冬瓜と豆腐の吸い物
冷茶
昨夜のうちに漬けてあったマグロ赤身の薄切りがいーい感じ。今朝はそれを使って親子3人、小さな"づけ丼"を作っての朝御飯。冷凍保存してあった玄米入りの御飯に醤油味の染みたマグロを乗せ、揉み海苔とすり胡麻を散らして、漬け汁も少々。昨夜の吸い物もちょうど残っていたので、久しぶりに和風の朝食が準備できた。
朝のづけ丼というのも悪くない。ひんやりとした魚の食感が心地よくて、箸がたっくさん進んでしまった。
ブロッコリーの胡麻和え
麦茶
昨日は色々食べ過ぎた気がするので、今日の昼はちょっと軽めに。最近は玄米御飯が我が家のブームで、健康上の理由というより「目先が変わって美味しいから」といったような理由で玄米入りの御飯を時々炊いている。白米2合に玄米1合を混ぜて3合で炊き、残ると冷凍しているので冷凍庫内は玄米御飯が着々と増えつつある。
「玄米御飯食べよ……油みそもあるし……」
と、大きな2個のおにぎりを作ってみた。中に詰めたのは沖縄の"油みそ"(アンダンスー)。豚バラ肉に火を通して味噌味で調味してフレーク状にしたようなもので、お店によってはごろっと大きめの肉の粒がざくざく入っていたりピュレ状になった煮汁が多めに入っていたりと色々であるらしい。以前瓶入りのを買ってきてときどきつまんでいたのだった。「油みそ」という言葉の響きからだとすっごく脂っこそうでありすごい味がしそうな印象があるのだけれど、実際は「肉味噌」といったものですごく美味しい。誰も見てないしー、と、たっぷり詰めてぎゅうぎゅう握った。少量残っていたブロッコリーを塩茹でして醤油とすり胡麻、少しの砂糖で和えて箸休めにし、お供に麦茶。
来週は高校時代の友人たちと沖縄料理屋さんに行こうねー、と言っていたりするのだけど、油みそも食べられるかなー、食べたいな。この瓶入りのしか食べたことがないし。(ていうか、沖縄行きたい……沖縄料理をわしわし食べたい……)
マグロの韓国風和え物
3日目のモツ煮込み
じゃがいもと鶏手羽のきんぴら風
もずくの冷たい吸い物
羽釜御飯
ビール
桃
2kgものモツを買ってきて作った煮込みは、まだまだまだまだ売るほどある。しばらくはモツ煮を堪能しましょうということで、和食続きの夕御飯。昨夜の残りの少量の角切りマグロは胡麻油とにんにく、醤油とすり胡麻でざっくり和えて揉み海苔を散らして鮭の肴に。冷蔵庫に入れておいた残りのだし汁は吸い物の味に調味して、もずくを入れた椀に冷たいまま注いで冷たい吸い物にした。
昨夜の残りもので2品できたので、メインのおかずにはじゃがいもと鶏肉を炒め合わせることに。肉屋さんで"骨抜き手羽先"なる面白い鶏肉が安売りされていたので、それをこんがりと焼きつけ、細切りじゃがいもと炒め合わせて醤油と味醂でこっくりと味つけする。赤唐辛子はあまり辛さが出ると息子が「からい〜」と泣くことになるので風味づけ程度に加え、そうこうしているうちにだんなが帰ってきた。
「あちゃーなんか野菜が足りないわ……もう一品野菜料理を作るべきだったかな」
と思ったのだけど、野菜は明日明後日たっぷり食べようということで。
暑い時期は、ついつい他の季節以上に「ビールが美味しく飲める料理を」と思って作ってしまう。今日もこってりコテコテ味の、ビールによく似合うおかずができあがった。
昨日の夜の会話だったけれど、
「うちの実家はさ、晩酌するのが父親だけだったから、"酔っぱらいは悪!"って雰囲気だったんだよね」
「うんうん。"お父さん、いっつも一人でだらだら時間かけて御飯食べてる、まったくもー"って感じだよね」
「……我が家はさ、おゆきさんと俺と2人で酔っぱらいだから……」
「うんまぁ、これが我が家の文化ってことで」
なんて話をだんなとしていて、そして今日も仲良く一緒に晩酌。私は自分が酒を飲みたいばっかりに、"味噌汁と御飯をよそう以外はもう何も料理をしなくて良い状態"になるように献立を考え、準備して、食卓につくことにしている。だから我が家には「この突き出し食べたら、次は揚げたての揚げ物を出すからね〜」なんて事は起こり得ないのだった。親戚の家などで、"お父さんと子供たちは食事をしているのに、お母さんはずっと台所にいて、食事が終わる最後の10分くらいだけ一緒に卓についてサラサラッと食事する"という光景を何度か見たことがあるのだけれど、それは私には全然できそうにない……。料理することは好きだけど、それよりも"一緒に御飯を食べる"ということが私にとっては重要なのよねぇ。
「しまった……朝御飯、な〜んにも考えていなかった……」
と思い至ったのは昨日の夜で、それでもちょこちょこと冷蔵庫内におかずの残り物などがあったのだけど、それらを食べる気がいまいちしなくて、シリアルの朝御飯。
息子は目下、ケロッグ社の「フルーツループ」という派手なドーナツ型シリアルにはまっていて(すごい匂いですごい色なんだけど……アメリカ人の子供が好きそうな……)、ここしばらくは
「朝御飯、何食べたい?」
という問いに対して毎回毎回
「んとねー、フルーツループ」
と答えてばかり。リクエストに応じて、彼にはフルーツループを、私は私の好物のカルビー社の「南国フルーツグラノーラ」。だんなは朝ジム。
今日も暑い暑い。もう暑いのがあたりまえに思えるようになってきてしまったのであんまりうんざりすることもなくなってきた。息子は今日が最後の弁当持参日。明日からは短縮保育の始まりだ。
高菜わさびいなり
筑前いなり
麦茶
今日から数日間お義父さんとお義母さんは2人で旅行に行くそうで、一人で夕飯を食べるのも寂しいと、義妹が夕飯を一緒に食べにやってくる予定。ちょっと前から「メキシコ料理食べたいな……韓国料理もいいな」と思っていたところだったので、これ幸いとタコスやファヒータをたっぷり用意してメキシカンな夕飯を演出してみることにした。
昼過ぎ、幼稚園から帰る息子を拾いついでにお買い物。スーパーなどで安売り品を見て歩いて「さぁ、これ使って何を作ろうかな」と考えるのも楽しいけれど、予定している料理を作るためにあれこれ買い揃える買い物もとっても楽しい。我が家は辛いものが得意な人はいないのだけど、調子に乗って酢漬けハラペーニョ(すんごく辛い唐辛子)なんかも買ってきてしまった。トマトやレタスを八百屋で買い、牛肉を肉屋で買い、最後に魚屋でタイやイカやエビを購入。昼御飯というにはかなり遅い時間になってしまったけれど、ついでに稲荷寿司を2個買ってきて家でちゃちゃっと食べた。
駅ビル内にある、ここ以外でもあちこちで見かける「たごさく」というお店の高菜わさびいなりは、私の中で小さなブームになっている。高菜独特の青臭さとわさびのツンとくる匂いが心地よくて、じわっと甘い油揚げとも不思議とよく似合う。
