食欲魔人日記 11年09月 第2週
9月5日 月曜日
「生落花生」、初めて調理したのでした。旨いね!
「DONQ」のコーンパン
梨(豊水)
アイスカフェオレ

今日の朝御飯は、コーンパンとカフェオレと梨。注目ポイントは「梨」。
 
待ちかねた梨のシーズン到来だよ〜……と、梨1個が150円くらいまでに値下がりするのをじわじわ待ち構えていたところ、先日デパ地下で2個350円の美味しそうな豊水を発見。買ってきてみた。
 
果汁の多い梨が好きなので、お気に入りは豊水、そして幸水。新高梨も香りが良くて好きだけれど、八百屋を覗いてもあんまり見かけなかったりする(出回る時期が遅くてしかも短期間、という印象が)。
 
今日剥いた豊水は、これぞ梨という滴るようなジューシーさで、酸味はなく爽やかな甘さ。そういえば冷凍庫にはまだ「ガリガリ君梨味」も残っていたんだった。早くこちらも食べなくちゃ。
 
今日はなんだか久しぶりの感がある、野菜セットが届いた月曜日(ここ数週間お休みしていた)。
今週の「ベジタS」は
 
蓮根1節・ピーマン4個・レタス1玉・長ねぎ3本・生落花生1袋・茗荷1袋
 
という内容で、初めて手にした「生落花生」に「おお、落花生が届いたー」とわくわくしてしまった。
 
そう、私は落花生名産地の千葉に住んでいるのに(息子の学校給食の定番メニューに「ピーナッツ味噌」があるのよ……)、生落花生は買ったことがなかった。そこまでして食べたい食材でもない……と思っていたのだけれど、調べてみると、茹で落花生はたいそう美味しいものなのだそう。ちなみに届いた落花生はもちろん(?)千葉産。
 
殻ごと水から茹でて、沸騰してから30〜40分、湯に浸けたまま冷ましなさい、と付属のリーフレットに書かれていたのでその通りに茹でてみた。家中にふわふわとピーナッツバターのような良い香りが漂い初めて、茹でたてのところを1個だけ流水で冷まして食べてみたら、香りが良くてほくほくと甘さがあって素敵に美味しい。美味しい枝豆とか空豆を食べているのに通じる、「あ、これは酒のアテに良いわー」という味なのだった。

ゴーヤーの茗荷風味
鶏肉と落花生の中華炒め
自家製いくら
豆腐とわかめの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

茹でたての美味しい生落花生、早速今日の夕飯に使おうかなぁとレシピあれこれ調べていて、
「鶏肉とカシューナッツ炒めの、ナッツをピーナッツに差し替えるのはアリかなぁ」
と考え至る。なんだかここ最近、カシューナッツ炒めが無性に恋しい気分だった。
 
味つけ的に似合わないということはなさそうだし、と、今日のメインディッシュは「鶏肉と落花生炒め」。ついでに、昨日茹でた残りの枝豆も剥いて使ってしまうことにした。あとは確かこんな野菜が入るよね、と、適当に玉ねぎとピーマンと人参もざくざく刻んで一緒に炒める。
 
もいっちょ、と作ったのが「ゴーヤーの茗荷風味」という簡単中華(?)料理。
 
ゴーヤー薄切りにして茹でて、その上に刻んだ茗荷を散らしたところに醤油と酢と砂糖を同量合わせた甘い酢醤油を垂らしかける。更に、煙が出るまで熱した胡麻油を少量かけて、香菜トッピングすればできあがり、というもの。
 
ゴーヤーがまだまだベランダで増殖しつつあり、ちょうど今日茗荷も届いたところで、幸い香菜もまだ残っている……という状況だったので、買い物に行くことなく小鉢が1品できてしまった。苦かったり臭かったりする強烈な野菜の三点盛りという感じで、でも不思議に似合う組み合わせ。まぁ、息子にしてみると「嫌いなものしか入ってない!」という感じなのだろうけども……。
 
