食欲魔人日記 08年05月 第4週
5月19日 月曜日
カルボナーラ、かなりダマダマになりました……不覚。
トースト
アイスカフェオレ
グレープフルーツ

美味しいパンがあるのに、心おきなくふんだんに使えるバターがない……ということで、とうとう今日はマーガリンでトースト。最近のバター風味のマーガリンは良くできていると思うけれど、でもやっぱり味気ない。切ない。かろうじて、先日アンデルセンで引き替えてきたバターが2箱あるけれど、市場のあまりのバターのなさに、あまり使う気になれないでいるのだった。

食後にグレープフルーツ(最近思い立って、私の中で果物祭り開催中……)。
「酸っぱいグレープフルーツが食べられないというより、グレープフルーツの果汁吸った砂糖が舐めたい。そして砂糖は上白糖ベスト」
と思っているので、半割にしたグレープフルーツに大さじ半分ほどの砂糖乗せて軽く馴染ませ、ショリショリ食べた。エスプレッソの器の底の砂糖も美味しいけど、それに負けず劣らず、グレープフルーツの果汁吸った上白糖は美味しい。

カルボナーラスパゲティ
ふだん草ときのこ、豚肉のスープ
銀座カクテル(スパークリング ピーチ)

昨日の夜、帰宅早々に息子から
「明日の夜はー、たらこスパゲティかカルボナーラがいいなぁ!」
と熱烈リクエストをいただいていた。そういえばどちらも御無沙汰だったかも、と気が付いて、
「じゃあ、明日スーパー行くから、もしバター売ってたらたらこスパにしよう。売ってなかったら、カルボナーラね」
と約束して、で、今日の昼間にスーパーに行って来た。バターはやっぱり売られてなかった。かくして夕飯はカルボナーラ確定。

久しぶりのカルボナーラは、少し失敗。今日は2人分だしと、いつもパスタロボに付属の深鍋で仕上げていたところをフライパンにしてみたところ、実にあっさり「炒り卵」になった。微妙に塩気も強くなってしまって、全体的に失敗カルボナーラ。久しぶりなのに申し訳ない……と思いつつ、用意した具沢山のスープと一緒に食卓に並べた。だんなは残念ながら仕事で戻れず。

スープは、まだ少しだけ残っていたスイスチャード(ふだん草)ときのこを合わせてチキンコンソメで煮てみた。安売りしていたソテー用の豚肉も少し切って加えてみている。スイスチャード、もうそれほどの量ではなかったのに、スープ全体に独特の香りがついてびっくりした。本当に濃厚な風味の野菜だったんだなと。

5月20日 火曜日
メインディッシュは、つい肉で
トースト
ふだん草ときのこ、豚肉のスープ
アイスカフェオレ

1/2斤のパンを塊で先日買って、最後の残りが端っこの耳の部分。しかもけっこうな薄切りで、これは私が適当に昼御飯にでもしようかなと切り落としておいた部分だったりした。今日は御飯と昨夜のスープの残り、あと目玉焼きか何か、という予定だったのだけれど、
「今日は、御飯よりパンが食べたい気分だなー」
という息子のリクエストにより、そのパンが登場することに。マーガリン塗って少し長めの時間トーストして、耳の部分がカリッと焼けたところで息子と半分こ。

スープは昨夜のままでは芸がないかなと、ポタージュスープの素か、いっそトマト缶でも加えてしまおうかと思ったのだけれど、思った以上にふだん草の香りが強くて下手な味を加えない方が良さそうな感じ。そのまま昨日と同じ味でいただいた。

汐留 tateru yoshino にて
 Menu B \5,040
     二種類のアミューズ ブーシュ(夢たまごと鮪のタルタル・山羊のカルパッチョ)
     本日のポタージュ(新玉葱のポタージュ)
     魚料理又は肉料理(仔鴨のフォアグラファルシー アンディーブのキャラメリゼ)
     プレデセール(ハーブティーのゼリー)
     グランデセール(クイニーアマンとリンゴのピュレ、パイナップルのソルベ)
     コーヒーと小菓子
 食前酒(Stella Maris)
 グラスワイン(白)

今日はお友達4人で食事会。春は人恋しくなるというか「○○さん元気かしら、会いたいわぁ」という気分が盛り上がるようで、先日の高校の集まりといい、友達が多くはない私にしては珍しく人と会うことが続いている。数年ぶりに大学のゼミの同期からも連絡があって、来月にでも飲みましょうという話も持ち上がっているところ。

で、今日の食事会は社会人になってから知り合った、「美味しいもの好きグループ」というか、「たまーにはセレブっぽい高級なところでランチでも楽しもうじゃないかのグループ」というかな集まりで、洒落で(多分に被虐的に)「セレブ会」などと名前をつけて遊んでいる。

