食欲魔人日記 11年02月 第2週
2月7日 月曜日
越後湯沢に来ましたよー。駅ビルの効き酒コーナー♪
東京駅構内「ほんのり屋」にて
 秋鮭ごはんのいくらむすび \240
 海老天むすび \220
 鶏唐揚げ \200 (家族で分けっこ)
 豆腐とわかめの味噌汁 \150

土曜日の登校と引き替えに、息子は今日は代休でお休み。
2月の1週2週あたりに日帰りスキーに行かない?と言っていたところだったので、じゃあせっかく平日休みなのだからこの日に行こう!とだんなが休みを取ってくれ、今日はいざGALA湯沢へ。
 
いつもと同じくらいの時間に早起きして、新幹線の時間より数十分早く東京駅に着いたところで「ほんのり屋」で朝御飯にした。
 
期間限定商品の「秋鮭ごはんのいくらむすび」をもらって、あとは定番メニューの好物、海老天むすび。せっかくお店の中で食べるのだからと味噌汁もつけてもらって(具は日替わり、今日は豆腐とわかめ♪)、唐揚げ1パック3個入りは家族で1個ずつ分けっこ。
 
過剰に大きすぎず、でも食べ応えのある良い感じのサイズのここのおにぎりはとても美味しい。GranStaには他にも魅力的なお店がたくさんあるけれど、それでも「ほんのり屋」は以前から変わらず淡々と繁盛しているのがなんとなく嬉しくなっちゃったりするのだった。

GALA湯沢 「Dining Teria Pal Pal」にて
 並カツ丼セット
 生ビール

GALA湯沢は東京駅から新幹線で1時間半ほどの距離。新幹線の改札を出るとすぐ目の前にホテルのレセプションのようなリフト券売り場、そのまま数十m進めばレンタルスキーの巨大なカウンター、そして更衣室に至る通路(ロッカーは一日1000円、開け閉め自由)、そしてゲレンデに至るゴンドラ乗り場がコンパクトに並んでいる。
 
日帰りスキーに特化した施設で、ゆえに平日もけっこうな混雑ぶりなのだった。といっても、ゴンドラにはすんなり乗れるし、ゴンドラを下りた正面にある4人乗りリフトも「2分待てば乗れる」くらいの混雑ぶり。息子と一緒に行くようになってからのスキー場は、私とだんなが学生だった頃の時代に比べて明らかに空いている。滑る側にとってみればリフトにすんなり乗れてゲレンデもガラガラというのはありがたいのだけど……ちょっと寂しくもある。
 
今日は、数日前の天気予報では「小雪のち曇り」くらいの感じだったのだけれど、ゲレンデは大雪。普通に大雪。しかもベタ雪。気温はそこそこあるので、ウェアに貼り付いた雪はこびりついてじわじわと溶けていく。あらまぁこれは大変……と、1本滑った後混雑しないうちに昼御飯にした。
 
ゴンドラを下りたところにある大型ロッジのセルフサービスレストランの品揃えは、カレーにカツ丼、ラーメンと絵に描いたような「ゲレ食」。カツ丼と豚汁のセットは1500円ほどと、値段もゲレ食価格だ。
「おおー3人分で5500円くらいになったよ」
「それはさ、生ビール2個とか買ってるからじゃないかなぁ」
「……やっぱり?」
 
いかにもなゲレ食〜いかにもなカツ丼〜 でもビールは外せないよね、行きの新幹線では我慢したものね(?)などと話しつつ、ビール飲み飲み、盛りの良いカツ丼をもぐもぐ。
 
カツ丼ちょっと多かった……手伝ってくれる?とだんなと息子に伝えたら
「まかせとけ!」
「僕も食べるー」
と、持てあましていた分をあっという間に平らげてくれた。
 
カツ丼自体はありがちな味(つゆだく……卵に火が通りすぎ……)だったけど、添えられた豚汁は胡麻油の香りが漂って大変に具沢山で、こちらはたいそう美味しかったのだった。

越後湯沢 「越の室」にて
 利き酒マシン コイン5枚(\500)
 
新幹線車内にて
 モツ煮 \400 (だんなと半分こ)
 缶ビール

午後は荒天ながらゆるゆるとGALA湯沢を堪能。南エリアに行ってみよう、北エリアにも行ってみようと、あちこちのコースを堪能した。メインコースから遠ざかるほど人影はまばらで、天気が悪い分雪は見事なパウダースノー。午前中のベタつき雪も午後には気温が下がりはじめて粉雪になり、そして溶けた雪が染みこんで濡れていたウェアがバリバリと凍り付いてきた。ニットの帽子もウェアも触ると煎餅みたいな音がする。
 
以前はなかった「下山コース」もできたということで、「初級者以上、全長2.5kmの長いコースを滑ることのできるお客さまに限らせていただきます」というアナウンスを聞きながら家族で降りてきたけど、標高が低いスキーセンターに至る道なこともあって、見事なまでのアイスバーン。初級者向けにしては急なところもあるしコースの幅が狭いからジグザグに降りていくのも案外難しく、かなり緊張しながら降りてきた。疲れのピークでそのコースだったので、降りた時にはもう膝がガクガクに。
 
ロッカールームで着替えて、建物内のお風呂にも浸かって、そして帰路は無料シャトルバスに乗って5分ほどの距離にある越後湯沢駅まで移動。駅ビルのCoCoLo湯沢はなかなか良い感じのところで、お土産物屋さんも魅惑的なのだけれど、なんといっても奥にあるぽんしゅ館の「越の室」が素敵。
 
