食欲魔人日記 08年05月 第2週
5月5日 月曜日
うちのカレーは、いつも具が大きめです
「ファーストキッチン」の
 ベーコンエッグバーガー
 ハッシュポテト
アイスカフェオレ

「ファーキチ行って、ベーコンエッグバーガー買って来ようかなぁ……」
食べたくない?なんかそういうの食べたくない?と、今朝のだんなは"ベーコンエッグバーガー心"が発動してしまったのであるらしい。いいよー歓迎だよー、と答える私と、
「僕も一緒にお買い物行っていい?」
と、やる気の息子。私が家で座して待っているうちに、男2人が楽しそうにお買い物に行ってくれてしまったのだった。

家族皆、ベーコンエッグバーガーを1個ずつと、大人にはハッシュポテト、息子にはフレーバーポテト(味はいつも通りにチーズ)。大きなサイズのアイスコーヒーも買ってきてくれていたので、そこからコップに取り分けて私はアイスカフェオレにして飲んだ。

「あ、あとね、ソースのディスペンサーからこのソースももらってきた」
こっち、チーズのソースね、あとこっち、ガーリックマヨね、と、小さなプラカップにそんなソースまで入れてきてくれて、ハッシュポテトにつけて食べてみたり。
ハンバーガーにベーコンと目玉焼きが加わっているだけのような感じなのに、なぜかやたらと美味しいベーコンエッグバーガー。だんなじゃないけれど、私も時々無性に食べたくなる時がある。

つけ麺
茹で鶏と刻みきゅうり
麦茶

昨日以上にダメな感じの、連休3日目。今日はもっぱらモンスターハンター三昧で、最後の強敵「ウカムルバス」なるモンスターの討伐イベントを出現させるところまで到達して、で、親子3人ヒーヒー言いながらそれを退治したりしていた。

モニターの向こうでは実に活動的に鎧姿のキャラクターが刀や片手剣を振り回しているのだけれど、実際はそこここでマグロのように転がっているダメな感じの私たち。何回か失敗を繰り返した後、めでたくイベントをクリアした。これで一応は「おめでとう、あんたは立派なハンターだ」的なところまで行き着いたけれど、でもまだ「このイベント全部クリアすると、このモンスターが出るのよ」みたいなものが残っているし、まだ強い防具や武器を作りきってないしで、まだしばらくは楽しめそう。なんでもこのゲーム、国内での累計出荷本数が200万本を突破したそうで、なるほど電車の中でPSPをやっている人が増えたなと思う。

お昼御飯は、昨日買ってきた「つけ麺」を。暖かい季節になると発売されるつけ麺、私は冷やし中華も好きだけれど、つけ麺も負けず劣らず大好きだったりする。
「醤油味?胡麻味?」
「息子は醤油だよねぇ……私たちは胡麻だよね」
1パック2食入りだから1パックずつ買ってく?と、買ってきたのだった。鶏肉が1枚残っていたのでそれを茹でて細く切り、千切りキュウリと共に添えた。

今日は昨日に負けず劣らず暖かく、一日窓を開けていて気持ちの良い気候。そろそろ布団のカバーも冬用から夏用に切り替えるべきかしらと思いつつ、今日のところはのんびりとしていた。

レタスのサラダ
角切り野菜とソーセージのスープ
ポークカレー
福神漬
ビール(サッポロ黒ラベル)

カレーが恋しいね、角切りの豚肉入れたポークカレーを食べたいよね、という話になって、今日の夕御飯はカレーライス。ここ最近、カレーが少し恋しくなるとCoCo壱番屋のカレーを口にしてしまっていたので、"家カレー"はすっかり御無沙汰なのだった。家カレーは家カレーの美味しさがある。というか家カレーは最高に美味しい。普通に「御馳走」。

「玉ねぎは?3個?2個?」
「最初に炒めるのに1個と、追加の1個でいいんじゃない?」
肉はいつも通り塩胡椒してカレー粉まぶしておくで良いよね?などと話しつつ、だんなと一緒にカレー作り。肉と玉ねぎ、人参をじっくり炒めてから弱火で煮込んでいき、じゃがいもと追加玉ねぎを投入したら15分ほどの加熱でルー投入。昼過ぎから時間をかけて煮込み、夕方には実に美味しそうな匂いが家中に広がった。

