食欲魔人日記 09年08月 第4週
8月17日 月曜日
日本橋三越をぷらぷら
ホテル日航東京内 「Traonga」にて
 タロンガ ブレックファスト ブッフェ \2940

昨夜はホテル日航東京に宿泊して、今日は月曜日。だんなはいつも通りに出勤するとのことで、いつも通りの時間くらいに朝御飯を摂りに部屋を出た。
 
今回の宿泊プランは朝食がついていない。で、ホテルの朝食はお安くない(ていうか、高い)。でも、せっかくホテルにいるんだし、オムレツとか美味しいパンとか食べたいよねと、館内のレストランに出かけてみた。まだまだ夏休み期間ということで、レストランは大混雑。残念ながら、オムレツをリクエストして焼いてもらえるほどの余裕は、お店の側にもなかったみたいだった。
 
それでも品数は豊富で、満足な内容。
シェフが目の前で混ぜて仕上げてくれるトスサラダは、ロメインレタスをベースにざっくり切ったバゲットやカリカリベーコン、おろしたチーズを混ぜたシーザーサラダ。美味しい生ハムやサラミ、自分でカットできるチーズはゴルゴンゾーラとミモレットとカマンベール、これもどれも美味しい。
 
テーブルロールに白桃のジャムとマンゴーのジャムを添えつつ、ミニチョコデニッシュもいただいて、ジュースは少し独特な「オリジナルミックスジュース」を。人参、キャベツ、赤ピーマン、マンゴー、オレンジという組み合わせのジュースで、口にする寸前に強烈な赤ピーマンの香りを感じるジュースだった。でもマンゴーとオレンジのおかげでか、果物の甘さも強く感じる飲みやすいもの。
 
コインサイズの、とても小さなサイズのパンケーキもいくつかもらい、あとは温野菜やグラタン仕立てのポーチドエッグ、スモークサーモンなど。大ぶりに切られたフルーツはパイナップルとメロン、オレンジとグレープフルーツ。すっかりお腹いっぱいになった。
 
食後、少し部屋でごろごろしてからだんなは出勤。私はチェックアウトぎりぎりの時間までのんびりさせてもらおうと、持ち込んだパソコンで昨日の日記をつけてみたり、お風呂にもう一度入ってみたり。思いがけず安価に泊まれたホテル滞在、堪能しました。

日本橋三越内「CLUB HARIE」にて
 焼きたてバームクーヘンセット \1,029

息子が東京駅に帰ってくるのは午後2時。ホテルにいられるのは12時まで。
さてその間の2時間どうしましょうと思い、日本橋に移動して三越デパートで今日から開催の大壱万均一という催事を覗きに行くことにした。他のショップでは、安くても15,000円くらいまでしか値引きされないペット用キャリーが10,000円で売り出されるそうで、それが目的。
 
デパートの開店と同時に駆けつけるほどの根性はなく、昼過ぎに到着して「売り切れなら売り切れでもいいし」とふらりと覗きに行くと、既に赤色のキャリーは売り切れとのこと。残り僅かの状態で、なんとかカーキ色のキャリーを購入することができた。
 
あとは息子のお迎えの時間までデパ地下をぷらぷら。疲れて帰ってくるだろう息子にと、大好物の焼売を夕飯用に買うことにして、朝御飯用のパンなども見繕う。うっかり、行列が全くなかったものだから「堂島ロール」を買ってしまい、更にうっかり、季節ものらしい「ライムとグレープフルーツのロールケーキ」まで買ってしまい、どんどん大荷物に。
 
最後になって、試飲販売していたお酒売り場で「龍力」をあれこれ飲ませてもらった挙げ句、大吟醸の生酒まで買ってしまった。かなり好みなお酒だったので後悔はないけれど……しかし、重い。
 
そんなこんなで身動きがとれないほどの荷物になってしまい、デパート内をこれ以上散策する余力もなく、息子のお迎えまでの30分ほどの空き時間は「CLUB HARIE」でバームクーヘン食べてお茶することに。充実した朝御飯だったのでお昼御飯は要らないわとこれを代わりにすることにした。
 
まだ温かさの残る焼きたてのバームクーヘンが、一口大で6切れ。ホイップクリームが添えられ、アイスティーは濃いめのアールグレイで好みな感じ。ふわふわした、砂糖のコーティングも口に入れた途端にとろけるような美味しさのバームクーヘンは相変わらずで、「しまったなー、ロールケーキ1本にしておいてこっちのバームクーヘンもお土産にすれば良かったなー」と思いつつ、後の祭り。
 
そして午後2時過ぎ、無事に息子たちがイベントから帰ってきた。
 
息子が参加していたのは、週刊少年ジャンプのイベント、「忍術学校 ナルタニア忍術修行体験だってばよ!!」。
 
数ヶ月前、何週か連続でジャンプに募集の告知が掲載されていたもので、1泊2日のイベントが2つの日程で開催とのことで、総募集人数は各50人の計100人、対象は小学生の読者。
 
「NARUTOで一番好きなキャラクター」「一番好きなセリフ」「一番好きな忍術」と、けっこう細かい設問に答えて自己アピールまで添えて申し込まなければならず、息子が苦心しいしい申込みハガキを書いていた。当たるのが100人だけなら狭き門だろうし、まぁ多分当たらないだろうけどね、なんて言いながら。
 