私は大学生くらいになるまでずーっと「お寿司はサビ抜きで!」という子供くさい嗜好だったのだけれど、20歳を過ぎた頃に唐突にわさびの美味しさに目覚めてしまい、サビ抜きのお寿司なんて物足りなくてしょうがないと感じるようになったし、結婚してからは家の冷蔵庫にわさびが常備されるようにもなった。わさび風味のポテトサラダなんかも大好物。高菜わさびいなりも、大好物。
セヴィッチェ
タコス
ビーフファヒータ
自家製サルサ
ビール(モルツ)・麦茶
ぶどう(レッドグローブ)
夕方過ぎてから、うりゃうりゃー!と気合い入れて夕食の準備。フラワートルティーヤを自分で焼こうと思っているので、まずはそれの準備から。
タコスは元々好物だったけれど、アメリカに住んでいた時に何度もメキシコ料理屋さんに行き、それまでは知らなかった前菜や1品料理を口にするようになってますます好きになった。「ファヒータ」とか「セヴィッチェ」とか「ゴルディータ」とか、どれも美味しいなぁと思う。どれも大好き。夏の暑い時期にはそういう料理が特に美味しく思える。
小麦粉と塩とベーキングパウダーを混ぜ合わせ、そこに溶かしバターと水を加えたらこねてこねてひとまとめにし、ラップをかけて1時間ほど休ませてからピンポン玉くらいの大きさにちぎったそれを麺棒で伸ばして小さなクレープのようにする。それをフライパンで両面こんがり焼けばソフトタイプのトルティーヤのできあがり。クタッと柔らかいその皮はだんなの好物で、私は市販されている固くパリパリッとした食感のトルティーヤの方が好み。大人が3人いる事だしと、両方準備することにした。
で、その皮で包んで食べるタコスやファヒータの具も準備。ピリ辛のスパイスミックスで炒めた牛ひき肉と、刻んだトマトと刻んだレタスとピザ用シュレッドチーズをそれぞれボウルに盛りつけておく。ファヒータは、"ファヒータミックス"で焼き肉用の牛もも肉と玉ねぎ、ピーマンと赤いパプリカを炒め合わせ、そこに缶詰のメキシカンビーンズ(くたくたに火を通してピュレ状になってる豆)も添える。あちらこちらの料理に刻み玉ねぎや刻みトマトが登場するので、このへんで台所がボウルだらけになりわやくちゃ状態に。ライムを使うものも多いし、オリーブ油やタバスコもあちこちで使われるし、だんだん頭が混乱してくる。えっとー、この、玉ねぎとトマト入りのボウルは何に使うんだったっけ?タバスコはこっちとあっちとそっちと、どの2つに入れておくんだったっけ?なんて。
混乱しながら、前菜を2品。トルティーヤチップを耐熱容器に入れてピザ用チーズとオリーブとハラペーニョとトマトを散らしてオーブンでチーズが溶けるまで焼いた「ナチョス」と、魚介を角切りにして刻んだ玉ねぎ、セロリ、香菜と共にライムの絞り汁と塩とオリーブ油とタバスコで味をつけた「セヴィッチェ」。そしてサルサも瓶詰めの市販品じゃなくて自家製のを用意してみる。刻みトマトに刻み玉ねぎを混ぜて、刻んだ香菜をたっぷり。オリーブ油とライムの絞り汁とタバスコとおろしにんにくで調味したそれは、ナチョスをつけて食べたりタコスに添えたりする。
あれこれ用意して、準備万端整えて、これでコロナビールがあったら完璧だったのだけれど、近所のスーパーからコロナはなぜか消え失せてしまっていて、しょうがなくいつものビールで。だんなも義妹も8時過ぎには帰ってきたので、全員食卓について
「おつかれさまぁ!」
「かんぱーい!」
とすっかり宴会モード。全員でクッピクッピとビールを飲みつつ久しぶりのメキシコ料理を堪能した。
ライム独特の軽い酸味が利いた魚介のマリネも美味しいし、タコスも相変わらず素敵な味。初めて作った、ファヒータミックスで味つけした炒め物も、「そうそう、こんな味のもの、メキシコ料理屋さんで出てきたわぁ」と思える懐かしい味がした。自家製トルティーヤはちょっと粉っぽくなってしまったけれど、まぁまぁ上手くいったかな、という感じ。生のトマトの甘さや酸っぱさが感じられる自家製サルサも上出来だった。
「うわー、おねーちゃん、すごい、すごいよ。ご馳走だよ!」
とモリモリ食べた義妹は食後、息子に誘われるままゲームボーイ版の「スーパーマリオブラザーズ」をやり始め、一度もワープすることなく鮮やかにクリア。私はテレビゲームが大好きなくせにスーパーマリオは子供の頃から今まで一度もクリアできたことがなくて(最高記録はつい先日達成した7-2面まで……ワープ使っても8-1で全滅……)、
「うっわ、すごいよ妹……すごい、すごいよ」
脇から眺めてひたすらすごいすごいと言いまくっていた。フラワートルティーヤ作るより、スーパーマリオをクリアする方が難しいよ、私にとっては……。
アイスカフェオレ
タコスを食べた、その後のお楽しみは「タコライス」。そのお楽しみのために、毎回たっぷりの挽き肉を用意する。レタスもトマトもチーズも切らさないようにたっぷりと用意しておき、それらのタコスの材料を、トルティーヤに包まずに温かい御飯の上に盛りつけたものが「タコライス」。
これはメキシコ料理ではなくれっきとした沖縄料理だ。沖縄物産展やコーナーが最近はいたるところで見かけられるようになったけれど、シークワーサージュースなどと並んでレトルトパックのタコライスミートが何種類も売られていたりする。戦後、沖縄に入ってきたメキシコ系アメリカ兵によって持ち込まれたタコス文化が、「タコスは腹一杯にならないし、高いし」という理由で、とある料理店で「だったら御飯に具を乗せてしまえ」としてみたのが始まりなのだとか。
その発祥の店と言われている沖縄の「キングタコス」というお店では、なんでも「チーズ野菜」なる高さ20cmほどはある小山のような名物料理があるらしい。ソーキソバやらふてぇと同じく、本場沖縄で食べてみたいなぁと思っている料理の1つだ。
で、チンした冷凍御飯を茶碗1杯分くらいずつ皿に盛りつけ、各々思いのままに具材を盛りつけてみる。私は御飯の上にチーズ、レタス、肉、トマトの順、だんなは御飯の上にチーズ、肉、レタス、トマトの順、息子は抽象的芸術作品のようにダイナミックに。どう盛りつけても美味しさは変わらないので、それぞれ満足げにそれぞれの皿を平らげた。
親子丼
アスパラのカレーマヨネーズ和え
パプリカとベーコンの塩炒め
ぶどう
麦茶
今日から息子は弁当なしの短縮保育。でも、だんなから「昼は当番で職場にいなきゃなんないから、弁当作って?」とお願いされたので、親子3人分一気に作ってみた。だんなの分1人作るのも、3人分作るのも手間はそんなに変わらない。
でも、昨夜はメキシコ料理作成に必死になっていたので何も仕込みを済ませておらず、今朝になってから慌てて献立を考えつつの弁当作り。手っ取り早く、何も考えずにできるものをと親子丼にすることにした。玉ねぎと鶏肉をフライパンにて薄口醤油と味醂でことこと煮込み、卵2個を溶いて回しかけたらそのまま数十秒加熱、続いて蓋をして数十秒加熱、火を止めて蓋をしたまま蒸らして数十秒。弁当箱に詰めた御飯にそれを盛りつけ、上に揉み海苔を散らした。
