食欲魔人日記 10年9月 第4週
9月20日 月曜日
やきにくーじょうたんしおー♪
卵かけ御飯
豚汁
麦茶

美味しい卵があるので今日の朝御飯は卵かけ御飯!と、昨夜たっぷり作った豚汁と共に。
 
1パック500円近いお値段の卵ゆえ、「これで美味しくなかったら怒っていい」という感じではあるのだけれど、でも殻がバリッと固くて色の濃いぷるんぷるんの黄身はさすがの美味しさ。混ぜてもなかなかほぐれない、なんというか「頑丈な」卵だった。
 
「これで蟹玉作ったらきっと美味しいよね!」
と息子は言っていたけど、それはちょっと贅沢が過ぎる蟹玉のような。
 
先週お休みしていた野菜セット、今週から注文復活で、今日の「ベジタS」の内容は
 
大根1/2本・かぼちゃ1/4個・サニーレタス1玉・京菜1把・クッキングトマト4個・島オクラ1袋・黄桃1個
 
といったもの。
 
先日来、オクラがよく届く。今日届いた大ぶりの「島オクラ」はたいそう立派で、さてどうやって食べようかなと。

「モスバーガー」の
 ザンギバーガー
 オニポテセット
 (オニポテ&シークワーサードリンク)

特に予定もない日曜日、「ハンバーガー的なものが食べたい……」ということで、お昼御飯は久しぶりのモスバーガー。
 
そういえばご当地バーガーのフェアやってたんじゃなかったっけ?と調べたら、「ポークソテーバーガー」はちょうど数日前に販売終了していて、今はザンギバーガーが食べられるらしい。鶏の唐揚げバーガーなのかな、それは素敵!と私はこれにしてみた。オニポテセットに期間限定ドリンクのシークワーサードリンクを選んでみた。
 
「ハンバーガーって、あんまりヨーロッパ方面でもてはやされてるって感じしないよね」
やっぱりアメリカの食べ物って感じ……ともぐもぐやっていると、
「まぁ、お店もあるし売ってもいるけどね……」
でも、ランチにパニーニのサンドとドリンク頼んだだけで1500円くらいする国だったから、ハンバーガー食べたい気にもなんなかったけどねー……とだんながぼやいていた。
 
「日本の食べ物が美味しい」なんて思うことはあまりない(アジア圏に旅行したりするとなおのこと)のだけれど、そういうものなのねと感じながらありがたーく「ザンギバーガー」にかぶりついた。ほんのりピリ辛、マヨネーズ風味のたれがなかなか良い感じ。

稲毛 「虎の子」にて
 晩酌セット 3×\1127
 上タン塩 \1050
 粗挽きウィンナー \514
 牛ホルモン6点盛 \1575
 にんにく焼き \409
 韓国のり \262
 ライス(並) \262
 ネギ飯 \315
 玉子スープ(ハーフ) \210
 冷麺(ハーフ) \525
 生ビール(中) \314
 こどもびいる 2×\304

午後は、読みかけの雑誌読みながらベッドに転がっているうちに、うっかりうとうとと昼寝。「眠い人間」の存在をいち早く察知するりゃんりゃんがすっ飛んできて、「ご主人!?お昼寝ですかにゃ!?」とばかりに、脇腹にくっついて寝始めたものだから、本格的に熟睡してしまった。
 
豚汁もあるし、鶏肉も買ってきてある。野菜もたんまり届いたところだし、今ある食材で夕御飯を用意するのも簡単ではあったのだけれど、
「おゆきさん、夕飯何か考えてる?」
「うーん……考えてるか考えてないかと言うと……考えてないねぇ……」
5時前に昼寝から目覚めて、ぼーっとしながら答えたら、
「焼肉でも行くかー」
と、だんな。
 
そうそう焼肉。昼寝しながらなんとなく「今日は焼肉なんだなぁ」と思っていた。何故だか。
で、息子も
「だよね!僕、"今日は焼肉"って思ってた!」
と。家族全員、口には出さないけど「今日は焼肉」と思っていたらしかった。変な電波が出ていたらしい。
 
あの店行く?それともその店?と相談して、向かったのは何度か行ったことのある駅前の「虎の子」というお店。生中1杯、ちゃんとした分量がやってきて299円というお手頃価格で、肉なども全体的に安い。値段相応以上に肉や料理の味も良いので、けっこう気に入っている。
 