スープは、昼食の茹で鶏を作るのに使った茹で汁を調味して、野菜とソーセージを入れたものに。レタスと玉ねぎで簡単なサラダも用意して、「あとはカレーをたんとお食べなさい」という夕飯にした。いつもながら、じゃがいもも人参も肉も大きめごろごろな感じのカレーライス。
「市販のルー使ってるんだけど、でもカレーって"その家の味"があるよね」
「そうそう、薄切り肉を使うのがいつもの形、って家もあるしね」
うちのは「ゴロっと肉」が多いよね……と話しながら、ついついおかわりしてしまったカレーライス。ココイチのカレーも好きなのだけれど、やっぱり家カレーは格別に美味しかった。

5月6日 火曜日
2種類の味を存分に楽しみました。
銀座 「矢場とん」にて
 わらじ定食 \1680
 豚汁 \157

「火曜日は毎週ジムに行ってるし、6日の火曜日はジムに行くんだー」
と、だんな。休日でもなんでもジムに行こうというだんなは実にあっぱれだ。せっかくの良い天気になりそうだし留守番してるのもなと、済ませたい用事もあって、私と息子も便乗で外出してしまうことになった。ジムのプログラムのスケジュール上、昼食は早めにということになったので、朝食は摂らずに早めの外出。

何食べたい?何食べよう、美味しいの食べたいよね……と、イトシア?マロニエゲート?と話題の場所のレストランガイドなども見たのだけれど、どうにもこうにも数日前から「とんかつ」熱が高まってしまっていて仕方がない。とんかつの「梅林」は営業時間が11時半からで、できれば11時開店のところが良いねと出かける前に調べていたら、だんなが
「あ……11時から、やってるよ、"矢場とん"」
と、ナイス提案をしてくれたのだった。矢場とん!矢場とんナイス!ビバ味噌かつ!

というわけで、朝兼昼御飯は、名古屋の味噌かつ屋さん「矢場とん」の、唯一の関東進出店である銀座店で。店頭の期待を裏切らないコテコテな外観にすっかり嬉しくなりつつ、細長い階段を上って2階のボックス席でとんかつを頬張ってきた。独特な渋いような甘いようなの八丁味噌のソースがもちろんキモではあるのだけれど、普通に「とんかつ」としてもちゃんと美味しいお店だと思う。

「みそかつ丼」にすべきか「鉄板とんかつ」なるものにすべきかかなり悩んだのだけれど、だんながみそかつ丼にしてくれたので、私は巨大な(でもその分少し薄い)「わらじとんかつ」の定食にしてみた。ソースは、普通のソースか、みそだれか、そのハーフ&ハーフかを選択できる。ハーフ&ハーフにしてもらったら、見事にすっぱりと二色に分かれたわらじとんかつがやってきたのだった。定食価格に157円足すことで、わかめの味噌汁が豚汁になるとのことで、豚汁にしてもらう。

「かつ丼も喰うでしょ?」
「うん、私のカツも食べていいからね」
と、適当に皿をだんなと交換しつつ、息子は息子でソースをかけた串かつ定食を堪能。どっぷりと"みそだれ"が絡んだ部分も当然美味しかったけれど、濃厚なソースが適量添えられた「普通っぽいとんかつ」部分も最高に美味しかった。キャベツもたっぷり、このキャベツにはあおじそ味ドレッシングか、冷たいみそだれを添えて食べる。卓上にはすり胡麻や唐辛子なども置かれていて、「みそだれ+すり胡麻」の組み合わせが実に良く似合っていた。

豚汁は、人参や大根は入っておらず、豚肉の他はごぼうと白菜、たっぷりの刻み葱という具の組み合わせ。豚肉と白菜というのも美味しいものだなと思いつつ、碗のサイズも大ぶりだった豚汁を飲み干す頃にはすっかりお腹一杯になってしまった。

銀座の築地寄り、最寄り駅は東銀座という、さほど目立たない立地のお店だったのだけれど、お客さんが次々にやってきていて、"安泰"という印象。今度はビール飲み飲み「どて煮」もいいなぁ、サラダとか蟹コロッケとかも試してみたいなぁと思いつつ、今日のところはビールも抜きで(これから運動するのにアルコールはダメでしょうと)、店を後にした。

だんなが運動中、私と息子は恵比寿に移動。
数日前の外出中に息子がうっかりSuica入りの定期券入れを紛失してしまい、その日の夜になって都バスの営業所から
「○○さんの定期入れが落とし物で届いております。中に入っていたSuicaの登録情報からお名前と電話番号がわかったので御連絡しました〜」
と、至極丁寧な連絡をいただいていたのだった。

