食欲魔人日記 10年11月 第5週
11月29日 月曜日
肌寒い今日はまさに「おでん日和」でした
うどん (釜たま)
麦茶

もう、買い置きのさぬきうどん無いなーまた買ってこなくちゃなーと思っていたら、
「ん?あと1袋、台所にあったよ」
と、だんな。
 
いやいや全部食べちゃったはずだよ?と調べたら、本当に1袋、3人前の常温保存うどんが残っていた。やったやった今日はうどん♪と、茹でて今日は「釜たま」で。
 
茹でたうどんを水で締めずにそのままどんぶりに盛りつけ、溶き卵をざざっと和えた「釜たま」は、要するに「卵かけ御飯のうどん版」という感じのもの。だし醤油をピラッと垂らして、刻み万能葱を散らして食べるうどんは今日も幸せなものだった。水で締めたシコシコキュッキュとしたうどんも美味しいけれど、茹であげたばかりのモチーッとした食感のうどんも格別なんだなぁ。釜たま美味しい。
 
冬の朝の、温かいかけうどんも幸せな存在。また新橋の旬彩館でしこたまうどんを買ってこなくちゃ……。

たこと里芋のやわらか煮
おでん
菜飯
日本酒(醸し人九平次 純米吟醸 雄町)

今週は外出の予定があれこれ入っているので、毎週恒例の野菜セットの購入はお休みで。代わりに三浦大根を1本買った。涼しくなってきた頃から「おでん食べたい、おでん食べたい」とずっと思い続けていて、この三浦大根はおでんの為の存在。昨日のうちに練りものをあれこれ買ってきてあったので、いざ!と昼前からおでんの仕込みを始めた。
 
大根は米のとぎ汁で下煮してから、醤油と味醂と塩で調味したしっかり味のだし汁で炊いていく。同じ味のだし汁で別の鍋を用意して、そこには下煮してから一口大に切って竹串に刺した牛すじを。牛すじはたっぷり食べたいけれどメインの鍋に入れてしまうと煮汁が一気にケダモノ臭くなってしまうので、苦肉の策の「ダブル鍋」体制だったりする。
 
大根を煮て30分ほどしたところで、煮くずれない類の練りもの類を時間差で次々投入。ゆで卵も入れ、良い感じに煮えたところで火を止めておいた。牛すじの煮込みも上々。
 
今シーズン初のおでんだなー嬉しいなーと、午後はおでんのだしと練り物の香りが家中にふわふわと漂う中、ご機嫌に仕事をしていた。
あとはだんなの帰宅の前にはんぺんとちくわぶ、もやし巾着と餅巾着を入れて軽く煮込めばおでんの完成。
 
おでんだったら日本酒が恋しいよね、でも日本酒のストックなくなっちゃった……ということで、帰り際にだんなが東京駅グランスタのはせがわ酒店醸し人九平次を買ってきてくれた。4合瓶の純米吟醸「雄町」と「山田錦」、九平次の中ではお手頃価格の2本は、でも充分美味しいお酒。料理の邪魔をしない、一見控えめな印象だけれどちゃんと芯もある味わいの九平次は私の大好きなお酒だ。
 
「磯自慢の生もあって悩んだんだけどね」
だそうで……ああ、それも……素敵。
 
今日のところは九平次の「雄町」を開けることにして、でも平日ど真ん中(どころか今日は月曜日)ということで、4合瓶を空にすることはせずに2合くらいをちびちい飲みながら、コンロにかけたおでんをお代わりしつつ。
 
美味しく煮えた牛すじに、クタッと柔らかなはんぺん。ちくわにうずら巻き、大根も艶やかにとても美味しく煮えていた。練り辛子をこてこてつけつつ、おでんを楽しみ、半端に残っていた里芋とタコの煮物も「これ、いかにも酒のアテな味だし」と、これも出す。
 
おでんのシメに菜飯♪ シメには「菜飯」。
 
届いた三浦大根がたいそう立派で葉もしっかりといかにも美味しそうなものだったから、
「おでんの後にはこういう御飯が幸せかも〜」
と、葉を刻んで塩で揉み、ざるに広げてから上からたっぷりの熱湯を回しかけ、それをしっかり絞って水気を絞ったものを炊きたて御飯に混ぜてみた。
 
