食欲魔人日記 11年05月 第4週
5月23日 月曜日
というわけでパン焼いてみた(食べるのは明日の朝〜)
ミルキークリーム&ミルキーホイップパン
アイスカフェオレ

月曜の朝はジム行くよーとだんなが言うので、「ではすぐ食べられる朝御飯にしないとね」と、スーパーで朝御飯を物色。
冷蔵ケースに「焼きそばパン」があったのをみつけて、だんなが「……あ♪」と嬉しそうな反応を示し、だんなと息子の分は焼きそばパンねということになった。
 
私は焼きそばパンはそれほど好きではない(パンの中に麺が入っているのはどうにも奇妙な感覚が……)ので、じゃあ私は別のにしよと菓子パンの棚を眺めて、ヤマザキパンの「ミルキークリーム&ミルキーホイップパン」を選んでみた。「ミルキー」の固有名詞に弱い私は、飲み物でもお菓子でも、その名がつくとついつい手を出してしまう。その後買ってしまったことを後悔することも多々ある。
 
このパンもすこぶる甘くて、で、甘いのだけど練乳ぽいけどミルキーと言えるほどにはミルキー味には感じられず、
「ううん……ビミョ〜?……」
という感想。
 
また小麦の価格が上がるようで、大手メーカーの食パンなどもこれから値上げすることになるのだとか。
いよいよもって、「家でワッフル焼く」「家でパン焼く」「家で(以下略)」と、小麦粉料理は自家製にした方が家計に響かないことになりそうだなぁと思ったのだった。とりあえず明日の朝ごパンは自家製パンにしようかな。
 
そして今日は月曜、野菜が届く日。今回の「ベジタS」は
大根1本・キャベツ1個・ほうれん草1把・ズッキーニ1本・きゅうり3本・トマト3個・ニューサマーオレンジ2個
という感じで……またトマトが届いたよ……。
 
しかも
先々週のトマト→ちょっと青くて固かったので追熟→まだ1個残ってる
先週のトマト→これもまだ固かったので追熟→まるっと4個残ってる
今週のトマト→熟れてるのが3個来た!
という状況で、現在熟れ熟れのトマトが手元に8個あるという状況。
まぁ大変どうしましょう。とりあえず今日1個は食べることにしよう。

新キャベツのちぎりサラダ
トマトとクリームチーズのサラダ
鯖の味噌煮
大根の味噌汁
菜飯
ビール(Corona)

というわけで、夕方にパンを焼いてみた。
 
手こねで作る→時間かかるしちょっとめんどくさい……ボウルとかこね台出したりとか
ホームベーカリーで作る→あの食パン状に焼き上がる感じが、実のところ今ひとつ好みじゃない(底に羽根の穴ができるのも地味に不服)
 
という状況下、「そっか、だったら生地作りまでホームベーカリーにやらせればいいんだ」と、ミルクパンの配合で材料をセットして生地作りモードでスタート。一次発酵が終わったところでアラームが鳴り、取り出した柔らかな生地を8等分して丸めて二次発酵。発酵が終わったところで強力粉軽くふってナイフでちょちょいと切り込み(クープ)入れて、オーブンで焼いた。
 
ころころ可愛いパンが焼き上がり、明日は改めて温めて朝食にする予定。美味しそうに焼けてめでたしめでたしだ。
一次発酵まで機械任せだと、あとは手作業が入るといってもすごく簡単で、これはなかなか良い具合。生地の具合も文句のない仕上がり状態で、むしろ私が必死に手こねするよりのびやかな生地ができたなと感じたくらい。
 
夕御飯は、なんとなく食べたくて鯖の味噌煮。真鯖が安かったので、「塩焼きもいいなー煮るのもいいなー」と悩んだ結果、買ってきた半身全部を味噌煮にした。醤油は入らず、砂糖と味噌、仕上げにほんの少しの酢を落とす作り方は野崎洋光さんレシピから。
 
あとは、カプレーゼのモッツァレラチーズをクリームチーズに差し替えた形のトマトのサラダと、新玉ねぎと新キャベツを合わせたあっさり味のサラダを用意してみた。今日届いたばかりの大根についていた葉がいかにも美味しそうだったのでご飯は菜飯に。
 
大根葉を刻んで多めの塩で揉んでおいてからさっと湯通し。ぎゅっと握って水落としてからご飯に混ぜるだけの菜飯は、爽やかな苦味があって私は大好き、そして、だんなもとても好きなのだそう。「大地を守る会」から届く野菜は、殊に根菜が美味しいなと感じているのだけれど、蕪や大根の「葉」もとても美味しいので、虫食いがひどくない時はなるべく使い切るようにしている。
 
鯖の味噌煮はさほど時間はかけなかったものの、こっくりテリッと美味しく煮上がっていた。下ごしらえで塩ふってしまったところで、足元に来ていたかすみさんが
「美味しいものねー?それは美味しいものねー?」
とにゃんにゃん鳴いていたので、猫も羨む鯖料理だったのであるらしい。
 
面白いことに、親子猫でも嗜好が全く違っていて、りゃんりゃんはむしろ大根の味噌汁のだしに使ったいりこを
「そのだしガラをくれーその煮干しをくれー」
と大騒ぎ。鍋から出したての煮干しガラを、はっふはふ言いながら食べていた(かすみさん、いりこには興味なし……)。

5月24日 火曜日
本日はゴチランチ〜
自家製ミルクパン
炒めソーセージ&目玉焼き
パイナップル
アイスカフェオレ

昨日焼いてみたパン、すっかり冷めたのを今朝になってオーブンで温めなおしたら、これが思っていた以上に良い感じ。
 
しっかり粉の香りがあるし、ふわんふわんの素敵な食感のパンがオーブンから出てきて、だんなと息子が「おおおおおー」「昨日焼いてたパンだ!」と歓声を挙げてくれた。
 
パン焼き機に生地作りを任せるパン焼きは急に思いたった時にもすぐに仕込みを始められるので本当に便利。
「うん……翌日食べても美味しい……てか、むしろ私がこねたものよりやっぱり美味しいかも……」
と改めて思い、
「めんどくさくなっちゃってパン焼きと疎遠になるくらいなら、パン焼き機をめいっぱい使って自家製パンを楽しもう」
と思ったのだった。
 
