ツナマヨネーズ
コーンマヨネーズ
練乳クリーム
カフェオレ
昨日スーパーに寄ったらランチパックが色々あって、しかもいくつかが特売中。
「トースト用の食パンは家族分無いしなー……朝御飯に、いくつかこれ買い足そうかな」
と割引シールつきのツナマヨネーズとコーンマヨネーズを手に取って棚の前で悩んでいたら、だんなが背後から忍び寄ってきて
「……練乳クリームも買って良いんですよ、奥さん」
と囁いた。うわぁ。
うん、そう、練乳クリームも気になってたんだよ、でもこれシールついてないんだよ、とだんなの洞察力に驚きの意を表しながら、結局練乳クリームもお買いあげ。練乳クリームは新発売商品だったらしい。あと「なめらかピーナッツ」とか「生キャラメルクリーム」「コーヒークリーム」なども棚に並んでいて、そのあたりも密かに少し気になってしまった。そういえば蔵王のコンビニには「ずんだ&ホイップ」などというものもあったのだけれど、地元のスーパーではずんだランチパックは見かけず。どうも御当地ものが色々あるらしい。
「……というわけで、3種類あるので、全部半分に切ってみました」
1人全種類1切れずつは食べられますよー、と、皆であれこれ楽しむことに。1袋が4切れになるので、「残った1切れは誰がどれを食べようか」と検討して、だんながツナ、息子がコーン、私が練乳という選択になった。目論見通りの結果にしめしめと思う私(←練乳大好き)。
ツナマヨもコーンマヨも、そして練乳クリームも期待を裏切らないランチパックらしい味で、とても満足。ホイップクリームものなんかは、いかにもな植物性ホイップみたいな風味なのだけれど、「ランチパックなのだからそれで良し」などと思ってしまう私……。
牛しゃぶお替わり自由定食 \1740
(牛ロース・豚ロース・野菜盛り合わせ・ごはん・香の物)
生ビール
だんなは今日から、また遠方に出張。
「出発は夕方だから、お昼に王将行く?餃子食べる?」
などと数日前から王将にいたく御執心だっただんなだけれど、今日になって、
「あ、しゃぶしゃぶ食べ放題もいいなー」
と一言。結局お昼に「どん亭」のしゃぶしゃぶ食べ放題に向かうことになった。
牛しゃぶ豚しゃぶ食べ放題で1800円以下なのだから、かなりお手頃価格だと思う。相応に肉は赤身が多い部位なのだけれど、それが逆に胃もたれせず食べられるものだから、今日もいつも以上にたくさんお代わりしながらしゃぶしゃぶ。食べ放題のしゃぶしゃぶ屋さんはタレの味が今ひとつなところも少なくないけれど(胡麻だれが用意されておらず、やけに酸っぱいポン酢だけ、とかね……)、このお店のは炒り胡麻とすりこぎつきの胡麻だれが用意され、ポン酢に添えるもみじおろしや葱もやってくる用意の良さ、味も悪くないのでけっこう気に入っているのだった。
野菜皿には白菜、春菊、人参、えのき、マロニー、豆腐、極太のうどんなど。野菜もせっせと茹でつつ、豚も1皿、あとはひたすら牛肉だけど3回ほどお代わりしながら平らげた。昼からすっかりお腹いっぱい……。
麦茶
夜発の便に乗るというだんな、「出発前にロールキャベツを食べて行こうかな」と、直前にロールキャベツを2個食べて出かけて行った。帰宅まで1週間近く、また息子とお留守番の日々なので、週末は都内に遊びに行こうかと計画している。
夕飯は、たっぷりの昼御飯が尾を引いていて、ほとんど何も食べなくても良いなぁと、鶏肉や白滝、舞茸などが少量残っていたきりたんぽ鍋の残りを温め直し、芹ときりたんぽを加えて、いかにもな「鍋の残り」を息子と2人で。それでも、ほとんど火を通さないしゃきしゃきの芹が食べられたし、きりたんぽもいかにもな鍋の残り的なグズグズなものではなかったので(それはそれでけっこう美味しいのだけれど)、少しはまともな外見で深皿に盛ることができた。
「お父さん行っちゃったねぇ、寂しいね」
「そうだねぇ、まぁ数日がんばろうよ。……そうそう、食後にイャンガルルガ倒すの手伝ってよ、欲しい弓作るのに素材が1個足らなかったんだー」
「G級でしょ?」
「うんG級」
と、しんみりするのもほんの数分で、食後は息子と2人、モンハンやって黒い鳥のモンスターを倒してきゃあきゃあ騒いでいたのだった。おかげさまでユミ【凶】が完成。最近弓が楽しいです。
ロールキャベツ1個
ミルクティー
りんご
「お父さん今頃どうしてるかなぁ」
「どうだろねー、まだ飛行機乗ってるかもね」
などという話を息子をしながらの夕御飯。まだロールキャベツがいくつかあるなと、スープ代わりに1個出すことにした。1個だけ残っていたコーンパンを息子と半分こしたら若干軽めな感じになったので、りんごも剥いて出した。
だんな不在の時は、どうしても紅茶の頻度が高くなっちゃうねと笑ってしまいつつ(息子はフレーバードティーを嫌がらないので、ついここぞとばかりに……)、今日淹れたのは、クリスマス仕様のホワイトチョコ入りの甘い香りの紅茶。これはミルク入れて砂糖もちょっと入れた方が絶対美味しいぞという匂いだったので、ミルクティーにして飲んだ。でも砂糖を入れたのはほんの少しだったのでほとんど甘さは感じられず
「匂いがこんなに甘いのに、味は甘くないって反則のお茶だよね」
と、息子が少々憤慨していた模様。
ほうれんそうと豚肉の温しゃぶ レモン醤油で
ロールキャベツ1個(ラスト)
羽釜御飯
麦茶
豚薄切り肉を週末に買ってきたのだけれど、肉じゃがという気分ではないし、生姜焼きというのもちょっと違う感じ。汁気の出る煮物も、ロールキャベツとかぶるのが嫌だなぁと色々考えて、冷しゃぶのレシピを適当にアレンジして「温しゃぶ」で食べることにした。
