食欲魔人日記 05年05月 第4週
5月23日 月曜日
今日は「謝肉祭」って感じ……
船橋ららぽーと「東京パン屋ストリート」内
「佐世保バーガー ビッグマン」の
 ベーコンエッグバーガー \440
 ステーキバーガー \500
 海老チリバーガー \420
 オニオンリング \360
 ジンジャーエール \240
 グレープフルーツジュース \240
 ストロベリーシェイク \360
「どりーむ」の
 クリームチーズメロンパン \220
 チョコチップメロンパン \180
家族みんなでもぐもぐもぐもぐ。
本日、息子は授業参観の振替休日で学校お休み。
「せっかくお休みだし、どっか行こうかー」
と言っていたら、だんなも仕事をお休みすることになった。折しもCozimaから今日1日だけの特別ディナーの案内も届いていたので、夕飯は青山に行くぞーと盛り上がる。

で、せっかくだんなもお休みしたことだしと、ゴールデンウィーク中に大混雑(ハンバーガー1個買うのに2時間待ち……)で食べられなかった東京パン屋ストリートの佐世保バーガー屋さんに行ってみることにした。ららぽーとに行けば、近くには息子垂涎の「ムシキングワールド」がある。
「わーい、今日はいっぱい、ムシキングやるんだよー」
という息子と、
「うっしゃー、ハンバーガーガツンと喰うぞー」
という親の利害が一致して、今日は起きるなり船橋を目指した。

平日とはいえけっこうな混雑だろうと10時の開店直後に入店して、本日の佐世保バーガー屋さん2組目のお客様だった私たち。息子はハンバーガーよりも「メロンパンかクリームパンがいいなぁ〜」だそうで、だんなと2人別の店の品を見に行った。

人気の高さもさることながら、1つの注文ごとにものすご〜く時間がかかるのがこのバーガー店。見ると注文ごとに1個1個丁寧にハンバーグを焼き、ステーキを焼き、卵を焼いている様子。オニオンリングも注文して、3人分のドリンクとこの店名物のバーガー3種を注文したらお会計は2500円になってしまってちょっとびっくりだった。バーガー類ができあがるのと同時に、あちらから息子とだんなが戦利品抱えてやってくるのが見え、あちこちに置かれているテーブル席の1つについてさっそく温かいうちにバーガーにかぶりついた。だんなたちは、佐世保バーガーに負けず劣らずの行列だったらしい、人気のメロンパン屋さんから各種メロンパンを買ってきたのだそうだ。

あれこれとテーブルにあれこれ並べ、バーガーは全てだんなと半分こしていただいた。できたてバーガー、ボリュームたっぷりバーガー、どれもうまー。

トレイに乗せられたペーパーによると、アメリカ海軍からレシピが流れ、戦後にバーガー文化が佐世保で花開いたのそうだ。当時は基地周辺にアメリカ人向けハンバーガーショップがたくさん建ち並び、現在もその流れを汲んだハンバーガーショップが多くあるのだとか。ああ、なんて素敵なのハンバーガーショップてんこ盛りの町。このページに各店の名物バーガーが載っていて、もう身悶えしてしまう。いいないいな。

まんま「海老チリ」味の海老チリバーガー、歯応えのある塩胡椒味のビーフステーキがガツーンと挟まっているステーキバーガー、そして何よりも美味しかったベーコンエッグバーガー。なんというか、嫌な風じゃなくバリバリとした食感のハンバーガーで、何枚も挟まったベーコンは固すぎず軟弱すぎず、厚く焼かれた目玉焼きと分厚いハンバーグとバリフワッとしたパンと、絶妙の組み合わせで最高に美味しかった。……ベーコンエッグバーガーは1人1個にすべきだったか……と少々の後悔を感じつつ3個のバーガーをだんなと2人で完食。息子は一人静かに「クリームチーズメロンパン」を食していた。

明日の朝に食べようかと、だんながあれこれメロンパンを買ってきてくれていたので、我慢できずにチョコチップメロンパンも1つ皆で分けて。表面に多めのグラニュー糖が散らされたメロンパンはシャリシャリとした食感で、これでもかとチョコチップが散っている。生地はまだほんのり温かくふかふかで、甘さもしっかりあるけれど頼りない食感なものだからいくらでも食べられそう。

かくして、朝昼兼用とはいえ、かなりしっかりめのパン食事を済ませてしまってお腹一杯。ららぽーとぷらぷらして、ムシキングワールドで何ゲームか遊んで、息子はガチャガチャで小さなムシキングのおもちゃを手に入れて、お昼過ぎに帰ってきた。午後はしばしのんびりと。

青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて「イベリコ祭Stagioneコース」
 突き出し
 前菜
 
 
 
 パスタ
 メイン
 ドルチェ
 
 
 食前酒
 白ワイン
 
7種盛り合わせ
ソテーしたイワシの温製サラダ
桜海老とホタテのかき揚げ
サザエの壺焼き ニンニクとパセリの風味
ホワイトアスパラガスのグラタン
自家製コルツェッティ 魚介のソース
イベリコ仔豚のポルケッタ&仔豚の頭
小さなドルチェプレート
桃のザバイオーネソース ミント風味
 
マンゴージュースのスプマンテ割り
Bianco Faye '99 Pojer&Sandri(Alto-Adige)
ハーブティー
夕方、のんびりと電車に乗って青山に向かった。今日は「Cucina Tokionese Cozima」で「イベリコ仔豚」の特別ディナー。数日前にメールで案内をいただいて、ギャー食べたい食べたい超食べたい何が何でも食べたーいと、速攻予約したのだった。

「イベリコ」とは、豚の品種名。2年前から日本でも食べることができるようになったこのお肉、スペイン原産の黒豚だ。なんでも、「脂肪を筋肉組織内に浸透させる能力」に長けているのだそうで、臭みのないとろんと柔らかで香りの良い脂の部分や、一見淡白に感じられる身は肉汁たっぷりで、しっとりと柔らかい。高級生ハムの原料として有名だけれど、最近になって生肉も輸入されるようになったのでソテーなどにして食べられるようになった。日本の「白金豚」「沖縄島豚」なんかもめちゃめちゃ美味しいけれど、イベリコは輪をかけて「特別」「おとっとき」という感じ。まだ数えるほどしか食べたことがないけれど、どこで食べても美味しかった記憶しかない。

で、そのイベリコの仔豚がお店に入るのだという。5/23のディナーでだけ、メインディッシュでいただけるのだそうだ。あの美味しい肉が、しかも仔豚で!と、鼻息を粗くして案内をいただいた直後に予約を入れ、いそいそとお店に向かった。

で、お店に到着するなり仔豚と御対面。お店の前にラックを起き、そこでじーわじわと仔豚が炭火焼きされていた。シェフのKさん自ら火の前に立って肉の世話をし、続々と到着するお客さんに「見て見てー」とやっている。両手でよいしょっと抱えるのに丁度よさそう(そしてそのまま腹にガブリとかぶりつくのに丁度よさそう……)な大きさの仔豚で、少しばかり「うう、こんないたいけな仔豚が……かわいそう……」と思う気持ちもほんのちょびっとあるのだけれど、でもそれ以前に
「うひゃー、美味しそー」
「美味しそう〜」
と、入店前に仔豚を前にエキサイト。

もう既に皮はパリパリという感じで、どこもかしこも美味しそうに焼けつつあった。
「今日の日記の写真、ぜひこれにしてください!」
とシェフがおっしゃったこともあり、何枚も仔豚の記念撮影しちゃったりして。わーいわーい豚豚仔豚〜。というわけで今日の写真は焼けつつある仔豚全景。

料理は1万円のお任せでお願いした。アラカルトメニューもそれぞれ美味しそうで、自分で好きなように組み立てるのも楽しいのだけれど、基本的にお任せでお願いした方がメリハリのあるコースを組み立ててくれる。今日はまた、メインのイベリコの向けての最高の流れを作ってくれた。料理に合わせて白いのをお願いします〜と頼んだワインも、マネージャーのM木さんがメインの頃に最高の飲み心地になるワインを持ってきてくれて、今日は最高に贅沢で幸せな夕御飯。3時間かけてたっぷりのんびり色々な味を楽しんできた。

甘いマンゴーのジュースをスプマンテで割った食前酒をいただきながら、まずは7種の前菜。中央にトマトのスープ、花形をした可愛いお皿には一口サイズのサラミとルッコラのパニーニ、イベリコ豚のパテ、黒いオリーブ、アーティチョークのオイル漬けにツナのソースを添えたもの、黄色パプリカのカポナータ、ターメリックで風味づけしたシャキシャキした食感のうどが配されている。ここで一口だけお肉が出たけれど、これから先はメインディッシュに向けて怒濤の魚介尽くし。とても面白いコースだった。

