食欲魔人日記 06年6月 第2週
6月5日 月曜日
海老・卵・キャベツ
花巻 with 自家製チャーシュー
麦茶

昨日お土産にいただいた台湾のお饅頭は、花巻のようなもの。中華蒸しパンというか、"肉まんの皮だけ"といった風の、ふわふわもちもちした四角い生地で、
「……じゃあ、自家製チャーシューとか挟んだら美味しいかもー?」
と、先日作ったチャーシューが少量余っていたところを薄く切って温めた。だんなは今日、お仕事お休みということで、ちょっとのんびりめの朝御飯。醤油が染みこみまくってしまって、すっかり濃い味になってしまったチャーシューが、逆に花巻には良く似合っていたと思う。

ふかふかした花巻、パン生地を仕込むのと大体同じ作り方でできるらしい(最後はオーブンで焼かずに蒸し器で蒸す)。密かに「パン作り、次の段階の野望」として花巻は脳内リストに載っているのだった。

「太閤園」にて
 海老と卵とキャベツの炒め定食
 餃子(3人でわけっこ)
 ビール(だんなとわけっこ)

平日だけれど息子もだんなも一緒の昼御飯。せっかくだからだんなの滅多に行けないお店に行きましょうと、中華定食屋さん「太閤園」に行ってきた。私はつい数日前にも来ているような気がするけれど気にしない。一回も食べたことのない料理を試してみようと、私は「海老と卵とキャベツ炒め」を注文してみた。餃子1皿(6個)は皆でつつきあい、大瓶ビール1本はだんなと半分こ。卵の炒めものなら優しい味のものだろうなと予想して、その予想どおりの淡い色合いの皿がやってきたのだった。

海老が1割、卵が3割、残りがキャベツ(とにんじんときくらげといんげん)という感じの、キャベツどっさりな炒めもの。崩れすぎず固まりすぎずの良い感じにふわふわと全体に絡まる卵も良い感じで、わずかに感じる赤唐辛子のピリ辛感も良い具合のアクセント。味付けの基本は醤油だけれど、微妙に入り交じる他の調味料類が「……やっぱり真似できない……」と今日も思い知らされた。見た目は写真のようにバボーン、どかーんという感じなのだけれど、でもやっぱり何を食べてもいちいち美味しいなぁと思いつつのんびり帰宅。今日の我が家は全体的に肉の匂いが漂っていて、台所のコンロではひたすら豚すね肉が煮こまれている。

豚すね肉のカレー
レタスと玉ねぎ、きゅうりのサラダ
茹で枝豆・とうもろこし
ビール(ジョッキ生)

2本購入し、1本は早々に食べたもののもう1本は冷凍庫の奥に突っ込まれたままになっていた豚王のすね肉。昨日カレー屋さんに行けなかったから、というわけではないのだけれど、
「豚王、食べちゃわなきゃ」
「やっぱカレーかなー」
「カレーいいよねぇ」
という話になって、今日の午前中のうちからトロトロトロトロ煮込んでみた。

まずはダッチオーブンにサラダ油とバターを大さじ1くらいずつ入れて鍋肌になじませ、塩胡椒とカレー粉をよ〜くすり込んだ豚塊肉の全面を焼きつける。良い色に表面が変わったら一度肉を出して、大雑把に切った3個分の玉ねぎを投入して、十数分炒め続け、ついでに人参も加えて更に炒め、あとは湯を注いでとろ火で蓋してひたすら煮込む。夕方になってからじゃがいもと追加玉ねぎを入れてこれは柔らかくなりすぎないうちにルウを溶かして火を止めて、できあがり。ルウは「こくまろ」中辛。

カレーの日は、カレーだけをお腹いっぱい食べたいものだよねぇ……と思いつつ、枝豆茹でてとうもろこしも茹でて、サラダも用意。いつもの夕飯と比べると全く枝豆の売れ行きが良くなかったのに苦笑いしつつ、骨付き肉のおかげでルウを溶かす前からしっかりとろみがついていたカレーを各自たっぷり平らげた。骨からスルリと抜けた肉は、軽く菜箸やおたまでつつくだけでホロホロと繊維が崩れていく。
「いいなぁ……骨付き肉、いいなぁ……」
「今度、骨付き鶏でカレーやらない?地鶏か何かで」
「それもいいねぇ……うん、骨は良い」
このカレーは要するにとんこつカレーなんだなと思いつつ、そして鍋にはまだまだたっぷりのカレーが残った。
明日の夜もきっとカレー。

                

6月6日 火曜日
カレー鍋の底にあった、絵に描いたような骨2本
コーンフレーク with 牛乳
さくらんぼ・いちご

この世で最高に旨い食べ物のひとつ、「作った次の日の朝」のカレーライス。
でも今朝はいまいちカレーが食べたい気分ではなくて(コラーゲンたっぷりのすね肉だけあって、けっこう胃に溜まる……)、息子と2人、コーンフレークで簡単に済ませることにした。

