食欲魔人"今度こそダイエット"日記 99年8月 第1週
8/2 (月)
かぶのバジルクリームスープ
ご飯

【本日の痩身 : 昨日より600g減・1日経過で600g減】

ちょっと、今日から本気でダイエットを始める気分になったので頑張るのであります。
お洒落な服、着ちゃるぞー。おー。

そんなわけで、今日の朝食はあっさりとご飯とスープのみ!
卵も食べない、健気な私。
しかもしかも、いつもよりも1時間も早く起きて弁当作って、その後にダンベル体操〜。んでもって20分くらい余裕があったので、更にDDR3セット(3曲でクリアを3回やるのこと)〜。一生懸命動いてみました。一応。
でも、テーブルの上に残っている和菓子!とか、ぷよまん!とか誘惑は絶えないのでございます……はふー。

塩鮭乗せご飯
アサリの佃煮
ブロッコリーのおかか醤油和え
ポテトサラダ
爽健美茶

久しぶりのお弁当。
とりあえず鮭を食わねばと思っていたので鮭弁にして、ついでに串に刺さった密閉パックの佃煮をあっためて添えてみた。なんか良い感じ。
添え物は野菜でそろえて、ますます良い感じ。
弁当箱サイズ、だんな比1/3くらいにして昼食で差をつけようとしてみました。

牛肉とじゃがいもの赤ワイン煮込み
スティックきゅうり with マヨネーズ
茹で枝豆
ビール、ご飯

なんとなーく牛肉の煮込み系を食べたくなったので、レシピブック見つつ(わたくしには、Accessで作ったレシピ数2000を越えるデータベースがあるのである。ていうか、自力で作ったのである。えっへんなのである。)ワイン煮込みにすることに決定。バターで炒めた牛肉を、じゃがいもやら玉ねぎやらグリーンピースやらマッシュルームやらと一緒に赤ワインで煮込む。ケチャップも少量混ぜる。砂糖は入れない。調味料は、塩だけ。
あまり甘くないオトナの味になった。
もちろん私の取り分量は控えめである。一応ダイエット初日なので。

なのに、だんなは言うのだ、
「おゆきさーん、銀座にマンゴプリンあるお店見つけたよー。」
などと。
これは愛なのか。それとも愛以外の別の何かなのか。
わたくしが痩せて美しくなると他のオトコに取られてしまうという懸念でもあるのか(ないない……)。

8/3 (火)
玄米フレーク with 牛乳

【本日の痩身 : 昨日より400g減・2日経過で1000g減】

今朝も元気に6時起きで弁当作りと体操に励んでみる。えらいぞ自分。
そして肉体もこの努力に応えてくれて、とりあえず2日で1kg減である。でもこの減量分というのはほとんどが水分であり胃袋に入った食料の分量減の分であろうと予測されるので、ゆめゆめ油断はならないのである。
今朝はおとなしくコーンフレークに牛乳ぶっかけ。ローファットを使えば良いのは分かってるけど、大好物の牛乳くらいはそのまま飲みたい。てぬるい、だろうか。

比内鶏のハーブ焼き
茄子とピーマンのトマトピューレ炒め
ご飯
アイスティー

今日も元気に営業活動。
カラリとした青空も、カッと照り付ける太陽も、灼熱のアスファルトも、ビルから吹き上げる熱風も、
「さー、じゃんじゃん汗かこうねっ、痩せろ痩せろ痩せろーっ」
と私を励ましてくれる。仕事中にそういう方向の励ましはあまり必要ではないのだけれど、大自然に私のそんな思いなど通じるはずが無いのであった。暑いよー。

今日のお弁当は、とりあえず鶏肉消費を前提に、「鶏焼いてご飯に乗せるだけ」の形式を取ってみました。手抜きです。要するに。
しかし、最近は汗をかくことが気持ちよく感じるようになってきたので、朝から鉄のフライパンふりまわすのもあまり苦にならないというか、すっきり爽快というか、な心境なのであります。やはりフライパンは鉄に限るのであります。

