ミートパイ
チョコデニッシュ
カフェオレ
「JUCHHEIM」と綴ると、とても洒落た店のように感じるけれど、「JUCHHEIM」は「ユーハイム」。バウムクーヘンが美味しくて好きだけれど、丸ビルの地下にあるショップで買うことのできるミートパイが、私とだんなのお気に入り。丸ビル内のその店は「JUCHHEIM DIE MEISTER」(ユーハイム・ディー・マイスター)なる名前がついていて、ケーキと共にドイツパンやお総菜の扱いもある。重厚な感じのパンはどれもちょっと独特な感じ。ミートパイは恭しくケースに入れられ、レジの近くに置かれている。
「あった、まだあったよ」
と、昨夜もつ鍋屋に向かう前にこのお店に立ち寄って、ミートパイを買ってきた。ついでにチョコデニッシュとか、息子にとチェダーチーズを巻き込んだハードタイプのパンも購入。
しっかりと美しい層になった塩気のあるパイ生地に、ひき肉とたっぷりの卵が使われたあっさりめの味のミートパイは相変わらずの美味しさ。軽い食感のパイ生地を囓るたびに、中にたっぷり詰まったひき肉の具がほろほろと口の中にこぼれていく。同様に丁寧に作られているチョコデニッシュも、どっしりとチョコの存在感を感じる美味しいもの。……どちらもお安くはないのだけれど、かなり食べ応えがあるのですっかりお腹一杯になり、結局お昼はお茶だけを飲んで過ごすことになった。
スモークサーモン
海老マカロニグラタン・ミートソース和えペンネ
海老フライ・イカフライ with タルタルソース
野菜と手羽のスープ
ビール(サッポロ黒ラベル)
週末に作った料理がまだ半端に色々残っている。マカロニグラタンと、酢油キャベツ、そしてまだたっぷりあるタルタルソース。どれも早めに食べてしまいたいものだったので、料理を足しつつ今夜はそれらを食べることにした。
グラタン皿1/3量ほどのマカロニグラタンが残っていたので、同量分ほどのペンネを茹で、だんなが先日作ってくれたミートソースを上からかける。チーズもトッピングしてオーブンに入れ、「2色グラタン」のような感じにしてみた。取り皿に一緒に盛りつけるとラザニアのよう。
……で、昼間にお買い物に行って食材を買ってきたのだけれど、肝心の「タルタルソースに似合うもの」をすっかり忘れていた。
「なんか、魚介買わなきゃって思ってたんだけどー……なんでだっけ?」
と、"魚介を求めていた理由"を忘れてしまい、安売りしていたお肉を数種類買ってきてしまったのだけれど、欲しかったのは白身魚とか海老とかだったのだとタルタルソースを前にして思い出す。結局だんなに連絡して、海老フライやイカフライを少しばかり買ってきてもらうことになった。
そして鶏手羽はスープに。たくさんの玉ねぎやにんじん、ピーマンなどと共に骨ごと時間をかけて煮込んで具沢山のスープを作る。食事の支度は簡単で、マカロニの皿をオーブンに入れてスープも作り終えたらもうほとんどやることはなく、ほどなく「はい、タルタルソースをつけるもの」とだんながフライの入った袋をぶら下げて帰ってきてくれた。
"混ぜて食べればラザニア風"のグラタンは、ホワイトソースもミートソースも自家製なのでとても良い感じ。だんなの作ったミートソースはやっぱり美味しいわ、とか、今回のホワイトソースもけっこう良い出来だったな、とか、色々考えながら平らげた。ただ、ホワイトソースの側は7割方息子が持っていって、かなりミートソース寄りなラザニア風になってしまっていたりして。
野菜と手羽のスープ
カフェオレ
グレープフルーツ
昨夜作ったスープがいっぱい。先日お義母さんからお裾分けしてもらった「Johan」のコーンパンがあるので、今朝はパンとスープの朝御飯ということにした。週末にお安かったので買ってきたグレープフルーツも、半分に切ってグレープフルーツスプーン添えて、1人1/2個ずつ。