クオカで買った食パンミックスもまだまだまだまだ大量にあるから、抹茶パン焼いて中にあんこ仕込んであんぱんとかも楽しいかもー。
 
で、今日のミルクパンには炒めたソーセージと目玉焼き添えて、食後にはパイナップル。
 
剥いてパック詰めされたものを買ってきたのだけれど、今回のパイナップルは二重丸の大当たりな美味しさ。ジューシーで甘酸っぱくて、最近すっかり私の中ではパイナップルブームなのだった。早くもスイカの扱いも始まっていて、スイカも気になっているところ……(あとマンゴーもね!)。

池袋「魚禅」にて
 ランチ御膳
     お刺身盛り合わせ・天ぷら盛り合わせ・茶碗蒸し
     サラダ・小鉢
     蕪の漬け物・赤だし・ご飯

今日は池袋で、何度目かの打ち合わせ。例によって「お昼食べながらお話しましょ」と、前回海鮮丼をいただいた「魚禅」というお店で、今日はちょっと豪華めな"御膳"を御馳走になってしまった。
 
日替わりのおかずが1品と、あとは天ぷら盛り合わせ、茶碗蒸し、サラダ、小鉢、そして漬物と味噌汁とご飯が膳で出てくるゴージャスなランチセットで、今日のおかずは刺身盛り。
 
「あ、今日はお刺身なんですね。この間の海鮮丼も美味しかったし嬉しいおかずですね」
「そうだねぇ、煮魚よりも刺身の方が嬉しいよねぇ」
前回の海鮮丼のお刺身もとても美味しかったから、これは嬉しいなぁ〜と、お話しながらしっかり全部いただいてきた。
 
このところ、"家飯"は肉の頻度が高くなりがち(小学校時より格段に大変そうな中学校通いでヘロヘロになっている息子に、夕飯くらいはなるべく好物なものをと思うと肉になっちゃうのね……)だったので、お昼にこうして美味しい魚が食べられるのはとても嬉しい。
 
ディナータイムの舟盛りもメニューを見るとかなりゴージャスな風で、お昼のお刺身も手抜きのない美味しいもので幸せだった。脂の乗ったブリとマグロ、甘海老と……あと白身のお魚(鯛だったかなーと思うけど失念……)。
 
「ご飯と味噌汁お代わり無料です♪」
とのことだったけれど、ご飯のお代わりなどはとても無理で(でも赤だしはお代わりもらっちゃった……)、全部平らげた頃にはすっかり満腹。
 
食後そのまま十数分お話続けて、打ち合わせも無事終わり、池袋をぷらぷらしてから帰ってきた。
 
都心に出ると、ついうっかり「カラオケ館」の看板見つけちゃって、「い、1時間だけ……?」とか言いながら2時間とか歌っちゃうのが止められない今日この頃。うちの地元だと「最新機種はパーティールームしか御用意できないんですよ〜」なんてことになって、1世代前どころか2世代前の機械が入った部屋に通されたりするのだけれど、都心だと1人でふらっと入れる部屋が最新機種だったりするので本当にありがたいのだ。ジャイアンリサイタル今日もたっぷり堪能してきた。

チーズ(テテ・ド・モア)
新キャベツのちぎりサラダ
スティックきゅうり
イベリコスペアリブのオーブン焼き
ミネストローネ風トマトたっぷりスープ
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

帰宅後、急いで明日のパンの仕込みして(池袋のデパ地下でパン見てきたけど、なんかどれも高くって……)、夕飯の支度。
 
今日はだんなが夕飯までに帰ってこられるということで、「じゃあ美味しいもの焼いちゃおうかな」と冷凍庫からイベリコ豚のスペアリブを出して解凍した。冷凍庫の中でガギンゴギンに凍っていたスペアリブも、鍋に氷や保冷剤入りの冷水張ったところに浸すと2時間ほどで解凍できるそれを30分ほど蒸してからオーブン焼き。
 
美味しい肉だったら下手にバーベキューソースなどを使わずにシンプルな塩焼きにした方が良いかなと、蒸す前に多めに塩をふり、オーブンで焼く時にももう一度塩をして、食べ際に黒胡椒をたっぷり挽いて出した。切り分けられていないブロックのままのスペアリブだったのでそのまま調理し、卓上で切り分ける。ちょうど良いことに骨が6本だったので1人2本で。
 
あとは野菜をたっぷり食べたいなと、どっさりあるトマトを使ってミネストローネ風のスープを。
 
オリーブ油でざく切りにしたベーコンと薄切りにんにく炒めて、玉ねぎ、人参、ズッキーニ、キャベツなどの手持ち野菜をたっぷり加え、水煮缶のトマトではなく生のトマトを刻んだものを加えて煮込んでいく。トマト缶を使うスープよりも幾分あっさりめのトマトスープになったけれど、スープよりむしろ「煮物」という感じの具沢山なものになった。
 
で、ここで力(と時間)が尽きて、残りは簡単にスティックきゅうりと昨夜の残りのサラダとチーズを出しての夕御飯。
「スペアリブ、骨2本」だと、字面では少ない感じに見えるけれど、リブ屋さんで食べる「ベイビーバックリブ」と比べると骨の長さは1.5〜2倍くらいのかなりどっしりとしたもので1本しゃぶり尽くすだけでもかなり食べ応えがあるリブだった。適度に歯ごたえのある肉は、なんといっても脂に甘さがあって濃厚なのにくどくない。塩胡椒だけの味の肉なのに、今日のイベリコも素晴らしく美味しかった。

5月25日 水曜日
もう「鳥肌」はおなかいっぱいです……と思いながら鶏肉食べる。
自家製パンでホットドッグ
アイスカフェオレ
パイナップル

手元に3本残っている、Johnsonvilleのソーセージ。
 
ホットドッグにして食べたいところだけれど、市販のドッグパンではサイズも味もJohnsonvilleのソーセージには負けてしまうので、「だったら自分でそれ用のパンを焼いちゃおうか」と考えていた。で、昨夜焼いたのが、このソーセージのサイズに合わせたソフトフランス(風)のパン。
 
バターが極力入らない、でも水ではなく牛乳を使った少しまろやかな生地の配合で、本当だったら6本のドッグパンができるレシピを大ぶりのドッグパン3本で成形した。焼き時間は適当で、190度にキープしたオーブンの窓からちょいちょい眺めつつ、本来10分で焼き上がるところ、15分くらい焼いて仕上げてみる。例によってパン焼き機で生地作りはおまかせしたので、昨日夕方に帰宅してからでも簡単に用意することができた。
 
