アイスカフェオレ
連休最終日の今日は、結局息子の部活もなくてのんびりな一日に。
朝御飯は、昨日溜池山王をぷらぷらついでにANAインターコンチネンタルホテル東京で買ってきたアップルデニッシュ。
化粧室を拝借ついでにホテルのロビーフロアへ訪れたところ、お洒落なペストリーショップを見つけて「あ、ホテルのパン買って帰ろうかなー」と向かってみたらそこは「PIERRE GAGNAIRE(ピエール・ガニェール)」のショップだったりしたのだった。おお、これがかのピエール・ガニェール。お噂はかねがね。
スタイリッシュなケーキもそれぞれとっても美味しそうだったのだけれど、炎天下の中持ち歩くのはちょっと難しいしねと、当初の予定通りパンだけ眺めてきた。どれもさすがのお値段で、パン・オ・ショコラは300円。結局、格子模様のデニッシュ生地がとても綺麗だったアップルデニッシュを買うことにした。これも確か1個280円くらい。
紙袋に1つずつ包んでくれたパンは、でもものの数時間で表面にしっとりバターが染み出てくるほどのバターたっぷり感。これはあっためて食べた方が絶対美味しいだろうなと、中まで温まるように時間をかけてオーブンに入れてから朝食にいただいた。
デニッシュ生地の層はもはや芸術品のような美しさだし、黄金色のリンゴの甘煮も「しっかり甘くて、でもりんごの味もとても濃厚」な素晴らしいもの。あらやださすがに美味しいわ、超美味しいわ、と幸せにいただいた。ホイップクリーム添えて食べたいような、リッチなデニッシュ。
売り場では鴨のグリルなどのお総菜類も売られていて、そちらもたいそう魅惑的だった。クーポンを見せればその場で10%引き、19時以降は30%引きの値段で買えるのを今日になってから知り、「それ……いいな」と。いつか7時以降に伺ってお総菜購入してみよう。
秋刀魚の天ぷら
麦茶
「お昼御飯、どうしようか」
「……ハンバーガー?」
「うーん、ハンバーガー……。朝にデニッシュ食べておいてアレなんだけど、お母さんはなんだかパンケーキが食べたい気分なんだよね。シンプルなやつ」
「パンケーキ!いいねぇ!」
「じゃあ、材料適当に仕入れてくるね、夕飯の食材も」
などというやりとりの後、午前中遅めの時間にふらりとスーパーにお買い物。いかにもなパンケーキ(というか「ホットケーキ」)が恋しい今日この頃だったので、大手メーカーのホットケーキミックスを籠に入れて、その後にお総菜コーナーに向かったところで天ぷらバイキング台で存在感を放つ「秋刀魚の天ぷら」と目があってしまった。
「え?秋刀魚の天ぷら?え?え?」
それ、美味しそう〜と近寄ってみれば、1尾を開きにした大きな天ぷらがたったの100円。
「ごめん……お昼御飯は、急遽うどんということになりました……」
と、天ぷらを手にして帰ったら(でもホットケーキミックスもちゃんと買ってきたのよ)、息子に苦笑いされた。息子の分の天ぷらは野菜かき揚げ。
うどんは、我が家には3人分の500g袋しか買い置きがなかったので、「父ちゃんがいない間に食べる用ね」と昨日のうちに新橋の「せとうち旬彩館」で2人前の冷蔵さぬきうどんをいくつか買ってきてあった。それ茹でて、鎌田醤油のストレートだしかけて、我が家のいつもの「簡単ひやひやうどん」。天ぷらは、うどん茹でている時間使ってオーブンに入れ、なるべくカリッとなるように温めなおした。
なんてことないスーパーの天ぷらなわけだけど、秋刀魚の天ぷらは最高に幸せな味。キスの天ぷらに比べるとずっと魚臭いし、正直言えば生臭いようなギラギラしたあの秋刀魚の脂特有の風味もしっかりあるのだけれど、それがむしろ秋刀魚好きにはたまらない美味しさ。ほくほくした身に、衣の油と秋刀魚自体の脂が口一杯にじゅわわわ〜と広がって、いつものさぬきうどんが「にしんそば」でも食べているような、ちょっと違ったものになった。
秋刀魚の天ぷら、また出ていたら買ってこよう。「なにこれすごい御馳走!」という感じだった。100円なのに……。
きのこのガーリックバター蒸し
鶏肉のトマトチーズ焼き
さつまいものポタージュ
羽釜御飯
麦茶
買い物に出た以外は外出予定もなく、そして急ぎの仕事もなく、午後はひたすらのんびりと。うっかり昼寝までしてしまった。
夕御飯は、買い置きの鶏肉を食べてしまわなければと、昨日のうちに塩とオリーブ油、ベランダ栽培のローズマリーとタイバジルを適当にちぎってマリネしておいた鶏をスキレット焼きに。
洋風な味のものが恋しい気分だったので、最後に薄切りトマトとシュレッドチーズを鶏の上にトッピングして蓋して熱すること数分、チーズが焼けたところで皿に盛りつけた。
鶏の下にはきのこのガーリック蒸し。こちらはシリコンスチーマーを使って、しめじとしいたけに塩してガーリックパウダーとドライパセリふってバターのかけらを落としたものをレンジで2分ばかりの簡単な品。
昨日食べてたいそう美味しかったとうもろこしの残りの1本も茹でて、スープはさつまいも1本使ったポタージュを。
皮剥いて角切りにしたさつまいもをコンソメ入れた水で柔らかく煮て、ハンドミキサーで滑らかになるまで粉砕してから牛乳で伸ばして塩胡椒。この手のスープは冷たくして飲むのも好きだけれど、今日は出来立てのアツアツのをいただくことにした。大きなさつまいも1本使って作ったスープはたっぷりできて、更にとても濃厚なものになった。
