食欲魔人日記 09年08月 第2週
8月3日 月曜日
息子を待ちつつホテルのデリで
「アンデルセン」の
 ハイジの白パン
 マンゴーパン
アイスカフェオレ
ヨーグルト

今日もりゃんりゃん、いつも通りに規則正しく5時半に私を起こしにやってきた。
 
出奔後はあからさまに甘えっぷりが増しているりゃんりゃん、ここ数日は「起きないなら上に乗りますよー」とばかり、容赦なく腹だの背中だのに乗っかってくる。あんたはそろそろ自分の体重を自覚した方が良いよと日々諭していたのだけれど、それを逆手に取られている気分だ。
 
昨日などは、
 
   起きないならこうするぞ、とばかりに腹に乗る
→そのまま腹の上で寝そべる
→さすがに安定が悪いらしく、横にズルズルとずり落ちていく
→落ちたまま、私の脇腹に密着して伸びている
→おお、これは面白いぞ、とばかり、起きあがって再び腹の上に乗る
→寝そべる、ずりおちる、起きあがる、以下繰り返し
 
ということを数回繰り返されて、最後は「いいかげんにしなさい」とりゃんりゃんを捕まえて布団の中に押し込んだ。
押し込んだ布団の中で「これはこれで」という風にゴロゴロ言っているのだから、もうどうしようもない。御飯が欲しいというよりも、多分かまって欲しいという気分なんだろうなぁと微笑ましく思いつつ……でもまだ朝5時半……。
 
でも今日のところは、せっかく買ったばかりのモンハンがあるのだからと、猫に起こされるまま早起きしてテレビの前に座ってみた。今、息子が一番進んでいて、次にだんな、私の進度が一番遅い。私も海で泳ぎたいよ、マンボウとか見たいよ、と頑張って進めてみた。
 
朝食は、昨日買ってきた「アンデルセン」のパン、あれこれ。冷やすとおいしいとして売られていたマンゴーパンをせっかく買ってきたのに、うっかり冷蔵庫に入れ忘れていてそのまま常温で。ハイジの白パンにはおいしいバターを塗って食べた。

新宿 パークハイアット東京内「DELICATESSEN」にて
 スープセット \1000
     本日のスープ
     カカオクロワッサンサンド
     デザート(レモンライムタルト)
 フレンチベリーレモネード \400

なぜだか連日イベント続きになってしまったここ1週間ほど。
今日明日の息子は、新宿での東京ガスの料理教室に参加の予定。
 
東京ガスの料理教室はなかなか人気らしく、2ヶ月に一度メニューが変わるたびに申し込んでみてはいるのだけれど、2回に1回(もしかしたらそれ以上)は抽選漏れになってしまう。2日連続の夏の特別レッスンも人気なんだろうなと、息子と相談のうえダメもとで申し込んでみたら、一度は落選のお知らせが来たものの、「キャンセルが出ましたので」と2週間ほど前に参加可の連絡をいただいた。
 
料理教室の開催はちょうどお昼頃、保護者は参加せず、子供たちでひととおり料理を作って、それを食べてからの解散になる。なので2時間半というちょっと半端な時間を待たなければならず、新宿パークタワーの会場に息子を置いてからはコンランショップをぷらぷらしたり、パークハイアットのショップを覗いたり。お昼は簡単にパークハイアットのデリ「DELICATESSEN」で済ませることにして、少し早めに入店してお茶を飲み飲み、持ち込んだpomeraを使って昨日の日記をつけたり仕事のファイルを作ったりしていた。
 
ここのデリは高級ホテルとは思えないお手頃価格。基本的にはテイクアウト向けの品ばかりが売られているのだけれど、「店内で食べます」と言えば、瓶入りジュースには氷入りのグラスをつけて席まで持ってきてくれるし、料理も皿に盛りつけて持ってきてくれたりもする(販売しているプラスチックのパックのまま出される品もある)。セットメニューも豊富で、前菜とサンドイッチとデザート、スープとサンドイッチとデザート、などと色々。
 
私が頼んでみたのは、1000円ちょうどのスープセット。
日替わりのスープ(今日のは根セロリの冷たいポタージュ)と、冷蔵ケースに並ぶサンドイッチの中から好みのものを1つ、そして3種類ほどから選べる小さめサイズのデザートがセットになっている。
 
スープは、さすがホテルメイドと思わせてくれる、とても上品な味の滑らかな口当たりのものだった。セロリの爽やかな香りは感じるけれど青臭さはなく、とても良い感じ。私の選んだカカオクロワッサンサンドは、鴨腿肉のコンフィとポテトのピュレ、ゴルゴンゾーラをサンドしたもの。具の組み合わせが豪華なら分量もまた豪華で、サンドイッチ自体は小ぶりなものに思えたけれど、なかなか食べ応えのあるものだった。
 
小さめサイズのデザートは、バームクーヘン(オレンジ風味の砂糖コーティングがけ)とチョコレートブラウニー、レモンライムタルトからの選択。しっかりした味のタルトだったので分量が少なめでむしろ丁度よく思えるものだった。
 
飲み物に、瓶入りの「フレンチベリーレモネード」なるものを貰って、たっぷりサイズのそれを氷入りのグラスに継ぎ足しながらのんびりと昼御飯。
明るい窓際の席でゆっくり過ごせて、おかげさまで今日の昼までの日記も無事に書き終わったし、仕事先に出すメールの文面もいくつか書けたしで、充実した待ち時間を過ごすことができた。

ゴーヤーチャンプルー
じーまーみ豆腐
トマトとキュウリ、茗荷のサラダ
わかめの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