数日間その営業所で保管してくれているとのこと、Suicaは落とした当日のうちに第三者に利用されないように止めておいてはいた(で、止めた時に発行されたチケットと身分証明書を後日提示で、止めた時点での金額を引き継いでの再発行が可能ではある)のだけれど、でも愛着のある定期券入れでもあったしで、受け取りに行くことにした。場所は恵比寿と渋谷の中間地点くらいで、同じ道を歩いて往復するよりはと恵比寿→営業所→渋谷とてくてく歩いて行ってみることに。

電話での応対もすごく丁寧だったのだけれど、営業所の担当の方もすごく印象の良い対応をしてくれて、そして落とした定期券入れはすんなりと息子の手に戻ってきた。「これからは気をつけてねー」という言葉と共に、「ごめんね、ちょっと古いのだけどね」と都バスのキャラクター「みんくる」のシールセットも手渡してくれて、息子御満悦。

今日は真夏かと思うほどの日差しの強さと気温に、上着を脱いで半袖Tシャツ1枚になりながら渋谷に移動し、駅前の安布地屋「マルナン」で布買ったり、銀座に戻ってデパートでお買い物したりしてからだんなと合流、帰宅した。ゴールデンウィーク最終日は、さすがにどこも大変な混雑だ。

稲毛 「虎の子」にて
 晩酌セット 2×\1127
 キャベツ \262
 みそタン \514
 牛ホルモン3点盛 \724
 国産牛カルビ \514
 ネギ塩カルビ \367
 ハラミ \514
 にんにく \409
 韓国のり \262
 ライス(小) \210
 ネギ飯 \315
 冷麺(ハーフ) \525
 カルビスープ(ハーフ) \409
 生中 4×\314
 こどもびいる \304

昼にとんかつ食べたけど……と思いつつ、「6日の夜は焼肉に行こう!」と一昨日あたりから決めていたので、初志貫徹で焼肉屋さんに。駅前の「虎の子」という焼肉屋さんが、目下近辺では一番お気に入りのお店だったりする。生中が1杯314円、国産カルビが514円という価格も素晴らしいし、値段以上の美味しさがある。ビール1杯ともやし(普通のナムルかピリ辛ナムル)、中落ちカルビ1皿がセットになった「晩酌セット」があるので、それを注文しつつ、追加ビールを頼んだり、思うさま肉を注文したり。

壁にはぺたぺたと、お勧めメニューがあれこれ張ってあって長い説明文も添えられていたりするのだけれど、
「ここから確変→時短→確変→時短の流れです」とか、
「目標不在でも自力云々」とか、
言い回しに「?」な表現がそこここに。
「確変って、パチンコ用語だよね?」
「そう、それパチンコね」
「でも、自力なんとかってのがわからない……見た感じギャンブル用語だけど、競馬?」
「いや、これきっと競輪でしょ」

さすが元ジョブが「遊び人」だったことはあるわ、とだんなへの敬愛の情を深めつつ、要するにギャンブル用語が満載なのか……と合点しながら肉を焼いてはもぐもぐと。盛りは3種が2切れずつというものだったけれどホルモンも新鮮で大ぶりなものだったのが嬉しかったし、おすすめメニューだった「国産牛カルビ」は綺麗にサシの入った良い感じのもの。シメのハーフサイズの冷麺もサイズが手頃でとても好みな味のものだった。

今日は連休中で市場が休みなのだそうで、残念ながらユッケやレバ刺しなどの数種類のメニューがお休み中。次回は生肉も存分に味わいたいわと思いつつ、連休最後の夕御飯は大変にパワーがつく感じのもので終わったのだった。忙しかったようなのんびりしたようなゴールデンウィークは今日でおしまい。

5月7日 水曜日
カレーの写真しか撮れず……玄関に置いた水盆など
バタートースト
カフェオレ

昨日、渋谷から銀座線に乗ろうとしたら、改札に隣接して神戸屋キッチンのショップがあった。
「あー……神戸屋スペシャル、食べたいなぁ……」
と、フラフラと立ち寄ってしまい、食パン半斤お買いあげ。少し前に、津田沼の「神戸屋」なるお店で、「津田沼スペシャル」なる似ても似つかないパンを買ってしまって、微妙に欲求が不満していたのだった。ちゃんとした神戸屋スペシャル食べたいなぁと思いつつ、我が家界隈にはなかなかショップがなかったのだ。

「というわけで、リベンジです。神戸屋スペシャルリベンジです」
と、塊のまま買ってきた神戸屋スペシャルを4枚切り相当の厚切りにしてトーストした。

やっぱり神戸屋スペシャル美味しい……超美味しい……。
トーストして食べるなら、実のところアンデルセンやJohanあたりの食パンの方が美味しいかもと思いつつ、デニッシュ食パン風の神戸屋スペシャルの黄色い生地やミルクやバターの風味も得難い美味しさ。神戸屋スペシャルは、焼かないでそのままちぎって食べるのが美味しいかもしれない。