「晩酌セット」は、生ビールともやし(シャキシャキかピリ辛かの2択)、国産カルビ1人前がセットになっていて、単品で頼むより100円くらい安いらしい。これを最初に頼み、ビールお代わりついでに「晩酌セットもう1つ追加で〜」と頼み、あとはホルモン盛りとか、タン塩とか、息子のリクエストでウィンナーなども。
 
「タン……普通のもあるけど、厚切りの上タンが美味しそうだよね」
「これ、いっちゃおうか」
と頼んでみた上タン塩は期待以上の厚切りっぷりでとても幸せだった。
 
トロホルモン・テッチャン・レバー・ハツ・ギヤラ・ミノの盛り合わせのホルモンも、とろけるような口当たり。
昨日今日となんだか「おもうさま食べた」という感じで、連休明けからは健康的な食事にしなければ。とりあえず、届いたオクラとか、かぼちゃとか、大根とかをせっせと食べる方向で。

9月21日 火曜日
新生銀座三越にできたとんかつ屋さんにて。超〜厚切り!うま!
「ミスタードーナツ」の
 ポン・デ・フロマージュ
 ジャパフル(宮城産いちご)
アイスカフェオレ

週末から、なんとも不健康な食生活が続いていたけれど、トドメとばかりに今日の朝はドーナツ。
「何か朝御飯になるもの買わなきゃ」
と昨夜焼肉屋さんに向かう途中で
「ドーナツいいなー」
「ドーナツいいねー」
という話になって、ミスドに寄ってきたのだった。
 
コンビニやファーストフード店もそうだけれど、ミスドもお店に来るたびに知らない商品が増えている。「あ、今日は"ジャパフル"のイチゴがあるなぁ」と、それをトレイに乗せて、あとは今回初めて見た、「ポン・デ・フロマージュ」を。
 
ポン・デ・フロマージュ、ヨーグルト風味のチーズクリームが涼しげでなかなか良い感じ。
9月も半ばを過ぎたというのに、今日もどうにも蒸し暑くて(気温が高いというより、とにかく湿気が高い……)こりゃダメだとクーラーのスイッチを入れた。

銀座三越内「和心とんかつ あんず」にて
 厚切りロースかつ膳 \2100

今日は、夜7時から都内で仕事の打ち合わせ。息子の夕食はだんなにお願いして、じゃあ私は一人で何か食べてから客先に向かうかなぁ、だったら夕方から出てついでに都心をぷらぷらしちゃおう、と画策。3時頃にふらりと家を出て、まずは銀座松屋デパートに向かった。
 
最初に目指したのは、開催期間中に絶対行かなきゃと思っていた、人形作家、与勇輝(あたえ ゆうき)さんの展覧会「昭和・メモリアル 与勇輝展」。
 
初めてこの人の人形を知ったのは、もう20年くらい前のこと。妖精の人形が実に可愛くて綺麗で、その時も確か、松屋銀座で展覧会が開かれていたのを見たのだった。今回は、テーマが「昭和」ということで、戦時中の子供達とか、昭和天皇(!)、マッカーサー元帥(!)といった人形が展示の中心。後半の展示は昔の、「昭和の」子供たちが中心、大人も少し。最後の最後に妖精人形の展示も2体ばかりあった。
 
陶器で出来た艶やかな皮膚でなく木綿の布で作られた人形たちは、ガラス製の大きな目も持たずに「小さな目、低い鼻」といったいかにもな日本人の表情で、でもどれもとても綺麗。後ろ姿も、肩の線までも「絵になる」人形は、どれも素晴らしかった。昔の作品だけれど、アンディという白い髪の少年人形が凛々しくてたいそう素敵。前にも見た記憶があるけれど、相変わらずの美少年ぶりだった。
 
良いものを見たわー、と満足して、その足で今度は先週リニューアルオープンした新生、銀座三越へ。
 
デパ地下はたいそうな混雑だったけれど、明日の朝ごパンをJohanで買い込んで、それから上階をぷらぷら見てみた。ここで早めの夕御飯にしてみようかな、混んでるかな……と、上階に向かってみれば、時間が半端だったこともあってか、どこもそこそこ空いている。ピッツァもいいな、ハンバーグ屋さんも美味しそう……とあちこち見てまわり、「でもなんか、とんかつが食べたい気分」と「和心とんかつ あんず」に入ってみることにした。本店は福岡にあるとんかつ屋さんなのであるらしい。
 