落花生炒めは、カシューナッツ炒めのあのカリコリした感じは無いものの、ナッツの香りの良さやその味に「そうそうこういうのが食べたかったの」という気持ちになれた。枝豆が入っているのも良い感じ。
 
息子の方は、今シーズン初の「自家製いくら」に御執心で、御飯お代わりしてもっふもふと「いくら丼」を堪能していた。

9月6日 火曜日
朝御飯に、豪華卵かけ御飯。
豪華卵かけ御飯
豆腐とわかめの味噌汁
麦茶

今日の朝御飯は、久しぶりの卵かけ御飯。しかも豪華卵かけ御飯。
 
先日の大阪旅行の戦利品の一つが、店舗限定販売品だった「神宗」の「卵かけごはんがおいしい詰め合わせ」。
 
卵かけ御飯好きとしては見逃せない品だわと、そのパッケージのイカした感じも気に入って買ってきた(もとい、だんなに買ってもらった)。
 
中に入っているのは、小袋に入った「つぶ昆」「こな昆」が5つずつと、だし醤油のパック。説明によると、まず御飯に「つぶ昆」を混ぜ、その後にだし醤油を加えた溶き卵を御飯に回しかけ、更に「こな昆」をかけて召し上がれ、との事だそうだ。
 
息子も「気になる!食べてみたい!」ということだったので、2人でサラサラと昆布袋と格闘した。黒い粒が御飯に混ざって、しかも上には褐色の砂状の昆布がかけられ、見た目は「なんか……しょっぱそう……というか、渋そう?」という印象。
 
でも、これがなかなか美味しかった。上にかけるこな昆は、咽せてしまいがちな食感なので、ささっと混ぜて卵液で湿らせるようにしながらさらさら食べることに。塩昆布ほどの味の濃さはないけれど、ふわふわと漂ってくるような昆布の存在感が新鮮で美味しかった。だし醤油にはほんのり甘さもあるから、いつも食べる「醤油・卵・御飯、以上!」の卵かけ御飯よりもずっと優しい味だ。
 
つぶ昆・こな昆のご使用方法」を見ると、マヨネーズにこな昆混ぜてスティック野菜のソースにしたり、じゃがバターにつぶ昆かけたり、といったものが紹介されていた。「スモークチーズにつぶ昆をかけて電子レンジで1分」というのがとても美味しそう。
 
せっかくのセットだからこのまま卵かけ御飯でいただき続けるか、他の楽しみ方を模索してみるか、現在悩み中……。
ちなみに神宗、関東圏の店舗は横浜の高島屋だけなのだそうで、「そっかそこで買えるのか」と安心する反面「千葉から横浜に行く電車賃より通販申し込んで送料払った方が安いのでは?」とも思ったり……中華街詣でとセットで寄ってくれば多分解決。

茹で枝豆
茗荷の卵とじ
ロール白菜のしょうがあんかけ
なめこの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

今日の夕食のテーマは「白菜と豚肉を食べよう」。
 
「重ね蒸しにして弁当で持っていこうかな♪」
と、週末にだんなが買っていた白菜は1/4カットで、弁当1回分消費してもまだまだたんまり残っている。……で、同じ献立は避けたいから重ね蒸しは却下、季節的に「豚味噌鍋」はますます却下、ということで、レシピ探して「ロール白菜のしょうがあんかけ」を作ってみることにしたのだった。
 
白菜はさっと湯通ししてから、豚肉を巻いていく。ロールキャベツの要領の筒状の物体ができあがったら、薄口醤油と味醂ベースのだし汁で煮込み、最後にとろみをつけておろし生姜をさっと混ぜる。思った以上に簡単で、そこそこ見栄えが良いので「あ、これは良いかも」と気に入った。
 
たんまりある茗荷は卵とじに。小ぶりのフライパンに薄口醤油と酒、だし汁を煮立てて刻んだ茗荷をさっと煮て、最後に溶き卵でとじるだけ。息子好物のなめこの味噌汁用意して、天狗の枝豆茹でて、御飯炊いたら夕食の支度はおしまい。
 
