食欲魔人日記 09年07月 第4週
7月20日 月曜日
今日は「キャベツをたくさん食べましょうの巻」
ホットドッグ
アイスカフェオレ

冷蔵庫の中に、キャベツが1玉半ほども入っている。
スーパーでキャベツを買ってしまったその数日後に「大地〜」の宅配でもキャベツが届いてしまったからだった。それなりにせっせと食べていたつもりだったけれど、まだまだ甘かったらしい。今日には更に野菜が届くので、届く野菜の内容によっては冷蔵庫がぱんぱんになってしまうなぁと、
「だから、今日はキャベツをたくさん食べます!」
と宣言して、まずは朝御飯にホットドッグから。
 
今日は手抜きせずに、キャベツを刻んでバターとカレー粉でざっと炒めたものをたっぷり詰める、「いつもの我が家の味」のホットドッグに。別フライパンで炒めておいたソーセージ乗せてチーズもトッピングして、オーブンで数分、チーズが溶けるまで焼いたらできあがり。
 
こうして作ると、ホットドッグは「フレンチトーストより、更に準備が大変」な朝食メニューになってしまうのだけれど、それでもこの食べ方が絶品なものだから、余裕のある週末の朝くらいはこうして食べる方がやっぱり満足。今日のホットドッグも最高に美味しかった。
 
食後しばらくすると、今日の野菜セットが到着。今週の「ベジタS」は、
 大根1本・小松菜1束・サニーレタス1玉・ごぼう1袋・いんげん1袋・オクラ1袋・ミディトマト5個
という内容だった。この季節にもけっこう大根が入ってくるものなのね。そして、さて小松菜をどうしようかと。

たこやき
チューハイ(キリン氷結 赤ぶどう&レモン)

今日は一日家でのんびり。今日の献立もおおむね昨日決めて材料を買ってきたから、「もう買い物に行く必要もないねー」と昨日一昨日の疲れを癒すべくのんびりしていた。
 
昼御飯は、「たこ焼き熱」が家族一同盛り上がってしまい、家たこ焼き。
息子までが「たこ焼きたこ焼き」言っているので何事かと思ったのだけれど、そういえば一昨日の午後に新宿の小田急デパートで大阪物産展を覗いてきたのだった。
 
美味しそうなたこ焼き屋も何店か出店していて気になったものの、結局たこ焼きは食べて帰らなかった(いか焼き食べて帰ってきた)ので、家族皆、たこ焼きが恋しい気分であったらしい。ゆでだこ買ってきて、キャベツ刻んで、あとは冷凍庫に保存してあった天かすを出して、粉は市販の水と卵を入れれば良いだけの「たこ焼き粉」を使用。
 
「何飲むー?」
「麦茶……じゃないしねぇ。いっそビール?」
ビールって感じでもないし、と、だんなとやいやい相談した結果、買い置きのチューハイを出して飲むことにした。チューハイくいくい飲みつつ、一度に18個焼ける電動たこ焼き機でたこ焼きを焼いていく。
 
「18個同時にできるから、1人6個だ」
「こっからここまで、俺の陣地!」
「じゃあ僕、こっからここ!」
「……じゃあ私の分はどうなるわけよ?」
と、それぞれの陣地を決めた後は、自分の分は自分で世話して焼いていく。息子もこれが何度目かのたこ焼きということもあってか、そこそこうまくコロコロ転がせるようになってきた。
 
オタフクのたこ焼きソースかけて青海苔かけてだし粉かけてマヨネーズもかけて、焼きたてのたこ焼きはかなり幸せ。
毎回「今度はチーズとか入れてみよう」などと思うのだけど、いざ食べようと用意する時にはすっかりそれを忘れて普通の味のものばかりになってしまう。たこの代わりにソーセージとか、たこ焼き用の生地の代わりにホットケーキミックスとか、色々楽しめるらしい。
せっかくの夏休みだから、余裕があるときにそういうのも試してみようかな、と。

マグロの刺身
回鍋肉
にんにく芽と卵のスープ
羽釜御飯
ビール(キリン樽生)

「キャベツを食べるの巻」で、夕飯はこれぞキャベツ消費メニューという風の回鍋肉。キャベツ半玉分ほどをざくざく刻んで、その山盛りっぷりに臆してしまってそこまでで止めてしまったのだけれど、いざ炒めてみたら「もっとキャベツ食べられたかも」という印象で、3/4玉分ほどはいけたんじゃないかなという食後の感想。
 
いつも通り、塊の豚肉を茹でてからスライスして調理した。丁寧にアクをすくって綺麗なスープにしたので、茹で汁ににんにくの芽を刻んだのと溶き卵を入れて塩と炒り胡麻、胡麻油で簡単に調味。あと1品くらい何か用意すれば良かったと思いつつ、あとは冷凍のを昨日から冷蔵庫で解凍しておいたメバチマグロのサクを刺身にして出した。
 
香辣脆をそこそこ入れた、ちょっとピリ辛味を目指した回鍋肉は、でも思ったより辛味は強く出なかった。冷蔵庫に入れているとはいえ、開封してから時間も経っているから辛味も飛びつつあるのかなーと思いつつ、息子が「辛い!」と悲鳴をあげない程度に使用量を増やしていこうという魂胆の私。蒸し暑い時期だから牛肉のピリ辛炒めあたりの味が無性に恋しいところ。

7月21日 火曜日
肉がひとかけらも入らないカレーなのでした
「551蓬莱」の豚まん
アイスウーロン茶
国産マンゴー(沖縄産)