本当は、店頭メニューに掲載されていたロースかつと京野菜の包み揚げが食べたかった(肉も食べたかったけど、野菜を揚げたのがむしろ食べたかった)のだけれど、あいにくこちらは既に品切れとのこと。あらららとがっかりしつつ、だったらガツンと肉食べちゃおうと厚切りロースの定食を頼んだ。
 
注文してほどなくやってきたのは、深鉢にたっぷりの切干大根の漬物(とり箸つき)、そして小鉢に入ったレタスと水菜と刻みキャベツの盛り合わせ。キャベツはお代わり無料だそうで、卓上にはノンオイルの柚子ドレッシングと、青じそ風味の白いクリーミーなドレッシング。甘じょっぱい切干大根が美味しくて、「あ……ビールが恋しい……」と思いつつ、これから仕事の打ち合わせだからと自重した。
 
それらをつまみつまみ、十数分ほど待ったところで期待以上にたっぷりの厚みのある迫力のとんかつが。卓上には炒り胡麻の入った小さなすり鉢とすりこぎ、甘口と辛口2種類のソース、御飯(白い普通の御飯と黒米の選択だった、私は白い御飯で)としじみたっぷりの味噌汁。
 
「お肉の旨味を楽しんでいただくために、最初の1切れはお塩で召し上がる事をお勧めしています」
とのことで、お塩をパラッとふって囓った肉は旨味たっぷり肉汁たっぷり、ほどよくついた脂も甘さを感じる美味しいもので、「あ、このお店にして良かった」と満足できるものだった。甘口辛口、ソースも両方試したけれど、少しサラリとした風の辛口の方が好みな感じ。キャベツをお代わりしてもりもりいただきつつ、充実の夕御飯になった。
 
食後にはすかさず温かいジャスミンティーも出てきて、店員さんたちの対応も良いし、ゆったり作られたお店の雰囲気も良いし、美味しそうなデザートが並ぶメニューも魅惑的。また来よう、家族連れて……と思いながらジャスミンティーを啜っていたら、日も暮れて、それまで下げていたブラインドを店員さんが上げるところだった。
 
11階というそこそこの高層、こちら側は新橋側の眺めだったかなぁと窓に目をやると、飛び込んできたのはこの光景。「うわぁ!」と、鼻からジャスミンティー吹きそうになった。そう、この看板あったよね、確かにね……でもまさか、同じ目線に並ぶとは思っていなかった。これ……三越側としては「撤去してください、せめて目線外してください」とお願いしても良いレベルじゃないかと思うのだけど、どうなんだろう。
 
と、幸せな数時間を過ごしたところで、お仕事本番。
7時から8時まで打ち合わせして、帰宅は9時半。打ち合わせは有意義に終わったし、めでたくまとまれば新しいお仕事に繋がるし、とりあえず今日の私おつかれさま!と、お風呂済ませた後で待望のビールを飲んだ。今日一日のクライマックスはこの、最高に美味しかったビール。そして写真を見返して改めて「うわぁ」と思った、その子看板。

9月22日 水曜日
「野菜を食べましょう」がテーマの夕御飯。
「Johan」の
 たまごとろけるカレーパン
黄金桃
アイスカフェオレ

昨日の夕方、狂乱の混雑ぶりだった銀座三越でお買い物。
パンを買おうと、結局馴染みのJohanに寄ってきた。改装されてすっかり綺麗になった地下食料品売り場、ケーキショップ等が並んでいた地下1階はコスメフロアに様変わりしていたけれど、Johanの場所は地下2階で変更ないまま……だったと思う。
 
店頭では「○○が焼き上がりました〜」と何やら賑やかで、今日の朝御飯用にと買ってみたのは「たまごとろけるカレーパン」という名前のカレーパン。その名の通り、中に半熟茹で卵が入っているらしい。
 
今朝になってから「本日中にお召し上がりください」のシールに気が付いたのだけれど、「……今言われても、遅い……」(いや、昨日のうちにそう言われていても今朝食べることに変わりはなかったけど)と思いながらオーブンを余熱した。
 
ちょっと小ぶりな感じのカレーパン、中央に黄身がとろんとろんのゆで卵がはいっていて、かなり良い感じだった。挽き肉ベースのカレーは「欧風カレー」といった風な味わいで、なるほど、「Johanのカレーパン」という印象。
 
