食欲魔人日記 10年11月 第4週
11月22日 月曜日
焼いて食べようと思ってたんだけど、昨日のこれがどうにも旨かったので
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 オリジナル・グレーズド
 カスタード マロングラッセ
カフェオレ

昨日は赤坂見附に行ったので、帰り際になると息子がそわそわ。
「今日は買わないの?今日も買おうよ」
と、「Krispy Kreme Doughnuts」の看板を見てうっとりしている。
 
「でも最近買いすぎだよ、食べすぎ」
「お店あるところ増えてきたし、外出も続いているからねぇ」
だからドーナツは止めておこう、と言ったら、息子の顔がこの世が今日で終わるかのようながっかりな感じになったので、「じゃあ、常識の範囲内の個数だけ買って帰ろう」と、ダース買いは止めて1人2個、ドーナツ選んで買ってきた。
 
息子は当然、オリジナルグレーズドを2個。私はオリジナルグレーズド1個と、あとは季節商品の「カスタード マロングラッセ」を。
 
栗の季節の限定もののドーナツは、「カスタードクリーム入りのシェル形ドーナツを、渋皮入りのマロンクリームとパウダーシュガーでつつみ、マロングラッセを贅沢に飾りました。」というものなのだそう。表面にあのシャリシャリしたグレーズドがかけられていない代わりに表面に粉砂糖がまぶされ、中にはとろみのあるカスタードクリームが詰まっている。表面には5mmほどの分厚い層になってこってり甘めのマロンクリームが盛られていた。
 
なんというか、容赦のないこってりがっつり濃厚ドーナツだ。アメリカ〜ン、という味。
「……うん、たまには良いけど、でもこういう系のドーナツだったらミスドの方が馴染み深い味ではあるよなぁ」
と思いながらもぐもぐもぐ。でも、マロンクリーム食べたかったので、たっぷり分量のクリームの存在はとても嬉しいものだったりした。

里芋の煮ころがし
イナダの照り焼き
イナダのたたき&イクラ丼
なめこの味噌汁
麦茶

今日はだんな飲み会にて、息子と2人の夕御飯。
 
息子的にはノーサンキューかもしれないけれど、昨夜の残りのイナダがまだ一尾分残っているのでこれを食べてしまわないとなぁと思案。昨日はともかく今日はさすがに火を通して食べないと、と思っていたのだけれど、昨日の夜に食べた「たたき丼」が素晴らしく美味しかったので、「生でもまだいけるかなぁ……まぁ、大丈夫かなぁ」と、半身は"なめろう"風のたたき丼にしてしまうことにした。
 
身は細かく叩いて刻み葱とおろし生姜、胡麻油と塩を加えて混ぜ合わせる。イナダとは今ひとつ似合わないかもしれないけれど、添えてやった方が息子は喜ぶので、自家製イクラも並べて入れた。
 
で、残り半身のイナダはフライパンで両面こんがり焼きつけて、醤油と味醂を注いで絡めながら軽く煮詰めて照り焼きに。
 
イナダの照り焼きをおかずにイナダのたたき丼を食べるというのも変な感じだけど、と、照り焼きの隣に里芋の煮転がしを添えて、味噌汁の具はなめこで。
 
今日届いた、今週の「ベジタS」の内容が
 ごぼう2本・里芋6個・長ねぎ1束・小松菜1把・京菜1把・パセリ1束・なめこ1パック
という内容。
 
「3週連続小松菜が来た……」
先々週の使い切れてないのに、パセリもまた来た……とちょっと頭を抱えつつ、とりあえず里芋を煮てなめこを味噌汁に使ったのだった。
 
今週来週と外出が多くなる予定だから、来週は野菜セットはキャンセルしてありものでしのぐ予定。大根が届いたら「おでん」にしようと思ってるんだけどなー……。

11月23日 火曜日
このラムはすんごく美味しかったんだけど……(美味しかっただけに……)
トリュフ塩かけハムエッグ
バタートースト
カフェオレ

ハムとかソーセージとか色々あるし、ごくごくフツーのトーストが食べたい感じなんだよね……と、息子にお願いして買ってきてもらったのは「アンデルセン」の長時間熟成直パン。1/2本分のブロックを買ってきてくれたので、好みの厚さに切ってバタートーストにした。
 
先日、ロッテ優勝記念セールをしていた千葉三越で購入した「Kafer」のハムも出し、そのいかにも美味しそうなハムは炙らず、上にできたての目玉焼きを乗せてその熱でやんわり温かくするくらいの感じで。
 
そうそうそういえば手元にトリュフ入りの塩があるんだよ、もったいなくてあまり使えてないんだけど、と、「卵に合うから案外良いかも?」と、トーストにハムエッグ乗せ、その上からトリュフ塩パラッとかけて胡椒も軽くガリゴリ挽いてかぶりついたら、これがもう「なんじゃこりゃー!」ってくらい美味しかった。もう何ヶ月も前に購入したトリュフ塩だけれどその香りもほとんど損なわれていなくて、ああもっと温野菜とかチーズものとかに添えて食べて活用しないともったいないな、と。
 
さて、今日はお出かけ〜。

秋葉原 「洋麺屋五右衛門」にて
 デザートセット \1450
     秋のきのこと豚肉のよくばりスパゲッティー
     スープ
     サラダ
     モンブランプリン 生キャラメルソース添え
     アイスロイヤルミルクティー

今日は私は一人で観劇。
一人でお出かけするつもりだったのだけど、
「じゃあその日、俺らはパソコン修理頼まれてたしE叔母の家に行って来るかな」
「それなら夕方待ち合わせて御飯食べる?ほら、新宿のジンギスカン屋さんのクーポンが手元にあるしさ」
「良いね良いね」
と、昼前に一緒に家を出て、昼食後に別れて夕方また合流、ということになった。夕飯のお店には数日前に電話で予約を入れておいた。
 
お昼はパソコンの周辺機器購入ついでにと、途中下車した秋葉原のヨドバシカメラのビル内にあった「洋麺屋五右衛門」で。
 
パスタが食べたい、イタリア料理屋さんのパスタじゃなくて、普通に1人前が100gくらいある感じの……カプリチョーザとか五右衛門とか壁の穴とかって系統のが良いな、なんて言っていたら、首尾良くその「五右衛門」がビル内にあったのだった。
 
だんなと息子はパスタ大盛りのメンズセット(スープと飲みものつき)、私はパスタは普通盛りだけどスープと飲みものに加えてサラダとデザートもついてくるデザートセットで。選んだパスタは、季節メニューの「秋のきのこと豚肉のよくばりスパゲッティー」、醤油バター味。
 
「洋麺屋五右衛門」にて、季節メニューの「秋のきのこと豚肉のよくばりスパゲッティー」 揉み海苔が上にこんもり盛られた、「そうそうこういうのが食べたかったの」という風な和風味のパスタ。
 
えのきや椎茸、しめじなど数種類のきのこが一緒に炒められていて、温泉卵やベーコン、ごろっと大きな椎茸、海老などがトッピングされている。普通盛りでもけっこうな分量があって、だんなと息子の「大盛」は、ちょっとびっくりするくらいの盛りの良さだったりした。
 
食後には、これまた季節の品から「モンブランプリン」を。
息子が「上のそのマロンクリームだけ食べたい」などとたわけた事をぬかすのを「それはダメ、食べるならプリンも一緒に食べて」と制しつつ、「栗風味のミルクババロア」的な栗プリンwithマロンクリームを味わった。
 
で、食後は家族と別れて私は池袋へ。
演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー、「サンタクロースが歌ってくれた」の 10days Limited Version を見てきた。
 
劇団を退団した上川隆也と近江谷太朗を客演に呼んだこの冬の公演は、その詳細が発表された時から「絶対見に行くー!複数回見に行くー!」と心底楽しみにしていたもの(ちなみにこれが97年時のダイジェストムービー)。元々この演目が好きだった(今回は再々々演、再演と再々演は生で見ている)こともあって、別配役版のリミテッドバージョンも見に行ってみることにしたのだった。
 