R1/Fのサラダ
 ポテトサラダ わさび風味
 ミクニ風ラタトゥイユ夏の香草添え
 海の幸のサラダ バルサミコドレッシング
鮭のバターソテー
ビール、ご飯

昼、この日記の愛読者であるK先輩からメールにて
「あ、8月だ・・・て事はまた新しいサラダが!?」
と指摘を受け、素直な私は退社後にいそいそと銀座三越に行ってみたのであった。

今月のR1/Fサラダは三國清三シェフのものだそうで。オテル・ド・ミクニのシェフだったかや?確か(フランス料理にさっぱり疎い私……)。
4種類あるサラダのうち、1つは売り切れ。「緑黄色野菜のムース仕立て」というミルフィーユのような、ムースのような、凝った前菜らしかった。15時より限定販売ということで、当然のように売り切れである。で、残りの3種を買って帰る。
帰宅後、買ってきたサラダの方向となんとなく合わせ、鮭をフライパンでバター焼きにしてみる。
そして、「きれいにテーブルセッティングして、ワインとともに楽しんでいただけたら、と思います」との三國シェフのお言葉を大胆にも無視しつつ、ビールで乾杯しながらサラダをかっくらった我々である。ごめんよシェフ。夏はやっぱりビールだし。

サラダは、こんな感じ。
・ポテトサラダ わさび風味 (100g/320円)
「わさびの刺激が爽やかな夏のサラダ。三國シェフ自身がビールのつまみに楽しむというスペシャルメニューです。」
と説明にあった。
薄切りじゃがいもと一緒に、いんげん、えんどうなどの緑の豆類、エンダイブなどの葉ものと彩り美麗。
口にすると、マヨネーズの奥にほわんとわさびの香り。最近私はわさび好きだったりする。したがってこのサラダはめちゃめちゃ好みなのであった。
自分的にはもっともっとイモイモしていても一向に構わないのだが、だが美味しいのでOKである。また絶対買おうと思った。

・ミクニ風ラタトゥイユ夏の香草添え (1個/420円)
「キリッと冷やして、オシャレな前菜に。ハーブの香りも爽やかな一品です。」だそうである。
店頭で、「あ、ベランダに生えてるハーブだ……」とセージやらイタリアンパセリやらを眺めていると、
「こちら、生のハーブでして、召し上がらないでくださいね♪」
と注意を受けてしまった。美味しいけど、良く考えたらそこらのケーキより高いのである。
これなら自分で作るのである。

・海の幸のサラダ バルサミコドレッシング (100g/580円)
「個性ある素材の絶妙な組合わせ。味わい深いシーフードサラダに仕上がりました。」
とのことである。中身はいか、たこ、海老、帆立など。紫キャベツや、数々入るハーブが見た目爽やか。
口にすると、いきなりかいだことのあるタイ料理の香りがし、我が家では夫婦して
「なんだこれは!何が入っているんだ!」
と物議をかもしたのであった。どうやら原因はセルフィーユでありエストラゴンであるらしかったのだが。
しかも、なんかナンプラー的な匂いもしたような気がした。材料には書いてなかったんだけど。
不味くはないけど、あんまり好みでも無かった。ちと残念。

8/4 (水)
ブルーベリーの赤ワイン煮
ヨーグルト

【本日の痩身 : 昨日より1200g減・3日経過で2200g減】

今日も元気にダンベル体操。
朝に動くというのは、目が覚めて身体が覚醒するような感じがし、悪くないもんである。
いきなり昨日の朝から1kg以上減っていたのも、私のココロを一層軽くした要因であるんだけど。

朝ご飯は、昨日三越で買ってきたブルーベリーの赤ワイン煮というやつをプレーンヨーグルトにぶっかけて食ってみた。
味見の器を手にとってしまったらこれが美味しくて。値段をみたら100g1100円もしやがったのである。
しやがったのであったが、ついついおばちゃんの口車とその美味しさに魅せられ100g買ってきてしまったのだった。
「1日1さじで眼に効くのよー。1ヶ月持つわよー。」
とおばちゃんは言っていたが、……うそつき。こんな量では、3回も食べればパァになりそうである。
まぁ、3日で眼が良くなるかどうかはみのもんたに任せておいて、私は美味しければそれで良いの。

