食欲魔人日記 09年08月 第3週
8月10日 月曜日
ビール飲み飲み、唐揚げもぐもぐ。
バタートースト
アイスカフェオレ

「神戸屋スペシャル」がまだ残っていたので、それをバタートーストにしての朝御飯。出始めの梨も剥いてみた。
 
なんでも台風が近づいてきているのだそうで、外は大荒れの天気。風はさほどではないけれど、昨日に引き続き今日も一日強い雨が降り続くらしい。……なんだか、「夏」という感じじゃないなぁ。そういえば今年はまだかき氷を食べていない。

モッツァレラチーズとパンチェッタのカルツォーネ
アイスアールグレイティー

生協の宅配で購入したカルツォーネを、息子はいたく気に入ったらしい。「あれは美味しかった、とっても美味しかった」と言っていたので、先日、丸ビル地下の「明治屋」でたまたま見つけた冷蔵のカルツォーネを
「これもカルツォーネだよ。こないだ買ったのとはまた違うお店のだけど、試してみる?」
と買ってきてみた。こちらはコーンなどは入っておらず、モッツァレラチーズとパンチェッタ入りのシンプルなもので、確か「ANTONIO'S」のもの。
 
先日食べたものは今ひとつピザっぽくはなかったカルツォーネ、今日のはいかにも「2つに畳んだピザ」という風なもの。値段も倍くらいしたけれど、味の方も倍以上美味しいものだった。モッツァレラチーズがピヨーンと伸びて、良い感じ。息子曰く、「どっちも美味しい!」だそうだ。私は本格的な味がするこちらの方が好きかなー。

千葉そごう内ビアガーデン
 大人女性 \2,980
で、食べ放題飲み放題

今日は友人親子と「飲みに行きましょう!夏はやっぱりビアガーデン!」と、誘い合って千葉そごうで開催中の飲み放題・食べ放題のビアガーデンに行ってみることに。あいにくの荒天だけれど、屋内でも楽しめるビアガーデンとのこと。料理と飲み物は、通常時は自然食ブッフェをやっている店の料理コーナーに並べられ、客席も自然食ブッフェの店のそれがそのまま使われている。天気が良ければ料理を持って外の席にどうぞ、ということらしい。
 
大人の女性は2980円で、時間制限は120分。小学生の息子は1500円ほどだったかな。
ビールサーバーから自分で注ぐ生ビールと、ライムや葡萄、梅などのシロップが用意されたサワーコーナー、常温の白ワイン、赤ワイン、焼酎のタンクもあった。子供用にソフトドリンクもいろいろ。
 
食べ物は、自然食ブッフェと重なるものもありつつ(がめ煮とか、おからの煮物とか、サラダ類とか)、ビアガーデンらしい唐揚げ、チャーハン、フライドポテト、ウィンナーといったものもあれこれ。残念ながら期待ほどには品揃えは多くなく、チャーハンやパスタなどは温かいコーナーに置かれているものの、唐揚げあたりはすっかり冷めている。
 
それでも、ビール飲み飲みおしゃべりしながらあれこれつまむのは楽しかった。ビールばかりだと早々に満腹になってしまうからと途中で焼酎ロックに切り替え、でも今ひとつ美味しい焼酎ではなかったから、グレープフルーツジュースやアップルジュースなどを混ぜつつカクテル風で。
デザートに紅茶のゼリーや桃ヨーグルト、塩キャラメルクッキーなどをいただいて(分量を少なめに作ってるのか、ブッフェ台には置かれずにワゴンサービスでテーブルまで運ばれてきた)、すっかり満腹で帰ってきた。
 
今日は猫たちにもお土産たくさん。
夕食の待ち合わせまでに時間があったので、千葉そごう内のペットショップを覗きに行ったところ、夏のセール中で「猫用福袋」なるものが3000円で売られていた。中身はおもちゃやフードなどらしく、そうそう無駄になることはないだろうと思って1つ買ってきてみた。
 
おもちゃは棒に羽がついたタイプのや、キリン型の長いぬいぐるみ(中にマタタビ入り)、麻のボール、あとはおやつが山盛りで、ささみジャーキーやチーズボウル、きびなごの煮干しに鯛かま、ミルクのゼリーなどなど。サイエンスダイエットのドライフードも1袋入っていて、猫たちが全部食べて遊んでくれるなら、これはお買い得だったかなという内容だった。
 
殊に、またたびキリンは大人気。りゃんりゃんが独占して舐めたり抱えたり猫キックしたりうっとりしたりを十数分続けていたので、彼の気がおもちゃに逸れたところで
「かすみさんも遊びますか?」
とパソコン椅子の下にいるかすみさんに渡してあげたら匂いを嗅いで幸せそうにキリンの上に乗っかっていた。りゃんりゃんが取り返しに来ても「私がもらったから、もう返しません」とばかりにぬいぐるみを押さえつけていた。……キリン、2つ入っていれば良かったね……。

8月11日 火曜日
夕飯のサラダにカプレーゼ。
「三宮一貫樓」の
 豚まん
アイスプーアル茶
ヨーグルト

友人からもらった豚まんが、まだ2食分ほど。氷温室に入れてあったので長めの時間蒸して、冷たく濃いめのプーアル茶と共に。
 
両手でわしっと掴んで食べたい感じの、ちょっと大ぶりな豚まん。玉ねぎのかけらが食感を感じるくらいの大きさで入っていて、その甘さがとても良い感じ。神戸のJR駅構内などでも扱いがあるお店なのだそうで、関西いいな、JRの駅で美味しい豚まんとか買えていいなと思ってしまう私。
 