そしてできたホットドッグ用のパンは、さすがにボリュームたっぷり。いつも通りにバターとカレー粉で炒めたキャベツ詰めて、炒めたソーセージ乗せて、お愛想程度に少量のチーズトッピングして(チーズ入りのソーセージなのでトッピングチーズは不要だったかしらと思いつつ)オーブンへ。いつもの倍くらい食べ応えのある、「これ朝御飯じゃないよね、お昼御飯って感じのボリュームだよね」というゴージャスなホットドッグができあがってしまった。
 
適度に歯ごたえのあるパンはしっかりソーセージを支えてくれて、そうそうこういう感じが欲しかったのよと私は御満悦。長さはともかく太さはもうちょっと細くした方がバランスが良かったかも……と次回への課題を残しつつ、「Johnsonvilleのソーセージ買うんだったらパンは自家製した方が満足」と結論が出たのだった。

海浜幕張「Bar de Espana GRAN VIA」にて
 ウィークリーランチ \980

仕事はあれど、今日は水曜日。水曜日の映画館は「レディーズデイ」。女性は1000円で映画を見ることができる。
 
前々から気になっていた「ブラック・スワン」を見に行ってみることにした。
 
主演のナタリー・ポートマンが黒鳥のバレエ衣装を身に纏った映画の告知ポスターがとても美しかったから「あら綺麗」と気になっていたのだけれど、テレビでその予告編を見てジャンルが「サイコホラー」である事を知った。テレビでも何度も流れていた予告シーンでは、背中にブツブツ(鳥肌)ができて、そこから黒い羽毛を引っこ抜く……なんてところも出てきて、「あ、なんか、ムリムリムリムリ……これは見たくない」と。
 
でも、さすがの話題作、ネットには多くの友人知人が「ブラック・スワン見た」と先週あたりから続々と感想を書き込んでいて、でも、いずれも手放しの絶賛というわけではないのがまた「やっぱり?そうだよねぇ……」という感じ。
 
先日会った友人もちょうど見てきたところだったそうで、
「あの、羽毛引っこ抜くの予告で見ちゃったら私はもうムリムリムリ」
「……いや、痛いシーン他にもけっこうあったし、○○を××で」
「!!イヤアァァァァァ」
「あとね、△△を□□……」
「イヤアァァァァ」
「でもね、一度も時計とか気にしなかった。けっこう長い映画だったんだけど、すごい集中して見ることができた、っていうか」
「……そうなんだ……」
なんて会話をしてきたところ。
 
元々私は舞台を見るのが好きで、人の体が綺麗に動くところや、華やかな舞台衣装にうっとりすることが多いので、題材としてはすごく気になる映画。なのでレディーズデイになるのを待って見に行くことにしたのだった。
 
友人から聞いた痛いシーンは、「あ、ここのことかー」とわかったところで目の焦点を合わせない感じで乗り越えた2時間半。ストーリーはもう期待通りに、それはもう期待通りに後味悪くて、でも綺麗なシーンもけっこうあった……かな?
 
結論の教訓としては、「優等生がいい年してはっちゃけるとロクな事にならない」「親離れ子離れは健全な形で適正な時期に済ませましょう」という感じで……。
 
で、見たくもない鳥肌をたくさん見てしまったので、「これは鶏肉食べて厄落としして帰るしかないな!」と、ちょうどお昼時だったので映画館を出てから海浜幕張の駅近辺をぷらぷら。前からちょっと気になっていたスペインバルBar de Espana GRAN VIAのランチメニューが美味しそうだったので入ってみることにした。
 
ビジネス街ということもあって、平日のランチタイムはけっこうな混雑ぶりで、一人です〜とカウンター席に案内してもらって「パエリアがいいかなーピンチョスセットもいいなー」とメニューを眺める。やっぱり初志貫徹で鶏を食べねばと、選んだのは980円のウィークリーランチ。内容は「若鶏のロースト・カニクリームコロッケ トマトソース」で、パンかライス、あとドリンクもついてくる。
 
ライスは大盛り無料、パンはお代わり無料だそう。大皿に盛られてやってきたのは、本体の鶏肉が見えないほどにたっぷりトマトソースとチーズがかかった物体と、その隣に鎮座ましますコロッケ、リーフレタスがベースのサラダと皮つきポテトのグリル。パンは直火で炙った感じでほの温かかった。
 
鶏肉は鶏ももで、当然皮つき。そう、この「皮」がねぇ……鳥肌がねぇ……と、釈然としなかった映画を思い出しつつ、もりもり食べる。どれもちゃんと美味しくて、他の人たちが食べているパエリアやらドリアやらもそれぞれ美味しそうで、昼からちゃっかり「グラスワイン300円」などといったものがあるのも何だか幸せな感じで、ランチデザート250円に心惹かれつつもお食事終了。帰って仕事しよ……。

トマトサラダ
しょうが焼き+しんなりキャベツ丼
ミネストローネ風トマトスープ
麦茶

今日は息子と2人の夕御飯、「キャベツとトマトと大根あたりを食べましょう、豚の薄切り肉も残っているから食べましょう」をテーマに。
 
レシピをあれこれ見ていたら、ケンタロウさんの「しょうが焼き+しんなりキャベツ丼」があったので、これは良いなと作ることにした。ご飯の上に千切りキャベツ盛って、その上にちょっと汁気多めに作った豚肉の生姜焼きを乗せる。で、マヨネーズ添えつつ食べる……というもの。
 
「なんか、牛丼屋さんあたりでこういうのなかったっけ?」
という風に、細く絞れるマヨネーズを肉とキャベツの上から格子に絞ったら、これが笑ってしまうほど良い具合。私はさほどマヨラーではないと思っているのだけれど、唐揚げとか生姜焼きに添えるマヨネーズって危険な感じによく似合う。
 
たんまり作ったトマトスープも出しつつ、トマトが重なるけれど輪切りトマトのサラダも用意。
 
以前図書館で借りて読んだ『野崎洋光が教える「分とく山」のかくし味 合わせ薬味と四つのたれ春夏秋冬』に出てきた「合わせ薬味」が以前から気になっていたので作ってみることに。
 