本当は、きぬさやとキャベツ、豚肉を冷しゃぶにして、レモン醤油(レモンの絞り汁と醤油を合わせ、味醂と塩胡椒、胡麻油も入る)を添えるというレシピだったのだけれど、キャベツを(ロールキャベツとかぶるから)ちぢみほうれん草に替えて、きぬさやとちぢみほうれん草、豚肉を茹でたてアツアツの状態で皿に盛る。
ちぢみほうれん草の甘味をあまり殺さないようにと合わせ調味料のレモン汁は控えめにしておいて、味醂を心もち強めの優しい味に調え、すり胡麻少々をふった上からレモン醤油をかけて食べた。
爽やかなレモンの香りが漂うレモン醤油、やっぱり冷しゃぶやキャベツ(それも春キャベツみたいなふわっとしているキャベツ)の方がよりお似合いだったろうなと思える味になったけれど、ちぢみほうれん草でも大きな違和感なく美味しく食べられた。残りわずかになったロールキャベツも汁もの代わりにスープ多めによそい、あとは簡単に用意したピータン豆腐。ピータン豆腐には醤油と酢と砂糖を適当に合わせたタレを添え、自分の分だけ香辣脆を少量乗せた。
「……温しゃぶとピータン豆腐はともかく、ロールキャベツとピータン豆腐は似合わなかったね……」
何も考えずにピータン豆腐にしちゃったよ、と献立の組み合わせのセンスの無さを反省しつつ、でもなんだかピータンが食べたかったのよねともぐもぐ。ピータンは大概いつでも買い置きがあるので、お店で食べるものよりずっと豪勢にピータンを盛ることもできるのだけれど、なかなか勇気がなくて2人分のピータン豆腐でも3人分のでも、添えるのはいつも1個。
ミルクティー(バニラ)
みかん
今日の朝御飯はチーズトースト。半端な分量の食パンが残っていたので、無理に薄くスライスしてしまうよりはと、超厚切りサイズのまま多めにチーズを乗せてトーストし、焼き上がってから2つに切り分けた。私は、トーストしたパンは表面のカリッとしている部分と中のふわふわもちもちのところの妙がキモだと思っているので(だから、英国式のあのやたらと薄いトーストになるとちょっと物足りない……ホットサンドはまた別だけど)、この分厚いトーストがとても好き。
今日も紅茶で、バニラティー。甘い匂いがするよねぇと、ミルク多めでたっぷり飲んだ。
オムライスセット \1260
今日は会期が終わってしまう前になんとしても見に行かなければと思っていた、日本橋三越デパートで公開中の田渕俊夫展を見に1人お出かけ。
ずっと昔、学生の頃に旅先で訪れた美術館にこの人の花の絵があってそのあまりの美しさに見惚れてしまい、出口で画集を見つけて買って帰ってきた記憶がある。その旅行の思い出が「あの美術館で見た絵が良かった」一色になってしまったほどだったけれど、でも「日本画は全然知らないけど、この人の絵が好きなんだー」くらいの知識しかなかったものだから、日本美術院理事をしていたり東京藝術大学美術の教授をしていたり、なんだか凄い人なのであるらしいということをここ数年のうちに初めて知った次第。
画風が様々に変遷してきている画家なのだけれど、私が学生の頃に見惚れたのは、繊細な黒い線画に日本画の色を乗せたような、どこかイラストのような印象も受ける良い意味でバタ臭い感じの絵だった。草花を描いたものが多くて、その構図の美しさや緻密な描写に「こういうのも日本画なのか」と驚いた記憶がある。
その、「思い出の絵のテイスト」の絵も何点かあったけれど、近年取り組んでいるという墨絵をはじめ、風景画があったり院展初入選時のものだという初期作品があったりで、とても楽しめた展示。以前平山郁夫展に行った時も思ったけれど、日本画の色は、本当に身震いがするほど美しく、青も赤も緑も、油彩では出せない色使いにひたすらうっとりしてきた。植物や古い建物などを描いたものがほとんどだろうと思っていたところ、都心の夜景、ベトナムの風景などの作品もあって、これもまた素敵。中空に満月が浮かぶ都心の夜景の絵は絵葉書で売られていたので買って帰ってきた。
で、せっかくだから美味しいもの食べて美味しいもの買って帰ろうと、デパート内をぷらぷら。
お昼御飯は、時間をかけてがっつり食べたい気分でもないなと、地下に降りて「たいめいけん」のイートインに寄ることにした。日替わりおかずのセットにしようかハヤシライスにしておこうか相当悩みつつ、「ボルシチとコールスローサラダも食べたい」ということで、それらがついてくるオムライスセットにしてみた。テーブルには早々に、小さな器に入ったボルシチとコールスローがそれぞれやってきて、つつきながらオムライスを待つ。オムライスのソースはケチャップ含め3種類から選択可能で、辛めのアラビアータソース添えにした。
コールスロー(こちらにレシピが)、確か以前は「酢油キャベツ」という名前だったはず。結婚当初、雑誌か何かにレシピが載っていて、マヨネーズ味ではないコールスローというのが当時新鮮な感じがして何度か作り、以来今まで料理の付け合わせに何度何度も作っている。「でも酢油キャベツじゃなくコールスローって言っちゃうと、なんかこう普通な感じになっちゃうねー」と内心思いつつ、でも相変わらずのほのかに甘いキャベツのサラダをもぐもぐ。さらりとして食べやすいボルシチも、何年か前に食べたのと変わらない味だった。割と薄味のチキンライスをくるんだ堂々たる風情のオムライスには、思った以上にピリ辛味だったアラビアータソースがたっぷりと。
食後はまたデパート散策。
先日だんなのおばあちゃんからお小遣いを貰ったのだけれど(お正月料理の御礼に、って)、いただいたお金を使うなら、食費などに使ってなあなあに消してしまうのではなくてちゃんと何か残るものを買おうかなと思っていた。「古びてきたし、新しい箸を買おうかなー」と食器売り場に向かったところ、ブラシの専門店がお店を出しているのを発見。豚毛や猪毛のブラシなどを扱っていて、ペット用ブラシがあったので思わず足を止めてしまった。
