食欲魔人日記 11年08月 第4週
8月22日 月曜日
今日は秋刀魚の刺身と中華うま煮♪
うどん(ひやひや)
麦茶

「もう夏休みは終わりだ」
といわんばかりに、今日から息子の部活再開。
 
でも、だんなは(ゆえに私も)今日から夏休み。夏休みだけど、息子の登校に合わせて早起きして、一緒にうどんの朝御飯を食べた。
 
昨夜のうちから肉庫に入れて冷やしておいたストレートだしを使って、茹でたうどんは冷水でキュッと締めて、いつもの「ひやひや」のうどん。揚げ玉は無しで刻み万能葱だけ、ばっさーとかけていただいた。
 
一昨日昨日と、遊びまくったりだらけまくったりしまくっていたので、今日は心を入れ替えて(?)朝イチで家中のお掃除。夏休みといえど、まだ仕事は終わっていなかったりもして、今日はなんだか「真面目」な一日。

インスタントソースでスパゲティ
アイスカフェオレ

で、手間をかけたくない心持ちのお昼御飯は、
「買い物ついでに昼御飯と夕御飯も見繕ってくるよ」
と出かけただんなが、「こういうのを買ってきてみました」と、レトルトパックのパスタソースを買ってきてくれた。スーパーのプライベートブランドのお値打ち価格品。
 
一応3種類買ってきたけど1袋が2〜3人前のサイズだから〜……と、2種類選んで大盛りパスタを用意して、皆で取り分けて食べることにした。
 
用意したのはクリーム味の「きのこと鮭のパスタソース」と、バター醤油風味の「3種きのこのパスタソース」。……これがもう、どちらも笑ってしまうほどのテラテラニカニカした化学調味料味で、
「おおー、久しぶりに食べたけど、これは……」
「なんというか、すごい味だよね。うん、レトルトのパスタソースってこんな味なんだけどね」
ある意味感動を覚えてしまいながらもぐもぐ。

チーズ(ベルキューブ赤ワインセレクト)
キュウリちくわ
秋刀魚のお刺身
豚肉と野菜の中華風うま煮
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)

昼御飯の用意をしつつ、
「夕飯はね、豚肉を長ねぎとうま煮にしようと思うよ」
あとそれだけじゃ物足りないかなと思って秋刀魚のお刺身も買ってきたよ、と、だんな。
 
「君、そういう時"自分が作る前提"で材料買ってくるよね。そういうところ、エライと思うわー」
と、感心する私。
 
たとえば、「肉じゃが食べたいと思って材料買ってきたから、あとよろしく」とか、そういうことはまずしないよねーと続けて言ったら、
「まぁ、そういうこともせんではないけど……でも今日は俺が作りたい気分だったんだなー」
だそうな。なんだか私、この1週間近くまるっきり料理をしていないような気がしてきた……。
 
かくして、私は
「あ、ちくわがありました!」
と、おもむろにキュウリ詰めてみたり、
「あ!チーズも出します!」
とベルキューブ出してみたり、子供のおつかいのような作業をしただけで済んでしまった夕御飯の準備。
 
中華うま煮には、ありもののキャベツや人参もざくざく入れて、いつも通りだんなが良い感じに仕上げてくれた。そのまま中華丼にしても美味しいようなそれを、おかずとしてつまめるように深皿に盛ってテーブルの真ん中に出す。息子は初手から中華丼で。
 
いよいよスーパーのビールコーナーには「秋味」も並びはじめて、秋刀魚を塩焼きにして食べたい感じの季節の到来だねぇ……などと話しつつ、今日のところはお刺身で。脂のしっかり乗ったぷりっぷりした秋刀魚も良かったし、優しい味わいのうま煮も、ビールと御飯両方に似合う味。
 
で、結論は「キュウリちくわも悪くないけど、チーズちくわ(しかもチェダーチーズ詰め)の美味しさには敵わない」ということで。

8月23日 火曜日
風呂上がりのビールの幸せな事と言ったら!もう!
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ランチパック
 ハムマヨネーズと4種のチーズ
アイスカフェオレ

