食欲魔人日記 06年5月 第4週
5月22日 月曜日
お気に入りのランチプレート
ミニ牛丼
豆腐と油揚げの味噌汁
麦茶

昨夜だんなが用意してくれた、懐かしい味の牛丼の具。
煮汁にただよう玉ねぎのかけらも愛おしいねぇと今朝はミニ丼にして続きを食べた。1晩置いて具の味が良い具合に馴染んでいて、玉ねぎはシャキシャキした歯触りが残っているのに味がしっかり染みている。「つゆだく」で食べたいところをぐっとこらえて、残った煮汁は冷凍保存しておくことにした。

あの牛丼が世の中から消え去って早や数年。やったやったこれで家でも食べられる〜♪と拳を握りつつも、でもこのタレも(今のところは)無尽蔵に買えたりするものでもなくて、貴重な存在なのだった。ペットボトル入りのたれ、残りであと何杯牛丼作れるかな……。

「MOUTOM」の
 ランチプレート \580

午前中、用事を済ませに駅前にお出かけ。今日はベーグルを焼くことにしていて(だんなのリクエストは白胡麻散らしたセサミベーグル)、それに合わせてスモークサーモンを買おうかなと駅ビルにも寄ってきた。ちょうど昼時間近だったのでそこら中のお店でランチセットが並んでいる。ああ、MOUTOM(モートン)のお弁当、また食べたいなぁと、580円のランチプレートを久しぶりに買ってきた。

千葉にある手作りハムのお店で、店頭にはいつも美味しそうな各種ソーセージやハム、ボローニャソーセージなどが並んでいる。ハヤシライスとかスープの類の洋風のお総菜も並んでいて、それはどれもこれも美味しそう。お値段は全体的にお高めだけれど、ランチプレートはなかなかお得な内容じゃないかなと思っている。

ポテトサラダのサンドイッチに、その横に丸いパンも1個。クリーミーなキッシュ1切れとソーセージが3切れ、自家製らしきザワークラウトと粒マスタードも添えられている。フレンチドレッシングをかけたサラダも脇にこんもり詰められていた。見た目派手ではないお弁当だけれど、これがなかなか。自然な味のソーセージが今日も美味しかった。

牛肉とマッシュルームの黒胡椒炒め
焼き干し穴子・パリパリ油揚げ
水菜とうどとワカメのサラダ
もずく酢
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ
カフェオレ

数年前からデパ地下の生鮮食料品の安さと質の良さは侮れないものになってきたけれど、千葉三越の地下食料品売り場もそんな感じ。野菜は安い、魚も新鮮、入っている肉屋さんはニュークイックでお手頃価格。だから昨日、肉を見るついでに八百屋や魚屋も覗いてきたのだけれど、千葉産のちょっと不揃いなマッシュルームが大きな袋入りで198円だった。すてきすてき、とたっぷりのマッシュルームをお買いあげ。

先日スペイン料理屋さんで食べた、白ワインとにんにくで煮込んだようなものも良いかなと考えつつ、買い置きの牛肉と共に中華風の炒めもののおかずにしてしまうことにした。醤油と酒、塩と片栗粉で揉んでおいた牛肉をマッシュルームと共に炒めてスープやオイスターソースで味を調えてできあがり。

水菜のサラダには、今日はうど(皮を厚めに剥き、生のまま細く切ったもの)とワカメを混ぜてみた。おばあちゃんから貰ってきたもずくはもずく酢にして、いただきものの干し穴子もちりりと炙る。そういえば昨日豆腐屋さんでおまけもらってきたんだったと、葱入り油揚げも一緒に炙って皿に盛りつけた。

そこそこ頻繁に(といっても週に一度あるかなしかくらい)お買い物する駅ビルの豆腐屋さんは、何かとおまけをつけてくれる。豆腐1丁買っただけで油揚げ1袋つけてくれたりするのだけれど、昨日は豆腐2丁がセール品だったのに油揚げと葱入り油揚げをおまけにつけてくれたのだった。そんなこんなで、なんとなく品揃えが良かった夕御飯。だんなも帰ってきてくれたので皆で賑やかに食卓を囲んだ。

黒胡椒を効かせた炒めものも、穴子の炙りも、全体的にビールの友のようなおかずたち。ほんのり甘辛味のついた穴子の干物は、じくじく焼いたらパリッと脂が抜けていい感じのつまみになった。甘ったるくなくて香ばしくて、息子もバリバリ食べている。たっぷりのマッシュルームも綺麗になくなった。

で、今日のデザートは「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ。土曜日に新宿ハルクの特設ワゴンで売られていたのを買ってきてみた。
「小川軒」のレーズンウィッチは有名だけれど、でもその小川軒は実はあちこちにある。初代小川軒の孫にあたる人たちがそれぞれお店を持っているのだそうで、デパ地下などで一番頻繁に見かけるのが新橋と目黒にある小川軒のレーズンウィッチだと思う。あと、代官山バージョン、お茶の水バージョン、そして鎌倉バージョンとあるそうで、今回見かけたのが「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチなのだった。

同じ店名を冠しているから、方向としては新橋のも鎌倉のも同じ方向の味だったのだけれど、ビスケット生地のしっとりとした口当たりだとか、レーズンとクリームの分量のバランスなんかがとても好みなものだった。もしかしたら新橋のより鎌倉の方が好きかもしれないというほどに美味しいレーズンサンドで、また見かけたら買ってきてしまいそう。

5月23日 火曜日
ああ、もうすっかりベビーじゃない……
自家製ベーグルのスモークサーモンサンド
アイスカフェオレ

私のパンのお師匠Tさんから、ベーグル焼くならこの本のレシピが良いよと数日前に教えていただいて、その当日に通販で申し込んだ。んが、昨日ベーグルを焼いた時にはまだ手元に届いておらず、その前に買っていた『Bagel&Bagel オリジナル・レシピ(第2集)』(Bagel&Bagel パルコ出版局 2005/11)を参考に、昨日の午後はベーグル焼き。前回焼いたよりも、えらく膨らんだ柔らかめの口当たりのベーグルになった。失敗ではない……と思いたいけど、でも微妙にベーグルっぽくないような気もしないではない。

強力粉に水に塩に砂糖にベーキングパウダーでこねてこねて軽く寝かせて成形して寝かせて、茹でて、焼く。
「今度焼いてくれるベーグルは、セサミがいいなぁ」
とだんなからリクエストがあったので、茹での工程の後に白胡麻を生地の上からたっぷり散らした。成形の感じも参考にしたレシピどおりにしたのだけれど、やけに膨らみが激しくて、中央の穴が限りなく小さいサイズのベーグルに。

