食欲魔人日記 10年5月 第1週
5月1日 土曜日
ばばーんと肉!という感じで(5人分のお肉〜)
「551蓬莱」の豚まん
プーアル茶

ちょっとのんびりめに寝ていた今朝、朝御飯は昨日買ってきた551蓬莱の豚まんをさっそく蒸して。
 
「大阪で買う豚まんはいつも同じクオリティだけど、東京の催事の豚まんは微妙にバラつきがあるよね〜」
なんて言いながら食べたのだけれど、今日の豚まんは良い感じに「アタリ」だった。皮の厚みも均一で、どこを囓っても「そうそうこれこれ」という感じ。
 
昨日の催事で見たガラス張りの調理場の中では、10人以上のスタッフがものすごい勢いで豚まんの仕込みをしていた。バットにどっさりとあの見慣れた豚まんのタネが詰められ、既に1個分ずつ同じサイズで取り分けられている生地を手にとっては上にヒダを寄せながら綺麗に包んでいく。
「あの、てっぺんのところが異様に厚くなっちゃう人もいるんだよなぁ」
と、自分ではとうていそんなに綺麗に包めないくせに、「今日のは上手な人だと嬉しいなぁ」なんて思って眺めていたのだった。
 
しかし、2ヶ月に一度くらいは東京の催事に出店するのに、いつ来ても30分待ち以上の大行列の551。
東京進出してくれると本当に嬉しいんだけどなぁ。

銀座 「矢場とん」にて
 みそかつ丼定食 1260円
 トッピングねぎ +52円
 矢場とん汁 +157円

「お出かけしましょう」「まずは銀座でスーツでもみましょう」と、身支度整えていざお出かけ。到着は既に12時を回っていて、
「私、親子丼食べたい気分なんだけど」
「僕は冷たいうどんが食べたい」
「だったらさぁ、デパートのお好み食堂みたいなところはどうかなぁ」
と、銀座三越に入ってみた。が、大規模な改装中ということで、"お好み食堂"は影も形もない。松屋はどうだっけ?と移動してみても、これという感じのレストランがない。
 
あらあら大変どうしましょう、と、あてもなく地上に出て、東銀座の方に向かって歩いてみた。ゴールデンウィークの銀座は当然ながらかなりの混雑。裏通りをぽてぽて歩いて、「魚久の粕漬けじゃなぁ、息子があんまり喜ばないだろうし」と話しながら歩いていて、「あ、あっち行けば味噌かつじゃん、"矢場とん"じゃん」と。
 
昨日のお昼もがっつりとしたフライの盛り合わせだったはずなのだけれど、そんな感じで結局待たずに入れた「矢場とん」に入ることにした。待たずに入れたのは幸運だったようで、お店を出る時には店頭に8人ほどの入店待ちのお客さんが。
 
久しぶりの八丁味噌だれのとんかつ、私は「みそかつ丼」でいただいた。「定食」にすると、味噌汁と漬物の他に「千切りキャベツ」もついてくる。更に数十円追加して刻み葱も添えてもらって、こってり濃いめの味噌味かつ丼をわっしわっしと食べてきた。丼も味噌味なら、千切りキャベツに添えるソースも「冷たい味噌だれ」、全体的に味噌味だ。口の中が全体的に、あの甘いような渋いような独特の八丁味噌の味と香りでいっぱいになる。でもその感覚が時々とても恋しくなる時があったりして、ちょっと恋しくなっていたタイミングだったのでとても満喫してしまった。
 
「漬物の代わりです〜」
と出てきたのが、生姜が効いている豚肉のしぐれ煮だったのが面白い。ここでも肉か!みたいな。

南青山 「Vino da BABBO」にて
 タラーリ(ウイキョウの香り・クミンの香り)
 前菜盛り合わせ(カプレーゼ・イワシの香草焼き・生ハム)
 ジビエのラビオリ アスパラとバターのソース
 スズキのグリル
 短角牛の塊焼き
 カツオと行者にんにくのパスタ
 ドルチェ盛り合わせ
     (ティラミス・バニラとキウイのジェラート・白いガトーショコラ)
 フレッシュレモン果汁のスプマンテ割り
 地ワイン飲み比べセット
 グラスワイン
 エスプレッソ

今日は、明日の午前中に参加するイベントへの移動の利便を考えて、新宿にお泊まり。1ヶ月以上前に予約してみたらゴールデンウィークとは思えない安価な価格で予約できたので、ハイアットリージェンシー東京にチェックイン。子供分のエキストラベッドも無料だし、朝御飯はついてないけど、明日の朝、自宅から出るよりはちょっとのんびりしてから出発できるのが嬉しいよねと、案内された部屋で数時間ごろごろしてみた。
 
チェックインの時にその場で入会手続きをしたゴールドパスポートメンバー、よくよく見ると内容がとてもお得。
 
年会費等は無料なのに、この会に入るだけでスパの使用料が無料、状況が許せばレイトチェックアウト無料、パンと飲み物のモーニングサービスが無料、ワークステーションでのコピーやプリンターの利用が可能……と、嬉しいサービスがあれこれついてくる。ハイアットグループのカードだから、同程度のサービスが他のハイアット系ホテル(すぐ近くにあるパークハイアット東京とか)でも受けられるらしい。
 
プール無料なんだったら水着も持ってくるべきだったかしらね、などと話しつつ夕方までベッドでごろごろごろ。部屋自体はかつての「小田急センチュリーハイアット」時代とそう大きく変わってなくて、バスタブなどもかなり時代を感じるものだったけれど、広いライティングデスクもそこそこのサイズの液晶テレビも、あれこれ快適なホテルだった。
 
夕飯は、南青山のVino da BABBOさんにお出かけ。
 
かつて「Cucina Tokionese Cozima」があった場所で、その後「Ristorante Delizia」を経て、つい先月「Vino da BABBO」にリニューアルオープンしたこのお店。人形町のPIZZA da BABBOと同系列で、オープニングの手伝いでもあるのか、人形町のお店から馴染みのマネージャーSさんが青山にいらしていた。スタッフも少し入れ替わりつつ、Cozima時代からの馴染みの方もいる。テーブルの配置や店内の飾りつけはぐっとカジュアルな方向に変化していた。ちょうど友人夫妻の都合がついたこともあって、御一緒にとわいわい5人でテーブルを囲んできた。
 
以前よりぐっとくだけた雰囲気になって、今回は特に取り分けて食べられるパーティーコースでお願いしたので、続々とやってくる大皿料理が壮観だった。ほの甘いレモン果汁で割ったスプマンテ割りをいただきつつ、突き出しの"丸めたグリッシーニ"風の「タラーリ」をつまむ。1つがウイキョウの風味、1つがクミンの風味。どちらもじんわりとスパイシーで刺激されてお腹もいーい感じに空いてきた。
 
大皿での前菜盛り合わせは、カプレーゼとイワシの香草焼き、生ハム。スタンダードなイタリアの前菜という風な冷たいプレートの後は、鹿肉のラグーを詰めたシンプルな外見のラビオリが。色鮮やかなアスパラを添えてバターのソースがかかっており、見た目はすごくあっさりなのにとても濃厚な料理だった。これ美味しい!と、あっという間に無くなった皿。
 
甘いトマトとサラダ野菜を添えたスズキのグリルは、あっさりめの味の仕上がり。
ちょうど「ゴールデンウィーク期間限定 利き酒ワインセット」という、4種のワインリストのうちから好みの3種を選んで1000円というプランがあったので、皆で適当に「私は123番かなぁ」「じゃあこっちは234番かな」などと相談しながら、自分が選択しなかったワインは交換しながら試してみた。
 
通常のグラスワインの半分の量で、小さめのグラスに入ったワインが一度に3種やってくる。同時に数種類のワインをお店で飲み比べるという機会はあまりないので、これはなかなか楽しい企画。
 
私が選んだのは、ヴェネトのマァジ ビアンコ(白)、マァジ ロッソ(赤)、カンパーニャのルナータ(白)。濃厚な口当たりなのに後口はやたらと爽やかな、不思議と軽い印象のワインがあったり、いつも勧めてもらう「自分好みのワイン」とはまたちょっと違った方向で楽しかった。
 
