食欲魔人日記 10年5月 第4週
5月24日 月曜日
美味しいナンが食べたかったのね〜
「カルフール」のワッフル
バナナ
アイスカフェオレ

今日は息子、運動会の振替休日でお休み。
雨になったのが昨日今日で本当に良かった……。天候が1日前倒しになっていたら、確実に土日の運動会開催は無理だったはず。今日も朝からしとしとと冷たい雨が降っていて、まだまだ止む気配がない。
 
息子と2人の朝御飯は、カルフールで買ったワッフルと"原宿ドッグ"風ワッフルロール(チョコ生地で中にカスタードクリーム)をそれぞれ半分こ。
「バナナがあります。そのまま食べる?スライスしてヨーグルトかけるとかもアリだけど」
「そのままー!」
「はい、そのままー」
と、運動会のフルーツポンチ用に買ってきたバナナの残りももぎゅもぎゅと食べた。
 
今日は野菜が届く日。届いたのを見届けてからお出かけしましょうと準備しながら待ち構え、届いた野菜を冷蔵庫にしまってから外出した。
今日のセットの内容は
 
小松菜1把 ・ キャベツ1玉 ・ ズッキーニ1本 ・ きゅうり3本 ・ ベビーリーフ1パック ・ ニューサマーオレンジ3個
 
というもの。あらぁ、キャベツまだ残ってるのにまた来ちゃったわぁ……ズッキーニはトマトと合わせてラタトゥイユかな。

千葉 「ルンビニ」にて
 ランチブッフェ \930
 ラッシー \120

お出かけ先は、千葉のパスポートセンター。
海外旅行を2ヶ月ほど後に控えていて、そして私と息子のパスポートは去年のうちに切れてしまっている。申込みは私が代理で行くこともできるけれど、「証明写真撮らなきゃいけないし、一緒に行こう」と、息子が平日休みというタイミングの今日に一気に済ませることにした。
 
ゴールデンウィークも過ぎた雨の月曜日、それでもパスポートセンターはそこそこの混みようで、手続きには30分ばかりかかった。
「カレー食べに行かない?で、その後はカラオケ!」
出かけたついでに遊んで帰ろう、と、向かったのは「ルンビニ」というインド料理のお店。セットメニューもいくつかあったけれどお得なのは930円のランチブッフェだったので、私も息子もそれにした。
 
辛口、中辛、甘口のカレーがそれぞれ1種類。日替わりらしく、でも「中辛が野菜系」というのが基本のようだ。今日は辛口がチキンカレー、中辛がじゃがいもとひよこ豆のカレー、甘口がチキンとひき肉。ライス(残念ながらサフランライスではなくて普通の御飯)とナン、アチャール(玉ねぎの辛い和え物)も食べ放題。あとは卓上にサラダもやってくる。蒸し暑いパスポートセンターでの待ち時間ですっかり喉も乾いていたので、120円で飲めるラッシーも1杯ずつ。
 
嬉しいことに、常に焼きたてのナンを用意してくれる。お客さんが入ってきたりお代わりをしそうなタイミングを狙って1枚ずつ焼き上げてくれるうえ、焼いたナンはホットプレートで保温しておいてくれる。表面にうっすらギイが塗られたナンはかなり巨大で、焼けたそれを3〜4等分のサイズにカットして出してくれる。
カレー3種と御飯少し、アチャールも添えて、あとはナンを持ってきてはまたお代わり……という感じでもぐもぐ。チキンカレーはしっかり辛く、じゃがいもが煮くずれない程度に柔らかく煮えた甘辛カレーには豆もどっさり。それぞれ方向の違うスパイシーさで、ナンが大変にすすんでしまった。
 
2切れ食べて、そろそろ終わりにしようかなと思ったところで、同量だけ食べていた息子が
「じゃあ僕3枚目〜♪」
と立ち上がったので、じゃあそれを半分こしない?と、持ちかける。私と息子がそれぞれ食べたナンの量は、窯で焼いていた1枚に満たない分量だったはずだけど、何しろ1枚が大きめなナンだったのでしっかりお腹一杯になった。
 
平日午後のガラガラなカラオケボックスで思う存分熱唱して、本屋寄ってデパ地下ぷらぷらして帰宅。まんま休日のような一日。

わかめときゅうりの酢の物
ねぎとろイクラ丼
青菜の味噌汁
アイスジャスミンティー

「夕飯は何がいいですか?デパ地下にいることだし、リクエスト聞けるよ?」
と、息子とデパ地下と歩いていたところ、
「あの……ピーマンに肉詰めたのが食べたい。ハンバーグみたいなの」
とのこと。
 
「ハンバーグそのものじゃなくて、ピーマンに詰まってるのがいいの?」
「ピーマン入りのがいい」
面白いリクエストをするな、息子は……と思っていたら、更にリクエスト。
「あ、あとね、わかめときゅうりのあの甘酸っぱいのが食べたい」
……渋いな……。
 
