食欲魔人日記 07年03月 第2週
3月5日 月曜日
最近ともに"ニラモヤシ"が好きだったりします
「Krispy Kreme Doughnuts」のオリジナルグレーズド
ミルクパン
カフェオレ

息子はKrispy Kreme Doughnutsのオリジナルグレーズドがたいそうお気に入りなのであるらしい。だんなが1ダース買ってきてくれたドーナツの残りは4個(だんなが4個、私と息子が2個ずつ食べていた)で、
「じゃあ、あと2個僕のね?12個を3人で、だからそうだよね!?」
と自分の取り分を強硬に主張しているのだった。いいよいいよ君はあと2個ね、私はあと1個もあればいいから、最後の1個はとーちゃんのね、と配分を決定し、そんな感じの朝御飯。ドーナツが1個になったかわりに、買い置きのミルクパンも私は食べることにした。

「……しかし、そんなにこのドーナツ好き?」
ドーナツが甘い分、牛乳少なめの苦めのカフェオレ啜りつつ息子に聞いてみると、
「うん、美味しい。ミスタードーナツより、D−ポップよりこっちのが美味しい」
だそうで。

アメリカ住んでたとき、いっぱい食べに行ったよね?サービスでドーナツいっぱいもらって、あと僕はお店の人に紙の帽子を貰ったりしたんだよね?と、もう4年も前の話になるのに、息子はよく覚えている。そういえば、当時4〜5歳だった息子も、お店で2個、帰宅して3個と、ものの数時間でこのドーナツを5個食べたことがあったりしたのだった。東京で買えるようになって、本当に良かったねぇ。

ミルクパン
カフェオレ

朝御飯に食べたミルクパンは、温泉街の売店とかスキー場の売店などでなぜか見かけることが多い、大きな丸いドーム形のパンだった。あ、あ、あ、なんか好きそうなパンが売られているなぁと地元のスーパーで買ってきたものだけれど、適当にちぎって食べたものだからあまり美しくないことになっている。続きを食べてしまおうと、昼御飯時に仕事しているパソコン前に持ち出してつまんでしまった。朝からカフェオレも飲み通し。

春雨サラダ
鶏の唐揚げ
牛ハラミとモヤシとニラの炒め物
大根と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
缶チューハイ(シークワーサーハイボール)

年々、「モヤシとニラの炒め物が恋しくなる」頻度が高まっている気がする。10代20代の頃は「そんな野菜食べても全然お腹膨れないじゃん!」という感覚しかなかった記憶があるのだけれど、今は毎日食べても飽きない感じ。一番似合うのはやはり豚肉かなと思うけれど、今回は安売りされていてしかも美味しそうだった牛ハラミと一緒に炒めてみることにした。オイスター味の炒め物は昨日食べたので、今日は塩にんにく炒めという感じの味付けで。

今日もなんだかんだと忙しく炒め物作って御飯炊く以外の余裕がなさそうだったので、だんなに駅ビルへの寄り道をお願いして、サラダ系のお総菜をひとつふたつ買ってきてくれまいかと頼んでみた。買ってきてくれたのは、炒め物の味付けによく似合う春雨サラダと、鶏唐揚げのミニパック。唐揚げは酒の肴に想定されていたものだと思うけれど、息子が一番
「わーい、唐揚げだ〜!」
と喜んで、せっせと箸を伸ばしていた模様。炒め物も、モヤシ1袋ニラ1束を使ったけっこうなボリュームのものだったのだけれど、家族全員で箸を伸ばし、綺麗に空になった。

3月6日 火曜日
にらたまー。キャンペーン商品。
厚切りピザトースト
カフェオレ

「4枚切りくらいのさ、厚切りのパンをバタートーストにして食べたい」
とだんなが言っていたので、4枚切りの食パンの買い置きがある。今朝はそれを使って、
「トースト!だったら、チーズトースト〜!」
と言っている人がいるので、それではとピザトーストっぽいものにする。

