食欲魔人日記 10年11月 第3週
11月15日 月曜日
根菜を甘じょっぱく煮付けたり、さつまいも揚げてみたり。
「Johan」の
 たまごとろけるカレーパン
 チーズパン
りんご(王林)
カフェオレ

日曜の千葉そごう、午後2時頃。
 
パン屋さん「Johan」の前を通りかかったら、昼過ぎに販売されたと思われるコーンパンが山と残っていて、総菜パン、菓子パンが並ぶ棚に並んでチョコブレッドもごろごろと普通に並べられていた。
「……千葉の三越だったら、こんな感じに苦労なく買えるんだよねぇ……」
やっぱり銀座三越の方が同じコーンパンでも美味しいような気がするからわかるんだけど、と苦笑いしつつ、さすがにもうコーンパンは要らないねと(まだ3個残っていたし)、何種類か総菜パンを買ってきた。
 
だんなが「これが気になる」とトレイに乗せたのが、「たまごとろけるカレーパン」。
ころりと丸いカレーパンで、パン生地にもカレー粉が少量練り込まれていて、ほのかにカレー味。挽き肉たっぷりのカレーが詰められたその中央には、黄身がとろりと半熟の卵が1個まるまる入っていた。
 
息子はこちらの方が良いかなと、平べったく大きな丸いチーズトッピングのパン(見た目ピザ)を。巨大なそれはオーブンで温めてからカットして、私とだんなも1切れずついただいた。
食後に綺麗な黄緑色をしたリンゴを剥いて。

さつまいものフライドポテト
青菜とソーセージの炒め
豚肉と根菜の煮物
とり豆腐
羽釜御飯
麦茶

今日は月曜、野菜が届く日。
今週の「ベジタS」は
 
人参3本、蓮根3節、さつまいも(紅まさり)2本、小松菜1把、ルッコラ1把、舞茸1パック、りんご(ふじ)1個
 
という内容。
 
蓮根はともかく、小松菜が続くなぁ……さつまいもも、前回届いたのをまだ食べきれないでいるところ。添付のリーフレットにも「同じような根菜ばかりが続いてしまい申し訳ありません」と書かれていた。
 
「とりあえず、さつまいも食べよう」
あとはとり豆腐が残っているから和風のおかずにしよう……と考えて、今日の夕飯は根菜の煮物とか青菜の炒め、そしてさつまいものフライドポテト、という感じに。
 
さつまいものフライは、揚げたてのところに砂糖とシナモンパウダーをまぶすのも良いらしいけれど、今日は一応御飯のおかずだったので、塩と黒胡麻をふって出すことに。良い感じにサクサクと軽く揚がったさつまいもは、「フライドポテトだけどフライドポテトじゃない!」と息子にも好評だった。
 
乱切りにした蓮根、人参、ごぼうは一度茹でてから、醤油味醂でこっくり豚肉を炒め煮したところに加え混ぜ、水を足して炊いていくという、小林カツ代さんの肉じゃがの作り方と同じ風な煮物。
 
小松菜は、半端に残っていたソーセージを適当に刻んでにんにく塩で軽く炒めた。あとは、茹でた春菊をたっぷり入れた、昨夜の残りのとり豆腐。
 
息子に言わせると、「月曜日は肉が少なくて野菜ばっかりでつまんない」という印象かもしれないけれど、私としては「野菜フェスティバル」的な月曜の夕御飯。今日の煮物はごぼうも人参も蓮根も、全て宅配野菜で届いたものばかりだからか、ひときわ美味しいような気がした。

11月16日 火曜日
カレーの写真しか撮れなかったので、本日の猫たちの寝顔など、
「Johan」のコーンパン
カフェオレ

家族分、3個だけ残っていた「Johan」のコーンパンで朝御飯。
だんなは朝ジムに行ってしまっていて、息子も「卵とかはいらなーい」という事だったので、パンとコーヒーだけの簡単な朝食に。
 
だんな曰く、「オーブンもいいけど、レンジでチンもね、あれはあれでフワッとしていい感じなんだよ〜」とのこと。ジムに向かう前の慌ただしい時間にオーブンの余熱などはやってられなくて、レンジを使ってみたらこれが案外良い感じだったのだそうだ。
 
ならばと、今日は私と息子の分のパンも"レンチン"で。
外も中もふんわりと温まったパンはオーブンで焼いたものとは食感が全然異なり、でも確かにこれも悪くない感じ。しかし、大サイズのコーンパン……でっかいな。
 