「こちら、焼き上がりました〜♪」と そして、
「こちら焼き上がりました〜」
と登場した、大きな肉塊は短角牛のロースト。
 
玉ねぎ、じゃがいもと共にい〜い感じに焼き上げたそれを塊のまま見せてくれ、豪快に1皿に盛りつけたのが今日の一番上の写真。
 
「肉!肉が来た!」
と、これでテーブルはすごい盛り上がりになって、1人3〜4切れ、厚切りにされたロゼ色の赤身肉をしっかり堪能させてもらった。皿の上には国産のオレンジと、粗塩と粒胡椒も添えてあって、それも好みでふりかけながら。
 
そして、一般的にはイタリア料理は「前菜が来て、パスタが来て、そしてメインディッシュの魚料理とか肉料理がやってくる」という流れだけれど、このお店では、メインディッシュの後にパスタをいただくのをお勧めされる(もちろんパスタを前にしてもらうこともできる)。
 
「カジュアルにワインと料理を楽しんでもらおう」という趣向の表れだと思うのだけれど、確かにワインがたっぷりあるうちに魚料理や肉料理をしっかり味わえるのは嬉しいことだし、日本料理の「お食事」に慣れている日本人なら「最後にパスタ」はあまり抵抗がないかもな、と改めて思った。
 
行者にんにくの香りが濃厚なパスタ いただいたパスタは、行者にんにくとカツオの具の、オイルベースのスパゲティ。上からはボッタルガパウダー(=からすみ)がふんだんにかけられていて、やや強めに効いた塩も「シメの御飯」代わりにちょうど良い感じだった。
 
全体的に「がっつりいきます!」という印象が漂う料理、ドルチェも当然のように盛り合わせで、ティラミス、キウイのジェラート、バニラのジェラート、ホワイトチョコレートを使った白いガトーショコラという豪華なもの。
 
私はキウイはそれほど得意ではなかったのだけれど、このジェラートはキウイ特有の青臭さがかけらもなくて、爽やかな甘さを感じるリンゴのような風味のものだった。最後にクッキーを添えたエスプレッソをもらって、3時間弱のお食事終了。
 
友人たちとわいわいやるのにぴったりな雰囲気だったし、お会計が驚くほど安かった(前Cozima、前Deliziaでも同じくらい食べてこれだけ安かった事はなかった、くらい)のも嬉しかったりして。
 
帰りがけにスピードくじを1人1枚。お店に食事に来たお客さん全員にひく権利があるキャンペーンだそうで、「当たるといいなぁ!」と欲望にまみれながら選んでみたら、「フルボトルワインを1本プレゼント」というチケットが当たってしまった。夕食時に使えるチケットなので、また近いうちに伺うつもり。ある程度人数揃えて伺いたいお店でもあるし、今度は誰を誘おうかなぁ。

5月2日 日曜日
たっべほうだい♪美味しい飲茶のたっべほうだい♪
西新宿「デニーズ」にて
 選べるサラダモーニング \500
     COBB料理長の具だくさんサラダ
     グリルドチーズサンド
 ダージリンティー \180

新宿のホテル、ハイアットリージェンシー東京で宿泊の朝。
昨日はほろ酔いな感じで部屋に戻り、入浴した後は早々にベッドに倒れてしまったので、目が覚めたのは朝5時半。また早起きしちゃったわ……と、窓の外を見てみれば、中央公園に人が続々と集まりつつあるところだった。数十分後にはおもむろにラジオ体操など始まって、なんだか不思議な気分の連休2日目。
 
今回はそう広い客室でもないし、バスルームだって「シャワールームが別」ということもないし、ごくごく普通のホテルなのだけれど、「やっぱりホテルが好き」と思ってしまう。何がそんなに良いのかなぁ……ベッド?枕?
 
今日はお昼に飲茶食べ放題ランチを予定しているので、ブッフェの朝食にすることもないでしょう、と、朝食抜きのプランにしている。当初は「あんぱんとか、デニッシュとか買ってきて、部屋でお茶でも淹れて食べればいいんじゃない?」という気分だったのだけれど、調べてみるとすぐ近くに24時間営業のデニーズがあることがわかり、「じゃあ朝御飯はファミレスのモーニングでいいかな」ということになった。部屋からもちょうどそのデニーズが見下ろせた。
 
なんとなく生野菜が恋しい気分だったので、選んだ朝食セットは「サラダモーニング」。サラダも数種類、具沢山のスープなどの中から選ぶことができて、アボカドや海老の入ったコブサラダにしてみることにした。選べるドレッシングもコブサラダ用のもので。
 
パンの方も選択できて、厚切りトースト、チーズサンド、ミニパンケーキ、ライスが選択肢。チーズサンドをつけてもらい、薄切り食パン2枚の間にスライスチーズがサンドされたトーストサンドを食べながらサラダをつつく。チーズやゆで卵も入っているサラダは期待以上に満足感があって、これで1人分500円ほど。パンと飲み物を買ってくるのと大差ない金額で温かい朝食セットが食べられるのだから、ファミレスの朝御飯は案外お得なのかもなぁ。

お台場 「ホテル日航東京」内「東宮」にて
 飲茶オーダーブッフェ \3675
 かめ入り紹興酒
 プーアル茶

そして新宿駅から埼京線に乗って東京テレポート駅を目指し、今日は初体験の「リアル脱出ゲーム」に家族で挑戦。何ヶ月も前からチケット取って楽しみにしていたイベントだ。
 
「脱出ゲーム」は、「閉じこめられた空間から脱出すること」を目的としたゲームで、多くは個人が運営するwebサイトにflashゲームの形で置かれていることが多い。ドアには鍵がかかっていて、室内にある意味ありげな机の引き出しや不思議な装置にもたいてい鍵がついていて、その鍵を1個1個探していきながら、最終的にその部屋から抜け出すことができれば成功……という感じのもの。
 
Neutralというサイトに掲載されている脱出ゲームがグラフィックが綺麗で仕掛けも実に凝っていて、新作をいつも心待ちにしている。「脱出」ではないけれど、決められた手順を踏んで完成型にもっていくというあたりに共通項があるEYEZMAZEというサイトに載るゲームも大好き。他にもあれこれ、リンク集を辿って「脱出ゲーム」をクリアしていたので、今回の"リアル脱出"はこれまでの評判を見ても良いものばかりだったし、楽しみにしていたのだった。
 
「複数人で知恵を絞って脱出する」というゲームの特性上、グループで参加しても中でバラバラにされてしまうのであるらしい。「それ、気が合わない人と組むことになったりしたら嫌じゃん……」と、そもそも脱出ゲーム自体、ほとんど全くやったことのないだんなはこのイベントの参加にちょっと後ろ向きだった。息子の方は、私のやっているゲームを横から見て「僕も、僕もやる!」というパターンであれこれ手を出していたので、むしろ参加するする!と非常に前向き。
 
息子は小学生だし(ゆえに子供っぽい、空気の読めない発言をすることもあるし)全く知らない大人と混ざってもむしろ迷惑かけちゃうかも、と、その旨受付で申し出たら、「お子さん1人につき大人が1人つく形なら」同じグループでも大丈夫、と言ってくれた。なので、経験者の息子と未経験者のだんなが組む形にして、私は1人でいざ知らない人と。
 
グループ分けは、受付をした時に渡されるカードの模様で振り分けられる。数人毎にグループ分けされ、総グループ数は20前後だったかと思う。フロアの入り口が閉ざされ、ゲームマスターの挨拶から「東京リアル脱出ゲーム vol.5 「マジックショーからの脱出」」が始まった……。
 
と、ここから先は、「イベントは5月5日まで続きます。全日程が終了した後は、どんなネタバレを公開していただいてもかまいませんが、それまではどうか秘密に」とのことで、内容は秘密。
でも内容はほとんど覚えているので、最終公演を終えたらこちらにネタバレ詳細レポートも記そうと思います。

 
 

私のグループもだんなと息子のグループも、すごくがんばって「いい線」まではいけたのだけれど、残念ながら脱出はできなかった。
「あー!そういうことだったかー!」と、最後の「ネタばらし」で頭を抱える人続出。これまでの十数回の成績をまとめると、脱出成功率は僅か1割ほどなのだそうで、これは確かに難しい。時間的制約もあるから、「やったー!これ解けたー!」と喜んだり、「さっぱりわからん!」と悩んだり、イベント時間中は体中から変な汁が出まくっている感覚だった。
 