今日向かったところは、汐留のパークホテル東京内にある、teteru yoshinoというフレンチレストラン。昨年に2度ほど来たお店で、その時の感想等々を耳にした友人から「ここでお食事したい〜」とリクエストがあって、ここに決めた。大きな窓のある上階からの眺めは気持ちが良いし、サービスも申し分なく、料理の味もとても好みだったので私もこのお店の再訪は大賛成。なのに天気はあいにくの大荒れで(そもそも、今日のお仲間でもあるTさん絡みの会合はことごとく荒れ模様になる傾向が……)、午前中は電車のダイヤも乱れるほどの荒天だった。

ゆったりと余裕をもって到着するはずだったのに、「2本前の電車が30分遅れで到着」といった事態になっていて、たまたま同じ電車に乗り合わせていた友人と合流して東京駅からタクシーを使う展開に。予約の時間にはなんとか数分の遅刻で済んで、再会を喜びつつ、ロビーで待っていてくれた友人と一緒にお店に入る。

「Stella Maris」(このお店のシェフ吉野建氏が、パリに持つお店の名前)の名を冠したリンゴ味の食前酒を舐め舐め、コースはデザートが豪華な「Menu B」にすることにした。選択肢があるのはメインディッシュのみ(魚3種、肉3種から選択)だけれど、メニュー内に苦手なものがあれば他のものに取り替えてくれる。今日は何皿かそういった皿があって、「あら、そちらもとっても美味しそう」などと話しつつ、皆で賑やかに楽しんできた。

一番最初の突き出しに、プチシューのような外見の、チーズ味のパン様のおつまみ(確か名前は「グジェール」)が1人2つ。続くシンプルな横長の角皿には、定番の「夢たまご」の前菜と、ブルスケッタのように薄切りパンの上に盛られた、スパイスが香るマグロのタルタルが一口サイズで盛られてきた。毎度口にする夢たまごなのだけれど、とろりと半熟の黄身にサワークリームと蜂蜜、ペッパーがトッピングされた不思議な調和のある前菜は相変わらずの美味。ペッパーが欠けてもいけないし、蜂蜜の存在も重要だし、ふわりとした食感のサワークリームも必須だし、いつもながら見た目も楽しい一品だった。スパイスの香りが軽く漂うマグロのタルタルも美味しい。

続くもう1皿の前菜は、「山羊のカルパッチョ」という、これまた面白いもの。このお店の定番料理の一つなのであるらしい。鮮やかな赤身で、「霜降り」ではなく脂の層がうっすらとついている肉は透けるほどの薄切りで、パルミジャーノやルッコラが少量添えられている。肉もほんの1切れ。肉の周囲にコリコリとした部位があって、ナイフで切るのに苦心してしまったので、えいやと一口で食べてしまった。山羊肉、羊肉に特有の青臭いような匂いが下品にならない程度に感じられ、期せずして山羊肉が食べられた私はとても嬉しかった。肉大好き、生肉は殊に好き。

食前酒も空になり、私はハンガリーのトカイワインをグラスでいただきつつ(貴腐ワインの元になる葡萄ということもあってか、辛口のワインなのにナッツのような甘い香りが漂う琥珀色のワインだった)、皿が空になるやすぐに勧めてくれるパンも別の種類をいただいてしまいつつ、次はスープ。新玉ねぎのスープは、目隠しして口に入れられても「これは玉ねぎのスープ!」と即答できるほどに玉ねぎの味のスープだった。調味料の味ではない素材の甘さが感じられ、玉ねぎの刺激的な香りや味をすっかり無くした風の、でもちゃんと玉ねぎ味のポタージュ。上にフォアグラのかけらがトッピングされていて、メインディッシュがフォアグラなのに、
「フォアグラ!フォアグラ乗ってる!」
と思わず鼻息が荒くなってしまった。

で、私も含めて4人中3人が選んだメインディッシュが「仔鴨のフォアグラファルシー アンディーブのキャラメリゼ」。「仔鴨」なのに、切り身は素晴らしく大きく、しっかりどっしりと今日も食べ応えのあるメインディッシュだった。皮の下にフォアグラがたっぷり。皮目はパリッと、香りの良いペッパーがまぶされ、奥にはきのこのソテーと共にじんわり甘い褐色のアンディーブ。このたっぷりとした厚みがとても嬉しいもので、「いっぱい噛めるー、鴨の味これでもかと口に広がるー」と、飲み込むのも惜しい感じに噛み締め噛み締めいただいた。や、やっぱりこのお店の味、とても好きかも。それほどバターバターしていないし、「こってりフレンチ」という方向ではないのだけれど(で、私はそちらの方向も大好きだと思っているのだけれども)、この味の方向もとても好き。母も絶賛していたし、そういえば母含め女性としかこのお店で席を共にしたことはないので、いつかはだんなも連れてきてみたいと思っている。