昨日のランチに食べた肉塊を思うと、その1/4量ほどくらいにしか見えないささやかな量の(でも1人あたり鶏もも1/2枚分だからそれほど小さいわけでもないのだけど)夕御飯。父ちゃんがいない間くらいはと、今日は一日休肝日〜。
アイスカフェオレ
焼きたい焼きたいと思っていたホットケーキ。
平日の朝は息子の朝練があるからそれに合わせて焼くのは地味に大変なのだけど、でも私が食べたかったので朝6時に起きて用意した。
なんでも、市販のホットケーキミックスを使って焼くホットケーキは「粉はざっくりと、ごく簡単に混ぜる(粉の粒が残るくらい)」「生地は上から落とすようにする」ことで、ふんわり分厚く綺麗に丸いホットケーキが焼けるのだとか。これまで割としっかりめに粉を混ぜていたので、そのコツをネットニュースで読んで試してみたいなと思っていたのだった。
卵と牛乳はしっかりめに混ぜておき、そこに粉を加えたらゴムべらで粉っぽさが消えるところまでざざっと混ぜて、すぐに焼く。
「表面にぷつぷつ気泡ができてからひっくり返す、それまでいじらない」の手法は知っていたので今回もいつも同様そのようにしたら、常より厚めの生地のおかげでか、弱火にしていたのにちょっと焦げた。まぁ1枚目は焦げやすいから……と2枚目焼いたら2枚目も焦げた。分厚いホットケーキを綺麗に焼くのは、なかなかどうして難しい。
かくして、3枚目と4枚目はそこそこ美しく焼き上がり、綺麗な方をそれぞれ上に盛りつけてテーブルへ。添えたのはメープルシロップと角切りバター。
「ホットケーキって、なんでか美味しいよねー」
「……いや、"なんでか"じゃなくて美味しいでしょ。御馳走でしょホットケーキ」
「そうだねー」
ちょっと焼き色しっかりついてしまったものの、中までしっかり火の通ったホットケーキはふわんふわんで良い具合。まだまだ改善の余地はあるものの、確かにいつもより美味しく綺麗に焼き上がった。
息子曰く、ワッフルも相当好物だけれど、ホットケーキも甲乙つけがたい美味なのだそうだ。男子中学生らしくしっかり「肉食い」な息子なのに、それとは別に「甘党男子」フラグもしっかり立っているらしい。私が平日に友達とデザートブッフェ行ったりすると後で「僕も行きたかったのに」とぶーぶー言う男子中学生……。
さつまいものポタージュ(今日は冷製)
麦茶
昨日作ったさつまいものスープは、昨夜粗熱が取れたところで冷蔵庫に入れておいたので、今日は冷製でいただいてみることに。
だったらおかずは和風より洋風だよねと、今日はスパゲティにすることにした。小ぶりな実ながらまだ収穫が続いているベランダのゴーヤーを1つもいで、今日は「ゴーヤーとベーコン、ゆで卵のスパゲッティ」。出典は不明で、自作のレシピデータベースに入っていたレシピだ。
アーリオオーリオにベーコンと薄切りゴーヤー加えて炒めて、ゆで上げたパスタをそこに加えてからちぎったモッツァレラチーズとみじん切りにしたゆで卵を投入。最後にオリーブ油、パルミジャーノ・レッジャーノ、黒胡椒で仕上げてできあがり……というもの。なんというか、「日本ならではの炒めスパ」的に思える具の組み合わせだ。
ベーコンの代わりに半端に残っていたランチョンミートを使ってしまったところ、結局なんだか「ゴーヤーチャンプルー風炒めスパ」という感じに。本当はパルミジャーノ・レッジャーノを仕上げにかけろということだったのだけれど、これはむしろこっちでしょ、と、クラフト社の「パルメザンチーズ」をテーブルに出した。
今年の我が家のゴーヤーは、苦味が少なくてたいそう食べやすいもの。ゴーヤー以外は「肉・卵・チーズ」と旨味のあるマイルドな味のものばかりのスパゲティは、ゴーヤーの苦味の軽さもあいまって、大人っぽい味のような子供向けの味のような、面白い味わいだった。
アイスカフェオレ
今日の朝御飯は、トースターで焼いた食パンに目玉焼き乗っけて通称(?)「ラピュタトースト」。
焼きたてのパンにうっすらバター塗って、黄身を半熟に焼いた目玉焼きを乗せてから更に軽く塩、それと黒胡椒ガリゴリ挽いてかぶりついた。とろりとこぼれてきそうな半熟の黄身が良い具合だ。
息子は朝から
「今日学校あるの?本当にあるの?だってほら、警報とか出てるじゃん……」
と、テレビ画面を見ながら暗い表情。
大型台風15号がじわじわと関東を目指して北上中の今日、お昼前後には日本上陸の見込みで午後には関東付近に到達する模様なのであるらしい。
「うーん……部活やって帰るなら、その頃が一番雨も風も強い頃かも。だから今日の部活は中止じゃないかな」
とりあえず今は雨と風はそう強くないから学校行っておいでよ鞄にタオルと靴下詰めてさ……と、息子を送り出した。
しかし、息子が登校した直後から猛烈な雨。こりゃ今日は一日大変だな……と、「ひきこもり予定」の今日の私は、いつも通りに家事したり仕事したり、色々。
カレー風味の冷製さつまいものポタージュ
肉骨茶飯
麦茶
息子の帰宅は、なんと1時半。
「台風だからって、午前授業で給食食べたら終わりになった〜」
だそうで、しかも教職員つきの集団下校だったのだそう。下校後の外出は極力避けましょう、というお達しつきで早々に帰ってきたのだった。
