食欲魔人日記 11年05月 第3週
5月16日 月曜日
おつかれさまさまーと、太閤園で。
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「ピーターパン」のクリームパン
アイスカフェオレ
アメリカンチェリー

今日は月曜、息子は体育祭の振替休日でお休み……なのだけれど、部活は普通にあるのだそう。
「午前練だから、いつも通りの時間に登校するから!」
と言われ、まぁゴミ出しとかもしなきゃいけないしねーと、いつも通りの6時に起床。
 
今日は冷蔵庫が届くということで、昨夜から台所まわりが色々ととっちらかっている。オーブンレンジも使える状況になくなるかも……という危惧もあったものだから、すぐに食べられるパンを昨日買ってきていた。
 
津田沼のイトーヨーカドーでは、地元応援ということで千葉のパン屋さんを集めた催事が入り口付近で開催されていた。
いくつかお店を見て歩き、「バームクーヘンおいしそー」などと話しつつ、「ピーターパン」というお店のメロンパンやクリームパンを買ってきた。
 
値段もお手頃、素朴な風合いのパンで、お店は八千代をはじめ、鎌ヶ谷、船橋、市川あたりにあるのだそう。……あれ?船橋の駅からちょっと離れたところに美味しいパン屋さんがあると聞いたことがあるのだけれど、それがまさにこのお店だったかも。
 
ねっちりと濃厚なクリームが詰まったクリームパンは好みな味で、それ1個だと少し物足りないかなと思って食後にアメリカンチェリーをたんまり出した。
 
繊細な味わいの国産さくらんぼも美味しいけれど、アメリカンチェリーのワインのように芳醇な味も大好き。

「マクドナルド」の
 ビッグマック
 フレンチフライ(L) 息子と半分こ
 ジンジャーエール(M)

で、午前中、通勤を少し遅らせてくれただんなと2人で一気に冷蔵庫の中身取り出し&諸々お片づけ。
 
新冷蔵庫が届くのはお昼間際になる可能性もあるとのことだったので、そこまでは家に居られないだんなを見送って、うずうずしながら冷蔵庫の到着を待っていた。
 
……で、無事に冷蔵庫の設置が完了したのは12時半頃。私としたことが、冷蔵庫の「幅」は廊下幅などの通路含めて割としっかり検討したのに、「高さ」についてはあんまり考慮していなかった。旧冷蔵庫はドアからすいっと出すことができたのだけれど、新機は容量増えた分高さが増して、簡単には台所に入らず、持ってきてくれた兄さん2人、廊下の引き戸外したり、玄関は新聞受けを外したりでかなり苦心して設置してくれた。いや、ほんと、スミマセン……。
 
ともあれ、新しい冷蔵庫!ピカピカの冷蔵庫!やったー!
 
最初は冷凍ものから片づけていくべき?と、冷蔵品冷凍品を入れてあった保冷バッグを引きずり出して、今日一番ぐちゃぐちゃの状態になってしまっていた時に息子が学校から帰宅。「1時間後に学校で友達と待ち合わせしているんだー」と。
 
とてもお昼御飯を用意できるような台所の状況ではなかったので、そういえばと思い出して
「このチケット持ってマクドナルド行ってきてください。あとドリンク2つとポテトのLサイズ1つ買って」
と、ゴールデンウィークの東京ドーム野球観戦時にもらったマクドナルドの「ビッグマッククーポン」(両軍からホームラン出たらビッグマック貰えるというものだった)を取り出した。
 
私の分の飲み物はジンジャーエール。大量のポテトにケチャップつけて食べつつ、ものすごく久しぶりなビッグマックにかぶりついた。
息子はビッグマックが初めてだったらしく、
「すげぇ!パンが3枚もある!」
と御満悦。食べ応えあるなぁ……とちょっとばかり感心しながら食べたのだけれど、ハンバーガー2枚分近いボリュームなのだから当然と言えば当然だ。いっかにも味なのだけれど、そのいっかにもなマクドナルドの味が嫌いではない私……。

「太閤園」にて
 餃子
 酢豚定食(料理大盛)
 ビール

その後、4時間ばかりの格闘の甲斐あって、新冷蔵庫に冷凍品冷蔵品おおむね綺麗に納めることができた。奥行きが増した分、冷蔵庫の高い位置の棚の奥などを有効活用するのが難しそうで、急遽判断して100円ショップにトレイを買いに行ったりと、いつになく動き続けていた一日。
 
今日の午前中には野菜も届いていたし、肉もあれこれ買ってあったから夕食の支度は買い物に行かずともできるようになっていたのだけれど、夕方5時を過ぎる頃には疲れ果てて体を動かしたくない心持ちになってしまった。
 
今から冷蔵庫にビール入れても夕飯までにはまだ冷えないよねー……と思うと、「もう、おそとでゆうごはんたべたい……」という気持ちが止まらず、結局仕事帰りのだんなと待ち合わせて地元の中華定食屋さん「太閤園」で夕御飯ということに。
 
だんなが最寄り駅に帰ってくる時間の10分くらい前にお店に着くように向かい、席を取って注文しておこうかと行ってみれば、今日のお店は珍しいことにガラガラだった。満席で店頭で並ぶこともちょっと覚悟していたのだけれど、あっさりと小上がりの席につけ、注文を済ませる。
 
息子はジャンボラーメン、だんなはなす野菜炒め定食の料理大盛り、私は「食べた事ないもの頼んでみようかなぁ」と思いつつ、口が勝手に
「酢豚定食、こっちも料理大盛りでお願いしまーす」
とか言っちゃってた。あと、大瓶ビールと餃子1枚。
 
稲毛「太閤園」の餃子。うまーです。 はち切れそうな風にプリップリンの焼き餃子は、野菜の甘さが感じられるもの。
 
自家製ラー油と醤油を合わせたタレに浸しながら餃子をつまむと「そうそう、これこれ、この味」と安心する美味しさで、ケチャップの味などしない、いい感じにお酢の酸味が利いた酢豚もいつも通りの幸せな味だった。
 
シャキシャキに火が通った玉ねぎと人参とピーマンの美味しさ、酢豚に入ったキュウリの不思議な存在感もいつも通り。私は「酢豚にパイナップルはウェルカム!」な嗜好なので、この酢豚に対するただ一つの不満は「パイナップルが入っていないこと」だったりするのだった。
 
それほどには頻繁に訪れていない……と思うのだけれど、息子はすっかりお店のおばちゃんに覚えられていて、
「ぼく、今日はキャンディー要らないの?」
と、帰りがけに声をかけられた。レジの近くには駄菓子屋に置かれているような大きなプラスチックの容器があって、中には棒つきキャンディーや大きなコーラ味キャンディーが入っていて、子供にくれるのだ。
 
息子は
「ぼく、もう中学生になったから要らないんです」
キリッ!と、答えていて、思わず笑ってしまった。お店のおばちゃんとかにとっては、君はいつまでも「可愛い子供」なんだよ、貰っても全然恥ずかしくないよ?なんて言ったのだけど、息子的には「でも僕もう子供じゃないもん」という感じみたいで、その気持ちもすごくよく分かる。
 
そうそう、今日午前中に届いた「ベジタS」は
長芋・ミニ白菜1玉・小松菜1把・サラダほうれん草1把・にんにくの芽1束・きゅうり3本・トマト4個
という、充実した内容だった。
 
葉ものが多いし、毎週のように届くきゅうりやトマトは嬉しい限り。トマトはちょっと固めなので毎週室温で追熟させてから食べていて、今は先週届いたトマトが甘く美味しそうになってきたところ。早く食べなきゃ。明日は新しい冷蔵庫から色々出して、しっかり自炊!