元々パズル系が好きなだんなも、同行のメンバー構成も良かったことがあってか「すごく楽しかった!」と笑顔。息子も謎解き、あれこれがんばったらしかった。
 
あー、それにしてもなぁ、ほんと、あと2分余裕があったらクリアできた(かもしれない)のに、という絶妙なこのゲームバランス。ゲームマスターの方の説明なども非常に楽しく、頭の良い人たちが集まって考えたイベントなんだなぁ、という感じだった。
 
次回は京都で夜の学校からの脱出、東京は秋に「夜の遊園地からの脱出」の開催が予定されているとのこと。うーん、激しく楽しかったなぁ。また参加したい。
 
……で、この脱出ゲーに今日の夜参加の友人と、一緒にお昼。こっちはネタバレ的な事は口にできないから、
「脱出できました?」
「あははは、難しくてねぇ」
と、内容は口にせずに「楽しかった」「楽しかった」言いながら、予約していたお店に向かった。
 
ゴールデンウィーク中のお台場なんて、飲食店はどこもいっぱいだろうから予約しておかないと、と思って事前に探してみつけたのが、ホテル日航東京の香港飲茶フェア。香港のホテル日航の点心師が来日するとのことで、特別プランが色々用意されていた。中にはランチタイム限定の「飲茶オーダーブッフェ」というのもあり、値段は大人が3675円(私がJALカードを持っているのでそれの更に5%引き♪)というお手頃価格。内容も充実している様子だったし、これなら落ち着いて美味しいものを食べられるでしょう、と、予約しておいた。
 
全てオーダー制で、注文してテーブルに持ってきてもらうスタイル。選べるメニューは「その値段でこんなに?」というほど充実していて、こんな感じだった↓
 
■前菜類
 ・釜焼き叉焼
 ・蒸し鶏の葱香味ソース
 ・クラゲの前菜
 ・ピータン
 ・本日の中国漬物(生ザーサイ)
 
■スープ類
 ・四川風唐辛子スープ
 ・青菜入り玉子とじスープ
 
■小菜類
 ・芝エビのチリソース煮
 ・季節の野菜炒め(青梗菜の塩炒め)
 ・肉団子の甘酢煮
 ・豚スペアリブの黒豆蒸し
 
■揚げ物類
 ・チーズ入り春巻き
 ・カレー風味の春巻き
 ・香港式の春巻き
 ・変わり揚げ餃子
 ・揚げ花巻
 ・肉団子のから揚げ
 ・鶏手羽先のスパイシー唐揚げ
 
■饅頭類
 ・叉焼入り饅頭
 ・桃饅頭
 ・中国風蒸しパン
 
■麺飯類
 ・葱と叉焼のつゆそば
 ・黒胡麻入り担々麺
 ・四川風担々麺
 ・香港家庭風醤油焼きそば
 ・五目炒飯
 ・蓮の葉包み蒸しご飯
 ・干し貝柱と青菜のお粥
 
■鹹点心類
 ・芝海老の蒸し餃子
 ・韮入り蒸し餃子
 ・ふかひれ入り蒸し餃子
 ・豆腐焼売
 ・干し貝柱の焼売
 ・小龍飽
 ・大根餅の香り焼き
 ・芝海老のライスクレープ蒸し
 ・甲イカのライスクレープ蒸し
 
■デザート類
 ・タピオカ入りココナッツミルク
 ・杏仁豆腐
 ・マンゴープリン
 ・アイスクリーム
 ・シャーベット
 ・胡麻風味の揚げ団子
 ・ココナッツ風味の白玉団子
 ・マレーシア風蒸しカステラ
 ・シェフ特製中華菓子(クッキー)
 
更に、日替わりの「本日の点心2種・デザート1種」なるものもあって、今日は野菜の餃子と磯辺焼売、デザートはキンモクセイの香りのパイナップルゼリーが用意されている、とのことだった。90分の時間制はあるものの、これでもかー!と食べてきた。
 
「前菜欲しくない?ひととおりあってもいいよね?」
「蒸しもの外せませんよね、上から全部って感じ?」
とあれこれ話し合い。前菜を「1人2切れほどの分量で」とお願いし、点心は1個単位で頼めるので「上から人数分全種類持ってきてください」とお願いした。
 
スープも一人一つ、シメの御飯や麺は焼きそばや担々麺を交換しながら。揚げ物と饅頭類はほとんど全く頼めなかったけれど、餃子や焼売はどれも期待どおりに美味しいものだったし、小龍包もスープたっぷりの良い感じのもの。
 
「はいはいどんどん出ますよ〜」という風に続々とやってくる叉焼や蒸し鶏が、どれもしっかり美味しかったのも感動ものだった。餃子類の造型も実に美しくて、あれこれおしゃべりしながらの90分はあっという間。
ライスクレープ蒸し、腸粉  
ライスクレープ蒸し、"腸粉"を食べたのも久しぶり。
 
独特のテュルンとした食感の生地に、イカと海老それぞれがくるまれていて、イカの方はセロリも入っているようで、その組み合わせがさっぱりと良い感じ。
 
シメに、もの珍しさに頼んでみた黒胡麻の担々麺は、本当に見事なまでの「黒胡麻」で、真っ黒なスープはイカ炭のパスタを思い出させる深い黒。じんわり辛い肉味噌の絡んだ麺は、「やっぱり白胡麻の担々麺の方が軽くて良いかなぁ?」という思いもなくはなかったけれど、ホテルのレストランらしい、上品な味に仕上がっていた。
 
「……でね、デザートは、パイナップルゼリーと杏仁豆腐とマンゴプリンとココナツ団子とタピオカココナツミルク、食べるんだよ」
とメニューを見て呟いたら
「それで5人分全員分って感じ?」
と友人の声がかかり、
「ううん?全部私が食べます……って感じ?」
と答えたら、全員がのけぞっていた。
 
ひととおり皆で味見しつつ交換こして、でも私がメインに食べますよ〜と宣言のうえ、テーブルに続々とやってくるデザートたち。
手前がパイナップルゼリー、杏仁豆腐、杏仁豆腐、タピオカ♪  
「とか言いつつ、おゆきさんは途中で音を上げるだろう」と思っていたらしいだんなが、「うまーうまー♪どれお代わりしようかなぁ?」と"おかわり前提"で平らげ始めた私にあきれ顔だった。
 
だんなはまだまだ、私がどれだけ中華デザートが好きなのか理解していない。
 
とはいえ、実際、それぞれのデザート1人分は通常お店で注文して食べる分量の1/3くらいしかないから、マンゴープリンもせいぜいプッチンプリンサイズ。お団子の1つ頼めば1個だけ。
 
とろけるような食感の杏仁豆腐も、カスタードパウダー入りのねっちりしたミルク感たっぷりのマンゴプリンも、どれもこれもちゃんと美味しくて幸せだった。透明感のあるパイナップルゼリーは、どこか愛玉子のよう。キンモクセイの香りも加わって、とても上品なデザートだった。
 
で、結局だんながマンゴプリンをおかわり、私が杏仁豆腐をおかわり。
友人たちも決して小食ではないのだけれど、
「ほんと、最近、バイキングとかいっても元が取れなくなってきたのよね」
と呟いたら「いやいやいやいや。それで!?」と全力で首を振られてしまった。うん、まぁ、今日はよく食べたよね……我ながら。脱出で頭使って、遅めのお昼だからめっちゃめちゃお腹空いてたんです、実際。
 
食後、友人達が参加予定の脱出ゲームまでまだ4時間くらいあるしねと、2時間ほどボーリングをしてから解散。小学生の息子と私が良い勝負、だんなも今ひとつ不調なスコア……と、全体的に低レベルな争いを繰り広げつつ、最後はボーリング場脇にあったエアホッケー大会にもなって、体も胃袋も諸々疲れ果てて帰宅した。当然のように夕飯は何も口にできず、さきほどの飲茶バイキングが昼食兼夕食だったという感じで。