その決断は本当に正しかった、という感じで、午後3時頃から雨と風は増すばかり。4時になってテレビをつけてみたら、あらかたの番組が台風特別報道に切り替わっていた。強風の影響で首都圏の電車が続々と運休になっていき、窓の外に覗ける風雨の具合も「いよいよヤバイ」という感じ。
外出予定もないし……とのんびり構えていたのだけれど、神奈川、東京、千葉と続々と「停電情報」も入ってきた。停電!?停電は困る!それは大変!と、「電気が使えるうちにできることやっておかなきゃ!」と、お風呂沸かして、お釜にお米セットして、そして炒め物にしようと思っていた夕飯の献立も急遽変更。
炒め物をしている最中に真っ暗になるのは勘弁して欲しいので、手間が少なく火を通す時間も幅を持てる煮物に切り替えた。万が一おかずを用意できなかった時のことも考えて炊き込みご飯にした結果、微妙に献立のバランスが悪くなってしまったのだけれど……無事に明かりの下で御飯食べることができただけ良しとしよう。
まだ5時過ぎなのに分厚い台風の雲の存在で、入浴時には既に外は薄暗く、常にない早めの入浴の後は常にない早めの炊飯。
炊き込みご飯は、買い置きの無印良品「炊き込みごはんの素 肉骨茶飯」を使ってみた。研いだ米に混ぜて、いつものラインまで水を加えて炊くだけ。これがもう笑っちゃうほどに、「御飯に肉骨茶かけました」みたいな漢方薬臭く肉っぽい炊き込みご飯だった。なんかこう、中華ちまきのように竹の皮で巻きたくなるような味わい。
炒め物用にと買ってきた豚薄切り肉は、ありものの白菜や小松菜、さやいんげん、長ねぎなどなどと共に少なめの水で蒸し煮にして、最後に「豚味噌鍋」用の練り味噌をさらっと溶いた。台所に広がる馴染みの匂いに「豚味噌鍋の匂いだー!」と、息子大喜び。
でもその豚味噌鍋の匂いにこういうの組み合わせちゃってスミマセン……と、漢方臭い御飯と、洋風のさつまいもスープも食卓に。連日続いて出してしまっていたさつまいもスープなので、最後は少し目先を変えようと、カレー粉を少量溶き混ぜて仕上げにガラムマサラをちらっと散らした。肉骨茶味の御飯にクリーミーでわずかにスパイシーな冷たいスープは悪くない組み合わせ。それに豚味噌味が加わると……ちょっと微妙、だったかも……。
結局、早めの夕飯のこの頃が今日一番の悪天候だった模様。
「きゃー!すごい雨〜!」
「ていうかすごい風〜!」
と、台風特番を見ながらキャアキャアと済ませた夕御飯の後、雨の方は早々に止んだようで、あとは強風(でも尋常じゃない強風……)が残るだけという感じに。
息子が楽しみにしていた「謎解きバトルTORE!」のスペシャル放送も無事に見ることができて、でも今現在20:30、まだまだ風は止みそうにない。
明日は台風一過かな。良い天気でありますように。
梨(豊水)
アイスカフェオレ
今日の朝御飯は、シンプルバタートーストといつものカフェオレ、あとは梨。
ポップアップトースターを使ってのトーストは、「何か塗ってからor乗せてから焼く」というのができないから、ピザトーストもチーズトーストもできないのがつまらないところ。えらく短い時間で焼けるという利点はあるので、「じゃあ、ジャムとかピーナツバターとか用意しておけば良いんだなぁ」と思い至った。甘いものをあまりゴテゴテ塗りたくはないのだけれど、ちょっとそういう目先を変える品も恋しくなる。
で、
「そっか、アンデルセンのシールの交換でジャム貰ってくればいいんだ」
と気が付いた。溜めに溜めたアンデルセンのシール、埋めた台紙が10枚くらいはあったはず。
「よし、いちごジャムとマーマレード貰ってこよう」
と、台紙6枚鞄に入れて、午前中他の用事も済ませがてらお買い物に行ってきた。
でも、一番食べたいのはいちじくジャム。今日の買い物であちこち覗いたけれどこれといういちじくジャムに出会えなかったから、いっそ通販してしまおうかな……と、帰宅後にパソコンで通販サイトを色々チェック。
サンクゼールのジャムが種類豊富で美味しくて見た目も綺麗なのだけど、悩んだ末に「Lumiere un bouton」というお店の「いちじくとキルシュのコンフィチュール」がとても綺麗だったので試しに買ってみることにした。
ついでにりんごのコンフィチュールも籠に入れて、送料無料目当てで"「しあわせ食パン・ほっこりスコーン」と「優しい焼き菓子」のお試し7種19品セット"もうっかり籠に入れて、到着は来週末くらいの予定。コンフィチュール美味しいといいなー。パンも美味しいといいなー。
ゴーヤーと豚バラの味噌炒め丼
豆腐の味噌汁
麦茶
まだまだだんな出張中にて、息子と2人の夕御飯。
今日は息子が習い事を終えてからの遅めの食事なので、空腹を前にがっつり食事に取り組めるようにと「丼」で。
事前に豆腐の味噌汁用意して、青菜のおひたしも作って、「……で、"ゴーヤと豚バラの味噌炒め丼"作るつもりだったんだよね」とレシピ確認したところで「しまった……味噌汁だと味噌味がかぶるじゃん……」と気がついた。汁物は吸い物かコンソメスープ系にすべきだったなー失敗失敗。
でも、まぁ、味噌味の方向もちょっと違うからまぁいいか、と、予定の丼を決行した。ゴーヤーを食べてしまいたいところだったし。