海苔ふりかけご飯
牛肉とほうれん草のオイスターソース炒め
きゅうりの浅漬け
アサリの佃煮
いぶりがっこ

本日の弁当作成所用時間は20分。
ちゃちゃっと出来た割に、なかなか美味しい弁当になった。
甘辛い肉のおかずには、塩の効いたきゅうりかなという感じで半本ほどのきゅうりを適当に割jり、浅漬けの素ふって入れてみた。なかなかグゥ。
ところで、社に来るヤクルトのおばちゃんから、最近何度かヨーグルトなどを買っていたのだが、昨日あたりから「買うの?買ってくれるの?」というサグリの視線が私に飛ぶようになった。ちょっとプレッシャー……。

鶏の塩焼き油淋鶏風
茄子のサラダ
冷や奴
ビール、ご飯

鶏がある。だんなは「油淋鶏がいいなー」などとふざけたことを言う。んな、揚げた鶏に甘辛いソースかけて食うなんざ、ダイエットの敵も敵、中ボスクラスの強敵である。大却下なのである。
だが、だんなの好物は私の好物。だんなが食べたいと思うものは、やっぱり私も食べたいのであった。
苦肉の策で、塩焼きした鶏肉に油淋鶏ソースをかけてみたら、これが全然ちゃんと美味しい。揚げてなくても全然おっけー♪ちょっとシヤワセ。

8/5 (木)
コーンフレークス with 牛乳

【本日の痩身 : 昨日より200g減・4日経過で2400g減】

痩身は着々と進んでいる。そろそろ朝の早起きもしんどくなってきてはいるんだけど。

ところで、最近我が家には小さい虫が多数発生していた。
朝起きると、流しのあたりにうじゃ。蛇口付近にもうじゃ。三角コーナーにもうじゃうじゃ。
米につくコクゾウムシと似たような、小さなゴキブリにも似たようなその虫は、ちょっと時間をおくだけでうじゃうじゃうじゃとそこにいるのだった。
自分がアル中かヤク中かシンナー中でもあるのかとも思ったのだが、とりあえず身に覚えは無く、小虫は厳然としてそこに実存しているのであった。
シンクを拭くとタオルに30匹以上の虫がついてくるのである。はっきりいって、相当コワイ。

解決したのは7/31の土曜日だった。
だんなの誕生日、楽しくフレンチトーストを食べているその最中、
「しかし虫はどこから出てくるのだ」
「ややや、シンクの上の電灯にもついている」
「……ということは、上からか」
「上からということは、上の棚の中が怪しいということになる」
と意見交換がなされ、だんなの誕生日だというのに私はシンク上の棚を開けてしまったのであった。
そこには、うじゃうじゃうじゃうじゃと虫が蠢いていた。正確には蠢いていたのは全体量の1/5ほどであり、残りはひからびて死んでいた状態ではあるのだが。
麦茶パックにもうじゃ。かつおぶしパックにもうじゃ。布巾3枚セットビニール入りにもうじゃうじゃ。
そして……どんこの袋のなかにうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃ〜と大量の虫がパックされていたのであった。
どんこは干乾び(もともと乾燥しているものではあるが、一層に干乾びていた)、しかもカビており、一部は液体状に変化していた。
虫の出所、発見である。何もだんなの誕生日に発見しなくても良さそうなものだが。

まだ冷静を装いつつ、どんこの袋をシンクに置く私。
続いて、棚の中に入っていた全てのものを下におろしはじめた。
棚の床面が露になっていくところで、私はまたも見てしまった。
棚の床にもほぼ一面にうじゃうじゃと虫がいるではないか。こうなってくると、LSDの幻覚の方がまだ幻覚なだけマシなような気もする。
ここですっかり背中にぞぞ虫が這う気分になった私はだんなに交替してもらい、虫の除去を任せたのであった。誕生日なのに。ごめんよだんな。