鶏手羽は、肉料理として食べると食べるところが多くはないので物足りなく感じる事もあるけれど、スープにすると美味しいだしがたくさん取れる。塩胡椒だけ加えて作ったスープは、野菜もたくさん入れたこともあってかとても美味しくできたのだった。……調子に乗って鍋いっぱいに作ったので、まだ残っている。
だんな特製 八宝菜
野菜と手羽のスープ(中華風)
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)
「今日の夕御飯はどうしよう」と、何かのついでにだんな宛に出したメールに書いたところ、「豚と葱の旨煮丼みたいなのは?」という提案が。冷凍御飯が溜まってきていたし、あんかけ御飯みたいなのは嬉しいかも、と、中華丼っぽいものにすることにした。うずら卵買ってきてくれる?とだんなにお願いして、八宝菜作りもだんなにお願いしてしまう。
何しろだんな、「なんだか中華っぽい味つけのとろみつき炒めもの」が上手い。レシピなど見ず、大さじ小さじなども使わずちゃちゃっと上手いこと作ってくれる。
だんなの作るあの味の八宝菜が食べたいんだよ〜と、私は材料刻んでその他の料理あれこれを用意して待っていた。幸い冷凍庫に「中華野菜ミックス」みたいなものがあったので(中身はきぬさや、人参、きくらげ、筍……という感じ)、それとキャベツ、人参、ピーマン、ヤングコーンなどを用意しておく。だんなが買ってきてくれたうずらの卵は、豪華なことに1人4個。外の料理店で食べる八宝菜などは、うずらの卵は1個、せいぜいが2個くらいで「もう少し食べたいんだけどなぁ」といつも思わされていたので、嬉しい限りだ。とても豪華な感じ。
朝にも飲んだ手羽のスープは、少し湯を加えて醤油をひと垂らし、あとはすり胡麻ふって胡麻油も垂らして、中華風の味つけに変えてみた。まだ少量残る酢油キャベツと、あとはもやしのナムル。息子には最初から「中華丼」のようにしてやり、大人は「八宝菜」でビールを飲み、ビールを飲んでから「ミニ中華丼」を楽しんだ。何しろうずら卵が4個。まだある、まだある、とうっとりしながら堪能した。
息子は丁寧に、自分の取り皿に最後1個残ったうずらの卵を端っこによけ、他のキャベツや肉から食べている。聞けば、「うずらの卵は大好きだから最後に食べるんだ」とのこと。
「あ、俺もうずらの卵最後に食ったよ」
「うん、私も最後に食べた」
と、家族全員"八宝菜で一番大事なのはうずらの卵"という共通認識がこの食事で示されたのだった。
「……その、うずらの卵の愛されっぷり、言葉にできねぇ」
「家族全員か……言葉にできねぇ」
言葉にできねぇ言葉にできねぇ、と、我が家のうずらの卵人気を評する私とだんな。
ここ数日、すっかり「言葉にできねぇ」が口癖になっている私たち。週末に家族皆でこれとか見ていたからだ。漫画はもう何年も前から買い続けていたのに、なぜか今この時期に『ONE PIECE』ブーム到来中の我が家。原作のエニエス・ロビー編の盛り上がり(と感動の結末)と共に、突然アニメ版まで見始めてみたりスカパーで映画を録画したりしているのだった。チョッパー可愛いよチョッパー。
温泉卵
麦茶
ここ1週間ほど、冬の戻りのような寒さ(今年の冬は全く寒くなかったから"冬以上の寒さ"と言うべきか)が続いていて、寒い寒いと唸っていたら、だんなが毎晩湯たんぽの用意をしてくれた。電気あんかではなく、昔ながらのお湯を入れるタイプのもの。それが昨夜もあったかくてあったかくて、気がつけば朝も9時を回ったところだった。週半ばの休日だというのに、すっかり寝坊だ。
パンが残ってるしなと思ったのだけれど、
「……11時まで待って、牛丼食べる?」