そういえば朝食用のパンを買ってなかったわ、と昨日の夜に一瞬焦って、直後に「なんだ、大丈夫だったわ」と冷蔵庫と冷凍庫内の存在に思い至った。冷凍庫に6個、冷蔵庫に3個の豚まんが入っている。これ食べないと他のものが入らないということもあって、むしろ早めに食べてしまいたいところなのだった。
 
お茶ポットに幸いウーロン茶を用意していたところだったので、冷たいウーロン茶飲み飲み蒸したての豚まんにかぶりつく。……うん、やっぱりこの豚まんは美味しい。まだ冷凍庫に残ってるぞと考えるだけで顔がニヤけてしまう。
 
「マンゴー、良い感じに熟してるから剥くね。……なんか、花切りが飽きてきたから、普通に皮剥いて刻んじゃっていい?」
と言ったら、息子が「ダメ!あのいつもの切り方で!」とダメ出し。それならと、3枚おろしにした1方を花切りにして息子にあげて、残りを皮剥いて適当に刻んでだんなと半分こした。いかに種まわりの身を少なくしつつ美しく3枚におろすかがマンゴーの切り方のキモだけど、種の周りに残った果肉をしゃぶるのもまた楽しいから、結局のところ切り方は割とどうでも良いという感じ……。

焼きそばパン
ミニマカロニグラタン
アイスティー

金曜から遊び続けだったので、仕事が大変に大変な事に。今日は朝から必死でパソコンに向かっていたものの、息子から
「ねぇ、僕の鞄知らない?」
とか(ランドセルの影に埋もれてました!)、
「家庭科の課題で"玉止め"ができないんだけど、教えて?」
とか(うん、玉止めは難しいよね……私もそう上手くはないんだけど)、
好事魔多しという感じで一向に集中できない一日だった。
 
昼も、気がつけば12時半を過ぎ、うかうかしている間に「明日もまた見てくれるかな?」「いいともー」なんて息子がつけっぱなしにしていたテレビから流れてきている始末。慌てて「うわ!夕御飯の買い物もあるし、スーパー行ってくるね!」と家を出て今日明日分の肉やら何やらを買い込んで帰ってきた。帰ってくるなり土砂降りの雨。
 
すぐに食べられるものをと買ってきたのは、スーパー併設のパン屋さんで特売していた焼きそばパンと、その隣に置かれていた同じくパン屋さんのマカロニグラタン。紙製のミニカップに入った可愛いサイズのグラタンをレンジで温め、
「適当でごめんね、はい、焼きそばパン」
とパンを出したら息子に「焼きそばパンだー!」と歓声をあげられてしまった。……息子のどこにツボがあるのか、お母さんはまだ今ひとつわからない。とりあえず、焼きそばパンという選択は素晴らしく良かったらしい。
 
「……でもさ、焼きそばパンって変な食べ物じゃない?パンの間に麺類挟むなんてさあ」
「いいじゃん、ホットドッグの仲間じゃん」
「……仲間じゃないよ……隣のクラスの川崎君ってくらい遠い存在だよ……」
「川崎君って誰!?」
「そう、そんな存在くらい遠いよ。私の中では」
未だに焼きそばパンの存在を疑問視している私なのだけれど、食べてみると美味しいので、あまり気にしないことにする。紅生姜の存在がまた良し、というか。

コールスローサラダ
和牛ひき肉コロッケ
夏野菜のカレー
冷たいかぼちゃのポタージュ
麦茶

野菜がいーっぱいあって、特に今回は夏なのに「大根1本」なんて入ってきたので、その大根を美味しく食べようとレシピ検索。カレーの中村屋のレシピの「夏野菜のカレー」というのがあったので、材料もセロリ以外は揃っているしとセロリ買ってきて作ってみることにした。大変に潔く、肉類が一切入らない野菜だけで作るカレーだ。
 
多めのオリーブ油で玉ねぎ炒めて、1cm角切りの人参と大根とセロリを投入。良い感じに火が通ったところでシナモンとカレー粉、ローリエ、おろし生姜とおろしにんにく、刻んだトマトとヨーグルト、そして赤ワインを次々加えていき、煮込んでいく。更にじゃがいも、ししとう、茹でてさやから取った枝豆、オクラなど入れつつ、最後に刻んだパプリカを混ぜて軽く煮込んでできあがり。本当はここに揚げ茄子も入るところ、揚げ茄子は息子が苦手だし、まぁ良いかなと入れなかった。
 
ワインが入るし最後にはレモン汁も加わるしで、かなりさっぱりとした、酸味を感じるカレー。小麦粉も入らないのでもったりしておらず、インドカレーとはまた違う感じだけれどサラリとした仕上がりだった。悪くはないけど、でもいつものカレーを想像すると「あれ?」と思うかな、というカレーの完成。
 
あまりにも肉っ気がないのも寂しいからとコロッケも買ってきてみた。マヨネーズ味のコールスローを添えて、あとはかぼちゃのポタージュを。コンソメで煮て牛乳加えてミキサーにかけて冷やしておいたかぼちゃのスープには半端に残っていた生クリームも加えたのでかなり濃厚、甘味のものは加えていないのにかぼちゃ自体がとても甘いものだったので、自然な甘さのとても美味しいスープが出来た。かぼちゃのスープは色も綺麗。
 
……で、息子は
「カレーだ!……でも、いつものカレーじゃない……」
としょんぼりし、
「あ!コーンスープだ!」
とスープ皿を覗き込んで
「……コーンじゃない……匂いが違う……」
と猛烈にがっかりしていた。
曰く、「今日の夕飯、罠ばっかりだ!」だそうで。罠とは野菜たちに失敬な。
 