そうしたら7月上旬にジャンプ編集部から電話があって「最終選考に息子さんが残っているのですが、参加のご意思はありますか?」と。
「ジャンプから電話!」
「ジャンプから電話キタ!」
と親子でたいそう盛り上がり、息子に代わると電話口でも何やら色々聞かれたらしく、「えーと、僕はサスケが好きです。死んじゃったけど、アスマも大好きでした」とか答えていた。数日後には承諾書等々の資料が来て、保険等々の申込書を返送した後、つい1週間ほど前に届いたのが正式な参加のしおりと参加証。
 
これがたいそう充実した内容で、「さすがジャンプ!少年の心を掴んでいる!」と唸るようなもの。1日目はナルタニア体験で、夕御飯は屋外でカレーライス、その後キャンプファイヤー(←実に素晴らしい)。コテージに宿泊し、翌午前中は「修了試験」という名のオリエンテーリング。東京からの参加者に加え、名古屋大阪からの参加募集もしており、その新幹線の往復費、東京駅からのバスでの移動費、宿泊費、4度(1日目昼、夜、2日目朝、昼)の食事代、諸々全てを集英社が出してくれるという。集英社、超太っ腹だなー。素晴らしい。
 
最後にあちこちの媒体に写真含め紹介されるかもしれない「体験レポート」を仕上げてから帰らなければいけないそうで、その謝礼にと、各日着用用のTシャツやNARUTOグッズ諸々もくれるらしい。「ジャンプに載るの!?大歓迎!」と息子が嫌がるはずもなく、今回のイベントを本当に楽しみにしていたのだった。ああいいな息子。今の息子の年の頃からジャンプ読んでいた私としては(「キャプテン翼」目当てでした……)、本当に羨ましいよ。
 
すっかり日焼けして帰ってきた息子は本当に楽しかったらしく、非売品のポスターやら缶バッジやらをお土産に貰ったのだと誇らしげに披露してくれた。NARUTOのイベントらしく、班ごとに行動してチームワークを問うイベントが色々あったとのことで、ちゃんと最後は班毎に順位が決まり商品が出る「修了試験」だったらしい。
 
1位の班のメンバーには原作者岸本先生のサイン入りイラスト集がプレゼントされたのだそうで、
「すっごいがんばったけど、2位だった……。でも2位だったからプレゼント貰えたよ!」
とのこと。学年が下の子の方が多かったこともあってか、息子曰く色々と超がんばったのだそうだ。
 
最後、名残惜しいようにナルトのコスプレをした引率のお兄ちゃんと息子が握手したりしているから「お世話になりました」と記念撮影して帰ってきたのだけれど、
「あの人ね、岸本先生の担当の編集者なんだってー」
とシレッと言う息子に「マジでか!」と驚く私。ほんと、色々良かったねぇ。

炒りじゃこと水菜のサラダ
茹でとうもろこし
「好餃子」の焼売
コーンと卵のスープ
羽釜御飯
麦茶

帰宅して、息子の分と私たちの分の諸々の洗濯、猫の世話に家の掃除、仕事のメールの送受信。
想定通りにバタバタして時間が過ぎてしまい、買ってきた焼売をメインのおかずにしての簡単な夕御飯。
 
シンプルな風で美味しそうだったので買ってきた「好餃子」の焼売を蒸して、甘そうなとうもろこしは茹でてそのまま食べつつ、1/3量はほぐして卵と共に中華スープに。フライパンでから炒りしたちりめんじゃこを乗せて和風ドレッシングをかけた水菜のサラダも用意した。
 
昨夜の皆で囲むキャンプファイアーでのカレーライス夕飯にはとうてい敵わないだろうけれど、それなりに息子の好物だらけにしてみたところ、なかなか好評だった。昨日今日の事をお互い報告しつつ、ジューシーな焼売にかぶりつく。大きすぎず小さすぎずのサイズの焼売で食べやすいものだった。缶詰ではないコーンを使ったスープも自然な味で良い感じ。

8月18日 火曜日
「ビールだー!」と雄叫び上げて、つい。
「Fortnum&Mason」の
 焼きカレーパン
「Mon ChouChou」の
 堂島ロール(ライムとグレープフルーツ)
アイスカフェオレ

私の中で絶賛ブーム中の「カレーパンフェア」はなかなか終わりを見せないようで、昨日は思わず「Fortnum&Mason」の焼きカレーパンを買ってきてしまった。最近カレーパンに興味津々の息子なので、彼の分も含めて3個。
 
「夜に食べられないなら朝に食べればいいじゃない」
とばかりに堂島ロールも出してしまい、なんだか大変な朝御飯に。夜の帰宅が遅くて食べられないだんなにロールケーキを出そうとすると、平日は朝御飯のタイミングにしかチャンスがないんだな……。あとはお弁当に持たせるか(←それもねぇ……無理だよねぇ……)。
 
この焼きカレーパンは、揚げていないのに生地の表面は見事にサクサクとしていて、心地よい食感。チーズやトマトが目で見てすぐにわかるほどのサイズで混ぜ込まれていて、そしてけっこうしっかりと辛めの味。我が家の中辛カレーよりも辛いカレーパンで、息子は「辛いな!」とちょっとばかり驚いていた。
 
