アイス烏龍茶
金曜日に作ったカレーがやっと無くなる。
最後のカレーはカレーうどんにすべしという定理がある我が家では、定理にのっとり朝食に食す。
かつおだしが効いてるつゆは、今回は少々濃いめ。じゃがいももにんじんも肉も煮崩れてほろほろになっており、だしと長ねぎと何とも合う具合になってしまっていてちょっとシアワセ。
かぼちゃの甘辛煮
キャベツと卵の醤油炒め
紅玉りんごのコンポート
ビール
パック寿司
ごぼうのサラダ、ポテトサラダ
などなど
本日は、なんでも記念日なんだそうである。今日は"問題なければ"社員全員午後半休、という、そういう日なのである。
でも私は問題があり、というか午後に顧客と約束を入れてしまったのでオシゴトだ。しくしくしく。
そういう次第で、ちゃんと弁当持参で会社に来たのに、11時過ぎから社内の空気は宴会だった。机に新聞紙を敷き、紙コップをならべ、買出し部隊が出動し。12時の鐘が鳴るころには、すっかり仕事机が宴会対応になってしまっていた。
12時10分、乾杯。居残り部隊の私も何故かビール缶を持っている。なぜだ。
そして皆と顔をならべつつ、弁当を食べる。ならべられた寿司もついでに食う。サラダもいただく。
12時半になる頃は、すっかり平日の昼とは思えない赤ら顔の同僚らが高笑いしていた。
そしてこの文章を書いているのは午後の4時。
10人の島で机に座っているのは私1人。
周囲を見渡すと、電気が消えてるシマまである。平日の昼の営業部がこんなでいいのかなーと困惑しつつ、私ものんびりしているのだった。
蔓つき干し葡萄
サーモンと帆立貝のサフランマヨネーズ焼き
東京キャベツのキャベツコロッケ、メンチカツ
蒸し南瓜のにんにくだれ
酢油キャベツ
牛筋煮込み
づけ丼
胡麻入りけんちん汁
ビールたらふく
紅玉りんごのコンポート
お茶
本日突如、だんなの友達M井さんが遊びに来ることになる。目的は良い具合に煮えている牛筋煮込みと邂逅するためらしい。
出来合いのものやら買い置きのチーズやらを総動員して、とりあえずの宴会準備。ついでに慢性的野菜不足になっているらしいM井さんの為に「うさぎさん対応」と称して酢油キャベツ(=コールスロー)やら蒸し南瓜やらも準備する。
午後7時15分、宴会開始。
500ml2缶と350ml3缶のビールを空けつつ、楽しく飲み会。
午後10時過ぎまで喰い飲みしゃべり、「うさぎさん対応」だったキャベツ半個近くを使った酢油キャベツもほとんど無くなりお開きとなった。
家にお客が来るのは、やはり楽しいのだな。
ツナマヨネーズ
ベーコンチーズ
カフェオレ
良い天気なのである。
しかも昨日騒ぎすぎて、すっかり疲労かつほんのり二日酔いで良い感じにだるいのである。
果たして、だんなまで昨夜から「明日は休んで、ごーろごろ〜♪」などと不謹慎なことを言っているのである。
そして、困ったことに我が家では、一方が考えている内容は図らずももう一方にも伝播してしまっているのである。。
空は秋晴れ、外気も適温。
会社お休みしてふらふらと自転車こいで遊びに行ってしまう我々なのであった。
石焼きビビンバ
ユッケビビンバ
「石焼きビビンバを食べよう」
これが今日の第一義の目的である。
ちなみに第二義は「有明のロボットショウを見てみよう」だった。
昼前に台場に着き、フジテレビ前にある「炉や」に入る。
確か一昨年あたり、石焼きビビンバが食べたいと妊娠中にも関わらず自転車こいでやってきたのが最初である。主商品の炭火焼肉も悪くなかったが、石焼きビビンバが何気に美味しくて、すっかりお気に入りなのであった。
メニューを見ると、10〜3月限定の「ユッケビビンバ」なるものもある。目的の石焼きビビンバと両方頼み、だんなと二人で半分こ。