温かいサラダは、揚げ焼きしたような香ばしいイワシのソテーが盛られたもの。甘い甘いトマトとたっぷりの葉野菜が添えられている。深さのある大きな皿には冷たいグリンピースのソースを敷き、アツアツのホタテの揚げ物。衣代わりに桜海老が周囲にみっちりと固めてあって、ホクッとした歯触りの帆立にカリコリサクサクの桜海老がとても心地良い食感だった。シンプルにころりと皿に置かれたサザエにはにんにくとイタリアンパセリのソースが添えられ、殻の中には磯の香りのジュースがたっぷり、身もコロコロプリプリとたっぷりと。

選んでいただいた白ワイン「Bianco Faye」は樽の風味が強いバターのようなこっくりとした味わいのワインで、冷ためにしていただいていた最初の頃は比較的すっきりと魚介に似合う味だったのに徐々に温度が上がっていくとこってりこってり濃厚な、濃いめ味の鶏肉料理や豚肉料理にいかにも似合いそうな味に変化していった。
「……メインディッシュの時になくならないようにしなきゃね」
「節制しながら飲まなきゃね」
と言いつつ、ちびちびとワイン舐めつつ、続々やってくる魚介の前菜を平らげていく。「焼き上がりました〜」とシェフが仔豚をお客さんに見せつつ厨房に引き上げていった直後、空からはスコールのような大量の雨が降ってきた。

最後の前菜は野菜料理、ホワイトアスパラガスのグラタン。サラサラめのホワイトソースがアスパラガスにかかり、上には風味の良い白いチェダーチーズがたっぷりと。そのチェダーの味が、私とだんなの知るチェダーの味(マクドナルドのハンバーガーに使われているような、オレンジ色の渋いような風味があるチェダーが私たちの知るチェダー……)ではなくて、その上品でコクのある味にびっくりだった。ぶっといアスパラが、これまた甘くて素敵な味。

畳みかけるようにパスタも魚介。海老やイカ、タコにアサリに……とブイヤベースのような濃厚な魚介のラグーで和えたのは手打ちパスタ「コルツェッティ」。中央に花のような凹凸模様が刻印されたぺたんと丸く平たいパスタで、「ショートパスタ」の部類の中でもマカロニ、フジッリ、ペンネなどとは全く違う面白いものだ。ゴロゴロ大ぶりの具が入るソースに似合いそうな感じ。ツルツルした食感のパスタ1皿を堪能した後、いよいよ豚がやってきた。

仔豚の丸焼き「ポルケッタ」(ウンブリア地方の郷土料理)。ウイキョウ(フェンネル)の花のシードを肉にまぶしつけてあり、その独特な風味がそこら中に漂っている。葉野菜のサラダと揚げじゃがいもが添えられていて、厚切りにした肉には皮と共に肉汁ベースのソースが添えられていた。

皮は中華料理の"焼味"のようにカリカリパリパリで、身はふくふくと柔らかくとってもジューシー。「豚の味」はちゃんとするのに嫌な臭みのようなものは少しもなくて、飲み頃になったワインと共に、魚介魚介でやってきた胃にドカンと仔豚を。染み渡るように美味しかった。けっこう大きな1切れだったのにまだまだいきたい、可能ならば4切れでも5切れでも食べたい〜と身もだえする美味しさだった。

「いかがでしたか?」
「あはは、お代わりください!って感じです」
「涙ちょちょぎれるほど美味しかったです……あと5〜6枚いけそう……」
追加料金払うからお代わり……ってわけにもいかないですよねぇ……と、満席のフロアを見渡してお皿を下げてもらったのだけれど、その直後に
「よろしければこちら、いかがですか?」
と、テーブルに豚の頭がやってきた。ほっぺたとか食べられるからどうぞ食べちゃってください、と。取り皿が来て、フィンガーボールも来て、周囲は着飾ったカップルとか楽しそうに談笑する外国人グループなんかもいたりするのに、私たちの席に豚の頭が。もちろん喜んでいただいた。……本当はまかないに使ったりとかスープにしたりするんじゃないかないいのかな?と思いつつ、ありがたくありがたく、骨しゃぶり尽くす勢いで。

丸鶏は何度も触ったことがあるし、ローストチキンを切り分けたことも何度もあるから多少慣れているけれど、さすがに「豚の頭を解体する」というのは初めて。私もだんなもあんまりそういうのに抵抗はなかったりするので
「わーい、耳〜」
「わーい、口〜」
「……めんたまや脳味噌は……さすがにやめとくか……」
猟奇的な事を呟いてしまいつつ、皮剥いで食べ、ほっぺやこめかみの肉を食べ、顎の骨をバラしちゃったりしながら綺麗に食べられるところを食べきってしまった。ほっぺのところがね、プルプルとゼラチン質だったりしてトロンと甘くてとろけそうで、もうもう。手も口もギトギトで、なんか私たちのテーブルだけ「謝肉祭」というか「ハンニバル」というか「肉喰いの祭り」というかな状態になってしまっていたけれど、皮の部分は息子も一緒につついちゃったりして、滅多に食べられない「イベリコ仔豚の頭部」の味を堪能しまくった。

なんかもう、呆然としてしまいそうな満足感を抱えつつ、デザート2品。最初は小さな一口ドルチェの盛り合わせで、梅のジュース、ブラッドオレンジのシャーベット、パンナコッタに一口サイズのチョコやケーキ、アメリカンチェリー。家族全員で少しずつ分けてつつき、そして1人1皿でやってくる大きなドルチェ、本日は「桃のザバイオーネソース ミント風味」。バニラジェラートの上に甘い桃が乗り、ほのかに洋酒の香りのするザバイオーネソース(サラサラしたカスタードクリームのようなもの)がたっぷりと。溶けていくジェラートととろけそうな甘さの桃がソースと一緒になって口の中で溶けていった。ふわふわと甘く幸せなドルチェをいただき、最後にハーブティーで口の中をすっきりさせて、午後9時過ぎにお店を後に。女性のお客様サービスということで、千鳥草のようなマリンブルーのような青色の花を一抱えお土産にいただいた。花持って美味しいもの食べて酔っぱらって、幸せ気分で帰宅した。

息子はいつも通り、
「クリームとチーズのスパゲティを作ってくださぁい」
とお願いし、今日は鴨肉入りのカルボナーラを作ってもらって御満悦。7種盛りの前菜は息子の分も出していただいたのだけれど、オリーブだけ「……これ、すっぱい?」と除けていたけど、その他は何もかも綺麗に食べていた。アンチョビが挟まったパプリカのカポナータも、うどもアーティチョークも、もちろんイベリコ豚のパテも。どれも我が家の食卓にはまず出てこない味のものばかりだったのに、
「コジマさんちのごはんは、本当においしいねぇ〜」
と言い放ち綺麗に平らげ、「この豚さんもおいしいねぇ」とイベリコの皮をバリバリ囓り。常々生意気な味覚に育ちつつあるなぁと思う息子だけれど、やっぱり君にはイベリコ豚は15年くらい早いような気がするよ。

5月24日 火曜日
なーめこーなーめこーたっぷりーなーめこー
「どりーむ」の  北のメロンパン \180
 フォンダンショコラメロンパン \260
 バナナメロンパン \240
 ……を、適当にちょっとずつつまむ。
カフェオレ
昨日東京パン屋ストリートで買ってきたメロンパン各種。「バナナメロンパン」や「フォンダンショコラメロンパン」といったものになると「一体どこがメロンパン……?」と言いたくなってしまうのだけれど、ともかく各種メロンパン。今朝はジムに出かけていっただんなは、「北のメロンパン」と「フォンダン〜」を半分ずつ食べて出発していった。

んで、1/2個になったメロンパン2種類と、1個まるまる残っている「バナナメロンパン」。息子もいろんな味を試したかろうと、残ったパンを全部1/4個サイズに切り分けて、大皿に盛りつけ「はい、好きなのお食べー」と出した。

かなりな人気があるらしいお店だっただけに、どれも確かにすんごく美味しい。「北のメロンパン」はシンプルな、クリームなどはなしの普通のメロンパン、表面にはグラニュー糖。表面にビスケット生地のついたメロンパンらしいメロンパンだ。表面は固めのカリコリ層がちゃんとあって、中はふあふあ、優しい甘さ。チョコ生地の中央に柔らかめのチョコクリームが入った「チョコフォンダン〜」、こってり濃厚なバナナ味クリームが詰まった「バナナ〜」、どちらも個性的で、これまたどちらも美味しかった。

一時期チョココロネに御執心だった息子、ここ半年ほどはクリームパンおよびメロンパンがマイブームらしく、片手にチョコメロンパン片手にプレーンなメロンパンを持った彼は何やら幸せそうに交互に頬張ってにこにこしていた。

卵御飯
卵コーンのスープ(残りもの)
麦茶
今日は静かな平日。お仕事もあるしピアノも弾きたいしでDVDレコーダーのデータ整理などもしながらあれやったりこれやったり。いよいよ来月から私もピアノの先生に指導してもらうことになったので(なんか、子供の習い事につきあってばかりいると「私も何かやらなきゃ感」がムラムラと……)、今弾いてる曲を適当に気持ちよく流すんじゃなく、ちゃんと音符1個ずつ見て、地道な練習。
「……なぜ、そこでそうなる……ブラームス……」
とか言いながら。おおう、ペラペラ弾けてると思っていた曲の音符を4個も読み間違えているよママン。