パンにトマトピューレを薄く塗り、薄切りピーマンと玉ねぎをトッピング。ベーコンのかわりに生ハムをちぎって散らし、あとはピザ用チーズをトッピングしてオーブンで10分ほど焼けばできあがり。久しぶりのピザトースト(もどき)はなかなか美味しくできあがった。本当はトマトピューレと共にトマトの薄切りも乗せるとそれっぽいのだけれど、今回はありものを使うということで。

今日も一日お仕事で、けっこうボリュームのある朝御飯だったことから昼休憩も取らずにがんばってみた。いよいよ学期末ということで、息子の短縮授業が増えつつある。息子が「ただいまっ!」とすごい勢いで帰ってくる時間が着々と早まりつつあって、そうするとおやつだ何だと常以上に騒がしい午後になる。……春休みになってしまう前に、今やっている仕事を一段落させたいなぁ。

「王将」にて
 冷や奴 \105
 餃子 2×\210
 ニラ玉炒め \399
 野菜炒め \462
 東京ラーメンBセット \882
 焼そば(醤油) \420
 生ビール 3×\483
 梅酒ソーダ \294

ここ数日、やけに「餃子の王将」が恋しかった私。餃子6個がたったの210円で、他の料理も軒並み安い中華定食屋さんだ。値段が値段なので、学生向けというか何というか、全体にしっとりと油膜が張っているような店内と料理だ。
「でも、ここの餃子旨いよ、普通に御馳走だよ」
と、だんなはこのお店が大好きで、何度か来ているうちに私まで感化されていたらしい。

「なんかさぁ……王将が恋しい。餃子とか、あの店の炒め物とか」
と昨日呟いたら、だんなにめちゃめちゃ嬉しそうな顔をされた、「とうとう、この高みまで昇りつめたか」みたいな顔をしている。いや、高みじゃないし。昇ってないし。

ともあれ、じゃあ今日行きますか?という話になって、仕事帰りのだんなと落ち合って最寄りの王将に行ってきた。もうもう腹ぺこなんだよという息子と2人、だんなの到着予定10分前ほどにお店に入り、餃子と冷や奴を食べながらだんなの到着を待つ。キャンペーン中のニラ玉食べようね、あと餃子の追加と、ラーメンセットと……と、今日も色々頼んでみた。息子は「ラーメン・チャーハン・ギョーザ」という3大メニューを前にして満足そう。結局、ラーメンとミニチャーハン、餃子1人前のセットをほとんど一人で平らげた。

キャンペーン価格だった「ニラ玉炒め」は、たったの399円。卵もニラもふんだんに炒められ、中にはしっかり豚薄切り肉も入っていた。似たような味つけのものになってしまったけれど、モヤシたっぷりの野菜炒めなども食べられてとても満足。シメにはだんなと2人で醤油味焼きそばを半分こした。あんかけ風の具沢山の焼きそばで、全体的に油こってりな料理のお店ではあるのだけれど、あまり意識せずに野菜がたくさん食べられるのが幸せなお店だ。

3月7日 水曜日
新じゃがを、今回は鶏と一緒に
「サンジェルマン」のコーンマヨパン
カフェオレ

昨夜外出ついでに買ってきたパンで朝御飯。私はコーンマヨパン、だんなはミートパイ、息子はメロンパン。
やはりお総菜パンは「チーズ味」もしくは「マヨネーズ味」そして「コーン入り」が良いなと思っている私。ていうか、チーズでもマヨネーズでもコーンでもないお総菜パンというのを、そもそもあまり見かけない気がする。「焼きそばパン」とか「白身魚フライサンド」とか、そんな感じ?