レタスとキュウリ、玉ねぎのサラダ
メンチカツ半切れ・トンカツ半切れ
ポークカレー
角切り野菜とソーセージのスープ
ビール(サッポロ黒ラベル)

ゴールデンウィーク明けの今日、早速仕事をしてみたり、あとは午後から夕方にかけてミシンを引っ張り出してみたり。居間のローソファと座布団の自作のカバーがすり切れた風になってきてしまったので、昨日買ってきた布で作り直してみた。

それぞれサイズに合わせて切ったあとは直線縫いしていくだけなので、点数の割には簡単にできるのだけれど、それでも全部仕上げるのに3時間くらいかかった。前回はグリーンが基調の幾何学模様っぽい柄だったのだけれど、今度は白地にベージュと青の観葉植物風模様。汚れが目立ちそうだなと思いつつ、部屋が以前より明るくなった気がする。ゴールデンウィーク中にやっとこたつも片付けることができて(4月の下旬にやけに肌寒い日が続いて、片付けるに片付けられなかったもの)、ついでにと玄関の飾りに水盆出したり飾りの手ぬぐいを「紫陽花」に変えたりして初夏仕様にしてみた。ベランダの紫陽花は、今年は花をつけないかもなー……(この冬に切り戻ししすぎちゃった……)。

そんなこんなで今日は買い物に出ることもなく家の中でバタバタして終わってしまった。鍋の中にはあと1回分ほどのカレーが残っているし、サラダの用意もできるしで、
「カレーに添える"何か"を買ってきてくださいな」
とだんなにお願い。"何か"を正確に酌み取っただんなが、ハムカツとメンチカツ、トンカツを1枚ずつ買ってきてくれた。息子が早々に「ハムカツは僕の」宣言をしたので、メンチカツとトンカツをだんなと半分こ。レタスのサラダにフライドガーリックを添えて醤油味のドレッシングなどかけつつ、すっかりいい感じにこなれた味のポークカレーを楽しんだ。

息子、幼い頃はそれほど「カレーが大好物」といった風ではなかったのだけれど、ここ最近でカレーの美味しさに目覚めてしまったらしい。今日も最後に鍋底に残ったカレーをさらうように平らげ、
「学校のカレーも美味しいなー、家のカレーも美味しいなー♪」
と節つけて歌いながらくるくるとそのあたりを回っていた。なんでも連休直前で
チキンカレー・ゆでたまご・キャベツのフルーツあえ・牛乳
なんて献立の日があったらしい。
「その日はね、デザートなかったの。野菜とフルーツあえたのが出たけど、それはサラダだったから、デザートはなかったの」
デザートなかったけど、幸せだったのー、などと言ってカレーの存在に感謝の踊りを捧げていた。

今回のカレーもいつも通りに中辛のルウだったし、肉にはけっこうスパイシーなカレー粉をふんだんにまぶしたのだけれど、その割にはあまり辛くはならなかった。もうちょっと、「じわっと辛い」くらいが好きなので、いずれ辛口のルウも少しずつ混ぜて使うとかしてみようかしら。それじゃあ息子はイヤかしら。

5月8日 木曜日
「きのこのソース」というより、単に「きのこ炒め添え」
バタートースト
カフェオレ
チチヤスヨーグルト

ゴールデンウィーク中、息子が「洗濯機の使い方、教えて?」と言ってきた。洗濯機と衣類乾燥機、僕が動かしてみたい、という話だったので、
「普段の時はこういう手順ね、布団とかだとこう、靴とか漬け置くモードもあって、それはこう」
などとひととおり教えてみた。以来、僕の役目とばかりちょこちょこ手伝ってくれている。今日も大きな洗濯籠を抱えて洗濯機前に移動して、洗濯機を回してくれた。私よりよほど丁寧に洗剤を計量していたりして。

いつのまにか私の肩に届くほどの背になっている息子だけれど、古いタイプの(というか、ドラム式ではない)洗濯機の洗濯槽から洗濯物を取り出すのにはまだ少し難儀する状況のよう。しょっちゅう上半身を洗濯槽に突っ込むようにしてジタジタしているので、全部おまかせにしてしまうには心配な状況で、ちらちらと遠くから様子を伺いながら手伝ってもらっているという現状だったりした。

息子が家事を前向きにやりたがるのは、「お父さん」と「お母さん」が区別なく御飯作ったり洗濯したりしているからだと思う(なので、多分、「大人になったら、皆こういうことが出来て当然」と思っている節がある)けれど、「家事を普通にこなせる男」は格好良いぞと、お母さんは応援しているのだった。

