食欲魔人日記 10年11月 第1週
11月1日 月曜日
かぼちゃのサラダと一夜干し鯖の炙り。
うどん(ひや)
麦茶

月曜の今日は、金曜に台風が来て延期になってしまった息子の「陸上大会」の振替日。弁当を用意しなければならないので6時に起きて鍋を出したり湯を沸かしたりしたのだけれど、外は見事な荒天で強風と共に大粒の雨が降ってきている。
 
「午後は晴れるって予報にはあるけどー……こりゃやっぱり中止かしらねぇ」
と、1つ作るも2つ作るも一緒、と、だんなの分のお弁当も仕上げたところで学校からの連絡網が回ってきて「陸上大会中止です〜」と。あらら。
 
残念ながらこれ以上の順延日は用意されておらず、今年の市主催の陸上大会はこれで中止が決定してしまったのだった。息子しょんぼり。私もがっかり。せっかくお弁当作ったのだから、どうせだったら青空の下で食べてもらいたかったなぁ。
 
朝御飯は、うどん。
冷蔵のさぬきうどんを茹でて水で締め、ストレートだしを温めようか冷やそうか考えて、常温保存のそれを水に浸して保冷剤入れて、ゆるめに冷やしてみた。「ひやひや」というよりは「ひや」くらいの感じで、万能葱と揚げ玉ふりつつ食べる。
 
野菜セットが届く今日、今週の「ベジタS」は
白皮かぼちゃ1/4個・白菜1/2株・小松菜1把・青ねぎ1束・人参1本・ラディッシュ1束・ぶどう1パック
という内容だった。
 
白菜と青ねぎって「それは……豚味噌鍋セットだね?」とニヤニヤしてしまう。週末に買ってきた豚のブロックを煮るにあたっては似合いそうな根菜類はいまいち入っていないから、それは適当に買い足して……と今週の献立を楽しく考えた十数分。

千切りかぼちゃのサラダ
練り物と青菜の炊き合わせ
魚久の白味噌漬け(本さわら)
鯖の一夜干しの炙り
鶏と舞茸、豆腐の吸物
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ)

「今日は魚を食べよう」と心に決めて、買い置きの魚久の粕漬けを炙ることに。それだけでは足りないので冷凍庫にしまってあった鯖の一夜干しも一緒に炙ってしまうことにした。
汁物は肉っ気のあるものの方が息子は喜ぶなと、久しぶりに鶏と舞茸、豆腐の吸物を用意してみる。
 
昆布とかつおぶしでたっぷりのだしを取り、そこから少し取り分けて買い置きのさつまあげを醤油味醂味でさっと煮る。青菜と合わせて小鉢にして、残ったたっぷりのだし汁は吸物に。一口大に切った鶏肉を加えてアクを取りながら数分煮て、豆腐と手で裂いた舞茸を加えて更に数分。鶏に火が通りすぎないところで仕上げて、食べ際に三つ葉を散らす。
 
だしを取るのはなかなかめんどくさいことではあるのだけれど、これをすると「料理してるぞー!」という気分になってくる。魚はただ焼いただけだけど、私としては「料理しました」という気分になれた夕御飯。
 
かぼちゃは、「かぼちゃ食べたいけど甘辛く煮る気分ではないなー」と、千切りしてさっと茹で、薄切り玉ねぎと合わせてサラダにした。マヨネーズベースのドレッシング(本当はマヨネーズをコンソメで伸ばして……とか色々やるのが本来のレシピだけど、手抜きしてピエトロにマヨネーズ混ぜて塩とレモン汁で調整)をかけ、ベーコンビッツ(これも本当はベーコンを炒めてカリカリにして……とやるのだけど、市販のベーコンビッツで代用)をバラバラッとかけて。
 
3日続くと飽きてくるけれど5日食べないと恋しくなるのが、「かつおだしの味」だったり「醤油味醂の煮物味」だったり。今日はそんな味のものをまとめて口にできて地味に嬉しい夕御飯だったりした。……でも明日は肉料理するのよ、洋風か中華風で。

11月2日 火曜日
くりすぴーくりーむ♪
「Krispy Kreme Doughnuts」のオリジナルグレーズド 1個
カフェオレ

「陸上大会が中止になって傷心の息子に買ってきたよ」
と、昨夜だんなが手にして帰ってきたのは、久しぶりのKKDのドーナツ箱。
 
すっかり落ち込みから回復していた息子は
「クリスピークリームきたぁーーーーー!」
と、たいそうな喜びようだった。
 
今日はだんなは朝ジムで、早起きしただんなが淹れてくれたコーヒーの香りを感じながら寝続けること1時間くらい。息子の登校時間に合わせて起きて、
「とーちゃんは?」
「今日は朝ジムに出かけたよ」
「そっかー」
と、息子と2人で朝御飯にした。
 
起き抜けで私はなんだかまだ眠くて、「ドーナツも1個でいいや……」という気分だったのだけれど、息子は今日も朝からアクセル全開で食べる食べる食べる。私がのんびり1個食べている間に3個平らげて、ちょっと唖然としながら眺めているうちにもう1個があっというまに消えていった。
「……そのくらいにしておいたら?父ちゃん2個しか食べていかなかったし、私も1個しか食べてない……」
「えー?……今日は新記録に挑戦しようと思っていたのに」
そんな記録に挑戦せんでよろしいです、と、心底呆れつつ、一応のセーブをみて息子が食べたドーナツは4個。明日の朝また続き食べましょうそうしましょう。
 
