食欲魔人日記 10年1月 第5週
1月25日 月曜日
ささっとカレーのお昼御飯
ミルク&チーズリング
カフェオレ

昨日、スーパーで買ってきた朝御飯、私が"パッケージ買い"したのは、フジパンの「ミルク&チーズリング」というパン。
「タカナシ低温殺菌牛乳入りのミルククリームを包み、チーズケーキ生地をのせました」
というものだそうで、袋にタカナシの牛乳パックのイラストが載っていたのが、なんとなく衝撃的だったのだった。
 
メロンパンの表面のクッキー生地のようなものがまぶされた甘いパンで、食べてみると「うん、まぁ、……こんなものかな」という感じ。やっぱりパンは美味しいパン屋さんで買うほうが幸せだわん。

六本木「Soup Stock Tokyo」にて
 カレーセット
     生姜(ガリ)と豚あご肉の煮込みカレー
     とうもろこしとさつま芋のスープ
     アイスカフェラテ

今日は午後から仕事の打ち合わせ。どうせ都内に行くならと、午前中に映画1本見てから向かうことにした。
 
都内で午前中の頃合いの時間帯に上映している映画館を探して六本木ヒルズまで行って見たのは「AVATAR」。ちゃんと3Dバージョンの、字幕版の席をネットで予約してからヒルズを目指した。
 
もう公開から1ヶ月以上も経ったところなのに、朝イチの回なのに、劇場はそこそこの混雑。思ったよりも重量感のある3D用のメガネかけて見る3D映画は、ディズニーランドなどでもお馴染みのものではあったけれど、それよりずっと自然でたまらなく美しかった。あらすじは予告から想像できたそのままの感じで、衝撃のどんでん返し的なものも特にないように思われたけれど、あの異世界と異星人のリアルさには驚くばかり。「空飛ぶクラゲ」的な愛らしいものがたくさん出てきて、それが登場するたびに「うひょー」とわくわくしている私だった。あのヒラヒラフヨフヨしたもの、我が家の居間にも飛ばしたい。
 
で、映画を見終えてから打ち合わせに向かう電車までの時間は20分ほど。このタイミングで何かお昼を食べなきゃと、地下鉄駅に向かいながらささっと寄り道したのが「Soup Stock Tokyo」。スープとパンのセットにするつもりが、「今日のカレー:生姜と豚あご肉の煮込みカレー」の文字を見てしまって、うっかりカレーとスープのセットというヘビィなものにしてしまった。生姜が大好きなので、つい。
 
カレーは選択肢なく1種類、スープはその日のメニューの中から好みのものを選べるようになっていて、「オマール海老のビスク」とか「ミネストローネ」とかに心惹かれつつ、トマト味系はカレーと重なるかしらとコーンスープに。カレーはじわっと辛いものだったので、甘さのあるスープでちょうど良かったかも。
 
生姜、というか、お寿司に添えるガリがたっぷり入った甘辛いカレーは、豚肉の存在感はあまりなくて、代わりに大ぶりの蓮根がごろごろとたくさん。こりゃ、御飯やスープでお腹一杯になるよりも蓮根でお腹一杯になるという感じだわ、と思いながら平らげた。

「はなの舞」にて
 シーザーサラダ
 調理長おすすめ7点盛り
 串焼き盛り合わせ
 ソーセージ盛り合わせ
 ベルギーポテト
 鮭茶漬け
 ビール、焼酎ロック
などなど〜

そして午後からお仕事の打ち合わせ。
 
今、出版関係のところとお仕事していて、打ち合わせ場でぽろりと「私、漫画大好きなので、ここに伺うたびドキドキですよ〜」などと口走ってしまったところ、「じゃあ現場見てみます?見てみたいでしょ?」と予想だにしなかった「社会科見学」が始まってしまった。うぉ生原稿!うぉ写植入れ!うぉDPT!
 