親子丼を作っている間に「んー、野菜料理、色鮮やかな野菜料理……」とあれこれ考えて、アスパラをささがき状に細かく切ってサッと茹で、マヨネーズとカレー粉でチャチャッと和えたものをまず1品、あとはベーコンと赤いパプリカを炒め合わせて軽く塩味をつけたものでもう1品。それで弁当箱のほとんどが埋まったので、隅っこに1粒だけ葡萄を詰めた。サイズは違えど、家族全員おんなじお弁当だ。昼前に帰ってきた息子と一緒に、2人でお弁当を楽しんだ。
「わぁ、今日は、おかあさんといっしょにおべんとうだね、うれしいね」
と、息子は御機嫌。
「あのねぇ、おべんとうの時は、おとうばんさんはごあいさつするんだよ?」
息子がそう言うので、
「じゃあ君、今日はお当番さん。いつもみたいにやってみて?」
と言ってみる。椅子からつたつたと降りてテーブル脇でピシッと直立した息子、
「いただきますの、ごあいさつ。いただきます!どうぞ、めしあがれ!」
元気に挨拶して弁当に取りかかった。はい、どうぞ召し上がれ。
元々好き嫌いはあまりない息子だけど、弁当に入れると不思議なほどになんでもよく食べる。今日も
「これはなぁに?ピーマン……?」
と不審な顔をしてパプリカをつつきまわしていたけれど、一番最初に綺麗に平らげてしまった。親子丼は言うまでもなく完食。米粒ひとつ残さずに、幸せそうにデザートの葡萄をつまんでいた。
「で?お当番さんはいただきますのご挨拶でおしまいなの?」
「ごちそうさまのごあいさつもします!」
「ん、じゃあやってください」
「ごちそうさまでした!……で、おとうばんさんは、テーブルをふきます!」
「あ、じゃあ拭いてください」
「おとうばんさんじゃない人は、ゴミをひろうの。おかあさんはーゴミひろってください」
「あー、はい、お母さんはお当番さんじゃないからね……ゴミ拾わせていただきます、はい」
幼稚園での息子がちょっとかいま見えた今日の昼御飯だった。色々がんばってるのね。
アイスティー
お祭りの参道で
かき氷(いちごミルク) 100円
唐揚げ棒 100円
我が町にある神社では、毎年7月の14日15日が曜日に関わらずお祭りになる。今日は宵宮。夜店出るかな?いっぱい出るかな?と駅前から神社に伸びる参道を夕方からちょこちょこと覗きに行くのだけれど、今日はあんまり夜店は出ないみたい。それでもだんなが帰ってから皆で神社方面に遊びに行ってみることにした。
夜店で何かつまむかな?と軽めにした夕御飯は冷麺。「キムチでやせる」で以前買った冷麺が残っていたので、数分茹でて水で締め、別添の濃縮スープを薄めたのを共に盛りつける。具は温泉卵と市販のチャーシュー、たっぷりのキムチと刻みキュウリ。
麺は辛くないのだけれどスープがじわっと酸っぱ辛いもので、それが前回息子には「からいー、すっぱいー」と不評だった。なので息子の分はビーフコンソメを湯に溶いて醤油や胡麻油で薄味に調えたもので代用。ちょっとインスタント臭さが気になるスープになってしまったけれど、
「からくない!これならオッケー!」
と息子からは太鼓判をいただけた。トマトとタバスコとライムの味のメキシコ料理も夏に似合うけれど、冷麺やキムチの味もめちゃめちゃ夏に似合う。冷麺、うまー。
そして午後9時を過ぎてから、帰宅しただんなと一緒にぷらぷらとお祭りの夜店をひやかしに。思ったより店は出ていなかったのだけれど、息子はおばあちゃんに仕立ててもらった浴衣を着て、だんなもユニクロ製の浴衣を着て、2人とも5割増し素敵な感じ(でも私はジーパンにタンクトップ……私もユニクロで買ってくるんだったわ……)。100円のかき氷と100円の唐揚げ棒を購入して、もしゃもしゃ食べながら帰ってきた。明日もお祭り、あんず飴とか食べたいなぁ〜。ドネルサンドも。
だんなは「今日は早く職場に着かなきゃいけないんだー」と6時頃に起きて出勤していったのだけど、布団の中から見送った私は再びそのまま爆睡。あと10分いやあと5分……とギリギリまで寝ていたら、非常にヤバいタイミングになってしまった。手軽な朝御飯と言えばシリアルで、今日もちゃっちゃと牛乳をかけたそれをかっこんだ。まだまだあるわと思っているとつい手が出てしまうもので、買い置きの2種類のシリアルはもう底をつきかけている。
「フルーツループ♪フルーツループ♪」
と、どぎつい色のドーナツ状シリアルがお気に入りの息子は朝から御機嫌。幼稚園通いもあと2日だ。
ランチセット \800
(グリーンサラダ・パン・パスタ・アイスティー)
ピッツァマルゲリータ
ミニデザート \200
銀行に行かなくちゃだわとか郵便局で振り込みしなくちゃだわといった用事があれこれあって、午前保育の息子を迎えにいきがてら、その足で用事を済ませにあちこちまわる。さて、昼御飯はどうしよう。
「息子さーん、昼御飯どうします?お母さんが郵便局の用事を終えるまでに考えておいてよ」
そう伝えて窓口に行って戻ってきたら、その間に考えをまとめておいたようだ。輝く瞳で
「おすしやさんに行こうよ。ぼくはねぇ、卵とマグロとイクラが食べたいんだぁ」
と言われてしまった。このへんに手頃な寿司屋さんはないし、大好きな回転寿司屋やちょっと遠いし、
「……うーん……駅ビルで買って、家で食べるのでもいいですか?」
「やだ、お店でたべたい」
「……うーん……じゃあさ、お寿司じゃなくてスパゲティとかはどうよ?ピッツァもあるお店だから好きな方食べればいいし」
あれこれ協議して、結局イタリア料理屋さんに決定。「トラットリア ヴィーノ」という、駅の近くのビル2階にある店は800円という手頃な価格のランチパスタセットがあって、ピッツァもなかなか美味しい。パンナコッタもとっても美味しい。近所にこういう店があって嬉しいなぁと思える、ありがたいお店の1つだ。
「んー……私、パスタランチにしよう、クリームソースのパスタにして」
トマトベース、クリームベース、オイルベースの3種類から選べるランチセットのパスタ、今日のクリームソースパスタは鶏とカボチャ入りのトマトクリームソースのスパゲティ。トマトサラダかグリーンサラダのどちらか、そしてパンと飲み物がついてくる。息子は
「ぼくはピッツァ、ピッツァ食べるんだぁ〜」
とメニューを開いて選んでいる。彼に任せておくと、一番お高い"クワトロフォルマッジ(4種チーズ)のピッツァ"とか次にお高い"プロシュートとモッツァレラのピッツァ"なんてものを選んでくれそうなので、脇から
「ね、ね、このマルゲリータにしようよ。トマトとチーズとバジルが乗ってるんだよ。……安いし」
と口出ししてみて、結果めでたくマルゲリータに。パスタもピッツァも分け合いながら仲良くランチを楽しんだ。
