食欲魔人日記 06年9月 第2週
9月4日 月曜日
ランチはお粥を選択してみる
幕張 ホテル ザ・マンハッタンにて
 ブッフェ朝食

昨夜は結局、午前2時まで話しまくっていた私たち。日がとうに上ってからの起床になったけれど睡眠時間は5時間ほどで、ちょっと眠い。適当に身支度を整えて、昨夜と同じ階下のレストランにブッフェ朝食を摂りに行った。

昨夜と同じコーナーに昨夜と同じほどの種類の料理が並ぶ朝食ブッフェ。昨夜の夕御飯はちょっと物足りなく感じた料理の種類だったけれど、朝御飯としては上々の内容だった。昨夜のローストビーフの代わりにはハムとチーズが具として用意されたオムレツコーナーが。好みの具を指定すると1個分の卵でとても綺麗なオムレツを作ってくれる。サラダ類あれこれと、ハムやスモークサーモン、チーズ、温野菜にベーコン、チキンピラフ。温かいコーンスープがあったのも嬉しかった。パンは食パンの他、小さめサイズのデニッシュが数種類にレーズンパン、テーブルロールなど。小さめのクロワッサンとチョコデニッシュをいただきつつ、サラダやスモークサーモンを皿に盛ってたっぷり食べた。

フルーツも豊富で、オレンジ、グレープフルーツ、パイナップル、メロン、さくらんぼのコンポート、自家製らしきフルーツカクテルなどなど。杏ソースと苺ソース、キャラメルソース、はちみつの容器が手前に並べられたヨーグルトもあった。ジュースはトマトとオレンジとグレープフルーツ。

「いやー、昨日は食べたね」
「今朝は軽くしておこう……って、無理か……」
寝不足だけれど皆元気にもぐもぐもぐ。

午前中、どこかに遊びに行こうかという話も少しばかりあったのだけれど、結局チェックアウトぎりぎりの時間まで部屋でごろごろくつろぎまくる私たちだった。海の良く見える高層フロアから青空と白い雲も良く見えて、仰向けに寝っ転がってまだまだおしゃべり。

幕張 「謝朋殿」にて
 スペシャルランチ \1200

昨日の夕方ちらりと遊びに来てくれたKさん、今日のランチも御一緒できそうだということで、ホテルをチェックアウトした後に幕張の「謝朋殿」という眺めの良い中華料理店で一緒にお昼御飯。おかずが日替わりのランチセットは1200円、オフィス街にしては若干お高めだけれど上品な味付けでなかなか美味しい。今日のおかずは「蟹肉と卵の炒め」で、御飯かお粥かを選択することができる。さすがにこの数日食べ続けだしとお粥を選ぶことにした。

トレイの上にはあっさり味の卵炒め、しっかりピリ辛味の麻婆豆腐、さつまいもが散らされたお粥とスープ、ザーサイと、小さな器に杏仁豆腐。猫舌の私にはアツアツのお粥はちょっと熱くて大変だったけれど額に汗しつつ、おしゃべりも楽しみつつ。冬には中華粥を作ることもちょくちょくあるけれど、何しろ暑い日々が続いていたのでお粥を口にするのは数ヶ月ぶり。薄味のメインディッシュと薄味のお粥だったけれど、麻婆豆腐やザーサイをお供に平らげた。

そして最後は友人とコストコでお買い物。もう疲れちゃったね、夕飯はお総菜買っていこうか〜と話しつつ、パエリアを1パックずつ買って帰ってきた。他にも1kgほどのパックのサーモンのお刺身とか、スペアリブとか、国産の薄切り牛肉とか、シャンプーの容器のような巨大な容器に入った粉チーズなども購入。肉はあまりに巨大なので友人と半分こすることにして、我が家で山分けしてから解散になった。

皆様おつかれさまでした。また遊ぼうね〜。

「コストコ」のパエリア
水菜のサラダ サーモントッピング
アイスティー

「お母さん。お母さんがいなかったから、夜はちょっとだけ寂しかったよ?」
と、学校から帰ってきた息子が感無量な事を言ってくれる。今日の夕御飯は息子と2人。買ってきたパエリアを温めなおし、買ってきたサーモンは小さな角切りにして水菜のサラダに軽く散らした。

コストコではいつも巨大な半身におろしたサーモンの塊が売られているのだけれど、3人家族などで1塊を消費するのはなかなかに大変。毎度のように
「買ったら半分食べます?」
「うん、もらうもらう」
という会話を交わしては協力して手頃な大きさに分け合っているのだけれど、今回もそのサーモンを半分こ。普通にスライスしてお刺身で食べても十二分に美味しいものなのだけれど、パエリアとお刺身の組み合わせではいかにも変だということでサラダのトッピングにすることにしたのだった。