表面シャクッとした歯触りのグレーズドがまぶされたふわふわしたドーナツは、相変わらずの甘さ、美味しさ。
 
今年の夏で「HOT NOW」店での店頭サンプルサービスも終了したということで、各店の呆れるほどの混雑もなくなってきたみたい。日本人は飽きやすいからこれから相当客足も落ちていくと思うけど、細く長く存在していて欲しいなぁ。ミスドも好きだけどKKDも大好きなのです。

チーズ(小岩井 こんがり焼けるチーズ)
にんにく味噌添えラディッシュ&ミディトマト
スペアリブの煮物
鶏と舞茸、豆腐の吸物
羽釜御飯
ビール(モルツ ハーフ&ハーフ)

最近、スーパーではやたらと米国産の豚ブロックを多く見かけるようになってきた。スペアリブとか、肩ロースの塊とか。
 
今日はそのスペアリブのパックを使って、韓国風のちょっとばかり辛さのある煮物を作ってみることに。
下ゆでしたスペアリブを酒と醤油と味醂と砂糖で煮込んでコチュジャンを加える料理はケンタロウさんのレシピ。そうと狙ったわけではないけれど、添えてみた「にんにく味噌添えラディッシュ」も、こちらもケンタロウさんレシピ。こちらは味噌におろしにんにくやおろし生姜を加え、味醂と胡麻油で伸ばした練り味噌を適当に切ったラディッシュに添えつつ食べる。
 
あとは昨夜たんまり作った吸物と、炊きたて御飯、ビールはモルツのプレミアムと黒をハーフ&ハーフで。
 
なんとなく買ってきてみた小岩井の「こんがり焼けるチーズ」は、240℃に余熱したオーブンで4分ほど焼くと表面カリッと、中はふわっと美味しく食べられるチーズなのだそう。おつまみにと出してみたら、これがなかなか良い感じ。息子がいたく気に入ってしまって、「1人何個?何個まで食べていいの?」と大切そうに食べていた。
 
初めて作ってみたスペアリブの煮込みは、期待通りのこっくり味。仕上げに山盛りの刻み万能葱とすり胡麻を散らして食べるのだけど、その煮汁の染みたねぎを御飯に乗せて食べるとすんごく美味しかった。オーブン焼きよりも、より「御飯のおかず」に相応しい味で、これはまた作ってみなきゃ。

11月3日 水曜日
クーポン使って満足ランチ。美味しかった〜♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Krispy Kreme Doughnuts」のオリジナルグレーズド 1個
カフェオレ

今日は休日。
 
朝御飯は、昨日の残りのKKDを、適当に家族で分けて。
息子は1個でも多く食べたいそぶりだったけれど、
「冷静に考えてください。君が3個でお父さんとお母さんが1個ずつって、なんか変って思わない?」
「……思わない……」
「思え」
と、でもまぁ私は1個で良いから君たちは2個ずつ食べなさいよと譲っておいて、今日も旨そうにドーナツを頬張る息子をちょっとだけ唖然としながら眺めていたのだった。
 
ほんとに息子は、このドーナツが大好き。その点においてはアメリカの子供と競争しても負けていない勢いだと思う。……でも食べ過ぎると太るのよ……?

銀座 「ラージマハール」にて
 ホリデーランチ クーポン利用で\1000
 ラッシー \200

11月になって続々と新商品の発売が始まってるんです!わたくし、銀座に化粧品見に行きとうございます!と宣言して、今日は家族で銀座にお出かけ。
 
デパートに突撃する前に、まずは腹ごしらえと、銀座通り沿い、新橋寄りのビルの中にある「ラージマハール」でお昼御飯。
入ったことはなかったけれど存在は知っていたお店で、それがたまたまクーポンサイトでクーポンの販売があったので買ってみたのだった。
 
50%OFF【1,000円】銀座ラージマハール特選ランチセット≪自慢のカレーが3種類選べる+ナンおかわり自由+デザート≫」というそのクーポン、通常価格2000円の「ホリデーランチ」が1000円になるのだそう。webサイトを見てもgoogleで検索してもその「ホリデーランチ」なるものは見つからなかったのだけど、内容を見る限りはお得な内容に思えた。
 
セットの内容は
・タンドリーチキン サラダ添え(チキンは大きめサイズ)
・本格インドカレー3種(7種から選択)
・お代わり可能なナンとサフランライス
・本日の自家製デザート
というもの。
 
でも、こうしたクーポン、「○品コース」と銘打ちつつ実際行ってみると「どう見ても1人分以下の分量の内容を2人前と言って供してくる」ようながっかりな店も存在しているらしく、そうだったら悲しいなぁと思いつつ、いざいざお店へ。
 
これが、期待以上にたいそう幸せなランチだった。これが1000円というのはお得すぎる。
何しろ、店頭に案内のあった「1000円ランチ」はカレー1種とナンとライス、ミニサイズのサラダ、そしてデザートという内容。お客さんは割と途切れなくやってきていて、普通に人気があるお店。追加料金200円でいただけたラッシーもグラスにたっぷりの嬉しい分量だった。
 
