食欲魔人日記 10年2月 第4週
2月22日 月曜日
柑橘と合わせるサラダは、海老とか貝とかタコイカあたりが多いよね
「551蓬莱」の豚まん
プーアル茶

旅行から帰った翌日の朝御飯は食べるものに悩むのが常で、特に目的地が蔵王だと、これという「翌朝用の食べ物」が見つからなかったりする。都内でも買えるパン屋のパンを買って帰ってもしょうがないし……と、今回は冷蔵庫に豚まんを残しておいていた。蒸せば食べられる!すごく幸せ!とばかりに、今日の朝御飯は豚まん。「551蓬莱」の豚まん。
 
丸2日くらい家を空けただけなのにコンクリートの壁はすっかり冷え切ってしまっていて、昨夜からストーブをごんごん炊いて部屋を暖めている。洗濯物も山盛りあるし、仕事も溜まってしまっているし、食材も買ってこなきゃだし、今日は一日慌ただしいことになりそう。

チーズ盛り合わせ・蔵王クリームチーズ(ラ・フランス)・クラッカー
「阿部蒲鉾店」のチーズボール
ままかり
白子ポン酢
海老とセロリ、伊予柑のサラダ
スープ仕立ての"キャベツちゃんこ"
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

先週は購入をお休みしていた野菜セット「ベジタS」、今日届いた内容は
 大根1本・キャベツ1玉・トマト2個・ブロッコリー1個・セロリ1/4株・ほうれん草1把・葉玉ねぎ1束・はっさく2個
という内容。
 
なかなか嬉しい、使いやすいセットだったけれど、ただ一つ、まだ前回届いて使い切ってなかったセロリが再び届いてしまった。スープやサラダなどにがんがん入れれば良いのだけれど、無精して使っていなかったセロリがこれで2袋……。
 
昨日の夜は焼肉だったし、スープにちょっとお肉使って、あとは魚介の夕飯にしよう、ということで、届いたセットの内容を確認してからお買い物に行ってきた。美味しそうな白子が出ていたので衝動買いして、セロリと合わせてサラダにするつもりで特売だったボイル海老を1パック。
 
サラダは、少し前の『ELLE a table』に掲載されていたイタリア料理のお店のレシピを参考に、ちょっとばかり調味料を変えてみた。
元々は、オレンジ果汁にオリーブ油、ビネガーを合わせて塩胡椒したものをドレッシングにして、オレンジの果肉と茹で海老、角切りにした玉ねぎと薄切りのセロリを和えるというもの。オレンジの代わりに手持ちの伊予柑を使って、甘さが控えめな果肉だったので蜂蜜をひと垂らし。ワインビネガーの代わりにいちじく酢を使い、レシピでは割と多めに使っているようだったオリーブ油は控えめにした。
 
これがなかなか悪くなくて、サラダというより「あっさりした酢の物」のような感じで良い感じ。蔵王で買ってきたラ・フランス味のクリームチーズをはじめ、だんなの出張土産の「ままかり」などを出してビールのおつまみにした。
 
汁物は、本来鍋料理として食べる「キャベツちゃんこ」をスープ仕立てで。鶏ひき肉に卵とおろしにんにく、塩胡椒を混ぜて、干し貝柱入りの醤油味スープで煮ていく。スプーン2本で団子にしてスープに入れた鶏団子に火が通ったら手で適当にちぎったキャベツを入れて柔らかくなるまで火を通せばできあがり。本来はちょっと薄味にして卓上でポン酢などを添えつつ食べるようになっていたけれど、スープに塩気をつけてそのまま飲んでも美味しいくらいに調味した。だから見た目も味も「鶏団子とキャベツのスープ」そのまんま、という感じ。
 
あまりあれこれ料理をしたわけではないけれど、なんだか「食べるものがたくさんある」という印象の今日の夕御飯。

2月23日 火曜日
魚を蒸しまーす。あっさり味。
「アンデルセン」の
 フォカッチャ(ブロッコリー&ベーコン)
 フォカッチャ(ズッキーニ&ベーコン)
 フォカッチャ(ソーセージ)
 ミルクフランス
カフェオレ

美味しいパンが食べたいなーと、昨日買い物ついでに寄ってきたのが「アンデルセン」。徒歩(あるいはチャリ)圏内に個人経営の美味しいパン屋さんがあったりすると幸せなのだけれど、けっこう気に入っていたお店は閉店してしまい、今のところはチェーンのお店しか我が家まわりには存在していないのがちょっと寂しい。
 