食後に甘い黄金桃剥いて、そして出張の疲れを引きずるだんなは本日お仕事お休み。私は仕事したり、だんなは二度寝したり、まったり。

「CoCo壱番屋」の
 豚しゃぶカレー+ほうれん草
 ココチキ
ジンジャーエール

時差ぼけと、体の不調もあってかだんながぐーぐーと午前中寝続け、お昼御飯どうすれば良いかな〜私一人だったら冷凍御飯と納豆とかで適当に済ませちゃうところだけど〜……と思っていたところでだんな覚醒。
 
もう12時も過ぎていて、パスタ茹でてありもののソース使って簡単に済ませようか?と相談するうちに「CoCo壱番屋にしましょうか」ということになった。
 
ココイチのカレー1人前は微妙に量が多いので、1/4量ほどだんなに手伝ってもらう前提で豚しゃぶ+ほうれん草を選択。だんなのリクエストで「ココチキ」という名前の鶏の唐揚げも買ってみたら、「カレーパウダーをまぶしたからあげクン」みたいなもので、「これもカレー味なんだ!」と笑いながら分け合ってもぐもぐ。

野菜の温サラダ
インスタントどて煮
大根と豚肉のさっと煮
豚汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

今日の夕御飯のテーマは「野菜を食べましょう」。
 
せっかく月曜日に野菜があれこれ届いたことだし、と、買い置きの肉類と組み合わせて献立を考えた。火を通した大根が食べたいなと思い、作ってみたのは「大根と豚肉のさっと煮」。
 
濃いめにとった鰹だしに薄口醤油や味醂、塩を入れて調味して、薄切りの豚肉を入れて火が通ったところでスライサーで薄く平たく長く削った大根をたっぷり投入。大根がくったりしたところで、刻んだ京菜も加えて、さっと火を通せばできあがり。
 
スライサーで削った大根は、生のままサラダになって出てきたのを居酒屋で食べたことがあって、これがとても好みな感じだった。鍋料理など火を通す料理でも"スライサー大根"は活用できるそうで、今回は肉と合わせてさっと煮てみた次第。
 
大きなオクラとかぼちゃ、ブロッコリーはそれぞれ固めに茹でて、刻み葱をかけてからドレッシングを添えて温サラダに。醤油や生姜ベースで自家製たれを作る予定だったけれど、冷蔵庫に叙々苑のドレッシングがあるのを思い出して「……これ、似合うんじゃない?」と、それを添えた。
 
まだ残っている豚汁と炊きたて御飯と、あとはビール。いただきものの、真空パック入りの冷凍どて煮があったので、それもついでに出してみた。
 
なんとなく全体的にさっぱりめの味の御飯になったし、野菜もそれなりにあれこれ摂れたし、の夕御飯。
それにしても今日は蒸し暑くて、一日クーラーが手放せなかった。これが今年最後の暑さだと思いたいけれど、それにしても千葉で36℃もあったそうで、びっくりだ。

9月23日 木曜日
大きなフライパンにドーンと、親子煮。
「Johan」の
 コーンポテトパン
 メープルブレッド
アイスカフェオレ

銀座三越の地下、店頭で「ただいま焼きたてでーす!」と売っていたJohanのメープルブレッドが今日の朝御飯。
 
私の大好きな「チョコブレッド」のメープル版とでも言う感じで、白とベージュの綺麗な層が見た目にも美しい、モチモチとしたパンだった。あとは、マヨコーンとポテト、ハムなどがトッピングされたお総菜パンも1人1個。
 
そういえばJohanのコーンパンも久しくご無沙汰だわ、と思いながらもぐもぐもぐ。ここのパンはどれも外れなく美味しくて、もっとお手軽に帰れば嬉しいのだけど……千葉三越も千葉駅からちょっと距離があるし、なかなか頻繁には買えなかったりするのだった(銀座に出たら出たで、とつい「木村屋」の方に足を向けちゃうし……)。

ベーコン入り チーズクリームスパゲティ
アイスカフェオレ

「帰りの飛行機で、風邪もらってきちゃったかなぁ」
と、出張から帰ってから咳をして「喉が痛くてさ」なんて言っていただんな。そっくり同じ症状が私と息子にも出始めてしまった。疑いようもなく「同じ風邪です」という感じ。喉が痛くて鼻水が止まらなくて頭が重い。熱は出ない。
 
今日はびっくりするほどの涼しさ(「寒い」と言っても良いくらい)で、この気温の変化も調子を崩す原因だよねぇ……と、特に予定のない今日、家族皆おとなしくしていることにした。どのみち、外はずーっと雨模様。
 