あまりのその内容のそぐわなさ(だって、だんな誕生日だし)に、当日の日記には書かないでおいたこの事件、このまま風化させるつもりであったり、記憶にとどめておく必要も無かったはずだったのに。
なのに、小虫はそれを許してくれなかった。
出るのである。
発生源を絶ったはずであったのに、未だ虫は降ってくるのである。
朝、弁当を作るとき。夜、米をとごうとするとき。
虫は厳然と、食堂用タオルにこびりついてくれるのであった。1匹や2匹の楚々としたもんなら良いのに、またもや10匹単位である。
いやーん、いやーん、といまだにシンク上の棚を覗けないでいる私である。いやーん。

海苔ふりかけ御飯
豚肉の生姜焼き
タラモサラダ
 麦茶

虫と格闘しつつ作った弁当は豚肉の生姜焼き、玉ねぎとピーマン入り、である。
ついでに茹でたらことレンジでチンしたじゃがいもをあわせ、マヨネーズもうりゃうりゃと加え、なんともテキトーなタラモサラダも作ってみた。
案外合って、美味しくなった。

牛肉のたれ漬け焼き
空心菜のにんにく炒め
茹で枝豆
牛肉とワカメの中華スープ
ビール、ご飯

松屋の肉売場には、内輪受けで名物と化しているオヤジがいる。
「ハイ、こっちは500で1000円、前沢、山形です。はい、そっちは300で1000円」
と少々しわがれた声で話すオヤジについつい乗せられて私は肉を買ってしまう。
先日も、
「ハイ、閉店前に売り尽くしね、負けとくよ」
とたれ漬けの牛肉をぺんぺんと勧められ、ついつい300g買ってきてしまったのであった。おまけは40gほど。ちょっと得?
というわけで、本日は焼き肉ディナー、中華風。
7/31に食べてきた空心菜がとても美味しかったので、たまたま250円で安売りしていたそれを見つけ、早速真似してにんにく入れて塩入れて、スープ入れての炒め物にしてみる。上出来。1200円で店のを食べるより、250円でほぼ同じのが再現できるのは嬉しいことである。

8/6 (金)
コーンフレークス with 牛乳

【本日の痩身 : 昨日より200g減・5日経過で2600g減】

減量、相変わらず順調。
今日は弁当を作らない日(=だんなに昼の予定がある日)だったけれども、いつもより30分早く起きてダンベルふりまわし&DDR ANOTHER HARDを3セット。朝っぱらから汗だらだらになり、シャワー浴びても体中からじとじとじとじと汗が出る。人間ガマの油状態である。うひー。

近所のパン屋さんの
 レーズンくるみパン(焼きたて!)
 ヨーグルトパン
 べこの乳

弁当の無い今日は、近所のパン屋さんにパンを求めに行く。
オリジナルパンを多数作るこのパン屋は近隣OLに大人気のようで、いつも昼間近になるとトースト(トッピング多種。ツナとか卵とか)が焼き上がり、日替わりのデニッシュなんかも焼き立てが出てくる。サンドイッチもオーソドックスなツナ卵系からチキンソテー、チキンカツなんてのも並ぶ。サラダもあるし、鶏からもある。ちょっと嬉しいパン屋さんなのである。

本日のオススメはレーズンくるみパンであるらしかった。ちゃんと目線の少し下、目立つところに積んである。しかも「焼きたて!」と書いてある。
「焼きたて!」。
私はこの言葉に弱い。他にも「出来たて!」とか「今日限り!」とか「現品限り!」とか「北海道」とか「名産」とか色々と弱いのだが。
私はこのレーズンくるみパンと、そのすぐ斜め上においてあったヨーグルトパンを手に取り、更に向かいの冷蔵ケースから「べこの乳」(名前がすごいが、美味しい牛乳だったりする)のミニパックをトレーに乗せ、意気揚々と帰社したのであった。

レーズンくるみパンは、ふわふわのデニッシュ生地にレーズンとくるみがこれでもかこれでもかと練り込まれたもので、「焼きたて!」の文字に反することなく湯気の立つ焼き立てのものだった。菓子パンの焼き立てをいうのを食することはあまり無かったのだが(だって買うのは大概夕方とかで明日の朝用、とかだしねぇ)、ふわふわの菓子パンというのも美味しいものである。
ヨーグルトパンは、ヨーグルト風味のパンかと思っていたら、しっかり中にヨーグルト味の白いクリームが入っているクリームパンだった。ひっじょーに嬉しい。クリーム好きの私にとってはたまらないものがある。牛乳飲み飲み菓子パンを流し込み、本日の昼食終了。
なんかダイエットという文字がだんだん薄れていくような。