リミテッドバージョンは若手中心の配役、と言いつつ、その実は「今のキャラメルボックス」をしょって立つメンバーが中心となり、でも脇を固めるのはキャラメルボックス結成当時からいる超ベテラン女優たちという面白い組み合わせ。舞台装置もすごくカッコイイものになっていて、テンポの良い懐かしい芝居もたいそう楽しめるものだった。テンポ良すぎてかなり早口なセリフが続くので、ところどころ聞き取れない部分があったのだけがちょっとだけ残念。でも今月末からの本公演もとっても楽しみなものになった。久しぶりの隆也&太朗の掛け合いが見られるのは本当に楽しみ。

新宿 「北海道焼肉ジンギスカンダイニング一緑」にて
 特別メニュー9,000円コース
     →クーポン利用で3,280円
 
新宿「東京麺通団」にて
 ひやかけ \290

そして夕方、だんなや息子と合流して目指したのは、新宿にある「北海道焼肉ジンギスカンダイニング一緑」というお店(ぐるなびサイトはこちら)。
 
クーポンに興味を持って買い始めたばかりだった10月半ば、
「あ、麺通団の近くにジンギスカン屋なんてあったんだー……ジンギスカン好きだし、美味しい店だと使えるなぁ、嬉しいなぁ」
と、「TOKUPO」から販売された「64%OFF!新宿の隠れ家、最高級ジンギスカン+イベリコ豚+大山鶏もも肉+7品特別コース(ドリンク4杯付き)通常9,000円が、3,280円でご提供!」というクーポンを2枚買ってみたのだった。
 
小学生の息子の分までサラダや豆腐、野菜などが出てきても持てあます事になるのは目に見えていたのでクーポンの購入は私と夫の2枚分。息子の分の飲み物や息子が食べる分の肉類などは当然追加注文するつもりで予約時にその旨伝えたところ、
「お子さま小学生でしたら、お料理御一緒に召し上がるということで大丈夫です。お飲物もクーポン1枚で4杯ですから"3名様で計8杯、オーバーしたらその分は追加料金でいただく"ということでいかがでしょう」
と嬉しい言葉。電話の応対の感じは悪くなかったから、楽しみにしながらお店に向かったのだった。
 
ところが。これがクーポン利用食べ歩き史上、最大最悪にがっかりな食事になろうとは。
 
これまでがっかり感なんて感じさせない良心的なお店ばかりだったこともあって「あー、ついに地雷踏んじゃったかー!」と、夫婦してむしろ笑いがこみ上げてきた。怒りを感じる前に、あまりの厚顔無恥ぶりに呆れてしまって「次はどんな料理が飛び出すんだ!?」と逆に楽しみになってきてしまったり。でも、家族と一緒だったから「いい勉強になったよね」で済んだけど、友人などはとても連れていけなかったなぁ。
 
結局飲み物は親子3人でちょうど8杯飲み(後述するけど、それ以上お代わりする気には到底なれず……)、追加注文の食べ物もないままに(これももう「これ以上このお店にお金落としたくない」という気持ちが……)、当日の精算はゼロでお店を後にしたのだった。
以下、詳細にねちっこく記録を残しておこうと思います。
 
ちなみに、クーポンの売りは「特別メニュー9,000円コースが3,280円!」というもの。お店&クーポンサイト側が「このコースは本来2人分18,000円の価値があるものなんだ!」とおっしゃるならそれでも良いけれど、食べた私たちには到底そう思えるものではなかった。

ドリンク4杯(600円×4杯)
このクーポンは、「ビール、サワー、カクテル、ワイン(赤、白)、焼酎(黒糖、芋、麦、米)、ブランデー、ウイスキーなどメニューよりお好きなものをお選び下さい」という、ドリンク4杯付き。ご丁寧に「600円×4杯!」と価格まで書いてある。クーポン購入前にネットでお酒の品揃えを見た私は、「生ビールも600円以下だから飲めるし、焼酎も600円以下で色々揃ってるし、それがいただけるのは嬉しいなぁ」と、それも購入の決め手にしていた。
 
が、当日「この中からお選びください」と渡されたのは、このフリードリンクメニュー。ビールじゃなくて発泡酒。焼酎も銘柄なんて選べず「いも」「麦」と殺風景な手書き文字が踊っているだけ。このドリンクメニューから選べるわけじゃないんですか?と聞いてみても、「フリードリンクからお選びください」だそうで……。
 
だって、プレミアムヱビスの生ビールは550円、コロナだって600円。サイトを見れば600円以下の焼酎メニューもたくさんある。それが楽しみだったのにそれがご破算。なかったことにされちゃった。
 
私もだんなも発泡酒は大嫌い。それでも最初の一杯は「生しぼり」をいただいたけど……なんだか悲しくなってきた。銘柄も分からない安焼酎を飲む気にはとうていなれなくて、あとは私はレモンサワーを2杯。悲しい。
 
季節の前菜四種盛り
一番最初にやってきたのは、長細い角皿(写真)。
「突き出し」にあたるこの皿はサービスだったようで、帰宅後公式サイトを確認したところコース料理についてくる「季節の前菜四種盛り」だったのであるらしい。それを告げると、だんなが「き・せ・つ〜!?」と奇声挙げて大笑いしていた。
 
なにしろ「季節?どのへんに季節感が??」という風な組み合わせだったこの皿。左から生ハム(1/4枚分くらい。ほんの一口分)、3mm厚くらいの厚焼き卵(いかにもな業務用加工食品)、マヨネーズ敷いた1.5cm長さ×2切れのカニカマ、パプリカパウダーかけたポテトサラダ(いかにもな業務用以下略)。
 
いや、サービス品を悪く言うのはアレなんだけど……でも、こんなに堂々とカニカマとか出すお店、初めて見たよ、って感じで……(店名に「北海道」まで掲げておいて……)。「あ、なんか私、お店の選択誤っちゃった?」という思いが、飲み物の注文を経て更に濃厚になったのはこのあたり。
 
北海道コーンスープの冷製400円・胡麻風味おぼろ豆腐380円
次にやってきたのは、これは「普通」だったかなというスープと豆腐(写真)。でも、「手作り感」が感じられない。豆腐には、豆腐そのものの味なんか全然わからないくらいに、市販のよくある感じの胡麻だれがどっぷりと大量にかけられていた。ちなみに豆腐の分量はほんの2口分くらい(それで1つ380円相当て……)。クーポンページのflashに、スープと豆腐の写真も小さくあるのだけど、「な、なんか違くね?」と思っちゃう。
 
北海道ポテトフライ390円
そして驚愕の「ポテトフライ」。この量(写真)で、2人前、780円相当。1切れがとっても巨大だった、なんてことはありません。普通の大きさで、普通の冷食(揚がりきってないのがいくつかあってゴリッてしたよ……ゴリッて……)。
 
シャキシャキ大根と水菜とじゃこと海老の和風サラダ680円
悪夢はまだ終わらない。続く、1人前680円相当のサラダはこんな感じ(写真)。品名、リピートアフターミー、"シャキシャキ大根"と"水菜"と"じゃこ"と"海老"の和風サラダ。
品名にないレタスがメインに使われていて、大根とじゃこは入っておらず(3mm以下とかに刻んで混入していたのかもしれないけど!溶けてたのかもしれないけど!)、水菜はほんのひとつまみ、海老は干し海老。カサカサと乾ききった干し海老を呆然と眺め、ここで心底確信した。
「あーやっちゃったー地雷クーポン買っちゃったーごめんよ夫、ごめんよ息子、せっかくの休日、こんな店誘っちゃってゴメンナサイ」
 
後にだんなが語るところによると、「これを680円で出されたらマジギレしていいレベル」。まったくだ。
海老のサラダっていうから、プリプリした海老がたっぷり入っているんだなと思っていたの……。680円のサラダってそういうものじゃない……?
 