カレーががっかりだったら、せめてスープはコーンのにしてやれば良かったなと思いつつ、でも私は「けっこう美味しいじゃない……そう悲観するものでもないじゃない……」と美味しく食べていた。まぁ、「野菜ばっかりカレー」なんて、子供にはがっかりだろうなと思う。明日のだんなもお弁当見てがっかりかしら。

7月22日 水曜日
盛りつけ担当の息子が大体によそってくれました
ツナフランス
枝豆チーズパン
アイスカフェオレ

夏休み中は、息子の登校時間ではなくだんなの出勤時間に合わせて起きれば良いので、1時間ほど長く寝ていられる。……が、「そろそろ起きよ」とのんびり起きてオーブンのスイッチをまず入れたところで、「今日はちょっと早く家を出るよ」の旨のだんなからのメモが目に入った。
 
うわ!お弁当!大変!と、オーブンの余熱の間に猛烈急いでお弁当の準備。昨日のおかずを入れれば良いとはいえ、朝起きたらもう1品何か作ろうかなとも思っていたのだけれど、この季節にアツアツのおかずを詰めてそのまま持たせるのもなと追加おかずは止めておいた。
 
朝御飯は、昨日特売していた1個99円だった総菜パンをあれこれ。ソーセージロールとコーンパンとツナパンを1個ずつ買い、ひょうたんに丸がもう一つついた枝豆形の「枝豆チーズパン」なるものも1個。それはちぎるとちょうど3個に別れるので、1人1切れおまけのような感じでつけてみた。
 
「じゃあ、僕はこれー」
と息子が早々にソーセージロールに手を出し、だんながコーン、私はツナで。
ほんのり枝豆色をしたチーズ入りのパンがなかなか面白い味だった。

もちチーズお好み焼き(冷凍もの)
アイスプーアル茶

今日の午前中は、数十年ぶりの日本で観測できる皆既日食という大イベント。
……が、千葉はあいにくの曇天……を通り越して、朝から小雨がパラついている。
 
「……それでも、関東でも3/4くらいは欠けるらしいし、少しは薄暗くなったりするんじゃない?」
と、テレビの実況特番をつけながら、午前中は仕事そっちのけで外を覗いたり家に入ったりを何度か繰り返したけれど、さっぱりいつ日食が始まっていつ最高潮になったのかも全くわからないまま、私たちの日食体験は終わってしまった。残念。
 
それでも硫黄島からの中継を見るだけでもなかなか楽しく、実験も兼ねていたらしいハイビジョンの衛星中継での映像は素晴らしく綺麗なものだった。宇宙の深遠よりも海の底(それも深い深い海の底)に興味を惹かれがちな自分だけれど、それでもたいそうわくわくした。千葉や都内の博物館などでは当日行けば参加できる日食観察イベントも予定されていたようだけれど、数日前からの天気予報を見た段階でそういったところへ出向くのも諦めて、家でおとなしくテレビを見ていた今日。できれば自分の目で見たかったよねと、私以上に息子もがっかりだ。
 
お昼御飯は、買い置きの冷凍お好み焼き(多分「大地〜」というか「三越御用達便」のカタログに載っていたものだったかと)が2枚あったので食べてしまうことに。「もちチーズ」と書いてあって、「ほー、そんなものを買ったのか、私ってば」と他人事のように思ってしまいながら、パッケージに書かれていた「美味しい食べ方」に倣ってレンジでチンして、その後にスキレットで軽く表面を炙るように焼いてみた。
 
ちゃんと添付の小袋でオタフクのお好みソースと青海苔、だし粉がついてきている。
「あと、マヨも要るでしょ、マヨも」
と、マヨネーズも出してきて、にょろにょろと前衛的な模様をお好み焼きの上に描きつつ、美味しくいただいた。
 
余り厚みがなく、不自然なほどに綺麗にまんまるなお好み焼きだったけれど、味の方はちゃんとお好み焼き。そこかしこにびよんびよんと伸びまくる餅が仕込まれていて、「チーズどこ?」「これもお餅だ!」「チーズかと思うと全部餅だよねぇ?」と息子とやいやい話しながら平らげた。

リーフレタスとトマトのサラダ
キャベツの塩揉み
豚ロース肉のグリル 玉ねぎソース
鶏手羽と大根のスープ
羽釜御飯
麦茶

豚肉のソテーが食べたいなと、ソテー用の厚切り豚肉を買ってきてみた。塩胡椒で焼いて一口大に切ったあと、炒めた玉ねぎと大根おろし、醤油や味醂などを合わせた「玉ねぎソース」を絡めて食べる。玉ねぎソースの上に刻んだ青じそをひとつまみ乗せ、更に青じそ風味のキャベツの塩揉みも。
 
香菜、セロリ、茗荷、匂いの強い系の野菜は一通り何でも好きな自分が、なぜかどうしてかあまり前向きに好きになれないのが「しそ」。それでも焼き鳥屋さんで出てくる、梅味噌をつけて食べるしそ巻きあたりは前向きに注文しても良いと思うくらいに好きだし、最初から入っている料理から除けて食べるほどでもないし、苦手と言いつつ、その程度は浅いと思っている。……でも、前向きに調理したいかというとまた別の問題で、冷蔵庫にはそれゆえに今ひとつ減りが悪い美味しそうな青じそが残っているしで、思い立って料理に使ってみることにした。
 
