食欲魔人日記 08年07月 第3週
7月14日 月曜日
こねこー!(食べているのは私が投げたお魚バー)
卵かけ御飯
肉団子と豆腐、みぶ菜のスープ
麦茶

昨日のスープを多めに用意しておいていたので、スープと卵御飯の朝御飯。だんなの弁当も下ごしらえはほとんどできてるし、今日は割とのんびりできる朝かもー……と、今日も朝からやってきていたかすみさんに餌をやり、そしていつもと少し違うかすみさんの態度にあれ?と思いベランダに出て下を覗くと、大変な事態になっていた。

「こっち見てよ、こっち」とばかりに家の中を入ったり出たりするかすみさんだったので「外に何かいるの?」と思ったのだけれど、いるもいないも、子猫が4匹。
僕たち離乳したばかりでーす、といった感じの生後2ヶ月ほどの子猫さんたちがちまちまとそこらを歩いているのだった。うわぁ……かわいいけど、ちょっと、かすみさんあんた……。

思えばその兆候はいくらでもあったわけで、

やけに乳房が目立つ猫だなぁ、雌猫ってこんなもんだっけ?……と当初から思っていた(前に飼っていたのは雄猫だったので判断できず)
→やっぱり授乳中だったらしいです

折を見て体を拭いてあげてるのに、なんかいっつもお腹の方が汚れてるんだよなぁ……と思っていた
→薄汚れた子猫が4匹いたのでした

尻尾も、いっつもなんでか砂まみれなんだよな……と思っていた
→子猫の遊び道具になっていたのでした(今日、じゃれつかせて遊んでいるのを観察)

ここ1週間ばかり、大きめの魚の切り身とかあげると、銜えてどこかに持っていってたのよね……
→子猫が離乳の時期になっていたようです

などなど、「これはやはり子猫がいるのかな、それとも悪い雄猫に貢いでいるとか?」などと思っていたのだけれど、本日謎が全て解けてしまったのだった。最初に登場した時、痩せぎすの「どう見ても子猫です」という風体だったこともあって、「まさかこんな子猫っぽい猫がね」と判断が鈍ってしまったところもある。子猫の育ち具合などからして、初対面時のかすみさんは出産後の育児疲れで、飢えに飢えた状態だったんだなぁと理解できた(さすがに出産直前の猫だったら見た目でわかっただろうと思うし、子猫も生後1ヶ月には見えないし)。
私の方も、一応「これはもしかしてもしかすると?」と数週間前からは覚悟半ばの状況だったので、ワクチン接種も避妊手術も「もし授乳中のお母さん猫だったら止めておいた方が良いかも」と行くに行けなかったという裏事情。

で、さて大変。「子猫かわいー」では当然すまないわけで、母猫に栄養みっちりやってしまって子猫を育てさせてしまった以上、子猫の行く末もある程度は責任とってやらなきゃと思う。

とりあえず子猫保護→ワクチン接種して里親探し
ずっと「外」が気になっていた様子のかすみさんも、これを機に保護→子離れのタイミングでワクチン&避妊手術→その先は、さてどうしましょう(悩み中)

などなどまじめに考えつつ、でも猫のお世話の前にまず人間のお世話だわと、急ぎ朝食の支度をしてだんなのお弁当の用意をした。

久しぶりの卵かけ御飯はめっちゃ美味しかったんだけど、子猫が気になって味が今ひとつわからず。しかも、桃かマンゴーかを剥いて食べようと思っていたのに、忘れてしまったのだった。
だんなのお弁当は、肉詰めピーマンの残りのひき肉使って、目玉焼き添えハンバーグ、デミソース添え。

ミックスリーフのサラダ
コーンスープ(レトルトパック)
オーロラソース添え ハンバーグ
マッケンチーズ
アイスプーアル茶

さすがに警戒心の強い子猫さん、でもかすみさんが私に協力してくれているかのように、「ほら、この人間は安全だからー」とばかりに屋外だというのにいちゃいちゃくっついてきてくれる。今まで外で顔を合わせたことがあっても知らんぷりだったのに、一応かすみさんなりに「子供をよろしく」と頼んできているのかもしれない。

……で、4匹の子猫、1匹はいかにも体が弱そうな小柄の、両目が目やにだらけのちょっとかわいそうな子、1匹はやや小柄で左目だけ目やにの子、あとの2匹はむちむちころころ太ったやんちゃそうな元気な子(両者現在見分けつかず)。全員母猫そっくりの白猫で、なのに頭の部分だけがちょろりと黒い。お父さん猫からの遺伝はもしかしてこの頭だけ?という感じだ。目は両目青とか両目金とか、各自色々で、母猫ゆずりのオッドアイの子はいないっぽい様子。

とりあえず1匹、簡単に足下に寄ってきた子がいたので、それを保護してみた。1匹つかまえてしまうと他の子猫たち(とかすみさんも)警戒するかもと思ったけれど、とりあえず1匹。あまりに汚れていたので速攻洗ってやり、乾かしたらふわふわの毛玉みたいな子猫になった。かすみさんも美猫だけれど、この子はこの子でたぬきのような愛らしい顔をしている。おびえちゃって大変なので、とりあえずかすみさんを獣医に連れて行った時の籠(100均のメッシュ籠)にかすみさん愛用のタオル敷いて、目隠し用にタオルをかけたらおとなしく寝てくれた。

