食欲魔人日記 09年12月 第4週
12月21日 月曜日
本来の姿とは違うかもだけど、かなり美味しく煮えました。
ランチパック(たまご・ピーナッツ)
カフェオレ

この年末差し迫った、週末も水曜の休日も予定を入れているこの時期、しかも月曜日に、何をトチ狂ったのか千葉市では「お弁当の日」なるイベントの設定日になっている。
 
「家族でつながり、親子でふれあう機会の充実を目指し、さらには食の大切さを親子で考える機会として"お弁当の日"を設けました」というお題目はたいそうご立派で、小学生低学年は親のお手伝いをしつつ、高学年や中学生は自分でお弁当を作る作業をしつつ当日弁当を持参しましょうというもの。でも、これ、この時期にしなければいけない理由があるの?ましてや、何かと慌ただしい週のはじめの月曜日に??
 
「これ、"週末は家にいるもの"としか考えていない暇人が日程設定したとしか考えられないよね……」
と、昨日へろんへろんになって帰ってきた後にスーパーに買い出しに行ったのだった。献立は息子と相談の結果「親子丼」ということになったから、他のおかずはこれでいいやと総菜コーナーのマカロニサラダ、大学芋も購入。非常にやる気なく、献立は親子丼・ほうれん草のおひたし・マカロニサラダ・大学芋・プチトマト。
 
そんな簡単な献立ですら、朝御飯を炊く必要があるから5時半起きだ。息子にはいつもより30分早く起床させて、隣で指示しながら親子丼とおひたし作りはやってもらう。弁当箱に詰める行程もやらせたので、できあがりは登校時間ぎりぎりということになった。
 
だから……なんで「お弁当」じゃないといけないんだろう。もっとゆるーく、「○月は食育強化月間だから、その月内のうち2日、保護者と一緒に献立考えて料理してみてね、翌月1日に食事日記書いて提出してね」とか、そういうノリじゃいかんのだろうか。お弁当は、いつもの食事の支度とはまた別のスキルが要求されるし、時間的制約もあるし、「なんでそんな目的で弁当作りしないといけないわけ?」と頭を抱えるお母さんは少なくないと思うのだけど。料理をそれほど嫌がらず、前向きにやる息子がいてさえ、そんな押しつけイベントは「余計なお世話」以外の何物でもない。教育委員会なんかに「親子でふれあう機会を増やしてあげよう」なんて思っていただかなくても結構なのだ。
 
で、朝御飯は当然バタバタになることが予想されたので、だんなが朝ジムに行くこともあって、昨日のうちに「ランチパック」をいくつか買っておいてみた。好きなものを食べてねと4種類ほどのランチパックをテーブルに並べ、息子はさっそく「照焼ハンバーグ」に手を伸ばしている。私はスタンダードな「たまご」と「ピーナッツ」を1切れずつ。
 
お弁当よりも、むしろ「バランスのいい朝食を作って食べてみましょう」とかの方が取り組みやすいし建設的な気がするんだけどな、と、手抜ききわまりない朝食を前に、「でもランチパックのピーナッツは大好き」と思いながらもぐもぐもぐ。
 
ところで今日は「大地を守る会」の野菜が届く日で、でも年末で外出が重なるから野菜セットは注文していなかったはずなのに、うっかり「毎週ベジタSを届けてね♪」という登録を取り消さずにいてしまったらしい。巨大な野菜袋が届いて、悲鳴を挙げてしまった。あはは……これ、1週間で消費できるかしら。10日くらいかかっちゃっても許されるかしら。
 
というわけで、届いたのはこんな感じ↓
 人参3本 ・ 蓮根2節 ・ 白菜1/4玉 ・ サニーレタス1玉 ・ 菜の花1把 ・ ほうれん草1把 ・ 早生温州みかん8個
しかも、セットを頼まない前提でいたので、単品買いしたマッシュルームとルッコラも届いてしまった。野菜庫から溢れる勢いで葉野菜だらけ。

菜花のグラタン風
サニーレタスとサラダ玉ねぎのサラダ
ひよこ豆入りカスレ風煮込み
羽釜御飯
麦茶

夕飯は、買い置きの豚肩ロース肉を使って煮込み料理をすることに。
本当はトマト味の濃厚な、人参どっさりセロリどっさりの煮込みを作るつもりで肉を買ってきたのだけれど、なんとなく濃厚トマト味の気分ではなくなってしまい、レシピ見つつカスレ風の煮物を作ることに。
 
本当は白いんげん豆を使うカスレ、あいにく近所のスーパーには白いんげん豆の水煮缶は置いておらずにひよこ豆で代用してしまうことにした。ひよこ豆のコリコリした食感、大好きなのだけれど……でも、それを使ってしまったらそもそも「カスレ」にならないという。
 
wikipediaによると「カスレ」とは「カスレ(仏:cassoulet)はフランス南西部の豆料理。豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、鴨肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチューである。」なのだそう。
 
料理名の由来の「カソール」は使っていないし、「豆のシチュー」と言えるほど豆入れてないし、しかも豆の種類も違うし……と、かなりグダグダな感じではあるけれど、ともあれ作ってみたカスレ"風"の煮物。
 
鍋で一口大に切った豚肩ロース肉とベーコン(薄切りのではなく厚みのある角切りのものを)を炒め、更に刻み玉ねぎと刻みにんにく、じゃがいもと人参、水煮のガルバンゾー、ソーセージも加えていく。鶏ガラスープを注いで、「トマト味」とは感じない程度の小さじ2ほどのトマトピューレと、タイムとクローブ、ローリエ加えて、あとは蓋して弱火で煮込んでいくだけ。
 