色々裏話も聞いて、自分のための備忘録にここに書いておきたいところだけれど、社名がバレバレになってしまうのでただひとつ、「漫画雑誌の最終ページ近くの"次号予告"、あそこまできっちり見ないとダメだ!あれはすごい労力かけて毎週誰かが作っているんだ!」という感じで……。
 
今日の夕御飯は、そのままお打ち合わせ先の方々と飲み会に。
 
これまでの人生、全く関わることがなかった"文学"の話は興味深くて、日記こそ毎日だらだらとつけてはいるものの言葉の推敲とか表現の美しさについて頓着してこなかった自分を省みたりしつつ、ビール飲んだり焼酎飲んだりしながら、お刺身や串焼き、サラダにポテト、と遠慮なくモフモフいただいてきた。「はなの舞」、我が家の近所にもあって、でも入ったことはないお店だったのだけれど、お刺身あり焼き鳥ありでメニューも豊富で良い感じ。最後には全員揃って鮭茶漬けを啜ってシメになった。
 
今日はだんなが早く帰れるということで、息子の夕飯はだんなにお願いしていたので、のんびり帰宅。
 
家の廊下には今日届いた野菜の箱が置いてあって、中は
 三浦大根1/2本 ・ キャベツ1個 ・ ニラ1束 ・ ブロッコリー1個 ・ さつまいも(紅まさり)3本 ・ 里芋3個 ・ 長ねぎ3本
という感じだった。お芋が多いわ、と思いつつ、この季節の大根とキャベツは味が充実しているので嬉しいわぁ。大根はさっそく明日煮て食べよう。

1月26日 火曜日
夕食のメインはふろふき大根ということで良いのかな
バタートースト
炒めウィンナ&目玉焼き
ヨーグルト(とろけるヤスダヨーグルト)
カフェオレ

そろそろ「御飯と味噌汁と焼いた干物の朝御飯」といったものにしたいなと思いつつ、まずは買い置きの食パンを食べてしまわなければと、今朝のところはトーストで。
 
炒めウィンナと目玉焼き添えて、
「ラピュタトーストだ」
「うん、ラピュタだ」
などと言いつつ、トーストに目玉焼き乗せてかぶりついた。「御飯に目玉焼き」も美味しいし「トーストに目玉焼き」も美味しいし、目玉焼きは素晴らしい。そもそも"卵"という食材自体が素晴らしい。
 
目玉焼きといえば、「クロックマダム」の作り方をネットで見て、いつか作ってみようと思った。
 
グリュイエールチーズをおろして牛乳、ナツメグ、塩胡椒と合わせておいて、
トーストした食パンの片面にマヨネーズを塗ってマヨ面を上に置く
→チーズソース塗る
→ハム乗せる
→チーズソース塗る
→ハム乗せる
→マヨ塗った食パンを、マヨ面下にしてかぶせる
→チーズソース塗る
→オーブンでチーズ溶けるまでこんがり焼く
→最後に目玉焼き乗せる
と、いうもの。
 
目玉焼き抜きにすれば"マダム"じゃなくて"ムッシュ"になる。
チーズソースを作るのが若干手間だけれど、前の晩にソースだけ用意しておけば翌朝簡単に作れそうだ。

「魚久」の鰆の酒粕白味噌漬け
鶏じゃがさつま
ふろふき大根
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
ビール(エビス ザ・ホップ)

昨日、またも立派な三浦大根が届いたので、さっそく今日、ふろふき大根にすることにした。
 
米の研ぎ汁用意して(普段無洗米しか使っていないから、わざわざnot無洗米をデパ地下のお米屋さんで買ってきた……)、大根を1時間ばかりかけて下煮してから、淡めに調味しただし汁で30分ほど煮る。味噌は手抜きして、市販の柚子味噌と田楽味噌を試しに買ってきてみた。田楽味噌はいかにもな味で美味しかったけれど、柚子味噌は好みよりもかなり甘めで、これは自分で練った方が明らかに美味しかったかも。次回はちゃんと自分で練ります……。
 
あとは、「魚久」の鰆の酒粕白味噌漬けを焼いて、鶏ひき肉とお芋の甘辛煮、味噌汁は普通に豆腐と油揚げ。
 
「鶏じゃがさつま」は、名前通りにじゃがいもとさつまいもを使うこってり味の煮物、鶏ひき肉のお団子が入る。誰のレシピは控えていなかったけれど、ネーミングといい作り方といい、小林カツ代さんのレシピじゃないかなと思っている。鶏ひき肉はおろし生姜と片栗粉を入れてこねてお団子にして、鍋に醤油、酒、味醂、砂糖を入れて沸騰させたところで煮絡める。全体に火が通って崩れない感じになったらお芋を入れて全体を軽く混ぜ、ひたひたに水を注いで蓋して強めの中火で10分ほど。芋に火が通ったらできあがり。
 
