ミートパイ・ラムレーズンパイ
カフェオレ
……で、このユーハイムでひそかなる人気を誇っているのが「ミートパイ」。ユーハイムのミートパイは美味しいんですよー……と以前教えていただいて、たまたま新宿のデパ地下のケーキショップでひそやかに売られているのを発見して購入し、「なんて美味しいんだぁ!」と感動しちゃったのだった。やさしいやさしい味の、ちょっと昔懐かしい感じもあるようなミートパイで、美味しかった。
そのミートパイをいつでも買えるお店のひとつが、丸ビル内にあるショップ。ケーキだけじゃなく、パン類、お総菜類も扱っているでっかいショップが丸ビルの地下に入っている。ケーキの品揃えも他のショップとはちょっと違う風だ。昨日丸ビル寄った時に、
「ね、ね、ね、ちょっとだけ、ちょっとだけ地下見ていい?ちょっとだけー」
と寄り道させてもらい、そういやここのミートパイ美味しかったんだよねと買ってきたのだった。美味しそう美味しそうと、だんながチョコデニッシュもトレイに乗せていたので、私もクリームを練り混んだラムレーズンを。
だんなにコーヒーを淹れてもらっている間に、ミートパイをしっかり中まで温める。挽き肉にはたっぷりの卵(ゆで卵)が絡み、炒め玉ねぎもどっさり入っている様子。スパイスのクセなどはほとんどない。パイは何層にもリッチに重なった、サクッサクのもの。具とパイの分量のバランスもちょうど良いし、具の優しい味もとても好みだし、私にとっては限りなくパーフェクトに近い美味しいミートパイなのだった。肉肉したスパイシーなミートパイも、大好きなんだけど、これもミートパイのひとつのあるべき姿という感じで。
麦茶
とだんなから言われていたのだけれど、昨日は夜まで外出してたし、しかも酔っぱらって帰宅したしで何も仕込みはできてない。手持ちの食材で手早く簡単にお弁当を作るには……と献立を考え、「豚肉とちくわの卵とじ丼」にすることにした。塩漬けにしていた豚肩ロース肉を少量薄切りにし、醤油と酒と味醂と砂糖で作った割り下で玉ねぎと共にさっと火を通し、ちくわを加えて溶き卵投入。卵が固まったら刻み葱をパッと散らしてできあがり。
弁当箱には、他に刻みきゅうりとプチトマト詰めてマヨネーズ絞り、空いたところに冷凍ものの焼売詰めておいた。だんなは「手抜きでいいよ」と言ってくれていたけど、今日は本当にすさまじく手抜きだ……ごめーん。
フライパンには、その卵とじが少量余っていたので、私も昼にいただいちゃうことにした。小さめのどんぶりに冷凍御飯をチンして盛りつけ、卵とじを。ちょっと濃いめの味になっていたけど、弁当として食べるには悪くなかったかなー。
茄子とモッツァレラチーズの重ね焼き
グリーンサラダ
羽釜御飯
アイスティー
「……塩漬け豚肉、そろそろ食べちゃわないとなぁ……」
数日前に、保存を考えて塩をたっぷり揉み込んでぴっちりラップをしておいた豚肩ロースの塊肉、あまり漬けていてもベーコン化してしまうんじゃないかということで、焼いて食べることにした。
「塊」というより「厚さ4cmの分厚い分厚いステーキ肉」といった形状だった肉を、カンカンに熱したスキレットで両面じっくりと焼いていく。焼き上がったところでバルサミコ酢をジャーッと大さじ2ほど回しかけ、少し煮詰めたところで次々と醤油大さじ2、バター大さじ1、おろしにんにく小さじ1を投入してそれをからめてできあがり。肉を適当にスライスして皿に盛りつけ、スキレットに残ったソースをたらーんとかける。……ちと大人っぽくなったかな……と思ったけれど、肉の焼き加減は上々だし、火の通ったバルサミコ酢は酸味もなく、甘みとコクが足された感じ。
それと、半端に残っていたモッツァレラチーズは茄子と重ね焼きに。薄切り茄子の片面をこんがり焼き、裏返したところで適当にちぎったモッツァレラチーズをトッピング。チーズが溶けたら茄子・チーズ・茄子・チーズ……となるように重ねながら皿に盛り、塩胡椒して上からオリーブ油を風味づけにかけてできあがり。あとは御飯炊いて、サラダの準備して。
肉は適度に柔らかく、自分としては上々の状態に焼けていたのだけれど、息子の皿に盛りつけた部分はちょっとスジがあったらしい。
「……おかあさん……かたい……」
少しばかり悲しそうに言われて、ナイフで小さく切り分けてスジのところは取ってやった。うーん……やっぱりちょっと大人っぽい味だったかしらん。軽めの赤ワインとかぐいぐい飲みながら食べたい感じの肉料理だった。
アイスカフェオレ
私と息子も、同じくピタサンド。
ピタパンをさっと温めて中のポケットに薄くマーガリンを塗っておき、照り焼きにした鶏肉を詰め、葉野菜と刻んだ玉ねぎ、ピーマン、トマトも詰め、最後にマヨネーズを思いのままに絞りかけてできあがり。
「アイスティーもアイスコーヒーもあるよー」
「ん、ぼくね、カフェオレ」
牛乳多めのカフェオレを、私も息子も1杯ずつ。いよいよ季節は夏が近づいてきたので、毎年恒例のアイスティーとアイスコーヒーの作成を先日から開始した。どちらも冷水に一晩、コーヒーの粉や紅茶の葉をつけておけばできあがり。紅茶は専用の茶こしつきのアイスティー用ポットを使っているけれど、コーヒーの粉は茶こしを素通りしてしまうので、だしパックに粉を詰めて水に浸す。冷蔵庫にいつでも麦茶とアイスティーとアイスコーヒーが冷えているのは本当に幸せなことで、これからせっせとコールドドリンクを消費する季節がやってくる。今日はアールグレイ、今日はダージリン、と色々試すのも楽しみのひとつ。