明け方は、大きめの地震の揺れで目が覚めた。揺れで、居間にぶらさげているウィンドチャイムがやかましく鳴ったものの、それ以外は小物類すら倒れることなく、何事もなかった。けれど、目がさえてしまったのでそのまま起きてテレビをつけて震源地の確認をしつつ、目覚まし時計が鳴る時間までモンハン。
 
新登場のモンスターばかりで、まるで別のゲームのように感じる新作だったけれど、リオレイアと戦えるようになって「おお、やっぱりモンハンだわ、リオレイア格好良いわー」となんだか感慨深い感じ。とりあえず、そのリオレイアの素材を使う防具をひと揃え作ってみようというのが目下の目標。

「Johan」の
 くじら型のツナパン
えんどう豆の冷たいスープ(インスタント)
アイスカフェオレ

今日は何も予定のない一日。息子の習い事も、お盆時期ということで今日はお休み。
午前中は仕事をして過ごし、お昼は昨日「Johan」で買ってきたパンで手早く済ませた。
 
千葉三越のJohanショップ、目立つところに「水族館パン」とか何とか札が立っていて、並んでいたのはレモンクリームの乗ったイルカ型のパンだとか、ミルククリームの詰まったマンボウ風の魚パンだとか、胡麻入りのペンギンパンだとか。たいそう可愛かったので、自分用にはくじら型のツナパンを選んでみた。お供に冷たいカフェオレ、冷蔵庫で冷やして器に入れるだけのレトルトパウチのえんどう豆スープ。
 
息子との話の流れで、君は外食に行っても、ほんとひととおり何でも食べられるよねぇ、なんて話をしていたところ、
「でもね、やっぱりニンニクは嫌だなぁ。自分が臭くなっちゃうのが、つらいよね」
と息子。
 
でも息子よ、そう言ってる君が今囓ってるのは「ガーリックフランス」だ。
私のところにも香ってくるくらいニンニクぷんぷんのパンなのに、なぜそれを選んだのか。謎。

カプレーゼ
牛肉じゃが
マグロのお刺身
野菜入り鶏スープ
羽釜御飯
ビール(Tuborg)

お盆週間ゆえ、連日激ジョブのだんなの激ジョブっぷりも少し緩和されているらしい。このところ少し早め(と言っても9時半とか10時とか)に帰ってきていただんな、「今日は多分、家で御飯食べられそう」と言っていた。
 
折良く、冷蔵庫には昨日の夜、デパ地下で投げ売り状態になっていた本マグロのお刺身が。千葉そごうの鮮魚専門店は、お刺身屋さんもマグロ屋さんも素晴らしい品揃えなのだけれど、いかんせんお値段も素晴らしい。久しぶりに、閉店間際の赤札状態のお店を昨日覗くことができた。1パック1000円の本マグロのブツは2パックで1000円、1パック1500円の刺身盛り合わせは2パックで1500円。半額だ。
 
「うーん……ブツいただこうかなぁ……」
でも、冷静に考えると、半額になって1000円でも分量からすると豪華な感じなんだよなぁ……と唸っていたら、
「奥さん奥さん、こっちのお刺身も、2つで1000円でいいヨッ!」
とお店のお兄ちゃんが更なる値引きを耳打ちしてくれた。1パック1500円の刺身が2つで1000円!それなら買った!と、即買いしたのは良いけれど、昨日のうちにはとても満腹で食べられず。朝御飯という感じでもないなぁと、今日の夜に食べることにしたのだった。
 
マグロの刺身に組み合わせるにはどうよと思いつつ、買い置きのモッツァレラチーズが賞味期限切れ間近だったので、サラダ代わりにとカプレーゼで。
 
トマトとチーズを綺麗にスライスして並べるタイプのも美しくて好きだけれど、自分で作るなら、全体をざっくり和えたタイプの方が好き。
トマトは湯剥きして種も落としてざく切りにし、おろしにんにく、E.V.オリーブ油、しっかりめの塩で和えておく。そこにトマトと同じくらいのサイズにちぎったモッツァレラチーズを混ぜ、食べ際にバジルも混ぜて仕上げのE.V.オリーブ油を少し垂らしたらできあがり。バジルはベランダで育てている完全無農薬の摘んだばかりのフレッシュなもの。なかなかカラッと晴れないものの、バジルは元気に育っている。
 
あとは、牛薄切りで何かしようかなと考えて、玉ねぎとじゃがいもを先日大量に買ったのを思い出して肉じゃがに。海南飯の時にたっぷりめに取れた鶏スープの残りがあったので、それはキャベツや人参、玉ねぎなどを加えて具沢山のスープにした。水炊きの印象が強烈だからか、鶏味のスープを見ると「あ、キャベツ入れて食べたい」と条件反射のように思ってしまう。
 
息子と2人だと品数少なめになりがちな夕御飯。今日はだんなも一緒に食卓を囲めるということで、料理の品数もおしゃべりの口数もいつもよりずっと多い賑やかな夕御飯になった。マグロは、こんなに美味しいのを1000円で買っちゃってごめんなさい、というほど、素晴らしく美味しかった。ほんと、いつも定価で買わないでごめんなさい。

8月12日 水曜日
国際フォーラムでガッツリお弁当
「Johan」のコーンパン(大)
ハムエッグ
アイスカフェオレ

「こっちのサイズがいいと思います!」
と、先日パン屋さん「Johan」の店頭で息子が指さしたのは、いつもの小サイズコーンパンではなく、1.5倍ほどある大きなサイズのコーンパン。なかなかの迫力だ。
 