ベーグルサンドとして、超スタンダードな組み合わせを試してみようと、用意したのはクリームチーズとスモークサーモン。
「君もそれでいいですか?」
と息子に聞けば、
「スモークサーモンはー、そのまんま食べたい。でね、パンはね、お好みにする」
とか言っている。お好みとは何ぞやと問えば、バターとかジャムとか色々お好みで、なのだそう。どれ?これ?これも?とピーナツバターやありったけのジャム、バターなどを食卓に出してやると、息子は苺ジャムや洋梨のジャムをベーグルに添えつつスモークサーモンをおかずにして食べていた。

さすが、ベーグルサンドの超定番と言われるだけあって、ベーグルとクリームチーズとスモークサーモン、たまらなく良く似合う。玉ねぎ刻めば良かったな、ケッパーもそこらへんにあったはず……と思いつつ、半分寝ぼけたままだったのでただただクリームチーズとスモークサーモンだけのサンドイッチ。なのにすごく美味しかった。

大きなベーグルをぺろっと平らげた後、
「ねぇね、お母さん?おやつには、おやつ用には、パン焼かないのー?」
と言われてしまった。いや、さすがにそこまで頻繁には焼けない……(朝御飯用のをおやつ前に焼いておやつと兼用すれば良いのかな)。

「CoCo壱番屋」のスープカレー
レタスと玉ねぎのサラダ
コーンスープ
麦茶

昼間はすごく平穏だった今日、昼御飯も食べずにうきうきと Final Fantasy XII のやりこみに勤しんでいた。あと召喚獣1体と、モブはまだまだ残り5体くらいと、それと最強剣を出すのに獄門の炎が2個必要で……という感じ。ダンジョン全部歩き尽くそうと、あっちをうろうろこっちをうろうろしているところ。

そんな感じで大変にだらけていた日中だったのに、午後も遅くなってから「今日中に」とのお願いつきの急な仕事がやってきた。速攻ゲームは止めてヒーヒー言いながらお仕事。できるだけ早くやって先方に報告したいなぁ、した方が良いよなぁと根を詰めていたら午後7時を過ぎてしまい、急遽CoCo壱番屋の宅配を頼むことにした。

ネットで注文できるようになっているので、
「スープカレーあるね?注文できるね?じゃあお母さんそれ。あとは君が食べたいの選んで注文してください」
と息子にお願いして私は仕事継続。ちゃんと「おこさまカレー」が選ばれた「注文承りました」メールがメールボックスにやってきた。

カレーだけじゃちょっとあんまり?と、テーブルを片づけるついでに5分ほど仕事を休んで、サラダとスープの準備もした。ベランダで育ちまくったリーフ類をちょっとつまみ、あとはレタスと玉ねぎ刻んで混ぜる。そんな簡単なサラダを用意したところでカレーが届いたので、あとはトッピングにプチトマトを数個乗せて食卓に出した。

ちゃんとココイチの味がするけど、ちゃんとそれっぽい風のスープカレー。他のカレーメニューと同じ、カレー容器と御飯容器が別れた容器に入れられてくる。ネット申し込みの特典で福神漬は大盛だ。
「……スープカレーに福神漬は、どうだろう……似合うのかなぁ……いまいち似合わない気が……」
と思いつつ、どっさり添えられた福神漬もいただきながら大変に具沢山なスープカレーを堪能した。じゃがいもたっぷり、でっかいにんじんに、茄子にオクラ、そして鶏肉、ゆで卵。茄子好きの私は、じゃがいもは2個じゃなくて1個で良いからもうちょっと茄子多めの方が嬉しいなぁと思っている。

そして午後9時、お仕事終了。良かった良かった。

5月24日 水曜日
なんとなく病人食っぽいものを
自家製ベーグルのスモークサーモンサンド
アイスカフェオレ

「おゆきさんっ!朝だっ!」
だんなの慌てふためいた声で目を覚ますと、なんと息子の登校時間10分前。
いつも自分でセットしているはずの目覚まし時計のスイッチを息子は入れ忘れていて、そして息子がスイッチを入れたかどうかをいつも確認しているはずの私も昨夜はうっかり確認をし忘れていた。2重のミスで、一同大寝坊だ。

たいへんたいへんと息子には「とにかくこれだけでも食べていきなさい」とコーンフレーク(期間限定苺味)を食べさせて、急ぎ送り出した。非常にバタバタした数十分を過ごした後、改めてだんなと2人で朝御飯に。ベーグルもスモークサーモンも残ってるからこれでいいかなと、今日は玉ねぎやケッパーも用意した。温めたベーグルにクリームチーズをたっぷり塗って、薄切り玉ねぎを乗せ、スモークサーモンも乗せ、ケッパーを散らしてサンド。

たっぷりの具のサンドイッチは昨日の「クリームチーズとスモークサーモンだけ」よりも複雑な味わいで、とても美味しい。やっぱり玉ねぎは似合うなぁ、もっと挟めば良かったなぁと思いながらもぐもぐもぐ。

肉団子のスープかけ御飯
茹で青梗菜 オイスターソースがけ
麦茶

朝は元気にベーグルサンドを平らげることができたのだけれど、その後、超不調な一日。9時を過ぎて「さー、仕事しよ」と思ったところでシクシクと胃のあたりが痛くなってきて、起きていられなくなってしまった。朝食の材料で賞味期限が切れていたものはないはずで(あえて言えばケッパーくらい……?)、一応だんなにも「おなか痛くなってない?」と確認したのだけれど「なんともないよ?」だそうで。

おかしいなー何が原因かなー、ここしばらくは暴食も痛飲もしてないはずなのに……と、ベッドに横になって本など読んでいるとちょっと楽になってくる。あ、大丈夫かもーと立ち上がって仕事しようとするとまた痛くなってくる。これは仕事イヤイヤ病なのかしらと思いつつ、結局今日は一日布団と仲良くする羽目になってしまった。水分だけ摂ることにして、固形物は胃袋に入れない方向で、おとなしーくおとなしーく。

夕食は息子の分も用意してやらなきゃいけない。私もさすがにお腹が減ってきて、ちょっと楽になってきた夕方に近所のスーパーを覗いてきた。なんとなくニョッキなどが恋しい気分。でも手間のかかる料理はちょっと難しいなと、今日の夕飯は鶏肉団子のスープかけ御飯にすることにした。息子には他におかずが必要だろうとコロッケ屋さんのコロッケも2つ。

鶏肉は卵黄と塩胡椒、紹興酒、片栗粉を加えて軽くこねてから茹でていく。茹で汁には塩とチキンコンソメ、あと、酒も少々。ただただ肉団子だけのスープを作り、トッピング用に白髪葱もたっぷり刻んでおいた。スープはそのままスープとして飲むにはちょっと濃いかなーくらいの味付けに。青梗菜は塩を入れた湯で軽く茹でて、オイスターソースつけつつ食べることにする。

お母さんおなか痛いの?だいじょうぶだいじょうぶ?と、息子はせっせと皿出してくれたり、コロッケを自分で温めたりしてくれて、おかげでけっこうらくちんに夕食の準備を終えることができた。もうすぐ息子の運動会で、運動会のお弁当についての会議をしながらの夕御飯になった。