朝御飯は、昨日に引き続き「神戸屋スペシャル」でバタートースト。数日前に買ってきたチチヤスヨーグルトも出した。
「ヨーグルト、4個あるよ?僕、2個食べていい?」
という息子に2個一気食いは止めておけ、おやつにしとけと答えつつ、どこか懐かしい味のヨーグルトを食後に食べる。「おやつにしときなさい」をきっちり覚えていた息子は、学校から帰ってくるなり
「ヨーグルトー!」
と台所にやってきたのだった。……そんなに好きだったの?チチヤスヨーグルト……(単にヨーグルトが好きなのかしら……?)

山形の玉こんにゃく
豆腐としらすと水菜のサラダ
鮭の塩焼き きのこのガーリックバター炒め添え
キャベツの味噌汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

ゴールデンウィーク中は思うさま食べたいものを食べてしまったし、野菜料理らしい野菜料理を口にしてなかったなと、今日はあれこれ買い出しに行ってきた。手頃な価格だった鮭の切り身を買い、しらすも買い、今日は和風の魚料理の夕御飯にすることに。

鮭は軽く塩して焼いて、薄切りにんにくと共にバターで炒め醤油を垂らしたきのこ(しめじとエリンギ)を添える。「鮭の塩焼ききのこソース」的な料理のつもりだったのだけれど、単に「鮭の塩焼き きのこ炒め添え」というものになってしまった。多分、バターの分量をケチったので、汁っぽい炒め物にはならなかったのだと思われる……。せめてもと、上からパセリをかけてみた。

試食販売していた玉ねぎドレッシングも買ってきたところだったので、これでサラダもひとつ。適当に切った豆腐としらす、ざく切りにした水菜をざっくり混ぜ合わせて玉ねぎドレッシングをかけた。味噌汁はキャベツの具、あとはたまたま安売りしていたのをラッキーとばかりに買ってきた、たれつきの玉こんにゃく。

パック詰めされているこんにゃくを水切りしてざっと炒め、添付のたれ加えて4〜5分ほどコロコロ転がしながら煮絡めるだけのこんにゃくは、私とだんなももとより、息子のツボにもはまっちゃったらしい。今日も、誰よりもえらい勢いでこんにゃくに手を伸ばしていた。300円くらいだったような記憶があったのだけれど、実際よくよく値段を見てみたら(安売り価格で)150円くらい。ビールの良いアテにもなるしカロリーは限りなくゼロに近いし、なんだかやたらと喜ばれてしまうしで、見つけたらせっせと買ってこようと誓ったのだった。普通の灰色のこんにゃくは、大好きと言うほどには好きではないのだけど、なぜか玉こんは前向きに好き。

5月9日 金曜日
「ロコモコ心」が盛り上がり。
ほうれん草と卵のパン
ミルクフランス1/2本
アイスカフェオレ

昨日、買い物ついでにスーパー隣接のパン屋さんであれこれ買ってきた。無精して駅前のパン屋に行かなかったことを、ミルクフランスを口にして少し後悔。

炒めたほうれん草とスクランブルエッグをトッピングしたマヨネーズ味のパンが、1人1個。そこそこ食べ応えがあるサイズだったので、ミルクフランスは1人1/2本のつもりで2本買ってきた。ミルクフランス大好きな息子は、ほうれん草パンを食べた後に
「ミルクフランス、1本食べちゃってもいーい?」
と、一気食い。

「あれ?アンデルセンの味じゃないよね?」
息子から早速指摘が入り、話しながらもぐもぐ。

「そうなんだよ、買い物ついでに別のお店のミルクフランス買っちゃった。……わかる?」
「クリーム、少ないよね」
「……そうなんだよ……」
「パンも、なんかちょっと、固くて食べにくい感じだよね」
「……そうなんだよー……」

息子にもわかってしまいますかそうですか、と思いながら、今度は無精するの止めようと思いつつ、でもほうれん草パンはなかなか美味しかったのだった。

"からあげくん"とフライドポテト
レタスと玉ねぎ、プチトマトのサラダ
デミソースのロコモコ 茹でほうれん草添え
じゃがいもとブロッコリーのミルクスープ
ビール(ヱビス ザ・ホップ)

スーパーで、合いびき肉が素敵に安かった。
「ハンバーグかなぁ……確か息子、"ハンバーグ食べたい"ってちょっと前に言ってたなぁ……」
ロコモコもいいな、ロコモコしばらく食べてないし、ハンバーグ欲も満たされるよね、と、夕食の献立はロコモコに決定。大根おろしと醤油で和風の味も悪くないなと思ったけれど、ここはスタンダードにデミグラスソースを添えることにした。ソースは瓶詰めのハインツ社の市販のもので。