銀座「ラージマハール」にて。タンドリーチキン、でかっ! 最初に1本、ドドーンとやってきたのは鶏もも1本分のタンドリーチキン。
 
リンゴやトマトを乗せたサラダも分量たっぷりで、じんわり辛いスパイシーなチキンは香ばしくてアツアツて骨際まで美味しく食べられた。
 
息子は「から〜い……」と閉口していたので、息子の分はだんなと私でいただいて(というかだんながほとんど貰ってくれて)、息子は焼きたてのナンを堪能。
 
今日選択できるカレーは6種類で、
・骨無しチキンカレー
・骨付きチキンカレー
・ラムカレー
・野菜のカレー(マイルド)
・カジキマグロのカレー(マイルド)
・本日の気まぐれカレー(ほうれん草と骨無しチキン)
 
銀座「ラージマハール」にて。ボリュームたっぷりライスとナン 息子はマイルド味のを2種と骨なしチキン、私は骨付きチキンとラムとカジキマグロ、だんなは骨無しチキンとラムと気まぐれ、と全員違った組み合わせにして、そしてやってきたこんもりどっさりのサフランライスとナン。
 
手前にはキャベツのカレー風味の漬物、あんまり辛くはなかった。
 
カレーはどれもスパイスの組み合わせが違っていて、味わいの異なるもの。骨無しチキンと骨付きチキンのカレーベースも違っていたのが面白かった。マイルドカレーはココナッツミルクたっぷりの、辛さの全くないほの甘さを感じる味わいで、息子は「これは美味しい!カジキマグロ美味しい!」と抱え込んで食べている。
 
ライスもナンも「おかわりできる」という事だったけれど、最初に出てきた分量だけでかなりのボリュームだったので、ナン1枚だけ追加でいただいて皆で分け、食べ終える頃にはすっかり満腹。食後のデザートは柑橘のフルリとした食感のゼリーで、それがまた嬉しかった。
 
クーポンサイト、今日もありがとう!当たりでした!と満足したランチの後は銀座三越と松屋へ。
化粧品売り場を目指す前になぜかJohanで1時焼き上がりのチョコブレッドの行列に並んでみたりしながら、数時間後には化粧品がみっちり詰まった幸せな紙袋をぶら下げて帰りの電車に乗ることになったのだった。
 
今日買ったのはこんなもの〜(自らの備忘録代わりに)
 
・「BOBBI BROWN」のミニ ボビイ ブライツ パレット
こんな色絶対私使わないだろう!?みたいなのも入ってるんだけど、絵の具パレット的な可愛らしさに、つい……。
 
・「白鳳堂」の「銀座三越限定スタンダードセット」
ちゃんとした筆セットが欲しいなと化粧品メーカーのクリスマス限定筆セットをチェックしていたのだけど、「いや、でも、筆は筆屋さんのがいいんじゃ?」と、「白鳳堂って、良さそうだよねぇ……」と呟いたら、だんなが「白鳳堂だと!?」と。
白鳳堂の筆って、アメリカのメトロポリタンミュージアムで展示されちゃうような筆だよ!?すげーいいよ!?と言われて、そうなのかー、と。ピカピカ光る綺麗な筆は、確かに素晴らしく使いやすそうだったのだった。
クリスマス商品の「ショコラきのこ筆セット」も魅力的だったのだけれど、私のファンデーションの使い方だったらむしろ普通の大型ブラシの方が使い勝手良いですよとお店の方にアドバイスされ、買ったのは銀座三越リニューアルオープン時に発売された限定セット。パウダーブラシ、チークブラシ、アイシャドウブラシ2本、眉ブラシ&コームの5本で収納ポーチ付。
 
・「HELENA RUBINSTEIN」のウィンターフェイスキット
パウダーファンデーションが欲しいところだったので、あれこれ比較して初めて購入のHELENA〜を試しに買ってみた。カラー クロンx3の限定コンパクト版を選び、その選択したファンデーションの価格でクレンジングクリームと美容液、ランジェリーポーチがついてくるというセット。
 
essieのつや消しトップコートとOPIのポリッシュ薄め液
最後の最後に「PLAZA」で購入。つや消しトップコートは色々楽しめそう。
 
これで私の今年のクリスマスコスメ祭りも終了(あ、あと来週にLUNASOLのコフレ受け取りが)……の予定だけど、でも密かにMACのタータンシリーズ(これ)も気になるんだ……気になってるだけなんだけど、なんか色々可愛らしくて素敵。

小松菜の塩炒め
「EATALY」の生ハム・サラミセット
「崎陽軒」の焼売
鶏と舞茸、豆腐の吸物
ビール(もやしもんエール ペールエール)
カイピリーニャ

ランチは遅めの時間というわけではなかったのに、夕方になっても全然お腹が空かなくて、夕飯は適当な感じに。
 
銀座三越の地下で「あ、息子の好物売ってる」と買ってきた崎陽軒の焼売、東京駅Granstaの「EATALY」で、大人用のおつまみにと買ってきた900円ほどの生ハムとサラミの盛り合わせ。あとは小松菜の炒め物と鍋に少量残っていた吸物の残り。
 
お腹は空かないけど喉は乾くもので、夕食前にお風呂に入ったらビールが美味しくてたまらない。
ついつい「もっと飲むよー」なんて、少量残っていたライムを刻んでカイピリーニャの用意まで始めてしまって、だらだらとした夕御飯になった。
 
東京駅でEATALYの美味しい生ハム類が買えるのはとっても便利。
「俺ね、ここで生ハム買ってビール買って新幹線乗ったことあるよ」
これがすげー幸せでさ、なんてだんなが言っていて、そりゃいいね幸せだね、と。EATALYのすぐ近くには、品揃え抜群の酒屋さんもあるもんね。