新鮮野菜盛(食べ放題)500円
そして卓上ガスコンロに火がつけられて、高さのない平たいジンギスカン鍋がセットされた。「こちらお代わり無料ですので」と鍋にバサバサッと入れられたのは、もやしがメインで、あとは玉ねぎ、人参、キャベツというところ。お代わり無料とのことなら、せめて野菜くらいはたっぷり食べたいねと、鍋が空になったところで「野菜お代わりください」とお願いしたら、次にやってきたのはもやしと玉ねぎだけ。……サイトの「野菜セット」は、確かじゃがいもとかアスパラとかが入っていたはず……。
 
野菜や肉に下味はついておらず、卓上に1人1セット出てきたのは、ぽん酢と胡椒入りの塩、カレー塩のプレート、そして角皿に入ったにんにくベースのジンギスカンだれ。
 
イベリコ豚セクレタ1,200円・大山鶏もも肉1,000円
とりあえず肉だ、何はともあれ肉だ、肉を食べたらこの沈む一方の気持ちも上昇していくはず!と迎えた肉1皿目は「あああ……やっぱり?これも?やっぱり?」という、ある意味期待通りなものだった。
 
この写真、これで2人分4,440円相当のものであると、誰が受け入れてくれるのだろう。親指の先ほどにカットされた肉が10切れほどの「大山鶏もも肉」は、これで2,000円分。イベリコ豚に至っては、4切れで2,400円。
鶏はともかく、イベリコ豚の方は、確かに美味しい肉ではあったけれど、でも「普通の牛焼肉1切れ分」ほどの分量(多く見積もっても20g位)が600円ということになる。高級和牛もびっくりのありがたい値段設定の肉に、もったいなくて涙出てきそう。
 
生ラムロース1,000円
これだけは、これはちゃんと分量もあって美味しかったのが「生ラムロース」(写真)。綺麗なピンク色をした肉は羊肉の臭みもほとんどなく、適度な歯ごたえに溢れる肉汁、すごくちゃんと美味しかった。これが2人前2,000円相当だというのは納得できた。というか、この料理のこの値段しか納得できるものはなかった、というか……。
 
特選牛ハラミ800円
美味しいラムを食べて少し気分も晴れやかになり、この「美味しいラム食べました」の気分で終わらせた方が良かったのではないかと軽く後悔したのが、最後に出てきた「特選牛ハラミ」2人前1600円相当(写真)。
こんなに臭くて美味しくないハラミなんて初めてってくらい、美味しくないハラミだった……。しかも凍ってた。普段出さないクズ肉をクーポン客用に解凍して出してますってハラミだった。泣きたくなりながら食べる。ああこんなものでお腹一杯になりたくない。なぜか分量だけはがっつりあった。
 
「ハラミ、先に食べちゃおうか」
「ラム、最後に残しておきたいよね」
と、「口直し用ラム」を数切れ残して、ちょっと必死な感じでハラミを平らげる私たち。気分はほんのり修行僧。
 
デザート(アイスクリーム)250円
「デザート2つだよね、息子の分を別に取ろうか」「うん……(でもこのお店にお金これ以上落としたくないな……)」と、ハラミを平らげてデザートメニューを眺めていたら、ありがたいことに「お子様の分も」と計3つ持ってきてくださったデザートのアイスクリーム(写真)。嬉しい。嬉しいんだけど、写真のスプーンはカレースプーンサイズではなくてごく普通のティースプーンサイズ。ゆえに分量はほんの2口3口分。それが1つ250円相当と思うと……。
 
これ、「コースの最後のデザート」だったらまぁそんなものかな?という感じもするのだけど、"これを250円と値段つけて売っている"のなら、それはちょっとあんまりじゃないかなと。
 

 
以上、そんな感じの「2人分18,000円相当」のディナー終了。
卓上のメニューをパラパラと見ていたら「限定コース(4500円→3000円)」なるものが掲載されていて、これが今回のメニューとほぼ一緒。

これに、コースにないハラミ(800円)頼んで、飲み放題1,500円(フリードリンクメニューから選択可能だった「生しぼり」は450円、4杯分1,800円より飲み放題が結果安くなる)つけると5,300円。当初の設定価格9,000円ってどこから来たの?という感じになる。
 
お店で実質5,300円で供しているメニューの販売だったのなら、この販売クーポンの「9,000円」の記載は明らかに「二重価格」。「これは明らかに2人前じゃなくて1人前しか出していないよね?」というものを考えていくと、クーポンの価格は「ほぼ店で提供しているのと変わらない価格」くらいになってしまうのではないだろうか。
 
これ、1品1品変な価格つけないで、飲み物代についても微妙にセコいことしてないで、普通に「ラム肉盛り1.5人前と生ビール1杯で1500円」(←それだと「半額」とまではいかないけど、でもお得感はそれなりには漂う)といったようなプランにしてくれていたら、全然腹も立たなかったし(だってラムはちゃんと美味しかったのだから)、あ、ここのラムは美味しいね、よく行くうどん屋が近くにあるから「軽くラム食べてシメにうどん」ができるよね、とリピーターになっていた可能性は高かった。
 
でも、こんな事されたらもう到底「二度目」はありえない。
どころか、「聞いてくださーい!こんなひっどいクーポンがあったんですよー!」と、声を大にして叫びたくなる。具体的にはtwitterで呟いてそれをtogetterにまとめたくもなる。んでクーポン会社に苦情の1本でも入れたくもなる。ネット使って、文字情報(と紛らわしい"イメージ画像")で詐欺紛いの客寄せするのなら、そのネットでしっぺ返しをくらうが良いさ、とこちらも黒い心になろうというもの。
 
なんかもう色々、「してやられちゃったなぁ」という気分で、せめて最後に美味しいものをとすぐ近くの「麺通団」に寄ってかけうどん食べて帰ってきた。
 
麺がやや細めのものにリニューアルしていた麺通団、その麺は以前より美味しくなっていた感があり、一時期やけに薄くなってしまってがっかり気味だった"かけだし"も以前の美味しさに戻っていたように思えた。
 
「ああ、麺通団って、真っ当だよね……」
「真っ当に美味しいよね、幸せな味だよね」
「今日の夕御飯は、美味しかったうどんってことで」
と、記憶上書きして、帰宅。
 
 
[2011/11/29 追記]
帰宅した直後、twitterに写真をアップするのと並行して、クーポン会社にも「記載のプランと全然違う!」とクレームを入れておいた。
 
数日経っても音沙汰はなくて、「これはあれかな、"クーポン購入後のトラブルは直接店舗と交渉ください"ってやつかな」と半ば諦めていたところ、11/29にクーポンサイトTOKUPOからメールがあった。
 
曰く、「店舗に確認をしたところ、メニュー等、誤ってお出ししておりました。」とのこと。
 
丁寧なお詫び文と共に、
「この度クーポン記載のものと異なっておりますので、こちらでチケットをキャンセルさせて頂きました。(中略)一度引き落とされ、翌月に振込みで返金される場合もありますので、ご了承ください。」
と、請求全額キャンセル(請求されてしまっている場合は後に返金)の旨が記されていた。
 
思いのほか「ちゃんとした」対応をしてくれたのに感謝して、「あ、案外まともな会社だった」と感じつつ、でもあのお店についてはやっぱり二度目はないし、この記事を取り下げる気はなれそうにない。「誤ってお出しした」とは到底思えない(他社で安価なクーポンを別に発行していたとかならともかく、検索して見つかるのはニコポンが発行したものくらい。←そしてこのクーポンにも"海老の和風サラダ"の文字が…)。やっぱりこちらの印象としては「前払いで代金もらっちゃってるし、あとはこっちのもんだ♪」的なものを感じてしまうのだった。
 