ロールケーキは、初めて食べるしということで季節商品らしいライムとグレープフルーツのロールケーキ。相変わらずの丸太状のぶっといクリームを包んだロールケーキで、クリームの中にグレープフルーツの大きめの果肉が入っている。ライムは果汁としてクリームの中に入っているようで、やや強めの酸味を感じるクリームだった。
 
柑橘類と乳製品はうまく組み合わせると似合うものだけれど、これは……まぁ、こんなものかな、みたいな……普通のロールケーキの方が好みかな、みたいな……。

冷しぶっかけカレーうどん
麦茶

今日は一日お仕事お仕事。お盆休みも終わって、客先から一気に連絡が入り始めた。昼御飯の休憩だけ取って、真面目にお仕事。
 
息子も
「もう夏休み後半だし……そろそろ自由研究の事とかに思いを馳せたらどうだろう?」
と話したら、「それもそうだ」と素直に隣であれこれ作業し始めた。先日行った万華鏡のワークショップが楽しかったそうで、それを題材に色々まとめてみるのだそうだ。しかし、PowerPoint使うの上手くなってきたな、息子……。万華鏡の写真撮って、photoshopで加工したりしてるし、今年も「パソコンを駆使する」という方面においては相当凝っている。
 
昼御飯は、買い置きの「冷しぶっかけ肉うどん」と「冷しぶっかけカレーうどん」。なんでも飛騨牛を使った肉味噌入りのうどんなのだそうで、青山の紀ノ国屋で見つけて先日買ってきたもの。夏休み中の昼御飯はあまり手間をかけられないし、でも美味しいもの食べたいし、ということで、なかなかの値段だったこれを買ってきてみたのだった。肉うどんとカレーうどんの違いは、だしパックだけ。麺は同じで添付の肉味噌も同じものだったから、簡単に用意することができた。息子が肉うどんで私がカレーうどん。
 
肉味噌うどんならと、千切りにしたキュウリを添えてみたところ、これがなかなかよく似合う。ほんのりピリ辛味に煮込まれた牛肉はなかなかのボリュームで、濃厚な冷たいカレーだしも美味しかった。細めの麺は、さぬきうどんとは違うねっちりした食感で、つゆがよく絡む感じのものだった。冷やして食べるのがいかにも似合いそうな麺。

稲毛 「串じまん」にて
 おつかれさまセット \1100
 葉しょうが \290
 串焼き(白レバー・塩) \189
 串焼き(チーズ焼き) \189
 串焼き(皮) \136
 串焼き(チーズおもち巻き) \210
 卵鶏ぞうすい \577
 パッションフルーツ酒 \546
さらさらっと。
 
「不二家」のミルキーロール・生ミルキー
アイスカフェオレ

で、息子がモンハンを始めた午後も、その音聞きながらずっと仕事し続けて、息子が習い事に行っても一息つけなくて、
「あーもう!」
と雄叫びあげたくなってきたところで習い事を終えた息子と合流して焼き鳥屋で夕御飯。串5本とビールの「おつかれさまセット」を頼みつつ、セットになかった白レバーや皮も追加でもらいつつ、最後は雑炊。
 
サラダの一つも注文したかったけれど、どれもボリュームのあるサラダばかりだからなぁと、せめてものおつまみにと「葉しょうが」を。これが、甘酢に漬けてあるとかそんなことはなくて、ただただ生の生姜に味噌を添えたものだった。いわゆる「谷中生姜」は、もう少し生姜の部分が小さいような気がするのだけれど、目の前のこの生姜はけっこう巨大。思った以上に辛かった……そして繊維っぽかった。なんとなく頼んでしまったパッションフルーツ酒ではなくて、これだったら焼酎の方が良かったかも。
 
息子も好物なものを好き勝手に注文しつつ、適当に満腹して帰宅の後も仕事の続き。
11時を過ぎて帰ってきただんなの手には、不二家の紙袋がぶら下がっていた。
「家に堂島ロールがあるのは分かってた、でも!買って来ちゃったのよこの駄目人間!」
なのだそうで、袋の中身は松屋銀座限定のミルキーロールと、生ミルキー。
 
まだ冷蔵庫内に堂島ロールが1と1/2本分残っているのになんてことだ、と苦笑いしつつ、さっそく切っていただいてしまった。真っ白いスポンジ生地に真っ白のクリーム。このクリームがうっとりするほどミルキー味。ふわふわの食感も素晴らしく、クリームの分量も素晴らしい。そしてちゃんとロールケーキらしい「の」の字の形。
 
「わ!美味しい!なんじゃこりゃ!」
「美味しいなぁ……ミルキーだ……」
と、こんな夜更けに堪能しまくってしまった。生ミルキーも、とろける口当たりで最高だったんです、奥さん。

8月19日 水曜日
今日は子供たちがシウマイ作り
「マロンド」のコーンパン
ミックスジュース

今日はいつもより早起きして、だんながまだ寝ているうちに息子と2人でひっそり朝御飯。
 
「ミックスジュース、飲みます?」
「うん、飲みます、飲みます」
と、「牛乳に混ぜるだけでミックスジュースができあがり」の素を使ってミックスジュースの準備をしつつ、コーンパンを温めてかぶりついた。
 
他の(チェーン展開している類の)パン屋さんより若干お手頃価格で、若干ボリュームのあるパンが多い感のあるマロンド。私の母がこの店のマロンデニッシュが大好きなのよと言っていた。ちょっと素朴な風合いのパンが多くて、時々無性に買いに行きたくなるパン屋さんの一つ。

