食欲魔人日記 10年10月 第4週
10月18日 月曜日
広尾「アクアパッツァ」併設のジェラテリア。とっても綺麗!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
お刺身いろいろ(昨夜の残り)
水菜と油揚げの味噌汁
御飯
麦茶

昨夜の刺身が食べきれなかったので、今朝は味噌汁を用意して、御飯は冷凍のを解凍。刺身皿を出して、「づけ丼」風な感じに刺身と御飯の月曜朝食。
 
酔った勢いで
「本マグロだよ本マグロ、これ美味しそう〜」
「……私はむしろ秋刀魚が食べたい」
「あとこの盛り合わせパックもかなぁ?」
と、「お酒飲みつつ軽くつまむだけ」の分量にしてはけっこうな量購入してしまったので、今朝もなかなかの食べ応えだった。秋刀魚のお刺身が幸せに美味しい。
 
今日は仕事の打ち合わせで都内にお出かけ。
打ち合わせ予定は昼過ぎからなので、
「だから、だんなは私にお昼御飯を奢るんだよ。鰻か、それに準ずるものを奢るんだよ?」
とだんなにお願いしてみたら、
「えええええ〜?」
とのけぞられた後、「……いいよ」と快諾いただいた。
 
お出かけお出かけ鰻鰻♪と今日のお出かけに楽しみが増えて、いそいそと外出準備。
 
ファンデーションぬりたくっているところで届いた今週の野菜セット「ベジタS」は、
人参3本・蕪1束・セロリ1/4株・小松菜1把・べか菜1把・きゅうり2本・生きくらげ1袋・梨(豊水)1個
という内容。
 
「生きくらげ」の存在に軽く驚いて、
「これは……"餃子の王将"的炒め物にすれば良いのかな?やっぱり"肉と玉子のいりつけ"だよね……?」
と、思ってしまう私は相当王将に感化されていると思う。

銀座 「ひょうたん屋」にて
 鰻重(上)
銀座三越「サン・フルーツ」にて
 梨バナナミルク

「あらまぁ、今日は奥さんとー?」
と、馴染みの奥さんに出迎えられ、銀座1丁目の鰻屋さん「ひょうたん屋」でのお昼御飯。今日はカウンター席で、鰻が次々じゅうじゅう焼かれていくのを目の当たりにする席だった。鰻、焼く時はうすっぺら〜い風にも見える(このお店は蒸さずに焼くから、生のノッペリとした鰻が炭火に乗せられる事になる)のに、焼いているうちに厚みが出て表面に脂が浮き出てフツフツと爆ぜはじめる。
 
ああったまらん、焼いたそばからむしゃぶりつきたい……と思っているうちに、卓上にお茶と漬物、吸物がやってきて、テカッと光る鰻重も並べられた。
 
銀座「ひょうたん屋」の上鰻重。隣はだんなの「上の大盛」。 固めに炊いた御飯も、「ふわっほろほろっ」ではなく「じゅわっほくほくっ」という食感の鰻も、そして値段のお手軽さ(ランチタイムの一番小さな「中」なら確か1400円)も、「これだよーこれなんだよー」という、他では得難い美味しさ。
 
上品な東京風の鰻もそれはそれで大好きだし食べると幸せな気分に包まれるのだけれど、「鰻が食べたいなぁ」と思い出す味はこのお店の鰻重。また夜にゆっくり来て、焼き鳥とか食べたいなー。
 
「……ジュースも飲んでく?」
と、なぜかいつも、だんなは鰻とセットでここにも寄り道するらしい銀座三越地下のジューススタンドで食後のジュース。
 
でも、改装前はデパートの地下入り口からすぐのところにジューススタンドがあったのに、改装後は食料品売り場の奥の奥という場所になってしまって、たいそう不便な状況に。それでも「ぶどう」とか「ベリーマンゴー」とか「梨バナナミルク」(!)とか、魅力的なジュースメニューがあれこれ揃っていて、私は気になる「梨バナナミルク」を買ってもらった。
 
しっかりとバナナミルク、なのにその奥から隠れようのない梨の存在感がホワホワと漂ってくる面白いジュース。
 
「ああ、奥さんにすっかりたかられてしまった……」
と苦笑いするだんなとジューススタンド近くで別れた後は、「でも私はまだけっこう時間があるんだなぁ」とデパ地下をぷらぷら。
 
並んでいるお客が誰もいなかったのをこれ幸いと、「堂島ロール」のモンシュシュでうっかり「季節のロールケーキ」の「マロン」を購入してしまったり、ワンフロア上のコスメフロアを覗いたらエスティローダーがクリスマスコフレの先行販売やっていたものだから、うっかりお試しで化粧直ししてもらってガッツリフルメイク(アイシャドウはダークピンクからボルドーのグラデーション)になってしまったり、
「……これから私打ち合わせなのに、何やってるんだろ……」
的な感じになってしまった。大荷物だし、派手メイクだし。

広尾「GELATERIA ACQUAPAZZA」の
 バラヨーグルトジェラート
 チーズケーキジェラート

これで打ち合わせ先が初対面のお客さんだったら冷や汗ものだったのだけれど、向かった先は馴染みのイタリアンレストラン「ACQUAPAZZA」。webサイトをリニューアルしたいのですがー、ということで、お話を伺いにお邪魔したのだった。
 
会社勤めをしていた私が、会社の営業の仕事よりもwebサイトを作っている方が楽しくなってしまって、そちらを仕事にしてしまったきっかけのお店がこのACQUAPAZZA。「1ページは100KB以内に収めましょう」的な時代やフレーム使いが流行していた時代を経て、ずいぶん色々やらせてもらった。今はもう更新はお店の側でできるようになったので、私は大工事が必要になった時に助っ人としてお手伝いしている状況。お店に伺うのもなんだかんだで隨分久しぶりだった。
 