と、だんながキラキラした目で訴えかけてきたので、「あ、それは提案ではなく希望だな」と正確にその意図を酌み取って、本日1回目の食事は牛丼。最寄りの吉野家にだんなが自転車を走らせてくれた。息子は並盛、私が大盛、だんなが特盛。見事に3段、大中小と重なった発泡スチロールの器が入った袋をぶらさげて帰ってきた。その間に私は自宅で温泉卵作り。牛丼についてきた紅生姜添えつつ、温泉卵割り落として、がっふがっふと盛大に牛丼を口に入れた。うん、やっぱり好きだなこの味。
溜まっていた買い置きの本読んだり、DVD見たり、今日は割とのんびりめ。夕方近くになってから、息子と2人千葉に向かった。いよいよ発表会間近ということで、休日の今日も特別練習。やっと形になってきて、聞いている側も楽しめる仕上がりになってきた。アンサンブル、楽しそうだなぁ。
ししゃもの唐揚げ
春色3カン(とろびんちょうまぐろ・ぼたん海老・真鯛)
ねぎとろ納豆軍艦
黄金鯖にぎり
はまちにぎり
サーモンたたき軍艦
うなぎバターにぎり
金ごま炙り揚げごぼう乗せ鯛にぎり
まぐろにんにく醤油漬けにぎり
白海老軍艦
本格あぶりチャーシューにぎり
生鮭の西京にぎり
中とろ炙りにぎり
茶碗蒸し
生ビール
あたりを。
レッスンが終わって、だんなと合流。今日口にしたのはお昼前の牛丼だけだったので、夕方にはすっかり腹ぺこに。
「……串揚げ?」
「……うーん、銚子丸?」
「銚子丸!」
という感じに話が流れ、銚子丸に寄って早めの夕飯にすることにした。
ちょうどメニューが変わったところだったようで、メニューには見慣れないものがちらほらと。いかにもな回転寿司的イロモノメニューも増えていて、ついついそれらを試しにと注文してしまいつつ、今日は全ての皿をだんなと1貫ずつ分け合って食べた。あれこれと種類豊富に食べられ、とても満足。
面白かったのは「うなぎバターにぎり」に「金ごま炙り 揚げごぼう乗せ鯛にぎり」「まぐろにんにく醤油漬けにぎり」「本格あぶりチャーシューにぎり」あたり。なんだこれ、と、「うなぎバターにぎり」を注文してみたところ、止まらなくなって変わった新メニューを軒並み試してしまったのだった。
「……はは……ほんとにバターだ、バターの味がする……」
"うなぎにぎり"(穴子にぎりの鰻版、あっためた鰻の蒲焼きが乗ってる)は前からあったけれど、なぜかそれにバターのかけらが乗っている「うなぎバター」。酢飯とバターという組み合わせはなんとも妙だけれど、これが案外悪くない。変なの変なの、でも美味しいよと、続けざまに揚げごぼうがトッピングされた胡麻だれトッピングの鯛のにぎり(今日の写真)とか、にんにくがガッツリと効いたづけまぐろのにぎりとか、甘辛タレがかけられた分厚いチャーシューのにぎりだとかを楽しんだ。ついついビールも進んでしまったりして。
酢油キャベツ
カフェオレ
きよみオレンジ
お義母さんから以前もらったポルトガルソーセージ。
馬蹄形になった太いソーセージで、それを食べたいなとイングリッシュマフィンを買ってきた。ソーセージを薄切りにしてフライパンで両面炙り、目玉焼きと共にトーストしたマフィンでサンドする。3人で分けると1人分はほんの数口分しかなかった最後の残りの酢油キャベツも一緒に皿に盛り、きよみオレンジも出したらなかなか豪華な朝御飯。
フレッシュバーガー
サラダセット(サラダ・山ぶどうスカッシュ)
息子の学校はとうとう今日から給食なし。そして明日はとうとう修了式。息子の春休みが始まる前までに仕事が一段落すれば良いなと頑張っていたけど……どうやら無理っぽいなぁと思いつつ仕事をしているうちに、早々に大荷物の息子が帰ってきた。そういえば、お昼御飯のこと、なんにも考えていなかった。
「お昼はピザ?ピザとる?ぼくピザがいいなぁ!」