そういえばちょうどヘアブラシがヘタッてきてちょっと不満を感じるところだったなと、お店のお兄ちゃんと
「お客さんの、その多めのしっかりした髪だったら、長めの毛のこちらかこちらがおすすめです」
などと相談しいしい、ちょっと良いめの猪毛のヘアブラシを買うことに。ちょうどいただいたお小遣いと同じくらいの金額だったので、「おばあちゃんに買って貰った」と思って大事に使おうと思う。
……で、「なんか、見たことあるブラシで、見たことあるお店なんだわ」と思っていたところ、帰宅後にだんな愛用のスーツ用ブラシと同じお店だったことが判明。ちなみに「ブラシの平野」というお店でした。
あとはデパ地下で、「尾の部分だけ4切れ入って1000円」というお徳用の粕漬けの魚を「鈴波」で買ったり、「Muffinari's」のマフィンを買ったり。Muffinari'sは「A.R.I」のレシピ指導で作られたマフィンのお店なのだそうで、先日からA.R.Iのマフィンの本を眺めては「焼きたい……ビスケットとかしょっぱいマフィンとか甘ったるいマフィンとか焼きたい……」と思っているところだった(マフィンは勿論だけれど、ビスケットがすごく美味しそうなんだなー)ということもあって、ミニサイズのマフィンをあれこれ選んで買ってきた。
あとは今日の夕御飯のおかずを少し買って、通りがかったところで「堂島ロール」の文字を見て、「あれ?モンシュシュってここにあったんだ!」と、並ばなくて良いのをこれ幸いとロールケーキを衝動買い。ごめんよ息子、レアチーズケーキ探すつもりだったのに、おみやげロールケーキになっちゃった……。
こんなに買い物する予定ではなかったのに、あれこれどっさり抱えて帰宅。
「ロイヤルパークホテル」のヒレ肉のピカタ トスカーナ風
鶏手羽とグリンピース、クレソンのスープ
羽釜御飯
「モンシュシュ」の堂島ロール・ぼくのプリン
カフェオレ
今日の夕飯は、御飯を炊いてスープを用意しただけ。
帰宅したら仕事の続きをやらなければいけないのがわかっていたので、メインのおかずはデパ地下で買ってきてしまった。
「値段の違いはホテルブランドの違い……?」
と、ホテルオークラとロイヤルパークホテルのショップが並び合わせになっていたものだから、オークラは確かに美味しそうだけどお高いんだよなぁ、手頃なのはロイヤルパークホテルなんだよなぁ、とあれこれ悩んだ。日本橋三越のお総菜売り場は、中華と洋食はさほど選択肢がなくて(洋食は千葉でも買えるRF1と柿安を除くとほとんど選択肢が残らなかった)、結局お手頃価格の方のホテルメイドのものを選択することに。
「ヒレ肉のピカタ トスカーナ風」は、ほんのりパルメザンチーズの香りがする卵の衣のポークソテー、トマトがベースのソースにはきのこやオリーブも使われていて、肉の下にはポテトのローストもたくさん。デザートも色々買ってしまったしなと、ピカタ2切れで1パック(多分それで1人前)なのを見て、1パックを息子と半分こして食べることにした。あとは、美味しそうなハムやソーセージを扱っているKaferで、ハム入りの美味しそうなポテトサラダも添え物に少し。
帰宅して、仕事しながら鶏手羽のスープを煮る。水に少々の白ワインを加えたもので鶏手羽元を煮て、最初の20分くらいはせっせとアクすくい。グリンピースがお手頃価格だったので、アクをすくいながら鞘から出しておき、グリンピースも一緒に煮た。味付けは塩と、少しの顆粒鶏ガラスープのみ。で、クレソンを湯通ししておいたものを用意して食べ際にスープ皿に適当にちぎって入れ、胡椒をガリガリ挽いたところに肉と豆ごとスープをよそってできあがり。この寒い季節は1つでもちゃんとあったかいものがあると、なんだかほっとするよねと、スープだけはちゃんと用意した。今日は肉のおかずがあるのでスープ皿によそった手羽は各自1個だけ。まだスープも手羽も残してあるので、明日予定のパスタ料理にはたっぷりと添えるつもり。
で、そんな感じの夕御飯で、食後に念願の「堂島ロール」。「の」の字になっていなくて、中央に円筒状にバボーンとクリームの層がある大変にクリームクリームしたロールケーキを出すお店がいくつかあるようだけれど、その元祖なのがこの「堂島ロール」なのだと聞いた。パクリっぽい商品は食べたことがあるけれど、本家本元は初めて。一緒に売られていたプリンも美味しそうだったので、今買っても食べるのは息子と私の2人しかいないというのについついプリンまで買ってきてしまった。
「プリンもあるから、ロールケーキはちょびっとにしとこうね。お味見程度ってことで」
「プリン!プリンはカラメル入ってる!?」
「入ってるよー、ちゃんと入ってるの見て買ってきたんだもん」
「そっかー!カラメルのないプリンは、フードのないトレーナーみたいな感じだもんね!」
「……トレーナーにはもともとフードはついてないと思うよ……?」
あれー?と2人で首をかしげて、「それはトレーナーではなくパーカーと言えば良かったのでは」という結論で落ち着いた。要するに、息子にとってはプリンにカラメルは必須であり、カラメルのないプリンはプリンと名乗ってはいけないものなのであるらしい。数年前から、なめらかプリン系のプリンをあげると底まで掘って悲しそうにしていたわけは、そういう事だったらしい。「あの茶色の、なんていうの?」「カラメルって言います」と最近教えてから、カラメルカラメルうるさいので、プリンを買うときはまずカラメルの有無をチェックしている私だった。私もカラメルがあるプリンの方が好き。
プリン、うまー。堂島ロール、超うまー。
「ちょ!美味しくない?このロールケーキ、超美味しくない?」
「ヤバいくらいうまいよどっちも!」
「すごいな、さっすが人気店だな!」
「また買わなきゃな!」