野菜をこれでもかと挟んだピタサンドは、朝食には充分すぎるほどボリュームがあった。
「おかあさん、おかわり、ある?」
「うん、パンは残ってるけど……マジ?喰える?もう一個?」
「……やっぱり、いらないやー……」
そんなに美味しかったのかしら、ピタサンド……。
コロッケサンド
スペシャルサンド
アイスティー
「……先生に教えてもらいたい……」
という欲も出てきた。で、近所の先生を捜して、何度か連絡を取ってみて、2週に1度くらい指導していただくことになった。とりあえず今一番弾けているはずのブラームスの楽譜を持って向かってみる。
我が家のピアノ、長年つきあっているのだから私と相性が良くて当然ではあるのだけれど、鍵盤がすごく軽い。で、これまでずっと、色々な先生のところに通うたびに「うわっ……弾きにくい……」ということが続いていた。で、今回はまたそれが格別だった。
茶色く輝く美しいグランドピアノには「STEINWAY & SONS」のロゴが輝き、「うわーい、スタインウェイ〜」と思うものの、鍵盤はなかなか下に下がらない。鍵盤の間隔も同じはずなのに、家じゃ届くはずの音が外れるわ間違えるわで大変なことになった。楽譜見てる余裕もなくて、わたわたしながら先生の前で弾き終えた。ああ、なさけない。
先生はとても理論的にあれこれ教えてくださって、姿勢や弾き方のクセも指摘され、眼からうろこが何枚も落ちた。自分で「ここに気を付けなきゃいけないわー」と思っていたところはけっこうどうでもよくて、おざなりに弾いていたその反対の手こそ大切だったりして。ほんの45分のレッスン、みっちりと1曲だけをおそわってきたけれど、次回までに改善できるかどうか不安になるほどの課題をたくさんいただいた。とりあえず1曲、いつでも胸張って弾ける1曲を手に入れたいなぁ。がんばるぞー。
……と、そんなことをやっていて、レッスン終わって自転車にまたがるともう12時。郵便局行かなきゃ〜とかお買い物もして帰らなきゃ〜とばたばたしながら、サンドイッチ買って帰ってきた。女子高校の近くにある「ポパイ」という名の、カウンターだけの小さなサンドイッチ屋さんは、明らかに女子高校生をターゲットにしていると思われるお店だ。1袋150〜200円くらいでコロッケサンドや玉子サンドツナサンド、焼きそばパンなどが売られている。どれも笑っちゃうほどボリュームたっぷりだ。苺とクリームだけがぞんぶんにはさまったいちごサンドや、缶詰のみかんとパインがこれまた大量のクリームと共に挟まったフルーツサンドあたりも良い感じ。
1袋じゃいまいち足りなさそうだし……と、買ったのはコロッケサンドとスペシャルサンド。スペシャルは玉子とツナとハムのサンドが1つずつ、3切れが1袋になったものでちょっとゴージャスだ。ケチャップとソースを合わせたような、赤みがかったソースがたっぷり染みたコロッケサンドのコロッケがやたらとボリュームがあって、「……しまった、スペシャルにするんじゃなかった……」と最後の1切れと苦しみながらいただくことになってしまった。玉子もツナも、「そんなに詰めなくても」というほどにたっぷりの具がはさまっていて、私はもう大変にお腹いっぱい。
せめて動かなきゃと、午後は冬布団を夏布団に入れ替える作業を。使用中の布団カバーを全て外して洗って乾かし、冬用巨大羽毛布団は専用カバーをかけて押入に。おろしたての夏用カバーを布団とまくらにつけて、すごい勢いで働いてみた。疲れたけど、やっとこれで涼しい寝床〜。
ブロッコリーのサラダ
グリーンサラダ
スモークチーズ・チャンジャ
いぶりがっこ・いかなごのくぎ煮・塩昆布
キャベツとポークのミルクスープ
羽釜御飯
発泡酒(マグナムドライ)
すいか
麦茶
「うん、だいじょぶだいじょぶよー帰っておいでー」
とお返事した後、ほんとに大丈夫なのかしらと慌てて冷蔵庫の中身の確認に走る。今日の予定は鶏肉使ったクリームのパスタだったけれど3人分には材料が足りなさそうだし、ではお弁当用に買ってきた牛の薄切り肉を使うか……と、5分ほどで急いで献立を考える。牛薄切り肉は青椒肉絲に、昨夜のサラダが余ってるからそれも出して、ブロッコリーは茹でてチーズとマヨネーズの味のドレッシングをかけるかなぁ……あとは適当に酒の肴をいろいろ……と、なんとかなりそうだった。
牛肉には酒や卵や片栗粉などで下味をつけておく。ブロッコリーは茹で、小皿にマヨネーズと同量の牛乳と同量の粉チーズを合わせ、レモン汁と粒マスタードと塩胡椒を加えてさらっとしたドレッシングを作って冷やしておく。今日買ってきたばかりのキャベツはざくざく刻んで顆粒鶏がらスープ溶かした湯で軽く煮込み、半端に余っていたランチョンミートを刻んで混ぜ、牛乳加えて塩胡椒に水溶き片栗粉も加えてとろみをつける。
「わーいわーい、お酒お酒ー」
と、酒のアテになりそうなチャンジャとかスモークチーズも適当に盛りつけてテーブルに並べた。だんなの顔を見てから、下味つけた牛肉を水煮の筍、刻んだピーマン、長ねぎと一緒に炒め合わせていく。味つけは醤油とオイスターソースと酒とスープ。火の通り具合も味もばっちりだったのに、片栗粉の分量だけがイケてなくて、ちょっと固めのぷるぷるした青椒肉絲になってしまった。
