食欲魔人日記 11年05月 第2週
5月9日 月曜日
混ぜると美味しい中華風サラダ(コーンフレークが欠かせないのね〜)
「アンデルセン」の
 ミルクフランス1/2本
 チーズパン1/2個
アイスカフェオレ

だんな早起き、息子も早起き、私が一番のんびり起きた月曜日。
 
昨日のうちにだんなと息子が2人で買ってきてくれたのは「アンデルセン」のミルクフランス。「パン買って帰ろう」ってなって、「アンデルセンがあるよ」ということになったら、確かにそれはミルクフランスになるよねぇ……と思いながら囓ったミルクフランスはだんなと2人で分け合う形で1/2本(息子は丸ごと1本)。あとは小さなチーズパンもだんなと半分こで1/2個。
 
甘いものはたいてい癒される味だけれど、ミルクフランスのそれは格別。
 
私が乳製品好きなだけかもしれないけれど、「ミルキー」とか「ミルクケーキ」(←パリパリした食感の板状のお菓子)に通じる幸せな味。ミルクフランスのこのミルククリーム、自分でも作れるようになりたいなぁとか思ったりする。自分の家でコッペパン焼いてミルククリーム詰めたらきっとステキだ。それ以前に「げ。こんなに練乳(か砂糖かバターかそれは知らないけど)使うのか」と愕然としてしまいそうだけども。

ほうれん草ともやしのナムル
「金陵」の叉焼と焼肉
ブリの中華風サラダ仕立て
蕪と鶏団子のスープ
羽釜御飯
ビール(Corona)

ここ数日(いや、もう2週間くらい)、ずーっと「カラオケ行きたいなー一人で思うさま歌ってきたいなー」と思いつつ、すっきりお出かけできる状況になかなかなれずにいるところ。お昼頃に届け物があったり、チケットの発売があるから家で待機してなくちゃとか、あと治りかけの風邪で咳が今ひとつすっきり収まってくれなかったりとか。
 
で、今日は家でだらだらしていた。夕飯の食材のお買い物にだけ行ってきた。
 
夕飯は、昨日も食べた叉焼や焼肉を引き続き食べたい状況だし、そういえばほうれん草やもやしのナムルの残りも冷蔵庫にあったのでした……と、それらを中心に。
 
今日届いた野菜セットは
ミニ大根1本・葉付人参1束・きゅうり3本・小松菜1把・ほうれん草1把・キャベツ1玉・トマト2個
と、驚くほどの充実した品揃え。
 
ほうれん草て!小松菜て!しかもキャベツ!と青ものがすごいし、加えてやや小さめサイズとはいえ大根まで入ってきた。きゅうりやトマトが続くようになってきて「夏ももうすぐ」という感じ。
 
山盛りの野菜は嬉しいけど、果たして食べきれるのでしょうかと思いつつ、届いたばかりの野菜使って「中華風サラダ作りたいな」と魚屋さんを覗きに行った。
 
大根人参きゅうりは細切りにして、レタスも千切りにして合わせる。貝割れ大根かスプラウトもあるととても良い感じ。本当はお刺身様の鯛があったら最高だったのだけれど、ちーっちゃいサクが400円、対して売り場中央のオススメものが並べられる冷蔵ケースに積まれたブリの刺身用サクは3倍くらいのサイズがあって480円。
 
「ブリでお刺身サラダするっていうのはどうなのかなぁ……」
鯛より生臭い感じになりそうだけどなぁ……と思いつつ、でもそのお安さと、美味しそうな見た目の魅力に負けてブリのサクを買ってきた。
 
野菜と、薄切りにした魚を皿に盛りつけて、甘味をつけていないコーンフレークを散らしたらタレを回しかけ、ざざっと全部を混ぜ合わせてから食べる。コーンフレークは、本当だったら雲呑の皮を揚げたのを使ったりするのだけれど、めんどくさいので代用で。コーンフレークでも案外美味しい……というか、とても美味しい。
 
タレは、今日はケンタロウさんのお刺身サラダのレシピにあった、おろし玉ねぎを使ったものを作ってみた。おろし玉ねぎとにんにく合わせ、胡麻油と醤油を加えるだけ。ちょっと酢と砂糖も加えた方が私の好みではあったかなと思ったけれど、玉ねぎのさっぱりした辛さはお刺身サラダに確かによく似合っていた。
 
具沢山の汁ものは、残っていた蕪を使って鶏団子と煮たもの。味付けはエスニックにナムプラーベースで。
 
メインのおかずが叉焼だったり焼肉だったりなので昨日と変わり映えしないかなとそこが不安だったのだけれど、お刺身サラダの存在感がけっこうなもので、結果的には「なんだか野菜でお腹一杯」な感じになった夕御飯。