クローブのおかげでか、なんとなく異国の香りが漂う煮物で、ソーセージとベーコンで全体的にいーい感じのおだしが出てくる料理。ネットで画像検索して確認したカスレ」の外見とはかなり違う、ポトフ風の煮物になってしまったけれど、味の方はなかなか良い風にできあがった。このスープに御飯浸して食べたら美味しいだろうなぁ……と思ったら止まらなくて、結局食事の後半はリゾット風の「カスレおじや」にして食べていた次第。
 
今日届いた菜の花は、さっと茹でてからグラタン皿に敷きこんで塩胡椒し、砕いたゆで卵とピザ用チーズをトッピングしてからオーブンで軽く温めてグラタン風の副菜に。スライスした柔らかいサラダ玉ねぎをしこたま混ぜたサニーレタスのサラダも添えた。
 
あいにくと今日はだんなが激ジョブで帰ってこられず、息子と2人の夕御飯。クリスマスイブと当日もだんなは忙しそうだし、我が家のクリスマスディナーは明日か明後日あたりが本番よ、ということになりそうだ。
カスレ煮ちゃったしなぁ……クリスマスはビーフシチューという感じじゃなくなっちゃったかな……と悩みつつ、更に息子の
「クリスマスケーキはモンブランがいいなぁ!」
のリクエストにどう応えようかと思案中。とりあえず、バニラ風味のシフォンケーキ焼いて、モンブラン用のクリームを飾りつけてホイップクリームをたっぷり添えるのはどうかなと思っているところ。通常の季節以上に冷凍ものが多数を占めるであろう(しかもお高い)この時期の市販ケーキを買うのはどうにも気乗りがしなくって。

12月22日 火曜日
クリスマスディナーブッフェで、お客さんを待つキラッキラのケーキコーナー
チーズトースト
カフェオレ

昨夜は3時半に帰ってきたらしいだんな。朝御飯には夕飯に出せなかったカスレ風煮物を食べてもらおう、と思いつつ、私と息子はカスレは抜きでトーストとカフェオレの朝御飯。私は四角いスライスチーズよりもこっちの方が好きなのよねと、今日はピザ用のシュレッドチーズを隅から隅まで薄く散らしたチーズトーストにした。
 
早いもので、息子の今年の登校は今日まで。
明日から冬休み、クリスマスも目前!と、わくわくする季節の到来という感じ。

恵比寿「ウェスティンホテル東京」内「ザ・テラス」にて
 クリスマスディナーブッフェ
 カクテル(サンタ・ベリーニ)
 グラス白ワイン

「今年は、何が何でもクリスマスブッフェに出向きたく存じます」
12月入ってから美味しいもの食べる機会が目白押しなのは承知の上ですが!でも今年はブッフェに行きたいのです!と、11月半ばから、「いつなら行けそうかな、ていうか週末は全滅だよね?」と予定を立てて予約開始のタイミングを見計らっていた私。受付当日朝にホテルに電話を入れて、今日、平日の夜に予約を入れた。
 
この時期のディナーブッフェは二部制だそうで、17:00からと19:30からとのこと。19:30からの食事なら仕事を終えただんなとも合流できるでしょうと、ちょっと遅めの夕御飯ということになった。
 
この季節の街は、当然ながらキラキラのピカピカで、
「こないだ買った単焦点レンズでイルミネーション撮ってみるよー!」
と、息子と私は早めにお出かけ。
 
すでにけっこうな混雑だったガーデンプレイスを眺めて歩き(息子は息子で携帯電話写真家としてそこら中を撮りまくり)、余った時間は三越デパートの中をぷらぷらと。お正月用に飾れそうな手ぬぐいと、マグネットで留めるタイプの手ぬぐいかけなどを買ってみた。息子も息子で「こっち見ないでね!大切なお買い物するから!」と何やらお店でお買い物していたり。「コンビニとかじゃなくて、ちゃんとお店で買えたー」と、「お父さんとお母さんのクリスマスプレゼントを買いました!」とニマニマしながら白い紙袋を抱えて歩いていた。私もクリスマスカードとかそろそろ書かなきゃ。
 
ワイン屋さんの「PARTY」でだんなと落ち合った後は、これまた盛大にクリスマス飾りが施されたウェスティンホテル東京に移動。コート預けて、ロビーの巨大なツリーを眺めた後は、待望のクリスマスブッフェ。
 
さすがの混雑でほぼ満席……だけれど、ちょこちょこ空席があったのは、予約が埋まらなかったのか、それとも予約したまま現れないお客さんもそこそこいたということなのか。ともあれ、値段もそれなり(大人1人8500円、お酒飲むと普通に1人1万円)ということもあってか、ブッフェ台がごった返すということもさほどなく、過剰に騒がしいということもなく、落ち着いた雰囲気の中でブッフェディナーを楽しむことができた。昼間よりも照明を落として、パリッとテーブルクロスが引かれたレストランでいただくブッフェ料理というのも素敵。
 