「……次は、1人1個か2個か自分で選べるようにコーンパンは小サイズ買ってくる方がいいみたい」
と思いながらもぐもぐもぐ。

蓮根のアンチョビ炒め
レトルトカレー(ラムとマトンの親子キーマカレー)
さつまいものポタージュ
麦茶

今日は遅くなるよ、と、だんなから言われていたので、「じゃあ手抜きするぞー簡単にするぞー」がテーマの、本日の夕御飯。
 
「手抜きします……夕飯は手抜き……」
と呟いていたら、息子が
「じゃあカレーだ!」
と言い出した。
 
「カレー……レトルトあるねぇそういえば。たくさん」
「ココイチがいいなぁ!」
「レトルトあるんだよ、たくさん」
「ココイチがいいなぁ!」
「そういうチェーンのカレーはさ、こないだゴーゴーカレー行ったばかりだよ」
「ゴーゴーカレーとココイチは別!」
 
なんで息子はそこまでココイチが好きかなぁと苦笑いしつつ(いや、私もココイチ大好きだけども!)、今日のところは手元にあるレトルトカレーで。
 
クーポンサイトで買ったカレーから私は「ラムとマトンの親子キーマカレー」を選び、息子は辛さ控えめのチキンカレーを選び、息子の分にはココイチのトッピングの定番であるシュレッドチーズも入れてやる。御飯も冷凍のを解凍して使ったので、その分コンロが使えるなと、簡単にさつまいものポタージュと、アンチョビで炒めた蓮根は用意した。
 
1袋200円しないレトルトカレーは、スーパーで買う同程度価格の品よりは肉もざくざく入っていて、なかなか本格的な味わい。しっかり辛いのも良い感じで、「私もチーズ入れてマイルドにするべきだった……?」と思いながら、麦茶飲み飲み平らげた。

11月17日 水曜日
ベーコンと小松菜のパスタ。胡椒ガリゴリ。
「Johan」のチョコブレッド

カフェオレ

週末、銀座三越の店頭で無造作に売られていたチョコブレッドを買ってきていたところだったので今日の朝御飯に。食後に柿。
 
柿は、昨日息子がもらってきた。なぜか英会話教室で。
「なんかねぇ、受付の○○さんがくれた」
のだそうで、なぜ?なぜ英会話教室で?と笑ってしまいつつ(個人経営とかでなく、割と固い印象のあるチェーンのスクールなのに……)、ころりと丸い大ぶりの柿を食後に剥いて食べてみた。
 
ねっとりとした、濃厚だけれど優しい甘さのある美味しい柿で、「ああいよいよ秋だなぁ……てか、秋も終盤って味がするなぁ」と窓の外を見ると雨。朝から寒いなと思っていたけれど、今日は昼になっても気温が上がらず、むしろ下がっていっているような印象。昼を過ぎた頃に我慢できなくなり、ガスストーブのスイッチを入れた。

蓮根のたらこ和え
小松菜とベーコンのフェットチーネ
さつまいものポタージュ
麦茶

今日もだんなは遅いそうで、でも今日は料理らしい料理をしようと、「小松菜あるし、それでパスタにでも……」と思っていた。……が、寒い。寒すぎる。
 
「鶏肉でも買ってきて鍋にでもしようか」
と考えたのだけれど、食材を買いに外に出るのも嫌になる寒さで、結局ありものでなんとかしてしまうことにした。家にあるもので作ることができたパスタ料理と蓮根料理、あとは昨日の残りのポタージュと。
 
パスタは細めのスパゲッティーニあたりで良いかなと食料庫を探していたはずなのに、なぜか茹でたのはフェットチーネ。フライパンにオリーブ油を少量熱してそこでにんにくとベーコンを炒めて塩胡椒、ざく切りにした小松菜も加え炒め、レードル1杯のパスタの茹で汁を加えて軽く煮詰める。ゆで上げたパスタと和えて、卓上でも黒胡椒をガリゴリ挽いて、そして「いただきます」。
 
昨日に引き続き食べた蓮根、今日はスライスしたのを酢水に浸してから茹で、たらこペーストとマヨネーズ、刻みパセリで和えた。
 
今日はとにかく肌寒かったから、体の芯から温まるようなものの方が良かった気がするけれど、アツアツに炒め合わせた太めの平麺はなかなか冷めない感じに炒められたし、牛乳たっぷりのスープも秋冬らしいものだしで、なんとなく温かにできた夕御飯。