で、あとはこれでもかとデザート攻勢。「プレデセール」に小さなグラス入りのハーブティーのゼリー(上にソルベとフルーツ、ミントのトッピング)、4種から選べる「グランデセール」は、私はクイニーアマン。なぜか他の3人が苺のビネガーを絡めた苺とマスカルポーネのアイスという選択だった中、一人ナイフでバサバサと、パリパリに焼けていたクイニーアマンを切り分けて食べてみる。クイニーアマンって、もっとこう、しっとりどっしりって感じじゃなかったかな、という思いを裏切ってくれるちょっと面白いクイニーアマンだった。なにしろ表面がパリパリサクサクと、パイのよう。

最後にはワゴンサービスの小菓子と、紅茶。この段階でけっこうお腹一杯だったのに、
「後悔したくないので!全種類いただけますか?」
と、はっちゃけたお願いをしてしまい、マカロン3種(ローズ、レモン、ピスタチオ)にチョコがけのオレンジピール、アーモンドチョコレート、ヌガー、ドラジェ4種(ミント、カシス、八角……あれ、あと1つ何だったっけ……失念……)で大変に色鮮やかなプチフール皿になってしまった。私はマカロンはそれほど好物というわけではないのだけれど(前向きに買ってまで食べようとは思わない)、ここで食べるマカロンは好きなんだなぁ……ドラジェも大好き。八角のドラジェはちょっと独特だけれど、かなりツボだ。

紅茶のお代わりまで淹れてもらいつつ、長々とおしゃべりをしてホテルを出れば午後2時過ぎ。少し喫茶店でおしゃべりしてから散会し、それまでのセレブ気分はどこへやら、私はまた秋葉原に寄ってガチャガチャやって帰ってきましたとさ。セレビシエばかり出てしまってどうしようかと思った。冷蔵庫の片隅に「セレビシエコーナー」を作ることを決定。

ほうれん草のサラダ
鮭の塩焼き
鶏五目炊き込み御飯
ふだん草ときのこ、豚肉のスープ
麦茶

帰宅するともう6時を過ぎようというところ。夕飯は、私はあまり重くなくて良いやと、「ほうれん草のサラダをメインに、鮭の塩焼きを添えたもの」をおかずに、息子はその逆の「鮭の塩焼きをメインに、ほうれん草サラダを添えたもの」を用意。簡単に「炊く前に混ぜるだけ」の炊き込み御飯を用意して、あとは昨夜の残りのスープも出した。ほうれん草のサラダは、プチトマトと玉ねぎ入りの、炒めベーコンを混ぜた醤油味のドレッシング。

だんなは、これからしばらくとんでもなく仕事が忙しいことが確定していて、当分の間は、平日は息子と2人の夕御飯になりそう。それはそれで「じゃあ、出来上がりの時間をあまり気にせず、料理教室しましょうか」と、前向きに楽しもうと思っている。でも今日は「料理教室」という余裕はなかったので、私が手早く用意した。

Tさんたちに会ってきたんだよー、などと御飯を食べながら話したら、
「ええー、Tちゃんに会ったの?ずるいー」
と。いや、Tさんはお母さんのお友達であってね、君の友達じゃあないんだから、と苦笑いしながら「今度会いに行こうね」と話しつつもぐもぐ。

5月21日 水曜日
すごい量のバーニャカウダだったのでした
米粉入りのくるみパン
ボローニャソーセージと目玉焼き
アイスカフェオレ

昨日会った友人が、米粉を使ったパンをお土産に持たせてくれた。細かく砕いた胡桃が入ったほのかに甘さのあるパンで、それをごく軽く温めて食べることに。美味しいボローニャソーセージもちょうど3枚残してあったので、軽く炙ってからハムエッグにした。今日のデザートはシーズン終わりかけの苺。

昨日会った時に、パン焼き達人のTさんとTさん(そういえばお2人ともイニシャルがTさんでした……)がパン焼き話に盛り上がり、もう1人の友人もパン教室に参加中とのこと。私といえばパン焼きはめっきり御無沙汰で、だんなの激ジョブが当分続く中、平日の夜は時間がたっぷりあるじゃあないかと重い腰をあげようと思ってはいたり、なかなかあがらないでいたり。

米粉の甘さなのか、砂糖の甘ったるさは感じない優しい味のパンはとても美味しかった。ちゃんと花のような形に切り込みが入っていて、細工も素敵。

「J's GARDEN」にて
 ペアセットを友人と一緒に
     新鮮野菜のバーニャカウダ(2種のソースで)
     アボカドと蒸し鶏のわさび風味
     グリルドトマト サラダ仕立て
     クアトロフォルマッジオ《はちみつ添え》
     桜海老の薫るトマトソーススパゲティ
     ニューヨークチーズケーキ
     ドリンクバー