昼御飯は猛烈に卵御飯が食べたい気分がして、冷凍御飯をチン。御飯チンして卵を小さな器にぱかんと割って、醤油垂らしてかき混ぜて御飯の上にピャーッとかけて。
「スープもあるじゃん……」
と、火入れしながら残してあった一昨日のスープも器によそい、そのスープが卵のスープであったことに気がついた。もう食卓真っ黄色。脱力を誘うちょっと(かなり)間抜けな光景だ。

それでも、念願の卵御飯は美味しかった。たかが生卵の混ぜ御飯なのに、なんでこんなに旨いのかしらん。

茹で豚肉のなめこがけ
アスパラガス、トマトとチーズと温泉卵のソース
チャンジャ
青梗菜と豆腐のスープ
羽釜御飯
ホッピー

「HIROTA」の
 フロマージュブランシュークリーム
 ツインフレッシュシュークリーム
カフェオレ

飽食気味だったここ数日、ちょっとシンプルな食卓にしよう、さっぱりめにさっぱりめに……ということで、茹で豚がメインの本日の夕御飯。秋田でもらってきたなめこの缶詰があったので、これをだし醤油と胡麻油で軽く和えておき、熱湯でサッと茹でた豚肉にかけて食べることにした。

青梗菜はざっと炒めてから湯を加え、顆粒鶏がらスープと塩胡椒と酒で調味して豆腐を足して具沢山スープに。茹でて温泉卵とチーズとオリーブ油添えて食べようと思っていたアスパラガスは、冷蔵庫からトマトとモッツァレラチーズの半端な残りが出てきたのでそれを刻んで塩胡椒・にんにく・オリーブ油で和えてソースにした。「韓国の食べ物で私が一番好きなのはこれかもしれない」とすら思っている大好物のチャンジャも食卓に出し、それつまみながらホッピー飲み飲み、御飯食べ食べ。

で、冷蔵庫の中にはデザートにHIROTAのシュークリーム。
昨日の夜、酔っぱらって新橋駅前を歩いていて
「なんかこう……甘いものつまみながらリキュール飲みたいって感じぃ……?」
なんて言ってだんなに「まだ飲み足りないか」と呆れられながら
「ヒロタ〜ヒロタのシュークリーム屋さんがあるのを、おゆきさんは知っているぅ〜」
よたよたと駅前のHIROTAに突撃し、「シュークリーム、買うぅ〜。買ってえぇ〜」と、だんなに2箱のシュークリームを買ってもらっちゃったのだった。更に酔った勢いでドリームジャンボ宝くじとか買っていた私。3億円あたったら、だんなに半分あげるんだよ〜……なんて約束して帰ってきた記憶が微かに残っている。

期間限定のマスカルポーネチーズを使ったフロマージュブランシュークリームと、定番の(一番大好きな)生クリームとカスタードクリームの両方が詰まったツインフレッシュシュークリーム。HIROTAのシュークリームはなかなかどうして美味しくて、あの可愛らしいサイズと適度な分量のクリームと、主張しすぎない優しい皮の味や食感のバランスが私は大好きなのだった。凝りに凝った洋菓子屋さんのシュークリームも悪くないのだけれど、HIROTAのを食べるとほっとした気分になる。期間限定チーズ味シュークリームは、甘さ控えめ、クリームたっぷり。コーヒーに似合う素敵な味だった。……シューアイスもねぇ……美味しいんだよねぇ……。

5月25日 水曜日
ユッケ軍艦。謎な寿司ですが美味しうございました。
「永楽製麺所」のミニ肉まん・ミニあんまん
アイスプーアル茶
2週間ほど前から、毎日せっせとチェックしているホームページがある。遠くないところにある谷津(やつ)バラ園のサイトで、ここで毎日バラの開花状態が更新されていて、おお40%になったわー60%超えたわーと毎日開花を楽しみにしていたのだ。ついに「満開」報告がされたのが数日前。今日行こう明日行こうと狙って、周囲の美味しいお店なんかもチェック入れていた。寿司食べようかな、ケーキも買って帰ろうかな、とあれこれ考え、一人でお出かけするのもちょっと寂しかったのでKさんに声をかけてみる。快諾いただけて、今日は一緒にバラ園散策(そして寿司喰い&ケーキ買い)。

朝御飯は、3個ずつ残っていた「永楽製麺所」のミニ肉まんとミニあんまん。ちょうど家族3人1個ずつ食べられる状態で、1つの蒸籠に肉まんあんまん1個ずつ詰めて3段重ねにしてしっかり蒸す。コリッとした小さめ肉まんと、黒胡麻のこっくり味あんが入った小さめあんまんのアツアツのところにかぶりついた。冷たいお茶が欲しいなぁと湯沸かし器のスイッチだけ入れて他の作業をしていたところ、起きてきただんなが無言でポットや氷を用意してくれていた。

「あー、冷たいお茶飲もうと思ってね、お湯沸かしてる」
「ん、そう思ったから氷も割ってるよ、今。……プーアル茶?」
「うん、そうそう」
湯沸かし器のスイッチを入れた行動だけで氷が用意されてしまう夫婦間電波の良好っぷりにニヤニヤ笑ってしまいつつ、グラスにたっぷり2杯の冷たいプーアル茶をいただいた。冷たい紅茶も冷たい日本茶も美味しいものだけれど、冷たい中国茶というのも格別。

谷津 「清丸」にて
 湯葉握り
 ねぎとろ軍艦
 コハダ
 ユッケ軍艦
 炙りトロサーモン
 穴子
 真鯛
 イクラ
 トロ手巻き
 あさり碗(無料)
 アイスウーロン茶(無料)
たっぷり食べたけど、2000円程度でした。
花がダレないうちに午前中早めにバラ園行っちゃいましょうかと、開園早々にバラ園を目指した。700種6300株あるというバラ園は、見事なまでの満開状態。ピンクに深紅に黄色に白にオレンジに紫に……と、あらゆる色のバラがこれでもかと咲き誇っていて、風が吹くたびにそこら中からバラの香りが漂ってきた。去年もちょうど今頃に訪れたのだけれど、去年よりは遙かに見頃。ちょっと開ききってしまって見頃をわずかに過ぎてしまった株も多かったけれど、でもそれゆえにそこら中に極彩色の絨毯を広げたような状態になっていた。

Kさんは香りの良い深紅や白や黄色のバラがお気に入り。私はなんといっても青系のバラがお気に入り。ピンクやオレンジやベージュが混ざり合ったような微妙な色合いのものも素敵で、隅から隅までたっぷりと歩き回った。隅っこの方の目立たないコーナーだけれど「青バラコーナー」が私の一番好きな場所で、そこではグレーパール・青龍・オンディーナ・ブルーパフューム・わたらせ・ブルーライト・ブルームーン・ブルーヘブンと、名だたる「青いバラ」(青系のバラ)が密集して植えられている。目下、「一番青い」とされているのはブルーヘブンで、青龍と共に少しスモーキーな淡い青がとても綺麗だった。ああ、涎出そう。綺麗綺麗。

2時間近くかけてこれでもかーっとバラを見た後は、昼食前にケーキを買いましょうと「ル・パティシエ ヨコヤマ」に。なんでも、テレビチャンピオンケーキ職人選手権で3年連続優勝をした方、横山知之さんのお店なのだとか。各駅停車しか止まらない小さな駅の近くのお店とは思えない、それはそれは人気のお店なのだそうだ。一度お買い物したいなと思っていたのだけれど、この機会に行ってみることにした。

開店後40分といったところの時間で、店の前には10人ほどの行列が。名物はなんといっても「岩シュー」というシュークリームだそうなのだけれど、私たちの前5人ほどのところであえなく完売となってしまった。今回のとりあえずの目当てはロールケーキだったので、830円のロールケーキを2本(「茶」と「白」)と一口サイズくらいの小さなチーズケーキ(120円)、明日の朝食用のクロワッサンダマンド(1個250円)あたりを買ってみる。生ケーキ類もそれはそれは美味しそうだったのだけれど、帰るまでにまだちょっと時間もあるしと今回は止めておいた。そんなに広くはないカウンターの向こうでは店員さんが10人近く忙しそうに動いていて、ガラス越しに見える厨房もフル回転という感じ。でも感じの良いお店で、価格も手頃だった。

Kさんも私もどっさり買い物して、谷津の商店街もちょっと冷やかして200円の苺など買ったりしながら、お昼御飯は「清丸」という回転寿司屋さんで。安くて美味しくてオススメですよー……と、去年バラ園に行った直後に教えていただいたお店だ。開店直後にいったためもあるのか、回転寿司なのにレーンには少しもお寿司がまわってなくて、
「ねぎとろくださーい」
「穴子くださーい」
と、ほとんど全て声をかけて握ってもらう。