冷たい前菜コーナーには、スモークサーモン、テリーヌやハム、カルパッチョ、美味しそうなチーズやカクテルシュリンプなどが盛りだくさん。1つ1つグラスに固められた「フォアグラのパルフェとドライフルーツのポートワインマリネ」と「2種のベルペッパームースと蟹」があって、それが素晴らしく良い感じ。どちらも生クリームをたっぷり使ったような濃厚さがあったので、小さめサイズのそれらはそれぞれ1つずつで充分というボリューム。食前酒に、クリスマス時期限定のカクテルだという「サンタ・ベリーニ」をいただいて舐めながら、ふわふわした食感のパプリカのムースと、濃厚なフォアグラ風味のパルフェを楽しんだ。
 
温かい料理は、魚料理もあれこれあったけれど、牛・羊・ターキー・鴨とひととおりの肉料理があったのが嬉しい。ローストビーフとターキーは目の前で切り分けてくれ、鴨はオレンジ煮、ラムはローストしてアーモンド風味のソースをかけていただく。ビーフカレーや、なぜか「茶碗蒸し」「天ぷら」といったものもあったのが面白かったけれど、温かいおかずだけで20種類ほどもあるような感じだったから、とても全種類は口にすることができなかった。ポトフやブイヤベースもあり、それはお味見程度に少しずつ。どれもちゃんと手のかかった料理ばかりで、温かいものは温かいし、冷たいものは冷たい。
 
切り分けてもらったターキーには粗塩とレモン汁添えて、サラダコーナーでドライフルーツと葉野菜を一緒に盛ってきたり、ローストビーフの隣にきのこのリゾット添えてみたり。多分に「肉寄り」な、いつもの私のブッフェ料理選択傾向ながら、それなりにバランスと彩りを考えつつ盛りつけてみたりしていた。
 
そしてそして、デザートがまたすごい。
 
今日の写真は入店してすぐの、誰もまだ手をつけていない状態のデザートコーナー。ケーキ屋さんのショーケースばりの、手抜かりのない綺麗なケーキ(でもサイズ小さめ←嬉しい)がずらりと並んでいる。

撮った写真に写っていた商品札から読みとれる限りでは、
・ニューヨークチーズケーキ
・モンブラン
・ブラックフォレスト
・エピス風味のクレームブリュレ
・カシスと柚子のムース
・苺とホワイトチョコレートのムース
・ストロベリーショートケーキ
・バニラ風味のプリン
・マロンロールのブッシュドノエル
・スフレチーズケーキ
・クランベリーのゼリー
・カラメルポアールのタルト
といった感じで、更にまだ5種類ほどのケーキ、フルーツカクテル、別のコーナーにチョコレートファウンテン(それ用に苺、バナナ、パイン、シュークリームやミニマドレーヌなどなど)、更に目立たぬ位置にクリスマス菓子のシュトーレンや小さなカップに焼いたパネトーネなども。
 
更には、デザートコーナーの隅っこに「アイスクリーム、シャーベット、ソフトクリームございます、スタッフにお申し付けください」なんて札まで置かれている。もう大変。デザート天国。普通に「ケーキバイキング」級の品揃え。これがどれもちゃんと美味しいんだ……幸せなんだ……。
 
でも、うっかりローストビーフやラムなどを心ゆくまで食べてしまっていたので、胃袋にそれほどの余裕もなく、ミニグラスに盛られたモンブラン、栗クリームを添えたブッシュドノエル、プリン、スフレチーズケーキを一皿に盛りつけてきて、
「次はクレームブリュレとニューヨークチーズケーキ食べるの……」
と話しつつフォークを動かし始めたのだけれど、その4つのケーキ類が全然減らない。乳製品を愛してやまない私が
「もう牛乳も生クリームもチーズも、あと卵も要らない……」
と思うほどにお腹いっぱいになってしまっていて、クレームブリュレはだんなが持ってきたところから一口もらうにとどめてみたりして、ようよう食べ終えた。
 
最後にソフトクリームもらってきて、チョコファウンテンからチョコソース少し垂らして食べるのも良いかなと思っていたものの、それまた無理で、「エキゾチック」という名前のシャーベットを少しもらっておしまい。パッションフルーツ味のさっぱりした味のシャーベットは、シメにぴったりだった。
 
帰り道もクリスマスイルミネーションを堪能しつつ、もう気持ち悪いくらいお腹一杯になって帰宅。
10年前と比べると(5年前と比べても)さっぱり食べられなくて微妙に悔しいなと思いつつ、「わー!あれもこれも、何食べちゃおうかなぁ!」という、ブッフェ料理の雰囲気はこれでもかと満喫できた。美味しかったー!

12月23日 水曜日
サラダしこたま食べた今日のランチ
「Johan」の
 大人のクリームパン
カフェオレ

昨日、恵比寿三越内の「Johan」で朝食用のパンを買ってきた。空腹極まれりという状況で買ったものだから、ついあれこれと1人2個見当のパンを選んでしまったけれど、よく考えれば今日は早めに家を出て早めに外でランチを摂ろうということになっていたはず。
「ソーセージ系とクリーム系なら、クリーム系の方が先に食べなきゃだよね……?」
と、クリームパンをテーブルに出した。
 
珍しく息子が「クリームパンを食べたい」とリクエストしたこともあって、クリームコロネが2つ、あと、売り場に1個だけ残っていた「大人のクリームパン」なるものが1個。「おゆきさんが"大人のクリームパン"食べるがいいよ」とだんなが譲ってくれて、その謎ネーミングなパンを食べてみた。
 