5月17日 火曜日
今日はロコモコ、イタリア風
「アンデルセン」のミルクフランス
アイスカフェオレ
ジョア(プレーン)

明日のパン買わないとねー、と、昨夜息子と2人で駅ビルぷらぷら。
最近すっかり買い物に付き合ってくれなくなった(平日は前から昼間に一人で行ってたけど、だんなも来てくれる週末の買い出しには「僕留守番してる」と言ってついてこなくなった)息子、一緒に買い物するのはなんだか久しぶり。
 
「アンデルセン」でいっか?とお店に向かうと
「ミルクフランスね」
と息子。まぁ君はそうでしょうねぇ……と呟いて振り返ると、トレイの上にミルクフランス3本乗せてニコニコしている息子がいた。え、なに、ミルクフランスは私ととーちゃんの分も固定ですか!?と苦笑い。
 
2本は棚に戻してらっしゃいと言いかけたものの、その口が動かずに「まぁ……いいか」と。私も実のところミルクフランスは大好物で、「でも甘すぎるよなぁ、カロリー怖い」といつも大人の対応を心掛けているのだ。うん、たまには、まるっと1本食べるのもいいかな。
 
当初買うつもりでいた食パンも買って、で、今日の朝は「ミルクフランス丸かじり」。食後にジョア。意図したわけではないけれど、乳製品にまみれた感じの朝御飯になった。
 
甘く幸せな味のクリームや、そのクリームの優しい味に反してがっしがっしと歯ごたえのあるパンの食感と僅かな塩気、諸々のバランスが良くて「やっぱりこのミルクフランスが美味しいなぁ」と思いながらがじがじもぐもぐ。

酢油キャベツ
イタリアンロコモコ
大根と油揚げの味噌汁
リキュールロック(梅乃宿ゆず)

今日の夕御飯は、買い置きの合いびき肉を使って「ロコモコ」。
 
私は挽き肉料理が大好きだったりするけれど、多分だんなはそれ以上に好き。特に「これを作ろう」と決めずに、安売りされていた合いびき肉を買って帰ってから
「肉詰めピーマン……ミートソース……いや、久しぶりにハンバーグ系かな」
と、考えた。熟したトマトもあるから、そのトマト使ってソースを作ろうと、「じゃああれだ、ケンタロウさんのレシピ本に載ってたイタリアンロコモコだ」と。
 
挽き肉に刻み玉ねぎと塩胡椒、ナツメグとチリパウダーをさらさらっと入れてこねこね混ぜて成形してスキレットで焼きつける。ハンバーグが焼けたら一旦取り出し、空いたスキレットにオリーブ油足して薄切りにんにくを加え炒め、刻んだ生のトマトと塩胡椒を加えて熱する。ソースにする感じで煮詰めつつ、味をみてケチャップとウスターソースで軽く調味したらハンバーグ戻して、その上にとろけるチーズをトッピング。蓋してチーズが溶けたらできあがり。
 
ソースごとご飯に添えて、ご飯の上には揚げ玉ねぎを散らして、彩りにちょこりと茹で小松菜を添えた。
見事にとろけてくれたチーズは、冷蔵庫トラブルでもダメにならなかった、残り少ない「ラクレット」を使用。美味しいチーズで素晴らしくリッチな味のロコモコができた。
 
お供に「酢油キャベツ」。
 
日本橋「たいめいけん」の名物料理で、私が覚えた名前は「酢油キャベツ」なのだけれど、いつのまにか「コールスロー」と普通の名前になってしまった「酢油キャベツ」。webサイトに掲載されているコールスローのレシピは、まさしく「酢油キャベツ」のそれのもの(私は、昔雑誌か何かで酢油キャベツのレシピを見た)だ。
 
マヨネーズではなくオイルベースのコールスローで、ほんのり甘味があるところが独特。刻んだキャベツもざっくりめな感じで、いわゆる「コールスロー」で想像する味とはちょっと違うかなという印象だ。洋食にも和食にも似合う嬉しい味で、私はレシピより少しだけ調味料を控えめにして作ることが多くて、そこにちょっとマヨネーズ絡めながら食べるのも美味しい。
 
部活が本格始動して、帰宅がめっきり遅くなった息子。前から続けていた習い事はやめたくないのだそうで、習い事は全て「夜7時スタート」に振り替えた。そうすると帰宅は8時を過ぎ、それから夕御飯……と、週に何度かはなかなか大変な感じになっている。
 
そういう日にはなるべく好物を出してあげたいなということもあって、今日のチーズ乗せロコモコ。
「ハンバーグだ!チーズだ!」
と、息子には好評だったようで何より。ハンバーグは3つ焼いたから、1個は明日のだんなのお昼御飯用。

5月18日 水曜日
鶏手羽煮ました!
ホットドッグ
アイスカフェオレ

残念ながら、我が家の最寄り駅界隈には無いのだけれど、カルディコーヒーファームが大好き。千葉駅近くにもないから、我が家からの最寄りは津田沼店になるのだと思う。通りかかると、「あ、カルディカルディ」言いながらついつい覗き、ついついあれこれ買ってきてしまう。
 
今回はJohnsonvilleのソーセージが安売りされていたので、買ってきた。
だんなと2人、「どれにする?」とショーケースを覗き込んで、だんなが「これだぁ!」と手にしたのが「べダーウィズチェダー」。スモークしたソーセージの中にチェダーチーズを練り込んだ、いっかにもなアメリカンな味のもの。
 
今朝は、ではそれでホットドッグにしましょうかと、キャベツを炒めてオーブンの余熱をした。
 
いつも通りの、バター炒めカレー風味キャベツを詰め、ソーセージも炒めて乗せてからオーブンで焼く「我が家のホットドッグ」。ソーセージにチーズが入っているけども、でもとろけるチーズも少量トッピングした。
 