また買う以前にロールケーキまだまだあるけどな!と大騒ぎしながら食べたプリンもロールケーキも、本当に美味しかった。たっぷり詰まってるのに少しもしつこくないクリームが最高〜ふわふわのスポンジ生地も最高〜。プリンの卵たっぷりな感じも、ちゃんとほろ苦なカラメルも最高〜。
並ぶまではいかなかったけれど、お客さんが途切れずやってきていて飛ぶように売れていく理由がわかった。あれは美味しいわ。ヤバイわ。危険だわ。一人1本食べちゃうわ(食べるな)。
これはぜひぜひロールケーキ好きのだんなにも食べてもらいたいけど、……さすがに4日間とか冷蔵庫に入れてとっておくのは、危険かしら。悪くなる以前に美味しくなくなっちゃうだろうしなぁ……。
ローストガーリックマフィン
サーモンクリームチーズマフィン
あめ色玉ねぎマフィン
……を、半分ずつ
カフェオレ
昨日、日本橋三越内の「Muffinari's」で買ってきたミニサイズのマフィンあれこれで朝御飯。
いずれ自分でも焼いてみようとここ最近毎日のように眺めている『A.R.Iのお菓子の提案』(「お菓子の提案」とあるけれど、実際の本の中身はマフィンのレシピが8割ほど、あとはビスケット←お菓子のじゃなくてアメリカで朝御飯に出てくるようなビスケット、ケンタみたいな)は、驚くほど惜しみなく、この売られているマフィンそのもののレシピがたくさん載っている。
あ、このマフィンの作り方見た、こっちのもだ、ていうか全部だ!と、ついつい「自分が作って食べてみたい」ものを中心に選んで買ってきてしまった。息子用に甘いタイプの「マンゴーキャラメル」とか「りんご」とかも買うべきだった、と、帰宅してから猛省。
写真は、左奥から手前に「コーン」「あめ色玉ねぎ」「ローストガーリック」、右奥から手前に「サーモンクリームチーズ」「ゴルゴンゾーラクランブル」。どれも素朴な風合いで、でもどれも美味しそう。とにかく種類を試したいなと、片手の平に乗るくらいのSサイズを買ってきたのだけれど、バボーンとでっかいLサイズのマフィンもとても美味しそうだった。
とりあえず今日の朝御飯には「ローストガーリック」「サーモンクリーム」「あめ色玉ねぎ」を温めて、息子と半分こ。ローズマリーがしっかり香るローストガーリックは、生地そのものもガーリック風味で、一番上に柔らかく火の通ったにんにくの大きなかけらがごろんと乗せられている。
「サーモンクリーム」は、スモークサーモンとクリームチーズを混ぜこんだもの。
生地全体に甘く炒めた玉ねぎがたっぷり混ぜ込まれている「あめ色玉ねぎ」が、今日食べた中では一番好みな味だった。
「サーモンクリーム」は中央にごろりと巨大なクリームチーズの塊が入っていたのが私には少し違和感で、もう少し小さいのがまんべんなく入っている方が私は好きかも……という感じ。
うわー美味しいな、やっぱりマフィンって好きだな、と私はご機嫌だったのだけれど、息子はパンとは違うこのモハモサした、口の中が乾くような食感のマフィンはあまり好きではない様子。「僕は……普通のパンの方が好きかなって思うよ」と言われてしまった。
だんなも、このモハモサ系の食べ物(クッキーやスコーン含む)はそれほど好きではないみたいで……マフィンを焼いても喜んで食べるのは私だけかい、と思うと、「作りたい、作りたい」と思いつつもあんまり踏み切れないのだった。見た目以上にバターが入っていることも知ってしまったしね(甘い系マフィンに入る砂糖の量にもびっくりよ)
ミックスリーフとプチトマトのサラダ
鶏手羽とグリンピース、クレソンのスープ
アイスティー
「モンシュシュ」の堂島ロール
アイスティー
「夕飯にスパゲティが食べたいでーす!」と息子にリクエストされ、今日の夜はカルボナーラスパゲティ。
作った後で、「……明日の夜、イタリアン食べに行くんじゃなかったっけ?」と思い出してしまった。
しまったな、パスタは昨日の夕飯にすべきだったなー。私は明日は絶対カルボナーラスパゲティを食べない(=選ばない)自信があるけれど、クリーム系大好きな息子は、明日もカルボナーラスパゲティを注文して食べてしまう可能性大だ。……せめてポモドーロかボロネーゼあたりを明日はオススメしたいところ。
買い置きの生クリームを使ってしまいたかったのと、卵がたくさんあるのとでカルボナーラに。
パルミジャーノ・レッジャーノの買い置きがなく、あるのはなぜかペコリーノ・ロマーノ。ちゃんと羊乳のチーズのようで、パルミジャーノに比べると幾分風味が強いチーズだ。「これを使うのもアリかしら?アリだよね、硬質チーズだし、傾向は似てるよね」と、常はパルミジャーノを使うところ、今日はペコリーノで。
生クリームに胡椒挽いて卵を混ぜて(卵白捨てるのがもったいなくて、今日は全卵を2個使用)、その上からペコリーノをガーリガーリと大量におろしておき、これがソースに。にんにくと一緒に適当に刻んだベーコンをオリーブ油少量でじくじく炒めて、さいごにそのチーズクリームソースとゆでたてのパスタを和えてできあがり。
卵が炒り卵状にならないようにと、「チーズソースを大きなボウルに作っておいて、そこに炒めたベーコンと茹でたパスタを加えて和える」という手法もあって、長らくその作り方でカルボナーラスパゲティを作っていた。でも最近は「ちょっとは卵に火が通ってる方が美味しいよね」という嗜好になりつつあって、ベーコンを大きめのフライパンで炒めておき、そこにパスタとソースを加えて、弱めの火にかけながら全体をあおりつつ軽く火を通すことにしている。でもこれがなかなか難しく、今日も「なんとか炒り卵にはならなかった(けど、ちょっと火が通りすぎ?)」という仕上がりになった。自分が思うより10秒くらい早く火から外しても良いくらいらしい。
