食欲魔人"今度こそダイエット"日記 99年9月 第2週
9/6 (月)
ベーコンエッグ
御飯
麦茶

【本日の痩身 : 夏休み気分高まりに計測気分飲み込まれ】

↑このようなことだから「ダイエット日記見てるけど、せりあちゃんたら食べまくっているのね」と言われてしまうのだ。
ちなみにそう言ったのはKちゃんだが、あなたは絶対痩せる必要ないと思うぞ。5kg痩せたところで、世界はたいして変わらないぞー。

てなわけで、今日はベーコンエッグ。半熟状態にした卵をベーコンごと御飯に乗せ、黄身んところをぶっすと箸で刺して醤油をたらして食すのが我が家の定番である。生の卵を落とす卵御飯とは似て非なりてまたよし。

牛丼御飯
パプリカの塩胡椒炒め
きゅうりの浅漬
 烏龍茶

今日から、なんぞ社食の工事があるとやらで食堂利用禁止なのだそうである。
だもんで、いつもは昼になるとすっからかんになる仕事場にはコンビニサンドイッチを食う人や弁当屋の弁当を食う人などが充満している。私としては、持参の弁当が食べやすい環境になるので、結構ありがたかったり。
本日は手抜きの牛丼弁当。頭も何も使わず牛肉を煮て、ちょこっとだけ頭使って彩り重視でパプリカ炒め、すみっこに昨日の春巻の残りのきゅうりを詰めて出来上がり。丼弁当は簡単だけどやっぱり旨い。

豚肉とアスパラのトマトソース煮込み
パプリカとアンチョビのマリネ
キャンベルのクラムチャウダー
ビール、ご飯
マルセイバターサンド
アイスカフェオレ

巨大なパプリカが3個、冷蔵庫でごろごろしていたのであった。弁当にちょこちょこ使っていたけど、一向に減る気配がなかった。
ので、思い立ってパプリカ処理に乗り出す本日の夕食。パプリカ2個をオーブンで丸のまま焼いて薄皮剥いてざくざく切って、アンチョビとオリーブ油と一緒に絡めてベランダのバジル適当に混ぜて出来上がり。甘くて美味しい前菜が1つ。
そしてパプリカに合わせ、「これはなんかイタリアンな感じだろう」と豚肉の薄切りでアスパラを巻いて、小麦粉はたいてこんがり焼いて、トマトジュースで煮込んでみた。
スープはめんどくさくてキャンベルの買い置きでごまかした。
そんな感じで、イタリアンくさい夕食になった。最後にだんなが海苔ふりかけでご飯食べてたのがちょっと気になったけど(しかも、それ見て真似する私……)。

9/7 (火)
玄米フレーク with 牛乳

【本日の痩身 : 前回測定比マイナス200g・36日経過で800g減】

明日から念願の夏休みである。大義名分を大いに持って休むがいいっ!てな感じである。
従って、私の頭はボケボケである。休み前からボケてどうする、自分。

8:27 ハンカチを忘れてきたことに気付く。集合住宅前からまだ家にいるだんなに電話。
 「ハンケチ忘れたー」
 と告白し、2階の我が家からハンカチを投げてもらう。
8:35 駅近くに来て、今度は自分で作った弁当まで忘れてきたのに気付く。駅前からまだ家にいるだんなに電話。
 「弁当も忘れたー」
 と激白し、私の会社最寄り駅で途中下車していただき、弁当を届けてもらう。

なんか、本当にダメダメな1日の始まりである。コーンフレークがいけなかったのかな、やっぱ(←関係ありません)

海苔ふりかけ弁当
鶏肉とじゃがいものカレー炒め
アスパラのおかか醤油和え
あさりの佃煮
いぶりがっこ
 カルピスウォーター

たまにはカレー味のお弁当!と思い、しかしフェイントをかけてドライカレーとかカレーピラフとかではなく、カレー味のおかずを作ってみた。
カレー粉を使って弁当おかずを作るときには、醤油をひとたらし加えると、ご飯と良く合うようになるとどこかで聞いた(確かケンタロウの本の書いてあった)ので、カレー粉と醤油半々くらいで味付けしてみる。なかなかんまい。辛くないし。
そして、カレー味のものを食べると醤油味が恋しくなるとの理由でで、"つけ合わせはほうれん草入り焼、そしておかかの醤油漬をご飯の隅に"と助言もその本にあったのだが、今のほうれん草は高い。しょうがなくアスパラのおかか醤油でなんとなくごまかしてみたわけなのである。