たまには良いかな、確かに大きな方が美味しそう……と、大きなコーンパンを3個買ってきてみた。心持ち長めの時間オーブンに入れ、あとは簡単に用意したハムエッグとアイスカフェオレと。
 
今日は一日都心のイベントにお出かけだけれど、今日もかなり暑い1日になりそう。

「bon appetit」の
 1/4チキンとハーブライスとローストポテト \750
 
「POPOPEKU」の
 ハワイアンシェイブアイス \500

昨日今日明日の3日間、ここ数年毎年開催されているという「丸の内キッズフェスタ」に今日は行ってみた。
 
事前申込が必要なイベントのいくつかに申し込んで1つに行けることになり、当日の9:30、12:30に整理券が配布されるという整理券制のイベントもいくつか参加してみたいねと、整理券配布開始前の9:20頃には到着できるように向かったのだけれど、既に整理券待ちの行列は大変な状態に。既に500人以上が並んでいるような状況で、お目当てのイベントは早々に満席になってしまった。
 
あとは参加人数が多めのイベントとか、「お勉強系」の真面目そうな内容のイベントの選択肢になり、で、息子が「これやってみたい」と選んだのは丸の内消防署による「まさかの時の救急アドバイス」というもの。それに参加しつつ、自由参加のイベントにも顔を出しつつ、午後のメインのイベントに備えて館内を歩き回った。何しろすごい混雑、なかなか大変だ。でも息子は何をしていても楽しそうで、それは何より。
 
お昼御飯は、混雑する前にと早々に済ませることにした。
「なんか、中庭に屋台風のワゴンがたくさん出てるらしいよ、覗いてみる?」
それで好みのがなかったら有楽町か銀座に移動して普通のお店に入ろう、と屋台を見て歩いたら、「絶対ここで食べたい!どれも美味しそう!」と息子。確かに、大きくはないワゴン車を改造して小さな厨房に仕立てた「ネオ屋台」は、メニューも個性的で気になるものばかり。
 
結局息子はオムライスとミニサイズのかき氷を、私は行列ができていた「bon appetit(ボナペティ)」というロティサリーチキンのお店でチキン弁当を食べることにした。本当に人気のあるお店のようで、ワゴンの前には途切れずにお客さんが列を作っている。キャンピングカーのような大きめの車体の中には巨大なオーブンがあり、その中で大量の丸鶏がぐるぐると回っていた。岩手の「みちのく鶏」使用なのだそうだ。
 
メニューは本当にチキンだけで、「1/4チキンとハーブライス」「1/4チキンとローストポテト」「1/4チキンとハーブライスとローストポテト」「1/4チキンとローストポテトとチーズパン」と、そんな感じ。更にスペシャルで「1/2チキンとハーブライスとローストポテト」というのもある。さほど巨大な鶏でもなかったから1/2羽でもいけるかしらと思いつつ、1/4にしておいた。
 
御飯は鶏の焼き汁を染みこませたような濃厚さがあり、そこにドライハーブがたっぷり混ぜ込まれている。皮つきのホクホクとしたじゃがいもも良い焼き加減で、何より塩気のガツンと聞いた鶏がたまらなく美味しかった。火傷しそうなほどアツアツの鶏をお弁当で食べられるということはすごいなと思う。しかもお値段もお手頃。会社勤め時代、こういうお弁当屋が欲しかったなぁ。
 
これは確か人気が出るわ……と思いつつ、再び館内に戻ってあれこれ遊んだ後、「ダメだ!暑い!」と再び中庭に出て(中庭に出るほうがむしろ涼しいという……)、かき氷休憩。お昼の時に見て気になっていたロコモコのお店の「ハワイアンシェイブアイス」500円也を買って食べてみた。
 
「どこを食べても美味しいハワイ」だそうで、カップの底に粒あんとタピオカココナッツミルク、氷の上からマンゴーシロップ、ストロベリーシロップ、練乳、そしてフルーツカクテルが少々というもの。「苺+練乳」の美味しさはさることながら「マンゴー+練乳」、「マンゴー+苺+練乳」という組み合わせも良い感じ。後半、カップの底のココナッツミルクの味も加わって風味が変わり、最後まで美味しく食べられた。
 
他にも頻繁に水だのお茶だの買って飲んでいたのだけれど、今日はとにかく蒸し暑くて汗が出て、なんだか一日中喉が乾いていたような気がする。

丸の内キッズフェスタ 「親子テーブルマナー教室」にて
 小さなオードブルの盛合わせ
 冷たいクリームコーンスープとコンソメスープのアンサンブル
 舌平目のムニエルに季節のお野菜を添えて
 カラメルムース バニラアイスクリーム添え
 パン・コーヒー
 
丸ビル内「ease」にて
 夏野菜のグリルサラダ \820
 ビール(Corona) \850
 カクテル(ロングアイランドアイスティー) \980

そして、すごく早めの夕御飯の感があった、コース料理を食べながらの「親子テーブルマナー教室」に参加。
 
これは帝国ホテルが提供する事前申込みイベント。親子参加で6000円ほどの参加費を取られるものの、帝国ホテルの料理を食べながら食事のマナーについてしっかり教えて貰えるならと、申し込むことに。最近はコース料理に執心の息子には良い機会じゃないかなと誘ったら、予想通りに「行く!」と食い付いてきた。
 