石焼きであろうが、ユッケであろうが、ビビンバというものはまず盛大にかき混ぜることから全てが始まる。ぐっちゃぐっちゃぐっちゃといい加減見た目がヒサンになった頃に、本当の美味が訪れるのである。
石焼きビビンバはキムチたっぷり、コチジャンたっぷり。熱くて辛くてハヒハヒだ。
初体験のユッケビビンバはひんやり冷たい。そして甘い。浅めの陶器のどんぶりに冷たいご飯とナムル。頂上にてんこもりになった生々しく赤いユッケと真ん中に卵の黄身。辛さは全然無く、肉であり卵であり飯であり野菜であり、なんともシアワセな丼であった。
香港セット
チーズ春巻
胡麻団子
杏仁豆腐
アイス烏龍茶
マクドナルドの
玉菓子
食後はビッグサイトで開催中のロボットショウに向かうも、入場料が1000円もするというのであっさり断念。隣接するファッションタウンをぺれぺれと歩き、疲れたところで一休みする。
中華っぽいのが食べたいね、ということで、中華ファーストフード「Marcy’s」に。チェーン店だか何だか知らないが、「包饅頭(パオマントウ)」などという魅惑的なメニューが並ぶ。
私はおやつ3種が入る「香港セット」なるものを頼み、だんなは「角煮包饅頭」と「牛肉ラーメン」、ドリンクのセットなどという食事じみたものを注文した。つい2時間前にビビンバかっこんで満腹などをほざいていた人物のやることであろうか。……人のことは言えないけれど。
全体的にチープなチープな味である。そのくせ不味くない。ていうか、美味しい。
ラーメンに入る牛肉煮込みは八角の香りがぷんぷんするし、2種類の胡麻団子はくるみあんと黒胡麻あんと別れているし、妙に美味しい。ちょっとヒット。
で、再びそぞろ歩こうとしたところで、見慣れぬポスターをだんなが発見。マクドナルドの新デザート「玉菓子」とある。「とろーりカスタード」などと書いてある。3個で150円。……気になる。
速攻で買い求め、ついつい食べてしまう我々であった。
口にすると、「ミスタードーナツの味だ」と何故か思う。皮はさくさく、中は宣伝通りとろーりカスタード。
なんか食べてばっかりだな、今日は。先へ進む。
Cafeteria COME COME EVERYBODYにて
バナナチョコ生クリームクレープ
ジンジャーエール
本日最後のレジャーは唐突にボーリング。ヴィーナスフォートを尻目にネオジオワールドに入り、3ゲームほど楽しむ。
私はボーリングで3桁点になったことがない。端的に言って、「どへたくそ」である。だんなに教えを乞い乞い、なんとか「ガーターにはしない」という段階まで上達した。こうなってくるとボーリングも少々面白い。2X年生きてきて、初めてボーリングが面白く感じたという記念すべき日になってしまった今日である。
記念すべき日を記念して、ゲーム後にカフェテリアにてクレープを食す。
食しまくりである。ちょっと満腹である。
栗入りどらやき
お茶
昼から喰いつづけでさすがに食欲が無い。
生協で麺を買ってくると、だんながおたふくソースで炒めて焼きそばにしてくれた。
昨日あれだけ食ってしまったので、本日体重1kg増は覚悟すべきである。
だが現実は1.2kg減。ミラクルだ。
昨夜より、私は苛烈なゲーリーに悩まされていたのであった。
下腹部がしくしくと痛み、布団から抜け出して便器と友好を深めること2度。七転八倒して朝を迎えると、見事に体重減少しているのであった。嬉しいけど嬉しくない。
理由はなんだ?昨日のユッケか春巻きか胡麻団子かクレープか焼きそばかどら焼きか。それとも単なる食べ過ぎか。強靭な胃腸を誇る私にとって屈辱なことこの上ない。
朝食もろくに食べられず、仕方なしにヨーグルトなぞ食ってみる。うう、屈辱。
酢油キャベツ
つぼ漬け
で、朝ベッドで七転八倒している間に、だんなはお弁当を作ってくれていたのであった。
昨夜から牛肉をたれに漬け込み、カルビ焼き丼。付け合わせは一昨日の残りの酢油キャベツ。んでもって隅っこにつぼ漬け。