それでも「アンデルセン」の長時間発酵食パンはすごく美味しいと思うし、手軽にバゲットやデニッシュが買える環境にあるだけでもありがたい。前に住んでいたところでは、徒歩(orチャリ)圏内だと「生協かコンビニで扱っているパンしかありません」くらいの状況、というのも少なくなかった。
 
で、買ってきたのは、店頭の平台に並べられていたフォカッチャをいくつか。ブロッコリー&ベーコンとズッキーニ&ベーコン、ソーセージを1つずつトレイに乗せて、それらはオーブンで温めてから半分にカット。好きなものを2種類選んでくださいねーと食卓の中央に出して、それとは別にミルクフランス1本を3等分にしたものも出した。しょっぱい系多めで甘いものが少し、という感じの今日の朝御飯。
 
私の取り分はブロッコリーとズッキーニ。ブロッコリーはシンプルな塩味で、ズッキーニのほうにはトマトソースも挟まれていた。フォカッチャというには少し薄めな生地でサクサクとした食感。パンタイプのピザよりも若干厚めといった感じの生地が2つ折りになって、その間に具が挟まれているというものだった。
 
朝食を終えて息子を見送った後は、今日は久しぶりにだんなのお弁当作り。
鶏もも肉1枚を照り焼きにしてご飯に乗せ、ブロッコリーのナムルやセロリの煮物を添えて、味は和風ながらノリは「焼味弁当」。思った以上に肉の厚みがあったものだから、弁当箱の蓋を閉めるのにちょっと体重をかけなきゃいけなかったのは秘密。

ままかり&ローストポーク&スモッち
里いもとひき肉のこっくり煮
鰆とキャベツの蒸しもの
キャベツとしめじのスープ
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)

今日の夕食の献立テーマは「あっさり味の魚料理と、里芋で何か一品」。
 
煮魚よりは焼くか蒸すかしたものが食べたいなと、買ってきた鰆はほんのりエスニック味の蒸しものにすることにした。
数年前の『REAL SIMPLE』に掲載されていたレシピで、皿の下には細切りにしたキャベツと長ねぎ、葉を摘んだ香菜を混ぜてナムプラーで和えたものを敷いておく。上に塩胡椒した鰆を乗せ蒸すこと10分、仕上げに白髪葱と香菜乗せてできあがり……というもの。同じ感じの中華の蒸し魚などは仕上げに熱した胡麻油をかけたりするから、それに比べるとかなりあっさりめな感じになりそうだった。
 
なので里芋は合いびき肉と合わせたこっくり煮に。醤油、味醂、砂糖の甘辛く煮て、最後に少量の味噌とバターで風味づけ。昨夜の"キャベツちゃんこ"の残りが半端にあったので、湯と醤油と鶏ガラスープで増量してキャベツとしめじを加えて今日もスープ代わりにいただくことに。
 
山形のお土産の「スモッち」に、昨日総菜屋で安く売られていた切り落とし部分のローストポーク、だんなの出張土産の「ままかり」も鰆の鉢の隣に並べて、今日のビールは「シルクヱビス」。鮮やかな色の、でもいかにもなヱビスの味で、でもちょっと軽めの上品な味のヱビスビールだった。けっこう好みかも。
 
鰆は想像通りに軽め淡めな感じに蒸し上がり、でも塩はそれなりにふっていたのでそのままでもちゃんと美味しくいただけた。後半ついつい"なんとかラー油"を添えてご飯と一緒に食べてしまったことをちょっと反省。

2月24日 水曜日
もっとセロリセロリする予定だったんですが、案外と肉たっぷりめ。
ポーチドエッグ・ミックスリーフのサラダ
バタートースト
はっさく
カフェオレ

今朝は唐突に「ポーチドエッグが食べたい」と思い至ってしまった。
 
ちょっと前に美味しそうな「エッグスベネディクト」の写真をネットで見ちゃったからかもしれない。ポーチドエッグが食べたい、エッグスベネディクトも恋しいけど、とりあえずポーチドエッグが食べたい……とムラムラして、お酢を入れた水を沸かして滅多に作らないポーチドエッグに取り組んだ。難しいのよ、んでもって私は不器用なのよ……と、大変に悪戦苦闘。
 
本当はチーズトーストにポーチドエッグを添える予定だったのだけれど、あいにく溶けるタイプのチーズを切らしてしまっていたので、シンプルなバタートーストを用意。彩りも欲しいなと、夕飯用にと買い置いてあったミックスリーフを添えてしまうことにした。お供にカフェオレ、食後にはっさく。
 