銀座直久の
 冷やし中華
 焼き餃子
寿司
茹で枝豆
ビール

昨日放映の「どっちの料理ショー」を見て、例によってまただんなは出てきた料理を作りたくなったらしい。頭の中が全面的にミートボールスパゲッティ総天然色で埋まってしまっただんなは、
「帰りに銀座寄ってひき肉買ってくるね♪」
とうきうきしながら銀座に寄り道だ。
午後6時20分、TEL。
「松屋の下に、直久ラーメンの店が出てるよー。冷やし中華があるよー。餃子も美味しそうだよー。」
かくして今日の夕飯はラーメンに。

だが、7時過ぎに帰ってきただんなの手には冷やし中華と餃子の他に、「安くなっていた」との理由で寿司のパックが2つほど付属していた。夕飯は、冷やし中華と餃子と寿司と枝豆とビール、という何ともつまみだらけのような、バランスが良いか悪いかで言えば悪いだけのような、そんなものになった。
ちなみに直久ラーメンは数寄屋橋阪急の地下にある人気ラーメン屋だったりする。1度中で食べてみたいけど、なかなか機会に恵まれなかったりする。昼は行列だしなぁ。

んで、夕食中に花咲農園からお米が届く。秋田は大潟村で採れた、無農薬のあきたこまちだったりする。
しかし、米が入っているはずのダンボールを開けるといきなりプチトマトがわらわらと出てきた。ついでに「バナナピーマン」という耳慣れない名前黄緑色の細長い巨大なピーマンもうじゃうじゃと出てきた。しかる後に、「ベイナス」と袋に書かれた巨大な茄子1個と、「まるなす」と書かれたころころとした茄子が3つばかり出てきた。米の入ってきたダンボールの1/3ほどが野菜で埋まっているような状態である。
確かに、申込んだ時に、
「夏野菜が採れてまスので、米と一緒にお送りスまスね♪」(←秋田弁)
と電話の向こうでおっちゃんが言っていたような気がするが、そんな売りものにできそうな立派な野菜をそんなに送ってくれなくても……と困惑しつつ喜ぶ我ら。
初めてみる「バナナピーマン」は初めて見る不思議な容貌をしていた。おひたしに良し、肉詰めに良し、て感じらしかった。
嬉しいなぁ。

8/7 (土)
てりやきチキンサンド
卵ツナサンド
アイスカフェオレ
マンゴプリン

【本日の痩身 : 昨日より変化なーし・6日経過で2600g減】

本日の朝御飯は「ひっさびさにファミリーマートのアジアごはん♪」と思っていた。
このものぐさの私が、9時過ぎにチャリこいで買いに行ったというのに、何故かアジアごはんは売っていなかった。夏場はお休みなのか、はたまたもう終わってしまったのか分からないけど、そりゃないぜセニョリータ。
悲しい気分を抱えながら、それでも新発売のマンゴプリンがあったりしたもんだから悦び半分悲しさ半分でサンドイッチ等々を入手し、帰宅する。

てりやきサンドはだんなと2人で半分こ、卵ツナも息子と2人で半分こ、というダイエッターな立場を鑑みての朝食である。

づけ丼
冷茶

門前仲町に安売りビールを買いに行っただんなが、昼用に安売りづけ丼を買ってきてくれた。
500円だったというそれは、づけが2重近くにまんべんなく盛られた、ちょっと甘めの酢飯のなかなかイケるやつだった。

だんな特製ミートボールスパゲッティ
ビール

例によって「どっちの料理ショー」のおかげで出てきた料理への情熱が高まっただんなは、今週はミートボールスパゲッティを作ることにしたらしい。トマト缶使ってトマトソースを作り、肉団子をレシピ探しつつ作り、数時間かけて出来たものはケチャップがかなり入る、甘めのお子さまスパゲティだった。これはこれでとても美味しいけど、今度はミートソースっぽい味のスパゲティが食べたいです>だんな