11月18日 木曜日
ボジョレ・ヌーヴォー飲みましたん♪
うどん(あつあつ)
麦茶

今日の朝御飯は、うどん。
 
「もう寒い、ほんっと寒い、寒いったら寒い」
この肌寒さの中で"ひやひや"は無いよね?と、パック入りのかけだしは、湯煎して温めることに。うどんは茹でて、"釜あげ"ではなく一度水で締めてから再度湯につけて温め、今日のうどんは"あつあつ"で。
 
ちゃんといりこっぽい味がする「鎌田醤油」のかけだし、温めていただいたのは今日が初めてだったけれど、温かいのもちゃんと美味しい(でもやっぱり冷たくする方が好みではある……)。

トマトとルッコラ、サラミのサラダ
チーズフォンデュ
ドイツ風シチュー
赤ワイン(ボジョレ・ヌーヴォー)

週末に煮込み用の牛肉を買って、でもすぐ食べる予定もなかったから、これにしようと思っていたシチューの下ごしらえをと野菜やにんにくと共に赤ワインとビネガーに漬けておいた。
 
「水曜か木曜帰ってこられそう?帰ってこられるタイミングでそれ煮ようと思うけどー」
と数日前に聞いてみたらば、「木曜なら帰ってこられるかも」と。じゃあ木曜に煮ましょうねー木曜は牛肉煮て洋風の献立にしましょうねーと考えたところで気がついた。木曜はボジョレ・ヌーヴォーの解禁日。
 
折良く洋風の献立にしようと決めたことだし、じゃあよければボジョレー・ヌーヴォー買ってきてくださいな、とだんなにお願いして、で、あれこれ用意しながらだんなの帰りを待つ。
 
漬けておいた牛肉はオリーブ油で炒め、肉と漬けておいた野菜(玉ねぎと人参、椎茸)も一口大に切って一緒に炒める。小麦粉ふって茶色に炒めたらトマトジュースと水を加えて煮込んでいく……という煮込みは、小林カツ代さんレシピの「ドイツ風シチュー」。ドイツ風と言うけど、なぜか椎茸が入る。「マッシュルームじゃなくて椎茸なんだ……?」と思いながら、でも書いてあるとおりに作ってみた。
 
小麦粉でとろみがつくシチューだけど、でもちょっととろみがつきすぎて、ほんの十数分煮詰めただけであれよあれよと「マグマ状」になってしまった。
「レシピ通りにしたのにー!なんかこれじゃ鍋底が焦げ付いちゃうじゃない!」
と、水を足して薄くするのも本意ではないので、とろ火で煮ながら5分おきにかきまぜるというめんどくさい作業を続けて90分。めでたくシチューが煮上がった。ワインは漬け込みに使ったくらいでたいした分量ではなく、トマトジュースがベースなのでとても優しい味のシチュー。
 
あとは、ルッコラが手元にあったので、サラダを。
トマトとサラミを買ってきて、サラミは皿の一番下に並べ、その上にルッコラ、そしてその上に4つ割りにして塩とおろしにんにく、オリーブ油を和えておいたトマトを染み出たその果汁ごとドレッシングのようにかけた。本当はその更に上から薄く削ったパルミジャーノをかけたかったところだけれど、今日は更にチーズフォンデュも用意したのでサラダの方のチーズは抜きで。
 
そろそろ肌寒いしチーズフォンデュも恋しいなと、お店で探して買ってきたのはよつ葉のチーズフォンデュ。チーズにセットの小麦粉まぶして、白ワイン(か牛乳)を加えて熱して溶かし、最後に胡椒ベースのスパイス加え混ぜればできあがりという簡単なセットを買ってきて、茹でたじゃがいもとバゲットをたっぷり用意した。
 
いいぞいいぞ、ワインの夕御飯って感じになったぞーと、おおむね準備が整ったところでだんなが帰宅。
 
手にはワインが2本、1本は「Cave de Relax(カーヴ ド リラックス)」オリジナルのボジョレ・ヌーヴォーで、もう1本は店頭で売られていたノヴェッロ(イタリアの新酒、解禁は11/6)なのだそう。
「なんかね、"今回扱うノヴェッロの中ではこちらが一番キワモノです!"って売ってたからさぁ」
だから気になって買って来ちゃった〜!のだそうで、私もむしろボジョレよりもこちらの方が気になってしまったりして。
 