パエリアは、すっごく巨大。何もかも巨大なコストコのお店の中ではさほどの大きさに見えなかったのだけれど、家に持ち帰って改めてびっくりした。使われている米の量はおそらく3合ほどはありそうで、大きな有頭海老が4尾とあさり、ムール貝もごろごろと。イカや鶏肉、ソーセージ、パプリカに玉ねぎにいんげんにと、昨夜も食べたはずのパエリアは昨夜と同じくスタンダードな感じのもので、上からはこれでもかと黒オリーブを刻んだものが散らされていた。

「この御飯は……スパイシー?」
「いや、唐辛子も入ってないし、スパイシーじゃないと思うよ」
「……あ!このソーセージがスパイシーだ!」
「……あ、ごめん、これチョリソーだったね、確かにこれは辛いかも」
パエリアのスパイシーさについて息子と話しながら、平らげたパエリアは1/3ほど。残りは冷凍庫に移しておいた。

9月5日 火曜日
牛丼ミニサイズ、でも卵は乗せる。
「コストコ」のコーンパン
アイスカフェオレ

1袋に36個だか38個だか、とんでもない分量が入っているコストコのコーンパン。コーンパンに限らずテーブルロールも同じ分量がでっかいビニール袋に詰められているし、ベーグルに至っても「6個入りの袋、2袋で○円」という価格設定だったと思う。何しろいちいち規模がでっかいお店なのだった。だんなに「粉チーズ、なくなったから見かけたら買ってきて」と頼まれて探してきたクラフト社のパルメザンチーズもシャンプーボトルのような巨大な容器の2本セット。「チーズ発見!」とばかりに買ってきたけど、帰宅して改めて見て
「……どこに片づけるの?」
と少しばかり愕然となった。

ともかくも、朝御飯はコーンパン。私はすっかり胃がお疲れの様子だったので1個だけトースターに入れて温めた。だんなにはポーク卵(薄切りにして焼いたランチョンミートと目玉焼き)を添えてパンは2個、卵とかはいらないよと言う息子にはコーンパンだけを2個。
「桃が良いですかー、梨もありますがー」
とだんなと息子に声かけつつ、リクエストの桃も剥いた。ちょっと固めではあるけれどしっかり甘い桃を最後に分け合いつつ、とうもろこしの香りがしっかり漂うふかふかしたコーンパンをもぐもぐもぐ。

サラダ風冷やし中華
麦茶

冷凍庫に1玉だけ残っていた中華麺。これを食べてしまいたいなぁと、適当にサラダ仕立ての冷やし中華にすることにした。タレも見あたらなかったので、中華スープと酢と砂糖と醤油で適当に自作して、麺の湯を沸かしている間に錦糸卵の準備をする。トッピングはきゅうりとレタス、パプリカ、にんじん、白髪葱、麺と一緒に茹でたブロッコリー。麺の上に放射状に野菜をあれこれ並べて中央にこんもり錦糸卵も盛りつけて、
「こういう冷やし中華だったらマヨネーズも似合うよねぇ?」
と隅っこにちろりとマヨネーズを絞った。錦糸卵じゃなくてゆで卵でも美味しかったかも、と思いつつ一人飯。

麺が見えないほどに野菜をトッピングした冷やし中華は、けっこうなボリュームがあった。生のにんじんも生のパプリカもほのかに甘くて良い感じ。我が家では冷やし中華にマヨネーズを添えることは滅多にしない(今日はたまたまサラダ仕立てということで添えたけど)のだけれど、名古屋では「冷やし中華にマヨネーズ」はあたりまえの組み合わせなのであるとか。なんでもコンビニの冷やし中華は東海・東北・中国・四国の地域にだけマヨネーズが添えられているのだそうで、面白い文化だなぁと。確かに卵やきゅうりやハムにマヨネーズは似合うし、冷たい甘酸っぱい麺とマヨネーズの組み合わせも悪くない。

きんぴらごぼう
あぶりサーモン 水菜添え
あの牛丼 温泉卵添え
わかめと葱の味噌汁
ビール(キリン樽生ブラウマイスター)

コストコでお買い物してくるかも、とだんなに告げた数日前。だんなはキラキラと瞳を輝かせて
「アメリカ牛売ってきたら買ってきてね。バラの薄切り買ってきてね」
と懇願してくるのだった。我が家には、あの店のあの牛丼そっくりにできる、いただきものの濃縮調味料がある。玉ねぎと牛肉加えてさっと煮るだけで、あの店のあの牛丼に限りなく近いものができる。でも、和牛でもオージービーフでも、微妙にあの牛丼の肉とは肉質が違っていて、やはり真なるあの味を目指すにはアメリカ牛が必須なのであるらしかった。

アメリカ牛は本当に危険なのかどうか。2002年〜2003年当時、アメリカに住んでアメリカ産牛肉をしこたま美味しく食べてしまった我が家としては、輸入再開されたアメリカ牛を今更神経質に避けたところでさほど意味のないことだ、と私は思っている。米農務次官の言った「BSEのリスクは自動車事故よりも低い」という言葉も、「一体どれだけの欧米人があきらかに狂牛病由来と思われる病気で死んでいるのか」を調べてみると、確かにそうなのかも、と思ったり。ただ、食べたくないという人の気持ちもわかるし、そういう人のために加工食品や外食での料理の使用食材(肉に限らず、野菜でも魚でも)の由来をしっかり明記してくれると、嬉しいなぁとも思う。

