食欲魔人日記 10年8月 第5週
8月30日 月曜日
朝昼兼用、ねぎとろいくら丼
ねぎとろいくら丼
牛肉とわかめの韓国風スープ
麦茶

私も気にしていたのだけれど、「最近朝御飯、パンばっかりだね」と息子。
 
うどんとか、あと豚まんとかも食べたくないわけじゃないけど、朝からコンロに火を入れると屋内の気温がいきなり上がってしまうから(オーブンを使うのはガスコンロと比べるとそれほどでもない)、なかなかできないんだよねぇ……などと話していたら、昨日一人でお買い物に行ってくれていただんなが、まぐろのすき身を買って帰ってきた。更に、いよいよ出始めの「生すじこ」も。
 
「奥様、これで朝御飯にねぎとろいくら丼はいかがでしょう」
前の晩にスープ多めに用意しておけば翌朝温めるだけで良いし!と、だんなはたいそうやる気。生すじこを触るのは久しぶりだなぁと、昨日ほぐして醤油と酒に漬けておいた。
 
市販のいくらとは味も食感も違った感じになる自家製いくらは秋一杯のお楽しみ。1粒1粒の皮がパリッと厚めに、ムチムチとした感じに仕上がる自家製いくらは、初めて食べた時は「市販のと全然違う……」と、馴染みのない食感に驚いたけれど、今はむしろ市販のいくらを買う時に「自家製のが食べたいなぁ」と思うようになってしまった。昨日の夕方に仕込み、今日のお昼頃にはめでたく食べ頃に。
 
だんなは朝ジムで早朝出かけていったので、私と息子は朝昼兼用の遅めの朝御飯で良いねと、朝御飯というにはかなり遅めの時間にのんびりねぎとろいくら丼を用意した。まぐろのすき身を御飯に乗せて、醤油を回しかけてから揉み海苔を散らす。自家製いくらをこんもり盛って、上から刻み万能葱をたっぷりかけたらできあがり。
 
明日まで夏休みの学校も多いのだろうけれど、息子は今日が夏休み最終日。
一応宿題はひととおり片づいたようだけれど、「パソコンで作ったレポートプリントアウトしてなーい」「雑巾足りなーい」と、予想の範囲内ながら今日はばたばただ。
 
遅めの朝御飯と前後して届いた今日の野菜セット「ベジタS」は
 モロヘイヤ1把・キャベツ1玉・蓮根2節・かぼちゃ1/4個・茄子3本・オクラ1袋・だだちゃ豆1袋
という感じだった。
 
蓮根、かぼちゃ、茄子というあたりが「そろそろ秋?」という印象。しかし、またモロヘイヤが来てしまった……。どうしようかな、ツナと相性が良いらしいからツナと合わせてオムレツとか、普通におひたしとか、そんな感じで食べようかしらん。

生ハムを乗せたアルフレッドソースのペンネ
秋野菜のグリル バルサミコとねぎのソース
チューハイ(ネクターサワースパークリングピーチ )

買い物に行かなかった今日、届いた野菜と、あとはありもので済ませようと、冷蔵庫に半端に残っていたClassicoのCreamy Alfredoソースを使ったペンネを用意。上に、これまた半端に残していた生ハムをトッピングした。
 
昼にがつんとマグロやイクラを食べたので、あとは軽くて良いなぁと、届いた野菜を炙って食べることに。
 
スキレットで適当にスライスした茄子とかぼちゃ、蓮根、丸のままのオクラを軽く焦げ目がつくようにこんがりと焼いて、オクラは焼けてから縦半分に切って皿に盛りつける。少しだけ煮詰めてハチミツを少量混ぜたバルサミコ酢を上から少量かけて、万能葱の刻んだのをバラッとかけてできあがり。
 
本当はこれらの野菜、キャベツやらカリフラワーやらと一緒に蒸籠で蒸して葱だれ(長ねぎの刻んだの+胡麻油+塩+好みでラー油)で食べたいなと思ったのだけれど、メインがパスタなのでそんな感じにしてみた。蒸し野菜はまた改めて明日か明後日にでも他の献立と組み合わせてみようかなと。
 