じゃあ、ピーマンの肉詰めは父ちゃんの弁当にも使えるから明日の夕御飯にして(だんな曰く、明日は不要だけれど明後日はお弁当があると嬉しい日なのだそうで)、今日は何か和風の御飯にしてきゅうりの酢の物やろうか?と、鮮魚売り場を見に行った。実に美味しそうなクロマグロの中落ちたたきが800円。イクラもそこそこ手頃な価格だったので、ねぎとろイクラ丼にすることにした。今日届いたばかりの小松菜は味噌汁に、きゅうりは酢の物に。
 
レシピを見たら、「戻したわかめときゅうりを、酢と味醂と薄口醤油を同量ずつ合わせた中で和えよ」とあったのでそのようにしてみたのだけれど、それだと若干甘さが控えめのようにも感じた。「千鳥酢」を使ったら、酢の香りがやたらと豊潤で「なんか違うかも」という印象に……。
 
「学校で食べるようなのと違うかも……イマイチだったらごめん」
と出したら、「酸っぱすぎないし、ちゃんと美味しいよ?」と、たっぷり食べてくれた。とろんと甘くてこれも素晴らしかったホンマグロ、昨日もマグロを食べた気がするけれど、それはそれ、これはこれ。阪神も勝ったし。

5月25日 火曜日
息子のリクエスト、ピーマンの肉詰め〜
「POMPADOUR」の
 とろけるチーズパン
 ミルクフランス 1/3本
アイスカフェオレ
ヨーグルトがけバナナ

「昨日、ポンパドールでパン買ってきたんです、1人1個」
「ああ、あのとろけるチーズのやつね」
「……うん。でね、息子が"これ欲しい!"ていうのがあったんで、それは3人で分けっこすることにしたんです」
「ああ、ミルクフランス?」
「ああ!もう!つまんない!」
 
パンそのものについての情報は何ひとつ渡していないのに、ヒントを伝える隙もなく、昨日2人で選んできた私と息子のチョイスは見事にだんなに看破されていたのだった。
 
「だって、あの店だったらあのチーズのパンが美味しいじゃん、俺も好きだし。で、息子が飛びつくパンだったらミルクフランスじゃん……」と冷静に分析を披露していただいたけど、そんなこたどうでもいいのー。「へー、今日は何のパンかなー」って楽しみにして欲しかったのー。
 
だったら、絶対に想像できないような、たとえば「よもぎパン」とか「さつまいも蒸しパン」とか、そんな類のを買ってきてしまえばいいのか!?とも思ったのだけれど、それでは私も楽しくないし。
 
ともあれ、「POMPADOUR」で買ってきたパンでの朝食。肉まんくらいの大きさで、中が空洞でモフッとした食感のパン生地の中にチーズが入っている(オーブンで温めると、それがい〜い感じにトロトロに溶ける)「とろけるチーズパン」、最近似た感じのパンを他のお店でも見かけるようになった。このお店のものがオリジナルなのかどうかは知らないのだけれど、適度に歯ごたえのある香ばしいパンとチーズのこの組み合わせは大好き。
 
このお店のミルクフランスは、容赦なく「フランスパン」そのもので、ごわっと固く噛み応えがあった。パンの塩気も無視できない程度に感じるもので、対してクリームの甘さは「アンデルセン」のそれに比べると若干控えめ。だからなんとなく「大人っぽいミルクフランス」という感じだった。
 
週末のお弁当用に買ってきてあったバナナがすっかり熟して食べ頃なので、これは急いで食べねばと、適当にスライスして皿に盛り、プレーンヨーグルトをかけてデザートにした。上にマンゴージャムを少しだけ。

刻みキャベツ・ポテトサラダ
ピーマンの肉詰め
ラタトゥイユ
羽釜御飯
麦茶

昨日貰った息子のリクエストに応えて、今日はピーマンの肉詰めの夕御飯。
 
私は青椒肉絲に入る細切りピーマンすら嫌がっていた偏食のがきんちょだったので、「ピーマンの肉詰め、美味しいから好き」などと言っている息子の嗜好は理解しがたいものがある。今でこそ私もピーマンを美味しいと思って食べているけれど、食べられるようになったのは成人になろうというという頃だったし、好きだと思えるまでには更に数年必要だった。
 
面白いものが好きだよなー息子はなー、と思いながら、合い挽き肉をボウルでこねこね。刻み玉ねぎを加え、パン粉を加え、塩とナツメグも少々。半割にしたピーマンの内側に茶こしで薄力粉を薄くかけ、空気が入らないようにペタクタ詰めたら、あとは焼くだけ。中までちゃんと火を通さないと、と、スキレットでじわじわ焼いていたら、やや濃いめの焼き色がついてしまった。
 
刻みキャベツとポテトサラダを添えて、あとは汁物代わりの煮物にとラタトゥイユ。
 
オリーブ油でにんにくと赤唐辛子を炒め、そこに玉ねぎ、茄子、ズッキーニ、パプリカを次々加えてトマトと煮込む。ズッキーニ1本、茄子3本という分量に比してトマトが2個と物足りない分量だったので水煮トマトも足して煮込んだ。味付けは塩だけ。やや酸味の強いできあがりになったので、隠し味程度にトマトジャムを少し混ぜてみる。
 