「運動会の日、なんでも作るけどー……なにがいい?」
自家製パン作りが盛り上がっている最近なので、小さめに作ったパンを山ほど持っていって、ハムやチーズ、卵サラダにポテトサラダに刻み野菜、コロッケにハンバーグにとあれこれ現地で挟んで食べるサンドイッチ弁当をしてみたいなと密かに思っていた私。

「んとね、ごはんですよおにぎり」
「……ほー」
「あとね、マッケンチーズ」
「……すごい組み合わせだね……」
「なんでもいいよって、言ったじゃん」
「言ったよ、言ったけどさー……」

おにぎりとチーズマカロニ。なんだかすごい組み合わせになっちゃったぞと思いつつ、息子との協議の結果「マッケンチーズは冷めたら美味しくないのでマカロニグラタンでいかがでしょう」と妥協案に至ることができた。今週末はあまり良い天気とは言えない予報が出ていて、延期になる可能性がとても高そう。揚げ物おかずは回避の方向にして(中止連絡が来る前から揚げはじめていなきゃいけないし、揚げちゃったら当日食べなきゃいけないし……)、前日にある程度仕込みが可能で、そこそこの保存が可能で運動会順延にもうまいこと対応できる献立はないものかなと今から色々考えている。

5月25日 木曜日
ほんのり豪華めな中華ランチ
肉団子のスープかけ御飯
さくらんぼ
麦茶

昨日たっぷり作ってはいたのだけれど、昨夜いまいち食が進まなかったこともあって、まだまだ残る肉団子スープ。鶏肉のお団子は美味しい。冬の鍋料理での鶏団子も最高だけれど、鍋じゃなくてもやっぱり最高だ。肉団子大好き。

「というわけで、まだまだあるから今朝は問答無用でこれね」
とスープを温め、アッツアツにしたそれを御飯の上にたっぷりかけて肉団子もありったけトッピング。一人息子は
「ん?ベーグルあるの?お母さんの焼いたベーグル?じゃあぼく、これ食べるね」
と昨日寝坊して食べられなかったベーグルを焼いて食べていた。
食後にはアメリカンチェリー。「さくらんぼの季節だ!」と買ってきたのだけれど、今日のはちょっと酸っぱかった。

幕張 「謝朋殿」にて
 日替わりランチ \1260

今日の午前中は、幕張でお仕事の打ち合わせ。早めな時間からの打ち合わせだったので、たっぷり話して別れてもまだ11時を過ぎたところだった。

「んじゃ、ちょっと散策してお昼御飯食べて帰ろー」
と、あっちをぷらぷら、こっちをぷらぷら。海浜幕張エリアでは比較的後発のスポット、ROOM DECOの1階が案外と楽しくて毎回覗いてしまうのだけれど、キッチン雑貨売り場で「COLON」という名のついた可愛いバターナイフ(これ)とお気に入りのメーカー、OXO社製のライススクープ(これ)を買ってみた。ライススクープ、シンプルなフォルムなのに持ちやすくて使いやすそう。なんでもOXO社製品に「山中俊治デザインシリーズ」というのができたそうで、和の食材向けの諸々の調理器具のラインナップが揃っているらしい。トングとか穴あきスプーンとか、いちいち格好よくて(しかも使いやすそうで)、また何か買ってしまいそうな予感がひしひしと。

あとは食材〜と、カルフールに移動して、肉を買ったり野菜を買ったり。おりしもタイ料理フェア開催中で、ココナツミルクやシュリンプペーストが手頃な値段だったのでそれらもいくつか籠に入れた。で、気がつけば12時。

一人でランチも悪くないけど、そういえばKさんのアルバイトが終わった頃かも??と電話してみた。今幕張なんですが一緒にお昼どうですかー?とお誘いして、一緒にランチ。ビルの24F、海の見える眺めの良い中華料理店「謝朋殿」の日替わり定食をいただいてきた。

定食で1260円というのは、オフィス街にしてはなかなか気合いが必要な価格に思われる。でも、日替わりのおかず2品にスープ、ザーサイ、御飯(orお粥。どちらもお代わり無料)、デザートのセットというなかなか豪華な内容で、充分満足できるものだった。今日のメインのおかずは帆立と青菜の炒めもの。副菜は春雨と肉団子の甘辛煮、という感じ。

シンプルな塩味の炒めもの、帆立がものすごく大きくて一口ではとても口に入らないサイズなのが嬉しい。こちらは良い塩梅の塩加減だったのだけれど、なぜか肉団子の方は若干濃いめの味付けになっていて、肉団子1つに対して御飯が5口くらい進んでしまう感じ。
「……煮すぎちゃったかな?」
「肉団子担当の人がお疲れで、つい塩多めに入れちゃったとか?」
などと話しながら、シメのミニ杏仁豆腐まで綺麗に平らげた。店頭の案内によると、沖縄の料理を数多く登場させたコース料理(5000円くらい)があるそうで、私はそれが密かに気になっている。アグー豚の柔らか煮込みとか帆立と沖縄野菜のXO醤炒めなんかが美味しそう。

チーズ(テテ・ド・モワーヌ)
牛ももたたきの野菜巻き
自家製 リーン生地の丸パン
クラムチャウダー
ビール(ジョッキ生)

「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ
カフェオレ

先日届いた第2集に加えて、第1集も買ってしまったBAGEL&BAGELオリジナルレシピ集。とにかくひたすらにベーグルだらけで、写真も見ていて楽しいものが多い。第1集の最後の方には、なぜかチーズケーキとかクラムチャウダーのレシピも掲載されていて、そのクラムチャウダーが美味しそうだなぁと。カルフールでアサリが案外と安かったので、クラムチャウダーを決行することにした。メインのおかずはどうしましょうと魚売り場肉売り場を見て歩き、手頃な値段の牛もも肉の塊をみつけた。今日の夕飯は、クラムチャウダーと牛のたたき。クラムチャウダーだったら御飯よりもパンでしょうと、パンも焼くことにした。

クラムチャウダーに合わせるパンは、フランスパンっぽい固めのものが良さそう。でも明日の朝御飯は牛乳使った柔らかめのパンが食べたいのよねと、夕食の準備をしつつ2種類のパンを仕込むことになってしまって、なかなか大変なことになった。

これまでいまいち綺麗にとろみがつけられなかったクラムチャウダーは、今回のレシピでかなり改善することができた。具材を炒めて牛乳と水とコンソメキューブを投入してことこと煮込み、その間に別鍋でバターと小麦粉をケチらず使ったしっかりめのルウを作る。煮込み中のスープを少しずつそのルウの鍋に移して溶きのばしていき、全体に綺麗に馴染ませたらかなり理想に近いとろみがついた。……でもこのとろみにはけっこう恐ろしい分量のバターが使われているのだと知ると、「とろみ控えめで良いや」という気分も少々……。