「でもさ、実のところ、このソーセージのボリュームに、日本のメーカーのドッグパンはサイズとか色々足りないよねぇ」
囓るとパツンと皮が弾ける、太さも長さもリッチな味のソーセージはやっぱりたいそう美味しくて、このソーセージだったらサイズが大きめで、もうちょっと歯ごたえがある、ソフトフランスパン生地みたいなドッグパンの方が嬉しいよねと改めて思った。
 
だんな曰く、
「いや、でもホットドッグのパンって、そんな重要視するものでもなくない?」
つまり、ソーセージ食べやすくするためだけの"包むもの"くらいな感じで……だそうだけど、パン喰いの私としては、やっぱりもうちょっと「パンも美味しく味わえる」ドッグパンを模索したいところ。このソーセージ買ってきた時には、自分でドッグパン焼こうかな……と、思ったのだった。

スティックキュウリと酢油キャベツ
ほうれん草と温泉卵のサラダ
鶏手羽元の醤油煮
大根と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

昨夜たんまり作った「酢油キャベツ」がまだまだあるなーと思いつつ、今日の夕飯は鶏手羽を煮ることにした。
 
レシピは野崎洋光さん。下ゆでした大根と、さっと湯通しした鶏手羽元を、醤油と味醂でことこと数十分煮込めばできる簡単な料理で、仕上げに茹でブロッコリーと辛子を添えよとある。酢油キャベツの他にほうれん草のサラダも添える予定だったのでブロッコリーを添えるのは止めた。
 
サラダほうれん草はざく切りにして、半熟ゆで卵とベーコンビッツ、揚げ玉ねぎを散らして市販のドレッシングをかけただけの簡単なもの。
 
ものの30分ほどで出来上がった「鶏手羽元の醤油煮」は、甘さ控えめのシンプルな醤油味の美味しさ。大根もこっくり煮えて、良い感じのご飯のおかずになってくれた。
 
図書館で借りられたので、野崎洋光さんの料理本をそこそこの冊数借りて拝見したのだけれど、調理の手順や味付けが「シンプルなうえに理にかなっている」印象があって、とても良いなと思ったのだった。まだ機会がなくて「分とく山」に伺うことができていないのだけれど(夜しか営業していないお店だと、平日昼間にふらっと一人で出かけるというのも難しく……)いつか行ってみたいなぁと思っている。

5月19日 木曜日
ワッフル習ってきましたよ〜
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ソーセージとチェダーチーズ入りオムレツ
全粒粉パンのトースト
アイスカフェオレ

先日「アンデルセン」で、全粒粉パンだったか、褐色がかった滋味深そうなパンを買ってきたのだった。いつも白いパンを買うことが多いから、私にしては珍しい事。
 
……で、パンの存在感に負けない感じの卵料理を添えたいなぁ、などと思って、久しぶりにオムレツを焼いてみた。あらかじめソーセージ炒めておいてからそれをざくざく刻み、チェターチーズちぎったものと一緒に巻き込んでみる。……具がちょっと多くて、綺麗に成形するのはちょっと失敗。
 
「チーズ入れたんですけどね」
 
これ、「切れてるチェダー」とかいうやつだったんですよ、でもほら、この間の故障で冷蔵庫内で一度凍っちゃって、それがまた溶けたものだから「切れてるチェダー」が「切れてないチェダー」になっててさぁ……とこぼして、
「だからめんどくさいから残ってたそれ全部入れちゃったわけです」
だから具沢山なんだよーと伝えたら、チーズ好きの息子はなんだか嬉しそう。
 
バターなど塗らずにそのまま焼いたパンには各自好みの有塩バター、無塩バターなどつけて食べながら、ボリュームたっぷりのオムレツは最後息子がさらっていった。
 
さて、お出かけ準備しましょうかねー。

田中玉緒さんの「週末のおもてなしレッスン」
 ラタトゥイユを添えたそば粉のガレット
 サプライズメニュー(メロンと海老の前菜)
 オレンジとバナナのワッフル
 紅茶

今日は田中玉緒さんの料理教室、「週末のおもてなし」レッスンに友人たちと参加することに。
 
先月「お家ダイニング」でいただいたワッフルがたいそう美味しくて感動していたら、それを今月のレッスンで扱ってくださるとのこと。でも、あいにく私はワッフルメーカーを持っていないし、どうしましょうと考えた。
 
「だんなさんはワッフルが好きですか?」
「好きだねぇ」
「おゆきさんがワッフル焼いたら食べたいですか?」
「嬉しいねぇ」
「それが美味しい玉ちゃんレシピだったら最高ですか?」
「最高だねぇ」
「そしたら、私にワッフルトースターを買ってあげてください」
「そう来たか!」
 
と、そんなやりとりの後、だんなにワッフルトースターを買ってもらった。ニューバウルーのワッフルトースター、送料入れて3500円くらい。倍額ほど出せば、Vitantonio社の電気式のが買えるのはわかっていたけれど、現状ホットサンドメーカーがある我が家、これ以上同じ形のものを増やしたくはなかったし、ガスで焼くワッフルトースターに憧れていたというのもある。教室で玉緒先生が焼いてくれたのも直火式のもの。
 
で、友人たちと連れだって美味しいもの色々習って、その味を覚えてきた。
 
今日のレッスンのメインは、「そば粉のガレット」。
簡単に言えばそば粉入りのクレープで、フランスの北西部ブルタ−ニュ地方の食べ物。クレープ同様、フランスでよく食されているそうで、「生クリームやフルーツを合わせるのではなく、チーズや卵といった塩気のあるものと合わせる時は必ずそば粉入りになりますね〜」とのこと。
 
小麦粉の何割かをそば粉に変えることからか、生地はクレープよりも粘度のあるどろっとしたものになる。澄ましバターを塗ったテフロンのフライパンで焼いて、ほいさっとひっくり返して両面焼き上げるのは実習形式で。皆できゃあきゃあわあわあ賑やかに実習をした。錦糸卵はそれなりに得意なのだけれど、クレープとなるとまたちょっと勝手が違う感じ。でも美味しく綺麗なちりめん模様つきの生地が次々焼き上がっていった。
 
玉緒さんのレッスンにて、そば粉のガレット♪ 今日のガレットはこれからの季節にぴったりなラタトゥイユを詰めたスタイルで。
 
茄子がたっぷり、上にチーズをかけて軽くとろかしてある。
 
四隅をぱたんぱたんと内側に折り畳まれたのを見て「そうそうこれこれ」と思ったのだけれど、実のところそば粉のガレットをちゃんと食べたのはこれが初めてだったかも(一度くらいはフードコートで食べたことがかも……?くらいな感じ)。
 
チーズやハム、目玉焼きを添えるのも一般的で、真ん中の窓から目玉焼きの黄身が覗く絵面が一番スタンダードなものかも。そば粉のねっちりもっちりした感じがあるからか案外食べ応えもあって、朝食メニューにお洒落なメニューだなと思った。
 