南青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて
 甘いトマトを添えたサラダ
 海老と夏野菜のパスタ
 マンゴーのムース
 ハーブティー

今日は新横浜までお出かけ。小学生対象の「シウマイ製造体験」なるワークショップに当選して、横浜の崎陽軒工場に行って来た。新横浜から路線バスで10分ほどのところにある、高速道路のインターチェンジの真横にある工場を目指して、横須賀線から横浜市営地下鉄にお乗り換え。なかなか遠き道のりだった。
 
で、5階の会議室にてシウマイについてのレクチャー受けつつ、子供達による白衣を着用してのシウマイ作り。包んで蒸して、1人3個のシウマイを作って食べて(それ以外にも工場で作ったのを試食で食べて)、お土産に6個入りシウマイの小箱をもらって全体的にシウマイにまみれたイベントだった。開始前には会場前のモニターでえんえんと歴代のCMが流されていたので、「おいしいシウマイ♪き〜ようーけーん♪」のフレーズがエンドレスで脳内を回り始めてしまったり。
 
息子が包んだちょっといびつなシウマイも、タネは工場で用意されたものだったので、ちゃんとあのいつもの崎陽軒の味だったのが面白い。材料は豚肉と玉ねぎと干し貝柱(一晩水に漬けて戻して、戻し汁ごと使うのだそう)、塩胡椒、砂糖、澱粉で、それ以外の保存料やら何やらは使われていないのだそう。横浜は全国平均よりも大幅に焼売の消費量が多く、そして全国平均よりも「ファミレス数に対しての中華料理店舗数」が多いという統計データが面白かった。
 
「お土産もシウマイ!そこの売店で買って帰ろう!」
と息子にねだられて、ワークショップ終了後は大きなシウマイの箱と肉まんの包みを買ってから横浜を後に。帰りは工場から最寄り駅までてくてく歩き、横浜線で菊名に移動してから東横線で渋谷まで帰ってきた。午後2時から打ち合わせ予定があった「Cucina Tokionese Cozima」して、軽めのお昼御飯をいただいた。
 
今日はあまり時間もないこともあってパスタランチ。甘いトマトの乗ったサラダと、角切りにされた夏野菜が満載(ズッキーニや茄子やパプリカなどなど)の海老入りのオイルベースのスパゲティ。デザートには季節の果物を添えたマンゴーのムースを出してもらった。美味しー美味しーと食べつつ、シェフとシェフの奥様と一緒にお話はお仕事の事メインで。
 
だんなと同い年の小嶋シェフ、イタリア修行を終えてこのお店のシェフになったばかりの時期からのお付き合いだったこのお店が、9/1をもって移転することになった。千葉在住の私たちには有り難いことで、千葉の富里市郊外に新しいお店を開くことになったとのこと。でも都心からは隨分遠くなっちゃうかな。
 
この青山のお店はそのままお店としては残り、「Delizia」という名前になってシェフには齊藤実さんが就くことになった。西麻布で「クローチェ・エ・デリツィア」のシェフをしていらした方で、友人の紹介でシェフと以前お会いしたことがあったこともあって、詳細を聞いてびっくり。素材の味を大事にした骨太のイタリア料理を食べさせてくれるだろうなぁと、こちらのお店も楽しみだし、小嶋シェフの新店舗もとても楽しみ。
 
DeliziaもCozimaも、また一緒にお仕事させていただけることになった(=webサイト制作を担当させてもらえることになった)ので、この日記でもこの先ちょろちょろ告知させていただくことになりそう。Delizia開店は9月半ば、新Cozimaは10月半ば開店予定、どうぞ宜しくお願い致します。

ほうれん草のにんにく炒め
「崎陽軒」の昔ながらのシウマイ
ニラ玉汁
羽釜御飯
麦茶

ランチと打ち合わせを終えて帰路につくと、もう6時。そして仕事のメールが山盛り。シウマイ買ってきてよかった、ほんとに良かった、と、買ってきたシウマイ30個(+お土産にもらった6個)を全部一気に蒸してみた。息子曰く、
「僕、崎陽軒の焼売が大好きなのに、お腹いっぱい食べたことがないんだよ」
だそうで。残ったら残ったでまた冷蔵すればいいやとまとめて蒸したら、大変壮観な光景になった。
 
簡単に作った炒め物とスープを添えて、圧倒的な分量のシウマイの山を前に幸せそうな息子。結局
「ギブ……私、これでもう充分……」
と、15個ほどのシウマイを食べたところでリタイアした私をよそに、「じゃあ残り全部もらうね♪」と息子はもくもくとシウマイを食べ続けていた。「崎陽軒のシウマイを腹一杯食べる」の野望はこれで果たせたかな。
 
息子曰く、「崎陽軒の焼売は神!」だそう。元から好物だったけれど、今日はますますその愛に拍車がかかることになってしまったかなと思う。

8月20日 木曜日
「こんがり肉Gだ!」と息子が大喜び(でも味の方は……)
お茶漬け
アイスプーアル茶
堂島ロール(プレーン)

昨日に続いて今日も早起き。今日は朝も早よから息子の通うテニススクールの試合があるそうで、級の同じ子たちと戦って優勝すれば「1級上のクラスにしてくれる」のだとか。自由参加の試合だったけれど息子は「絶対行く!がんばる!」と鼻息粗くしていたので、申し込んでいたのだった。
 