テレビでは、「コストコではいよいよ米国産牛肉の販売が始まります!」と輸入再開直後はずいぶんニュースになっていた。放映される消費者の声は、
「え〜……やっぱりまだ買えないなぁと思いますね」
とか
「我が家は買いませんね」
なんて声が主流。でも、週末に覗いたコストコでは、国産牛もオージービーフも大量にまだまだ残っているのに、アメリカ産牛肉だけが売り切れだった。ステーキ肉も薄切り肉もなんにもない。「好評のため売り切れました」というポスターが無情にも肉売り場でヒラヒラしていた。なんだ、みんなそんなに避けているわけではないみたいじゃない……と、では、あの報道は一体何だったんだろうと、とっても謎。

「そういうわけでね、アメリカ牛なかったよ。でも牛丼食べたいなぁと思って、和牛買ってきた。安かったし」
と、結局私は和牛のバラ薄切り肉パックを買ってきたのだった。良い感じに薄くてヒラヒラしていて牛丼向きの薄切り肉。玉ねぎと一緒に冷凍保存してあったタレで軽く煮込んで牛丼の具を用意した。

そして昨日も食べたサーモンと水菜。今日はちょっと趣向を変えようと、皿にこんもり盛りつけた水菜の上に、表面を直火で軽く炙ったサーモンを薄切りにして並べてみた。添えたのは大根おろしにだし醤油とシークワーサーの果汁を混ぜたもの。あとはごぼうが1本残っていたのできんぴらごぼうにした。牛丼に似合う味噌汁って何かなと思いつつ、今日の味噌汁の具は長ねぎとわかめ。

おー、いい匂い!おー、旨い!と、久しぶりの「限りなくあの味」の牛丼に、だんなはとっても満足気。サーモンやきんぴらごぼうをもりもり食べてしまった私は牛丼は軽めのサイズにとどめたのだけれど、それでも温泉卵は添えてしまった。うまーうまー。

9月6日 水曜日
海苔たっぷりの冷麺。不思議な味……
コーンパン2個
アイスカフェオレ

牛丼の具が、ほんの1人前くらい余ってますよー……
「あ、それ、俺が喰う」
あとねぇ、肉まんが1個だけ余っていてー
「ぼく!ぼく、肉まん!」
……じゃ、私はコーンパンを食べることにしようかな……。

そんな感じで、だんなは牛丼(と味噌汁)、息子は肉まん、私はコーンパンという全くバラバラな感じの朝御飯。なんだか仲が悪い家族みたいだよねとニヤニヤしながら各自好きなものを前にして、各自それぞれそれなりに幸せそう。軽く温めたコーンパンは相変わらずふかふかとしていて私の大好物のとうもろこしの存在感もばっちりで、やっぱり幸せなのだった。

大きな梨と大きな桃が冷蔵庫に入っていたのだけれど、そんな朝御飯ですっかり剥くのを忘れてしまったよ。

「マクドナルド」にて
 月見バーガー
 ナゲット・ジンジャーエール

だんなは今日、お仕事お休み。家でだらだらするのも良いかもねと話しつつ、結局2人でジムに行くことにした。息子の夏休み期間は結局私は一度もジムに行くことができなくて、だから1ヶ月半ぶりの久しぶりのボディパンプだ。久しぶりのトレーニングということで負荷を落とすべきなのは承知しつつも、すぐ脇に立つだんなが今日もありえない重量の重りを楽しそうにバーベルにセットしていて、それに微量に煽られる形で私もついつい頑張ってしまった。12kgかついでスクワットして、9kgを両手で支えてアームカールやって、60分のプログラム終了後には燃えカスになった。

ジムに行ったのは午後だったので、軽く何か食べていかないとねと寄り道したのが久しぶりのマクドナルド。目当てはもちろんこの季節になると例年登場する月見バーガーだ。
「要するにベーコンエッグバーガーなんだけどね」
「でもこれ、けっこう美味しいのよね」
定番メニューになっても良いのにねぇ……なんて話しながら、私は月見バーガーとナゲットとドリンクのセット、だんなはチーズ月見バーガーとポテトとドリンクのセット。いつものハンバーガーのようにケチャップケチャップしていないハンバーガーはうっすらマヨネーズの味がする。卵挟まるだけでハンバーガーってえらく美味しくなるよね、これって反則だよね、と今日もくだらない事を話しつつ、ナゲットとポテトは半分こして平らげた。

「牛角」にて
 さっぱりモツポン酢 \290
 やみつきネギザーサイ \290
 やみつき塩キャベツ \290
 韓国海苔 2×\150
 カルビ 塩 \490
 はらみ たれ \490
 元祖にんにくハラミ \490
 カッパ たれ \390
 牛ミノ 塩 \450
 豚の生姜焼き \450
 中落ちカルビ 味噌 \390
 にんにくホイル焼き \390
 サンチュセット \490
 ごはん中 \240
 鶏野菜クッパ \690
 あおさ海苔冷麺ハーフ \430
 生ビール 3×\490
 マッコルリ \680
 焼酎(炎)ロック \550
 ゆずみつサワー \390
家族で、以上。
……今日は、良く食べたなぁ……。