夕方に帰宅してからは、息子と交代でモンハンしたり、仕事もしたり。
夕飯は、買い置きのゴーヤーがあるし、じーまーみ豆腐もあるしで、ゴーヤーチャンプルーにすることにした。卵とスパムは常備している。けど、豆腐は買い忘れてしまい、先週に買ってあった厚揚げを「これ使うのもアリかなぁ……むしろ崩れなくて良い感じかしら……」と思いつつ、結局厚揚げを豆腐の代用にして炒めてみた。
 
スライスした厚揚げを表面に焼き色がつくように弱火で炒め、刻んだスパムも加えて炒め、そこにスライスしたゴーヤー加えたら塩胡椒、顆粒鶏ガラスープ、醤油ひとたらしくらいで味をつけて、最後に卵を溶き混ぜて火を通したらできあがり。
 
「ゴーヤーチャンプルーだ〜……」
これ、ゴーヤーが入っていないとすごく美味しいよね……と、「ゴーヤーチャンプルー」の名称に大変に失礼な事を呟きながら(それってフルーツの乗ってないフルーツパフェみたいなもんじゃないかと)、息子は最初に自分の皿のゴーヤーを全て皿の端に寄せることから始めていた。残すのではなく最初に一気に食べるために寄せたのだそうで、麦茶飲みながら渋い顔をして一気にゴーヤーを平らげていた。……そうやって食べるとまた苦さもひとしおなんじゃないかと思うけど、それから先に憎き苦きゴーヤーの姿を見ないで済むなら彼にとってはそれが良いのかな。
 
ニガニガしたゴーヤーを囓って「うーん、夏って感じだー」という気分になりつつ、ネッチリモッチリした胡麻豆腐とも違った食感のじーまーみ豆腐をつつく。うっかり麦茶で夕飯をいただいてしまったけれど、しまった、泡盛飲みながら食べるんだった。

8月4日 火曜日
夕飯写真があまりにがっかり風だったので、せめて私の横にいたりゃんりゃんを……
「パークハイアット東京」の
 パテのパイ
 アイスカフェオレ
 桃

せっかく新宿、パークタワーくんだりまで来たのだからと、昨日はパークハイアット東京で朝御飯を買ってきた。
 
確か以前にも買ったことがある、ミートパイのフィリングがレバー入りのパテになったような、とても濃厚な味のパイ。味が濃厚な分サイズは小ぶりで、表面に岩塩が散らされている。その塩気がまた良い感じ。
 
しっかり中まで温めると、うっとりするほど生地はサクサクだし、バターの良い香りはするしで、なんともリッチな味のパイだった。
食後には、飽きずに桃を。

豚丼 温玉乗せ
スティック野菜のサラダ
麦茶

昨日に続き、今日も息子は新宿で料理教室。
 
昨日の朝、息子曰く、
「大丈夫だよ、今日行って行き方覚えたら、明日はもう一人で行けるよ」
とのこと。
 
新宿までは電車で1時間ほどかかるし、更に目的地は駅前というわけではないし(大体パークタワー行きの無料シャトルバスを利用している)、さすがにちょっと心配だったのだけれど、「じゃあ行きの時にしっかり教えるから、帰りは一人で帰ってくるつもりで移動してごらん。私は口出さないで後ろから君の後ろをついて歩くから」と提案したら、会場から移動して電車に乗るまで、危なげない足取りで行きに通った道をそのままなぞって見せて
「ほら、大丈夫だから。お母さん仕事あるって言ってたじゃん、モンハンもやりたいでしょ?」
と。
 
実際私は仕事があるし、息子は携帯電話を持っているからいつでも連絡はつくし、ということで息子の提案に乗らせて貰い、息子は一人新宿に向かって行った。心配させないようにか、「今新宿〜」「今、無事に着いた〜」と逐一連絡を入れてくれたので、私もあまり心配することなく仕事をすることができた。おかげさまでモンハンもちょこっとやれました。
 
なんでも今日は御飯でピザを作ったのだそうで、それがたいそう美味しかったとか。
「明日の夕御飯、これにしよう!復習する!」
とのことで、明日の夕飯は息子と一緒にちょっと不思議なピザを作る予定。
 
で、今日の夕御飯は、明日のだんなのお弁当のおかずにもすることを考えて、「豚肉とししとうの炒め物」あたりにしようかなと考えていたら、「明日のお弁当は要らないよ」とのだんなからの連絡が。
 
2人用のおかずにするにはししとうは多かったし、そもそも息子も好物の食材というわけではないしなと、急遽別のにしようと、その豚肉を使って「豚丼」にしてしまうことにした。北海道で買ってきた豚丼のたれを使いつつ、生姜やにんにくも少し効かせて肉を炒めて、最後に葱まぶして、おまけに温泉卵もトッピング。キュウリや人参、大根のスティックサラダを添えて、息子の今日の冒険譚を聞きながらの夕御飯になった。
 
ちょっと焦って用意したせいか温泉卵が残念な出来映えで、撮ってみた肉丼の写真……というか、出来上がった肉丼の外見は少なからずがっかりな感じのもの。
「なんか肉丼の写真が非常に今ひとつなんで、ここはりゃんりゃんさん、お願いします」
と、隣に寝そべるりゃんりゃんにカメラを向けたら、いつも通りの甘ったれな表情でご機嫌に転がっていたので、今日の写真はもうこれで良いやと。可愛いじゃないかコンニャローと。

8月5日 水曜日
思いたって、ケーキバイキング
「松岡」のうどん ひやひや
麦茶

このところ、朝食にパンを立て続けに出していたので、そろそろ別のものにしたいなと、買い置きの「松岡のさぬきうどん」を茹でることにした。常温保存可能でなかなか美味しいこのシリーズのうどんはどれも重宝。新橋の「せとうち旬彩館」で買ってきたものだ。
 
2玉で1袋なので、2玉茹でて家族で分け合う形で。私とだんなは「ひやひや」で、息子はリクエストで「あつひや」(熱いうどんに冷たいだし)にした。上に刻んだ万能葱をパラリとかけただけのシンプルなうどんを啜って、さて今日も暑くなりそう。