ささっと食べられるものをということで、昨日だんなが朝御飯にと買ってきてくれたのは、「ランチパック」の「ハムマヨネーズと4種のチーズ」。
 
「あ、これ、けっこう美味しいよねー」
と言ったら、
「俺はまだ食べたことないんだよ!」
と吠えていた。そっか、だんなは食べたことなかったか。
 
いつもは同じサンドイッチが1袋に2個入っているランチパックなので、2種類入ったこれはなんだかちょっとお得な感じ。ハムとチーズという、万人に愛されるサンドイッチの具が使われているのもまた幸せな感じ。
 
今日も部活だよ〜……と朝練に向かう息子を見送って、私とだんなも、
「お仕事しなきゃ」
「そう、俺も仕事あるんだよ……」
と、夏休みだけど今日もお仕事。今日までお仕事。明日から羽を伸ばすためにがんばろう。

「京樽」の
 鰻ちらしとお総菜 \680
冷茶

今日中に予約した本を図書館に取りに行かなきゃ!と、ここ数日の肌寒さとうってかわって30度超えの晴天の中、午前中にささっと用事を済ませに一人外出。図書館行って銀行行って郵便局行って、とあれこれ終わらせた後、駅ビル寄ってお昼御飯を買ってきた。
 
昨日のお昼御飯がたいそうジャンクな感じだったので、今日はもうちょっと美味しい方にベクトルが向いているものが食べたいなぁ……とお総菜屋さんをあちこち覗いて、買ってきたのはちらし寿司。だんなと息子にはお寿司とうどんのセットのパックを選んで、私はうどんは要らないなと、がんもの煮物などが入った「鰻ちらしとお総菜」なるパックにすることにした。
 
酢飯の上に鰻の蒲焼きが散らされ、あとは蓮根や玉子焼きなどがトッピングされている。煮物はがんもの他に人参、椎茸、こんにゃくなどなど。梅あんの詰まった葛まんじゅうもオマケに入っていた。
 
だんなと息子の食べていたうどんも、「ちゃんと美味しかった」のであるらしい。良かった良かった。
 
京樽は、子供の頃に母が時折連れて行ってくれたお寿司屋チェーンだったりするので、なんとなく親近感を感じている私。

「湯快爽快湯けむり横丁 みはま店」にて
 鶏皮ポン酢 \350
 鶏唐揚げ \380
 ミニとんかつ \400
 豚肉と卵と木耳の炒め \580
 焼き餃子 \400
 肉巻きおにぎり \370
 五目炒飯 \600
 生ビール 3×\500
 ビールセット \700

私もだんなも仕事もなんとか目処がつき(もとい、目処をつけ)、明日からの旅行の荷造りもそこそこ終えて、夕方早めの時間に家族で地元のスーパー銭湯に行ってみた。
 
以前から一度行ってみたいねと話していた、「湯快爽快湯けむり横丁」というスーパー銭湯のチェーン。
 
1ヶ月ほど前に、共同購入クーポンサイトで「【60%OFF】新規利用者限定!夏休みは家族みんなで日帰り温泉へGO!! 湯快爽快「湯けむり横丁」みはまの入館料+バスタオル、フェイスタオルのレンタル+入会金1,050円相当が420円!」というクーポンがたまたま発売されて、「これだ!」と家族分買ってみたのだった。
 
入館料以下の価格で、レンタルタオルやら何やら色々ついてくるのは有り難い。
 
アルカリ性の人工温泉を始め、日替わり湯に炭酸泉にトルマリン風呂電気風呂座り湯寝湯……と、それぞれはそう広くはないけれど色々な風呂がある。大きな湯船はほとんど屋外にあるのも気持ちよくて良い感じ。
 
気に入ったのは「うたた寝之湯」。寝湯とも違う、ひたひたしょぼしょぼと少量の湯が、上を向いて寝ころんだ首下あたりから足に向かって流れていく「湿った岩盤浴」みたいなもので、これがたいそう気持ちよかった。ついうっかり普通にうたたねしてしまった。
 