今日は予定らしい予定もなく、一緒に遊ぶ友達もあまりいなかったようで少し暇そうだった息子、「夕飯の支度、手伝わせて?」と言ってきてくれたので、キャベツちぎってください大根切ってくださいお米計量してくださいスープのめんどう見てくださいと、隨分色々手伝ってもらってしまった。おかげで予定よりも20分ばかり早く夕御飯の準備ができ、私が肉の仕上げをしている間にスープをよそったり箸やコップを運んだり、いつの間にか食卓の準備が全て整っている。
 
少し前から、
「ただテーブルに運べばいいってもんじゃなくてね、味噌汁やスープは右で御飯は左、箸の持ち手は右、みんなでつつく大皿があるときは真ん中に出すんだよ。食事中に1回か2回しか手を出さないだろう調味料とかは遠くに置くって感じで良いから」
などと配膳についての指導もついでにするようにしていたら、今日は非の打ち所のない美しい配膳が完成していた。味噌汁碗にスープの手羽元肉を無理矢理2本突っ込みましたね、という大胆なよそいっぷりも、それもまた良し、ということで。
 
赤札になっていた鶏手羽を大根と一緒に煮込んだスープは、塩とナムプラーの味付けで、最後にちぎった香菜の葉をどっさり散らして。たくさん届くからと最近はとみにあまり頓着せずに次々野菜を調理しているけれど、改めて食べるとトマトもレタスも大根も、何もかもちゃんと美味しい。ちょっと皮が厚めなトマトは、噛むと弾けるように果汁が溢れてくるものだった。香りも甘さも強く、とても良い味。

7月23日 木曜日
息子のリクエストは「肉じゃが」でした
「551蓬莱」の豚まん
アイスプーアル茶

朝起きると、家の中がやけに静か。
餌くれ餌くれと後をついて回る猫たちが、今日は2匹ともいなかった。珍しいな寝てるのかなと家のあちこちを探すもどこにもおらず、窓や玄関が開いているということもなく、「???」という感じ。
 
「猫たちがいないんだけど」と息子を起こして、その騒ぎでだんなも起きてきて、
「そういえば、昨日の夜、僕の部屋の網戸が外れてたから直した」
という息子からの報告を受けているうちに、ベランダにかすみさんが「にゃー」とやってきた。うわぁ、外に出てたんかい。
 
各部屋の窓の上部には換気用の細いスリットがあって、開いていれば猫ならぎりぎり通れるくらいの大きさ。換気用のその窓を開けていても網戸がついているから大丈夫だったのだけれど、その網戸が外れてしまっていたらしい。
 
かすみさんは去年の夏に何度かそこから無理矢理脱走したことがあったし(でも彼女はちゃんと自分から帰ってくるうえ、今はもうそんな無茶はしないので油断していた)、でもまさかりゃんりゃんまで脱走するとは。……ずっと室内飼いだったから、かすみさんはともかくりゃんりゃんの動向が心配だ。警戒心ゼロの、いつもお腹まるだしで寝るような猫だし。
 
で、かすみさんも「まだ外で遊ぶのよ」とばかり近寄ると逃げてしまい、猫たち不在のまま朝御飯。慌ただしく冷凍しておいた豚まんを蒸して、外を気にしながら急いで食べた。

バタートースト
夏野菜のカレー入りオムレツ
アイスカフェオレ

家から脱走した猫は、家から半径50mほどのところにいるものだと聞いた。息子と手分けして、好物のお魚スティック持ってあちこち回るも、猫たちに会えず。
 
そもそものかすみさんのねぐらはちょっと遠いところにあるようだったから、そっちの方に行ってしまったのかなぁ……せめて2匹一緒にいれば良いけれど。昼間は寝ているだろうから、お腹が空いて活動を始めるだろう夕方から夜にかけて再捜索だな、と思い、とりあえず今日の分の仕事をがんばっていた。
 
昼御飯は、冷凍していた「神戸屋スペシャル」に軽くバターを塗ってトーストに。
 
まだたっぷり残っている夏野菜のカレーを、刻んだソーセージと共に卵で巻き込んで大きなオムレツを用意した。夏野菜のカレー、冷凍するには向かない野菜がけっこう使われている気がするので冷蔵保存しているけれど……いつまで保つだろう。豚肉や鶏肉を塩焼きにして、ソース代わりにカレーをかけて食べるのも、酸味のあるさっぱり味なのでけっこう似合う気がする。数日中に食べてしまいたい。

コールスローとリーフレタス、トマトのサラダ
肉じゃが
鶏手羽と大根のスープ
羽釜御飯
麦茶

日も暮れたところで、猫探し再開。
このあたりは集合住宅も一軒家もある地域で、でもそれなりに緑があり、そして車通りは少ないながらも全然ないというわけでもない。猫たちにとっては危険もあるし隠れられるところも沢山、という感じだ。
 
息子と一緒に「かすみさーん」「りゃんりゃーん」と小声で呼びながら木々の間や植え込みの影、駐車している車の下などを探して歩いた。が、2匹ともみつからず。夕方にはにょろりと帰ってくるだろうと踏んでいたかすみさんまで、姿を見せなかった。……「この家は嫌い」と見限られちゃったのかしら……余所で美味しい御飯貰えて、居着いちゃってるのかなぁ。
 
「夕飯、何がいい?明日スパゲティ食べる予定だからスパゲティ以外として」
と息子に聞いたら、しばらく思案して「肉じゃが!」と。数日前にもそんなリクエストをもらった気がするなと、買い置きのが無くなってたのでじゃがいもと、あと肉を買ってきた。「肉じゃがなら豚でしょ」と無意識に豚の切り落とし肉を選んでしまい、「そうか、私の中の"肉じゃが"は豚肉の肉じゃがなんだなぁ」と再認識。
 