一緒にこねますか?と、最近台所に一緒に立ってなかった(単に私がここ数日バタバタしていて、息子が「なにか手伝おっか?」と聞いてきてくれているのに、「あー……ごめん、大丈夫だ、アリガト」で済ませていたという事が続いていた、という……)息子を誘って、2人でひき肉をこねこね。細かく刻んだ玉ねぎを入れて卵を入れて、あとは若干強めに塩をしてナツメグ入れて、と、そんな感じ。やけに脂が多めのひき肉で、手をベタベタにしながらゆるめのタネをなんとか3つ成形した。

スープはじゃがいもとブロッコリーと玉ねぎ入り。いつも通りのレタスのサラダも用意して、「そういえばビール冷やすの忘れてたじゃん!」と、ここで重大な(ええ、そりゃもう重大な)ミスを思い出す。だんなに連絡して
「冷たいビール買ってきてくださーい!」
とお願いしたら、機転を効かせて
「じゃあ、ビール買いついでにローソンで"からあげくん"買ってこようか?」
と、ゲンキセットも買ってきてくれた。前回、2セット買ったところ、セットで貰えたONE PIECEのカードが「2セットとも敵キャラ2枚組の同じもの」という大変にトホホな内容(中身が見えないので何が来るかは開けてみないとわからない)だったのだけれど、今回は麦わら海賊団カード2種類と、素晴らしく空気が読めたものだった。ロコモコとスープとサラダを各自の前に並べると、テーブルの中央がやけに空くな、大皿料理とか無いからちょっと寂しかったかなと思っていたので、からあげくんもとても嬉しい。

かくして、ビール飲み飲み、からあげくんとポテトもつまみつまみ、巨大なハンバーグを乗せたロコモコを堪能した。ハンバーグの上には半熟の目玉焼き、あとは茹でたほうれん草。ハンバーグを焼き終わったあとのスキレットにデミグラスソース注いで少しばかり水を足して鍋底こそぎつつ軽く煮詰めたソースは、なかなか美味しかった。あー……デミグラスソースつながりで、ビーフシチューあたりも恋しいかも。タンシチューとかも、すごく良いかも。

5月10日 土曜日
7スクープのアイスクリームを、3人でぱくぱくと。
イオン津田沼ショッピングセンター内フードコートにて
 角切りステーキ&ハンバーグ盛り たまご添え (ライス付) \780
 アイスウーロン茶

ハーゲンダッツで
 ハッピーカップ 7フレーバー \500

少し欠いてしまったお皿の替えが欲しかったり、花瓶を見たかったり、園芸用品も少し欲しいのがあったりで、今日はふらりと津田沼にお買い物に。私と息子はそれなりに早起きだったのだけれど、だんなが起きてきたのが10時過ぎだったということもあって、とりあえず外出してしまうことにした。お昼は手早く食べられるところで簡単に済まそうと、津田沼のショッピングセンター内のフードコートで。

「はなまるうどん」に「リンガーハット」、「ペッパーランチ」と「サイゼリヤ」……と、セルフサービス形式のお店があれこれ並んでいるフードコートは、いつ来てもそれなりに混雑している。うどんも良いな、ファーストフード店ぽいサイゼリヤも気になるなと思いつつ、結局ペッパーランチのセットメニューにしてしまった。角切りステーキとハンバーグ、目玉焼きつきのセットだ。もしかして、ペッパーランチで食べるはこれが初めてかもしれない。

鉄板でジュージュー音を立てている肉を転がしつつ全面に焼き色をつけて、甘口のステーキソースをかけて食べる。たっぷりのもやしが添えられているのが嬉しいなと思いつつ、だんなはリンガーハットのちゃんぽんセットを、息子はサイゼリヤのたらこスパゲティをそれぞれ満喫。

食後は予定通りあれこれ買い物して歩き、帰り際にハーゲンダッツでアイスクリーム。なんでも5月9日は「アイスクリームの日」なのだそう。それを受けてか、ハーゲンダッツのショップでは5/9〜11の3日間に限り、「ハッピーカップ 7フレーバー」なるキャンペーン商品が売られているのであるらしい。発売中のアイスから7種類好みのものを選んで盛りつけてもらい、1カップが500円という嬉しい内容なのだった。7スクープも食べられるかなぁ、3人だったら楽勝かなと、お店に行っていざ7スクープ。