吉祥寺 「SWEETS PARADISE」にて
 80分食べ放題 \1480

先日、下北沢の「海のモノ展」に出かけ、そのクラゲグッズの買いっぷりを見たキャッシャーのお姉さん(出店していた作家さんの一人だったみたい)に
「くらげ、お好きですか?まだ告知のペーパーとか出来てないんですが、8月に吉祥寺でクラゲのイベントもやるんです」
と教えていただいた。住所教えてくれれば葉書お送りさせていただきます、とのことで名刺を置いてきたところ、1週間ほど前にダイレクトメールが。吉祥寺のハーモニカ横丁内の「横丁ギャラリー」という場所で「くらげだらけ展」を開催するとのお知らせだった。
 
昨日は一人料理教室に出かけてくれた息子のおかげで仕事もちゃんと進んだし、このイベントも気になるしで
「私、このクラゲイベントに行ってきたいんだけど、君はどうする?留守番してる?一緒に行くなら、イベントが昼からだから吉祥寺で一緒にお昼御飯食べない?」
と息子に声をかけたら「行く〜」とのこと。
 
のんびりと各駅停車の総武線1本で吉祥寺に向かいつつ、
「お昼どうする?パスタ屋さんとかお手頃な定食屋さんとか色々あるみたいだし、インド料理屋さんがいくつかあるからカレーとナンの食べ放題ってのもあるだろうし。……あと、ケーキバイキングのチェーン店のお店も駅の近くにあったかなぁ」
と昼御飯の算段。ケーキバイキングの情報はおまけのつもりだったのだけれど、息子はそこに食い付いた。
「ケーキバイキング!?行く!それ行く!」
だそうで。
 
「……えー、君、ケーキあまり好きじゃなくない?」
「そんなことないよ、好きだよ」
「チーズケーキとショートケーキしか食べないじゃない」
「モンブランだって食べるよ!」
 
そういえば「ケーキバイキング」というのには息子を連れて行ったことがないし(私だって何年ぶりかという感じ)なと、興味津々らしい息子を「SWEETS PARADISE」に連れて行くことにした。
 
店名こそ知っているけれど、私も入るのは初めてだ。店頭で食券を買い、そのレシートにばっちり時間が記載されており、通常は90分制(夏休み期間中は80分制)とのこと。食器は自分で返却口に下げなければいけない。色々と合理的なシステムになっていて、シンプルながら明るい店内、充実した品揃えは確かに女性客に人気があるだろうなと思えた。11時半頃という、少し早めの時間に赴いたのに、店内は既にほぼ満席だ。
 
次々と種類を変えて出てくるパスタは常時4種類、あとはカレーとドリア系の御飯もの1品、コンソメスープ、サラダ類。コーヒー紅茶ジュース類のドリンクの選択肢はかなり多めで、今はトロピカルフェアということでカラフルなタピオカを入れて飲めるように甘めのアイスミルクティーまで用意されている。その他はおしなべて甘いものばかり。ずらりと並ぶケーキ類、ティラミスやパンナコッタ、白玉に蜜豆などの冷たい系もあれこれ。息子が大喜びだったのは、ソフトクリームマシン(トロピカルフェアということでマンゴーソフトとバニラ、そのミックスの3種類)と、かき氷機の存在だった。あと、フロアの中央に置かれたポップコーンマシンも。
 
「すごいねー、本当にケーキばっかりだね〜!」
と大喜びの息子、「また来ようね、ここすげぇ好き!」とか言ってるその口が食べているのは「冷やしうどん」。……うどんは朝御飯にも食べただろう、君……と苦笑いしつつ、そのまま観察しているとかき氷食べたりポップコーンつついたりソフトクリーム食べたりして、結局ケーキらしいケーキはレアチーズとベリー味のチーズケーキ、あとはマンゴータルトだかの3種類しか食べていなかった。それでも「あれもこれもある!」というのが息子にはけっこう気持ちの良いものだったらしい。
 
で、私はと言えば
「そうよ……ケーキバイキングって、いざ行ってみるとそんなに食べられるもんじゃないのよ……」
と改めて思い知りつつ、それでもパスタ類は控えめにして早々にチーズケーキとかショートケーキ、メロンのタルトなどに挑んでみた。が、360度を16等分ほどにした小さなケーキだったものの、5種類ほども食べると「ケーキはもういいや……」という気分に。あとはだらだらと冷たくて甘くてプルプルしている系統のものばかり(要するにゼリーとかババロアとか、その手のもの)を食べていた。
 
味の方は全体的に可もなく不可もなく、「すんごい美味しいというほどでもないけど、不味いというほどでもない」という微妙な感じ。でも全種類はとうてい食べきれないほど色々な味が楽しめるというのは、とてもわくわくした。
しかしほんと、息子がここまで喜ぶとは。
 
食後は歩いてほんの1分ほどのところにあったギャラリーで「くらげだらけ展」を。狭い階段を上がって2階にある、人2人すれ違うのも大変という感じの小さな小さなギャラリーの片側の壁面にクラゲグッズがあれこれ飾られて売られていた。針金で作ったアクセサリーがあったり、グラスリッツェンの食器や写真立てがあったり、イラストの絵はがきがあったり、コースターがあったり。それが全部クラゲモチーフで、クラゲ好きにはたまらない空間になっていた。
 
息子と2人、「あ、これタコクラゲ。かわいい」「お母さん、こっちはブルージェリーフィッシュだよ」(←門前の小僧なんとやらで、息子もすっかりクラゲに詳しく……)なんて話していたら、先客のおばさまが
「あら、クラゲ相当お好きなのね?」
と話しかけてきてくれた。なんでも新江ノ島水族館でボランティアスタッフをしている方なのだそう。とりわけクラゲが大好きなのだそうで、「この年になってねぇ……お恥ずかしい」と、楽しそうにクラゲグッズを眺めてらした。
 