いつのまにか、お店の1階の通路沿いに小さなジェラテリア「GELATERIA ACQUAPAZZA」が出来ていて、色とりどりのジェラートが美しく並んでいる。
1階のお店「ACQUAVINO」で打ち合わせをしていたからその明るいジェラテリアが大きな窓から良く見えて、ああステキステキ美味しそう、帰りにジェラート買って舐めながら駅に帰ろうかなぁ〜なんて思っていたら、
「あのジェラート召し上がったことあります?よければお試しください〜」
と言っていただいて「……ゴチになりますっ!」と目が輝く私。
 
真剣にショーケースにへばりついて吟味して、食用バラが入った、なんとも良い香りの「バラヨーグルト」と、砕いたパイ生地が入ったリッチな味の「チーズケーキ」を盛りつけてもらった。空気を多めに含んだ、シャワシャワととろけていく心地よい食感のジェラート舐め舐め、
「あの予約サイトのタグを入れるとなると、上下にメニューというよりはやっぱりサイドの方が表示は崩れにくいと思うんです……」
などと真面目な打ち合わせを続行。
 
ジェラテリア、種類豊富だし美味しいのだけれど、店舗の入り口が建物内部にあるので分かりづらいのがとても残念。建物の制約とか、更に出せる看板の制約なんかも諸々あるそうで、「隠れた名店」になってしまっている。昔ながらな建物もあってお散歩が楽しいエリアだし(恵比寿〜広尾間とか、案外歩ける距離)、知っていれば「あそこでジェラート買って食べよう♪」という気分になる。
 
アイス好きの息子を連れてきたら喜ぶだろうなぁ。土曜のお昼に「大人はワインとおつまみ、子供はパスタとジェラート」なんて素敵だ。ジェラートはもちろん私も食べるけど。

べか菜のおひたし
里芋とイカの炊き合わせ
温泉卵乗せ牛しぐれ丼
水菜と油揚げの味噌汁
麦茶

お昼を奢ってくれただんなは、仕事が終わらなくて夕飯までには帰れそうにないとのこと。
 
「牛肉とセロリの中華風炒め」あたりを作ろうかなと思っていたのだけれど、だんなが食べないならセロリ炒めは息子には酷かなと、献立変えて「しぐれ丼」に。野菜はべか菜をおひたしにすることにした。あとは、刺身の残りのイカを里芋と共に醤油と味醂の味付けで炊いてみる。味噌汁は朝の残り。
 
「おかーさん、明日家に友達呼んでいい?」
「モンハンするの?うーん……それはつまり、私が手伝った方がいいってこと?」
「うん、手伝って欲しいの」
 
明日は半日仕事すれば目鼻つくかなぁ、でも今週はなんかやたら予定が増えてきたしなぁ、と煩悶しながら、若干優しい味に仕上がったしぐれ丼を小丼サイズでサラサラと。
温泉卵を乗せた効果もあってか、息子は「この牛丼、なんかすごく美味しいな!」と喜んでいた。

10月19日 火曜日
今日のデザートは堂島ロールのマロン味♪
炒めソーセージ・目玉焼き
ロールパン
梨(豊水)
カフェオレ

今日の朝御飯はロールパンと目玉焼き。日光のハム・ソーセージ屋さんで買ってきたプレーンソーセージがあったので、それを炒めて添えてみた。
 
レバーペーストも美味しかったのでソーセージもさぞや、と思ったら、ソーセージもまた美味しいもの。プリプリとした食感で断面から肉汁が溢れてくるよう。ちゃんと美味しいハムやソーセージがそれなりの値段がするのは当然だけれど、そうした中ではお手頃価格だったのも嬉しいお店だったなぁと、日光旅行を思い出しながらもぐもぐ。
 
食後はグレープフルーツくらいの大きさがある大きな梨。甘さもしっかりで、1個を剥いて3人で分けても食べ応え充分だった。洋梨も出回ってきたし、そろそろ和梨のシーズンも終盤かなー。

「グルメやまなか」のレバーペースト with リッツ
チーズ(kiri ハーブ&ガーリック)
きゅうりとセロリのサラダ
里芋とイカの炊き合わせ
小松菜と牛肉のオイスター煮
水菜と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ 冬物語)
 
「モンシュシュ」の「期間限定マロンロール」
カフェオレ

午前中は真面目にお仕事。午後は、短縮で早帰りの息子が「うちでモンハンやってもいい?」と、同級生の友達を大勢連れてきた。なぜか今、息子のクラスではモンスターハンターポータブル2ndGがブームなのだそう。もう2年近く前に出たゲームだけれど、今冬にその続編の発売が予定されていることもあってか、最近になって始める子供達が増えているらしい。
 
「……そんなに人数いるなら、私がお手伝いとかする必要なくない?」
と、6人ばかりやってきたお友達を眺めながら言ったら、
「G級ハンターのお母さんに手伝って欲しいのー!」
「ラオ亜種倒したいんですお願いします!」
とか言われて、子供たちに私が1人混じって夕方までモンハン会。
 
うちの息子は一人っ子なせいもあるのか、「反抗期なにそれ?」状態でまだまだ幼く思えるけれど、今日やってきた子供たちも
「これで6年生かぁ……なんかまだまだ可愛いなぁ……」
という感じ。女の子は4年生くらいでもびっくりするくらい大人びた事を言ったりするのに、ゲームやってる小6男児は小2くらいの女の子の言動と大差ない印象だ。
 
「……で、また、なんで今モンハンなの?2ndGが出たの2年前くらいだよね?」
私ガンナーで行くからねー?なんて装備整えながら呟いたら、
「僕が、僕がソフト買っちゃったらなんか皆買い始めちゃっ」
「12月に3rd出るから、それま」
「でも僕まだ上位にもあがってな」
畳みかけるように近くの子供たちがわああと話し始めて、「あ、うんわかった、なんかわかった、ありがとう」と苦笑い。
 