ヘアブラシなどのアメニティはほとんど無く、リンスインシャンプーとボディソープだけ。でも平日600円でこの快楽が味わえるのなら悪くないかな。
 
建物の内部は昭和の町並を模した風になっていて、建物中央の吹き抜けは小上がりやテーブル席のあるフードコートになっている。中華料理店や洋食屋さんなど、各店ブースに入って食べることもできるし料理を持ってきて小上がりで好き勝手に宴会したりできるようにもなっていた。
 
「お風呂上がりにはビールでしょ」
「ビールだよね〜」
と、「このためにバス乗って来たんだもんねー」と、風呂上がり早々に一杯。注文した鶏の唐揚げが出てくるまでにジョッキの半分以上が空になってしまった。仕方ないので(?)もう一杯。
 
唐揚げやとんかつはちゃんと揚げたてアツアツのものが出てきたし、子供好みのうどんやラーメン、丼ものメニューなどが揃っていたので息子も御満悦。息子ときたら、たぬきうどんを平らげた後に「もっと食べたい」と"やまかけネギトロ丼"を買いに行き、それにも飽きたらずだんなのシメの炒飯まで貰って食べている始末。いよいよ息子の食欲がブラックホール化し始めたか……!と驚愕しながら、私とだんなはいつものペースで料理あれこれいただいていた。
 
「湯快爽快湯けむり横丁」にて。中華料理もうま〜♪ 予想外に、と言ってしまっては失礼だけれど、美味しかったのが中華料理。
 
「豚肉と卵と木耳の炒め」は、餃子の王将で言うところのいわゆる「ムーシーロー」で、
「ムーシーローあるよ?メニューの写真はおんなじような感じだね」
「それは注文するでしょう!」
と、食べてみると、これがなかなか良い感じ。豚肉と卵とキクラゲ、あとはほうれん草と筍が醤油味ベースで炒められて、卵のふわふわ加減も良い具合。
 
焼きたての餃子も悪くなかったし、グリンピースやナルトが入った炒飯も、「あらやだ、美味しい」「ね、なんかすごいちゃんと美味しいよね!」と最後までしっかり満足できたのだった。
 
バスの時間があったからここで切り上げたけれど、かき氷やアイスクリームも各種色々揃っていて、お食事コーナーに隣接して足湯コーナーもあったりして、かなりのんびり過ごすこともできそうだ。
 
やっぱりでっかいお風呂は良いね楽しいねと、幾分涼しくなった中を駅前バス停からてくてく歩いて帰宅。
「またご主人、どこか行っちゃうのかニャ」と、玄関まわりに置かれたスーツケースやら何やらを見た猫たちが少々挙動不審な夜。ごめんねごめんねすぐに帰ってくるからね。

8月24日 水曜日
大阪来ましたよ!というわけで、串揚げ〜♪
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フォト蔵に、旅行の写真をアップしました
新幹線車内にて
 「ほんのり屋」の
     海老天むすび
     鯛飯むすび
     肉団子&鶏の唐揚げ
麦茶

今日から数日、大阪旅行。起床は5時。
 
元々、「秋休みに旅行するかねー」などと言っていたから夏休みは特にこれという大きな予定は入れていなかったのだけれど、7月に入ろうかという頃にだんながぽそりと
「大阪行きたいなぁ……」
と呟いた。
 
8月中旬はさ、ほら高校野球があるんだけどさ、後半だったら甲子園で阪神戦見られるよ、あとUSJでONE PIECEのイベントやるみたいだよ、更にモンハンイベントもやるらしいよ……などと言い出して、
「ONE PIECEのショーだとう!?しかもモンハンイベントだとう!?」
そんな餌にわたくしが釣られると思って、思って……!とか言ってる間にあっさり釣られていた私(と息子)。
 
自分たちの旅支度はともかく猫たちの留守番準備はゆめゆめ怠りなく……と、早起きした後、猫たちの世話は万全に(さすがにこの季節の3泊外泊はペットシッターさんに来てもらいます)、慌ただしく支度を済ませてお出かけした。
 