が、目を離した隙に子猫脱走。台所付近にいるのは間違いないのに見つからず、「猫ちゃん、どこどこー?」と必死に探したら、オープン食器棚の一番下、奥まったところの1人用グラタン皿にみっちり詰まって丸まって寝ているのを発見。「ねこ鍋」ならぬ「ねこグラタン」。こんな状況なのにめちゃめちゃ萌えた。でも薄暗い台所の真っ暗な食器棚の中だったので写真も撮れず。

そして夕方、無事に2匹目の保護。「あんた、協力して今日はお外で御飯食べなさい」と、かすみさんの餌を草地に持ち出して御飯をやっていたら、一番気になっていた一番小さな子が近くまでやってきた。警戒しちゃって手が届く範囲には来ようとしなかったので「息子っ!虫取り網っ!」「はいっお母さん!」って感じで虫取り網捕獲。軽く洗った後先客の1匹と同じ籠に入れたら、舐め合いながら寝始めた。ああ……カワユス……。

今日はもう残りの2匹の捕獲は期待できそうにないので、続きは明日の朝にする予定。
てか、仕事が全く進みません……どうしましょ……(水曜は新しいお客さんとの打ち合わせ……)。

夜にはかすみさんも様子見に我が家に来て、だんな不在ながらいつになくにぎやかな夕御飯。6時過ぎまで子猫捕獲にばたばたしていたので、簡単にマッケンチーズの素を使ってしまうことにした。顆粒チーズソースの素を牛乳、バターと合わせて溶かし、添付のマカロニを茹でて混ぜるだけ。冷蔵庫に成形済のハンバーグ種もちょうど2個残っていたので、だんなの弁当と同じそれを焼いてマッケンチーズの皿に添えた。息子絶賛の昨夜のオーロラソースも添えてみる。

あとは簡単にサラダを用意して、スープも紙パックを開けるだけのレトルト。今日は朝も夜も簡単なものしか用意しなかったのに、なのに妙に疲れた1日だった。食事中は子猫はおとなしく籠の中、かすみさんはいつもと同じく足下でニャアニャア。
「クリームチーズのパスタも食べたから……」
「マッケンチーズも食べるかな?」
お相伴ね、と少しあげたら、すごい勢いで食べる食べる食べる。子猫の方に顔を向けて「にゃおん」と鳴き、「あんたたちももらいなさいよ」と言わんばかりだった。そうか、マッケンチーズも好きなんだ……(ひたすらびっくり)。

食後、子猫を籠から出してやったら、かすみさんはちゃんと「お母さん」していた。子猫の毛繕いしてやって尻尾ふりふり遊んでやって、最後は「さ、みんなで帰るわよ」とばかりにニャオンと鳴いてベランダへの窓に向かう。でもごめんよ、子猫はもうこの家から外に出す予定はないんだ……(外に出る時は病院に行く時ともらわれて行く時よ)。

7月15日 火曜日
猫捕り早起きパンケーキ。(ねむーい……)
マンゴーパンケーキ
アイスカフェオレ

居間で寝かせていた子猫さんたち、ちゃんと静かに寝てるなと思っていたのだけれど、午前4時になってニーニーと鳴き始めた。無視できるくらいの小さな声だったのだけれど、それに呼応するようにベランダの外からかすみさんの「お母さんはここですよー」的な大きめの鳴き声まで聞こえ始めたので、これは大変と起き出してかすみさんを家に入れてやる。

かすみさんが既にいるってことは、残りの子も来てるかなと、薄ぼんやりと明るくなり始めた外を見ると、残りの子猫2匹がちゃんと来ている。よっしゃあ!と、餌セットと虫取り網、長期対戦に備えて体勢を維持しやすい折り畳み椅子も抱えて、一人外に出た。足下に餌を置いてかすみさんをはべらせつつ、子猫が「お母さんと餌」に近寄るのを待ちかまえて虫取り網で捕獲。めでたくすばしこい元気な子を1匹保護することができたのだった。最後の1匹は、ゴムマリのように跳ねている元気な子で……これまで一度も近くまで寄ってきてくれなかった子。こうなったら「籠と棒」とかで原始的な罠を作るしかないかなと思っている私。でも、子猫の前にかすみさんが罠にかかるぞ絶対、と思っている私……。

ともかくも、異様に早起きしてしまったので、そのままの勢いでパンケーキを焼いてみる。「コストコ」で友人が以前買ってきてくれた、卵とサラダ油と水を加えて混ぜて焼くだけのバターミルクパンケーキ、大きなサイズを6枚焼いて、1人2枚ずつ。ホイップクリームと、見切り品のを買ってきた国産マンゴー2個(で1000円!)を剥いて添えた。

駅ビル内の、ちょっとお高めな感のある果物屋さんは、いつもはつい八百屋さんの方の果物を買ってしまうのであまり馴染みのないお店。品物は決して悪くなく、「あら、美味しそうなマンゴーがあるわねー」と思っていただけに見切り品の棚にそれを見つけてすごく嬉しかったのだった。「2個で1000円……それはお得……」と、表面に黒点がぽつぽつと浮かび始めていたマンゴーのパックを手に悩んでいたら、見知らぬ通りかかりのおばちゃんが
「あらぁ!それ、良いわねぇ!その黒いぽつぽつ、剥いたら全然わからないものねぇ!」
と話しかけてきて、そうそうそうなんですよ、でも1000円の果物って、見切り品でも贅沢かなーって……と、思わず世間話。勢い買ってしまったマンゴーだったのだけれど、ものすごく甘くて美味しかった。

塩気を感じるあっさり味のパンケーキよりも、本当のところはバニラエッセンスの香りのするいわゆる「日本の普通のホットケーキ」の方が似合ったかもと思いつつ、眠い目こすって今日も長い一日の始まり。