基本の薬味は青じそと茗荷と生姜と葱と貝割れ大根。刻んで合わせて水に放って、水切りしてから蓋つきの容器に入れて1週間くらい保存できるうちに使いましょうね〜……というもの。冷しゃぶのトッピングやら冷や奴やら、「刻み万能葱をふる」ようなシーンで代わりに使うイメージで良いのだと思う。
 
で、その中に「トマトのサラダ」があったので、それを作ってみた。冷やしたトマトを輪切りにして刻んだ玉ねぎを添えて合わせ薬味を乗せ、調味料は醤油と胡麻油。合わせ薬味の支度さえしてあればとても簡単で、でも合わせ薬味自体が香味野菜たっぷりで複雑な香りが漂うから、ちょっとお洒落な風な一皿になった。私は青じそはそれほど得意ではないけれど、この薬味の組み合わせだったら青じそはきっと入っていた方が美味しいのだろうなと思う。
 
「……冷や汁に入れてもきっとこれ美味しいな」
生姜が入っているのが邪魔かなぁ……でもきっと似合うよね、と思いながら、どっさり作れた合わせ薬味は、私の皿は大盛りで。明日の朝うどんの予定なのだけど、うどんに入れても良いかしらねぇ、これ……。

5月26日 木曜日
焼豚作って、ワンプレートディッシュな感じで。
うどん (ひやひや)
麦茶

今日の朝御飯は久しぶりにうどん。いよいよ、「ひやひや」が本格的に美味しいシーズンになってきた。昨日のうちに氷温室にストレートだしパックを入れておいて、うどんもだしもキンキンに冷えた状態でいただけるようにしてみる。
 
で、昨夜作った「合わせ薬味」も添えてみた。生姜と茗荷としそたっぷりの、爽やかな香味野菜の香り漂ううどんになって良い感じ。
 
他にも何か野菜添えられるかなぁ、と冷蔵庫を見たのだけれど、朝からかき揚げを作ったりするのもめんどくさくて断念した。今、我が家の冷蔵庫には野菜がたんまり詰め込まれている。
 
昨日だんなが都心で見つけて買ってきてくれたのが、復興支援ということで特設販売されていた福島県の野菜いろいろ。茄子にきゅうりに三つ葉にラディッシュ、そしてちょっと面白いのが「ちゃんこ葱」という名前の青葱(万能葱より太く、わけぎに近い……かな?)と、「紫アスパラ」。
 
明らかに普通のグリーンアスパラとは違う不思議な色合いの紫アスパラは、緑や白のアスパラよりも若干糖度が高く、それゆえに生食しても美味しいのだとか。
 
茹でてもこの色だったら面白いんだけどなぁ……と思ったのだけれど、残念ながらこの色は加熱すると消えて、普通の緑色のアスパラになってしまうのだそう。
 
瑞々しい美味しそうなアスパラなので、早速今晩にでも調理して食べてみようかな。

アスパラとチーズのタルタルサラダ
厚揚げと小松菜の煮物
自家製焼豚 薄切りきゅうり
ミネストローネ風トマトスープ
羽釜御飯
麦茶

豚のブロック肉が手元にある今日、これを調理したいなと、昨夜から仕込みして焼豚にすることにした。参考にしたのは『LIFE 2 なんでもない日、おめでとう!のごはん』に掲載されていた「ふるまい焼豚」のレシピ。
 
一晩酒や砂糖も入った塩水に漬けておき、当日フライパンで全面焼きつけてからたれを絡めつつオーブンで焼いていく正真正銘の「焼豚」。「焼豚」と言いつつ、煮るだけで終わっちゃうレシピとかもあるからね……。
 
漬けだれはにんにくを入れた醤油ベースの、甘さは控えめなもの。
 
事前に漬けておいた塩水の塩が案外中までしっかりと染みていて、細かく刻んでチャーハンの具にしてもしっかりその味を感じられそうなこっくり味の焼豚ができた。
 
八角入れたり食紅入れたり、蜂蜜も塗ってテラッとさせたら中華風焼豚っぽく応用もできそうな感じで、「あ、これは楽しい」と思いながら5分おきにせっせと漬けだれに浸しながら時間をかけて焼き上げた。たんまり残った漬けだれは一応残しているのだけれど、焼豚第二段でも作ろうかしら……。
 
紫アスパラは、斜め切りにしてごく軽く茹でてからざっくり刻んだゆで卵、マヨネーズと合わせてタルタルサラダに。半端に残っていたプロセスチーズをちぎって混ぜた。さっと茹でただけだけれどやっぱりアスパラの紫色は見事に飛んでしまって、グリーンアスパラより幾分濃い色の深緑色のアスパラに。甘さがあってシャキシャキした歯ごたえも心地よい、美味しいアスパラだ。まだたくさんあるから美味しく食べなきゃなー。
 
あとは、厚揚げと小松菜を醤油味醂で調味しただしでさっと煮た煮物を。アスパラサラダと厚揚げを焼豚と一緒に一皿に盛り込んで、ワンプレートディッシュ的な感じの今日の夕御飯。
 
焼豚は、タレもかけつつご飯に乗せて食べたらたいそう美味しかった。

5月27日 金曜日
生玉ねぎはー食べ過ぎると頭が痛くなるんだねー……
自家製ミルクパン
全粒粉パンのハニトー風
アイスカフェオレ
パイナップル

半端に残ったパンが色々。
 
自家製ミルクパンが2個と、耳の部分つきの全粒粉パンが「3枚切りパン」くらいの分厚さの塊で残っていて、全粒粉パンは耳を下にして柔らかな部分に上から格子にナイフを入れた。その切り込みの隙間に溶けたバターが落ちる感じになるようにバターを塗って、長めにトースト。途中からミルクパンも入れてミルクパンも中までしっかり温めた。
 
……で、「ミルクパンと全粒粉パン1/4切れ」の皿を2つと「全粒粉パン1/2切れ」の皿1つになるよう盛りつけて、
「はーい、好きなの選んでくださーい」
と、そんな感じで出してみる。
 
はちみつかけたらハニトー風になるよ、というのが効いたのか、息子は「じゃあこれ!」と全粒粉パンを手にとって、なので私とだんなはミルクパン&全粒粉パン。
 
調子に乗って大きなパックを買ってしまったパイナップルがまだあるので、「たーんと食べてください」とこれもテーブルに出した。
 
全粒粉パンは「アンデルセン」のものだったのだけれど、自家製パンを並べて食べても(手前味噌ながら)案外遜色ない美味しさで、あ、自家製パンやっぱりいけるぞ美味しいぞ、なんて思いながらもぐもぐ食べた。コーンパンも作ってみたいし、板チョコくるんでチョコパンとかにするのもアリかな??