店頭には鉛筆と専用注文用紙が用意されていて、好みの7種類をチェックしてカウンターに持っていけば良いようになっていた。私たちが選んだのは、ホワイトピーチ、ストロベリー(以上息子のリクエスト)、クッキー&クリーム、リッチミルク(以上だんなのリクエスト)、バニラキャラメルブラウニー、バニラ(以上私のリクエスト)、あと最後に相談のうえアフォガット、という組み合わせ。全体的に白かった。用紙には「添えるスプーンの本数」も各欄があり、そこに「3」と記入した。

1スクープは、思ったよりも小ぶりなもので、「これなら頑張れば一人で食べられる」くらいのサイズ。それでも普段の価格を考えると充分にお得な値段設定で、
「ちょっと、あまり他の味と混ぜないように食べてよー」
「このへん、この下、桃っぽい味がするよ?」
「その隣の白いのがバニラだよね」
と、家族でわいわいやりながら1つのカップに盛りつけられた7種類の味のハーゲンダッツを楽しんだ。息子のリクエストのホワイトピーチが思った以上に好みな味。桃のお菓子は独特の香料臭さがきついものが多いのだけれど、このアイスクリームはとても自然でかつ濃厚な桃の味だった。息子はうっとりと
「これ、お代わりして、一人で食べたいなぁ……」
とか呟いていたけれど、それはあからさまに食べ過ぎだと思う。

スティックキュウリ with マヨネーズ
ゴーヤーチャンプルー
豚モツ入り麺線
ビール(サッポロ黒ラベル)

なんだかんだで、買い物から大荷物で帰宅。うっかり夏用のタオルケットを買ってしまったり100円ショップでがさばるものを買ってしまったりしたのがいかんかった。帰宅するともう3時になろうという頃で、それからしばらくのんびりとゲームしたりネット見たり。

夕飯は、ゴーヤーチャンプルーと麺線という、よくわからない組み合わせのものになった。
「ゴーヤー、買ってあったんだわ、食べちゃわなきゃね」
とゴーヤーチャンプルーの材料をスーパーで揃えたところで、だんなが豚モツのパックを肉コーナーから持ってきた。
「いや、麺線食べたいかなー、って……」
「ゴーヤーチャンプルーと麺線……うん、それはまぁ、それはそれで合わなくないかも……」
「けっこう幸せな感じじゃない?」
と、接点がありそうでなさそうな、沖縄料理と台湾料理のコラボレーション。麺線は、台湾で買ってきたインスタントのパックがあったのでそれを使うことにした。

麺線は、「6碗分」なのであるらしい。鍋に2リットルの湯を沸かし、茶色い乾麺と、小袋入りの調味料、そして一度湯通ししておいたモツを加えて煮込むこと数十分。最後に添付のコーンスターチを200ccほどの水で溶いて加え、とろみをつければできあがり。味の方は、大量の味の素と共に鰹節、醤油、塩……といった感じではあるのだけれど、ちゃんと「これぞ麺線」という味になった。モツが非常に良い感じ。やっぱり麺線にはモツが欠かせない存在だ(できれば小ぶりの牡蠣も欠かしたくないけれど、さすがにこの季節に売っているはずもなく)。だんなと2人、
「これって、こういう意味だよね?」
と、中国語と英語で説明が記されていた「作り方」を確認しながら、おっかなびっくり作ってみたのだった。

ゴーヤーチャンプルーは、ランチョンミート、一度塩揉みして水にさらした薄切りゴーヤー、レンジで簡単に水切りして刻んだ豆腐、そして卵という具の組み合わせ。レシピによっては鰹節が入ったり、もやしも入ったりするようだけれど、だんながシンプルに塩味で炒めてくれた。

ゴーヤー、先日苗を2つ買ってきたのがベランダで元気に成長中なのだけれど、どうも息子も学校でゴーヤーを育て始めるところらしい。
「ゴーヤーね、"ツルレイシ"って別名もあるんだって。こないだ学校で種を観察したよ」
と息子。
「それってさー……その種を植えて、育てましょうってことなんじゃないの?」
「うん、こんど植えるみたいだよ?」
と、ゴーヤーの苗を買った後に報告され、多分夏休み中は息子のゴーヤーもベランダに並ぶことになるらしい。……だったら私はゴーヤーじゃなくて茄子とかトマトとかにしたのになぁと苦笑いしつつ、朝顔のプランターも並んでいるその窓辺は、もう蔓だらけになってしまうがいいわと半ば楽しみにしている私だった。今年の夏は「緑のカーテン」計画。