牛肉は強めに塩胡椒した後、弱火で10分ほどかけて全面を焼き、コンロの火を消して温かいスキレットの上で10分ほど休ませてから再び火にかけ、しっかり焼き色をつけて仕上げた。限りなくレアに近いミディアムレアになんとか焼き上がり、スライスしてからその肉よりたっぷりのレタス、きゅうり、パプリカ、玉ねぎなどを添える。レタス以外の野菜は千切りにして、レタスで肉をくるんでみたり、肉で野菜をくるんでみたり、適当に食べることに。ポン酢にマヨネーズに各種ドレッシングにとあれこれテーブルに並べ、にんにく醤油(おろしにんにく+醤油+味醂少々)も作っておいた。ちょうどきっかりパンも焼き上がるぞというところで、だんな帰宅。

レタスに肉乗せて、きゅうりと玉ねぎも積み上げて、にんにく醤油をひと垂らしして巻いて食べると、何とも良い感じ。脂っけの少ない赤身の肉が思った以上に良い味で(歯ごたえもそれなりにあったのだけど)、家族一同良く食べた。クラムチャウダーはそれ以上に一同良く食べていた模様。

5月26日 金曜日
思いたって、鶏飯。
自家製リッチ生地 ちぎりパン
クラムチャウダー
アイスカフェオレ
さくらんぼ

本によると、パン生地作って、それを「8等分」にして、それらを更に半分ずつの大きさに丸め丸めて16個のお団子を作って、角型に詰めて焼く……という趣向だった「ちぎりパン」。何を間違えたか、「6等分」にして12個のお団子を作ってしまい、角型に詰めるところで
「……なんか、足りない……?」
と気がついた。でも、それから丸めなおすと却って色々なものが悪化してしまいそうな気がして、お団子12個で半ば無理矢理に「ちぎりパン」を作成。四角い型にみっちりと可愛いサイズの丸パンが詰まるのが壮観なはずのパンなのだけれど、中途半端に団子がくっついたような良くわからないものになってしまった。温めたパン出して、発酵バターを軽く塗りつつ昨夜のクラムチャウダーも添えて。

デザートはさくらんぼねー……と冷蔵庫からさくらんぼを出したところで、息子が
「わぁ!ぼく、宿題やってなかったよ!」
と言い出し、慌てて居間に移動してプリントの宿題を。たいへんたいへんと言いながらやっている割には、傍らに置いたさくらんぼの鉢の中身がすごい勢いで減っていっていた。

おにぎり屋さんのおにぎりセット
 (鮭・おかか・唐揚げ・玉子焼き)
麦茶

今日は午後から鋭意お弁当の仕込みの開始。海老買って、鶏肉買って、牛肉も買って……と、大量のお買い物リストを持って午前中のうちに買い物に出かけてきた。金曜日はあちらこちらで特売をしている曜日で、どこも混雑。切り花半額の文字にぐぐっと惹かれつつ、でもあまりの荷物の多さに断念して帰ってきた。

ついでに買ってきたお昼御飯は、おにぎり2個と唐揚げ2切れ、玉子焼き1切れの小さなお弁当。しまったよ、明日の昼こそおにぎりの予定なんじゃん……と思いつつ、シンプルなおかかおにぎりと鮭おにぎりを平らげた。小さめおにぎりの方があれこれ種類食べられて良いのだけれど、我が家のおにぎりは心持ち巨大(←手のでっかいだんなが握ってくれるから……)。

レタスのサラダ
焼き鳥
クラムチャウダー
鶏飯
アイスウーロン茶

野菜の牛肉巻きは、あと焼きつけてタレを絡めるだけ。茹で鶏もできあがったし、海老とブロッコリーの和え物もあとは和えるだけだし、デザート用フルーツも準備万端。でもまだグラタンは手つかずで、あれもこれもと中途半端な状態で、息子の音楽教室に行ってきた。帰り道、あんまり時間の余裕もコンロの余裕もないから、おかずは何か買って帰ろうねと話しながら家路につく。

「でー……おかず、何がいいかな?クラムチャウダーの残りを食べちゃうことと、あと、美味しい鶏スープで炊き込み御飯作ろうとは思ってるんだけど、何か希望は?」
「ばーむくーへん」
「……へ?」
「バームクーヘン」
「……おかず?」
「うん」
「バームクーヘンって、どんなのよ?ちゃんとわかって言ってる?」
「あのねぇ、ケーキみたいなー……おいしいおいしいおいしぃぃぃぃぃい、ケーキでねぇ」
「……ケーキじゃん」
「丸いケーキ」
「うん」
「しかも、甘い!」
「それが、おかずになると思う?」
「ならないよねぇ?」
「ならないでしょう?」

そんなくだらない会話をして、でも確かにバームクーヘンは食べたいかもと思いつつ、「あ!」「お」と2人同時に立ち止まり、駅ビルで見つけた10本380円の焼き鳥を買うことにした。つくねとか、ももとか、ねぎまとか、レバーとか、あれこれ選んで息子が5本、私も5本。

中華の前菜のプリプリの蒸し鶏を目指して作った茹で鶏。沸騰させないように苦心しながらとろ火でのんびりのんびり火を通してみた。割と理想な感じのプリプリ鶏ができあがり、ついでに綺麗に澄んだスープもとれた。せっかくだからこれを活用したいなと、鶏油で玉ねぎとタイ米炒めて羽釜に入れ、その鶏スープを注いで炊いてみた。トッピングに味見ついでに茹で鶏2切れ乗せて、黒胡椒がりがり挽いて食べることに。

タイ米は昨日カルフールのタイ料理フェアで見つけて買ってきたばかりの香り米。パラパラしていて鶏スープの濃厚な味によく似合っていた。今日は用意しなかったけれど、山盛りの香菜とか添えて食べたい感じ。鶏も美味しく煮ることができたので、今度はこのレシピを基本にタレもちゃんと用意して海南飯にしてみることにしよう。

5月27日 土曜日
久しぶりのナチョス。ナチョス本体が見えないほどの具沢山……
豚まん・焼売
プーアル茶

今日は朝6時起きで運動会のお弁当作り。道路には濡れた跡があるけれど、今のところは降っていない。これは、無理無理開催しちゃうかもなー……と御飯を炊いたところで「今日は中止でーす」と連絡網がまわってきてしまった。こうなる展開は予想のうえで明日にもまわせるおかずばかりを用意していたのだけれど、がっかりする気持ちばかりはしょうがない。

しょうがないねぇ……と一度は冷蔵庫から出したおかずたちをもう一度冷蔵庫に戻し、炊いちゃった御飯は昼御飯にまわすことにして、昨日買ってきた朝御飯用の饅頭を蒸かした。1人1個の肉まんと、1人2個の焼売が今日の朝御飯。運動会しっかり動けるようにー……とお総菜屋さんで肉まん買ってきたのだけれど、さて、それじゃあ明日の朝御飯はどうしよう。