9皿食べて、お会計は2000円いくかいかないかくらい。下のフロアが焼き肉屋さんになっていて、レバ刺しとかナムルとかキムチをお寿司屋さんで注文して食べることができる。だから握り寿司も「ユッケ軍艦」とか「霜降り和牛」なんてのがあったりして、ちょっと面白かった。試しに「ユッケ軍艦」食べてみたのだけれど、ちゃんとユッケで、ご丁寧にうずら卵が割られてて、肉の盛りがやたらと良くて幸せ。固めのシャリは適度な歯応えがあり、煮帆立や煮蛤の握りなんかもとても美味しそうだった。

んで、バラがメインだったのか、菓子と寿司がメインだったのか最後はわからなくなりながら、漫画話しながら帰宅。次回は我が家で「漫画喫茶ごっこ」しようということになった。コーヒーとソフトドリンク飲み放題で、昼御飯にホットサンドと卵がが出てきて、ソファやベッドでごろごろと漫画読み。Kさん家も我が家もけっこうな量の漫画本があるのだけれど案外重なってないみたいで、これからせっせと交換こしましょうそうしましょう(そしてとりあえず「これ、私、すっごく好きなんですけどー」と『サイコドクター』を押しつける私)。

茄子のドライカレー
青梗菜と豆腐のスープ(昨夜の残り)
麦茶

「ル・パティシエ ヨコヤマ」の谷津ロール(白・茶)
ストロベリーシェイク

午後早めの時間に帰宅してから、お仕事したりピアノ弾いたり息子をジムに連れて行ったり図書館に行ったり。せっかくおやつになりそうなもの大量に買ってきたのに、学校から帰ってくるなり
「遊びに行ってきますっ」
と外に駆けて行ってしまい、疲れたままジムに行ってヨレヨレになって帰ってきて空腹のあまりバナナをむさぼり喰う息子。しょうがないので、買ってきたロールケーキは夕食後のおやつにすることにした。前に買った苺がかなり古びてきてしまったので、これもストロベリージュースかストロベリーシェイクにでも加工しなくちゃ。

豪華なデザートが控えているということもあり、夕御飯は野菜多めのドライカレーを作って軽めに済ませてしまうことにした。輪切りにした茄子を最初に炒めておき、合い挽き肉と玉ねぎとピーマンを次々炒めたところに最後に茄子を合わせる。味つけはホール缶のトマトを潰したものと、とんかつソースと醤油をそれぞれ同量くらいずつ、そこにカレー粉を辛くなりすぎない程度にふって、しっとりとしたちょっと和風な味のドライカレーにした。炊きたて御飯にこんもり盛って、昨夜のスープも添えて。

「これは、なすとお肉のごはんなのかな?」
「うん、茄子とお肉だけど……これ、ドライカレーだよ。カレーの味、ちょっとするでしょ?」
「ドライカレーは……ドライがはいってるの?」
「……へ?」
「チキンカレーは、チキンが入ってるカレーだから、ドライカレーはー」
「ドライが入ってる、と」
「そう、そう」
違うんだなードライってのはなーと説明しながら、茄子とピーマンがざくざく入ったちょっと夏の味のカレー。

食後は、息子と一緒にストロベリーシェイクを作り、買ってきたロールケーキ(谷津ロール、という商品名)2種類を薄めに切って食べてみた。ロールケーキは「白」と「茶」があり、白はシフォン系のふわふわタイプ、茶はカステラ系のしっとりタイプ。ほにゃほにゃ〜と口の中で溶けてしまいそうな白タイプと、卵たっぷりといった感じのもちっとした弾力のある茶タイプと、どちらもそれぞれ美味しかった。全体的に甘さは控えめで、余分なものは一切ない、クリームとスポンジだけで構成されたとても好みなロールケーキ。私の好みとしては「もう少〜しクリームが多めの方がいいかもー」という印象はあったものの、でもいかにも上質な食材を使ってますといった風の嫌みのない味。830円という価格は充分安いと思われる美味しさだった。いやん、美味しいわ。

お寿司屋さんにはぜひだんなと息子も連れてきてあげたいし、お菓子屋さんの「岩シュー」は次回是非買いたいところだし、谷津での宿題がいろいろできてしまった一日だった。目と鼻と舌に幸せだった一日。

5月26日 木曜日
ころころ可愛い新じゃがを鶏肉と煮込みました
「ル・パティシエ ヨコヤマ」の
 クロワッサンダマンド
 ミニチーズケーキ
枇杷
カフェオレ
昨日立ち寄ったお菓子屋さん、「ル・パティシエ ヨコヤマ」。名物のシュークリームが目前で売り切れてしまい、残念だなー残念だなーと思いつつ、つい「カスタードクリームが中に詰められたクロワッサン」という、このうえなくポイズンな食べ物を買ってきてしまった。昨夜帰ってこられなかっただんなのためにロールケーキも切ってあげたいなー、そういえばミニサイズのチーズケーキもまだ食べてなかったわー……と、今日は甘いものてんこ盛りの朝御飯。……美味しかったけど、ちょっと重かった……。

サクサクしたクロワッサン生地の中にはバニラビーンズの粒の見える濃厚なカスタードクリーム。表面にスライスアーモンドがしこたまトッピングされ、粉砂糖で飾りつけされていた。確かに美味しいカスタードクリームで、このクリームをみっちり詰めたシュークリームならさぞ美味しいだろうなぁと思わせられる。

「……ロールケーキはさすがに多いかしらん?」
「いやー、食べるよ、俺は食べるよー」
と、だんなは2種類のロールケーキをもぐもぐと食べ、私はミニサイズのチーズケーキを1個。息子はクロワッサンだけでお腹いっぱいになったそうで、食後には数日前に買ってきたシーズンはじめの枇杷。

鮮やかなオレンジ色の果物、だんなにとっては「3大好きな果物」に入ってしまうほどの好物なのだとか。私にとっての3大果物は桃・苺・アップルマンゴーで、時点が梨でその下が枇杷、という感じ。枇杷は「すご〜く甘い!」と思える"当たり"の果実にはなかなか出会えなかったりするけれど、でもあの上品な甘さはすごく好きだ。
「……ん、これちょっと渋いかも」
「お、これ、あたり」
とか言いながら小さめの枇杷を何個か食べた朝御飯。

ナチョス
アイスティー
お弁当が欲しいな欲しいなと言っていただんなのために、昨夜の茄子のドライカレーを弁当箱に詰めて持たせてあげた。他のおかずはウィンナー、茹でアスパラガス(にマヨネーズ)、プチトマト、さくらんぼ。お弁当の中身は、食べる寸前まであまり知りたくないというだんなの希望に基づき、今日もいつもと同じく準備過程は見せないようにしていたのだけれど、
「……あ、カレーの匂いだ。……お弁当はドライカレーかぁ」
「……この鍋、何か茹でるの?……そうか、ゆで卵がトッピングされるのかぁ」
……僅かな手がかりでほとんど全てがバレている。正解をことごとく当てないでください、だんなさま。ええ、ゆで卵乗ってます、乗ってますとも。

んで、私はドライカレーという気分じゃなかったので、昼御飯はナチョスを用意。オーブンを余熱しておき、深皿にざらざらっとトルティーヤチップを敷き詰め、その上からタコス用のサルサととろけるチーズをトッピング。黒オリーブ数粒とハラペーニョ数切れを散らし、チーズが溶けるまでオーブンに放り込んだ。タコスも美味しいけど、溶けたチーズがトロンと絡まるアツアツのトルティーヤチップもまた格別の美味しさ。

「……しまった、ビールが恋しくなった……」
と思ってしまいながら、アイスティー準備してナチョスポリポリ。サルサはマイルドがいいのよね辛くないし……と数年前は思っていたのだけれど、そろそろ「中辛」あたりの次の段階に挑戦してもいいかなというお年頃。

新じゃがと鶏肉の煮物
夏野菜のサラダ
チャンジャ
豆腐の味噌汁
羽釜御飯
麦茶

「ル・パティシエ ヨコヤマ」の谷津ロール
アイス ストロベリーティー

昨日の谷津散策で、美味しそうな新じゃがを買ってきた。親指の先ほどの小さいのや赤ちゃんの握りこぶしくらいのサイズまでちょっと不揃い気味のが20個くらいで200円。ごろんごろんと丸のままカレーに入れるのもいいなぁとか、シンプルに蒸して、塩ふってバターつけて食べるのもいいかもーとか色々考えたのだけれど、手持ちの鶏肉と一緒に甘辛く煮付けてしまうことにした。鍋に水と醤油と味醂と砂糖入れて、一口大に切った鶏肉とタワシでごしごし洗った皮つきのじゃがいも入れて、適当に上下を返しながら煮込むだけ。
「お手伝い、するよー」
と寄ってきた息子が、今日は大活躍でいろんなことをしてくれた。煮物は、じゃがいも洗いと調味料入れを担当。