お昼御飯もありものでなんとかしちゃいましょう……と、買い置きのRaguのダブルチェダーソース(これ)を使ってスパゲティを。茹でたパスタをソースで和える時に、炒めたベーコンを混ぜた。
 
何か野菜も添えたーい……と思いつつ、思うだけでやる気なく、パスタを食べた後はベッドに倒れ伏した。このソースが、笑っちゃうほどコッテコテな「マッケンチーズ味」で、けっこう癒されてしまったり。

かぼちゃの胡麻煮
大根と豚肉のさっと煮(昨夜の残り)
親子煮
豚汁(ラスト)
羽釜御飯
ビール(ヱビス ザ・ホップ)

簡単に作れるもの、喉が痛くても美味しく食べられるもの……と考えて、夕御飯は鶏肉の親子煮。
 
大きなフライパンたっぷりに親子煮を作り、そのままつまんだり、御飯にかけて親子丼にしたりで食べることにした。喉が痛くても具合悪くても、「ビールは飲むよ!」とヱビスを出す。
 
1品くらい野菜をつけようと、煮たのはかぼちゃ。醤油味醂味で甘じょっぱく煮付けた後、たっぷりすり胡麻をまぶした。鍋底に少量残っていた程度の豚汁もさらって、何も買い物することなく夕飯の準備が整った。
 
昆布だしで、若干淡めの味に調味した親子煮はなかなかの出来映えだったと思うのだけれど、いかんせん鼻づまりが酷くて、美味しいのか美味しくないのか今ひとつ判断できないのがとても悔しい。

9月24日 金曜日
スパイシーな料理にしよう、と思いたって。
フレンチトースト
アイスカフェオレ

風邪ひき継続中の朝。
「息子はー?体調だいじょぶですかー?」
「んー……具合悪いけど、学校行ける。学校行く」
と、家族全員微妙に不調な中、朝御飯は冷凍庫に入れておいたバゲットと食パンの端っこを使ってフレンチトースト。
 
昨夜のうちに冷蔵庫に移しておいたパンは、適度に水分も抜けてスポンジのようになっていて卵液をいつも以上にたっぷり吸い込んだ。バターを溶かしたフライパンでじっくり焼いて、蜂蜜添えながらいただく。
 
今日も昨日に輪をかけて気温が低く、
「あー、あったかいスープとか良いな」
「ホットサンドも良いかも」
と思ってしまう自分にびっくり。数日前までタンクトップ1枚で「暑い〜」とか言っていたのにねぇ。

チリビーンズのメキシカンプレート
ビール(Ringnes)

風邪薬飲んで体調をだましだましの今日一日。午後に熱が出てしまって寝込んだけれど、夕方になってなんとか復活、
「ここはアレだ、ガツーンとスパイス効いたものでも食べて元気だそう!」
と、買い置きの牛肉ブロック使って「チリビーンズのメキシカンプレート」を作ってみることにした。
 
確かこの夏発行の『ELLE a table』に掲載のレシピで、チリパウダー2:クミンパウダー1:コリアンダーパウダー1の配合で混ぜた"メキシカンパウダー"を使って豆や肉を煮込む料理。同様にこのパウダーで風味づけしたピラフを添える。サニーレタスのサラダを添えて、ワンプレートディッシュにした。
 
じわっと辛くて、クミンとコリアンダーでカレーに似たスパイシーな香りが漂う煮込み料理はなかなか良い感じ。刻み玉ねぎとバターの入ったピラフは、「もうないの?」「おかわりないの?」とだんなと息子に気に入ってもらえた。
 
……でも、絶賛鼻づまり中だから、やっぱり味が今ひとつわからないんだなぁ……。食いしん坊にとっては喉痛とか歯痛とか鼻づまりっていうのは本当に悲しい。

9月25日 土曜日
今日は息子も大喜びの、イタリアンブッフェ
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「marond」の
 チーズオニオン
 ホイップあんぱん(1/2個)
アイスカフェオレ

「朝御飯買いそびれたので、何か買ってきてくださーい」と昨夜だんなにお願いして、
「ここのパンにしたよー」
と手渡されたのが地元のパン屋さん、「marond」のパン。
 
私の取り分は、炒め玉ねぎどっさりの「チーズオニオン」と、大ぶりのをだんなと半分こした、ホイップあんぱん。ホイップクリームがしこたま層になったあんぱんは私好みの粒あんが使われていて、とても良い感じ。
 