……で、我が家はクレームを入れることで、めでたく返金ということになったけれど、これまでの、そしてこれからクーポン使うお客さんへの対応がどうなるのかが最後に気になるところ。「言ったもん勝ち」みたいな事になると、それもなんだなーという感じだ。

11月24日 水曜日
久々に自然食ブッフェの店へ。
「サンマルクカフェ」の
 チョコクロ
 やみつきドック1/2本
カフェオレ

明日の朝御飯どうしよう……と昨日新宿を歩いていて、久しぶりに「サンマルクカフェ」のチョコクロを買って帰ってきた。チョコデニッシュやパン・オ・ショコラなどよりも大胆な分量の板チョコをドドーンとクロワッサン生地でくるんだシロモノで、パンというよりお菓子に近い感じかも。でもその分、少々小ぶりという感じ。
 
私はオーブンやレンジで温めて食べるよりも、チョコクロはチョコがガリゴリしているのを楽しむのが好き。そうそうこのガリゴリ感は久しぶりだわ♪と、美味しく楽しくいただいた。
 
甘いものだけでなくしょっぱいものも、ということで、長いソーセージをぐるりとフランスパン風生地で巻いた「やみつきドック」はだんなと半分こ。粒マスタードが多めに巻き込まれている、ピリ辛とマスタードの酸味が同居するやみつきドックもなかなかの食べ応えだったりするのだった。
 
今日は一日お仕事ーがんばって私ー。(でも昨日のある意味愉快だった夕食のレポートもねっちりじっとり残しておかないとー)

稲毛 「四季こよみ」にて
 ディナーブッフェ \1950

今日のだんなの帰宅は遅くなるそうで、
「……でも、明日はお出かけだしなぁ、今日中に食べきって残らないようなものを作らないと」
と考えていたらだんだん億劫になってきた。簡単にパスタかな、パスタだな、と覚悟を、もとい献立を決めたところで、友人から電話。
 
「近くまで来てるものだから……かすみさんとりゃんりゃんちゃんに会いたくなっちゃって」
猫好きの友人からの連絡で、どうぞどうぞ散らかってますが、と、遊びに来てもらった。猫を愛でていただきつつ、数ヶ月ぶりの再会だったので近況など伺いつつ、夕飯も御一緒しちゃいましょうか、ということに。
 
ちょうど学校から帰宅途中だった友人のお嬢さんとも合流して、うちの息子の習い事からの帰宅を待って、で、久しぶりに自然食ブッフェレストランの「四季こよみ」に行ってきた。ディナータイムは大人1950円、小学生なら800円と、そこそこお値打ち。でも野菜が中心で肉や魚は豊富とは言い難い品揃え、全体的に「家庭料理」という雰囲気のものが多いから、ちょっと物足りなく感じる人(ex.だんなとか、私の母とか)もいるかもしれない。
 
私としては、普段そう自分では作ることのないひじきの煮付けとか、卯の花とか、刺身こんにゃくといったものをあれこれ食べられるので「こういうブッフェもたまにだったら楽しい」という感じ。肉っ気は鶏の唐揚げが通常あるし、魚は塩焼きがたいてい用意されている。鯖の塩焼きが多かった印象があるけれど、今日は秋刀魚の塩焼きだった。ブラボー♪
 
更に、今日は「鰹のたたき」もあって、お店到着時は皿が空に近くて「もう鰹あんまりないね……」という感じだったけれど、ほどなく新しいお皿が登場して、肉厚の紅色に輝く鰹をたっぷりいただくことができた。脂が乗っていてねっとりとした口当たりの鰹はたいそう美味しくて、お代わりして食べているうちになんだか今日の夕飯は「鰹たたき定食」みたいな様相を呈してきた。子供達はというと薄焼きのきのこのピッツァや鮭チャーハン、ポテトコロッケなんかに舌鼓。
 
あとは根菜の天ぷらとか、高菜とツナの炒め物とか、大根の煮物とか、かぼちゃの煮物とか。玄米にチキンカレーかけて食べたり、蜜が別添で良い感じだった大学芋をたらふく楽しんだり、シメにはリンゴの寒天や白玉ぜんざいをいただいたり、1時間ほどでしっかりあれこれ食べてきた。以前と比べると料理の品数が隨分減ったように思ったけれど、フロアのお客さんはほんの5組ほどしかおらず、確かにそうたくさんは用意しておけないのが厳しい実状なのかも。
 
それでも、たとえ大根の煮物がすっかり冷めてしまっていたりしても、三之助の冷や奴がなかなか補充されなかったりしても、「テキトーに"こんなもんでいっかー"的に準備しましたー」という風な(=昨夜の前菜みたいな)出来合いの安易な加工食品が並んではいない事になんだかほっとしてしまったりして。
 
「……これ、苺のプリンかな?」
「うーん、なんかブルーベリー系の味もするように思うんだけど」
「でも色は苺だよね?紫入ってない」
「キイチゴとかの味かも」
「なんだろねー?」
なんてわいわい言いながらシメに食べた苺プリンもまた、なんだか懐かしいような味で幸せだったのだった。

11月25日 木曜日
今日は昼も夜も美味しいものだらけでした〜。
ハニトー風トースト(でもハニー抜き)
りんご
カフェオレ

ミミの部分が残っていた塊の食パン、スライスして食べるのもちょっと物足りないような分量に思えたので、「ハニトー」風の焼き方で食べることにした。
 
ミミを下にして置き、上から格子にナイフを入れる。その切り込みに挟み込むように薄く削ったバターを散らして、長めにじっくりトーストすればできあがり。最後にハチミツを上からかければハニトー……なのだけど、ハニーは抜きで、「つけたい人はつけてください」と別添でテーブルに出した。パンの方は上から十字に切り分けて、1切れずつ。ハチミツ抜きでそのままかぶりついてもトーストとして美味しいので、私はそれでいただいてみた。……そろそろ朝御飯、豚まんとかうどんとかも恋しいなー。
 
今日はお出かけ〜♪

六本木 「EDITION-エディション・コウジ シモムラ」にて
 デジュネ B \4,200
     冷製ブーダンノワールのガトー仕立て“モン・ブーダン”
     名人がストレスを与えずに仕留めた蝦夷仔鹿
     カカオのデクリネゾン
     フレッシュハーブティー
 食前酒(ミモザ) \1890

数日前、メールをチェックしたら「【当選通知】『スカイ プラネタリウム』内覧会ご招待のお知らせ」なんてタイトルのメールが六本木ヒルズから届いていた。今日、11/25の夜の日程で、展望台の新しいイベントへのご招待。メールマガジンで告知があった時にダメモトで申込していたものが当選したのであるらしかった。
 
「平日だけど、君、学校終わったら六本木まで行く?2名様ご招待だからさ」
「行く行く!」
と息子も乗り気で、だったら夜は父ちゃんとも合流して六本木で御飯食べて帰ろうか?とあれこれ算段。そういえば友人と「六本木でカラオケしましょう」と話してもいたんだった、と、私は昼から六本木に向かって友人とランチ&カラオケとしゃれ込むことに。
 
どうせだったら未だ行ったことのないお店にしましょうか、と、以前から2人して気になっていた店だと判明した、六本木一丁目駅近くのフレンチレストラン「EDITION-エディション・コウジ シモムラ」に予約を入れてみた。予約の応対はとても感じが良くて、わくわくしながらお店に向かう。
 
ランチは最低でも4200円から(グラスワイン1杯足したら会計は7000円を越えちゃう感じ)、ディナーも1万円弱から、と、なかなか気張ったお値段のお店だったけれど、味覚も視覚もサービスも、なかなか他では得られない感じのとても充実した2時間のランチを楽しむことができた。サービスは都内の高級ホテルのそれよりも洗練されていて、でも冷たいとか慇懃無礼といった事もなくて適度にフレンドリー。そうそう頻繁に来られるクラスのお店ではないけれど、でもまたぜひディナータイムに訪れてみたいなと思ったお店だった。

アミューズ
六本木「EDITION」にて。可愛いアミューズ♪ テーブルについて、最初に目に付いたのが、パン皿の近くに置かれたお猪口状の小さなグラス。
 
中には白いタブレットが入っていて、「……プールに入ってる塩素みたいだ……」と思いながら凝視していたら、給仕の方が小さな器を持ってきてその"お猪口"に水を数十cc注いでくれた。
 
ふわふわもこもこと一瞬で大きく膨れたそれは、おしぼり。ああ確かにそういうタオルあるよね、見たことあるある、と笑ってしまったのだけれど、最初からわくわくさせてくれる手品のようなスタートに嬉しくなった。
 
食前酒のミモザを頼んで、そしてほどなくやってきたのがアミューズの皿……というか、オブジェ?
 