普段は買うことのないシスコーン、カルフールで見つけた大きな箱のイチゴ味シリアルは期間限定ものなのだそうで、いかにも息子が好きそうなものだったので買ってきた。
「そっか、シスコーンってロドニーがイラスト描いてるんだっけ……」
と、久しぶりにロドニーの絵をまじまじと眺めながらシリアルを深皿にざばーと入れる。私が「ロドニー……」と箱を眺めている間に、内袋を取り出してガサガサやっていた息子は鼻歌まじりにかなりな量のシリアルを皿に入れてしまっていた。……全部食べるんですかそれ?(……全部食べました……)

空豆入りソーミンチャンプルー
麦茶

ツルツルした白い麺が食べたい、という気分になったので、一人昼飯はソーミンチャンプルー。茹でた素麺をツナ、青葱、人参あたりと一緒に炒め合わせて塩胡椒で調味したのが一般的らしい(ツナ抜きのがあるいは主流なのかもしれない)のだけれど、今日は豆と合わせたいなぁと昨夜の残りの茹で枝豆、人参、青葱を具にしてツナは抜きで。胡麻油で少量のにんにくを炒めて具を軽く炒めてしっかり水を切った素麺も加えてざっと炒め合わせ、心もちしっかりめに塩味つけてできあがり。

地味な料理ながら、ソーミンチャンプルーは難しい。ゴーヤーチャンプルーより難しいと思う。油の量が半端だとどうしようもなく素麺が団子になるし、かといって油が多いのもゲショベチョになるしで、私はたいてい団子寄りなソーミンチャンプルーを作り上げてしまう。今日もやっぱりほんのり団子寄りなソーミンチャンプルーになった。枝豆は旨かった。

2日目のカレーライス with ゆで卵
茹で野菜とレタスのサラダ
麦茶

骨付き豚すね肉で作ったカレー、2日目のカレー。ダッチオーブンにたっぷり一杯作ったので、今日の夕飯も問答無用でカレーライスだ。

「卵茹でるよー……温泉卵の方が良い?それとも目玉焼きとかオムレツとか」
「ん……ゆでたまごが、いいなぁ〜」
今日は遅いよと言っていただんなもまた「ゆで卵乗せたミニカレー、帰ってから喰いたいなぁ」と言っていたので、ゆで卵が人気なのねと卵を3個鍋に入れ、ブロッコリーと枝豆、いんげんを乗せたサラダの準備をしつつ2日目のカレーを温める。

カレーの鍋底には、煮込まれた肉から綺麗に外れた骨が沈んでいたので、温めついでにサルベージしてみた。絵に描いたような立派な肉で、この肉使って「あの肉」が作れるかなぁと思わず肉を洗ってみたりして(←すっかりカレーが染みていて無理でした……)。

カレーの具は、最後に投入したじゃがいも以外はほとんど全てが細かく柔らかく煮崩れて全体が一体化しつつあった。肉もたっぷり入っているはずなのに、すっかりスープと一体化している。でも味は最高。食べながら、息子とおしゃべり。

「……あ、ごめん、伝え忘れてたけど……君の本、届いてるや」
「ぼくの本!?ゾロリ!?」
「そうそう、ゾロリ」
本見るなら、まず御飯食べて、宿題もちゃんと全部済ませてからにしなさいよ……という私の声が聞こえるか聞こえないかのうちに、息子はえらい勢いでカレーとサラダを平らげて、玄関先に置きっぱなしになっていた段ボール箱の方へ走って行った。

ここ数ヶ月ばかり、息子がいたく気に入っているのがかいけつゾロリの本。図書館や図書室で見かけてはせっせと借りてきていたのだけれど、人気のシリーズらしく図書館の本も図書室の本も常に貸し出し中。運良く借りることができた本を舐めるように何度も何度も見返しているものだから、「……いいよ、買ってあげるよ」と通販で大人買いしてしまったのだった。

漫画よりアニメよりゲームより、息子はゾロリに夢中の模様。おかげで食事中も居間でごろごろしている時も
「お母さんお母さん、なぞなぞね。減っても減ってもなくならないものなぁに?」
「次はね、新聞紙を逆さから読んだら、どうなるか?」
となぞなぞ問答をふっかけられている今日この頃だったりする。

6月7日 水曜日
パンケーキに苺添えて。
苺パンケーキ
アイスカフェオレ
さくらんぼ

今日の朝はパンケーキ。
材料を混ぜるだけとはいえ自家製パンケーキミックスを事前に用意しておくと、当日の準備がそれはそれは簡単なのだと前回学んだので、暇を見て3回分のパンケーキミックスをあらかじめ仕込んでおいた。3回分の分量の粉やベーキングパウダー、ショートニングなどをまとめてフードプロセッサーに突っ込んで回し、できあがったものを3等分してジップロックに入れてある。あとは牛乳と卵混ぜて焼けばできあがりだ。「黄金配合のパンケーキ」のそのレシピによると、そのパンケーキミックスは冷蔵庫で半年くらいの保存が効くそうで。

食卓に出してくるのはめんどくさいけど焼くのはこれが圧倒的に簡単なのよねぇと、今日もホットプレートを出した。ぽいぽいと4枚単位でまとめて焼きつつ、今日はその間に生クリームを泡立てて苺を刻んだ。