あんぱんのような、丸い形をしたパンで、表面にバタークランチが散らされている。中にはもったりとしたカスタードクリームと共にホイップクリームも少々。どのへんが「大人」なのかはわからなかったけれど(息子もこれ、普通に好物だと思う)、Johanのクリームパンを口にするのが久しぶりだったのでなんとなく感慨深かった。

幕張 「ピエトロコルテ」にて
 マイチョイスパスタ \1300
 (ペンネ・トマトソース・ベーコン・茄子・ローストオニオン)
 サラダバー・ブレッドバー・ドリンクバー

今日は午後イチの回で座席を押さえておいた、ONE PIECE映画「STRONG WORLD」を見に、だんなと息子と一緒にお出かけ。
 
前売りを3人分買っておいたのに、「なんかすごい人気らしいし我慢できない!」とばかりにフライングして1人で映画館に行ってしまったのは上映開始3日目のこと。先日のジャンフェスのワンピステージで、田中真弓さんに
「ストロングワールド、もう見てきた人〜!」
と声をかけられて「見てきた見てきたー!」と手を挙げていたら、隣に座っていた息子に、それはそれは恨めしそうな声で「いいなぁ……」と言われてしまったのだった。ごめん息子。
 
映画前にお昼を済まそうということで、向かったのはカルフールの建物の1階にある「ピエトロ」のパスタ屋さん。実のところ、パスタ自体はそれほど美味しくないのだけれど(不味くはないのだけれど……なんというか、「普通」)、サラダバーとブレッドバーは魅力的。特に、ピエトロのドレッシングが各種楽しめるサラダバーの存在は嬉しかったりした。
 
週末限定メニューなのだという「マイチョイスパスタ」は、ペンネやスパゲッティなど、パスタの種類を選び、アーリオオーリオ、トマト、クリームなどのベースの味を選び、魚介や肉や野菜などの具から好みのもの2つを選び、更にチーズや卵などのトッピングを1つ選ぶという面白いもの。アサリいいな、温泉卵乗せてもらうのも美味しそう……とものすごく悩みながら、トマトソースのペンネで具はベーコンと茄子、ローストオニオンをトッピングしてもらうことにした。
 
パスタが出てくるまでの間は、せっせとサラダバーコーナーと席を往復。塩味の玉ねぎドレッシング(新発売らしい)とか、"クリーミー"とか、普段買うことのないドレッシングの味をあれこれ試して、「もやしに塩玉ねぎドレッシングがなかなか良いよ」とか、「やっぱり基本のピエトロドレッシングが……」と、葉野菜や茹で野菜を次々持ってきてはたっぷり食べた。パスタの分量は軽めなこともあって、一口サイズのパンもミルク味だとかカマンベールチーズ味だとかをあれこれと。
 
で、食後に皆でワンピ映画。
 
観劇でも映画でも、途中でそわそわとトイレ行きたがったりすることの多い息子も食らいつくように見ていたし、見終わっただんなも「うん、面白かった。もう一度見たいとか、DVD出たら欲しいって気持ち、わかるわー」とのこと。私は二度目ということで、いくらか平常心で見ることができたけれど、でも相変わらずクライマックスシーンはコマ送りしながら見たいところがたくさん。
……で、どうでも良いのだけど、なんで息子もだんなも、エンディングに"あの人"が出たところで人の顔を覗き込みますか?

チーズあれこれ・いちじくのジャム・ポークパテ・リッツ
タコス(タコミート・チーズ・トマト・レタス)
ワカモレ
ひよこ豆入りカスレ風煮込み
ビール(Corona)

映画鑑賞の後は、カルフールでお買い物してから帰宅。
「明日はクリスマスイブだもんねぇ」
でも、どんな料理作るか決めてないのよねぇ……と食品売り場を歩いていたら、普段できないような場所に長蛇の列が出来ている。何かと思えばローストチキンを買う人の列で、なるほどなと。
 
1羽1000円ちょっとで買えるし、これなら簡単だし、そういうのも良いなとちらりと思ったのだけれど、「でも、だったら自分で焼くよ、オーブンあるし!」と思い直して、丸鶏1羽買ってしまった。今日の夜は、「たくさんあるレタスを食べてしまいましょう」という趣旨で、タコス。
「カスレ的煮物が残ってるからそれも食べなきゃ」
「いいんじゃない?タコスとカスレは仲間だよ」
「……仲間じゃないよ……」
と軽口叩きつつ、牛ひき肉やトマトをカートに入れた。あと、アボカドも。
 
カルフールには、ソフトタイプのトルティーヤの扱いがあるのがありがたい。厚めのクレープ生地のような、しっとり柔らかい生地をレンジで軽く温めつつ、スパイシーなタコミートとレタスとトマトとシュレッドチーズ、サルサを巻きつつ次々食べる。アボカド果肉をクリーム状に練ってライム果汁と塩で調味したワカモレも用意して、リッツに乗せて囓ったり、タコスの具にもしてみたり。
 
いちじくのジャムとポークパテは昨日恵比寿のワインショップ「PARTY」で買ってきたもので、青カビチーズといちじくのジャムをリッツに乗せて食べるのがなんとも良い感じの酒の肴になってくれていた。ほのかにレバーの味を感じる三元豚のパテも「よそいきの味」で素敵。
 
明日はクリスマスイブ、でもだんなは仕事だし、仕事も忙しそうだし、さて夕食はどうなることだろう。
「もし夕飯までに帰って来られそうになかったら、鶏のももがクリスマスのお弁当になるからね〜」
なんて言っていたりして。