中華な食卓なようで実はメインのおかず以外は全く中華じゃない食卓で、発泡酒(←あまりにモルツがお高いのでマグナムドライをケースで買ってみた……んだけど、けっこう美味しいのよこれが)くいくい飲みながら、何やら発泡酒に似合うものばかり。大事に食べていたチャンジャもなくなっちゃって、
「いただきものの塩昆布、あけよっか」
「うむー」
とあけたところこれがまためっちゃめちゃ美味しくて非常にヤバかった。あやうく発泡酒もう1缶いくところだった。
食後に、今シーズン初のすいか(1/4カットで380円)。これは甘そう?と買ってきたところ、思った以上に甘くて美味しくて幸せだった。
「すいかありますよー」
の声に夫も息子も喜んでくれたのは良いけれど、
「じゃあ、ぼくは、虫のように食べるねっ」
「じゃあお父さんは志村けんのように食べるぞ」
と……。おねがいだからふつうにたべてください。
キャベツとポークのミルクスープ
御飯
麦茶
「……でもさ、スープも入ってるよ?ポーク……」
と一応の懸念を口にしてみたところ、
「だいじょーぶ!煮ポークと焼きポークは別もの!」
なのだそうだ。……じゃ、焼き餃子と水餃子は別もの?……うん、確かに別ものだわ。
ふりかけに最近執着している我が息子、なんといっても「のりたま」を愛してやまないらしいのだけれど、どういうわけかスーパー覗きに行くときに限って「のりたま」は売り切れで、だから最近の彼は「たらこ」を愛用中。私が好きで買ってきたたらこふりかけなのに、えらい勢いで消費されていて母はいつもハラハラしている。
野菜サンド
アイスティー
と、最近ひそかに決意した私。決意したのはほんの数日前で、さっそくの月曜はその前の土曜からの筋肉痛を激しく引きずっていてジムどころじゃなかった。実は今日水曜日も微妙に大胸筋が痛いままだった(土曜のボディパンプがねぇ……いやというほど「腕立て伏せ」が出てきてねぇ……)けれど、今日行かなかったら3日坊主どころじゃない素早さで決意がワヤになってしまうので、必死でジムに向かう。
今日も土曜と同じくボディパンプ60分コース、インストラクターも土曜と一緒だ。
「ハイ!今日はボディパンプ41ですねー♪」
……それ、土曜と同じ曲です先生。やっぱり腕立て伏せ山盛りなんですね先生。私このままバーベル投げ捨てて帰ってもよろしいでしょうか先生。
胸と腕が筋肉痛の状態での腕立て伏せ。床に顔を近づけるたびに天国の門が床面に出現してゴゴゴゴゴと開いていく幻が見えた。ああ、私、なんでお金払ってこんなに苦しいことやってるんだろう。今日の腕立て伏せはこれまでの人生10指に入れたくなる苦しさだった。具体的には、数年前、ものすごーくお腹いっぱいなのにアイスクリームを3スクープ食べなきゃいけなかったときの苦痛に等しい感じ。ほぼ同量の脂汗が流れた。
そんな運動をする前に昼御飯を食べなきゃいけなくて、
「……せっかく体重減らしに行くのに、ここでカツ丼とかカツサンドとかカツカレーとかいうのはダメだよね、多分」
と、スーパーのフードコートで野菜サンドと甘くないアイスティーを買って一人ぽそぽそと食べていった。レタスとトマトときゅうりがどっさり挟まった野菜サンドはそれはそれで美味しかったのだけれど、
「……肉っ気がない……蛋白質がない……」
と、やはりかなり物足りず。帰宅してから、夫の本日の昼御飯が「肉食べ放題」だったことを知ってジェラシーに身を焦がす私だった。
アクアコッタ
アイスティー
「夕飯は何がいいですかー?」
「マッケンチーズ!」
「……それ以外で」
「じゃあ、クリームのスパゲティー!」
と言い続けている息子。私は少しでもレパートリーを広げたくて、微妙に具を変えたりチーズを変えたりして息子のリクエストに応えるべくがんばっている。
今日は、試しにとゴルゴンゾーラのクリームソース。「4種のチーズのペンネ」とか「4種のチーズのピッツァ」あたりは全く抵抗なく食べる息子だけど、「チーズはゴルゴンゾーラだけ」というのはこれが初めてだ。さすがに青カビチーズだけだと「くさい!」って言うかしらどうかしらと思いながら、生まれてから20年は青カビチーズがダメだった私は夕飯の支度をはじめるのだった。
まずは、野菜たっぷりの煮物が恋しくて「アクアコッタ」を作成。「アクア」は「水」で「コッタ」は「煮る・火を入れる」という意味のイタリア料理だ。オリーブ油で玉ねぎを炒め、続けてパプリカと茄子とズッキーニを炒め、そこに水と顆粒鶏がらスープ加えて少々煮込み、湯剥きして刻んだトマトも加えて10分ほどことこと煮込む。そこで終われば「ラタトュイユ」なのだけれど、耐熱容器にカリッとトーストしたバゲットを1枚底に置き、その煮込んだラタトュイユを盛りつけ、中央をくぼませて卵を割り落とし、そのまま250度に余熱したオーブンで5分くらい。
ラタトュイユのグラタンというか、ラタトュイユの卵おとしというか、パンのトマトソースのぐだぐだ煮というか、あまり普段の料理じゃ口にしないちょっと不思議な料理ができた。スープのつもりで作ったけど、どうやらこれはスープじゃなかったらしい。かなりグラタン寄りの料理で、スープ吸ってクタクタになったパンの不思議な食感が楽しかった。