今やデパ地下などで簡単に買えるようになったトマトジャム。クラッカーなどに乗せて食べても美味しいけれど、もっぱら私は料理の隠し味に使っている。ケチャップを使ってしまうといきなりお子さま向けな風味になってしまうところ、同じ"甘さ"を加えるのでも、トマトジャムを足した方がトマトの旨味も増えて美味しい……ような気がする。
 
今回、千葉そごうのデパ地下で買ってきたピーマンは、ちょうど特価品だったもの。7個ほどどっさり入って198円、素晴らしく肉厚でパキパキとハリのある良い感じのものだった。ピーマンのボリュームに負けないようにとみっちりハンバーグ種詰めたので、なかなかに食べ応えのあるものに。
 
「一応1人3個盛ったけど、1個2個だったらお代わりしても大丈夫だよ?」
と、息子と「いただきます」と食べ始めたのだけれど、キャベツも山盛りだったこともあって、お代わりは2人とも断念したのだった。

5月26日 水曜日
ちょーっと焼き過ぎちゃった感のイベリコですが……おいしかった!
イングリッシュマフィンのハムチーズエッグサンド
苺 with コンデンスミルク・牛乳
アイスカフェオレ

今朝はイングリッシュマフィンのサンド。
ボローニャソーセージに卵に、チェダーのスライスチーズを用意して、全部がアツアツな感じのトーストサンドにした。
 
我が家は全員揃って、独特な風味のあるチェダーチーズが大好きなのだけれど、クラフト社のチェダースライスが近所のスーパーで手軽に買うことができるのが、とてもありがたい。切らさず常備している食材のひとつ。
 
今ひとつ甘くなくて残念な苺(そろそろシーズン終わりかしらねぇ……)も出して、コンデンスミルクと牛乳がけで。

ミックスリーフのサラダ
ドイツ風ポテキャベ
イベリコ豚のグリル
ラタトゥイユ
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ)

ここしばらく、平日の夕御飯は家で摂れないのが続いていただんな。
「今日は帰る!早く帰る!家で御飯食べるから!」
と、今日は宣言して出勤していったので、ならばと弁当に入れるともったいない感じの、美味しい肉を焼くことにした。
 
1ヶ月ほど前、ハイ食材室のオークションで落札したイベリコ豚ブロックを焼くことに。
 
「“イベリコ界の横綱”最高級部位・肩ロース(650g)」という品名のそのオークションは"クローズド"(=他の入札者の動向を知ることができないオークション)だったのだけれど、「まぁ、適当に入札してみるかなー」と試しに金額を入れてみたら、思いがけず落札。しかも、同時に用意された同品5点、私が一番お安く買えたお客だったという幸運にあずかれた。
 
「というわけでね、この素敵なお肉を2000円たらずで買えてしまったのですが」
イベリコの肩ロースなのになんと100g300円♪、と、冷凍便で届いたそれをとりあえずそのまま冷凍庫に入れておいたのを、昼からゆるゆるとパックごと氷水に漬けて解凍してみる。ついでに一緒に冷凍してあったソーセージも解凍。
 
表面にたっぷりめに塩胡椒しておろしにんにくすり込んで、室温にきっちり戻してから210℃のオーブンで25分くらい。あとはホイルにくるんでオーブンのそばに置いて寝かすこと20分。そんな感じでどうでしょうか……とスライスしてみたら、ちょっとしっかりめに火が通りすぎてしまっていた。
 
ロゼ色を少し通り過ぎるくらいまでの焼き色が中にまでついていて、でも切って染み出てきた肉汁が若干赤めだったものだから「なんでよ……?」と少々困惑。それほど中までしっかり火を入れなくとも、ロゼの状態で問題なくいただける肉だと説明にあったので、そのままテーブルに出すことにした。……寝かせる時間とか温度があんまりよろしくなかったのかしらん……肉焼きは本当に難しい。
 
添えたのは「ドイツ風ポテキャベ」という料理。キャベツに塩してソーセージと共に蒸し煮にし(味付けは塩胡椒のみ)、キャベツにクタクタに火が通ったところでレモン汁を軽くふりかけ、茹でたじゃがいもと合わせるというもの。本当はじゃがいもはしっかりとマッシュポテト状にしたものを混ぜるところ、歯ごたえのあるじゃがいもの方が恋しかったので、皮つきの新じゃがを茹でて四等分に切ったものをざっくりと混ぜた。
 
昨夜作ったラタトゥイユも出し、ミックスリーフのサラダも準備し、周囲を野菜料理で固めつつ、テーブルの中央にはドーンと肉。
 
火の通りすぎで固くなっちゃったかしら、という心配は必要なかったようで、しっとりと焼けた肉は今日もちゃんと美味しかった。いや、もっとちゃんと焼けばもっと更に美味しかったかもしれないけれど、適度な弾力のある赤身の肉は簡単に噛みきれる柔らかさで、なんといっても脂の部分の旨味が絶妙。全体が不思議な甘味を帯びたような肉の味で、なんとも贅沢な味だった。やっぱり美味しい肉は塊を焼くに限る、とか思ったりして。