参考は野崎洋光さんの丼もの本で、湯通しした豚肉を薄切りゴーヤー、わけぎ、椎茸と共に炒め合わせて味噌味のタレで絡めたのを御飯に乗せていただく、というもの。田舎味噌をベースにしたタレは、卵黄と味醂、砂糖、酒が入る。甘味が案外多い配合で、「ちょっとこう、インパクトも欲しい」と、味噌の一部を「おやじ味噌」に変えてみた。
味噌炒めだからして、見た目はやっぱりこう、あまり煌びやかな感じにならなかったのだけれども、「うむ、なるほど、こういう感じか」という風に仕上がった(どんなだ)。甘さ控えめを試みたというのに、やっぱりなかなかけっこう甘い。味噌全部「おやじ」に切り替えても、それはそれで良かったかも。
……で、見た目が地味なこともあって、つい手持ちの香菜をトッピングしてみたら、ますます「本来あるべき姿」とは遠ざかったような。
例によって我が家のゴーヤーは苦味控えめなので、ゴーヤーざくざくな割にかなり食べやすい味噌炒め。とろんと絡む味噌味は豚肉にもゴーヤーにもよく似合っていた。
ピロシキ
コーンパン 1/2個
ヨーグルト
アイスカフェオレ
先週に続いて今日から再び三連休。だんなの帰国日はまだ訪れない(しょんぼりなー)。
今日は午前練だけ部活があるのだという息子の起床に合わせて、昨日買ってきてあった「アンデルセン」のピロシキを温めた。息子の好みはピロシキよりもカレーパンだということだけれど、カレーは今晩食べに行く予定だからね、とカレー味は自重。
小ぶりのピロシキだったので、それだけでは物足りないかなとコーンパン1個も半分こして食べることに。一緒に出したヨーグルトはダノン(イオンOEM商品)のミックスフルーツヨーグルト。パッケージからしてダノンのだよね〜と買ってきてみたヨーグルトの製造元がやっぱりダノンだったので、息子に「OEMとは」の説明をしながらもぐもぐ。
ミックスヨーグルトに入ってるフルーツは洋梨、パイン、バナナ、オレンジ、ストロベリーだそう。
「あ、ミックスジュースみたいな味がする!」
「ミックスジュースのあの味って桃缶の味が主体だと思うけどね……うん、でも確かにミックスジュースっぽいかも」
けっこう美味しいかも〜、と話したりして、さてじゃあ連休だけど家には私一人だし仕事しようかな。
麦茶
本格的に涼しさが到来する前に食べてしまわなきゃ、と、夏の盛りにスーパーで見つけて衝動買いしてしまった「サラダ麺つゆ おろしたまねぎ醤油味」という既製品のストレートつゆを使って、お昼御飯はサラダそうめん。
リーフレタスちぎってきゅうり薄切りにして、あとはプチトマトとゆで卵を用意。茹でて流水で揉み洗いした素麺を盛りつけて、そのパックのスープをかけるだけ、というもの。
「つまりサラダスパゲッティみたいな?」
「うん、割とそのまんまだったねぇ……」
"玉ねぎたっぷりの酸味のあるスープ"は、すなわちほとんど「玉ねぎドレッシング」と変わらないわけで(市販の玉ねぎドレッシングを水でのばしてめんつゆ足したらきっとこんな感じ)、ある意味期待通りな味だった。悪くはないけど、ピエトロドレッシング使ったサラダスパゲッティの方がこくがあって(麺も太くて食べ応えもあるし)好みかも。
他社からトマトベースのサラダそうめんつゆも出ていたし、今年の夏は「そういう流れ」でもあったのかしら、なんて思ってしまった。その手のものが並んでいたスーパーの棚は、今はすっかり「鍋のスープ」のコーナーに。今年もチーズ鍋とかトマト鍋を越えるような面妖なスープが色々出るのかなぁ……ちょっと楽しみだ。
チキンタンドリー×2
バターナン×2 クーポン利用で\500
チーズナン \470
バターチキンカレー \950
マンゴーラッシー \300
ココナッツラッシー \300
父ちゃんがカレーの国に出張中なので、
「じゃあ私たちも、父ちゃんいない間にカレー食べよう」
なんて言っていたのだけれど、ちょうどそんな折、地元のインド料理屋さんの共同購入クーポンが発売になった。へー、あんなところにインド料理屋さんあったんだ、と、存在も知らなかったお店のクーポン。
「Nan House Dining&Bar」という、駅からちょっと歩いたところにあったそのお店のクーポンは、
「【稲毛駅徒歩7分】ふっくらモチモチの食感!ここでしか味わえない!チキンタンドリー(660円) +バターナン(300円)を2名様分1920円⇒500円♪」というもの。
1枚のクーポンが2名分で、サラダつきのチキンタンドリーが2本とバターナンが2枚いただけて、それで500円なのだそうだ。スパイシーなチキンを息子が食べてくれるかどうかがネックだったのだけれど、
「いいや、どうせカレーも1つくらい注文するだろうし、私がチキン2本食べてもいいや」
と、買ってみた。
共同購入クーポン、「なんかもう、そろそろ卒業でいいかなー。飲食店クーポンはろくなのが出ないし、エステとか宿泊券とか怪しい通販系とかそんなんばかりになってきたし」と梅雨あたりから数ヶ月購入がぴたりと止まっていたのだけれど、ここ数週間になってまたなんだか魅力的なプランがあちこちから出るようになって、再び「お食事券6店舗分溜め込んでいます」みたいな感じになってきた。ほとんどがビール系とか、飲み放題とか、食べ放題とか、そんなところ……。