おでんにこれまたぴったりな幸せなシメ御飯。
 
んで、おでんは鍋たっぷりにできあがったので(大根1本仕込む規模だとどうしてもそんな感じに……)、明日もおでんの続きを食べる予定。そして多分明後日も。
 
そうそう、今日の午後、クーポンサイト「TOKUPO」からメールがあった。
先日の「がっかりクーポン」の顛末の後、帰宅してからぎっちりとクーポン会社に「クーポン使って食事したけどこんな感じに酷かった」とクレームメールを入れていた私。
 
届いたメールはそのクレームメールの返答で、内容はがっかりクーポン当日の記事の最後の部分に追記としてまとめておきました〜。

11月30日 火曜日
きゅうりをピーラーで薄く切るのが小さなマイブーム……
コーンフレーク with 牛乳

「月曜のおでんが煮えていれば〜♪俺は翌朝おでんの残りを食べてからジムに行ける〜♪」
と、なんだか嬉しそうだっただんな。寒い季節の朝ジム通いには、確かに具沢山のスープと煮物とかが用意されていると嬉しいものなのであるらしい。
 
そっか、そういう季節になったか……と思いながら、でも私と息子は「おでんの続きを朝御飯に」という気分にはなれなくて、
「ん〜……久しぶりにコーンフレークしようか。食べないから全然減らなかったし」
「さんせーい」
と、2人でザラザラジャージャーバリバリモグモグ、久しぶりのコーンフレークを味わった。
 
さほど頻繁に食べない割に数種類買い置きしてあるコーンフレーク、今日はケロッグのコーンフロスティ。虎のイラスト入りのやつ。

小岩井こんがり焼けるチーズ
スライスきゅうりともやし・チャーシューの和え物
2日目のおでん
羽釜御飯
日本酒(醸し人九平次 純米吟醸 雄町)

今日は午前中に荷物がひとつ。
 
中身は、先日、超大手クーポンサイト「ポンパレ」でみつけて買ってみた「ポンパレだけの限定価格!蜜がじんわりしみ出るやさしい甘み「安納いも」や濃厚な新鮮たまご4個「館ヶ森高原豚」肩切り落としなど全9品の「oisixお試しセット」2,754円が送料込みで780円」。
 
送料込み780円で、やってきた段ボールには
・きゅうり 3本
・一株なめこ 1パック
・ふぞろい玉ねぎ 2個
・種子島安納いも 3本
・ふぞろい超熟アイスクリいも 9個
・菊次郎みかん 5個
・濃厚な新鮮たまご 4個
・館ヶ森高原豚 肩切り落とし 180g
・はちみつりんご酢♪+Fe 1本
と、クーポン記載通りの品が綺麗に詰められていた。「お味見程度」の分量でなく、なめこも巨大な1パック、低温貯蔵して甘さを引き出したのだという「超熟アイスクリいも」も、たっぷり9個も入っていたのが嬉しい。
 
実のところ、公式サイトでもお試し品は存在しているので、このセットが飛び抜けておそろしくお得だったということもないのかもだけど……でも780円は素直に嬉しい。ありがとうoisix。
 
で、早めに食べないといけないのはきゅうりとなめこくらいで、そんなにすごく焦ることはないか……と、大根1本煮たおでんは当然ながらまだまだ半分ほどは残っているので、今日の夕飯もおでんメインで。
 
まんま昨日と同じ献立というのも芸がないので、先日油そばセットと一緒に届いたチャーシューを刻み、茹でもやしと和えてナムル風に胡麻油、塩、少量の醤油で調味。スライスしたきゅうりを敷いた皿の上に盛りつけておつまみに。少量残っていた小岩井のこんがり焼けるチーズもオーブンで焼いて食卓に出した。
 
で、あとはひたすら、昨夜に続きおでんおでん。日本酒飲みながらおでん。
 
昨夜入れるのを忘れてしまった餅巾着も今日はぬかりなく入れ、最初はバランスよく練りものや大根、巾着ものに……とバランスよく盛りつけたのだけど、おかわりをと、1回目は取らなかったものをとよそってみたら、ちくわぶに玉子にはんぺん、じゃがいもと、「なんだか盛り皿が全体的に真っ白」な状態に。なかなかインパクトのある皿になってしまったけれど、それもまた「家おでん」の醍醐味ってことで。多分。