ビネガーの酸味が利いた、オリーブ油とパルメザンチーズが添えられたミックス葉野菜のサラダ、オリーブ油を表面にちらりと垂らした温かいフランスパン、角切りカボチャと鶏肉がどっさり入った優しい味のスパゲティは、どれも野暮ったさはないけれど素朴な味わい。続いてやってきたサクサク薄焼きのピッツァはチーズたっぷり、トマトの上品な酸味が感じられて、香ばしくて今日も美味。
「パスタ食べるでしょ?どうぞ」
「うん、じゃあね、お母さんもピッツァ、どうぞ?」
ヘラヘラ笑いながらどちらもおおむね半分こ。ピッツァはかっきり3切れずつ分け合って、パスタは3:7くらいの割合で私が多くいただいた。小さなグラスに固められたパンナコッタも食後にいただいて、すごく満足なお昼御飯。
わたあめ
稲荷寿司・かんぴょう巻きパック
唐揚げ
ドネルサンド
ビール
昨日の宵宮に続き、今日も近所の神社のお祭り。1kmくらいある参道は昨夜からずっと交通止めになっていて、今日の午前中から大量の屋台が開店準備をしはじめていた。そうそう、このくらいのお店が並んでなくっちゃねとわくわくして、夕方になってから息子と2人でぷらぷらと夜店をひやかしに。
去年一昨年あたりは何もかもが高く思われていた夜店の価格だけれど、今年はちょっと安くなったように感じられた。焼きそば、お好み焼き、たこ焼きは400円から500円、かき氷、あんず飴は200円から300円。いかにもな屋台のものよりも、商店街のお店が臨時で出しているようなテーブル売りのお店の方で200円のわたあめがあったり100円のかき氷があったりして、そういうのについ足を止めてしまう。歩きながらわたあめを1個買い、コンビニの100円シャーベットジュースを2個買い、舐めながら夜店巡りを堪能した。なんてことない材料をなんてことない調理法で500円で売っていたりするのに、どれも美味しそうに見えてしまうのが縁日ならではだ。調子に乗って金魚すくいまでやってしまい、参加賞の金魚とメダカをいただいて帰ってきた。家で食べようねとあちこちで買ってきた戦利品も何点も。
「鮎の塩焼き」「牛の串焼き」なんて面白いメニューも増えてきた縁日、ここのお祭りでここ数年毎年見かけるのが「ドネルサンド」の屋台だ。ピタパンの間に炒めた肉を挟み、刻みキャベツやトマトも詰め込んで上からサウザンアイランドドレッシングのようなオレンジ色のソースをかける。1個500円とかなりの高値だけれど、お祭りというとドネルサンドという条件付けがされているもんだから、今年も買ってきてしまった。それと、通り沿いのお寿司屋さんがテーブル出して販売していた稲荷寿司のパック(300円♪)と、おばちゃんが一人、威勢良く揚げまくっていた唐揚げ屋台から大きなカップ入りのを1つ(500円)。
「さあさ息子、急いで帰って家で食べよう!」
「……おさかなたべるの?」
金魚は食べない、食べないよ息子。
それはちゃんと死なせないようにがんばって飼うんだよ。笑ってしまいながら、あやうく息子に躍り食いされるところだった金魚とメダカは玄関に。唐揚げや稲荷寿司をテーブルに並べ、ビールを1缶プシッと開けてつまみまくった。稲荷寿司以外はどれも微妙にイマイチで、これぞ夜店の味って感じ。唐揚げは胸肉が使われていて、妙に薄味なうえにパサパサしていたし、ドネルサンドも挟まれた肉がちょっと焦げすぎていたし。この微妙の不味さが夜店ならではで、それが妙に美味しくもあったりした。
お父さんから「これ、縁日のおこづかいだよ」と1000円もらった息子は、わたあめとジュース以外の食べ物には目もくれず、300円のくじ引きをし(小さなエアガンをゲット)、光ファイバーが七色にキラキラ光る300円のおもちゃを手に入れて満足そう。あとは躍り食いを逃れた魚が何日生きられるかなってのが問題だ。とりあえず明日100均ショップででも金魚のエサを探してこようかな。
麦茶
今日は息子の幼稚園の修了式。そして最後のイベント「夕涼み会」(要するに盆踊り)が夕方に控えている。今日が終われば長い長い50日を越える夏休みだ。いいなぁ、息子。
「さぁー、今日も元気に行きますよー……で、なに食べる?」
だんなはジムなので、今日も息子と2人の朝御飯。即答で
「今日も、フルーツループたべます。おいしいから」
と返事が返ってきた。気に入ったものだと、ほんとに何日続けて食べてもこの人は飽きないらしい。反対する理由もなかったので、今日も息子は極彩色のコーンフレーク、私は昨夜お祭りで買ってきた稲荷寿司とかんぴょう巻きの残りをつつくことにした。冷蔵庫に突っ込んであったそれをほんの十数秒電子レンジにかけ、室温程度にまで温めてからいただく。冷えてカチカチになってしまった稲荷寿司やお寿司は悲しいほどに美味しくないので、ちょっとだけ電子レンジ。
「ん、ちょっと冷たいけど、冷蔵庫に入れておいた時よりは全然いいや。美味しいや」
と、じわっと冷たさが残る稲荷寿司を平らげる。今日も暑くなりそうね。
イカ天・いも天・かぼちゃ天
麦茶
午前中で幼稚園は終わり、息子は早々に帰宅。私は午前中、100均ショップとペットショップを回って金魚の飼育用品をあれこれ買い揃え、昨夜もらってきた金魚の環境構築に専念した。せっかく我が家に来たからには簡単に死んでもらっちゃ悲しいし、かといって何万円も使って完璧な設備を整えるほどの場所とお金の余裕もない。熱帯魚用のケースなどもあれこれ見てきた結果、
ケース:無印良品の透明アクリルの直方体のCDケース(たまたま使われていないのが家にあった)
砂利:ペットショップで購入。100円。
餌:100均ショップで購入。100円。
エアーポンプ:そんなもん買う余裕はないので「O2ストーン」なるものを買ってきた。950円。
といったものを揃えて飼育してみることにした。昨夜あれこれ調べたのだけれど、夜店の金魚がすぐに死ぬのは人間に追い回されて弱っているのも勿論のこと、酸欠になったり体調が不安定なのに大量の餌を与えられたりするのが原因であるらしい。貰ってきた金魚を帰宅してすぐに水道水を張ったバケツなんかに入れてしまわないでとりあえずは袋のまま一晩置き、汲み置きして1晩くらい置いて塩素抜きした水に少しずつ慣れさせながら金魚を放し、数日その環境で絶食させた上で餌やりを開始。それと共にエアーポンプや濾過器などを整えてやることが必要なのだそうだ。で、エアーポンプまで買う気は沸かなかったので、小さなタブレットが1ヶ月酸素を出し続けるという面白いものを見つけて買ってきた。あと、0.5%くらいの塩水にしてやると病気予防などになるらしいので、1晩外に出しておいた水に塩をほんの少し溶かして金魚用に。
直射日光の当たらない窓辺近くに水槽代わりのCDケースを置いて、別の場所にあったポトスなんかを回りに飾ると、かなり良い雰囲気になった。家の中に生き物がいるというのは新鮮で良い気分。餌をあげるのは数日後にする予定だけど、どうかそれまで死なないでふんばってちょうだいねー。