5月27日 木曜日
充実の内容だったお一人様ランチ
「551蓬莱」の豚まん
夏みかんのはちみつがけ
プーアル茶

「そういえば冷凍庫に、ラスト3個の豚まんが入っていたんですよー」
そろそろ食べないと霜もつきはじめちゃってるんですよー……ということで、曇り空で若干肌寒い今日の朝は豚まんを蒸かして。
 
冷蔵庫には先日からアイスティーの用意(折しも今入っているのはプーアル茶)もしてあるのだけれど、飲み物もあったかいものの方が嬉しいかも、と、アツアツ豚まんにアツアツプーアル茶の組み合わせにした。
 
あとは夏みかんも。
野菜セットと届いていた夏みかん、昨夜試しに剥いてみたらやや酸味が強いものだったので蜂蜜と砂糖をかけて一晩おいておき、染み出たジュースごと小さな器に盛って出した。

池袋 サンシャイン60 59F 「AuxAmis 59」にて
 レディースランチ \1500
 グラス白ワイン(V.d.T "La Buvette") \500

今日は一人、池袋まで観劇に。
 
昼御飯を抜くと観劇中に「ぐ〜」と鳴りそうな気がするし、何か口にしてから行った方が良いよなぁ、今日は天気も良いし、リニューアルしたらしいサンシャインの上階に行ったら何かあるかなぁ……と、有料展望台のワンフロア下にある展望レストラン街に行ってみた。むかーしむかし、ここには中華料理屋さんがあって、私はそこの酢豚が大好きだった……記憶がある。
 
カジュアルなお店もあり、ちょっと高級めっぽいお店もあり、どこも洒落ていて良い感じ……と店頭メニューを見て歩き、「AuxAmis 59」のレディースランチメニューに釘付けになってしまった。
 
値段は1500円。前菜とメインディッシュは2種類から選び、食後のコーヒーもついてくる。コーヒーの文字の上には目立つ大文字で「デザートブッフェ食べ放題」の文字。この価格で食べ放題。わんだほー。
 
そこまで気合いを入れて食べるつもりではなかったのだけれど、価格も案外お手頃だしと、入ってみることにした。開店直後くらいの時間帯だったのでお客さんもまばら、窓際の2人がけテーブルに案内された。12時過ぎにお店を出る頃には席の6割方、全てが女性客で埋まっていて、レディースランチは売れ行き好調という感じだ。
 
前菜はオードブルの盛り合わせか本日のスープ(今日はグリンピースの冷製ポタージュだそう)の2択。盛り合わせにしてもらったところ、その本日のポタージュがデミタスカップに一口分と、生ハム乗せサラダ、マンゴーのソースを添えたスモークサーモン、白身魚のムースという組み合わせのプレートがやってきた。どれもなかなか手が混んでいて良い感じ。冷製スープが美味しかったので、これをたっぷりいただくのでも満足できたかも。
 
メインディッシュは魚料理か肉料理。私の選んだのは「仔羊肩肉の白ワインビネガー煮」。あっさり味の野菜のソースと共に盛りつけられた羊肉、お手頃価格のランチにしてはなかなかのボリュームだったし、添えられたじゃがいものピュレは惜しみなく使ったバターの香りがした。肉自体は、それほどすごく良い素材、という風でもないように感じたけれど、でも丁寧に仕事がしてあって固くもなく、とても食べやすい。
 
ランチ用のグラスワイン(赤、白、スパークリング)がそれぞれ500円で用意されていて、うっかり1杯貰ってしまいつつ、もぐもぐ。羊肉ではあるけれど、かなりさっぱりした味わいだったから白ワインでもちょうど良かった。「パイナップルやレモンバームの香り、そして切れの良い果実味を楽しめるワインです」と紹介されていたその白ワインは、しっかり冷やして飲んでも美味しい感じの、夏に向いていそうなものだった。
 
で、デザートは、チーズのスフレ・赤い果実入りアーモンドケーキ・バニラ風味のダコワーズ・プリン・ティラミス・レープフルーツゼリーの6種類。どれも盛りやすいように器に固められていたり、既にカットされて手に取るだけの状態になっていたり。厨房近くのコーナーにまとめられていて、それぞれサイズはとても小ぶりだったから、よほど小食でなければ全種類試せそう。
 
とりあえず皿に全種類乗せてみました 私もとりあえず……と全種類もらってきて、目の前の窓から見える青空を堪能しながら1個ずつ食べてみた。
 
どれもちゃんと美味しい、シンプルながら手抜きは感じない味。特にプリンとチーズスフレ、ダコワーズが気に入ってしまって、その3つはもう一度お代わりして食べた。
 
ちゃんとオーブンで固めた風のプリンは良い具合にカラメルが苦く、ひんやり冷たいスフレもチーズがしっかり香ってくる。「"ナボナ"みたいだー」と失礼な事を思いながらもっふもふ食べたダコワーズもほの甘いクリームが良い感じ。
 
すごいなぁ、これで1500円……!しかもナイス眺望つき……!と満足してお店を出たものの……おかしい、こんなに満腹になって観劇に向かうはずじゃあなかったはずなんだけど……(自業自得……)。
 