ポーチドエッグはぎりぎり白身が固まったくらいで黄身はほぼ生。かなり柔らかくできてしまって、
「この卵……水っぽくて僕はあんまり好きじゃない……」
と息子には大変に不評だった。息子は皿の上で早々に黄身を潰してしまっていたので「パンですくって食べたら?」と言うも、「好物のバタートーストが、それじゃあもったいない」だそうで。
 
酢もちゃんと入れたのに今ひとつ綺麗にまとまってくれなかったし、何よりちょっと引き上げるのが早すぎたし、キッチンペーパーで水気を切ったのに「水っぽい」と評されてしまうし、ポーチドエッグ道もオムレツ道、卵焼き道と同じくなかなか奥が深いものであるらしかった。 美味しいポーチドエッグが作れるようになりたい。

炙りほたるいか
トマトと緑野菜のチーズ焼き
セロリと豚バラ肉の中華炒め
味噌けんちん汁
羽釜御飯
ビール(キリン一番搾り)

「セロリを食べましょうキャンペーン」ということで、今日の夕御飯はレシピを検索してみつけた「セロリと豚バラ肉の中華炒め」。湯通ししたセロリを生姜、にんにくと一緒に豚と炒めて、味つけは醤油やオイスターソース、スープなどでいかにもな中華風。だんなが調味したらもっとこっくり味になったりするんだろうなぁ……などと思ってしまいつつ、レシピ通りに合わせ調味料を用意して作ってみた。
 
添えるのは野菜ベースでちょっとこっくりしたものを、と思って、トマトと茹でたブロッコリー、芽キャベツをグラタン皿に並べてにんにくと塩をふりつつチーズかけて焼いたグラタン風のもの。メインのおかずは中華風、添え物は洋風、そして汁物は「けんちん汁」で和風、と、心の赴くままなんとなく献立を考えたところ、いつも以上に節操のない組み合わせになってしまった。ビールの肴に「炙りほたるいか」も出したら、ますますわけのわからない事に。
 
豆腐と油揚げ食べたい、でも具も色々入れたい……と作ったけんちん汁は、これが正しい有り様なのかはわからないけれど、豚肉とごぼうと大根と人参(ここまで豚汁と一緒)、それに油揚げと豆腐を加えた味噌汁。本当は味噌味ではなく醤油味が一般的なのかもしれない(味噌味はあえて「味噌けんちん」と言われたりするらしい)けれど、味噌汁が恋しい気分だったので「もういいや、豆腐入りの豚汁ってことでいいや」と。
 
……で、セロリと豚の炒め物は、思った以上にちゃんと美味しかったし、「これならセロリバリバリ食べられるわ」という味になっていたので一安心。息子もだんなもせっせと食べてくれた。今日はセロリの太いところを2本使ったけれど、今週届いた分全部使ってしまうくらいでも食べられたかも。
 
セロリの味は嫌いではないものの、いかんせん自己主張が激しい野菜だから、何に入れても「要するにセロリ味」みたいになっちゃうのが苦しい。「なんか、毎日セロリ食べてるなぁ」みたいな感じになってしまうと私もつらい。でも、使いどころをちゃんと考えさえすればたっぷり食べられそうだなぁと、「翌週以降またセロリが届いてもこれなら大丈夫そう」と自信がついた。
 
友人が教えてくれたところによると、「セロリ豚餃子」(塩して絞るとぐっとカサが減る)とか、あるいはイカとパプリカと共に辛味の炒め物なども良いそうで、ますますセロリにひるむことはなくなりそう。
 
今日は久しぶりに中華鍋をふるって、強火でジャンジャカあおるのがたいそう楽しかった。中華鍋大好きなのに、なぜかこのところ煮物や焼き物が続いていたのよねぇ。

2月25日 木曜日
ああ、今日も薄味に……
豚汁
バタートースト
カフェオレ

昨夜作った豚汁がまだけっこう残っている。で、豚汁にはバタートーストが案外とよく似合う。
 
今朝はそんな感じで良いかな、と、一度は出したフライパンを棚に戻して、「豚汁とバタートースト」の朝御飯。
「豚汁とバタートーストと牛乳」という組み合わせがこれまた幸せだったりするのだけれど、無意識のうちにコーヒーの用意をしてしまっていたので、今日はカフェオレと共に、という感じになった。
 
昨日に続いて今日もぽかぽかと暖かく、良い感じの一日。
でも仕事が山盛りなので今日は引きこもりの一日〜……。

チーズとドライフルーツの盛り合わせ
くたくた野菜のスパゲティ
鶏もも肉のトマト煮込み
ビール(キリン一番搾り)