なぜ国際フォーラムのイベントで帝国ホテルが?と思っていたのだけれど、この国際フォーラム内のケータリングサービス事業を受託運営しているのが帝国ホテルなのだそう。この建物の地下に専用の厨房を持ち、館内で開催される会議、パーティー等の料理を提供しているのだそうだ。……知らなかった。
 
というわけで、「マナー教室と言いつつ、でも料理はケータリング料理を盛りつけた風のものなのかしら」などと思っていたのが申し訳ないほど、ちゃんとしたコース仕立ての料理の数々。前菜、スープ、メインディッシュ、デザートにコーヒー(子供にはオレンジジュース)と最後までぬかりのないコース料理を堪能してきた。
 
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、それは普通にいただいても美味しいものばかりだったし、ちょっとだけ背伸びをした味付けで、でも子供にも馴染みやすい食材で、と組み立ててくれた献立の妙も良かった。給仕をしてくれるテーブル担当の方々は、蝶ネクタイにブラックスーツ。レクチャーをしてくれる担当の方と共に、給仕の方たちも「こういう場合、フォークは……」とあれこれ教えてくれるのだった。
 
オードブルの盛り合わせは、マグロとアボカドのタルタルをそば粉の生地の上に乗せたカナッペ風のもの、キュウリと蟹肉を巻いたスモークサーモンにイクラ入りのクリームソースを添えたもの、鴨の燻製にバジルのソースをかけたもの、そしてミックスリーフのサラダ。
 
スープは少し変わった、ゼリー状のコンソメスープの上に甘く冷たいコーンスープを注いだもの。ガラスの器に入ったスープだったので、いわゆる「スープの飲み方」とはまた違った技術が求められるものだった。舌平目のムニエルには、食べやすいパプリカのソテーや甘く火を通したプチトマトなどを添えつつ、焦がしバターのソースがたっぷり。「これも少し大人の味です」と、カラメルのほろ苦さを感じるムース仕立てのケーキにはバニラアイスとベリー類が添えられていた。
 
子供用のマナー教室と思いきや、大人もしっかり学べるところが多く、私は初めて「時々右手のナイフを鉛筆のように持ってしまう」ことがあることを自覚した。肉や魚を切るときはちゃんとした持ち方(=上から握る)にしているのだけれど、小さな前菜を食べる時などに無意識に「鉛筆風」にナイフを持ってしまっていたらしい。
 
「前菜などの時も、きちんと肉や魚を切る時のように持つのがスマートです」
と、給仕の方に指摘されて己の所作に初めて気付いた。マナーの肝は「同席の人を不快な思いにさせない」事だから、そう堅苦しくする必要もないとわかっていても、食事中ずっと背筋をピンと伸ばしてお行儀良く食べようと努力し続けながら食べるのは、なかなか大変なことだ……。もっと色々、無意識のうちにできるようになると良いのだけれど、なかなか。
 
「AED」の使い方を学んだり、テーブルマナーについてまた少し知るところを得たり、息子も私も一日色々学ぶところが多く、実り多かった一日。
でも疲れた疲れた……と、夕方に会場を後にしてから有楽町界隈で少しお買い物。だんなも職場を出られそうということで「夕飯っぽいものは食べてしまったけれど、でもビール飲みたいです!」と東京駅で待ち合わせ、軽く飲んで帰ることにした。
 
もうそうそう歩き回る気力もなく、丸ビルの「ease」という店で、ビールを1杯、カクテル1杯。おつまみ代わりに焼き野菜のサラダを貰って、これはだんなと分けっこした。アルコール度数は強めなのにやたらと飲みやすい、ロングアイランドアイスティーは、昔から大好きなカクテルの一つ。紅茶は1滴も使われていないのに、紅茶のような色と味がするから不思議。

8月13日 木曜日
スペアリブを見ると、条件反射で「バクテー食べたい」と
「みんなのぱんや」の
 あんぱん
牛乳

有楽町駅と東京駅の間あたりにあるTOKIA、地下には「みんなのぱんや」という可愛らしい名前の小さなパン屋さんがある。「ぐりとぐら」系の店のロゴやイラストの感じはなかなか可愛らしく、品揃えも三色パンとか焼きそばパンとかコロッケパンとか、いかにもな感じのもの。昨日の夜、東京駅への移動ついでに通りかかったので、朝御飯を買ってきた。
 
もう7時を過ぎようという頃だったので選択肢もあまりなく、でもあんぱんが残っていたのをこれ幸いと購入。
あんぱんには牛乳だよねと牛乳用意しつつ、
「あんぱん食べーましょ〜♪」
と今日も鉄腕アトムの替え歌を口ずさんでいた。アトムは豚まんもあんぱんも食べられなくて気の毒だわぁ。
 
ちょっと甘さのあるパン生地に粒あんが詰まったあんぱんは、なかなか好みな感じ。食べ応えもあった。

ペンネ ジェノベーゼ
アイスアップルティー

ベランダのバジルがもしゃもしゃと育ってきているので、適当に収穫して適当に松の実などと共にミキサーかけて、ジェノベーゼペーストを作ってみた。昼御飯にさっそくペンネに絡めて食べることに。
 
今日の夜はにんにくぷんぷんのスープの予定なので、ジェノベーゼはせめてもとにんにくは若干控えめに。代わりに松の実多めのナッツの食感を感じるペーストにしてみた。今日はやたらめったら蒸し暑く、氷どっさり入れたアップルティーを用意して、水分多めに摂りつつ。

苺チーズとクラッカー
生野菜とマヨネーズ・にんにく味噌・ウスターソース
バクテー
羽釜御飯
ビール(オリオン)