挽肉と半熟卵の混ぜうどん
麦茶

退社後、本日の食材買い出しの目的もあって、ずんずんと築地方面に向かって買い出し作戦を展開する。
肉屋で合いびき肉を買い、キムラヤペストリーショップで明日のパンを買い(惣菜パンは夕方3割引になるのだと初めて知った)、安達屋で厚揚と絹豆腐を買い、いくつものビニール袋をシャリシャリいわせつつ、帰宅。本日は、混ぜうどん!

【挽肉と半熟卵の混ぜうどんのつくりかた】

1. 味噌大さじ1弱、日本酒大さじ1/2、味醂大さじ1/2、オイスターソース小さじ1/2を混ぜ、合わせ味噌を作っておく。
2. 鍋を熱してサラダ油をなじませてから、にんにくと生姜のみじん切りを炒め、合い挽肉100gを投入。続いて合わせ味噌も投入。
3. 肉に火が通ったら角切りにした赤ピーマンを加え、ちゃっちゃと炒めて肉味噌完成。
4. 茹でたうどんを皿に盛り、肉味噌をかけ、半熟の茹で卵を乗せ、上から万能葱みじんぎりを散らしてできあがり。ぐっちゃぐちゃにかき混ぜて、食べる!

激ジョブでだんなの帰宅がおそいとゆーので、一人うどんを茹でて食す。 最近、我が家はうどんブームに突入しつつある。元ネタは今月号の『dancyu』。「うどん大勝負」という40p強も費やされているこの特集で、これでもかこれでもかとうどんの写真を見せられた結果、
「う、うどんが食べたいぞ。」
「ていうか、讃岐に行きたくなっちゃったぞ。」
「とりあえず『恐るべきさぬきうどん』という書籍を読むのが必須だろう。」
と夫婦間で熱い愛情がうどんに向けてそそがれていたのであった。

今日のうどんは、件の特集に載っていたケンタロウさんのレシピである。担々麺的汁なしうどんの様相の写真が妙に旨そうで(とろとろの半熟卵がまた泣かせてくれた)、早速作ってみた次第。ちなみに本来万能葱みじんぎりのところは香菜の買い置きでごまかしてみた。
なかなかの出来で、久々のヒット料理。11時過ぎに帰宅しただんなにも食べていただいたところ、思い切り親指を突き出されて「ッッグー!」と言ってくれた。めでたし。

9/8 (水)
キムラヤペストリーショップ
 ピーナッツクリームパン
 オリーブ油かけの、イタリアのパン(名称忘却)
 エッグタルト
カフェオレ

【本日の痩身 : 前回測定比マイナス200g・37日経過で1000g減】

コーヒーいれて、昨日買ってきたキムラヤペストリーショップのパンでもって朝御飯。
だんなはハムとポテトサラダ入りドミグラスソースの惣菜パン、私はピーナッツクリームを2種類使ったという、レーズン入りのパン。そいでもって、初めて見かけた、オリーブ油を間に塗ったというイタリアパン。ついでにエッグタルト。
キムラヤのパンは、甘いものは大層甘い。惣菜パンはどこまでも「おかず、詰めてます」という感じで、なんというか、一本筋が通っている。ポリシーがある。今日も相変わらず美味しかった。

青龍門ヴィーナスフォート店にて
 炒時菜
 香腸
 油淋子鶏
 香菜
 担々麺 (私)
 担仔麺 (だんな)
 生ビール、ジャワティー

今日から私は夏休みだ。今日はだんなもお休み。
で、息子を保育園に預けてから、お台場に遊びに行くことにする。オープンしたばかりのヴィーナスフォートへレッツゴーだ。休みだもんだから、遊びたくて仕様のない私であった。