鮭缶とキャベツのサッと煮
鶏肉と新じゃがの照り煮
塩昆布
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯

ここ1週間ほど微妙に「献立スランプ」が続いていて、今ひとつ「これ作ってこれ食べよう!」みたいな欲望が沸かない。何作ろうかなー和風かなー洋風かなーこれが冷蔵庫にあるなー……どうしよう、と、数十分悩んでも決まらないことがしばしばで、今日も悩んだ末の和風献立。ともかくも、傷みやすい新じゃがをなんとかしなきゃということで、鶏と一緒に醤油味醂味で炊いてみることにした。それだけではおかずとして物足りないので、買い置きの鮭缶をキャベツと一緒に蒸し煮することに。

「鮭缶とキャベツのサッと煮」は確かケンタロウさんのレシピ。缶汁ごと鮭缶を刻んだキャベツと合わせ、水と酒、バター、少々のカレー粉とドライバジルをかけたら蓋して中火で5分加熱してできあがり。仕上げにマヨネーズと粒マスタードを合わせたものを添えて食べる。鶏肉と新じゃがの煮物とは方向の違う味付けなのでこれでどうかなー……と思ったら、これが微妙に今ひとつ。
「ケンタロウ……これはちょっとハズレだった……」
「うーん、塩気が足りないからパッとしないのかなぁ」
「マヨネーズには、まぁ確かに似合うけど」
バターとカレー粉、バジルという組み合わせ自体は悪くないと思うのだけれど、それらが微妙に組み合わさっていないというか。カレー粉とバジルを無理に入れないでも良かったんじゃないか、という味だった。

ともかくも、鶏は美味しく炊けたし味噌汁もたっぷりあるしで、和風な感じの夕御飯。

時間は少しさかのぼって、その夕飯の準備をしていた時の話だけれど、ニュース番組で「ひきこもり」についてのミニ特集をしていたのを見ていた息子。テレビ画面には、自分の父親に皿や椅子を投げつけようとするひきこもりの女の子の姿が映っていた。その画面の少女に向かって、ひとしきり説教している息子。
「だめ、だめだよねぇ、そんなことしちゃー、いけないんだよねぇ?おかあさん?」
プリプリしながら私にそう報告してきて、ひとしきり悪態ついたあとに
「……で?"ひきこもり"って、何の事?」
だそうで。

君はひきこもりが何かわかっていなくて悪態ついてたんだねぇ……と笑ってしまいつつ
「学校とか仕事とか、本当は行かなきゃいけないところがあって、やらなきゃいけない事がある人なのに、そうしないでずっと家の中にいる人の事だよ」
と教えてみたところ、そうか、と頷いて

「そうか、おとぼけくんか」

と結論づけていた。そうか、ひきこもりは"おとぼけくん"か。響きは可愛らしいけど、けっこう辛辣な響きもそこはかとなく漂っているかもしれない。

3月8日 木曜日
久しぶりの回鍋肉。御飯が進みます〜。
ホットサンド(はむたまちー)
カフェオレ
ヨーグルト

木曜の朝は白い御飯と味噌汁、焼き魚の朝御飯にしよう、と思っていたのだけれど、
「えー、ホットサンドがいいなぁ、お母さん、こないだサンドイッチのパン、買ってたじゃん」
と息子。

最近、近所の大手スーパーでは「耳つきサンドイッチ用食パン」をほとんど扱わないようになってしまって(耳なしのはあるんだけど、それではホットサンドは作れない……)、ホットサンドをしようにもなかなかできなかったのだった。パン屋さんで買おうと思っても、サンドイッチ用のパンはあまり用意されておらず、切ってもらおうとすれば「すみません、今食パン焼きたてで薄切りはちょっとできないんです」と言われてしまったり。色々不遇な耳つきサンドイッチ用食パン……と思いつつ半ば無意識にそれを探すようにしていたのだけれど、一昨日の夕方寄ったパン屋さんの棚には12枚切り食パンが1つだけ置かれていたのだった。当然お買いあげ。