コイン5枚を500円で購入し、ずらりと並んだ100種類ほどの越後の酒をお猪口1杯ずついただくことができる。中にはカウンターで注いでもらう「1杯コイン3枚」「1杯コイン8枚」なんていうお酒もあったりして。
 
越の室にて、利き酒コーナー奥に並ぶたくさんの塩 奥には何十種類も並べられた各地の塩に、数種の味噌も用意されていて、それを舐め舐め説明文をみながら好みなお酒を探してみる。
 
時間さえ許せばここで延々と2千円くらい使って味見しまくりたいところ、今回は500円分いただくだけにとどめてみた。
 
息子が「いいないいな、僕も飲みたい(というか、利き酒マシーンを触ってみたい)」と言うので、「じゃあこのお酒入れてください」とお願いしつつ、入り口の外で甘酒の試飲販売をしていたのでアルコールが飛んだ子供にも飲めるものを少しいただいて、息子もなんとなくお酒気分。
 
私が選んだうち3種類(のこり2種類は失念……)、1日限定20杯の「湯沢のどぶろく 淡雪」、「うまい助 新米新酒」(地元住民おすすめ、の札つき)、「純米原酒生酒 良寛」。選択肢に生原酒の類が多くて、大変にわくわくしてしまった。だんなの選ぶお酒とお互い重ならないようにして、交換しながら結局口にしたのは10種類近く。
 
いただいて美味しかったお酒をお土産に買って、家飲みの肴にと行者にんにくなども買って、改札前の食べ物屋台でモツ煮を買ってビール抱えて慌ただしく予定の便の新幹線に乗り込んだ。

「アカシア」の
 ロールキャベツ&ハヤシライス弁当
アイスカフェオレ

大根が1/4本分くらい入ってるんじゃなかろうかという大変に具沢山で食べ応えのあるモツ煮をつつきつつ、ビール飲み飲み新幹線に乗っているとあっという間にあっという間に熊谷あたり。モツ煮で夕飯おしまいというわけにもいかず、東京駅のGranStaで、お馴染みのアカシアのロールキャベツを買って帰ってきた。
 
「私ちょっと化粧室行ってくるからーお弁当選びはまかせた!」
とだんなに選択をおまかせしたら、私の分はロールキャベツ&ハヤシライス弁当という「そうそうこれこれ」という感じなもの。息子はロールキャベツ&カレー、だんなはロールキャベツ&クリームコロッケ。御飯もセットになって「あとは温め直して食べるだけ」の、まだほのかに温かなお弁当持って混雑する電車に揺られて帰ってきた。
 
帰宅後バタバタと「濡れちゃってるしスキーウェア干しておかなきゃ」「洗い物は?まとめて出してー」「猫の餌、猫の餌」と慌ただしくやるべきことを片づけて、さて夕飯という頃には「あ、私なんかすごく疲れてる……」と実感が湧いてきた。
 
お肉もけっこう入っている、好みな味に煮込まれた美味しいハヤシライスと、生クリームなどの味はしないのにトロリと白いシチュー仕立ての大きなロールキャベツを味わった。
 
「おゆきさんコールスロー好きだから、これも別につけてもらったよ」
と、別パックでコールスローまで買ってくれていて、これにも感謝。マヨネーズ味ではない、ビネガーの味のさっぱりしたコールスローもたっぷりもぐもぐ。

2月8日 火曜日
今日のお昼御飯、ちょっと奮発。
「Johan」のコーンパン
生ハムと目玉焼き
カフェオレ
リンゴ(ふじ)

Johanのコーンパンあるなーこれは卵も添えたいよなー……と、眠い目こすりながらオーブン温めて卵の用意。
 
週末のデパ地下夕方特売タイムで「2パック500円」だったハムと生ハムの包みを買ってきたところだったので、生ハムを皿に盛ってその上に目玉焼き。コーンパンもこんがり温めた。
 
食後にリンゴも出して、なんとなく充実した朝御飯。今日はぶり返した寒さでなんとも肌寒い日だけれど、お仕事の打ち合わせ〜。

池袋パルコ内「えん」にて
 広島産牡蠣フライ膳 \1260

今日の目的地は池袋。
 
打ち合わせ開始は午後イチだったから、どこかで昼御飯でも食べてから……と思いつつ、結局午前中バタバタと仕事を片づけてから家を出ることになった。結局打ち合わせを終えてからのちょっと遅めのお昼御飯。
 
めでたく新しい仕事をいただけることになって、一人お祝いということで浮かれ気分で駅前に戻ってきた。半端な時間だしデパートの中とかの方が通し営業していて良いのかも?とパルコの中を歩き、「和風スパゲティとかいいな」と思っていたはずなのに、「牡蠣フライ」の5文字に引き寄せられて京風居酒屋の「えん」というお店に入店。
 
牡蠣フライに三種類のおばんざい、御飯と赤出汁、漬物で1260円というちょっと奮発お昼御飯で、でも期待以上にボリュームのある小鉢も美味しい料理だった。とても満足。
 
盆の上にはプリッと大きな牡蠣フライが5個くらい。刻みキャベツと、クレソン、プチトマト、レモンが添えられ、別添でキャベツ用のソースとタルタルソースがついてくる。おばんざい3種は淡い味付けのひじきの煮物、ゆるめに固めた胡麻豆腐、茄子の焼き浸し。なめこ入りの赤出汁と、漬物は茄子。
 
ふふ、幸せ、牡蠣フライ久しぶり〜と、靴を脱いで上がったところのカウンター席でもぐもぐいただく。
 
ランチタイムだったらフレンチだろうが焼き鳥屋だろうが、今の私はふらっと一人で行って食事できるけれど、でも20代半ばまではなんだか気恥ずかしくて「お一人様」ができなかった。数日前に、「発言小町」で「「独り○○」で一番敷居が高いのは?」というやりとりを見て、
「確かになぁ……遊園地とかテーマパークはちょっと厳しいかなぁ……」
どうしてもこれ見たいとかこれ買いたいとかいう理由がなければこれは行かないなぁ、と興味深く思っていたところ。
 