今日は午後、都内某所でお仕事の打ち合わせ。運用中のWebサイト内で通販ができるようにしたいのだけれどと相談を受け、安価手軽な方法から大変な内容まで、あれこれお話してきた。打ち合わせ場所の最寄り駅には大きな明治屋ストアーがあったので、打ち合わせ後にそこであれこれお買い物。午後遅めの時間帯の打ち合わせだったこともあって、留守番してくれている息子に一報入れて
「どこかで夕飯食べることにしようか?」
と千葉駅で待ち合わせすることにした。だったらと、機会みつけてお食事でもー、とメールはしていたけれどなかなか実現しなかった友人にも連絡して、娘さん共々夕飯を御一緒することに。

友人たちと合流できるまでにはまだ1時間ほどあったので、デパート内のペットショップで「ヒーリングルーム」を息子と2人、利用してみることに。おそらくは、ペットを購入する前の「お試し」としての存在なのだろうと思うけれど、ペットショップの子猫や子犬1匹と、30分1050円で2畳ほどの部屋で一緒に遊べるというシステムだ。「ペットを飼いたくても飼えない方のご利用もどうぞ」的な案内も書いてあったので、動物好きな息子と2人、「いいなぁいいなぁ、いつか利用してみようね」と言っていたのだった。

で、時間もちょうどあることだしと、初体験。今日一緒に遊べるのは、ミニチュアダックスフント1匹とシーズーが2匹とのことで、息子の意向でダックスフントと遊ばせてもらった。
「もし、この子はちょっと嫌だわ、ということでしたら、"チェンジ"もできますので」
と店員さんに言われて苦笑い。

ダックスフントはめっちゃめちゃ可愛かった。
始終ゴムまりのように飛び跳ねていて、臆せず人の顔やら手やらをぺろぺろと舐めてこようとし、部屋に備え付けのおもちゃ類でこれでもかと一緒に遊んでくれた。犬なのに、猫用(と思われる)ネズミのおもちゃつきの猫じゃらしがお気に入り。体温高いなー、毛並みツヤツヤだなー、と、実に幸せな30分だった。しかし、市場価格10万円ほどもする犬猫とつかの間とはいえ遊ぶことができるというのは、嬉しいような申し訳ないような。ああ、今度はアメショーやアビシニアンと遊びたい……。ポメラニアンとかもいい……。

そんな楽しい時間の後、めでたく友人と娘さんに合流することができて、御一緒したのはJ's GARDENという、「ジョナサン」が展開するパスタとピッツァを中心にしたイタリアンレストラン。
ファミレスにしては高級感があり、盛りつけも分量も味の方も、かなり良い感じだった。子供たちはパスタを注文し、ドリンクバーでソーダなどを飲み飲み大人2人は「ペアセット」で。サラダ1皿前菜2皿ピッツァかパスタ2皿、ドリンクバーとドルチェまでついて、確か4000円くらい。豊富なメニューからそれぞれ選択できるのがありがたく、バーニャカウダだクワトロフォルマッジだと、あれこれ好きなように選んでしまった。もう、最初にドルチェを「チーズケーキ」などという重いものにしたことを全力で後悔してしまったほど、お腹一杯。

野菜にこだわりがあるお店だったようで、店頭にはトマトは○○産、キャベツは○○産、と案内が掲げられている。実際、素晴らしい盛りだったバーニャカウダの野菜もちゃんと美味しかった。アンディーブにパプリカ、生のマッシュルームに茹でたじゃがいも、ブロッコリー、葉野菜色々と彩り良く盛りつけられ、ソースは定番の「にんにく+アンチョビ+オリーブ油」に加え、生クリーム入りの白いものも(こちらもにんにく味)。ほのかにガーリックが香るグリルトマトも大きなトマトで食べ応えがあった。

私はあまり他で見かけたことがなかったのだけれど(でも同様のお店はけっこう存在しているらしい)、4種のチーズのピッツァにはハチミツが添えられてきた。確かにゴルゴンゾーラの塩気と香りにハチミツは良く似合う。垂らした途端にデザートピッツァ的な存在になるのが案外と面白かった。……けど、パスタや野菜料理をつつきながらハチミツ味のピッツァを口にしてしまうと、その甘さから早々にお腹もいっぱいになるような気もしなくはない。

あっというまに2時間ほどの時間が過ぎていて、紅茶飲み飲みのおしゃべりで「あらまぁ大変こんな時間!」と慌ただしく店を出た。
子供たちはまだ名残惜しそうな感じだったけれど、平日の子供たちはやっぱり何かと忙しい。

5月22日 木曜日
いちじくのデニッシュ。いちじく、好きなんです。
「明治屋」の
 いちじくのデニッシュ
 ミルクフランス 1/2本
アイスカフェオレ

昨日、立ち寄った「明治屋ストアー」でパンをあれこれ買ってきた。いつも買っているミルクフランスとは幾分違う外見の、いかにも固そうなパン生地のミルクフランスがパンコーナーに並んでいたのに惹かれ、いくつかのパンを購入。ミルクフランスは大きめだったのでカットして皆で分けたりもしたけれど、おそらくだんなも息子もあまり好きではないだろうということで「いちじくのデニッシュ」は私が1人でいただくことに。