先日、肉屋で見切り品のスペアリブがあったので、思わず購入してしまった。
 
手頃な大きさにカットされたスペアリブだったので条件反射のように「これはバクテーだな」と思う。シンガポールに行って覚えた料理「バクテー(肉骨茶)」は、マレーシア料理。スペアリブのスパイス煮スープ……というか、漢方薬スープ煮、という感じのもので、そのスパイス臭いところがとっても好み。アジア圏に旅行に行くとスーパーに「肉骨茶の素」なるものが売られているので、日本ではあまり見ないそれを見かけるとつい買い込んできてしまう。手元にあるのは、マレーシアのスーパーで見かけたもので、賞味期限は2010年の夏とある。
 
「というわけで、手元にあるのが"肉骨茶香料 福建"なわけですが」
と、昼食後におもむろにル・クルーゼの鍋出して、湯を沸かして紙パック入りのその「肉骨茶香料」を鍋の中に。説明書きによると、その素に対して、肉は1kg、水は1.5リットル、にんにくが2株。沸騰した湯に材料を全部入れて、1時間煮込めばできあがり。好みで塩や中国醤油、オイスターソースなどで調味せよ、とある。シンガポールの屋台風のお店で食べたものは、確かに中国醤油が入ってるんだろうなという黒っぽい茶色のスープだったけれど、私はどちらかというと塩だけで調味するくらいのものが好き。
 
英語の他はマレー語と中国語での表記なので、材料名を見てもかなりあやふや。
中国語では「玉竹、党参、当[リヨ]、杞子、甘草、桂皮、八角」、英語では「Polyconattum, Codonopis Pilosulae, Angelica Sinensis, Fuctus Lycii, Ligusticum Wallichi, Glycyrrhiza Uralensis, Cinnamon Powder, Star Anise Powder」とあり、「杞子」「甘草」「桂皮」「八角」あたりはわかっても、他には何が入っているのやら今ひとつ検討もつかない。
 
で、煮込み時間は1時間と言わず、3〜4時間かけて肉がやわらかくなるまでのんびりと煮てみた。すっかり褐色になったスープが良い感じ。家中が異国の定食屋みたいな匂いになって、それもまた良い感じ。
 
今日もだんなは早く帰れるということで、帰宅を待ってちょっと遅めの夕御飯にした。
生野菜をバリバリ食べたい気分だったので、ざく切りキャベツとスティックのキュウリと人参を出して、小皿にマヨネーズとにんにく味噌(おろしにんにくと味噌、味醂を適当に混ぜてみた)を添える。キャベツぱりぽり食べている途中で「なんか、ウスターソースも恋しくない?」と、ソースも登場。
 
「はーい、突き出し900円になりまーす」
と、先日のぼったくり気味なお店を思い出しながらテーブルに出したら、だんながとても微妙な表情になっていた。今日のこの野菜の盛りでも(お店で出てきた量の3倍くらいあるけど)900円は高いよねぇ……。生キャベツが出てくること自体はけっこう歓迎なのだけれど(キャベツ大好き)。
 
バクテーそのものにレタスを入れたりもするようだけれど、生野菜バリボリ囓りながらのバクテーもけっこう似合っていたし楽しかった。最後は茶碗に残った御飯をスープに浸しつつ、雑炊風に。

8月14日 金曜日
マグロ丼、ほんのり異国味。
「三宮一貫樓」の豚まん
アイスプーアル茶

友人から貰った神戸の豚まんもこれが最後……と、ありがたく蒸しつつ、今日も「豚まん食べーましょ〜♪」の歌を歌う。
「このさ、最後の、"だけどアトムは食べられな〜い♪"の盛り上がり、感情の高ぶりを大切にしたいよね」
と、そんな事話しながら蒸してみたり。最近は息子もだんなも一緒に歌ってくれるようになった。
 
このお店、阪急デパートの催事によく出店しているそうなので、有楽町阪急デパートなどで購入できるチャンスがあるみたい。
豚まんが冷凍庫、冷蔵庫から無くなると、なんとなく心もとない気分になってしまうもので、「また買ってきて詰めておかなきゃ」とい気分になる。

ルッコラとトマトのサラダ
ビーフマサラカレー(インスタント)
アイスカフェオレ

ここ数週間、案件はあれど、先方からの情報待ちだったりの状況でおおむね静かだった私の仕事がいよいよ各所で火を噴き始めて、今日はひときわ大騒ぎ。
 
電話を何度も取りながらキーボードを叩いていた私に
「僕がお手伝いできることならするよー?」
と息子が言ってくれたけど、じゃあフォトショ立ち上げてメニューボタン色変更でお願いしますフォント2px小さめで、などと言えるはずもなく、
「うんにゃ、だいじょぶだから、君はラギアクルスでも狩っていればいいよ」
と答えて、ああ私もモンハンやりたいなーと思いつつ一日真面目にお仕事。
 
お昼御飯は、そういえばレトルトパックのカレーの買い置きがあったなと思い出して、1つを息子と半分こする形でミニカレー。中辛のビーフマサラだったけれど、さほど辛くなく、あまり「マサラ」とい感じでもなく、普通にレトルトカレーの味だった。
 
冷凍御飯をチンしている間に、適当にちぎったルッコラと刻んだトマトを合わせて、ピエトロドレッシングかけただけの簡単サラダも用意。

小松菜と塩蔵わかめのポン酢和え
本マグロのユッケ風丼 温玉乗せ
バクテー
ビール(Corona)