11月4日 木曜日
ぶたみそなべー
「Johan」の
 バターサンドブレッド
 チョコブレッド
りんご
カフェオレ

昨日、化粧品目当てで銀座三越に訪れたところ、建物に入った途端に息子が
「三越!だったらアレ買わなきゃ!アレ!」
と声をあげた。
 
アレって何よ?と聞けば
「チョコブレッド!!!」
と。
 
息子は特にチョコ好きというわけではないのだけれど、Johanのチョコブレッドは彼曰く「最高に美味しい!」のだそうだ。駅前のチェーンパン屋にもそっくりなパンを売ってて、そっちはいつでも買えるけど?と言えば「あれは全然違う、Johanのがいい」だそうで。うん、まぁ、私もそう思ってる。Johanのチョコブレッドは本当に美味しい。
 
時間はと時計を見れば、午後イチのチョコブレッド販売まであと15分強というところ。今並びに行けばちょうどタイミングだねぇ……と、Johanの売り場を目指してみた。
 
販売開始までまだ10分以上というタイミングで、店頭には既に10人ほどの列。「残りあと15本でーす!」と整理券を配っている最中で、お一人様2本までのチョコブレッドを、「じゃあ2本で」と札をもらう。ものの数分で「残り5本です」「おあと残り1本です」と着々と行列は伸びていき、販売10分前には予定数完売の札が立った。相変わらずの人気だ。
 
チョコブレッドと一緒に、だんなが見繕って買ってきてくれた「バターサンドブレッド」で今日の朝御飯に。
バターサンドブレッドは、バターロール風の丸いパンに切り込みが入り、中に薄くバターを塗ったもの。売り場の人曰く「ジャムを塗っていただいても美味しいです♪」とのことで、でも私としては
「……あんこ挟みたい……」
という気分。
 
バターどら焼きって最高に美味しいんだよねポイズンだけどね……と思いつつ、でもチョコブレッドとあんこサンドはあんまりじゃないかと、そのままで。焼いたらむしろ食感が損なわれそうな、ふわふわのほの甘いそのパンはばっちり美味しかったし、何より久しぶりのチョコブレッドはやっぱり絶品。
 
ずしっと重量感があって、でも食感が重いかというとそうではなく、チョコの甘い香りがそこら中に漂うのに甘ったるいということもなく。
モチネチしたちょっと独特の食感のパン生地の美味しさと、綺麗な層になったチョコの美味しさのバランスは相変わらずの絶妙さで、スライスして皿に盛っただけなのに、朝から幸せな気分が味わえた。

豚味噌鍋
 (豚薄切り肉・白菜・長ねぎ・うどん)
ビール(プレミアムモルツ)
日本酒(神亀 ひやおろし)

月曜に届いた野菜セットには「白菜と万能葱」という組み合わせが含まれていて、思わず笑ってしまったのだった。
 
「聞いてよ聞いてよ、今日届いたセットさ、白菜と万能葱が入ってたんだけど」
とだんなと息子に伝えたら、彼らも
「それは……アレだな」
「アレしかないよねぇ」
「アレをしろって言ってるようなものだよねぇ」
と私と同様、ニヤニヤと笑い出した。
 
本当は今日"アレ"をやるつもりではなかったのだけど、他の用事を済ませに外出したところ、日中小雨が降っていた今日は驚くような肌寒さ。これはもうアレだ、アレをするしかない!と、自転車を大型スーパーに向けて、必要な食材(=豚肉と冷凍うどん)を買ってきた。
本当は忙しかったらしいだんなも、アレをするぞということで急いで帰宅。
 
というわけで、今日の夕飯は、魔性の鍋、豚味噌鍋。
美味しい白菜と万能葱を使ったらさぞ美味しかろうなぁと、煮立てた湯に練り味噌を溶き、パキパキと葉が折れるような瑞々しい白菜を次々放り込んだ。万能葱も切り口から水が染み出てきそうなシャクシャクとしたもので、これも刻んでこんもりと用意した。
 
白菜は巻きがゆるいもので、1/2株あるもののちょっと物足りない分量。かといって白菜を買い足してしまうと持てあましそうだし、と、今日は心もち肉を多めに用意した。白菜半玉、長ねぎ2本、豚肉は700g。
 
これが綺麗に消え失せて、うどんはなんと4玉もなくなって、大人も子供もお腹一杯になってしまった。日本酒も出しちゃおう、と、冷蔵庫から出した神亀のひやおろしも出したら、4合瓶が空に。うっかり平日から良い気分で飲んでしまったのだった。

11月5日 金曜日
息子待望の串揚げ屋さんに。
「Johan」の
 バターサンドブレッド
 チョコブレッド
葡萄
カフェオレ

昨日に引き続き、Johanのパンで朝御飯。
 
先日来、息子が地味に風邪気味だったのだけれど、それをだんなが貰ってしまったらしく、数日前からすごい咳。ダメだ、今日はもうお休みする……ということで、でも朝御飯は家族一緒にいただいた。
 
チョコブレッド、トーストして食べるのもなんだかなという感じなのでそのままスライスしてみているけど……案外トーストしても美味しいのかも。まだ残っているし、次回はほんのりと焼いてみるかなぁと思いながらチョコの層が今日も美しいチョコブレッドにかぶりついた。

レトルトスープカレー
麦茶

午前中まったりのんびり過ごして、だんなと2人の平日の昼、
「何食べようか」
「体調悪いんじゃどっか行こうって感じでもないし」
と、そうそうそういえばつい最近カレーが届いたところだったんだよ!と、それを食べてみることにした。
 