……で、「御飯と味噌汁」は明日の朝御飯ということにして、リクエストどおりホットサンドの朝御飯ということになった。半端に残っていた生ハムを使い、あとはマヨネーズ和えのゆで卵とチーズという組み合わせの「(生)はむたまちー」。
「今日のホットサンドは!ハムと卵とチー……」
と焼きたてのホットサンドをテーブルに並べて宣言しようとしたら、息子に
「言っちゃダメ!言っちゃダメだよお母さん!」
と息子にダメ出しされた。今日は何が入っているのかなー?と思いながら食べるのが楽しいのだそうで、ああ、それはつまり「今日のお弁当は何かなー」の気分と一緒なのかなと。

「今日の弁当の中身が何かは知りたくないから、俺は見ないっ!」
と、奇妙な上目遣いをして朝の台所にやってきていただんなと心境は同じなんだなと笑ってしまいつつ、今度からホットサンドのネタばらしは止めようと思った今日の朝。生ハムを詰めたホットサンドはいつものコンビーフ入りやポークハム入りのものより優しい味がした。

オニオンスープ(インスタント)
クルトンごろごろシーザーサラダ

ここ数日真面目に仕事ばかりしていたので、家の中が何だか荒れ荒れ。そういえば掃除もおざなりだったなと、午前中は気合い入れて掃除して洗濯して布団を干した。そのまま食材に買い物に行き、
「……たまにはちゃんとしたビール飲みたいかも」
とロング缶2つ籠に放り込んで、あれこれ買ってきた。

リーフレタスも安かったので、それを使ってお昼御飯はシーザーサラダ。焼き色がしっかりつくほどこんがり焼いたトーストを一口大に切って散らし、ボリュームのあるサラダにした。市販のシーザーサラダ用ドレッシングを使い、でもゆで卵やすりおろしチーズ、レンジでカリカリになるように火を通したベーコンを散らしてそれなりに凝った感じのサラダにしてみる。お供はインスタントのオニオンスープ。

もやしのナムル
回鍋肉
しめじと葱のスープ
羽釜御飯
ビール(キリン ブラウマイスター)

ほうじ茶
どら焼き

ここしばらく「献立スランプ」(自分が何を食べたくて何を作りたいのか今ひとつわからないという状態)が続いていたので、
「今日は……何が食べたいですかね?」
と家族に相談。一人は「マッケンチーズかクリームソースのスパゲティ」と言うのがデフォルトなので、もう一人に相談する気持ちで聞いた。
「……うーん、ボロネーゼ?肉団子のスパゲティ?」

トマト味のひき肉パスタが恋しいらしいような事を呟いた後、
「あ、やっぱあれだあれ、回鍋肉!」
回鍋肉が食べたいよ、と正式なリクエストを承った。うん、回鍋肉良いかもーとスーパーを見てきたところ、豚肉全品3割引だしキャベツ1玉89円だし、色々と嬉しい事になっていた。ただしピーマンだけは少しお高め。でも今日は回鍋肉決定。塩味のナムルが欲しいなともやしを買い、スープにはきのこを入れようとしめじも買ってきた。今日の夕御飯の支度はブロックの豚バラ肉を茹でることから。

何度も作っている回鍋肉、やはり薄切りになっている豚肉を使うよりバラ肉ブロックを茹でてスライスして作るのが圧倒的に美味しいと思う。スープ多め醤油多めの、甜麪醤は調味料の1/10量ほどしか使われていない、そして辛みもほとんどない(豆板醤の分量で調整するけれど、息子が食べることもあって我が家はほとんど入れていない)回鍋肉は、味噌っぽくも辛くもないけれどとても美味しい。今日もとても美味しくできた。

デザートにほうじ茶と、どら焼き。「ドラえもんとお揃いだから」という良くわからない理由で最近の息子はどら焼き好き。ぽつぽつ買っていて、我が家にはどら焼きが常備されている。いかにも蜂蜜たっぷりという風のしっとりした口当たりが私も大好き。