息子と2人の夕御飯、野菜をじゅうじゅう焼いていて、「……あ、お酒も飲みたくなってきた……」と、急遽冷蔵庫から出したのは、以前だんなが買ってきてくれていたネクターサワー。不二家のネクターをそのまま使ったサワーだそうで、笑っちゃうくらい、まんまネクターの味だった。
 
桃系のチューハイは香料臭さが鼻について苦手なものが多いけれど、これはたいそう素敵な味。今度自分でも探して買ってきてしまいそうな予感。

8月31日 火曜日
今日は野菜をどーんと食べましょう、ということで
うどん(ひやひや)
麦茶

数日前、ふと思い出して「買い置きの常温保存うどんがあったんじゃなかったっけ」と調べてみたら、ちょうど今月下旬に賞味期限がきていた松岡のうどん(これ)を発見。3ヶ月以上常温保存できるうどんだから、賞味期限を数日オーバーしたところで全く問題はなかろうとは思ったけれど、今日食べてしまうことにした。
 
薬味は刻み万能葱だけ。濃縮だしは記載通りの分量に氷水を用意して割り、麺を茹でている間冷蔵庫に入れておいた。表示通りに十数分間麺を茹で、ザカザカ流水で揉み洗いして2玉を3人で分けて食べる。
 
いよいよ息子は今日から学校で、私は今日から再び毎朝6時半起床の日々。
朝早く茹でるうどんだったら外気温もさほどじゃないだろうし、室温も急上昇しない……といいなぁ……という希望的観測はどこへやら、今日も外は朝からすさまじい蒸し暑さ。居間から寝室まであっという間に気温が高くなってしまった。……やっぱり涼しくなるまで朝食にうどんや豚まんを考えるのは封印しとかないといけないらしい。

蒸し野菜のねぎ塩だれ&ラー油
かじきまぐろの照り焼き丼
小松菜と油揚げの味噌汁
アイスウーロン茶

昨日届いた野菜、「蒸して食べたいなー」と思っていたので本日の夕御飯に決行。
 
1人分を1つの蒸籠に、くし形に切ったキャベツ、茄子、オクラ、蓮根、かぼちゃ、しめじ、と、手持ちの野菜をあれこれ詰め込んでみる。で、あとは十分ばかり蒸すだけ。蒸している間に長ねぎを刻んで塩と胡麻油で和えて「ねぎ塩だれ」を用意した。好みで添えられるようにと醤油とポン酢とラー油も準備。
 
とにかく今日は蒸し野菜メインで、と思っていたので、肉や魚のメインディッシュは抜きで、代わりに小さな魚の照り焼き丼と具沢山の味噌汁で。かじきまぐろはスキレットでこんがり焼いてからバターと醤油と蜂蜜を絡めて照り焼き風にして、そのタレごと御飯に乗せる。味噌汁の具は小松菜と油揚げ。
 
「あぁ!今日の夕御飯って、焼売?」
と、湯気をたてる蒸籠を見てすごく喜んだ息子だったけれど、「うんにゃ、これ、野菜。蒸し野菜」の私の返事にものすごく落胆ぶり。しかも今日は肉じゃなくて魚が出るとあって、ますます彼にとってはがっかりな献立だっただろうところ、
「これ、この御飯、"バタしょ"の味がする!」
と、丼の味付けにはすごく御満悦だった。
 
野菜はもうちょっと固めに、野菜の歯ごたえがしっかり残るくらいで蒸し時間を止めたかったのだけれど、今ひとつ見定められなかったみたいで、かぼちゃや茄子がちょっとばかりクタクタな感じになってしまったのが残念。その代わり、蓮根はホクホクに、キャベツもやや柔らかめながら甘さが引き立つ蒸し上がりになっていて、「あー、蓮根もっと蒸せば良かったー」と思いながらもぐもぐ。