食欲魔人日記 11年08月 第5週
8月29日 月曜日
大根を渋茶色に煮てみました
「アンデルセン」の
 ミルクフランス1/2本
 ハムチーズ 1/2個
アイスカフェオレ

昨日、だんなが用事済ませがてら朝ごパンを買ってきてくれたのだけれど、
「何買おうか?」
の相談中、息子が一言
「みるくふらんす?」
 
息子は本当にミルクフランスが好きだねぇ……と、だんなも私も呆れつつ、それでもだんなは注文通りのミルクフランスを買ってきてくれていた。
 
私とだんなは丸1本では多すぎる(もとい、甘すぎる)ので、ハムチーズパンと共に半分こ。
 
今日の息子は宿題のラストスパート(選択制の宿題の一つを「旅行記」にしてしまっていたので、大阪旅行を終えないとそれを終えようがなかった、という……)、私も「夏休みは終わりだ」とばかりにお仕事の山との格闘。
 
朝食に甘くミルキーなクリームを口にできたので元気も沸いて、一日熱心にお仕事。息子ほどではないけれど、私もミルクフランスが大好きだ。

かぼちゃのサラダ
鶏肉と大根のこっくり煮
牛肉とわかめの韓国風スープ
羽釜御飯
麦茶

冷蔵庫に、旅行前からの大根がまだ丸々1本近く入っているので、今日のミッションは「この大根を食べよう」がテーマ。
 
鶏肉を買ってきていたところだったので、鶏肉とこっくり煮にすることにした。鶏肉を生姜と共に焼きつけて、乱切りにした大根も加え炒めてから醤油と味醂を酒で調味して煮込んでいく。仕上げに大根の葉を散らすところ、少量余っていたからと、おかひじきをさっと煮て共に盛りつけた。
 
ミニかぼちゃはシリコンスチーマーで火を通してから、ベーコンビッツなどと合わせてマヨネーズベースの温サラダに。昨夜の残りのスープと、炊きたて御飯、と、息子と2人の夕御飯は品数もちょっと少なめでお酒も無し。野菜も食べるようにして、「平日夜はなるべくヘルシー寄り」な献立にしたいなぁと思っている。
 
今日はそのあたり、良い感じだったのだけれど、おかひじきではやっぱり彩りが今ひとつだったかな。
 
……で、醤油の煮物の匂いを嗅いだ息子が
「カツ丼!カツ丼の匂いがする!」
と喜んでいたけれど、その正体が大根の煮物とわかってがっくりさ2倍だったのも、なんだかスミマセン、ということで。

8月30日 火曜日
秋刀魚!秋刀魚!いよいよ到来秋刀魚の季節!
バタートースト
葡萄(デラウェア)
アイスカフェオレ

今日の朝御飯は、バタートースト。
 
昨日息子にお使いを頼むにあたり、
「明日のパン買ってきてくれないかな。食パンがいいな」
と指定して買ってきてもらったもの。
 
指定しないと、奴はうきうきとミルクフランスを買ってくる。「昨日も食べた」とか、そういうのは通用しないので、「食パンにしてね?」と念押しして送り出した。
 
で、なんだか卵を焼く気分でもなくて、バタートーストとカフェオレで。代わりに食後にたんまりとデラウェアを食べた。
 
果物屋さんには梨も続々と出てきていて、そうなると桃もそろそろ終わりかも。デラウェアを食べ終えたら、今度は梨を買って来よう。

かぼちゃのたたき肉あん
秋刀魚の塩焼き おろし醤油
冷や汁
麦飯
ビール(キリン秋味)

8月だけども、今日から息子は登校。今日は給食無しで帰ってくるので、午前中のうちにと用事を済ませに出かけてきた。
 
「今日はなんだかとってもお魚が食べたい気分」
と魚屋を覗くと、今日の秋刀魚は1尾120円!秋刀魚!秋刀魚が手の届く値段になってくれた!と、2尾お買いあげ。
 
お買いあげしたところで
「しまった……今日もだんな遅いし、息子は秋刀魚嫌いだったじゃない……」
と我に返って、ブリの切り身も2切れ(息子用&だんなに持たせるお弁当用)も追加購入。秋刀魚は、しょうがないので(←ここ大事)私がいただくことにした。……塩ふらずに焼いたら猫も食べるかしら……。
 
魚料理となるとあからさまにがっかりする息子のために、肉を使った副菜も用意して、ついでに手元に茗荷と青じそがある事だしと冷や汁も用意することにした。秋刀魚の塩焼きは秋の味なのに、夏の味覚の冷や汁という組み合わせはちょっと違う気もしたけれど、今日はなんだか冷や汁も食べたい気分。
 
添え物は、蒸したかぼちゃを冷やしたものに豚肉入りの醤油味醂味のあんをかけたもの。「肉も魚も両方あります」的な、私としてはけっこう(いや、かなり)幸せな献立になった。
 
何よりも秋刀魚!秋刀魚の塩焼き!
 