「パリジェンヌ(←これ)、ですかね?」
「そうそう。ま、あんなにホイップクリーム用意してないけどね、気分だけ」
と、各自適当にクリームと苺を積み上げ、フルーツサンド。

直径12cmくらいの小さめサイズのパンケーキが1人3枚。息子とだんなは、皿に1枚ぺろりとパンケーキを乗せ、ホイップクリームと苺を乗せた後からパンケーキを1枚かぶせ、サンドイッチ状にして食べている。息子は両手でそれを抱え込んで「がぶー」とかぶりついていて、まるで巨大どら焼きと格闘している人のようだった。

わさびいなり 2個
麦茶

仕事も山盛だしテレビゲームもまだまだやりこんでないところなのだけれど、今日は「いかん!体動かさなきゃいかん!」と思い立ってスポーツジムに行ってきた。パソコンに向かい続けていると肩は凝るし腰も痛くなるし目もシパシパするし、どうにもよろしくない。水泳は一応続けていたけれど、ボディパンプは何週間かぶりで、軽めにこなしたにも関わらず終わる時には二の腕も足もガタガタに。水のボトル持つと中の水が音を立てて跳ねるほどに手が震える危険な人になってしまった。

数ヶ月前に着任した新人のインストラクター氏(スレンダーなお兄ちゃん)、今日のプログラムは彼のオリジナルセレクションだったのだけれど、「あなた、サドですね。陽気なサドですね?」とプロファイリングしたくなるような選択曲の数々だった。これまでに何度か出た彼のプログラムは新曲などの通しでのセットだったので、「インストラクターオリジナルセレクション」で運動するのは今回が初めて。今度はこの曲、次はこの曲、と次々変わっていく曲に「ああ、この手のが好きなのか……」と思い、そのセレクションは良いぞと思い。これからあまり休まずちゃんと行くようにしよう……楽しい……。

60分で10曲(間に休憩やら何やら入るので1曲4〜5分)。各曲に対して「鍛える場所」というのが決まっていて(腹筋、とか、二の腕、とか)、その曲が流れる間はひたすらひたすらスクワットしたり、バーベル持ってベンチプレスやったりするのがボディパンプだ。各曲の盛り上がりに合わせて「ここはシングルカウントで上げ下げ」とか「ここは4カウントでゆっくり上げ下げ」というのが曲ごとに決まっているので、自ずと「この曲はらくちん」「この曲はめちゃめちゃハード」「この曲は楽しいけど地獄」とか色々出てくるのだった。総じて、楽しい曲はきついのが多い……気がする。シングルカウントで20連続ベンチプレスしろだとか、長い長いスクワットなのに休憩パートが少しもないとか、やたら激しい腕立て伏せ部分があるとか。

で、今日の曲はどれもこれも、「楽しいけど、きっつい……」というものばかり。スクワットは「ラランラランラン♪エディゲレロ♪」(Give It Up - Captain Jack)で、チェストがオペラ座の怪人で、背中がノボリボー(In Your Life - La Bouche)で、あとアームカールが踊るさんま御殿(Walk This Way - Aerosmith)。あ、あとトドメのランジが伝説の(=あまりに厳しいランジの曲として有名な)「せっちゅーふりー」(Set You Free - Voodoo & Serano)。(すみません、もはやだんなにしかわからない書きぶりですみません……)
シメに水泳500mをこなした後には脳天からエクトプラズムが出かかっていた。

よろよろと「……お昼、何か買って帰らなきゃ……」と重い体と体から抜けそうな魂を引きずって、駅ビルで買ってきたのは好物のわさびいなり。空腹極まっていたのだけれど、もう、口を開けるのも箸を動かすのもおっくうな気分だったので、数口でもぐもぐ食べられるものをといなり寿司にした。
割としっかりわさびの味がする、大人な味のいなり寿司だ。2個買ってきて、冷たい麦茶で「あはは……箸持つのすらつらい……」と笑いながら一人飯。きっと明日明後日は壮絶な筋肉痛。

「サイゼリヤ」にて
 アスパラサラダ \399
 プロシュート \789
 グラスビール \280

今日は息子もジムの日で、その後に予約していた目医者さんに。夕方のお医者は大混雑で、診察が終わると7時を回ってしまっていた。
「おなかが空いて、力が出ない……」
「……ああ、君はそうだよねぇ。ジムの後だったもんねぇ……」
手に持った買い物袋には一応今晩の夕飯を想定した食材があれこれ入っていたのだけれど、帰って今から御飯を炊くのもなと外食で済ませることに。ちょっと久しぶりな気がするサイゼリヤに寄ってきた。

私は遅めの昼御飯だったので、ちと軽めにとアスパラサラダと生ハム盛り(ミニフォカッチャつき)、そしてビール。生ハムは当然ながら息子に
「それー、ぼくもーぼくもー」
と手を出されたので、「じゃああなたのパスタもおよこしなさい」と息子の頼んだカルボナーラとちょっとずつトレードした。サラダもけっこうな分量があるので2人で半分こ。サイゼリヤオリジナルドレッシングの味にはほんのり飽きたのでオリーブ油ベースのドレッシングに変えてもらった。