最近良いように踊らされている感のあるクーポンサイト、数週間前に品品プレミアムモールで買ってみたのは、確かこれ。カレーのレトルトパックが、「通常価格2つで2000円」というのはたいそう眉唾に思える価格だったけれど、でも販売価格の「2つで390円、送料込」というのは悪くないかなと思った。
 
スーパーで普通に売られているレトルトカレーとそう違わない値段だし、このセールは「お申込みいただく1セット目は帆立カレーとキーマカレーのセットですが、2セット目にはまた別のカレー2種類、3セット目もまた別のカレーを2種類送付させていただきます!」という事だったので、面白いかなと注文してみた。
 
お一人様注文は5点までということだったので、5点で注文してみたところ、
・北国のラムとマトンの親子キーマカレー
・北国のほたてバターの漁師カレー
・「天竺」チキンカレー
・「MIRCH」チキン・ド・ピアザ
・南家プロデュース チキンカレー
・南家プロデュース チキンココナッツスープカリー
それぞれが1〜2点詰められて10袋家に届いたのが数日前。
 
スープカレーやら、インドカレータイプのものやら、普通のカレーっぽいもの("ルータイプ"と記載されていた)やら、色々入っていてなかなか楽しそう。スープカレータイプはおしなべて辛そうだったので、これはきっと息子は食べないよねとスープカレーを2種類温めてみた。
 
大きな人参がごろりと入り、鶏肉もざくざくと入った、悪くない感じのスープカレー。片方(チキンココナッツスープカリー)には、舞茸も大量に入っていた。別にクーポンサイトで買わずとも、楽天のショップの安売りなんかでもありそうな商品だけどなと思いつつ、種類あれこれ、常備カレーができたのはちょっと嬉しい。

千葉 「串家物語」にて
 食べ飲み放題90分 \3000
 飲み放題(ヱビス) +\315

夕方になって、だんなも回復してきたようで、「何かがっつり食べにいきましょうか」と。
 
そういえば息子が少し前から串揚げに行きたいって何度も言っていたんだっけ……と、久方ぶりに「串家物語」に行ってみることにした。
 
各テーブルには埋め込み式の揚げ鍋がセットされ、串に刺さった具は全て冷蔵ケースに並べられている。肉や魚、野菜の他に「ミニたい焼き」「揚げパン」「たこ焼き」なんてものまで揚げるための具として並んでいるのが面白い。
 
サラダコーナーにはデザート用のゼリー類5種類ほどとマカロニサラダ、ポテトサラダ、豆腐のサラダ、葉野菜にキャベツ、と、これもけっこう種類があって、更にお茶漬けやカレー、うどんなんかも楽しめるようになっている。いつの間にか小さなチョコレートファウンテンまで置かれるようになっていて、その隣にはソフトクリームマシンまで。
 
ぶっちゃけ、1つ1つがものすごーく美味しい、というものではないし、プチケーキなどはいかにも業務用食材屋さんの冷凍ケーキを解凍した風(しかも……こう、やっすいやつ)なものだったりするのだけれど、でも自分で好みの具を揚げて食べるのが楽しいし、揚げもの以外の品揃えがツボを押さえていて(お茶漬けとか、ソフトクリームとか)、なんとなく行きたくなってしまうのだった。……でも一度行くと「もう揚げ物はいい、しばらく要らない」という気分になるのでまた半年くらいご無沙汰することになるんだけども。
 
……で、その大量の揚げ物を摂取する弊害でもあるのか、ここでお酒を飲むとどうにも悪酔い気味になってしまうので、今日は普通の飲み放題プランに追加料金払ってヱビスビールも飲めるプランにしてもらった。好物のヱビスビール飲んでいれば悪酔いもしないんじゃ?という計算だったのだけど、後半に梅酒を飲んでしまった私も、徹頭徹尾ヱビスビール一本だっただんなも、やっぱり帰宅後は、いつもの酔い加減とはちょっと違った感じに……。これはやっぱり、酒自体がいかんというより、「大量の油と酒」みたいな組み合わせがいかんのかしら。
 
なんだかんだ言いつつ、串揚げもたいそう食べたし、だんなと私は「シメとんかつ茶漬け」(お茶漬けに、豚の串揚げ乗せて食べる)を堪能、しかも私は最後に「揚げドーナツ乗せソフトクリーム」など食べてしまって、「これは悪酔いというより、単なる胸焼けだよね?」という感じで帰宅した。

11月6日 土曜日
今が季節のポルチーニのピッツァを食べてきました。うまー!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
味噌おじや
麦茶

先日の豚味噌鍋の残りスープを使って、今朝は味噌おじや。
「え〜?うどんじゃないのー?」
と息子は不満気だったけれど、残念ながら冷凍うどんはあと1玉しかないのです、こないだ4玉一気食いしちゃった誰かさんたち(※自分含む)がいるからね……と、今回はおじやで。
 
私は、うどんと同じくらい、この味噌おじやも好き。あまりスープに御飯投入して適当に煮詰めて、いかになおじやの外見になったらできあがり。刻み万能葱をしこたまかけて七味唐辛子ふりつつ食べると良い感じ。