で、せっかくだから息子に手伝ってもらえる料理をもう1品作ろうと、茄子やきゅうりを使ったサラダを。茄子は縦8つに切ってさっと茹で、ざく切りにしたきゅうり、トマトと一緒にボウルに入れる。胡麻油かけてすり胡麻まぶして、醤油とオイスターソースと数滴のラー油で味つけ。サラダというより「和え物」といった感じの夏野菜の料理で、きゅうりをざくざく切ってくれた息子が
「サラダなの?サラダなんだらー、レタスやキャベツ、入れないと、いけないんだよ?」
と不審そうにボウルの中身を覗いていた。いいのいいの、葉野菜を入れないサラダってのもあるんだよ。

更には味噌汁の味噌を溶き、私が切った豆腐を鍋に入れたりと、今日は食卓に並べた料理のうち3品もお手伝いしてくれた息子。まだまだ包丁を横に滑らせてしまいそうなトマトを切ったりだとかは難しそうだけれど、カレーくらいは作れる日が遠くないうちに訪れるかもしれない。料理ができて損することは多分ないから、このまま料理好きで育ってくれると母ちゃんとしては嬉しいなぁ。

「今日は、ぼくが、いっぱいいっぱい作りました」
得意気な息子と2人の夕御飯(だんな激ジョブ……)。ポクポクした食感の新じゃがと、コッテリ味の染みた鶏肉囓りながら御飯を頬張り、ほんのり中華な味のサラダをつつく。「ぼくの切ったきゅうり♪ぼくがまぜたサラダ♪」と御機嫌で、煮物は残っちゃったけどサラダは2人で綺麗に平らげた。

食後は薄くスライスしたロールケーキと、冷たくしたストロベリーのフレーバーティー。

5月27日 金曜日
買ってきたばかりのイカをワタで煮る
フルーツグラノーラ with 牛乳
アメリカンチェリー
「だんなに"づけ丼食べてってね"って言わなきゃ言わなきゃ……」
と思いながら、遅い帰宅を待ちきれずに寝てしまった昨夜。言わなきゃ言わなきゃが頭にあったようで、日付が変わる頃に帰ってきただんなに
「明日の朝はねぇ、づけ丼食べられるからね……おみそしるも……」
と寝ぼけながら伝え、朝は朝でだんなが活動をはじめた気配を察して
「づけ丼は食べたかな?づけ丼、づけ丼……」
と注意喚起をしたらしい私。あまりにづけ丼に思いを馳せていたせいで、づけ丼の夢を見たような気がしないでもない。

でも、私と息子の朝御飯はnotづけ丼。
「づけ丼がいーい?それともコーンフレーク?」
と尋ねたところこれ以上なく素早く「コーンフレーク!」と答えられてしまい、コーンフレークの朝御飯となったのだった。息子はいつものフルーツループ、私はいつものフルーツグラノーラ。

1パックたったの50円だったものだから、つい先日買ってきてしまった低脂肪乳をかけたのだけれど、悲しいほどに味気ない牛乳だった。当たり前ではあるのだけれどもコクも味わいも何もなくて、「白い水」という感じ。カロリーがお高かろうが何だろうが、牛乳はやっぱりフツーのが美味しいわ。

づけ丼
豆腐の味噌汁
麦茶
本日、ひっさしぶりのスポーツジム。どのくらい久しぶりかというともう5月も終盤なのに今日が「5月最初のジム日」だったというほどの久しぶりっぷり。それなりに気合いを入れて動いてきた。……きっと明日明後日は激しく筋肉痛になることだろう。……仕事も今は落ち着いているし、来週からちゃんと定期的に通うようにしよう。通うようにしたい。

昼過ぎにふらっふらになって帰宅して、「づけ丼」を一人いただいた。安売りしていたマグロのサクを数日前に買ってあったのだけれど、「そうだよそうだよ、これ食べなきゃ」と、氷温室の奥ですっかりガチガチに凍っていたのを解凍して「づけ」にしたのが昨日の夜。醤油と煮切った味醂と酒を同量くらいずつタッパーに入れ、スライスしたまぐろを浸しておいた。それを温かい御飯の上に盛りつけ、漬けだれも少量御飯の上に。昨夜の残りの味噌汁もたっぷり残っていたので温め、
「……こう、漬物盛り合わせなんかが添えられていると完璧?」
とか思いながら一人飯。

息子は今頃何を食べているのかしらと献立表を見ると、本日は
「御飯・海苔の佃煮・鮭のパン粉焼き・千草和え・冷凍みかん」
という渋めな内容。それでも
昨日:揚げパン(!!)・ジャーマンポテト・白菜とウィンナのスープ・オレンジ
一昨日:昆布御飯・ししゃものフリッター・うすくず汁・アセロラゼリー
一昨々日:御飯・ハンバーグ・アスパラソテー・プチトマト・あまなつ
と、なーんか毎日バリエーション豊かな昼御飯を食べているのだった。ほんとに御飯が多いんだなぁ、息子の学校。

ちなみに
31日:ナン・ドライカレー・コロコロあえ(←サラダらしい)・アップルシャーベット
20日:手作り蒸しパン・卵とじうどん・胡麻和え・フルーツヨーグルト
あたりが、ものすごーく羨ましい日。31日は一体どんなナンが出てくるんだろうねぇ。

ハムカツ
新じゃがと鶏肉の煮物
スルメイカと葱の和え物
イカのワタ煮
豆腐の味噌汁
羽釜御飯
ホッピー(黒)

「ル・パティシエ ヨコヤマ」の谷津ロール
カフェオレ

今日は息子の音楽教室の日で、帰り際、千葉そごうの地下でお買い物。5時を過ぎると鮮魚コーナーの商品が続々とお安くなっていくので、北海道ソフトクリームのお店でちょっと休憩してから鮮魚売り場を目指した。今日はデパ地下、妙に試食がいっぱいで、ソフトクリーム食べた後にメロンの試食とメロンパンの試食とうどんの試食を満喫できた息子は御満悦。特にうどんコーナーでは
「お、ぼうず、うまいか、そうか!うまいだろー」
と、わんこそばのごとく、お店のおっちゃんが息子の持つ器に蕎麦やらうどんやらのお代わりを入れてくれて、しばし立ち止まって私まであれこれいただいてしまった(でも何も買わなかった……ごめんおっちゃん……)。

今日はイサキもメバルも安かったのだけれど、5はいで380円のスルメイカが目玉商品だったようで、イカに人だかりができていた。なんとなくつられて、今日の夕飯はスルメイカに決定。日本酒に似合いそうなコテコテ味に煮込みたくて、しかも無性にイカをさばきたい気分だった。こう、胴の中に指つっこんで、墨袋破かないように内蔵をズルズル〜ッとね。

帰宅するなり5はいのイカはとりあえず分解。墨袋はまとめておき(明日スパゲティにするの……♪)、ワタは今日の夕御飯に。目玉とくちばし取ってゲソの吸盤も取り除き、胴は2はい分だけ保存して3はいは今日の夕飯に。和え物と煮物の2品作ることにした。

1はいは、適当に細く切ったいかを塩を入れた熱湯でさっと茹でておき、刻んだたっぷりの長ねぎと千切り生姜と混ぜ合わせて醤油をぴらぴらーっと垂らしかける。食べる寸前に、煙が出るまで熱した胡麻油を大さじ1くらい回しかけてできあがり。
2はいは、ワタと一緒に煮込みに。鍋に水カップ1、酒カップ1を入れ、沸騰させたらイカを入れ、味醂大さじ2を入れ、ワタもくずしながら入れ、醤油大さじ2も入れ、あとは汁気がなくなるまで煮込むだけ。居酒屋の突き出しに出てきそうな、いかにもな味の煮込みができた。息子がそばに寄ってきて、
「……なんか、おとなっぽいものを、作っているね?」
ぼくは子供だからこれはきっとムリと思うなー……とか言いながら、去っていってしまった。……ワタ煮はやっぱ、ダメですか?(ダメでした……)

昨夜の残りのじゃがいもの煮物、「案外あっさりした夕飯になっちゃったから、良かったら揚げ物でも買ってきてー」とお願いしておいたところ、だんなが買ってきたハムカツも食卓に出して、なんか全体的に居酒屋チックな夕御飯。濃いめに焼酎入れたホッピーの黒を飲みながら、何だか久しぶりな気がしてしまうだんなと一緒の夕食を楽しんだ。デザートには、ロールケーキ〜。うま〜。

5月28日 土曜日
「さくら水産」で、モツはどこー?って感じの、モツ煮(でも旨かった……)
メロンパン
カフェオレ
びわ・アメリカンチェリー
土曜日。今週はやや活動的だったのでちと疲れてしまい、たっぷり寝るぞーぐっすり寝るぞーと昨夜布団に入ったのに、息子が7時過ぎに活動しはじめた。ごにょごにょごにょごにょ居間と寝室を移動しては、人の顔を覗き込んで
「あのね、今ね、8時47分だから、もっとねてていいからね。ね」
とか呟いている。……もっと寝てていいからと言われてもー……眠れませんー。