かつ丼
鶏スープ
麦茶

「あー……まだ8時だ」
「おおー、まだ9時かぁ」
なまじ早起きしてしまったものだから、今日はやたらと時間がたっぷり。午前10時になって駅ビルの各店舗がオープンするのを待ちかねるようにして皆でお買い物に行った。安売りの洗剤買って、夏に向けての殺虫剤も買って、青山フラワーマーケットで素晴らしく見事なシャクヤクを扱っていたのでそれも数本買って。

昼御飯はどうしようね、炊いてしまった御飯食べなきゃねとお肉屋に向かったところ、巨大なとんかつと目が合った。
「……とんかつ?」
「とんかつ、良いですねぇ」
「とんかつは素晴らしいよね」
とだんなと意見の一致をみて、とんかつ2枚購入。かなり巨大なとんかつだから、家族3人で2枚をわけるくらいでちょうど良さそうだった。

茹で鶏を作ったときにできた鶏スープには刻み葱を散らし、ちょっと小さめサイズのかつ丼でお昼御飯。チャーシュー作るよー、と、豚バラ肉買ってきて煮込みはじめていただんなが、そのままかつ丼も作ってくれた。天気はいまいちよろしくなく、運動会中止もむべなるかな、という感じ。

幕張 「トニー・ローマ」にて
 ナチョス
 オリジナルベイビーバックリブ・レギュラー
     コールスローサラダ・ガーリックマッシュポテト
 ビール(ハーフ&ハーフ)
 フローズンストロベリーマルガリータ

1日暇になっちゃった曇天の土曜日。そうそう、そういえばこんなクーポンあるんだよー、と、だんなに地元ペーパー誌を見せたところ、私以上にだんなの瞳がキラーンと輝いた。クーポンの内容は、1皿2000〜2500円くらいするスペアリブのプレートメニューが2つで3330円になりますよー、というもの。

「リブと羊とか、リブと魚介なんかのコンビが対象で……レギュラーサイズのリブでも良いみたい」
「レギュラーサイズのリブが通常2400円だから……けっこうお得?かなーりお得?」
いてもたってもいられず、夕方になって海浜幕張のTONY ROMA'Sに行くことになった。どうせだからとユニクロ覗いたり、カルフール覗いたりして幕張散策もする。新しいTシャツ買って、こないだ炊いてみて美味しかったタイ米を追加で買って、チーズ買ってビール買って、息子に新しい水筒とサンダルを買ってあげて、予定以上の大荷物になった。ユニクロのこの深海魚Tシャツ、ステキすぎ(←買わなかったけど……)。

そしてちょっと早めの夕御飯。店内は大変な混みようで、私たちが入ってすぐに店内の席はほぼ全部埋まった状態になった。その混雑の割にフロアを立ち働く店員さんの人数は少なめなようで、どのテーブルでもなんだかてんてこまい状態。料理や飲み物が出てくるのにもずいぶん時間がかかったし、よりにもよって子供の料理の注文がちゃんと厨房に伝えられてなかったりと、ほんのり悲しさが漂う夕御飯になってしまった。

前菜にと頼んでみたのが、息子も好物なナチョス。トルティーヤチップにサルサかけてチーズ散らして、あとはオリーブとかハラペーニョとか角切りトマトとか、お店によってそのあたりは微妙に違う。初めて食べてみたトニーローマのナチョスは、中央にこんもりアボカドディップが添えられていた。刻んだ青葱も散らされて、見た目がとても鮮やかだ。さほど辛くないナチョスだったので、息子も一緒にバリバリ食べてほどなく皿は空になった。

んで、レギュラーサイズのリブは、骨10本。ハーフサイズは6本で、フルサイズだと12本。甘辛いこってり味のバーベキューソースがこれでもかと絡んだスペアリブをもりもりとしゃぶってきた。1品選べるサイドディッシュはガーリックマッシュポテト。にんにく臭濃厚なマッシュポテトをつつきつつ、もう1品のサイドディッシュのコールスローもしっかり平らげた。セロリシードの香りが強く漂うコールスローがいかにもアメリカ〜ンな味だった。

お店を出るとわずかに雨が降り始めていて、明日の天気もどうにも怪しい感じ。明日は運動会できると良いねぇと話しながら、家族全員買い物袋を両手に持って小雨降る中、帰宅。

5月28日 日曜日
だんなと2人でお弁当おかず。しょぼーん……
ベーグル生地のチーズパン
チョコデニッシュ
アイスカフェオレ

昨日流れた運動会。今日はどうよ!?と起きてみれば、またもや道路はうっすら濡れた跡が残っていて、今のところは曇り空で留まっている空も、いかにもヤバそうな感じ。それでも今日の昼過ぎからは晴れ間も覗くみたいだし……と、とりあえず今日も3合の米を炊いた。運動会があってもなくても、息子は今日は登校しなければいけないのでお弁当は必要だ。
「じゃ、おにぎりは、とーちゃんが握ってやるかね」
と、だんながおにぎりを握ってくれた。息子のお弁当分を作った後は、そのままお昼御飯用にと私とだんなの分も用意してくれた。息子のリクエストは「ごはんですよおにぎり」だ。

御飯炊いて、さて、おかずは運動会用の重箱に詰めるべきか息子用の弁当箱に個別に詰めるべきかと悩んでいるところでとうとう雨が降り出した。あれあれと思っている間にあっという間に土砂降りに。雨は結局昼頃まで降り続くことになり、息子は弁当箱と水筒、教科書にノートを持って登校していった。運動会は次の予備日に延期だ。

平日と同じ時間に摂った朝御飯は、昨日カルフールで買ってきたパンいろいろ。ちょっと久しぶりな気がするチョコデニッシュと、チーズをトッピングしたコッペパン状のベーグル生地のパンが私の取り分。だんなの選んだピロシキがさりげなく美味しそうだった。

おうちで弁当
 茹で鶏と刻みきゅうりの葱油添え
 じゃがいもの牛巻き甘辛煮
 海老とブロッコリーの生姜醤油和え
 おにぎり(鮭・たらこ・ごはんですよ)
 オレンジとグレープフルーツのはちみつ漬け
 さくらんぼ
お茶

今日も早起きしたおかげで一日がとても長い。まだ9時だ、まだ10時だと暇をもてあましつつのんびりとしていた。昼御飯は、本当は重箱詰めて運動会に持っていくはずだったお弁当の中身色々。これに息子のリクエストの「マカロニグラタン」もあったのだけれど、それはさすがに多いかなと冷蔵庫に入れたままにしておいた。明日のお昼御飯にでもするかな。