運動して、しっかり泳いでジムを後にして、
「夕飯どうする?アメ横で買ってきた鰻あるし、コストコで買ってきたスペアリブとか、あと牛肉の薄切りも残ってる……」
野菜とか買って帰るとして献立どうしよう?とだんなを見やると、
「牛角……?平日で、ドリンク100円で、牛角?」
と不穏な事を呟いている。いかん、いけません焼肉なんて。今日運動した意味全くないじゃないですか!……と強く反論したいところだけれど、私の額にもだんなの額にも「肉」という文字が浮かび上がってきてしまっていた。こうなるともう後戻りはできない。今日は肉。牛肉。焼肉。ビール。

今日のお昼のマクドナルドも半年ぶりなら、牛角も9ヶ月ぶりくらいだったらしい。そういえば久しく行っていなかったねぇと、夕方家族でお店に向かった。席について判明したのだけれど、昔さんざん利用した「平日午後7時まで、アルコール含めてドリンク100円」(←ただしアルコールはサワー類が主でビールは含まれない)というキャンペーンはもうすでに無くなってしまっていた。2〜3年ほど、ずっとこのキャンペーンは続いていたから今も変わらずやっているだろうと勝手に判断していたのだけれど、けっこう前に終わってしまったのだとか。

そうかなくなっちゃったのか……と思いつつ、それで肉感が消滅することはなく、今日は私たちのみならず息子もジムの日だったということもあって家族3人、おおいに焼き肉を堪能することになった。
「君もお肉食べるよね?ハラミもカルビも食べるよね?」
「うん、ぼく、なんでも食べるよ〜」
「おっけー」
と、適当に好きなものを注文して、牛角ならではのにんにくがこってり添えられた肉などをあれこれと。息子は軽く炙った韓国海苔を添えた御飯茶碗を目の前に置いて、カルビもハラミもよく食べていた。私とだんなはネギザーサイや塩ダレ和えのキャベツなどをつまみつつ、肉を焼いたりお酒飲んだり。以前別の焼肉屋さんで飲んで美味しかったマッコルリは、甘味も酸味も軽いのになんだか濃い味のものだった。

シメにはちょっと面白い「あおさ海苔冷麺」なるものを。麺が見えないほどに表面に散らされた海苔が思った以上に存在感があって、小碗に入れられたそれをつるりと食べて帰宅した。

9月7日 木曜日
昼にこのカレー。で、夜もカレー……
「ミスタードーナツ」の
 半熟ハムエッグパイ
 エンゼルエッグ(ふんわりカスター&ホイップ)
アイスカフェオレ

エビグラタンパイが復活してからというもの、「明日の朝御飯どうしようか?」などという私の問いに対して、光の早さで
「みすど?」
という答えを返してくるようになった我が夫。そんなに好きか。そんなに愛おしいか、そのエビグラタンパイが。

……で、昨日の夜、思わずまたまたミスドに寄ってきてしまったわけだけれど(今のプレゼントキャンペーンのバッグには全く興味ないのだけれども)、残念ながらエビグラタンパイは既に売り切れた後だったよう。それはしょうがないねとハムチーズパイとかハムエッグパイなどをトレイに乗せた。あとは、ちょっと独特なモハモハした食感が楽しいエンゼルエッグ(小ぶりの卵型のクリーム入りドーナッツ)も。

しょっぱめ系のパイが色々復活したのは嬉しいなー、でもやっぱり、昔々に売られていたパイ類の方が美味しかったような気がするなー……と昔を懐かしみながら、パイを温めての朝御飯。またホットサンドなどが恋しくなるほどには気温は下がらない模様。今日も暑くなりそう。

稲毛 「Shiba」にて
 チキンセット \1400
 アイスマサラチャイ \300
 バナナプリン \250

今日のお昼は久しぶりの「Shiba」に、友人と連れだって。Shiba行きたいね、Shiba恋しいよねと盛り上がって、スパイシーな香り溢れるお店に向かうことになった。「インドカレー」というのとはちょっと違う、でもこれが「ネパールカレー」というものかは、他にこういうカレーを食べたことがないのでわからない……という、ちょっと独特なカレーを出すお店だ。いかにもなサラサラのカレーは、全体的にクローブが強く香る感じ。トマトや茄子の形がしっかりと残った酸味強めのベジタブルカレーも、優しい味のダールスープ(豆のスープ)も、胃腸が弱っていたり風邪のひきはじめだったりするときにすごく効くような気がする。