起き抜け、しかも1時間後にはさっそくテニスを始めるというところに重いものを食べさせてもなと、「コーンフレークくらいにしとく?」と聞けば頷いているので、息子の朝食はコーンフレーク。1時間後くらいに私とだんなの2人でのんびり食べた朝御飯はお茶漬け。永谷園のお茶漬けの素を使うだけの、なんてことないお茶漬けだけれど美味しかった。
 
息子は
「串じまんの何が素敵って、チーズ焼きとお茶漬けと両方楽しめるところなんだよ〜。……あ、でもお茶漬けは、串揚げ食べ放題のお店(←「串家物語」のことだな)の方が幸せ。食べ放題だし」
と熱く語るほどにお茶漬けが大好き。朝食に私とだんなが食べたと知ったら猛烈に嫉妬するだろうなぁと思いつつ、今度「おとなのお茶漬け」シリーズでも買って来ようかな。
 
それよりも、今度仕事の報酬が入ったら「極膳」を通販しようかしら……と皮算用という名の現実逃避をしてしまうほど、今日も仕事が盛り沢山。

ミニカツ丼
さやいんげんと茄子の味噌汁
麦茶

息子、残念ながら試合は2位で終わったようで、非常に悔しがりながら昼前に帰ってきた。総当たり戦で1人を除く他の全員には勝てたのに、ただ一人、むちゃむちゃ強いのがいたそうだ。息子のテニスっぷりは私はほとんど見ていないのだけれど、けっこうちゃんとやってるんだなぁと、最後の強敵にも接戦だったという話を聞きながら昼御飯の準備。
 
息子の朝御飯は軽めだったので、じゃあ好物を作ってやろうと、ミニカツ丼を用意した。生協の宅配でチンすれば食べられる冷凍とんかつ大袋入りを買ってある。だんなのお弁当とかに使えるかなという目的で買ったそれを、せっかく大量にあることだしと1人2枚ずつチンして小さなカツ丼に仕立てた。さやいんげんと茄子を入れた味噌汁も用意して、「今日もあちーね」とか言いながら昼御飯。
 
私が引き続き必死の形相で仕事しているものだから、「僕も手伝う、手伝えるようになりたい」と、午後は横でflashの教則本を読み始めた息子。うん、flashデザイナーになってくれたら、母ちゃんの仕事が半減……とはいかないけど1/4減くらいにはなりそうな気がする。ぜひ手伝ってください、と半ば本気で言ってしまう。

リーフレタスのサラダ
茹でとうもろこし
こんがり肉G(もどき)
クリームソースのフェットチーネ
マンゴーの冷たいスープ
アイスプーアル茶

今日もありもの大処分市〜、とばかり、買い置きの品あれこれで誤魔化す感じになってしまった夕御飯。明日もお出かけ予定で、こうも夕飯の目処が立たない日が続くと食材を買っても無駄にしてしまいそうな気がしてしまってあまりあれこれ買えずにいる。そろそろ「こんなにたくさんの野菜、どうしましょう!」みたいな気分をまたそろそろ味わいたいなと思いつつ、でも夏休みも残すところあと2週間を切っている。
 
で、冷凍庫から取り出したのは、えらい昔に買った気がする「ギャートルズ肉」。チンするだけで食べられる骨つき肉で、「ギャートルズのあの肉」という表現もお似合いだし、モンハン好きなら「こんがり肉G」という感じ?息子は見るなり
「こんがり肉Gだー!!」
と雄叫びをあげていた。この見た目は、非常に盛り上がる。
 
……が、賞味期限を過ぎてだらだら冷凍庫に入れていたのが悪かったのか、チンする時間がちと長かったのか、やたらと塩気の強い肉は、実のところ、そう美味しいものでもなかった。添付のソースがついてきたはずなのに、冷凍庫内で行方不明になってしまったのもいかんかった。ごめん骨付き肉。もっとちゃんと届きたての頃に食べてあげるべきだった。
 
それでも、両手でわしっと骨を持って肉に囓りつく快感はなかなかのもので、薄切り肉と何重にも巻き付けたドネルケバブのような構造のようだったけれど、あまりパサついているということもなかった。今は味の種類も色々あるようで、また機会があれば買ってみたいかも。
 
あとは簡単に用意したあれこれと、先日「無印良品」で買ってきて冷たいマンゴーのスープも。
 
「これは美味しそうだ!ぜひ食べてみたい!」
という息子と、
「いやいやいや、これは案外、挑戦的なメニューだと思うよ。万一好みじゃなかったら、飲み干すのが大変だよ」
という私で、有楽町のお店でやいやい議論の末「じゃあ、お試しに2パック(各自1パック責任持って飲み干しましょうということで)買ってみましょう」と、買ってきたもの。数日前から冷蔵庫で冷やしていたそれを、開けてみた。……うーん、コンソメ風味のしょっぱいマンゴージュースだなぁ……という感じ……。マンゴーはやっぱり甘い状態でいただく方が美味しいかなぁ……という感じ……。