バクテーの残りが、あと2人前あるかないかというところ。で、手元には見切り品で300円だったマグロのサクが一つ。
「でも、バクテーとマグロの組み合わせって、どうすればいいんだろ……」
と悩み悩んで、マグロは丼にすることにした。普通の「づけ丼」ではあまりに不似合いかしらと、ユッケ風の丼にすることに。
 
マグロは小さめに刻み、長ねぎを刻んだものと共にボウルに入れる。味付けは、胡麻油と醤油、塩と砂糖と酒と炒り胡麻、そして香辣脆で適当に。最近は息子の味覚も大人寄りになってきたしと、ついつい辛めに調味してしまった。マグロだけを口にすると「うぉ!けっこう辛い!」というほどの辛さ。
 
で、少量残っていたルッコラをちぎって御飯の上に乗せ、その上にユッケ風マグロ、更にその上に温泉卵と刻み海苔、炒り胡麻添えてできあがり。
 
1人あたり少量ずつのバクテーと、あとは野菜の小皿が欲しいなと、水で戻した塩蔵わかめと茹でた小松菜にポン酢をかけたものを。少々ポン酢かけすぎで、それがわかめの塩気とあいまってややしょっぱ酸っぱい和え物になってしまったので、激しく反省……。
 
今回の福建風肉骨茶は、やたらと甘い匂いが漂うものだった。スープ自体が甘くなるわけでなく、香りだけが甘い。その甘い匂いはとても覚えのあるもので、材料を見ながら思い出していて「あ、甘草湯の匂いなんだ」と思い至った。冬に喉が痛くなるときによく飲む漢方薬で、その味や香りはけっこう好み。その原料の「甘草」がけっこう大量に入っているバクテーの素だったらしい。だからなんとなく、懐かしい様な味がしたんだなぁ……と思いつつ、ル・クルーゼにたっぷり煮込んだバクテーはこれで綺麗になくなった。
 
しかし……今回も「こんな料理でごめん、なんかお洒落じゃなくてごめん」と、ル・クルーゼに謝りたくなる料理。いつかポトフとかロールキャベツとか、それっぽいものを作るから勘弁してください、と思わず鍋に謝ってしまう。

8月15日 土曜日
「まーさ」が作ってくれました
ランチョンミートとオムレツのパニーニサンド
フルーツ牛乳

毎週金曜は生協の宅配が届く日。手数料の210円/回が無料になる期間は利用してみようと思って、利用してそろそろ2ヶ月が経つところ。ソーセージあたりは安くてちゃんと美味しいし、息子はここの飲むヨーグルトや牛乳が大好き。
「大地よりも、僕はこっちの生協の方のが好きだなぁ」
と言われてしまい、でも私は、野菜は大地〜の扱うものの方が美味しいと思うんだなぁ。加工品は今ひとつ弱く、値段も安くはないけれど。
 
で、その生協(pal system)から昨日届いたのが、「ミックスフルーツベース」というもの。
牛乳に混ぜるだけでミックスジュースができるらしく、それは素敵!と買ってみたのだった。
 
「業務用」と書かれた500ml入りのパックで、この濃縮ジュース1に対して牛乳2くらいを入れるとほどよくミックスジュースになる模様。中身はみかん果汁、バナナ果汁、りんご果汁、ピーチ果汁だそうで、飲んでみるとかなりバナナが強めな感じ。適当に果肉の粒が入っていて、かなりリアルなミックスジュースになってくれたのは嬉しかった。
 
息子が大喜びでお代わりしているのを見ながら、
「もっとこう、桃が強い感じだよね」
「缶詰の桃がたくさん入っているのが関西風だよね」
と、大阪のジューススタンドで飲んだミックスジュースの味を思い出していた私とだんな。東京でもサンマルクカフェとかJuicer Barとかで扱いがあるから割と簡単に見つけられるし飲めるのだけれど、あの大阪を歩いていての「ミックスジュースには困りません」感は時々とても羨ましくなる。
 
というわけで、家で飲めるフルーツジュースは、とても幸せなのだった。
 
パニーニも、同じく昨日届いたもの。押さえつけるようにして焼くのが特徴のパニーニなので、フライパンに薄くバターを溶かして、フライ返しで軽く押しつけるようにしてじくじくと焼いてみた。別フライパンで用意した、炙ったランチョンミートとオムレツを挟んで。

冷凍エビピラフ
麦茶

微妙に天気が悪かったここ数週間。今日はやたらめったら良い天気でやたらめったら蒸し暑かった。明日明後日は、息子がそれはそれは楽しみにしているイベントが控えているので「雨にならないと良いね」とは話していたけれど、雨の心配は全く不要らしい。
 
暑い暑いと言いつつ、昼食夕食の食材を買いに、だんなと2人近所のスーパーに行って来た。
「なんかさ、火を使った料理をしたくない、てか、家の中で火を使いたくないよ……部屋の温度が急上昇するし」
とか何とか話していた結果、昼はささっと冷凍ピラフで、夜はだんながミートソーススパゲティを作ってくれることになった。
 
外食でも自炊でも、食事のメニューがエビピラフだと、だんなが口ずさむ歌がある。DREAMS COME TRUEの「未来予想図」。
何がどうしちゃったのか、あれは私たちの中で「エビピラフの歌」になっている。ブレーキランプが5回点滅すると「エ・ビ・ピ・ラ・フ」のサインだ。
 
ものすごく久しぶりな感のある冷凍エビピラフは、味も変わらず懐かしい感じ(いや、昔より徐々に美味しくなっているような気も)。けっこう大きな海老がごろごろ入っていて、幸せな気分になる。