いつも通りスキレットを使って、だしの要らない、調味料も醤油大さじ2、砂糖味醂各大さじ1だけで出来上がってしまう簡単肉じゃが、小林カツ代さんレシピ。
 
刻んだ玉ねぎを炒め、柔らかく火が通ったところで玉ねぎは鍋の端に丸く端に寄せて中央を空け、そこに肉をどかんと入れる。肉めがけて調味料を入れ、すき焼きのような感じでそのまま肉と玉ねぎに調味料を煮絡め、適当に絡んだところでじゃがいもを投入。じゃがいもの高さ2/3くらいまで水を入れたら蓋をして強火、適当に混ぜつつ、じゃがいもに火が通って水分が少なくなり頃合に煮詰まったらできあがり。
 
本当に簡単でおそろしく早く仕上がるのに、水分にすっかり漬かっていたわけではないじゃがいもにもちゃんと火が入り、肉と玉ねぎはしんなり良い具合に味が染みている。今日は彩りにと煮えばなにさやいんげんを刻んだのを散らしてみた。
 
あとは、半端に残っていたコールスローサラダがあったので、リーフレタスと合わせつつ、甘いトマトも乗せて。
肉じゃががたくさんあるからいいや、と、他はほとんど料理らしい料理もせずにありもので簡単夕飯になった。
 
肉じゃがは私も時々無性に食べたくなる料理だけれど、息子もそこまで好物だったとは。カツ代さんレシピはとにかく簡単だから、ぜひ「得意料理は肉じゃが」といった謎アビリティ(女の子に好かれる要素になるのか嫌われる要素になるのか全くわかんないアビリティ)つきの男子中学生とかに育って欲しいところ。
 
23:45 追記。
さきほどフラリとかすみさんが1匹で戻ってきて、だんな(かすみさんが一番懐いているのがだんな)にあっさりと捕獲される。小雨の中遊んで歩いていたようで、体中泥だらけだったのでさきほど丸洗い完了。おかえりかすみん。……さて、りゃんりゃんは一体どこにいるんだ……。

7月24日 金曜日
おおむね息子が作ったカルボナーラ。おお、美しいな!(しかも美味しいな!)
イングリッシュマフィンのハムチーズエッグサンド
アイスカフェオレ

水曜の夜に家出した猫たち。木曜の朝にフラリとかすみさんが1匹で戻ってきたものの、餌もほとんど食べずに再びどこかに逃げてしまった。
 
日中も、いつもの夕飯の時間になっても帰ってこず、それを帰宅しただんなに報告したら
「それじゃあまるで、さよなら言いに戻ってきたみたいだなぁ……」
などと言うものだからこちらも涙目になっていたところ、深夜になって実にあっさりとかすみさんが帰還。
 
「戻りましたよ」とばかりに、最初にやってきた時と同じようにベランダの外に座り込み、「あ、かすみさん帰ってきた」と近寄っただんなの足にすり寄ってそのままゴロリと寝そべり、捕獲とあいなったのだった。
 
まぁ、あんたの事は心配してなかったんだ……いつ逃げてもちゃんと帰ってくるしね、と、さっそく猫を丸洗いして(白い毛でいることが無駄であることみたいに泥だらけだった)、かすみさんもかすみさんで「外はねー、自由でいいけど、やっぱり緊張もするのよねー」とばかりに横たわってぐーぐー寝ている。
 
「ちょっとかすみさん、母親同士腹を割って話し合いたいんだけど、あんたの息子はどこ行っちゃったのよ、知らないの?」
と聞いても、飼い主の寵愛を独占できるのは今!とばかりにスリスリゴロゴロにゃおんにゃおんという風。……心配してないのかい、かすみさん。
私としては、我が家の構成員に他に「メス」がいないこともあって、「あんたは私のママ友よ」と冗談半分(本気半分)に話しかけている。ママ友、クールでマイペースで気位高いです。
 
で、今日は朝6時に目が覚めたので、彼お気に入りのおやつ持って、その袋をカシャカシャ鳴らして「りゃんりゃんー」と小声で呼びかけながら近隣の捜索にあたってみた。我が家周りは隠れられそうな場所も豊富だけれど何しろ子供も多いので日中は何かとにぎやか。
 
おちおち隠れてもいられないだろうと思うと、少し離れた木々の多いエリアの方に行ってしまったのかもしれない。元ノラのかすみさんと一晩一緒にいたとしたらなおのこと遠くに行ってしまっているかも……と、「家の半径50m」にこだわらず、200mあたりまで捜索範囲を広げてみた。……気配もないなぁ……。
 
今日は楽しみにしていたイベントの日。朝御飯は、買い置きのイングリッシュマフィンを半割してチーズを乗せてトーストし、その間にフライパンでハムエッグを用意して挟んで食べた。お供に、そこそこ甘いけれど今ひとつ甘さが物足りない感の桃。桃は家族全員大好物なので、このところ切らさずに買うようにしている。

玉緒先生のお料理教室
 アサリと生海苔のスパゲッティ
 カルボナーラスパゲッティ
 サラダ・パン
 レアチーズケーキ
 ロゼワインとかお茶とか

息子が料理に興味を持ちだしたのが一昨冬のこと。自分だけの料理本が欲しいというので買ってやり、確か最初に「これが作りたい」と指さしたのがカルボナーラスパゲティ……だった気がする。ごく普通のレシピで、ごく普通の美味しさカルボナーラができあがり、その時に懇意のイタリア料理教室の先生、玉緒さんから「カルボナーラなら、私が教えたかった〜」と言っていただき、「いつか息子にカルボナーラ講習会をしましょう」ということに。それから息子の長期休みのタイミングを図りつつ、でもお互い何かと予定が合わなくて、今日やっと開催に至れることになった。
 