いい感じに「和風、野菜たっぷり、肉少なめ」の夕御飯ができてそのあたりは満足だったのだけれど、でも色味が悪かったのが反省点。火を通した白菜は「青々している」とは言い難い色合いだし、卵とじも火の通った茗荷と薄口醤油の色で、「うすらぼんやりとした卵色のようなベージュ色のような」という感じのものだったので、「なんかこう……色が悪いなぁ」という見た目になってしまったのだった。
 
せめてもと刻み万能葱を散らしてみたりして。

9月7日 水曜日
酢豚を作ってみましたよー
「アンデルセン」のピロシキ
梨(豊水)
アイスカフェオレ

昨日、買い物ついでに「アンデルセン」に寄って、買ってきてみたのは「ピロシキ」。
 
カレーパンと似て非なるピロシキ、扱っているお店はカレーパンほどには多くはなくて、新宿の中村屋の前を通りかかるとカレーパンと一緒に買いたくなる。ピロシキいいなぁ、美味しいよなぁ、と、家族分買ってきた。
 
アンデルセンのピロシキは、挽き肉たっぷり、あとは玉ねぎとゆで卵という感じのあっさり味。春雨は入っていない(よくよく考えると、ロシアの揚げパンのピロシキに春雨が入っているというのもたいそう謎な話なのだけれども)。
 
息子曰く、「ピロシキよりもカレーパンの方が好きだなぁ」という事だけれど、私は同じくらい好きだ。
「そっかぁ……私はピロシキ、好きなんだけどなぁ」
ともふもふ食べていたら、新宿の伊勢丹会館に以前あったお店「ペチカ」を思い出してしまった。
 
ボルシチやつぼ焼き、ピロシキにクリームソースのビーフストロガノフなどなどがランチタイムには食べ放題でたいそう幸せだったのだけれど、「また行きたいな」と思っているうちに数年前、閉店してしまった。美味しいロシア料理食べに行きたいなー……とか思ってしまった。。

チーズ(ベルキューブ)
キャベツのアツアツ胡麻油かけ
酢豚
自家製いくら・「神宗」の鰹昆布
なめこの味噌汁
羽釜御飯
ビール(FOSTER'S)

手元にブロックの豚肩ロース肉、そして蓮根1節。
 
何か煮物的な料理は作れないものか、とレシピデータベースを見ていたら、酢豚のレシピがあって「これだ!」と。
 
参考のレシピは「陳健一風 魅惑の酢豚」という愉快な名前の酢豚で、その名のとおり陳健一さんレシピのもの。本来は、みじん切りにした刻んだ玉ねぎとピーマン、パプリカを生のまま皿に敷いて、酢豚に仕上げた蓮根と肉をその上に盛りつけて、全体を混ぜながらいただく、という趣向のものだった。
 
「……でも、玉ねぎもピーマンも、大きめに切ってちゃんと火を通して甘酢を絡めたのが、私は食べたいのよねぇ……」
と、そのアレンジの部分は無視して、野菜も蓮根と一緒に揚げて甘酢に絡めることに。その他の作り方はレシピに倣った。ケチャップは入らず、醤油もほとんど使われない、中国黒酢やバルサミコ酢を使った甘酢の配合。
 
私は酢豚が大好物なのだけれど、大好物ゆえに「肉はちゃんとカラッと揚がっていないと」「甘ったるいのは嫌い」「ケチャップ味のはもっと嫌い」「野菜はシャキシャキじゃないと」と、「こうすればもっと美味しいのに」とケチをつけたくなってしまう。作るのが難しいのも重々承知なので、だから自分で作るやる気もあんまり沸かないのだった。1回か2回は作ったことがあるけれど、そもそも揚げ物自体得意でないので、「すごく満足」という仕上がりにはならなかった記憶がある。
 