去年の秋刀魚は不漁で、値段が高いうえに脂の乗りも今ひとつだったのだけれど、今年は良い感じに脂も乗っていて水揚げ量もあるとのこと。ついこの間まで1尾250円ほどはしていたのだけれど、やっと手が届く価格になってくれた。1尾70円台になったら大量買いしてコンフィにするところだけれど、それはもうちょっと先の事になりそうだ。
 
私はそんな感じで秋刀魚に浮かれつつ、息子にはブリの照り焼きを用意。猫たち……いや、かすみさん1匹は案の定、秋刀魚を焼くコンロの下でにゃおにゃお鳴き始めたので、塩をふらずにいた1尾を、焼き上がった後にほぐして1/3尾分ほどお裾分けした。ねー、秋刀魚こんなに美味しいのに、あんたの息子も私の息子も興味ないんですってよ?と、かすみさんと"ママ友"ごっこ。
 
私に甘えてべたべたのりゃんりゃんは「子分」とか「もう一人の息子」みたいな感覚なのだけれど、かすみさんにはなんとなく「メス同士、母同士」の連帯感があるのか「同志」のような感じがある。同志同士で秋刀魚をもぐもぐ。ねー、秋刀魚美味しいのにねー。
 
魚屋でなるたけ大きめの秋刀魚を買ってきた甲斐あってか、けっこうなサイズだったし脂の乗りもたっぷりだった。1尾でも食べ応えのある秋刀魚を2尾近く食べたので、たいそうお腹一杯。しかもシメが冷や汁だったのでこれも余さずいただいて、ますます腹一杯。
 
夏が終わるのは物寂しい気持ちも沸くけれど、秋刀魚を心ゆくまで味わえるシーズンの到来と思うと俄然やる気が出てきた。
もうすぐ生すじこも出回るようになるだろうし、秋にはお楽しみがたくさん。あと栗御飯とか。松茸御飯とか。

8月31日 水曜日
ケーキ♪ケーキ♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
冷や汁
葡萄(デラウェア)
麦茶

毎回、冷や汁は1食では食べきらないくらいの、たっぷりな量を作るようにしている。
 
一晩冷蔵庫に入れてキンキンに冷えた冷や汁を冷や御飯にかけて翌朝食べるのが、実のところ夕飯にいただくよりも美味しい。
 
ただ、味噌汁の中にきゅうりを入れたまま一晩放っておくと味噌の塩分できゅうりがクタクタになってしまうので、きゅうりは汁には混ぜておかずに食べ際に入れるようにしている。
 
「というわけで、今朝も冷や汁があるわけです」
と食卓に出したら、昨夜食べられなかっただんなはもとより、息子にもたいそう喜ばれてしまった。きゅうりが大量に手元に来た日には連日冷や汁にすれば我が家は無問題だったんだなー、と、今更ながら。
 
いつも通り、私は青じそ少なめ(でも全く入れないのはちょっとつまらない)、茗荷山盛りで。
今回、ちょっと意図して具沢山に作ってみたら、「冷や汁なのに食べ応えがある」という不思議な状態になってしまった。

千葉そごう内 「La Maison ensoleille table」にて
 パスタセット
     サラダ・スープ
     ハマグリの冷製ウニ風味スパゲティ
     アイスティー
 白桃のタルト

今日は数ヶ月ぶりに会う友人とランチ。
 
「ケーキ食べたくてねー」
「あ、わかるわかる私もケーキ分足りなかったところ!」
と、
「ちょっと前にこの店来て、ケーキ食べたかったんだけど、その時はパスタだけ食べてケーキは食べないでお店出て来ちゃったの」
と友人が言っていた、千葉そごう内にある「La Maison ensoleille table」に行くことにした。
 
店頭にずらりと並ぶ、バボーンと巨大で色鮮やかなケーキを見て、「あ、ここか」と思い出す。ずーっと前(5年くらい前でした)に息子と2人でケーキ食べに入った店だった。
 
パスタやサンドイッチなどの軽食も楽しめるカフェで、ランチタイムはサラダやドリンクがセットになったセットメニューが色々と。
 
私は「ハマグリの冷製ウニ風味スパゲティ」のパスタセットにしてみた。

アサリの旨味がたっぷり詰まったジュレと、今が旬のプリプリのハマグリとウニの冷製パスタ。
夏野菜のきゅうりの歯ごたえと、濃厚なウニの風味がバランスよく口に広がります。
隠し味のショウガで暑い夏に食べやすく、体にも優しい一皿。

千葉「La Maison ensoleille table」にて、ハマグリとウニのスパゲティ♪ だそうで、パスタソースが柔らかなジュレ状になっているのが良い感じ。
 