私の状況を正確に把握していたらしい息子がピザ屋のメニューを出そうとしていたけれど、いやいや今日の夕飯チーズフォンデュ予定だし、チーズが続いちゃうからピザは止めようよと話し合う。中華定食屋さんか、最近開店したらしいラーメン屋さんか、そのへん行かない?と相談するうちに、モスバーガーということに。
久しぶりだなぁ、今の期間限定メニューも知らないよ……と、でもフレッシュバーガーが恋しいのよねとろくにメニューも見ずに
「フレッシュバーガー、サラダセットでドリンクは山ぶどうスカッシュ」
と注文した後に「……あ、こんなの出てたんだ……」と「デミカツドッグ」の文字に釘付けになってみたり。カツ……カツ、こっちにすれば良かったかなぁと密かに後悔しつつ、でも大好物のフレッシュバーガーがいつもどおりに美味しかったのでとても満足。息子はモスバーガーとモスチキンという組み合わせに期間限定品の青森りんごシェイクもつけてすごく嬉しそうだった。「りんごシェイクを飲んで青森りんごプレゼントに応募しよう」の抽選ハガキを貰い、たどたどしく名前と住所を書いている。「ふじ」5kg、当たると良いねぇ。
チーズフォンデュ(バゲット、じゃがいも、ソーセージ)
肉団子入り春野菜とマカロニのスープ
白ワイン(Caldora Trebbiano d'abruzzo 2005)
安売りしていたのを買ってきていたチーズフォンデュ用ミックスチーズ。白ワインか牛乳を熱して溶かして混ぜるだけ。
もう少し寒い時期に食べれば良かったのだけれど、うっかりしていて今日の夕御飯ということになった。今日は割合と春っぽい陽気になって、チーズフォンデュという感じでも煮込み料理という感じでもなかったかなと思いつつ、野菜をたっぷり摂りたかったので具沢山のスープも用意した。
顆粒コンソメを溶かしたスープに春キャベツ、小粒のマッシュルーム、玉ねぎ人参などをざくざく入れ、そこにフライパンで全面をこんがり焼き色をつけた肉団子も投入。最後にマカロニも加えて、スープパスタのようにしたものを小鍋いっぱいに作っておいた。息子には最初からよそってやり、大人はワインとチーズフォンデュを堪能した後で最後にそのスープパスタを。
チーズフォンデュに添えたのは、ごくごく普通にバゲットと茹でたじゃがいも、そして一口大に切って茹でたソーセージの3種類。
肉団子スープ作りを手伝ってくれた息子は、用意された食卓の諸々をちらちら眺めては
「今日はチーズフォンデュだ、チーズフォンデュだ」
とすごくわくわくしていたらしい。食事が始まった途端、スープパスタそっちのけですごい勢いでパンとじゃがいもをチーズに絡めて食べ始めた。ミックスチーズのパックがそう大きなものではなかったせいもあるのだけれど、パンとじゃがいもを残してチーズの方が空になってしまって、今度はもっと大きなサイズのを買ってこなければならないのかしらと。私もチーズ大好きだけれど、息子にはちょっと負けるかもしれないと思っている。
肉団子入り春野菜とマカロニのスープ
牛乳
マカロニを入れた、肉団子と野菜のスープがまだ少し残っている。
昨日パンを買ってきたのだけれど、スープの存在を考えないで買ってしまったので、私の選択はスィートポテトの甘いペースト入りのパンだったりして、
「……しまった……スープといまいち味が合わない……」
ということに。だんなの分に買ってきていたのもミルクフランスで、これまたいまひとつスープに似合わない味なのだった。ハムとかチーズのしょっぱい系パンにすべきだったと、ちょっと反省。
スープに入れたショートパスタは、翌朝にもなるとすっかり水分含んで柔らかくなってしまうのだけれど、その食感が嫌いではない私。柔らかくモチモチしたマカロニは息子も嫌いではなかったようで、かなりのスピードで平らげてから今年度最後の学校に元気に出かけていった。
麦茶
お昼御飯は、息子のたっての希望で醤油ラーメン。昨日、一緒にスーパーで買い物した。
「醤油ラーメンにはね、海苔たっぷりお願いします!」