腹は痛いがとりあえず美味しくいただく。腹痛と食欲は目下のところ相関関係が無いらしいのである。
アイス烏龍茶
「はらいた」継続中の私を心配し、だんなが早々に帰宅して鍋焼きうどんを作ってくれる。
買い物袋の中には鶏肉、海老の天ぷら、えのきだけ、そして「なると」まで入っており、彼の熱意のほどが伺える。
私の病人対応食を作るというより、「鍋焼きうどん」が作れるというのでわくわくしているように取れるのは私だけか。
ともあれ、本日はあつあつの鍋焼きうどん。
はふはふと美味しそうに食べるだんなは、やはりとてもシアワセそうである。確かにとっても美味しかったのである。感謝。
カフェオレ
腹くだしの効果あらたか、ダイエットは順調である。厚切りトーストとカフェオレが本日の朝ご飯。
グリュイエールチーズサンド
カフェスムージー
本日午後は会社の健康診断。昼食抜きで検査に臨み、終了後にふらりとサンドイッチを食べに行く。
身体測定の結果を鑑みて、本当はチキンソテーサンドあたりにしたかったのをチーズサンドで押さえておく。更に飲み物をペリエあたりにすればパーペキだとも思うのだが、ついつい「新発売・スムージー」の文字に惹かれてカフェスムージーを。
サンドはフランスパンの間にチーズが挟まれ生ハーブ(タイム……かな?)が少し散らされている。食いちぎるのに労力とテクニックが要るシロモノで、一人壁際の席に座って悪戦苦闘する。
にんじんのグラッセ
茄子とピーマンの炒め チーズかけ
キャベツのカレースープ
ご飯
ビール、アイス烏龍茶
夕飯は何にしようかなー……とレシピデータベースをいじくっていたところ「コールドポークのトンナート風味」なる妙な名前のものを発見。材料を見たら買い置きのもので作れるものだったので、おかずはこれに決定。しかし「トンナート風味」とは一体ナニモノか。地名か人名か、はたまた食材名なのか。一人「豚那亜斗」などと当て字をして喜んでいる木曜の夕暮れである。
で、実のところは「焼き豚のツナソース和え」だったのであった。豚かたまり肉を焼き(あるいは茹でて)皿に盛る。ソースはツナ缶にマヨネーズとレモン汁、ウスターソースとブランデーを合わせるのみで、これを肉にかける。仕上げにケッパー飾ってできあがり……って、OH、ケッパー飾るのを忘れてしまったぜセニョリータ。
で、冷蔵庫内からひからびかけた茄子やらピーマンやらが発掘されたので、にんじんと共に添えることにしてみる。
1本と半分余っていたにんじんを全部グラッセにして、茄子とピーマンはオリーブ油で炒めて塩胡椒して仕上げにパルメザンチーズをかけて混ぜるだけ。チーズが溶けてちょいと焦げたところで皿に移すと香り豊かで良い感じ。
ご飯
アイス烏龍茶
牛筋肉の仕込みをしたのが先週末。
毎日火を通していたこともあり、いい加減トロトロのドロドロのぐちゃぐちゃに成り果てた肉の残りを食す。脂だか肉だか筋肉だかもうすでにわからないようなシロモノに葱ふって七味唐辛子かけて。
あまり見た目麗しい食べ物じゃないけど、夫婦して、「いやーん」「ゼラチンですよぉ」「とろぷるよぉん」などと奇声をあげつつ食卓に臨むのであった。
なんでもダイエーホークスが日本一になったそうである。
私にとっては日本シリーズもMVPもさして興味のある対象ではないのだが、だんなにとってはホークス優勝は関係あるらしかった。フォルクスがお安くなるからだ。
で、昨日の夕刻にだんなからメールが届いたのであった。
>今日ダイエーが勝ったら、明日Sくんと一緒にフォルクスに行く予定です。
>というわけで、ダイエーが勝ったらおべんと不要だよー。
>ていうと下ごしらえの都合があると思うから、もしダイエーが負けたら、明日のおべんと
>はたらこおむすび弁当つくったげる、ってあたりでどうでしょう(^-^; ご検討くださいませませ。