「こういう場合、おかずのメインは魚の粕漬けとかになるんだろうけど……」
でも、なんかふろふき大根がメインって感じだよね、「ふろふき大根定食、2品の小皿つき」って感じ?その小皿が魚と肉でえらい豪勢だな、って感じ?……などと話しながらつついたのだけれど、とにかく大根がバボーンと巨大だったので、たいそうな存在感だった。
 
柔らかくホロホロに煮えた大根、美味しく綺麗に炊けたので満足。
さぁ、次は1玉届いたキャベツを食べるわよー。……水炊き?(……ロールキャベツもいいなぁ……)

1月27日 水曜日
焼肉、熱中しすぎて写真を1枚も撮らなかったので、栽培中の多肉植物の寄せ植えなど
磯辺焼き
あべかわ餅
抹茶入り玄米茶

1月も終わりに近づき、そろそろ買い置きの餅もなくなろうとしているところ。
 
「君はお餅じゃない方が良いんでしょ?コーンフレークでいい?」
「うん、コーンフレークがいい〜」
と息子と会話しつつ、私とだんなはお餅の朝御飯。
 
磯辺焼きとあべかわ餅、醤油味の餅と、きな粉味の餅を並べて、「どっちもそれぞれ良い……」と思いながら交互に囓る。
 
残ったきな粉をどうしようかなとレシピデータベースを検索したら「マカロニのあべかわ」という給食からのレシピと「フジッリの黒みつかけ きなこまぶし」という、これまたなんだかすごいレシピが見つかった。
 
そうそう、「マカロニのあべかわ」、茹でたマカロニを甘くしたきな粉で和えたもので、私が通った小学校では冬になると月1くらいで登場していたっけ。デザートという位置づけではなく、主食扱い(揚げパンの代わり、みたいな?)だった気がする。今思うと不思議な食べ物だけど、あの頃は大好きだったなと懐かしく思い出した。

「杵屋」にて
 季節の天丼定食

今日はだんな、お仕事お休み。
 
「お昼どうする?私、図書館行くつもりだから何か買ってくるとかするけど」
「一緒に出かけて行って、びっくりドンキー……?」
「夕飯ロールキャベツのつもりでいたから、挽き肉続きになるよ?」
 
お昼に挽き肉料理食べちゃったらアレよ、夕飯は焼肉とか食べないと!って気持ちになるよ、などと自分でもわけのわからない事を主張していたら、「焼肉いいなぁ」という事になった。夜に焼肉なら、昼は軽めで良いんじゃない?と、今日の食事の中心は「家で焼肉!」ということに。ロールキャベツは……まぁ、明日でいいや。
 
で、図書館行きましょ、ついでに焼肉用の肉とか買ってきましょ、と、だんなとお出かけ。「お昼は軽くうどんでも」と、チェーン店の「杵屋」に入ることにした。ミニサイズの丼と麺がセットになった定食が魅惑的だったので、「親子丼いいなぁ」「カツ丼もいいなぁ」「でも天丼が捨てがたい」と、2人してその"定食"を。
 
私が頼んだのは、「季節の天丼定食」。海老と牡蠣と蓮根と大葉の天ぷらが乗ったミニ天丼と、温かいのと冷たいのから選べるうどんは温かいので。
 
とろろ昆布と鰹節がトッピングされたうどんがけっこうなボリュームで、「しまった、うどんが巨大だった」とだんなに少し手伝って貰いながら丼はきっちりいただいた。あの甘じょっぱい丼の味がちょうど恋しかったところだったので、嬉しかった昼御飯。

おうち焼肉
 牛タン・カルビ・厚切りカルビ・ハラミ
 かぼちゃ・なす・玉ねぎ・長ねぎ
 にんにくオイル焼き
 白菜キムチ
 サンチュ
 韓国海苔
 御飯・焼きそば
 ビール(Corona)

良いめの国産カルビと、安売りのオージービーフ、厚切り一口ステーキ状のカルビに、タンにハラミにとあれこれ買い込んで、夕飯は家焼肉。習い事を終えて帰ってきた息子が「今日は焼肉!?」と歓声を挙げていた。
 
このところ外食の焼肉もご無沙汰気味だったし、キムチも食べたいかも、と、スーパーのキムチコーナーで選んできた小瓶サイズの「牛角キムチ」も用意して、サンチュに韓国海苔にと、ひととおり。肉はそうお高いものではなかったけれど、年末に買った熟成肉の脂を最初にホットプレートに塗ってみたりして。「にんにくオイル焼き」もぬかりなく用意した。
 