このところ毎日米を炊いていたので、今日はパスタだなと、手持ちの野菜をあれこれ使えるパスタ料理にすることに。
 
もう何年も前に図書館で借りて読んだ『「アロマフレスカ」のパスタブック』に掲載されていた「くたくた野菜のペンネ」を参考にした。ペンネは息子に今ひとつの反応をもらってしまうので(嫌いというわけではないけれどロングパスタの方が圧倒的に好きなのだそうで)、パスタだけスパゲッティに変更して、あとはレシピ通りに。
 
パスタ用の湯を沸かし、ザルを沈めてブロッコリーと菜の花、芽キャベツ、葉玉ねぎを茹でる。にんにくと赤唐辛子、アンチョビと共に茹でた野菜を炒め、茹であがったパスタと和えて、仕上げに黒胡椒と削ったパルミジャーノ・レッジャーノを散らしてできあがり。野菜をレシピ通りに10分茹でたら、「そのネーミングに偽りなし」という風の、それはそれはクタクタな野菜になった。……もうちょっと形を残るようにしても良かったなー、と反省しつつ、更にはアンチョビもけっこうな量入れたのに塩気がちょっとばかり物足りない仕上がりに。
 
パスタは本当に難しい。早く食べたいしと焦るせいもあって、毎回大変慌ただしいことになってしまう。
 
野菜のパスタだけでは物足りなかろうと、もう1品は「鶏もも肉のトマト煮込み」。どの本に載っていたものかは記録に残されていないレシピで、でもシェフの名前は「美ノ谷靖夫」とあった。以前半蔵門にケーキ屋さんを持っていて、10年ほど前にはけっこうマスコミに露出していた方だった記憶がある。今はもうお店を持っていないのかな。
 
シンプルに塩胡椒してオーブン焼きでも良いかなと思っていた鶏もも肉、手元に残るトマトとセロリを有効活用したいなとレシピを検索してみつけた料理。バターとオリーブ油で玉ねぎとセロリをじっくり炒めて、そこにスキレットで焼き目をつけるように焼いた鶏肉を加える。大ぶりに切った人参も合わせたら、あとは白ワイン、刻んだ生のトマト、トマトピューレを加えてローリエをタイムをふって落としぶたして40分ほど煮込むだけ。
 
こういう時にちょこちょこ隠し味につかっている"トマトジャム"が今日も良い仕事をしてくれた。すごく濃厚なトマトの風味がつくと同時に、甘さもちょっと加わるのでほんのり子供向けの味になる。チーズと一緒にクラッカーに乗せたりしてもちゃんと美味しいのだけれど、むしろ料理の隠し味的に使っていてすごい勢いで減っているという……。(甘さがついている分トマトピュレなどよりもずっと日持ちするのも嬉しい)
 
で、パスタと鶏肉煮込みをオーバルプレートに盛り合わせ、テーブルの中央がちと寂しいのでクラッカー出したりドライフルーツ並べたり。
 
「すいません……今日も薄味になっちまいました」
「おゆきさん、あれでしょ、パスタを茹でる時の鍋に塩あんまり入れてないでしょ」
「あー、うん、それもあるねぇ……なんか塩もったいなくて」
それでもパスタ鍋に小さじのスプーンにたっぷり山盛り2杯くらいは入れてるんだけどねぇ……などと話しつつ、卓上でフルール・ド・セルなどかけながらいただいた。

2月26日 金曜日
お刺身♪お刺身♪
卵かけご飯
豚汁
麦茶

昨日、美味しそうな、そこそこのお値段の卵を買ってきてみた。これはやっぱり卵かけご飯でしょう、ちょうど豚汁もあるし!ということで、今日の朝御飯はその組み合わせで。冷凍庫に確か干物がだったはずだからそれを焼いても良かったのだけれど、今ひとつ食欲がわかなくて(というか、まだ眠くて)魚は無しにした。
 
「今回は、けんちん汁、というか豚汁に油揚げと豆腐入れてみたんだけど、いつもの豚汁とどっちが好き?」
と息子に聞けば
「んー、こっちの方が好きかなぁ」
とのこと。豆腐入り油揚げ入りの豚汁は割と好評らしかった。
 
あと、一般的には豚汁に里芋(や、あるいはじゃがいも)を入れたりするみたいだけれど、芋を入れてしまうと翌日には芋が煮溶けて汁がグズグズになってしまうのがどうしても私には好ましくない。一度で食べきれる分量にすれば良いかもしれないと思いつつ、でもこういうものは「たっぷり作る方が美味しい」感じがしてしまうので、それも難しい……それ以前に「ごぼう1/4本」とか「大根3cm」とかいう分量を刻んでも材料が半端に残って気持ち悪い。大体「ごぼう1本・豚肉200g使い切る分量」を基準にして、毎回作っているのだった。
 