だ、そうである。そんなに好きか、フォルクス。
そして私はどうやらホークスの運命に左右されず、金曜日の弁当はたらこおむすびになる宿命を背負ってしまったようなのであった。
昨夜9時過ぎ。ホークス勝利ほぼ確定というところで、だんなは台所に立ってせっせせっせとたらこおむすびを作っていた。
「たらこの味を満喫してもらいたくて、ご飯をたらこまぶしにして、しかも中にも入れたんだよ〜♪」
と妙にゴキゲンなだんなは、
「海苔はパリパリのを巻いていただくために、別添にして添えてみました♪」
とラップにくるんだ別添の焼き海苔までひらひらさせている。
「海苔がくしゃくしゃにならないように、ちゃんとおべんと袋のポッケに入れておくね〜♪」
……私よりも主婦に向いているよ、君。
そして話は今日に戻る。
いつものお弁当袋のいつものお弁当包み布の中にはホイルにくるまれたおにぎりが3個入っていた。ポケットにはちゃんと焼き海苔が綺麗に6枚入っている。
ほぐしたらこで全面的にピンク色になっているご飯の中には、更に塊のたらこがころころと入っていた。塩の加減もいい感じ。
今ごろだんなはフォルクスでステーキでも食っているんだろうな、と思いつつ。
R1/Fの
広東風ポテトサラダ
ビール
アンテノールの
シュークリーム
レモンタルト
カフェオレ
金曜だというのに、午後5時から仕事が入る。
息子の迎えをだんなに頼み、お仕事終えて夕飯を銀座で仕込んで帰宅。夕方のデパートは相変わらずパラダイスで、今日も私は割引の誘惑に負けて寿司の詰め合わせなどを買ってきてしまった。10月下旬でこれが最後と月替わりサラダを購入し、ついでに「秋の限定モンブラン!」なんちゅー文字にもあっけなく誘惑されてモンブランと自分用のレモンタルト、ついでにシュークリームなども買って帰宅する。
寿司は北海なんちゃらフェアの、あなご寿司セット。やりいかとあじとねぎとろ巻きが入っている。穴子がふくふくと柔らかくて穴子溺愛家の私はちょっと嬉しかったりなんかして。
9時半過ぎ、起床。
昨日の昼、ダイエー優勝セール中のフォルクスで行ってきたであろうだんなは、
「ステーキは、おゆきさんと行くと思ってハンバーグを食べてきたんだよ」
などと言っておったので、本日の昼に最寄りのフォルクスに出向くことに決定。しかし2日も続けてフォルクス行って飽きないのだろうか、私の伴侶は。
サーロインステーキ160gセット
昼前、優勝セール中フォルクスにて400円ほど割引になっていたステーキセットを食す。サラダバーつき。ついでに割引していたジョッキビールまで飲んでしまい、安いのか高いのか全く分からなくなってしまった中、ご機嫌にジョッキを傾ける我々である。
息子には「おこさまハンバーグセット」を。ドミグラスソースかけハンバーグとふりかけご飯、フライドポテトにグリーンサラダ、オレンジにヨーグルトがついている。ちなみに100円の「おこさまドリンク」なんてのもある。お子さまランチは何故こんなに旨そうに見えるのか。大人用セットにもヨーグルトが欲しいぞ、なんて思ってしまう私は精神年齢が低いのであろうか。
アイスコーヒー
夕飯は軽やかに(どこがだ)カルボナーラ。
だんながベーコンを切り、チーズを削りして作ってくれる。
ところで、先日、片手で胡椒が挽けるペッパーミルを購入してしまった。逆さにしてふると塩も出てくる高性能のやつである。これで料理がぐんとしやすくなったので、ちょっとシアワセ。
欧風カレー
アイスカフェオレ
今日は、横浜にお出掛けである。
9時前に起床、レトルトカレーなぞを食してさっそく出発。
dancyuウィーク期間限定レストランにて
アラスカ・シーフードのピアット ウニコ
グラスワイン
本日は横浜桜木町、クィーンズスクウェア内横浜東急にあるdancyuショップのイベントに参加するのが目的なのであった。