ヴィーナスフォートは噂通り、「オンナの為のテーマパーク」であった。1階にあるトイレはキモチワルクなるほど広く、洋服屋と化粧品屋とバッグ屋とアクセサリー屋と雑貨屋と喫茶店とレストランと、とりあえず世の中の女性が必ず1つは好きだろうという店ばかりがみっしりと詰まっている。アジア系雑貨屋の店を見つけては、うひゃうひゃと飛び込む私。結構楽しい。

昼御飯は一度新宿か渋谷の店に行ってみたかった青龍門に入ってみることに。
中華以外は、どうもベーグルサンド屋だのパスタ屋だのサンドイッチ屋だのと似たようなものが多くて困惑する。アジアな料理屋はあんまりなかったのであった。

店の門をくぐると、それまでのヨーロピアンな雰囲気とはうってかわってキョンシーな世界。札がべらべら、漢字がべらべら、ついでにお香の香りもぷんぷんする。天井には怪しげなプロペラが赤いヒモつけてペラペラと回っており、黒っぽい店内に籐製の椅子とテーブル。なんというかどこまでも怪しい。……んが、悪くない。

外の暑さに、当然ビールを注文。それに合わせて腸詰(香腸)を頼み、メインは油淋鶏に。ついでに旬の野菜の炒め物(炒時菜)も頼んで、シメは担々麺に担仔麺を注文。
最初に来たのは野菜。旬の野菜は青梗菜だった。干し海老の入った、塩味たっぷりスープたっぷりにんにくたっぷりの炒め物は、上品か下品かと言えば間違いなく下品な味なんだろう。けれども旨い。ビールと合う。合う合う合う。昼間のビールはなんて最高なんだ。

青菜だけで既にビールが無くなりそうになっているところ、腸詰と油淋鶏がやってくる。
腸詰は、やや太めのものを斜め切りにして蒸されたものが白髪葱と共に盛られている。臭い。異国の味だ。この臭さが好きなのだ。絶品とまではいかないけど、やっぱり美味しい。ビールと合う。
油淋鶏は薄切り鶏肉がカラリと揚げられ、それがてんこもりになっていた。葱の入る甘酢ソースがかかっており、私的には葱とソースがもちっと多くても良いなぁと思うけれども、ビールと合うことに変わりない。塩の効いた青菜と腸詰と揚げ鶏。ビール、青菜、ビール、腸詰、ビール、揚げ鶏、と食っていると、当然のようにビールはすぐになくなるのであった。

そして担々麺と担仔麺。一緒に来た香菜(小さな皿に山盛りあった。私は嬉しくて仕方がない)をぶわっと入れつつ、食べる。
小さめの、中華スープ椀に入った麺はきしめんのような平麺だ。縮れは無く、のぺーんとした麺が入っている。担仔麺は塩味スープにちょっとピリ辛の肉味噌が入っており、私の食べた担々麺は胡麻味たっぷり、もやしたっぷり。香菜の香りがぷんぷんして、ヴィーナスフォートでアジアくさくなる夫婦がここにいた。
旨かった〜。

おやつ1: THE CHINOIS Maduにて
工夫茶
 武夷岩茶 (私)
 文山包種茶 (だんな)

昼食後は、とりあえず店をそぞろ歩く。
カバぬいぐるみを買い、マンゴプリンを買い、タコスパイスを買い、息子のTシャツ2枚を買い、内田春菊の文庫と漫画を買い、ステンレス製のタイ製3段重ねお弁当箱と同じくステンレス製小皿と蓮華を買い、なんだかんだで1万円を超えんとする買い物をし、すっかり疲れる。洋服や化粧品には寄りついていないのに(なぜなら買い物が長くなるから)、何故だ。

すっかり疲れて、たまたま通りかかったTHE CHINOIS Maduという店で中国茶の喫茶コーナーがあるので一休みすることにする。席は5卓、10人も座ればいっぱいの小さなコーナーだ。
中国茶のメニューを持ってきた店員さんの説明によると、工夫茶が飲めるという。小さな湯呑みに小さな急須でこちゃこちゃと茶を洗ったりする工夫茶というものを一度飲んでみたかったのであった。ラッキー。