このお店の名物はなんといっても「サービスターリ」で、1000円ほどの価格でカレー2種とサグ(青菜の煮物)とダールスープ、たっぷりのサフランライスとドリンクがセットになっているのはなかなかお得。たまには別のものも食べようと私は「チキンセット」にしたのだけれど、食後にマサラチャイを頼んだら1700円というゴージャス価格のランチになった。最後には調子に乗って「こんなメニューが増えてますよ」「ややや、デザートがいろいろと」とバナナプリンまで頼んでしまったりして。

「チキンセット」は、チキンカレー(写真上部、左の容器)とベジタブルカレー(写真上部、中央の容器)、ダールスープ(写真上部、右の容器)、そしてチキンソテーとカチュンバー(写真上部のガラスの器)、サフランライスがセットになったもの。タンドーリチキン様の鶏肉は、思った以上にたっぷりだった。ダールスープ、カレーソース器に入ってくるということはやっぱり御飯にかけて食べるということなのだなぁと理解して、スープとカレー2種を好きなように御飯にかけつつ、シャバシャバしたところをすくって食べる。豆の甘さとトマトの酸味、肉のカレーのスパイシーさが一体となって、相変わらず不思議な調和を感じる面白い味だった。辛い料理もあるけれど辛くない料理もたくさんあるこのお店、チキンカレーの辛さもすごく控えめだ。

食後に生姜が辛いほどにたっぷり加えられているマサラチャイを啜りつつ、初めて食べてみたバナナプリン。小さなガラスコップに固められたプリンの表面にはシナモンシュガーが散らされていて、ものすごくバナナの香りと味が濃厚なデザートだった。ゼラチンで固めたのではなく、蒸し焼きにして作ったようなしっかりめのモチモチとした舌触りで、とてもクリーミー。相変わらずランチタイムはけっこうな賑わいの店だった。

牛薄切り肉のカレーライス
コーンスープ
茹で野菜 with アンチョビマヨネーズ
シーザーサラダ
アイスティー

……で、昼にインドカレーを食べたというのに、やっぱりカレーが食べたい私。数日前から
「しばらく家でカレー作ってないなぁ、カレー食べたいなぁ」
と密かに思っていて、今日のお昼でその欲求は解消されるかと期待していたのだけれど、「家カレー」への情熱は高まるばかり。スパイシーなのも良いけど、あの褐色の、じゃがいもごろごろの、溶けきれない玉ねぎがどっさり入った、小麦粉入ってモサモサしているようなカレーが恋しい。超恋しい。

で、牛丼用に買ってきた和牛薄切り肉の残りを使って、カレーライス。薄切り肉でカレーを作ることは滅多になくて、我が家のカレーはいつも塊肉。あまり煮込んでも仕方がないかなと30分くらいでさささっと作ってしまった。野菜だけ先に炒めて15分ほど煮込み、ルーを溶かす直前に煮汁にヒラヒラとしゃぶしゃぶをするように牛肉を1枚ずつ加えていく。牛肉に火が通ったところでルーを溶かし、あとは火を止めて味を馴染ませるようにしてみた。

カレーが煮える数十分のうちに急いで用意したのは簡単なサラダとスープ。小さめ株の美味しそうなのが袋に入って売られていたロメインレタスはマヨネーズを牛乳でちょっと伸ばしてマスタードやレモン汁などを加えて調味したドレッシングで和えてベーコンビッツと揚げ玉ねぎを軽く散らす。手持ちのブロッコリーやいんげん、パプリカは軽く茹でて、刻んだアンチョビを混ぜたマヨネーズを添える。あとはクリームコーン缶と牛乳で作ったコーンスープ。

どうしてもカレーが食べたくて、でも冷蔵庫の肉も使っちゃわなきゃいけなくて……と作った薄切り肉使用のカレーだったけれど、息子はとても満足げ。肉が食べやすいのが良かったのか、すごい勢いでほぼ1人前量のカレーを平らげた後でお代わりまでしていた。

9月8日 金曜日
かわいいパスタ、トルキエッティ
コーンパン
牛乳 with ミルメーク(苺味)
ヨーグルト・桃

カレーがあるよ?と言ったのだけれど、息子のリクエストは「コーンパン」。卵もハムもサラダもなんにもいらない、ただコーンパンを3個食べたいんだぁ……と、うっとりしたような表情でお願いされたので、朝御飯はコーンパンとミルメーク牛乳。コーンパン、息子は3個で私は2個だ。
「……そんなに好きかね」
と、温めてふかふかにしたパンを囓りながら呟いたら、心外だという顔で
「え?だってさぁ、すっごく美味しいじゃん」
と返された。うん、確かにけっこう美味しいし、けっこう安いし、このコーンパンはかなり嬉しい。でも私はJohanの粉の味がするどっしりとしたコーンパンが最近ちょっと懐かしくなってきている。

デザートにヨーグルトと桃。桃はちょっと固かった。

2日目のカレー
麦茶

今日は仕事を抱えつつ、並行していくつかの調べ物もあっていつにも増してパソコンデスクに入り浸り。最近LUSHのバスグッズなどを買うようになったのだけれど、すごいネーミングながらテンプルバームの「ウーッシュ!」がお気に入り。あーもー疲れたなぁ!と思った時に柑橘の匂いがするこれをコメカミにぐりぐりと塗ってマッサージしている。今日も午前中からコメカミぐりぐりしながらお仕事お仕事。