若干早めの夕御飯にと到着した店は、インド料理屋さんなのに靴を脱いで上がる掘り炬燵の席もあって不思議な感じ。若干たどたどしい日本語を操る店員さんが
「ご予約の○○サン?えーと……クーポン?コレ、何出せばいいのかナ?」
と印刷したクーポン覗き込んで「ん〜?」とか言っている。
大丈夫かな……と、苦笑いしつつ、ここ、ここに書いてあります。チキンタンドリー2つとバターナン2つのセットのクーポンで、これがこのクーポンの番号です、と説明してみた。
鶏とナンだけでは物足りないかなと、追加でバターチキンカレーも頼んで、メニューにあった「マンゴーラッシー」「ココナッツラッシー」も猛烈に気になったのでそれぞれ飲んでみようと、追加注文。更に調子に乗ってチーズナンまで追加しちゃったけど、でも結局お得な晩餐だったと思う。どれも美味しくて居心地も良いし、素敵な店だった。あとは……300mくらいで良いから、もうちょっと駅に近かったらもっと重宝するんだけどなー、という感じ。
皮なしの鶏もも肉を使ったタンドリーチキンは、色合いこそ辛そうに見えるものだったけれど、でも辛さ成分は少しも含まれていない食べやすいもの。
「あ、これなら僕にも食べられるよ」
美味しい美味しいと、息子も余裕で完食。バターチキンカレーの方も(これはそもそもが甘口のカレーだけれども)、スパイスの存在はちゃんと感じるものの、こちらも辛味成分ゼロだった。玉ねぎの甘さが濃厚に感じられて、でも私としては「鶏もカレーも辛くなかったから、ちょっと辛いものも恋しかったかなー」という気分。今度家族で訪れた時にはマトンカレーあたりをいただくことにしよう。
で、店名までなっているとおり、とにかくナンが美味しかった。
私の(小さくはない)顔でさえも余裕で隠れてしまいそうなほどに巨大なナンは触れないほどアツアツな状態で出てきて、表面に塗られた澄ましバターの香りも良い感じ。底面はパリッサクッと、中はもっちもちと、「地元で手軽に食べられるお店」の中では最上級に美味しいナンだった。
早々に最初に出てきたバターナンを完食した息子が「あと1枚食べたい、チーズナン食べたい」と言うので、追加したチーズナンは息子が6〜7割担当する感じで私と分け合いつつ。
こちらは円形のナンで、生地にくるまれる形で中にチーズが挟み込まれているものだった。四等分にカットされて出てきたチーズナンは、持ち上げるとチーズと黄金色の油がぽたぽた垂れてくるようなリッチなもの。夢中で食べてしまったからうっかり写真も撮り忘れたけれど、これもたいそう美味しかった。
メニュー見ながら、「次に来たらガーリックナンがいいな……」と思いつつ、でも「甘味系ナン」の「チョコレートナン」「カシミリナン」も気になって仕方がない。
他のお店のメニューでも見たことがあるけれど、「カシミリナン」はカシューナッツ+レーズン+ココナッツ+クリーム+サフラン+バターが入った、これも円形のナンなのであるらしい。
カレーに添えて食べるというよりも「チャイや紅茶と合わせておやつ感覚で」という感じなのだそうで、「お昼にふらっと行って、カレー食べないでカリミリナンだけ注文してチャイ飲むのはアリかしら」と画策する私だった。
我が町稲毛には、遠方からもお客さんがやってくるカレーの名店「Shiba」があるけれど、あそこはナンを出すお店ではないから(ちなみにバターチキンカレーも無い)、「ナンが恋しくなったらここに来れば良いのね」というお店ができて本当に嬉しいなぁと思ったのだった。
……で、「では帰りましょうか」と自転車こいでだらだらと長い坂を駅に向かって上らなきゃいけないわけなんだけど……ほんと、300mで良いからもうちょっと駅寄りだと、ほんと嬉しいんだけどなぁ……。
梨(豊水)
アイスカフェオレ
そういえば、昨日買い物に出たのに朝御飯の算段をするのを忘れてた〜……と、買い置きのホットケーキミックス使ってなんとかしましょうという朝御飯。
ちょうど図書館で『焼きドーナツとワッフルのおうちカフェレシピ』(実業之日本社/みなくちなほこ著)なる本を借りてきたところで、そこにはパンケーキミックスを使って焼くワッフルのレシピが掲載されていた。本来ドライイーストを使って焼き上げるリエージュ風ワッフルにまでホットケーキミックスを使用していたりして、なかなかすごいわと思いながらサラサラ生地の「ブリュッセル風ワッフル」の方をホットケーキミックス使用で。
常温に戻したバターと砂糖を合わせて、卵と牛乳加えて、そこにホットケーキミックス混ぜて、できあがったのは通常のホットケーキミックス生地よりかなり柔らかめなたっぷりの生地。作った生地はとりあえず焼き上げてしまいましょうと、次々焼いたら8枚弱(最後の2枚は生地少なくてかなりスカスカ)のワッフルができあがった。
ホットケーキミックスに含まれるベーキングパウダーの量は案外と多いのか、いつものワッフルよりもかなり軽めな食感で、全体的にサクサクした食感の焼き上がり。バニラっぽい香りのするワッフルは、これは確かにホットケーキの味わいだった。ホイップクリームとフルーツソースというよりは、バターとジャムの組み合わせの方が似合いそうな味わいのワッフルだ。