12月24日 木曜日
久々に鶏、焼きました
「Johan」の
 ナンカレードッグ
 粗挽きウィンナーパン
 ルッコラとハムのパン
カフェオレ

なんとなく、勢いで買ってきた「Johan」の総菜パンが3種類。息子のリクエストの、ナン風の生地にウィンナー乗せてカレーソースをかけたナンカレードッグと、フランスパン生地に多めの粒マスタードと共に粗挽きウィンナーを巻き込んだもの、白っぽいふわふわパン生地にハムとルッコラをトッピングしたもの。
 
どれも少しずつ食べたい気分かも、と、温めたそれらをそれぞれ3等分して、1切れずついただいた。
三越デパートに行く機会がないとJohanのパンを買うことができないのだけれど、「地元の駅前にあったら毎日Johanのパンでいいのに」と思うくらい、Johanのパンが好き。食パンもバゲットも至極まっとうに美味しいし、クリームパンなどの日本的甘い系パンがしっかり揃っているのが嬉しいパン屋さん。

鶏とほうれん草の味噌煮込みうどん
麦茶

今日はクリスマスイブ。丸鶏とケーキを焼くことにしたけれど、仕事もばっちりあるので、さてどうしようと考えながらとりあえず午前中は仕事。買い漏らしたものがあったので昼前にスーパーに走り、シフォンケーキの仕込みをしてから昼御飯にすることにした。
 
卵の黄身を砂糖とすり混ぜてー……サラダ油と水、あと卵白はあっちに入れて、とバタバタしていたら、息子が目敏く「ケーキだ!」と寄ってきた。興味津々という風だったので、泡立て器やハンドミキサーを託してあれこれ手伝ってもらう。実際、サラダ油や水を少しずつ注ぎながら生地を混ぜなければいけない行程などがあったりしたので、手伝ってもらえるのはすごく有り難かった。生地をめでたくオーブンに入れることができてから、引き続き昼食の用意。
 
豚味噌鍋用の味噌でほうれん草と鶏肉、長ねぎ、人参、大根を煮込んで、"鶏味噌煮込みうどん"にした。うどんは1人1玉、でも具沢山にしたのでかなり食べ応えのある昼御飯に。豚でなくとも、鶏とか、あとはモツなども似合ったりする練り味噌、素晴らしい。

チーズ・いちじくのジャム・ポークパテ・リッツ
刻み野菜のトスサラダ
ガーリックピラフを詰めた赤鶏の丸焼き
グリルポテト&ガーリック
マッシュルームのグラッセ
コーンスープ
スパークリングワイン(GREEN POINT)
 
モンブラン風シフォンケーキ
カフェオレ

そして夕方になってから、夕食作り。
 
昨年だったか一昨年だったか、鶏もも肉を一晩塩水に浸けておいてから焼いたローストチキンがたいそう美味しかったので、今年は丸鶏でそれを試してみることにした。オリーブ油と白ワイン、少量のワインビネガー、そして多めの塩胡椒、刻みにんにくとローズマリーの葉をジップロックに入れて良く揉んで混ぜたところに鶏肉を入れ、空気を抜きながら閉じて全体に塩だれを馴染ませるように外から揉んで、一晩冷蔵庫に入れて、気付いた時に時々揉んだり上下を返したりしていた。汁気を切ったら改めて塩をふり、オリーブ油を軽く回しかけてからオーブンで焼いていく。
 
詰め物は、あれこれ悩んだ挙げ句、結局いつも通りのガーリックピラフにしてしまった。玉ねぎとにんにく、その他刻み野菜あれこれと米を炒めあわせ、ちょっと固めに炊きあげたものを2合分たっぷりお腹に詰めていく。鶏の周囲には皮つきのまま4等分に切ったじゃがいもと、薄皮つきのにんにくを置いて、1時間ほどかけて焼いていった。
 
マッシュルームはバターで炒め煮して「グラッセ」に。スペイン料理屋さんの料理のように、びたびたの量のオリーブ油でにんにく山盛りにしてコンフィのように煮てしまおうかとも思ったのだけれど、そこまで油を使う勇気が出ずに、心持ち多めのバターで炒めた後は水を加えて蓋をして蒸し煮に。仕上げに刻みパセリと塩をふってできあがり。鶏肉やピラフに添えながら何個も食べた。
 
今回、ケーキも鶏も新しいオーブンを使ったところ(これまで結婚時にお義母さんからもらった大型オーブンを使っていた)、やはり庫内が狭いと焦げやすいのであるらしい。シフォンが思っていたよりも早く焼き色が強くついてしまって慌ててアルミホイルで覆ったりしたけれど、シフォンも鶏も「焼き色」を通り越して軽く焦げてしまった感じ。ぎりぎり許容範囲かなと、シフォンは上側を軽く切り落として盛りつけることにした。
 
ローストチキンの味付けの方は、大成功。中の肉はしっとりと柔らかく、中の方までちゃんと塩味とにんにく、ローズマリーの風味がついていた。お腹に詰めたピラフと共に、もも肉、手羽、むね肉、あちこち削ってガシガシ食べる。
 
食後はシフォンケーキにマロンクリーム(市販のマロンペーストに生クリームを混ぜたもの)をかけ、ホイップクリームを添えて苺と葉の飾りでそこはかとないクリスマスを演出。いわゆる「モンブラン」とはかなり違った様相だけれど、「栗の塊は要らないけど、モンブランが食べたい」と言った息子のリクエストに応えるには、そこそこ頑張ったのではないかな、と。マロンペーストはかなり濃厚に甘かった。
 