板状のものはパルミジャーノを薄く焼いたカリカリサクサクのチュイル。ピンチョスみたいに楊枝が刺さったものは、ケッパーとバジルの香りの生ハムを挟んだミニミニバーガー。ワビ・サビ的なオブジェのようなお皿にはお香立てのような黒いサイコロ的なものがついていて、これが食後の楊枝立て。なんだか可愛い。可愛くてちゃんと美味しい。
 
「そう、こういうのが最初に出てきたらわくわくしますよね。カニカマとかじゃなくて」
「でもせりあさん、行かれてたジンギスカン屋さんでこんな前菜出てきたらその方がむしろびっくりですよ」
「確かに……」
なんて話しながらもぐもぐ。
 
冷製ブーダンノワールのガトー仕立て“モン・ブーダン”
六本木「EDITION」にて、言われなければ絶対わからないだろう「ブーダンノワール」 このコースは肉か魚を選択することはできるけれど、プリフィクスではなくて基本は「おまかせ」。
 
それぞれの品については献立を決める段階できちんと教えてくれるので、この食材はちょっと……というものがあればもちろん対応してくれる。
 
今日の前菜は、なんとブーダンノワールだった。豚の血を使ったソーセージで、臭いものは本当に臭いらしい。何度か食べたことがあるけれど、日本で食べるそれはマイルドで食べやすいものが多かった。
 
今日いただいたものは、その記憶の中のブーダンノワールよりも更に優しい柔らかな味で(食感も柔らか)、リンゴがふんだんに使われたその皿はまるでお菓子のよう。
 
チョコレートのガナッシュのように丸く絞られたブーダンノワールの上には生のリンゴがウサギの耳のように飾られて、ポツポツと水玉模様を描くようにリンゴの果肉のみを使ったソース、リンゴの皮も使ったピンク色のソース、シードルをベースにした褐色のソースが絞られている。
 
皿自体も紙をクシャクシャにしてまた広げたような面白いもので、リンゴの甘さと爽やかさを感じる濃厚・ねっとり・でも嫌味な風味などはカケラもないブーダンノワールはとても美味しくて楽しかった。
 
名人がストレスを与えずに仕留めた蝦夷仔鹿
六本木「EDITION」にて、メインディッシュは仔鹿〜! メニューに記載されていたのが「仔鹿のグリル」などではなく「名人がストレスを与えずに仕留めた蝦夷仔鹿」というものだったのが強い印象だった、メインディッシュの「肉」は仔鹿。
 
では友人は魚をということで、「カダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーのクーリとレモンのコンフィチュール」を選択。ゴロリと大きな的鯛が2切れ、素麺のような細い小麦粉の衣に包まれていて、ブロッコリーの緑がとても鮮やかな料理だった。
 
で、私のは蝦夷仔鹿のグリル。こんなに綺麗なロゼ色の鹿肉も初めてなら、こんなに柔らかな鹿肉も初めてってくらい、そうと言われなければ鹿とはわからない(でも確実に牛や羊とは違う)食感と風味のお肉だった。ソースも、その優しい味の鹿肉の風味を邪魔しない軽やかなもので、周囲に置かれた季節の野菜も面白い組み合わせ。不思議な色合いの「ビタミン大根」やクワイ、マコモ茸などなどが美しく並んでいた。
 
カカオのデクリネゾン
六本木「EDITION」にて、デザートはカカオ尽くし そしてデザートは、カカオ尽くしの「デクリネゾン」。
 
アイスクリームのようにこんもりと皿に盛られたのは濃厚なガナッシュ。ラスクっぽいサクサク食感の焼き菓子が添えられたそのガナッシュにペタリと貼り付いているのはオリーブ。そして上からかけられているのは結晶の大きな「マルドン塩」。
 
恭しく上からかけてくれるのは、香りの良いオリーブオイルで、そこにスプーンで2匙ばかり、サラサラッとパウダー状のカカオのソルベをかけてできあがり。奥に置かれた小さなグラスの中には「カカオ水」。カカオの殻を水に10日ばかりも漬けたものなのだそうで、淡い甘さがつけてある。
 
パウダー状のソルベや「水」にもびっくりしたし、それに塩とオリーブ油というのも驚いたし、真似しようと思っても真似できそうにないこの感じ。シェフの美意識が隅々にまで感じられる料理の数々だった。
 
最後にフレッシュハーブティーをいただきつつ、どこか和風なガラスの器に固められたプチフールを。
 
アボカドとリンゴのムースだそうで、上にはグレープフルーツの果肉と一見胡椒のようなスパイスが散らされている。
店頭でも販売されているミックススパイスなのだそうで、何が入っているんですか?と尋ねたら、"今日の写真"にあるような、丸くくぼみのある長い木の器を出してきてくれた。
 
シェフがアフリカで見つけて買い求めたものなのだそうで、本当は中に植物の種などを入れて音を出して遊ぶ楽器的なもの?だったのだとか。綺麗に収められていたのはバニラビーンズにスターアニスにコリアンダー、クローブ、シナモン、オレンジピール……といった具合(他にも数種類)。確かに口に入れるとピリリとした刺激もあるし、でもバニラの甘い香りもするし、バニラアイスにパラッとかけるだけで不思議な風味がつくスパイスのようだった。
 

あー美味しかった、幸せ!
と、お店を後にしたその足でてくてく歩いて六本木交差点方面へ。「ジョイサウンドで!できればクロッソで!」とリクエストして、カラオケボックスであれやこれや2時間熱唱。

六本木 「アウグスビアクラブ」にて
 クーポン使って90分飲み放題 \3,500
     焼き立てピッツァ(シーフード・クワトロフォルマッジ
     葉っぱサラダ
     ベルギー風フライドポテト
     フィッシュ&チップス
     ソーセージ
     自家製ピクルス
     スペイン産黒オリーブ
     ビール(Snow Blanche)
     ビール(August Beer)
     ビール(Black Bitter)
     ビール(August Beer“MADURO”)
 
六本木「Cold Stone Creamery」にて
 ウィンターミルフィーユ(ワッフルボール) \540

そして夕方遅くに息子と合流して、それまで付き合ってお茶しながら一緒に待っていてくれた友人と別れ、六本木ヒルズの展望台へ。
明日の金曜日から一般公開の「スカイプラネタリウム」を一足先に見学してきた。
 
六本木ヒルズ展望台のクリスマスツリー あいにく肝心な部分は写真撮影禁止ということで(撮影可能だとしても、撮影したところでフラッシュ無しではきっと何も映らないだろうけど)、右の写真は撮影可能エリアの展望台のクリスマスツリー。
 