で、昨日作ったスープを今日も添えて、クレソンは山盛り入れて、第二のサラダになりそうな「食べるスープ」をぱくぱく食べながらパスタの夕御飯。スープそのものが案外あっさりした味だったので、今日はクレソンをあらかじめオリーブ油で軽く和えておき、胡椒もクレソン全体に絡ませるようにしておいてからスープをよそった。豆もたっぷり、手羽元肉も2本で食べ応えのあるスープだった。適当に添えたのはプチトマトを散らしたミックスリーフのサラダ。
食後は今日も「堂島ロール」で、今日は厚切りでたっぷりと。
やっぱり堂島ロール、素晴らしく美味しい。本当は「賞味期限は本日中です」と言われていたので今日食べていてはいけないのだけれど、充分美味しい。すごく美味しい。あと明日おやつに食べたらきっと完食だ。
でもこの堂島ロール、昨日ぺろっと簡単に買えてしまったから良かったけれど、週末とかはこれほど簡単には買えないんだろうなと思うと……。
日本橋三越に行ったのなら「クラブハリエ」のバームクーヘンも買わなきゃいけないし(いけないのか)、またマフィン買って帰りたいし、次もきっと大荷物。
コーンマフィン
ゴルゴンゾーラクランブルマフィン
……を、半分ずつ
カフェオレ
昨日に引き続き、朝御飯は「Muffinari's」のマフィン。残りの2個ということで、「コーン」と「ゴルゴンゾーラクランブル」を息子と半分こして食べた。「僕、なんだかコーヒーも恋しくなってきたよ」と息子が言うので、昨日と同じくカフェオレで。「コーヒーが良い」と言っても息子の分はハーフ&ハーフどころか1:5くらいの(もちろん1がコーヒー)、「カフェオレ」どころか「コーヒー牛乳」どころか「コーヒー風味の牛乳」くらいでしかないのだけれど、それが良いのであるらしい。
ざっくりととうもろこしの粒が混ぜ込まれたコーンマフィンは、好みな味だけれど想像の範囲内の味、という感じ。ゴルゴンゾーラクランブルは、新鮮な美味しさだった。生地そのものはコーングリッツ入りの甘くないタイプで、中央に大きなゴルゴンゾーラチーズの塊がごろりと入っている。表面にはクランブルのトッピングが散らされていて、そのバターと砂糖の味の甘いクランブルがチーズの風味に良く似合っていた。レシピを見た時から「このゴルゴンゾーラクランブルはすごく美味しそうだな」と思っていたので、実際に食べられてとても満足。
トラットリア プリフィクス \3675
本日の前菜盛り合わせ(4品)
真鯛と帆立貝を詰めたラビオリ ウニクリームソース(+\300)
スペイン産イベリコ豚のハーブグリル モデナ産バルサミコソース(+\300)
パン
エスプレッソ
白ワイン(シャルドネ・カラフェ) \2100
ホテルに戻って
「ホテル西洋銀座」のモンブラン
紅茶
だんなが出張から帰ってくるのは明日の夜。「土曜日の日中まで息子と2人か〜」と考え、「土曜の昼間、どこか遊びに行く?」と話し合い。年末にイルミネーションを撮影しに行った時に「東京タワーに登ってみたい」と息子が言っていたのを思い出して、じゃあ東京タワーに行こうということになった。
で、ついでに色々調べていたら都内のホテルに案外安く泊まれることがわかり、「ちょっと高いけど東京タワーの目の前で、朝食ついて、アメニティはロクシタン!」というのと「お値段手頃、しかもキャンペーン中で朝食つきの銀座のホテル」の二択で悩みつつ、銀座のホテルに予約を入れた。写真で見た限りでは、部屋の内装がすごく可愛い感じのホテルだったので面白いな、と。
で、嬉しいことに友人と一緒に夕飯を摂れることに。息子が前向きに喜ぶレストランといえばイタリアンと中華、あと焼き鳥とかおでんとか?と考えて、すごく久しぶりなホテル西洋銀座の「アトーレ」のトラットリア側の予約を入れたのだった。それを忘れて昨夜カルボナーラスパゲティを作ってしまった、と……。
息子の帰宅を待って、まずホテルに荷物を置きに向かう。
今日宿泊するのは「ホテルモントレー ラ・スールギンザ」。シングルベッドが2つ並んだ小さな部屋は、シンプルながら予約時に見た写真通りの可愛らしい内装で、コンパクトに並べられた調度品も心地良い具合だった。アメニティも髪留めやコットンなどが揃っていて宿泊費用の安さからの想像以上に充実している。
少しばかり部屋でくつろいでから、少し早めの夕御飯。お店で友人と待ち合わせして、メニューを眺め、お得な感じのプリフィクスのコース料理にすることにした。前菜の盛り合わせが来て、パスタとメインディッシュは10種類ほどの中から選べるようになっている。あとはパンと食後のコーヒーで4千円弱といった内容。追加料金が必要な料理もあれこれあり、私は結局パスタもメインも315円増しの料理を選んでしまった。
前菜はオレンジを添えたスモークサーモン、たらのペーストを乗せたブルスケッタ、御飯を巻き込んだ鶏肉の冷菜、小さなキッシュ、といった感じ。白ワインをカラフェでいただいてくいくい飲みながら楽しんだ。
ワインをカラフェで注文したからなのか、事前に席の予約をしていたからなのか、それともお客全員に出しているのかわからなかったけれど(でも隣のテーブルには出てきていない風だった)、前菜が出てくる直前に「新しく当店で売り出したお総菜なのですが、よろしければお味をお試しください。試供品です」と、プラカップ入りのレバーペーストがテーブルにやってきた。
お店に入る直前に入り口のケーキコーナーで「あ、お総菜も売ってるんだねー」と少し眺めていた品で、きゅうりのピクルスやドライトマトが飾られていたレバーペーストだった。ありがたくいただいて、パンにつけつつもりもり食べる。臓物嫌いな人にはちょっとつらいかなという風にしっかりとレバー味で、でも血なまぐさいというほどでもなく、赤ワインに似合いそう。「おおっ、容赦なくレバーだ」と言いながら、食事中パンに添えながら食べていた。