カラオケとか観劇とか映画鑑賞とかは一度一人で行ってみると「あ、案外一人で来ている人って他にもたくさんいるんだ」と気付かされる。今日のこの半端な時間なランチも、ぽつぽつとやってきている「お一人様」が多くて、店はなかなか賑わっているのに妙に静か、というちょっと不思議な空間になっていた。

「ビオ・メルカート セーノ」の
 皮付き根菜と春野菜のバルサミコマリネ
 カルツォーネ(クワトロフォルマッジ)
 カルツォーネ(マルゲリータ)
生ハム
角切り野菜のスープ

帰宅したらやることがあるし、夕飯はちょっと簡単に済まさせてもらおう、とデパ地下寄ってから帰宅。トマトがあるからモッツァレラチーズ買って帰ってカプレーゼでも用意して、洋風寄りの献立にしようかなと思いつつ物色していていたところ、イタリアンデリのお店の前で足が止まった。カルツォーネが2個で800円とのこと。
 
カルツォーネ、息子が好きなんだよなぁ、これにしようかな……とショーケースを眺めると白いボロネーゼとかバジル和えの野菜とかサルシッチャとか、様々な具が使われたカルツォーネはどれも美味しそう。しばらく悩んで、息子が選ぶだろうクワトロフォルマッジと、お店の人がお勧めしてくれたマルゲリータを買ってきた。
 
とてもお勧め上手の店員さんで、「こちらの野菜のマリネもすごくお手軽で、添えていただくのにぴったりですよ〜」「こちらの生ハムはご注文いただいてから、私が手でスライスさせていただきます」と、あれこれ聞いているうちに、野菜のマリネも100g。そうか、生ハム添えれば良いのかなと、家にある生ハムをこのマリネと盛り合わせ、中までしっかり温めたカルツォーネは半分にカットして2種類を息子と分けっこすることにした。
 
野菜が欲しいなと、帰宅してから急ぎ用意したのは角切り野菜たっぷりのスープ。玉ねぎに人参、セロリ、ピーマン、パプリカ、じゃがいも、ズッキーニ……と、使えそうな野菜をどんどん刻み、「トマト入れちゃったらミネストローネ風になっちゃうしな」とトマトは抜きで。翌日はターメリックかカレー粉か、でなきゃ牛乳加えたりしても目先が変わるし似合うかも、と、多めに用意しておいた。
 
カルツォーネは地元のパン屋さんで気軽にお手頃価格で買えるものとは違ってさすがの本格派。チーズもたっぷり、大きさもあって食べ応えがあった。
 
息子は
「なんか、カルツォーネって朝御飯って気がするよ?」
とか言っていたけれど、いやいやこれは朝御飯には重すぎるでしょう、という感じ。夕御飯にも申し分ないカルツォーネだった。クワトロフォルマッジカルツォーネから香るゴルゴンゾーラの存在感が良い感じ。

2月9日 水曜日
ニラともやし!そしてラム!って感じ
「ミスタードーナツ」の
 きなこボール
 オールドファッション抹茶チョコ
カフェオレ

先日から復刻フェアが始まって、俄然私の中でミスド熱が高まっている今日この頃。
 
先日息子が「きなこボール、美味しそうだなー」と言っていたこともあり、では今日の朝御飯は「きなこボール消費強化キャンペーン」にしましょうということで、1人1箱問答無用のきなこボールを用意した。あとはだんなの好物海老グラタンパイ、息子の好物ストロベリーリング、私は復刻フェア商品からオールドファッション抹茶チョコ。
 
このフェア中に地味にきなこボールを買い続け買い続け、「きなこボールって人気あるねぇ→じゃあ定番商品にしようか」という流れにならないかなぁなったら嬉しいなぁという草の根運動(?)。もっふもっふした食感がたまらないし、淡い甘さもたまらないし、まぁとにかく私はコレが大好物なのだった。
 
「美味しいよ、きなこボール美味しいよ」
と、もっふもっふ言いながら大事に食べていたら、食事を終えたのは私が一番最後ということに。

かぶの炒め物
ニラともやし、ラムのジンギスカン風炒め
カレー風味の角切り野菜のスープ
羽釜御飯
麦茶

手元に、ニラ。
 
ニラを食べるなら、豚肉と炒めるのが定番ながら美味しいかなー……と思いながら冷蔵庫を確認したら、冷凍庫にジンギスカン用の丸いラムを発見。そうそう特売された時にこれ買ってきていたのでした、と、ラムニラ炒めにすることにした。だったらジンギ風にと、もやしと、あと彩りに赤パプリカも合わせて炒めることに。味付けは月並ながら市販のジンギスカンだれで。
 
たんまりとある蕪も添えたくて、こちらは葉ごと胡麻油で炒め、醤油と砂糖でこっくり味に火を通して御飯のおかずに。昨夜の残りの角切り野菜のスープは、カレー粉をひとふりして風味を変えて出した。
 
これはラムを美味しく食べるというより、ニラやもやしを美味しく食べる料理だよなーと思いながら、ジンギスカン風炒めをもぐもぐ。肉の3倍量くらいの野菜を使ったこともあって、「今日の夕飯は野菜食べたぞー」という充足感があったりした。

2月10日 木曜日
蕪を使った料理、何かないかなーということで……香菜山盛り。
「Johan」のコーンパン
ハム&スクランブルエッグ
カフェオレ
りんご(ふじ)