ミルクフランスは、自家製らしきコンデンスミルクのミルククリームが、若干淡めの甘さで、でもミルキー。生地は息子が「噛めない〜、噛み切れないっ!」と悲鳴をあげるほど、しっかりとした容赦ないフランスパンだった。いちじくのデニッシュは、果肉の下に濃厚なカスタードクリームが。甘酸っぱく香りの良いいちじくは、果実を買って食べたりということはほとんどないのだけれど、ケーキやパンに加工したものはとても好き。乾燥いちじくも好きだ。

鰹のたたき
厚揚げと椎茸、筍の煮物
釜揚げしらす
ふだん草ときのこ、豚肉のスープ トマト味
羽釜御飯
麦茶

「……!親子丼の匂いがする!」
と、習い事から帰って早々、息子が嬉しそうに台所にやってきたけれど、残念ながら今日は厚揚げの煮物がメインディッシュ。醤油と味醂の味の煮物だから、きっと親子丼に近い匂いがしたのだろうなぁと思いつつ、
「ざーんねん。厚揚げと筍と椎茸を煮てます」
と鍋を見せた。

肉っ気か魚っ気が欲しいなとも思ったのでスーパーで安売りされていた鰹のたたきも数切れずつ。鍋にまだ少しばかり残っていた豚肉とふだん草のスープにはトマトを足して味の傾向を変え、更にターメリックも少量混ぜてすっかりアジアな味にしてしまった。香菜など添えれば、「いっそ鶏肉と春雨加えてソトアヤム風にしても良かったかも」と思えるものになり、醤油と味醂のおかずには今ひとつ合わないものに……。

しらすを御飯に乗せて食べつつ、和風のおかずに東南アジア的風味のスープという組み合わせの夕御飯。
食卓には先週末に買ったひまわりがまだまだ綺麗に咲いていてくれて、一緒に買ったシャクヤクもやっと開き始めたところ。食後になってから、少し目先を変えようと、切り戻しついでに飾る花材の組み合わせを変えてみた。それまでシャクヤクの蕾と組み合わせていたアザミやヒマワリと合わせることにして、シャクヤクにはアナナスと合わせる。そしてベランダではゴーヤーとクレマチスがものすごい勢いで成長中。

5月23日 金曜日
もうこの麺を手軽に買えないのだなぁ……と思いつつ。
米粉のくるみパン
牛乳withミルメーク(コーヒー)
ヨーグルト

今日の朝御飯は、友人が先日くれたくるみのパン。冷凍しておいたのを少し長めにトーストして、少しバターを塗って食べた。アイスコーヒーを飲み干してしまったところだったので、久しぶりにミルメーク、デザートにチチヤスヨーグルト。

「"心細い"って、どういう意味?」
「うーん、"寂しい"とか"不安"とかに近いかな。で、孤独な感じがするよね、"一人ぼっちで寂しい、不安だ"とか、そういう気分の表現に使ったりするかなぁ……」
「じゃあ、"お父さんいなくて心細い"は、アリ?」
「うん、アリだねぇ」

今週から忙しくなるよとは聞いていたけれど、本当に平日の夕飯は一緒にできないまま今週は終わりそう。それでも朝ジム行きは続けているので、タイミングによっては、息子は「丸2日お父さんの顔を見られない」という状況になってしまったりするのだった。ここ2年ほどはほぼ毎日一緒に夕飯を食べていたので、その「心細い」感じもひとしおなのかも。私としては、「乳飲み子抱えて、だんな毎日遅くてどうしましょう」という時期もあったから、普通に話し相手になれば戦力にもなる小学生の息子がいるというのは、その時期に比べれば「心細い」とはほど遠い感がある。

いってきまーす、と登校しようとする息子に「ゴミ捨てよろしくー!」とゴミ袋を託し、今日は相当暖かくなりそうだなと思いつつ洗濯したり掃除したり。そろそろ窓を開ける季節だしと久しぶりに網戸を掃除したらおっそろしく汚くなっていてびっくりだった。

茹で空豆
鶏肉とニラモヤシの塩焼きそば
厚揚げと椎茸、筍の煮物
麦茶

「千葉そごう」の地下にあって、月に数度はお買い物していた永楽製麺所が、ついに先週あたり、退店してしまったのであるらしい。あそこの麺はすごく美味しかったし、種類も豊富でありがたかったのだけれど……やっぱり売れているようには見えなかった。これから冷やし中華の季節だしなと今後のお買い物も楽しみにしていただけに、本当に残念。退店前に少し買いまとめをとも思ったのだけれど、結局買えないまま終わってしまった。