イベントに合わせて星や星座をモチーフに使っていて、青く輝くツリーはとても綺麗。
 
スカイプラネタリウムの方は、なんというかノリは「万博のパビリオンの展示」的な感じ。立ち止まって楽しむものが3つ4つあって、その間をパネル展示や模型が繋いでいるものだった。ウォークスルー型のプラネタリウム「3D SKY WALK」はなかなか圧巻で、そのエリアに入った人ほとんど全員が入った途端に「うわぁ……」と歓声を挙げてしまう感じのもの。そう広くもないし座れたりということもないから、ゆっくりのんびり星空散歩という風にはいきそうにないけれど、不思議な浮遊感がたいそう楽しい。良いもの見せていただきました。
 
折良くだんなから「職場出たよー」の連絡もあったので、階下のロブションで明日の朝ごパンなど買いつつ急ぎ夕食のお店へ移動。
 
これが二度目の「アウグスビアクラブ」、一度目の訪問と同じくクーポン持参で飲み食いしてきてしまった。また行きたいね、なんて話していたその矢先に、「KAUPON」から「【映画コラボ企画第2弾】東京ごはん映画祭1回鑑賞券×『アウグスビアクラブ』ピッツァ&プレミアムビール飲み放題3,500円」なんてクーポンが発売されてしまったものだから、ついつい……。
 
何度も安く飲みに来てゴメンナサイ、とお店に入ると、顔なじみになったマスターが(1回目の訪問が週末真っ昼間の半端な時間で、あれこれ話したりしたから覚えてくれたらしい)、
「いえいえ、大歓迎です。使っていただけて嬉しいです」
とニコニコ。今はちょうど「1皿500円」のタパスフェア開催中とのことで、クーポンに頼らずともあれこれつまんであれこれ飲むのも楽しそうな感じではあったのだけど、3500円のクーポン3枚使って(息子はソフトドリンクで)これでもかーっとビール飲んできた。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて。美味しいビールと美味しいピッツァ。幸せ♪ クーポン3枚で、2枚焼いてもらえる選べるピッツァは、今日は「シーフード」と「クワトロフォルマッジ」で。
 
フチの部分が多めでネチモチした食感のナポリ風のピッツァで、サイズは若干小ぶりながら3人で2切れずつ平らげるといい感じにお腹が膨れる。
 
最初の一杯はやっぱりこれよね、と、好物のホワイトエールを貰って、その後はピルスナータイプのアウグスビール、苦甘いクロビールのブラックビター、最後は適度にこっくりした味わいのアウグスビール「マデューロ」で。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて。プリプリソーセージとか、葉っぱサラダとか。 フライドポテトにソーセージにフィッシュ&チップス、サラダに自家製ピクルスなどなど。
 
どれも「すごくたっぷり」というほどでもないけれど、全てを平らげるとちょうどお腹一杯という程良い分量で、しかも全部がちゃんと美味しい手抜きのない味なのが幸せ。ビールが美味しいお店でも、食べ物の方はあんまり力を入れていないようなお店もあったりするので、「ビールもピッツァも全部美味しい」というのはとてもすてきだ。
 
「おゆきさん!このサラダには、あの店以上にたっぷりの水菜が入ってるよ!」
「この店のサラダは"葉っぱサラダ"ってすごく控えめな名前なのにね」
なんて話しながら(よっぽど水菜とかカニカマとかに思うところがあるらしい私たち……)、最後はすっかりお腹一杯。
 
でも甘いものもちょっと食べたい。でも今日のお店は満席で、やってくるお客さんたちに「あいにく満席で」と断りを入れなければいけないほどの盛況ぶり。これは早く店を出てあげたほうがお店的には嬉しい状況かも、と、料理を平らげてビールも「もうたくさんです」ってくらい飲んだところで速やかにお店を後にした。
 
デザートは、駅の方に向かいつつ「Cold Stone Creamery」に寄り道して。
 
夏場は行列ができるこのお店も、この季節でしかも雨となるとガラガラ。
息子はシンプルにバニラアイスにオレオを混ぜてもらってのクッキー&クリーム、私はウィンター ミルフィーユ ウィッシィズ(カスタードアイスクリーム+ストロベリー・ストロベリーソース・パイ)。すっかり腹一杯だというだんな(私よりビール1杯多く飲んでたし)は、私と息子から少しずつ分けっこ。
 
冷やした石板の上にアイス乗せてあれこれトッピングして、
「歌うたってもよろしいですかー?」
の声に「お願いしまーす♪」と告げると、ジングルベールジングルベール♪とワンコーラス歌いながらアイスを混ぜ混ぜしてくれた。いいわーこのノリ好きだわーと、一番小さなサイズなのにけっこうなボリュームのあるアイスを受け取り、体が冷え切らないうちに屋外のストーブあたりながらペロッと平らげた。ここのアイス、高いけど旨くて、旨いうえに楽しい。
 
ああ、今日はなんだか美味しいものだらけ。
良い一日でした。

11月26日 金曜日
友人お手製、「バーチ ディ ダーマ」と「ポルポローネ」
「LA BOUTIQUE de Joël Robuchon」の
 キッシュ ロレーヌ 1/2個
 パン オ ショコラ
 カフェオレ

昨日、夜7時過ぎに六本木ヒルズを歩いていて、そのタイミングで「……あ、明日の朝御飯なんにもないや」と気付き、エスカレーターを降りたところで見覚えのある看板が目に入ったものだから
「あ、ここで明日のパンを買っていっちゃおう」
と、ジョエル・ロブションのブティックに寄って買い物してきた。
 
私とだんなの分はパン・オ・ショコラ。それだけじゃ物足りないかしらと、小ぶりのキッシュも半分こするつもりで1つ。息子の分は「マンステールチーズのブリオッシュ」。チーズのブリオッシュとあるけれど、ぺったりと平たく伸したブリオッシュ生地の上には薄切りのポテトが並んでいて、見た目はじゃがいものブリオッシュのような感じのもの。
 
そうたくさん買ったわけではないのに(お昼御飯代わりにとチーズのタルトも1個買ったりはしたけど)お会計が軽く2000円を超えてしまって、「さすがロブションクオリティ……」とちょっとびっくりしながら、ありがたーくロゴ入りの袋を手にして持ち帰ったのだった。昨夜は小雨降る中、自分が濡れるよりもこのパンと友人からもらったお菓子を死守する方を選んで胸に抱え込むようにしながら帰宅。
 
ぶっちゃけ、このロブションのパン・オ・ショコラがどこよりも最高に美味しい、とまでは思っていないのだけれど(むしろ、値段がお高めな分、もっと美味しくできるんじゃないかなーと思ってしまったり)、今日初めて口にしたキッシュの美味しさは素晴らしいもので驚いた。
 
直径10cmほどの小ぶりのキッシュは半分にするとたいしたサイズにはならなかったのに、アパレイユは上品なのにどっしりと重量感があり、シンプルな組み合わせのように思えた具材のバランスも素晴らしくて、「おお……さすがロブション……」と、感動の味。アメリカンなコーヒーなんかと朝食にいただくのではなく、ルッコラやラディッシュなどと一緒に美しく皿に盛りつけてナイフとフォークでいただくのがしかるべき姿、という味わいだった。
 
最近は外出が多いので、予定のない日くらいはがんばらねばと、今日は必死で一日お仕事。

たこと里芋のやわらか煮
焼き白菜のすき焼き
羽釜御飯
ビール(サッポロ 冬物語)
 
焼き菓子(バーチ ディ ダーマ・ポルポローネ)
カフェオレ

週頭に届いた野菜を全然使い切れていないので、
「京菜を食べよう、思いっきり食べよう。どっさりある1把を食べきる勢いで」
という夕御飯を考える。あと日持ちするとはいえ里芋やごぼうも届いているし……とあれこれ考えてレシピデータベースを眺め、枝元なほみさんレシピの「焼き白菜のすき焼き」なるものはどうかな、と思った。
 
最初に牛脂で芯を残したままの塊の白菜を炒め、更に薄切りにしたごぼうや牛肉も炒めてから砂糖をふり、事前に用意していた割り下を注ぎ、だし汁を加えて煮ていく……という、ちょっと面白いすき焼きで、あとは椎茸、豆腐、水菜が入る。
 