桃は昨日だんなが銀座松屋で買ってきたもの。
桃の季節は2ヶ月くらいだし、大好物である私はとりあえずコンティニュアルに食べたいところである。3個で1000円の桃はさすがにすんげく甘かった。
噛むと糖蜜がじゅわ〜。口の中ほわわ〜ん。甘い香りが鼻から脳天にほええええ〜ん。
ああ、シアワセである。

8/8 (日)
冷凍ピザ
アイスコーヒー

【本日の痩身 : 昨日より600g増・7日経過で2000g減】

昨日はけっこうしっかり食べていたので、もーしかしたら体重増えるかな、と思ったらやっぱり増えていた。
しかも、今日は昼に担々麺を食べる予定なのである。やばいったら無いのである。
であるので、朝は軽ーく冷凍ピザ4切れほどで終わらせてみたのである。冷凍ピザが「軽い」のかどうかはこの際置いておいて。

龍天門
 蟹肉入り焼売
 海老餃子
 牛肉団子
 ニラ餃子
 ハチノスの桂林ソース煮
 チャーシュー饅
   福建炒飯
 咸魚雉飯
 担々麺
 マンゴプリン

だんなのお友達Mさんらが「美味しい担々麺が食べたーい」と言うので、数人で龍天門に繰り出すことになる。龍天門は何度か来ていた、ちょっと気に入りの店だけど、いつだったかの「どっちの料理ショー」で担々麺の"美味しい応援団"になっていたのを見、気になっていたのであった。絶対美味しい、美味しそう、私たちの勧はそう言っていたし。

午後2時に「これから5人とベビーカーの子連れで行くから」と一報入れて席を作って貰ってむかうと、席は半分ほどが埋まっていた。中国茶を飲みつつメニューを検討すると横を湯気のたつワゴンを押したウェイトレスさんが通り、あれこれ見せてくれる。
ワゴンサービスやってるとは!と皆でいくつか取る。蝦餃と焼売と牛肉団子と。
しかし……これらはちょっと時間が経っているようで、皮は水分抜けてやや固め、しかもちょっと冷め加減。味の方はおそらく良い材料使っているし、皮も手製で、出来立てだったらさぞ美味しいだろうに、何だか悪い言い方すると「残り物食べさせられている」気分で少し悲しい。
「美味しいけど……ちょっと違うなぁ」
と思いつつも、今度はメニューを見て、直接注文。

やや待って、ニラ餃子、チャーシュー饅、ハチノスの煮込みがどれもほこほこと湯気を立ててやってきた。
これらはどれも、大当たりだ。あつあつのチャーシュー饅は皮の手抜きも無く、ふっくらとした皮は中身の甘辛いチャーシューの煮込み加減とばっちり合う。噛んだ途端に皮からふわんとニラの香りがする緑色のニラ餃子は中身もみっしりニラ風味。肉も海老も入るあんは、「それでも主役はニラなのです」と控えめな主張をし、それが何とも爽やかだ。
ハチノスは、ちょっとピリ辛味のついた、手間をかけたスープに浸っていた。湯葉も敷いてある。噛む度に上質のスープがじゅるんと出てくるハチノスは内臓臭さも無く非常にさっぱり。
やっと龍天門に来たぞという実感が沸いてくる。……といいたいところだが、お代わりを頼んだ茶は一向にやって来ず、注文から出てくるまでの間は非常に長く、しかも下げるのだけは異様に早い。ハチノスの湯葉が残っているのにー……と下げられた皿を恨めしく眺める私である。