ともあれ、今日のところはボジョレを飲みましょう、と、早速開けて早速空けた。あっという間にワイン1本、空になった。
 
ぶっちゃけ、ボジョレ・ヌーヴォーはそれほど美味しいと思えるワインではなくて……というか、好みな方向のワインではなくて、「若いよねー、で、いっかにもガメイ!って感じだよねー」と、それ以外の感慨はあまり抱けなかったりする(んで、年による違いなんて、もう全然わからない!)のだけれど、普段ワインを買うといえば白ワインとスパークリングワインが圧倒的に多いからボジョレ・ヌーヴォーは赤ワインを口にする貴重な機会。
 
牛肉の茶系の煮込みとはいえ、割とあっさり味に仕上がったシチューも、むしろ白ワインの方に似合いそうなサラダとフォンデュもこのワインにはなかなか似合っていて、くいくい飲めてしまった。そうなのよね、どっしりフルボディの高級感溢れる赤ワインとか手元にあっても、外食ならまだしも家でそれに似合う料理を用意できる自信がないんだわー……。自宅飲みにはボジョレ・ヌーヴォーくらいの軽い感じはむしろぴったりなのかも。

11月19日 金曜日
今日もナイス電波だったらしいです
「ランチパック」の
 たまご
 ピーナッツ
カフェオレ

昨日スーパーで買ってきた朝御飯。
 
だんなの朝ジム行き対応献立ということで、「袋開けて食べるだけ」の「ランチパック」を買ってきた。やけにあれこれ見慣れない袋があるなと思ったら、ちょうど新商品が発売になったタイミングだったらしい。
 
「グラタンコロッケ」とか「チキンカツ」とか、あとは「きなこもち」とか(!)「板チョコ&ホイップ」とか、色々すごいものが並んでいて、
「うーん、でも揚げ物系は地雷な気がするしなぁ……餅入りもちょっとなぁ……」
と臆した結果、ド定番のたまごとツナ、ピーナッツをそれぞれ1袋ずつ(1袋には2切れ入ってる)買ってきた。
 
なので、好きなものを1切れずつ2種類食べていくと良いよと伝えて、私は早起きせずいつもの時間まで熟睡。起きてからパン袋を見ると、たまごとツナが1切れずつ無くなっていた。うん、予想通り。
 
で、私と息子はピーナッツを半分こして、あとは相談の結果息子がツナ、私がたまご。
やっぱりド定番だけあって、ピーナッツもたまごも、信頼と実績のいかにもな美味しさ。安っぽい味……というか、「高級感」とかとは対極にある味なんだけど、どうにも私はこれが好きなのだった。時々ランチパックのピーナッツを無性に食べたくなる私。そしてちょっとだけ「板チョコ&ホイップ」が気になっている私……。

小岩井 こんがり焼けるチーズ
なめこおろし
根菜のぺらぺら煮
ブリの塩焼き
蓮根のタラコ和え、小松菜のおひたし
豚肉と舞茸、じゃがいもの味噌汁
羽釜御飯
ビール(琥珀ヱビス)

そういえば今週は全然お魚食べてない!と、魚屋を覗いて美味しそうなブリの切り身を買ってきた。スタンダードに照り焼きにするか、でも塩焼きも美味しいんだよね……と考えて、今日は塩焼きにすることに。今日はブリだよ、と、「今から帰る」電話をしてきただんなに伝えたら、「今日の夫婦間電波もすごいなぁ……」と、ちょっと脱力した口調で返された。聞けば、今日のだんなの昼御飯が「ブリの刺身」だったのだとか。
 
お互い、私がブリ買ってくるのも2〜3週に一度くらいのことだし、だんながお昼に魚系のおかずを食べるのも10日に一度とかそんな感じの事だろうに、「ブリ」という食材まで重なってしまって苦笑い。でも今日の夕飯はブリの塩焼きなのです。
 
ブリの皿には、小松菜のおひたしと蓮根のタラコ和えを添えて、汁物は肉入りで舞茸とじゃがいもの具沢山ものに。あとはありものの根菜類を食べたいなとレシピを検索して、ケンタロウさんレシピの「根菜のペラペラ煮」を作ってみることにした。
 
薄切りにした蓮根と人参とごぼう(あとレシピではじゃがいもも入っていたけど味噌汁に使ったのでパス)とサラミを炒め、醤油味醂ベースの煮汁にカレー粉を加えた汁で5分ほどガーッと強火で炊いたらできあがり。クタッとなったカレー風味の薄切り野菜がビールの肴に良い感じ。
 