久しぶりに集中して3時間ばかりモンスター狩りし続けたら、たいそう疲れてしまった。
 
夕飯は、昨夜作ったお総菜の残りもあるし……と、簡単にメインのおかずとサラダを用意。
「きゅうりとセロリのサラダ」も「小松菜と牛肉のオイスター煮」はどちらもケンタロウさんレシピ。きゅうりとセロリは叩いて一口大に切って塩で揉み、酢とマヨネーズで軽く和えてからラー油をかける。「食べるラー油」を使うことは想定されていないレシピだと思うけれど、せっかく手元にあることだしと、"桃ラー"を上にこんもり添えてみた。
 
牛肉は、オイスターソースと味醂、醤油、合わせて煮立たせたところにざく切りの小松菜と共に加えて軽く煮込んだもの。醤油味醂味の和風の煮物より幾分こっくりとした仕上がりで、最後に胡麻油を風味づけに軽くかけてできあがり。
 
このところ平日は忙しそうだっただんな、今日は一緒に食卓を囲むことができて、それじゃあおつまみにとチーズやレバーペーストも出した。kiriのハーブ&ガーリックは、ブルサンよりも程良いガーリック風味で、スモークサーモンと一緒にベーグルサンドなどに使うのに似合いそうな感じ。リッツにこてこて塗りながら囓ったのだけれど、息子曰く
「やっぱり蔵王クリームチーズの方が好きだなー」
だそうで。
 
デザートには、昨日買ってきた「モンシュシュ」のマロンロールを。
 
「堂島ロール」のこのお店、タイミングによっては行列したりもするけれど月曜の昼過ぎに銀座三越の店を通りかかったら行列が全くなかったのだった。
「堂島ロールかぁ……でも荷物になるし、帰宅は夕方だし」
と一瞬足を止めたものの「買うのは止めよ」と通り過ぎようとしたところで、「マロン」の文字を見つけてしまった。
 
季節商品なんだそうである。「マロンロール」なのだそうである。
 
「ふわふわの生地に堂島シャンティーとマロンクリームを乗せてカットした栗を忍ばせ包み込んだ、秋を思わせるロールが誕生しました。」
なんて説明札が立っていて、このところずっと「美味しいモンブラン食べたい、栗御飯とかも食べたい」と、栗ものに飢えていた私は抗えずに
「……マロンロール、一つくださぁい」
と、カウンターに向かうことになったのだった。
 
マロンロールに5時間ほどの保冷も可能だという保冷バッグをつけてもらうことで、その直前に買っていた「魚久」の粕漬けの魚切り身セットも冷たいまま持ち帰ることが出来て結果オーライという感じ。
 
どこを切っても良い感じに栗がざくざく入っているロールケーキ、「堂島ロール」のいつものクリームと、栗入りの滑らかなクリームが巻かれていて、ふんわり漂う栗の香りがすてき。「全体が栗!」という風ではなくて、「基本は堂島ロール、ほんのり栗風味」という感じが、「堂島ロール食べたい」気分も満足させてくれて、幸せだった。
 
ああでも、モンブランも食べたいのよ。「和栗のモンブラン」という感じの名前がついた、これでもかー!と栗味のやつ。

10月20日 水曜日
松茸の天ぷら〜!!
イングリッシュマフィンのポーク卵サンド
いちじくの自家製コンポート ヨーグルト添え
カフェオレ

今日の朝御飯は、イングリッシュマフィンのトーストサンド。
 
「ベーコンはないけど……ランチョンミートが残ってたじゃーん♪」
と、少量残っていたランチョンミートをスライスして、じっくり両面焼いて目玉焼きも用意する。マフィンは半割にしてチーズ乗せてトースト。全部重ねたらできあがり。
 
今はいちじくの季節で、八百屋さんでたっぷり入って400円弱のお手頃価格のいちじくに先日ムラムラしてしまい、衝動的に購入してコンポートにしてみた。いちじく、生の熟した果実ももちろん美味しいのだけれど、私としてはドライいちじくを豚のローストのソースに使ったり、生の果実を甘く煮てアイスクリームやヨーグルトと合わせたりする方が馴染み深い味になる。
 
ちょうどこのところコンポートづいていたので、バニラビーンズを加えたシロップでことこと煮込んで冷やしてみた。酸味少なめのヨーグルトにシロップごと盛りつけるとなかなか良い感じのデザートに。

新宿 「天ぷら新宿つな八 総本店」にて
 特撰江戸前膳
 松茸の天ぷら
 柚子とカシスのシャーベット
 冷酒(蔵出し生酒)

つい先週もお会いしたばかりな気がするけれど、今日、再び打ち合わせランチで新宿へ。今取り組もうとしている仕事に必要な、特殊スキルを持つ友人を"火サスの先輩"に引き合わせるためのお出かけだったのだけれど、ちゃっかり私も昼御飯をゴチになってきた。
 
一年ほど前にその先輩に連れて行ってもらったことがある、「天ぷら新宿つな八 総本店」でお昼御飯。真面目な打ち合わせがメインだったはずなのに、「松茸食べちゃえー」「だったら日本酒も!」という感じに、昼から飲んだくれの、赤い顔した怪しい一団になってしまった。
 
「特撰江戸前膳」は、お座敷の席に(カウンターもある)、3回に分けて天ぷらを持ってきてくれるコース。調子に乗って頼んだ松茸は、車海老のお皿の次にやってきた。
 
車海老2本と舞茸と蓮根、(ここで松茸、)大あさりと帆立、穴子と小海老のかき揚げ、そしてお食事(「お揃い」と言うらしい)という流れで、穴子の前に蕪の甘酢漬けの「口替り」も出てきた。
 
それほど「水分を落としまくりました」という揚げ方ではない、ちょっとしっとりさの残る天ぷらは、天つゆに浸すよりも塩を添えていただく方が似合う食感。卓上にはゆかり塩、抹茶塩、粗塩が用意されていて、小皿にそれをパラパラ落としながら美味しくいただいた。
 
コースについてくる定番の魚介揚げが、前回も食べた「大あさりの香り揚げ」。小ぶりの帆立くらいのサイズがありそうな巨大な貝に醤油ベースの味つきの身がたっぷり詰められ、それが殻ごと揚げられてくる。肉厚のふっくらした帆立に、噛むと脂が染み出てくるような穴子に、昼から日本酒が進んでしまった。
 
充実したコースだったけれど、印象深かったのはなんといっても松茸!
 