5月10日 火曜日
お仕事話しながらゴチランチ。かーいせーんどーん!♪
濃厚ミルク食パン
アイスカフェオレ
ヨーグルト

昨夜、久しぶりにホームベーカリーの電源を入れてみた。
 
数年前に駅ビルがリニューアルオープンしたのに伴ってチェーンパン屋さんがいくつかオープンして、その頃からめっきり出番が減ってしまった可哀想な我が家のホームベーカリー。やっぱりパン屋さんで買うパンの方が美味しい感じだし、何よりものぐさな私は「ベーカリーの準備するのがめんどくさい……」などと思ってしまうのだった。
 
で、先日、アイシングクッキーを作ろうと思いたった時に「cuoca」サイトを久々に見て、色々な種類の「パンミックス」が売られている事を知った。使い切りサイズで、水とバターとイーストを加えれば、簡単に色々なフレーバーのパン焼きの準備ができる。
 
これは楽しそう、とまとめて何種類か買い込んで、今回試しに焼いてみた。今日使ってみたのは「濃厚ミルク食パンミックス」。
 
昨夜のうちにホームベーカリーにセットして、焼き上がりを8時間後くらいにセット。深夜台所でゴトゴト言い出すのでそれで眠りが浅くなる(時がある)のが難点だけれど、でも朝6時頃に家中に広がったパンの焼ける美味しそうな匂いで目が覚めるというのは幸せだ。
 
焼きたてのパンは格別で、でもふっかふかすぎて1斤くらいなら1人でも余裕で食べ切れてしまいそうなのが大変に危険。
 
スライスするのもままならず、とりあえずなんとか縦に半分にして、それを田の字に4等分にして食卓に出した。その「1/8斤」サイズの塊もふわんふわんであっという間になくなってしまったので、残りの1/2斤も田の字に切って食卓に。2切れ残ったから、結局、家族皆1/4斤ずつ食べたことに……なるのかな?
 
美味しいバターを塗りつつ囓った焼きたてパンは、さほど強くは「濃厚ミルク」の味や香りはなかったけれど、ほんのり甘さがあって良い感じだった。パン自体の美味しさを味わいたかったら、前夜のうちに焼いておいて、いちどきちんと冷ましてから食べる方が良いのかも。焼きたてだと「焼きたて」というその事だけでテンション上がってしまうからねぇ……。ちょっと夢中になっちゃうのよね。

池袋 「魚禅」にて
 海鮮丼

今日は仕事の打ち合わせ。池袋でお昼御馳走になりつつ、あれこれ打ち合わせしてきた。
 
以前から近くを通るたびに「このお店、気になるなぁ……」と密かに気になっていたお店。「魚禅」というその海鮮料理のお店のランチは丼もの中心で、店頭見本のその盛りの良さを思うとなかなかのお値打ち価格だなぁと思っていたのだった。
 
「今日はここにしましょうか」
と、「魚介は大丈夫ですか?」とお客さんに聞かれて
「魚介大好きです〜♪このお店、前から密かに気になってたんです!」
と答える私。
 
天ぷらや茶碗蒸し、「本日の一品」がセットになった御膳もあって、お客さんの奥様と2人
「この"一品"というのが気になりますよね」
などと話していたのだけれど、一品は煮つけということで、「じゃあ海鮮丼の方が嬉しいなぁ」と、全員揃って海鮮丼になった。
 
美味しいマグロの赤身に、白身やブリや甘海老やその他諸々、中央にどどんとウニとイクラも乗っている。ねぎとろや玉子焼きも乗っていて、「どこを掘っても幸せな海鮮丼」。
 
料理が来るまではテーブルに資料並べてガガガガガーッと打ち合わせしていたのだけれど、料理出てくるなり仕事の話がストップして、全員もっふもふと海鮮丼に取り組んでいるので何だか笑えてきてしまった。ウニがプリンと艶があって甘くて美味しいのがまた嬉しい。
 
添えられた赤だしのなめこの味噌汁はお代わり無料とのことで、全員でお代わりした後、食後はまたガガガガガーッと打ち合わせ。震災後、「あまり商売っ気を出しても顰蹙かしら」と、飲食店も小売店もサービス業もなんとなく周囲の顔色伺っている感じが続いてきていたけれど、どの業界でもちゃんと商売しなきゃお金を稼げないし、お金稼がないとそれを使うこともできないわけで、経済回すには皆でいつも通りに頑張っていかないとね!という結論で。
 