一昨日あたりに似たような朝御飯を食べた気もするけれど、コーンパンと卵料理の朝御飯。
 
息子の前で「Johan」の単語を出すたびに「またチョコブレッド食べたいなー」とおぬかしあそばすのだけど、アレはいかにもカロリーが恐ろしい感じがする食べ物なので、そう頻繁には買っていられないのです。コーンパンだったら、まぁ毎日食べても大丈夫かな、と思うけど。もぐもぐ。

かぶの炒め物
豚しゃぶの野菜あえ
鶏とごぼう、舞茸の吸物
羽釜御飯
麦茶

今日は午前中のうちに急ぎ仕事を片づけて、お掃除もして、午後イチでお買い物に。そうこうしているうちに息子がバタバタと帰ってきた。今日は友達連れてきてもいい?と言われていたので、それを待ち構えていたのだった。モンハン友達だからお母さんも手伝って〜と言われ、小学生男児と混ざって私もモンハン。
 
ちょうど今週の週刊少年ジャンプのSKET DANCEがモンハンのパロディをやっていて、「オレのボッスンブレイド」と自分の武器に名前つけちゃってるシーンが出たりしていたけれど、小学生男児はまさにそんな感じ。
「まかせろ俺のノリオガードで!」
「いくぞケンタアタック!」
と、そんなノリで、「いいなぁ若いっていいなぁ楽しそうだなぁ」と思いながら、でもそんな中に混じって自分のギルドカード(=どれだけそのゲームやりこんでいるかというダメな方向の成績表……)が一番ピカピカしているのが、なんとも。
 
そして今日の夕御飯は、豚肉の和えもの。
 
蕪を食べてしまいたいなぁとレシピを探していたら、火を通さない生の蕪と人参をしゃぶしゃぶにした豚肉と和えるレシピをみつけた。ケンタロウさんレシピで、味付けはオイスターソースがベース。真冬にはちょっとそぐわない料理のような気もしたけれど、あっさりしていて良いかもなと作ってみることにした。香菜をトッピングするそうで、「久しぶりに香菜食べたい」という気持ちもあったりして。今日買ってきた香菜は、やけに茎が太くてごわっとしたものだ。
 
蕪は縦半分に切ってからスライス。人参は細切り。それらを合わせておいて、さっと茹でた豚薄切り肉と合わせ、オイスターソースと胡麻油、少量の酢と砂糖で調味する……というもの。オイスターソースと胡麻油という組み合わせは一時期ケンタロウさんのお気に入りだったようで(いや、今もお気に入りなのだろう)、色々なところでこの組み合わせのレシピを見かけた。なんというか、わかりやすく馴染みやすい味。お弁当にも向く方向の味になる。
 
盛りつけて写真を撮ってから、私の方の皿に香菜を追加。
「香菜山盛りの方のがお母さんのねー。君のは控えめにしておいたから」
と、配膳を手伝ってくれる息子に伝えると、「ほんとに香菜大盛りだな!」と笑っていた。
 
添えた和風の汁ものは、我が家の定番の鶏肉とごぼう、舞茸のつゆ。
「もしまだ切り餅残ってるならお雑煮が食べたい」
と数日前だんなからリクエストもらって、じゃあ明日の朝御飯にお雑煮にしようかなと今日のうちにこの汁ものを用意しておくことにした。今日のは豆腐入り。香菜を買うのは忘れなかったけれど、こちらに添えるための三つ葉はうっかり買い忘れて、色気のない汁ものになってしまった。
 
昨夜の蕪の炒め物の残りも出して、「蕪をたくさん食べました」的な夕御飯。
 
大根のような辛さもなく、生で食べても食感が柔らかな蕪は、使い勝手の良い美味しい根菜。茹でた肉の熱でほんのりとだけ柔らかく温かくなった蕪と人参はどちらもとても美味しくて、このところあまり強く意識せず使っていた宅配野菜の美味しさを再確認した食卓だった。この野菜和えしゃぶしゃぶ、温かい季節に冷たくしていただいてもきっととても美味しいと思う。

2月11日 金曜日
骨付き鶏、食べてきました〜
お雑煮
麦茶

「お餅残ってるならお雑煮食べたい」
のだんなの一言で、昨日のうちに仕込んでおいた吸物。鰹と昆布のだしに、軽く火を通しておいた一口大サイズの鶏もも肉と豆腐とささがきごぼうと舞茸を入れたもの。味つけは薄口醤油と塩、少しの酒とほんの少しの味醂。鶏から過剰にだしが出てしまうとケモノ臭くなってしまうので、鶏にぎりぎり火が通るくらいで火を止める方が美味しくできる。
 
息子は餅はあまり好きではないということで、息子の分は「御飯と吸物」、大人は餅2枚入りのお雑煮で朝御飯。
 
昨夜から雪が降るという天気予報が出ていたけれど、朝7時頃に起きてみると普通の雨降りの空模様。やっぱりそう簡単に雪にはならないか……と思っていたら、8時を過ぎてベタ雪に変わってモツモツと盛大に降り始めた。道路などの温度がまだまだ高いから積もりそうにはないけれど、このあたりで雪が降るのは新鮮な風景。お雑煮にふさわしいような天気になってきちゃったのだった。

だんな特製 コンビーフと玉ねぎの炒めスパ
Gokuri(ピンクグレープフルーツ)

今日はお出かけ、出発は夕方になってからの予定。
「じゃあ何かお昼御飯しないと」
「買い物行きたくないし……ありもののうどんでも茹でる?」
と話していたら、だんなが「スパゲッティにしよう!ダニエルとか作るよ!」と。
 