ウニはあまり大きくはなかったけれど、パスタに適度に絡む濃度のジュレの味はとても好みだった。生姜が効いていて、和風の味わい。
 
で、食後にいただいたのは、さんざん悩んだ末の「白桃のタルト」。

優しく繊細で上品な甘さの白桃をたっぷり味わえる季節限定タルト。アーモンドタルトに桃とベリーのジャムを重ね、さっぱりとした桃のクリームで包み込みました。爽やかなミントジュレとみずみずしい白桃の相性ぴったりな、季節限定タルトです。

ミントが今ひとつ好きではない私は「ミントジュレは要らないんだけどなー」と思いつつ、チーズクリームベースのマンゴーのタルトとの二択に悩んだ末にこちらのほうを。
 
一口食べて思い出した。……そう、このお店のケーキ、見た目はすこぶるそそられる感じなのだけれど、なんというか「釈然としない味」なのよ……「腑に落ちない味」というか。悪くないのだけれど、美味しくないわけじゃないのだけれど……なんというか「釈然としない」。
 
5年前の日記にも「見かけから感じたような甘さはあんまりなくて、クリームもタルト生地もカスタードクリーム等々も、実にあっさりとした味。カスタードクリーム状の部分も、砂糖と卵と牛乳でねっとりと練り上げました〜という感じじゃなくて、ゼラチンで薄めの卵液を固めたような、良く言えばあっさり、悪く言えば味気ない感じの味だった。」と記されていて、そうそう、そんな感じだったのよ、今もそんな感じなのよ、と。
 
やっぱりケーキはある程度甘さがあって、油脂の濃厚さが感じられる方が好き。タルトの土台部分は悪くなかったのだけれど、生クリームの質が今ひとつなのか、物足りなさを感じるケーキなのだった。トッピングの白桃は美味しかったのだけどねぇ。

「FACTORY Shin」のガトーフレーズ
アイスカフェオレ

で、当初はキャッキャウフフと、「もう1個食べられそうなら食べちゃう?」なんて盛り上がっていたのだけれど、1カット700円もするケーキ(しかも釈然としない味の)をお代わりする気はなれなくて、そのままデパ地下をうろうろ。
 
やっぱり物足りないですよねぇ、と、お総菜や野菜の購入ついでにケーキを2個だけ買って、我が家でお茶しましょということになった。どうぞどうぞ、愛想があるんだかないんだかわからない猫が2匹いる猫カフェですが……と、我が家にしばしのティータイム。
 
神戸のお店「Shin」のショートケーキ。お手頃価格で旨いです♪ 買ってきたのは、
「私、ここけっこう好きなんですよ〜」
けっこうお手頃価格だし、ロールケーキが旨いんです♪と、私がお勧めしてこの店で買うことにした、「FACTORY Shin」のケーキ。
 
私はガトーフレーズで、友人は「ピタゴラス」という愉快な名前のチョコケーキ。
 
ストイックな風の真四角な、イチゴ・スポンジ・クリーム、以上!みたいなショートケーキ、こちらはちゃんと甘さも程良く、クリームも美味しく味わえる味のもので幸せだった。
 
こんな美味しいケーキを前にしているというのに、なぜか話題は「アシダカグモが!」「オオムカデが!」なんてものだったりして、女子的にそれってどうなの?という。

茹でとうもろこし
「柿安ダイニング」の
 ゴボウとカボチャの甘辛揚げ
 若鶏みそ串
豆腐とねぎの味噌汁
鶏とじゃがいもの炊き込みご飯
麦茶

うっかり日中遊び呆けてしまったので、友人をお見送りしてからの数時間は真面目に真面目にお仕事を。
 
夕飯の準備の時間もあまり取れないかもと見越して、出かけたついでにお総菜を買ってきた。「RF1」と同様、デパ地下のお馴染みブランドの「柿安ダイニング」で、鶏肉料理とサラダ代わりの野菜ものを1品。
 
「巨大焼き鳥」という風の甘めの味噌味の串焼きと、見た目フライドポテトのようだった「ゴボウとカボチャの甘辛揚げ」。うっかりしたことにどちらも甘めの味つけだったので、「しまったー、鶏は普通に家でオーブン焼きとか作れば良かったー」なんてちょっとばかり後悔したのだった。
 
「柿安」、ネームバリューは素晴らしいものがあるし、実際お肉屋さんの方の「柿安」で扱う肉は大変高級感があってアコガレの存在だったりするのだけれど、デパ地下総菜屋さんはなんだかちょっとジャンクな味わい。もうちょっと美味しいのが作れると思うのだけどなぁ……「やればできる子」だと思うのだけど。
 
冷凍庫内の食材を食べちゃいましょうという意図で、冷凍してあった「鶏とじゃがいもの炊き込みご飯」(夏休み中に息子が作ってくれたお昼御飯の残り)を出して、味噌汁はささっと簡単に準備して、息子と2人の夕御飯。