そして今日、地味なる特選素材が「焼肉のたれ」。
「冷蔵庫の中のタレは残り少ないし、しかも古いから何か買った方がいいかも」
「……これは?」
「トップバリューはなんかショボくない?」
「牛角もなぁ……なんかいっつもこれって感じになっちゃってるし」
などと「叙々苑はどうだ!?」などとあれこれ選んでいて、肉売り場の冷蔵ケース内で見つけたのがモランボンの「ジャン」
 
「ああ、ジャンは旨いよね」
「おおー、旨いんだー」
でも値段もいいな!としばらく悩んでから、試しに一番小さい袋入りのを買ってみた。多分、私は使うの初めて。
 
これが、ばっちり好みな味で、良い感じに「焼肉屋」の味だった。ここに「ジャンを使ったレシピ」がたんまり載っていて、どれも美味しそう。
 
野菜もしっかり食べて、シメには富士宮で買ってきた"肉かす"を入れたソース焼きそば。
家中が焼肉の匂いで充満しようとも、片づけが大変だろうとも、家焼肉は美味しいし楽しい。

1月28日 木曜日
ロールキャベツ〜♪
ミルクフランス
カフェオレ
ヨーグルト(朝食りんごヨーグルト)

昨日の夕方、焼肉の準備も盛り上がってきたところで買い忘れ(にんにくオイル焼き用のマーガリン……)が発覚し、だんなが急遽自転車を飛ばして買いに行ってくれた。その時に
「夕方の割引セールでミルクフランス安かったよー」
と、スーパー併設のパン屋さんで朝食用のミルクフランスも入手。
 
ミルクフランス、なんだかすごく久しぶりだねとコーヒー淹れてヨーグルトも並べて、やや固めのフランスパン生地のミルクフランスにかぶりついた。練乳っぽい甘いクリームが相変わらず良い感じ。
よし、これで一日がんばれそう。

チーズとリッツ
タラモサラダ
豚肉とかぼちゃの和風だれ
ロールキャベツ
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

今日はなんだかとても忙しくて、「仕事できましたー」と2ヶ所に報告メールを送ると、4ヶ所からメールが届くというような状況。天気も悪いし、神様が「まぁ今日は一日仕事しなよ」と言ってるんだろうなと思って、一日中がんばった。
 
パソコンの前に座っているのもいいかげん疲れてきた午後4時になって、おもむろに準備し始めたのが今日の夕飯のロールキャベツ。
月曜に美味しそうなキャベツがまるっと1個届いたので、ロールキャベツにしようと思っていたのだ。
 
葉を剥ぎながら丸ごと茹でていき、豚ひき肉に玉ねぎ、パン粉、ナツメグパウダーを混ぜたタネをきっちり巻いていく。キャベツの手前(芯側)にタネ置いて、左右のキャベツを巻き込むようにしながらプレゼント包装のように巻いて楊枝で留めていたのだけれど、こう巻けば楊枝は要らず、煮込み途中で巻きが崩れることもないらしい。全て巻き終わって煮込みはじめてから、検索してそれを知ったので、次回はこの方法で巻いてみようと思う。
 
あとは、残っていたタラコで息子好物のタラモサラダを作り、焼肉の残りのスライスかぼちゃで1品。
先日作った「和風ポットロースト」の豚肉の残りが少々、タレに浸かったままで氷温室に奥に入れっぱなしだった。
「……うん、傷んでない、多分……だいじょぶ」
と、温めてスライスして、蒸したかぼちゃと共に盛りつけて、そのタレをかけて食べることに。
 
「まぁ多分大丈夫そうだから出してみました」
とテーブルに出したら、だんなに「もっと断定的な言い回しで出してください」とダメ出しされた。いや、だから大丈夫だって。多分。私の「まだそれは喰えるぞセンサー」は問題ないと緑信号を出している。(そう、私は賞味期限とか、あまり気にしない人……)
 
よーく煮込んだロールキャベツは、葉もすっかり柔らかくなって、案の定、煮くずれそうになっているものもいくつか。
「こう、丹念に作ったロールキャベツに〜、下品なほどケチャップかけて食べるのが好きなわけです」
と、今日も容赦なくケチャップをにょろにょろと絞っていただいた。最初からトマト味のスープにするのではなくて、ケチャップというのが好きなのだ。「ケチャップonコンソメ味ロールキャベツ」が好きなものだから、今日も「アカシア」風の白いロールキャベツにはできなかった。
 