今日はくったり煮えたお野菜が美味しい、爽やかなトマト味で。
 
添えられたサプライズメニューは、海老と赤肉メロンを使った前菜、ほんのりとカレー粉の風味が漂う不思議な味で、南国で食べたマンゴーと海老のサラダを思い出す感じのものだった。カレーが強くてもいけないし、ソースの主張が無さすぎてもつまらなさそうだし、適度な塩梅が難しそうな美味しい一皿。
 
そして待望のワッフル、今日はバナナとオレンジを合わせたものだった。
オレンジにはほんのり洋酒で香りづけ、甘く熟れたバナナと共にワッフルに添えて、粉糖とホイップクリームとメープルシロップ。
 
2枚同時に焼けたりするワッフルメーカーがあったとしても、ある程度の人数分を次々焼いていくのは大変なことで、我が家も3人分を順に焼いていくのはなかなか大変そう。事前にまとめて焼いておいて、冷めてしまってからの温め方も教えてもらった。
 
朝練が続く息子に朝食として食べさせるなら、前日に焼いておく方が時間に追われないだろうしなぁ……と色々考えながらレッスンは終了。忘れないうちに早く焼かなきゃ〜。

市川 「甘太郎」にて
 スパイスパスタ
 揚げ手羽先
 とり皮ポン酢
 チョレギサラダ
 炙り真ほっけ
 牛カルビの鉄板焼き
 ブリのお刺身
 串焼き(ぼんじり)
 串焼き(つくね)
 若鶏の唐揚げ
 トマトモッツァレラ
 キムチチャーハン
 鮭茶漬け
 ビールとか焼酎ロックとか
5人でたくさん飲み食いしました〜

レッスン後、友人たちとの話の流れで某高級マンションのモデルルームを見に行ってみないか、という話になって、そういうところに行ったことのない私(生まれてこの方、私はずーっと賃貸住宅住まい……)も御一緒させてもらうことに。
 
子供の頃から私は「間取り」を見るのが大好きで、住宅購入の予定もつもりもなくても、新聞折り込みのマンションのチラシに「この間取りは使いにくそ〜」とか色々妄想して楽しんでしまう。なので、すごく綺麗に整えられたモデルルームは、たいそう楽しかった。
 
「この壁すごいですね」
「オプションです」
「この棚も?」
「オプションです」
「こっちの吊り棚も当然……」
「オプションです」
 
笑っちゃうくらいにオプションだらけに飾りつけられたお部屋は、当たり前ではあるけれど素晴らしく魅力的だった。ソファはカッシーナ製の90万円のものだそうで(オプションです)。
 
でもあのお部屋は、猫トイレをスマートに置ける場所がないから却下ね……。
 
今や、ホテルに泊まってもマンションの広告の間取りを見ても、最初にチェックするのは「こういうバスルームだと猫トイレ、どこに置けばいいのかしら」ということだったりして、もう注文住宅建てた方がいいよ私は……ということになってしまうのだった。そんなに猫トイレの置き場所に困っているのか、私は。
 
で、結局そのままの流れで夕飯は「飲みじゃー!」ということに。メンバー全員、「今日はだんな遅いのよー」「今日はだんな帰ってこないのよー」と、そんなのばかりなのが災い(?)した。
 
居酒屋チェーンの「甘太郎」というお店に入って、ビール飲んだり焼酎飲んだり、おつまみあれこれ取ったり。息子が7時から8時近くまで習い事というヘビィな日だったので「ゴメン、終わったら電車乗ってここまで来て」と移動させてしまったのが申し訳なかったけれど、でも息子は息子で「じゃあ唐揚げと、カプレーゼと、あとピザ!」と到着後に好きなもの立て続けに頼んで食べて、それなりに御満悦。ちょっと早めの時間から入店していた大人たちはその頃にはすっかりグダグダになっていた。
 
しかしこの居酒屋、色々と安い。親子5人であれこれ食べまくったと思うのだけれど、かなりお安く済んでしまった。巨大なホッケとか手羽先とか、けっこうがつがつ食べたんだけどねぇ……。

5月20日 金曜日
さっそく復習。
ドッグパンの卵サンド
アイスカフェオレ
関東・栃木レモンヨーグルト

ドッグパンがあるけれど、今日はホットドッグという気分じゃない……という私の一存で、卵を茹でる朝御飯。卵2個茹でてマヨと刻みパセリで和えて、ドッグパンの間に挟んで卵サンドにした。お供に「レモンヨーグルト」。
 
栃木のローカルフード「レモン牛乳」、千葉のスーパーでそれを初めて見たのは確か1年くらい前。不思議な、香料臭い(決して「レモンの味」というわけではない)甘い牛乳、といった感じの飲み物で、じわじわ癖になる美味しさがある。フルーツ牛乳と同じ方向の品だと認識しているけれど、それより若干ジャンクフード寄り……というか。
 
息子はいたくお気に入りで、日光に遊びに行った時にはそこら中でレモン牛乳アイテムが売られていたものだから、レモン牛乳ソフト食べたり、レモン牛乳飲んだり、かなり満喫していたのだった。
 
ここ最近になって、レモン牛乳は普通にうちの近所でも見かけるようになり、今回売られていたのが「レモン」ではなく「イチゴ」のドリンク、そして「レモンヨーグルト」。パッケージがまさにレモン牛乳と同じ感じで、息子が
「これ!欲しい!」
と所望したので家族分試しに買ってみたのだった。
 
「……で、どうよ、レモンヨーグルトは」
「うーん……美味しい美味しくないっていうんじゃなくて……"すごい"」
「……そっか、すごいか」
 
息子が神妙な顔で食べるのを眺め、息子が朝練で早めに登校するのを見届けた後、だんなと2人で改めて朝御飯にして、私たちもレモンヨーグルトを食べてみた。
 
「なんかね、すごかったらしいよ」
「そっか、すごいんだ」
と、2人で食べて、目線を交わしてちょっと苦笑い。確かに、「美味しい美味しくない」というベクトルで断じられる味ではなくて、「レモン牛乳の味なのにヨーグルトで、しかも色はあの色だった、なんかすごかった」という感想。飲み物としてのあの色もなかなか強烈だけど、あの色がヨーグルトになると更に強烈なんだなと心から思ってみた今日の朝御飯。

自家製ワッフル♪
アイスアップルティー

せっかくワッフル習ってきたし、手元にはまだ一度も使っていないワッフルトースターあるし、幸い材料も揃ってるし、昼間で私以外に食べる人いないけど焼いちゃうかワッフル焼いちゃうか!と思いたって、お昼頃にうきうきと下準備。卵割ってー粉計量してーバターも計ったらレンジで溶かしてー。
 
「ワッフル」と一口に言っても種類は色々あるのだそうで、今回私が習ってきたのは「アメリカンワッフル」。イーストではなくベーキングパウダーを使って膨らませ、生地自体の甘さは控えめ。ホイップクリームや果物を添えて食べるそのノリは、パンケーキに近いものがある。
 