だんなの実家にて
 お祭り屋台で買ってきたフランクフルトや餃子
 しめサバ
 鮎の甘露煮
 いんげんとししとうの天ぷら
 肉じゃが
 ひれかつ 刻みキャベツとトマトのサラダ
 ビール、焼酎ロック

午前中は、かすみさんと子供達をまとめて病院に。名前をつけたら情が移るぞと思いつつ、全く呼び名がないのも世話しにくいので、仮名として「いー(1)ちゃん」「りゃん(2)ちゃん」「さん(3)ちゃん」と捕獲順に呼び名をつけた。まだ捕まっていないのは「すー(4)ちゃん」ということに。

打てる猫には全員ワクチンを、あと子猫たちの目やに及び諸々の疾病があるならその治療、かすみさんの避妊手術の相談等々まとめて2万円弱の大出費。虚弱な風のりゃんちゃん以外は全員めでたくワクチンを接種できた。首の後ろにつけるタイプの、なのに体内の寄生虫も駆除できるという薬をもらい、あとは苦い飲み薬を子猫3匹に6日分。飲み終える頃には目もすっかり綺麗になっているでしょう、という話だった。かすみさんの避妊手術は来週にでも。助成金も出るらしく、思ったよりは安く済みそうなのでとりあえずは一安心だ。

幸いな事に、ケージを貸してくださるという方もいらして、夕方には子猫たちは大きめのケージ(子猫の体格だと余裕で跳ねて遊べるくらい)に収められることになり、ますます一安心。これで頻繁に籠から出してトイレに誘導しなくてもよくなった!とケージにトイレ(100均で、小さめタイプの"台所用洗い桶"を買ってきてみたら、これが非常に良い感じ……♪)も設置したところ、既に何度かそこで用足ししている子もいるというのに、全員みちみちにそのトイレに詰まって寝始めた。ダメー!トイレで寝るのは、なんかちょっとダメー!と急ぎ100均に走り、小さな籐の籠も買ってきてみた。2匹詰まるとぎゅうぎゅうな籠で、夜には1匹ないし2匹がちゃんとここに収まるようになり、これで子猫たちの目やにが取れたら非常に絵になる図になりそうだ。今はまだ、みなさんそろって「こわーい、こわーい」という感じ。餌でつって虫取り網で捕獲してたら、そりゃ仕方がないか……。それにしても、100円ショップさまさま。猫餌の器といい、本当に色々と助かっている。

そんなこんなで、今日は地元の神社のお祭り。
習い事が終わった息子と、その足でお祭りに行こうと出かけたのだけれど、既に夕飯時、参道はものすごい混雑になっていた。「お祭りで使っていいよ」とお小遣いをあげたところ、500円ほどのくじ(景品はエアガンとかwiiとかPSPとか)をしたがる息子。

「やめときなよ、あれはね、ぜっっっっっっったい!アタリは出ないようになってんだよ?」
「でもやりたい、僕が欲しいのは大当たりじゃなくて小当たりでいいんだもん!」
「でも、ハズレでももらえるようなものは、結局200円くらいの価値しかないものだよ?絶対絶対損しちゃうって」
「でも、やりたいのー!」
道中ぎゃあぎゃあ騒ぎつつ、結局くじをひいた息子。親から見るとそれはどう見てもハズレなのだけれど、スコープつきのエアガンをもらえた息子は満面の笑みだ。

それにしても本当にすごい人。実のところ、お参り自体にはあまり興味がない……というか、あまりの混雑で神社に行こうという気力も失せる感じで、そのまま道を外れて「近くだし」とだんなの実家に顔を出すことにした。突然の訪問だし、ご挨拶程度(と、子猫の引き取り手の相談もあり)と思ったのだけれど、お義父さんたちに
「せっかく来てくれたんだし、夕飯くらい食べていきなさいよ」
とお誘いいただいて、御相伴に預かることになった。準備が整うまで、せっかくだから神社の方も行って来たらと言っていただき、息子と再び参道散策の続きに。でも神社に近づけば近づくほど身動きがとれないほどの大混雑になっていて、結局「おばあちゃん家で食べよう」とフランクフルトと中華料理屋さんの屋台の餃子、缶ビールを買って戻ったのだった。

「ちょうど良かったのよ、今日はいろんな食材あったのよ」
と、食卓にずらーりと並べられたのは、息子の好物の肉じゃがにとんかつ、酒のアテに鮎の甘露煮やしめさば、これとこれとこれは庭で採れたのよ、と、自家栽培のいんげんの天ぷらと自家栽培のししとうの天ぷら、自家栽培のを漬けたきゅうりのキムチ、などなど。「ゴーヤーもあるのよ?持ってく?」と言われ、いやいやうちにも、これから収穫できそうなのがざっと20本くらいあるんです……と、「緑のカーテン」の話などしつつ、すっかり色々御馳走に。息子やだんなの近況報告などもしつつ、お祭りの熱気も少し落ち着いた時間になってぷらぷらと参道歩いて帰ってきた。デザートに、屋台のかき氷。「シロップかけ放題」の台の上で、息子はイチゴシロップ半分、残りのエリアにコーラシロップとピーチシロップとブルーハワイという大変な感じのものをかけていて、
「イチゴはお母さんが好きでしょ?お母さん、こっち食べるといいよ」
とお裾分けしてくれた。残り半分のエリアは大変な色合いになっていた。