「松茸、1人1つね」と注文したら、大皿に盛られてやってきたのは縦半分にカットされた松茸が6切れ(つまり1人1本)。すだちをぎゅうと絞って、塩でいただく。
 
これまで、「松茸って、でもそんなに"すご〜く美味しい"というものでもないよね?」という感じだったのだけど、でも、先日市川のイタリアンのお店でいただいたのといい、ある程度の量をバクッと食べると、何とも良い香りが口一杯に広がって、それはそれは良い気持ち。やっぱり松茸は松茸。しめじや舞茸も美味しいけれど、代われるものではないよなぁと改めて思った。美味しうございました。
 
食後に喫茶店に移動して、今度はきっちりお仕事の話。
「甘いものは別腹!」
と天ぷら屋で言ってたせいで
「ケーキは?ケーキは注文せんでいいのか?」
と先輩に言われて「食べれるけども!」と思いつつそこは自重。

チーズ(フロマージュ・ブラン・アロマチゼ バニラ)+リッツ
きゅうりとセロリのサラダ(昨夜の残り)
「魚久」のゲソ粕漬け
「鶴太屋」の鳥取黒毛和牛の佃煮(大山町産のはたけしめじ入り)
鶏とかぶの煮物
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)

で、すっかり満腹さめやらず、といった体でよろよろと帰宅。帰りの電車で爆睡してしまったところを見ると、ずっと微妙に酔っぱらいだったんだなぁ……(真面目な打ち合わせしてたのに)。
 
私はまだまだ満腹だけれど、息子と夫の御飯はなんとかしなきゃなぁと、手持ちの食材を眺めて
「汁もの代わりにもなるから鶏と蕪の煮物をしよう」
と、ちゃちゃっと煮物の用意をした。鶏を焼いて、蕪も加えてざっと炒め、ひたひたに水を加えて十数分炊いてから薄口醤油で味付け。ただそれだけの「青柳」の小山裕久さんのレシピは、でも不思議と滋味深い美味しい煮物になる。蕪と鶏、ただそれだけというのも良いのだと思う。
 
「あとはー……やる気ないなぁ……」
と、出来合いのものと昨夜の残りをあれこれ出したら、それでなんとなく体裁が整ってしまった。
 
フロマージュ・ブラン・アロマチゼという、ふわっふわのペースト状のクリームチーズは、「オーダーチーズ」で買ったもの。蔵王クリーミースプレッドのバニラと方向は似ているけど、こちらの方が更にトロトロと柔らかく、甘味も強いような感じ。リッツにつけながらポリポリ食べる。
 
ゲソの粕漬けは、「魚久」のお手ごろ価格パック「四季おりおり」の中に入っていたもの。小ぶりの魚3切れとゲソ1包みのセットで、ゲソだけ取り出して焼いた。鳥取の「鶴太屋」というお店の佃煮はいただきもので、冷凍保存していたものを解凍して御飯の供に。

10月21日 木曜日
銀座三越の話題の飲茶屋さんにて
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
梨(豊水)
ミルクティー

最近あまり購入することはなかったのだけれど、「オーダーチーズ」で何度かチーズセットを買ったことがある。
 
ここ数ヶ月、「お得意さまの皆様へ」的な感じで、ブラウザ上で結果が出てくるスピードくじの案内が葉書でやってくるようになって、「当選したらその商品をお送りするよー。ただし3000円以上お買い物してね♪」という内容が掲載されているのだった。毎回ちらちらと、送料分がお得になるくらいの感覚の、800円相当のパルミジャーノなどは当たっていたのだけれど、先日のくじで当たったのは「幻のバター」なる、「バター・ドゥ・ロドルフ・ムニエ」という販売価格1個3200円のバター。
 
それは嬉しいなぁバターは欲しいなと、日常使いできそうなモッツァレラとかシュレッドチーズ、そして昨日クラッカーに塗って食べたバニラ風味のクリームチーズをカートに入れて3000円ほどのお買い物をしてみたのだった。数日前に届いたそのバターを使って、今日の朝御飯はバタートースト。
 
フランスの発酵バターはチーズに似た濃厚な風味が漂って、なんともいえない良い香り。今日はみみっちくバターを塗る量を控えめにしてしまったので、「なんて美味しいバター!」というほどの感動は得られなかった(トーストしちゃったしね……冷たいバターそのまま塗った方が風味はよくわかったかも)けど、これからちょこちょこ使うのが楽しみ。シンプルに、軽くトーストしたバゲットに塗って食べたい感じだ。

銀座三越内 「DIM JOY」にて
 飲茶ランチセット 2000円
     前菜:季節野菜の自家製ピクルス
     前菜:蒸し鶏の冷製2種類ソース添え
     点心:Dimjoy特製点心5種盛り合わせ
     逸品:大根もちの香り焼きと季節野菜の
               シンガポール風干しえびみそ炒め
     麺:叉焼と葱たっぷりのあっさりつゆそば
     本日のデザート:マンゴープリン
     龍井茶
 点心食べ放題 プラス800円
     プリプリのエビ蒸し餃子
     野菜ぎっしりグリーン餃子
     ほくほく栗たっぷりもち米焼売
     Dimjoy特製小龍包
     海鮮とトマトの赤い蒸し餃子
     ニラたっぷり焼きもち饅頭
     豚肉とエビのXO醤焼売
     海鮮と自家製チーズの揚げワンタン
     本日の春巻き(じゃがいも)
     五目あん入り揚げもち

今日は仲良しの友人たちとランチ会。
「数ヶ月に一度くらい、セレブっぽい高級ランチを楽しもうじゃないか」の「セレブ会」、そんなベタなネーミングでフレンチだホテル和食だと食べ歩いていて、今回は新生銀座三越の人気のシンガポールスタイル点心店「DIM JOY」。
 