今回も、「大地〜」から届いたキャベツはものすごく甘くて、強すぎるその甘さに「むしろロールキャベツには不似合いだったかしら」と思わなくもないほど。水炊きに使ったら、なおのこと甘く感じそう。ちょっと酸味のあるトマト味の煮物、"トマト鍋"あたりに使うと似合いそうな甘いキャベツだなと思いながら、大ぶりのロールキャベツを2個食べた。明日の朝もまた食べるんだ〜♪

1月29日 金曜日
生クリームとクッタクタのブロッコリーは似合うと思うのです
2日目のロールキャベツ
バタートースト
カフェオレ

中くらいのキャベツを1個丸ごと使ってロールキャベツを作ると、12〜15個くらいできる。私は割と大ぶりに作ってしまい、今回できたのは13個。
「だからまだまだ半分以上残っています〜♪」
と、今朝も温めて出した。
 
今朝も変わらず、ケチャップにょろにょろロールキャベツ。私の中のロールキャベツの味はやっぱり"これ"なんだなぁ。アカシアの白いロールキャベツもすごく美味しいと思うけど、あれは"アカシアのロールキャベツ"なんだなぁ。

くたくたブロッコリーと鶏肉のクリームソーススパゲティ
2日目のロールキャベツ
ビール(モルツ)

今日は折りをみて図書館に行ったりしつつ、真面目にお仕事。帰りにスーパーで鶏肉を買ってきた。ブロッコリーがあるし、生クリームも買い置きのがあるし、今日はこれを使ってクリームソースのスパゲティ。ロールキャベツも1人1個(そしてあと1個)分あるので、スープ代わりに汁気多めに盛りつけて出すことにした。
 
クリームのスパゲティは、毎回自己流で作ってしまう。ブロッコリーは鶏肉と一緒に炒めて軽く火を通すだけのこともあるけれど、パスタと一緒に茹でて少し柔らかめで食べる方が私は好き。今日はクッタクタに柔らかく煮くずれて「緑色のソース」のようになったブロッコリーが食べたい気分だったので、パスタと同じ時間茹でてしまうことにした。
 
今回の手順は
バターで玉ねぎと鶏肉を炒める、焦げ目がつかないように弱めの火でじっくりめに
→パスタを茹で始めるのと同時に小房に切ったブロッコリーをパスタ鍋に入れて一緒に茹でる
→玉ねぎと鶏肉の鍋に生クリームを1パック注ぐ
→煮詰めてしまうと3人分では若干物足りない分量なので、コクを出すためにピザ用チーズを軽くひとつかみ投入
→茹で上がったパスタをブロッコリーごとソースと和えてできあがり
→黒胡椒ガリゴリかけながらいただきます
という感じで。
 
チーズをそこそこ入れたはずなのに、それほどにはチーズチーズした味にならなくて、むしろちょうど良かったかも。
コンソメ味のロールキャベツとクリームソースのスパゲティの組み合わせも悪くなくて、たっぷり平らげてしまった。

1月30日 土曜日
息子のリクエストでクリームシチュー、コンビーフ入り。
ロールキャベツ(ラスト)
卵サラダ乗せトースト
アップルティー

朝5時過ぎにトイレに起きると、息子が自分の部屋の明かりをつけてごそごそと漫画など読んでいる。
「……なんでまた、こんな時間に」
目覚まし時計なるの7時半だよ、まだ2時間以上あるよ?と話しかけたら
「んー、なんか、目が覚めちゃった」
と。ああ、息子、「遠足の日の子供」状態になっている。わくわくが止まらないらしい。
 
今日は一日、日帰りでだんなと息子は2人でスキー。私はお留守番。いろいろやりたいこともあるし一人の土曜日というのも悪くない、と、電車の中でおにぎり食べるんだ〜と楽しそうな息子とだんなを見送った。さて、私の御飯はどうしよう。
 
ロールキャベツの残りが1個。昨夜一つだけ小鍋に残ったロールキャベツを見て、だんなが
「これは俺が食べていいのかな?」
と言っていたのを、「ダメー!これは私の明日のお昼御飯〜!」と死守したもの。これとパンでいいかなと、ゆで卵が恋しかったので卵茹でてマヨネーズで和えて、バタートーストに乗せてオープンサンドに。それとロールキャベツ。
 