5月3日 月曜日
お疲れの今日は一日「一品もの」続き
うどん ひやひや
麦茶

昨日、ゆりかもめに乗って帰宅中、
「明日の朝御飯どうしようか」
と。夕飯も要らないというくらいにまだまだお腹一杯で、でもパンもないし、豚まんもちょっと違う気がしない?と。
 
「うどんはどうだろ……まだ"がもう"のだしが残ってるよ」
「……だったら、冷凍とかじゃなくて生っぽい麺茹でたくない?」
「新橋行ったらお店あるじゃん」
「……!そっか!」
 
だんなは東京に通勤で通う日々だから普段あまり意識することもないのかもしれないけれど、私は新橋あたりはそう頻繁に行くところじゃないから、「あー、旬彩館があるなぁ」と毎回思ってしまうのである。「うどん買って帰ろうかなぁ」と思うこと度々だから、「新橋に行く=美味しいうどんが買える」くらいの気持ちだったりして。だからうどんはどうかなぁと思ったのよ、と答えたら「おゆきさん冴えてる!」とだんなに褒められた。
 
でも、新橋到着は既に7時をまわった頃。アンテナショップもそろそろ閉店なんじゃ?と急ぎ足で向かってみたら、まだまだ絶賛営業中。午後8時まで営業しているそうで、お客さんもまだパラパラと訪れ続けていた。
 
香川と愛媛のアンテナショップなので、さぬきうどんの品揃えは文句なしに豊富。常温保存可能な麺も、冷蔵のものもそれぞれ多種類用意されていて、だし醤油もあれこれ揃っている。鎌田醤油の「かけだし」(濃縮じゃなくて、そのままかけるタイプの)があったので、試しにと買ってきてみた。うどんは「さぬきの夢2000」(←小麦の品種)使用なのだという日の出製麺の冷蔵麺。
 
小さな鍋、底にちらっと残るくらい牛すじ煮込みが残っていたので、それも温めて。冷たいうどんに冷たいだしかけて、刻み葱添えてつるつる食べた後に、揚げ玉少量バラッとかけて、カリカリした揚げ玉を啜り、最後におもむろに牛すじ煮をトッピング。すっきりした透明感あるだしが、一気に醤油煮込みの風味に変わって、目先を変えながら美味しくいただいた。
 
昨夜は夕食を摂らなかったので、すっかり空腹。
昨夜売り場で
「この麺、何人前なんだろ……300gだって」
「隣の袋が、230gで2人前とかってあるから……3人分弱ってところじゃない?」
1袋にしておくべき?それとも2袋?と悩んでいるだんなに「いいじゃない、全員"大"で」と、肩を押したのは私。
 
大で良かった。美味しかった。満喫した。
 
そしてこのアンテナショップに寄ったおかげで買いたい、買わなきゃと思っていた『超麺通団4』を無事買えちゃったのだった。帰りの電車の中で読み始めてしまい、「はりや」の大将のくだりで吹き出しそうになってしまったり。

吉野家の牛丼(並)
麦茶

さすがに昨日一昨日のお出かけで少々お疲れ。というか、足が筋肉痛なのだけれど、これは一体どうしたことか。ボーリングのせい?
 
お昼もなんだか「適当な感じでいいやー」ということで、買い物ついでに吉野家で牛丼買ってきた。どこぞの牛丼屋を真似したものか、「トッピング牛丼」なるものを販売中で、息子はチーズトッピングの牛丼を。私は普通に並サイズ。
 
葱味噌とかマヨコーンとか、3種類ほどあるそうだけれど、で、まだ食べたことはないけれど、吉野家のあの牛丼の味(醤油味醂こってり味じゃない、あの吉野家の味)にはチーズもマヨもあんまり合わないのじゃないかなぁと思ったりして。そういうのはむしろ、いかにもすき焼き風の方向の牛丼の方が似合いそうに思う。
 
でも、チーズ好きの息子にはチーズ牛丼はけっこうツボだったようで、「ん!いけるよこれ!」とけっこうな勢いで平らげていた。

だんな特製 ちゃんぽん
アイスプーアル茶

夕飯は、永楽製麺所の麺を使っての、ちゃんぽん。
 
シーフードミックスに豚肉にかまぼこ、キャベツにもやしに人参……と、あれこれ具を揃えて、だんなが中華鍋でザッシザッシと作ってくれた。今日は清々しいまでに一品料理だらけの一日。
 
基本の味付けは、麺と共に買ってきたごくごく普通のちゃんぽん用の顆粒スープ。具材を炒めて、湯と共にスープをそこに注いで軽く煮ると、具のだしでスープのインスタント臭さはかなり消えてなかなか本格的な味になる。野菜たっぷりで具沢山、麺は非の打ち所なく美味しいもの……という、幸せなちゃんぽん。
 
私は魚介系麺料理にはそれほど食指が動かないのだけれど(魚介が嫌いなわけではなくて、肉が熱烈に好きなだけ……)、でもちゃんぽんは美味しいなぁと思う。イカとかアサリとかのだしの旨味あってのあのスープの味だと思うし、キャベツやモヤシが入って、全体がまとまった感じになったのがすごく好き。
 
コシのある、普通の中華麺よりぐっと太めのちゃんぽん麺の美味しさも格別だった。

5月4日 火曜日
そろそろ終幕の「揚げ物フィーバー」
サンドイッチ
 ハムチーズ
 卵サラダ
 コーンレタス
 苺&クリームチーズ
カップスープcold (コーンポタージュ)
カフェオレ

この連休は毎日けっこうな陽気。桜が咲いた後に雪になったりした荒天が嘘のようにうららかな天気で、でも
「朝御飯、ホットサンドはどうかなぁ?」
とか言っている夫。
 
さすがにホットサンドはないんじゃないかしらねぇ、と、昨日代わりにサンドイッチ用食パンを買ってきた。今日もなんだか早めに目が覚めてしまったので、のんびり準備するかなと、あれこれ具の組み合わせを考えながら、とりあえず卵を茹でることから。
 
定番のハムチーズ、卵サンド(ゆで卵をマヨネーズで和えただけ)を2セットずつ。あとはコーンレタス(缶詰のホールコーンをマヨネーズで和えてレタスと共に)も2セット。ここでパンが2枚だけ余ったので、さてどうしようかなと、クリームチーズを苺ジャムと合わせてパンに挟んでみた。
 
お供に、先日買ってきたばかりのカップスープcoldを。
冷たい牛乳でのばしていただく冷たいカップスープだそうで、これからの季節嬉しいんじゃないかと買ってきたもの。やっぱり温かいお湯を注ぐタイプよりも少しばかり粉っぽさがあって、「まぁ、こんなもんかなー」という風な味だった。不味くはないのだけれど、これだったら、紙パック入りのコーンスープ買ってきて冷たいまま飲む方が美味しいしお手軽だし、という感じ。
 
サンドイッチは全部半分にカットして大皿に盛りつけ、「お好きなものをどうぞ〜」という風に。以外にも、一番手間にかからないハムチーズが大人気だったりするのだった。ハムチーズサンドだったら毎日用意してもいいよってくらいに簡単なものなのに、ねぇ。

銀座 「梅林」にて
 ロースカツ定食 \2700

天気に恵まれたゴールデンウィーク、今年はい〜い感じに5連休、うまくすれば11連休になるこの休みに、だんなは本日、職場の人の結婚式にお呼ばれ。
 
「ゴールデンウィークに挙式って、なんでそんな非常識な日程を?」と、招待状が来たとき(まぁ、旅行の予定とかは入れてなかったわけだけれども)に思わず「結婚式 ゴールデンウィーク 非常識」なんてキーワードでググッて憤慨していた私。
 
せっかくの良い天気、私と息子と2人で留守番しているのもね、と、お昼からの挙式のだんなと一緒の電車に乗って私と息子もお出かけした。銀座でもぷらぷらしようかと、最近「揚げ物フィーバー」中だった友人と待ち合わせて3人で「梅林」でとんかつを。
 
息子は大好物のカツ丼を、友人はヒレカツ定食、私はロースカツ定食。
一口サイズのカツが何個か盛り合わされたヒレカツの柔らかさも捨てがたいものがあるけれど、私はなんといってもロースカツが好き。あの、バボーンと厚切りの大きなサイズの、いかにも「とんかつ!」というあの外見がたまらない。
 