3月9日 金曜日
うっかり撮り忘れたので、ベランダで咲き始めたユキヤナギなど
豆腐と油揚げの味噌汁
御飯
納豆
麦茶

我が家の「納豆勢力」は2対1で「納豆好き」に有利な状況にあった……はずだったのに、息子、納豆が今ひとつ好きではなくなってしまったらしい。
「今日はお父さん朝ジムだし、かーちゃんと君で納豆の朝御飯にしようか?」
と声をかけたところ、
「んー……納豆、いらなーい」
と気のない返事が返って来ちゃったのだった。え、納豆嫌いですか?あんなに喜んで食べていたのに、一体どうして。

一気に「納豆好き」が劣勢になってしまったことを少々悲しく思いつつ、私は心おきなく納豆御飯。納豆飯と豆腐の味噌汁はよく似合う。

「サンジェルマン」のコーンパン
ミルクティー

「サンジェルマン」のコーンパンが余っていたので、オーブンで温めて昼御飯。仕事が良い具合に進んでいたので、卵料理なども作らずに焼いたパンをパソコン前で囓るにとどまった。紅茶だけはたくさん用意してお代わりしながらパンを囓る。

「サンジェルマン」のコーンパンはいつでも買えるのが嬉しい。味も悪くないと思う。表面に小麦粉が浮いた感じのちょっと粉っぽい食感が大好き。……でも、なかなか買えない「Johan」のコーンパンが少しばかり恋しかったりして。

茹で空豆
鰹のたたき
鮪のお刺身
とろろ
なめこの味噌汁
羽釜御飯
ビール(キリン ブラウマイスター)

ほうじ茶
「六花亭」のマルセイバターサンド

今日は息子の音楽教室。今日はまた隨分と寒いねと話しながら教室に向かった。
「寒いけど、もう春だよね?」
「ん、3月と4月と5月が春だから、今はもう春なはずだねぇ」
「じゃあお花見だねぇ〜」
「……お花見したいんだ?」
「うん。うちのー、あの四角い大きい弁当箱に色々詰めて、みんなで食べるんだ。桜の下で」

お花見お花見と毎年はしゃいでいるのは私だけじゃなかったんだと、ちょっとびっくりした。何のお弁当が良いかと聞けば
「んー……マッケンチーズ……はダメだよねぇ。じゃ、マカロニサラダとか」
などと言っている。……マカロニは必要なのね。

今年は開花が早いってテレビで言ってるし、もしかしたら音楽教室の発表会の頃が満開かもね?お花見行けるといいねと話しているうちに教室に到着し、発表会前の練習を今日もたいそうがんばっていた息子。「習い事をちゃんとやったご褒美」みたいなことは好きではないのであまりしていなかったのだけれど、
「……何か、お菓子でも買って帰ろうか。なんでもいいよ、お父さんとお母さんと、3人で食べられるものね、駄菓子みたいなのじゃなくて」
と、デパ地下をぷらぷら。

息子は和菓子屋さんが並ぶコーナーに「どら焼き!」と言いながら猛然と歩いていき、「お母さんは……生クリームのケーキがいいなぁ……」という私の意見をよそに、"マーガリンどら焼き"を買うことにしたらしい。家族の分、3つ買った。買った後に、ホワイトデー用の特設ブースに「六花亭」が来ているのを見つけ、マルセイバターサンドも購入。お菓子は責任持って息子が持って歩いてくれたので、私は引き続き食材を求めてデパ地下を歩いた。

今日のメインディッシュは鰹のたたきの予定なのよね、でも少し物足りないかも……と、マグロ屋さんで赤身のぶつ切りを購入。先週そのお店で買った中トロがあまりに美味しかったので、今日もつい夕方の割引セール対象になっていた鮪のお刺身盛り合わせも買ってきてしまった。山芋も安かったので、赤身は山かけにして食べることに。

鰹のたたきには玉ねぎスライスが良く似合う。春玉ねぎは柔らかくて水気も多く、ますます良く似合う。たっぷり刻んで、万能葱も添えた。鮪にかけたとろろはまだまだ残るような分量で準備したので、御飯にもかけて食べた。味噌汁はなめこ。