まーさ特製ミートソーススパゲティ
ビール(Corona)

今週は家にいることも多かったけれど、なんだか疲れた1週間。午後はついうとうと昼寝してしまって(寝ころんで漫画読んでいるだけのつもりだったのに、脇腹にりゃんりゃんがそっとくっついて寝始めたものだから、もうダメ……猫の存在による睡眠誘発効果はおそろしいものがある)、気がつけば夕方。ボーッとしているうちに、だんなが夕飯の支度をし始めてくれた。
 
「まずはチョップドオニオンを作ることから始まるわ」
と、だんなが再び「まーさ」になっている。一応サラダも添えようと葉野菜を買ってきていたのだけれど、私は「今日はまーさにお任せ〜♪」と一人狩りなどしていたものだから、食べはじめてから「あ、サラダは私が用意しようと思ってたんだ」と思い出した。
 
今日スーパーで見つけた特売の合い挽き肉は1kgで680円というもの。これ全てをミートソースにしても食べきれるものではなかったけれど、冷凍しておけばラザニアに使うとか、私と息子の夏休み中のお昼御飯に使えたりだとか色々できるので、挽き肉残しておいてもすぐ悪くなってしまうので「全部ミートソースにしちゃってくださーい」とお願いした。……さすがにちょっと大変だったみたい。
 
別ボウルにできあがったソースを取り分けて、そこに茹であがったリングイネを一度絡めてから、更に上からミートソースをかけるという贅沢なミートソース。トマトと赤ワインを使った、玉ねぎの甘さを感じるミートソースは今日もとても美味しかった。

8月16日 日曜日
レインボーブリッジ見ながらの飲み放題プラン
東京駅構内「ほんのり屋」にて
 海老天むすび \220
 黒毛和牛しぐれ煮むすび \250
 日替わりお味噌汁 \150

今日は少し早起きして、目指すは東京駅。息子が参加する1泊2日のイベントの集合場所に送りに行きがてら、せっかくのだんなと2人だけの週末になったので、私たちも遊びに行くことにした。
 
朝御飯は、東京駅構内「GRANSTA」の「ほんのり屋」で。
色々なおにぎりに味噌汁、玉子焼き、唐揚げなどの軽食も楽しむことができる、私たちのお気に入りのおにぎり屋さん。イートインコーナーは狭めだったけれど、幸い座ることができたので、ここで1人2個のおにぎりで朝御飯にした。
 
私は、いつもの「海老天むすび」と、期間限定ものらしい「黒毛和牛しぐれ煮むすび」を。海老と牛肉という充実した具の組み合わせで、どちらもしっとりと御飯に味の染みているものでとても良い感じ。
 
大きなリュックを背負い、集合場所に到着した息子はほとんど後ろを振り返ることもなく子供たちの中に消えていったので、「じゃあ私たちはデートだー!」と私たちも早々に移動。今日も明日も良い天気らしいし、思い切り楽しんでくるといい。

お台場 「AQUA CITY」内「シズラー」に
 ラムチョップグリル \2980
 生ビール(ハートランド・ジョッキ) \760
 
ホテル日航東京内 「VERANDA」にて
 生ビール(プレミアムモルツ) \997
 ミックスナッツ \840

当初、「息子がいないし、夜は地元界隈で子供がいると行けないようなお店に行こうか」くらいの気持ちでいたのだけれど、数日前に「一休.com」で24時間限定のホテル宿泊バーゲンセールが行われることを知った。なんと、お台場のホテル日航東京の「オーシャンビューツインルーム」に2名11,000円で泊まれたりするとのこと。もし予約できたらラッキーだなぁと、今日の日付で試しに申し込んでみたところ、すんなりと予約が取れてしまった。というわけで、今日はホテルにお泊まり。
 
が、ホテルの予約を取れたは良いものの、今はまだお盆時期。
「そうだよ、お盆だよ……」「しかもビッグサイトはコミケじゃなかったっけ、この週末……」と不安になりながら新橋駅のゆりかもめ乗り場を目指したところ、駅構内への入場制限が行われているほどの超混雑状態。これは大変と、豊洲に移動してからゆりかもめに乗り、お台場方面に移動した。とりあえずホテルに荷物を預けたものの、フジテレビ主催のイベントもたいそうな混雑ぶりの様子で、これほどに人のいるお台場は初めてというほどの混雑ぶり。
 
それでも、改装前のバーゲンセール中のAQUA CITYのショップはさほどの混雑でもなく、バーゲンこれ幸いと、新しい鞄を買ってみたり、旅行用の帽子を買ってみたり。コムサイズムで「I'm HUNGRY」とロゴのついた黒い帆布バッグなども買ってみた。私の鞄も、この帆布バッグも、70%OFFで何より。
 
お昼御飯は、館内のシズラーで。
夕飯は軽めになる予定だったので、昼にがっつり食べておこうとサラダバー、スープバー、デザートバー、ソフトドリンクバーが問答無用で楽しめるこのお店にしてみた。私はラムチョップグリル、だんなはチーズとトマトソースを添えたステーキ。ジョッキでビールも貰い、あれこれサラダを堪能しながら骨つき肉にかぶりついてきた。
 
豊富な品揃えが魅力のこのお店のサラダバー、入ったのは1年ぶり以上だと思うけれど、相変わらずの充実ぶりだったのが嬉しかった。
葉野菜のそばには茹でた中華麺まで置かれていて、その近くにはシュレッドハムやモヤシなども。野菜と共に盛り合わせて中華ドレッシングなどをかければ、簡単に「ミニ冷やし中華」が楽しめるようになっている。
 