「うん、海苔ね。大丈夫、家にあるし」
「あと、コーンも増量でお願いします!」
「コーンも入れるの?醤油ラーメンにコーン?……まぁいいか、うん、入れてあげる」
それよりさ、メンマとかチャーシューとか葱とか必要なんじゃない?と、ミニパックの使い切りサイズチャーシューも籠に入れた。
というわけで、息子リクエストによる、海苔&コーン増量ラーメン。茹でたほうれん草と刻み葱、チャーシューも乗せた、でもごくごく普通の醤油ラーメン。ごくごく普通の醤油ラーメンが大好きな息子(逆に、こだわりの味のとんこつ醤油ラーメンなどの方が"凝りすぎていて"苦手らしい)、こりゃ御馳走だと言わんばかりの笑顔で大切そうに海苔やコーンを堪能しつつ食べていた。私はとんこつラーメンか、そうでなければ味噌バターコーンラーメンが好きなのだけれど、息子の影響で醤油ラーメンも最近好きになってきている。シンプルな塩ラーメンも良いよね(←要するに私も何でも好きらしい……)。
Prix-Fixe Course \3,500
前菜盛り合わせ
うずらと白いんげん豆のラグーを手打ちパスタ"ピチ"で
ドルチェ盛り合わせ
アイスティー
グラススプマンテ \800
今日の息子の音楽教室は、けっこうな長丁場。発表会間近ということで、ずいぶん長くレッスンをしてくれた。レッスン後に買いたいものがあったのでデパート内をぷらぷらし、つい開催中の「宮城物産展」なども見てしまい、気がつけばもう7時。今日のだんなは帰宅が遅くなると聞いている。
「……簡単に食べられるもの買って帰ろうと思ってたけど……食べて帰っちゃおうか」
「ぼくねぇ、ピザがいいなーピザー」
「……昨日チーズフォンデュだったじゃん、おもいっきりチーズじゃん……ピザ止めようよ」
「でもピザがいいなー、4種のチーズのピッツァがいいなー」
「指定が細かいよ、君……」
ピザじゃなくてパスタとかさ、あ、小龍包とかも良くない?と言いつつデパート内のレストラン街を眺め歩き、息子と同時に「あ」と呟いて立ち止まる。目の前のイタ飯屋さんの店頭ショーケースに、まさに"4種のチーズのピッツァ"クワトロフォルマッジの見本品が置かれていた。
「これー!」と息子の目が輝き、他にこれというお店もなかったのでそのお店に入ることにした。IL PINOLO LEVITAという、銀座にリストランテがあったりデパ地下でケーキ売ったりしているお店だ。色合いの綺麗なケーキは何度か買ったことがあったけれど、お店に入るのは初めてだ。
プリフィクスのディナーコースは3500円。前菜とパスタかピッツァをメニューから選び、ドルチェ(これも選べる)とコーヒー紅茶がついてくる。それにピザ1枚追加でつけてもらって、全体的に息子と半分こして食べることにした。
「盛り合わせ」が選択肢にあったので、それにしてもらった前菜は、牛肉のタルタル、海老のフライ、ポロ葱の柔らかいマリネやグリル野菜に生ハムを添えたもの、小さなテリーヌなどなど。大きな皿に綺麗に盛られた前菜は、ボリュームもなかなかのもので食べ応えがある。「あ、ハムだ」「あ、お肉だ」と息子もあれこれつついてくれて、ポロ葱以外のほとんどは息子と半分こすることになった。
私の選んだパスタはうずらと白いんげん豆の白いラグーを絡めた手打ちパスタ。「ピチ」という名前のパスタは、長さも太さも形状も「もやし」に似たもの。板の上で転がして作るのだろう形をしていて、太い部分がモチモチと楽しい食感だった。コースの1品ということもあってか、分量はやや控えめ。息子の前に来たでっかい薄焼きピザを目にして
「あ、いいなぁ」
と呟いたら、「じゃあ、交換こね?」と提案されて、ピザとパスタも半分こ。ブルーチーズがしっかり主張する大人っぽい味のピザで、モッツァレラもたっぷり。