朝御飯は、昨日千葉そごうの地下で買ってきたメロンパン。食料品売り場の特設コーナーで売られていたそのパン、人気のパン屋だかなんだかで「今日までの出店でーす」と試食販売していたのだった。ふかふかした食感が心地よかったのと、息子に上目遣いで「ぼくねぇ、メロンパン大好きなんだよー」と言われた事が重なって、3個お買い上げ。表面はいかにもメロンパンチックな格子模様のついたビスケット生地が厚めについていて、中は頼りないほどモフモフした食感のパンだった。お供にカフェオレと、びわとアメリカンチェリー。パンもフルーツもしっかりたっぷりいただいた。

イカとイカ墨のスパゲティ
アイスティー
さくら水産、行かない?行ってみない?千葉駅の近くにあることがわかったんだけど。俺、夜行ったことないんだよねぇ」
だんなが昨日あたりから、さくら水産さくら水産と妙にうるさい。

かなーり安い、魚介系チェーン居酒屋なのであるらしい。東京を中心に近県に展開していて、繁華街でけっこう頻繁にその看板を見ることはあるものの、私は一度も行ったことがない。大学でも会社でも、この店が宴会に使われた事は一度もなかったのだと思う。魚介系居酒屋と言えば、会社ではやけに「魚民」が重宝されていて、せっかく銀座にほど近い場所に会社があったのに、何故か飲み会と言えば「魚民」ばかりだったものだからそれはそれは悲しかった。

「うん、いいよー……そんなに安いんだー」
「すごいんだよ、刺身が1皿180円とかなんだよ。アルコールも、生ビールの値段はけっこう普通だけど、サワーやホッピーなんかは安いし」
「……ほー」
「昼なんか、御飯味噌汁お代わり自由、生卵お新香ふりかけ、海苔が食べ放題!で、日替わり定食500円!」
「……ひょえー」

……で、夕飯はその「さくら水産」で飲んだくれようということになった。夕方にだんなはジムに行くつもりらしいので、終了後に駅で落ち合おうということに。

お昼御飯は、昨日買ったスルメイカを予定通りパスタ料理にすることに。
オリーブ油で刻んだにんにくと玉ねぎを炒め、ざくざく切ったイカを加えて炒め合わせたら白ワインを投入。ぐつぐつ沸騰させてアルコール分をしっかり飛ばしたら、白ワイン少量で伸ばしておいたイカの墨5はい分とワタ1ぱい分を混ぜ合わせる。水煮缶のトマト1カップに刻んだゲソとローリエ加えて軽く煮立ててから漉したものも混ぜ、そして少量の水を加えてから軽く煮込んでいきソースにする。

トマトとイカのワタが入るのでけっこう濃厚な味にはなったけれど、でも「イカ墨のパスタ」と表現するにはかなり"墨"感が足りないかなという感じ。薄墨のような、褐色がかったソースは漆黒とはちとほど遠く、非常にビミョ〜な色のソースになってしまった。5はい分の墨を使えばけっこう濃厚になるかと思いきや……やっぱり、イカ墨パスタ食べたかったら専用の墨ペーストとか墨ソースを買って来なきゃダメなのかしらね。……今度はちゃんとそういうのも準備しておくことにしよう。

色はアレだったけれど、でもちゃんとイカ墨の味がする、味としてはばっちりなパスタ料理になった。イカは今ちょうど安いものがあれこれ出回っている時期だし、ワタの味はちと苦手らしい息子のために、今度はもうちょっとさっぱりした味のものを作ってやることにしよう。

「さくら水産」にて
 お通し(ミートボール) 2×\200
 枝豆 \180
 魚肉ソーセージ 2×\50
 刺身 中トロ \380
 馬刺 \380
 刺身 トロシャケ \280
 蟹クリームコロッケ \200
 揚げ出し豆腐 \280
 もつ煮 \280
 特製さつまあげ \280
 ポテトフライ \250
 若鶏の唐揚げ \350
 刺身 たこぶつ \180
 はまぐりの酒蒸し \280
 刺身 まぐろ \280
 お子様ランチ \380
 生レモンサワー (無料)
 生グレープフルーツサワー \350
 ホッピー 2×\280
 コーラ \200
 りんごジュース \180
親子でもぐもぐ6千円……
で、当初の予定通り、夕食は電車乗って千葉の「さくら水産」へ。2005ファーストバージョンが出たというムシキングを数ゲームやり、ヨドバシカメラを少しひやかし、てくてく歩いてパルコの近くにあるお店に向かう。土曜の夜ということもあってか、店内はガランガラン。
「わーい、サワ〜♪」
「わーい、おこさまランチ〜♪」
「ね、安いでしょ、安いでしょ」
と盛り上がりながら、さんざん飲み食いしてしまった。この店で親子3人で6000円食べたというのは……けっこうなことだったらしい。

店名からしても、ここは魚介を一生懸命食べるべきでしょう……と、8切れずつくらい盛り合わせられた各種刺身をあれこれ注文。中トロに鮭、たこぶつにまぐろにはまぐりの酒蒸しに……ついでに馬刺も。スーパーで刺身買うよりもまだ安いくらいの値段で、でも味はちゃんとフツーにお刺身だった。まぐろの皿には赤身と中トロが盛られていたりして、けっこう素敵。

息子は
「わ!これ、すごいよー、ソーセージ、なんと!50円だよー」
なんて目をキラキラさせてメニューを眺め、薄切りのが5切れほど盛られた魚肉ソーセージ(マヨネーズつき)を抱え込んで食べている。お子さまランチは鶏の唐揚げ・フライドポテト・海老フライ・魚肉ソーセージ・千切りキャベツ・鮭のおにぎりが盛り合わされた、「一見お子さまランチだけれど、結局のところ酒の肴セット」といった風情だったけれど、でもそれが案外息子にはツボだったようで楽しそうにあれこれ頬張っていた。

他にも、揚げ出し豆腐ださつまあげだもつ煮だと、あれこれあれこれ。
白味噌で煮られたもつ煮は、ごぼうや人参やこんにゃくや大根がどっさり入っていて「モツはどこー?」という感がなくもなかったのだけれど(でもちゃんと入ってた、モツ)、ホッピーにこのうえなく良く似合う。我が家で飲むよりちょっと多めに焼酎が入れられていたホッピーに運動後でへろへろんだっただんなも、なぜか私もけっこう酔っぱらってしまって、フニャフニャしながら電車乗って10時頃に帰ってきた。夜の千葉駅前は路上ミュージシャンがいっぱいでちょっとびっくり。

5月29日 日曜日
久しぶりの、家パフェ
稲毛 「虎の穴」にて
 肉ラーメン(並) \850
 追加トッピング(海苔) \100
 煮卵 無料
 もやし大盛り 無料
8時に目が覚めた。
だんなと息子はぐーぐー寝ているので、そーっと起きて洗濯機を動かし、花に水をやり、昨日書ききれなかった日記を書いて、それでも男衆が起きてこないのでお仕事も進めてみたりして。だんなは10時過ぎに、息子は11時近くにやっと起きてきた。もう私はお腹ぺこぺこだよー。

「冷凍庫にあるうどんでも喰いますか?」
とだんなは言ったのだけれど、もっとこう、胃に溜まりそうながっちょりしたものが恋しくて
「穴……今日、休みじゃないよね」
と、11時開店のラーメン屋さんにしませんかと提案する。

昨日の夕飯、シメにお茶漬けが食べたかったのに(飲みまくっても最後には炭水化物が恋しくなる私……)、飲み屋の厨房は団体客相手にてんてんこまいになっていて、20分待っても出てこなかったからしびれを切らして「も、いいです……キャンセルで……」と帰ってきてしまったのだった。ラーメン屋にでも寄って帰ろう?なんて話も出たのだけれど、昨夜はラーメン屋に入るほどの胃袋の空きもなくて、断念したのだった。だからラーメンが恋しくて恋しくて。

んで、目指した虎の穴。その濃厚すぎるくらい濃厚なスープが名物のこの店は根強いファンに支えられていて、駅からかなり歩かなきゃいけないロケーションであるにも関わらず、都内から食べに来る人も少なくない人気の店だ。行くタイミングによっては行列ができているけど、開店直後の11時、まだお客さんは2人くらいしか来ていなかった。

だんなはラーメン大と半ライス、私は肉ラーメンの並に海苔トッピング、息子はだんなの「大」から分けてやろうということで。「醤油ラーメン」「塩ラーメン」といった区別はなく、基本形ラーメンに肉などのトッピングを乗せるかどうかの別しかないシンプルなメニューだ。あとは御飯類(明太子御飯とか)とドリンクだけで、他の店にありがちな餃子や杏仁豆腐はない。店頭の食券機で食券買って、卓上にある「もやし無料サービス中」のもやし札(白が普通盛りもやし、青が大盛りもやし)を好みで添えて、カウンターに出す。で、「麺の固さ・味の濃さ・油の多さ」を好みで伝えて注文完了。私はいつも「固め・ふつう・ふつう」だ。「固め・ふつう・少なめ」でもいいかなーと思いつつ。