で、永楽に思いを馳せつつ、冷凍庫に永楽製の焼きそば用の褐色の蒸し麺が残っていたので、それを食べてしまうことに。「豚肉+キャベツ+ソース」よりも「鶏肉+ニラモヤシ+塩」という方向が恋しかったので、鶏肉やニラを買ってきた。黄ニラだったりするとかなりそれっぽい感じになりそうだったけれど、見つけたのは普通のニラだけだったので、普通にニラとモヤシで。

「焼きそばならー、醤油味がいいなぁ!」
と、用意をしていたら息子にリクエストされてしまったので、「塩がメイン」の予定だった味つけを「塩ベース醤油風味」な方向にしてみた。適当に炒めつけて、まあまあこんな感じかな、といった風の焼きそば完成。昨夜の煮物も残っていたし、2玉の焼きそばだったけれどモヤシやニラでけっこうな分量できてしまったしと、あとは茹でた空豆を用意したくらい。

シコシコとした歯ごたえの、粉の香りも感じられるような麺は、一度冷凍してしまったものなのに、やっぱり美味しかった。冷やし中華用の麺を買って、「スーパーで買ってくる麺と全然違ーう!」とびっくりしたのだけれど、それが手軽に買えないのは少なからず切ない。先日ちらりと覗いた明治屋ストアーには、永楽の麺も含めて美味しそうな麺がこれでもかと冷蔵ケースに並んでいて、「さすが明治屋」と思ってしまったのだった。

5月24日 土曜日
夕食は久々にリブ!
イングリッシュマフィンの卵サラダサンド
アイスカフェオレ

数週間前、キッザニアの予約カレンダーを覗いてみたら、5月24日土曜日の1部に「△」マークの空きが出ていた。
ネット上から可能な入場予約は、一度だけその予約を移動させることができるので、時々カレンダーを見に行くと直近の週末あたりに空きができたりする。6ヶ月後の予定は見通しがたたないので予約を入れる気にはなれないけれど、こうして一ヶ月以内の週末に空きが出るのをチェックしていると、けっこうなんとかなったりする。1部の方が時間を有効に使える(入場前の行列が2部ほどすごいことにならない)けれど、その分早起きしなければならないのがつらいところ。

「6時半の電車には乗るからね。朝御飯はサンドイッチ用意しておくから」
と息子に伝え、先週の大変な激ジョブで寝不足気味のだんなにも伝え(なのに早起き……ごめんよだんな……)、私は昨夜のうちにイングリッシュマフィンでサンドイッチを作っておいた。乗り換え駅のコーヒーショップでアイスコーヒーやアイスカフェオレ、マンゴージュースなどを買い込んで入場街の列につく。7時半頃の到着で、私たちの前には40組くらいのお客さんが列を作っていた。

イングリッシュマフィンは横半分にカットして、薄くバターを塗ってからスライスチェダーチーズ、厚切りハム、レタスとトマト、たっぷりの卵サラダを挟んでみたもの。オーブンシートとアルミホイルを重ねたもので軽くくるんで持っていき、待ち行列の最後尾にレジャーシート広げて、早速朝御飯。イングリッシュマフィン、本当はトーストして温かい状態で食べる方が美味しいだろうなと思ったのだけれど、それでもなかなかちゃんと美味しいサンドイッチになってくれていて一安心だった。

……で、もう8回目(もう8回目なのね……)のキッザニア。
「もう、"行き尽くしたな"って感じ、しない?」
「うん、全然しない!」
だそうで、まだまだ楽しんでいる息子。そろそろひととおりの職業も体験し終わって「あそこ、待たずに体験できそうだよ」などと私に言われることなく好きに回りたい気持ちもあるだろうし、息子も4年生だし、次からは息子を1人会場に残して私とだんなは外で時間を潰すという事にしても良いかもしれない(「グループ内の子供が全員小学4年生以上の場合は同伴した保護者全員の途中退場可能」という規約がある)。

これまでのキッザニア訪問記は、このあたりに↓
07/08/2107/10/2107/12/2808/01/1208/02/1608/03/1508/04/19

そして、今回体験していたのはこんな感じ

パン工場(DONQ提供)
既に発酵の終わったクロワッサンのパン生地を軽く伸ばして二等辺三角形にし、くるくる丸めて成形。それを焼いて甘いシロップを塗ったミニクロワッサンを1人3個お土産に持たせてくれるという「パン職人」体験パビリオン。やっている工程は本当に最後のところだけなのだけれど、きちんとコックコートとコック帽を身に着けた子供達は皆とても楽しそうで、人気の職業の1つらしい。隣接する「お菓子工場(ハイチュウ作って、ハイチュウお土産)」は、更に大人気の職業。本当は最初にお菓子工場に行ってみたのだけれど、時既に遅く、大変な混雑になっていたので、第二志望だったパン屋さんが今日最初の職業。
「1個食べていいよー」と息子にお裾分けしてもらった、まだあったかいクロワッサンは、ばっちりちゃんとしたクロワッサンだった。家で作るとなると、けっこう大変なのよね、クロワッサン……。