アスパラとチーズのタルタルサラダ
厚揚げと小松菜の煮物
牛肉となすのしゃぶしゃぶ 玉ねぎ胡麻ドレッシング
ミネストローネ風トマトスープ
羽釜御飯
麦茶

夕御飯は、手持ちの食材を組み合わせてあれこれ考え、「和牛サーロインとなすのしゃぶしゃぶ 赤玉ねぎと胡麻ドレッシング」というCozimaさんのレシピを参考に、あっさりめの牛肉料理を作ってみることにした。
 
料理を作っている時は自分のパソコンに入ってるデータベースからレシピ確認していたので、今改めて「お手本の写真」を見て、そのあまりの違いっぷりに苦笑い。そうか、そういう料理だったのね……(一体何がどう違っていたんだろうと、間違い探しにもならない違いっぷりが情けなくも笑えてくる……)。
 
茄子は薄切りにしてさっと茹で、その上にしゃぶしゃぶにした牛肉をトッピング。刻んだ野菜を上に乗せて、手作りの玉ねぎベースの胡麻風味ドレッシングをかけるというもので、手元に新玉ねぎがたくさんあったのでお手本の赤玉ねぎの代わりに新玉ねぎで作ってみた。
 
胡麻を自分なりにけっこう入れたつもりではあった(レシピの分量は「適量」だったので)のだけれど、私の作ったドレッシングは「胡麻ドレッシング」というよりむしろ「玉ねぎドレッシング」、かなり玉ねぎ多めで、でも新玉ねぎなので辛さはないしマイルドな感じにできたので、これはなかなか美味しいぞと肉と野菜にばしゃばしゃかけながらいただいてしまったのだった。
 
あとのおかずは、昨夜の残りのおかずもあったし、鍋にスープも残っていたしで簡単に。
 
……で、食事自体は今日も大変美味しくいただいたのだけれど、調子に乗ってばっしゃばっしゃかけてしまったドレッシングの影響でか、食後1時間くらいして、滅多にない頭痛が始まってしまった。同時に胸焼けのようなモヤモヤが胸と胃をぐるぐるしはじめて、「なんかこれ……玉ねぎ食べ過ぎ??」という感覚が。
 
そういえば友人も「生の玉ねぎをたくさん食べると具合が悪くなる」みたいな事を言っていたなぁと、調べてみたら玉ねぎやにんにくに含まれる成分「アリシン」が原因となって、やはり頭痛を起こす人が少なくないのであるらしい。
 
それか、これがそういうことなのかーと、
「アリシンいっぱい含んでるにんにくは牛乳飲むと匂い消えるって言うし……牛乳効果あるかしら?」
と牛乳飲んでみたり風呂あがりにヤクルトも飲んでみたり、更に「濃厚ヨーグルト酒」飲んでみたり、そんな事やっていたら頭痛はとっくに消えていた。濃厚ヨーグルト酒、うまいね!(あれ?)

5月28日 土曜日
綺麗なアイシングクッキーと焼き菓子が届きました〜♪
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ニューサマーオレンジ&パイナップルの自家製ワッフル
アイスカフェオレ

今日は土曜日、例によって息子は部活。
 
それでも平日よりは幾分のんびりめの登校なのだそうで、だったら時間の余裕もあるし焼けるかなと昨晩のうちにワッフルの材料の準備をしておいた。粉類を計量してまとめておいて、バターも耐熱容器に指定の量を取り分けてあとは電子レンジで溶かせば良いだけの状態に。
 
あとは当日卵割って泡立てて、砂糖や牛乳はその場で計量すれば良し……としておいてみたところ、思った以上に今朝さくさく準備することができた。30分かからないうちに息子の分の2枚は焼き上がり、先に食べさせて送り出した後にだんなと2人改めてワッフル焼いて朝御飯。
 
本日の朝食ワッフルはオレンジとパイナップルの組み合わせ。 添えたのは、ニューサマーオレンジとパイナップル。
 
オレンジはほぐして軽くはちみつで和えたもの。パイナップルも軽くほぐしてオレンジと一緒に盛りつけ、粉糖とメープルシロップを添えた。
 
メープルシロップ、我が家ではそれほど出番がなくて、パンケーキを焼く時も常に蜂蜜を使っていたのだけれど、この優しい味のワッフルには蜂蜜はちょっと不似合い。
 
ワッフルを焼くようになってメープルシロップの出番が俄然増え始め、友人からカナダ土産で貰ったメープルシロップの小瓶がとうとう空になってしまった。
 
「コストコに売ってるかな、メープルシロップ。……いや、あったとしても馬鹿みたいに大量だったりするから冷蔵庫に入らないね……」
などと言いつつお出かけ準備。今日は久しぶりにコストコでお買い物〜。
 
ワッフルの方は今日も好調な出来映えで、2枚しっかり平らげたはずの息子が「お代わりないの?……ないのか……」とちょっとしょんぼりしていたのが、私としては「そんなに美味しかったのか」とちょっと嬉しい事だったり。
 
卵1個使う配合だとちょうど我が家のワッフルトーストで6枚焼ける分量だから、ちょっと「お代わり」は難しいのよねぇ。

「CoCo壱番屋」の
 豚しゃぶカレー
茹でほうれん草トッピング
麦茶

というわけで、今日は久しぶりのCOSTCOに。
 
我が家は車を持っていない(私が車酔いしやすくて長距離の車の移動を歓迎しない&車乗ったら外出先でお酒飲めない!←最重要)。
ゆえに時々「ああ、こういう時に車あったら便利なんだな」と思うことはあっても、車の維持費を考えるとその都度タクシー使った方が断然安上がりなぐらいの利用頻度。
 
で、「こういう時に〜」のために、Timesのカーシェアリングの契約をしてみたら、ちょっとしたお出かけが便利になった。便利になったところで、「コストコに行ってみようか!」と、ワンデーパスを入手してお買い物に行ってみることに。
 