2人を見送ってからあれこれした後での食事だったので、朝昼兼用のような形になった。

チーズとリッツ
スティックきゅうりとマヨネーズ
スモッち
コンビーフ入りチキンクリームシチュー
羽釜御飯
ビール(モルツ)

だんなたちの帰りは午後8時過ぎになるらしい。
「電車乗る前におつまみとビールとか買って食べながら帰ってくるんでしょ?遅めの夕飯だし、適当に煮物でも作っておくよ」
豚汁か、でなきゃシチューとかでも良いよねぇ……なんて言っていたら、息子が素早く
「シチュー!クリームシチューがいい!」
と。
 
昨日もクリームソースのパスタやったところだし、似た傾向の味になっちゃうけどなぁと思いつつ、スキーして疲れて帰ってきてシチューは嬉しいかもなと作っておくことにした。なんの変哲もない、市販のルウ使って鶏肉とじゃがいもと人参、玉ねぎを入れたもの。ただ、なんとなく思いたってコンビーフも1/2缶分ばかり加えてみた。コンビーフ入りのクリームシチューは美味しい。ただ、テフロン加工ではない鍋だと素晴らしく焦げつきやすい。
 
幸い手元には、以前購入した調理器具の福袋に入っていた、テフロンの両手鍋(カレー20人分は一度に作れるそこそこの大容量)がある。これならコンビーフ入りシチューも大丈夫〜♪と、ルウを溶かす直前にほぐしながらコンビーフを入れてみた。
 
今日は天気もよく、ゲレンデは混雑していたようだけれど最高のスキー日和だったらしい。
元気に2人が帰ってきて、
「東京駅の酒屋でこれ売ってた〜」
と、スモッちを買ってきてくれた。さっそく夕飯に1個いただきつつ、そんな酒の肴があるならばとリッツやチーズも出してみたり。あとは、「新幹線の中で何か口にしてくるだろうし軽めでいいかな」と、スティックキュウリくらいしか用意しなかった。
 
んで、
「お鍋にシチューあるから、君の分ととーちゃんの分をよそってくれる?」
と息子に手伝いを頼んだら、盛るわ盛るわ、外見的には「山盛りのクリームシチュー」という感じ。そのシチューボウルに口切りいっぱいシチュー入れたら、さぞ大変な量だろうなぁと思いつつ、呆れて見る私の前で息子は旨い旨いとシチューを大変な勢いで平らげていた。確か「8皿分できますよ」というルウだったはずなのに、鍋に残っているのは残りせいぜい2人分というところ、なんだか計算が合わない気がするけれど、更に食べ盛りになったらこんなもんじゃ済まないのだろうなぁ。
 
夕方5時頃に本持ち込んでのんびりお風呂入ってみたり、私も充実した一日でした。

1月31日 日曜日
よーしお母さんツナとか玉子とか乗せちゃうぞー(今日は手巻き寿司!)
チキンクリームシチュー(昨夜の残り)
ミルクパン
カフェオレ

昨夜、「残りはせいぜい2人分」と言っていたシチューの残りは、そんなもんじゃなかった。よくよく見たら、1人分もあるかどうかという分量で、さらってみるとスープカップに3等分して1人分が「なんか物足りない分量だわ」というくらい。
昨夜、作った時はたっぷりあったはずのシチューはどこへ消えてしまったんだろうとびっくりしながら、その心許ない分量のシチューと、軽く焼いたミルクパンで朝御飯。
 
なんのへんてつもないシチューだけど、確かにこれは美味しいよなぁ、たっぷり食べたくもなるよなぁと思いつつ、「また寒い季節のうちにもう1回くらいは作ろう」と思ったのだった。

「びっくりドンキー」にて
 フォンデュ風チーズバーグディッシュ 150g
 ビール(レギュラー)

このところ、読みたいと思っていた本をネット経由で図書館に予約を入れては、「本の用意ができましたよ」とのメールで受け取りに行っている私。ネット経由で予約を入れられる(もちろん「どの図書館にあるか」などの蔵書の検索もできる)のがなにしろ便利で、料理の本だの園芸(多肉植物……)の本だの、クルーズの旅行記だの海外のホテルガイドなど、あとはちらっと小説なども、予約しては受け取りに行ってせっせと読んでいる。
 