3月10日 土曜日
まーさ特製
ホットサンド(はむたまちー&コーン)
カフェオレ
ヨーグルト

ゆっくり寝ていよう、と思っていたのに、息子が思いの外早起きしてしまい、つられて私とだんなも早起きしてしまった。週末ならではの大量の洗濯物を洗濯機に放り込んで、朝御飯はホットサンド。「ベーコンもハムもないから、生ハムを使う」というのも贅沢な話だけれど、冷凍庫にはカルディコーヒーファームで時折まとめ買いしている冷凍生ハム切り落としが何パックも常備されている。手軽に保存できて、ちゃんと「生ハム」で、しかも価格は300円ほど。100g以上入っていてその価格なので、「100g800円」などの生ハムと比べると圧倒的に安く、塩気の少ないその味も気に入っている。

あとはいつものマヨネーズ和えにしたゆで卵とスライスチーズ。そして今日はコーンも少し散らしてみた。12枚切りの薄めのパンを使ったこともあってかなり具沢山気味に詰めてみたところ、出来上がりがかなり「ぱっつんぱっつん」な状態に。端から弾けそうなほどに具沢山なホットサンドは時間をかけて焼いたので中までしっかりアツアツだった。なんだか御馳走。

津田沼 「チャド」にて
 ランチバイキング \950

息子の音楽教室発表会が間近に迫ってきている。入学式の時のスーツがあるからそれで良いかと思っていたのだけれど、そんな服はもう全然入らないほどに息子は成長してしまっていたのだった。本人も「もう半ズボンはイヤだ」と言っていることもあって、じゃあ新しいスーツでもと今日は津田沼にお買い物に行った。

お昼の事は何も考えずにあれこれ買い物し、買い物途中で「ランチバイキングやってます〜」と配っているチラシを貰った。
「……インドカレー、ナンもドリンクも食べ放題飲み放題で980円だって」
「ナン、いいねぇ」
「こういうの久しぶりかもね」
と、そのチラシで場所を確認してそのお店に行ってみた。知らなければ絶対足を向けないだろう、小さなビルの2階にある小さなインド料理屋さんだった。テーブル席がいくつかあるけれど、それらは満席。バーコーナーのカウンター席だけが空いていたので、そこに3人並んで腰掛けた。

本当に小さなお店で、フロアの端っこに並べられた料理を取るのもひと苦労。次々と焼かれて出てくるナンとサフランライス、「チキンティカ」と説明書きのあったピリ辛チキン、刻みキャベツのサラダとスパゲティ。カレーはチキン、ダール、キーマの3種類で飲み物はアイスコーヒー、ウーロン茶、ホットとアイスのチャイだった。
「ハイこれ、焼きたてよー」
と店員さんが手元の皿にナンを1人2切れくらいずつ積み上げてくれる。ステンレスの小さなボウルに3種のカレーを持ってきて、ナンやライスに添えつつ食べた。カレーはどれもスパイシーでサラサラしたもの。優しい豆の味のダールマサラにはじゃがいもや茄子が入っていて、それが旨いね良い感じだねとだんなと話しつつあれこれお代わり。インド料理屋さんのタンドーリチキンはむね肉使用の事が多く、だいたいは脂っけが抜けてパサついた食感のものが多いのだけれど、この お店の「チキンティカ」はしっとりと柔らかく、中まで味が染みていてとても美味しかった。濃厚なチャイが飲み放題というのも嬉しい。

久しぶりにスパイシーなカレーとナンが堪能できて、良かったね良かったねと帰宅。早起きと満腹のせいですっかり眠くなってしまい、それから4時間ほど盛大な午睡をむさぼってしまったのだった。

だんな特製スパゲッティ アラ ボロネーゼ
ほうれん草としめじのソテー
ビール(エビス)

長い昼寝で、かなり変な夢を見た。いつも行くジムのプール、プールサイドに突然ラーメンの屋台がオープンしてそこが大人気になるという夢。変な店がオープンしたなぁとその店を眺めてジムの脱衣場に戻ると、知らないおばちゃんから
「あら、あなたプール行ってきたのね?あのラーメン美味しかった?」
と聞かれ、そのおばちゃんに限らずジム中の客がラーメンラーメン言っているという夢だった。……なぜそんな変な場所にラーメン屋さんが。