アクアコッタをオーブンに放り込んだところでパスタにとりかかる。鶏肉は塩胡椒して炒め、そこに適当にほぐしたブロッコリーとブイヨン加えて火が通るまで軽く煮込み、そこに生クリームと刻んだゴルゴンゾーラチーズを投入。適当に煮詰めたところで茹であがったパスタを……ということだけれど、案外とソースがサラサラしていてなかなか煮詰まらず、あまりクリームっぽいこってりさのない、やけにサラリとした料理になってしまった。でも、ゴルゴンゾーラ臭はぷんぷん。
明らかに大人っぽい味のパスタだったのだけれど、息子は実に簡単に
「わーい!クリームとチーズのマカロニだぁ〜」
と喜んでくれ、しっかり全部綺麗に食べてくれた。でも、
「ぼくね、いつものね、マッケンチーズが大好きなんだよ……」
とも言われてしまったのは……やっぱり「くさい……」と思っていたということかしら。
アクアコッタと共に、どっちもちょっと大人っぽすぎる料理だったかなーとちと反省(ゴルゴンゾーラのパスタだったら好物のコーンスープ合わせておくとか、アクアコッタ作るならシンプルなマッケンチーズにしとくとか……ね)。
今日は定期購読している1年の科学が届いたので、食後の息子はそれに夢中。しばらく「ふろく」と格闘してたかと思ったら
「おかあさん、あのね、ぼくね、これがとっても欲しい」
と、「科学のタマゴ」の広告を指さされた。
うわー、ピンホール式実験カメラ、エアエンジンカー、ガリレオ式望遠鏡などなど、確かにとても楽しそう。幼少の頃、「やっぱり学研は科学よね、学習はオマケみたいなもんよね」と思っていた私は萌えに萌えてしょうがないのだけれど……でも息子、これ買ってわかるのか?さすがにかなーり早くないか??「おばけえび飼育」(←来月の「1年の科学」はこれ)あたりで満足しておくべきじゃないのか?……どうするべきか、悩ましい。
ラタトゥイユ
カフェオレ
「サンドイッチ用のパンがありますが、どーしますかー?」
と起きぬけにだんなに声かけてみる。即座に
「バタートースト……海苔のっけて……」
と帰ってきたけれど、数秒後に
「……え?サンドイッチ用?じゃあホットサンド!!!」
すごい勢いで訂正された。
それならと、卵を茹でて、コンビーフ缶をあけ、だんなには定番のホットサンド「こんたまちー」。私は昼にそれを食べる予定なので、私は息子と卵&チーズのホットサンドを半分こして食べることにした。学校に行く日の朝は、たいがい「ねむいーまだねむいー」と言って起きてくる息子なので、大きなサイズの菓子パンとか、ホットサンド1個とかを食べきるのはだるくてつらいらしい。半切れくらいがちょうどいいかもねー……ということで、息子と私はハーフサイズホットサンド。昨夜、アクアコッタ用に作ったラタトュイユはまだまだまだまだ残ってるので、あっためてココットに盛りつけて添えた。
温かいものを口にして「うー……あつい……」と感じるような季節になってきたけれど、それでもホットサンドはまだまだ美味しい。作った次の日の朝のラタトュイユも最高に美味しい。
アクアコッタ(パン抜き)
カフェオレ
Kさん手作りチーズケーキ
マンゴーカルピス
「あのね、ホットサンドが食べてみたいー」
とリクエストいただいたので昼御飯はホットサンドで、んでもってソフトドリンク飲み放題でコーヒーも用意して……と、すっかり「漫画喫茶ごっこ」になった。ホットサンドみたいな軽食が食べられるのも漫画喫茶っぽいんじゃなーい、ということで。
だんなを送り出してから、家中の窓あけて空気入れ替えつつ、本棚のあるベッドルームのベッドにカバーかけて、居間のソファーベッドをぺたんこにしてごろごろ寝っ転がれるようにして、玄関でうっすらお香など炊いてみて、んでもってKさんの目的の漫画は「のだめ」だからクラシックのピアノ曲をうすらぼんやり弱音でBGMにかけることにして。台所のテーブルにコップやマグカップ置いてソフトドリンクもワインクーラーに氷水満たして突っ込んで、準備万端お待ちした。
私の好きそうな本(どんなだ……)、適当に見繕って持ってきてくださーい、とお願いしておいたところ、プラスチック製のケースごとどーんと持ってきてくださったのは、『輝夜姫』(清水玲子)・『きりひと賛歌』(手塚治虫)・『アリオン』(安彦良和)・『おともだち』(高野文子)・『傷だらけの天使たち』(喜国雅彦)・『超兵器ガ壱號』(藤子不二雄)・『鏡よ鏡…』(山岸凉子)・『童夢』(大友克洋)などなど。
以前我が家にお寄りしたときに本棚眺めて
「なるほどー、こういうのが好きなんですねー」
と頷いて去っていかれたので、大友克洋の『AKIRA』が好きとか、樹なつみが好き、ついでにCLAMPも相当量揃ってて、あとはジャンプ&サンデー系と細野不二彦、浦沢直樹の青年ものあたりがあるぞー……というのは把握してらしたと思うのだけれど、それにしてもナイスセレクションでとてもとても堪能できた。読み切れないものも含めてごっそり置いていっていただいたので、しばらくむさぼるように読んでしまいそう。
てれーんと楽ちんな格好して、ソフトドリンクだらだら飲みながら、午前中からさっそく漫画をよみよみ。お昼御飯を食べて、またよみよみ。ケーキ休憩して更によみよみ。大変に幸せなだらけた数時間を楽しんだ。