5月11日 日曜日
モツたっぷり麺線。
「アンデルセン」の
 ミルクフランス
 チョコデニッシュ 半分
 じゃがいもとベーコンのキッシュ 半分
じゃがいもとブロッコリーのミルクスープ
カフェオレ

「明日の朝御飯、どうしようか」
と昨日話しながら歩いていたら、だんなが
「ミルクフランス、リベンジ」
と。

こないだ別の店で買ったのは今ひとつだったんでしょう?ちゃんとしたの食べたくない?と、地元のアンデルセンで「これぞミルクフランス」的ミルクフランスを買って買えることにしたのだった。私もミルクフランスが大好きなのは否定しないけれど、だんなも息子も相当好きなのだなぁと感心するやら呆れるやら。あまりに大荷物だったもので家族でパン屋に入ることはできず、私が少し離れたところで荷物番をして待っていたところ、
「ミルクフランスと、あと1つはチョコデニッシュとキッシュを、半分こして食べるということでどうでしょう」
と、だんながあれこれ選んで買ってきてくれたのだった。

かくして、「これぞミルクフランス」的ミルクフランスを堪能できた日曜の朝御飯。
ミルクフランスはやっぱりとても好きな味。でもとてもポイズンな味……。

冷やし中華
麦茶

冷やし中華とか食べたくない?と昨日材料を買ってきたのだけれど、今日は昨日に増して涼しい一日。「寒い」と表現しても良いくらいの肌寒さで、そんな中息子は近所の友達とバドミントンに興じたりしていた。昨日スポーツ用品店で1000円だったから買ってきてみたバドミントンセットが早速活用されている模様。

数日前は1日半袖で過ごせたりもしたのに、今日は長袖を重ね着しても寒さを感じるほど。そんな中での冷やし中華もどうよと思いつつ、でも酢醤油のタレで食べる冷たい中華麺の味は恋しかったりして、初志貫徹で麺を茹でた。私が錦糸卵とキュウリの千切り担当、だんなが麺茹で担当(いつのまにかハムも切ってくれていた)。具は別皿に盛ってテーブル中央に出して「好きなだけ乗せて〜」としたところ、息子がちらし寿司でも作るようにパラパラと具を麺に散らしている。それもそれでカラフルで面白いかもねなどと話しつつ、今シーズン初かもしれない冷やし中華を満喫した。

もやし炒め
鶏手羽元の素揚げ
麺線(昨夜の残り)
ビール(サッポロ黒ラベル)
銀座カクテル(チェリー)

夕飯どうしよっか、とだんなと話していたら、息子が
「骨のついた肉のやつー!」
と。麦わらの海賊団の某船長さんならずとも、男の子というのは肉が好物になってしまうものなのだろうか。肉より魚より、「ブロッコリーとトマトがすき」などと言っていたかつての姿はどこへやら、今の息子は「お肉ばっかり食べないで、野菜もちゃんと食べなさい!」と注意されるお子さまになってしまった。

骨つきの肉と言えば、ラムチョップあたりも想像してしまうのだけれど(骨持ってガブリとかぶりつくのにちょうど良い感じ)、家族全員大好きなのは、鶏手羽元の素揚げ。ただただ塩胡椒して衣もつけずに素揚げした手羽元というのはなんとも美味しいもので、今日息子に「唐揚げとどっちが好き?」と聞いてみれば「こっち」と手羽元を選ばれてしまうほどの愛されっぷりなのだった。肉を囓り取った後の骨の積み上がる様は壮観だし、いかにも「骨のついた肉のやつ」という感じもする。

あとは、豚肉入りのもやし炒めと、昨夜の残りの麺線も。予想してはいたけれど、麺線は麺がすっかり水分を吸ってしまって水気のない状態になってしまっていたので、だんなが水を足して調味料をあれこれ加えてそれらしい味に再度整えてくれた。「作った翌日の麺線」も、それはそれで麺線らしい味。
「……麺線のお店で、こういう味のところもあったよね」
「そうそう、"昨日の残りに継ぎ足し継ぎ足し作ってます"みたいなお店、あったよね」
などと話しつつ、鍋は綺麗に空になった。話によると、「台湾3大臭い料理」の一つに上がったりもする(その頂点は当然のように「臭豆腐」)らしいけれど、家で作ってみるとなるほど確かにモツの臓物臭さがけっこう強い。嫌いな人にはたまらない匂いなのだろうなと思いつつ、我が家にそれを嫌がる人はいないのだった。

ビール飲み飲み、つい後半には買い置きの「銀座カクテル」なども空けてしまいつつ、今日はとてものんびりしてしまった日曜日。