「わー!きんぎょ、きんぎょかわいい〜」
帰宅した息子は大喜びだった。
「ぼくが、おなかすいてるから、きんぎょにもごはんをあげなきゃ〜」
と早速餌を入れようとするのを押しとどめ、私と息子はうどんを啜る。今日は夕方から夜8時近くまで「夕涼み会」があるので、しっかりめの昼御飯にしましょうと天ぷらをいくつか買ってきてある。イカとさつまいもとかぼちゃの天ぷらをきっかり2等分して、冷たいだしに冷たいうどん、いりこが香るさぬきうどんにピシャピシャ天ぷらを浸しながら食べた。
秋から春までは、冷たいうどんは「茹でたうどんを流水ですすぐだけ」で簡単にキーンと冷えたものが用意できるのだけど、この季節は水がぬるくて期待どおりのヒヤヒヤしたうどんにならない。ボウルにたっぷり氷を入れて水を張り、指先が凍りそうな氷水を用意してそれに麺を浸して揉みこみ、これでもかと冷たいうどんを用意した。そうそうこうでなくっちゃ、という冷たいうどんを啜って、その後息子と2人で再び金魚チェック。死なないでね死なないでね、今度は水草買ってきてあげるから。
あん肝のポン酢和え \399
バターコーン \294
鶏唐揚げの和風ソース \504
焼き鳥 つくね 2×\168
焼き鳥 皮 \168
焼き鳥 ねぎま \168
ざるうどん \399
生ビール(中) \441
シークワーサーサワー \441
メロンソーダ \210
シークワーサーシャーベット \189
きなこ白玉アイス \294
……なんてものを、息子と2人で。
で、夕方から「夕涼み会」。なんでも毎年、理事長さん及び園長先生のご厚意でもって、金魚すくいコーナーが毎年出るのであるらしい。園児は無料で2回金魚すくいが楽しめ、すくえなくてもお土産に数匹もらえるそうで、水槽の中には昨日の縁日で見かけたものより遙かに立派な、色とりどりの金魚が何種類も泳いでいた。息子は1匹もすくえなかったけれど、丸みを帯びた綺麗な赤い金魚2匹と半透明の体に赤い模様が浮き出た"ミニサイズの鯉"みたいな色合いの金魚を1匹もらってきた。これで我が家の金魚(とメダカ)は合計9匹の大所帯に決定。1匹も死なせずにこの夏休みを乗り切れるかどうかは、ちょっと不安な展開になった。
最初に金魚すくいをして、それから2時間、盆おどりをしたり、園児が作ったおみこしを園児がかついで園庭をぐるぐる回ったり、先生たちが和太鼓を披露したり。最後には園庭の中央に一直線に吊した花火でプチナイアガラまで見せてくれた。園児は全員が浴衣(か、でなければ甚平)を着ていて、みんな金魚みたいにふわふわきらきらして、なんとも華やか。息子もおばあちゃんが塗ってくれた浴衣を着て、最後は裾がグズグズに広がってフレアスカートみたいになってしまいながらも楽しそうに園内をかけずりまわっていた。息子、盆踊りの間はずーっと仲良しの男の子グループと一緒になっていたはずなのに、花火の時だけはどういうわけか(偶然……絶対偶然……)仲良しの女の子ユウナちゃん(仮名)の隣に立っていて、
「はなび、きれいだね」
「おほしさまみたいだね」
「そうだね」
なんて薄紅色の浴衣姿のユウナちゃん(仮名)と語らっている。なんだ、なんなんだ息子、そのそつのなさは。なんなんだこのラブコメチックな展開は。あーあ、ユウナちゃん(仮名)が嬉しいらしくて顔を真っ赤にしているよ(どうも息子が惚れてるというよりユウナちゃん(仮名)が息子にメロメロであるらしい……一体どこに惚れたんだか……)。
帰宅は8時過ぎ。暑い園庭に2時間半くらい立ちっぱなしだったので、もう何が何でもビール!な気分。ついでに料理もしたくない気分。だんなの帰宅は遅いらしい。
「ピザでも……取る?お母さんはビールが飲みたい気分なんだけど……」
「じゃあさ、バターコーンがあるおみせに行けば、いいんじゃない?えっとー、てんぐ?」
息子のナイス提案に「そう、それ、良いわよね……」と、シャワー浴びて埃や泥を落としてから、駅前のチェーン居酒屋に向かった。
慣れた口調で
「ぼくはね、メロンソーダとバターコーン、おねがいします」
と注文する息子。あとね、生中とあん肝、鶏唐の和風ソースもお願いします、と私も続けて注文し、息子と2人の小さな「おつかれさま会」を堪能した。ちょっとおかずが物足りなかったので焼き鳥も数本追加注文。ざるうどんも取って、息子と半分こした。あん肝以外はもりもりと食べまくった彼は、次はデザートだよ、とメニューを眺めて、
「すみませぇん、デザート、いいですか?シークワーサーシャーベット、くださぁい」
と。
なんだ、なんなんだそのアダルトなデザートのチョイスは。私の頼んだきなこ白玉アイスの方がよっぽど子供っぽくて、持ってきた店員さんも迷いなく私の前にシークワーサーシャーベットを置いて行ったじゃないか。シャーベット系なら他にも甘そうなものがあるのに。
「すっぱくて、おいしーい♪」
とシャーベットに満足そうな息子に、そういえばこいつ、夕涼み会でも盆踊りとかにはすっごく興味なさそうだったよな……と、
「君さぁ……夕涼み会、楽しかった?何が楽しかった?」
聞いてしまう。
「んとね、さいごの花火がたのしかった。あと、きんぎょもたのしかった」
「盆踊りは?」
「……んー……あんまり」
「おみこしかつぎは?」
「……んー……あんまり」
「君さぁ、私をだましてない?ホントの年齢は中学生くらいでさ、悪の組織に毒薬飲まされて体をちっこくされたとかってこと、ない?」
「……なに?なぁにお母さん?」
「いや……なんでもない……」
変に大人っぽい嗜好に育ちつつある息子に改めて苦笑してしまいながら、お手てつないでほろ酔い気分で帰宅。水槽内の9匹の金魚はなんとか皆さん元気にしてらっしゃるようで、それを見ながらソファでうたたねしそうになっていたら、
「お母さんお母さん、ぼくはもう、にっき書いちゃったから、お母さんも書きな?ね?でー、ねるんだったならー、ちゃんとおふとん行かなきゃダメよ。ね?」
息子に頭をぺしぺし叩かれた。6歳児に諭されてやっとこうして日記を書き終えた酔っぱらいな私だけど、やっぱり君さぁ……悪の組織に毒薬……(←「名探偵コナン」の見すぎ)。
ゴールデンチョコレート
ポン・デ・抹茶
アイスカフェオレ
昨夜、息子と2人で飲んだくれていた(いや、飲んだくれたのは私だけ)帰り道、1品100円セールをやっていたミスタードーナツで
「明日の朝、ドーナツ食べようか?」
「ドーナツ!ドーナツ食べたい!」
と、酔いにまかせた勢いで1人2個ずつのドーナツを見繕って買ってきた。
だんなにはエンゼルクリームとエビグラタンパイ、息子はストロベリーリングとカスタードクリーム、私はゴールデンチョコレートとポン・デ・抹茶。だんなが日々、せっせと作ってくれているアイスコーヒーは今日も冷蔵庫にたっぷり入っていて、それをストレートでいただいたりカフェオレにしていただいたり。