ペラペラ煮をテーブルの中央に出して、銘々の角皿に魚を盛ったら、なんとなくまだテーブルの中央が寂しげな感じになってしまい、急遽小岩井のチーズも出してフライパンで軽く炙ってから皿に盛り、ペラペラ煮と並べてみた。
 
あとは、飲み屋の「突き出し」な感じで、茹でたなめこに大根おろしを添えた小鉢も1人1個。
 
我が家で食器洗浄機が「なくてはならない家電」になって、早や7年。
夕食時に「料理は大皿複数+取り皿人数分」ではなくて、ちまちまと銘々皿に盛りつけるのが苦ではなくなったのは、この食器洗浄機の存在の恩恵が本当に大きい。晩酌した後に、「飲み食いした後に食器の片づけしなきゃいけないのって、ほんっっっっとにめんどう……」と心底億劫に思いながら台所に立つ時間も激減した(さすがに鍋洗ったりはしなきゃいけないので、そのくらいは)。
 
こんがり焼けた塩焼きブリを堪能して、美味しく炊けた御飯も2合綺麗になくなって、だんなが食後のお茶を淹れてくれている間にささっとお片づけを終わらせた。

11月20日 土曜日
今日はイタリアの新酒「ノヴェッロ」を飲みましょう、と、こんな感じ。
「アンデルセン」のロールパン・コーンブレッド
たっぷりスクランブルエッグ
炒めソーセージ
カフェオレ

昨日か一昨日か、「お昼近くになると忙しいから(何に忙しいって、12時に更新されるクーポンサイトのチェックに忙しいわけです……)」と、10時にオープン直後の駅ビルに、早々にお買い物に行ってきた。……が、駅ビル内の「アンデルセン」にはろくなパンが揃っていなくて、当初の予定だったバゲットも1本もなく。でも、トレイとトングと手にしてしまった手前、「何か買って帰ろう」と、朝御飯用にシンプルなロールパンとコーンブレッドを買ってきてみた。
 
結局その直後に、駅ビル出てすぐの駅前にある「サンジェルマン」でバゲットもめでたく買え(こちらの店の方が朝早くから営業している)、品揃えも段違いに良かったから「そっか、午前中早めのうちはこっちの方が品揃えが良いんだ…」と思い知ることになるのだけれど(で、私としてはどちらの店も同程度に気に入っていたりするのだけど)、ともあれ今日はロールパンとコーンブレッド、あとは卵料理とソーセージ。
 
「1人1個」とはっきりした分量を盛りつけられる目玉焼きではない、スクランブルエッグだの大きく作ったオムレツだのは、息子が毎回毎回「たっぷり!僕のはたくさん!」とリクエストするから、いつも自分の分は微妙に物足りない感じ。「こんもりよそったスクランブルエッグ」というホテルの朝御飯みたいな絵面は、確かに「1人1個の卵」くらいの分量ではとうてい実現できるものではなく、今日は卵5個使ってスクランブルエッグにしてみた。牛乳も適当に加えて"かさ"を増やして、塩胡椒で調味してゆるゆると固めたスクランブルエッグを盛りつける。いい感じに、1人分の分量ができあがった。
 
皮がバリッと固めなソーセージと、ふわふわに火が通ったスクランブルエッグにそれぞれケチャップ添えつつ食べる。
食後にりんごでも剥こうと思っていたのに、うっかり忘れてしまうくらい、充実した朝御飯になってしまった。

スーパーのお寿司色々
抹茶入り玄米茶

今日は何も予定のない一日。お買い物行きましょ、マツキヨとかも見たいし、と、息子に留守番お願いしてだんなと2人、駅前までお買い物に行ってきた。
「朝遅かったし、お昼は軽くでいいよねー」
「スーパーのお寿司みたいな感じでよくない?」
「うん、私も、簡単な小ぶりのねぎとろ丼みたいな感じでいいなって思ってたところ」
と、まずはお寿司売り場から。
 
そうそうこれこれって感じのいなり寿司とか、沢庵巻きとか、サビ抜きのねぎとろ巻きとか、いかにもな感じのものが手頃な価格で並んでいたので、それをカートに入れて「今日のお昼御飯決定〜♪」と、他にもあれこれ眺め歩いて買ってきた。今日はイタリアの新酒のノヴェッロ飲もうよ、と、「じゃあミートソースにしようか」と肉売り場で挽き肉貰って魚売り場に移動したところで「2尾300円」という激安価格のイナダに出会ってしまった。
 