で、打ち合わせ後、池袋駅に向かって帰る途中に、ついふらふらとカラオケボックスに吸い込まれてしまって、1時間だけさらっと歌って帰るはずが、口が勝手に「2時間で」とか言っていて、結局2時間みっちり時間ぎりぎりまで一人で熱唱しまくっていたという……。

小松菜のじゃこおろしポン酢あえ
牛丼
蕪と鶏団子のスープ
麦茶

今日はだんなの帰りも遅いというし、デパ地下で適当なお総菜でも見繕って……というつもりでいたのだけれど、
「いやいや、でも冷蔵庫に薄切り牛肉とか余ってたし、野菜もたっくさんあるし」
と、「家にあるものを食べよう」と思い直して帰宅した。
 
部活と習い事でお疲れだろう息子の好物にしてやるかなと、牛肉は牛丼に。「汁だく」で食べても美味しい感じの、「すき焼き風」ではなく「吉野家風」寄りの牛丼が良いなぁと検索してみて、生姜が多めに入って煮汁の色が薄めの牛丼を用意してみた。玉ねぎたっぷり。
 
茹でた小松菜はちりめんじゃこと和え、さっぱりとポン酢味で。私の分だけ大根おろしを加えて和えたそれは、有元葉子さんの料理本に載っていた和え物レシピだ。
 
昨日の肉団子のスープも残っていたので、「牛丼とは似合わないけど出しちゃえ」と、肉団子少なめ蕪多めによそって食卓へ。
 
中学になってからの息子はほんっとーに忙しそうで、連日帰宅は6時半。
部活の事とかあれこれ話を聞きながらの夕御飯。大変そうだけど楽しそうだねぇ……いいなぁ青春。

5月11日 水曜日
「ユッケ食べたい」の欲望がこんな感じに
「サンジェルマン」のカルツォーネ(ボロネーゼ)
アイスカフェオレ

昨日、都心ではこれというパンを買えなかった(メゾンカイザーで買おうかなーと思ったんだけど、あそこのパンはけっこうお値段が張るのよね……)ので、地元に帰ってきてからお買い物。お馴染みの「サンジェルマン」を覗いたら、お気に入りのトマトとベーコンのカルツォーネがボロネーゼ版に切り替わっていた。
 
朝からミートソースは重いかしら、でもここのカルツォーネは皆大好きだからなぁ、と、試しに購入。起きるなりカルツォーネをオーブンに放り込み、焼けるのを待って息子とだんなを起こした。
 
そうたっぷりな量ではないけれど、ミートソースが詰まったカルツォーネはなかなかの食べ応え。フィリングとしてチーズは包まれておらず、生地の上に少量トッピングされていた。
 
「うーん……チーズ包まれてた、以前のバージョンの方が好みだったかなぁ……」
「俺もー」
「ぼくもー」
と、家族満場一致で「前のバージョンのが好みではあった」という結論になってしまいつつ、でも、パン風の生地のカルツォーネの香ばしさは幸せな感じ。
今日もがんばろう。

小松菜の白和え
春キャベツのちぎりサラダ
和風ローストビーフ 千切り野菜添え
蕪と鶏団子のスープ(カレー味!)
羽釜御飯
ビール(Corona)

ここ数日、報道も収まってきたけれど、連日テレビニュースでユッケユッケ言っているのを聞いていたら、猛烈にユッケが食べたくなってしまっていた。
 
でもこの状況下で「自宅ユッケ」をするほどの度胸もなく、
「ブロック肉を調理するなら中がレアでもいいわけでー……」
とお肉屋を見に行ったら、これ!という感じのオージービーフのももブロックがあった。お値段お手頃で良い感じ。
 
ローストビーフだローストビーフだ!と、これを買ってきて、中がレアっぽい状態になるように調理してみた。
 
スキレットで6面全体焼きつけて、焼き色がついたら煮立たせておいた酒と味醂と醤油の合わせ調味料に漬け込む。そのまま上下返しながら5分ばかり火を通して、あとは火を止めてそのまま冷ます。30分ほどおいてから切ってみたら、良い具合に中が半生状態のローストビーフが出来上がっていた。
肉で巻いて食べるのも良いかなと、千切り野菜(大根・人参・きゅうり・スプラウト)を用意して添えてみる。
 
あとはなるべく野菜をということで、ちぎりキャベツと白和えを。
 
キャベツはちぎって「キャベツのうまたれ」かけただけ、白和えは、水切りした絹ごし豆腐を茹でて刻んだ小松菜と合わせ、味付けは練り胡麻とすり胡麻、塩と砂糖と少しの醤油。
 