ハムとかベーコンとかそういうのなかった?と聞くので「そうそうこれがあるんだけど」と冷蔵庫の奥にしまってあったコンビーフを出してみる。賞味期限をちらっと過ぎてしまったそれは、年末年始の頃に使えるかなと昨年末に買っておいてみたもの。真空パックの冷蔵保存品で、本格的に作ったコンビーフなのだそうで、開けてみて味見したら「うわわわ、なんじゃこりゃー」というほど美味しかった。ホロホロに火が通った牛肉が味わい深く、スパイスも効いていて、クラッカーとかに乗せて酒の肴にしても美味しそうな感じ。
 
こりゃあダニエルなんかにしちゃったらもったいないなぁ、と、だんなは玉ねぎと白ワインと合わせたあっさり味のパスタに仕上げてくれた。お供にピンクグレープフルーツ味のGokuri。可愛いピンク色の、見慣れないGokuriの缶をみつけて「あ、新製品だねこれ」「グレープフルーツジュース好きだし、気になるかも」と先日買ってきたものだ。
 
Gokuriシリーズは普段からお気に入りだけど、これはかなり好みな感じ。美味しいコンビーフ入りのさっぱりパスタを食べながらジュース飲んで、ちょっとのんびりしてからお出かけの準備〜。

有楽町 「釜焼鳥本舗 おやひなや」にて
 おやひなコース \2680→\1340
 ホッピーセット \400
 ホッピー(中) \220
 泡盛(残波) \520
 お通しキャベツ \300

相変わらず雪がもつもつと降ってくる中、都心までお出かけ。有楽町駅前の物産館とか無印良品とかぷらぷらしつつ、明日の朝御飯(=KKD)など買い込んで、JR線路沿いの雑居ビル内にある骨付き鶏屋さんに向かった。
 
この週末ここまでの荒天とは思わずに予約を入れた「釜焼鳥本舗 おやひなや 有楽町店」というお店は、「一鶴」風の骨付き鶏がウリのお店。
 
昨年末に、共同購入クーポンサイト「ポンパレ」で「有楽町駅徒歩4分の釜焼鳥専門店♪No.1人気!充実おやひなコース2,680円が50%OFFで1,340円。」というクーポンが販売されて、有楽町あたりはちょこちょこ行くしこれは良いかも!?と家族分買っておいてみたものだった。結局1月に行くことができず、期限の2月末も迫ってきて、慌ててこの週末に行くことにしたという次第。金曜日には使えないという制約が、蓋を開けてみればけっこう使いにくいものだと思い知った。
 
開店と同時に入店すると、ほどなく店内がぽつぽつと賑わい始め、でもお客全員がポンパレのクーポンを持っているということに苦笑い。厨房入り口には、今日の予約のお客さんの名前が我が家の名字含めてメモ書きされていて、5組のその予約客の名前の横に全て「ポンパレ」の文字が併記されていた。
 
クーポンの購入費用を考えるとお得な内容だったし、看板メニューの鶏は期待通りに美味しいものだった。アルコール類の価格もそうお高くはなかったけれど、でも随所に「……あれぇ?」と思うようなところがあって、お気に入りのお店になったかどうかと言えば「うーん……」という感想。
 
出てきた料理は、出てきた順序に並べるとこんな感じ。
 
・旬の先付逸品
・ピリ辛黒ゴマドレッシングサラダ
・おでん盛り合わせ
・枝豆
・釜焼鳥(ひなorおや)1人1本
・串天の盛り合わせ
・やみつき盛り合わせ
・鶏飯
・鶏吸い
・本日のデザート
 
「旬の先付逸品」は、たこわさと、白菜の漬物が一皿盛りで。同時に、ステンレスのバットに盛られたちぎりキャベツもやってきた。酢醤油的な味のタレが少量絡んでいて、「こちらお代わり無料です」とのこと。ラー油をかけて供された葉野菜に黒胡麻だれを絡めて食べるピリ辛味のサラダの次は、おでん盛り。3人分で、大きな大根輪切りが1切れとはんぺん1枚、卵1個、がんも2つ、ちくわぶ2切れ、ちくわ1本、という感じ。分け合いつつもぐもぐ。で、次に茹で枝豆の小さな小鉢がひとつ。
 
「1人1本」の釜焼鳥は、柔らかく食べやすい「ひな」と歯ごたえがあるけれど味のある「おや」、どちらか選ぶのかなと思っていたら、問われることもなく、ひなが2本、おやが1本やってきた。息子はひなを頼むつもりだったし、そうすると私とだんなでひやなとおやを半分こ……と思っていたからちょうど良かったのだけど、「あ……選択の余地ははじめから無かったのね」と。
 
「おや」にはキッチンばさみが添えられて、肉自体にも既に切り込みが入っている。クリスマスに食べるような鶏もものグリルなのだけれど、味の方は塩胡椒とにんにくたっぷりという風な、"ローストチキン"とは似て非なるもの。「ひな」は馴染み深い食感だけれど、「おや」の方はむっちりと固くて歯ごたえがある。思った以上に「一鶴」的な味わいで、これが香川でも横浜でもなく有楽町で食べられるのは嬉しい限りという感じだった。
 
骨付き鶏にむしゃぶりついているところで、串天盛り合わせの登場。串は9本、さつまいもや南瓜、茄子に海老にささみに練り物にイカに……と、あれこれ種類があって、「あ、これササミだったよ」「さつまいもは貰っていい?」と選びながらもぐもぐ。そして何故かこのタイミングで、フライドポテトもやってきた。これが「やみつき盛り合わせ」なのであるらしい。
 