じゃあ早速これをつけてみようかな、と、「アンデルセン」のマーマレードを少量添えつつ、もぐもぐ。枚数は多いものの、粉の分量としては「ホットケーキ4枚分」でしかなく、それを言い訳にするように結局息子と2人でワッフル完食。後悔はしていない。
ランチコース\3800
枝豆の一口スープ 自家製リコッタチーズ添え
アジのマリネ 野菜のサラダ仕立て
メッツェペンネ サルシッチャとブロッコリーのソース
フランス産鴨フィレ肉のロースト
ラッテパンナ
エスプレッソ
グラススプマンテ \1300
グラス白ワイン(Edoardo Valentini Trebbiano d'Abruzzo 2008) \2100
今日の息子は弁当持参(早起きして三色丼作ったよ……)で一日部活。
せっかくの今週の連休もそんな感じで終わってしまいそうなので、それはちとつまらないなと、友人と示し合わせて一緒にランチでも、ということになった。
伺ってみたのは、広尾にある「il ristorante nella PERGOLA」というお店。住所は広尾だけれど、最寄り駅はというと渋谷でもあり恵比寿でもあり広尾でもあり表参道でもあり、という感じ。4つの駅からちょうど等距離な感じで、どこから行っても最低1kmは歩かなきゃいけないような、ちょっと不便な場所にあった。
日赤病院が近くにあるから、きっとバスが通ってるはず〜と、都バスの路線図確認して、渋谷駅前から日中は5分に1本くらいの割合でじゃんじゃんバスが出ている事を発見。きっとこのへん、とアタリをつけて降りてみたら、バス停からものの20mほどのところにお店があった。
このお店のシェフは沼尻芳彦さん。以前、恵比寿で「DA DINO」というお店をやっていらした。その「DA DINO」、「最近ここがすごいですよ」「美味しくて」と、馴染みのイタリアンレストランのフロアマネージャーや食のプロたちが口を揃えて絶賛していて、「同じジャンルに身を置くプロから誉められる店って、どんなにすごいんだろう」と、ずっと気になっていたお店だ。
あいにく平日のランチはやっていらっしゃらず、週末の昼かあるいは夜となると出かけるのが難しく、家族で行ったとしても当時の息子ではおまかせのコース料理をいただける状況でもなかったから、「そのうちね、いつかね」と言っている間に2009年末頃にお店は閉まってしまったのだった。
で、1年ほどの充電期間を経て、沼尻シェフは去年のちょうど今頃に、新しく「PERGOLA」のシェフとして就任されたのだそう。「DA DINO」に伺えなかったのがとにかく残念だったので、いつか伺ってみようと思っていた。こちらもランチ営業は週末のみとのことで、だんな不在・息子不在の今日はちょうど良い機会なのだった。
4人がけのテーブルが4つだけのこぢんまりとした空間は、そう天井が高いという風でもないのだけれど、しっとりとした中庭の緑がとても綺麗。
通りからの視線は気にならず、でも開放感のあるお店は居心地の良いものだった。
でも……開店の12時から2時までお店に居たのだけれど、今日のランチのお客さんは、どうやら私たち1組だけ。不況から震災、そして節電推奨というこの御時世で飲食店はどこも大変と聞いているけれど……やっぱりどこも大変なのかな。
ランチコースは3800円のコースの1種類のみ。内容は
一口前菜
前菜
パスタ料理
魚または肉料理
デザート
エスプレッソ、コーヒー、紅茶、ハーブティ
となっていて、前菜2種類、パスタ2種類、魚と肉それぞれ1種類、そしてデザート2種類から好みのものを選択することができるようになっていた。
グラスのスプマンテ舐め舐め、ランチの始まり〜。
- 枝豆の一口スープ 自家製リコッタチーズ添え
-
一口前菜は、「デミタスカップの受け皿」のような、ごく可愛らしい器に盛られた可愛いスープ。
中央に浮かんでいるのは、自家製のリコッタチーズなのだそう。
口にする前から、鼻を寄せるだけでふわりと漂ってくる濃厚な枝豆の香りが素敵だった。
軽めにカプチーノ状に泡立っていて、熱すぎずぬるすぎずの優しい温度。
- アジのマリネ 野菜のサラダ仕立て
-
私の前菜の選択は「アジのマリネ 野菜のサラダ仕立て」。
もう1つの選択肢「オーストラリア産グリーンアスパラガスのボイル 半熟玉子添え」は友人が頼んでいて、これも驚くほど太いアスパラガスが印象的な、色鮮やかなお皿だった。
葉野菜に隠れて写真では見づらいけれど、やや大きめにカットされた茄子やトマトと共に、これも案外と厚切りカットの「しっかり噛みしめることができる」サイズの鯵が数切れ。
マリネではあるけれど、ビネガーの酸味はさほど利いておらず、塩の加減も優しい感じ。むっちりとした鯵の脂の乗りと味が楽しめるようになっていた。
ここでスプマンテを飲み干してしまったので、グラスの白ワインをいただくことに。
個性的な傾向の白が好みです、と伝えたら、目の前にずらりと瓶を並べてくださった。
何本か説明いただいて、そのうちの
「こちら、抜栓してまだ1週間なので飲み頃ではないのですが……」
との説明に「んんん????」と、友人と顔を見合わせる。本当の飲み頃は開けて3週間(!)経った頃、なのだとか。
抜栓して早めに飲めば良いってものではないんですか?赤はともかく、白で、しかも「開けて3週間が飲み頃」って???