まだ余ってしまっていた肉団子スープは、ちょっと目先を変えたいなとカレー粉ふりかけてカレー味に変えてみた。
 
食感からして「ユッケ」とは程遠いものではあったけど、いい感じにレアに火の通った肉を噛みしめることができて、私としては大満足。
小皿に入れた煮汁に肉をくぐらせて野菜巻いて食べるのも良し、ちょっとマヨネーズ絞ったりするのも良し、何よりトリュフ塩かけてかぶりつくのも良し、という感じで、数百グラムのブロック肉はえらい勢いで減っていった。
 
サシのたっぷり入った和牛のブロックを焼くのもまた楽しいし美味しいけれど、赤身の肉も美味しさも侮れないなぁ、と、改めて。

5月12日 木曜日
個人的に小さなブーム、ぴらぴら大根の煮物
「サンジェルマン」のコーンパン
ハムエッグ
アイスカフェオレ

ちょっと久しぶりに買ってきた感のある「サンジェルマン」のコーンパンで朝御飯。
 
これ1個ではさすがにちょっと物足りない分量なので、ハムエッグも用意して添えてみた。ハム両面炒めて、その上に卵割り落として目玉焼き。卓上にケチャップとトリュフ塩出して適当に添えつついただいた。
 
卵とトリュフ塩の相性の良さは本当に神がかっていて、朝からうっとりした気分になりながら半熟の黄身をつつく。コーンパンじゃなく、食パンのトーストにこれ乗せて食べたら美味しいだろうなーと思ったりして。

ミックスリーフのサラダ
大根と豚肉のさっと煮
羽釜御飯
麦茶

今日もほぼ一日、うんざりするような雨模様だった。
 
ゴールデンウィーク中に無精して片づけなかったこたつをやっと昨日布団やマットを洗って乾かして片づけたというのに、それを後悔したくなるほどの肌寒さで、なんだか季節は梅雨のよう。
 
夕御飯は、少し温かいものが良いなと、豚と大根を炊くことにした。
 
ちょっと前から個人的にブームの「皮剥き器で薄く長く削るピラピラ大根」を使った煮物は、料亭「菊乃井」の村田吉弘さんレシピのもの。このピラピラ大根、水にさらしてからおかかとポン酢でサラダ風にしても美味しく食べられることを地元の焼き鳥屋さんのメニューから学んだのだけれど、さっと火を通したピラピラ大根の美味しさも格別。
 
だんな激ジョブ週間に突入にて今日は息子と2人の夕御飯、息子的にはこのピラピラ大根がベースの煮物は物足りないものなんだろうなぁと思いつつ、食卓に出した。汁気もあるし、その煮汁は飲んでも大丈夫なくらいの塩加減にしたので汁物省略、あとはサラダを添えただけのちょっと質素め夕御飯。

5月13日 金曜日
「ちょびっとあるイクラを美味しく食べましょう」が本日のテーマ
目玉焼き
チーズトースト
アイスカフェオレ

今、我が家の冷蔵庫が危機的状況にある。
 
やたらと、冷蔵庫のモーター音が大きく聞こえるようになったなと(……というか、常に"動いている"音だな、と)気付いたのが数日前。その日のうちに、冷蔵庫の氷温室に入れたものがベーコンから薄切り肉までガギンガギンに凍りついて、「あら、なんか我が家の冷凍庫の容量が広がってしまったわ」なんて悠長に言っていた。
 
同様の症状への対策をググッてみれば、「冷蔵庫冷凍庫の中身を全部取り出して、コンセント抜いて1日くらい放置すればOK」といった対策が出てきたり、あるいは冷蔵庫の電源を切らなくても、冷凍庫の中の「霜取り」をしっかりすれば解決するかも……といった対策も目にした。
 
……が、「購入後10年以上経つような年代ものの冷蔵庫なら買い換える方が良いかも」という記述を見て「そうだよなぁ」とため息をつく。我が家の冷蔵庫はまさに10年選手だ。数年前から、自動製氷機能つきの冷蔵庫が羨ましくてたまらない。急速冷凍とか湿気管理とか、そんな機能は夢のまた夢という感じだ。
 
で、今朝になって気付いたことに、いよいよ氷温室エリア外の冷蔵エリアにも低温下の魔の手は襲ってきていて、奥の方に置いておいたピクルスの瓶がカキンコキンにビネガー液ごと凍り付いていた。あまつさえ、野菜庫の人参あたりもヤバイことになっている。
 
これはまずい、本格的にヤバイ、冷蔵庫が巨大冷凍庫に変貌するまであと少し、明後日の朝にはドアポケットの牛乳が凍っていてもおかしくないかも……!という事態になって、「もうダメじゃん?買い換えじゃん?」と、だんなと話がまとまった。
 