ドルチェも盛り合わせにしてもらい、アイスティー飲みながら、ホワイトチョコレートの入ったチーズケーキとカシスとチョコレートのムース、マンゴーのジェラートを。
「これ、なに?」
「それは飴。パリパリで美味しいと思うよ」
皿の上に飾られた飴細工に真っ先に目がいったらしい息子は早速飴をパリパリと囓りだし、濃厚なマンゴージェラートも「僕もらっていい?いっぱい食べていい?」とせっせとスプーンを伸ばしていた。ボリュームのあるドルチェも食べられて、満足満足。
今日の夕飯は適当にするつもりだったのに、なんだか美味しいもの食べちゃったねぇと話しつつ階下に向かうと、デパ地下では「閉店直前値引きセール」大実施中。魚売り場が大変なことになっていて、デパート運営側の寿司コーナーなどにはとても近づけず、でも鮮魚専門店で「定価1切れ900円だけど、3切れ1500円でいいよ!どう!?」と声をかけられて、立派なマナガツオ3切れをお買いあげ。1日では食べ切れそうにないので西京漬けにでもしておくつもり。
コーンパン
カフェオレ
コーンパン2個とイングリッシュマフィン1個が残るという微妙な状況で、
「……ま、食べたい人が食べたいパン食べるってことで」
と朝食の準備。チーズフォンデュ時の茹でじゃがいもの残りがあったので、ベーコンと共に小さめサイズのスキレットで炒めて3個分の溶き卵を流し入れ、蓋をして弱火で数分じくじく火を通す。
「なんだっけ、これ……こういうの、スパニッシュオムレツとかって言うんだっけ?」
何も考えずに適当にそんな料理を用意して、この料理名はスパニッシュオムレツ"風"とかで良いのかなーと思いつつスキレットに皿当ててひっくり返し、丸い玉子焼きをテーブルに。味付けは軽く塩しただけだったので、ケチャップ添えつついただいた。
私と息子がコーンパンで、だんながイングリッシュマフィンを選択。
麦茶
特に予定のない一日、息子は留守番しているというのでだんなと2人でスーパーにお買い物に。
「すじポン食べたいんだよなぁ……すじ買ってって、今日煮るか」
「私はマナガツオを西京漬けにしたいんだ……西京味噌買わなきゃ」
と、あれこれたくさんお買い物。
だんなが牛すじ詰めてもらっている肉屋の脇の八百屋では私が「あー……苺がいよいよ安くなってきた……嬉しー」とうっとり苺を物色していたり、美味しそうな鰺を買うことにしてから「じゃあ味噌汁は甘海老?それともしじみ?」と魚介コーナーをじっくり眺めたり。昼御飯はお蕎麦?ラーメンとか、焼きうどんとか?……と麺コーナーを見に行って、
「……あ、富士宮やきそばだ」
と、固まった。
富士宮やきそばは、その名のとおり、富士宮市発祥のちょっと独特な焼きそば。ソース味ではあるのだけれど、やや甘さ控えめで、麺は太めで強いコシ。蒸した後に油でコーティングしているのだというちょっと独特な麺で、肉は使わず「肉かす」(豚の背脂からラードを絞った後のかす)を使うことになっている。仕上げに「だし粉」なる、イワシの削り粉をふりかけて食べるのもちょっと不思議な感じだ。
「……でも、お肉入れたいよね」
「肉かすもセットになってるけど、豚薄切り肉も入れちゃうもんね」
あとはキャベツだね、と、それらの材料あれこれも買って、2台の自転車の籠にいっぱいの荷物を積んで帰ってきた。
買ってきたのはこの焼きそば。買ってきた西京味噌に酒と味醂を加えて味噌床を作っている間にだんながさささっと焼きそばの準備をしてくれた。キャベツたっぷり、しかもモヤシまで入っている。さっぱり味のソースが絡んだ太い麺を我が家最大級の深皿に盛りつけて、各自小皿に取り分けつつ啜る。こってりとした肉かすが危険な美味しさ。
……で、できあがった味噌床にはマナガツオ2切れと共に今日買ってきたサワラも漬け込んでみた。週明けには美味しく食べられるかなと、ちょっとわくわく。食後、だんなは楽しそうに牛すじの仕込みも始めていた。