今回のドーナツのセレクション、だんなの好みにぴったりで我ながら完璧!と思っていたのに、間違いなく私はエンゼルクリームの札のついたトレイから砂糖をまぶした丸いドーナツを1つトレイに乗せてきたはずだったのに、なぜか箱の中にはカスタードクリームとエンゼルクリームが1個ずつではなく、カスタードクリームが2個詰まっていた。がががーん。エンゼルクリームを楽しみにしていただんなと共に、買ってきた私も大ショック。今朝起きたらメダカが1匹昇天してしまっていたのもあってちょっと悲しい朝だった。
チキン南蛮定食 \550
「だんなさんは、月曜日にスポーツジムのイベントに行きたいわけですよね?」
「はい、そうですが?」
「私は日曜日のボディコンバットにぜひ出たいわけですよ」
「ええ、そうですね?」
「だからさ、このイベントに行けるのは今日しかないわけです」
新宿で催されているイベントのハガキをピラピラと見せ、今日は家族揃って新宿にお出かけ。午前中、近所のUCC倉庫で催されている業務用商品のバーゲンセールなど覗きに行っていたら、出かけるのが昼間近になってしまった。ドーナツは食べて出たけれど、新宿に到着する頃には早くも空腹。
「暑い、暑いよ……千葉より確実に2度以上気温が高いよ……」
「なんでこんなに暑いんだ……くそぅ……」
「あついときにはー、かきごおりとか、アイスを食べると、いいとおもうよー?」
親子3人、暑い暑い言いながら、「こういう暑い時には冷や汁を!」と宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」を目指してみる。ここに冷や汁がありますよー、と以前教えていただいて、密かに気になっていたお店だった。だんなが九州出張の際に食べてきたチキン南蛮もここにあるかな、という期待も抱いて小さな軽食コーナーつきのショップに到着。
あったあった、チキン南蛮定食は550円、冷や汁定食は525円。息子に冷や汁定食を取ってやり、私とだんなはチキン南蛮定食。適当に分け合いつつ、手軽な宮崎の味を堪能した。こってり濃いめの味の冷や汁は魚のだしの香りが漂い、胡麻や豆腐もたっぷりと。別添の小皿に刻んだシソや生姜、茗荷が乗せられていて、適当に散らしながら息子が抱えるどんぶりからお裾分けしてもらう。
小ぶりなサイズの鶏の1枚肉を唐揚げにして甘さ強めの甘酢タレに浸し、上からマヨネーズに限りなく近いタルタルソースをかけたチキン南蛮も御飯が進む味で美味しかった。甘酢タレもタルタルソースもいかにも市販品を使用……という感じだったけれど、味の方向はよく理解できたので次回は自宅で作れそう。玉ねぎやピクルスをたっぷり入れた自家製のタルタルソースを添えたら、きっとすんごく美味しいチキン南蛮ができるに違いないなぁ〜と思いつつ、甘酸っぱくてマヨネーズのコクが絡み合った鶏から揚げをバリバリと平らげる。他のメニューはカレーライスとかハンバーグとか。ソフトクリームを舐めつつ休憩する人の姿も多かった。ちょっとあわただしい食事になってしまう軽食コーナーみたいなお店だけれど、550円でチキン南蛮が食べられるのは手軽で嬉しいかも。美味しかった美味しかった。
氷宇治金時 \945
さて、目指すイベントはOZONEで催されている「夏の大茶会」。紅茶日本茶中国茶全部ひっくるめて、美味しいお茶の淹れ方の講座が開かれたり世界のお茶の紹介ブースができたり、茶葉や茶器を売る小さなお店がフロアのあちこちに出現したりと、お茶好きにはとっても嬉しいイベントだ。前回やってきて、すっごく好みな急須を買った嬉しさが記憶に新しく、今回も行くのを楽しみにしていた。特に欲しいお茶器もお茶っ葉もないのだけれど、素敵な茶器などの展示品を見るだけでもとてもわくわく。
ありがたいことに息子もOZONEの催し物が嫌いではないらしく(何故ならイベントのたびにスタンプラリーが催されていて、それが息子のツボだから)、今回も
「スタンプ!スタンプが、10こもあるよー」
とあちこち歩き回ってスタンプ探しに没頭してくれた。「はやく、はやく次のスタンプさがそうよー」とせっつかれながらも、2時間ほどかけて館内をすっかり見てまわる。あちらこちらでお茶の試飲をやっていて、リプトンの紅茶からルイボスティー、すごく爽やかな味の台湾烏龍茶やマテ茶に至るまで、お腹がタポタポになるまでお茶をいただいてしまった。今回は胸くすぐられる茶器とは出会えず、3個で1000円の中国茶をいくつか選んで購入。
あと、200円の中華風風水人形おみくじも面白がって引いてみる。当たらなければ小指の先ほどの人形を1個いただいて終わるところだったのだけれど、「大大吉」が出てしまい、風水人形の20倍くらいの大きさのある陶器製の「大魔人ちゃん」貯金箱をゲット。南東に置くと良いとされる赤い珠を持った赤い服の大魔人ちゃんをいただいてしまい、
「……うっわー、どこに置こう……大魔人ちゃん……ネーミングからして他人とは思えないし……」
と、ずっしり重いそれをいただいて帰ることになった。
新宿駅に戻る頃には、歩き疲れてヨレヨレ。今日の予定はまだ「ヨドバシカメラに行こう」とか「京王デパートのペットショップで金魚用の水草を買おう」とかいうものが残っていて、でもどこかで休みたい気分。かき氷が食べたい気分。
行きたいかき氷屋さんは「花園饅頭」とか「追分だんご」とか「みつばち」とかチェックを入れていたのだけれど、何百メートルも往復する気力も残っていなくて、そのままヘロヘロヘロ〜っと京王デパートの地階にある「立田野」に入って一休み。
天井が低くて、狭くて、なのにいつも大混雑で、値段も安くなくて……と、あんまり良いところがなさそうな京王デパートの「立田野」だけれど、ここは私と母の思い出の店でもある。母はずっと新宿にある会計事務所で働いていて、私が小学生低学年の頃の夏休みにはよく連れられて事務所に行ったものだった。そして帰り道にビル街を歩いたり、小田急ハルクの裏手にある母お気に入りの居酒屋に連れていってもらったり、あるいはこの「立田野」であんみつを食べたりして京王線沿線にあった家に帰っていた。この「立田野」は、もう何十回も入った懐かしのお店。店内はすっかり改装されていたけれど、天井の低さも混雑ぶりも全然変わっていなかった。
「……というわけで、ここは私の思い出の店なのです。……宇治金時、食べよ」
「俺は……俺は……あずき白玉氷かな……いや、ミルクあずきもいいな……いやいや、ミルク金時にしよう」
「ぼくねーぼくねー、パフェ!バナナパフェ!がんばってたべるから!」