息子も「え?予約できるの?パソコンで?」と知ってからあれこれ入れていて、「今日は僕の本が用意できたって連絡あったから取りに行くね」と朝からなんだかわくわくしているのだった。じゃあ私も行くよ私もメールもらってたしと、家族皆で出かけることにした。
「じゃあ、図書館行くついでに、お昼御飯!びっくりドンキー!」
と、目指したのは地元の「びっくりドンキー」。いかにもファミレス的な味のハンバーグチェーンだけれど、そのいかにもな味が、けっこう好き。チーズバーグとか、すごく好き。
 
でも、今日頼んでみたのは、2種類のチーズを使っているのだという「フォンデュ風チーズバーグ」。ベシャメルソースのような、トロッとしたチーズソースのかかるハンバーグで、これもまた良い感じだった。
 
だんなはよく「米の飯と麺がない国には住めない〜」と言っているけれど、それを言うなら私は「乳製品がない国には住めない〜」という気持ち。
米の飯は3日食べなくても我慢できるけれど、牛乳は3日飲まないでいるとどうにも我慢できなくなる。生クリームとチーズとバターを封印されたら、多分4日目頃には「今日は朝からフランス料理!デニッシュの朝御飯とカフェオレにはじまって、夕食はコテコテコースの後にチーズを山盛りお願いしますっ!」という事になってしまいそう。
 
「そうだよねー、チーズがないと生きていけないよねー」
と、そこは私に似たらしい息子が、彼もチーズバーグを食べていた。「チーズバーグの上に、更に追加でチーズトッピング」と、わけのわからないことをやっている。
 
"バーグディッシュ"はハンバーグ(150gか300gを選べる。300gは、そりゃもうすごいサイズ)と千切り大根をベースにしたサラダ、御飯が一緒に盛られている。サラダに添えられた、ほんのり茶色みがかったマヨネーズが、なんだか美味しいんだなぁ。

手巻き寿司〜
 (鮪・鰤・金目鯛・サーモン・イカ・タコ・甘海老・帆立・イクラ)
 (玉子焼き・ツナマヨ・桜でんぶ・刻みきゅうり・刻み葱)
豆腐と油揚げの味噌汁
ビール(Corona)

「お昼に、また挽き肉ものを食べちゃったわけです」
「じゃあ夕飯はお魚だ」
「うん、お刺身とかー……あ、手巻き寿司食べたいかも」
「ああ、手巻き寿司は良い、良いね」
と話がまとまって、図書館の後にお買い物。
 
幸い今日は「広告の品!」とかいう少量多品種のお刺身セットが手頃な値段で、少しマグロを買い足して、あとはイクラとかでんぶとか。「家手巻き寿司」らしく、ツナサラダも用意した。カニサラダも作れば良かった!と後になって思ったのだけれど、残念ながらカニカマが買ってこなかったんだなぁ。
 
お寿司の時だけに棚から取り出す飯台を久しぶりに用意して、千鳥酢と砂糖と塩で合わせ酢用意して、混ぜる人、うちわで仰ぐ人、と分担しながら酢飯作り。粉や液体の、最初から調味されている寿司酢もたくさん売られているけれど、酢を計量して火にかけて砂糖と塩を溶かして〜……という工程がある方が、なんとなく「今日は寿司だ、寿司だぞ」という気分が盛り上がる、気がする。
 
今日は最初に思わず「ツナと玉子とキュウリ」などといういかにもな組み合わせを選んでしまいつつ、「鮪とイカと葱」とか「サーモンといくら、きゅうり、ねぎ」とか、好き勝手にあれこれ巻いて食べてみる。巻いてばっかりではすぐお腹も一杯になってしまうので、ビールがあるうちに帆立や甘海老はそのままつまんでみたりもして、買ってきた魚は鮪と玉子が少し残った他はおおむね綺麗になくなった。
 
昨日今日あたり、我ながら「野菜を食べていないぞ」と思っているのだけれど、冷蔵庫の中の残り野菜は実際すごく中途半端な状況で、「月曜にまた、たんまり届くしなぁ」と思うとなかなか買えないということがあったりする。明日の夕飯から、また色々野菜が使える予定。で、冷凍庫の中がまた大変なことになったので、(うっかり先日、ハイ食材室999円セールでちょっとしたお買い物を……ええ、黒トリュフとか、ムール貝とか、鴨肉とか、チーズとか……)週明けにはパエリア作ったり鴨肉焼いたりして食べる予定。