パスタに選んだラビオリは、とても濃厚でクリーミーなウニ風味のソースが絡んでいたもの。鯛と帆立が詰まったラビオリは「焼売ですか?」みたいにごろりと丸く膨れていて、なかなかの食べ応え。プリプリとした帆立の食感が感じられて、小麦粉の皮に包まれているものだから、本当に焼売を食べているような(クリームソースの絡んだ焼売というのもどうかと思うけれども……)感覚になった。
メインディッシュはバルサミコ酢ソースをかけたイベリコ豚のグリルで、肉も熱々、添えられた温野菜も熱々で心地よかった。肉は分量たっぷりで火の通り具合も絶妙。旨味が強く感じられる脂の部分もイベリコならではで、上品な甘さを感じるソースもスタンダードな味ながらちゃんと美味しかった。
食後はエスプレッソをいただいて、飲みつつしばしおしゃべりしていたら、テーブルでお会計している間におかわりも持ってきてくれ、結局エスプレッソを2杯飲んでからお店を後に。前回来たのはこのあたりで働いていた頃だから10年くらい前になってしまうのかしらと思いつつ、変わっていないサービスの良さと安心できる味にほっとした。
帰りがけにお店の出口に隣接したケーキショップでケーキを買い、友人も一緒にホテルに帰還。部屋で引き続きおしゃべりしながらケーキを食べて、なんだか学生時代に戻ったような感覚。
部屋にポットとカップがあるのは事前に知っていて、でも備え付けの紅茶はきっと大手メーカーのものだろうなと、家からLUPICIAのティーバッグをあれこれ持ってきていた。「こっちは普通の紅茶で、こっちの色のはフレーバードティーね。あとレモン風味の緑茶とか、ベリー入りのとかいろいろ」とSちゃんと選びつつ、美味しいお茶と美味しいケーキに満足。
ホテル西洋銀座名物のモンブランも、これまた久しぶりに食べたのだけれど、なんとも上品な味のマロンペーストの美味しさは健在だった。「レアチーズケーキがあるー!」と息子が喜んで食べていたレアチーズケーキも、「うーん、僕の中では、ナンバー1ってほどではないけど、でも今までに食べたレアチーズケーキのベスト10に入るくらいはおいしい」だそうで。レアチーズケーキへの好みが最近まったくうるさい息子。
Sちゃんとお別れした後は、LUSHのバブルバーをお風呂に入れて、家では楽しめないホテル恒例の泡風呂を堪能。バブルバーは半分もあれば充分ユニットバスを泡だらけにすることができるので、息子と私で半分ずつ使って息子も私も泡風呂を楽しんでから、午後11時にならないうちに布団に入った。ベッドだけど、かけ布団がちゃんと「布団」で、そのあたりも素晴らしい。
明日は猫に起こされずに寝ていられるかな。おつかれさまでしたー。
アメリカンブレックファースト
泊まりがけで遊びに出てしまう理由の一つに、「たまには猫に起こされない朝を」というものがあったりするのだけれど、猫に起こされなくても結局7時には起きている私たち。
今回の宿泊プランには朝食もついていて、宿泊ホテル1階のイタリアンのお店でのアメリカンブレックファーストのセットメニューか、徒歩数分の距離にあるグループホテルでの和洋ブッフェかを選ぶことができた。
息子は当然のように「ブッフェ!」と言っていたけれど、
「こっちのアメリカンブレックファーストは、オムレツやスクランブルエッグが食べられるよ、ブッフェじゃ食べられない焼きたてのだよ」
と告げたらあっさりと「じゃあアメリカンの方で!」と方向転換。高級とは言い難いシティホテルの、なんとなく想像できてしまう朝食ブッフェよりはレストランで落ち着いて食べられる方が良いなと私は思っていたので、これ幸いとセットメニューの朝御飯になったのだった。
グレープフルーツジュース(オレンジジュース、トマトジュース、リンゴ酢入りヨーグルト風ドリンクからの選択)にフルーツ盛り合わせ(グレープフルーツ、オレンジ、メロン、パイナップル)、刻みトマトとブロッコリーの乗ったサラダと、ウィンナー2本ベーコン2枚が添えられた卵料理。ミニクロワッサンとバターロール、チョコデニッシュとアプリコットデニッシュから好きなだけ食べられるパンと、あとはコーヒーか紅茶。けっこう充実した朝御飯だった。小さいながらフルーツの盛り合わせが出てくるのが嬉しい。
早めの時間に訪れたせいか最初はお客が私たちだけで、通りに面した窓際の角のテーブルに通されて、「今日はこれからどうしましょうかねー」と話しながら卵やパンをもぐもぐ。おかわり可能とはいえそうそうパンをたっぷり食べる心持ちにもならなくて、クロワッサン1つとアプリコットデニッシュ1つをいただいた。パリッとしたデニッシュ生地が砕けるような、ちゃんと美味しいパンに満足。
しかし、私がホテル好きなのはともかくとして、息子の方が
「せっかく素敵なホテルなんだからさあ、もっとゆっくりのんびりしようよ、チェックアウトの時間までずっと居ればいいじゃん」
などと、私の母みたいな事を言っているのがなんとも。ホテル好きだよねぇ……息子……。
ミックスソフト \320
結局朝食後ホテルで2時間ほどのんびりしてからチェックアウトし、今日は東京タワーへ。東京に産まれて都内と千葉に10年住んできたというのに、息子はまだ一度も東京タワーの展望台に上ってないのだという。
「そっか、連れてってなかったっけ」
そういえば私も10年以上行ってないものねと、すごく久しぶりに東京タワーの特別展望台まで行ってきた。観光バスが続々とやってきて、週末ということもあってなかなかの混雑。大展望台まではすんなり行けたものの、そこから特別展望台に行くのに20分くらい待つことになった。辛抱強く並んで、素晴らしい眺めの小さな展望台に。