コストコは会員にならないと買い物ができないどころか入店すらできない仕組みで、その年会費は3675円と少々お高め。でも「ワンデーパス」があれば、その券と引き替えに入場してお買い物することができる。ただし価格は5%上乗せで。そのワンデーパスはネットオークションを覗けば数百円で入手できたりして、券によって期限が違うので(あと週末は使えない券とかもあるので)そこのところだけ要注意だ。
 
「土日のコストコってやっぱり混むよね?」
と、会員の友人に聞いてみたら
「開店直後くらいに行かないとダメだよーてか開店する前くらいに着いていないと」
だそう。
 
土日のコストコがたいそうな混みっぷりというのは以前経験したことがあるので、少しでも空いているタイミングを狙おうと、「どうも週末は告知されている10時開店よりも早くオープンするらしいよ」と、事前に調べて開店の30分前到着を目指してだんなと2人向かってみた。
 
久しぶりのCOSTCO、幕張店は2フロアに別れています、1階が食品♪ 続々と建物に集まる車、9時半到着で、既に買い物を済ませて駐車場から降りてくる車とすれ違い、やっぱり週末の開店時間は相当早い感じだった。
 
割とすんなりと駐車できて、でっかいカート押していざいざお買い物。
 
欲しかったバウンスシート(衣類乾燥機用の紙状柔軟剤)買って、4箱セットで1単位のジップロック買って、猫餌買ってシャンプー買って、どんどんカートに商品が溜まっていく。
 
相変わらず笑っちゃうような大容量単位のものばかりで、でも「すごく安い」ものもあれば、「普通にマツキヨとかで買うのと変わらないよね?むしろ高いかも?」というものも。
 
そこそのサイズのが3本セットになったメープルシロップもみつけられたし、欲しかった500g入りの粉チーズもあったし、そして後はUSビーフ。
 
はーちょっと夢中になったー 「ショートリブ美味しそうだよ?」
「いやいややっぱりリブアイでしょうリブアイ」
 
と、巨大サイズのステーキ肉をカートに入れて、肉屋さんで買う4倍くらいのサイズの豚バラブロックもカートに入れて、「Johnsonvilleもけっこう安かったよー」と、またあの巨大なソーセージもカートに入れて、
 
「ふぅ……うん、理性を保ったお買い物ができたね!」
「そうだね!」
 
と言う割にはカートにたっぷりのお買い物。満喫しました。
 
それにしても、やっぱり週末のコストコの混雑というのは相当なもので、何よりデパ地下などでは見かけない光景が「試食に並ぶ大行列」。でっかいお肉のパックとか大量のハムの包みなど、確かに「味をみて美味しいかどうか判断しないと」というのはあるかもだけど、でも一家総出で並んだり、冷凍食品が温まるのをテーブルの前で待ち構えていたりと、なんだかなんだか「……さもしいなぁ……」という感じがするのだった。ちょっと異様な光景だった。
 
欲しかったものがあれこれ買えたので満足だけれど、でも、やっぱりここは半年に一回くらい行ければ満足な場所かな、と。
 
お昼御飯は、コストコでお総菜でも買って帰るかねと話しつつ、結局これというのがなかったので(ピザも一度では食べきれそうにないサイズだったりするわけで)帰りがけにCoCo壱番屋に寄ってカレー弁当をテイクアウトしてきた。
 
ちゃちゃっと買い物して帰ってきたつもりでいたのだけれど、帰ってきたのは息子が部活を終えて帰宅する数十分前。ああもう1.5リットル入ってる詰替用シャンプーなんてどこにしまえば良いのよー!と途方に暮れていたところで息子が帰宅、急ぎ昼御飯にした。
 
私が選んだカレーは、お気に入りの「豚しゃぶカレー」。
薄切りの豚肉がヒラヒラと入るカレーは、なんだか「家カレー」な感じもあって(私が作るカレーはブロックの豚バラ使うのだけど、それはそれ)、懐かしいような美味しさがある。
 
それにほうれん草を足すのもまたお気に入りで、
「いや、でもほうれん草は家にあるよ、家のを茹でて入れればいいじゃない」
と、手持ちのほうれん草を茹でて添えた。
 
やれやれ疲れたねー、とため息つく体にカレーが染み渡る。カレー美味しいなー。
 
そして午後届いたのが、到着を楽しみにしていた「Farina」さんの「お菓子のお届け便」。
 
アイシングクッキーに興味を持ってから、「いつかこんなクッキー作れるようになりたいな」という写真が載るサイトをネットで探してはブックマークしていたのだけれど、殊にお気に入りなのが「ROSEY」さんのサイト。
 
色の組み合わせも繊細な模様もため息が出るほど美しくて、いつかこのクッキー見てみたい、いや、食べてみたいなぁと思っていたのだった。
 
そのROSEYさんとFarinaさんがコラボしてお菓子セットを販売してくれるということで、飛びついてみた次第。Farinaさんは大阪の自宅で隔週の週末にパンや焼き菓子を販売していらして、お店のオープン時にはたいそうな混雑になる人気のショップなのだそう。
 
不定期でお菓子の宅配セットを販売してくれているのは知っていて、いつか機会があったら購入してみたいなと思っていたところだったので、これは絶対購入したいわと、案内が出るなり速攻申し込んでみたのだった。
 
届いたのは、Farinaさんの焼き菓子が5点(キャラメルナッツケーキ、夏みかんのピール入りのティーケーキ、フルーツタルト、パッションスクエアケーキ、レモンサブレ)、ROSEYさんのアイシングクッキーが7種類((大きめの花形1個、小さめの6個)。
 
ため息が出るほど美しい、ROSEYさんのアイシングクッキー 可愛らしくラッピングされたお菓子の数々にうっとり、品揃えにうっとり、そして初めて自分の目で見るアイシングクッキーの美しさにうっとり。
 
あんな繊細な模様、クッキー自体が大きくないとできないわよねぇ〜……なんて思っていたのだけれど、綺麗なレース模様を施された小さなサイズのクッキーは直径6cmたらずのもの。
 
これはすごいなー、これは食べられそうにないなー……と、じっくり眺めて写真撮りまくる私だった。

チーズ(ベルキューブ・ビストロ)
スティック野菜と茹で野菜
回鍋肉
豚肉と角切り大根のスープ
羽釜御飯
ビール(Corona)