昼御飯は簡単に、昨夜作ったカレーライス。今回はやたらと具沢山にできてしまって、水分がすごく少ないカレーになった。薄切り肉を使ったカレーも悪くないものだなと思いつつ、じゃがいもも玉ねぎも人参も大量に入っているカレーライスを一人食す。鍋に残ったのは1.5人前くらいの半端な分量で、これで明日の朝はちょっと濃厚なカレーうどんにしようと思う。

シーザーサラダ
スペアリブBBQ
ベーコンと野菜のトルキエッティ
ビール(キリン樽生ブラウマイスター)

「不二家」のモンブラン
アイスカフェオレ

息子を音楽教室に連れて行き、帰りに食材色々買って帰ってくるともう7時。帰宅して一息つくかつかないかのうちに「そろそろ帰るよー」とだんなから連絡もあり、猛烈な勢いで夕飯の支度をしてみた。コストコで買ってきて友人と半分こしたスペアリブは6本。塩胡椒して最初に十数分ほど蒸してから市販のバーベキューソースを塗りたくってオーブンで15分ほど焼いてみた。地元の有機栽培らしい子株のロメインレタスは今日もシーザーサラダにして、あとは「トルキエッティ」という面白い形状のショートパスタを茹でてみる。

友人がお裾分けしてくれたこの面白いパスタは、マカロニをねじったような面白い形をしている。くるんと丸まっちい耳たぶ型のパスタ「オレキエッテ」と少しばかり名前が似ているけれど全く違う形状のパスタで、マカロニをくるくる巻いてコイル状にしたような感じ。その独特な形状がスープを含んで美味しいらしい。我が家定番のクリームのソースにしようかなとも思ったのだけれど、さっぱりした味のものが恋しかったので、ベーコンと野菜を煮込むコンソメ仕立ての料理にすることにした。

鍋にオリーブ油敷いてにんにく炒めて、ベーコンも加えてせっせと炒める。その鍋に加えた野菜はいんげん、ブロッコリー、ベビーコーン、ピーマン、人参。お湯を注いで顆粒鶏ガラスープを足し、ちょっと強めに塩をしてことこと煮込んでいく。あとは茹でたてパスタを和えて、パルミジャーノ・レッジャーノと黒胡椒を添えてできあがり。トマトも足そうかどうかずいぶん悩んだのだけれど、今日はトマトは抜きにしておいた。

簡単に作った料理だったけれど、これがなかなかどうしてちゃんと美味しかった。野菜の味がすっかり染み出たスープがパスタの中にたぷたぷと詰まっていて、それが良い感じの旨味になっている。鍋にまだパスタ残ってるよ、お代わりするかーい?と各自の皿に少しずつ取り分けて、今日の料理は全部綺麗になくなった。

今日は本当にバタバタで、それでも今日は家で夕御飯を食べたくて、急ぎの仕事をしながらの慌ただしい食事の準備。
「泣けるほど忙しいので、私に活力をお与えください。具体的には甘くて美味しいもの」
だんなにお願いしてみたところ、
「その甘くて美味しいものは、生クリームだったりするわけですね?」
「そうですね、スポンジなどが使われているものですね」
と、意図するところを正確に汲み取ってケーキを買ってきてくれた。残念ながらショートケーキは売り切れだったそうで、私はモンブラン。活力沸きました。

9月9日 土曜日
今日のカレーうどんは具沢山
カレーうどん
きんぴらごぼう
麦茶

カレーうどん用にと昨日冷凍うどんを買ってきた。冷凍庫に入れておいたところ、早々にだんなが発見して「お?」と、ちょっと嬉しそうな顔をしている。私の目論みは昨夜のうちにとうに筒抜けになっているようだった。しかも今朝には、私が他の用事を片づけている時にだんなが淡々とカレーうどんのだしを準備してくれているのであった。今日の朝御飯における私の役割は冷凍うどんを買ってきたことだけ、という感じ。

残ったカレーがいつもよりたっぷりだったので、ちょっと濃厚な、具沢山のカレーうどん。こんなに肉もじゃがいもも人参も入ったカレーうどんは久しぶりで、ちょっとばかり得した気分だった。冷蔵庫に少量残っていたきんぴらごぼうも出してつつきつつ。

稲毛 「一's」にて
 香味ラーメン \700
 味付け玉子 \100
 おつまみすじこん \400
 杏仁豆腐 \100
 グラスビール \300
などなど

今日は久しぶりになんにも予定がない一日。夕飯の食材を買いに行こうと皆で家を出て、気になっていたラーメン屋さんでお昼御飯にすることにした。駅のすぐ近くながらいまいち目立たない店構えの「一's」というそのお店、名物は塩ラーメンなのであるらしい。最近はとんこつスープの匂いがむんむん漂うラーメン屋さんが多い中、この店はあまりそういう匂いがしない。洋楽が流れるカウンター席だけの店内もあっさりした雰囲気だ。