たまたま休みを取れただんなも「そういう教室なら俺も行ってみたい」と、家族3人で伺うことに。息子がレアチーズケーキにもおおいにハマッていることから、「献立のバランスとしてはそんなにチーズとクリームでいいのかと思うけれど、せっかくだしデザートに作りますか?」と、チーズケーキ作りもメニューに加わった。一緒に、クリームを使ったパスタということでアサリのだしの効いた生海苔入りのパスタも目の前で作っていただく。
 
最初に一緒に円形のチーズケーキを作り、「お父さんとお母さんにも色々やっていただきますよー」と、私も生クリームを泡立てたり、ちょこちょこと作業の一端をお手伝い。ヨーグルトも入るけれど、いつも我が家が作るケンタロウさんレシピの配合よりもチーズが多いらしく、空気を適度に含みつつも過剰にふわふわともしていない、心地よい食感のレアチーズケーキができあがった。
 
ケーキが固まるまでの間に玉緒さんが一度作る→試食する→息子が作ってみる→また試食する という感じでカルボナーラ講習もばっちりと。ベーコンを炒めたフライパンに卵液を入れてしまうと「卵そぼろ」になりがちだし、かといって卵液のボウルに炒めたパスタと茹でた麺を入れて絡ませるのでは火の通りが甘くてドロドロいなりがち……と、本当に美味しく作るには地味に難しいカルボナーラのコツを教わった。
 
たかがカルボナーラ、でも、ベーコンではなく「パンチェッタ」を使い、そして質の良い卵を使うことでも味は圧倒的に違ってくるし、やはり火の入れ加減がキモなのだと思う。ほのかににんにくの香りが効いたカルボナーラは、この味がちゃんと家で再現できたら「これならお店の味にも負けてないよ!」と胸を張って言えそうな美味しさだった。息子が鍋を振ったものも、玉緒さんの指導の甲斐あって、見事な出来映え。
 
すっかり長居してしまい、「作っては食べる」という風の楽しい数時間。息子は「勉強になった!」というよりは「楽しかった!」という風で、でもまた作ってみたい、近いうちに!と、帰り際に最寄りの紀ノ国屋に寄り道してパンチェッタを買って帰ってきた。

「元祖神戸コロッケ」の
 柔らか牛すじ煮込み重
ビール(モルツ)

おやつの時間まであれこれ食べ続けていたので、夕飯は軽くでいいねと電車の乗り換えついでに東京駅地下の「Gransta」でお買い物。以前、デパ地下を歩いていて見かけて気になっていた、「元祖神戸コロッケ」の「柔らか牛すじ煮込み重」を買って帰ってきた。なんでも「神戸長田名物のぼっかけをヒントに、牛すじやこんにゃくなどを柔らかく煮込み、お重に仕上げました」という品らしい。Granstaでは夕方からの限定15食販売なのだそうで、私たちが通りがかった時の「残り5食」はあっという間に目の前で売り切れたのだった。
 
帰宅してからお風呂に入り、一息ついてからちょっと遅めの夕御飯。
こんにゃくとうずら卵なども入った牛すじ煮込みの丼は、期待以上にちゃんと美味しかった。嘘偽りなくちゃんと「柔らか牛すじ」で、トロリとこってりめに煮込まれたプルプルの牛すじが素晴らしく良い感じ。これならまた買ってきてもいいかも、と思いながら、美味しくいただいた。

7月25日 土曜日
カメラ忘れてだんなの携帯借りて撮影しました、お昼のうどん
「紀ノ国屋」の
 さくさくアップルパイ
アイスカフェオレ

家出中のりゃんりゃんが気になって、今日もうっかり5時起き。今日もお出かけだというのに、昨夜寝たのは12時近かったこともあって微妙に寝不足だ。それでも、りゃんりゃんお気に入りのおやつの袋をかしゃかしゃ言わせつつ、「りゃんりゃーん(カシャカシャ)、りゃんりゃーん(カシャカシャ)」と袋をふりふり、新手の新興宗教の巡礼者のごとく、近隣を一周してみた。……うーん、姿も気配も感じられないな……。
 
家族が皆起きてくるのを待って、朝御飯にした。
 
表参道の「紀ノ国屋」は、創業の地で「インターナショナル」と店舗名に冠しているだけあって、品揃えがとても豊富。他では滅多に見ることがない、ファヒータミックスの調味料があったり、精肉コーナーの充実ぶりもすごいものがあった。……まぁ、値段もすごいものではあるのだけれど。
 
それでもいくつかスープ類を買ってみたり、夏休みの平日のお昼御飯に使えそうなうどんを買ってみたり。ベーカリーコーナーで、朝御飯用のパンもいくつか買っていた。「しっとり」と「さくさく」の2種類があったシナモン風味のアップルパイが私の選択。すごく悩んで「さくさく」タイプのを買ってきてみた。
 
温めて食べても美味しいかもと思いつつ、蒸し暑さに温めるのを躊躇して、結局そのまま常温でいただくことに。見事にサクサク、層が折り重なった美味しいパイで、ほんのり上品に香るシナモン風味の煮リンゴも期待どおりの美味しさだった。明治屋も心躍る楽しい食料品店だけれど、紀ノ国屋も大好き。
 
……で、紀ノ国屋のサイトをつらつら見ていたら、大人2人×1week 紀ノ国屋備蓄セットなるものを発見。インフルエンザの大流行などになって家に籠城しなければいけなくなったとしても、こんな素敵なセットがあったら乗り切れそうな気がする。