「マネケン」のワッフルのようなのは「ベルギーワッフル」。砂糖の粒をジャリジャリ感じるような、ねっとり甘い生地はイースト使って焼き上げるのでむしろパンに近い感じ。レシピを検索してみたけど、発酵させるからたいそう時間もかかるみたいだ。……でもせっかくワッフルトースター買っちゃったことだし、こちらのバージョンもそのうち作ってみたいなぁ。……もしかしてパン焼き機に生地作りまで任せてしまえばけっこう楽に出来たりするのかしら。
 
「そっか、先生の持ってる型より、私のは薄いんだなー」
と、初めて触るワッフルトースターをおっかなびっくり扱いつつ、なんとか1枚焼いてみた。
 
余熱が強すぎたか、軽く表面が焦げた感じになったワッフル、でも香ばしい匂いがなんとも美味しそうで、皿に盛るのもめんどくさいと、まな板の上に出すなり両手でわし掴んでそのまま「素喰い」。表面はカリッと焼けて、中はふわっ……というよりクシュッ、という感じ。溶けて消えるような口溶けで、これがまぁたいそう美味しかった。さほど生地に甘さはなくてもっちりもしていないから、いくらでも食べられそう。
 
いかんいかん、これは素喰いだけで終わってしまう……と、今度は心を鬼にして2枚焼いた。残っていた生クリームをホイップして、手持ちのマンゴー&パイナップルのジャムかけて、メープルシロップもちらりとかける。
 
焼きたてワッフルの熱で生クリームがよよよよよと溶けていくのを慌てて撮影して、ナイフを使うのももどかしい感じでこの2枚も一気に食べた。うまー、ワッフルうまー。なんじゃこりゃ、うまー。
 
「……デコレーションもいいが、でもやはり"素喰い"も捨てがたい」
と、もう1枚焼いて無心で食べて、「いやいや私、食べ過ぎじゃない?」とここで我に返った。
 
残った生地が2枚分。それは綺麗に焼き上げて、冷ましてからラップでくるんで冷蔵庫に入れておいた。明日の息子の朝御飯にしよう。

酢油キャベツ・スティックきゅうり
にんにく芽と牛肉の炒め物
白菜と油揚げのスープ
羽釜御飯
麦茶

今日もだんな激ジョブにて、息子と2人の夕御飯。
 
「牛肉あります。……あと、にんにくの芽もあります」
と、炒め物にお似合いな組み合わせの食材があったので、炒めて食べることにした。
 
ご飯炊いて、汁物は味噌味じゃなく鶏ガラスープベースで白菜と油揚げを煮てみる。冷蔵庫に少量残っていた酢油キャベツと、スティックきゅうり。で、あと炒め物。非常に準備がらくちんだった。
 
にんにくの芽は一度"油通し風湯通し"(中華鍋に水カップ2ほどを熱して、塩小さじ1サラダ油大さじ1くらい入れて沸騰したところに具材入れて絡ませる。油入りの熱いお湯じゃぶじゃぶ絡ませるような感じで)しておく。空にしたフライパンにもう一度油なじませて、刻み生姜と刻み葱、赤唐辛子1本入れて軽く炒めたら牛肉炒めて塩胡椒。にんにくの芽を戻したら醤油とオイスターソース加えて適当に調味して、最後に風味づけ程度に「焼肉のたれ」をちらっと入れて何度か煽ったらできあがり。仕上げに炒り胡麻をバラバラッとかける。
 
そんな感じで適当に炒めたら、すごく良い感じのご飯のおかずになってくれた。

5月21日 土曜日
オクトーバーフェスト@日比谷公園に来ましたよー
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カリカリベーコン添え自家製ワッフル
アイスカフェオレ

今日は土曜日、でも息子は普通に部活。
 
早起きしてワッフルをゼロから作るほどの心と時間の余裕がなくて、息子には
「ゴメン、今度ゆっくりできる朝に焼きたての用意するからね」
と、昨日焼いたワッフルをオーブンで温めて食べさせた。マンゴージャムとメープルシロップ添え。
 
息子が出かけるまでにだんなも起きてきたので、息子が登校してから改めて朝御飯作り。
「焼きたてワッフル!いいなーいいなー」
と昨日だんなが言っていたので、それじゃあ焼くよとまたワッフル焼いてみた。
 
卵を泡立てたりする過程が若干めんどくさくはあるけれど、たとえば前の晩に粉類とバターを計量しておきさえすれば、当日スムーズに準備することができそう。
 
「はーい、焼きたて焼きたて、はいどうぞ!」
最初に4枚焼いて、「いただきます」としたところで、次のを焼き始め、「この焼きたてのところを素喰いしてみなはれ」と渡したら、大喜びしてくれた。レッスンで習った配合はそのまま食べても甘さはさほどついていないから、それほど「味がある」という感じではないのだけれど、この食感は何ものにも代え難い幸せなもの。
 
で、今日は玉緒先生おすすめの「カリカリベーコンとメープルシロップ」を添えたワッフルにしてみた。テフロンのフライパンでキッチンペーパーで油ぬぐいながらじくじく焼いたベーコンと一緒にワッフル盛り合わせて、メープルシロップかけつつ食べる。
 
フレンチトーストやパンケーキもそうやってカリカリベーコン添えて食べたりするから、ノリとしては似たような感じ。ベーコンのクリスピーな食感としょっぱさが、不思議とメープルシロップの香りと甘さによく似合う。別にベーコンにメープルシロップかけて食べるわけではないのだけれど、シロップの甘味が染みたワッフル食べる合間にベーコン囓ったときになんとも幸せな気持ちになる。
 
ホイップクリーム&フルーツもたいそう美味しいけれど、より朝御飯らしい感じのワッフルモーニングになった。
いかんなーワッフル楽しいなーうっかりビタントニオの電気式のも買ってしまいたくなっちゃう(そうすれば今持ってるのと合わせて一度に3枚焼けるじゃない……?)。

日比谷公園 オクトーバーフェストにて
 「Butz Delicatessen」の
     ブラートブルスト盛り合わせ \1100
 「Franz Grill」の
     アイスバイン \3500
     プレッツェル \400
 「KAISER GRILL」の
     シュニッツェル \1500
 ビール(Flensburger Weizen) \1500
 ビール(Hacker-Pschorr / Hefe Veissbier) \1500
 ビール(富士桜高原麦酒 / メルツェン) \1000