そしてプレゼント交換。数年前に、手製のクリスマスカードに「宮崎の夏をイメージした意欲作です」と銘打った絵(というか、落書き)を描いて、「この"意欲作"って何!?」とだんなに笑ってもらってからというもの、毎年カードに絵を描いている。今年は、だんなのカードに「賢い犬リリエンタール」の紳士を、息子のカードに「テガミバチ」のラグとニッチとステーキを描いた。それが息子に伝染して、息子がくれたカードには、だんな宛のにリリエンタールの紳士、私宛のには「ONE PIECE」のシャンクスが描かれていた。
 
「紳士だー!」
「シャンクスだー!」
とひとしきり笑ってから、プレゼントを。だんなからは既にコートと新しい箸を買ってもらっていて、息子からは、「お父さんとお母さんの分」と、蟹の爪の形をした蟹ナイフ?蟹殻砕き?を。「お父さんとお母さん、蟹好きだから!」と、ごもっともな言葉を添えながら、キュートな形の蟹グッズをもらった。
 
昨日一昨日のクリスマスの雰囲気を感じるお出かけも良かったけれど、家で過ごす今日の夕食もまた格別。

12月25日 金曜日
クリスマスケーキはこんなんだったのでした
「Johan」の
 コーンパン
 パネトーネ
ソーセージ&目玉焼き
カフェオレ
みかん

クリスマスの今日、心ゆくまで朝寝坊。
だんなは朝ジムで早く出かけていき、息子は冬休み。起こされるまで起きなくていいんだー!と、8時頃までぐーぐー寝ていたのだけれど、息子がバタバタと
「サンタ来てた!この箱、部屋に置かれてた!」
と赤く巨大な包み紙持ってやってきたので、目が覚めた。今年のサンタプレゼントは、ベイブレードの闘技場?だったのだそうで、「早く友達と遊びたいなー」と、一人でベイブレードぎゅんぎゅん回して遊んでいた。息子、目下ベイブレードに夢中らしい(私はテレビゲームとアニメと少年マンガには詳しいけど、そっちらへんはもうさっぱり未知の世界)。
 
やや遅めの、昼兼用の朝御飯は、コーンパンと一口サイズのパネトーネ、炒めたソーセージと目玉焼き。
「このパンは、クリスマス時期に食べるイタリアのパンなんだよ」
洋酒の香りするから好きかどうかはわからんけど、まぁお味見程度にね、と息子に出したら、
「あー、ガレット・デ・ロワみたいなもんかー」
と、難しい例えをしていた。ガレット・デ・ロワというより、むしろシュトーレンみたいな、という感じ?てか、「ガレット・デ・ロワ」という舌噛みそうな名前をちゃんと覚えていた君にびっくりだ。

ほうれん草のおひたし
じゃこ乗せ冷や奴
サーモンサラダ丼
わかめの味噌汁
麦茶
 
クリスマスケーキ
アイスティー

今日はクリスマス。
昨日、かなり無理目に早く帰ってきただんなは今日はお仕事山盛りということで帰宅は遅く、私も昼間は仕事したり、年賀状のデザイン考えたり、トイレの壁にかける予定の来年版猫カレンダーの写真を選んで編集したり、今年一杯で無料券の期限が来るのがわかってしまったphotobackを慌てて作るべく9月のクルーズ旅行の写真を選んで編集したり。いつも以上にphotoshop大活躍の一日だった。
 
息子と2人の夕御飯、昨日のローストチキンの鶏ガラでスープ煮だしてパスタ入りの具沢山スープにでもしようかなと思っていたのだけれど、夕方遅くまであれこれ作業していたのでスープは明日以降に延期。サラダにでもしようと思っていたお刺身用のトラウトサーモンを手早く丼にしてしまうことにした。
 
ちぎったレタスと玉ねぎ、パプリカを合わせて胡麻味のドレッシングで軽く和えてから御飯の上に。そこにスライスしたトラウトサーモンを並べて、軽く塩をふってから醤油をひと垂らしして、マヨネーズを格子にかけてできあがり。
「これはなんて料理?」
と息子に聞かれて
「……鮭マヨ丼?」
と適当に答えてしまったけれど、そのネーミングはちょっとあんまりだったかもしれない。
 
あとはなんとなく和風味が恋しくなっていたところだったので、じゃこを乗せた冷や奴、ほうれん草はごくごく普通のおひたしにして、クリスマスとは思えない感じの食卓になった。22日から3日続けて、なんだか派手なものを食べ続けていた感があるので、醤油味のものを口にして、ほっとしている自分に気付いてしまったりして。
 
トロリとした口当たりのサーモンも美味しかったけれど、「あー!ホッケの塩焼きとかそろそろ恋しいかも!」なんて思ってしまったりした。

12月26日 土曜日
今日は餃子だったのでした
クリスマスケーキの残り
アップルティー

そういえば今日の朝御飯については何も思いを馳せていなくて、「まー、適当にパンケーキでも焼けばいいか」とのんびり構えていたところ、だんなは午前中お出かけするのだという。すっかり忘れてた。
 
すみませんすみません外で適当に何か食べてってください、と謝って、私と息子は「さてどうしましょう」と台所を見渡して、「そうだ、クリスマスケーキの残りがまだあるじゃない」と。
 