銀座三越「DIM JOY」にて飲茶ランチセット「蒸し鶏の冷製」 飲茶食べたいねと盛り上がっているときに「ここはどうだ」と言い出したのは私。
 
超高級リゾートホテルの「アマン」グループの御曹司と、その妻の女優が開いたお店というだけでも大変胡散臭く、もとい、大変気になるところで、オープンから1ヶ月経過した今もけっこうな混雑が続いているらしい。
 
お手頃価格で点心食べ放題という内容も悪くないねと、行ってみることにしたのだった。
 
開店は11時、でもその直前にはかなりな大行列になるらしい。予約は不可。オープンと同時に入店できなければそこから1時間以上は空席が出るのを待たなければならず、それだけは勘弁という気持ちだったのでデパート開店直後の到着を目指してみた。
 
銀座三越「DIM JOY」にて飲茶ランチセット、揚げ物点心2種とピクルス 「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」とデパート中の店員の皆様がお辞儀をしてくれる中、早足で階上に向かうと、それでも私たちは数組目のお客さん。
 
開店30分前くらいには1巡目のお客の人数くらいが列をなし、開店直前は50人近くが並んでいるような状況だった。
 
そこまで頑張って並んだのだけれど、なんと、今週頭あたりにランチメニューが変更してしまったのであるらしい。
 
確か3000円ほどで前菜から点心まで何十種類もの料理が食べ放題(デザートだけは数種類の中から1種類だけ選択して食べるのであったらしい)だったはずなのだけれど、変更後のメニューは「2000円のセットメニューのみ」「それに加えて800円払えば、10種類の点心が食べ放題」という事になってしまった。
 
銀座三越「DIM JOY」にて飲茶ランチセット、本日の逸品、大根餅。 10種類の点心も、うち5種類はセットの中で1人1つずつ出てくるので、「いろんな種類が食べられる」という感じには程遠く、せっかく来たのになんだかがっかりな内容になってしまっていた。
 
その、カウンターパンチの「メニュー変わっちゃったのね……」のがっかりさが尾を引いてしまったせいも少なからずあると思う。
 
出てきた料理は御覧のとおり、なかなかフォトジェニックな素敵なものもあったし、ガラスの茶器なんかも繊細で綺麗なものではあったのだけれど、スタッフさんたちの対応も、料理のいくつか(いや、……ほとんど?)も「……うーん……?」という感じのもの。
 
銀座三越「DIM JOY」にて、ニラ焼き饅頭 点心類は「野菜たっぷり」がウリなのであるらしい。
 
海老蒸し餃子の中には何故かコーン入りで、「野菜ぎっしりグリーン餃子」は皮もあんも緑で一色、ちょっとアクの強さを感じるほどのインパクト。鮮烈なほどに赤く濃厚なトマト味の皮で包まれた「海鮮とトマトの赤い蒸し餃子」もここまでトマトにするかという突き抜けっぷりで、日替わりの春巻きの中身の具はじゃがいも。中華の点心としての春巻きよりも、むしろインド料理のサモサに通じる感覚だった。
 
どれも目新しさはあったけれど、「また食べたい」とか「真似して作ってみたい」かというと、「うーん……?」という感想の味わい。見た目はそれなりに綺麗だけれど、蒸し加減が甘かったり、なんだか「やっつけ仕事」的でしっくりこない、というか。
 
銀座三越「DIM JOY」にて飲茶ランチセット、叉焼と葱のつゆそば 特に、「これはないでしょう」となってしまったのが、ガラスの小ぶりの急須に注いでくれる差し湯が、二度ばかり、驚くほどぬるかったこと。そして、「麺かお粥か」の選択のセットメニューのお粥もまた、驚くほどぬるかったこと。
 
私は「叉焼と葱たっぷりのあっさりつゆそば」を選択していて、これはちゃんとスープもアツアツで悪くなかったのだけれど、「白身魚とグリーン野菜のヘルシー玄米粥」を選択した2人が顔を見合わせて
「……ぬるい……」
と絶句していた。
 
ややゆるめのとろみ加減のお粥は、トッピングも油条ではなく揚げワンタンというのもがっかりな感じだったけれど、どのくらいぬるいの?と聞いたら
「感覚的には……40度とかそのくらい……ほぼ人肌です……」
だそう。
 
それはあまりにもいただけないんじゃないかと、「ぬるいです」とお店の方に伝えて交換してもらった(ほどなくちゃんと熱いのを出してくれた)。
もう流れ作業のように、できあがったお粥が調理場のカウンターに並べられたりしていたのかなぁと思うけれど、病人食じゃあるまいし、人肌のお粥はちょっとないよね、と思う。
 
銀座三越「DIM JOY」にて飲茶ランチセット、本日のデザートのマンゴープリン 「本日のデザート」は、揚げバナナかマンゴープリンかの2択。揚げバナナにはチョコソースが添えられてフォンデュのようにしながらいただくみたい。
 
全員一致でマンゴープリンを選択して、出てきたのはプラスチックの卵型容器に納められた小ぶりのプリン。
 
ココナッツミルクの風味が濃厚の、フワフワトロトロしたプリンの食感は心地よいもの。甘さ強めのプリンで、上に更にココナッツソース、そして抹茶のソース。
 
「抹茶……要らなくない?」
「うーん……あちらの国で抹茶、流行ってるみたいですけどね」
「でも要らないよね?」
 
ずっと賑やかに食事していた私たち、最後の最後まで賑やかだった。
 
「前菜の蒸し鶏、少なくない?この盛りで5人前って悲しくない?」
「そもそも、添えられたソースが少ないし、足りないし」
「お茶のお湯、頻繁に入れに来る余裕がないなら格好つけて小さな急須にしなきゃ良いのにねぇ」
「このトマトの皮は、ちょっとないわー」
 