ともあれ、演劇集団キャラメルボックスの春公演、「ByeByeBlackbird」の観劇。
 
どうもここ数年、キャラメルボックスの新作は「すごく面白かったなぁ!」というのにあまり出会えなくて(「少年ラヂオ」あたりは好きだったかなぁ……)、「昔は良かったんだけどなぁ」と思うこと、しきり。
 
今作も「記憶が無くなった」という、この劇団ではかなりありがちな設定のお話だということで、一人で行くことにしたのだった。今夏の「また逢おうと竜馬は言った」は家族で行くし、今冬の「サンタクロースが歌ってくれた」は状況が許せば何十回でも行きたい気分なんだけど、それはどちらも10年以上前の作品の再演だったりする。
 
その10年前の作品群のしっちゃかめっちゃかな展開(ご都合主義だし、つじつまが合わなかったりもするけど、なんか勢いで押されちゃう、みたいな)は、今はもうほとんど見られなくなり、そこがつまらないなと思っていたのだけれど、でも今回の公演はなんだかとても「綺麗」だった。舞台装置も好みなもので、光の使い方がとても綺麗。絵になる美しいシーンがたくさんあって、全体的にあらすじ含めて「綺麗なお話」だった。良い席だったこともあって「見て良かった!」という感想を持ったけど、でも、じゃあこのお話が大好きで心に残ったかというと……やっぱり微妙なんだなぁ……。
 
「池袋のデパート見てから帰るかなー」
と、観劇後はぽてぽて歩いて池袋駅方面に。
 
折しも西武デパートでは、今日生鮮食品コーナーがリニューアルオープンしたのだそうで、ちらりと覗いてみた地階はかなりの混雑だった。けど、かなりの特売もしているみたい。
 
ハム屋さんの骨付きハムがお得価格、「柿安」では焼き肉用和牛通常価格100g780円が480円に、国産豚バラブロック100g98円。あとは、お米専門店で福袋的なセットを売っていて、「通常価格の3割引以上のお得な内容ですよ〜!」ということだったので、思わずこれも1つ(1kgのお米袋2つ入り)購入。2kgの米と、その他肉だのハムだのを抱えて、大変な大荷物になって帰宅した。のんびり総菜でも眺めようと思っていたのに、特売の熱気におされて血がたぎってしまったよ……。

じゃことキャベツのちぎりサラダ
冷や奴
ミニ焼肉丼
ビール(一番搾り)

で、結局、柿安の100g480円のお肉を買ってきてしまったのだった。大量に買う心意気はなくて、300gだけ。
「300gじゃ、1人100gだよねぇ……」
ホットプレートで焼いて食べてもあっという間だよねぇ……と、「焼肉丼」にしてしまうことにした。「ジャン」のたれも残っているし。
 
小さめの丼に御飯をよそって、スキレットで肉を数枚ずつ炙ってはたれを絡めて御飯に乗せる。100gの肉も、小丼の御飯に乗せればけっこうなボリュームになった。帰宅が6時近かったこともあって、あとは簡単に、酢や醤油、胡麻油などで適当に調味した、じゃこ入りのキャベツのちぎりサラダ、それと冷や奴を用意した。
 
やっぱり100g780円のお肉というのはなかなか美味しいものだったらしく、一口食べて息子が
「なにこの焼肉丼!すっごく美味しい!」
と悶えている。
 
買った価格は480円だったんだけどねー……やっぱり美味しい肉なのね、と私も食べてみて
「なんじゃこりゃめちゃめちゃ美味しい!」
と、2人で悶えてしまった。これでもかと霜ふりの肉は、噛まずとも口の中でとろけるよう。脂の味も嫌味がなく、大変に危険なお肉だった。

5月28日 金曜日
夕飯がすごく地味だったので……昼間に撮ったベランダのバラなど。
「LE BIHAN」のミルクフランス
アイスコーヒー
アメリカンチェリー

昨日、池袋西武デパートの地下で「LE BIHAN」というパン屋さんに寄ってきた。
 
ちらっと覗いたその店は美味しそうなクロワッサンやバゲット類を売る、いかにも"そっち系"なお店に見えたのだけれど、ショーケースにはその品揃えとそぐわぬ感じのミルクフランスが。
 
いつも買っている「アンデルセン」のものよりも2まわりほど小ぶりで、そしてパンはコッペパンのような柔らかそうな生地。クリームがたっぷり詰まっているのが見てとれて、「……美味しそう、かな?」と、試しにと買ってきてみたのだった。
 
今朝取り出してみると、小ぶりだとは思っていたけれど、思っていた以上に小さなサイズ。もう1種類別のパンも買ってくるべきだったかなぁと思いながら、
「パンがちっちゃいので、足りない分はアメリカンチェリーをどうぞ」
と、テーブルにどかんと大量のアメリカンチェリーを出してみた。
 
あんまり練乳臭くないクリームは、ねっとりと濃厚な口当たりで、バターというよりショートニングがけっこうな量入ってるのかなぁと思われる風味。甘さはそれほどではなく、「こってりしている」という印象が強く残るクリームだった。柔らかいパンは食べやすいものだったけれど、「理想のミルクフランス」とは、またちょっと違う感じ。
 