だんながその名物の塩ラーメン、私は炒めたにんにく、葱、海老などがトッピングされるのだという「香味ラーメン」(味は醤油ベース)を、息子は醤油ラーメンを。トッピングに玉子をつけてもらい、あとビールのおつまみにと小皿に乗った「すじこん」(こんにゃくとすじ肉の煮物、コチュジャン風味、らしい)を追加で一皿、だんなと半分こした。

とろんと柔らかく煮込まれた「すじこん」は、油通ししたキャベツや刻み葱も添えられて、なかなか手がかかっている感じ。コチュジャンベースならではのじわ〜っと地を這うような辛みがあって、その甘辛味が肉にも角切りこんにゃくにもしっかり染みている。お、これは美味しいよ、幸せだよ、とビール飲み飲みつついているうちにラーメンもやってきた。

塩ラーメンは、ほのかにシソの香りが漂う、あっさり味。醤油味共々麺は細い縮れのないもので、博多ラーメンに使われる麺と同じような感じ。あっさりながらもコクがあって、でも私は(だんなも)醤油味の方が好みかな、という印象だった。特に、あれこれ香味野菜で風味づけされた「香味ラーメン」が良い感じ。基本的には私はコテコテとんこつ味のラーメンが好きなのだけれど、醤油味のが恋しくなったらここにくれば良いんだなー、と選択肢が増えたことがとても嬉しい。黄身の半熟ぶりが見事な味付け玉子も美味しかった。杏仁豆腐の100円が、これまた安くて嬉しかったりして、息子と私で1個ずつ最後に追加していただいてきた。

店内ではチャーシューの仕込みがもくもくと行われていたのだけれど、巨大な豚バラ肉の塊の表面を次々と焼きつけていき、その後寸胴鍋にその肉を移していくのが見えた。サイズはさほどではなかったけれど、しっかり味の染みたチャーシューも美味しかったなぁと思いつつ、今度はすじこんと刻みチャーシューをつまみに一杯やってしまいそう。ギネスビールも置いてあって、「お、嬉しいぞ、なんか嬉しいぞ」というお店なのだった。

チーズ磯辺
小松菜のおひたし
焼き茄子のおろし醤油添え
あぶり厚揚げ おかかねぎ詰め
秋刀魚のお刺身・いくら
羽釜御飯
大根と豆腐の味噌汁
ビール(キリン樽生ブラウマイスター)

で、夕御飯。
「なんかさー、コロナ飲みたくない?そろそろ夏も終わるし、なのにコロナが家にいっぱい残ってるよ」
「そうするとさぁ、メキシコ料理なんだよねぇ……」
でもタコスとかファヒータって気分じゃないんだよね、鶏肉とバジルとパプリカでナムプラー味の炒めものとかしたら似合うかな?と話しながらお買い物に行ったのに、どういうわけか「コロナじゃなく国産ビール、あとは日本酒」という感じの献立になってしまった。悪いのは秋刀魚。大量にお安く売られていた新秋刀魚。

「わー、秋刀魚だ……1尾68円だってよ〜」
「塩焼きにして食べようか?」
「コロナ飲もうという趣旨には反するけどね」
魚売り場で真剣に議論しつつ、「刺身も可って書いてあるよ、今日は秋刀魚をお刺身で食べない?」ということに。何尾もおろすのはちと面倒だったので、そのお店でおろしてもらってきた。4尾の秋刀魚、たっぷりのお刺身になってたったの270円ほど。旬の食材は素晴らしい。

では秋刀魚のお刺身に似合うような夕飯を、ということで、厚揚げ買ってきたり、茄子を焼いてみたり。全体的に醤油やおかか、大根おろしを使ったような超和風な料理を並べてみた。厚揚げは厚みを半分にするように切り込みを入れて、刻んだ長ねぎとおかかを合わせて醤油で和えたものを詰めてからフライパンで炙る。薄切りにした茄子はざっと焼きつけておろし醤油を添えて。秋刀魚と一緒に、いよいよ出てきた生筋子(あの醤油漬けにされたしょっぱい筋子じゃなくて、秋だけに出回る粒のでっかい生筋子)も買ってきたので、ほぐして醤油と味醂に漬けていくらに加工した。

で、気温だけはまだまだ高くてクーラーが消せない中、居間のテレビで野球中継流しながらのんびりと土曜の夕御飯。タイガースは今日も良い感じに勝っていて幸せな晩酌になった。ついついビールが進んじゃって、最後はすっかり酔っぱらいに。脂の乗りまくった秋刀魚は予想以上に柔らかくて甘くて美味しくて、4尾があっというまに無くなった。今年も塩焼きにしてせっせと食べよう。秋刀魚大好き。