でも今日はだんなも夕飯までに帰ってこられるそうだし、いっちょうがんばってみましょうかね、と、蓮根を大ぶりに刻んで水にさらすところから。玉ねぎ、ピーマン、パプリカも同じくらいのサイズにカットして、火の通りにくい野菜から次々素揚げ。最後に、酒と塩胡椒、醤油を揉み込んだ肉に片栗粉まぶして揚げた。
 
揚げ油を処理して空にした中華鍋に甘酢の材料熱して、とろみをつけたところで揚げた具材を戻し入れて、あとはざざっと煽ればできあがり。中華料理らしく、ひとつの中華鍋で完結する料理ではあるけれど、回鍋肉よりやっぱり手間はかかるなという感じだ。回鍋肉の野菜のように「油通し」ではなく「湯通し」にしてしまえば楽なのかもだけれど、酢豚ばかりは「揚げ肉」じゃないと美味しくないしねぇ……。
 
「ともあれ!なんか酢豚っぽいものができました!」
と食卓に出してみたら、甘酢の味はばっちりだし、諸々反省点はあるものの(揚げ油ちょっとケチッたら肉がカラッとなってくれなかった……)玉ねぎもピーマンもツヤッと良い感じに火が通っていたし蓮根はぽくぽくと美味しいしで、当初の予想よりはずっと満足なものになった。我が家近くでは、お気に入りの中華定食屋さん「太閤園」の酢豚が素敵に美味しいのだけれど、その6割くらいの美味しさには迫っているかな、くらいな。
 
さっぱりした添え物をと、ちぎったキャベツは千切り生姜と合わせ、塩と少量のオイスターソースでざっと和えた後に、煙が出るまで熱した少量の胡麻油を上からジャッとかけたものを。酢豚がたんまり出来たので、あとはありものをあれこれ出した。

 
酢豚美味しいなーちゃんと美味しいなーこれならもっと頻繁に作ってもいい……いや、やっぱり面倒だからたまーにで良いかなー、と思いながらもぐもぐ。

9月8日 木曜日
我が家の新兵器(どこに置くのー……)
全粒粉パンのトースト with 発酵バター
アイスカフェオレ

先日、我が家に新兵器が届いた。デロンギのポップアップトースター
 
パン食は多いものの、さしてトーストを食べるわけではない我が家なので無用の長物になる可能性も低くないのだけれど、うっかり「送料込1000円」なんてアホみたいな値段で買える機会を得てしまったので、うっかり買ってしまったのだった。
 
先日からちょこちょこお買い物している会員制ショッピングサイト「GILT」、共同購入クーポンに浮かれついでに存在を知ってなんとなく登録して、一度試しにお買い物してみたら以来ぽつぽつと「2500円割引券プレゼント」的なお知らせが来るようになった。その割引券使ってうっかり買ってしまったのがこのトースター。……レトロな感じでキュートだけれど……でかい。
 
当初は、「パン焼き機の後ろの空間あるから、パン焼き機奥に押し込んで、そこにトースター置けるよね」なんて思っていたのに、このトースターが予想以上に巨大だったため無理。そもそも先日届いたワッフルメーカー(これもGILTで買った……買ってしまった……)を置くところにすら困っていた状況で、結果、ダッチオーブン類を無理めに重ねる事で棚に無理矢理空白を作って設置場所を確保したのだった。海外家電、シンプルな機能で良い感じのものが多いのだけれど、いかんせん巨大なのが多いよね。クイジナートとか……。
 
「というわけで、食パン買ってきたから焼いてみるよー」
「やったー!」
最初のボタンは僕が押す!押させて押させて!と男子中学生がうるさいので、セットは息子にお願いした。ダイヤルで焼き具合指定して、あとはパンセットしてレバーを下に押し下げるだけ。焼き上がるとがっちゃこんとパンがポップする。焦げてた。
 
「焦げた!焦げてた!」
「あれ、焼き色"3"だと焦げたか……2くらいじゃないとダメっぽいね」
見事に「こんがり」をちょっと通り過ぎたくらいの焼き色に焼けたパン、所要時間はものの数分。オーブンの余熱とかしないで済む分、食パン焼くにはこれは確かに簡単かも。
 