7月16日 水曜日
猫も息子も「マグロだー!」と。今日は豪華マグロ丼。
シンプルホットドッグ 半切れ
バタートースト 半切れ
ミニマンゴー
アイスカフェオレ

今日もつい4時半に目覚めてしまった。子猫たちは良く寝ているし、外でかすみちゃんが鳴いているということもなかったのだけれど、今なら残り1匹の子猫がいるかなとあれこれ持って外に出てみる。めざとくそばにすり寄ってきたかすみさんに餌をやりつつ、少し離れたところにも同じ餌入りの器を置き、試しにと籠と棒と紐で超古典的罠を仕掛けてみた。……が、罠に入る入らない以前に、私の姿を確認した時点で子猫ははるか彼方に走り去ってしまい、数分後には子猫の気配も感じられない状態に。かすみさん1匹が、餌をお代わりしながらずっと近くで寝そべっていた。最後の1匹「すーちゃん」は捕獲以前の問題ということで、方針転換して「まずはお友達から」とした方がよさそうな感じ。

今日は仕事の打ち合わせだというのに、うっかり寝不足な状態で、でも早起きしたおかげで仕事も少々進められた。朝御飯は、ドッグパンが2つと食パンの耳の部分の端っこが1切れ。半端に残っちゃってたなと、ドッグパンは炒めキャベツ抜きのチーズトッピングホットドッグに、パンはバター多めのトーストにした。息子は「僕はホットドッグ!」とのことだったので、じゃあ残りを半分こしようとだんなとトーストとホットドッグを分け合ってみる。

食後に、今シーズン初のミニマンゴー。久しぶりに食べたいなとネットサーフィンして、こちらを買ってみた。数日前に届いたミニマンゴーは、大きめの3個が入ったパックと小さめの6個ほどが入ったパックで、とりあえず大きめな1個を剥いてみる。しっかり甘く良い香り、でも今日食べたのは少しばかり繊維が口に残る歯触りだった。

トロピカルフルーツは、やっぱり蒸し暑いこの季節に食べるのが一番美味しいねぇとうっとりしながら、今日はだんなの出勤と同じ時間帯の電車に乗って、遠く藤沢方面までうち合わせに。

ジーマーミ豆腐
水菜ときのこのポン酢和え
豪華マグロ丼
豆腐とわかめの味噌汁
チューハイ(-196℃ ルビーグレープフルーツ)

打ち合わせは無事に終わって、帰宅は2時。帰り道、錦糸町に寄り道して「魚寅」でマグロを買って帰ってきた。今日は「すき身」もあったのでそれも1パック、奮発してメバチの大トロのサクも1パック。お馴染みのマグロブツも買ってきた。息子と2人で食べるには明らかに多い分量だったけれど、きっとだんなも食べるだろうと想定しておいたところ、案の定報告を受けただんなから「帰ってから食べるから残しておいてー!」との連絡が。お手頃価格のブツは、猫さんたちにもあげるつもりで多めに買ってきたのだった。

夕御飯はそんな感じでマグロ丼。すき身とトロとぶつを盛り合わせたとても豪華なマグロ丼になり、刻みネギと揉み海苔を添えた。ミニマンゴーと一緒に買ったジ−マーミ豆腐も小皿に盛り、あとはさっと茹でたきのこと水菜を合わせ、おかかとポン酢で和えたサラダ代わりの小鉢を用意。美味しそうだなと買ってきてみたルビーグレープフルーツのチューハイ飲みつつ食べたマグロ丼は幸せな美味しさだった。トロは口のなかでとろけてくるよう。スーパーなどで見るものとは全然違う「すき身」も美味しい。

準備中から足下で「それくれそれくれ」と鳴いていたかすみさんには私たちの「いただきます」のタイミングで一口大に切ったブツを分けてやり、子猫たちには夕食後落ち着いたところでケージを開けて食べさせてやった。「なんだこの御馳走はー!」と子猫たち大喜び。やっと余裕が出てきたようで、マグロを堪能した後はダイニングテーブルの下でプロレスごっこに興じていた。やっと子猫たち、家の中を歩くのに怯えたように中腰で歩くのを止めてくれた、という現在のところ。

夜にも1回だけ見かけた「すーちゃん」は、こちらの姿を認めるなり脱兎の勢いで逃げていった。こりゃ、この子の捕獲は無理かなぁ……。できれば兄弟一緒に過ごさせてあげたいんだけど。

7月17日 木曜日
ネコに乾杯!とモツ煮込み
「神戸屋」のミートパイ
アイスカフェオレ

4匹目の子猫「すーちゃん」の捕獲は焦らず行こう、と心に決めてはいたのだけれど、今日も反射的に4時半に早起き。いつもは6時半まで寝ていても寝たりなく思うほどなのになぁと思いつつ、ベランダにかすみさんも既に来ていたようなので餌を持って外に出てみた。さっそくすりよってきたかすみさんに餌をやりつつ見渡しても、子猫の気配はみじんも感じられず。もう「ここは危険」と判断して、近寄らないことにしちゃったのかな。「巣」はやや遠いところにあるようなので、子猫の方から来てくれないとなると、手の施しようがなくなってしまう。たくましく立派な野良猫になるなら「それはそれで」なのだけれど、せめて避妊去勢手術は受けさせたいところ。

「あなたもさ、餌食べるだけじゃなくて子供呼ぶ努力してくださいよ」
子供用に用意した餌すら「美味しいものは私のもの」とばかりに率先して食べてしまうお母さん猫に諭してみるも、わかってるのかわかってないのか楽しそうにニャオンニャオンとすり寄ってくるばかり。「ささ、お撫でなさい」とばかりに横たわって尻尾をぱたぱた振っている。野良猫がここまでデレデレになる様を、私は今回初めて見た。