ホッピー2杯飲み終えて焼酎や泡盛に移行していた私たち、「揚げ物だったら最初の方に出てきてくれた方が嬉しかったね……」と、骨付き鶏で口の周りがベタベタになったところでの揚げ物の登場に不可思議な気持ちを覚えていたところで、角皿に3人分まとめて盛られた鶏飯と、こちらは銘々碗に盛られた鶏吸いがやってきた。
 
幸か不幸か、私の座っている席からはちょうどカウンター向こうの厨房が丸見え。業務用冷凍庫からいくつもいくつも、ラップにくるまれた鶏飯の塊が出されて、それが次々「チン」されていくのがばっちり見えてしまった。温まったところで盛りつけて、「こっちは2人分の皿、こっちは3人分……」とちまちま盛り直し、再びチン。ああ、そういうの、見たくなかった……。錦糸卵と紅生姜乗せて供されたそれは、鶏そぼろ入りの炊き込みご飯で普通に美味しかったけれど、食感の方はやっぱりなんというか「冷凍した御飯」という感じのもの。今日は"ポンパレのお客さん"だけで、事前予約したうえでやってくる、少なくとも10人以上の来客が見込める(しかも皆同じメニューを食べるわけで)のだから、そういう状況下でも冷凍御飯出しちゃうのね……とちょっとがっくりきてしまった。
 
私があんまりな表情でカウンターを凝視していたからか、厨房を背にしていただんなまで振り返ってしまい、向き直っただんなは苦笑いしながら口パクで「みちゃった……」と私に告げた。そうなのよ私も見ちゃったのよー見たくなかったものが見えちゃったのよー。
 
とほほ……と思っているうちに、また冷凍庫を開け閉めした厨房、今度は筒状のバナナみたいなものを取り出した。凍ったままざくざく切って並べている。誰か何か追加注文したのかなぁ、そうでなければコースの料理ってことで、あれが皆のテーブルに出ることになるんだなぁ……と思いながら眺めていたら、その皿が自分たちの前にやってきた。「こちらデザートです」と、ホイップクリームが凍り付いたままの、輪切りにされたバナナクレープ(バナナとホイップクリームをクレープで巻いたもの、輪切りにしてからチョコソースを上からかけて)。
 
ああもう隠しようないほど凍ってるし、隠す気もないみたいだし、どうしてくれよう……と思いつつ、苦笑しながらそれをいただいてお食事終了。
 
鶏が期待通りに美味しかったから、いつぞやのジンギスカン屋ほどのショックはなく、そもそも「1人1340円」という格安料金だったから(ちなみに骨付き鶏は1本819円、プラス500円ほどで串揚げとかおでんとか食べられたと思えば悪くなかったかな……と)さほど腹も立たなかったけれど、でもこの内容の料理をいただいて「定価2680円、3人分で8040円」を請求されたのだとしたら、「そりゃないなぁ……」と思ってしまっていたかも。
 
しかも、「飲み物代は3000円弱ってところだなー」と思っていたのに、請求された金額は4000円弱というところで、レシートを見てみれば「お通しキャベツ 300円×3」という請求がばっちりついていたのだった。居酒屋にお通しの請求はつきものだけど、コース料理、宴会料理にはお通し代も含まれているところが一般的であるように思っていたので軽くびっくり。あのちぎりキャベツが1人分300円というのにも、そしてアルコールを頼まなかった息子の分もばっちり請求されたというのにも更にびっくりだった。
 
これで鶏飯がすごくちゃんと美味しかったり、「旬の先付逸品」が、いっかにもな出来合いのものではなくて「あ、なんかこれ美味しい」と思えるものだったりしたら「また来よう」と思えるのだけど、このお店には私が大嫌いな「まぁ、こんなもんでいいか感」と「こういうところでお金とっていかないと感」が隠しようもないほど漂いまくっていたのだった。
 
うすら漂うがっかり感を背負いつつ、
「でも鶏は美味しかったよねー」
「ホッピー飲んで鶏食って最後おにぎりって感じなら楽しめるかな」
「でもキャベツが300円だしねー」
「300円なんだよなー」
とか話しながら雪の中帰宅。

2月12日 土曜日
新兵器を投入して、家焼肉♪
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 アップルパイ
 リッチ ストロベリー ハート 1/2個
 オリジナルグレーズド
カフェオレ

「HOT NOW!」時のサンプル配布サービスを終了してから、Krispy Kreme Doughnutsの各店舗の行列はあからさまに少なくなった。それでもお店を覗けばそこそこ賑わっているから、日本進出はめでたくうまいこと定着した……と思って良いのかしらん?と思いながら、昨日有楽町に行ったついでにお買い物。
 
「オリジナルグレーズド!2ダース!」
とか息子は言っていたけれど、いやいやオリジナルグレーズドじゃないのもちょっと食べたいし、2ダースはさすがに多いし……と、普通のドーナツも混ぜつつ1ダース半お買いあげ。私はアップルパイを選んでみた。あと、季節限定メニューのハート型バレンタインドーナツ「リッチ ストロベリー ハート」は息子と半分こするつもりで。
 
朝起きると、雪はすっかり止んでいて、ごくわずか車のボンネットの上だとか倉庫の屋根の上だとかにお愛想程度に白く雪が残る程度の雪景色。道路などにはもう全然積もったりしていなくて、「やれやれ、良かった」と思う気持ちと同時に「なんだー全然積もらなかったのかー」というがっかり感も少しばかり。
 
ハート型が可愛いKKDのバレンタインドーナツ 熱いコーヒーたっぷり淹れて、ドーナツにかぶりついた。
 
自分が選んだアップルパイ食べて、ばっさり半分に切ったハート型のドーナツもらって、さてどうしようかなオリジナルグレーズド1個だけ食べようかな、でも息子がチーズクリームドーナツ半分残してるしこっち食べちゃった方が良いのかなと思っていたら、
 