メインは15〜16時に開催される、レストランアクアパッツァ料理長の日高良実さんの講演会。このチケットを貰うべく、11時開店早々にチケットを求めて横浜にやってきたのである。テーマは「A Taste of Alaska by Acqua Pazza」、アラスカの魚介を使った料理の提案、というやつらしい。
チケットを無事に入手し、期間限定で開かれていたレストランで昼食を取る。アクアパッツァ協賛の料理となったら、食べないわけにいかない。しかもなんだか安そうだ。
「ピアット ウニコ」(ピアット=皿、ウニコ=1つ、の意味で盛り合わせ料理、の意味)は1200円。ついでにカルフォルニアのシャルドネグラスワインが200円。昼間からワインのグラスをいただきつつ、大きな皿にかぶりつく。
内容は、
パセリソースと生トマトソースつきのボイルガニ
サーモンフライとトマトのパニーノ
鮭のパスタサラダ
鱈とじゃがいものケッパー風味のサラダ
秋きのこのピラフ
の5点。
ピラフあり、サンドイッチ(パニーノ)あり、おかずもたっぷりで壮観な1皿である。
子供の手首くらいはありそうな大きな蟹の足が3本乗っており、これににんにくの効いたパセリソースとケッパーがたくさんはいったトマトソースをつけつつ食べる。蟹を食べると、何故皆無口になるのだろうか。この時の私たちも間違いなく無口であった。
パニーノは、クルミ入りの歯ごたえのあるパンにカリカリに揚げられたサーモンフライが挟んである。厚めに切ったトマトと、ルッコラに似た茎の赤い野菜が挟まれており、思う以上に食べ応えがあった。
美味しく昼食をいただいた後は、午後3時からトークショー。
「イタリアンと魚介について」などと雑誌に書いてあったので、しゃべりっぱなしの純粋なトークショーかと思ったが、パスタソースの説明があったり、3種類のパスタの試食があったりと、思った以上に濃い内容。
曰く、パスタを茹でる時は10倍以上の量の水を用意し、1%の塩を投入する、だとか(300gのパスタは3000ml=3リットルの水で、30gの塩を入れることになる)、にんにくは必ずしも最初にフライパンに入れるものではなく、刻みにんにくの場合は後からの方がよい、だとか。
トークショーの後は質問コーナーもあり、あまり無い機会だと思ってアクアパッツァの料理そのものについて質問してみたりした。
その後の「書籍買ってサイン会」にまでちゃっかり参加している私である。いいの、ミーハーなの、私。
で、期間限定のお土産も売っている。試食で出てきた「鮭と秋のきのこのパスタソース」「鱈とネギ、ピーマンのパスタソース」「蟹の少し辛いパスタソース」の3種類。これらが瓶詰めになってそれぞれ1500円前後。
全部購入し、重くなった荷物を引きずり桜木町を後にする。
夕飯は中華街にしようかどうしようかと悩んだ挙げ句、以前マンゴプリンページでマンゴプリンが美味しいと、しかも点心も香港の人が作っていて美味しいのだと教えていただいた店に行ってみることにする。
鶴見駅から徒歩1分の、駅前に建つ「翠華樓」。中華街の目立つ場所に建つ「翠華」の本店だそうである。
ビルはやや古びた感じで、店頭の見本もどことなくくすんだ印象であった。表にかかるビニール製の垂れ幕も「なんかハズレかも」という悲しい雰囲気を漂わせている。若干、いや、かなりの不安を感じつつ、2階の入り口へ向かう。大きなビルの3階から上は宴会場や個室になっているらしかった。
時間はまだ5時過ぎ、ホールに客はいなかった。ベビーカー連れであったことには嫌な顔一つされず、奥のほうの席が案内された。
古ぼけたメニューをめくると充実した点心類が載っており、期待はやや大きくなる。マンゴープリンも「プリン」の名できっちり載っている。
前菜としてチューシューを、息子用に蒸しパン(花巻)と大根もちを、そして自分ら用に点心を色々注文。800円という値段に惹かれ、ついつい好物の酢豚も注文。何だかとりとめのないものになる。