「みんな!もっとこう、誉めようよ!イイ感じに食べようよ!」
「……あったかくて、美味しい」
「こっちは、冷たくて、美味しい」
「あったかいか冷たいかしか評価がないんかい!」
 
と、まぁ、そんな感じで盛り上がっていたりしたのだけど、でもそれがたいそう楽しかったりもしたし、食べるべきものはしっかり全種類いただいてきたのだった。あ、ここで思い出したけど、「五目あん入り揚げもち」(私の大好きな「咸水角」であると思われる品)も、なんだかカレー風味で、形状もなんだかまん丸で、「私の好きな咸水角はこんなんじゃないやい!」という感じだったんだなぁ……。
 
よく考えたらこのメンバー、中華料理に造詣が深い人ばかり(子供の頃住んでいたとか、親戚がそちらにいるとか、幾度となく旅行に行ってるとか……)揃っているから、中華のお店のチョイスはそもそも鬼門だったのかも。変な店誘っちゃってごめんよう。でもこういうメンバーでこういうノリでないとこういう店には来ないかなと思っていたので結果オーライということで。
 
今度はクラシックな飲茶を楽しみにまいりましょうそうしましょう。

スティックきゅうり
チーズ(フロマージュ・ブラン・アロマチゼ バニラ)+リッツ
馬さん特製 肉と卵のいりつけ
鶏とかぶの煮物
羽釜御飯
ビール(サッポロ 冬物語)

楽しいランチ後はピカピカの三越新館を探索しつつデパ地下まで降りて、
「Johanでパン買うよー」
「あ!榮太樓の飴だ!」
と、わいわいお買い物。
 
あめやえいたろう」の飴、チューブ入りがあったり板状のがあったり、やたらと綺麗、華やかな事になっている。苺の飴が実に美味しそうで、何種類か購入してみた。5枚で1セットの板状の飴は2種類を友人と1つずつ買って数枚ずつ交換してみたり。
 
ちらっとコスメコーナーも眺めてから、最後までつきあってくれた友人1人と新橋のカラオケボックスで2時間ばかり歌いまくって、そして5時頃帰ってきた。ランチはお酒も飲まなかったし、早めのスタートだったし、それほどには「がっつり食べた!」というほどでもなかったから夕飯までにはお腹も少しは空いたものの、
「なんか……やる気が出ない……疲れた……」
と、一日遊び呆けてきたお母さんにはあるまじきテンションの低さ。
 
野菜セットで生のきくらげが届いていたから、「肉の卵のいりつけ」(←「餃子の王将」の定番メニュー)が作れるなぁと、筍と豚肉、卵を揃えていたところだったので、だんなに
「やる気がないのですが、どうしましょう。肉と卵のいりつけの材料は揃っています」
と伝えたら
「アイヤーそういう時のために馬さん(まーさん)がいるアルネー!」
と、帰宅しただんながチャチャチャーッと炒め物を仕上げてくれた。
 
昨夜の煮物の残りとか、おつまみ類はちょこちょこ揃っていたので、だんなの作ってくれた炒め物の他は、速やかに用意できるものばかりで夕御飯。
 
きくらげと筍入りの、オイスターソースがほんのり効いた炒め物は、本当にあの王将の「肉と卵のいりつけ」に近い美味しいもので、むしろ材料が良い分美味しいくらい。
「すごいすごい!ホントに王将の味だ!」
と、誉めているのかどうか微妙な感じの賞賛を、馬さんに捧げながら、美味しい夕食を楽しんだ。

10月22日 金曜日
今シーズン初の「あんきも」に筋子の握り♪
「Johan」のパン・オ・ショコラ
いちじくの自家製コンポート バニラチーズ 添え アイスカフェオレ

シンプルめな今日の朝御飯は、銀座三越の「Johan」で買ってきたパン・オ・ショコラといちじくのコンポート、カフェオレという組み合わせ。
 
バリバリサクサクではなく、フワッモフモフとした口当たりのパン・オ・ショコラは、「これが理想のパン・オ・ショコラ」という方向とはちょっと違うのだけど、でも「信頼と実績のJohanの味」という感じ。
 
先日から夕飯時に美味しく食べている、ふわふわしたバニラ風味の甘いチーズフロマージュ・ブラン・アロマチゼ バニラを自家製いちじくコンポートに添えると、なかなか幸せな美味しさだった。

千葉 「銚子丸」にて
 劇団セット 鶴
 すじこ握り
 あんきも軍艦
 イワシ握り
 のどぐろ握り
 穴子握り
 中トロ炙り握り
 生ビール
などなど

今日はだんな、お仕事お休み。
 
家でのんびりするぞー!と言っていたのだけど、
「あ、でも私、午前中に千葉のデパートとか行くよ?」
と伝えたら、じゃあ俺も行く一緒に行くとお出かけの準備をし始め、2人で買い物の後お昼を食べて来ることに。
 
デパートでの目的は、LUNASOLのクリスマスコフレの予約。
 
12月のパーティーシーズンに向けて(私にパーティーの予定なんて一つもないけどな!)各化粧品会社がセット商品を発売するのが10月下旬から11月にかけて。その予約の開始は発売の数週間前。
 
今日から今年一番のお目当てのLUNASOLの予約が始まるとのことで、
「なんか前評判上々みたいだし、一応初日の午前中に予約しに行くかなぁ」
そこまでの気合いの入れようはやりすぎかなぁと、デパートに向かってみたら、なんとびっくりデパート開店時間の数分後の到着だったのに売り場の前は人だかり、行列して渡された整理券番号は20番台という混雑ぶりだった。……初日の早い時間に来ておいて良かった……。
 
BOBBI BROWNはそこまでの祭りにならないだろうと予約はしていないけれど、来週発売予定の絵の具パレットみたいなアイシャドウセットに興味津々。絶対使いそうにない色も含まれているものの、持っていない系統の色がこれでひととおり揃うから、遊べそうだなと思っている。
 