「……でもさ、これ、チーズトーストできないよね」
「……うぐ」
「……バター塗ってからトーストするのもできないね」
「……うぐぐぐぐ」
 
バターの問題なら、アレだ。ずっと欲しいと思っていた「butter crock」を今こそ買うチャンス!と、トースターよりも高い買い物をしようとしている私……。

「崎陽軒」のシウマイ
ゴーヤーチャンプルー
羽釜御飯
長ねぎとわかめの味噌汁
麦茶

息子は明日、実力テストなのだそう。
 
前日だというのにのほほんとしていて、「なんか、もう大丈夫そう〜」と、まだ午後5時半頃だというのにもう余裕ぶっこいた発言をしていたので、
「ほんとに?ほんとに大丈夫?」
じゃあこれやってみ、ちょっとやってみ?と、ネットでみつけた、試験範囲内分野の「入試問題〜応用〜」とかいう数学の問題集をプリントして渡してみた。
 
「グフォゥ!」と奇声を挙げた息子、ほどなく煩悶し始めたので、結局私と一緒にお勉強。高校数学となってしまうとかなり自信がないけど、中学数学なら大丈夫、死ぬほどやったし家庭教師経験もしこたまあるから大丈夫〜と、一緒に「食塩水の濃度の問題」とか「道のりの問題」とか「原価率計算の問題」などをやりまくった。
 
気が付いたら、米の吸水と豆腐の水切りしかさせていないのに午後7時を回ろうとしていて、慌てて夕飯の準備。
 
もういいやできるものだけで、と、おかず一品は常温長期保存可能の焼売を出してしまうことにした。あとは当初の予定だったゴーヤーチャンプルー。
 
9月になってもまだ実をつけ続けている今年のゴーヤー。
 
肥料が足りないか色々限界なのか実のサイズこそ小さめになってきたけれど、相変わらず苦味軽めの良い感じのゴーヤーがなってくれている。
 
水切りしっかりした豆腐を炒りつけて、ランチョンミートも加え炒め、最後にゴーヤーを加えたら塩で調味して鰹ぶしざっと混ぜて、溶き卵加え混ぜて、豆腐をぐちゃぐちゃにしないように気をつけながらざざっと炒め混ぜてできあがり。
 
ゴーヤーの苦さは平気ではある(正確には「平気になった」)のだけれど、「前向きに大好きな野菜」かと問われれば微妙な感じ。何もこんな苦いものを好き好んで食べなくても、とも思う。でも、ゴーヤー抜きのゴーヤーチャンプルーはきっとすごくつまらない味だ。豆腐とランチョンミートと卵なんて、子供が好みそうな優しい食感の旨味のあるものばかりなのに、そこに調和を乱すかのようなニガニガイボイボした緑色の物体が入ることで、でも他の具材の美味しさも引き立つ、というか。
 
さ、食べたらやるよ続きやるよ!と、夕飯は支度も食事もささっと終わらせて、いざ数学。
 
だから塩の分量は食塩水の重量に濃度/100をかければ良いんだってばよー。食塩水重量xで濃度yなら塩はxy/100じゃんって、そんな話。

9月9日 金曜日
御飯真ん中に盛ってこう盛りつけると、なんか「ナシチャンプル風」になるよねー?
全粒粉食パンのトースト
発酵バター&いちじくジャム
梨(幸水)
アイスカフェオレ

新兵器堪能中の我が家、
「今日もトーストを食べよう」
と、いそいそと冷蔵庫から発酵バターといちじくジャムを取り出してテーブルに並べてみた。
 
6枚切り食パンなら、焼き色目盛りは2が妥当、と学んだところで、今日は良い感じの焼き色のトーストのできあがり。でもやっぱり外国製のトースター、日本のように「4枚切りの厚めのモチモチ食パンを焼いて食べる」ような文化とはちょっと隔たりがあるようで、厚めのパンになるほど中までふっくら焼き上げるは難しい風だ。8枚切りのを外側カリッと焼いて食べるのに向いているような感じ。
 