お子さまランチが199円というこのファミレスで、大変にお高い料理の部類になるプロシュートなのだけれど、大判のものが4枚盛られていてなかなかにゴージャス。熱いフォカッチャに乗せるとやわやわと柔らかく溶けるように柔らかくなり、ビールにたまんなく似合う美味しさだった。

「ぼくのねー、今度の、科学のふろくはね、カブトエビなんだよ?」
「ほー、育てるやつだよね、がんばってね」
「恐竜時代から、いるんだよ?すごいんだよー。ぼく、読んだよ」
「ほー……」
「水族館に、カブトエビはいるかな?いると思う?」
「んー……カブトガニは見たことある気がするけど、カブトエビは見たことないかも」
「昔の動物だから、ぼくが子供のころなら、水族館にいた?」
「君、今も子供だし。……昔の水族館でも、わからないなぁ……とりあえずお母さんは水族館では見たことないよ」
「そっかー」

息子は「宇宙は広いんだってよー」「恐竜って、すーごく昔にいたんだよ」と、色々な事を覚えては教えてくれるけれど、それがどれほど広くてどれほど昔のことなのかはまだまだ理解の範疇にはないらしい。
「お母さんが子供の頃はねぇ、恐竜もそのへん歩いていたんだけどね、カブトエビもそのへんの川にウヨウヨいたのよ」
とか言ったらうっかり信じてしまいそうなので、嘘は言わないことにする。

6月8日 木曜日
ラタトゥイユだいすき
コーンフレーク with 牛乳

朝食に、カレーと合わせてトースト食べたいなぁと食パンを買ってきた。
「そんな献立で、今日の朝御飯は宜しうございますか??」
と、まだ半分寝ているだんなと息子に声をかけると
「……もっと軽いのがいい……」
と、だんな。昨日は飲み会でたいそう色々食べてきたらしく、「じゃあ、コーンフレークにするかい?」と聞けば「うん、そんな感じで……」と言われてしまった。

なかなかカレーがなくならない……カレーの売れゆきが不振……と思いつつ、朝御飯は家族皆でコーンフレーク。息子は今日も苺味フレークをこれでもかと食べていた。

カリカリトーストのクルトン入りシーザーズサラダ
アイスコーヒー
「で、どうですか筋肉痛は?」
とだんなに問われ、
「鉄人21号というところです」
と答え、
「ああ……あと7号くらい進化しないと、ロボットにもなれませんか」
と正しくそのココロを理解していただいた。

今日の私は昨日の予想通りにすさまじい筋肉痛。大胸筋ピキーン、背筋ビキキーン、腹筋も大腿四頭筋もビキキキキーン。鍛えたところが余すところなく綺麗に筋肉痛になって、大変なことになった。……明日、仕事の打ち合わせで外出なのだけれど、不穏な動作にならないようにできるかどうか。ていうか、駅の階段をヨロヨロせずに平然と上り下りできるかどうか。

本当は今日、自転車に乗って我が町のスーパー及びコンビニ巡りをしようと思っていたのだけれど、そんなのは全然不可能で、昼頃に最寄りのスーパーに牛乳買いに行くことくらいしかできなかった。探していたのは、数日前から猛烈に食べたくなっていたアイスデザート。どこのメーカーのどんな名前の品だったかも思い出せず、昨日のトップページ

なぜか、昨日あたりから、とあるアイスが猛烈に恋しくてたまりません。
確か箱入りので、ケーキみたいな(というか見た目ケーキ)で、
パリパリチョコとバニラアイスのミルフィーユ仕立てみたいなアイス。
多分大手メーカー製。
もう品名も忘れちゃったんですが、無性に食べたい……
最後に食べたのはもう10年以上も前の事だわ。

という内容を記してみたところ、「それはビエネッタではないでしょうか!」と、いろんな方が教えてくださった(ありがとうございます、ありがとうございます〜)。そうそう、それです、そのアイスデザート。高校生か大学生の頃にやたらとハマッてしまい、バイト代の数パーセントをこれに消費する勢いで買い食いしていた記憶がある。食べ過ぎたあまりに食傷気味になってしまい、以来10年以上口にしていない。久しぶりに食べたいなぁ……と思ったら止まらなくなって、でも買い物ついでにスーパーのアイスコーナーを覗いても置かれていないのだった。どこ行っちゃったんでしょうビエネッタ。

いただいたメールからは

「見かけないよ」
「売っているのを見かけなくなったよ」
「まだ売られているよ」
「たまーに見かけるよ」
「時々コンビニで見かけるよ」
「数年前コンビニで買ったよ」
「数年前、セブンイレブンで見つけたよ、スーパーにはなかったよ」
「現在も変わらず売られているらしいよ」
「冬になると期間限定で売り出されているらしいよ」
「最近見ないけど、冬になると売られているらしいよ」
「最近コンビニでまた見かけるようになったよ」

といった情報も得られ、森永のホームページで現在も紹介されている以上、製造販売はしているらしい。通販で買えるところもみつけた。いよいよ餓えたら通販も辞さない覚悟で、でもとりあえず近所のコンビニ探索はひととおりしてみようかと。