今日もダメでした……と傷心して帰宅しつつ、でも保護した子猫さんたちの方は一様に元気。目下心配の種だった"りゃんちゃん"の目もずいぶんと良くなり、綺麗な青い目が覗けるようになってきた。視力も全く問題ないようで、兄弟たちとのレスリングも楽しむほどの体力の余裕も出てきている。天使のような子猫たちの気持ちの方も余裕が出てきて、デビル化の一途。行動範囲は居間と台所に制限しているのだけれど、そこら中を駆け回るようになってきた。家が「猫カフェ」になったわ、なんて思っていたけど、とんでもない。ここは「猫のアスレチックジム」なのだった。

朝御飯は、昨日錦糸町の「神戸屋」で買ってきたミートパイ。久しくミートパイを食べてないなと、「神戸屋スペシャル」購入ついでにパイも買ってきてみた。このご時世にバターたっぷりという感のサクサクのパイ生地にジューシーなひき肉炒めが詰まったこの店のミートパイも、私は大好き(でも目下一番好きなミートパイは「ユーハイム」のよ)。ミートパイはいまいち好きではないだろう息子には、ハムとチーズのパイを買ってきたのだけれど、こちらもとても美味しそうだった。

「テング酒場」にて
 モツ煮豆腐 2×\368
 モツ煮玉子 2×\95
 生野菜サラダ \399
 サバの一夜干し \294
 ハムかつ \294
 茹で餃子 \294
 はちのす酢味噌 \399
 串焼き(豚・カシラ、レバー、ハツ、シロ) 10×\80
 串焼き(鶏ぼんぢり) 2×\147
 串焼き(鶏正肉) 2×\95
 焼とうもろこし \294
 玉子ピザ \399
 ねぎとろ手巻き \242
 焼きおにぎり \147
 ホッピーとか
モツは久しぶりという友人と

先日、自分用の携帯電話を買った息子。家族との連絡以外には基本的に使ってはいけないよ、という制約つきなのに、でも息子はとても嬉しそうに撫で回している。習い事の帰りなどに連絡が取れるようになったのは良いことで、
「夕飯の献立……まだ考えてないけど、お買い物お願いするかもしれないから、お金ちょっと渡しておくね」
何かあったらメールするからねと、習い事に送り出した。食べてしまいたい豚バラがあるし、でも今日はラーメンを食べたい気分、もやしと肉炒めてトッピングして……と思い至り、「もやしとラーメン買ってきてください」とメールした。

「緑豆もやしっていうのでいいの?」「札幌ラーメン2食入りっていうのでいいのかな?」と絵文字入りで次々届くメールに返信しつつ、お買い物は無事に成功。準備にさほど時間もかからないし、もう少し後で良いよねと夕方のニュース番組を見ていたところで友人から「もしも良かったら、猫の餌を貰ってくれない?」と連絡があった。

この友人が飼っていた猫が亡くなったのは、もう先月の事。ちょうどかすみさんが我が家に来始めた頃で、「明日はもう来なくなっちゃうかも」と思いつつもせっせと餌を買い集めていた私は、「もし不要になったら子猫用で食べやすいだろうし、友人宅の猫さんが食べてくれるかな」と密かに思ったりしていた。友人宅の猫さんは、もう20年以上も生きているおばあちゃん猫で、人の顔をじーっと見ては一生懸命話しかけてきてくれる賢い子だった。

その猫さんの餌が、まだたくさん残っているので良かったら……というお申し出。ありがたくお受けすることにして(30袋ばかりまとめ買いしてあったパック入りの餌が1日3〜4袋は飛んでいくの……ドライフードも併用しているというのに。正直とっっっても嬉しかった、どうもありがとう!)、電話で話し、明日にしようか今日にしようか、今日にしよっか、で御飯一緒に食べちゃおうか、と話がまとまり、急遽夕飯を御一緒することになった。モツ食べましょうモツ!と、いらしてくれた友人親子と一緒に向かったのは、このところ我が家でお気に入りの「テング酒場」。

子供たちが「ねぎとろ巻きとハムカツ、食べていい?」「私、鯖の一夜干し食べていい?」と好きなものをあれこれ頼む脇で、大人も大人で
「串焼きメニューのこのへんがモツですよ、シロがいわゆる普通のモツで、あとほら、レバーとかハツとか、ハラミやカシラも」
とメニューを眺めつつ、「はちのすの酢味噌和え」なども頼んでみる。定番の「モツ煮豆腐」にサラダにとあれこれ頼み、次々とやってくる料理でテーブルはいっぱいになった。けっこうお気に入りの「モツ煮豆腐」、友人も「これ、おいしいー」と言ってくれて何より。家族も食べてくれるなら、この手のものを家で作る甲斐もあるけれど、家族が食べないとなると、自分用だけに作るのは難しいこの手の料理。最近は、またモツ料理ブーム復興という感があって、この手のものが大好きな私はとても嬉しかったりするのだった。

食後は、「そういえば、カラオケ行きたいっておっしゃってませんでした?」「そうなのよー」「実は私も行きたいと思ってて」と、近くのカラオケボックスで1時間半ばかり熱唱。「男女」だの「羞恥心」だの、あとは「画面にそのアニメの画像がちゃんと出てくる歌を入れてみよう」と、「エヴァンゲリオン」に「ヤッターマン(旧作の)」、更には「リボンの騎士」「鎧伝サムライトルーパー」などの主題歌を歌っていた私たちだった。ONE PIECEとコナンだったらだいたい歌えるのに、そのへんは画像が用意されてないらしく、残念。