なので、このトースターを使うのは私のお昼御飯(薄い食パン買ってきて、さらっと囓って済ませる、みたいな)の方がむしろ向いていたりするかも、と思いながら、今日はバターとジャム両方塗ってリッチな味を堪能した。
 
今日の梨は幸水。豊水よりも濃厚な甘味があって、水分量はごく若干少なめという感じの梨で、でもこちらも最高に美味しかった。梨の美味しい季節の到来だと思うと、過ぎる夏を惜しむ気分もちょっとばかり薄くなる。そもそも秋刀魚の美味しい季節の到来なんだもんね〜。

鶏肉のスタミナ焼きのナシチャンプル風
麦茶

冷蔵庫に、半端に残った酢豚があって、しかも昨夜のゴーヤーチャンプルーと焼売も数個残っている。今日のだんなのお弁当用、と詰めておいたは良いが、
「あ、明日は俺野球観戦で荷物増やしたくないからお弁当は要らないのよ」
と言われ、そうですか……と、しょんぼり。
 
あれこれ残った半端なものを食べてしまいたいし、それとは別に1枚残った鶏肉も食べてしまいたいし、と考えて「ナシチャンプル」風に盛りつけてしまうことにした。インドネシア語で「ナシ」が御飯、「チャンプル」が混ぜる、の意味。中央に御飯を盛って周囲にごちゃーっとおかずを盛りつけたような、定食風の料理だ。別に混ぜて食べたりはしない。
 
そういえば沖縄の炒め料理も「チャンプルー」と言うけれど、やっぱり語源は同じところにあるのだそう。
 
鶏肉はスタミナ焼きにすることにした。
 
塩胡椒して小麦粉はたいてスキレットでこんがり焼きつけた鶏肉に、おろし生姜、おろしにんにく入りの醤油味醂だれ(そこにケチャップも入る)を回しかけて軽く煮詰める。皿にレタス敷いてその上に肉を置き、残りのおかずもあれこれ盛りつけた。
 
ちゃんと作ったのはこのスタミナ焼き一品だけれど、ワンプレートディッシュにするとそれなりに見栄えも良くなり、「よしよし」と、息子と2人の夕御飯。
 
「で、どうだったよ期末テストはちゃんと出来たの?」
「うん、友達の○○君がテスト中ぶーぶー鼻血吹いてたよ」
「えー、なにそれー」
「なんかね、鼻血出やすい体質なんだってさ」
「そうなんだー心配だね……って、いや、それはどうでも良くてさ」
君のテストはちゃんと出来たのかって聞いてるのー!と、今日も漫才しながらもぐもぐ。

9月10日 土曜日
焼きたて和牛とビビンバの夕べ。
「marond」のコロッケパン
梨(幸水)
アイスカフェオレ

待ちかねた週末、土曜の今日も息子は部活だそうなので、簡単に食べられるものをとパンを買ってきた。
 
地元のチェーンパン屋さん「marond」で売られているコロッケはほのかに甘くてなんだか美味しい。そのコロッケが乗ったコロッケパンがあったので買ってきてみた。コッペパンに挟まれているタイプではなくて、煎餅型の平べったいパンの上にコロッケが乗っているもの。ソースとマヨネーズがトッピングされている。
 
サイズはさほどではないけれどけっこう食べ応えのあるパンで、1つでけっこうお腹一杯。

中華つけ麺
 煮豚・ナルト・メンマ・刻み葱
麦茶

午前中、息子の居ぬうちにだんなと2人買い物に出て、夕食の食材などあれこれ買って帰ってきた。
 
お昼御飯は、
「今シーズン最後になるかもだし、冷やし中華にでもする?」
と、スーパーの麺売り場を見に行って「いや、つけ麺にしようか」と。
 
買ってきたのは確か日清の「つけ麺の達人」。息子には濃厚魚介醤油、私とだんなは濃厚豚骨醤油、1袋2人前なので、2袋4人分買ってきて食べてしまうことにした。売り場には「替え玉用つけ麺」なんてのも売られていて、スープの種類もあれこれ豊富。
 