少し検索してみたら、他にはこんにゃく、白菜、キャベツ、玉ねぎ(長ねぎの代わりに、らしい)、きのこ系(椎茸、舞茸、しめじ、えのき)、かぼちゃ、もやし、などが入ったりするらしい。「ええー、そんなの入れちゃうの?」と思ったりするものもあったりして、でもそこのご家庭ではその味が「うちの豚汁」の味なのだろうな。面白い。

「マクドナルド」にて
 ハワイアンバーガーセット

来月はたいそう忙しいらしいだんな、今日はお仕事お休みなのだそう。
 
「じゃあお昼頃買い物行こう!猫餌買って、んでもってマクドナルドでハワイアンバーガー!」
とたきつけて、女子フィギュア観戦の途中、ちょっと昼には早めの時間に家を出て駅前スーパーに向かった。
 
なぜかりゃんりゃんはトップバリュのパウチタイプのキャットフードが大好物。1袋50円弱という価格の安さ(他社のものは安くても60円、普通は80円くらい)で、種類も6種類くらいある。他社のものだと「アレじゃないのかー!?」と文句を言い、その1袋50円のを出すと満足気。
 
対してかすみさんはクリーミースープタイプのモンプチがお気に入り。……ちょびっとしか入ってなくて、しかもお安くないんだけどねぇ……と言いつつ、
「かすみさんが喜んでくれるなら!」
とかすみさんに関してはだんなの財布の紐はユルユルになるらしいので、この機にたっぷり買ってもらってしまった。
 
で、マクドナルドの期間限定バーガー。
 
これまでテキサス・ニューヨークと販売されていて、一応2種類とも食べてみてきた。
どこをどうやっても、結局のところ「マクドナルドの味」以外の何物でもないのだけれど、でも私はマクドナルドの味が嫌いじゃない。他にもっと好きなバーガーショップはあるし、アメリカにいた時も「マクドナルドよりはねー、ハーディーズとかステークンシェイクとかジョニーロケッツとかがいいよねー」という感じではあったけれど、でも嫌いじゃない。
 
今回の「ハワイアンバーガー」は、「ロコモコ」をイメージした目玉焼き入り、ベーコン入り、グレイビーソース入りのハンバーガー。バーベキュー味が好きなので「テキサス最強!」の印象は変わらなかったものの、がっつりボリュームのあるハンバーガーはなかなか幸せだった。レタスがどっさり挟まっていて歯触りが良いのも良い感じ。

千葉「うおや一丁」にて
 刺身5点トロ箱盛 \1344
 本日のおすすめ(〆さば) \504
 本日のおすすめ(白子ポン酢) \714
 本日のおすすめ(鰺のたたき) \504
 かに入りだし巻き玉子 \609
 じゃが芋チーズ焼き \504
 ザンギ \557
 一丁いくらこぼれ寿司 \924
 ネギトロ巻き \399
 生ビール(中) 2×\504
 焼酎ロック(野遊びこがし芋) 2×\473
 焼酎ロック(黒甕) \473
久しぶりに海鮮居酒屋♪

今週から息子は、千葉駅前の教室での英会話レッスン。これまで習っていたグループレッスンの個人教室からマンツーマンレッスンに移ることになった。初回の今日はテキストなども渡されるということで、皆で一緒に行ってみる。レッスン中は隣接のデパート内をぷらぷらしてみたりして、レッスン後は
「それじゃ今日はとーちゃんも一緒だし、居酒屋行きましょー!」
と、「うおや一丁」に行くことに。
 
海鮮居酒屋の中で私がかなり好きなのが、札幌本店の「うおや一丁」。刺身盛りは豪華で、しかもお手頃価格だ。札幌に以前住んでいたことのある友人に言わせると「うおや一丁、札幌では"どうしようもない安居酒屋"なイメージだったよ、学生相手みたいな」という感じだったけれど、東京近郊ではむしろサラリーマンに人気という感じ。今日も一応予約して向かってみると、7時にならないタイミングで4人席は既にほとんどがふさがっている状態だった。金曜ということで宴会客も続々とやってきて、ほどなく店内は大混雑。厨房もフロアもてんやわんやという状態だった。
 
なので、今日は「お刺身はえらい早さで来るけれど、焼き物や寿司系はけっこう待たされる」という感じ。しょうがないねぇと、追加のお刺身をぽつぽつ注文しつつ、たらふく色々食べてきた。
 