で、私とそのおばさまの他にはお客さんもおらず、その後もしばらく来なかったのを良いことに、ミズクラゲのベーシックな美しさについてとか、えのすいのクラゲホールの新入り「コティロリーザ・ツベルクラータ」の愛らしさについてとか、クラゲ談議で盛り上がってしまった。江の島近くにお住まいだから、今日は電車に乗って吉祥寺まではるばる来たのだそう。「私も今日は千葉からはるばる来たんです」「あらまぁ、遠くから。クラゲのために」と2人で笑い合ってしまった。
 
お母さん、せっかく来たんだから悩むくらいなら買っちゃいなよ、後悔しないよ?と息子が背中を押してくれちゃったもので、ついついグラスリッツェンのグラスを3種(アカクラゲ、タコクラゲ、ミズクラゲ)、針金細工のアンドンクラゲのピアスと、樹脂製のブルージェリーフィッシュのブローチ、あとは絵はがき色々を買い込んできた。針金細工の、実に素敵なモビールもあったのだけれど、「これぶらさげたら、絶対猫のおもちゃになるわ……」と躊躇していたら、おばさまが購入することにしたらしい。
 
あとは駅ビルで夕飯の食材を買った後、再び各駅停車でのんびり帰宅。
ちなみにこのギャラリー、次は「きのこ展」開催だそうです。クラゲ好きってキノコ好きの人も多いみたい(私も嫌いではないけれど、むしろ深海魚やウミウシの方向に行くかなー)。

息子特製 カラフルごはんピザ
ミックスリーフのサラダ
冷たいえんどう豆のスープ(インスタント)
アイスウーロン茶

夕飯は、息子が昨日の料理教室の復習で「カラフルごはんピザ」を作ってくれた。今日は私がお手伝い係。
「先生、次は何をしますか?このピーマンは冷蔵庫に戻してもよろしいでしょうか?」
なんて気を回しつつ、でも調理はほとんど全て息子が担当。今日は食材を刻むのから何から、一人で全部やり遂げた。
 
すごく美味しかったから切り分けて食べるんじゃなしに、1人1個みたいに食べたい!ということだったので、本来は大きなフライパンで数人分を一度に作ってピザのように切り分けて食べるところ、ミニサイズのフライパンで1人1個サイズになるように焼くことに。
御飯を軽く押し固めてから丸く伸ばして成形し、具を乗せて焼くところは2人分2個のフライパンを同時進行しなければいけなくなり、自分の分は自分でやることにして、私も一緒に作ってみた。
 
炊いた御飯に粉チーズを混ぜたのがピザ生地の代わり。クッキングシートの上で薄く丸く伸ばした御飯の土台に薄くケチャップを塗り、玉ねぎとピーマンとマッシュルーム、ソーセージを炒めたものをトッピングし、刻んだプチトマトも乗せてからピザ用チーズを乗せる。それをクッキングシートをつけたままフライパンで数分焼き、シートを外して蓋して更に数分焼く。
 
この「クッキングシートを使う」というのが子供でも調理しやすいコツのようで、御飯は適度にカリッと焼けて、思った以上に香ばしく美味しい「ごはんピザ」ができた。トマトピュレではなくケチャップだから、味はチキンライスに近い感じ。それは確かに息子が好きそうな味で、ベーコンやコーンを使っても美味しいかも、と思える味だった。
 
息子と並んで作ったごはんピザ、焦げるのが怖いなと私の方が火加減を甘くしてしまっていたようで、息子のほどパリッと良い食感にはならなかった。ぶわっと豪快にチーズを乗せていた息子のごはんピザの方が食感も味も美味しくできて、ちょっと悔しいお母さん。

8月6日 木曜日
みんなで太閤園!
「神戸屋」の
 野菜の焼きカレーパン
 もっちりコーンパン
アイスカフェオレ

昨日歩いた吉祥寺の駅ビルには、私の大好きな「神戸屋レストラン」が入っていた。神戸屋スペシャル♪神戸屋スペシャル♪と食パンを買い、ついでにカレーパンなども買い、くるっと方向転換したところで「木村屋」の看板も目に飛び込んできた。神戸屋、木村屋、私の好きなパン屋を無造作に並べるとは、吉祥寺の駅ビル侮りがたし。ていうか羨ましい。
 
昨日見てきたギャラリーのあった「ハーモニカ横丁」も実に不思議な魅惑的な空間だったし、この中央線沿線ならではの匂いはとても久しぶりなもので、「やっぱりいいなぁ、このあたりに住みたいなぁ」と思いながら帰ってきたのだった。昔、多摩方面に住んでいたことがあったから、中央線の朝晩のラッシュのすさまじさは知っているけれど、それでもこのあたりに対する憧れみたいなものは消えることがない。
 
というわけで、朝御飯は、
「すみません、私の食べたいものを素直に選んでしまったので、半分こです」
と、野菜入りの焼きカレーパンと、マヨあえコーンを中に詰めたもっちり生地のコーンパンをだんなと半分こ。息子はマンゴー入りのパン。
 
私の中では相変わらずのカレーパンブームが続いているところで、でもこの蒸し暑い季節に朝から揚げたものを食べる気分でもなく、「焼きカレーパン」というのがあるのはとても嬉しい。揚げてないあっさり味のパン生地に、スパイシーなフィリングが詰まっていた。歯ごたえの残る野菜の食感が良い感じ。

稲毛 「太閤園」にて
 茄子野菜炒め定食(料理大盛)
 酢豚定食(料理大盛)
 チャーハン(大盛)
 餃子2皿
……を、4人でもぐもぐ。……おなかいっぱい……。

今日は遠方から友人が遊びに来てくれた。ちょうど海外旅行で成田空港に向かうとのことで、
「せりあさんのお住まいの地に伺っても良いですか?太閤園に行ってみたいの!ぜひ!」
と、お目当ては地元の中華定食屋さん「太閤園」。
 