並ラーメンの肉&海苔トッピングはたいそうな迫力だった。ボリュームありすぎて、大盛もやしが乗り切らなくて別どんぶりで出てきてしまったほど。麺そのものの量はさほどじゃないけど、なにしろ肉(どばーっと8枚くらい)と海苔(ずらずらーっと10枚以上)ともやし(どんぶりたっぷり1杯)の量がすごくて、食べきるとすっかり満腹になる。スープの表面は油とコラーゲンでテカテカネカネカしていて、とんこつベースの醤油味がとっても濃厚。食べ終わる頃には、顔がテッカテカに輝いてしまう危険なラーメンだ。肉や海苔は当然だんなと息子にあげるつもりで注文したので、それぞれのどんぶりに分けてあげた。

今日も染み渡るように美味しかったラーメン、後で絶対喉乾くのがわかっているのにスープも綺麗に飲み干して、食べ終わる頃には満席になっていた店を後にした。……やっぱり次は「固め・ふつう・少なめ」にしとこうかな。

自家製 いちごチョコパフェ
カフェオレ
先日買ってきた1パック200円のいちご、いかにもジャムかジュースにしてくださいという感じの、小粒で固そうなものだった。元々はシェイクに加工するつもりで買ったのだけれど、
「……パフェもいいかも……」
と思いたち、息子とだんなにも快諾いただけたのでおやつに自家製パフェ。苺は半分、コンポートにしちゃうことにした。砂糖とレモン汁加えて、10分くらい弱火でことこと。苺の粒もしっかり残った、綺麗な色のシロップを作る。

シェイク用にと買ってきたバニラアイスと、生のいちごと、コンポートと、コーンフレーク、泡立てた生クリーム、チョコソース、そしてメンズポッキーといちごポッキー(←ポッキー、パフェに必須)。テーブルにずらずらーっと並べて、各自好きなように自分のパフェを作る。私はアイス、コンポート、コーンフレーク、ホイップクリーム、アイスと盛りつけ、そして最後に軽くクリーム絞ってポッキーといちごとチョコソースで飾りつけ。息子は放射状にすごい本数のポッキー刺して「ばくはつ!」とかやっている。店じゃこんなの絶対出てこないぞという外見のパフェになっていた。それも、家パフェの醍醐味ってことで。

以前合羽橋で買ってきたパフェグラス、ちょっと野暮ったさもある縁がヒラヒラしたいかにもなものなのだけれど、下の部分はかなり細いこともあって、案外たくさんは入らない。買った当初は「小さいなぁ」と思ったのだけれど、これが案外ちょうど良いサイズで重宝しているのだった。

今度はココナッツアイス買ってきて「マンゴー&ココナッツパフェ」とか、メロンシャーベット買ってきて「メロン尽くしパフェ」とか、やってみたいなぁ。息子はマンゴーパフェが一番好きなんですって。

茹でそら豆
刻みきゅうり with マヨネーズ
茹でもやしの中華ドレッシング
鶏餃子
牛肉とわかめのスープ
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)

半冷凍 萩の月

昨日今日と、山のようにあれこれ届いたり、いただいたり。昨日はチーズが届き、今日はモニター商品の餃子4パックが届き、夕方にはお義父さんが「これ、おすそわけー」と、イクラとそら豆と山盛りのきゅうりを持ってきてくれた。冷凍庫も冷蔵庫も一気に危機的状態になり、今日は取り急ぎ届いたばかりの餃子を焼いて食べてしまうことに。いただいたばかりのそら豆を茹で、きゅうりを刻んでマヨネーズを添え、もやしは茹でてドレッシングをかけた。

ここ1年、ビールの消費が著しく多くなったので(前は2人で350ml缶を1本空けてたのに、今は1人1缶に……)、今回試しにマグナムドライを買ってきてみた。……おお、けっこう旨いぞ。安いし。なんて言いながら、餃子を焼いては餃子を食べる。今回届いたのは鶏肉餃子だったのだけれど、あっさりしすぎた味わいで、スキレットに最初に薄く敷いた油の存在がやけに気になってしまったりして、扱いの難しい餃子だった。いっそ茹でた方が美味しいのかも……と思ったりして。

食後は、「冷凍するのも旨いらしいよ」と冷凍庫に突っ込んであった仙台銘菓「萩の月」を。夕食途中に冷凍庫から取り出しておいて、15分ほど室温において半分溶けたところを食べてみた。スポンジはふかふか、でも中のクリームがアイスクリームのようになっていて、ふかふかしたシューアイスのよう。大変に美味しかった〜。今度山ほど買ってきて冷凍しておこう。

そして、冷蔵庫の中には山のようなチーズ。オーダーチーズ・ドットコムから、5月上旬に「闇袋」の案内DMが届いて、なんじゃこりゃなんじゃこりゃと思いながら注文してしまったのだった。送料入れて大体6000円のチーズの福袋だけれど、けっこう使いやすそうなチーズがごっちゃりと届いて嬉しかった。内容はこんな感じ↓

パルミジャーノ・レッジャーノ 300g位
フォレスト スモークチーズ 275g位
クリームチーズ フルーツラム 150g位
ゴルゴンゾーラ ドルチェ 100g位
ブリーエキストラ 125g位
マスカルポーネ 250g位
グリュイエール 200g位
ゴートチーズ 200g位
フロマジェダフィノア5ペッパー 200g位
キッズスティック 1箱

とりあえず、300gのパルメザンチーズは使い道がこれでもかとあるし、スモークチーズやブリーやゴルゴンゾーラも大好物だしで、これはけっこうお得だったのかなーと思われた。ゴートや黒胡椒まぶしのチーズを食べるのが楽しみだ。
で、とりあえず賞味期限が一番短いマスカルポーネをどうしようかなと。ド定番のティラミスも悪くないけど、チーズ風味のアイスクリームにするか、ムースにするか、いっそ料理に使っちゃうか、考えどころ。

5月30日 月曜日
夕飯は、ワイン舐め舐めチーズ舐め舐め
「久保」のうどん (釜玉)
麦茶
冷凍庫整理を兼ねて、冷凍うどんの朝御飯。
「生麺だし、釜玉かな」
「だな」
と、熱湯たっぷり沸かして先日届いたばかりの「久保」のうどんを茹でる。どんぶりに卵を割り落として溶いておき、そこに茹でたての麺を鍋から直接どんぶりに。泡立てないように上下を返しながら卵を絡めていい感じに火が通ったらできあがり。だし醤油をピャーッとかけてからいただく。

2年食べ続けていた、千趣会のさぬきうどんの通販も、今月で終了。最後の方はさほどありがたさを感じずに淡々と食べていたのだけれど、「そうか、この麺とだしが、もう届かなくなっちゃうのねー……」と思うとちょっと残念だ。

おうちで弁当
 焼き肉丼
 ちくわとねぎのおかか和え
 刻みきゅうり with マヨネーズ
 プチトマト
麦茶
今日は朝からひたすら冷たい雨。ジムに行こうかなとも思っていたけれどけっこうな降りであっさりとやる気がなくなり、おとなしく屋内であれこれ活動。ジムにはいかなかったけれどピアノ2時間ぶっ通しで弾いてちょっと疲れた。

昼御飯は、だんなとお揃いの焼き肉弁当。
「月曜、お弁当あると嬉しいなー」
と言われ、昨夜少しも仕込みをしないまま弁当作成をした。

どんな内容にしようかなと考えながら昨夜布団に入ったのだけれど、
「ほら、牛肉半端に残ってたじゃん。焼き肉丼でいいよー」
「……あー、焼き肉丼……」
「んでさー、もらったきゅうり詰めてさー」
「んー」
「あと、ちくわ買ってきたじゃん。あれ、刻んだ葱と一緒におかかと醤油でまぶすと旨いんだぜー」
「ほー」

……だんなが全部献立を考えてくれちゃった。ねぎは斜め切りにしてさ、分量はちくわと一緒かちょっと少ないくらいで……と懇切丁寧に解説してくれて、今日は一切考えなしの適当お弁当。確かに、2人分の焼き肉丼を作るのにちょうど良いくらいの牛肉の残り具合で、少量のサラダ油でサッと焼いて最後に焼き肉のタレまぶしつけ、タレと共に御飯に盛りつけ、炒り胡麻をふった。ものの5分くらいでできた副菜も詰め、今日は簡単焼き肉丼弁当。

ちーっとも雨が止まないなぁ……と窓の外を眺めつつ、一人昼飯。雨が降るとベランダの花の水やりが中止になるのでらくちんなのだけれど、やっぱり晴れてる方が気分がいいわ。

チーズいろいろ with クラコット
鶏肉の塩焼き
赤ワイン(Domaine du Bosquet les Montilles '94)