「俺がチーズもらうから、おゆきさんはオリジナルグレーズド食べるといい」
 
KKD買ってきてオリジナルグレーズド1個も食べないとかありえないから!そんな可哀想なこと!と力説された。そ、そういうもんですか、どうもありがとう……と、ありがたく最後にオリジナルグレーズドをいただいた。うん、KKDと言えばやっぱりこのオリジナルグレーズドの味なんだよね。
 
アップルパイもハート型のも悪くはなかったけれど、こういう系のドーナツだったらやっぱりミスドのものの方が私にとっては馴染み深い味。あの甘〜いグレーズがコーティングされたドーナツこそ、「相変わらずあっっまいよなぁ……」と思いつつも、つい手が伸びてしまう魔性の美味しさなのだった。

船橋ららぽーと内 「RAKERU」にて
 KUKUチキンソテーとオムライス
 スープセット(コーンスープ・アイスティー)

連休中日、予定もないし映画見に行こう!と、買っておいた前売り券握りしめて「毎日かあさん」を見るべく、船橋ららぽーとに。すぐ隣が谷津の駅だよね、久しぶりに谷津ロール買いたいなぁ……なんて言っていたら、だんなが車を出してくれることになった。タイムシェアリングのレンタカー手続きもすんなり済んで、いざいざお出かけ。
 
……が、今日第一回目の上映の1時間くらい前に到着して席を取ろうとすると、驚いたことに「満席」の文字が。映画館で「満席」の文字を見るなんて本当に久しぶりで、たいそうびっくりだった。事前に席を押さえておこうにも前売り券持っていたらネットで「席だけ取る」ということはできなくて、次の回は4時間くらい後。1日2回しか上映しないから、週末お昼の回がすごい混雑になっちゃってるらしいのだった。
 
「あら、まぁ……」
「夕方の回見る?それもなぁ」
しょうがない、御飯食べてお買い物しておうちに帰りましょう……と、傷心のまま1階のレストラン街を目指し、なんとなく目に付いたオムライス屋さん「RAKERU」に入った。
 
昔からあるオムライスチェーンのお店、私が学生だった時分にかなり人気だったようだけれど、でも私はあまり入ったことがなくて、だからあまり「青春の味」とかいう印象は持っていない(私にとってのそういうお店は「麻布茶房」と「アンミラ」、そしてなぜか「ドトール」……)。でもファンシーなアリス柄の食器にエプロンドレスのユニフォームを見て「あ、そうそうこんな感じだったっけかー」と思い出した。
 
久しぶりの「RAKERU」にて、「KUKUチキンソテーとオムライス」 ふわふわのパンが食べたくて、サラダと共にパンもプレートの上に乗ってくる「KUKUチキンソテーとオムライス」を。
 
パンがついてくる分、小さめサイズになるオムライスは、ドライカレーが詰まっている。
 
大きなチキンソテーにはドミグラスソースがかかり、バボーンと巨大なクレソンに、じゃがいもに……と、なんだかお子さまランチのようなノリのプレートだった。ちょっとわくわく。
 
うん、パンがふわふわで美味しいねー……店頭で売ってるんだねと、値段も手頃だったそのパンを買って帰ろうと話しながらもぐもぐ。12時になったばかりの店内はぎりぎり空席がある感じだったけれど、食べているうちに店頭にはあっという間に行列が。セットでつけてもらったアイスティーを飲み干して、慌ただしくお店を後にした。

「ル・パティシエ ヨコヤマ」のモンブラン
カフェオレ

せっかく車で来たのだし、重いもの買って帰っちゃおうと、料理酒買ったりかさばる調味料買ったりしながら帰路に就く。
 
ららぽーとから車で5分ほどのところにある、谷津の小さなケーキ屋さんが「ル・パティシエ ヨコヤマ」。ここのロールケーキ「谷津ロール」は、白と茶の2種類があって、茶がカステラ風生地、白がスポンジ生地。どちらも美味しいけれど、今回は「白」を選び、あとは今日のおやつ用にとケーキを3つ。和栗を使った「丹沢モンブラン」に、メレンゲを台にした「モンブラン」、そしてクラシックな「ショートケーキ」を買うことにした。
 
ごくごく普通な感じに見える「町のケーキ屋さん」風のお店だけれど、お客さんは絶え間なく続々とやってくる。店員さんも10人ほどいて次々注文を受けてくれるのだけれど、それでもやってくるお客さんの方が多くて溢れそうになる感じ。看板メニューのひとつの「岩シュー」が売り切れるまでは店頭に行列も出来てしまうほどの人気店だ。
 
「ル・パティシエ ヨコヤマ」のケーキ♪ 帰宅して、さっそくケーキをいただいた。
 
シンプルなショートケーキは、確か300円しないほどのお手頃価格。
 
私が選んだ「モンブラン」は、サクサクのメレンゲの上にたっぷりのホイップクリーム、そして大きな栗の渋皮煮が乗せられ、表面に滑らかなマロンクリームを絞った、「アンジェリーナ」風の味わいのもの。
 
しっかりした甘さでクリームの味も相変わらずの美味しさで、ロールケーキを食べるのもとても楽しみだ。

家焼肉 (牛豚盛り合わせ・人参・ピーマン・玉ねぎ・長ねぎ)
もやしのナムル
ビール(アサヒ ザ・マスター)