昼時を過ぎての到着とのことで、お昼の営業の終了時間がはっきりしているようなしていないようなというお店なので、私と息子が先に行ってお店で席を取っていようということになった。……が、1時を過ぎる時間帯だというのに、店内はまだまだ大混雑。固まった席は全然空いておらず、少し待ってようやく座れたところで友人親子と無事に合流することができた。相変わらずの繁盛ぶり。
 
大人2人小学生2人という組み合わせで、じゃあ子供2人でチャーハンを分ける感じかな、でも息子が下手すればチャーハン1人前は普通に食べきる可能性があるし……と色々考え、友人リクエストの茄子野菜炒め定食を料理の大盛(御飯は普通盛)で、酢豚定食も料理の大盛で、そしてチャーハンは大盛で、という風に注文してみた。1皿6個の餃子も2皿。
 
取り皿も貰って、皆でわいわいつつきながら食べるというのは、初めてかもしれない。いつもはたいてい家族で来るか、そうでなければ私と友人の2人で、といった感じだから、おかずなどを分け合うにしても「そのおかずちょっとちょうだい、私のもどうぞー」と直接皿に箸を伸ばすことが多かった。こうしてずらりと並んでいるのを見ると、なかなか壮観で、息子は早速チャーハンの山にわしっとレンゲを突っ込んで自分の分を取り皿にたっぷりよそっている。
 
実のところ、「太閤園の料理は神!」と心底思っていた5年ほど前から比べると、鍋をふるう大将もだいぶ疲れてきたのか、料理が出てからなお20分以上も舌を火傷する勢いの料理のアツアツさとか、絶妙な火の通り加減だとか、味付けの妙だとかに微妙な陰りが出てきたように思う。「神がかって美味しい」から「普通に美味しい」くらいになってしまったのが本当に残念だけれど、でも相変わらずこの店の味は恋しくなるし、食べれば満足してお店を後にすることができる。
 
だんなが高校生くらいの時からずっとあったというこのお店、末永く在って欲しいなぁと思う。
 
すっかり満腹で(息子の食欲に期待していたのだけれど、息子がさほど食べてくれず……)、食後は友人たちの電車の時間まで我が家でしばし。ほとんどメニューのない猫カフェですが〜、と狭い我が家に招待したものの、皆してお腹いっぱいでお菓子を食べるという気分でもなく、おしゃべりしたりゲームしたり、猫触ったり。
 
結局、かなり遅めのがっつり昼食だったものだから、そのまま夕方になっても夜になっても「お腹が空かないねー」という感じで、今日の夕御飯はなしくずし的に無しになった。お風呂に入ってからさすがに小腹が空いたのでクラッカーなど囓ってみたり。
友人たちは今頃機上の人かな。楽しい旅行になりますように。

8月7日 金曜日
ホルモンホルモン
「三宮一貫樓」の
 豚まん
アイスウーロン茶

せりあ家の皆様にお土産です〜♪と、昨日遊びに来てくれた友人がお土産に持ってきてくれたのは、神戸の 「三宮一貫樓」というお店の豚まんどっさり。日持ちするように冷凍庫にも分けて保存しつつ、今朝早速1人1個ずつ蒸かして食べることにした。
 
眠い目こすって起きて、鍋を火にかけ湯が沸騰したところで蒸籠を重ねて、あと数分で蒸し上がるというのにだんなも息子もまだぐーぐー寝ている。暇なのでコップや氷の準備をしながら替え歌作って歌っていた。節は「鉄腕アトムのテーマ」。
 
豚まん食べーましょ〜♪ラララ豚まん食べーましょ〜♪
そうだ〜アトム〜豚まーんー食べーましょ〜♪
豚まん食べーましょ〜♪だけどアトムは食べられない〜♪
アトム〜は、ロボーット♪豚まーんー食べーない〜♪
 
前半で「何でアトム!?」とツッコミが入り、後半で「結局アトム豚まん食べないのかよ!」とツッコミが入り、歌い終わる頃にはだんなと息子も起きてきた。よしよし。
 
551のより一回り大きな、食べ応えのある豚まんはずっしりと重量感もある。どっさり入っている玉ねぎは、その食感も分かるほどにざくざくと混ぜ込まれていて、それが良い旨味を出している。玉ねぎの甘さを感じるしっとりとした豚まんはとても美味しいものだった。

カルツォーネ
焼き野菜のサラダ
アイスアップルティー

今日はとても久しぶりに、外出などの予定がない日。午前中は息子は勉強、私は仕事。午後はモンハンやってみたり息子は友達と遊びに行ったり、私はまた仕事に戻ったりの平和な一日だった。
 
少し前にpal systemの宅配で試しにと買ってみた冷蔵のカルツォーネを昼御飯に。
余熱したオーブンで10分ほど温めれば食べられるカルツォーネ。中にはコーンなどが入っているらしいから息子好みかな、夏休み中の簡単な昼御飯にはちょうど良いかも、と思って2個セットのそれを注文してみたのだった。
 
カルツォーネは、二つ折りにしたピザのようなもの。やや生地が厚めのもっちりしたタイプだったので、「焼きカレーパン」に近い食感のものだった。美味しいけれど、「まぁ、こんなものかな」という印象も。が、ピザっぽい味のものだったからか、息子は大喜び。「僕が作ったごはんピザに似てるよね、近い味だよね、好きな味だ!」と御満悦。