自家製梅酒

だんな、帰りが遅いらしい。チーズ料理を何か作ろうかなと当初は思っていたのだけれど、飲んだくれたい気分だったので、チーズつまみつつ赤ワイン飲んじゃうことにした。

先日どっさり届いたチーズ、大皿にスモークチーズ、ブリーチーズ、キャラメル風味のゴートチーズ、ゴルゴンゾーラ、胡椒まぶしのふわふわチーズ、ラム酒漬けフルーツ入りクリームチーズを適当に切って盛りつける。はちみつとクラコットも用意して、適当にあれこれ舐め舐めしながら赤ワインを傾けた。いただいたのは大昔にお義母さんにいただいた「Domaine du Bosquet les Montilles」という、多分お安くはないワイン。もう何年も前に貰ったものだったので、いつのまにか10年ものになってしまっていた。

「……うわ、すっごく重いワインだ……」
ず〜んと重量感のある、渋みも強めなどっしりしっかししたワインで、こりゃブリーチーズよりはゴルゴンゾーラとかがいいなぁ……と、適当にあれ食べたりこれ食べたり。あとは残っていた鶏肉を一口大に切って塩胡椒して焼いたものと、茹でたブロッコリー。息子には御飯と昨夜の残りのスープとおかずを出してやり、私はひたすら酒飲んでチーズと鶏肉をつついていた。

「は〜……うまうま」
グラスを傾けていると、横からにゅ〜っと手が出てきて、スモークチーズを1かけつまんで持ち去っていく。直後に息子の席から「パリパリ」なんて音まで聞こえてきて、見ると息子がクラコットにチーズ乗せてバリバリ食べている。ブリーもゴートも持ち去っていく。……いや、別に食べてもいいんだけど、御飯のおかずとしてチーズ食べるのはどうかと思うよ……。

ごはん、ごはんお代わりくださーい、と今日ももぐもぐ食べる息子。肉も食べ野菜も食べ、おやつもあれこれ食べたはずなのに夕飯もしっかりよく食べていた。
「……今日も……給食お代わりしたんだよね?」
「うん!したよー!」
「……なんでそんなにお腹すいちゃうんだろね?」
「あのねー……ぼくにもわかんない」
「わかんないよなぁー」

なんかね、おなかに力を入れるとーおなか、すいちゃうんだよねぇ……なんて息子のぽわぽわした話を聞きながら、食後の一杯は自家製梅酒。去年の結婚記念日に漬けた梅酒、年明け頃には飲み頃になっていたはずなのに、なんとなーく「まだまだ」と思っていて、1年近く漬け続けてしまった。砂糖の甘さ控えめの、かなり大人っぽい味の梅酒になっていたのをロックにして食後もちびちびと。……酔っぱらった。

5月31日 火曜日
手打ちタリアテッレ と、お魚味のロングパスタ
「フルーツ&フレーク」 with 牛乳
うっかりして、今日はだんなの朝ジムの日だというのに何も朝御飯の算段をしていなかった。パンもない、肉まんとかもない、冷凍御飯はあるけど冷凍御飯しかないし。あいやー、だんな、ごめんなさい。

息子と私の朝御飯は、コーンフレーク。買ってきたか貰ってきたかしたケロッグ社の「フルーツ&フレーク」(フルーツグラノーラもどき)があったので開けてみたのだけれど……悲しいほどに好みじゃない味だった。フルーツが入ってるのにあんまり味がなくて、フレークの食感もちょっといまいち。低脂肪乳かけて食べたらますます味気なくて、もの悲しさが漂った。

「うーん……いまいち……」
「そぅお?ぼくはね、おいしいと思うよ」
息子的にはこのシリアルはOKだったようで、んじゃーこれは息子に主に食べてもらおうかなー……。

広尾 「ACQUAPAZZA」にてゴチランチ
 バーニャカウダ
 前菜盛り合わせ
 パスタ2種
 ドルチェ盛り合わせ
 ハーブティーと小さなお菓子
今日はお仕事。打ち合わせしたいあれこれがあって、広尾のアクアパッツァにお出かけ。昼前に打ち合わせをはじめ、ランチコースをゴチになってしまった。新しく広報担当になったMさんと仕事の話やその他の話をあれこれしながら3時間ほどお店に滞在、地階のお店だけれど、中庭に日が射してとても明るく心地良かった。

小さな蕪やにんじん、パプリカに大根にイタリアンパセリに……と盛りつけられたお馴染みのバーニャカウダと、続く前菜は3種類の盛り合わせ。濃厚で「飲む」というより「食べる」に近い食感のガスパチョ(トマトの冷たいスープ)にきのこの入ったフリッタータ(卵焼き)と鶏レバーのほわっと甘いパテ、そして数切れのスモークサーモンにころころとクリームチーズを添えたもの。レバーのパテの深みのある味も素敵だったけれど、なんといってもガスパチョが美味しい。野菜の味しかしないのに、果物のように甘くてほのかにスパイスが効いている。ほんの3口分ほどのスープだったけれど、巨大なスープ皿にたっぷり一杯いただきたいような感じだった。

パスタは2種類、手打ちのタリアテッレにはトマトソースを絡めてソテーした茄子と一緒に。ロングパスタはスズキのコンフィとケッパー、オリーブを合わせたさっぱり味のもの。ぺたーんとしたタリアテッレは手打ちならではのクニュクニュとした気持ちいい舌触りで、トマトがしっかり絡んでいる。店内はほぼ満席で、その大半のお客さんがおばさまたち。平日ランチは女性のお客さんが多いということで、コースは全体的に量が控えめで、かわりにデザートが充実した内容になっているらしい。ドルチェは大皿に盛りつけられた3種類が出てきた後、食後のお茶のおつまみにと小さなプレートまで出てきた。

ドルチェは、クレームブリュレとレモンのジェラート(マンゴーソース添え)とホイップクリームを添えたチョコレートのケーキ。ミニプレートのお菓子はビスコッティと小さな小さなレーズンサンドと、チョコ菓子2種類。ホームページの話をしたりお店の話をしたり、台湾の麺線が旨いんですなんて話までしながら、デザートもゆっくりいただいた。クレームブリュレがめちゃめちゃ濃厚で「うーわ、なんじゃこりゃー……おいしー……」と呟いてしまほど美味しかった。仕事で来たはずなのについ顔がゆるんでヘラヘラしてしまいながら、それでもちゃんと今後の指針みたいなものも決まったし、何より何より。

今度こそ家族で来よう来ようと思いつつ(上階のACQUA VINOに「キッズプレート」がメニューに加わって、これが美味しそうなんだ……)、「広尾はちょっと遠いのよねー」となかなか足が向いてくれなかったりしていたのだけれど、そのうちちゃんと来なければ。

チーズいろいろ
刻みきゅうりと茹でブロッコリ with マヨネーズ
グリーンオリーブ
4種のチーズのペンネ
じゃがいもと挽き肉のお焼き
発泡酒(サッポロ Slims)
赤ワイン(Domaine du Bosquet les Montilles '94)
昼もイタリアンだったけれど、夜もちょっとイタリアン。だんなが帰ってこられるということだったので、届いたチーズをあれこれ使って「4種のチーズのペンネ」を作った。鍋に生クリーム沸かして、心のおもむくまま「それー、それー」とチーズを適当に放り込み、茹でたパスタに絡めるだけ。今回は、先日届いた中からゴルゴンゾーラとコンテを使い、仕上げにはパルミジャーノをふりかけ、そしてモッツァレラも入れたかったのでそれはお出かけついでに買って帰ってきた。

「4種のチーズの○○」は何を使っても良いとされてはいるみたいだけれど、とりあえず青カビものが1種は必須だし、モッツァレラもやっぱり外せないと思う。あとはパルミジャーノでもペコリーノでもグラナパダーノでも、タレッジョでもエメンタールでもゴーダでも、なんでも欲望のままに。
調子にのって、けっこうな分量のゴルゴンゾーラを入れてしまったのだけれど、でも息子には好評だった。明らかに青カビの青いブツブツがソースに混ざっているのに、そしてはっきりと青カビ独特の辛さや臭さが感じられるはずなのに、
「んー、おいしいね、このパスタ、だーいすき」
と言いながら、息子はお代わりまでして食べていた。……私が青カビチーズを食べられるようになったのは大学生になってからなんだけどなー……(幼少の頃、池袋サンシャインのインポートマートで試食の青カビチーズをつまんでしまって悶絶した記憶がある←しかもそれがトラウマになってチーズ全般がダメな時期があった)。7歳で青カビオッケーなんですかそうですか。

今日は食事の支度の時間があんまりとれなくて、あとはごくごく簡単に。マヨネーズ添えたお野菜と、広尾から帰る途中、明治屋に寄って買ってきたスペインの酸味少なめの美味しいグリーンオリーブ、そして茹でたマッシュしたじゃがいもと炒めた挽き肉を合わせ、卵割り落として塩胡椒したもの(ポテトコロッケのタネみたいなやつ)を平たくしてバターで焼いた「お焼き」を用意。昨日開けて一人で飲んだくれていた赤ワインをだんなと少しだけ傾けて、チーズのペンネをがっちょり食べた。

……困ったぞ、チーズにちょっと飽きてきたぞ……(これだけ喰えばねぇ……)。