まもなくやってきたのは、アルコールランプつきのガラスのやかん。中国チックな華の絵がついている。
そして朱泥の小さな急須(「茶壺」)と湯呑みが2つ(細長い「聞香杯」と平たい「品茗杯」)、クリーマーのような形の「茶海」、深さのある盆状の「茶船」の一式である。なんか物々しいセットで、これから怪しい儀式が繰り広げられるようである。

選んだお茶は、私が武夷岩茶、だんなが文山包種。どちらも中国茶では「青茶」に属する半発酵茶である。ちなみに烏龍茶も青茶。
工夫茶のお作法は、本で見たことはあるけど実際やるのは初めてなので、店員さんにやってもらうのを観察。
1.茶壺に湯を入れる
2.その湯を聞香杯に移し、更に品茗杯に移し、茶器を温める
3.品茗杯の湯を茶船に捨てる
3.茶葉を茶壺に入れる
4.湯を茶壺に注ぎ、すぐに茶船に湯を捨てる
5.もう一度湯を茶壺に入れ、蓋をする
6.茶壺の上から熱湯をかけ、蒸す
7.茶壺の茶を茶海に移す
8.茶海の茶を聞香杯に移す
9.聞香杯の茶を品茗杯に移す
……ここでやっと茶が飲めるのであった。聞香杯に残る残り香を楽しみつつ、品茗杯に入った茶をいただくのだという。
2煎目以降は5から繰り返し。結構、大仕事というか儀式というか黒魔術でもやっている気分になる。

だんなと二人してちっちゃな茶器を操っていたら、店の外を通る人にしげしげと眺められ、何時の間にかガラガラだったテーブルのほぼ全てが埋まっていた。やっぱり工夫茶は面白そうに見えるらしい。

私の武夷岩茶は福建省武夷山のお茶。香りと味共に強いもので、茶色も濃い。同じ青茶でも、だんなの文山包種は発酵程度の軽いもので、緑茶と間違えそうになるような薄い茶色の味も軽やか。どちらも、初めて飲む美味しさだった。
それぞれの茶には茶うけが小皿でやってくる。らくがんのような"もろこし"と、炒り豆が少々。なんだかシアワセだ。
初めての工夫茶、堪能しました。また来よう♪

NEOGEO WORLD TOKYO BAYSIDE
Cafeteria COME COME EVERYBODYにて
 クレープ (チョコバナナ生クリーム)
 アイスコーヒー

茶の後、また少々そぞろ歩いて、ビリヤードでもして帰ろうかということになる。
隣接するNEOGEO WORLD内にビリヤード場があるらしいので向かい、入り口にあったカフェテリアでクレープを食す。
原宿の街角でいつか見たような、蝋細工のクレープ見本についつい惹かれてしまったのであった。青春の味、チョコバナナ生クリームを注文。だんなはハムエッグクレープを注文。

おかずクレープというのを、だんなから分けて貰って実は生涯初めて食べたのであった。
チョコバナナ生クリームクレープは元々好物だから当然として、何故ハムタマゴクレープはこんなに美味なのだ。
いいなぁ、クレープ。

で、1時間ほどビリヤードして帰宅。まだピカピカのラシャの敷かれた新しいビリヤード台は快感だった。8ボールで2ゲーム勝ったし、るんるんだ。

さんまの塩焼き
厚揚の葱おかか挟み焼き
じゃがいもと玉ねぎの味噌汁
ビール、御飯

帰りにマーケットに寄り、安売りのさんまを買ってくる。
家中を煙もうもうにしながら、本日はさんまの塩焼き。
50cmほど前にいるだんなの顔も煙って見えるような空気のなか、目をショボショボさせながらの夕食となったが、秋のさんまは脂たっぷりでやっぱり美味しい。久しぶりの和食になった。