どどどどうする、イナダ安いよ?いやでも今日はミートソースじゃない?すぐさばいてしまえば明日の夕飯に刺身でも大丈夫かなぁ……と算段して、結局イナダも買うことに。小岩井の乳製品セットが安かった(どうやらボジョレ・ヌーヴォーフェアだったらしい)り、今日も結局けっこうな大荷物になった。
 
で、大荷物抱えて帰ってきたところで、ポストに入っていたのはパークハイアット東京からのダイレクトメール。
 
「冬用のお安いプラン用意したから泊まりに来てねー♪」という内容で、1泊90万円のスイートルームがなんとたったの45万円!みたいなご案内に「すごいなぁ」と苦笑い(一番安いプランでも1泊8万円が5万円といった世界)。世界が違う。違いすぎ。さっきまで私たち、「どっちのおいなりさんが安い?」「こっち5個で298円、こっちも5個で315円」「んー、でもこっちのが若干美味しそう」とか真剣に話していたのに。
 
あすこのなんちゃらスイートは、お部屋にグランドピアノが置いてあったりするみたいだよーなんて夢物語な話をしながら買ってきたお寿司をもぐもぐ。サーモンの握りとサーモンの巻き寿司にイクラを添えたサーモン・イクラセットが良い感じだった。

レーズンバター&リッツ、キャビア
ほうれん草のサラダ サラミ添え
まーさ特製 スパゲティミートソース
クリームマッシュルーム(キャンベル缶)
赤ワイン(Cantina del Vermentino Pascal Novello)

「それじゃあ今日もチョップドオニオンを作ることから始めるわ♪」
マーサ降臨した!と私と息子が喜ぶ前で、だんなが女言葉になってミートソースの仕込みを始めた。いや、だんな曰く、「まーさ」は「降臨する」ものではなく「発動する」ものなのであるらしい。どうでもいいけど。
 
ちょうどキャンベルのスープ缶が安売りされていたので、買ってきたクリームマッシュルーム缶を早速開け、あとはほうれん草のサラダを用意したり、小岩井乳製品セットに入っていたレーズンバターを出したりしたのは私の役目。
 
ざく切りにしたほうれん草にトマトと玉ねぎ混ぜて、じっくりこんがり炒めたベーコンに醤油と酢と砂糖を混ぜて熱いドレッシングにして野菜と和えるサラダはけっこうお気に入りで、我が家の定番料理の一つ。今日は猫たちにとマグロのアラも買ってきていたので、合間にそれを刻んでやりつつ、夕御飯の支度を整えた。
 
イタリアの新酒ノヴェッロ(Novello)は、ボジョレ・ヌーヴォーと異なりほとんど全く宣伝されないけれど毎年11月6日が解禁日。
ボジョレ・ヌーヴォー買いついでに、店頭販売していたノヴェッロを、だんなは1本買ってきてくれていたのだった。Cantina del Vermentino Pascal という、サルデーニャの地方のそのノヴェッロは、新酒にしてはタンニン多めでちょっと独特な品だったのであるらしい。
 
タンニン多めだったら冷やさないほうが良いのかしらねぇと言いつつ、でも室温よりはちらっと冷たく感じる口当たりの方が好みだったりするものだから、軽く冷蔵庫で冷やしてから出してみた。新酒らしいフルーティーな、香りも口当たりも軽やかで華やかな感じなものだったけれど、でも新酒にそぐわないどっしり感も感じられ、知らずに飲んだら新酒とはわからないかもというお酒。なんというか、「普通に美味しい、ちょっと軽めな赤ワイン」という感じだった。ぶっちゃけ、先日のボジョレよりもずっと私は好きな味。
 
あらやだ美味しいわ、これがまたレーズンバターによく合うわ♪と、今日は塩加減も煮込み加減も歴史に残る感じに美味しく仕上がったミートソースを堪能しつつ、「伸びないうちに早くパスタ食べちゃいたいし、でも夕飯はゆっくり楽しみたいし」というせめぎ合いの中、今日も数十分でボトルは空に。日本酒4合瓶とワインのボトルは、飲み切られる運命にあるサイズなのね……(焼酎4合瓶はさすがに飲み干さないけども)。

11月21日 日曜日
いよいよ日本に上陸したHOOTERSに行ってまいりました♪
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チーズトースト
カフェオレ