なかなか上手いことできた茹で鶏(目指せ中華の蒸し鶏、という感じのもの)と刻みきゅうりには刻み葱を胡麻油、塩で和えておいたものを添える。甘辛く焼きつけたのはじゃがいもとにんじんをきっちりと巻き込んだ牛もも肉で、大きな茹で海老はブロッコリーと合わせておろし生姜、薄口醤油、酒で軽く和えた。デザートには、オレンジとグレープフルーツ、デコポンをほぐして薄皮剥いたものにはちみつを少量かけて馴染ませておいたもの。息子の大好物のさくらんぼもたっぷり添えた。

家で食べてみるとおかずはけっこうな分量があって、諸々全部余ってしまった。青空の下で、家族皆で食べるときはこのくらいなくなっちゃうんだけどなぁ……と思いつつ、
「ん、おいしいね」
「チャーシューも煮えたからちょっと切る?ちょっと食べる?」
なんて言いつつ、静かな昼御飯。実のところ、大変に剥きにくかった柑橘のデザートを作るのが案外と手間だったのだけれど、息子も喜んで食べてくれたようで何より。
「うんどうかい、お休みになっちゃってざんねんざんねん……」
と言いながら帰ってきた息子の弁当箱は綺麗に空になっていた。

「東京麺珍亭本舗」の油そば
 自家製チャーシュー・煮卵・もやし・メンマ・刻み葱
ビール(ジョッキ生)

もう何年も食べていないけれど、東小金井に油そばが名物の「宝華」というお店がある。結婚する前か、結婚してからか、だんなに何度か連れていってもらった。スープじゃなく醤油ベースの油だれを絡めて食べる油そば、初めて口にしたときは「世の中にこんな美味しいものがあったなんてー!」とえらいこと感動した記憶がある。今はもう近所とはとうてい言えない距離に住んでいるので、なかなか食べに行くこともかなわず、時々家でもどき料理の「汁なしチャーシュー麺」とか作っていた。

で、数週間前に「ここの油そばが旨いですよー、通販で買うのも、かなりお店のに近い味で旨いです」と教えていただいたのが、早稲田鶴巻町にお店のある東京麺珍亭本舗というお店。海苔やメンマ、たれと麺がセットになった商品があって、時々共同購入などのキャンペーンもやっているらしい。安売りのタイミングを見計らって、試しに12玉ほど購入してみた。今、我が家の冷蔵庫は麺だらけだ。

「4玉茹でるよー。俺、食べるから」
と、だんなが昨日から気合い入れてチャーシュー煮たり煮卵用意してくれたりしてくれた。今日も
「おゆきさん、お風呂入ってきちゃいなさいね、準備してるからね」
と、私が風呂入っている間に葱は刻まれているわ、もやしも茹でられているわ、大変に手際よく油そばの準備が進められている。だんな、相当に油そばに餓えていたらしい。

麺はかなりしっかりと太めのもので、それが強めのタレに良く似合う。タレ、麺、どちらも温度が低い状態では麺の表面がドロドロしたものになってしまうそうなので、茹でたての麺を温めたタレに急いで絡めて諸々の具をトッピングした。大量に準備したモヤシは麺に乗せて食べる他、細かく刻んだチャーシューと和えてチャーシューの煮汁を垂らしてビールの友に。

しっかりとした味なのに案外とさっぱり食べられる料理で、危険なほど箸が進んでしまった。自分の家で作る「汁なしチャーシュー麺」もそれなりに美味しいけれど、なにしろ麺が違う。たれの味もかなり好みで、刻み葱をたっぷり絡ませた麺をすすりまくった。
……そのうちお店にも食べに行ってみたいなぁ。油そば大好き。

5月29日 月曜日
メロンパン作ってみました。
お弁当の残りいろいろ
 茹で鶏と刻みきゅうりの葱油添え
 じゃがいもの牛巻き甘辛煮
 海老とブロッコリーの生姜醤油和え
 オレンジとグレープフルーツのはちみつ漬け
焼きたらこ
ごはんですよ
御飯
麦茶
 

今日の息子は学校お休み。週末予定の運動会は雨で流れたけれど、昨日は一日通常授業があったのだった。だんなの出勤に合わせて息子も私もいつも通りに目を覚まし、でも朝御飯はちょっと遅めの時間にした。冷蔵庫にはまだまだお弁当おかずの残りが詰まっている。
「おにぎりも1個あるよ。たらこのおにぎり」
「あー!ぼく食べるー!」
「……じゃあ私は冷凍御飯チンして、たらこ乗せて食べようかな」
と、ありったけ色々出して食べた。

「ごはんですよは、のりだよねー?のりの味、するもんねー?」
なぜか最近「ごはんですよ」に執心の息子は、おにぎりを食べた他にも茶碗1杯の御飯を所望して、ごはんですよを乗せて食べている。あ、それ美味しそうだねぇと、私もたらこを囓りつつ食べていた御飯にごはんですよをちょいと乗せて食べた。一応朝御飯のはずだったのだけれど、2人してしっかり食べてお腹いっぱいになってしまって、結局これが朝昼兼用みたいな形に。

息子と作ったメロンパン
牛乳

仕事も山盛りなれど、今日は息子と約束していることがある。
「学校がお休みの日に、いっしょにメロンパン作ろうね」
と1週間ほど前にお願いされて、良いですよーと約束した。たしか、きっかけは
「お母さん、いろんなパン作るよねー?でも、メロンパンはむずかしいよねー?」
と問いかけられたから、だったような気がする。

作ったことないけどできるよ多分、いつも見ている本に、ほら、レシピ載ってるよ?ビスケット生地を別に作って、くるんで焼けば良いみたいだねぇと息子と一緒にレシピ本を眺めて、「じゃあ一緒に作ってみよう」という事になったのだった。ビスケット生地は半日以上前に作って冷蔵庫に入れておかなければならないので、遅めの朝食の後早々にビスケット生地作りから。バターを柔らかくすり混ぜて、砂糖を混ぜて卵も入れて、ふるった薄力粉を入れてざっと混ぜ、棒状にまとめてから冷蔵庫に移動。続きは3時間くらい経ってからかな、と、道具を洗い終えたら「じゃあ外であそんできまーす」と息子は外に遊びに行った。

で、午後になってから、いつも通りのリッチ生地の配合でパン生地の準備を。1次発酵を終えた後の生地を8等分して個別に丸め、ビスケット生地を丸くのばしてそのパン生地をくるむ。綺麗にくるんだら上面にグラニュー糖をおしつけて、メロンパンらしい模様を表面に刻みこみ、その状態で2次発酵。あとはオーブンで焼くだけだ。息子は生地をこねるのも、ビスケット生地を丸くのばすのも、全部果敢に取り組んでいた。できあがった8個のメロンパンのうち4個は、整形から仕上げまでの工程を全部息子が1人でやったものだ。