朝御飯は新幹線車内で、いつもの「ほんのり屋」のおにぎり。
 
定番の「海老天むすび」(ほんの数日前にハマスタで食べていたような気がするけれど、それはそれ)と、季節商品らしい「鯛飯むすび」、それと肉団子5個と鶏の唐揚げ3個のおかずセットも1つ買って、それは3人で分けっこ。
 
大阪も暑いかなー、雨は困るけど晴れすぎない方がいいよなー、などとムシの良い事を願いつつ、列車の旅を楽しんだ。
海老天むすびの安定の美味しさもさることながら、初めて食べた鯛飯のおにぎりがなかなか良い感じ。ほくほく炊けた鯛の身がたっぷり入っていた。
 
「ちゃんとN700系予約したから、車内で無線LAN使えるよー、車両の端の席にしたから電源の口もたくさんあるよー♪」
と、だんなの段取りは今日も完璧。座席で昨日の日記書いたりiPhone触ったりしていたらあっという間に大阪に到着した。

大阪 肥後橋「porco」にて
 前菜盛り合わせ
 ピッツァ カプリチョーザ
 ランチパスタ 茄子と挽き肉のアラビアータ
 ドルチェ盛り合わせ
 生ビール・アイスティー

大阪到着後、まずは滞在ホテルに向かって荷物を預け、ちょっと遅めの昼御飯にと向かったのはビジネス街、肥後橋にある「porco」というイタリア料理のお店。
 
このお店、だんなの従兄弟が経営している。オープンは確か2年ほど前で、なかなか繁盛しているらしい。オープン以来一度食べに行かなくちゃ!と言い続けていて、私と息子は今回が初めての訪問。だんなは出張ついでに一度寄らせてもらったことがあるそう。
 
肥後橋「porco」、夫の従兄弟のお店にやってきました。 大通りに面した、目立つ角地にある洒落た雰囲気のお店は、パスタとピッツァをメインに出すカジュアルなイタリア料理店、という風だった。
 
鮮やかな赤いタイルの壁とちょっとクラシックなソファの布柄の対比が面白くて、
「"イタリアンのリストランテ"というかっちりした方向じゃなくて、カフェとして使えて、パーティーにもOKで、居酒屋っぽくもあって、ってそういう店が俺自身好きなんですよね」
という従兄弟E君の言葉通りに、「居心地良くて、使い勝手が良くて、しかもちゃんと美味しい」というお店だった。
 
パスタは手打ち麺だしピッツァも生地から手作りの本格なもの。テリーヌやアヒージョっぽい前菜類、おつまみなどなど、350円からいただけるお値打ちメニューもたくさん揃っている。
 
で、ランチタイムは通常、パスタセットのみの提供なのであるらしい。
 
ミニサラダとバゲットがついて800〜900円、パスタは日替わりのものが1種類と「季節の定番」が1種類。今日は日替わりが「パルマハムと絹さやのカルボナーラ」で、季節の定番が「茄子と挽き肉のアラビアータ」だった。
 
肥後橋「porco」、前菜盛り合わせ。どれもしっかり手がこんでいました♪♪ ……で、私たちは遠方からの身内のお客さん(しかも繁忙時間帯が終わってからの訪問)ということもあって、本来ランチタイムには出さないものをあれこれ出してもらっちゃって、期せずして豪華なランチタイムを堪能することに。
 
小皿に盛られた"サラダ"は、「こちらサラダです」と出てきたのだけれど、そしてパッと見は確かにサラダなのだけれどテリーヌやカポナータやポテトサラダやフリッタータなどが綺麗に盛り合わされて、"ミニサイズの前菜盛り合わせ"的なものに。
 
肥後橋「porco」にて、ピッツァカプリチョーザ。焼きたてもちもち♪ 続いて、「焼くのに時間かかっちゃうから、ランチタイム出したいけどちょっと出せないんですよね……お待たせしちゃいますし」と、ディナータイムに出しているというピッツァも1枚出してくれた。
 