ほうれん草のおひたし
大根と帆立のサラダ
すじポン
アジのたたき
マナガツオの塩焼き
鶏肉と舞茸の吸い物
羽釜御飯
ビール(キリン・ザ・ゴールド)
苺
ほうじ茶
昨日買ってきたマナガツオ、3切れのうち2切れは西京漬けにしたので、残り1切れを塩焼きにして食べてみることにした。当然それだけではおかずが足りないので、アジ2尾分をたたきにして、それもメインディッシュ。野菜も欲しいねとほうれん草のおひたしと大根と帆立のサラダも用意して、吸い物は我が家定番の鶏肉と舞茸とごぼうの具。だんながことこと煮込んでくれた牛すじも良い具合に煮上がった模様で、食卓はすごく豪華になった。
焼酎と水を1:1くらいに混ぜた煮汁でひたすら煮込んだ牛すじ、それそのものには特に味をつけておらず、卓上で刻み万能葱ぶわっとかけてポン酢かけて食べる。それが"すじポン"で、元は居酒屋で食べたメニューだったような記憶がある。
「……う〜……美味しく煮えたっ!」
「うん、すっごく美味しい……」
酒好きの私とだんなが悶えるのはいつものことだけれど、今日は息子も一緒になって悶えていた。
「おいしい、お肉おいしい、ポン酢もおいしい」
と、私たちと一緒になってお代わりして食べている。ちなみに我が家のポン酢はここ長らく旭ポンズが愛され中。何にでも似合う素晴らしいポン酢だ。牛すじもポン酢も美味しくて、そうたくさんは買えなかった牛すじはすごい勢いで減っていった。
そして、マナガツオの美味しいこと。
定価が1切れ900円もしていた(それを閉店前セールで1切れ500円で買ってきた)だけあって、大ぶりな1切れは、身がポクポクホコホコとしていて、嫌みのない上品な味。ベタつかない脂の乗りもとても良い感じで、
「うわ……わざわざ西京漬けとかしなくても充分美味しいかも……」
「いや、美味しい味噌で漬けたから、西京漬けもこれなら絶対美味しいよ……」
こりゃ大変だ、こりゃすごい美味しいや、と騒ぎつつ、これまた美味しかったアジのたたきも惜しむようにしながら全部綺麗に平らげた。
なんだか美味しいものだらけだった夕御飯。
カフェオレ
今日は息子の音楽教室の発表会。3日間に渡り、1日3部制で開催される大きな発表会で、息子の出番は今日最後の部だ。集合時間も午後遅めの時間とのんびりなのだけれど、今日は朝から春の嵐。吹き込む風と雨でベランダは端から端までびしょ濡れで、風も強ければ雨も強い。朝起きると、日本海岸でかなり強めの地震が起こった旨のニュースが流れていた。
朝御飯は軽めに、トーストとカフェオレで。バタートースト食べたいねと厚切りパンを買ってきたので、バタートーストにして食べた。
とんこつネギラーメン \520
味付玉子 \100
「……不安だ」
「……まぁ、本番は、うちのピアノよりずっと鍵盤が軽いエレクトーンだとしても、だ」
「……もうちょっと練習しておいた方が、よくない?」
心臓に剛毛が生え気味な息子は、"全くミスせずに弾けるのは3回に2回"くらいの完成度で
「大丈夫!もう大丈夫!本番完璧!」
と胸を張っているけれど、私とだんなはそれではさすがに心配だ。もうちょっと弾いておきなよ、とにかくリズムを体に刻んでいけ、とお尻を叩いて練習させつつ、集合時間に間に合うよりも1時間くらい早く出て、ラーメン屋さんで腹ごしらえしてから会場に向かうことにした。
最近駅前にオープンした日高屋という、チェーンラーメン屋さん。入るのは皆初めて。かなりお安いお店らしい。シンプルな醤油ラーメン「中華そば」はたったの390円だ。メニューは豊富で、とんこつラーメンも味噌ラーメンもある。唐揚げや野菜炒めなどの定食もある。