すぐに注文したジョッキビールとチャーシューが来る。脂がじんわり染み出ているチャーシューは色つや良く、一口噛むとじんわりと旨味と甘さが広がった。アタリである。当たりのチャーシューである。ごめんなさい、うたぐってすんません、美味しいです。と謝罪の意を込めつつチャーシューをいただいた。
その後、焼売、蝦餃、酢豚などが次々に来て食卓は一気に賑やかになる。息子は花巻が気に入ったらしく、両手に持ってかぶりついている。二つ折りの、目玉がついたクマの顔のような花巻は、だんなのアイディアによりチャーシューを間に挟んで食べてみる。……美味しい。
焼売は大きめの、肉たっぷりの4つ入り。蝦餃も4つ入り。どれも500円前後という安さで本場くさい味がする。特筆すべきは咸水角。肉や野菜の具を餅米で包んで揚げたこの餅米団子は、具にかじりつくとほわんと八角や肉桂などの五香粉の香りがただよい、もちもちした内側とサクサクの外皮がなんとも良い感じ。
そして、だんなが殊に驚いたのは小龍包の旨さだった。青菜が敷かれた蒸籠にほこほこと湯気を立てて出てきた小龍包は厚めの皮のもの。
蓮華に皮が破れないように乗せ、甘酢生姜を乗せて食べる。中にスープが入る、このスープが信条の小龍包は、スープをたらすことなく具と皮とスープを一気に味あわなければならない……などと考えている間に目の前のだんなが小龍包に囓りつき、早速口中を火傷していた。
皮はもちもち、中の肉はみっしりと、そして溢れんばかりのスープが詰まっている。これが甘さの強い甘酢とまた合って、1つ食べるとほえ〜んと身体の力が抜けてしまう。だんな曰く、こんなに旨い小龍包は久しぶり、なのだとか。本当に美味しい。
いい加減点心を味わったところで、ご飯ものにとオススメ品になっていた五目おこげを。
小ぶりの土鍋にカリカリのおこげが入り、目の前で具のたっぷり入った茶色のあんを湯気たててかけてくれる。ジャーッというこの音があると、「さぁ、おこげだ!」という気分になる。おこげ、好物なのである。
野菜やきのこ、つみれや肉の臓物なども入った具沢山のおこげは、スープもしっかり味のあるものでこれまた久方ぶりの美味だった。
で、当然デザートは念願のマンゴプリン。ついでに杏仁豆腐とココナッツババロアも注文。息子用にと頼み、その実私がほとんど食べるんだもんねと画策していたココナッツババロアはモチモチネチネチした歯ごたえの"ういろう"状ババロアで、口中にココナッツの風味が広がる。ミルクミルクしたこってり味といい、非常に私好み。これだけで5日は生きられそうな味である。
杏仁豆腐は見かけ、普通の菱形に切られた白いもの。シロップと盛られるフルーツもてらいのないもの。特に味への期待もせずに、食べるだんなを見ていたところ、口にした後「???」という表情をしている。旨い……という顔でもない。かといって「不味い」という顔でもない。見ていると、「まぁ喰ってみ」と皿を押し出された。菱形の豆腐は見た感じよりも柔らかく、甘さは少ない。噛むとまずミルクの香り、そしてずっとミルクの香り。杏仁の香りは前面に出てこないが、でも奥の方で「杏仁だ杏仁だ杏仁だ」という主張が見える。シロップは甘めで、豆腐と一緒に口にすると丁度良い。食べたことの無い、ちょっと不思議な杏仁豆腐である。
そして肝心要のマンゴプリン。詳細は専門ページに写真入りで載せているので、省略。ひっじょーに美味でした。
たらふく食べて食べて、気が付くとでもまだ6時過ぎ。
「美味しかったー」
「美味しかったー」
「なんなんだこの店は」
「なんなんだあの小龍包は」
「また来るにゃー」
「そうするにゃー」
と意気揚揚と帰宅したのであった。今度から、横浜行っても中華街に寄らずに鶴見で途中下車しそうで、ちょっとコワイ。