ビエネッタに思いを馳せつつ(ああ、食べたい……ビエネッタ……)、お昼御飯は半端に余っていたレタスを使い、こんがりと強めのトーストにした食パンを1枚分、ざくざく切って大きめクルトンにして散らしたボリュームのあるシーザーズサラダを作って食べた。レタスと玉ねぎとトマトをマヨネーズ、牛乳、レモン汁、すりおろしチーズ、コンソメなどを合わせたドレッシングで和えて、クルトン散らして、ベーコンビッツも散らして、上からパルミジャーノ・レッジャーノを皮むき機で薄くスライスしたものを数枚乗せる。確かこんな感じに巨大クルトンがトッピングされたサラダ、アフタヌーンティーあたりのランチで食べたことがあった気がする。パスタ用の皿に盛りつけたら見た目もけっこうなボリュームになった。
ああ、それにしてもビエネッタ(しつこい)。

ラタトゥイユ添え カジキマグロのソテー
ン日目のカレーライス
福神漬
ビール(Corona)

昨夜の夕御飯に想定していたのは、ラタトゥイユとカジキマグロのソテー。息子と2人で食べるつもりでカジキマグロを2切れ買ってきたのだけれど、今日はだんなと3人の夕御飯。カレーは残っているけれど、おかずが少々物足りないかなと思っていたところ、だんなが帰りがけに息子用にとハムカツと小さなコロッケを買ってきてくれた。ラタトゥイユは山盛り作ったのでそれは皆で分けつつ、私とだんなは魚をメインに、息子はコロッケをメインに。

私は子供の頃にトマトが大嫌いだったのだけれど、その反動のように、20代も半ばを過ぎてからトマトが大好きになった。実のところは、今でも大きく櫛形に切られたトマトにかぶりつくのだけは少々の抵抗があるのだけれど、でもハンバーガーに厚切りトマトは欠かせない存在だし、トマト味の煮込みも大好き。トマトジュースも飲めるしガスパチョも大好物。で、時々無性にラタトゥイユが恋しくなる。

トマトとナスとズッキーニとパプリカ、玉ねぎあたりが基本的なラタトゥイユの構成なのだろうけれど、パプリカじゃなくてピーマンを使い、ズッキーニは抜きで。で、人参とブロッコリーとスナップえんどうを足した。素材の形がちゃんと残る固めの仕上がりのラタトゥイユも嫌いではないのだけれど、今日は全体が馴染んだクタクタとしたラタトゥイユが恋しかったので、長めに火を通した汁っぽい感じのラタトゥイユに。最初にオリーブ油でにんにくと玉ねぎをせっせと炒め、そこにトマト以外の残りの材料を加えて炒め、トマトを足したら水は加えず塩ふってローリエの葉を上からぺろりと1枚乗せたら蓋して中火で煮込むだけ。その上に、塩胡椒して軽くにんにくの匂いをつけて焼いたカジキマグロをローズマリーの枝と一緒に盛りつけた。

鍋をさらうようにして盛りつけたミニサイズのカレーをつつきつつ、さっぱり味のおかずもつまみつつ、ビールはライムの切れ端を添えたコロナ。

6月9日 金曜日
ひとり小さくお祝いランチ
角煮まん
麦茶

「朝御飯も買ってきましたー!」
と、昨夜だんなが駅ビルに立ち寄って買ってきてくれたのが角煮まん。なんでも閉店前の半額セールになっていたそうで、
「……けっこうでかいぞ……」
と思いつつ1人1個のそれを蒸して食べた。お供に冷たい麦茶。

確かに「角煮まん」だったのだけれど、野菜(というか椎茸)がやけに歯に当たる。野菜が多いのは一向にかまわないのだけれど、その野菜が微妙に味気なくて、つかみどころのない謎な味の肉まんだった。もうちょっとしたら551蓬莱の通販を申し込む予定。送料均一キャンペーン中だし。

人形町「古都里」にて
 特膳古都里 \1600
     稲にわうどん
     盛合せ天麩羅
     変わり御飯
     香の物

どうも人形町界隈に色々ご縁があるようで、この度人形町に新規オープンするピッツェリアのホームページを作らせてもらえることになった。今日は打ち合わせに人形町にお出かけ。

ナポリピザのお店で、チーズもちゃんと本場のを取り寄せて、釜は綺麗なイタリア製タイルを貼った石釜。さほど広くはなく居心地の良さそうなお店だった。まだ開店準備中でテーブルも椅子も入っておらず店の床は段ボールだらけだったけれど、それを横目にしながらオーナー氏と打ち合わせ。めでたくお仕事は本受注となって、打ち合わせは終了した。

「じゃあ、お祝いしよう。お祝いお祝い♪」
と、ちょうど昼飯時だったので打ち合わせ後に一人人形町をぷらぷら。稲庭うどんが食べたい気分だなぁと古都里に寄ってきた。受注お祝いということで、1600円のお高め定食など頼んでみる。