トルティーヤにタコミート、メルトチーズなどの用意もあるので、レタスやトマト、刻み玉ねぎなども盛りつつタコスを作ることもできた。パンもありカレーもありで、ボリュームのあるおかずと共に全部楽しむのはとても無理というほどの選択肢。デザートコーナーにはチョコファウンテンとソフトクリームマシーンがあり、最後はチョコがけシュークリームをバニラ味ソフトクリームの上に乗せ、コーンフレークをぱらぱらかけていただいた。
 
午後は再び買い物しつつ、潮風公園のガンダムを見に行ったりしたところで、チェックアウトの15:00を前にして疲れ果てる。どこかでお茶したい、座りたい、とホテルまで戻ってきてラウンジに入ったところ、コーヒーが1杯1000円、アイスウーロン茶でも1杯750円。で、生ビールは1杯997円。
 
「これはさ、ビール飲んだ方が幸せじゃない?」
「さっき飲んだビールなんて、もうどっか行っちゃったよね、この暑さで……」
と、思わず生ビールを1杯所望。食べきれなかったら部屋で続きを食べればいいやとミックスナッツも貰って、雲一つない青空の下にかかるレインボーブリッジ見ながら、30分ほどのんびりとしていた。午前中のうちにチェックインの手続きも済ませていたので、15時になって途端に行列ができていたチェックインの列に並ぶことなく、ラウンジにルームキーを持ってきてもらってそのまま部屋へ。

「GRAND PACIFIC LE DAIBA」内「スターロード」にて
 スカイビュー シャンパンナイト \5,000
     冷製オードブル3種
     温製オードブル3種
     冷たいトマトのカッペリーニ
     巨峰のゼリー シークワーサーのソルベと共に
     グラスシャンパン他、お酒いろいろ飲み放題
 
ホテルの部屋で
 日本酒(別注 醸し人九平次・山田錦 eau du desir)
 燻製卵・葱入りささかま

部屋でシャワーを浴びた後、パレットタウン方面にちらりと足を伸ばしつつ、夕飯は事前に「これだ!」と見つけておいた、「GRAND PACIFIC LE DAIBA」の上階のバーで今月開催中のプラン「スカイ ビュー シャンパンナイト」を。
 
前菜からデザートまでの軽めのコースに加え、乾杯のグラスシャンパン、そしてビールとワイン、カクテルとソフトドリンクは飲み放題というプランとのこと。ただし制限時間は1時間半。それでもアルコール4〜5杯飲めるならこれは絶対お得でしょう!と、「今日は飲むぞ〜」と気合いを入れて、予約して向かってみた。
 
先日行ったパークハイアットの飲み放題プランと同じく、選べるカクテルには制限がある。選択可能なのはロングカクテルばかりで、ジントニック・モスコミュール・キューバリブレ・カンパリソーダ・ファジーネーブル・カシスグレープフルーツの6種類。思いのほか料理にはボリュームがあり、食べ終わる頃にはしっかりお腹もいっぱいになったし良い感じにほろ酔いになった。
 
最初の1杯だけはシャンパンが供されて、あとは好みのものを飲むことができる。あまりに喉が乾いてしまっていて(今日も暑かった……ガンダム見に行ってすっかり日焼けした感もあるし)、早々にシャンパンを飲んだ後立て続けにビールも飲み、その後はカシスグレープフルーツ、キューバリブレと。キューバリブレは要するに「ラムコーク」で、ちょっとラムを強めにしたこれが案外美味しかったので、キューバリブレをお代わりして結局5杯飲んだことになると思う。もっと、甘くないタイプのショートカクテルが多いと嬉しかったなぁ。
 
料理は、最初の皿がブリーチーズのカナッペ、海老とキュウリのピンチョス、カンパチのカルパッチョと葉野菜のサラダという組み合わせ。2皿目はイベリコ豚と季節の野菜のグリル、帆立の香草バター焼き、ベリーのソースを添えた鴨肉。にんにくの効いた、キーンと冷たいカッペリーニも悪くなかった。
 
夕日を見ながらの早めのバーでの夕御飯を終えてホテルに戻り、広いバスルームを堪能した後で再び飲み。
朝食摂った時に、「GRANSTA」の酒屋さん(小さいけれど素晴らしいお酒がいっぱい……値段もけっこうなものばかりだけれど)で買ってきた「別注 醸し人九平次・山田錦 eau du desir」を飲みつつ、一緒に買ってきたおつまみをもぐもぐ。殻つきの燻製卵「スモッち」は、適度に塩が効いていて燻製臭も濃厚、そして黄身が崩れないぎりぎりの感じの半熟状態で、たいそう美味しかった。これ、今度通りかかったらまた買ってこよう……。すんごく美味しかった。
 
滅多にない夫婦2人だけの夜だというのに、アンニュイな雰囲気にはほど遠く、持ち込んだ「ラーメンズ」のDVDを腹抱えて笑いながら見てみたり、窓から見える「HMV」の看板を
「どういう略語だろうね?HMV」
「MはMusicで、VはVideoだと思うけど」
「じゃあH(えっち)なM(ミュージック)V(ビデオ)ってことでいいじゃん」
「いや、いっそH(ヘンタイ)M(まるで)V(ヴァカ)とか」
「ヴァカって!ヴァカって!」
ヴァカは私たちだ!と、せっかく絶品の夜景が堪能できる快適なホテルで何をやっているんだろうかと。