9/9 (木)
卵焼き
御飯
麦茶

【本日の痩身 : 測る前に朝食喰っちゃった。計測断念。】

7時20分、だらだらと起きる。だんなはお仕事、私はお休み。
「卵焼きが食べたい」というだんなに、卵3個使って卵焼き作成。

翠園酒家にてランチブッフェ
 くらげの冷製
 チャーシュー
 焼きあひる(?)
 揚げ茄子のピリ辛
 白菜の煮込み
 牛肉と大根の煮込み
 厚揚げと高菜の煮込み
 鴨肉とピーマンの炒め物
 咸水角
 揚げわんたん
 春巻き
 焼売
 チャーシュー饅
 酸辣湯風スープ
 コーンと挽肉のスープ
 カレー味のビーフン
 咸魚炒飯
 真水で炊いた御飯・たれ
 ザーサイ
 タピオカ入りココナッツミルク
 仙草ゼリー
 葡萄

お昼、だんなと待ち合わせて新橋の翠園酒家ランチブッフェに連れていっていただく。
平日のみ、11:30〜14:30のランチブッフェはお一人様1750円。2階の宴会場らしきホールを使ってのブッフェコーナーには中央にずらずらと20皿近い大皿が並び、客も10組程度が既に入っていた。

最初にお茶を持ってきてもらう。どうやら何も要望しないとジャスミンティーになるらしいけど、ここはプーアル茶を注文。カビ臭い黒茶を飲みつつ、皿に料理を少量ずつ取ってきては全種類制覇を目指してみる。
どれもランチブッフェ用大皿料理と侮っちゃいけない美味しさだ。チャーシューも咸水角も炒飯も本格的。普通に1階で飲茶時に頼んでも出てくるようなレベルのものが並んでいる。甘辛く、脂たっぷりジューシーなチャーシューはビールが欲しくなってしまう。
咸魚炒飯は龍天門で食べたもの。塩漬けの特殊な香りのする魚がなんとも言えない炒飯である。味だけ比べると龍天門で食べた方が断然美味しいけど、ランチバイキングでこんなのが出てくるとは、ちょっと嬉しい。塩辛い魚が御飯をどんどん進ませる。

料理はどんどん補充される。時には全然別の料理と入れ替わる。チャーシューがいつのまにか北京ダック風の皮に肉もついたものに変わっていたり、いつのまにか春巻きが出ていたり。
どれもこれも、不味いものはない。これで1750円はもしかしてお得?

私はすっかり気に入ったチャーシューとチャーシュー饅と咸水角と牛肉の煮込みをがつがつと食べ、気が付いたら好物のタピオカ入りココナッツミルクのお代わりも出来ないほど満腹になっていた。よろよろしながらだんなと別れ、美容院に向かう。髪を切って、すっきり。お腹の中はまだどっしり……。

明治屋
 ボルシチ缶詰
キムラヤペストリーショップの  ガーリックラスク

だんな、仕事にはまり今日も帰宅遅し。

最初はカルボナーラスパゲッティでもしようかと思っていたけど、決定的に家では食べられそうになかったので、息子と二人明治屋の缶詰で適当に済ます。実は昼の暴食がたたって、あまり空腹にならなかったというのもあったりする。

9/10 (金)
キムラヤペストリーショップの  ガーリックラスク
 シュガーラスク
アイスカフェオレ

【本日の痩身 : 夏休み故、9/15まで計測お休み中】

私にとっての夏休み3日目、だんなにとっての夏休み1日目、本日は息子と一緒に動物園初訪問である。
朝9時に起きて、適当にラスクをつまみ、そそくさと外出。昼は……980円でランチブッフェやってるカレー屋できまり!であった。

La Brasserie du Cariにて
 カレーブッフェ

銀座コリドー街の先端、帝国ホテルにほど近くに位置するLa Brasserie du Cariに初めて行ってみる。
「ここでカレーブッフェやってるんだよ」とは私が最初に知ったのだが、私が行かないうちに、何故かだんなは何度も何度も喰いに来ている。なぜ。

広いとは言えないブッフェ棚にはマカロニサラダなどもあるサラダのコーナー、4種類のカレーのコーナー、そしてナンや御飯、サフランライスなどが置いてある。カレーに適宜ふりかけるスパイスや薬味もかなり揃っている。んで、アイスティーやアイスコーヒーも飲み放題。
今日のカレーは海老カレー、豆カレー、根菜カレーとビーフシチュー。1歳ゆえ、まだ当然無料である息子に何を食べさせようかと思っていたところ、店員さんに
「お子さま用カレーもありますが、おもちしますか?」
と言われる。頷くと、小さなココットケースにたっぷり入った野菜カレーがやってきた。愛想の良いインド人のお兄さんが子供用にサフランライスも持ってきてくれる。な、なんかサービスいいぞ。嬉しいぞ。