早稲田祭2010にて
 ホットドッグ
 ヤキソヴァンゲリオン
 トッポギ

今日はだんなと息子に留守番してもらって、私は一人おでかけ。
 
そもそもは、しばらく会っていない高校時代の友人と11/6に会いましょうということで、「どこかで夕御飯でも」「昼間はどうしよう、美術展でも行こうか」「ちょうど冬ものたくさん出ている季節だし、デパート散策も楽しいかも?」なんて話をしていたのだけれど、良さげな行き先を探しているところで、ちょうどこの週末に行われる「早稲田ナゾトキプロジェクト code075を解除せよ!」のイベント告知を見たのだった。私の大好きなリアル脱出系のイベントで、会場は早稲田大学の文化祭。
 
脱出ゲームに一度も参加したことのない友人に「これ、どうかなぁ」と誘ってみたら「やってみる〜」とのことだったので、ならばと脱出ゲーム経験者の友人(同じく高校時代の友人)などにも声をかけ、女ばかりの4人で参加してみることになった。
 
友人2人は直接ナゾトキの会場に行くよということだったので、もう1人の友人と私の2人は、ちょっと早めに学祭を訪れてお昼の腹ごしらえをしようということに。 
初めて足を踏み入れる早稲田大学。キャンパスはとんでもなく広くて、お昼丁度くらいに到着したところ、飲食の屋台エリアはごった返しの大混雑。一番人通りがある通りになると、通勤ラッシュ並に身動き取れない感じ。すごいなぁ学祭だなぁ懐かしい感じね、とわくわくしながら、適当に買い食いしてみた。
 
「早稲田祭2010」にて、「ヤキソヴァンゲリオン」! なんだかやたらと焼きそば屋台が多かった中、「なんじゃこりゃー!」と笑いながらつい買ってしまったのが「ヤキソヴァンゲリオン」。くだらなくて良い感じ。
 
あ、これも美味しそう、これも買っちゃえ!と、すぐ隣の屋台でトッポギ(日韓交流会の屋台だったみたい)も1つもらって、友人と半分こしていただいた。
 
辛さのさほどないトッポギ、なんだかやたら汁っぽくて「すいとん」に似た感じだったけれど、キャベツざくざく入っていて良い汁物代わりに。焼きそばも、写真では麺ばっかりな感じになってしまったけれど、下から肉がたっぷり出てきて、これも1パック300円とお手頃価格だった。
 
「早稲田祭2010」にて、ヤキソヴァンゲリオンと、トッポギ 甘いものも食べたいよー、と、客引きの甘言に乗せられて甘い春巻き(あんこと餅入り、シナモン風味のリンゴ入り)も買ってみたり、ポンテケージョと冷たいチャイなんてものも買ってみたり。
 
ちょっと大変、もう5分でイベントの受付時間始まっちゃうよ!と、ポンテケージョをかっこむように口に入れた後、急ぎ足で会場に向かった。
 
で、女4人で楽しくナゾトキイベントに参加。
これまでのリアル脱出と比べて、学祭ということでか難易度低めの設定(でも早稲田の学生さんだったらなまじな大人より頭良いと思うんだけど)で、これまでの経験もあって、割とサクサク謎を解くことができた。
 
なんというか、これまでのイベントよりも"人とやりとりする"機会が多くて、それもなかなか楽しかったし、何より、最後の謎を自力で解いたカタルシスと来たら、やっぱり最高に良い気分だったりした。
 
私たち参加の回では、ナゾトキ成功は私と、私の友人(脱出ゲーム経験者)の2人だけ(残りの友人2人は途中の選択肢でハズレの方向に行ってしまったので)。良い気分でした。

新宿中村屋 ティーサロンにて
 苺のパフェ
 ミルクティー

学祭をまう少し満喫したい気持ちも残っていたけど、何しろどこもすごい人。大学を出てどこかでお茶でもしましょうか、と、新宿に出て、TAKANOに行ってみるも残念ながら満席。ならばと隣接の中村屋に向かったら1階のティーサロンはすんなり入れたので、ここで休憩することにした。
 
新宿中村屋のカフェで一休み。パフェ♪パフェ♪ なんとなく、皆してパフェ的なものを注文。
 
私は苺のパフェ。友人たちはフルーツパフェだったり、お芋と栗のあんみつだったり、温かいお茶をセットにつけてもらって、女子的会話を満喫した。
 
苺のソースとアイスクリーム、ホイップクリームが綺麗に層になった一番上にはどっさりの苺!
生クリームの苦手な友人が「生クリームをヨーグルトなどに変えていただくことはできますか?」と頼んでいたのにも快く応じてくれていて、のんびりした休憩はとても楽しいものに。

代々木 「IL PENTITO」にて
 モルタデッラ・ミラノサラミ・パルメザンチーズ+有機ミックスリーフ
 ケッキーノ
 オリーブアスコラーナ
 スプリ
 ピッツァ(ペンティート)
 ピッツァ(カチョペペ)
 ピッツァ(秋冬限定フンギポルチーニ)
 自家製プディング
 ティラミス
 白ワイン(Malvasia Secca Centurini Baldini)
 エスプレッソ

皆で夕食にと向かったのは、代々木駅から歩いて10分ほどのところにある「IL PENTITO」というピッツェリア。
 
一度行ってみたかったの、と、友人が予約を入れてくれていたのだけれど、大きくはないお店は土曜の夜に大盛況の満席状態、ワイン飲み飲み前菜からピッツァ、ドルチェまで美味しく楽しい数時間を過ごすことができた。本格的なローマピッツァの名店なのだそう。ナポリピッツァとは違う、クリスピーな食感はとても好みなものだった。
 
代々木「IL PENTITO」にて、まずは突き出しの大きなオリーブ 全員お店に来るのは初めてだったので、料理の量などをお店の人と相談しながら、微発泡の爽やかな口当たりのフルーティーな白ワインを1本いただいて前菜もあれこれと。