数年ぶりの梅林は、開店直後の早めのタイミングで入店したのにけっこうな混雑で、数十分後には店頭に行列ができるほどの相変わらずの人気っぷりだった。定食は御飯と赤だしの味噌汁、お新香がついてくる。御飯はけっこうなボリュームで、たっぷりのキャベツと共に、わっしわっしと肉にかぶりつく。とんかつといい、唐揚げといい、揚げた肉ってなんでこんなに美味しいんだろ。許されるなら毎日だって口にしたいところだけれど、そこらへんは大人だからそれなりに自重しているのだった。
 
脂の部分もちゃんと美味しい肉に、こんがり濃いめの色に揚がった衣。やや薄めな衣だから、外見よりはあっさりと食べることができた。チェーンのとんかつ屋であるような、「皿の上に小さな網、その上にカツ」という盛りつけはしていないから、最後の数切れになるとキャベツの水分と、カツの熱で皿側の衣がしっとり濡れてきてしまうのがちょっとだけ残念。
 
以前はここのカツ丼を頻繁に食べに来られる状況にあったけれど、最近はすっかりご無沙汰だったから、名店が変わらない美味しさだったのを知ることができて良かった。

稲毛 「テング酒場」にて
 塩キャベツ \294
 刺身盛り合わせ \399
 もつ煮豆腐 2×\368
 串(ねぎま) 2×84
 串(シロ) 2×\84
 串(皮) 2×\84
 ハムカツ \294
 茹で餃子 \294
 生ハムピザ \305
 塩むすび+味噌汁 \106
 ホッピーセット 2×\399
 ホッピー(おかわり中) 2×\210
 泡盛ロック(瑞泉) \378
 ウーロン茶 \210
……を、家族でもぐもぐ。

ランチ後は、新橋のカラオケボックスで3時間ほど熱唱(友人も1時間半ばかりおつきあいしてくれた……私と息子は放っておけば3時間は歌うから……)。
 
入店の手続きする時に
「本日は延長お受けできないかもしれません〜本日有明でコミケですので〜」
とスタッフに言われ、
「あ、そうですねイベントでしたよね。じゃあ最初から3時間お願いしときます」
とすんなり答えた後で、「……なんで"コミケ"で通じる客と思われたのよ」とイワイワとした違和感が去来した。
 
ボーカロイド曲歌いたさにjoysound指定したのが敗因だったかしら……と軽くショックを受けていた私。でも心中「でも今日はコミケじゃないよ……多分コミティアだよ……」と冷静にツッコミを入れていた私(いや、一般人には全てが"コミケ"なんだよね、わかります)。
 
歌い歌って、結婚式を終えただんなと合流できるかと思いきや、そちらはまだまだかかりそうな感じだったので私と息子は先に帰ってきた。窓あけて空気入れ替えて、洗濯物など畳んでいるうちに日も暮れて、だんなも帰宅。やっぱり結婚式〜披露宴出席は一日仕事だ。
 
夕飯は、だんなのお腹の空き具合も想像できなかったし(夕方くらいまで披露宴料理食べてくるらしかったから)、私たちもお昼にガッツリとんかつという流れだったから、「抜き……とはいかないかもだけど、軽くでいいなぁ、どうしようかなぁ」と思いつつ何も用意をしていなかった。
 
結局、「食べたいというより、むしろ飲みたい」と、駅近くの「テング酒場」にのんびりお出かけ。
 
ホッピーセット(ジョッキに氷と焼酎+瓶入りのホッピー)を頼んで、ホッピーをジョッキに注ぐ量を節制しつつ「中」(焼酎)おかわり。「炭水化物要らない……むしろ飲みたい」と泡盛ロックもいただいてしまいつつ、モツ煮込みつまんでみたり、塩だれキャベツをぽりぽり囓ってみたり。
 
そこそこの量の盛りの刺身盛りがたったの399円というお値打ち価格で、いつもはサラリーマンや学生でそこそこ混んでいるお店もゴールデンウィークだからかそこそこ空席がある。頼んだものもさほど待たされることなくテーブルに並べられ、軽めにつまんだ夕御飯。
 
すっかりいい気分になっちゃったものだから、
「コンビニ寄るよ〜、私がおごるよ〜」
と、ハーゲンダッツの新発売クリスピーサンドとか買って帰り、家でもふもふと食べたてみたり。「リッチキャラメル」、美味しうございました。

5月5日 水曜日
今日は洋食屋さん風のメニューが多かった一日。
卵パン
カフェオレ

昨日、カラオケボックスに行って予約端末をぽちぽちいじくっていたら、「歌唱指導」などというメニューがあって、「音痴を克服」だとか「ビブラート入門」とか、面白いものがあれこれあったのだった。誰かと一緒にカラオケ行ってるときにそれをやっても「なんだそりゃ」って感じだし、
「だからね、近々"影練"行こうと思うのよ、一人で。平日の昼間にでも」
と昨夜家族に話したところ、
「じゃあ俺らも"影練"!」
「ボーリングの影練するか!」
と、変な方向に「影練」話が盛り上がった。男たちはボーリング熱が再燃しているところらしい。
 
で、ほんとに今朝、
「朝6時過ぎたよ〜」
なんて息子がだんなを起こしに来て、
「よっしゃ!行くか!」
と、早々に2人して駅前のボーリング場に行ってしまった。まだ7時にもなっていない早朝影練。部活みたいだ。
 
すごいわ、2人ともやる気だわ……と驚きつつ、私はそのままベッドでごろごろしていた。なんとなく目も覚めてしまったので起き出してネットサーフィンしつつ、ごろごろと漫画など読んでいるところで2人が帰宅。開店直後だったろうパン屋さんで朝御飯も買ってきてくれた。
 
「サンジェルマン」の、私の分は卵サラダを詰めたお総菜パン。
すっかり体も温まったらしいだんなが、さっさかさーとコーヒーの準備もしてくれて、まだ時刻は8時を過ぎた頃。連休最終日は長い一日になりそうな感じ。

鶏肉のオーブン焼き
だんな特製オムライス
スプライト

今日はたいそう気温が上がり、半袖でも日中は汗ばむほど。
 
夕飯のお買い物に出かけて、お昼は簡単に冷凍ピラフとかでも良いんじゃない?とスーパーの冷凍ケースを覗いたところ、チャーハンやピラフと共に「チキンライス」の袋もあるのに気がついた。
「チキンライスかぁ……オムライスとか、良いね」
と言ったら、
「オムライスだったらチキンライスから作っちゃえばいいじゃん、うん、作れるって」
俺が作るよ、と、だんながオムライスを作ってくれることに。
 
400gほどの鶏肉のパックを買って、1/3量くらいはチキンライスに使うことにして、あとはオーブンで塩焼きに。
鶏肉と玉ねぎとミックスベジタブル入りのチキンライス。薄焼き卵でくるむタイプのオムライスではなく、盛りつけた御飯の上に半熟のオムレツを乗せるスタイルで、だんなが手早く作ってくれた。
 
冷凍ピラフとか買ってくるよりも材料費はお安く、しかも具沢山。ケチャップにょろにょろかけつつ食べるのが楽しかった。

だんな特製ミートボールスパゲティ
ツナコーントッピングサラダ
ビール(一番搾り)

今日はゴールデンウィークの遊び疲れか、ほんのり不調だったこともあって一日ずっとごろごろごろ。昨夜、なんとなく本を整理していて手にしてしまった『DEATH NOTE』を読み返しはじめてしまい、今日は一日全巻通しで読んでしまった。やっぱり私は前半の流れの方が好きだったなぁと思いながら読み読み。
 
今日の夕飯は、ミートボールスパゲティと、またまただんなが台所に立ってくれたメニュー。今日は朝から大活躍のだんなは、夕方から今度はミートソース&ミートボール作り。せめてもと、私はパスタ茹で上がり10分前に玉ねぎ刻んできゅうり刻んで、簡単なサラダを用意した。
 
うーん、なんだか、今日は私、「週末に家でごろごろしていてなんにもしないお父さん」的な状態。
「なにすればいいですかね?」という感じで台所うろうろして、洗い終わった皿の片づけなどしてみたりしていた。
 