で、昼前にだんなと2人、電車に乗って日比谷を目指す。
 
昨日から日比谷公園では(今は5月だけども)オクトーバーフェストが開催中とのこと。
 
毎年気になるなぁと思いつつ行ったことのなかったオクトーバーフェスト、
「息子も一緒に行く?そしたら学校から帰ってくるの待ってるけど」
と息子に話したら
「出かけるのめんどくさいし人混み嫌いだし僕どうせビール飲めないし。午後も友達と約束あるからお出かけしちゃっていいよー」
お昼も適当にするから大丈夫だからさー、とのことで、だんなと2人で行くことにした。わーいわーいデートデート〜。酒飲みデート〜。
 
今日はとっても良い天気、気温も高いこともあってビールが美味しくいただけそう。
 
混雑するのが目に見えているので開場の11時と同時の到着を目処に日比谷公園の噴水広場に向かってみれば、すでに多くの人たちが続々と集まってきているところだった。
 
オクトーバーフェスト@日比谷公園、最初にいろんなパンフレットを貰いました。 1000人分以上ほども用意されたテーブル席はさすがにまだガラガラで、でも噴水まわりの小さなテーブルは既に誰かの荷物が置かれているような状態。
 
バラがよく見える花壇寄りの長テーブルの隅に場所を取って、
「そこのインフォメーションでまずパンフ貰ってくるね〜」
と、だんなが走っていった。
 
全体の案内が載った公式のパンフレットと、各店のメニューの説明が載った小さなリーフレットがたくさん。
 
噴水をぐるりと囲む形でビール屋さんと食べ物屋さんのテントが並び、ドイツワインのブースもある。ちょっと離れたところには東北の地酒を扱う日本酒のコーナーも。
 
まず最寄りのお店でソーセージ盛り合わせ買って、次はビールだ! ビールを買ってきたらそれはすぐ飲みたい感じだから、まず食べ物だよね!と、目の前の食べ物屋さんでまずはソーセージ盛り合わせを。
 
さすがドイツのビール祭り、どこの食べ物屋さんでもソーセージを扱いまくっていて、「どこのものが、何やら」という感じ。何種類も盛り合わせになったものもあるし、1本ずつから買うことができるお店も多い。どこのお店のも美味しそう〜。
 
さして選びもせずに目の前のお店で買ったのは「ブラートブルスト盛り合わせ」1100円。ニュルンベルグの豚荒挽き入りソーセージが「ブラートブルスト」なのだそうで、これはスモークをかけた「赤」とノンスモークの「白」の盛り合わせ。ほんのりハーブが香り、どどんとザワークラウトと粒マスタードが添えられていた。

で、「よっしゃビールだ!」と、最初買ってきたのがドイツ最北端、フレンスブルグにある醸造所「Flensburger」のビール。だんながドゥンケル、私はヴァイツェン(今日の一番上の写真がこれ)。
 
色は薄く軽やかだけれど、ピルスナーの方向の爽やかさとはまたちょっと違う味わい深さがある小麦ビールヴァイツェンは、私の大好きなビール。ベルギーのオレンジやコリアンダーの風味をつけた白ビールも良いけど、そういった香りづけのない(ドイツは「ビール純粋令」があるからそういうのを入れられない)ドイツのヴァイスビアもすんばらしく美味しい。「リンゴのような風味」と説明にある通り、フルーティーな香りで、でもベタッとした実際の甘さは感じないこの気候にぴったりなビールだった。
 
だんなのドゥンケルも麦芽をローストした香りがしっかり感じられて良い感じ。
 
「ビールうめー!」
「ビール最高ー!」
と、少し飲んだところで、「じゃあアイスバイン買ってくる!」と、だんなが颯爽と買ってきてくれたのが、「あのお店のが美味しそうだね」と当たりをつけていた「Franz Grill」というお店のアイスバインと、プレッツェル。
 
「それ、なんですか?」と通りすがりの方に何度も聞かれた「アイスバイン」。 皮つきの豚のすね肉を骨つきで(太い骨まるっと1本だったから、つまり膝下から足首までってことかしら?)煮込んだアイスバイン、ごくほんのりスパイスの香りが漂うけれど、基本は「塩味」。
 
上からガーリゴーリと黒胡椒がふられていて、例によってザワークラウトと粒マスタードが添えられていた。
 
こちらのザワークラウトの方が酸味控えめの優しい味。ソーセージ盛りに添えられていた方は、酸味がやや強いけれど甘さもあって、私はソーセージ盛りの方のザワークラウトの方が若干好みな感じだった。お店によってザワークラウトの味が違うのもまた楽しい。
 
皮がぷるんぷるん、肉はほろんほろんのアイスバイン、お値段も3500円となかなかのもので、でもたいそう食べ応えがあった。2人で食べきるのはなかなか大変……と言いつつ、全部食べてきた。
 
時間をかけて食べていたから、食べる合間に「俺ビール買ってくる」「今度は私が」と交互に席を立っていたのだけれど、1人席に残ってアイスバインと格闘していると、
「それ……なんですか?」
と、通りかかる人が興味津々に聞いてくる。遠目からでも「なんだあれは!?」と注目されてしまう、たいそうな迫力の外見の肉塊なのだった。
 
オープン後30分くらいでこんな感じ。混んできましたなー。 会場の席は続々と埋まりつつあり、オープン30分くらいでこんな感じに。
 
そろそろ席を探すのも大変な感じになりつつあって、
「そこ、空いてますか?」
と、隙間をみつけて2人くらいならようよう席を見つけられるかなーという状況になってきていた。ビール屋さん食べ物屋さんの前にもちらちらと行列が。
 
あそこも並んでいるんだよねぇ……でもやっぱり気になるから買ってくるね!と並んで買ってきたのが「Hacker-Pschorr」。
 
2杯目ビールは行列して買ってきたHacker-Pschorr。 「ミュンヘン直送!」
「日比谷初上陸!」
「日本で飲めるのはここだけ!!」
なのだそうな「Hacker-Pschorr」。
 
ミュンヘンオクトーバーフェスト公式醸造所のひとつだそうで、やっぱり人気らしく、ビール屋さんの中では最も長い行列ができていた。30人ほど並んでいて、待ち時間は15分くらいだったと思う。
 
ここで買ったのもやっぱりヴァイスビアで、こちらは説明によると「苦味は穏やかで若干の酸味と甘い口当たり、バナナやクローブのアロマ」だそう。確かに、さきほど飲んだものよりクリーミーな口当たりで、甘さもややねっとりと後味を感じるもの。温度が上がったら上がったでそれなりに楽しめる味わいで、さきほどよりペースを落としつつちびちび飲んだ。
 
ラスト!日本の醸造所「富士桜高原麦酒」 で、3杯目は、ちょっと白ビールから離れたいなと、日本のビールを試すことに。
 
「富士桜高原麦酒」という醸造所からもヴァイツェン、デュンケルヴァイツェン、ピルスにラオホ(燻煙ビール、なんですって……面白い)とあれこれ種類を出していて、私は「オクトーバーフェスト限定」の「メルツェン」を。
 