すっかり遅くなってしまって、子猫たちとの交流もそこそこに友人親子とお別れ。少なくともあと数週間はどの子も家にいると思うし、またかわいがりに来てください。……で、いただいた袋の中には本当にびっくりするほどの量のキャットフードが。さっそくドライフードを子猫たちにやったらすごい勢いで食べはじめてくれた。

7月18日 金曜日
栄養とらなきゃやってられないわって感じで
バタートースト
アイスカフェオレ
ミニマンゴー

ついついついつい、今日も早起き。

いい加減寝不足なのに寝ていられず、勢い朝食時は眠さで食欲も減退中。
「卵焼こうか?ベーコンあるし」
と息子に聞いた返事も「いらない」というものだったりして、トーストとカフェオレの簡単な朝御飯になってしまった。せめてもとマンゴーは剥いてみたり。

目下のお気に入り食パンは、駅前で簡単に買えるということもあって「アンデルセン」の長時間熟成パンだけれど、時々リッチな風味の「神戸屋スペシャル」も恋しくなる。いかにもカロリーが高そうなパンで、何度か食べると「しばらくはもういいや」という気分にもなるし、夏に食べるパンじゃない気もするのだけれど、でも今日口にできて満足。

「MOUTOM」の
 ランチプレート
カルピスソーダ

箇条書きにて、今日の猫ちゃんズ動向

  • 子猫が白くて綺麗な分、かすみさんの薄汚れっぷりが気になっていたので、意を決してかすみさん丸洗い。思っていたよりもずっとおとなしく(前飼っていた猫の入浴は毎回戦場だったので……虐待ですかってほどに鳴き叫ぶし)、ほとんど鳴くこともなく洗われてくれた。おお、輝く白さ、驚きの柔らかさ。ふかふかの美猫になりました。

  • 宅配便で届いた(これ買った)小さな箱を筒状にして壁際に固定し、「猫トンネル」を作ってあげた。めちゃめちゃツボだったらしく、猫大喜び。その近辺がジャングルジム状態になる。

  • さんちゃんがこちらの振る猫じゃらしに反応して情熱的に遊ぶようになってくれた。他の子たちは、まだ及び腰。

  • 実は「真のエース」は、いーちゃんらしいことが判明(他の猫たちに一番つっかかっていくのがメス猫のいーちゃん、結果押し勝っているのもいーちゃん)。

  • すーちゃん、もう今日は朝晩影も見せず……(泣) どこ行っちゃったのー……。

  • 我が家の狭くない台所と居間はF1サーキット会場と化した。全速力で子猫たちが走る走る。

  • そして夕方には期間限定「猫カフェ」開店状態。息子の友達たちが「ねこさん、ねこさん」と見に来る見に来る。見学大歓迎だけど、誰か貰ってやってくださいな……。

  • やはり子猫たちがいてくれる間に、一度は「猫なべ」やってみたい。100均で小さな土鍋探してきちゃおっかなー。

この一週間はずっと、「まぁ昼食は軽くていいか」などと昼食時に思うことも思い出すこともなく、単に忙しくて昼御飯抜きの日が続いていた。でも、今日はちょっと食べなきゃ動けないわって感じだったので昼前にお買い物。食材買いがてら昼食も買ってきた。久しぶりに、ハム屋さん「MOUTOM」のランチプレート。

チキンライスに、野菜とハムのサンドイッチ、粒マスタードを和えたクリームソースのパスタ、ソーセージにザワークラウトにブロッコリーのサラダ、トマトソースを添えた鶏肉などなど、以前より野菜が増えた感のあるお弁当は、相変わらずの美味しさ。どれもしっかり手が込んでいて、ハムやソーセージの美味しさは折り紙つきだ。そうそうこのお弁当、久しぶりだったなーと嬉しくなりながらゆっくり食べた。かすみさんが屋内に入ってきていたので、居間でお弁当を食べる私の脇で
「美味しいもの食べてるわね?それはっきっと美味しいものよね?」
と鳴きながら覗き込んでくる。子猫はそんなことしないんだけどなぁと面白く思いつつ、お裾分けできるものはウィンナーくらいしかないし、塩もけっこう強いしとお弁当は死守した。

肉野菜炒め乗せ醤油ラーメン
アイスプーアル茶

夕飯は、昨日材料を揃えておいたラーメンを。

中華鍋で肉や野菜を炒め、そこにラーメン添付のスープと分量の水を加えて軽く煮込んで具にするラーメンは、本当のところは味噌ラーメンの方が似合うのだけれど、息子の好物は醤油ラーメンということもあって今回は醤油味。肉と野菜の旨味が加わる分、化学調味料臭さがなくなって美味しくなる。コーンと海苔も用意して「好きにトッピングしな」と息子に言ったら、ものすごい勢いで「海苔コーンラーメン」に仕立てていた。

麺茹でと、具の炒めで終始強火だったコンロまわりがすごい熱になってしまい、「あ、冷やし中華にすれば良かった」と思ったり思わなかったり。
息子は明日から夏休み。自由研究、猫ちゃんの研究にすれば?作文のお題も猫ちゃんにすれば?と、そんなところまで猫フィーバーな私たち。