そんな話をしながらの今日の朝御飯。
 
いよいよ残り少なくなっていたエメンタールチーズをトマトカット用のギザギザした歯のナイフでこそぐように削って、チーズトースト。目玉焼きも用意して、「目玉焼き乗せチーズトースト、トリュフ塩でトリュフの香りつき」という幸せなものを用意した。チーズがぴよーんとなる幸せを噛みしめつつ、「でもチーズまで凍っちゃったらこの幸せな冷蔵庫のチーズストックも悲劇の塊になっちゃうかも!」と思うと気が気ではない私。

春キャベツと絹さやの冷しゃぶサラダ
ほうれん草とスモークサーモンのスパゲッティーニ
麦茶

冷蔵庫の中に、(冷凍化の危機にある)イクラの少量パックがあって、「今日は夜はこれを食べよう」と思った。
 
イクラ丼では芸がないし、イクラ丼にできるほどの分量じゃない。酢飯用意して海鮮丼みたいなのでも良いけど……と考えて、「いや、パスタだな」と。手持ちのほうれん草使って、あとスモークサーモン買ってきて、クリームベースのスパゲティにした。
 
バターでほうれん草炒めて、生クリームと牛乳加えてトロッとするまで煮詰め、パスタが茹で上がったところでパスタとスモークサーモンをクリームソースと和える。皿に盛りつけてからてっぺんにイクラをトッピング。
 
生クリームソースのパスタは、鶏や根菜、きのこなどなど似合うものがたくさんあるけれど、鮭やたらこ、海老や蟹や貝類も素晴らしく良く似合う。スモークサーモンと生クリームも大好きな組み合わせのひとつ。
 
昨夜使った豚肉の残りがあるので、サラダを添えようかなと以前見た雑誌に載っていた(確か『REAL SIMPLE』だったかな)「春キャベツと絹さやの冷しゃぶサラダ」も用意した。
 
茹でたキャベツときぬさや、豚肉を冷ましてから自家製ドレッシングで和える。レモン汁や醤油を使ったそのドレッシングは「自家製お手軽ポン酢」みたいなもので甘さは控えめのさっぱり味。イクラが乗ってちょっとばかり和風な感じのパスタに似合うサラダになった。
 
サラダもたんまりあるし、パスタもけっこう具沢山なものだから麺は200g弱くらいで……と茹でたら、ぺろりと食べた息子に
「スパゲティのおかわりは?ある?」
と聞かれてしまった。スパゲティはなぁ、おかわりの余裕が出るほどには茹でてないんだなぁ……。やっぱり息子の分は150g見当くらいで茹でないと足りないのかなー。

5月14日 土曜日
打ち上げ焼肉!ホルモン最高〜♪
「ランチパック」
 ツナカレー
 焼肉
 苺ジャム&マーガリン
 ……を、適当に少しずつ
アイスカフェオレ
ヨーグルト

今日は私、6時起き。
 
直前に台風が接近してきていたりと天候が心配だったのだけれど、めでたく今日は見事な晴れ模様で、息子の中学校の体育祭が開催されることになった。
 
中学ともなると、「校庭で、家族一緒にお弁当」という風ではなくなってしまい、教室で同級生とお弁当というスタイルになるらしい。そっかー確かにそんな感じだったかも私の時も……と思い出しつつ、起きるなり羽釜を火にかけてご飯を炊いた。
 
ごはんですよ入りと焼き鮭入りのおにぎり作って、がっしがっしと握っていたら、なんだかやたらと大きなおにぎりに……2合炊いて残りがご飯茶碗軽く1杯くらいになってしまったから、ちょっとこれは巨大過ぎてしまったかしら。
 
朝御飯は、すぐ用意できて簡単に食べられるものが良いなと、ランチパックを買ってきてある。実のところ「すごーく美味しい」と思っているわけではないのだけれど(あ、でもピーナッツは不動の美味しさだと思う)、呆れるほど色々な種類が出ていて、「あ、また変なのが出ている」と、スーパーに行くたびになんとなく気になって売り場を覗いてしまうパン。
 
今回は、映画「Pirates of the Caribbean」のコラボ商品なのであるらしい「ツナカレー」があって、他にもあれこれ不思議な品があったのだけれど、あまりハズレっぽくないのがいいなと、「焼肉(辛口マヨネーズ風味)」と「苺ジャム&マーガリン」をあわせて籠に入れてきた。
 