飯田橋 「うどん市」にて
 かき揚おろしのぶっかけうどん \850

今日も家族でお出かけ、午後に観劇の予定があるのでどこかでお昼御飯を食べようと、「冷やし中華とか?」「日本蕎麦とか?」と、あっさりしたものが食べたいねとだんなと2人考えていた。すると横から息子が「冷たいうどん!」と。
 
うどん良いね、冷たいうどんは嬉しいねと、乗り換え駅付近のうどん屋さんをあれこれ探して、飯田橋の駅近くにある「うどん市」というお店に行ってみることにした。「飯田橋店」となっているので、他にも店舗があるお店なのだろう。さぬきうどんのお店だ。
 
天丼とうどんのセット、カツ丼とうどんのセット、あと季節ものということで鰻丼とうどんのセット、と、充実したセットメニューがあってそちらにも心惹かれたのだけれど、私は「かき揚おろしのぶっかけうどん」を選択。うどんだけをたっぷり食べたい気分だった。
 
濃いめのぶっかけのだしにうどんが浸り、上には厚削りの鰹節と水菜がたっぷり、そして巨大な巨大なかき揚げがドカーン!と乗っている。かき揚げの下には大根おろしもたっぷりと。小皿には刻み葱と刻み生姜、別添で天つゆも添えられているのが嬉しい。
 
うどんは心地よくシコシコキュッキュとした口当たりで、玉ねぎや人参がたっぷり入ったかき揚げも揚げたての素敵な食感のもの。うどん単品ならさほどのボリュームでもないだろう、と注文したのを軽く後悔するほどのたっぷり食べ応えのある品だった。だんなの、ざるうどんとカツ丼のセットもなかなかのボリュームで「カツ丼だ」「カツ丼おいしそう」「もらっていい?」と、私と息子に箸を伸ばされたのに、でもだんなは「……けっこうお腹いっぱいになった」とのこと。
 
息子は天ぷら盛り合わせと冷たいかけうどんのセットで、こちらも美味しそうだった。
昔ながらのお蕎麦屋さんのお店の雰囲気もけっこう好きな感じで、大通りから少し入った目立たないところにあったお店なのに、12時を過ぎる頃には満席になる盛況ぶり。良いお店みつけたね、また来ようねと話しつつ、池袋に移動した。
 
で、見てきたのは演劇集団キャラメルボックス2009年サマーツアーの「風を継ぐ者」再々演。新撰組の話で、新撰組が「いい人」風に描かれた(反対に「悪い人」風に描かれている作品も存在する)作品。沖田総司がめちゃめちゃ良い人に描かれていることもあってか、初演の頃から大好きな作品だった。
 
初演時は土方役が上川隆也。シリアスなテレビドラマに出続けていた反動か、舞台上でスキップしたり隊士に頭突きしたり「峰打ち峰打ち」言いながら斬りかかったり、ずいぶんはっちゃけた演技をしていた(なのに最高に格好良い土方だったのがまた……)。入団後間もない細見大輔も実に面白かった。再演ではその細見大輔が"メロス的に走りまくる主人公"を演じて、これも良かった記憶がある。
 
今回は若手俳優たちがずいぶん多くキャスティングされている感があったけれど、でも安心して見ていられた。
……けれど、昔の舞台の、「演技がヘタな人も多いし、役者の層も厚くないし、殺陣の動きも経験を積んだ今とはずっと稚拙だし」という感じだったのに、あの時代の方がわけのわからない熱さを感じられた気がするのは、単に「あの時は私も若かったから」というだけなのかな。
 
ともあれ大好きな作品の再々演はとても楽しかった。三浦剛(実兄が横浜ベイスターズの投手、三浦大輔。よく似てます)が土方を演じていて、堂々とした体躯が役柄によく似合っていたし、派手なチャンバラシーンも見応えがあった。

丸の内 新丸ビル内「バルバッコア クラシコ」にて
 レギュラーFreeDrinkコース \8300

観劇後、友人夫妻と待ち合わせて一緒に夕御飯。一緒に夕飯でも、可能であればその後狩りでも、とモンハン仲間の友人からのお声がけだったこともあり、「じゃあ、それっぽく"こんがり肉"でも食べに行く?」と誘ったのは、新丸ビルにあるシュラスコ屋さんの「バルバッコア クラシコ」。
 
嬉しいことに今月来月は、飲み放題メニューにコロナビールが加わるとのこと。最初の1杯はコロナ飲みつつ、それから肉食べて肉食べて肉食べて野菜も食べて、ピンガに砂糖とライムを入れたカクテル「カイピリーニャ」をえんえんとお代わりしていた。多分ビールが1本、カイピリーニャが4杯。さすがにちょっと良い気分になった。
 
卓上にある醤油ベースのソースと野菜入りのビネガーを添えて食べるのも美味しいのに、卓上でスライスしてくれる塩胡椒ベースの肉をついそのまま食べてしまう。肉そのもの味がどれもこれも悪くない、というか美味しいので、塩味の肉だけでもずっと食べ続けていられそうな気分になる。コブの部分のクッピン、ちょっと淡泊めなポークなどはレモンを一緒に添えてくれ、そもまたちょっとした口直し(肉で肉の口直し……)。
 
今日もジューシーなピッカーニャやペッパーステーキをたくさん食べたけれど、とりわけ今日美味しく思えたのはランプ肉だった。いつもはもう少し固めな食感の肉が出てくるのだけれど、今日はずいぶん上質のものが出てきたように思う。鴨も食べラムも食べ、忘れちゃいけない焼きパイナップルもたくさん食べた。
 
