酷いことを言っている。私はつい、馬肉を選んでしまった。馬刺以外で馬肉を食べるのは初めてだ。
やってきたのは、ルッコラと削ったパルミジャーノ・レッジャーノを上に散らした、ロゼ色の馬肉が6切れ。奥の添え物は、なんと「馬スネ肉のワイン煮」だそうで、添え物というよりも「馬肉2種盛り合わせ」のようになっている。羊や山羊とも違う、独特の香りがある肉は、赤身のしっとりとした口当たり。もとより馬刺が大好物だから、薄切りにされた馬肉でなしに、「がぶりとかぶりつけるサイズの馬肉」が幸せだった。
デザートは、パンナコッタかマンゴーのジェラートか和栗のタルト。
私はパンナコッタがめちゃめちゃ好物で(ほら、乳製品が好きだから……)、一も二もなくパンナコッタを選択。ベリーのソースが薄く垂らされたパンナコッタは、分量もたっぷりで、良い感じに煮詰められた上質の生クリームは口の中でとろけていった。
食後にエスプレッソと、プチフールにココナッツクッキーとプレーンクッキー、チョコレートを挟んだランドグシャ。
今度はおまかせで、がっつりジビエとかモツ料理とかいただきたいねと話しながら、グラスワインで良い気分になって帰宅。
メジマグロのたたき
焼き鯖寿司
葱チャーシュー乗せ御飯
椎茸と京菜、鶏肉のスープ
ビール(ヱビス<ザ・ホップ>)
川通り餅
抹茶入り玄米茶
食材の買い物もして帰ったものの、すっかり満腹。夕飯は軽くで良いねと、駅ビル内の「京樽」に寄って手巻き寿司を少し買い、魚屋さんで「焼き鯖寿司」があったのでそれと、メジマグロのたたきも1パック。昨夜の残りの焼味屋さんのモツもあったので、それらを適当につまみながらビールを飲み飲み、軽めの夕御飯……のはず、だった。
それが、
「チャーシューもちょっと切ろうよ。んで、ミニサイズの葱チャーシュー丼やろうよ」
のだんなの一言で、冷凍御飯をチンしてチャーシュー薄切りにして乗せて、添付のたれかけて、たっぷりの刻み万能葱とちぎった香菜乗せて食べるという、屋台飯のようなものを作ってしまって、結局けっこう満腹に。
なんだか美味しいものだらけだった感のあるこの週末。
明日からまたちょびっとだけ粗食に戻る、予定。