トッピングってどういうの乗せると良いんだろうね?と、パッケージ見ながらナルトとメンマも籠に入れた。お肉屋で手頃な食べきりサイズの自家製煮豚も売っていたのでそれも1パック。あとはたっぷりの刻み葱。
 
そういえばテレビCMなどで見たことがあったはずなのに、「つけ麺の達人」を食べるのは初めてだったかも。少量の湯で薄めたこってり味のスープに太めの麺を浸して食べつつ、最後は残ったスープに更に湯を加えて伸ばして飲む。魚介醤油味の方には「薄め用」の顆粒スープまで別添されていた。
 
ふーん、けっこう美味しいもんだねーと話しながらつるつる。冷やし中華はもうすぐ店頭から消えてしまうだろうけど、つけ麺だったらまだ買えるだろうし、またお昼御飯に食べたいなと密かに思ったのだった。「担々ごまだれ味」が気になるところ。

ナムル
 (もやし・ほうれん草・ゼンマイ・人参)
黒毛和牛の焼き肉♪
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)

今日はお肉屋で黒毛和牛のもも肉が半額セールになっていた。焼き肉用カットやらすき焼き用やらが100g400円を切っていて、サシも適度に入ったその肉に「あらまぁ、美味しそう」と売り場に釘付け。
 
「ちょこっとだけ買っていこうか」
と包んでもらい、「本格的に焼き肉というんじゃなくて、ナムル作ってメインはビビンバで、ついでに肉焼いて食べる、くらいのゆるい感じで食べるのはどうだろう」ということになった。
 
ナムルは定番のもやしとほうれん草。あとゼンマイを胡麻油と醤油で炒めて胡麻と葱を混ぜ、人参も胡麻油で炒めてこちらは塩と少量の砂糖で調味。人参は白胡麻ではなく黒胡麻を和えておく。
 
最初は「ホットプレート出すのも面倒だし、フライパンで少しずつお肉焼いて焼きたてを食卓にちょこちょこ出して行けばいいんじゃない?と言っていたのだけれど、「そうだ!アレがあるじゃん!」と思い至って取り出したのは「無煙ロースター けむとうなかぁ〜」。
 
元々が業務用として開発されたものだけあって、見栄えも良いし手入れも簡単。熱源は炭火ではなくガスバーナーではあるのだけれど、網の隙間から脂が落ちていくこともあって良い具合に焼き上がるし、何しろ本当に煙が出ない。これなら居間でも焼き肉が食べられるね、と重宝しているのだけれど、唯一の弱点が「焼きスペースが小さめな事」。
 
ピーマン焼いて長ねぎ焼いて……と、いつも通りの「焼き肉」を楽しもうとすると肉を焼くスペースが本当に小さくなってしまって、親子3人で食べるとなると焼き肉屋で食べる時の半分以下のスピードでしか食べられなくなってしまうのが難点だった。いかにもこれは、「居酒屋で、おかずの1品を炙っていただく」風なサイズ。本腰入れてこれで調理して食べようとすると2人で1台は必要だ。
 
でも今日はメインはビビンバということで肉も少なめ。焼き野菜も無しということで、ロースターの良さを存分に楽しめた夕御飯になった。
 
さっと炙ったミディアムレア状態の肉を塩胡椒だけでいただいたり、刻み葱を塩と胡麻油で和えたものをくるんでみたり、焼き肉のたれを添えたりしながらもぐもぐ。綺麗にサシが入っているけれどこってりしすぎない牛もも肉は幸せな美味しさ。
 
さらっと盛った御飯にナムル山盛り乗せて、コチュジャン添えて、肉も囓りつつのシメのビビンバもたいそう美味。外見は「野菜いっぱい」という風だから一見ヘルシーに見えるのだけど、実は胡麻油たっぷりだからあんまりヘルシーでもないのよね……。でも満足。