9月10日 日曜日
どうにも好きなオニオングラタンスープ
黄金配合パンケーキ
スクランブルエッグ・カリカリベーコン
アイスカフェオレ

数ヶ月前に作っておいた自家製の"黄金配合"パンケーキミックス。半年くらい保存できるということだったけれど、そろそろ食べてしまいたいなぁとこの数週間思っていた。今日はなんとなくパンケーキ日和で、
「パンケーキ焼きますか?パンケーキ食べますか?」
食べますよー、と家族から声が返ってきたのでホットプレートを出してパンケーキ焼きの朝。牛乳と卵混ぜて馴染ませた生地を一度に3枚ずつ焼いていたら、隣でだんながベーコンと卵を焼いてくれた。

甘さがあまりない薄めのパンケーキは塩気のあるおかずともよく似合う。焼いたハムやベーコンとも良く似合う。
息子は目下「ナイフの使い方」の特訓中(というほど大袈裟なものではないけれど)で、今日もパンケーキを前に苦戦中。ステーキ肉などはまだまだ難易度が高いのでハンバーグを作った時とかパンケーキを焼いた時とかにここぞとばかりにナイフを食卓に並べてみたりしているのだけれど、今日も肩に微妙に力を入れつつパンケーキと格闘している息子だった。発酵バターと蜂蜜を添えたパンケーキは今日も良い感じ。

「ロイヤルホスト」にて
 オニオングラタンスープ
 タイ風スパイシーチキンライス
 ドリンクバー

今日のだんなは筋肉イベント。息子と2人でのんびり過ごそうかと思っていたのだけれど、友人が近所の私立校の文化祭に行かない?と誘ってくれた。息子がちょうど「早く理科やりたいなぁ、実験ってどんなことするのかなぁ」と「これからの勉強」について最近興味津々な様子だったこともあって、もしも化学部の展示などがあったら息子には興味深いかもしれない……と、御一緒してみることにした。学生時代も他校の文化祭にはほとんど行ったことがない私にはとても新鮮な空間。エスカレーター式の中学高校合同の文化祭はものすごい賑わいで、各クラス、各部活動、それぞれの催しにとても力を入れていた。若いって良いなぁ〜としみじみ思ってしまいつつ、数時間の文化祭堪能。

息子がとにかく大喜びだったのが物理部と化学部の展示。物理部ではロボットの展示や電熱線の実験、シャープペンシルの芯の発光実験、マグネシウムの燃焼などの実験が見られて、化学部では酸とアルカリの説明をしながら色水噴水を見せてくれたり、「人工イクラ」を作ったり。各ブースの担当の学生さんたちが、それは見事にレクチャーしてくれていて、息子の目はずっと輝きまくっていた。

文化祭定番のおばけやしきもしっかり堪能しつつ(しっかり怖かった……というかびっくりさせられた)、あとは心理テストが出し物のクラスを覗いたり、どこの学校にも同じような雰囲気で存在している漫画研究会(いや、アニメーション部、だったかな)を覗いたり。帰宅してから息子に
「文化祭、楽しかった?」
と聞いたら
「楽しかったよ!楽しくない人なんてこの世にいないよ!」
とすごい勢いで返された。そうか、楽しくない人はこの世にいないか。

文化祭には喫茶店のようなものは見つからなかったので、ひととおり見学してから友人親子とファミレスで一休み。近くにあったロイヤルホストに入った。

今日はまた久しぶりにねっとりと蒸し暑い日で、人いきれの校内をさんざん歩いていた一同はすっかりお疲れ。ドリンクバーで水分をしっかり補給しながらハンバーグやラーメン、スパゲティなどなど思い思いのものを食べてきた。私が注文したのは「タイ風スパイシーチキンライス」。ナムプラーで炒めた甘辛い鶏肉とバジルが御飯の上にトッピングされ、ライムと目玉焼きが添えられた人気メニューなのだそうだ。大好物のオニオングラタンスープもつけてもらって、かなり遅めの昼御飯をのんびりと楽しんてきた。

オニオングラタンスープって、なんでこんなに美味しいのかしら。もうもう大好き。エスニックな御飯の甘辛さも疲れた体にじわ〜っと染み渡るような味で、疲れもすっかり癒された。

卵御飯
大根とわかめの味噌汁
刻みきゅうりともろみ味噌
麦茶

結局夕方まで友人親子と一緒に遊び、その後早々にお風呂に入り、気がつけば夜7時。お昼が遅かったせいか、私も息子も全然お腹が空かない。どうしようねぇ、お蕎麦でも茹でようかねぇ……と呟きつつ他の事をしているうちに8時になり、さすがに何か食べた方が良かろうなぁと、やる気がないまま冷凍御飯をチン。何なら食べられる?お味噌汁も残ってるから、と息子と言葉を交わしつつ、「卵御飯に刻みきゅうりでもあれば、もう充分かな」という結論に達した。

遅めの夕御飯、卵御飯と昨日の残りの味噌汁と、もろみ味噌添えたきゅうりでさらさらっと。これが楽しかった、あれが楽しかった、と、文化祭での出来事をずーっと話していた。試薬を使った酸性アルカリ性の実験が何より楽しかったようで。