今日の5点盛りお刺身は、甘海老、帆立、イカ、マグロ、イナダ。今日のおすすめだった氷見の鰺のたたきに氷見の鯖を〆たの、白子、どれもこれもプリプリだわ脂乗ってるわとろけるような口当たりだわで、今日も値段相応以上にちゃんと美味しくて幸せだった。居酒屋の雰囲気も久しぶりで、「ああ……串焼きもいいなぁ」「えいひれもあるよ!」なんてわくわくするのもまた楽しい。
 
刺身にはあまり食指が動かない息子も、イクラ寿司(こんなの)の呆れるほどのイクラの山盛りっぷりに驚きつつ、ネギトロ巻きと共にもりもり食べていた。だし巻き玉子も食べ応えのある分量だし、いろいろと「たっぷり」な印象だった今日の夕御飯。そしてすっかり酔っぱらい……。

2月27日 土曜日
なんでカレーってこんなに夢中になっちゃうかなぁ
「POMPADOUR」の
 とろけるチーズパン
 モンブラン
 ミニクロワッサン
カフェオレ

POMPADOUR」は、横浜元町に1号店を開いたパン屋さん。東北、九州にまで店舗があるそうで、都心でもちょこちょこ見かけることができる。
 
で、正直なところ「大好き」かというと微妙なところで、私が好きな食パンとかデニッシュの類(要するにバター使用量が多めのパン?)はJohanとか神戸屋とかの方が好みな味だな、という印象。千葉そごうの地下にオープンしてからは何度か買う機会もあって、「ああ、ここはフランスパン系が美味しいところなんだな」と合点がいった。カレーパンも手がこんでいて良い感じ。
 
最近のお気に入りは、「とろけるチーズパン」。少し温めるだけでトロントロンになるチーズがたっぷり包み込まれたセミハードタイプのパンで、「バゲットより若干柔らかめ」といった風のパン生地にクリーミーなチーズがよく似合う。とろけるチーズパンは良いね、ぜひ買いたいねと、今日の朝御飯用に昨日買ってきた。
 
息子の選んだモンブランパンを1/4切れほど分けてもらって、あとはミニクロワッサンも少し。だんなは「とろけるチーズパン+横須賀海軍カレーパン」なるヘビィな組み合わせのものを嬉しそうに囓っていた。
 
うーん、ミニクロワッサンはJohanのものにちょっと及ばないという印象なんだなぁ……と思いつつ、でも「とろけるチーズパン」には大満足。デニッシュというよりは普通のパンに近い、栗ペーストが乗ったモンブランも良い感じだった。

ローソンのプレミアムエクレア
ミニクロワッサン
カフェオレ

今日は遅めの朝御飯、そして夕飯は「カレー」の予定。
だったらお昼御飯は無理に食べようとしないで、適当にお菓子か何かつまんで夕飯を早めにした方がカレーが美味しく食べられるんじゃない?ということで、家族で図書館に行きがてら、「ローソン」でおやつを買って帰ることにした。
 
ローソンで売られているオリジナルスイーツ、「Uchi Cafe」は大変にレベルが高い。「巷のケーキ屋さんより美味しい」と言っても言い過ぎはないくらい、美味しいしボリュームもあるし見た目も悪くないしで、時々買い物に出たタイミングで「今日のお昼はこれでいいやー」と、プレミアムロールケーキを手にしてしまったりしている今日この頃。
 
息子はシュークリーム、私とだんなはプレミアムエクレアを選んでみる。たっぷりのチョコレートのコーティングの上にアーモンドとパフチョコが散らされ、シュー生地の中にはたっぷり絞られたホイップクリームとチョコ味のカスタードクリーム、という構造。他のものに輪をかけて食べ応えがあるものだった。美味しいなーヤバイなーこの味でこんなに安いんだもんなー……。

酢油キャベツ
ポークカレー
 トッピングハムカツ
 トッピングスモッち
福神漬
ビール(アサヒ ザ・マスター)

買い置きの「カレー用豚肉」をそろそろ調理してしまわないといけない。カレーじゃなくてシチューでもなんでもいいけど、でもやっぱりカレーが良くない?と、昼過ぎからのんびりカレーの仕込みをした。肉のトレイにちょっとドリップが溜まってしまっている状態だったので、一度表面を綺麗にしたいなとさっと湯通ししてから塩胡椒してカレー粉をまんべんなくまぶし、玉ねぎ、人参と共に炒めていく。なんだかやたらに「炒め玉ねぎ」のパックが手元に溜まっていたので、1袋混ぜてみた。
 
ルウのパッケージ通りに水入れて、2時間ほど煮込んでからじゃがいも(今日は小粒の「インカのめざめ」を皮剥かずにごろごろと投入)と追加玉ねぎを入れて、15分。ルウを溶かしたら火を止めて、夕食の時間まで冷ましておく。
 