うぉー安いね、色々あるねと皆でメニューを眺め、息子が醤油ラーメン、私がとんこつ、だんなが味噌。仲良いのか悪いのかわからない、バラバラな味のラーメンを注文した。やっぱり私はとんこつが一番好きかも。私の中の「ラーメン好きな味順」は長らく、とんこつ>味噌>塩>醤油 という感じに並んでいる。
「とんこつネギラーメン」なる、葱トッピングのとんこつラーメンを注文したところ、ラーメンとは別の器に、まるでサラダのようにこんもりと刻み葱が盛られてやってきた。これはサラダ?いや、葱だよね?と確認してからラーメンの上に全部乗せた。
値段がとても安いだけあって、値段相応の味ではあったのだけれど、時々「なんだかラーメンが恋しいんだけど、"コダワリの味"とかじゃなくていいのよね……ごくごくフツーのとんこつラーメン、マルタイ棒ラーメンみたいなのが食べたい……」と思う時があって、そんな時にはぴったりかもしれないラーメンだった。餃子があるのも嬉しいし。んでもってビールも安いし。
食べ飲み放題 \3,000
そして迎えた、息子の発表会。先生によって、「発表会には、間違いなく弾くことのできるレベルの曲にしましょう」と安全策を選ぶ先生と、反対に「発表会だからこそ、ちょっとがんばってレベルの高い曲にしてみましょう」とチャレンジャーな先生がいたりするのだけれど、息子の担当の先生はおそらく後者。
去年も黒鍵がビシビシ出てくるサンバ風のリズムの凝った曲だったけれど、今年は"スイングジャズ"。去年以上に黒鍵てんこ盛りの、8分音符の並びを全て三連符に弾かなければならないというもので、楽譜を受け取って一緒に譜読みした私もちょっとびっくりする内容だった。4分強の曲に両手で楽譜がみっちりと、しかも足鍵盤まで何カ所か出てきている。
数ヶ月の練習の甲斐あって、結果は上々だった。
皆頑張って、速度も狂わず最後まで弾き通し、大きな間違いなどもなく、息子もソロパートを綺麗に弾き終えた。それなりに緊張もしていたようで、発表会が終わった時には少しばかり消耗した表情で
「つかれた、おなかすいた。もうぺこぺこ……」
と。
じゃあ、千葉駅に出て好きなもの食べて帰ることにしようかと、寄って帰ったのが串揚げバイキングのお店、串家物語。
チーズちくわにウィンナーにスモークチーズにと、好物な具をあれこれ串揚げにすることができて、しかもお茶漬けバイキングとソフトクリームマシンもあるということで、息子はこのお店をかなり気に入っている。サラダ類やデザートが豊富なのも嬉しいところ。ソフトクリームに揚げドーナツ添えたり、カレーに"トンカツ"トッピングしたりと、あれこれ遊べるのも密かに楽しい。
季節商品らしい「春キャベツと肉味噌」なるものがサラダコーナーにあって、
「キャベツよ、キャベツだわ」
「これあったら、いくらでも串揚げ食べられるよねぇ」
と、皿にたっぷりキャベツもらってきて、だんなと2人バリバリつまみながら色々揚げて色々食べた。腹ぺこの息子は初手から茶漬けに走り、大人は前半ひたすら「揚げ物 with 酒 (with キャベツ)」。
定番の牛肉豚肉鶏肉にウィンナー、スモークチーズ、じゃがいもさつまいもかぼちゃにペコリス、茄子。更に今日は蟹爪とかキス、サワラ、海老にハッシュドポテトなども並んでいて、ひととおり全て揚げて食べてみた。……結局のところ、根菜と鶏肉が一番美味しかったりするのだけれど、揚げ茄子に酸味のきいた野菜ソースつけてみたり、ハッシュドポテトにチーズソースつけてみたり、「やっぱりトンカツはトンカツソースだよねぇ」と言ってみたり。
ひととおり飲んだところで、だんなは「カレーにトンカツトッピング」を堪能していて、それを見ていた私も「トンカツ茶漬け」ならぬ「チキンカツ茶漬け」を作ってみたり。今日はついデザート前にたくさんあれこれ食べ過ぎてしまい、食後にはソフトクリームと杏仁豆腐を軽く食べるのが精一杯になってしまった。ああ、揚げドーナツも1つくらい作りたかったな、と。