こういう展望台と言えば、「100円入れて2分ほど見られる固定の望遠鏡」がお馴染みだけれど、そういえば東京タワーにそのタイプのものはなく、代わりに500円でその日の営業時間中、時間制限なしで展望台で使える(地上に持って降りたりはできない)双眼鏡のレンタルというのがあった。なかなか性能の良さそうなごっつい双眼鏡で、「自分のお小遣い使ってでも借りてみたい!」とのことで、息子がレンタル。今日は遠くが少々モヤッて見えたけれど雲一つない良い天気で、レインボーブリッジも六本木ヒルズ方面もとても良く見えた。
上ったところで30分くらいすれば飽きて降りるかなという予想だったのだけれど、結局1時間以上展望台を楽しんでいたのだと思う。降りてきた時にはすっかり喉も乾いていて、館内にマザー牧場のソフトクリーム屋さんがあるのをみつけて休憩した。
「僕これ!東京タワーパフェ!」
「うげ、700円もするじゃん……しかもでっかいよ、昼御飯に差し支えるよ?」
「でも、東京タワーパフェってことは、ここのオリジナルだよね?レアものだよね?」
食べてみたいんだよー、とせがまれ、私も少々気になっていたこともあって、その「東京タワーパフェ」を1つ。私はミックスソフトを1つ。やってきたのは、東京タワーのように背の高い、赤と白のシマシマになったようないかにもな配色のパフェだった。
下から苺ゼリー、ホイップクリーム、苺味のババロア、コーンフレーク、ソフトクリームにベリーと赤い砂糖菓子の飾り、といった感じのパフェ。ソフトクリームは文句なしに美味しかったけれど、ソフトクリームの甘さに比してババロアやゼリーの甘さが若干物足りなく、下半分は息子が苦心して食べていた。量も大変なものだったので私も少し手伝って、結果2人でお腹いっぱいに。
予定では、東京タワー散策を終えたらバスで日比谷に移動して帝国ホテルでパンケーキでも食べて帰ろうかなと思っていたのだけれど、とてもそんな気分でもなくなって、東京駅まで移動した後、丸ビルに寄って少し買い物して帰宅した。
鳥豆腐
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)
今日の東京タワー行き、私も小さな目的があって、ミニチュア写真に加工できそうな俯瞰写真が撮りたいなとあれこれ撮影してきたのだった。ミニチュア風写真と言えば本城直季さん、彼の写真を初めて見たときに「楽しい写真だなぁ」と記憶に残り、写真集が出ていたのを見つけて買ってしまった。この写真やこの写真を見れば「ああ、その人」と思うはず。
話によると、特殊なレンズを使うことでこのような写真が撮れるらしいのだけれど、Photoshopの加工に頼ってもなんとなく「それ風」のものは作れるらしい。あの、ドールハウスを覗いているようなわくわくする感じの画像が作れたら楽しいなと、加工するのに似合う感じの写真をあれこれ撮ってきた。で、帰宅してから、コントラスト強くして彩度上げて、のっぺりさせるためにノイズ加えて周囲をボカして……とあれこれやってみてとりあえずできたのがこんな写真。まだボカす範囲の指定などが甘すぎて再考の余地がありまくりだけれど、でもものの十数分で思った以上にそれらしいものが出来て、満足。
帰宅後に家中に掃除機かけて(1日空けると猫たちが散らかすねぇ……)、そうこうしているうちにだんなも出張から無事帰宅。成田に着いたとの連絡を受けて、すぐに「鳥豆腐」の準備を始めた。きっと着陸前に機内であれこれ食べただろうしなと、おかずは帰りがけに丸ビル内にあった「井泉」で買ってきた、揚げ物を少しずつ。その代わり鳥豆腐はしっかり仕込んで鍋にたっぷり用意した。
鰹だしを濃いめにとって、鶏もも肉と豆腐を煮る。味付けは薄口醤油と塩で、汁が濁らず、過剰に鶏臭くにもならないように、短めの時間で火加減はかなり弱めにしてひらすらアクをひきながら15分ほど煮ていく。とにかくアクが残らないようにと気合いを入れて火加減にも細心の注意を払っていたところ、見事に澄んだ鰹と鶏の味のスープが取れた。
あとは、その鶏スープを200ccほど取り分けて別茹でにした春菊も用意して、食べる時に春菊も添える。鶏の鍋に春菊を入れてしまうと、スープ自体が春菊臭くなるし緑色に染まってしまうので必ず別茹でに、といった感じ。
銀座の海鮮料理屋さん「三州屋」の名物料理で、その店そのままの味とは言い難いけれど、真似して作っている我が家のものも、そう悪くないと思っている。お店のはもみじおろしを添えたポン酢をつけて豆腐と鶏を食べるのでその分薄味な感があるけれど、我が家のは「具沢山の汁物」扱いで、そのまま具を食べて、酢汁を啜っている。
だんなからの出張土産は、Diorの春色のネイルセット。ラメ入りの透明ネイルが使いやすそうだったそのセットも嬉しかったけれど、でもそれよりも「ああ〜!ありがとう!」と喜んでしまったのは、ホテルのアメニティだったのだというロクシタンのシャンプーやコンディショナー、石鹸のひと揃い。「アメニティがロクシタンだったよ」とは出張先からくれたメールで知っていたけれど、持ち帰ってきてくれた新品のそれらはやたらと巨大なサイズだった。普通に売っていそうな容量だった。
「わ!ボディローション!コンディショナー!石鹸も2種類!」
と、並べて積み上げて万歳三唱。ありがとうございました。まだもったいなくて使えないから(お風呂場では以前出張土産に貰った亀石鹸を使用中だし……)、とりあえずパッケージを愛でて香りを愛でるところから。
ミートパイ
コーンパン・いちじくとブルーチーズのパン
カフェオレ
昨日、丸ビル内のユーハイムに寄ったので、久しぶりにミートパイを買ってきてみた。息子はミートパイよりはこちらが良いと、鶏肉をトッピングしたフォカッチャを。他にもいくつかパンを選び、それらは適当に切って家族で分けつつ食べることにした。