「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」
の言葉を体現するように、いそいそとケーキの支度をして、アップルティーを淹れてみた。「この紅茶、匂いは甘いのに甘くない!」と息子から好評なのかそうでないのか微妙な感想をもらいつつ(でもアップルティー、ちょびっと甘くすると美味しいよね……)、ちょっとばかり固くなってしまったシフォンケーキにマロンクリームつけながらもぐもぐ。
 
シフォンケーキ、ハンドミキサーがあればそう手間がかかるわけでもなく、あのプーッと派手に膨らんでいく様はとても楽しい。
シフォンケーキと言えば、プランタン銀座の裏手あたりにある「ZELKOVA」という喫茶店のシフォンケーキがたいそう好きで、あのあたりで会社勤めをしていた頃にちょこちょこ食べに行っていた。日替わりで色々な種類のシフォンケーキがあって(10種類くらいあった気がする)、それがどれもとても見事なふわふわっぷりだった。今も変わらずお店はあるようで、あのシフォンケーキもまだあるのかなと思い出してみたりして。

「銚子丸」にて
 紅組劇団セット
 あんきも軍艦・白子軍艦
 白海老軍艦・桜海老軍艦
 うなぎ握り
 大トロ握り
 あら汁
 生ビール

あれこれ買いたいものがあったので、息子と2人千葉に出てお買い物。ランチタイムを少し過ぎた頃に時間にだんなと待ち合わせして、「銚子丸」でお寿司食べて帰ってきた。
 
もう1時も過ぎた頃だというのに、店頭にはけっこうな行列。食べ終えてなお入店待ちのお客さんが10人ほどはいたから、相変わらずの人気のようだ。数日前にはこのお店のテレビCMまで見てしまって、びっくりしてしまったのだった。……千葉県内ではあちこち見かけるとはいえ、ローカルなお店だと思っていたのに。
 
開催中のキャンペーンは「紅白すし合戦」なるものだそうで、680円の白組セット(ねぎから巻・いくら・煮穴子・真いか・すし海老・上赤身・オーロラサーモン)、880円の紅組セット(オーロラサーモン・ぶりポン・真いか・生うに・ぼたんえび・ずわいがに・中とろ)がメニューに載っている。
「やっぱり紅でしょー」
と、ウニやぼたん海老が好きな私は紅組を、
「いやいや、イクラも煮穴子もあるし、やっぱり白組でしょう」
と、だんなは白組を注文。息子はいつも通りマイペースに蕎麦とかいなり寿司とか、ねぎとろ軍艦とか、あれこれレーンから取ってはもくもくと食べている。
 
最初のセットで7貫食べてしまって、それだけでそこそこお腹もいっぱいになったので、あとはぽちぽち注文して握ってもらって、最後は大トロで。「今日のおすすめ」のリストにあったあんきも、白子、白海老、桜海老はどれも軍艦ものだったから「どれだけ軍艦が好きなんだろうね」と苦笑いしながら立て続けにやってくる軍艦をだんなと分け合いつつ食べた。
 
大ぶりのあんきも、美味しー。白子も溢れんばかりにプリプリで、今日も昼から生ビールなど飲んでしまったのだった。
手軽に行ける距離に銚子丸がある間は、「開店していないお寿司屋」に行こうという気持ちがあまり沸かなくなるから、困る。

温玉菜の花
茹でもやし
冷や奴
焼き餃子
豆腐とほうれん草入り鶏スープ
羽釜御飯
ビール(Kronenbourg)

「白菜がけっこう冷蔵庫に残ってるんだよ」
だから今日の夕飯は餃子とかかなぁ……?と、デパ地下で「食材買って帰りましょう」と歩いている時に呟いたら、だんなの目がキラーンと輝いてしまった。
「奥さん、餃子と、餃子と言ってしまいましたね?それはもう戻れませんよ、餃子以外のメニューはもう考えられませんよ!?」
だそうで、うんそれでいいよ餃子にしようよと餃子の材料買って帰ってきた。
 
他にもあれこれ葉野菜の類が残っていたので、餃子プラスあれこれ出しての夕御飯。クリスマスイブに焼いた丸鶏の骨でスープをたっぷり煮出し、いくらか取り分けて夕飯のスープにした。具は裂いた鶏肉と豆腐、ほうれん草、胡麻油を垂らしてちょっとだけ中華風の味付けに。
 
菜の花は茹でて上から温泉玉子をトッピング、塩と黒胡椒をガリガリ挽いてかけ、E.V.オリーブ油をひと垂らししておつまみにした。スープの残りの豆腐は小ぶりの銘々皿に盛りつけて冷や奴。
 
今日はきっかり50個の餃子を包んだのだけれど、他のおかずもあれこれあったせいか(そして昼食も遅めだったせいか)、6個を残して家族皆「もうお腹一杯だー」ということに。スキレットでいーい具合にこんがり焼けた(=だんなが焼いてくれた)焼き餃子は今日も絶品、美味しかった〜。

12月27日 日曜日
きりたんぽ♪きりたんぽ♪
「DONQ」の
 ミニクロワッサン
 ミニチョコクロワッサン
 プチ・スノー
 釜出しチーズケーキ
カフェオレ
苺 with 練乳&牛乳

今日は10時までに起きなきゃ、10時までに……!と思いながら寝ていたら、ばっちり9時半に目が覚めた。9時半まで寝ていて「ばっちり」でもないだろう、と思いつつ、パソコン立ち上げてあれこれしながら10時になるのを待つ。ネットショップで10時から福袋の販売があるのだ。
 