ランチ向けの100円ビールなんてのもあって、小さいグラスに入ってくるそれをくいっと飲んでカレーを食す。
海老カレー、豆カレーはやや辛く、でも異国の味だと思うほどには濃い味じゃない。何というか日本的なインドカレーだ。不味くはなく、逆に美味しいのだが……私はちょっと物足りない。もっと異国臭いほうがいいなぁ。
子供用野菜カレーは、少しも辛くなく、野菜の甘味たっぷりでなのにちゃんとインドカレーの味がする。美味しいじゃないか。

結局親2人は当然のようにしっかり食べ、無料の息子もナン1枚、サフランライス1杯、マカロニサラダやら焼売やらもちきんとたいらげカレーもあらかた片づけて、「女性と子供にサービス」のデザート、エスニック風杏仁豆腐(←ただのミルクゼリーっぽいものだったけどフルフルで美味しかった)まで私から奪い去り、店を出たのであった。

鰹の叩き
生信州そば
ビール、御飯

午後は動物園へ。久々にトラだのゴリラだのカバだのキリンだのを目の当たりにして、一番喜んでいたのは実は私らしかった。
帰宅は6時。暑さと疲労でもう何もしたくないー、とダラダラ気分のところ、鰹のたたきで軽やかに夕食。
秋の鰹は「戻り鰹」という。脂が乗ってて、チョー旨いらしいのである。しかも安いし。
1サク500円以下だった鰹ににんにくスライスと刻み葱を山ほどかけて、だし醤油にすだちを絞っていただいた。

9/11 (土)
卵のホットサンド
ツナのホットサンド
マルセイバターサンド
カフェオレ

【本日の痩身 : 夏休み故、9/15まで計測お休み中】

我が家の場合、前日に外出して食料品売場なぞに寄ると「明日の朝御飯はどうしようか」という話になる。
夕飯が御飯だと翌朝も大抵御飯だ。夕飯がパスタなどになると、翌朝は大抵パンになる。
で、昨日夕方、鰹を買った段階で、
「夕食は鰹の叩きでビールを飲んで、さっぱりとソバで締めよう」
という事になっていたのであった。(結局"鰹喰ったら、飯も欲しいよね"と御飯も少々食べたのだが)

ソバとなると、翌朝はパンなのである。そうなっているのである。というわけで、「それじゃホットサンドにしよう」とサンドイッチ用食パンを仕入れてきたのであった。ナイス先見の明。

本日の具は卵とツナ。ホットサンドに使うツナには玉ねぎをたくさん入れると、熱で甘くなってなかなかイケるということを今日発見してしまった。

万世の
 かつサンド
 ハンバーグサンド
牛乳

本日はぐーたらの日……のハズだったのだが、先日我が家のプリンター(兼スキャナー)が破壊してしまったのである。内部のベルトが外れ、更に歯車まで取れてしまったプリンターを抱え、だんなは秋葉原に行ってくれた。
だんな不在の間、私は昨日買ってきたDDR2を居間で飛び跳ねやっていたのであった。

お土産は万世のかつサンド。自分用には吉野屋の牛丼特盛。
かつサンドはまい泉、梅林、数あれど、だんなは万世のが一番なのだそうだ。幼少の頃から、祖父が神田に行く度にお土産として買ってきてくれたのだという。思い出の味、おじいちゃんの味なわけやね。私も好物。

スパゲッティ カルボナーラ
アイスコーヒー

冷蔵庫の中に残る生クリームの処理を兼ねて、ついでにベーコンも使ってしまおうということでカルボナーラ。
カルボナーラは、やはりごろごろ角切りベーコンを使うのが美味しいと思う。弱火でじくじく炒めて、出た脂ごと麺に絡めるのがまた絶妙の塩味となって良い感じなのだな。