 
ピッツァ3枚頼んで「余裕があったらもう1枚?」なんて言っていたけれど、あとは甘いものを食べておしまい、でちょうど良いような感じになった。
 
突き出しにと出てきたのは、1人2粒の大きなグリーンオリーブ。
 
柔らかな果肉はとても香りが良くて、これをショリショリと種の際までしゃぶるように囓りながらメニューを選んだ。
 
代々木「IL PENTITO」にて、ボリューム前菜 お店イチオシの前菜が、このたっぷりの野菜とハムのプレート。
 
1皿でちょうど2人前ほどだということで、ちょっと多めに4人で食べられるくらいの分量に調整してもらった。
 
写真の手前にはミラノサラミがずらりと敷かれ、向こう半分にはモルタデッラ(脂が白く粒になった風なのが水玉模様状に入っているハム……と言えば良いのかしら)が敷かれている。
 
上にこんもりとミックスリーフ、更にその上から薄く削ったパルミジャーノがたっぷりと。このチーズのどっさり加減がとても素敵。
 
品名はまんま「モルタデッラ・ミラノサラミ・パルメザンチーズ+有機ミックスリーフ」というサラダ風の前菜で、薄く塩味等はついているけれど、好みで卓上のオリーブ油を添えたり、皿に添えられたレモンを絞っていただく、というもの。
 
サラダをつまんでいたら、厨房からシェフが白いものが詰まった器を手に各テーブルを回り始めた。
「これね、キタアカリで作ったサラダなの。美味しくできたから食べていってね〜」
と、私たちの取り皿にアイスクリームサーバーでころりころりとポテトサラダをよそってくれた。
 
ほんのりと粒マスタードが香る、でもポテトの甘さを感じる美味しいポテトサラダ。
 
代々木「IL PENTITO」にて「ケッキーノ」。牛すじの煮込みです。 こちらの前菜もお店のお勧め、「ケッキーノ」。
 
塩味ベースの牛すじの煮込みで、セロリや人参、赤いんげん豆と共に全体を柔らかく煮込み、仕上げにペコリーノ・ロマーノをかけるというもの。
 
こういう料理、日本人としては「御飯にぶっかけて食べた〜い!」と思ってしまうもので、御多分に漏れず、今日も少し御飯が恋しくなってしまったりした。でも、なんというかこれをこのままワイン片手にえんえんと食べ続けているのも、それもシアワセ、と思える味。味噌味のモツ煮と日本酒(あるいは焼酎とか)が止まらなくなるように、このケッキーノとワインという組み合わせも止まらなくなってしまう。
 
代々木「IL PENTITO」にてオリーブアスコラーナ。中にたっぷりパンチェッタ! 更に続く2種類の前菜は、揚げ物の「オリーブアスコラーナ」と「スプリ」。
 
オリーブアスコラーナは、オリーブのフライ。スプリは、ライスコロッケ。
 
右の写真はオリーブ〜で、1人1個揚げてもらったのを自分で半分にカットしてみたもの。
突き出しのオリーブと同様に大きくてフクフクしたオリーブの中にパンチェッタを詰めて揚げてあるので、塩気と油っ気が良い具合に混在して……これも大変にワインが美味しいおかず。
 
中にモッツァレラが詰められたライスコロッケには自家製のトマトソースがつき、これまたとっても美味しかったのだけど、私はオリーブのフライの方が印象に残った。どちらも数量限定で、日によっては予約の段階でその日の個数が全部出払ってしまうそうなので、「ライスコロッケも○個食べま〜す!」と予約の段階で伝えておくのがベストなのだそう。
 
代々木「IL PENTITO」にて、マスカルポーネ乗せピッツァ、ペンティート そしていよいよ登場のピッツァ♪
 
やっぱり店名を関したピッツァはいただいておきたいよねという「ペンティート」が1枚目。
 
トマトソースのピッツァで、上に乗るのはモッツァレラ、マスカルポーネ、生ハム、そしてグリーンペッパー。
 
ローマスタイルのピッツァはナポリと異なり、フチのフチまで薄い、パリッパリな食感のもの。ミミの部分は少なくて、かなり端の方まで具材が薄く均一に盛られている。
 
あの、でこぼこした感じの、インドのナンにも通じるようなモッチリ感のあるナポリピッツァも美味しいものだけれど、こちらの「フチはパリパリ、中央は具材の水分でしっとりと」というピッツァも違うベクトルに美味しいものだった。
 
僅かにひんやりさが残るマスカルポーネと、鮮烈な香りのするペッパー、柔らかな生ハムという組み合わせが絶妙。
 
代々木「IL PENTITO」にて、カチョペペ。こちらはペコリーノ・ロマーノのピッツァ 2枚目は、また「チーズと胡椒」の組み合わせだけれど、こちらはトマトは抜きの「カチョペペ」。
 
モッツァレラにペコリーノ・ロマーノ、そして黒胡椒という組み合わせで、ペコリーノのしょっぱさと黒胡椒の強い存在感がそれぞれ良いアクセントになっていた。更に追加で卓上に一緒に出していただいた胡椒挽きでガリゴリやると更にピリリと心地よい刺激。唐辛子オイルを少しだけ垂らしていただくのも、良い感じ。
 