先日、息子と一緒に買い物に行った時に「チェリーが出てる!」とねだられて買ってきたアメリカンチェリー。なかなかのお値段だったのだけれど、幸せに甘かった。

ハムとレタス、きゅうりのサラダ
「551蓬莱」の焼売
白菜と手羽元のトロトロ煮
羽釜御飯
アイスプーアル茶

今日、だんなのお弁当に「そういえば焼売あったのよー」と、冷凍庫に入れてあった「551蓬莱」の焼売を取り出して、詰めた。箱入りだからけっこう冷凍庫の場所ふさぎにもなっていたし、この機会に私たちも食べてしまえ、と夕御飯に。
 
スープ代わりになるのが欲しいなと、ちょうど昨日手羽元を買ってきたところだったので1/4玉分ほど残っていた白菜と一緒に煮てしまうことにした。元々手羽先と白菜(手羽先10本と白菜1/2玉を一度に煮るというけっこうなボリュームの)を煮るという「文琳」のレシピを数日前に見たばかりだったので、そんな感じで良いかなと、一度スキレットで焼き色をつけた手羽元と適当に刻んだ白菜を鍋に詰めて、水ひたひたに注いで1時間ほどかけて炊いていく。味付けは少しの薄口醤油と塩で。
 
「これに、豚肉と春雨入れて胡麻油垂らせばピェンローみたいなもんだもんねぇ……」
と思いながら、でも今日は白菜主役ということであっさりあっさり味にしておいた。昨日買ってきた骨つきハムのスライスはレタスやきゅうりと合わせて簡単なサラダに。
 
あっさりめの夕飯にしたつもりではあったのだけれど、よくよく見ると全ての皿に「肉」が入っていて、こりゃあんまりあっさりでもなかったか?と反省。でも、手羽元の骨つき鶏から出たスープをたっぷり吸った白菜が今日一番の御馳走のような感じだった。見た目は、なんというか、かなり地味〜な感じだったのだけども。(だから今日の写真はお花なんだけども……)

5月29日 土曜日
今日の朝御飯はパンケーキ
パンケーキ
骨付きハムとスクランブルエッグ
カフェオレ

なんとなく目が覚めてしまって、7時頃に起床。だんなと息子もほどなく起きてきて、週末とは思えない早い時間の朝御飯になった。
 
「うどんもできるけど……パンケーキはどうだろう」
と呟いたら、だんなの顔がぱあぁぁと輝いたので、パンケーキに。
 
甘くないパンケーキの素(アメリカ産)のが手元にあったので、英語の表示通りに「1カップの粉に卵1個とオイル大さじ1、水は3/4カップ……」と、かの国の基準に倣いながら1カップ250mlで計量。1カップの粉では3人分のパンケーキに満たないだろうなと倍量で生地を用意した。
 
スキレットをしっかり余熱して隅まで温めてから一度火を降ろして少し温度を下げ、そこに流し入れて焼いた生地は、香ばしそうな良い色に焼けていく。もともと粉が褐色がかったものなので焼き上がりの色も若干濃いめになるけれど、いかにも「ホットケーキ」ではなく「甘くないパンケーキ」らしい、あまり膨らまない平べったいパンケーキが次々焼けた。
 
2つのコンロを使って同時に3枚(スキレットのサイズだとがんばっても1回に1枚しか焼けないけれど、底面積が大きなグリドルなら小型のパンケーキが2枚同時に焼ける)焼いて、焼けたものは1枚の皿に次々重ねていって絞った濡れ布巾をかけておく。グリドルで焼いた方は小さめサイズになるので、大小取り混ぜて色々なサイズのパンケーキが焼けた。
 
パンケーキを焼いた後でスクランブルエッグを作って、ハムと共パンケーキの横に添える。パンケーキの上には無塩バターと少しばかりのマンゴージャム。
「小さめ3枚が良い人〜」
の声に、息子が大きく手をあげていたので、息子に小さなサイズを。だんなは大2枚、私は中2枚という感じで、更に中1枚と極小(最後に残った生地で無理矢理焼いた)1枚が残った形。
 
このパンケーキ、清々しいまでに甘さがなくて、塩気が強いというわけではないけれど、かなりストイックな風味。それゆえにハムとか卵とかにはよく似合ってくれて、なんとなくアメリカのダイナーの朝御飯みたいな感じになった。

「ファーストキッチン」の
 ダブルチーズベーコンエッグバーガー
 フレーバーポテト(とんこつ醤油)
 CCレモン

今日は天気が悪いですねぇ……とどんより曇る空模様を居間の窓から見つつ、ふと気になってネットで天気予報を確認したところ、明日は今日どころじゃなく悪天候(予報では一日雨)らしい。これは大変!と、今日のうちにお買い物に行くことにした。
 
だんなと2人自転車こいで、郵便局の用事など済ませつつ駅前のスーパーへ。小雨もパラパラ降ってきて、大変大変と今日明日の分の食材を買い込んだ。
 
先日池袋西武の特売で買ってきてしまった巨大な豚バラ肉は、「茹でて、半量を煮豚にしてラーメンに乗せて食べましょう」ということに。残り半量は茹でたのをスライスして雲白肉にしましょうということになった。
 