8月21日 金曜日
お茶漬け専門店は息子のツボでした
イングリッシュマフィンのソーセージエッグサンド
アイスカフェオレ
「不二家」のミルキーロール

先日、日本橋三越を歩いた時に「Fornum&Mason」で買ってきたイングリッシュマフィン。なかなか食べるタイミングが回ってこなさそうだと冷凍庫に保存していたそれを引っ張りだして、半割にしてバター塗ってオーブンで焼き、炒めたスライスソーセージと半熟目玉焼きを挟んで食べた。
 
お供には、食べても食べてもなくならない(水曜木曜で夫婦で計3本も買ってくるから……)ロールケーキ。今日は不二家のミルキーロールの残りを。
 
卵の黄身を使っていないのだろう、真っ白なスポンジ生地が私には少し違和感ではあるけれど、うっとりするほどミルキーの香りと甘さが広がるクリームは幸せな美味しさ。若干強めに感じる甘さもまたミルキーならではで、私とだんなにはたいそうツボだったのだけれど、息子に言わせると、
「このミルキーロールはね、甘すぎて飽きちゃう」
だそうで。
 
「堂島ロールはそうでもないけど、ミルキーロールの方は1週間に1度でいいやって味がする」
とのことだ。
お母さんは美味しいロールケーキだったら1日に1度でもいいぞーって感じだな。

汐留「お茶漬け膳 八十八楽」にて
 鯖の味噌煮膳(冷や汁)\950

午前中集中して仕事した後、昼近くなって家を出て、午後は六本木のミッドタウン方面に。
 
どのルートで六本木を目指そうかと息子と話していて「汐留から大江戸線はどうだ」ということになり、
「あー、だったら、汐留にお茶漬け屋さんがあるよ」
お昼はそこでどうかなぁ、と呟いたら、息子の目がキラーンと輝いた。
 
息子はお茶漬けが大好物。一度はその手のお店に連れていってあげようと思っていたから良い機会だった。
 
八十八楽(こめらく)」は、汐留と言ってもパークホテルやコンラッドホテルに近いビル内にあるので場所柄子供連れで遊びに来るようなところでもなく、ランチタイムは今日もサラリーマンで混雑していた。満席で少し待ってから案内され、私は期間限定メニューの冷や汁を鯖の味噌煮のおかずで、息子はスタンダードな鰹だしのお茶漬けに鶏唐揚げの黒酢ソースがけのおかずで。
 
きっと息子はこういうのが好きだろう、と踏んではいたけれど、息子は「はじめてのお茶漬け専門店」におおいに盛り上がっていた。
 
このお店は御飯とだし汁のおかわりが何杯でも無料。お茶漬けの薬味として、メニューから2種類(昆布や鮭、塩辛や高菜などなど)が選べ、更に刻み葱と刻み三つ葉もトレーに乗ってやってくる。こちらの薬味類はおかわりできないけれど、卓上の刻み海苔と揚げ玉は使い放題。適当に塩味のついただし汁は、食べ際に更に鰹ぶし入りの茶こしを通して御飯にかけるようになっている。
 
「すごい!海苔と揚げ玉とだしで、もういくらでも食べられるじゃん、これ!」
と、息子はだし汁をおかわりしながら御飯を食べ、更に御飯とだし汁をおかわりしてすごい勢いでお茶漬けを堪能していた。
 
私も玄米入りの御飯を茶碗によそいつつ、氷の入った冷たい冷や汁をかけながら美味しくいただいた。ちゃんと薬味はしそと茗荷で、すり胡麻の風味がとても濃厚な汁にはちゃんとほぐした焼き魚の身もたっぷり入っている。手でざっくり崩した豆腐ときゅうりも入り、すごくちゃんと冷や汁だった。
 
で、午後は国立新美術館の「夏休みたてものたんけん2009〜新美術館のひみつをさがそう!〜」というイベントに行ってきた。
 
息子だけが参加のイベントなので、私はどこかで仕事してようかなぁとテキストだけでも打てれば良いやとpomeraを持ってきていたのだけれど、「保護者の皆様はワークショップの間、よろしければ当館の展覧会をご観覧ください」と、開催中の美術展の招待券を渡してくれた。
 
国立新美術館ったら太っ腹、超うれしいわと、「ルネ・ラリック展」と「光 松本陽子/野口里佳」の2つの展覧会をありがたく見てきた。特にルネ・ラリック展は見に来たいなと思っていたものだったものなのでとても嬉しい。
 
繊細このうえないアクセサリー類ももちろん美しく、更に大量生産品の食器や香水瓶、カーマスコットなどの展示があったのも面白く、楽しめた。「ニッポン」と名付けられたテーブルセットがとても素敵だったのだけれど、でもその意匠はなんだか「大仏の頭(=螺髪)みたいだなぁ……」と思ったり思わなかったり。
 
ガラスの花瓶などの展示も多く、エミール・ガレの作品のような退廃感はない、あっけらかんとした明るいモチーフが多く並ぶ花瓶の部屋は、照明も見事でとても美しかった。
 
その間子供たちは床下に行ってみたり、ガラス壁面清掃用のマシンを見たり、「光壁」の中を見に行ったり、防災センターに見学に行ったり、「いいなー私もそういうの見に行ってみたいよ」というようなところをたくさん回ってきたらしい。写真撮れるところもありますよと言われていたので私のカメラを託しておいたら、興味深い写真をたくさん撮って帰ってきた。誰かに撮ってもらったらしい、見知らぬおっちゃんと並んだ息子の写真もあったので「このおっちゃんは誰ですか?」と聞いたら、「うん、館長さん。館長室にも寄ったんだー」だそうで。