今日のミートボールは肉、玉ねぎ、塩、以上!というシンプルなものにしたのだそうで、ねっちりみっちりと詰まった感じのする食べごたえのあるもの。いつも通りの、缶詰のトマトと赤ワインを使ったほんのり大人っぽい味のミートソースをミートボールと共に太めのパスタにたっぷりかけて、粉チーズばさばさ振りながらいただいた。
 
なんだか明日は月曜な気分になってしまうけれど、明日は木曜日。木、金と過ぎればまた週末。今度の週末こそなんにも予定がないけれど、また気持ちよく晴れると良いねぇ。
 
さて、無事に連休も終わり、最終公演も終了したようなので、先日行ってきた東京リアル脱出ゲーム vol.5 「マジックショーからの脱出」のネタバレレポートを以下に。参加時に、「公演中はネタバレ的な事をブログやtwitterに書くのは止めてください。公演が終わったらいかようにも書いちゃってください!」と伺っていたので、この日記をアップロードする頃ならもう大丈夫なはず。別ページにまとめてみました↓

 
 
5月6日 木曜日
生姜焼きが恋しくなっているところだったのでした
「551蓬莱」の豚まん
アイスプーアル茶

先日池袋の催事で買ってきた「551蓬莱」の豚まんで朝御飯。
 
ここ1週間ほどで一気に暖かくなってきたところで、
「そろそろアイスコーヒーとか用意しておいた方がいいよね」
「アイスティーもね」
という話は出ていたものの、まだ飲める状況にはなっていない。
 
今日のところは氷をピッチャーに大量に詰め込んで、熱いプーアル茶を一気に注いでアイスティーにした。コーヒーだったら丸1日くらい、お茶系(紅茶でも中国茶でも)は一晩くらい水につけておけば美味しく飲める状態になる。だんながアイスコーヒーの準備はしてくれたので、じゃあ私はお茶だなーと思いつつ、結局この朝食用に淹れたプーアル茶を別ポットに注いで粗熱とれてから冷蔵庫に入れることにした。
 
そんな感じで、そろそろドアポケットに大量のお茶とコーヒーが冷やされることになる季節の到来。

プチトマトとレタスのサラダ
ほうれん草とコーンの炒め
豚肉の生姜焼き
かき玉汁
羽釜御飯
麦茶

昨日、夫と息子は「影練だ!」とボーリングに行っていたので、では私も負けじと影練を!と、こちらはカラオケボックスに行くことに。
お昼前には開店しているはずの駅前のカラオケボックス、なのに時間になってもオープンしない。数分待ってみたけれど、入り口のガラスドアの向こうに人の気配すらない(準備をしているという気配が全くない)から、しょんぼりと帰宅した。ゴールデンウィークと週末の谷間の休日だから特別休業とかだったのかなぁ……しょんぼり。
 
せっかく午前中に仕事をがんばったんだけどなぁ……と、午後もうっかり仕事してしまいつつ、夕方から漫画『なるたる』を全巻一気読み。「後味が悪い(悪すぎる)漫画」として有名な作品だそうで、一度読みたいと思っていたところ、友人に借りることができたのでこの機に読んでみた。これがんもう、期待以上の陰鬱っぷりで、多感な年の頃に読んでいたら引きずられてしまいそうな鬱々とした展開。「世界をゆるがす不条理なナニか」が出てくるあたり、エヴァンゲリオンっぽくもあるのだけれど、エヴァを遙かに上回るエグい描写が山盛りだった。
 
お食事前に読む本じゃなかった……と、読んだタイミングを軽く後悔しながら夕飯の準備。
 
シンプルな、わっかりやすい味の生姜焼きが恋しい気分だったので、「こっくりめに味つけて、その分、量は軽めで」を目指しつつ、生姜をゴリゴリすりおろして醤油と味醂の味付けで。生姜焼きと言えばキャベツを添えたいではあるけれど、まだまだキャベツは高値なので、それよりは買いやすかったほうれん草を冷凍のコーンと共に塩バター炒めにして肉に添えた。
あとは至極適当に、サラダとかかき玉汁とか。
 
相変わらず、平日のだんなの早い帰宅は絶望的な状況が続いているので、息子と2人の夕御飯。
配膳はおおむね息子の担当で、最初は「ただ運ぶだけ」くらいな感じだったのに、「箸の向きはこう、おつゆと御飯の配置はこう、で、最後におかずが来るんだから、そのあたり考えて並べておいて欲しいな」などと何度か教えていたら、文句のつけどころのない配膳をしてくれるようになってくれて、すごく助かっている。
 
生姜焼きは、そうそうこれこれというこっくり味に出来上がった。御飯と一緒に食べるとうまーだけど、やっぱりほうれん草よりキャベツを買ってくるべきだったかな。生姜焼きのたれ吸ったキャベツって異様に美味しいのよね……。

5月7日 金曜日
友人のモルディブみやげは、なんだか懐かしいような味でした
チリドッグ風ホットドッグ
アイスカフェオレ

先日だんなが作ってくれたミートソースを使って、今日はホットドッグ。
炒めたロングウィンナーをドッグパンに挟んで、温めたミートソースをどっさり乗せたらシュレッドチーズもこぼれない程度にこんもりと。大人の分にはチリパウダーをパラッとかけてから、オーブンに入れた。
 
いよいよ季節到来、と、用意のできたアイスコーヒーも食卓に出して、今日からカフェオレもアイスで飲めるようになった。
こんがり焼けたホットドッグと冷たいカフェオレで、なんとなく気分の良い朝。でも午後からは雨になるらしいんだよねぇ……。

豚しゃぶサラダ
ツナとルッコラ、プチトマトのパスタ
アイスティー

昨日行けなかった分、今日カラオケ影練に!?と思いつつ、今日はあれこれやることが終わらなくて外出はしないまま夕御飯。
 
冷蔵庫にサラダ野菜の残りもあるし、ルッコラとトマトもあるしで、ありものをささっと料理してしまうことにした。
ルッコラとトマトでシンプルなパスタにすることにして、肉っ気がゼロなのも寂しいからサラダに茹でた薄切り豚を乗せて冷しゃぶサラダに。友人にもらった海外土産のツナ入りの調味料を使ってみることにした。
 
モルディブ土産です〜、と、先日会った時に貰った、見たこともない食べ物あれこれ。
綺麗なバティックでくるまれた箱に入った紅茶と、綺麗な模様のお芋のチップ、乾燥パセリのようにサラサラとした細かいツナのチップ、そしてツナの瓶詰め……と、
「ちょっ、これ、どうやって持って帰ってきたの?うちにだけお土産買ったわけじゃないでしょうに」
と、笑ってしまいながらありがたくいただいた。
 
モルディブはマグロを捕るし、よく食べもするらしい。名物、なのだそうだ。謎めいた調味料は、英語で材料の記載もあって、それを見るとツナフレークをベースに、揚げにんにく、唐辛子、ハーブ類などが入っているらしい。水分を抜いたパサパサとしたもので、色といい食感といい「ふりかけ」のよう。でも唐辛子入りだから、そのまま食べるとじわっと辛い。マグロの旨味もちゃんと感じられて、最近流行の「食べるラー油」の方向性とちょっと似ている風にも感じた。
 
「パスタ、アーリオオーリオベースだし、これちょっとふってみても面白いかも……」
と、今回、試しにパスタに入れてみることに。
 
オリーブ油で薄切りにんにくを炒めて、2つ割にしたプチトマト加えてざっと炒めた後にこのツナフレークを大さじ1ほど入れ、パスタの茹で汁をお玉に1杯。沸騰して少し水分が飛んだところで茹であがったパスタをルッコラと共に投入してざっと絡めてできあがり。唐辛子1本入れて作った時のパスタくらいの、程良い辛味がついた。ツナの旨味と共ににんにくの香りも増量。
 
うん、炊きたて御飯にも似合いそう、サラダのトッピングとか、スモークサーモンにちょっとかけて食べるとかでもいいかも……と、愉快な調味料の使い方を考えつつ、言われなければ「モルディブの調味料使いました」なんて絶対わからないだろう、ちゃんとまっとうな味に仕上がったパスタをツルツル食べた。
 