3種類あるから、好きなの2つ食べてくださいねーと息子に伝えたら、焼肉と苺ジャム〜を1切れずつ手に取ったので(1袋に2切れずつ入っているのだなー)、じゃあ私はと、ツナカレーを1切れ。少し後に起きてきただんなに残りのツナカレーを1切れ渡し、そうして残った焼肉と苺ジャム〜1切れずつは等分して2人で分けた。3種類のランチパックを口にできたので、私としてはなんとなく満足感のある朝御飯。
 
ツナカレーも焼肉も、なんとなくジャンクフードっぽい安っぽ〜い味わいで、それがいかにもランチパックなのよねぇと思いながらもぐもぐ。

味噌かつ丼
アイス中国茶

小学校の時とは違って、中学ともなると保護者の参観もゆる〜い感じのものになる。必死で場所取りをするような保護者もおらず、レジャーシート持参の方たちも校舎際やグラウンドの隅の日陰に場所を取り、多くは「出番のところだけささっと見に行けばいいや」という感じ。学校側もそんな感じで「どうぞ自転車で見に来てください」という風に、自転車置き場をたくさん用意してくれていた。
 
で、午前中の1競技だけ見に行って、帰りの足でスーパーでお買い物。お昼御飯、適当に買って帰って簡単に済ませちゃおうと、スーパー内のとんかつ屋さんに売られていた「今日のおすすめ品」の味噌かつ丼のお弁当買って帰ってきた。
 
適当な量のご飯に千切りキャベツ、その上に味噌だれを絡めたカツが乗り、あとはプチトマトとパセリ、昆布巻きが数切れ添えられている簡単なもの。500円と、そこそこお手頃価格だった。
 
ソースかつ丼も好きだけれど、味噌かつ丼も、こってりと甘い味噌の味がカツに似合っていて私は大好き。久しぶりに矢場とんが恋しくなった。
 
午後もまた、息子の出番に合わせてちらっと中学校へ。
 
中学生ともなると、「運動会なんてかったるいものやってられっかよー」的にグダグダな気分になったりするかと思いきや、3年生たちも案外真面目に競技に取り組んでいたし熱心に応援していたりしたのが新鮮な驚きだった。「運動系部活対抗リレー」みたいなのもあったりして、かなりのハンデ(スタート位置がかなり後方)を負った陸上部が、男子も女子も1位をしっかり取っていたのはたいそう面白かった。
 
人数の多い中学校なので、あまり個人戦は多くなく、「大人数で1500m走」とか、数人ずつグループになっての競争とか、長なわとびのような団体競技が中心な様子。こりゃ息子は疲れてドロンドロンになって帰ってくるぞー、と、ものの1〜2時間の参観でさえ首筋などが日焼けでチリチリする感覚を抱えながら帰宅した。

稲毛 「虎の子」にて
 晩酌セット 2×\1127
     ビール(生中)
     国産カルビ
     しゃきしゃきもやし
 上タン塩 2×\1050
 切り落としカルビ \262
 上カルビ \934
 トロホルモン \619
 マルチョウ \619
 粗挽きウィンナー \514
 にんにく焼き \409
 韓国海苔 2×\262
 サンチュ \409
 冷麺(ハーフ) \525
 玉子スープ \409
 ライス \262
 ビール(生中) 4×\314
 ラムネ 2×\210
はー、良く食べましたー

数日前、息子が「焼肉屋さん行きたいなぁ」と呟いていたので、じゃあ体育祭が終わったら行こうかと話していた。体中ほこりっぽく汚れた息子が帰ってきたのが5時前で、お風呂に入れてからゆるゆると駅近くの焼肉屋さんへ。
 
バスに乗っていけば飲み放題食べ放題のお店もあったりするのだけれど、そこは肉の質が今ひとつ。それよりは、ちゃんと美味しい肉を食べにいきましょう厚切り牛タンとか!と、地元駅前の「虎の子」に行ってきた。
 
生ビールが1杯299円(税込で314円)という嬉しい価格のお店、「やっぱりビールでしょー」「ビール飲むでしょー」と、よほどビールが美味しいお店とか(あとビアガーデンの飲み放題とか?)でないと中ジョッキ3杯以上は飲まない私も、今日はビール3杯。だんなももちろん3杯。息子も「僕もおかわりしていい?」と、ラムネを2杯飲んでいた。
 
結果的には、食べたいものをお代わりしながらいっぱい食べて満足して、お会計は1万円をちょっと越えたくらい。食べ放題のお店に行くよりもむしろ安上がりな感じになった。文句なしの厚切りの「上タン塩」も2枚もらったし、適度に脂も乗った食べやすい「国産カルビ」をセットメニューでもらった後は、最後に「上カルビ」も。
 