家族全員、100%復調したとは言い難い体調だけれど、今日はお出かけ〜。

「ホテルニューオータニ」にて
 落合務スーパービュッフェ \5,040
 生ビール \1,000

メールマガジンで案内が来て、あらやだ素敵美味しそう、と予約してみていたのが赤坂見附のホテルニューオータニで開催の「落合務スーパービュッフェ」。
 
落合務さんの「LA BETTOLA」、「"あの"落合さんのお店が銀座に出来た!」と騒がれた当初に一度行ったことがあって、確かにお手頃価格でとても美味しかったのだけれど、窮屈なテーブル間隔や、カジュアルなというと聞こえは良いけれどやや乱暴な印象を受けるサービスに「あれぇ?」と違和感を感じた記憶がある。
 
なんかこう、しっくり来ない、「バランスの取れていない」感じだったなぁと思っていたところで、知人から
「あの店、なんだか学食みたいだよね」
と言われて合点がいったのだった。そう、雰囲気などは学食みたいなのに、味はちゃんとリストランテで、そのあたりのバランスの悪さが気持ち悪かった原因だったのかな、と。
 
ホテルのブッフェとなると、本来のお店の味そのまんまとはいかないだろうけど、でもイタリア料理をあれこれ思うさま食べられるのは嬉しい。パスタ大好きな息子もこの内容はきっと嬉しいだろうな、と、行ってみることに。
 
あまり大々的に宣伝していないようで、ホテルの中に着いてもポスターなどが見あたらず、「どの棟の上のフロア目指せば良いんだろ?」としばらくうろうろして、上階のブッフェレストランに辿り着いた。予約がいっぱいだからあえて宣伝してないのかしらと思ったのだけれど、蓋を開けてみれば今日のお昼のお客は座席の半分強くらいしか埋まっておらず、「あれあれ?」という感じ。でも、さほどの混雑ではなかったゆえに、ゆったりのんびり、思うさま食べることができた。
 
品揃えは、こんな感じ↓
 
<落合シェフ直伝パスタ>
・カラスミとキノコ、水菜のパスタ
・小エビとマッシュルームのカレークリームスパゲッティー
・秋ナスの入ったペンネアラビアータ
・ラザニア“スペチャーレ”
・ナポリタン
 
<サラダ>
旬野菜のサラダバー
(ハーブドレッシング、アボカドドレッシング、アイオリソースドレッシング、玉葱ドレッシング)
 
<Cold Dishes>
・気まぐれポテトサラダ
・いろいろキノコのソテー
・カプレーゼ
・真鯛のカルパッチョ
・カポナータ
・イタリア風キャロットピクルス
・タコとセロリのサラダ
・冷製バーニャカウダ
・玄米サラダ
・生ハム、サラミ、モルタデッラの盛合せ
 
<Hot Dishes>
・ズッキーニとナスのオーブン焼き
・仔牛のサルティンボッカ
・スズキの香草焼き
・野菜のフリッタータ
・ポッロアッラ カチャトーラ
・ズッパ ディ ペッシェ
・豚バラ肉のボッコンチーニ
・ポテトのヴァッポーレ、ほうれん草の入ったサルサ・ベシャメッラ
 
<Banbino〜Kid's Specials>
・2つの味のフレンチトースト
・チキンのレース揚げ
・マカロニグラタン“スペシャーレ”
・イタリア風オムライス
・ほうれん草とベーコン、リコッタチーズのキッシュ
 
<Soup>
・お野菜たっぷりズッパ
 
<Breads>
・フォカッチャ(ドライトマト入り)
・イタリアントリコロールパン
・ホテルブレッド
 
<Desserts>
・ティラミス
・パンナコッタ
・クレームブリュレ
・ショートケーキ
・チョコレートケーキ
・ズコット
・かぼちゃのプチシュー
・フルーツロール
・ジェラート(ミルク、ヘーゼルナッツ、ブラッドオレンジ、ラズベリー)
・フルーツポンチ
・季節のフルーツ
 
ホテルニューオータニの「落合務スーパービュッフェ」、前菜コーナー 「お子様にも楽しんでいただけるように」と、子供が喜びそうなメニューを揃えたコーナーがあるのが素敵。
 