で、昼御飯はホットサンド。具はなんでもいいですよー……とおまかせいただいていたので、じゃあ我が家定番の具にしましょうと、「こんたまちー」(コンビーフ&卵のマヨ和え&チーズ)で用意した。あと、まだまだあるラタトュイユ、「パン抜きのアクア・コッタ」(卵割り落として粉チーズちょっと添えてオーブンで5分)もスープ代わりにテーブルに並べ、あとはコーヒーと。お昼のニュース見ながら、漫画はとりあえず置いておいてだらだらいただいた。ホットサンド、これでもかーっと具を詰めたらちょっと端からチーズが溢れちゃったけど、それも御愛嬌ということで……。
おやつは、Kさんが焼いてきてくれたチーズケーキ。クリームチーズを使った、しっとり焼けた素朴な味の甘さ控えめチーズケーキをいただきながら
「……これって、卵泡立ててから混ぜるんですかね?テキトーに作っちゃったんだけど、泡立ててみたり、みなかったり」
「……いや、チーズケーキって混ぜるだけじゃーなかったですかね?ほら、フードプロセッサーに材料入れてギャーッでおしまい、みたいな」
「……それでいいのかな?」
「うーん……?」
などと制作過程についてお話しながらもぐもぐ。持ってきていただいた漫画も半分ほど読み終え、Kさんも「のだめ」8冊ほど読み終えた模様だった。これは近いうちに第2回が必要でしょうかKさん(ならねー、次はねー、名古屋のあんかけスパを食べさせるのよー)。
グリーンサラダ
牛ひき肉とキャベツのカレースープ
塩昆布
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
平目の切り身が安かったので買ってきて「……グリルして、冷たいトマトのソースでも添えようか」と思ったのだけれどラタトュイユがまだまだ余っているのに気がついて、これをグリルした平目の上からかけちゃうことに。サラダには玉ねぎとピーマンとパプリカときゅうりとしこたま混ぜ込んで、キャベツのスープには牛ひき肉をちょっと加えてコクを出しつつビーフコンソメのほんのりカレー味に。あと1品何か作りたかったのだけれど、夕方ギリギリまで漫画読んでて……ダメでした……(ゴメンだんな……)。
以前に平目買ったときも同じ苦悩を抱いたのをすっっっかり忘れてスキレットで焼きつけはじめてしまい、実に簡単に身を崩してしまった。あー、そうだ、この魚はめちゃめちゃ崩れやすいから、最初に小麦粉はたかなきゃいけなかったんだー!と深く反省しても既に遅く、美しい魚のグリルにラタトュイユ和えるはずが、「なんか魚のほぐし身みたいなもの」にラタトュイユを添える羽目になってしまった。メインディッシュの外見が激しくいまいちで、非常にがっかり……平目め……。
あとは、いただきものの「悪魔の塩昆布」をいただきつつ、御飯もりもり。私は塩昆布があまり好きじゃなかったのだけれど(たいていしょっぱすぎて、1切れ食べるとイヤになる……)、いただきもののこの塩昆布は危険なほどにヤバイ。味付けがとてもまろやかで、でもちゃんと塩昆布で、山椒がふわんと香る。下さった方(ありがとうございますー♪)は「悪魔の塩昆布」と呼んでいるそうで、これは確かに「人間がダメになる塩昆布」というか「ヤバすぎる塩昆布」というか。なにしろ苦手だったからあまり塩昆布について深く思いを巡らせたことはないのだけれど、でも塩昆布嫌いの人間の箸を止まらなくさせるほどの塩昆布というのはすごいと思う。
塩昆布と一緒にいただいた「ちりめん山椒」もあって(未開封……早く食べよう……)、これも「悪魔のちりめん山椒」なのだとか。
ちなみにお店の名前は大阪の「神宗」と言いますです。
アイスカフェオレ
すいか
息子と2人、ハフハフ言いつつチーズが熱いうちにせっせと食べた。独特の渋いようなコクがある、どっしりと重みのある味がする。
「……おかーさん、このチーズ、いつものと、ちがう?」
「うん、違う違う。グリュイエールってんだけど……きらいですか?」
「ううん……おいしー」
「……そーですか……」
息子はオールドグリュイエールもどんとこいだということが判明して、しかも前向きに好きらしくてお母さんはちょっとびっくりなのだった。
グリーンサラダ
牛ひき肉とキャベツのカレースープ
アイスティー
最近野菜がやけに恋しいお年頃なので、昼御飯は昨日の残りの野菜ものばかりを並べて、ひたすら野菜を。煮込み野菜のラタトュイユ、生野菜のグリーンサラダ、スープには山盛りキャベツ、
「……ああ、こういう食事もけっこう幸せかもー」
と思いつつ、ゆっくりめに一人ランチをいただいてみた。
これでサラダにオイルとか使わなきゃいいんだけど、使ってるのが「ピエトロ」とか「叙々苑」だから、カロリー面からするとちょっとビミョー……だわね。
野菜たっぷり肉みそうどん
グリーンサラダ
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
「MILLE CREPES COLLECTION」のミルクレープ
カフェオレ
「……なーんか、今日は飲んでくる気がするのよねぇ……」
「……ごはんと味噌汁とおかず、とかじゃなくて、冷たいうどんとかが喜ばれそうなのよねぇ……」
と謎電波を受信して、冷たいうどんにあったかい肉みそを用意しておくことに。