牛乳2本に明日の夕御飯用の肉に、ビールに野菜に……と大荷物。
「なんか、ハンバーガー的なものが恋しくない?」
と、昼御飯時を軽く過ぎていたこともあって、駅前のファーストキッチンであれこれ買って帰ってきた。「あー!チーズポテトだー!」と、息子大喜び。フレーバーポテトがたいそうお気に入りの息子、彼が最も好きなファーストフードショップはモスよりどこより、多分この"ファーキチ"が不動の座なのじゃないかなと思っている。
 
「しまった!」
「なにが?」
「朝あんなに卵食べておいて、ベーコンエッグバーガーじゃないじゃんねぇ……」
「……!そうだった!」
 
買い物している間、「お昼御飯どうしようか」と話していて、
「朝、パンケーキとスクランブルエッグで卵6個使っちゃったから、親子丼とかカツ丼とか作って食べる感じじゃないもんねぇ」
と、「だからハンバーガーにでもしようか」という事になったのに、目玉焼き入りバーガー食べていたら全然その意味がなかったというか。おまけにうっかり(?)「ダブル」とか食べてるし。漂ってくる全体的な台無し感。
 
好奇心から「とんこつ醤油」などという奇天烈なフレーバーのポテトを選んでしまったのだけれど、これがなかなか悪くなくて面白かった。
「とんこつ醤油……ていうか、ガーリック?まぁ、醤油ぽい味するけど」
「いやいや、これむしろ"紅生姜味"じゃない?」
などと評しつつ、皆でもぐもぐ。
 
このとんこつ醤油フレーバー、期間限定の復刻版メニューだったらしい。
他にもイタリアントマトポテト・韓国のりポテト・カルビ焼肉ポテト・カレーうどんポテト・えびマヨポテト・焼きとうもろこしポテト・バターコーンポテト・梅のりポテト……なんてものが対象になっているそうだ。「焼きとうもろこし」と「バターコーン」は別物なのね。個人的には「えびマヨ」「カレーうどん」(←ただのカレーではなく、カレーうどんであるところに意気込みを感じる……)の味見をしてみたいけど、1袋食べきるのはなかなか大変そうだ。

かたまりキャベツ with 味噌・マヨネーズ
ほうれん草のナムル
刻みきゅうり添え雲白肉
白菜と手羽元のトロトロ煮
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)

で、午後はのんびり煮豚作り。巨大な豚バラ肉を半分に切って下ゆでし、一方は煮豚に、一方はそのまま煮汁に漬けたまま常温で冷ましておく。テレビで野球観戦しながらだんながせっせと台所を往復して、煮豚を作ってくれていた。
 
何回か台所を往復した後に、だんなは楽しげに
「チャーシューできーたよー♪ラララチャーシューできーたよー♪」
と、鉄腕アトムの旋律で歌いながら居間に戻ってきた。
 
そうだーアトムーチャーシューできーたよー♪
チャーシューできーたよー♪
だけどアトムは食べられナーイ♪
アトムーはロボーット♪
チャーシュー食べーないー♪
 
食べられナーイ♪の盛り上がりのところは家族で斉唱。最初は豚まんの歌であったはずなんだけど、もうなんでもアリになっている。アトムも良い迷惑。
 
夕飯までには良い具合に適度な温度になった豚バラを、綺麗にスライスして刻みきゅうりと共に盛りつける。すごく簡単に"桃ラー"を添えて食べれば良いかなとも思ったのだけれど、それはなんだかあんまりな気がしたし、息子もそれは嬉しくなかろうということで、辛味抜きのたれを用意することにした。
 
砂糖と酢、オイスターソースと胡麻油と中国醤油を適当に混ぜ合わせて、刻んだ万能葱をたっぷり混ぜると、割といかにもな感じの味に。大人はこれに桃ラーも添えて食べると、良い具合にカリカリした食感のにんにくと辛さが加わって、とても美味しくなった。豚の方も、もともとの素材も良かったのか(一応、「柿安」で扱っていた豚バラということだったし)、スープに浸したまま自然に冷ましたのが良かったのか、半透明に透き通るような脂身がプルプルしてどこもかしこもとても柔らか。
 
あとはせっせと野菜を食べましょうということで、ほうれんそう2把分をナムルにしたり、生のままざくぎりにしたキャベツを味噌とマヨネーズで食べたり、昨夜の白菜煮も出したり。
 
スライスした肉、「ちょっと多めだったなー余るなー」と思っていたのに、息子も相当ないきおいでばくばく食べて、綺麗になくなってしまったのだった。

5月30日 日曜日
皮よパリパリになーれなーれと呪文かけつつ、ねぎぽん。
ほうれん草のナムル
カマスの干物の炙り
小松菜と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

久しぶりに、「御飯と味噌汁」みたいな朝御飯はどう?ということで、今朝は御飯を炊くところから。
 
先日、池袋西武の特売で買った「お米福袋」に入っていた魚沼産コシヒカリを炊いてみた。並行して小松菜と油揚げの味噌汁を準備して、冷凍庫にしまってあったカマスの干物を炙ってみる。干物の脇には、ちょこりと昨夜作ったナムルの残りも添えた。
 