息子はそのキッズコーナーからグラタンやフライドチキンやオムライス、それにラザニアなどを大皿にこんもり盛りつけていて、見事なまでに「白〜黄〜茶」のグラデーションになった皿を前にして御満悦。
 
「美味しい!どれもこれも美味しい!」と、デザートのショートケーキやジェラートまで堪能して、「このブッフェは幸せだなぁ」とうっとりしていた。
 
大人たちは生ビールを貰って、冷菜、温菜、パスタにと、ひととおり楽しむ。
 
小さなグラスに1人前ずつまとめられた冷たいバーニャカウダがとても良い感じ。ソースが若干あっさりめの味で、ドレッシングとして葉野菜などにかけていただいても良さそうな感じで、でもサラダコーナーのアボカドドレッシングなどもそれぞれ手がこんでいて美味しいから野菜を色々食べたくなる。
 
ホテルニューオータニの「落合務スーパービュッフェ」、温かい料理あれこれ パスタコーナーはシェフが2人立っていて、少量ずつ出来たてのパスタを供してくれる。色は真っ白なのにしっかりカレー味だったピリ辛のカレークリームスパゲティが不思議な美味しさ。
 
ちょっと塩気の効いた仔牛のサルティンボッカに、柔らかでとても美味しかった豚バラのボッコンチーニ。「若鶏のクリーム煮」とでもいう感じの「ポッロアッラ カチャトーラ」にスズキのグリル……と、温かい料理もひととおりいただいた。1種類だけ用意されたスープは素朴な感じのトマトベースのごろごろ野菜たっぷりの「お野菜たっぷりズッパ」、これもなかなか良い感じ。
 
あれこれ種類もあるパスタをたっぷり食べようと思いつつ、ほうれん草とトマト入りの生地でプレーンと3色トリコロールカラーになったパンや、しっとりとした口当たりのフォカッチャも少しだけ。そう広くないブッフェコーナーに見えたけれど、ずいぶん食べ応えがあった。
 
ホテルニューオータニの「落合務スーパービュッフェ」、魅惑のドルチェ群 そして魅惑のデザート群♪
 
「イタリアンって、何が幸せってデザートが幸せだよね」
「君、とりわけ乳製品好きだもんねぇ……」
 
そう、クリームやチーズを使った冷たいプルプルしたものが大好きな私は、このイタリアンドルチェ満載のコーナーはへたな「ケーキバイキング」より幸せな光景だった。
 
巨大なパンナコッタにティラミスがみっちり固められたバット、小さな器に1人前ずつ固められたブリュレにショートケーキやかぼちゃのシュークリームまで!と、すっかり舞い上がってしまう。冷蔵ケースにはジェラート4種類、それを盛るコーンや添えるウェハースも用意されていた。
 
ああ、あれ食べたいこれ食べたい全部食べたい!と、まずは外せないパンナコッタ、ブリュレ、ショートケーキを皿に盛り、隙間に葡萄とパイナップル、ブルーベリー、シュークリームも乗せてそれで1皿。ズコットやフルーツロールも食べたかったけれど、あとはティラミスにバニラとヘーゼルナッツのジェラートを添えて食べるくらいが精一杯だった。
 
「ああ……量食べられなくなっちゃって悔しい……ブッフェで元を取れなくなってきた……」
と悔しく思いながら呟いたら、「いやいや、充分元とってるって」と、だんなは呆れ顔。いや、でもズコットとフルーツロール食べたかったんだよう。

チーズ(ミモレット)
お刺身(赤身ホンマグロ)
焼売
親子煮
ビール(キリン秋味)

午後は池袋に移動して、サンシャインシティ内のナンジャタウンで開催中のイベント、「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 in ナムコ・ナンジャタウン」を覗きに行ってみたり、ゲームセンターをひやかしてみたり。
 
ナンジャタウンのこの会場でしかダウンロードできないゲームイベントのダウンロードが目的だったけれど、園内がさほど混雑していないこともあって、MHP2Gの集団演習イベントに挑戦してクリア報酬のステッカー貰ってみたりした。園内ではモンハン絡みのデザートやフードもあれこれ売られていて気になったのだけれど、ランチブッフェの後ではそれらは到底食べられず。
 
夕方になっても全然「お腹が空いた」という風にはならなくて、結局池袋駅前の西武デパートの地下で、夕方の特売で安くなっていたホンマグロのサクと焼売を買って帰宅、それらをつまんでごく簡単な夕御飯にした。
 