えええええ?とハニワ顔になりながら、ともかくその説明がすっごく気になってしまったので、いただいてみたのが「Edoardo Valentini Trebbiano d'Abruzzo 2008」。
北欧あたりの童話の挿し絵のような雰囲気のエチケットも印象的だったけれど、琥珀色のその白ワインは、香りだけだと赤ワインとも思えてしまう深く芳醇なもの。樽の香りともまた違う、ナッツのようなロースト臭のようなものを感じる、たいそうコクのある深い味のワインだった。うんこりゃ美味しいや。鴨にも負けない存在感のある白ワイン。
2週間後にもっと美味しくなるというのがますます気になるけれど、帰宅して検索してみれば1本8000円近い、たいそうなお値段だった。グラスでいただいて2000円ほどだったのだけれど、そうするとこれは良心的な価格だったのかもしれない。
- メッツェペンネ サルシッチャとブロッコリーのソース
-
で、パスタは私は「メッツェペンネ サルシッチャとブロッコリーのソース」、友人は「スパゲッティーニ あさりとフレッシュトマトバジリコ風味」。
「メッツェペンネ」の「メッツェ(mezze)」は「半分」という意味なのだそう。普通のペンネの長さが半分になった、面白い形状だった。
サルシッチャは、ある程度のサイズにまで砕いた、ざっくりしたものが絡んでいる。ブロッコリーはごく小さなサイズにまでカットされて柔らかく火が通って、それがソースになっていた。チーズとイタリアンパセリのトッピングで、コクはあるけれどさっぱりとした口当たり。
- フランス産鴨フィレ肉のロースト
-
メインディッシュは、私も友人も「鴨で」。
お肉の選択肢が「フランス産鴨フィレ肉のロースト」だったわけだけれど、残りのお魚の選択肢は「カマスのグリリア サルサヴェルデ」という事だった。でもここは肉で。
鴨と言うと、ローストビーフな感じに薄切りにされて出てくるものが多いのだけれど、このお皿は乱切り(?)のように、ざくざくっと大ぶりにカットしてあるのが新鮮な風景。添え物は、じゃがいもといんげんと椎茸。
メインディッシュに限らず、全体的に盛りつけや食材の選択にシェフの美意識が感じられて「おお♪」という感じだったのだけれど、このメインはちょっとばかり火入れが「絶妙を通り過ぎちゃいました……」という感だったのが、残念。
写真は赤色が強く出たようでいかにも美味しそうな風に撮れたのだけれど、実際はちょっとロゼを通り越した風になっていて「んんん?」と。あまり、そういう塩梅を違えることはないシェフだそうなので……あれ?と。
でも、シャラン鴨はさすがのシャラン鴨。鴨特有の鉄っぽい(言ってしまえば血のような)風合いも旨味になった、素敵なメインディッシュだった。
- ラッテパンナ
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白いお皿に白いドルチェ、のストイックな食後のお菓子は「ラッテパンナ」。
パンナコッタは「panna=生クリーム」「cotta=煮る」だけど、「ラッテパンナ」は「latte=牛乳」「panna=生クリーム」。
「ともかく、なんかすごい乳製品」という感じのデザートなのだった。
ちょっとあっさりめのパンナコッタ……という感じ、かな??添えられているのはグレープフルーツとヨーグルト風味の酸味のあるジェラート。
ちなみに友人の選択は「ヘーゼルナッツのトルタ ローズマリーのジェラート」。
あるいは「伝説のレストラン」みたいになっていた「DA DINO」への私の期待があまりに高かったのかもしれないのだけれど、「美味しかったけど、幸せなランチだったけど、でもまだ"シェフの余力はまだまだあるぞ"みたいな感じがするなぁ……」と思えた今日のお昼御飯。「DA DINO」時代は、本当にシェフがお一人でやってらしたお店だそうだから(で、フロアは奥様)、スタッフに囲まれた今はまたちょっと違う形態になってしまってるんですかね……と、その時の味を楽しめなかったのをほんのり残念に思いつつ、二次会。
で、渋谷でカラオケしてました。AKBを熱唱……。
鶏肉の南蛮焼き
根菜のマリネ
豆腐とわかめの味噌汁
菜飯
麦茶
「dean&deluca」のバナナパイ
アイスカフェオレ
せっかく渋谷に出たからと、帰宅前に東急東横をぷらぷら。
「dean&deluca」で、美味しそうなバナナパイに惹きつけられてしまい、
「ここだったらチーズケーキも美味しいしなぁ……息子はチーズケーキが好物だし……」
と、飽食ランチだったにも関わらず、夜のおやつにとバナナパイとチーズケーキを購入。
夕飯は、冷凍庫のご飯解凍して豆腐も食べちゃわなきゃだし、と、和風のお総菜を買って帰ることにした。
あまりあちこちでは見かけない「菊乃井」のお総菜屋さんを見つけて、ちょっと値は張るけどと、少しずつお買い物。「鶏肉の南蛮焼き」は息子用に大きめのと私用は小ぶりのを包んでもらい、あとは「根菜のマリネ」を100g。
帰宅してからささっと味噌汁作って、冷凍しておいた自家製の菜飯を温め直して、そんな感じの夕御飯にした。
で、デザートにバナナパイ。
しっかり甘くて、表面に厚めのホイップクリーム層があるバボーンとしたケーキが恋しくて仕方なかったここ最近、バナナパイは「そうそうこの味、このアメリカンパイの味!」と懐かしくなっちゃう幸せな味わいだった。「いちじくタルト」などもあってそれもたいそう美味しそうだったし、息子にと買ったニューヨークチーズケーキも、これも懐かしくなるどっしり系チーズケーキ。
今日は3食美味しいものだらけで幸せでございました……。
ミックスフルーツヨーグルト
アイスカフェオレ
「しまったー、せっかく渋谷まで来たのに明日のパンを買うのを忘れたー」
と、昨日渋谷から山手線に乗ってから気が付いて、乗り換えの品川駅構内のecuteに寄ることに。
パン屋さん「PAUL」があったので、「甘くないパンを買おう」と心に決めてショーケースを眺め、美味しそうだった「パン・オ・フロマージュ」を買ってきた。木の葉型の大きなパンで、1つを2人で半分こしてもなお食べ応えがあるサイズ。