枝豆
リーフレタスのサラダ
ポークカレー
ビール(KILKENNY)

ワークショップも終わり、ちらりとミュージアムショップを覗いてから「夕飯に食べたいようなの、何かないかな」とミッドタウンのお総菜屋さんをちらりと見に行ったのだけれど、これという気になるお店もなく、「夕飯どうしましょう……」と言いながら帰宅。家につくのは6時半過ぎくらいだから簡単に食べられるものをと話していたところ、息子が
「家帰ってから、カレー作らない?家のカレーが食べたい」
と言った。
 
ちょうど、氷温室に突っ込んである豚バラ肉もあるし、玉ねぎもじゃがいもも大量にあるところだから、あとは人参さえあれば作れるけど……。でも、帰宅してからカレーの仕込みしたら、食べられるのは8時近くになっちゃうよ?と言ったら、「遅くてもいいから」とのこと。
 
では急ぎ帰って作りましょう、つきましては、私は帰って肉の下処理とかしておくから、君は八百屋さんに寄って人参を買ってから帰ってきてくださいと分担して、息子と2人家の事をあれこれ片づけながらカレーの仕込みをした。カレーは煮込み始めたら放置プレーな部分も多いので、夕飯の時間こそちょっと遅くなったものの、入浴も済ませたし諸々の家事も終えられたしで、むしろゆっくりできた感のある夕御飯。
 
今日生協のが届いた茶豆が素晴らしく美味しくてばくばくつまみつつ、いつもより短時間の煮込みだった割に全く問題なく美味しかったカレーを堪能した。うっかり調子に乗って10皿分作っちゃったなぁ。週末も食べなきゃ。

8月22日 土曜日
今日最初の食事が、こんなヘビーな……
「びっくりドンキー」にて
 ポークシュニッツェル \163
 エッグバーグディッシュ(300g) \984
 +チーズトッピング \105
 オーガニックビール生(レギュラー) \480

私が起きたのが7時半頃。昨夜もえらく帰宅が遅かっただんなはしばらく起きる気配がなく、息子も今日は珍しく遅くまで寝ていたものだから、一人淡々とお仕事していた。だんなが起きてきたのは11時近い頃で、おかげさまで仕事もずいぶんはかどった。月曜朝に報告するつもりだった仕事を今日の朝のうちに報告できて、何より。
 
そういえば朝御飯も食べていないしすっかりお腹が空いてしまった、と、区役所に用事を済ませついでに家を出て「びっくりドンキー」で朝昼兼用、本日1回目の食事を。
 
すっかり空腹だったので、思わず300gサイズのハンバーグを選択。「ハンバーグディッシュ」は、木製(マンゴーの古木が材料だそうな)の器にハンバーグと御飯とサラダが盛り合わせになっているもので、300gサイズはさすがの迫力があった。卵とチーズを添えてもらい、キャンペーン価格だったビールも注文してしまい、ビールの肴に皆で分けて食べるつもりで「ポークシュニッツェル」という名前のトンカツ(タルタルソースつき)も1皿。
 
ああ、なんかこういう、肉ー!って感じのものを食べたかったんだよねぇとうっとりしながら、ちょっと久しぶりのびっくりドンキー。合い挽き肉を使ったハンバーグはしっとり柔らかめで、ソースはいかにもなファミレス風の味だったりするけれど、これがあんまり嫌いじゃない。というか、けっこう好き。溶けたチーズと半熟卵の黄身を絡めながら御飯に乗せて食べるハンバーグに満足。

茹で枝豆
リーフレタスのサラダ
2日目のカレー
冷凍トンカツ・ソーセージ・ゆで卵
ビール(プレミアムモルツ)

夏休み後半の疲れも出てきたところだったようで、午後は私が昼寝、気がつくと隣で息子まで昼寝。ふざけて脇にりゃんりゃんを抱え込んでベッドに寝転がったところ、ご機嫌にゴロゴロ言い出して人にぴったりくっついて寝始めてしまい、そのまま数時間べったりくっつきあいながら昼寝していた。……夕方になると西日が入ってくる部屋なんで暑い、暑いよ。
 
夕飯は、昨日たんまり作ったカレーがまだまだあるのでそれを食べることに。ちょっとじゃがいもに火を通しすぎて、すっかり「じゃがいも溶けたもっさりカレー」になってしまったけれど、それがまぁ、家カレーの醍醐味というものじゃないでしょうかと自らを誤魔化しつつ、今日は結局買い物には寄らなかったので冷蔵庫や冷凍庫のありもので添え物を用意した。昨日茹でた茶豆の残りにリーフレタスのサラダ、卵を茹でて、あとは冷凍庫にあったトンカツとソーセージ。
 
料理らしい料理でもなかったけれど、家カレーが久しぶりだったのでだんなも息子も喜んでくれて、気持ちの良い食べっぷり。私は昼のハンバーグが案外重かったようで、カレーをお代わりしたいなと思ったけれど至らず。自分の取り分のトンカツも食べられないわと大皿に残したら、だんなと息子が速攻でじゃんけんを始めていた。