カラメル風味が特徴の限定ビール、なのだそうだ。ジョッキが素敵。
 
メルツェンは、仕込みの最終時期の3月に仕込むのでメルツェン(=3月)という名前なのだとか。カラメルモルトを使ってるとのことで、それはペールエールとかのローストの形とは違うものなの?と帰宅して調べてみたら、こんな感じだそうで……なんだかとっても色々なローストの種類があるということだけはよく分かった。
 
このビールは、デュンケルのような濃厚な感じはなくて、見た目よりも軽く飲みやすいもの。期待とはちょっと異なる方向を向いていたけれどこれも美味しかったなー。
 
これはシュニッツェル。つまりトンカツ。 で、最後に「やっぱりこれも食べたい」「だいじょぶ、私、食べられる」とシュニッツェル(薄く叩いた豚肉のドイツ風カツレツ)もいただいてしまい、「なんだか大変に肉を食べました」感のある満腹っぷりになってしまった。
 
揚げたてのカツは粗塩とレモンを添えつついただくようになっていて、さすがにこれにはザワークラウトは添えられていなかった。
 
いやー、食べた食べた、飲んだ飲んだ、と、2時間くらいオクトーバーフェストを堪能した後に会場を後に。今日はとにかく天気が良くて気温も高く、一応日焼け止めを塗っておいた顔はともかく、腕がすごい勢いで焼けてしまった。赤くなってピリピリするくらい。
 
備忘録がてら、これから日比谷公園のオクトーバーフェストに行かれる方々に、場所取りなどに関してのまとめー↓

  • エリア内にたくさん(1000人ほどは座れるんじゃないかというくらいの)テーブルセットが用意されているけれど、そのほとんどが日差しをもろに浴びる席。テントつきのエリアもあるけど競争率は高く、そしてそれは席数の2割にも満たない感じ。晴れた昼間に行く時は日焼け対策しないと焦げます!(かといって日傘さして席につかれたりしても、それは周りのお客さんにちょっと迷惑……)
     
  • 開催後最初の週末の今日土曜は、11時のオープン後20分ほどでめぼしいテーブル席は埋まってしまった感じ。一度座っちゃうと腰据えて飲んでしまう方が多い(私たち含めて……)ので、テーブルの回転率はあんまり(というか、全然)よろしくないです。
     
  • 公園備え付けのベンチは日陰にあるところも多く、テーブルはないけど、日差しの気になる方はあえてそこに座るのも手かと。
     
  • 野外ステージの周囲の石垣も座ろうと思えば座れる(そしてそこは木陰)ので、そこにいらっしゃるお客さんも多かった。
     
  • 更にその周囲の木陰のエリア(芝生があるわけではないので土剥き出しの遊歩道あたりとか)にはレジャーシート持参のお客さんも多数。公園利用の規約的に良いのかどうかはわからないけれど、「木陰にレジャーシート」は、実はこれが一番居心地は良いのかもと思ったりしました。宴会ぽくなっちゃってるお客さんもいたので、オクトーバーフェスト中はお目こぼししてくれてるのかな?という印象。
     
  • 今回のビール人気、一番は本場ミュンヘン公式醸造所の「Hacker-Pschorr(ハッカープショール)」という印象。30人ほどの行列で15分並んだ感じ。まだ2日目ということもあってか、オペレーションがあんまりよろしくない印象だったので、これからもう少し客さばきが改善するかなー。改善してくれなきゃこの行列はちょっとつらい。
     
  • パンフレットには「平日限定ビール」というのがいくつかあるけど、でも土曜でも普通に売っていたので現地で確認した方がいいかも、です。
     
  • 一部の瓶入りビール以外は、ビール購入時に「グラス預かり金」1000円をとられます。グラスは各店固有のものなので、
    1500円のビール買う
     →支払いは2500円
     →空になったグラスを購入したお店に返却する
     →1000円返してもらう
    を、各店ハシゴして買うならばその都度繰り返すことになります。
    なので、「空グラス置き引き」に注意。空のグラスはイコール1000円の金券なので放置しないように!
     
  • 日比谷公園内のトイレは案外綺麗(水洗、そこそこ清潔、紙もある)。仮設トイレもありました。
冷や奴
にんにく芽と牛肉の炒め物
まぐろの山かけ
白菜と油揚げのスープ
とろろ麦飯
日本酒(越の譽 大吟醸無濾過生原酒)
麦茶

酔っぱらって良い気分だし、何しろ腹一杯で「すぐ電車に乗る」気分にもなれないし……で、JR線路方面に向かっててくてく歩く。
 
あら有楽町が目の前じゃない、と、イトシアに寄って"KKD"買って酒屋さん覗いて、またてくてく歩いてブリックスクエアへ。
「ここにねーエシレがあってねー、ここのバターケーキ一度でいいから買ってみたいんだよー」
と、エシレショップ覗いてきた。
 
気になっているのが「ガトー・エシレ」というケーキ。お店の方によると、朝9時(開店は10時)には、平日休日問わずお客様が並び始めているとのことで、開店後ものの30分で売り切れる品とのこと。
 
この春休みに、息子連れて2人で並んでこのケーキ2本買って(1人1本の購入制限があるので)……なんて野望を抱いていたのだけれど、真面目に購入を考えていた矢先に震災があって、バタバタのうちに春が過ぎ、いつしか夏も目前というこの気候。
 
もう一年以上「食べてみたーい」と思いつつ、これを買うには朝の一番混雑する時間帯のラッシュの電車に揺られて東京駅に向かわなければいけないわけで、なかなかしんどいのだった。まして今年の夏は節電で弱冷房仕様になっているわけで……ああどうしましょう。
 
当然のようにクロワッサン(これまた人気商品)も売り切れで、結局「このバターケーキなら簡単に買えるね」と生ケーキをいくつか買って帰ることに。……でも今日はお腹一杯で食べられそうにないので、明日のおやつかな。
 
なんだかもう「肉!」という感じの今日のお昼だったので、夕飯は軽め軽めにと、野菜庫に入っていた長芋を使ってしまおうよと、まぐろのサクを買ってきた。とろろ用意して、まぐろの山かけにしたり、とろろ飯にしたり。
 
意図したわけではないけれど、まぐろにたっぷりとろろかけて、麦飯にとろろかけて、冷や奴添えたら「なんでまぁ、こんなに白いものばかり」という愉快な光景になっていた。淡泊で冷たくてツルッとしたものが食べたいと思ったらそんな感じになってしまったらしい。
 
昨夜の残りの肉炒めは息子がいたく気に入ってくれていたので主に息子が食べる感じになり、私とだんなは白いものをせっせとつつきながら、少しだけ日本酒。飲みかけで残っていた越の譽をちびちび飲んで、ビールも旨かったが日本酒もやっぱり旨いなーと思った夕御飯。