「……で、卵も焼くかい?」
「んー、パンでっかいから卵要らない……」
と、三連休最終日の息子と2人の朝御飯は、若干歯ごたえのあるチーズパンをわしわしと囓ることで始まった。表面にしこたまチーズがトッピングされたリッチな味わいのパンで、「このパン屋さん、お安くないけどもっとあちこちにお店があると良いのになー」と思いながらもぐもぐ。
和風チキンカツサンド
オニオングラタンスープ
今日の夕方にはやっとこさ、だんなが帰ってくる予定。
ならばあれこれ買ってきて作りましょうかね、お掃除もしっかりしてしなきゃねと、午前中は色々と家事を。買い出しに行けたのはお昼間近になってからの事だったので、ついでにとお昼御飯も買ってきた。
鶏肉は昨日の夜にも食べた気がするけれど、なんだか鶏肉が無性に食べたい気分……もとい、「ケンタのフライドチキンが無性に食べたい」気分だったので、お昼御飯はケンタのサンド。
私は和風チキンカツサンドにして、ポテトをつけずにオニオングラタンスープを注文。1週間ほど前の暑さはどこへやら、肌寒ささえ感じる気候になってきたのでスープメニューが嬉しい感じになってきた。
ファストフード店のスープはけっこう好きなものが多いのだけれど(モスバーガーのクラムチャウダーとミネストローネあたりは神!)、好物の「オニオングラタンスープ」は見かけるようで見かけないスープメニューなので殊更に嬉しい。炒め玉ねぎがふわふわ浮かぶ、期待通りに美味しいスープだった。
とりあえず「ケンタ熱」もサンドを食べることで治まったので、午後はちらりと仕事したりしているうちに、予定よりも1時間ばかり早くだんなが無事帰宅〜。おお、無事に帰ってきた。良かった良かった。
からすみ大根
「花畑牧場」のホエー豚サラミ
卵豆腐
秋刀魚の塩焼き おろし醤油
「神宗」の塩昆布
豚汁
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)
カレーの国から帰ってきただんなは、だけれどブリーフケースを手にしただけの超軽装。
「トランジットで時間があんまりなくて……荷物経由地に置きっぱになっちゃった……」
と苦笑いしている。そういう時は、送料先方負担で指定地まで届けてくれるのだそうだ。
なので、今渡せるお土産はこれしかないんだよねー……と渡されたのは英語で記されたレシピ本『Kohinoor of Rice and Spice』。
カレーの本ではなく、「スパイスを使った炊き込みご飯の本」という感じ。「Biryani(ビリヤニ)」とか「Pulao(プラオ)」といった単語くらいは知っているけれどちゃんと作ったことのない私には、文を見ても写真を見てもどんな味なのか今ひとつ想像できない。
何しろ、レシピに掲載されているスパイスが、メジャーなコリアンダー、クミン、ターメリックあたりだけではなくて、「アジョワンシード」「ブラッククミン(クミンとは全然違うものなのであるらしい……)」「フェネグリーク」などなど、触ったことのないものがしこたま掲載されている。極めつけは「Pomegranate seeds」。「ざくろの種子」なのだそうだ。そんなの見たことなーい……。
ふーん、インドの米ってタイ米よりも更に長いんだねぇ、あと、あたりまえのようだけど肉はマトンとチキンばかり(牛はヒンズーの神様、豚はムスリムにとって不浄の存在)なんだ……と、そんなところに感心してしまいながらレシピ本を眺めまくった。
で、そんなところから帰ってきただんなは、「お魚恋しい、あと生野菜と果物も恋しい、カレー味はもうお腹一杯」という感じなのであるらしい。
もとより豚汁と羽釜御飯は用意しておくつもりだったのだけれど、
「豚の生姜焼きというよりも、秋刀魚の塩焼きとか卵豆腐とかが恋しい」
と帰国直前にメールを貰っていたので、リクエストに応えて秋刀魚や卵豆腐を買ってきた。
豚汁作って、ご飯炊いて、レタスベースのサラダ(ドレッシングはわさび味の)用意して、秋刀魚と卵豆腐とビール。
で、酒の肴が足りないかなと、急遽からすみ大根用意して、先日くじ引きで当たってもらってきた花畑牧場のサラミ(これがもう、笑っちゃうほど"フツーの"サラミ……)もテーブルに。
インドは、行くと大ハマリするか「もういいや」と思うか、極端に分かれるのだそう。私は多分、行ってしまえばハマるだろうなぁと思っている。胃腸の丈夫さには自信があるし、スパイスも好きだし、辛いものもそこそこは大丈夫だし、エスニックな柄の布とか大好きだし。
「で、だんな的にはどうだったの?」
「んー……また行ってもいいけど、でも"行ってもいい"域を出ないなぁ……住むのは勘弁、って思った」
だそうだ。
あそこは「インドが好き」というより「インド人を好きになれるか」にかかってると思った、とも言っていた。根は善良だけど、いい加減。カーナビなんてついていない車で郊外に出て道がわからなくなっても、交差点通るたびに「○○に行きたいんだけどー!」と街行く人に声をかければ「そりゃあっちだ」「あっちあっち」と、人々が寄ってきて教えてくれるのだそうだ。
「でもねー……あの国の人は"わからない"という答えはないのね。"答えが合ってるか合ってないか"じゃなくて"困ってる人に手をさしのべる"事が重要だから、その答えが全然違うものでも己が信じるところを"こっちだー"とか言うわけよー」
ほー。ほー。へー。
まぁ、魅力的な国でも、確かに、「生野菜食べるなんてとんでもない」「刺身なんてとんでもない」「ジュースに氷入れるなんてとんでもない」「ていうかプールなんて入っちゃダメ」「シャワー浴びてもその水は口の中に入れちゃダメ」「歯磨き?そりゃミネラルウォーターでやるんだよ」という環境で生きていくのは、日本人にはしんどい事だろうなぁ。
そんな、カレー粉臭いような話をしながら、目の前には焼きたてほこほこの秋刀魚や、豚肉たっぷりの豚汁、パプリカやラディッシュを散らしたサラダ。夕食後には、まだ8時にもなっていないというのにだんなはベッドに倒れ伏した。おつかれさまでした……。