今日一番のお目当ての品は無事予約できたし、ついでにヨドバシカメラで懸案だったハードディスクも買えたしで、11時の開店直後に訪れた銚子丸でお昼御飯。
 
そんな時間からお店はけっこうな混雑で、大変な賑わいの中あれこれつまんできた。
 
期間商品の「劇団セット 鶴」は、750円でマグロ赤身、真イカ、オーロラサーモン、ホタテ、ズワイガニ、ヒラメ、カニいくら軍艦、鉄火巻き、かっぱ巻きという豪華な盛り合わせ。いよいよ登場のあんきも軍艦の筋子の握りにと、季節の味を思うさま堪能した。ホクホクしたあんきも、うまー。プリップリの筋子もうまー。
 
開店直後でまた魚も全てが揃っていないようで、
「イワシください」
「あー……まだちょっと店に届いてなくて」
なんてやりとりの後、十数分後に
「今イワシ来ました!握りますか?」
なんて報告をもらって「お願いします」と握ってもらったり。
 
今日も2貫盛りの皿をだんなと1貫ずつ半分こして食べたので、あれこれ多種類食べられて満足のまま帰宅した。

稲毛 「串じまん」にて
 おつかれさまセット \1,050
 シーザーサラダ \630
 冷やしトマト \336
 特製煮込み \504
 薩摩地鶏のたたき \483
 えびせん \336
 串焼きいろいろ
 お茶漬けとか焼きおにぎりとか
 シャーベットとか杏仁豆腐とかフォンダンショコラとか
 焼酎ロック、日本酒、洋梨リキュールなどなど

夕飯は、友人親子と地元で飲み。
だんなも見知った友人だから一緒に行く?と声をかけたけれど、「いや……家でゆっくり野球見てる方がいい」とのことで、息子と2人、お店に行って来た。
 
家族がモツ嫌いだから、あんまり家でモツ料理はできなくてね……とその友人が以前言っていたなぁと、「串じまん」で焼き鳥はどうでしょ、と提案。正肉の串焼きも勿論美味しいけれど、ハツとか砂肝とかレバーとか、そういったものもしっかり美味しいのが嬉しいこのお店、お酒の品揃えも良いし比較的良心価格。串焼き以外のおつまみや御飯、デザート類も揃っているから子供にも受けがいい。息子はこのお店の大ファンだ。
 
最初はビールと串5本のセットメニューの「おつかれさまセット」を。今日の5本串は、ぼんじり、ハツ、つくね、にんにくの芽巻き、しそ巻きという組み合わせ。レバーやねぎまは入ってないねとあれこれ追加注文して、子供たちも「チーズ焼き3本くださーい!」「ももも、塩で2本で!」とおおいに注文しておおいに食べていた。
 
友人はあんまりお酒に強くない人。
「ビールは……350ml缶1つでイイ気分になれるよねー……」
なんて言っていたのに、いつの間にか店員さんに勧められるままに冷やの日本酒とか貰っていて、それが原酒で22度だったりして、
「飲みきれないなら手伝うよー?」
と言っているうちに、私もビール、焼酎ロック、焼酎ロック、その日本酒、洋梨のリキュールロック、なんて勢いで杯を重ねてしまって、私のほうもすっかり良い気分になってしまった。
 
最後に御飯ものも食べたくない?と友人と焼きおにぎり1個を半分こ(子供たちは1人1つずつお茶漬け)、デザートに杏仁豆腐やフォンダンショコラを注文してなんだかカオスな状況になりつつ、でも注文したものはほとんどすっかり綺麗に平らげて帰宅の途についた。
 
私もかなりヘロンヘロンになっていたけど、明日お出かけの予定があるという友人が、はたして無事に土曜の朝を迎えられるのか、そこがちょっと心配。

10月23日 土曜日
みそばたこーんらーめん。
「marond」の
 ミニウィンナーロール
 コーンごろごろコーンパン
 カフェオレ

昨日、地元のパン屋さん「marond」で買ってきたパンで朝御飯。
 
今日は土曜日だけれど息子は学校行事につき登校(代わりに月曜代休)で、息子は連日の朝練に
「もうヤダよー疲れたよー」
と言いながら6時過ぎに起床。私とだんなも付き合って一緒に起きて、コーヒー淹れてパン温めて、眠あで朝御飯にした。
 
ほんの2口サイズほどの小さなウィンナーロールと、「コーンたっぷり」と紹介されていたレモン型のころりとしたコーンパン。コーンの粒がそのままごろごろ入っているコーンパンは、素朴な感じで美味しかった。このコーンパン、1個80円とお手頃価格。大手のチェーン展開しているパンショップに比べるとこのお店は全体的に価格が安くてボリュームたっぷりだ。

味噌バターコーンラーメン
麦茶

せっかく早起きしたので、スーパーの開店時間と同時の早めの時間に、だんなと一緒に買いだしへ。
お昼御飯どうしましょ、夕飯もどうしましょ、とぷらぷら歩いて、薄切り豚肉が安かったので
「今日か明日は豚味噌鍋だなー」
「……秋刀魚も食べたいなー」
と、あれこれ買い物を済ませてきた。お昼は味噌バターコーンラーメンにしましょうということで。
 
我が家の味噌ラーメンは、肉もやし炒め乗せスタイル。結婚して少しした頃に「味噌ラーメンはこうやって食べると旨いよー」とだんなが作ってくれてから、以後ずっと味噌ラーメンはそんな感じで食べている。
 
中華鍋で挽き肉炒めてもやしも加え、そこに味噌スープ(味噌ラーメンの袋についてくる濃縮タイプのあれ)加えて分量の湯を加えて沸騰させたらできあがり。麺は別途茹でておき、中華鍋からスープをどんぶりに注ぎ、麺を盛りつけてから肉ともやしをトッピングする。
「味噌ラーメンには、やっぱりこれよね〜♪」
とコーンとバターを盛りつけたらできあがり。
 