息子の音楽教室の帰り道、
「ぼく、ぼくコロッケ食べたいなー」
の声にデパ地下でコロッケ1個と"串鶏"(焼き鳥じゃなくて、長い串にごろごろと唐揚げが5個くらい刺さって甘酢がかかってる)2本を買ってきた。あとはまだ残っていたサラダも出して、一応酒も冷やしておいて。
謎電波は間違いなく「だんな電波」だったようで、
「今日はね、飲まされちゃった〜〜〜」
とやけに御機嫌なだんなが帰ってきたのは8時過ぎ。手には東京駅構内で売られていたのだというミルフィーユ専門店のミルフィーユをぶらさげて、お土産つきのだんなだった。
肉みそは、野菜たっぷり。少量の胡麻油で牛ひき肉炒めて、そこに茄子と椎茸とにんじんをざくざく投入し、味つけは味噌と味醂と酒と豆板醤を少しだけ。彩りがいまいちだったので上に刻んだきゅうりを乗せた。思ったより少し薄味になっちゃったけど、飲んできた後にはまぁこれくらいが良いのかなということで。
……で、私の読みはここまで完璧だったんだけど、
「夕飯、うどんだけだしなぁ……なんかこのうどん、1玉小さめだったよねぇ……朝には普通に3人で4玉食べるしなー」
と、調子に乗って5玉も茹でちゃったものだから、家族全員が
「おゆきさん……多いよ……」
「やっぱり?私もね、多いなーって思ってたの」
「おかあさん……ぼくも、だめだー」
と、全員揃ってうどんを残す羽目になった。ごめんごめん、きっかり1玉多かったわね。ちょっとどうかしてました。
んで、デザートはデザートでしっかりいただく。
箱のシールには「MILLE CREPES COLLECTION by PAPER MOON」とロゴの入ったシールが入っていて、なんでもその店はミルフィーユ専門店でプレーンやチョコなどの他に「きなこ」とか「黒ごま」「抹茶」「バナナ」なんてものもあったらしい。ペーパームーンってあのペーパームーンですかと思ったらやっぱりそのペーパームーンだったようで、最近ミルフィーユ専門店を展開中なのであるらしかった。
昔は「ペーパームーン」=「ドゥリエール」(どっちで食べても同じミルフィーユだった)だった記憶があるけれど、今は別会社なのだとか。ちょっと小さめサイズのプレーンなミルフィーユは、ドゥリエールのをちょっと安っぽくしたような味がした。圧倒的にドゥリエールのが美味しいなー……と思いつつ、でも色々種類があるのは楽しいかも。「きなこ味」とか、少し気になる。
さくさくミルクレープを食べ進み、最後の方は、今日もお行儀悪くふちからクレープを1枚1枚ペリペリ剥がして食べている私だった。このペリペリするがねぇ……密かに好きでねぇ……(バームクーヘンも剥がすように食べちゃうし、ロールケーキも油断すると外側から剥がしながら食べたくなるし……百合根剥いたりするの大好きだし……)。
麦茶
「……はれた?」
と聞いたらば
「はれた」
と。
「……じゃあ、やるねぇ……」
「やるなぁ……」
少ない言葉を交わした後、まただんなは寝てしまった。でも私は寝られなくて「そっかー決行かー」と、がさがさ活動してしまいながら夜明けを待つ。
今日は、ご近所さん総出の、自治会草むしりイベント。朝7時から8時まで、そこら中の雑草をむしって歩くのだ。軍手を家から持ち出して、だんなと2人ぶちぶちとそこらの草をむしりまくった。立ったりしゃがんだり、中腰の続く姿勢がつらいことこのうえない草むしり。虫がいようと何だろうと軍手はめた手でぶっちぶっちやっていたら、
「おゆきさん、気をつけなー……毛虫がいるよ」
とだんなから声が。
ほれここ、と指さされたところには、毛虫以外の何物でもない素敵なオレンジの色合いのモサモサしたものが蠢いていて、その瞬間から動作が緩慢になる私。毛虫いなーい!よしっ、ぶちっ。こっちにもいなーい!よしっ、ぶちっ。と毛虫の存在をつぶさに確認しながら残りの作業をやり終えた。ああ、なんでこんなところに毛虫が……。
めでたく毛虫に刺されるなどの災害もおこらず、朝からけっこうな重労働を完了し、泥と汗まみれになったのでお風呂に入り、朝御飯は昨日残してしまっていた肉みそうどんの続きを食べてしまうことに。あっためるのも何だか変だし、まぁいいかー……とそのままいただいたのだけれど、さすがに「昨日のうどん」は伸びきってブヨンとしちゃって食感は激しくイマイチ。とにかく疲れちゃったのでそれでもかまわずそんな朝御飯をいただいて、その後布団に戻って2時間ほどだんなと2人で二度寝に入った。
草むしりには参加せずにぐーぐー寝ていた息子は、一人淡々とあれこれやっていて、宅配の荷物をちゃんと受け取ってくれていたり、ヤクルトの訪問販売のおばちゃんに
「んとね、おとーさんも、おかーさんも、ねていますので、今日はヤクルトはいらないんです」
と応対してくれていたりした。
オージースペシャル(シーザーサラダ・ベイクドポテト) \3,139
生ビール(キリン ペールエール)
「食べ物柄の何か」が大好きな私は、昨年の「ブルドッグソース」「ココナツサブレ」に引き続き、「ラムネ」だ「味覇」だ「三ツ矢サイダー」だと食い物メーカーのものばかり買って喜んでいるのだけれど、一番欲しかったリーペリンウスターシャソースのTシャツが店頭にはなかった……ショック……。ソースのTシャツ着て、私は一体何をしたいんだと思わなくもないのだけれど。