こんがり肉をたくさん食べてスタミナがついたところで、カラオケボックスに移動して少し狩りを。G級グラビモス倒してウカムルバス倒してミラボレアス倒して、楽しい数時間はあっという間に過ぎてしまった。
 
今日も帰り道、りゃんりゃんを探しながら家族で歩く。
「すーちゃんらしき猫を見たのはこのあたりだったよね」と駅近くを歩いていたら、近くの壁の上にいた白猫がするりと壁の向こうに消えていくのを見た。気がついたのは壁から降りる体勢になってからの事だったので顔ははっきり見えなかったけれど、りゃんりゃんそっくりの体型、真白の若猫、長い尻尾、やっぱりあの界隈にいる猫は、すーちゃんだと思う。ちゃんと誰かに御飯を貰っているのか、肉付きも毛艶も良いし、元気そう。
 
「あ!すーちゃん!」
「すーちゃんだ!」
と、再会に喜びながら、再びりゃんりゃん探し。
 
住宅をぐるりと周りながらの帰り道、そうしたら我が家のベランダにりゃんりゃんの姿が見えた。私とだんなが呼びかけてもわからなかったのか、脅えてすぐに逃げてしまったけれど、ちゃんと我が家を我が家だと認識して戻ってきたっぽい。遠くで迷子になっていたわけでも、余所の家に居着いてしまったわけでも、交通事故に遭っていたのでもなかったとわかって、とりあえず一安心。これならきっとまた会える。ベランダに少しだけ餌置いて、慌てずに彼の帰還を待つことにした。

7月26日 日曜日
旬のホワイトアスパラガスのサラダなど
「551蓬莱」の
 豚まん
麦茶

昨日、そんなにベロベロに酔っぱらったわけではなかったはずなのに、起きてみると微量に二日酔い。
「紀ノ国屋で買ってきたイングリッシュマフィンがあるよー」
と言うも、だんなと息子の反応がいまいち薄く、結局冷凍庫に入れてある「551蓬莱」の豚まんを蒸して食べることに。
 
確かに、暑くても、微妙に食欲なくても、この豚まんだったら食べられてしまう。先日買ってきた豚まん、あっという間に無くなってしまった。頻繁に都内の催事に出店しているし、次の機会を楽しみに待とうと思う。

「CoCo壱番屋」の
 ハーフハヤシライス

今日は一日、だんなはお出かけ。息子は家でゲームしたり、外に遊びに行ったり。週末だけれど特に予定もなく、思わず仕事してしまった。週明けまで待ってくださいと言っていた懸案事項がいくつかあったので、今のうちにと静かな昼間にがんばってみる。気がつけば1時をとうに過ぎていた。
 
慌てて「今からスパゲティ茹でる?」「冷凍してあるパンとかあったっけ」などと色々考えたのだけれど、仕事ももう少し片づけてしまいたいところだったので
「ゴメン!ココイチ注文するよ?」
と息子に声をかけてwebから宅配申込みを済ませた。すごく半端な時間になってしまったので、ガッツリ食べるのは止めようねと、2人でハーフサイズを注文。息子はチーズカレー、私はハヤシライス。コーラか野菜ジュースかリンゴジュースがおまけについてくるので、私はリンゴジュースを選んでみた。
 
お子様や女性にどうぞ、という感じのハーフサイズカレーは、おやつのような軽めの分量だったけれど、思っていたよりは量があり、ちゃんと腹7分目くらいにはなった。
 
関西地区限定の牛すじ煮込みカレーとか西日本限定牛もつカレーが実に良いなぁと思うのに、関東限定とか東日本限定のメニューってのは無いのよね。残念。

チーズディップとクラッカー
マグロのお刺身
「RF1」の
 豚しゃぶサラダ
 エストラゴン風味のホワイトアスパラガスサラダ
「魚久」の鰆味噌漬け・ゲソ粕漬け
さやいんげんと豆腐の味噌汁
羽釜御飯
ビール(Kronenbourg)

だんなは夜には帰ると言っていたけど、場合によっては夕飯も食べて帰るんじゃないかなー……と思い、夕飯は適当で良いやと冷凍のマグロを解凍だけしておいた。だんなが帰るなら「魚久」の粕漬けも焼けば良いやと思っていたので、
「今から帰るよー、何か買って帰る?」
と夕方4時頃に連絡をしてきてくれただんなに、かくかくしかじかでサラダ的なものでもお願いします、と返事する。
 
粕漬けは焼けば良いだけだしマグロも切れば良いだけだしで、味噌汁を用意したくらいの簡単な夕御飯。ガーリックとストロベリーのクリームチーズを出しておつまみにしながら、だんなの買ってきてくれたサラダ2種類も美味しくいただいた。昨夜しこたま肉を食べてきたところだしと、心もち軽めのあっさりとした夕御飯。
 
なんでも100g700円ぐらいしたのだという、けっこうなお値段のエストラゴン風味のホワイトアスパラガスのサラダがとても美味しかった。筋っぽくなく柔らかで、さっぱり味のマヨネーズ風ソースが絡んでいる。清涼感のあるエストラゴンの香りも良い感じ。茗荷やしそが混ぜ込まれ、玉ねぎやトマトがどっさりの胡麻味ドレッシングの豚しゃぶサラダも好みな味だった。
 
最近頻繁にスーパーなどでホワイトアスパラガスを見かける。オリーブ油とパルミジャーノ・レッジャーノ、ついでに温泉卵とか添えて黒胡椒ガリゴリ挽いて食べるのがめっちゃめちゃ美味しくて大好き。今度見かけたら買ってこよう。