9月11日 日曜日
今日も"まーさ"がお姉言葉でやってくれました。
うどん(ひやひや)
イカかき揚げ
麦茶

最近茹でている半生タイプのうどんは茹で時間が20分ほどとちょっと長め。
 
サマータイム出勤でだんなが6時半に出勤しているここ3ヶ月ほどは、うどんは「週末朝のお楽しみメニュー」のようになってしまっている。というわけで、日曜の今朝はうどん。
 
昨日のうちにスーパーの総菜売り場で天ぷらも見繕ってきた。私が選んだのはイカ入りのかき揚げだ。
 
冷たいうどんに冷たいだし、たっぷり刻み万能葱をかけて、温めた天ぷらをトッピング。
 
スーパーの天ぷら、もっとカリッサクッという風に揚がっていると嬉しいのだけれど、購入した段階で既にしっとりクタッとしているのがほとんどなのがちょっと残念。それでも、天ぷらをトッピングしたうどんは、だしに油が溶けてまろ〜んとした口当たりになって幸せ。

白菜の昆布揉み
づけまぐろ&イクラ丼
麦茶

昨日はまぐろがお手頃価格。
「このまぐろ、づけにして丼にしたら美味しいだろうなー」
とメバチマグロのサクを手にとって、ちょうど良いサイズのものを買ってきた。そういえば自家製いくらも少量残っていたのでした、と、づけ&イクラ丼で。
 
添えるのは味噌汁よりもシャキシャキした食感の野菜が恋しい気分だったので、朝食後にづけの準備をしがてら白菜の浅漬けの用意も。ざく切りにした白菜に粗塩ふって、神宗の「つぶ昆」を混ぜてしばらく置いておいてみた。昆布の旨みがじんわり染みて、これは予想以上に良い具合。「漬物」よりは塩分控えめに、シャキシャキした食感が残っていたのも嬉しかった。
 
簡単に、既製品の「すし酢」を使って淡めの味の寿司飯を用意して、揉み海苔と刻み万能葱もトッピングしながら各自作ったセルフ海鮮丼。
 
「セルフ海鮮丼」で思い出したけれど、「朝食のおいしいホテルランキング」というランキングで一位に輝いたのがラビスタ函館ベイというホテルなのだそう
 
朝からセルフ海鮮丼というのはたいそう強烈だし、具沢山の汁物があったりするのも魅力的。でも朝からチョコレートファウンテンは要らないかなぁ、と笑ってしまった。あんなに大量にイクラが用意されていたら、息子はたいそう喜ぶだろうなぁ。

チーズ(テテ・ド・モア)
海老とブロッコリーのタルタルサラダ
"まーさ"のスパゲティボロネーゼ
白ワイン(スイス Es Cotter Chasselas Eleve sur Lie 2010)

美味しいもの食べたいね、なんか、美味しいものが食べたいよねーと相談していたら、
「じゃあ、まーさが頑張るわ!」
と、だんながお姉言葉で雄々しく立ち上がった。まーさだ!まーさ来た!と喜ぶ私と息子。
 
「まずはチョップドオニオンを作るところから始めるわー」
「まーさ、めんどくさいからオニオンはクイジナートを使っちゃうわー」
今日も怪しくクネクネしている。もうこれは一つの様式美。このキャラクターが出てこないと、だんなのミートソースを食べた気がしないのだから困ったものだ。
 
いただきもののスイスの白ワインが手元にあったのでそれを飲むことにして、たっぷりのミートソースに添えたのはお総菜屋さんで買ってきたサラダと、巨大なチーズ。
 
円筒形のテテドモア(ちゃんと発音するとテットドモワンヌ?)、専用削り器のジロールを入手してしまったこともあって、このチーズが我が家が常備されるようになってしまった。ショリショリ削りながらチーズつまんで、サラダもつまんで、で、パスタをのんびりつまんでいたら伸びてしまうのでよろしくないのだけれど、なんとなくのんびりな夕御飯。
 
ミートソースは今回もだんなはたんまり作ってくれたので、後日朝御飯にホットドッグを用意する(で、ミートソースかける)予定。