稲毛 「焼物酒Bar ホルモン’S」にて
 ユッケ \680
 茹でタン 2×\380
 牛すじトロ煮込み \490
 ホルモン5種盛り \1580
 ホルモン(まるちょう) \680
 ホルモン(ツラミ) \640
 ホルモン(こぶくろ) \420
 ウィンナー焼き \340
 じゃがバター \280
 にんにく焼き \490
 たまごスープ \390
 テールスープ \420
 あっさり冷麺 \680
 ごはん(並) \190
 生ビール 3×\520
 ジンジャーハイボール \420
 焼酎ロック(やきいも黒瀬) 2×\530
初めてのホルモン焼き屋さんで、家族でもぐもぐ。

今日はまたたいそう蒸し暑く、夕方になっても一向に気温が下がらない。
「火を使う料理したくない……ていうかやる気ない……」
とダルンダルンな気分になっていたところで、だんなから「このお店のメニューが美味しそう」と連絡があった。
 
今日は早めに帰れそうということで、じゃあそのお店に行ってみましょうかと駅で待ち合わせ。我が町の「牛角」跡地にできた「焼物酒Bar ホルモン’S」というホルモン焼き屋さんを目指した。
 
やけにハマッてしまって、月に1度くらいのペースで地元の「牛角」に通っていたのはもう何年も前のこと。店長さんが非常にやる気溢れていて、店内はいつも清潔で活気があって対応も良く、気持ち良く焼き肉を楽しむことができる店だったから足繁く通っていた。その店長さんが変わり、途端に店の雰囲気が悪くなってしまい、「あ、牛角だから好きというわけじゃなかったんだ」とそこで初めて気付いて、それからほとんど全く足を向けなくなった。そのまま牛角が閉店してしまったのは、店長さんが変わって半年も経たないタイミングだったと思う。
 
そのまま居抜きのような形で新しい焼き肉屋さんがオープンした風だったのだけれど、今日初めて店内に入ると、入り口で靴を脱ぐようになっていて掘り炬燵式の店内は牛角時代とは全く違った風。昭和レトロな感じのポスターや看板があちらこちらに貼られていて面白い雰囲気だった。
 
で、ホルモン5種盛り(レバーやコプチャン、コリコリ(動脈)、シビレなど)や、それに入っていなかったマルチョウやコブクロなどを追加で頼みつつ、卓上のロースター(炭火ではなかった)でジュージュー焼いては食べていく。レバーなどはサッと表面だけ炙れば食べられる鮮度のものだそうで、確かに臭みもなく柔らかな口当たりは心地よいもの。ただ、値段の方は思った以上に高かった。
 
頼んで出てきたものが「……え?こんなにちょびっとなの?」と悲しくなるようなものが多く(ユッケなど、こんなに小さなサイズのユッケが出てきたのは初めてというくらい)、肉味噌を添えた1/8切れほどのキャベツの皿が1人300円×3の900円もする突き出しだったことには後になってびっくり。大人2人分600円の突き出しとしてもちょっとがっかりな感じなのに……これで900円とは。
 
シメの「あっさり冷麺」も、「あっさりなのは味ではなくて具の量です」といわんばかりの、麺+スープ+刻み葱と刻み唐辛子、他に具は一切なし、なのに680円という内容にも軽く衝撃を覚えつつ、マルチョウなどはちゃんと美味しかっただけにこれは残念……とお店を後にした。
 
ホルモン大好きだから、地元で気軽に食べに行けるお店があると嬉しいなぁとあれこれ開拓してみているのだけれど、「まぜ是非行きたい」と思えるお店というのはなかなかそうそうあるものじゃなくて、難しい。家で簡単に食べられる類のものでもないしねぇ。

8月8日 土曜日
洋食屋さんでお昼を食べて、いざ!
バタートースト
だんな特製パンチェッタ入りオムレツ
アイスカフェオレ

神戸屋スペシャル買ってきてあるので、これをトーストにしましょう……と、
「ただ焼く?バター乗せる?チーズがいい?」
とだんなと息子に聞いたら息子が即答で「チーズ!」、だんなが「おゆきさんとお揃いで〜」とのお返事。
 
でも、聞いてしまっておいて申し訳なかったのだけれど、買い置きのピザ用チーズの残りがとても僅かだったので、
「ごめん、取り消し。チーズトーストできませんでした」
と報告の上、家族全員バタートーストにした。息子はきっと苺味のお砂糖かけて食べるのだろうなと、無塩バターを塗ってやり、私とだんなは有塩で。
 
だんなが「では久しぶりに俺が卵を焼こう」と、半端に残っていたパンチェッタを使ってオムレツを作ってくれた。ふわふわの良い感じのオムレツを添えてパンを囓りつつ、食後には今シーズンの初梨を。まだちょっと甘さが控えめという感じ。幸水・豊水のシーズンが待ち遠しいけれど、でもそうなると夏もそろそろ終わりという感覚になるので、梨のシーズンはまだもうちょっとだけ先でも良いなと思う……。

日本橋三越内「グリル満天星」にて
 ワンプレートミックス \2100
 グラススパークリングワイン(コヴィデス・ゼニウス・ブリュット) \420

今日はだんな、やや遠方の地の結婚式にお呼ばれ。昼過ぎに出て帰宅は夜とのことで、ならばと息子と2人で行けるワークショップにでも行こうかしらと、1ヶ月ほど前に申込みをしてみている。
 
ワークショップは昼過ぎからだし、だんなも出発は午後だしということで、一緒に昼御飯を摂ってから行くことにした。乗り換え駅の日本橋で何か食べようと三越デパート内をぷらぷらして、入ってみたのは「グリル満天星」。
 
本当はいかにもな「デパートの食堂」に行ってみようかと話していたのだけれど、さすが三越、さすが本店、ちらりと覗いた「特別食堂 日本橋」はとんでもないお値段なのだった。後で調べたら「ランドマーク」という食堂も別にあり、私たちが目指すべきはそちらのお店だったらしい。ともかくも、なんとなく洋食が恋しくて満天星。
 