数日前、我が家に新兵器がやってきた。
 
COOK&DINEからのメールマガジンで紹介されていた、無煙ロースター「けむとうなかぁ〜」
 
ガスと焼結炭の輻射熱で炭火焼き風の焼きものが楽しめ、しかも無煙なのだそう。
「焼肉屋さん用の高価な煙吸引型ロースターを入れるほどではないが、店内で炭火料理を提供したい飲食店向けに開発された業務用の本格派」という煽り文句に「ほほー」と興味を惹かれ、焼き鳥を焼いている写真にぐらっときた。あらやだ、すごく美味しそう&楽しそう。
 
お安くはない(2万円弱、というところ)し、ガスボンベも専用のものを買わなくてはいけない。
「この焼き鳥は反則だよなぁ……」
「しかも、これ使う時はひれ酒のひれを自分であぶれるよ」
「ぬぬぅ……」
しばらく悩んだ末に、だんなが「買っちゃえー!」と、追加ガスボンベセットと共にこれを買ってくれちゃったのだった。
 
今日のお出かけ時に、ちょうどお得な焼肉セットを見つけたので、タンやカルビ、ハラミなどが5種類ほど盛られたそれを買ってきた。野菜もあれこれ用意して、いざいざとボンベをセット。ホットプレートの時のように肉汁や脂が溜まることがない、次々香ばしく焼けていく野菜や肉をおおいに堪能した。おおー、本当に炭火みたいな焼き上がり。しかも簡単。煙も出ない。
 
惜しむらくは、やっぱりボンベが簡単に買えるものではないということと、3人でがつがつ食べるには、「焼きスペース」が小さめであること。我が家の焼肉には「にんにくのオイル焼き」が欠かせないけれど、にんにく鍋を置いてしまうと肉が焼けなくなってしまう……と、泣く泣く断念した。2人でのんびり日本酒でも傾けながらししゃも炙って食べる……とかにはすごく良さそうだ。
 
焼肉屋さんで食べるような焼け具合の肉が次々口にできて、すっかりご機嫌でうっかり食べ過ぎ。

2月13日 日曜日
包んで包んで餃子80個。
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 オリジナルグレーズド1個
カフェオレ

「あとドーナツの残りが6個であります」
1人2個だね、食べちゃわないとオリジナルグレーズドはベタベタになっちゃうしね、と、昨日に引き続き"KKD"の朝御飯。
 
でも、昨日調子に乗ってしこたま食べてしまった焼き肉が微妙にまだ胃もたれしている感じで、私はドーナツ1個でいいやーという気分。涼しいところに置いておいたドーナツは、さほどベタベタになってしまっていることもなく、今日も美味しくいただけた。
「でも1個でいいやー……誰か食べる?食べていいよ?」
と言ったら、物足りなさそうな顔をしていた息子が満面の笑み。

たらこスパゲティ
麦茶

連休最終日の今日は、大きな予定は入れずに家でのんびり。
 
午後は息子の友達がモンハンやりに我が家に来るということで、その前に簡単に済ませた夕御飯はみんな大好きたらこスパ。
 
ちょうど昨日特売のたらこを買ってきていたところだったので、それをたっぷりほぐしてバターと顆粒の昆布茶と合わせ、茹でたパスタを皿の上で和えていく。パスタの茹で鍋以外には盛り皿しか汚さない、パスタ料理の中でも最もと言ってよいくらい手間のかからない料理だ。
 
このところ使っているバターがカルピスバターということもあってか、いつにも増してバターの香りが幸せなたらこスパゲティだった。レシピによっては、青じそやレモンを添えたり、生クリーム入れたり、たらこと一緒にほぐし身の鮭をまぶしたりということもあるようだけれど、我が家の定番はやっぱり「たらこ・バター・昆布茶・少しのお酒+揉み海苔」の組み合わせ。てっぺんにイクラかスモークサーモンを乗せるのが素敵。

茹でもやし
ほうれん草のナムル
焼き餃子
鶏とごぼう、舞茸の吸物
羽釜御飯
ビール(アサヒ ザ・マスター)

今日の夕御飯、昨日の予定では「日曜の夕御飯は常夜鍋にしよう」ということになっていたのだけど、今日になってみると「餃子……いいねぇ」「久しぶりだし餃子食べたいねぇ」という流れに。
 
買ってしまっていたほうれん草2把は餃子に合わせてナムルにしてしまうことにして、昨日に続いて再びもやしも登場。こちらはナムルにせず、さっと茹でたものをどっかりと器に盛りつけた。餃子食べつつ餃子用のたれを絡ませて食べるのも良いし、ラー油をちらっとかけたりしてもいくらでも箸が進む。
 
「白菜もさぁ、安かったから半玉分買って来ちゃったよ」
と、ほうれん草たっぷりもやしたっぷりに加え、餃子にも白菜たっぷりの、「そうは見えないけど野菜たっぷり食べますよ」夕御飯。
 
白菜が多い分、個数もたっぷり80個分包めてしまった餃子、さすがに全部は食べきれず、焼いて食べたのは60個ほど。野菜の水気がちょっと出て、いつもよりも柔らかめにできたあんだったので、焼き担当のだんな……もとい"馬(まー)さん"はとても苦心しながら焼き上げてくれていた。1回目はスキレットから餃子が剥がれなくなってしまって苦心していたけど、それをふまえての2回目の焼きは写真のような美しい出来映え。柔らかめのあんはふわふわとした食感だけれど、焼き色のついた皮はカリッサクッと絶妙なクリスピーな歯触りで、やっぱり家餃子は最高だなと改めて思った次第。
 
普段の調理にも大活躍してくれているスキレットだけれど、殊にこの餃子焼きに関しては「貴方無しではいられない」と思えるほど。合間にもやしやほうれん草をばりばり食べながら、最後には「あ、御飯要らないや、むしろ餃子食べていたいや」と思ってしまった。