テレビ局(BSフジ提供)
「この間はアナウンサーやったから、今度はカメラマンやってみたいなー」と、2度目のテレビ局。でも10人の参加者がいてカメラマンができるのは2人だけという狭き門で、しかもカメラマンはやっぱり子供たちには人気らしい。最初に「カメラマンをやりたい人」でじゃんけんをして負けたらしい息子は、今度は「お天気キャスター」として「今日のオランダの天気」を紹介していた。

病院−開腹手術(Johnson&Johnson提供)
「新生児室」「救急救命」をこれまでに体験していた病院、今回は「開腹手術」で3度目の参加。「20分から25分ほどでの御案内になります」ということだったので、だんなと2人、劇場の椅子で時間を潰してから見に行った……ら、既に体験は終わってしまっていた。どうやら1つ前の回に参加できてしまったらしく、息子の手術服姿を見られなかったのは残念。両手にちゃんと手術用手袋して、胸の前に掲げて「手術をはじめます」などとやっていたらしい。「胃を半分切って、腸とつなげる手術だったんだよー」ということでした。

職業として体験したのはこのくらいで、あとは、レンタカーに乗ったり、はとバスのお客さんになったり。
職業体験をすると、「アナウンサー」とか「医者」といった「お仕事カード」をもらえるのだけれど、それとは別に「体験カード」というものがあるらしい(以前はなかったような気がする)。「お客さんとかになっても、カードもらえるんだってー!」と、息子はレンタカーを借りて「レンタカーを借りた人」カードを、そしてはとバスのお客さんになって「観光バスのお客さん」カードをもらっていた。「幼稚園の園児」カードも存在しているらしいけど、幼稚園では「先生」をやる年齢の息子はさすがにこれは貰えそうにない。

出るなり、「次の予約って入ってる?」と聞いてくる息子、まだまだ行き足りないようで、じゃあまた夏頃にでもね、と言いながらキッザニアを後にした。

幕張 「TONY ROMA'S」にて
 ナチョス \930
 2品コンビ \3,580
 キッズバスケット \780
 ビール(ハーフ&ハーフ) 3×\630
 ピンクレモネードカクテル \840
家族で、こんな感じ

そして午後3時、キッザニアを出てその足でそのまま海浜幕張へ。
数日前、我が家のポストに投函されていたタウンペーパーによると、TONY ROMA'S 幕張店で「人気メニューが2品コンビで3580円!」なるキャンペーンを開催中らしい。通常1皿2000円から2500円ほどする料理数種類が、2皿で3580円になるという事だった。

「リブ、良くない?」
「リブ、いいねぇ……」
と、豊洲を出る前に一報入れて「そういうプラン、ありますか?」と、キャンペーンの期間などの記憶があいまいだったので確認してみると、そのペーパーについているクーポンを持参しないといけないとのこと。ペーパーは家にあるし(しかもきっとゴミ箱の中だ)、駅周辺でそのペーパーを探してみて、ダメならダメで普通にメニューの価格で食べましょう、ととりあえず幕張に向かってみた。まだ夕食には早い時間だしとペーパー探しついでにアウトレットモールなどをぷらぷら。好みの花瓶をみつけたり、欠いてしまったデュラレックスのコップを買ってみたりしつつ、めでたくペーパーも見つけることができた。

フルサイズのリブは12本、このクーポンで食べることができるリブは8本とのことで、ほんの少し軽めな分量だ。ビール飲み飲み、ナチョスもおつまみに注文して、息子はハンバーガーとフライドチキン、ポテトのセットの「キッズバスケット」を。以前は出なかったフィンガーボールがテーブルにやってきて、それでせっせと手を洗いながら豪快に手づかみでリブを食べてきた。かつてアメリカに住んでいた頃は、周囲中にこの手の味のものがある感覚があったから、それほど前向きにリブを食べに行こうとしなかったのだけれど、今となってみると「もっと食べておけば良かったなぁ」と。骨がそれなりにある分、見た目ほどの食べ応えのないリブなのだけれど、手をベタベタにしながら骨持ってかぶりつくというのは爽快感があって、とても満足感が得られる。

レストラン内のテレビでは、すぐ近くのマリンスタジアムでのロッテvsヤクルトの試合が放映されていた。小雨が降り始めていた中、劇的なサヨナラでロッテの勝利。スタジアムから戻ってくるお客さんたちが窓下に見え、お店も混雑してきた中、いよいよ雨は本降りになり、傘を持たずに出てきてしまったので駅前の100円ショップで傘を買って帰宅したのだった。