家族皆して、「8種類のメニューからお好きな2品をお選びください」という、「ワンプレートミックス」なるセットメニューを注文。選択できるのは、この店名物の「オムレツライス」をはじめ、メンチカツ、エビフライ、コロッケやハンバーグなどといういかにもな感じのものばかり。おかず系2つの選択の場合はライスかパンもつけてくれ、ランチタイムはサラダとスープもついてくるらしい。
 
店内はなかなかの混雑ぶりで、ほどなく店頭には行列ができるほど。
客席数も多めで、それゆえ給仕の人たちも隨分バタバタした感じだったのがちょっと残念だった。
 
一度息子の前に注文した皿が出てきたのに、置くか置かないかのうちに「あ……失礼しました」の一言で下げられてしまったり(それは結局隣のテーブルの料理だったのでした)、給仕の人たちが盛りつけて持ってくるらしいサラダの盛りつけがずいぶんおざなりな感じだったり(上からかけられるだろうはずのクルトンとベーコンビッツがレタスの下に隠れているよ……ていうか、皿の底でドレッシングに浸っているよ、みたいな)。料理の方は悪くなかっただけに、「……デパートの中のレストランだしねぇ……」と思いつつ、でも決してお安くない値段に少し釈然としないものを感じてしまった。
 
ワンプレートミックス、私はオムレツライスとカニクリームコロッケ、息子はオムレツライスとハンバーグ、だんなはカニクリームコロッケとハンバーグ(にライス添え)という、三者三様、好きな組み合わせで。ふわりと半熟状のオムレツが乗るドミグラスソース添えのオムレツライスは濃厚なバターの香り。ややあっさりめの味のトマトソースが添えられたコロッケは、細かに裂かれた蟹肉がたっぷり混ぜ込まれたリッチな味のものだった。添えられたじゃがいものグラタンや人参、いんげんのソテーなども良い感じ。
 
見た目以上にボリュームがあって、すっかり満腹になった後でだんなと別れて、半蔵門に移動した。
 
今日参加したイベントは、日本カメラ博物館での「万華鏡写真の撮り方教室」。
 
小中学生を対象としたワークショップで、「万華鏡を組み立てて、その映像を見て楽しむだけではなく、お持ちのデジタルカメラで撮影し万華鏡写真の作り方を学ぶ講座」とのこと。撮影したデータは持ち帰ることができ、それとは別に会場で数枚プリントしてもくれるだそうだ。万華鏡のキット込みで参加費500円というのはとてもありがたく、先日のモノクロ写真ワークショップに続いてのカメラに関するイベントは、今回もとても楽しいものだった。
 
まずは自分たちで万華鏡を組み立て、光る台、「ビューアー」に乗せて万華鏡の写真撮影。その後、綺麗な花写真のリバーサルフィルムが配られ、それをまた万華鏡で見て模様を作りつつ撮影。最後に登場したのは「テーパードミラー万華鏡」という、球形に丸まって見える特殊な万華鏡で、それをお借りしながら更にあれこれ見てあれこれ撮影。最後に「これ!」という写真を数枚選んで、プリントアウトしてもらう。
 
この「テーパードミラー万華鏡」というのがたいそう面白いもので、こんな風な、普通の万華鏡とはまた違った美しい景色が見られた。息子をさしおいて私が夢中になってしまい、一緒になって私もあれこれ撮影。一見デジタル加工のCGのような、でも不思議と温かみのある写真の美しさには虜になってしまいそうで、自分でこの万華鏡を作ってみたいと思いつつそれはなかなか難しい道のりらしい。

スティック野菜のサラダ
「マルノウチ・クイナ」のタコライス
アイスティー

ワークショップが終わると4時。参加者はそのまま併設のカメラ博物館も見られるということで、閉館の5時になるまで開催中の写真展を覗いてみたり博物館で展示中の昔のカメラ(実際触れるようにいくつも並べてある)を触ってみたり。これじゃ帰宅は7時近くになるねと、東京駅に移動ついでに丸ビルに寄ってお総菜買って帰ることにした。
 
あいにくと、丸ビル地下は現在改装中。そこここに改装中の壁が立ち、店舗数が少なくなっているのもさることながらいつのまにか店舗の並びも魅力が今ひとつな感じのものになっていた。福臨門のお弁当屋さんとかあった時は目移りするほど色々なものがあった印象があるけれど、「なんか、あんまりこれというのが無い感じだね」とお寿司屋や揚げもの屋を覗いてみる。
 
結局、昼がガッツリしたものだったし、軽くにしておこうねという話になって、タコライス屋さんのタコライスを1つ買って帰ってきた。御飯の上にタコミートが乗り、別添でレタスとチーズ。サルサとトマトを合わせたソースも更に別添。
 
帰宅してから2枚の皿に半々に盛りつけて、御飯と肉とチーズだけを盛ったところでチーズが溶けるまでレンジで温め、そこにレタスとトマトを盛ってテーブルに出した。皿の隅にスティック野菜も少々。
 
チーズがチェダーだったのがさりげなく嬉しかったし、トマトにサルサをあらかじめ合わせておくというのもちょっと面白いな、使えるな、と思った。ややたっぷりめな分量のタコライスだったので、2人で分けてもそこそこの量。数時間後に、引き出物のお菓子やジュースを抱えた大荷物のだんなが帰ってきた。

8月9日 日曜日
海南飯という気分だった今日
「魚久」の粕漬け(銀だら・鮭)
生姜の佃煮・いかなごの釘煮・いぶりがっこ
卵御飯
小松菜とわかめの味噌汁
麦茶

朝起きたら、息子が先にモンハンを始めていた。
「うぬぅ、先を取られたか……」
と、目覚めてしまった以上二度寝という気分でもなく、溜まった仕事を1つずつこなしてみたり。ほどなくだんなも起きてきて、今日は何の予定もない久々にのんびりとした日曜日の予定。
 