お目当ての店は「ハイ食材室」。フォアグラ、キャビア、イベリコ豚の生ハムに高級チーズ……と、なんともバブリーな高級食材を扱うお店で、実はまだ一度も買い物したことがなくて、でも「なんかすごいの扱ってるなぁ」とメールマガジンの購読はしていたのだった。
 
で、メールマガジンで昨夜案内が来たのが、27日30個限定販売(10時、15時、20時にそれぞれ10個ずつ販売だそう)の福袋。
・価格は1万円、中身は1万5千円〜2万円相当
・点数は8点
・2009年のお歳暮商品だったオーシャンビーフの何やらが入る?らしい
・商品は冷凍便で届くとのこと
だそう。
 
中身は非公開ということだけど、ネットで「この店の福袋ってどんななんだろ」と昨夜検索したところ、別シーズンの同価格福袋の中身が「フォアグラ1個・仔牛ヒレ肉・シャラン種骨付き鴨×2・仏産雛丸鶏・ボイルムール貝・牡蠣・エスカルゴ・生ハム」といった内容だったらしい。それは普通に嬉しいなぁと、買ってみることに。
 
人気もあるだろうなぁと、1分前からカウントダウンはじめて、時間になったと同時にカートに品物を入れ、首尾良く申込み完了。届くのは年明けの連休くらいとのことで、何が届くか楽しみだ。……冷凍庫、空けておかなきゃ……ていうか、以前「肉漢(=Meat Guy)」で購入した肉がそもそもまだいくつか残っていたのでは……。
 
朝御飯は、昨日千葉そごうの地下で買ってきた「DONQ」のミニパン類。グラム売りのミニクロワッサンのコーナーで、期間限定商品の「プチ・スノー」が美味しそうだったので、思わず購入列についてしまい、グラム売りのクロワッサン類を「これを3つとー、これは6つでー」とあれこれお買いあげ。中央にカスタードクリーム様のものが絞られた小さな四角いパン、「プチ・スノー」は、「ミニクロワッサンの生地にチーズクリームを絞り焼き上げました」という品だった。
 
ほの甘いパンあれこれを囓って、最後に練乳牛乳かけ苺も。
クリスマスだしと先日奮発して買った1パック498円の苺は、常では買わない立派なサイズで、その値段だけあって味の方もなかなか。でも早く2パック450円とかの季節が到来しないかな。苺大好き。

富士宮焼きそば
麦茶

昼御飯は、先日富士宮に行った時にお土産に買ってきた富士宮焼きそばを。
 
私が年賀状を印刷している間に、キャベツと豚肉、富士宮焼きそばに欠かせない「肉かす」(=背脂やバラ肉などからラードを絞った残り肉。冷蔵、冷凍で売られていて、白くてポソポソした物体だけれど、炒めると半透明になって"油っけが少し抜けた、豚バラ肉のかけら"みたいな感じになる)を使って、だんなが焼きそばを炒めてくれた。
 
麺もソースも肉かすも、仕上げに上からかける「だし粉」(粉状の鰹節、鰹でなくてイワシやサバが材料であったりもするらしい)も全てセットになったものをお土産に買ってきていたので、それを使って。
 
味付けは普通にソース味だし、豚肉とキャベツという具の組み合わせもスタンダードなものだけれど、太めのモチモチした麺と肉かす、だし粉の組み合わせがとても良い感じ。食べたばかりだというのに、また食べたいなぁ、また買えればなぁとだんなは呟いていた。富士宮自体は、期待していたほどには「町中が富士宮焼きそば」という感じではなかったりしたので、普通に通販で麺などを買った方がお手軽で良いのかなと思ったり。

きりたんぽ鍋
ビール(HEARTLAND・銀河高原ペールエール)

夕飯は、今日の午前中に届いたきりたんぽ鍋セットを使って、きりたんぽ鍋。
毎年母がこの時期、秋田のきりたんぽ鍋屋さんから送ってくれるもので、濃縮だしときりたんぽ、比内鶏に加え、白滝や芹、長ねぎ、舞茸、ささがきごぼうまでセットにして、あとは鍋と水さえあれば作れるセットになっている。でも、肉はもっとある方が嬉しいねと、"赤鶏もも"を買い足して入れることに。
 
最初は比内鶏から出ただしを堪能しようと、比内鶏だけを煮ただしを使って、ごぼうと肉を煮ていく。舞茸、白滝を加えて少し煮たら、最後に葱、芹、きりたんぽを加えてさっと煮ればできあがり。赤鶏は別鍋にだしで煮ておき、途中で肉と汁を足しながら、買い足した芹と舞茸もせっせと加えてたっぷり食べた。味は、ちょっと濃いめの寄せ鍋風の醤油味という感じのこの鍋、「舞茸とごぼうと鶏肉」という組み合わせは、吸物の具にも使う馴染み深いもので、香りの強い芹を加えて食べるのはまた格別。デパ地下の鶏肉専門店でちょっとだけ奮発して買った鶏肉も臭みがなく、皮が甘いとても美味しい肉だったのが何より。
 
ビールは2種類、「HEARTLAND」と「銀河高原ペールエール」をいただいた。寒い季節は夏ほどにはあまり「ビールおいしいぃぃぃぃ」という気分にはならないけれど、こっくりとしたペールエールは蒸し暑い真夏よりも、むしろ鍋や揚げ物などつつきながら冬に、という飲み方が似合う気がする。