5月25日 日曜日
豚肉の生姜焼き、我が家はたいてい薄切り肉です
バタートースト
カマンベールチーズ
炙りハムと目玉焼き
カフェオレ

「うちの近所のスーパーは時々売ってるよー」という友人がいたり、「昨年末頃からヤバイと思って、見かけた時に買い込んでた」という友人がいたりの、昨今のバター事情。我が家近辺のスーパーは軒並全滅状態で、でも少しだけ買い足すことができた。2週間くらいしたら無塩バターが入手できる目処がなんとなくついたので、とりあえずは一安心しているところ。それほど毎日バターを消費しているわけではないと思っていたのだけれど、いざ「無い」となると、なかなか切ない心持ちになるということが良くわかった。たらこスパゲティも満足に作れないし。

ともかくも、とりあえずは満足できる分量を使ってのバタートーストができる状況になったので、厚切りパンにバター塗ってバタートーストに。買い置きの美味しいハムは軽く炙って3等分し、あとは目玉焼き。私がパンにこてこてバター塗っている間に、だんながさくさくと卵とハムの準備をしてくれていた。今日も蒸し暑くなりそうだったけれど、なんとなく温かいものが恋しい気分だったので、温かいコーヒーでカフェオレに。

あとは、カマンベールチーズを1人1切れ。先日、明治屋でチーズの売り場を眺めていてみつけた「Les Folies Fromages」という名前のジャムは、チーズ専用のジャムとのこと。日本語で「チーズマニア」という意味合いのジャムなのだそうで、

  • 「ロックフォール」に合う、生姜やクローブ入りのマルメロとリンゴのジャム
  • フレッシュタイプのチーズに合う、シナモン、クローブ、コリアンダー入りの洋梨のジャム
  • 羊乳チーズに合う、リコリス入りのブラックチェリーのジャム
  • シェーブルに合う、白イチジクのジャム、レーズンとベイリーフ入り
  • 牛乳ベースの「Tomme(トム)チーズ」に合う、タイム風味のブルーベリージャム
と、そんな感じの品揃えだった。ロックフォールにリンゴのジャムなんて素敵だわと思いつつ、おつまみにスライスして食べることが多いのは白カビタイプのものなので、カマンベールに似合うとされていた、クミンとオレンジピール入りのアプリコットジャムを1つ買って帰ってきた。密かに全種類欲しいと思ったけれど、冷蔵庫にそこまでの空きはないし、安いものでもなかったし、想像する以上にスパイシーだったらパンに塗って食べるのも似合わないかもしれないしと1個で断念。

オレンジピールの爽やかな香りのするジャムは、クミンシードが適度に香る甘いものだった。「モスタルダ」になると、マスタードエッセンスが加わってはっきりとした刺激的な味になるのだけれど、こちらは「スパイシーなジャム」以上のものではなくて、ものによってはヨーグルトと混ぜたりパンケーキに添えたりするのも美味しそう。今度みつけたらコリアンダー入りの洋梨ジャムを試してみたいなと思ったのだった。

油そば
麦茶

昨日から続く冷たい雨は、今日も朝から昼過ぎまで。午前中はのんびり家族でモンスターハンターに興じていたのだけれど、雨が止んだところで「夕飯の食材とか買いに行かなくちゃね」と近所のスーパーに行って来た。「お昼御飯、これ良くね?」と、だんなが籠に入れたのは、「油そば」的和え麺。どんぶりにタレ入れて茹でた麺をアツアツのうちに加えて和えるだけ、というものだった。メンマも買って葱も買って、ささっと作ってささっと食べる。

この手の和え麺はビリッと辛いのが常である感覚があったのだけれど、これはかなり甘めな味だった。辛さはほとんどなく、でも息子は「普通の醤油ラーメンが好きだなぁ……」という表情だったりして。

雨が上がった午後は、息子は近所の子供達と野球に興じていたり、私とだんなは引き続きごろごろしていたり。

茹で空豆
冷や奴
豚肉の生姜焼き 千切りキャベツ
豚汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

スーパーで見つけた、大きなパックの徳用薄切り豚肉。たいそうお安かった。
少しばかり、昼の和え麺に加え、残りの3割ほどは豚汁に、残りは生姜焼きにして食べてしまうことにした。「がっつり肉が食べたいねー」と、その肉を買ってきたのだけれど、良く考えたら昨夜も「がっつり肉」だったし、なにより豚肉だったしで、どれだけ我が家は豚肉が好きなのかと……。

買い置きの豆腐、当初はサラダほうれん草添えて玉ねぎのドレッシングかけてサラダ風にとも思ったのだけれど、「ごくごくフツーの冷や奴が恋しいかも」ということになって、鰹節と醤油を添えたごくごく普通の冷や奴に。枝豆はあまりまだ安くなかったということで空豆を茹でておつまみにして、「生姜焼き定食」っぽい夕飯になった。

だんな激ジョブで不在の平日の夕御飯も、それなりに会話しながら食事しているのだけれど、やっぱりお父さんがいるといないのとはだいぶ違うらしい。食欲も増すらしく、息子はびっくりするほどの量の生姜焼きを平らげて、慌てて「追加焼き」する事態になったのだった。