「……で、朝御飯はどうしましょ。豚まん?トースト?」
と聞けば、息子はその2択のどちらでもない「TKG!」と高らかに宣言した。TKG。「TたまごKかけG御飯」だ。
 
確かに金曜に美味しい卵が生協から届いたばっかりだし、冷凍状態になっているとはいえ早めに食べておきたかった粕漬けもあるしで、確かに良いね卵御飯は良いねと、御飯を吸水させて十数分後に急ぎ炊飯。御飯の友をあれこれ出し、御飯が炊ける間に用意した味噌汁の具は、たっぷりの小松菜と、ざっと水に漬けて塩抜きした塩蔵わかめ。
 
いつもは乾燥わかめを使っているのだけれど、「大地〜」の宅配に案内があるのを見て、塩蔵わかめは乾燥のより美味しいのかしらと先日試しに買ってみたのだった。どのくらい膨れるのかもわからず適当に入れたのだけれど、思った以上に増量してしまい、大変に具沢山な感じの味噌汁に。漬けていた塩の味も良いものだったためか、いつもの乾燥わかめよりも旨味を感じる、美味しいわかめであるように思った。これでわかめ御飯作ったら美味しいだろうな、という印象。

胡麻だれ冷やし中華
麦茶

今日は一日、家族で交代交代でモンハンやったり(複数人同時に遊べるのがウリのWiiなのに、モンハンはオンラインプレイこそできるけれど、1台のマシンで家族で同時に遊べるというわけじゃないのが、悲しい……)、買ったまま読めずにいた雑誌や漫画の類を読んだり。
 
昼御飯は、だんなのリクエストで冷やし中華ということになった。
だんなが近所のスーパーに買い物しに行ってくれたので、私はその間に湯を沸かしたり錦糸卵を作ったり。だんなが買ってきてくれたのは胡麻だれの冷やし中華で、具はハムとキュウリと錦糸卵という定番の組み合わせになった。

チーズとクラッカー
だんな特製空心菜炒め
海南鶏飯
 (3種だれ添え茹で鶏肉・鶏スープ炊きの御飯・鶏スープ)
ビール(Corona)

昼過ぎ、「さて夕飯はどうしましょう」と改めてだんなと2人、駅前にお買い物に。昼あたりにけっこうな土砂降りがあったのだけれど、それは既に止みそうな気配だったしと自転車で出かけたら、笑うしかないくらいの大変な大雨に出逢ってしまった。
 
買い足したいものを買いに、駅前スーパーから駅ビル内のお店に、ほんの徒歩数分の距離を自転車で移動しただけで、服が絞れそうなほどの濡れねずみに。更に家に帰るまでの間には、スーパーの買い物袋の底に雨水が溜まりまくるほどの雨をかぶって帰ってきた。服を着たままシャワーを浴びたような状況で、こうなってしまうとむしろいっそ楽しい。
 
このところ、ほんとに天気が不安定だ。衣類乾燥機を使うにも限界がある、タオルケットやベッドカバーの類を盛大に洗いたいところなんだけどな。
 
で、夕御飯は、
「なんか……コロナが飲みたい。ライム買ってきてコロナ飲もう」
「じゃあタコスとか?」
「いや、むしろガッパオとか、そんな感じ」
「ガッパオ最近作ったし……あ、じゃあ海南飯はどうだろう」
「それだー!」
 
ということで、海南飯に決定。
少々値段の張る美味しい鶏肉を肉屋で買い、タイ米も買い、コロナ用のライムも買ってきた。鶏ももを茹で、その茹で汁で御飯を炊いてスープも作る。全体的に鶏肉の味の「茹で鶏定食」で、シンプルな茹で鶏に赤・黒・白の3種類のソースを絡めて食べるのがなんとも美味しい。最後の方で、御飯に鶏乗せて3種のソースを御飯ごと全部混ぜてしまって混ぜ御飯状で食べたりするのもまた美味しい。
 
鶏は、沸騰させないようにとろ火で20分ほど火を通したもの。沸騰したら火を止めて、数分経ったらまた火をつけてを繰り返す、という方法や、5分茹でたら火を止めて20分放置する、など、この海南飯用の柔らかな鶏もも肉を作るのには色々な方法があるらしい。共通するのは「グラグラ強火で煮るな、肉を固くするな」という事で、茹でた後は冷水で冷やしてから胡麻油やピーナツ油を皮目に塗っておく。
 
たれの組み合わせもまた色々で、チリソースと醤油だれは市販のものを使うことができる。チリソースは「Singapore Chilli Sauce」なるそのものズバリな感じのものが市販されていて(私はカルディコーヒーファームで買ったけれど、紀ノ国屋などでも扱いがあるらしい)、それがやっぱり「そうそうこれこれ」という感じの味。辛さは若干マイルドで、ほのかに甘さも感じる扱い安いチリソースだ。
 
醤油だれは、本当だったら中国醤油を使うのだけれど、その甘くトロリとした食感のたれは買えなかったので、オイスターソースと醤油と少しの甜麪醤、砂糖を適当に合わせたものを使ってみた。本当は、オイスターソースよりもむしろ海鮮醤あたりを使った方がよりそれっぽかったかもしrない。
 
白いソースはニンニクや葱などを使うお店もあるようだけれど、今回はお店で良く見かける、おろし生姜で。胡麻油で少し伸ばすようにしておいて、鶏に添えつついただいた。
 
買い置きの空心菜はだんながにんにくで炒めてくれて、あとはおつまみにとリッツを添えたチーズディップも。
各自好き勝手にタレを添えつつ食べる「家海南飯」は、外で食べるのに負けないほどちゃんと美味しかった。鶏の茹で加減には更に向上の余地があるけれど、タレは好きなだけ用意できるし、御飯のお代わりもあるし、スープも美味しいのがたっぷりできたしで、とても満足。