冷たい稲庭うどんに天ぷらの盛り合わせ、ミニミニサイズのかやく御飯と白菜の漬け物のセット。うどんのつけ汁は醤油味のと胡麻味の2種類が用意されている。

うどんというほどには太くなく、きしめんよりは噛み応えのある稲庭うどん。母の郷里が秋田だからという身贔屓もあるかもしれないけれど、とても美味しい麺だと思う。わずかに酸味が漂うさっぱりとした胡麻味のつけ汁が良く似合う。天ぷらは椎茸、ししとう、さつまいも、イカとキスと海老が2本。幾分か水分が残る、柔らかめの天ぷらに大根おろしどっさり入れた天つゆを含ませつつ、うどんと交互にせっせと食べた。5年ぶりほどに入ったお店だけれど、相変わらずの雰囲気と味で嬉しかった。

で、錦糸町の「魚寅」(駅前にある巨大な魚屋さん。安くて有名)でサーモン買って、駅構内で出店していた「船橋屋」のくず餅買って帰ってきた。お仕事がんばろう。

サーモンのクリームパスタ
ラタトゥイユ
アイスティー

昨夜のラタトゥイユがまだまだあるし、ではサーモンはスパゲティにしましょうと考えた夕御飯。一昨日のパンケーキ用に買ってきた生クリームの残りを使ってクリームソースにすることにした。生クリームの分量が微妙に心もとなかったので少々牛乳なども足してみたり。

スパゲティを茹でるのと一緒に鮭も同じ鍋で茹でてしまい、別鍋で玉ねぎと刻みにんにく炒めて生クリームと牛乳注いで軽く煮詰めていく。あとは茹でた鮭をほぐしつつパスタと一緒にソースで和えればできあがり。スパゲティを茹ではじめたところで早々に
「あ!今日はスパゲティーだね、クリームのスパゲティだね?」
と息子が台所にやってきて、
「ぼく、山盛りね、ちょー、いっぱいね。いーーーーっぱいね?」
と鍋の近くで足踏みをしていた。

今日はおやつにくず餅数切れ食べちゃったし、お昼も私は遅かったし……と、私35%、息子65%くらいの分量見当でパスタを皿に盛りつけた。あとはラタトゥイユいっぱい食べればいいや、と、アイスティー用意してのんびり夕御飯を食べはじめたのだけれど、息子の皿のパスタだけが恐ろしい勢いで減っていく。
「……もっと、いる?お母さんの分けてあげるよ?」
と尋ねれば猛烈な勢いで頷き返され、そして結局私30%、息子70%ほどの分量比で均衡点がみつかった模様。そろそろ息子の食べるパスタを130g強くらいに計上しておかなければいけないらしい……。

6月10日 土曜日
今日のチーズはどれも美味しいですよー、と、目の前に
青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて
 ホワイト・グリーン 2色アスパラガス カルボナーラの冷たいエスプーマと
 桜海老フグの白子のかき揚げ グリンピースの冷たいスープと…
 仔ウサギとフォアグラのパイ包み焼き
 イカ墨を打ち込んだタリアテッレ 魚介たっぷりのソース
 大分 耶馬渓黒豚のグリル
 チーズいろいろ盛り合わせ
 究極にシンプルでなめらかなプリン カナダ産メープルシロップ
 ハーブティー

 苺果汁のスプマンテ割り
 白ワイン(Nas-Cetta Congno)

本当の記念日は数日後なのだけれど、平日にお祝いは難しいねということで、今日、9回目の結婚記念日のお祝いをすることにした。9年目は「陶器婚式」とかいうものらしい(←今調べて初めて知った……)。

だらだらお酒飲みながらのんびりランチが良いねと、馴染みのCucina Tokionese Cozimaに予約を入れた。今おすすめだという大分の「耶馬渓(やばけい)豚」をメインにたっぷり食べさせてくださーい、とリクエストをして、あとはお任せで。

ジビエのパイが出てきたり、ドルチェはプリン(←だんなの大好物)だったりと、私たちのツボな料理が続々と出てきた幸せなコースだった。耶馬渓豚に合わせて用意してもらったワインはピエモンテの「Nas-Cetta」という白ワインで、バニラのような濃厚な樽の香りが漂うトロンとした口当たりのもの。他の料理もそのワインに似合うような構成になっていて、1本のワインを最初から最後まで楽しみながら最後はチーズもいただいた。このお店に来るようになって丸6年経ったけれど、今日口にしたものも今までに食べたことのないものばかり。どの皿も舌に目に楽しいものばかりだった。

突き出しは、甘く濃厚なトマトの一口スープと、オリーブとアンチョビのタブナードを乗せたブルスケッタ。続く淡い色のお皿は、ホワイトアスパラとグリーンアスパラを深皿に置き、ムースのようにふわふわとした冷たいカルボナーラソースとオリーブ油をかけたもの。おろしたチーズも上からたっぷりとかかり、全体的に卵色をした綺麗な前菜だった。

どの料理にも野菜がたっぷりで、白子をお団子にした周囲に桜海老をまぶしてそれを衣のようにしたかき揚げの下には、ズッキーニと共にグリンピースのスープが敷かれている。脇に添えられているのは甘い甘いプチトマト。サクサクの桜海老と囓ると、中からとろんとこぼれるように甘い白子が溢れてきた。瑞々しい豆の味のスープと白子が不思議と良く似合っていた。