カレー粉をまぶす分、ルウだけを使うカレーよりも若干スパイシーに、使うカレー粉とルウによっては若干辛めに仕上がるのだけれど、そこが気に入っていて「炒める前の肉にカレー粉」は家カレーを作るにあたって欠かせない工程になりつつある。
 
カレーならカツが要るよね、トンカツ?ハムカツ?と、だんなが夕方カツを買いに行ってくれて、私はその間に添えものの「酢油キャベツ」の準備。キャベツと玉ねぎと人参刻んで塩して、砂糖とサラダ油と酢を和えてできあがりの、ほんのり甘さのあるコールスローサラダだ。
 
カレーにはだんなが買ってきてくれたハムカツと、燻製たまご「スモッち」を添えて、お供にこっくりめのビールが良いなとアサヒ ザ・マスター
 
「いただきます」の直後からは、いつもの口数の半分くらいな感じで、各自ものすごく真剣にカレーに取り組んでいく。せっせとお代わりしてみたり、カレーの鍋にカレーを足しに行ってみたり、もくもくとカレーを食べてしまった。なんでカレーってこんなに夢中になっちゃうのかな。
 
「もっとさ、アレだよね。おつまみのんびりつまんだりしてさ、その後に"それでは本日のメインディッシュ、カレーでございます"って感じにならないかね?」
と食後に呟いたら、
「ダメだよ、だってカレーだよ!?カレーだけをお腹一杯食べたいじゃない」
とだんなに反論された。そう、そうなのよ。カレーの日はカレーに夢中になってしまうから、だから今日はチーズのプレートとかスープすら用意していない(用意しようという気もない)。
 
毎度うちのカレーはじゃがいもや人参がごろんごろんしていて、CoCo壱番屋の「グランドマザーカレー」の外見とすごく似ている。私のカレーって「おばあちゃんカレー」なのかしらと思いつつ、具沢山のゴロゴロカレーが大好きなのでこの感じを変える気は全然ないのだった。
 
まだ鍋に半分以上残ってるなー、嬉しいなー。

2月28日 日曜日
パエリア……がんばった……(そして旨かった……)
バゲットのバタートースト
2日目のカレー チーズ入り
カフェオレ
苺 with コンデンスミルク&牛乳

2食続けてまんま「カレーライス」と言うのも芸がない、気がする。でも今日の昼御飯と夕御飯は既に献立が決まっているし、2日目のカレーの美味しさときたらたまらないものがあるし……というわけで、今日の朝御飯は「パンとカレー」。
 
豚汁にバタートーストというのも似合うけれど、カレーにバタートーストという組み合わせも負けず劣らずよく似合う。先日「POMPADOUR」でお買い物したので、あえて食パンではなくバゲットを買ってきて、厚切りにしたそれにバターこてこて塗ってトーストした。
 
折良くテレビではオリンピックのフィギュアスケートエキシビジョンが始まる頃合いだったので、居間のこたつにあれこれ並べて、見ながらもぐもぐ。
 
パンに合わせるならちょっとこっくりめが良いかもと、ピザ用チーズを器に入れてからカレーを注いだので、良い感じにとろけたチーズが伸びるカレーをパンにつけつついただいた。
 
食後には、いよいよ季節到来の苺にコンデンスミルクと牛乳添えて。

とんこつラーメン
餃子
麦茶

先日、千葉そごうで開催していた「春の九州物産展」でとんこつラーメンとちゃんぽん麺を買ってきた。
「九州の物産展だってさー」
と、何の気なしにふらりと寄ったところ、半生タイプの「常温で2ヶ月保ちますよー」という麺のお店が出ていて、試食させてもらったらこれがなかなか悪くない。
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細めでちぢれのないタイプのいかにもなラーメンも良かったし、何よりこのあたりでは簡単に買えない(スーパーにはあるけど、美味しくない……)ちゃんぽん麺があるのが嬉しかった。「お客さん九州の人なの?」「いいえー私は親が東北なので、むしろ全然遠いんですが」などと言いつつ、ラーメンとちゃんぽん麺を両方お買いあげ。お店の名前は「秀蘭本舗」というものだった。
 
さっそくこれを食べましょう、と、昼御飯はだんながこれを茹でてくれた。ラーメンは2玉セットで、むしろ息子は普通の醤油ラーメンの方が好みだろうとスーパーに走り、少量パックのメンマやチャーシューも買い揃えてきてくれた。「餃子も欲しいじゃん?」と、手には生餃子まで。
 