で、せっかく幕張まで来たのだからとカルフールに寄ってみると、今度は私の大好きなワインのシリーズ「DRINK&EAT」シリーズのワインがたっくさん安売りされていて、調子に乗って大量買いしてしまった。
「牛肉料理に合うワイン」「豚肉料理に合うワイン」「パスタに」「チーズに」と、料理に合わせたカジュアルなワインで、そのテーマに合わせてボトルにイラストが描かれている。牛や豚のイラストが全面に貼り付いたボトルのデザインに惚れてしまって(ワインそのものは……ものによって好みだったりそうじゃなかったり、いろいろ……)、これまで牛・豚・鶏・魚・魚介・チーズ・パスタと探し当てていた。今回やっと羊を見つけ、ついでに羊肉も安売りしていたので「羊のスペアリブ」などという面白いものを一緒に籠に入れてお買い物。配送してもらうつもりでオリーブオイルの瓶とかトマトの水煮缶、はちみつワインなどの重いものばかりを選んで買って、配送手続きしてもらった。
「DRINK&EAT」シリーズは、公式サイトを見ても他にどんな種類があるのかわからないのだけれど、どこかで「ミート」(ハムとかベーコンといったコールドミート)のボトルをどこかのサイトで写真を見かけたような気がする。地味に収集欲をかきたててくれるワインで、見かけるたびに心の中でガッツポーズとっている私。
夕御飯は、カルフールからそのまま駅に向かって歩いていき、ついついいつものOUTBACK。ここ数日の野菜嗜好の反動からか、今度は無性に肉が恋しくなって「肉ー肉ー」な気分だった。すばらしいタイミングの良さで「お会計20%OFF」券がもらえたことから、誰も止めるものもおらず(だんなは朝起きたら喉が痛くて風邪気味だったそうなのだけど……でも「ステーキ止めよう」と言うこともなく……)、ガツンとステーキ、問答無用の巨大ステーキ。
400gサイズの「オージースペシャル」を私は注文し、だんなはだんなでハーフサイズのリブ(豚スペアリブのバーベキュー)とリブアイステーキ(1/2ポンド=約230g)の盛り合わせを。息子はいつもどおり、マカロニ&チーズを注文し、各自思いのまま幸せな夕飯を堪能した。
400gのステーキは、でもT型の骨も入っているので実質食べるところは350gといったところ。さすがに分厚くて、塩胡椒を効かせて焼いた肉は今日はリクエスト通りに見事なミディアムレアだった。マッシュルームの入ったグレービーソースが添えられ、サイドディッシュに選んだのはごろんと大きなベイクドポテト。
バターとチーズとサワークリームと揚げにんにくとねぎがトッピングされたごっついベイクドポテトと大きな肉の乗った皿はとても小さく見えた。700mlの生ビールをすごい勢いで飲み干しながら、セットのサラダつついて、だんなのスープと交換して、いよいよメインディッシュの巨大肉。サシのない、赤身肉ならではの歯応えを楽しみながらわっしわっしと食べていたら実にあっけなく皿は空になってしまった。
早めの夕飯だったのでまだ外は明るくて、隣のゲーセンを覗いたりしながらだらだらと帰宅。……だんなの微風邪は治ったのかしら……。
アイスカフェオレ
「……あー、あの花をあっちに植え替えて、んで、あれをあの鉢に植えたかったんだー……」
と土いじりの野望を思い出し、ガサゴソとベランダで作業してみる。プチトマトの苗(←「1年の科学」の付録で、タネから育てているやつ)の支柱の固定具を調整して、だらんと伸びたビオラはちょっと切りつめて、あれこれやっていたらあちこち蚊に刺された。
朝御飯は、昨日お義母さんからいただいてきた、お義母さん手製のビーフシチュー。
お義母さんのビーフシチューは絶品だ。何日もかけて肉と野菜と赤ワインでじっくりじっくり煮込んだシチューは、食べ頃になる頃には肉がもうモロモロに崩れてしまっている。この肉ホロホロのシチューを御飯にかけて食べちゃうのがだんなの家族の長年の習慣で、それをだんなの実家では「ハヤシライス」と称している。本来、「ハヤシライスのルー」イコール「ビーフシチュー」ではないはずなのだけれど、でも「ああ、確かにこれはハヤシライス」と思える外見と味なのだった。そのままいただくのも当然美味しいのだけれど、御飯にかけるのが深い深い味が存分に感じられて、もう最高に美味しい。
炊きたて御飯にビーフシチューをたっぷりかけ、お供にアイスカフェオレ。ビーフシチューにはじゃがいもは入れられてないので好みでマッシュポテトや粉ふき芋を添えたりするのだけれど、今日はあえて添えないでただただ茶色く濃厚なシチューの味を堪能した。赤ワインの独特な渋みがほんのりと残るシチューは野菜の甘さもちゃんと感じられるのだけれど、世のビーフシチューと比べるとかなり大人っぽい味。だんなは子供の頃からこのビーフシチューに慣れ親しんでいたので、ファミレスや給食のビーフシチューを口にしたときに「全然違う!甘い!」とびっくりしてしまったのだそうだ。
息子にとってのビーフシチューの味ってどんななのかしら……(私は滅多に作らないし……)と思いつつ、私にもすっかりお馴染みの味となったお義母さんのビーフシチューをたっぷりいただいた。だんなと同じく、息子にとっても「これがビーフシチューの味」として擦り込まれたかな?