「よしっ次は、これをくるもう!」
「あ!違う違う、それお母さんが丸めたパンだよ、君のはそっち、そっちの方」
「こっち……なんか、かっこわるいよ?」
「じゃあ責任持って綺麗に丸めなおしてごらんよ、君が丸めたやつなんだから」
粉がこぼれた砂糖が飛び散ったと、顔にまでグラニュー糖を飛ばしたりしながら、でもなんとかできあがったメロンパン。初めての割にはとてもそれらしいメロンパンがちゃんとできあがって、粗熱が取れるのをじりじり待ってからおやつに1個ずつ「自分担当のパン」を食べた。

「おおー、ちゃんとメロンパンだー」
「メロンパンになってる!!」
適度な厚さの表面のビスケット生地がちゃんとサクサクとした食感でほど良く甘くて、その中に詰めたパンもちゃんと焼けている。メロンパンのメロンパンたる模様もそれなりにちゃんとできていて、ほんのりいびつではあるものの、ちゃんとメロンパンっぽいメロンパンができあがって、私も息子も大満足だった。牛乳お代わりして飲みながら、
「いぇーい」
「いぇーい、完成〜」
と息子と祝杯。

鮭のバター焼き 炒めきのこがけ
じゃがいもの牛巻き甘辛煮
チキンマカロニグラタン
たらこスパゲティ
青梗菜と卵のスープ
ビール(ジョッキ生)

お弁当に使ったたらこの残りが2切ればかり。チキンマカロニグラタンもあることだし、ではたらこはサラダか何かおかずっぽいものにしよう、と思っていたのだけれど、
「たらこ〜♪たらこは、たらこスパゲッティのもと〜♪」
と歌っている人がいる。そういえば息子はたらこスパゲティが食べたいって言っていたっけ、と、組み合わせは最悪だけれど今日の夕飯はたらこスパとマカロニグラタン(まぁ、グラタンはたいした量じゃない……お弁当のおかずの1品だし)。だんなも帰って来られるそうなので、同じくお弁当に使った残りの鮭も焼いて食べてしまうことにした。

鮭は普通に塩焼きして、そこににんにくを効かせたバター醤油炒めのきのこ(しいたけ+ブラウンマッシュルーム)を鮭が見えなくなるくらいたっぷり上から添える。3切れだけ残ったじゃが巻き牛肉もビールのアテに出して、そして大火力コンロでたっぷりの湯をぐらぐら沸かして太めのスパゲティを茹でた。

茹でたパスタは300g弱。おかずも多少あるし、まぁ1人100g見当でしょうと茹でたのだけれど、茹で上がったパスタの半分ほどを息子が持っていくとは私もだんなも予想していなかった。
「あ〜!たらこ、たらこのスパゲティだぁ!」
と、最初にごっそり"レストランでの1人前(約80g)"ほどを皿によそった息子は、グラタンもきっちり1/3量以上よそったうえで全て平らげ、
「まだ……食べる……食べられる……」
と、大皿にまだ幾分か残っていたパスタもグラタンも全部さらっていき、パスタが茹で上がった直後に感じた「……あれ、けっこう多かったかなぁ、茹でたの多すぎたかなぁ」との私の懸念はまったくの杞憂に終わった。ていうか、足りませんでしたかもしかして……。

私、「我が家で一番たらこスパゲティが好きな人」という自覚があったのだけれど、そろそろ順位が変わってきているのかもしれない。

5月30日 火曜日
ゴチランチ。鴨に帆立に……
自家製メロンパン
牛乳

昨日作ったメロンパンは、市販のものより若干小ぶり。息子の片手の平にちょうど乗るくらいのサイズで、だから2個くらい食べられるかなと思いきや案外と食べ応えがある。だんなも1個食べて朝ジムに向かい、私と息子も1個ずつ、自分が作ったパンを囓ることにした。

今回できあがったメロンパンは心もちしっとりめの出来上がりで、それは不快な口当たりというほどではないのだけれど、もうちょっとカリカリ寄りの歯ごたえでも良かったかなと思う。どうも我が家の電気オーブンはレシピに記載された温度と分数じゃ足りないようで、プラス20度、プラス3分くらいの上げ幅でレシピ写真に似た出来上がりが望めるような感じ。次はもうちょっとカリッとしたメロンパンを目指してみよう。なんとなくコツもわかったし(でもその前にクリームパン作りたい!)。

広尾 ACQUA PAZZAにて
 バーニャカウダ
 前菜盛り合わせ(鴨のグリル・帆立の燻製サラダ・グリンピースのスープ)
 ほたるいかとルッコラのスパゲティ
 ドルチェ盛り合わせ(リコッタチーズのシュークリーム・マンゴーのジェラート・桃のゼリー)
 プチフール(ビスコッティ・砂糖漬けオレンジピール)
 エスプレッソ

今日は仕事の打ち合わせで、久しぶりに広尾ACQUA PAZZAにお出かけ。お仕事の話を諸々しながら、広報担当Mさんと一緒にゴチランチをいただいてきた。タダほど高いものはない……というのは冗談として、これからしばらく忙しいことになりそうだ。妥協のない、みっちり綺麗な仕事を心がけよう……がんばれ私。

いただいたランチは前菜・ランチ・ドルチェのコース。平日お昼は女性のお客さんが圧倒的に多いそうで、前菜とドルチェに重きが置かれている感じ。そうそう、「盛り合わせ」ってなんだか楽しいんですよね、もう見るからに幸せで……と話しながら、美味しい野菜をどっさり盛り合わせたバーニャカウダに、前菜3種の盛り合わせに、ドルチェの盛り合わせ。スパゲティは旬のホタルイカをたっぷり具に使った、スモーキーなピンク色のなんとも綺麗な色をしたものだった。

全体的に色合いも美しく、鴨のグリルにはオレンジのソースと赤玉ねぎのマリネが添えられ、プリンプリンの帆立の燻製にはトマトやイタリアンパセリのソースに、ちょっと珍しい「ディルの花」。線香花火のようなぽわぽわとした可愛い花は、でもしっかりとディル特有の香りがした。

「せりあさんがいらっしゃるなら!……って、ドルチェはマンゴーです」
と、国産の季節にはまだちと早いはずのアップルマンゴーはとろけるように甘く、その果実の味を凝縮したようなマンゴーのジェラートも濃厚な甘さなのに爽やか。洋酒の香りがほのかにただよう桃のゼリーと、リコッタチーズのツルリとした舌触りのクリームが詰まったプチシュー2個を食べ終わる頃には良い感じにお腹もいっぱいになった。白ワインいただいちゃって、ほのかに酔っぱらっちゃったりもした。

まだ2時前だなと、久しぶりに広尾駅前の明治屋ストアも覗いて、新発売らしいマンゴーのジャムとか、明日の朝用予定の肉まん、三之助豆腐などを購入。地元のスーパーだったらまだ全然見切り品レベルじゃないような見切り品が野菜売り場の隅っこに積まれていて、「……ぜんぜん大丈夫じゃん……」とベビーほうれん草の束(大きなパックに入って1個100円!)も買ってきた。