「焼肉屋に行きたい」と言った当の息子はというと、「お肉は……まぁ、普通にあればいいんだー」と、薄切りのお手頃価格カルビを自分でせっせと焼きながら、サンチュにご飯と肉を巻いてもっしゃもっしゃと食べている。韓国海苔もご飯に巻いて、息子的には「サンチュ・肉・ご飯・ラムネ・海苔・ご飯……」という感じ。私たち大人ときたら「ビール・肉・ビール・ビール・肉」といった感じ。
 
焼くと脂のしたたるホルモンも炭火で焼いて炎をゴーゴー出してしまって「なんというか、文字通りの"焼肉"だねぇ」なんて話しつつ、いい感じに酔っぱらいになってしまった。
 
酔っぱらいの今日のたわごとは
「アンパンマンってさぁ、危機管理なってないよねぇ〜。濡れたら弱るの自覚してるなら、何か自衛すればいいのに」
「ビニール被るとか?カッパ被るとか?」
「防水加工するとか……って、そしたら"僕の顔をお食べ"ができないか……」
アンパンマンの行く末について真面目に考えてしまう危ない酔っぱらい。
 
焼肉はつい先週あたりに家でもやった気がするけれど、やっぱり焼肉屋のそれとは幸せのベクトルがちょっと違うんだよねぇ……お店だと、片づけを気にしなくていいから思いっきり飲めるし、ホルモンも色々あるしねぇ、と幸せを噛みしめつつ帰宅。帰りにコンビニでアイス買ってきたけど食べるの忘れて爆睡しちゃったんで、それ(PARMのザ・ストロベリー)は明日のおやつになる予定。

5月15日 日曜日
そろそろ冷やし中華が美味しい季節の到来ですねー
チーズフランス
ベーコンフランス
アイスカフェオレ

今日の予定は、「お昼に冷やし中華、夜にちらし寿司、午前か午後にちらっと津田沼にお買い物」というもの。
 
朝御飯を簡単に済ませて午前中の開店と同時くらいに早々に用事を済ませに行くのが良いかもねと、昨日スーパーマーケット併設のパン屋で安売りをしていたパンを買ってきた。
 
クロワッサン風の生地でぐるりとチーズとベーコンを巻いたパンは、1つが長さ20cm以上はあるかなりなボリュームで、なのにお値段80円弱。フカフカとした風な外見で、「あまり食べ応えはないかもだけど」と、2種類それぞれ1つずつ買ってきてみた。オーブンで軽く温めてから、3等分して食卓へ。
 
軽い食感のパン生地はまさしくクロワッサンな感じで、具のチーズやベーコンも端までしっかり入っていた。あ、これは期待以上に美味しかったね良いお買い物でした〜と、もぐもぐ。

胡麻だれ冷やし中華
麦茶

で、午前中、だんなと2人津田沼にお買い物に行ってきた。お目当ては「無印良品」と、いくつかある大型スーパー。
 
だんなが先日購入していた、ポータブル炊飯器(というか、炊飯できるお弁当容器?)「HOTデシュラン」、
「これがあると、カレーも食べられるね♪」
と話したら、
「いやいや、カレーはさ、容器に色がつくじゃん……」
とだんな。炊飯と同時に、「おかず入れ」にも熱が入っておかずもアツアツでいただけるのだけど、そのおかず容器がカレー色に染まるのは避けたいのであるそうな。
 
だったらレトルトカレーを袋ごとそのおかず入れに詰めればいいんじゃない?と、手持ちの無印のレトルトカレーや肉味噌のパックを詰めてみれば、これが案外良さげな感じ。
「バターチキンカレーとか美味しいよ、こないだ試してみたけどマンゴーカレーとかも良い感じだよ」
と、買い出しに行ってみたのだった。
 
あとは、夏に備えての大容量麦茶ポット。
 
これまで使っていた3リットル容量のポットがボロボロになってしまって買い換えたは良いのだけれど、容量2リットルで微妙に不満。あっという間に空になってしまうので、
「あれば3リットルのポットを2つ!常に並行して用意して"少なくとも冷蔵庫に3リットルの麦茶がある"状態をこの夏は維持したいと思います!」
と宣言して、大型スーパーを見て回った。3リットルサイズのものはあいにく無かったけれど、2.8リットルのポットがめでたく見つかったので、これで解決〜。
 
我が家の夏の冷蔵庫は、麦茶と水だしアイスコーヒー、水だしアイスティー(紅茶だったり中国茶だったり)のポットが並んでたいそう水ものが多くなる。代わりにジュースはあんまり買わない(牛乳は常に2リットルはストックしているけども)。
 