アイスカフェオレ
広くはないベランダなのに着々と植物は増えつつあって、現在は37鉢34種ものがずらずらーりと並んでいる。ミツバチの巡回ルートにでもなったのか、近くに巣でもできたのか、この春からベランダに出るたび数匹のミツバチと顔を合わすようになった。ってことは、オリーブの実、今年はたくさんつくかしら(オリーブは自家受粉は難しい樹なので、他のオリーブの花粉をミツバチに持ってきてもらわないといけないのねー)。
……で、ここまであれこれやって、今日の私は力尽きた。
「……も、ダメです。だりぃです。ダメダメです。そういやハライタの日だったです。ちと動きすぎました……」
ヨレヨレになって居間に戻ったところ、昼御飯はだんなが用意してくれた。昨日カルフールで買ってきたたらこを使って、ちょっと久しぶりのたらこスパ。たらこはほぐしてボウルに入れて、お酒と昆布茶で味をつける。室温に戻したバターと合わせて皿に盛っておき、そこに茹でたてパスタを上から乗せてパスタとたらこペーストをせっせと和えたらできあがり。上からは刻み海苔をたっぷりと。
和風パスタの味付けに昆布茶を使うのはレシピ本で覚えたやり方だけれど、これが実に良い味を出してくれる。昆布茶を昆布茶として飲むのは好きになれないのだけれど、和風パスタのためだけに昆布茶スティックを常備して、ちびちびと使っている。単に塩とか加えるよりは奥のある味になって、適度な塩味もついて良い感じ。淡く綺麗なピンク色のパスタを家族3人席について、
「俺、アイスコーヒー」
「私はカフェオレがいいなー」
「ぼくはむぎちゃがいいなー」
と、それぞれ好き勝手なものを好き勝手に飲みながらいただいた。
昼食直前まで外で遊んでいた息子は、スコールにでも遭遇したのかというほどの汗をかいて帰ってきて、
「これは?このスパゲティはエネルギーがすごい?たくさん?」
と言いつつしっかり食べて、また外に出かけていった。今日はあついねぇ、すっごくあついねぇ、夏みたいだねぇ、夏だったら花火ができちゃうねぇ、今日花火しよ?とか言いながら(さすがに6月に花火は……)。
イタリアンクリスピーMサイズピザ
(ピザハットグルメ・アイダホスペシャル)
マロンパイ
グリーンサラダ
コカコーラ
ここはいっちょ旨いものでも作るか!と思ったのだけれど、こういう時に限って何も思いつかない。
肉……は昨日これでもかと食べたし、息子はマッケンチーズ食べたからパスタって感じでもないし、明日の夜は中華料理を食べることになっているし、和食という気分でもないし、オムライス、ハンバーガー、ラーメン、カレー、たっぷりの野菜料理……どれも「違う」という感じ。あえて言えばエスニック料理が食べたい気分だけれど、ハライタ最高潮で買い物に行く気力も限りなくゼロに近くて、
「……ねぇーえ息子?何かこれ!という食べたいものはありますか?」
と聞いてみた。
「んー……ピザ!」
「ピザ、ですか」
「そう、これ、クーポンついてる」
ハンバーグ食べたいとかグラタン食べたいとか言われたらなんとか作ろうかなと思ったのだけれど、ご丁寧に有効期限内のクーポンひらひらさせながら、ピザハットのメニューを棚から出してきてくれた息子。
じゃあもういいやこれで……と、息子に1種類のピザを選んでもらい、私も1種類選び、ハーフ&ハーフで注文。ピザハットのイタリアンクリスピー生地はけっこう美味しかったけど、でもピザ生地というよりクラッカーに近くて、ビールのつまみにするようなピザだった。そのカリカリパリパリの食感がやけに恋しくて、息子のリクエスト「アイダホスペシャル」(じゃがいもとコーン)と、私のリクエスト「ピザハットグルメ」(ガーリックチップにハムやベーコン、各種野菜)をイタリアンクラストで注文し、それぞれ分けながらポリポリパリパリ。
冷蔵庫にコカコーラ500mlペットが1本残っていたので(←"漫画喫茶ごっこ"用)、ちょうどいいねとそれを飲みつつ、更に冷蔵庫から残っていたサラダも出してつつきつつ。クーポンによると、2500円以上の注文で600円引きになるそうなので、2250円のピザに290円のデザートパイつけて無理矢理2500円を超えさせ、2000円以下にするようにしてみたりして。
芋&コーンピザは息子の心に強く響いたらしく、もくもくと3切れ、4切れと食べていく息子。結局、8切れ中6切れの芋ピザを平らげ、1切れのピザハットグルメを平らげ、16切れ中7切れものピザを担当してくれた。私は芋ピザ2切れとピザハットグルメ5切れでやっぱり7切れ。
毎回、Mサイズピザを息子と2人で食べるときにはどうしても余ってしまっていたのだけれど、食べきれる日はごく間近に迫っているのかもしれない。マロンパイも息子と2人で綺麗に間食。……今頃だんなはヘイヘイ運動しているのねぇ……。