ともあれ、今日の目当ては担々麺なのであった。
実のところ、汁麺にあまり愛の無い私は、担々麺はだんなから一口貰えればいいやと思い、メニューに載っていた福建炒飯(五目あんかけ炒飯)を取ることに決めていた。ウェイターさんに相談すると、
「夏は皆さん塩分が足りなくなりますから、このようなものもおすすめです」
と咸魚雉飯を勧められた。咸魚とは鹹魚とも書き、ハムユイと読む。日本のくさやにも似た塩干魚であり、発酵させた独特の臭気がある。メニューを見てずっと気になっていたのだが、ウェイターさんのオススメで当然取ることになった。
やってきた炒飯は皆の分に取り分けてもらい、麺は適宜分けながら皆で食べる。
これがこれが、
「今まで自分の食べていた担々麺ってナンだったの!?」
てなくらい、美味しかったのだった。

担々麺は、普通のラーメン屋だと普通の醤油味のラーメンの肉味噌が乗っているだけというものが多い。
だが、龍天門の担々麺は、スープが全然透けて見えなかった。ひたすら胡麻胡麻胡麻胡麻と芝麻醤が大量に入り、赤いラー油の玉が浮かぶ。どんぶりの周囲に胡麻のラインが出来るほど、こってりとした胡麻スープである。ちぢれの少ない細麺の上には、こってりと光る肉味噌と、白髪ねぎが飾られていた。野菜などの具は無い。
口に含むとこてっとした胡麻の香りが広がり、ピリリとした辛さが感じられる。肉は甘く辛く、麺との絡みもばっちりだ。麺を飲み込むと汗がぶわっと身体中から出てくる感じ。こりゃー、旨いわ。今までバカにしていてすまん、担々麺。

そして炒飯もやはり旨かった。
具と米がパラパラと混ざっているのは当然としても、咸魚などの具のバランスが絶妙だ。咸魚の塩加減とその香り(臭さ、とも言う)はもうそれだけで異国の味。好みだ好みだ、美味しいのだ。何でもここの咸魚は香港から取り寄せたものなのだとか。

目当ての担々麺に満足した後は当然マンゴプリン。私があまりにもマンゴプリンマンゴプリンと言ってるもんだからか、参加者5人のうち4人がマンゴプリンである。青いガラスの器に恭しく乗せられてきた正統派マンゴプリンはキラキラと輝いていた。むむ、やっぱりとても美味しいのである。やっぱりここのが好みなのである。と感慨新たにした次第。写真も載ってる詳細はこちら
食後は恵比寿散策。恵比寿三越でマンゴプリンを買い、マンゴプリンの素を買い、恵比寿駅の成城石井でマンゴプリンを買う。
なんかマンゴプリンの神様に憑かれた気分。嬉しいような、なんだかなな気分なような。

白カビチーズ乗せクラコット
R1/Fの
 緑黄色野菜のムース仕立て
 ポテトサラダ わさび風味
茹で枝豆
アベックラーメン
La Pomme Verteの
 マンゴプリン

昼2時すぎに色々食べたもんだから、当然夕食の時間になってもお腹が空かない。
幸い恵比寿三越のR1/Fに、これまで買えなかった期間限定サラダの「緑黄色野菜のムース仕立て」があったのでこれを購入。好物になったわさび風味ポテトサラダも購入し、今日はサラダディナーでいいやね、という話になる。ついでに成城石井で安売りチーズも買い、すっかり宴会支度整ったという感じである。
野菜のムースは南瓜と茄子と人参がミルフィーユ状にムースと生野菜が段々に入っている。野菜の甘みが感じられて美味しいは美味しいけど、南瓜の甘煮と大して変わらないような気も……。

で、サラダと枝豆で軽やかに終わるはずだったディナーはだんなの一言で様相が一変した。
「……シメはラーメン、って感じ。とんこつラーメン。」
お前さんは昼にどかどか食って、夜もラーメンかーい!
と突っ込みを入れたい自分も"とんこつラーメン"と聞いて腹の中の食欲魔人が疼いたのは事実である。
以前に買った、九州のアベックラーメン(熊本方面でメジャーな棒ラーメン。2人分入っているからアベックラーメン。当然とんこつスープ)をがさがさと引っ張り出し、茹でて食う。縮れの無い麺はチープな味ながら、結構イケた。

食後は今日買ってきたLa Pomme Verteのマンゴプリンを早速食す。
結構あたり。マンゴプリンの季節もそろそろ終わりでしょうかね〜……。