9/12 (日)
冷凍蟹ピラフ
アイスカフェオレ

【本日の痩身 : 夏休み故、9/15まで計測お休み中】

やる気のない日曜日の朝。
冷凍ピラフ1袋をちゃっちゃと炒めて親子3人で食す。炒め上がりにちょいとバター落としてみたりなんかして、些細なシアワセを味わってみる。

晴海埠頭TOKYO−DO
 チーズドッグ
アイスティー

のんびり予定の日曜日。
「晴海埠頭にホットドッグを食べに行き、ついでに私の実家に寄り、挨拶がてら息子と飼い猫を遊ばせる(もとい、息子を猫に遊んでいただく)」
ということになり、チャリかっとばして晴海埠頭に向かう。

30年以上あるという、老舗の屋台ホットドッグ屋は晴海埠頭公園の入り口に出ているという。日曜祝日は昼から、それ以外は夕方から。そういえば、学生時代に休日にフラフラと埠頭に行くと青い車体の屋台が出ていたっけ。ホットドッグ専門の、そんな気合いの入った店とは知らず、今まで勝手に倦厭していたのであった。1995年3月号、昔々のdancyuに載る記事を見て、「これは食べねば!」と思っていたのであった。

而して、今日も青い車はそこにあった。B'zの音楽がガンガン鳴る中、ランニング姿の、日焼けした若い兄ちゃんが車内でお客を待っていた。かの雑誌によると、父の家業をついだ、2代目の息子さんらしい。
ホットドッグは1種類じゃない。普通のホットドッグの他、チーズドッグやチリドッグ、ついでにクレープまである。ビールやジュースも当然のように氷の入る水に浮かんでいる。

私はチーズドッグ、だんなはチリドッグを注文。ついでに息子用にバナナチョコレートクレープと、アイスティーもいただいた。
「今日、クレープの注文最初なんで……最初って上手くいかないことが多いんですよ(←温度調整がうまくいかないらしい)、ちょっと待っててくださいね〜。」
と真っ黒な顔を恐縮させつつ、お兄ちゃんはものすごく器用にクレープを作った。
「おお、今日はうまくいきました」
とニコニコしながら生クリームたっぷりのクレープを紙に包んでこちらに渡す。その場で生クリームを泡立て、バナナを切るその姿は、屋台なのに、言い方は悪いけど"ちゃん"としている。

午後の日差しの強い、埠頭のタイルに腰掛けて、さっそくホットドッグに囓りつく。……旨い。
チーズドッグは上にかかるチーズがとろりと溶けて、ソーセージはこんがりと焼けている。パンにも火が通り、外側がさくっと、中がふんわりとしている。実のところ、たかがホットドッグと侮っていた。ドトールコーヒーのより、どのくらい美味しいのかなぁと多少疑問に思っていた……んだけど、美味しいよ、こりゃこりゃ。
中にキャベツも入っている。ちゃんと炒めてあって、しかもカレーの風味がほんわりする。これがまた良い。
だんなの頼んだチリドッグには、上にたっぷりチリソースがかかっていた。真っ赤でピリピリと辛いソースは、トマトの甘さがあって、これまた悪くない。
ちなみにクレープも相当旨かった。

1本買ったアイスティーがあっという間に無くなったので、追加の1本をもう一度買いに行った時、私は思わず
「ホットドッグって、美味しいんだねぇ〜。本当に美味しかったよー。」
と言ったら、兄ちゃんは照れくさそうに
「美味しかったですか。ありがとうございます。」
と言っていた。兄ちゃん、ガタイの良い結構イイ男なんである。イイ男が目の前で料理するってのに(しかもクレープなどをこちゃこちゃ作ってくれるというのは)ちょっと気分が良くなってしまう自分は不謹慎?

寿司
焼き鶏
 皮
 葱間
 かしら
 タン塩
煮物
ビール
ココナッツアイス

夕食は、母の誘いに甘えて実家で馳走になる。
近所の寿司屋(これがまた、旨い寿司屋なんである)に注文した寿司と、その他色々。
ビールがふがふ飲みながら寿司喰って焼き鶏喰って煮物喰って、すっかり満腹。