そういえば最近さっぱりこういう朝御飯は用意していなかったなぁと反省しつつ(だんなは和朝食の方が好きなので……)、きっちり炙った干物と、仙台味噌使って丁寧めに作った味噌汁の美味しさは格別。
 
野菜の宅配と一緒に、安売りの時に買ってあったカマスは、塩をふって食べたくなるほどに塩気が淡いものだったこともあって、「……少しだけ食べますか?」と興味津々の顔だった猫たちにちょっとばかお裾分けを。猫たちが「あらまぁ美味しい!」という顔になっていた。

自家製煮豚&煮玉子
「山岸一雄」監修つけ麺 濃厚魚介醤油味
プーアル茶

スーパーで最近やたらと見かける、「山岸一雄」監修つけ麺がなかなか美味しい。先日「甘酢醤油味」のつけ汁を買って、太めの専用麺も、いかにもなスープの味も悪くないね美味しいねと言っていたところだったので、今回は別の種類の「濃厚魚介醤油味」のつけ汁を買ってきてみた。……というのも、昨日煮豚を仕込んだから。
 
「煮玉子も作ろうね、半熟にするからね〜」
と、昨日、だんながうきうきと(=阪神戦、勝利したからご機嫌度が高かった)煮玉子も用意してくれていて、見事に黄身がプルプルの煮玉子もできていた。自家製煮豚をスライスして、温めたスープには刻み万能葱たっぷり入れて、麺には刻み海苔をパラッと散らしたりして、それっぽい食卓に。
 
「温かい麺+温かいスープ」という食べ方もあるそうだけれど、私は「冷たい麺+温かいスープ」のその温度差が好き。手軽にいただける大手メーカー製のインスタントでこれだけ美味しいのだから、お店に行ったらものすごく美味しいんだろうなぁ……と想像しつつ、でもまだ大勝軒、一度も行ったことがないのだ。
 
私はけっこうな猫舌だから、ラーメンの味は好きなのに「混んでいる店で急いで食べなきゃいけない」という状況がすごく苦手。なまじ普段の飲み食いが早いだけに、もたもたとラーメンを食べている自分に自分でイライラするし、麺も伸びてますます食べるのが大変になってくるしで、だからいわゆる「人気のラーメン店」にはほとんど行ったことがないのだった。
 
一度行ってみたいのよ。「二郎」とか。「豚ダブル麺かた野菜まし!」と、呪文みたいな注文してみたいのです。肉ダブルは多いだろう自分!と思うのだけども。

ベルキューブ(ビストロ)
冷や奴
鶏もものねぎぽん 刻みキャベツ添え
ターメリック風味の野菜スープ
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)

夕御飯は、我が家の定番メニューのひとつ、「鶏もも肉の油淋鶏風」。
 
油淋鶏って美味しいよね
→でも、揚げるのめんどくさいし、油っこいよね
→揚げなきゃいいんじゃない?
→甘酢より、ポン酢の方がさっぱりして美味しくない?
→じゃあ甘酢じゃなくてポン酢で良いよね
 
と、当初はそれなりに「油淋鶏風」だった(揚げ鶏ではなく焼き鶏にしただけだった)けれど、今やただの「ねぎぽん」(万能葱+旭ポンズ)に。油淋鶏の名を冠するのも申し訳ないような料理になってきている。
 
今日は焼き方もちょっと変えてみた。
 
「皮目をフライパンに押しつけるように焼くとパリッとして美味しい」というのは知っていたので、フライ返しで押さえつけながらじゅうじゅう焼くことが常だったのだけれど、今回は「グリドルで肉を焼き、上にアルミホイルをかぶせて、その上から熱したスキレットを乗せる」という手法で重さをかけつつ、上から熱も加えつつ、という方法に。
 
ここしばらく、毎日訪問して楽しく読んでいるサカキシンイチロウ氏のブログ、「サカキノホトンブログ」の今月2日の記事に掲載されていた、「湯を沸かしたヤカンを肉の上に置く」という方法を見て思いついた。ヤカンもあるけど、鶏3枚同時に焼くならグリドル+スキレットの組み合わせがサイズ的には良いんじゃないかしら、ということで。
 
フライ返しで抑えながらじゅうじゅう焼くのもそれなりにパリパリになっていたけれど、今日のはまたなかなか上手くできたと思う。もうちょっと重さをかけても良いぐらいだったかもしれないけれど、うっとりするほど素敵な焼き色がついた鶏もも肉が焼き上がった。
 
「鶏、3枚も要るかなぁ?2枚で良くない?」
と相談しつつ、やや小ぶりな肉だったしと3枚買ってきたのを「良かった」と思う息子の食べっぷりで、鶏のねぎぽんは売れ行き好評。
 
今日は日曜夜、野菜が届く前日ということで、キャベツやピーマン、人参に玉ねぎ……と、残った野菜を詰め込むように作った野菜スープと、あっさりした添え物をと冷や奴。ビールのおつまみにベルキューブ。
 
今日もなんだか肉肉しい夕御飯なのだった。
週明けには魚を煮ようかなー。うっかり安売りしていたスペアリブも買って来ちゃったんだけどなー。