水菜の代わりに京菜を使えば良いなと、お手頃価格の肉を求めに肉屋さんまで買い物に行ってきたら、500g600円弱のオージービーフを見つけてしまった。
国産のすき焼き用の肉はいかにも美味しそうだったけれど100g300円強。500g買って600円しないというのはたいそう魅惑的で、
「うーん……切り落とし肉だとビンボーくさいかしら?赤身だしなぁ……」
と悩みつつもこのところ飽食気味だしと、その赤身ベースのオージービーフを買って帰ることにした。せめてもと、最初に使う牛脂は冷凍して大事にチマチマ使っている「熟成肉」の脂身を使用。
 
熟成肉の脂身、冷凍してあるとはいえなんとほぼ1年前に口にした肉からこそいだもの。大事に使うにもほどがある……と苦笑いしてしまったのだけど(それでも存在を忘れていたわけでなく、ここぞという時に取り出してはチマチマ使い続けている……)、でもこの脂身があればどんなに安っぽい肉も独特の風味やコクがつくから、1年経ったから捨てましょうなんて気持ちには到底なれないのだった。
 
すき焼きだったら他に準備するものも要らなかったのだけれど、ごろごろある里芋を炊いてしまおうと、タコも買ってきた。すき焼き用のだし汁の準備ついでにどっさりたっぷりのだしをとっておき、それを取り分けて塩、醤油、味醂で調味したもので里芋とざくざく切ったタコを炊いていく。だし汁を十数分おきに足しながら、タコと里芋が適当に柔らかくなって味が染みるまで火を通してみた。
 
里芋はタコとかイカとか、あと挽き肉なんかとも相性が良くて美味しく炊けるけど、でも「基本は醤油・味醂味」となってしまうのが、なんだかちょっと歯がゆい感じ。もっと色々な方向で里芋を楽しんでみたいのだけど、小嶋さんみたいにニョッキにするほどの技術や情熱はなく……(でも美味しそうなのよ、里芋のニョッキ……)。
 
で、なんだか「飲み屋の突き出し」のような感じに煮えた里芋とタコをつつきつつ、
「京菜はたっくさんあるからガツガツ食べてねー!」
と、ばっさばっさ京菜を追加投入しながらのすき焼きを堪能した。味見はほとんどせずに「枝元なほみ先生の言うとおりー!」とやってみたのだけれど、最初にだしで薄めずに軽く煮絡めた肉と白菜とごぼう、椎茸がとても良い味。だしを加えてからさっと煮た豆腐や京菜も良い感じで、生卵につけつついただくこっくり味の肉はたいそう美味しかった。最後はちょっとお行儀悪いけど取り皿に残った甘じょっぱい卵液をごはんにかけて、余すところなく堪能。
 
鍋風景の料理写真というのは何かと残念な感じになりがちで(私の盛りつけが下手なだけなんだわ……)、今日の写真は夕食後のお菓子。
 
「なんかチョコレートとかはあるけど、私が食べたいのはバターと小麦粉と砂糖のお菓子……」
と、ここ数週間ずっと焼き菓子に飢えていたところ、昨日会った友人がお手製菓子をお裾分けしてくれた。「バーチ ディ ダーマ」と「ポルポローネ」。
 
「バーチ ディ ダーマ」は「貴婦人のキス」という可愛い名前の、チョコレートを挟んだクッキー。表面に粉糖がまぶされた「ポルポローネ」はアーモンドたっぷりの、ホロホロとした食感の焼き菓子。
「プロの味!」
「T先生ありがとう!」
と家族で感謝しながら美味しくいただいた。ああそう、私、お菓子も焼かなくちゃなんだわ……寒くなったらタルト焼くんだ!って思っていたのにずるずるともう冬も間近。

11月27日 土曜日
久々のヴィーナスフォート、フードコートのお昼御飯。
レーズンロールパン
薄切りペッパーシンケン
目玉焼き
カフェオレ

今日は若干早起き。
 
ほとんど抽選に外れているけれど、息子が参加したいと言ったので毎月日本科学未来館のロボット作りの実験教室に申込をしている。今月、やっと抽選に当たって参加のご案内メールが届いたので、台場までお出かけすることになったのだった。
 
午前から午後にかけてのイベントでワークショップの終了は午後1時。それじゃあ息子はお腹空いちゃうよねと、Kaferのペッパーシンケン(=豚もも肉に荒挽き胡椒をまぶして燻煙したボンレスハム、だそう)をざくざくスライスして目玉焼き添えて、レーズン入りのバターロールは1人2個。
 
他のあれこれ詰め合わせでの特売価格で買ってきた(=特売価格だから買えた)ペッパーシンケン、肉の層と脂の層がはっきりしていて、脂はとろけるような食感。「そうそうこういうのが本物のハムの味だよね……」と、とても美味しくいただいた。

台場 ヴィーナスフォート内「66キッチン 六本木六丁目食堂」にて
 チーズソースがけオムハヤシ、ハンバーグ添え
 ビール(ブラウマイスター)

未来館の会場に息子を連れていき、そして私とだんなは午後まで暇を持てあますことに。
私たちは未来館の中へは入らず(別途入館料が必要で、大人は1人600円となかなかのものだったので……)、なので
「じゃあパレットタウンの方にでも行きますかー」
「私、久しぶりにヴィーナスフォート歩きたい」
と、てくてく歩いてヴィーナスフォートを目指してみた。
 
前回お台場に来た時にも思った(でもあの時はヴィーナスフォートには入らなかったのだけど)のだけど、すっかりこの一帯は中国人観光客様々な感じに様変わり。店頭に大きく中国語の看板、「TAX FREE」の文字、店内アナウンスも中国語たっぷり……と、なんだか中国の旅行中にショッピングモールを訪れたような、そんな気分になった。
 
アウトレットのフロアに行って、ちらっと靴屋さんを覗いたり雑貨屋をひやかしたり。日常使いのどんぶりを買い足したり、Francfrancで新しいバスマットを買ったりして、ちょっと早めだけれどとフードコートでお昼御飯にすることにした。
 
今日の夜は「餃子の王将」に行くつもりでいて、
「でも君はお昼挟んでワークショップだからねぇ……お腹空いちゃうよねぇ」
との相談中に、
「王将なら、お昼抜きでも大丈夫!お腹減らしてお店行きたいから!」
と、息子。
 
でも私たちはお腹が空いてしまったので、「軽く食べておきましょうかねー時間もあるし」とフードコートに入りながら、結局がっつりと「ハンバーグ添えオムライス」だの「豚丼ダブル」とか注文してしまうダメな私たち。しかもビールまで。
 
あまり知らないお店が入っていたフードコートは、ロシア料理屋さんなどもあって、なかなかわくわくする感じ。最初に場所をとったテーブルの近くにあったオムライスメインの洋食屋さん「66キッチン 六本木六丁目食堂」が美味しそうで、ここでオムハヤシを買うことにした。フォンデュソースなるチーズソース添えで、200円足してハンバーグ乗せに。
 
ヴィーナスフォート「横浜鉄板 大君」の豚丼、ダブル だんなは「横浜 鉄板 大君」というお店の豚丼を(しかもダブルサイズ)。
 
こちらは「北海道スタイルの豚丼」なのだそうで、確かになるほどという感じの甘じょっぱいタレがこってり絡んだ味濃いめの丼。
 
2人で適当に箸やフォークを交互に伸ばしつつ、まだ空いている時間帯にちゃっちゃと済ませたお昼御飯。ヴィーナスフォート自体は、さほどたいした混雑という感じではなかったけれど、12時を過ぎるとフードコートもほぼ満席の賑わいになってきていた。