ステーキ食べたいね!とコストコで巨大なステーキ肉を買ってきたはずなのだけれど、明日のお出かけ予定を話し合っていたところ、今日のステーキは避けた方が良いのではないかという結論に。
 
「あと、何買ってきたっけ?」
「煮込み用の牛肉でしょ、あと豚バラ……」
「肉ばっかりだな」
「うん、肉ばっかりだわねぇ……」
 
でも野菜もたっくさん冷蔵庫にあるよねぇ……と考えて、「ピーマンがあれば回鍋肉が作れるよ?」ということに。息子にお使いを頼んでスーパーでピーマンを買ってきてもらった。
 
息子もそろそろ辛いものがある程度大丈夫になってきたところだし、と、この手の料理に加える唐辛子を多めにしつつある今日この頃、今日の香辣脆もけっこう思い切った量を入れてみたけれど、まだまだもっと入れても大丈夫、という味わいに。甜麪醤も入るけれど醤油やオイスターソース、砂糖などの調味料も入る周富徳さんレシピの回鍋肉は、今日も親しみやすい味に出来上がった。
 
あとはありものの野菜を有効活用しましょうと、スープは豚の下茹での煮汁に回鍋肉分から少し取り分けた豚肉を入れて、角切り大根をたっぷり加えて煮込んだもの。黒胡椒がりごり挽いて、三つ葉をトッピングした。
 
あとはきゅうりとラディッシュをスティック状にして、ブロッコリーとアスパラは茹でて一緒に盛って簡単サラダ。
 
「回鍋肉はいかんなー、なんか食べてまうなー」
「ちょっと本気で食べちゃうよね」
肉の量がけっこうあった(でも買ってきた豚バラブロックの1/3量ほどしか使ってない……)ので、それに合わせてキャベツもたっくさん刻んだから、たいそう食べ応えがあった今日の回鍋肉。息子の格闘の甲斐もあって、すっかり綺麗になくなった。

5月29日 日曜日
謎解きの打ち上げは、クーポンつかってステーキディナー♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「COSTCO」のクロワッサン
炒めウィンナ&スクランブルエッグ
ヨーグルト(チチヤス低糖)
アイスカフェオレ

コストコの品は色々なものが巨大&大容量だけれど、食材売り場のパンも同様。1ダースどころか2〜3ダースを1単位として大袋に詰め込んだテーブルロールやコーンパンはあたりまえな存在で、大ぶりなドーナツも甘そうなマフィンも巨大な平べったい箱やら紙皿やらに入って12個セットが1単位。これを見るとクリスピークリームのダース箱なんて可愛いものだと思えてしまう。
 
「でもさ、ぶっちゃけ、すごーく美味しいってもんでもないよねぇ……」
「安いは安いけどねー……」
わざわざ冷凍して、それを解凍しながらせっせと食べるくらいなら、その都度美味しいパンをパン屋さんで買ってくるなり自分で焼くなりした方が気持ち的には良いような気もする。
 
だから昨日の買い物でもパン売り場はスルーしようと思ったのだけれど、「あ、でもクロワッサンはいいかもー」と、つい足を止めてしまった。こちらも当然のように12個で1単位。
 
クロワッサン自体も大きく、故にパッケージも大きく、それが1パッケージ800円弱ほどだったから、「このクロワッサン1個80円以下なのかー」と思ったらちょっと欲しくなってしまって買ってきたのだった。
 
それを温めて、今日の朝御飯に。
 
炒めたウィンナーと牛乳加えてふわふわな食感に焼いたスクランブルエッグ、冷蔵庫に買って入れてあったチチヤスヨーグルトを出して、お出かけ前の腹ごしらえにした。
 
ちゃんとバターが香るクロワッサンは、ちょっとばかり「ふかふかすぎる」感もあったけれど、香ばしくて美味しくて何より。クロワッサン、自分で作ってみたいと思いつつ、「パン生地に更にバター練り込むのかー」と思うと、自分ではなかなか手が出せないでいるところだったりする。

渋谷 「La Pausa」にて
 なすのボロネーゼセット \780
 日替わりサービスピザ(マルゲリータ) \150

今日の目的地は渋谷。
 
メインの目的の前に、まずは渋谷でお昼御飯を食べてから……と思って、
「そういえば渋谷にスイパラあったねぇ」
と呟いたら、息子が猛烈な勢いで「スイパラ???行く!!!」と食い付いてきた。
 
スイパラが大好きな中学生男子というのはどうだろうか、息子。
(ケーキも嬉しいのだろうけど、息子的にはスパゲッティが色々食べられるのが嬉しいんだろうな……)
 
3月下旬の春休みシーズンに行った時はガラッガラだったスイパラ、今回もそんな感じで入れるかなと行ってみたら、ランチタイムの店頭はそこそこの行列ができていた。1時間ほど待たないと入店できないと言われ、「やっぱり週末はダメかー」「あの時は震災後数週間だったしねー」と、お店を後に。
 
他のお店候補はなんにも考えていなかったから、「さてどうしましょ」とふらふら歩いていて、チェーンスパゲティ屋の「La Pausa」を見つけた。ランチセットがそこそこお手頃な価格だったこともあって(あと、スイパラのほんのりチープな感じのスパゲッティを食べるつもりの腹づもりでいたこともあって)、お昼はここにしましょうということに。
 
私は「なすのボロネーゼセット」、コンソメスープとドリンクバーがついてきて780円。「日替わりサービスピザ」が150円でつけられるということで、これもつけてもらった。
 
「La Pausa」でささっと済ませたお昼御飯、なすのボロネーゼ 150円のピザだったらほんの一口分なのかしらと思っていたところ、直径20cmくらいの予想以上に食べ応えのあるピザが登場。
 
うっかり私と息子がサービスピザをつけてもらったものだから(だんなはだんなでパスタ大盛り)、思いのほかボリュームたっぷりのお昼御飯になってしまった。
でもマルゲリータピザ、美味しかったので悔いなし。
 
パスタの方も、茄子1本分くらい、ごろごろとたっぷり入っていた。
茄子がたくさんなのは嬉しいなぁ、と、食べやすい味のミートソースを絡めながらもぐもぐ。
 
そして食後、雨の中、指定された建物に集まって挑戦したのが「渋谷リアル謎解き「生命の泉を探せ!」」。
 
目下おおいにハマっている「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが謎をプロデュースした、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の劇場公開記念イベントなのだそうで、告知があった時に速攻申し込んでみた。
 