そして3枚目が、秋冬限定の「フンギポルチーニ」ピッツァ(今日の、一番上の写真)。
 
モッツァレラとポルチーニ、そしてマッシュルームというシンプルな組み合わせで、出てくるなりテーブルいっぱいに広がるポルチーニの良い香り。クラストの上に均一に散らされているのがマッシュルーム。中央にごろりと並んでいるのが生のポルチーニ。
 
酔っぱらいそうなポルチーニの甘い香りが感じられる、モチネチしたシアワセなピッツァだった。
 
代々木「IL PENTITO」にて食後のプディングとティラミス ここで良い具合に満腹に近づいたので、カフェは1人1つずつもらって、「自家製プディング」と「ティラミス」を皆で分けながらいただくことに。
 
プリンは昔ながらの感じの、ボリュームたっぷり、卵たっぷりのとても好みなものだった。ティラミスはグラスに固められたグラスデザート風のもの。
プリンのカラメルはほろ苦さもあるけれど、ねっとりと甘い独特の香りがあって、
「これ、独特な香りがあるね」
「私!これ、プッチンプリンのカラメルの匂いと同じだと思います!」
「比較する相手がプッチンプリンて!」
「……いや、プリン自体の味は全然違うんだけど、カラメルの匂いが!」
と、やいやい話していたのだけれど、あの香りと甘さは蜂蜜だったのであるらしい。
 
満席になってからのお店はたいそう忙しそうで、フロアを忙しく立ち働くおねえさんたちに「すみませーん」と声をかけるもなかなか応対してくれなかったり……なんてこともあったけれど、でも居心地が悪いということもなく、「このピッツァが恋しくなった頃にまた来なきゃ」と思えたお店。
 
今日は一日良く動いて良くしゃべって良く食べた、なんだか学生時代に戻ったような一日だった。

11月7日 日曜日
夕御飯は具沢山の中華丼!
ホットサンド(こんたまちー)
カフェオレ

ホットサンド用のサンドイッチパン、冷蔵庫に入れっぱなしだったので「ホットサンドにしなきゃー早く食べなきゃー」とずっと思っていた。
だんなは思っていただけじゃなく、
「これ!昨日のうちに買っておきましたー!」
と、コンビーフ缶まで購入してホットサンドに備えてくれていた。
 
今日はそのコンビーフ使って、我が家の王道ホットサンド「こんたまちー(=コンビーフ+卵+チーズ)」。
「私、コンビーフ多めよりむしろ卵多めがいいなっ」
「僕はチーズ大盛りでー」
「俺は……コンビーフ大盛りだよなぁ」
と、同じ組み合わせながら三種三様な感じで具の準備をした。
 
溶けたチーズにアツアツのコンビーフに、とろけるようなゆで卵がとっても良い感じ。寒い季節はとりわけホットサンドは美味しいよねぇ……とハフハフ食べつつ、ほんのり風邪気味な私とだんな。だんなの方は「風邪気味というより風邪です」という感じで、いよいよ本格的な寒さ到来で体調も崩しがちだねぇと、今日はのんびりしていることに。

「銀座あけぼの」の「栗入りもちどら」
抹茶入り玄米茶

今日はやる気がないんだよ、具体的には包丁を使うのは30刻みくらいで押さえたいし、鍋はそうだな、5分火にかける感じで……なんてグダグダな会話をしながらだんなと買い物に。
 
「葱と豚の旨煮丼」とかだったらお腹にも優しい感じで比較的簡単だし良さそうじゃない?と話しているうちに、
「うずら卵の存在は譲れん」
「……白菜安いじゃん」
「だったらヤングコーンとかも要る?」
と、結局具沢山の中華丼にすることに。「中華丼だったら俺が作るよー」とだんなが言うので、せめてもと私はコーンスープを用意することにした。
 
……という感じで買い物終えて帰ってきて、おやつに食べたのは銀座あけぼのの「もちどら」、秋限定の栗入りのやつ。
 
今日は朝御飯がかなり遅めで、「夕御飯ちょっと早くすれば良いよね」と朝昼兼用な風にしていたので、小ぶりのどら焼きはしみじみ美味しかった。直径5cmちょっとしかないどら焼きで、皮は蜂蜜たっぷりという感じでとてもしっとりと。挟んであるのが粒あんというのがまた好みだった。

だんな(馬さん)特製中華丼
中華風コーンスープ
ビール(琥珀ヱビス)

5時過ぎて、お腹すいたーもうダメだー空腹だー、と、早めにお風呂済ませたりしながらいつもより早めの時間に食べ始めた夕御飯。
 
白菜たっぷり、人参とヤングコーンと姫竹と長ねぎと、あとは豚肉、うずらの卵。
うずらの卵を茹でて殻を剥くところは私も手伝ったけど、あとはだんなが中華丼を仕上げてくれた。い〜い感じにとろみのついたあんは塩加減もばっちり。御飯よりも具が多いくらいの状態に盛りつけながら、具沢山の中華丼を味わった。
 
……で、今日は日本シリーズ7戦目。
ロッテが勝てば優勝決定、中日が勝てば8戦目が待っている。
 
私としては、中日は「戦友」のような気持ち(こう……「打倒読売!」的連帯感)で応援する気持ちがあるし、ロッテは地元千葉のチームなので、やっぱり親近感がある。どっちを応援することもなくハラハラ見守っているうちに、決まると思った9回裏で1点ビハインドだった中日が同点に追いつき、それからまた延長戦に突入……と大変熱い展開を経た後に、ロッテの勝利で今年の日本シリーズは幕を閉じた。ロッテ、おめでとう。