フランスのゲランドの塩とか、中国醤油とか、異国の調味料が何かとある(面白がって、つい輸入食材屋などで買ってきてしまうというのもあり)我が家だけれど、地味に使い勝手が良いのがAriscoのにんにく入りの塩。だんなが海外出張の折に買ってきてくれたものだけれど、塩+にんにく+玉ねぎが基本で、それに唐辛子が入っていたりハーブが入っていたりするものらしい。適当に炒め物などに使っているけれど、良く言えば旨味、悪く言えば雑味があって、ちょっとばかり仕上がりが複雑な味になるのが気に入っている。ペナッペナしたプラスチックの容器に入っている割に分量がたっぷりだからなかなか減らなかったりして。

5月8日 土曜日
盛岡名物「じゃじゃ麺」の昼御飯。
「アンデルセン」のハムチーズパン
ハニトー風トースト
アイスカフェオレ

昨日は、習い事に行く息子におつかいを頼んだ。
「パン、買ってきてくれる?朝御飯用」
「了解!」
「あ、ミルクフランスは、今回は止めてね」
「!!!!」
ミルクフランスだめ、と言った途端にしおしおしおしお……としょんぼりした顔になる息子。なんで君はそれほどまでにミルクフランスが好きなんだ……。
 
なんだか甘いパンという気分じゃないし、今は家に甘いおやつがあれこれある(デパートの催事で買ったバームクーヘン、結婚式の引き出物菓子、お餞別にとだんながもらってきた揚げ饅頭、などなど……)からせめて朝御飯は甘くないものの方が良いと思うのよね、と、
「だから、1人1個の……そうだなぁ、チーズパンみたいなパンと、あと、食パンも買ってきて。スライスしてない、かたまりのやつ」
と息子にお願いしてみた。
 
しおしおしながらも、「了解〜」と出かけていった息子。帰ってきたその手には「アンデルセン」の袋があって、中には山形食パンが1本と、ハムチーズパンが……2個。「1人1個……」と思いながらトレイに乗せて、食パンもその「1個」に入れてしまったものであるらしかった。お父さん:チーズパン、お母さん:チーズパン、ぼく:食パン1本、みたいな。……変だろう。それはなんかちょっと違うんじゃないだろうか。
 
「なんか……1人1個だと思っていたら、そうなっちゃった……みたい?」
と、買った本人も不思議そうな顔をしていた。お母さんも不思議だよ。
 
というわけで、半端な個数のチーズパンは、半分に切って4切れにしてオーブンへ。食パンは端から厚さ10cmくらいのブロック状に切って、ふかふかの面を上にして格子に包丁入れてバターを乗せ、これもオーブンでじっくり焼いて「ハニトー」もどきに。卓上で各自好き勝手な感じにパンをちぎり、そのまま囓ったりはちみつかけたりして食べた。

じゃじゃ麺
カクテルチューハイ

一昨日あたりから冷蔵庫にあるのは、盛岡冷麺と"じゃじゃ麺"のセット。
 
だんながデパートの催事に「ぴょんぴょん舎」が出店しているのを知って、そこに行った友人に「一緒にお願い」と頼んで買ってきてもらったものなのだそう。先日の5連休直前に買ってきてもらって職場に置いて、そのまま持って帰るのを忘れて5連休に突入してしまった。日持ちするみたいだし連休明けに持って帰ってくればいいよね〜、なんて話していたのだけれど、「要冷蔵」だったらしい。
 
「おゆきさん……冷麺の袋が、なんか膨れてパンパンになってる……」
という恐怖の報告を貰い、「それはもうダメなんじゃない?絶対ダメなんじゃない?」と話しつつ、それでも持ち帰ってきてくれたのを見たところ、冷麺の袋がこれ以上なく膨らんでいた。麺とキムチが、もう「発酵しまくってます、醸されています」という状態。スープは大丈夫そうな気がしないでもないけど、麺とキムチは明らかにアウトでしょう……と、廃棄。
 
"じゃじゃ麺"の方も、麺の袋こそ膨れていなかったけれど、暖かい場所で麺の表面の粉が吸われてお団子のような感じになってしまっていて、これもアウト。こってり味の肉味噌とスープの方は大丈夫じゃない?と、冷凍うどん買ってきて"じゃじゃ麺"(もどき)を食べることにした。ああ、冷麺ダメになっちゃって残念だったねぇ……。
 
じゃじゃ麺」は、盛岡三大麺料理のひとつ(残りはわんこそばと冷麺)なのだそう。
中華料理に「ジャージャー麺(炸醤麺)」というのがあるけれど、それとは似て非なる盛岡独特の食文化らしい。麺は黄色みがかった中華麺ではなく限りなく「うどん」に近いもので、麺を食べた後に「チータンタン(鶏蛋湯)」というお楽しみがあるのだとか。
 
ほんもののじゃじゃ麺は、これほどに太い麺ではないそうだけれど、ともあれ、皿に茹でたうどんを盛り、パッケージに指示されていたとおりに刻み葱と刻みきゅうりをトッピング、その上に肉味噌をペソッと大さじ2ほど添える。
 
ジャージャー麺は、麺は冷たかったり温かかったり色々あるけれど(夏に冷やし中華のような感覚で冷たくして出すお店が多いような印象がある)、じゃじゃ麺は、温かい麺がデフォルトなのだそう。茹でたての麺を、茹で汁がまだ少し絡んだような状態のものを皿に盛りつける。
 
全体をよーく混ぜて、おろしにんにく、おろし生姜、ラー油、酢などを適宜加えつつ食べる。私の知るジャージャー麺よりも肉っ気が少なく、より「味噌」っぽい濃厚な味の肉味噌で、じんわりとした辛さもあった。うん、美味しいかも。うどんというのが、馴染み深くて良い感じ。
 
で、こちらサイトで紹介されているとおり、皿底に残った肉味噌で「チータンタン」をいただくのがお約束。
 
肉味噌に生卵を割り落とし(肉味噌足りなかったら追加して)、よ〜く混ぜてから、お店の人に「チータンタン」とお願いすると、そこにスープをじゃばーと入れて渡してくれるのだそう。今回は、セットの中に濃縮スープが入っていて、「同量のうどんの茹で汁で割れ」と書いてあった。熱い汁を注ぐので卵がかき玉汁のように固まって、これにまたおろし生姜やラー油などで好みに味をつけつつ啜る。
 
盛岡は母の郷里の秋田からそう遠くない(というか、秋田新幹線ができる前は必ずここで乗り換えなければいけない駅でもあった)のに、観光らしい観光もしたことがなくて、「じゃじゃ麺」なるものを食べたのはこれが初めて。秋田では「稲庭うどん」も有名だし、東北にもうどん文化は割と強く根ざしているのであるみたい。美味しかった〜。

スティックきゅうり with じゃじゃ麺味噌
もやしと焼き豚の和え物
回鍋肉
茹で豚と椎茸のかき玉汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

お昼前にだんなと2人、図書館行ってスーパー行ったら、これがたいそう蒸し暑い。
「半袖Tシャツで暑いんですけど!」
と話しながら、
「じゃあ夕御飯はビールが美味しく飲める献立にしよう」
ということになった。
 
で、「回鍋肉(ホイコーロー)」。
 
塊の豚バラブロックを茹でて、茹で汁は肉の端切れと椎茸と溶き卵で簡単なスープにして、やや厚めに切った茹で豚をキャベツ、ピーマンと共に甜麪醤ベースの調味料で炒め合わせる。もやしは茹でて刻んだ焼き豚少量と合わせてノンオイルの市販の中華ドレッシングで和えて、あとはお昼の残りのじゃじゃ麺味噌にキュウリをつけて。
 
回鍋肉の辛みは少なめにした(でも、唐辛子入りの塩と"桃ラー"を少し入れていた)ので、卓上で調整できるように"桃ラー"出して、結局もやしにも回鍋肉にも桃ラーをつけて食べるというダメな展開に……。
 
こっくり味の中華炒めはビールにも勿論、御飯にも素晴らしく似合ってしまって、かなり危険な感じだった。

5月9日 日曜日
にんにくの!オイル焼き!
「魚久」の白味噌漬(沖目鯛・鰆)
卵かけ御飯
茹で豚と椎茸のかき玉汁
麦茶

昨夜は日付が変わる頃まで友人たちとやいやいメールのやりとりをしていて(美味しいもの食べに行こう!となると俄然テンションが上がる私たち……)、気がつけば0時半。同じタイミングで、このサイトで『もやしもん』の作者、石川雅之がペン入れ光景をライブ配信しているというのを友人に聞いて、寝る間近に
「ちょ!オリゼー描いてる!直保も!!」
とたいそう萌えてしまった。プロのペン入れ、すごかったわぁ……。
 