7月19日 土曜日
センパイ来たりて、アメリカ飯を用意
バタートースト
だんな特製ウィンナー入りオムレツ
アイスカフェオレ

今日もうっかり5時半に起きてしまい、既に起きて腹減らしだったらしい子猫たちをゲージから出し、かすみさんも家の中に入れてやって餌を与えたら、さっそく活動的に遊び始めた。物音でだんなと息子も起きてきてしまい(すみません……)週末なのにとても早起きな我が家。でもおかげで床の拭き掃除を予定より丁寧にやれたし、しっかり朝御飯も食べることができた。

息子に自室の片づけをやらせて私も手伝っているうちに、だんながささっと朝食の準備を整えてくれた。ウィンナー入りのオムレツに「神戸屋」のパンでバタートースト、あとはアイスカフェオレ。子猫たちがそこら中を駆けずり回っているのに(これまで閉めていた台所の扉を開放したら、「新しい探検場所ができた!」とばかりに子猫たちが遠征しまくる……)、母猫のかすみさんときたら「そのウィンナー、くれないのかしらー」と足下でちんまり座っているのだった。

スペアリブバーベキュー
マッケンチーズ
セロリ風味のコールスローサラダ
ビール(Corona)

人形焼き
麦茶

子猫もらってくださーい、と、このページに記したり、仕事の取引先にメールしたり。可愛いねと言ってもらいつつ、でも家まで見に来るのは今のところ息子の友達の子供達ばかり。そんな中、
「飼える可能性はゼロですが萌えてます。週末行っていいですか?」
と、学生時代の先輩から連絡があった。ぜひどうぞーとお呼びして、先輩も一緒にお昼御飯。

アメリカによく行く先輩なので(現地でハーレーを借りて国立公園を巡り回ったりしたらしい)、こういう飯もよろしかろうと、スペアリブとマッケンチーズ、アメリカンな感じのほのかに甘くセロリの味のコールスローを用意した。バイクを乗り回す一見ハードな趣味を持ちつつ、音楽に造詣が深くバイオリンを嗜む先輩、今日もどでかいバイクにまたがって、背中にバイオリン背負って現れた。私の友人にもだんなの友人にも、この手のタイプはいないので、息子はひたすら興味津々といった様子。

スペアリブはいつも通り、蒸し器で1時間ほど蒸してからソース(市販のね)を絡めて焼いた。コールスローはセロリシード入り、マッケンチーズはインスタントではなく、ベシャメルソースにチェダーチーズを溶かしてペンネに絡める自家製を用意した。お供ににコロナ(先輩はお相伴程度)。

スペアリブはちょっとばかり"良い色"に焼けすぎたし、マッケンチーズは若干塩気が強くなっちゃったし、少しばかり残念な出来映えになってしまったけれど、20本用意したリブを適当にお代わりしながら皆で食べた。リブ、地元の肉屋で買ったのだけれど、いつも1本ずつバラけた状態で売っているその店で「塊で欲しいんですが」と伝えてみたら、5本ごとの塊なら用意があるとのこと。ではそれを4ブロックくださいとお願いして買ってきたのだった。調理しやすいサイズで、この程度のブロックになっていれば案外十分かもしれない。

食後は、だんなと先輩がプライムレートだなんだと難しい話をしつつ、でも先輩の右手はケージの中で、ずーっと子猫をなでなで。台所で遊ぶ子猫たちをじーっと眺め続けている先輩に「もういっそ1匹連れ帰ってしまえばいい」と思った。
「ピアノ、初見で演奏できる?」と先輩が楽譜を持ってきたので、先輩のバイオリンと私のピアノで合わせてみようなんてこともしたのだけれど、ここしばらくピアノには触っておらず、初見もメタメタ演奏もメタメタ。楽譜のコピーを貰ったことだし、次まできっちり弾けるようにしておくので、リベンジどうかお願いします>先輩

茹で枝豆
焼き茄子のおろし醤油和え
鶏肉のねぎポン
茹で鮭ハラス
羽釜御飯
ビール(キリン・ザ・ゴールド)

不二家のシュークリーム

夕方になって先輩は再びバイクにまたがって去っていった。
さて夕飯はどうしましょうねと、だんなと2人駅前に食材のお買い物。

「麻婆茄子……とか」
「ついこないだ麻婆豆腐しなかったっけ?」
「魚……って感じじゃないよね、マグロもこないだ買ってきたばっかりだし」
「……あ、不二家」

話しながら自転車に乗って、駅前の不二家の看板が目に入った。昨年の不祥事後に駅前の不二家が閉店してしまい、大変にショックだった私たち。このたび、かつての不二家の並びにあるテナントが退店して、代わりに掲げられた看板があの不二家のピンク色の看板なのだった。以前より売り場が広くなり、ソフトクリームを食べられるコーナーもできていた。

「帰りにお買い物してかない?オープン記念で安売りしているみたいだし」
と、夕飯の食材あれこれ買った帰りに不二家でお買い物。とりあえず今日は袋入りのシュークリームを買って帰ってきた。コージーコーナーやアマンドにはあまり愛着がないのだけれど、どうにも不二家は好きなんだなぁ……また頑張って欲しい。

そんなこんなで、夕飯のメインディッシュは「鶏肉のねぎポン」。油淋鶏からの派生みたいな料理で、揚げ鶏だとくどいのでスキレットで皮目をパリッと焼いた鶏肉に甘酢ならぬポン酢をかけ、刻み万能葱をしこたまかけるという簡単な鶏肉料理。油淋鶏のような甘さがなく、油っこくもないのでいくらでも食べられてしまう危険な肉料理だ。