店内は涼しすぎない程度にほのかに涼しく、かき氷も美味しく食べられそうな気温。唇を紫にすることなく、今シーズン初の宇治金時をたっぷりといただいた。これでもかとどっさりの粒あんと3個の白玉が良い感じ。小さな容器に追加がけ用の抹茶シロップがついてきたけれど、それをかける事もなく甘い甘いかき氷を堪能した。
ジャーマンポテト \500
雲白肉 \500
焼き鳥のサテ風 \500
唐揚げ \500
海老のフライマヨネーズソース \500
ミックスピザ \700
生ビール(大) 2×\760
カルピスソーダ \350
を、親子3人でガフガフプハー
「京王……屋上でビヤガーデンですってよ」
「5時から、だって」
「ビヤガーデン、行きたいねぇ、私はずっと行きたかったんだよ」
「うん、俺も実はずーっと行きたかったんだよなぁ」
「行っちゃう?行っちゃう?」
「うん、買い物し終わったら、ちょうど良いタイミングかもね」
かき氷前後に、そんな事で盛り上がっていた私とだんな。ヨドバシカメラでいくつかの買い物を済ませ、京王デパート内の阪神グッズ売り場でだんなは「天国♪」と笑顔になり、息子もその脇のおもちゃ売り場でプラレールの品揃えにうっとりし、私はペットショップの金魚や熱帯魚に「かわいい……魚のいる生活って、悪くないかも」とおおいに欲望にまみれ、でも結局水草以外は何も買わずに屋上ビヤガーデンに。
食券制のビールやつまみを購入し、生暖かい空気の中、いきなり大ジョッキのビールをかっくらう。
「あーいいねぇ、夏がちゃんと暑いとビールが美味しい!かき氷が美味しい!最高〜」
なんて言いながら、ビヤガーデンといったらこれでしょ、みたいな唐揚げやじゃがいも、ピザなんかをつまむ。どれも特に美味しいもんじゃない(しかも高い)んだけど、その不味さが不味美味しいというか、懐かし旨いというか。よくある味の唐揚げとか、肉がピラピラ頼りない分量の雲白肉とか、海老よりも添えられた揚げ素麺の方が分量たっぷりのマヨネーズソース海老だとか。極めつけは700円もする「いかにもな冷凍ピザ」で、
「うっわー、すごいよ、臆面もなく冷凍ピザだよ……700円も取るのに、そのまんま冷凍ピザ!」
「昔、よく買ったよね……ここ5年くらい食べなくなっちゃったけど」
「うん、ある意味懐かしくて美味しいけど、すごいよね」
と、大盛り上がり。
真夏の空気の下でのビールはたっぷり堪能できたけど、いまいち料理は物足りなくて、
「……ラーメン食べに行こうか、天一……」
「私、天下一品は一度も行ったことないよ?」
「歌舞伎町にあったよ、確か。飯田橋の店の方の味の方が、俺は好きだけど」
「良いんじゃない良いんじゃない?」
「……カラオケも行きてぇなぁ……」
「カラオケ行ってから、ラーメン食べに行けば?ビールでお腹たぽたぽだし」
「カラオケー!ぼくも行くー!」
夏休み第一日目からどんどん帰宅が遅くなる私たち。
こってり(並) 卵乗せ
歌舞伎町のカラオケボックスパセラで1時間半熱唱。このチェーンはハニートーストをはじめとするフードメニューがやたらと充実していて(さすがに今日は何も頼めなかったけど)、そして呆れるほどの曲数が揃えられている。他ではあまりみかけないマニアックな曲が揃っていて、真面目に色々歌うつもりだったのに、
「クリーミーマミの曲発見!LOVEさりげなく、歌いますっ!」
「お、そうくるなら俺は迷曲、BINKANルージュを歌っちゃうぞー」
「こっちはアニメの画面が出るってよ、懐かしいから歌っちゃえ。バラはバラは♪けだかくーさーいーてー♪」
「うぬぅ、ベルばらか、ならば俺は、あかりの♪消えたステージ♪」
「ぬおぉぉぉ、ガラスの仮面!うお、紫のバラの人が画面に!」
アホみたいな私たち。息子は一人、クールに「世界にひとつだけの花」とか歌っていた。おかしいなぁ、鬼束ちひろとか平原綾香の曲を歌うつもりだったのに、なんでこんなマニアックなことに。パセラに入ると、いつもこんな事になってしまう。
さんざん遊んだような気がするのに、でもまだ8時頃。怪しいネオンが光りはじめた歌舞伎町をぽてぽてと歩き、コマ劇場近くにあるラーメン屋さん「天下一品」でシメの食事を楽しんだ。だんなは天下一品(通称"天一"(てんいち))が大好き。私は一度も食べたことがないけれど、だんなは数週間に一度、無性に恋しくなってこの店に来てしまうのだという。
「何スープ?とんこつ?醤油?」
「んー……どれでもない……あえていうなら、"すっごくこってりしたとんこつ"って感じ?おゆきさん、きっとすごく好きか、いまいちって思うかどっちかだと思うんだけどなぁ……。あ、ちなみにね、あっさりとこってりがあるけど、何しろこってりだから!」
「そうですか……」
雑多な町、ビルの1〜2階にある小さな店の2階のテーブル席で、初めての天一。こってりの並サイズに卵を乗せてもらい、やってきたスープにびっくりした。2分も放置すれば表面に分厚い膜ができてしまいそうな、油というよりコラーゲンがたっぷりという風のトロトロドロドロ、シチューのような粘度の濃厚なスープ。ラーメンというよりは「和え麺」とでもいう感じで、なんだこりゃーなんだこりゃー言いながら食べた。山盛りの刻み葱が盛られてて、それでちょっとだけ口の中がさっぱりとする。トッピングはメンマとチャーシュー、そして追加で乗せてもらった半割の卵が2個。だんなはチャーハンと餃子がつくセットにしてもらっていて、それを脇から私もいただく。
「どうどう?俺、すっごく好きなんだけどこの味」
「いや、美味しいか不味いかで言ったら美味しいと思うし、好きか嫌いかで言ったら好きなんだけど、でも、第一印象は"すごい"というか"すごまじい"というか……」
私はやっぱり、ラーメンのスープはいかにもなとんこつ味の白濁スープが好きみたい。私の好みの王道とはちょっと違う味のお店だったけれど、これは確かに一ヶ月に一度くらい「あー、またあのスープが飲みたいかも、ドロッドロトロットロの」と思うようになっちゃうかもしれない。
そんなこんなで、帰宅は午後10時半近く。お風呂入ったり麦茶飲んだりしているうちに、すっかり日が変わる勢いになってしまった。歌舞伎町で「おとなのおもちゃ」の看板を見て、「おもちゃだー♪」と呟いていた息子には、ちょっと早すぎる歌舞伎町デビューだったかもしれない。
フルーツボート マンゴ
アップルパイ
氷紅茶
だんなは昨日の朝、エンゼルクリームが食べられなかったのが、実はすごくすごくすごく残念だったのであるらしい。
「朝御飯、何にしますかー?」
と一番最後に起きてきただんなに聞いたところ、ほとんど即答で
「……ミスド?」
と返されてしまったとき、彼の昨日の失望の深さを改めて思い知った私だった。あー、はい、ミスタードーナツね。エンゼルクリームね。今日もまだ全品100円セールやってたと思うしね……と苦笑いしてしまいながら、着替えてお財布持って駅前のお店に向かう。先日は見あたらなかったD−ポップ(一口サイズドーナツ6個の詰め合わせ)もあるし、新商品のフルーツボートなんてのもあって、前回とはまた違ったわくわく感でドーナツ朝飯を楽しめた。