今日、日曜日の朝御飯はチーズトースト。
 
昨日のお買い物の時点では「ピザトースト食べたいねぇ」「あ、どうせミートソース作るなら、ピザソースの代わりにミートソース使うのもアリじゃない?」なんてヘビィな会話を繰り広げていたのだけれど、今朝起きてみるとちょっとばかり胃もたれ気味。ミートソース連食という気分にはなれなかったので、チーズトーストにした。
 
チーズも若干控えめに、シュレッドチーズを散らすのではなくスライスチーズを1枚ペロッと乗せる形で。

赤坂見附 「HOOTERS」にて
 フライド・ピクルス \880
 バッファロー・プラッター \1980
 チキンウィング(HOT) \780
 ニューイングランドスタイルクラムチャウダー 2×\480
 ケサディア(チーズ) 2×\980
 マッシュルーム・スイスバーガー \1680
 ウェスタンBBQバーガー \1680
 アメリカンチェリーパイ \720
 ビール(ブルックリンラガー) 4×\780
 その他 アイスティーとか色々

道路の向かい側からもよく目立つ、HOOTERSの看板。 で、朝食後早々に目指したのは赤坂見附駅前に先月オープンした「HOOTERS」。
 
フクロウ(hooter)のイラストつきのロゴ入りタンクトップとオレンジ色のホットパンツ着用のナイスバディお姉ちゃんたちが給仕してくれるアメリカ発祥のレストランチェーンなのだけれど、別に成人男性向けのいかがわしいお店ではなくて、親子連れも普通に訪れることができるファミレスだ。
 
でもなにしろ、お姉ちゃんのユニフォームがすごい。素晴らしい。眼福だ。「hooters girl」で画像検索したこの結果からそのノリはお分かりいただけるかと。
 
アメリカに住んでいた頃にダウンタウンにあったそのお店に何度か訪れて、健康的なお色気美を目の当たりにして(ついでにいかにもな味のバッファローウィングも好みだった)「いいわーこの店いいわー」と思っていたのだけれど、それがついに日本上陸。
 
「でも、日本人女性にあの制服は似合うのかなぁ?」
「かえってなまめかしい感じになっちゃうかもだよね」
などと言いつつ、私と友人の間で盛り上がり、「一緒に行こう!」とお互いの家族連れて行ってみることにしたのだった。夫そっちのけで盛り上がっているのが女性陣というのがなんとも。
 
「HOOTERS」にて。壁には本国のHOOTERS GIRLの写真がいっぱい。 開店直後は週末は昼から行列、夜も数時間待ち、なんて状況だったらしいので、一応週末だしと早めの到着。
 
案内されたボックスシートの壁際には、本国HOOTERSの写真がたくさん貼られていた。
 
そろそろ混雑も落ち着いてきた頃か、開店直後から店は混み始めたけれど満席という風にもならず、私たちが店を出る1時頃までは店頭に行列ということもなく、「ゆるゆると盛況」という繁盛振りだった。
 
やっぱりこれは頼まなきゃ、と、人数が揃っているのを良いことに、「バッファロープラッター」と「チキンウィング」をそれぞれ注文。「バッファロープラッター」は、バッファロー・シュリンプ、チキン・ストリップ、チキンウィングの盛り合わせ。それを「マイルド」にして、追加でチキンウィングを「ホット」で出してもらうことにした。
 
「チキンウィング」は「バッファローウィング」とも呼ばれる(というか、「バッファローウィング」の名称の方がピンと来る)、ニューヨーク州バッファロー発祥のアメリカ料理。揚げ鶏をタバスコ的な辛さのあるソースで和えたもので、たいていお店でマイルドだのホットだの911(←救急車呼ぶレベルの辛さ、なんだって)だのと辛さの種類を選ぶことができる。辛いだけのお店もあるけど、"酸っぱ辛い"自家製ダレを使うお店もあって、私はこの酸っぱ辛いバッファローウィング(こんなの)が大好きだった。手羽先肉を使うお店もあったけど、私は食べ応えのある手羽元肉の方が好み。
 
で、必ず添えられるのが、ブルーチーズ入りのクリームソースと、セロリ(他、人参とかパプリカが入ることも)スティック。チーズディップを野菜につけたり肉にもつけたりしながらかぶりつく。
 
日本HOOTERSのチキンウィングは、手羽先肉。「ホット」が本国の「マイルド」に相当するくらいの辛さ控えめのものだったから、「3マイル・アイランド」(辛さ強めのうえに酸っぱいらしい)でも美味しくいただけたかもしれなかった。
 