5月22日 日曜日
エシレのケーキ。うまー!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 オリジナル・グレーズド 2個
アイスカフェオレ

昨日、有楽町界隈をぷらぷらした流れで買ってきた、ちょっと久しぶりの「Krispy Kreme Doughnuts」。
 
蒸し暑くなってくると、あのオリジナルグレーズドの強烈な甘さはなかなかヘビィに感じるもので、やっぱり皆さんそんな感じなのか有楽町のお店は全く混雑していなかった。
 
棚をざっと見て、「うーん、オリジナルグレーズドがいいかな」と、いつも通り1ダース購入。ダース箱はあまりに巨大なので「6個入りの箱に入れてください」とお願いして、2段重ねになった箱をぷらぷら持って帰ってきた。息子大喜び。
 
今日日曜日も息子は午前中は部活で、なのでちょっと早起きしての家族の朝御飯。
 
まだ眠いし、そんなにたくさんは要らない……と、私は2個。昨日からの気温と湿度の高さがあってかグレーズドは、いつものシャクシャクした感じではなくてちょっとベタベタしたものになっていた。それでもドーナツの中までベッタベタになってしまわないのが嬉しいところで、箱に残った残りは2個。……あれ?誰が何個食べちゃったの……?

だんな特製 ナポリタンスパゲティ
麦茶

息子曰く「お昼はスパゲティがいいな」とのこと。
で、
「だったらなぽりたんがいいな、なぽりたんがいいな」
と私がリクエストして、お昼はナポリタンスパゲティ。
 
午前中スーパーに買い物に行って、必要な材料あれこれ買ってきて、「うっしゃ、やるかー!」とだんなが立ち上がり、ざっかざっかと作ってくれた。
 
買ってきたお肉屋さんのベーコンが、たまたまスライス済みのものではなくブロックのものだったそうで、ざく切りのベーコンがごろんごろんとリッチに入った素晴らしいナポリタンスパゲティ。
 
他の具は輪切りのピーマン(細切りとかじゃなく、ナポリタンのピーマンは輪切りが素敵)と玉ねぎ。
 
「あと、何か入れるっけ?」
「うーん、人参は別に必須じゃないし……」
とだんなと2人考えて、
「あ、そうか、マッシュルームだ!」
「そうそう、缶詰の入れたりするよね、薄切りになってるやつ!」
と結論が出た。……今度安売りしているタイミングで買ってきておこう、マッシュルーム缶。
 
で、これにクラフト社の缶入りパルメザンチーズをばっさばさとかけながらいただく。これもパルミジャーノ・レッジャーノをきちんとおろしたりはしなくてクラフトのを使う方が「そうそうこれこれ」という感じ。
 
なんというか、「清く正しいナポリタンスパゲティ」という感じのお昼御飯だった。うまー。

「エシレ・メゾン デュ ブール」のミゼラブル
アイスカフェオレ

今日は午後から冷たい雨。
 
昼前は曇り空でもそれなりの気温があって、「ああ、今日なら日比谷公園のオクトーバーフェスタは肌が焦げる心配がなくていいね」なんて思っていたのに、いきなり気温ががくんと下がり(30度近かったのが15度前後まで下がったとか……)、雨足も強くなる一方でこれはなかなか大変な感じ。せっかくの週末なのに残念な天気になってしまった。
 
おやつは、昨日買ってきたエシレのケーキ。
 
どうせだったらバターたくさん使ってる風なのが良いよねと選んだのは「ミゼラブル」というバタークリームが3層に重ねられた四角いケーキ。なんでも材料の50%がバターなのだそう。
 
箱に、「クリームが少し柔らかくなるまで室温に置いてから召し上がりください」的な事が書かれたシールが貼られていたので、10分ほど常温に置いてからいただいてみた。息子にはこのケーキよりもこちらが良いかなとシュークリーム買ってきてある。シュークリームのクリームもちらっと味見させてよと、ミゼラブルとちょっと交換。
 
エシレのケーキ、開店前に並んで買わなければいけない「ガトー・エシレ」を買うにあたって、
「でも、この生ケーキのバタークリームが"あ、こんなもんか"って感じだったら、必死に並ぶ必要は薄れるわけで……」
なんて思いもあって買ってきてみたのだけれど、ごめんなさいすみません、バタークリーム最高に旨かったです……。結果としては「あ、やっぱり並びに行かなきゃ」という結論に。
 
スポンジ風の生地は、アーモンドがたっぷり入ったしっとりした口当たりのもの。あまり華やかさはないストイックな外見で、そしてしこたま甘かった。さすがフランス菓子、という妥協のない甘さ。
 
でも、これ以上なくバターの風味を感じるクリームは素敵な口当たりで香りも良く、バター好きならのたうちまわりたくなる美味しさ。シュークリームのカスタードクリームの方も、「こんなにバター入れなくても!」と笑ってしまいたくなるほどバター多めな配合な感じで、ねっとり濃厚な口当たりだった。でもそれが美味しい。
 
いかんなぁ美味しいなぁ、これは困っちゃう。
朝並ぶなら、ついでにクロワッサンも買いたいし(1個400円弱!)、やっぱりマドレーヌも食べてみたいし、密かにアイスクリームも気になっているし、それはそれは大荷物になってしまいそう。

茹でもやし・スティックきゅうり
焼き餃子
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

明日お野菜がまたドカンと届くのに、白菜やキャベツがけっこうな量残っていて「どうしましょう」と。
 
白菜を美味しく食べる料理といえばやっぱり「冬の鍋料理」で、この時期に豚味噌鍋でも扁炉でもないねぇと話し合った結果、「餃子」ということに。このところ王将やら太閤園やらで餃子を食べる機会に恵まれていたけれど、家ではしばらく作ってなかったじゃない?なんて話しながら包み包み。
 
今日の餃子は60個、そのくらいなら、だんなと2人15分ほどもあれば包み終わる。
「王将の人とか、すごいよー。1個5秒くらいで包むんだよ」
「そんなスペシャリストと比較してもしょうがないです……」
まずはタネを1回で同じ分量すくえるようにならないとねーなんて話しながらせっせと包んだ。
 
浜松餃子風に茹でもやし添えて、あとは冷蔵庫に残っていたのできゅうりも出して、あとは「餃子&ビール」かつ「餃子&ご飯」の黄金の組み合わせでわっしわしと餃子を食べる。
 
焼き餃子だったらラー油落とした醤油でいただくのが私は一番好きだけれど、ちょっと飽きてきたところで柚子胡椒添えて食べるのがまた美味しい。柚子胡椒美味しいねー!でまた数個食べて、ラー油醤油に戻ってまた数個……とやっているといくらでも食べられそうだけれど、午後に重いケーキを食べたせいもあってか包んだ60個は20個くらい焼かずに冷凍する感じで、我が家にしてはあっさりめに餃子ナイトは終了したのだった。