海鮮丼(まぐろ・ねぎとろ・いくら)
ほうれん草と豆腐のサラダ
青梗菜と卵のスープ
麦茶

午前中から午後まですっかり家を空けてしまったので、「……きっと仕事のメールがそれなりに来ているはず……」と帰宅すると、予想通りお仕事がちらちらと。夕飯の準備はあまり手間をかけられないなという予想の元、まぐろの刺身を買ってきた。サクのまぐろと、安かったねぎとろと、これまた安かったいくらと。本当はサーモンを買って、サーモンといくらの魚介親子丼にしたかったのだけれど、今日はまぐろがとても美味しそうだったのだった。

買ってきたベビーほうれん草は玉ねぎ、トマトと合わせて角切り豆腐を乗せ、胡麻ドレッシングで和風のサラダに。あとは昨夜のスープが残っているからこれで良いかなと、昆布を入れて炊いた御飯は薄味の酢飯にして、それにまぐろといくら乗せて食べた。

「いただきまーす!」
「あ、ちょっと醤油かけると旨いと思うよ。こう、ピャーッて」
「……こう?」
「あ、違う違う、それじゃあいっぱいかかりすぎちゃうから……こう、少しずつ、ちょびちょびっと」
「ぽ、ぽ、ぽ」
「そうそううまいうまい」
「ぽ、ぽ、ぽ」
ぽぽぽ言いながら醤油をかける息子がちょっと楽しかった。

5月31日 水曜日
もう、何がなんでも肉!って気分で
自家製メロンパン
オレンジとグレープフルーツのはちみつ漬け
アイスカフェオレ

私は数日前からだんなに呪いをかけている。焼き肉の呪い。
「焼き肉、食べたいなー」
「はいはい」
「焼き肉、恋しいなー」
「そうねー」
「焼き肉、食べたくない?」
「食べたいよ」
「焼き肉……」
「だー!でも、今日は遅いよ?帰って来られないぐらいかもよ?行くなら週末じゃない?」
「そっかー……」
この呪いの問題点は、術師もばっちり呪われてしまうところにある。ああ、焼き肉食べたい。どうしてかわからないけれど、焼き肉食べたい。じゅーじゅー肉焼いて食べたい。そんな上質の肉じゃなくて良いから。牛角でも安楽亭でも良いから。いや、いっそ家でホットプレート出して焼くか。肉を。

朝からそんな脂っこい思いにまみれてしまいつつも、
「朝御飯どうする?昨日、聘珍樓の肉まん買ってきた。パンケーキも作れるし、あとはメロンパンもあるけど」
と、朝御飯についての会話もきっちり繰り広げる。夫と息子の意向によると両者一致で
「メロンパン……かな」
「ぼくもメロンパンだなー」
とのことで、本日の朝御飯は機能に続き、息子と2人で作ったメロンパンということに。運動会の弁当用にたっぷり用意していたはちみつ漬け柑橘がまだ少量残っていたので、さくらんぼと一緒にそれも出した。しかし、やっぱり見た目以上に食べ応えのあるメロンパンなのだった。ビスケット生地が少々厚めなのかもしれない。今度はビスケット生地を2割減くらいにして作ってみても良いかもしれない。

「牛繁」にて
 マヨユッケ \725
 トロゲタカルビ \620
 ロース \515
 ハラミ \620
 粗挽きソーセージ \410
 焼野菜の盛合せ \609
 サンチュ \399
 味付ネギ \84
 ライス(S) \158
 ユッケジャンクッパ(S) \557
 いちご杏仁 \368
 生ビール 2×\410
 カルピスソーダ \294
……親子2人でよく喰ったなぁ……

今日は一日真面目に仕事!とパソコンに向かいつつも、どうにも良い天気なので布団を干してみたり、ついでに布団カバーを冬用のものから夏用のものに切り替えてみたり、ひっぺがしたカバーをひたすら洗濯してみたりと、細々とした季節切り替え作業などを並行してやりまくっていた。ベランダ行ったりきたりしていたら実にあっけなく蚊に刺されてしまったので、
「蚊もいるじゃん!もういるじゃん!大変大変大変」
と棚の奥にしまっていた「蚊遣り豚」とキンチョー蚊取り線香(昔ながらのぐるぐる線香)も出してきて、早くも家の中は夏の匂いになった。

で、そんなことをやりつつも、どうしても焼き肉が恋しくてたまらない私。
「肉ー肉ー」
と冷蔵庫を覗いてもそれっぽい肉はひとつも入っておらず、でも急ぎの仕事も入っているから買い物に行くのも食べに行くのもちょっと無理。焼き肉ー焼き肉ーと焼き肉に思いを馳せつつ、代替品になるような食料がみつからなくて結局昼御飯はスルーすることになった。夕方になってますます高まる肉への情熱。
「息子息子、焼き肉行かない?焼き肉」
と息子を誘い、向かったのは牛繁というチェーン店だ。本当の本当に食べたいのは、以前行ったやまとという店の焼き肉なのだけれど、だんな抜きでこの店に行ってしまったら夫婦間に亀裂が入りかねないので、今日は手頃な駅前近くのチェーン店で。

えーと、まずサンチュとカルビ、あと野菜盛り……と私が注文する横から、息子が
「ハラミくださーい、あと、ソーセージ、あと、ロースもくださぁい」
と頼む頼む。そんなに食べられるの?食べるよ、ぼくが食べるよ、と店員さんの前で議論してしまいながらも、結局肉3皿にソーセージ1皿、ついでにユッケも1皿注文。焼いた肉をサンチュに巻いて葱乗せてもりもり食べたい気分だったのでサンチュと刻み葱も持ってきてもらった。

ロース焼くよ焼くよ、カルビも焼くよ、そっちはハラミだよ……と、親子2人でせっせせっせと焼いては食べる。マヨネーズ味とかにんにく味といった奇天烈な味のメニューはなく、タレの味も肉の質も、ごくごく「普通」といった感じの焼き肉屋さんで、それが逆に「そうそう、こんな感じ」という気分にもなり。600円の野菜盛りは値段はなかなかだったけれど、超厚切りの玉ねぎに玉ねぎ、茄子、さつまいも、にんじん、ピーマンと盛り合わされていてかなりな食べ応えがあった。

ビビンバじゃなくてクッパでもなくて、ぼくは白いごはんが食べたいよという息子はミニサイズの御飯をもらい、私はシメにハーフサイズのユッケジャンクッパをもらい、そうして2人で腹一杯。
「お母さんお母さん、ぼく、もしかして、くいしんぼ?」
と、何を今更という事を息子が真剣な表情で聞いてきた。うん、あなたはきっと食いしん坊。私も食いしん坊……。