バルサミコ酢ベースのドレッシングで和えた葉野菜を周囲にたっぷり散らした皿の中央には小さなパイ。中にはウサギとフォアグラのミートパイで、パイはサクサク、肉はホコホコ、野菜はシャリシャリ。かき揚げの皿とパイの皿でワインが半分くらいなくなってしまった。最初はキーンと冷えた状態で出したもらった白ワイン、途中から「これはちょっと温度を上げて飲んだ方が美味しいのかも」とワインクーラーから出してもらったのだけれど、料理の味が濃厚になるにつれてワインも深く甘い香りが強く漂いはじめて、とても良い感じ。

ここで一段落するように、さっぱりとした味のパスタは、イカ墨入りの真っ黒なタリアテッレ。アスパラに青菜、イカが具になっていて、不思議なコントラストの皿になっていた。墨が麺に練りこまれているためどこまでも真っ黒な麺で、イカの旨味を存分に吸い込んでいるよう。息子が作ってもらったサルシッチャとアスパラのクリームソースパスタも実に美味しかった。

そしていよいよメインディッシュは、耶馬渓黒豚のグリルを多種類の野菜のローストと合わせたもの。銅の鍋に骨付きのでっかい肉と野菜いろいろ(ズッキーニ、玉ねぎ、葉玉ねぎ、人参、青梗菜、蕪、パプリカ、などなど)が納められてテーブルにやってきて、卓上でそれを取り分けてくれる。脂の部分がくどくなくて旨味があって、でも強すぎる主張のない食べやすいお肉。噛みしめると肉から肉汁がじゅわ〜っと染み出てきた。どこもかしこも旨みたっぷりだけれど、その旨味に変な押しの強さがない、というか。で、その肉汁やスープを吸った野菜たちが、これまた美味しい。

基本的には肉の味と塩の味の料理なのだけれど、皿の下に溜まるスープからはとても馴染み深い味がかすかに漂ってくる。
「……しょうゆ?」
「……ていうか、ナムプラー?」
なんだろうなんだろうと首を捻りながら、皿を綺麗に平らげた後にお店の人に聞いたところ、
「そうです、簡単に言えばナムプラーなんですけれど、イタリアの調味料で、"ガルム"と言うのを使っていますね」
と教えてくれた。イタリアにもナムプラーはあるのね(こういうのらしい……)。

ひととおり料理を食べ終えて、最後にドルチェなのだけれど、卓上に置かれた「○○さまようこそ」と書かれたカードには手書き文字で「伊・仏のチーズが本当にオススメです!」とあったので、ワインを少し残しておいてチーズももらった。
「ほら、どれも食べ頃ですよ〜」
とテーブルにトレイごと持ってきていただいた光景はとても壮観(で、写真も撮った、と)。ちょびっとずつ、色々切ったりすくったりして持ってきていただいた。柑橘のモスタルダと、チェリーのコンポート、はちみつ、胡椒、葡萄のパンなどと一緒に固いの柔らかいの様々なチーズ。ウォッシュタイプのタレッジオというチーズが、とろけるように柔らかく熟成していて、それが一番ツボだった。固いペコリーノに胡椒つけて食べてみたり、素晴らしく強い香りのゴルゴンゾーラにはちみつ添えてみたり。

そしてドルチェはこのお店のドルチェとしてはかつてなくシンプルな外見のプリン。お皿にころんと、ガラスの器に固められたプリンが1つ。生クリームたっぷりという感じのトロトロツルツルした口当たりの柔らかめのプリンで、カラメルではなくメープルシロップがかけられていた。果物もジェラートも何も添えられないストイックなプリンで、そのストイックさに相応しい滑らかな口当たり、濃厚な卵とミルクの味のすんばらしいプリンだった。最後のハーブティーを飲み干して御機嫌で店を後にした。

胡麻味つけ麺
豚肉のグリル
刻みキュウリ
冷や奴
ビール(ジョッキ生)

ゴージャスランチの後は、六本木通り沿いに新しくできた成城石井セレクトを眺めてみつつ、そのまま六本木ヒルズまで歩いてみたり、幕張に移動してちょっとお買い物してみたり。酔っちゃったし腹ごなしにねと、ずいぶんあちこちを歩きまわり、家についた頃は日も暮れようとしていた。

それでもいまいち夜になってもお腹は空かなくて、買い置きの中華つけ麺を茹でて皆でつるつると。
「焼き豚、買おう。煮ている時間はないし」
「焼き豚、ないよ……ローストポークならあるみたいだけど」
「それも、焼き豚って事で良いんじゃない?」
ごにょごにょと幕張のカルフールで話し合いつつ買ってきたローストポークを温めてスライスして、キュウリも切った。買ってきた豆腐は冷や奴に。

結論として、「やはりローストポークは焼き豚とは違うものだった」というものになったのだけれど、でもつけ麺に似合わなくもない味で、あれこれ箸を伸ばしながらつけ麺つるつる。