息子は、親子煮の残りを御飯にかけて親子丼にして食べ、私は御飯は要らない気分だわねぇと、親子煮をつつきながら缶ビールを空ける。適度に脂の乗ったマグロの赤身はさすがのホンマグロ。ボストン産?とのことだったけれど、文句なしの美味しさだった。

9月26日 日曜日
今日はひときわ美味しかった、だんな特製天津飯。
プチ肉まん
アイスウーロン茶

昨日、大混雑のデパ地下で「パン買って帰る?それとも……」とうろうろした結果、中華総菜屋さんのプチ肉まんと目が合った。夕方の値引き対象になっていて、「100円引き」のシールがついている袋に、「これ、良いじゃない?」ということに。
 
おまんじゅうサイズの小ぶり肉まんが、ちょうど良い具合に6個セットになっている。1人2個だねと蒸かして、お供は冷たいウーロン茶。
 
醤油味の強い肉まんは、刻みねぎがたっぷり入っていた。小ぶりなサイズと薄い皮で、なんだか「小龍包」のような感じでもあって、皆でアチアチ言いながら平らげた。
 
温かい肉まんが美味しいと思えるような気温の急激な変化に、まだ体が追いついていないようでどうも不調。

日清カップヌードル カレー
ミルクとカルピス 練乳ブレンド

数日前、夕方のテレビ番組でインスタント焼きそばの特集をしていた。息子がそれを見ていて
「……焼きそば、食べたいなぁ」
と。麺買ってきて家でモヤシや肉を入れて炒める焼きそばではなくて、「UFO」とか「ペヤング」といったものが恋しいのだそうだ。そういえば最近食べてないねぇと、お昼御飯はそういうものにすることに。
 
スーパーでインスタント麺の棚を見ると知らない商品が色々出ていてどれも気になる。息子は初志貫徹の「ペヤング」、だんなは見慣れぬパッケージの明星の「究麺」なる焼きそば、私はあれこれ悩んだ結果、日清カップヌードルのカレー味。昔から変わらないあの縦長のカップ、パッケージを見ていたら無性に恋しくなってしまった。
 
ついでに、「これ飲んでみたい〜」と、カートに入れたのがミルクとカルピス練乳ブレンド
「カルピスとカップヌードルなんてあんまりかしら」
と思ったけれど、だんな曰く、「カレーと乳製品なら似合うじゃん」だそうで、"カレーとラッシー"なら確かに違和感ない組み合わせだし、と、そんな感じの昼御飯。
 
カップラーメンと言ったらこれよね!の「謎肉」(おつまみの"まぐろキューブ"的なアレ……)の存在にうきうきしながら、でも昔よりも格段に美味しくなった気がするカップラーメン。あの独特なトロッとした食感を堪能しつつ、息子も「そう!この焼きそば!おいしー」と御満悦だった。

だんな特製 もやしのナムル
だんな特製 牛肉とわかめの韓国風スープ
だんな特製 天津飯
ビール(ヱビス ASUKA CRUISE まろやか熟成)

午後はどうにも具合が悪くてベッドでダウン。午前中の買い物の時からなんだかフラフラで、
「夕飯は簡単に作れるものがいいなー……凝ったもの作れる自信がないのよ、体調イマイチで」
と言ったら、だんなが
「大丈夫!俺がなんでも作るから!」
と頼もしい事を言ってくれた。で、夕御飯はだんな自信のレパートリーの一つ「天津飯」。
 
あと牛肉のスープとね、もやしも茹でよう!と、ぽいぽい買い物籠に食材を入れ、夕飯は私がお風呂に入っている間にもやし茹でからスープ作りまで、全部だんなが終わらせてくれていた。座しているだけで(あ、器に御飯よそうところだけ、それだけは私がやった……ていうかそれしかしてない)夕御飯が出てくるこの喜び。
 
蟹肉の他には筍と長ねぎが入っている蟹玉。中はふわっとろっと焼き上げた丸い蟹玉に、醤油と酢ベースのあんをかける。今日は塩気の塩梅も、焼き加減もパーフェクトで、最高に美味しい天津飯だった。蟹肉もたっぷり。
 
「1週間に1度くらいは料理しないとやっぱり勘が鈍るよねぇ」と、エプロンして片づけまで完璧にしていただんなに後光が差して見えた今日。
 
そうそう、今日は9/18に参加したリアル脱出ゲームの最終公演日。
ネタバレ解禁の最終公演終了を待って、ネタバレレポートアップしました。