あとはおろし醤油を添えた焼き茄子、茹でた鮭ハラスをほぐして、」茄子用に用意したおろし醤油を絡めたもの、天狗印の枝豆を茹でたもの、など。

7月20日 日曜日
今日は夏祭り(大人は飲んだくれ)
スペアリブのドッグパンサンド
アイスカフェオレ

昨日焼いたスペアリブの残りが少々。そのまま適当にほぐして酒の肴にでもしようかなと適当に考えていたのだけれど、だんなが
「あのスペアリブ、サンドイッチにして食べない?」
と素敵な提案をしてくれた。昨日のうちにそれ用のパンを買ってこようということでスーパーを眺め、ドッグパンを買って帰ってきた。本当はハンバーガー用のバンズの方がそれっぽいのではないかなと思ったのだけれど、残念ながら見つからず。

用意したものは、細切りレタスと薄切りトマト。ほぐした肉と共に適当にドッグパンに挟み、マヨネーズを細く絞る。いかにもなバーベキュー味のスペアリブのサンドイッチは、どこか懐かしい味で、そうそうメンフィスバーベキューってこんな感じだったよ!なんて話しながらもぐもぐ食べた。

青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて
 夏祭り!

今日は毎年恒例 Cucina Tokionese Cozima の夏祭り。
普段レストランに子供を連れて行けない家族連れが楽しめるように、子供の世話ばかりでゆっくり食事できなかったお父さんお母さんのために……という感じに、子供向けメニューも揃ったブッフェ式の食事と子供向けの催しの数々が用意され、子供も大人も楽しいイベントを今年も企画していただいた。我が家もさっそく申し込み、今年は家族3人でうかがうことに。

ソフトドリンクは無料、アルコールは1杯500円。美しい前菜が10種類ばかりずらりと並べられ、パスタやメインディッシュは次々と温かいものができあがっていく。息子は昨年と同様、早々に食事を終えた後は、ずーっと階上の縁日コーナーで遊んでいた。やけに静かだなと思ったら、お店の前の屋外の「水ふうせん」コーナーで盛大に遊んでいたり。毎年顔を合わせて顔なじみになったKシェフの娘さんも来て、初対面の子供達とも一緒になって、後半は射的コーナーあたりで8人ほどの子供たちがわーわーきゃーきゃーと大騒ぎだった。大人はおおむね階下でのんびりとお酒飲んだり御飯食べたり。

並んでいたのは美味しいモッツァレラチーズを使ったカプレーゼ、人参のサラダ、水だこのカルパッチョ、スモークサーモンのサラダ、レバーペーストのクロスティーニ、などなど。チーズ入りの"イタリアンたこ焼き"の隣には同じサイズのころりと可愛いライスコロッケが盛られた皿も並んでいた。生ハムとサラミの皿の隣には甘いメロンが。
「おお……"生ハムメロン"だ」
「実はあまり食べたことないよね、生ハムメロン」
と、うきうきと生ハムメロンも堪能。息子は「生ハム巻きたこ焼き」などという神をも恐れぬ豪華なシロモノを造り出して実に美味しそうに食べている。

パスタはアマトリチャーナ、オイルベースの野菜とサルシッチャのパスタ、パルミジャーノのリゾット、野菜たっぷりのリゾット、海苔と柚子胡椒のパスタ、など。メインディッシュは牛すね肉の煮込みやローストビーフが次々出された。お子さま向けではない食べ物として「ブーダン・ノワール」。豚の血入りの濃厚なソーセージは一口サイズにスプーンに盛られ、甘く煮たリンゴを角切りにしたのが添えられている。これはビールだ!と言いながらビールを一杯。レバーのような濃厚さがあるけれど、いわゆる"血の匂い"はあまり感じられない、ほろ苦くじわっと甘いブーダンノワール、美味しかった。

すもものリキュールを使ったスプモーニ、サマーオレンジのリキュールをソーダ割りにしたものなどの爽やかな夏のカクテルもいただきつつ、ビール飲んだり白ワイン飲んだりで私はすっかり良い気分。お腹いっぱいになっちゃったと言いつつ、デザートのマンゴーのムースケーキやフランボワーズのケーキ、チョコレートケーキもしっかりいただき、縁日コーナーの片隅で自家製マンゴーピュレを添えたかき氷を作ってもらって食べてしまったりもした。

丸1日使っての夏祭り、常の営業とは異なるイベントにシェフもスタッフのみなさんも本当にお疲れだったと思う。何週間も前から「Cozimaの夏祭りだー」と楽しみにしていた息子は今年も大満足だったようで、射的ゲームでもらった駄菓子数個を抱えて帰宅の途についた。

茹で枝豆
スティックきゅうりと魚肉ソーセージ
「キムチでやせる」のチャンジャ・焼きそば
ビール(キリン・ザ・ゴールド)

私とだんなはすっかり満腹。息子はというと、遊び疲れてすっかり空腹らしい。でも私たちはそんなに夕飯要らないよねと、息子の分にハムカツやコロッケを買って帰ってきて、息子はそれをおかずに夕御飯。私とだんなはビール飲み飲みキュウリやギョニソーを囓るというダメっぷりだった。

でも、焼きそばくらいは食べたいよねと、だんなが炒めてくれたのは、久しぶりに購入した「キムチでやせる」の焼きそばチャンジャが安売りされていたんだよと、冷凍チャンジャとセットで買ってくれたのだった。焼きそばも久しぶりならチャンジャも久しぶりで、1玉の焼きそばをだんなと半分こ。じわっと辛いチャンジャは相変わらずの美味しさだった。