というわけで、今朝は軽く寝坊して9時過ぎに起床。一緒になって夜更かししていただんなも、それから数十分して起きてきた。
 
「朝御飯どうする?食パンあるし、豚まんもできるけど……あと、卵かけ御飯とか」
と言ったら、息子がすごい勢いで「TKG!」とリクエストしてきた。そうね、卵かけ御飯、久しぶりだったよね。
 
ちょうど昨日、卵の特売があって2パックも買ってきたばかり。買ってきたばかりのをさっそく使うことにして、昨夜のスープを温めなおし、あとは「魚久」の粕漬けも炙って。
 
卵かけ御飯にはこれが似合うはず!と、いかなごのくぎ煮と"桃ラー"も出して、適当に添えつつ食べる。いかんなー、卵かけ御飯そのものだって美味しいのに、更に美味しいものトッピングしたら3膳4膳といくらでも食べたくなってしまうなー。
 
そういえば、"桃ラー"人気に乗じて、ラー油全体の売れ行きが好調だとか。「食べるラー油」繋がりでか、中華調味料の「香辣脆」まで売れているらしい。だったらもうXO醤でもなんでもアリだなぁと思ってしまいつつ、普通のラー油はへんこのが私はお気に入り。へんこは飽きがこないけど、正直なところ、"桃ラー"はちょっと飽きてきた気もする。印象が強すぎる調味料は、その分飽きも早いのかも……なんて思ったりして。

「御門屋」の
 揚げまんじゅう・揚げもち
抹茶入り玄米茶

夕飯は「焼肉でも行くか!」ということになった。
朝御飯も遅かったし、じゃあ昼御飯はスルーして代わりにおやつを食べよう、ということで、野球中継(阪神vs広島戦)見ながらお茶を淹れて。
 
だんなが先日、職場でもらってきたのだという揚げまんじゅうは、「御門屋」というお店のもの。目黒の地蔵通りに本店があるらしく、都内のデパ地下、駅ビルなどにも出店しているらしい。箱の中には、レトロモダンな包装がとても素敵な揚げまんじゅうと揚げもちが入っていた。
 
揚げまんじゅうは、普通のと黒胡麻まぶしの2種類。まんじゅうは手頃な大きさで、さして油っこいということもなく、こしあんの味も濃厚ながら上品。揚げもちは塩味と醤油味、試しに醤油味を開けてみたら、これも止まらなくなる美味しさだった。食べきりサイズに小分けパックになっているのも嬉しいしセンスが良いなと思う。
 
「……ふーん、品川のecuteとかにもあるんだね。知らなかった〜」
あそこでもここでも買えるじゃん、またこのおまんじゅう買ってこよう……♪と思いながらつい熱心にもぐもぐもぐ。

津田沼「しちりん」にて
 牛ホルモン盛り合わせ \871
 ホルモン3点盛り(シロ・カシラ・ハラミ) \682
 中落ちゲタカルビ \630
 牛トロホルモン \609
 牛ハラミ \787
 新鮮生桜肉刺し \609
 あらびきウィンナー \420
 にんにくオイル焼き \420
 ナムル盛り合わせ \399
 韓国海苔 \315
 豚茶漬け \399
 鮭茶漬け \367
 野菜スープ \315
 半ライス \157
 ホッピーセット 3×\399
 ホッピー(替玉) 3×\315
 コーラ \210
 
津田沼「ハーゲンダッツショップ」にて
 3フレーバー \500
     (バニラ・ハニーミルク・クッキー&セサミクリーム)

今日が母の日だから、というのは関係あるようなないような、「焼肉食べに行こう!」「久しぶりに"しちりん"行こう!」という展開になっていた今日。テレビでの野球観戦が終わった後、身支度整えて、電車に揺られて津田沼へ。
 
しちりん」は、ホルモンメニューが充実した、炭火の焼肉屋さん。お刺身やおつまみメニューも豊富だから、その気になれば焼き物抜きで楽しむこともできるけれど、やっぱり卓上にしちりん置いて、あれこれ炙ってのんびり食べるのが楽しいお店。
 
おおむね値段はお手頃で、名物はなんといっても「にんにくオイル焼き」。自分でのんびり焼いても良い(というか、普通は自分で焼く)のだけれど、これを網に乗せてしまうと肉を焼くスペースが半減してしまうので、1人〜2人くらいでのんびり飲むならともかく、家族3人でしちりんを囲む時にはかなり窮屈。だから我が家は「焼いてもらえますか?」とお店に頼んで焼いてもらうことがほとんどだ。追加料金なしで、ホクホクと栗のように甘く煮えた絶妙のにんにくと、にんにくを取り去った後のにんにく風味オイルで焼く卵焼きも出してもらえる。
 
息子にはカルビと粗挽きウィンナー、ポテトサラダあたりを注文してやりつつ、大人は「やっぱりモツでしょ、モツ」と、牛ホルモンの盛り合わせとか、ハツやコブクロ、シロにテッポー……と、好みのものから選べる3点盛りなどをあれこれ注文。牛トロホルモンがとろける口当たりでなんとも幸せだったので1皿おかわりしてしまいつつ、お供にホッピー。
 
「ビールの代用」と思って飲むとホッピーは「なんじゃこりゃ?」という風に思うものかもしれないけれど、私もだんなもホッピーが大好き。あまりクセのない、強い香りのしない焼酎をジョッキに入れてホッピーで3倍くらいに薄めて飲むと、適度な炭酸とほのかな苦みがなんとも良い感じ。低カロリー、プリン体ゼロというオマケもついてくる。真夏の最初の一杯はやっぱりビールが恋しくなるけれど、
ホッピーセットもらう→ジョッキに注ぐホッピーを半量くらいで止めておく→「中」とか「玉」とか呼ばれるお代わり焼酎をもらう→残ったホッピー注ぐ
という風に、ちょっと濃いめにして飲むと、「ぐいぐい飲めて、しかもけっこういい気分になれます」という楽しみもあったりする。
 
今日も、最初にホッピーセット(ジョッキ入りの焼酎と瓶で出てくるホッピー)をもらって替え玉ももらって、それで1人2杯。ちょっと物足りなかったので更にホッピーセットを1つと替え玉をもらって、それはだんなと半分こした。ジョッキに注がれてくるホッピーが1杯100ccくらいはありそうだったから、1人300ccの焼酎を飲んだことになるわけで、そりゃ帰り道上機嫌なうえに財布の紐もゆるんでいたはずだわ、という感じ。
 
「ハンカチ買いたいと思ってたんだよね」
というだんなにつきあって、お店からぽてぽて歩いて大型スーパーに向かい、併設のお花屋さんの花苗コーナーであれこれ物色。ほろ酔いでの良い気分もあいまって
「バジル買うよ……あと、セージでしょ、タイムも欲しいかも」
「おゆきさん、パセリも売ってる。……それよりトマトか茄子の苗買わない?」
と、自制心も財布の紐もゆるみ気味で、あれこれ購入。
 
当初のお目当てだったハンカチも買い、ついでに息子とだんなは「旅行に持っていけるね」と夏用の帽子を新調。
駅前のハーゲンダッツでスリーフレーバーフェア最終日だったので、各自好みのものを2フレーバーずつ選んで2カップもらってもぐもぐ。
 
私のカップはバニラとハニーミルク、新発売のクッキー&セサミクリームという、全体的に真っ白な選択になってしまって、「どっちがバニラ?」とカップを覗き込みながら食べた。セサミクリーム、かなりしっかりと「白胡麻!」という風味。きなこと黒蜜かけて食べたい感じの、かなり好みなアイスだった。
 
「カラオケも行く?カラオケも行っちゃう?」
「もう9時だし、この時間はめっちゃお高いからダメ」
「そっかーダメかー」
と、最後まで盛り上がりつつ、帰宅。これというイベントのない、でも楽しい週末はこれでおしまい。