「……変な夢、見た」
と起きてみれば、もう6時を過ぎたところ。夕御飯はだんながミートソーススパゲティを作ってくれた。うきうきとした口調で
「まずはチョップドオニオンを作ることから始まるわ」
とか言っている。女口調で話すだんなに
「誰だよ」
とツッコミを入れたところ、即座に
「まーさ、すちゅわーと」
という返事が返ってきた。我が家のまーさ・すちゅわーと、楽しそうに米米CLUBのCD聞きつつ玉ねぎや肉を炒めている。SHAKE HIPを聞きながら中華鍋でミートソースを作るマーサ・スチュワートがどこにいるんだろうと思いつつ待つこと数十分、野菜の甘みが引き出されたとても美味しいミートソースができあがった。さすが我が家のまーさ・すちゅわーと。

昼にかなり食べたので、ちょっと軽めな量のスパゲティと、あとはほうれん草としめじのバターソテー、お供にエビス。ほらほら奥さん、こんなに玉ねぎ炒めたんだよ、と調理途中にまーさ・すちゅわーとが見せてくれた2個分のみじん切り玉ねぎは綺麗なきつね色になっていた。気合い入れて炒められただけあって、その玉ねぎの甘さがとても感じられるミートソースで、御馳走な夕御飯。

3月11日 日曜日
見た目はなかなか怖いけど、絶品の甘海老味噌汁
「アンデルセン」の
 マトゥンタート
 くるみパン
カフェオレ
いよかん

見慣れないパイが、昨日寄った「アンデルセン」の店頭に積まれていた。「人気No.1」とか何とか札が立っていたけれど、でもその店でそれを見たのは確か初めて。

なんでもベルギーのお菓子なのだそうで、
「濃厚なミルクのフィリングとサクサクのパイ」
という説明文に
「ミルクだって……」
「うん、美味しそう……」
と立ち止まる私たちだった。「チーズ風味」という説明もあったけれど、なにしろ「濃厚なミルク」という文字の方に釘付け。きっとミルクフランスのようなミルキーな練乳風味のクリームが詰まってるんだろうな、それはとても美味しそうだなと、朝御飯用に1人1つ買ってきた。あとは甘くないパンがいいねとくるみパンも。

……で、食べてみたこれ、結局「ミルク」というより「チーズ」な感じ。時々買っていた「クリームチーズデニッシュ」(←品名はちょっとあやふや)ほどチーズっぽくなく、淡い酸味が食べやすかったのだけれど、やはりこれは「ミルク」というよりは「チーズ」な感じ。
「チーズでしたね」
「うん、チーズでした」
美味しいんだけどね、でもこれはやっぱりチーズだよねぇ……と、「ミルクフランス」の味を想像していたと思われる私とだんなはほんのりがっかり。

インスタントラーメン(明星 背脂とんこつ)
麦茶

ラーメン食べたい食べたい、しかも「虎」じゃなきゃイヤだ、という風に話が盛り上がり、昼過ぎに家族で地元のラーメン屋さん「虎ノ穴」に移動。週末は(平日も)混雑するラーメン屋さんではあるけれど、今日の混雑は尋常じゃなかった。カウンターの席数と同じくらいの人数が店内店外にひしめいていて、こりゃ相当待ちそうだなと諦める。

行列に並ぶほどの根性のない私たちは、
「……じゃあ、家でラーメン作って食べようか、ひき肉とモヤシ炒めてさ、味噌バターコーンラーメンで」
とか言いながらラーメン屋そばの安売りスーパーに寄り、「……あ、変なカップラーメンがある」とか何とか言いながら結局カップ麺を買ってきてしまったのだった。息子は大好物の「赤いきつね」を手にして、それはそれで喜んでいる模様。