刻んだ万能葱を多めにかけて、チャーシューとメンマ、紅生姜を乗せたとんこつラーメンは、麺そのものが美味しさもあって、かなり幸せな味だった。ちゃんぽん麺を食べるのも楽しみ。

チーズ色々&クラッカー
酢油キャベツ
手長海老のパエリア
マグレカナールのキャラメリゼ りんごのしょうが風味添え
白ワイン(山形タケダワイナリー サン・スフル)

そういえば「手長海老入りのパエリアを作ろう」という目的で先日ムール貝を買ったんだった、と思い出して、冷凍庫整理も兼ねて今日の夕御飯のメインはパエリア。昨日のうちにアサリと鶏肉、パプリカを買ってきた。手長海老は「ハイ食材室」の福袋に入っていたもの、ムール貝もこのお店でセールをしていたのを買ったもの。海老も貝も冷凍ものなので、ジップロックに入れて氷水に浸しつつ解凍してみた。

 
スキレットでまずは手長海老に塩をふりつつ炒め、色が変わった海老は一度別皿に除けておく。同じフライパンで今度は一口大に切った鶏肉を炒めて、玉ねぎとパプリカも加え炒め、米を加える。全体に良い感じに油が回ったらトマトピューレを小さじ1、ちょびっとだけ入れて、あとは熱いブイヨン(200gの米に対して300cc)にサフランひとつまみ加えたものを注ぎ、海老と貝類(今日はアサリとムール貝)を上に並べたら蓋して弱火で13分ばかり。
 
水分がおおむね無くなっていたら(無くなっていなかったら更に数分様子を見ながら加熱)火を止めて、5分ばかり蒸らしたらできあがり。イタリア米は使わず、普通に日本の無洗米を使って作ってみた。
 
「こう、放射状に手長海老を並べたいところだよね」
「でも大きすぎて放射状は無理です、奥さん」
「……うわぁ、適当に並べちゃったよ、この人。……アサリはどうする?半端に残っちゃってもアレだけど」
「入れちゃえ、全部」
「えー、入れるのー?……入れちゃえー」
と、そんな感じでだんなと2人やいやい言いながら作った結果、スキレットの写真はとてもお見せできる状態ではないシロモノに(というか、一面海老とアサリだらけで、見た目は「魚介のワイン蒸し」的な感じに……)。
 
それでも適度に水分の抜けた米は美味しく炊けていたし、塩加減もばっちり。海老も貝もちゃんと良いだしが出ていて美味しかった。けっこう簡単にできるし、材料も凝らなければたいしたものは必要ないし(野菜と鶏の他はアサリと、イカ、あと海老がちょこっとあったら幸せかも、くらい)、もっと頻繁に作りたい料理だなと改めて思った。
 
冷凍庫整理ついでにもうひとつ作ったのが、「マグレカナール」を使った「鴨胸肉のキャラメリゼ りんごのしょうが風味添え」という名前の料理。名前はなんだかすごいけれど、煮リンゴを添えた焼味風味の鴨のグリルという風なものだった。
 
リンゴはくし形に切って生姜たっぷり加えてシロップで煮て、添え物にする。鴨は数時間前から蜂蜜と醤油、おろし生姜と五香粉を合わせたものを揉み込んでおき、オーブンで240度で15分ばかり焼いたらアルミホイルでくるんで温かいところで落ち着かせてスライスするだけ。工程はかなり簡単だったけれど、食材が良かったせいかこれまた本格的に美味しいものが出来上がってしまった。肉の味が、ずっしりと濃厚。
 
「マグレカナールは、ファオグラを採取したミュラール種の鴨肉のみが名付ける事が許される世界最高峰の鴨のロース」なのだそうで、地元の肉屋で買ってくる合鴨肉とは全く違う風味と食感だった。普通に塩胡椒して焼いても素晴らしく美味しそうで、もう1パック冷凍庫に入っているのを調理するのが楽しみ。
 
チーズと昨夜の残りの酢油キャベツも出して、今日は洋風の献立になったので、ワイン1本空けてみた。
先日蔵王で買ってきた「タケダワイナリー」の「サンスフル」は、山形県産デラウェア種 100%使用の微発泡ワイン。「山形県産ぶどうの良質な部分だけを発酵させてつくった酸化防止剤をつかわず無濾過で仕上げた、ナチュラルなワイン」なのだそうで、細かな泡の口当たりが良くて、優しい味のワイン。あっという間に1本飲みきってしまって、「あれもうないの?」という感じだった。
 
なんだかお祝いの席かのような、なんとなく華やかな日曜の夕御飯。