「餃子の王将」にて
 冷奴 \157
 餃子 \231
 鶏の唐揚 \525
 焼めし \420
 東京ラーメンセット \924
 お子様ドリンクバー \126
 生ビール(中) 3×\483

昼食後はヴィーナスフォート階下のペットショップを覗いたり、ヴィレッジヴァンガード覗いたり、ゲームセンターで遊んだり。息子が合流するまで時間あるねと、端から端までみっちりと眺め歩いたヴィレッジヴァンガードはたいそう楽しかった。「こうやって見て歩くと、絶対何か買っちゃうんだよー」と言いつつ、本当にあれこれ買っちゃってるし……。
 
合流した息子はすっかり腹ぺこ状態で、
「喉かわいたー」
「あのお店ドリンクバーだから、到着したら思うさま飲むが良いよ」
と言いつつ、地元に近い「餃子の王将」に移動。昼御飯スルー状態だった息子はえらい勢いでラーメンと炒飯と餃子(息子曰く「それが中華三大珍味」)のセットを平らげはじめた。
 
王将の餃子〜! 私とだんなは、重めの昼御飯が尾を引いていて、夕飯にはかなり早めのこの時間ではあまりお腹も空いておらず、冷や奴つついて唐揚げも頼み、あとは餃子と焼きめしを分けっこするだけで満足な状況に。
 
今日の餃子は御覧のとおり、ちょっとばかり焼きが甘いな?という感じだったけれど、サイズもそこそこ、肉汁たっぷりの焼きたて餃子はやっぱり美味しいもので、6個盛られたこれが税込231円という価格の安さは相変わらず素晴らしい。
 
"謎スパイス"つきの鶏の胸肉の唐揚げもなんだか懐かしく、注文してものの3分ほどでやってくる驚異のスピードの焼きめしも「そうそうこれこれ」という感じだった。ちらっと午前中にお台場行って午後には帰ってくるつもりが、なんだか一日仕事になった今日のお出かけ。でも色々買えて色々見られて大満足。

11月28日 日曜日
久しぶりの油そば!
クリームパン
カフェオレ

「日曜のお昼は油そばだよ」というのが決まっていて、
「で、朝御飯どうしましょう」
「すんごく軽くで良いと思うんだけど……パン1個とかそんな感じで」
と、昨日の夕方スーパーをぷらぷら。
 
「じゃあナイススティックだ!」
と、だんなが細長いパンを手にして息子も「僕もだ!」と言っていたけれど、私はナイススティックという気分ではないんだなぁ……かといって総菜パンが恋しいわけでもないんだなぁ……と、目の前にあったちょっと小ぶりのクリームパンを「じゃあ私はこれかなー」と籠に入れた。
 
マヨネーズとかソーセージとかって感じではなく、甘いクリームやチョコが入ってる感じでもない「チーズ蒸しパン」的なものがあると良かったのだけど残念ながら見つからず。時々蒸しパン系が恋しくなるけれど、そういう時に限ってすんなりみつからなかったりする。
 
今日は何も予定のない一日、ひたすらのんびり寝ているつもりが8時前にあっさり目覚めてしまい、
「今日は枕カバー洗うよー、パジャマ洗いたい人も今のうちに籠入れてねー」
と、早速お洗濯。
 
そろそろ「パンの朝御飯」に飽きてきたところなので、来週はうどんとか御飯とかも出したいところだわと思いながら、今日のところはパンをもぐもぐ。

「宝華」の宝そば
麦茶

数日前、クール宅急便で届いたのが、だんなが注文していた「宝華」の「宝ソバセット」。  
「美味しい油そば食べたい!宝華のを注文してもいい?」
と、そういえばちょっと前に言っていたなぁ……と、段ボール箱に綺麗に収められた麺やたれ、チャーシューなどをその箱のまま野菜庫に入れて保管していた。
 
「6玉セットだからさ」
「じゃあ半分食べて麺は冷凍しておこうか」
「チャーシューはどのみち早く食べちゃわないと」
と、話しつつ、久しぶりの油そば。何でも20%オフキャンペーン実施中で、6食セットが1600円だったのだそう。ついでに別売のチャーシュー(小分けパックされたチャーシューが麺にもついてきてはいるのだけど)も買ったとのことで、ごろりと大きなチャーシューも箱の中に入っていた。
 
まだ私が独身だった頃、「油そばという食べ物があるんだよ」と初めて教えてくれたのはだんなで、で、「ここが美味しいんだよ」と連れて来られたのがこの「宝華」というお店。
 
茹でたての太めの中華麺に、油多めのたれ(このお店のは醤油はやや控えめで、スープの味がメインという感じ)を絡めて食べる。具はチャーシューの他、みじん切りにした長ねぎとかいわれ大根、メンマ、あとナルトを乗せるとそれっぽい感じ。今日はだんなが事前に半熟ゆで卵を用意しておいてくれていた。
 
油そばのたれと同様、醤油が勝ちすぎない風に、でも味がしっかり染みたチャーシューも実に幸せな味。
冷やし中華のような「和えそば」というのともまたちょっと違った味と食感の油そばは、相変わらず美味しかった。ある程度食べ進んだところで酢とラー油を加えて味の方向を変えるのもまた楽しい。酢は控えめに、ラー油はちょっと多めに入れたら「酢が入ってちょっと爽やかマイルドに……でも!辛っ!」という味になって、そんな方向もやっぱり美味しかったのだった。
 
一応麺は冷凍しておいたけど、でもこのお店のチャーシューが残っているうちに残りを食べちゃいたいなぁ。来週の週末だったらギリ大丈夫かしら……。

"まーさ"のラグーで、ラザーニャ
ペッパーシンケンとミックスリーフのサラダ
ビール(もやしもんエール スタウト)

夕飯、ちょっとあっさりめのものが良いかないっそ鍋とか!?(野菜たんまり食べられるし)という話になりかけたのだけど、
「そういえばおゆきさん、冷蔵庫にミートソースの残りが入りっぱだよ……」
あれ、そろそろ食べないとヤバいんじゃない?と、だんなから注意喚起があって、そういえばそうだった、と。
 
分量的に、ラザーニャを作ったらちょうど家族分作れる感じでミートソースを使い切ることができるかも、と、夕飯は久しぶりにラザーニャを作ることにした。
 
ラザーニャを茹でて、あとはベシャメルソースも用意しないと、と、レシピデータベースを見たら、以前玉緒さんから教えていただいたラザーニャのレシピが。それを見ながらベシャメルソースを用意して、茹でたラザーニャをミートソース、ベシャメルソース、チーズと共に組み立ててオーブンで焼いた。
 
ラザーニャはそう年に何度も作る料理ではないのだけれど、以前から我が家にあったグラタン用の耐熱皿は丸いものばかりで、ラザーニャを作るのには大変に不便だった。ちゃんと四角い、美しいラザーニャを作りたい!と、角型の耐熱皿を買ってしまったのは半年ほど前の事。
 
おかげさまで格段に作りやすくなったラザーニャは、なかなか美しく仕上がったのだった。
 
簡単に用意したサラダは、ペッパーシンケンをスライスして、ミックスリーフと玉ねぎ、トマトを合わせたもの。適当にサラダをつまみながら
「たくさん食べてね?よそいやすい量で切って分けるからお代わりしてね?」
と、ざくざく切って各自の皿にラザーニャを取り分けた。
 
ラザーニャ、元になった、だんな(もとい、"まーさ")作のミートソースはとっても美味しいものだったし、丁寧に練ったベシャメルソースもなかなか美味しい仕上がりに。あまりくどくどしくならないように、チーズ控えめで焼き上げた割には味のしっかりとしたとても美味しいラザーニャになった。
 
僕はラザーニャよりは普通のミートソースの方が好みだな、なんて言っていた息子も「おかわりーおかわりー」と2回おかわりしてくれて、そうして角皿たっぷりのラザーニャはすっかり空に。