6月11日 日曜日
小龍包屋も牡蠣屋もいっぱいで、寿司。
ホットドッグ
アイスカフェオレ

先日、幕張のカルフールでJohnsonvilleのソーセージの試食販売をやっていた。アメリカでしょっちゅう買って食べていたソーセージメーカーだ。太くて巨大でブリブリとした、いかにもホットドッグ用という感じのごっついソーセージで、
「……なっつかしー」
「ホットドッグ、したいね。恋しいね」
「おゆきさん、このソーセージ用にパン焼かない?んで、ホットドッグ……」
「いいよー焼くよー」
なんて会話の後に「BEDDAR CHEDDAR」なるチェダーチーズ入りソーセージを買ってきたのだった。で、今日は朝起きるなりパンの仕込みから。

リッチ生地の配合で生地をこねこね練って丸めて発酵させて分割して丸めて休ませて、のばして丸めて4個のコッペパンの形に。一次発酵前の段階でだんなが起きてきて、息子が
「ねぇね、みんな一緒にー、モノポリーやろ?」
と言い出し、生地の発酵待ちながら皆でモノポリーに興じていた。

実は、モノポリーをちゃんとやったのは私はこれが初めて。息子も初めて。ゲームセンターのメダルゲームのモノポリーを何度かやったことがあって、だから息子は「本物のモノポリーをやってみたいなぁ」と思ったのであるらしい。だんなから説明受けつつやってみたのだけれど、私のサイコロの出目があまりにも悪くて(税金取られまくる、息子がどかどか家建てたエリアに止まりまくる、だんなに公共料金を払いまくる……)、実にあっけなく私がびりっけつになった。

思ったよりもなかなか時間のかかるゲームで、ゲーム半ばで中断して朝御飯。ソーセージの長さに合わせて作った焼きたてのコッペパンに茹でたソーセージを挟み、ハインツのケチャップをにょろにょろと絞る。あえて今日は炒めキャベツもトッピングのチーズも抜きの、超シンプルなホットドッグにした。

直径1cmくらいはありそうなソーセージ、噛むと中からチーズがこぼれてきて、皮を破る時のパリッとした食感がとても気持ちがいい。懐かしい味のソーセージに感動しながらたっぷりサイズのホットドッグを平らげ、残ったパン1個は
「ぼく!ぼく食べるー!」
「……じゃあお父さんと半分こしましょう」
と、息子とだんながソーセージ1本と共に半分こして食べていた。

千葉 「銚子丸」にて
 大とろ・うにの劇団セット
 なめろう・ニシン・タイ・イワシ・コハダ
 生ビール

千葉に用事があって、家族でおでかけ。数週間前にリニューアルオープンした千葉そごうの中をぷらぷらして、
「お、小龍包屋さんがあるよ……オイスターとガンボのお店もあるよ」
「それはいいねぇ、昼御飯食べられるかなぁ」
と、レストラン街に移動してみた……ら、このうえない大混雑。昼御飯には遅い時間になっていたのに、どのお店も店頭は10人ほどの行列となっていた。こりゃダメだーと、諦めてデパートを出、結局いつもの銚子丸に。銚子丸も行列だったらジンギスカン屋さんのランチセットでも食べようと言っていたのだけれど、こちらはすんなり入店できた。

遅めの朝御飯の後だったこともあって、今日は軽め軽めに。キャンペーン中の大トロとウニの5貫盛りセット(大トロ・大トロの柚子おろし乗せ・あぶり大トロ・ウニのせイカそうめん・ウニ軍艦)があったので最初にそのゴージャスな皿を頼みつつ、ビールを1杯。こってりどっしりとしたセットだったので、結局これで胃がけっこう満たされてしまい、あとはだんなと1皿を半分こしながらなめろう、ニシン、タイ、イワシなどなどを1貫ずつ。

日によって、微妙にスジっぽい大トロだったり、中トロと大差ない感じの大トロだったりと質の善し悪しがあるこのお店の大トロだけれど、今日はかなり良い感じ。口に入れるとふわぁ〜と溶けていく大トロが3貫も食べられて幸せだった。あと、今日はニシンとイワシが美味しかったなぁ……満足。

「東京麺珍亭本舗」の油そば 水菜乗せ
枝豆
ビール(Corona)

東京麺珍亭本舗で買った油そばがまだ8玉残っているので、そろそろ食べなきゃねと、夕飯は油そば。
「水菜、合うよね?サラダにでもして添えようか」
「サラダよりも、麺と一緒に和えてみたらけっこう旨いかもよー?」
と、外出帰りに八百屋に寄り、大束の水菜(安かった〜)を購入。これでもかと水菜を混ぜた油そばにしたのだけれど、これがなかなか美味しかった。

ここの油そば、とっても美味しい。とっても好み。太い麺も、ラー油がじわりと舌に刺激を残すタレも美味しい。一時期「汁なしチャーシュー麺」にこのうえないハマり具合を見せていた(チャーシューの作り方が、タレの配合がと3ヶ月くらい必死に作りまくっていたらしい)友人M井さんに食べさせたいところ。また買っておくので、そのうち食べにきてください。