私は、初めて食べる「フルーツボート」のマンゴ味を、そしてすごく久しぶりに食べる気がするアップルパイを、新商品の氷紅茶を注文。紅茶味の氷をグラスに入れて、牛乳を注いで飲む氷紅茶は"氷コーヒー""氷イチゴ"といったシリーズで、どれもすごく好みな味。牛乳好きには幸せな飲み物だったりする。
そしてだんなは待望のエンゼルクリームを口にして嬉しそうだった。
メダカ3匹金魚5匹は今日も元気。木曜に入手した金魚はさすがに飢えちゃったかしらと少しだけ餌をやってみたら、全員が夢中になって餌に喰らいつき、そこから2時間くらいは皆さんターボがかかったように水槽の中で盛大に動き回っていた。沈めた水草もどうやら好評であるらしい。よーし、そのまま元気に育てよー。死ぬなよー。
アイスプーアル茶
今日は一日、予定もなくだらだらの日。ドーナツ屋の帰り道に夕飯の食材も買ってきたし、あとは私がスポーツジムに行くくらい。
「ドーナツ食べたから、大丈夫だと思うよ……多分、動ける」
と、パソコン触ったり読書したりしていたところ、
「いや、でも……お腹空かない?俺、空いたんだけど。何か食べて行こうよ」
だんなが冷蔵庫をパタパタ開けて、昼御飯の算段を整え、鍋をふるって作ってくれた。焼き豚やハムの買い置きはなかったので、冷蔵庫の奥に突っ込まれたままになっていた真空パックのスモークチキン(しかもレモンハーブ味)を使い、冷凍御飯もあまり分量がなくて玄米入りや白米やグリンピース御飯をミックスして、あとは葱と卵と天津冬菜(中国の漬物。風味づけにちょっと入れると美味しい)。
だんながジャカジャカ鍋ふるっている間に、私はお茶の用意。
「あれ?だんな、アイスプーアル茶飲もうって言ってたんだっけ?」
「……違う、アイスウーロン茶……おゆきさん、"いいね、それいいね"って即答したじゃん」
「あれ?プーアル茶じゃなくて?……ごめん、聞いてなかったや……」
「いいけどね、今日に始まった事じゃないから……」
そう、私の特技は「人の話を聞かないこと」。いかにも聞いていないような生返事じゃなくて、すごく本気な声で「あらそう、そうなんだぁ」と返事をするのに何も聞いていないということが時々ある。お喋り好きなだんながあれこれ話しかけてきてくれているのにそれを全然聞いていない事はしょっちゅうだ。だから、我が家では「もー、おゆきさんてば、人の話全然聞いてないんだからー」と夫に妻が怒られるというシチュエーションが頻繁に登場したりするのだった。ごめんね、私おじさんなのよ。で、だんなはおばちゃんなのよ。
かくしてだんなの目論見のウーロン茶ではなくプーアル茶が用意されたわけだけれど、キーンと冷えたお茶を傍らに食べるチャーハンはありもので作ったとは思えないほど美味しかった。不思議とレモン風味の鶏肉の味が美味しく感じられ、塩加減もばっちり。
そして私は2時間くらい、ヘイヘイと運動するのだった。
今日も1時間、ボディコンバットで本気パンチや本気蹴りをせっせと繰り出し、その後ざっと泳いでシャワー浴びてから帰宅。帰ると義弟が遊びに来ていて、全員一緒にかき氷のおやつ。以前から家にあったイチゴの他にみぞれやメロンのシロップも買ってきたので、どれが良いですかー?何をかけますかー?と、ずらりと並べる。カルピスや練乳も忘れずに。
「あー、僕は、カルピスがいいです」
「ぼくはねぼくはね、メロン〜」
「私はいちごミルクにするんだ♪」
「俺はみぞれ。なんといってもみぞれ」
見事に好みがバラバラになり、そして手かきのかき氷機で山盛りの4杯のかき氷。やっぱり夏はかき氷よねと購入したそのマシンは結婚して最初の夏に買ったもので、子供向けのキャラクター柄のは嫌だし、変に家電っぽいデザインのも嫌だしと、あれこれ探して選んだのだった。
で、買ったのは、脇に筆文字っぽい赤い色の「氷」の文字が刻まれた素敵なもの。甘味屋さんの昔ながらのかき氷機をそのまま家庭用にしたような、キュートなデザインのものだった。なんてことない(しかも安かった)ものだけど、氷をかくのが楽しくなるアイテムだ。
「だんなはさ、もしかして外で食べるかき氷が甘くてしょうがないんでしょ。こんなにシロップいらねぇ〜って」
「……わかる?わかります?」
だんなは少しのみぞれシロップを器に入れて薄味のかき氷。私はだんなが顔をしかめるほどたっぷりのコンデンスミルクを器に入れ、いちごシロップもたっぷり。舌を真っ赤にしながら夏のおやつを堪能した。今年はかき氷が美味しい。ほんっと、美味しい。
鯵のたたき
骨せんべい&ししとうの塩焼き
ン日目のモツ煮込み
羽釜御飯
ホッピー・ビール(モルツ)
ほうじ茶
桃
実は、先週作ったモツ煮がまだまだ残っている。ここ数日は温めなおしていただけで口にしておらず、
「さすがに、せっせと食べなきゃね」
「今日はモツ煮とホッピーということで」
と、モツ煮を美味しく食べるための夕御飯。カツオが安かったので1サク買ってきて、カツオよりも香味野菜が多いような野菜たっぷりの一皿を用意した。薄切り玉ねぎをたっぷりとカツオの下に敷き、別皿に千切りにしたシソと茗荷と生姜を用意。それらをざくざくまぶしつつ甘酸っぱいタレでいただいた。
ついでに、1尾売りの鯵も安かったので
「……鯵のたたき……」
「いいね、鯵のたたき」
「中骨は素揚げしてさ」
「いいねぇ〜」
と、4尾。魚さばきの技術を向上させるためにも自分でさばいた方が良いのだけれど、この季節に時間をかけてコテコテと慣れぬ手で生魚を触りまくるのもよろしくないだろうと、魚屋さんに3枚におろしてもらう。中骨捨てないでちょうだいね、揚げて食べるから、とお願いして、ワタと頭だけ捨ててもらってきた。
骨と皮を取り除いた鯵はざっくりと叩き、中骨は低めの温度の油でじっくりと素揚げ。ししとうを塩焼きして脇に添え、モツ煮込みを小腕に盛りつけ刻み葱を散らす。そして、安焼酎を加えて割ったホッピー。先日はクセの強すぎる濃厚な焼酎を使ってしまって「うーん、あんまりビールっぽい味がしない……焼酎そのまんま?」という印象の味になってしまったので、今日はいかにもクセのなさそうな安売り焼酎を使用。ビールのようでビールじゃない、軽い飲み口の(でもアルコール分はビールより高そうな)ホッピーになった。モツとホッピーが、めちゃめちゃ似合うのだこれがまた。
なんか毎週末居酒屋メニューみたいなもの食べてるような気が……と思いつつ、酒飲んで肴をつまみ、鯵のたたきは塩と少しの醤油と少しの胡麻油をざざっと混ぜて御飯にたっぷり乗せてかっこんだ。
食後には玄関先で花火。来週再来週あたりからあちこちで花火大会も始まるわね。楽しみ〜。