買ってきたのは、明星の「背脂とんこつ」という醤油味のカップ麺。顆粒スープと液体スープ、かやくなどなどの小袋がいくつも入っていて、だんなが手際よく湯を沸かして準備してくれた。カップ麺は手軽にできるからこそのカップ麺なのに、最近は小袋の数が尋常じゃないよねぇ……と、キッチンタイマーが5分を告げたところで液体調味料やら何やらを投入。だんなと2人して、
「あ、煮こごりみたいなのが」
と声を出しつつ、いかにも油たっぷりという風の調味料を溶いた。小袋が多いだけあって、最近のカップ麺の味は本当に複雑だ。液体調味料に背脂が入り、更に「カリカリ背脂」という感じの薬味までついてきて、全体的にコッテリした味のラーメンだった。

……でも、やっぱり「虎」が恋しいかもー。

デパ地下のお総菜いろいろ
 中華風焼き豚
 串揚げ(豚・うずら卵・豆腐団子・筍・はんぺんチーズ)
 グリーンサラダ・じゃがいもとコーンのサラダ
甘海老の刺身・ねぎとろ
甘海老の味噌汁
羽釜御飯
ビール(エビス)

毎週続く、息子の音楽教室発表会前特別練習。今日の練習は夕方5時を過ぎてからで、終わる時間はきっと7時かそれ以降かと予想された。
「きっとそのくらいの時間ならデパ地下で色々安売りされると思うし、夕飯何か買ってくるよ。揚げ物とか。コロッケとか串揚げとか天ぷらとか、その辺が軒並みすっごく安くなるんだよ、確か」
とだんなに伝え、息子と2人で出かけて行った。
昼の買い物で有頭甘海老を見つけ、
「じゃあ俺、甘海老の味噌汁と御飯の準備だけして待ってるね」
とだんな。

で、練習後の7時頃にデパ地下をぷらぷらしている私たち。週末は遅い時間でも客足が落ちないようで、平日の夕方に買い物するよりも安売り幅が小さいような感じだった。もっと安いと思ったんだけどな、ちょっと残念……と、それでも50%OFFくらいに赤札がついていた蟹のほぐし身とか、20%OFFくらいだった豚まんなどを買ってみる。夕飯のおかずは、当初の宣言どおりの揚げ物。「串揚げ全品105円」と赤札の立ったお店で、あれこれ買ってきた。元値が150円くらいで一番値下げ幅の大きかったという理由で「はんぺんチーズ」を選んでみたら、これが素晴らしい選択だったようでだんなにおおいに褒め称えられた。あとは皆が大好きなうずら卵とか、豚串とか。

「あとはサラダを買います」
と息子に宣言して、どれがいい?これがいい?それともこっちの店?といくつか眺めつつ、「X品目のサラダ」といった名前の具沢山なグリーンサラダと、息子のリクエストのじゃがいもとコーンのサラダも買って、大荷物で帰宅した。

今日の甘海老味噌汁は、アクをがんばってすくったから旨くできたよ?とだんながよそってくれた味噌汁飲みつつ、お総菜あれこれの夕御飯。甘海老の身の部分は普通にお刺身として食べて、頭の部分だけを味噌汁にする。食べるところは全然ないのだけれど、蟹椀に勝るとも劣らない素晴らしいだしが楽しめる味噌汁、時々ランチタイムのお寿司屋さんなどで見かけることがある。家で作ろうとしても、魚屋さんに「有頭甘海老」が出回る季節は限られているようで、なかなか家では楽しめないのだった。春先が旬なのか数日前からあちらこちらでよく見かけるように。

20〜30尾ほど入っていた1パック分の頭を全部味噌汁にしたので、汁の中には「甘海老の頭だけ」のものがいくつも沈んでいて、なかなか見た目はおそろしい。おそろしいけれどやっぱり美味しくて、旨いね旨いね絶品のだしだねぇとお代わりしてたらふく食べた甘海老の夜。