8月23日 日曜日
手巻き寿司〜
「崎陽軒」の
 特製肉まん
アールグレイティー

今日の朝御飯は、先日「崎陽軒」の工場に行った時に売店で買ってきた特製肉まんを蒸して食べることに。
 
いつも、崎陽軒の売店を覗いてもシウマイ(もしくはシウマイ弁当)にしか目がいってなかったのだけれど、レトルトパックのスープだとか肉まんあんまん、月餅などの商品もあるのだと、今回工場に行って初めて知った。工場併設の売店はさすがに品揃えが良く、試しにと肉まん3個入り1パックとマンゴー餡入り月餅をシウマイと共に買ってきてみたのだった。
 
月餅は電車待ちの間に駅のホームで食べたのだけれど(小腹が空いていたので、もともとそのつもりで買ってきた)、ちゃんとマンゴーの風味があるのに粘っこい甘さではなく、むしろあっさり食べやすい月餅でとても美味しかった。あまり熱烈に餡入りのお菓子が好きというわけではない息子(←乳製品大好きだから、好物はどうしても洋菓子寄り)も「これは美味しい!」とすごい勢いで囓っていたところをみると、馴染みやすい味なのだろうなと思う。「崎陽軒の月餅」と思うと、なんだか違和感なんだけれども。
 
肉まんはシウマイと同じく、しっかりめの下味がついたものだった。形の残る椎茸や筍がざくざくと入っている。ふわふわした皮のほのかな甘みとか、なかなか好みな肉まんで、1個200円ほどという価格も、高すぎなくて良い感じ。

「かつや」の
 カツ丼(梅) \490
麦茶

午前中は、だんなと息子は2人でプール。入場料200円たらずの市営プールに行くとのことで、私は留守番して仕事したりモンハンに興じたりしていた。
 
自転車で向かうとのことで、「だったらお昼御飯は通り道にあるカツ丼屋さんのカツ丼とかかなー」とうっすら予想していたら、案の定「お昼はカツ丼買ってこようか?」という話に。喜んで!と、ありがたくカツ丼「梅」を買ってきてもらった。
 
かつや」のカツ丼は3種類、「梅」は80gのロース肉カツが乗り、「竹」は110g、「松」は80gサイズが2枚になるそうだ。80g2枚……1枚でもけっこう食べ応えがあるものだったから、「松」を食べたら相当な事になってしまいそう。
 
一緒にとん汁も買ってきてくれたので、2つあったそれは皆で適当に分けつつ、甘さが少々強めにしっかりした味のカツ丼をもぐもぐ。きっと冷めても美味しいくらいの味にしてあるんだろうなという感じの味で、御飯に染みたつゆもたっぷり。
「我が家で一番カツ丼が好きな人は誰だろう」
などという話で盛り上がりつつ(不本意ながら私が有力候補になっていた……)、だんなと息子はすっかり日に焼けた顔になっていた。
 
今日は他に予定もなく、交代しつつモンハンやって、昼寝も少々。今年の夏は本当にイベント尽くしで、私も喜んで外出してはいるのだけれど、週末になると「ああ、けっこう疲れが溜まってるんだなぁ」と思い知らされる。明日もお出かけ、超早起きだ。

自宅で手巻き寿司〜♪
 マグロ・サンマ・ブリ・タイ
 甘海老・タコ・帆立
 玉子・イクラ
 ツナサラダ・カニサラダ
 刻みキュウリ・かいわれ大根
 酢飯
 ビール(プレミアムモルツ)

「夕飯は何か美味しいものを食べよう」と、
「家で焼き肉とか?」
「うーん、だったらジンギスカン」
などと相談の結果、
「……あ、手巻き寿司はどうだろう」
ということに。いかにもな具を用意しようということで、魚屋さんで諸々買いそろえてきた。
 
以前通販で買っていたメバチマグロの大きなサクを解凍し、魚屋さんのお刺身セットは中トロ・ブリ・タイ・帆立・甘海老・ゆでダコという組み合わせ。
いよいよ手頃な価格のものが出回りはじめたサンマのお刺身もあったので、
「これは!このサンマは譲れません!!」
と、けっこうなサイズだったパックを1つ籠に入れた。
 
あとは玉子とイクラ、キュウリにかいわれ大根。カニカマも買って、手でざっくりほぐしてマヨネーズで和えた。ツナのマヨ和えも用意して、「あ、レタスとかアボカドがあっても良かった」と後で気がつくことに。あとデンブもあれば息子がきっと喜んだはず(でもあれは砂糖の塊みたいなものだからね……)。
 
3合の御飯炊いて、うっかり合わせ酢の酢の分量を多く計量してしまったので(3合に対してお酢60cc=大さじ4のところ、何を勘違いしたのか大さじ6計ってしまい……)冷凍庫の御飯を解凍して足したりしながら、まともな味の酢飯をなんとか用意。
 
さすがに3合強の酢飯は食べきらなかったし、大量のお刺身も全部はなくならなかったけれど、好き勝手にお刺身つまんで手巻き寿司にして、という夕御飯はとても良い感じだった。
 
さりげなく売れ線だったのが、カニマヨとツナマヨ。息子がいたくこの存在を気に入ってしまい、ツナと玉子とイクラとか、ツナとキュウリとか、気の赴くままに組み合わせてはすごい勢いで平らげていた。
 
赤身のマグロも、脂の乗りまくったいよいよ旬到来のサンマも、どれも幸せな美味しさだった。サンマ+玉子+キュウリなんて組み合わせが案外美味しいことに気付いてみたり。