「HOOTERS」にて。初めて食べた「フライド・ピクルス」はビールのお供に良い感じ。手前はクラムチャウダー。 あとは、初めて口にした「フライド・ピクルス」を頼んでみたり、「クラムチャウダーがあるよ!」と、2人で1つな感じでニューイングランドスタイルクラムチャウダーも頼んでみたり。
 
お供は当然ビール、国産のも揃っていたけれど、やっぱりこういうのが良いかなとブルックリンラガーを貰った。
 
1皿1700円弱というお値段はなかなかのものだったけれど、揚げ物あれこれ堪能した後は「やっぱりハンバーガーも食べたいかも」と、2種類のバーガーを大人4人でシェア。炒めたマッシュルームとスイスチーズが挟まったジューシーなバーガーと、フライドオニオンが挟まったBBQバーガーは、いっかにもな味のBBQソースが別添されていた。
 
息子はというと、「これ、君好きでよく食べていた料理だよ」と勧めたチーズケサディーヤがいたくお気に入りで、大人と分け合って食べた一皿が不満だったらしく「おかわりしていい?僕1人でこれ食べるから」と、チーズ挟んだトルティーヤをおおいに堪能。
 
そういえば、このお店は1時間に1回くらい、特定の曲が流れると店員さんたちが踊り出すらしいんだよー?なんて話しながらバーガーにかぶりついていたら、おれまで流れていたBGMの音量が大きくなって曲が変わり、数分のダンスタイム(外部リンク:こんな感じ)が始まった。おおーいいよいいよー楽しいよー。
 
「HOOTERS」、化粧室の前にはこんなジョーク看板が。 化粧室の前には、「Men : NO SHIRT NO SERVICE」「Women : NO SHIRT Free Food」というジョーク看板なんかも。
 
「裸の男性お断り、でも裸の女性は食べ放題よ♪」的な感じ?その他にも「路上凸凹注意」とか「当店の自慢は(鶏の?)"胸"と"足"です」といった英語の看板があちこちにあって、なんかもう色々とあっけらかんとしているのだった。
 
日本の湿度高めなねっとりしたエロ文化にどのくらい受け入れられるかはわからないけれど、HOOTERSは本土と変わらず健康的なお色気路線のノリが変わらず「恐れ入りました」という気持ちになった。
 
「HOOTERS」、デザートもやっぱりアメリカンサイズでした。でもあっさり味よ。 デザートもいっちゃいたいねぇ、でもきっと巨大だろうねぇ……と、シメに1つだけ、アメリカンチェリーパイを注文して皆でつつく。
 
でも、サイズこそさすがにバボーンとしたものだったけど、甘さは控えめ、予想以上に全然食べやすいケーキだった。チョコベースのスポンジにカスタードプリン状の層が挟まれ、上に飾られたチェリーの数は若干控えめ。
 
そんな感じの、充実した2時間ほどのランチの後はちらっとカラオケして友人たちと別れ、私たちは銀座でお買い物。新しい枕を買って(結婚直後に買った10年ものの枕がもうボロボロで限界になっちゃったので……)、大荷物で帰宅した。

小岩井スモークチーズ
サラダや根菜の煮物など残り物いろいろ
冷や奴
イナダのお刺身
自家製イクラ
大根の味噌汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語、琥珀ヱビス)

夕飯は、昨日買ってきたイナダをお刺身で。
 
2尾で300円という激安価格だったイナダ、買った時にお店に3枚におろしてもらっていたのを丁寧に洗ってキッチンペーパーにくるんで冷蔵庫に入れてあった。残った骨を抜いて皮ひいて、お刺身で食べる。端の部分は細かくたたいて「たたき」で用意。
 
昼御飯がガッツリだったし、あとは簡単で良いかなと、大根の味噌汁と冷や奴、昨日イナダと一緒に買ってきて仕込んでおいた自家製イクラ、あとは冷蔵庫内に残っていた野菜の煮物やサラダなどなど。
 
先にお風呂済ませちゃったらきっとビールが美味しいよ〜、なんて、ビールちょっと多めに冷やしてからお風呂を済ませて夕御飯にしたら、これがたいそう幸せだった。イナダも良い感じに脂が乗っていて、ビール飲み飲みあれこれ堪能した後なのに炊きたて御飯もしっかりいただく。良い具合に漬かったイクラも美味しかったけれど、ブリのたたきに塩と胡麻油を軽く和えて御飯に乗せて食べるのが最高に幸せだった。