お目当てのものがおおむね購入できたので、急ぎ帰宅してお昼御飯に。
 
永楽製麺所」の冷やし中華用の麺を茹でて、具はきゅうりと錦糸卵、ハムと叉焼。麺と一緒にだんなが横浜で買ってきてくれた叉焼は、本当だったらもっと早く食べてしまわなければいけないものだったのだけれど、ここしばらくの冷蔵庫トラブルの恩恵(?)で氷温室ですっかり凍っていた状態。解凍してみたら問題ない状態だったので、期せずして冷やし中華のトッピングに利用できることになったのだった。
 
冷やし中華のたれは、醤油ベースと胡麻ベースだったら胡麻の方が好みな私。だんなが買ってきてくれたたれは私の好みの胡麻ベースで、ストレートタイプのそのたれを茹でて水で締めた麺に回しかけていただいた。
 
永楽の麺はほんっとに美味しくて、冷やし中華も格別の美味しさ。
 
家でモツ鍋したら永楽のちゃんぽん麺でシメられるけど、でもモツ鍋自体は外のお店で食べた方がモツの質が良かったりするじゃない?もういっそ、持ち込み料取っていいから、永楽の麺持っていって「この麺を茹でてもってきてくれい!」ってやりたいよねぇ……と、そんな戯言繰り出しながら最後の一口まで美味しく食べた。
 
そこそこ日持ちのする揚げ麺もだんなは買ってきてくれたから、これを食べるのも楽しみ。

チーズ(テテ・ド・モア)
茹でもやしのうまたれかけ
卵豆腐
どて煮(レトルト)
穴子入り"季節の"ちらし寿司
大根と油揚げの味噌汁
ビール(Corona)

冷凍庫の中に、刻み煮穴子が入っている。
 
「ちらし寿司がね、食べたかったの……2ヶ月前かな、そうそうひな祭りの頃」
「ほぅ」
「でー、この煮穴子買ったのもちょうどその頃なわけだー」
「ほぅ」
 
あれ?なんでじゃあその頃にちらし寿司しなかったのかしら?と過去日記を読み返してみたら、だんなが激ジョブ続きでなかなか平日は帰宅できないでいたのだった。ひな祭りの週の週末は結局別のものを食べてしまい、近々……と思っていたところでの震災。計画停電が続いていたりして、なかなか「飯台出してちらし寿司」という手間をかける気分にはなれなくて、で、今に至る、というところらしい。
 
ともあれ、その煮穴子使ってちらし寿司を作りましょう、と、マグロのサクとかでんぶとか買ってきた。彩りにさやいんげん。
「そう!これも入れよう!」
と、昨日だんながスーパーで声高らかに手にしたのは「かにかま」。
 
「ほら、カニカマ使うと"季節のちらし寿司"になるよ!」
とか言っている。そうだねぇ季節のちらし寿司だねぇと、結局カニカマも買ってきた。
 
酢飯作って、炒り胡麻混ぜたら飯台に広げて揉み海苔を散らす。
 
穴子とマグロとカニカマと玉子焼きと、茹でて刻んだいんげんを次々散らし、最後にでんぶを小さじ1/2量ぐらいずつ点々とおいたらできあがり。
 
お米3合分で作ったので、たいそう食べ応えのあるちらし寿司ができた。
 
あとは簡単に、買ってきた卵豆腐を盛りつけて、もやしは茹でて「キャベツのうまたれ」がけで。冷蔵庫に入っていた、レトルトパックの「どて煮」も温めて、「凍っちゃったかなぁ……」と、おっかなびっくりチーズ「テテ・ド・モア」も出した。
 
目下、冷蔵庫から野菜庫まで冷凍庫並の低温になりつつある我が家の冷蔵庫、中ほどに入れておいたテテ・ド・モアは案の定凍っていた……のだけれど、水分少なめなチーズであったことが幸いしてか、思った以上には風味も食感も落ちておらず、問題なく食べられた。
 
で、夕方から数時間、氷温室に入れておいたビールも凍るような冷たさ。ビールがここまでキンキンに冷えるのは有り難いけど、でもこれは突っ込んだもの全部凍り付く危険な冷たさだよねぇと苦笑いしながら、「エクストラコールド」状態のCoronaをぐびぐび。
 
ちょっと楽しくもあったけれど、さすがに「このままじゃいかん」な冷蔵庫、昨日新しい冷蔵庫の購入手続きを「ヨドバシカメラ」のネット通販で行ったら、嬉しいことに明日やってくることになった。夕食後は、「冷蔵庫出し入れできるように片づけなきゃ」と、あちこち整理。