今回は「脱出」ではなく「謎解き」で、渋谷を舞台にヒントを探して「生命の泉」のある場所にたどり着かなくてはいけないのだそう。
こちらのニュースサイトに掲載されているとおり、挑戦者は指定の時間に受け付けを済ませた後、イベント参加者の印となる「赤いバンダナ」を支給されて、それを頭に巻いて映画の主人公ジャック・スパロウになった感じでお宝を探して歩き回るという趣向だった。
 
宝のありかのヒントを示すペーパーを渡され、赤いバンダナを巻いた人たちが渋谷の繁華街に散らばる様はなかなか壮観で、すれ違う人たちは「なにあれ?なにやってるの?」と不思議そう。
 
今回のこのイベントは、いつものリアル脱出とは異なって「参加者の数パーセントが解ける難易度」ではなく「時間をかければたいてい誰でも目的地に到達できる難易度」に作られていたようで、割とサクサク解くことができた。一応時間制限は2時間ということだったけれど、1時間ほどで無事に目的を達成。
 
毎度面白く思うのは、だんなはロジックにやたらと強く(文字並べ替えてアナグラムにするとか、クロスワードのようなマス目を埋めるとか)、私はそちらはあまり得意でない代わりに、画像情報を扱うのが得意。地図からイメージするとか、マス目を「文字」ではなく「色」で埋めたりするような問題はだんなより早く正解に辿り着けることが多い。
 
「俺は左脳(論理分析思考を司る)をよく使ってるって事なんだろうなぁ、で君は右脳(直感や芸術思考を司る)使ってる、と」
「得意な方向が全く違うというのも面白いよねぇ」
特に今回はお互いがそういう得意分野で冴えていて、拍子抜けするほどにすんなり謎が解けてしまったのだった。
 
晴れていたらもっともっとずっと楽しいイベントだっただろうけど、でもそれほどには「豪雨」「雷雨」にも出くわさず、傘持ちながら早足で歩きまわる渋谷は新鮮で楽しいものだった。

飯田橋 「Steak Kentas」にて
 生ビール
 ディナー Bコース(ヒレステーキ200g)
     クーポン使って\2800/人

で、ちょっと早めの夕御飯は、飯田橋に移動して「Kentas」でステーキディナー。
 
飯田橋の駅近く、立ち並ぶ昔ながらの店構えの「ジャンボ餃子の店」などと並んで、何十年もその佇まいは変わっていないのでは(実際、だんな曰く「少なくとも20年前からほとんど変わっていない」そう)、という一角にあるステーキ屋さんで、ランチタイムに何度か来たことがあるお店。
 
いつか夜に来てがっつりステーキ食べてみたいなと思っていたところで、クーポンサイト「品品プレミアムモール」で「飯田橋・神楽坂【52%オフ/2,800円】<開店25周年記念>極厚ヒレステーキ(200g)をメインとした全6品+2ドリンク!隠れ家的な店内でこだわりの牛肉を召し上がれ♪お一人様3枚まで使えます!」というクーポンが発売されたのだった。
 
ヒレステーキのセットメニューとビールまでついてきて、お値段2800円という嬉しい内容。これは嬉しいねと家族3人分買っておいていたのだった。
 
内容は、コーンサラダと、炭焼きラスクを添えたクリームチーズ、そしてカップ入りのオニオンスープ。それに200gのヒレステーキとライス(かパンかグリルポテト)がやってきて、食後の「本日のアイスクリーム」まで出てくるというもの。そしてビールも1杯ついてくる。
 
ステーキは、ソースに「醤油マスタード」「和風」「ドミグラソース」が別添でついてくるということだったので、ステーキ3人分、3種類のソースを出してもらって適当に分けつつ添えてみることにした。
 
飯田橋「Kentas」でステーキディナー、面白い感じで出てきたグリルポテト(美味しかった〜) 厚切りのステーキ、「ヒレ」は普段自分で選択することはあまりない部位だけれど、しっとりとした口当たりの肉は適度な柔らかさと歯ごたえがあってとても良い感じ。
 
上に乗ったレモンの薄切りとハーブバター、添え物の人参、さやいんげん、コーン……と、絵に描いたような素敵な「ビフテキ」がそこにあった。
 
あと、密かに「あ、これすごく美味しい」と気に入ったのがグリルドポテト。
 
直径10cmほどの小さな鋳鉄フライパンに、ハッシュドポテト状のじゃがいもが詰められて、両面こんがりと香ばしくバターで焼かれていて、マッシュポテトとフライドポテトの間のようなサクサク感ポクポク感が楽しめる、じゃがいも好きにはたまらない品。
 
食後のアイスは、自家製の「クレーム・ド・メゾン」というもので、フローズンヨーグルトのようなほのかな酸味のあるミルクベースのアイスクリーム。これもまたさっぱりとして美味しかった。
 
普通に家族でがっつりステーキを食べに来たら15000円くらいにはなってしまうだろうお店で、9000円弱でたんまりステーキディナーを楽しめたのは何より。
 
テーブルの上に炭床置いて、自分で肉を焼きながら食べることもできるそうで、いつかそれをやってみたいなぁと思っていたり。
 
通りがかったお花屋さんで、薔薇が1輪100円♪ 今日は都心を歩いたので、お買い物もけっこうできた。
 
スポーツ用品のアウトレットセールをしていて、きつくなったとぼやいていた息子用のテニスシューズもそこそこのお手頃価格で買えたし、ついでに私も夏用サンダルを購入。
 
ユニクロもちらっと覗くことができて、何よりラッキーだったのは、「お客さんあまり来なくてそろそろ店じまいだから」と、本当は3輪500円で売られていたエチオピアから空輸したのだという薔薇が1輪100円で売られているところに出会えた事。
 
ベージュっぽかったり黄緑色ぽかったりする絶妙な色合いの薔薇が色々あって、買います買います1輪100円なら!と、10本選んで買ってきた。風も強かったので10本で我慢したけれど、1万円分くらい買ってしまいたかった気分だ。
 
謎も解けたし美味しいステーキ食べられたしお花も買えたしで、台風大接近中だったけれど素敵だった日曜日。