私はミートパイの他はコーンパン半分と、いちじくとブルーチーズ入りの小ぶりなパンを半分。フランスパンタイプのパン生地でとうもろこしの実をふんだんに包んだコーンパンは、期待以上に美味しかった。半分に割るとほんの一口ほどのサイズにしかならなかったいちじくのパンも、しっかりとした味のもので良い感じ。刻んだゆで卵が入っているミートパイは、いつもながらの美味しさだった。この優しい味がたまらないんだなぁ。ここのミートパイ、大好き。
今日は出張帰りでお疲れのだんなもいることだし、一日家でのんびりすることに。
……あ、でも夕飯の食材の買い物には行かなければ。
麦茶
すっかり忘れていたけれど、明日は息子、弁当持参の日。
食育教育一環のイベントとのことで、明日は「お弁当を持ってきましょう。親の弁当作りの手伝いをし、可能ならば自分で作ってみましょう」というようなコンセプトなのだそう。
「……だそうだから、何が食べたい?どんなのがいい?」
「カツ丼!」
「……カツ丼……せめて親子丼とかにしない?カツは用意するの大変だよ、そういうコンセプトの弁当でカツを買ってくるのもどうかなと思うし」
「じゃあカツ作って、カツ丼!」
「えええー……」
という流れで、カツ丼弁当に決定したのだった。普段の日でさえ6時半起きなのに、カツを揚げるところから息子と2人で弁当作りをするようではどれだけ早起きすれば良いのか検討もつかないし、間に合わないとなれば大問題。だから今日のうちに揚げてしまうことにした。色々ひっくるめて「じゃあ夕飯も揚げ物にしましょうか」と。
じゃあコロッケにしようか、鶏肉も1枚残ってるから唐揚げにする?と、夕食の献立を考えて、近所のスーパーに買い出しに行ってきた。お昼はチャーハンとか良くない?と、市販の焼き豚などを見てみたのだけれど、これという品が見つからず、「下手に安っぽいチャーシューを買うくらいなら、冷凍食品のチャーハンを買ってしまった方が満足度が高いのでは」と、久しぶりに冷凍食品のチャーハンを購入。もちろんレンジでチンできるタイプのものだったけれど、そこはちゃんと、せめてもと中華鍋で炒め直した。もとい、だんなが炒めてくれた。
卵と葱とチャーシュー入り、スタンダードないかにもなチャーハンだったけれど、案外と悪くない。食べたら狩りに行こうねと、「狩り前の腹ごしらえ」という感じでチャーハンをもりもり食べて、食後は久しぶりに家族でモンハン。とんでもなく巨大なサイズだったキリンと戦ったり、天鱗欲しさにナルガクルガと戦ったり、久しぶりにラオシャンロンを倒してみたり。今週末は友人たちと集まって「合宿」をする予定なので、とっても楽しみ。
コロッケ・鶏の唐揚げ
チーズフライ・ウィンナ揚げ
鳥豆腐
羽釜御飯
ビール(BUDWEISER AMERICAN ALE)
で、弁当の仕込みのための揚げ物なのか、単に揚げ物が食べたかった(昨日の夕飯も揚げ物だったはずなんだけど……)だけなのか、若干本末転倒な感じで、あれこれ揚げて食べた夕御飯。夕食に揚げ物をするのは1ヶ月に1度、いや2ヶ月に1度あるかないかくらいの頻度なので、いざ揚げ物をしようとなると「コロッケしよう」「唐揚げも作ろう」「あ、チーズの残りあったよ、揚げちゃおう」「ウィンナー揚げとか欲しくない?」と、ついつい欲張ってしまって大変なことに。
この夕飯も息子の弁当作りの一環なので、今日の夕飯はいつも以上に息子に手伝ってもらった。豚肉の筋切りから始まって、だんなと2人フライの衣つけを担当してもらう。私は鶏の唐揚げの準備と揚げ鍋担当で、背後で実に賑やかにだんなと息子が2人(だんなが小麦粉と卵液担当、息子がパン粉担当)でコロッケの成形をしていた。揚げ物、特にフライの類は衣をつけて揚げるのが何かと面倒だけれど、3人で作業したのでものすごく効率的。手が過剰に汚れることもなく、私は揚げ鍋だけに専念すれば良かったので本当に今日はらくちんだった。
綺麗に揚がったとんかつは網の上に乗せておき、夕飯のメインのおかずはたくさんできたポテトコロッケと、鶏もも1枚分の唐揚げ、ビールのつまみにチーズフライとウィンナ揚げ。サラダを用意する余裕はなく、せめてもと刻みキャベツはこれでもかと大量に用意しておいた。あとは昨夜の鳥豆腐に春菊入れつつ。
だんなが出張先で買ってきてくれた、バドワイザーのアメリカンエールというちょっと面白いものをいただきつつ、「アツアツのチーズ揚げ、うまー」などと言いつつあれこれぱくぱく。バドワイザーらしく、あまり濃厚な口当たりではないすっきり飲みやすいタイプだったけれど、なかなか悪くないエールだった。ついついお代わりして2本目を空けてしまいつつ食べた自家製コロッケの美味しいこと美味しいこと。自分の家で揚げるフライは衣が軽くて化学調味料臭い下味もなく、本当に美味しいと思う。
「すごいすごい、私の中では資生堂パーラーより上」
「いや、それは言い過ぎでしょ」
「いや、でもチョウシ屋よりは下だから」
「あ、チョウシ屋よりは下なんだ」
と冗談言いつつ、でも本当に、家で家族と一緒に食べるポテトコロッケの美味しさは、お高い洋食屋さんのコロッケの何倍も美味しく思えたのだった。唐揚げも絶品で、いつもはお弁当に入れるために揚げ物をすることが多いから、出来たての美味しさにのたうちまわりそうになる。
こんなに美味しくてこんなに毎回大騒ぎするなら頻繁に揚げ物をやれば良いのだけれど、食後のシンクの惨状を見ると「やっぱり度々は無理だわー」と思うのだった。
揚げ油の片づけも大変だし、大量のバットや網は食器と共に食洗機に一度に入れることはできないから結局手洗いすることになるし、お腹いっぱいになった後々まで家中に揚げ物の匂いが充満してしまうのも、いかんともしがたいものがある。やっぱり「度々」ではなく「時々」だから美味しいものなんだわ、と今回も思い知りつつ、明日の朝はカツ丼弁当の準備から。