私は、ラーメンだったらとんこつスープが群を抜いて好物なのだけれど、味噌バターコーンラーメンの美味しさはまた格別。涼しくなってくると、とりわけこういう濃厚なラーメンが美味しくてたまらない。

チーズ、キャビア、リッツ
卵豆腐
べか菜のおひたし
秋刀魚の塩焼き 大根おろし
豚汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語)
ほうじ茶

今日の秋刀魚はお手頃価格、1尾65円だった。
「秋刀魚だ!」
「秋刀魚安い!」
と、本日のメインディッシュは、かくして秋刀魚に。
 
「大サイズ」と札がついていた秋刀魚だったけれど、やっぱり今年の秋刀魚はちょっと小ぶりな気がする。充分脂も乗ってムチムチとしていたけど「でっかいなー」というほどのサイズではなくて、でも1尾65円という価格は嬉しい限り。あれこれ「酒の肴」的な簡単な品々を添えて、ビール飲みながら焼きたての秋刀魚を頬張った。
 
ガーリック風味のチーズやリッツと共に出してみたのは、「キャビア」という名の謎魚卵。
だんなの出張土産だったその"kaviar"は、チョウザメの卵であるところのいわゆる「キャビア」ではなくて、シシャモの卵とか、そんな感じのもの。とびこサイズの小さな真っ黒いプチプチが詰まっていた密閉容器には「賞味期限、12月末」といったものが書かれていたので冷蔵庫で放置プレイ状態になっていた。
 
「まぁ、ぶっちゃけ、キャビアってそんなにすごく美味しいものでもないよね?」
とか言いながらクラッカーに乗せて食べた黒い粒々は、いかにもな魚卵の味。塩気も強めでビールにすごくよく似合った。
 
で、せっかくだから定食風にしましょうと、鍋いっぱいに豚汁も用意。ささっと茹でたべか菜はおひたしにして、今週も野菜の消費はなかなか優等生的な感じに終わりそうな感じなのだった(実はまだセロリがたんまり残ってるんだけど……)。

10月24日 日曜日
いよいよ本格シーズン到来の豚味噌鍋!
カリカリベーコン&スクランブルエッグ
バタートースト
カフェオレ

美味しいバターが手元にあるうちに、トーストを堪能しましょうということで買ってきたJohanのパン・カレ。バターは塗らずに厚切りに切った食パンをトーストし、焼き上がったところにコテコテバターを塗りながらかぶりついた。
 
1包み、250gが3000円超のバターなんて尋常じゃないけれど、それほどに尋常じゃないほど美味しいかというと……「いや、すごく美味しいとは思うけど、でも3000円はすごすぎる」という感じではある。多分現地で購入すれば1000円前後くらいだったりするんだろうなと思いつつ、
「これが1000円で買えるなら、それは日常買いしちゃうなぁ」
と思いながらチーズに似た発酵臭がかすかに漂うこってり濃厚なバターの味を堪能した。
 
「スクランブルエッグでもしようか〜」
と、昨日お手頃価格だったので2パック買ってきた卵から5個ほど使ってのスクランブルエッグはだんな担当。カリカリベーコンも添えてリッチめな朝御飯。

「ケンタッキーフライドチキン」の
 チキン2ピース
 コールスローサラダ
 ビスケット
ジンジャーエール

今週、お昼前の空腹状態で電車に乗っていた時に、隣に座った人がケンタッキーフライドチキンの袋を抱えていた。車内にふわふわと広がるあのチキンの香り。
 
あーいかんないかんなこの匂いは恋しくなるな……と思いながら乗っていたのだけれど、今日になって「ああ!やっぱりチキン食べたい!」という気分が盛り上がってきてしまった。あのケンタの香りは凶悪よね。東海道新幹線の車内に漂う551蓬莱の豚まんの匂いと並ぶ凶悪さよね。
 
「でも俺は……ココイチがいいな」
「うん、でも私はケンタがいいな!」
と意見が割れて、両方テイクアウトして家でお昼にすることになった。
 
チキンが2個とビスケット、だんなが買ってきてくれたコールスローサラダは大サイズ。
そうそうこの味だよーこのフライドチキンの味が恋しかったんだよーと、大切に、でも大胆にチキンにむしゃぶりついていたら
「見ていると食べたくなるよね、それ」
とぽつりとだんなに言われたのだった。……あげませんよ?

豚味噌鍋
日本酒(岩手 あさ開 蔵出し純米吟醸原酒<生酒>)

今年は白菜が不作だそうで、半玉で150円といったところ。長ねぎもあんまりお安くない。でも昨日は、豚肉の薄切りが安かった。
「豚味噌鍋……かなぁ」
「涼しくなってきたしねぇ」
と、今日の夕飯は豚味噌鍋。練り味噌さえ用意してあれば、あとは土鍋を出して白菜と長ねぎを切るくらいしかやることがない、準備も片づけも簡単なお手軽夕食。簡単だけれど家族皆大好きな、「ご馳走」でもある。
 
日本酒が幸せだよね、と、冷やでいただいたのは岩手盛岡の「あさ開」の蔵出し純米吟醸原酒。
 
数日前に千葉そごうで試飲販売していたお酒で、純米吟醸の原酒と大吟醸の原酒を試させてもらって
「お酒自体の味が好みなのは大吟醸だけど、料理に合わせるなら純米のほうじゃない?」
と4合瓶を買ってきたのだった。
 
トロリとした口当たりで、口に含んだ瞬間から米の甘さがぶわっと広がるお酒。でも「甘ったる〜い」という感じでもなく、キレもある。原酒特有の、すっきりしすぎていない後味が、味噌味の鍋にはとてもよく似合っていた。ちょいちょい注いでいるうちにあっという間に瓶が空に。
 
豚味噌鍋の方も、白菜1/2玉と豚肉600g以上がほぼなくなる売れ行きの良さ。息子は肉も白菜も相当たっぷり食べたうえに
「もっとうどん食べたい……」
などと呟いて、1.5玉分ほどのうどんを平らげて私とだんなを驚愕させたのだった。