カプリチョーザは、中央に半熟に火が通った卵が割り落とされている。細かく刻んだオリーブがたっぷり、もっちもちした生地の部分も香ばしくて良い感じ。ピッツェリアというわけじゃないから厨房に石釜までは入れていないそうだけれど、でも石釜じゃなくてもここまで美味しく焼けるんだなぁ……と感動しながらもぐもぐ。
 
肥後橋「porco」、ランチパスタのアラビアータ。具沢山! しっかりめにじんわりと辛さが来るアラビアータは、茄子がたっぷりで挽き肉も入っているからミートソース的な食べ応えのあるもの。
 
息子のカルボナーラも絹さやにアスパラに生ハム、と、こちらも「お昼御飯、パスタでお腹いっぱいにして午後の仕事に戻ってくださいね」という心意気を感じるのだった。
 
嬉しいことにデザートも。
 
深皿に自家製のパンナコッタとキャラメル味のチョコ入りアイスが盛り合わされて、器の底にはブラッドオレンジジュースがほんの少量彩りに注がれ、オレンジの果肉が飾られていた。
 
食後に、ランチのお客さんもおおむねいなくなったところでE君とちょっとばかり話し合い(お店のwebサイト持ってないというので、その相談を持ちかけられ……)。
 
遅めのお昼を食べに来たお客さんと入れ替わるように、今度はカフェ利用のお客さんが次々訪れてきていて、ああ一日賑わっているお店なんだなぁ良い感じだなぁと、「もし支店出すなら千葉にしてよね〜」などと言いつつ、お店を後に。

大阪 新世界「だるま 新世界総本店」にて
 どて焼 \350
 元祖串かつ 2×\105
 とんかつ 2×\105
 紅しょうが2×\105
 ハモ 2×\210
 チーズチクワ 2×\105
 鳥のから揚げ \210
 ウインナー 2×\105
 とり皮 \105
 たまねぎ \105
 チーズ \105
 なすび \105
 うずら卵 \105
 生ビール×4
 三ツ矢サイダー

……と、がっつりいただいたお昼御飯であったのだけれど、
「でも今日食べないと残るチャンスは最終日くらいしか無いんじゃない?」
と、その足で新世界に行くことに。目当ては串揚げ!八重勝!
 
特に定休日等は調べて行かなかったわけだけれど(そして定休日は木曜であったわけだけれど)、地下鉄乗り継いで目指した通天閣近くのそのお店の店頭には、無情にも「本日、臨時休業」の貼り紙が白く光っていたのだった。
 
よくよく見ると、周囲のお店は今日を含め前後の期間を休業にしているところがやたらと多く(シャッター閉めて店頭に貼り紙が)、遅めの盆休みということで今の時期休むお店がどうやら多いのであるらしい。
 
通天閣!通天閣! あららぁ、八重勝残念……と思いつつ、でもそのままそこを去るのもなんだか勿体ない気分で、「他の店行ってみようか」「有名なのは"だるま"とかだよね」と、通天閣方向目指してぽてぽて歩く。
 
昼間から酔っぱらいがたくさんの街。ダメな大人の街、という感じ(だがそれがいい)。
 
新世界に3店舗ある、串かつのお店「だるま」。やたら長い行列が出来ているお店もあったけれど、カウンター席だけの総本店を目指してみたら、さほど待つこともなく入ることができた。
 
串かつ「だるま」。「ソースの二度漬けは禁止やで!」 ついさっきも生ビール飲んでいたはずなのだけれど、
「生中!」
「私も生中!」
と、うっかり(いや、うっかりじゃないです)生中コール。
 
最初は
「カツ2〜3本食べてさ、ビール軽く飲むくらいでいいから、それでもいいから新世界で串かつ食べたい」
とか言っていたはずなのに、結局「どて焼」は頼むわ、串は20本近く注文するわ、挙げ句にビールもお代わりするわで、かなりしっかり満喫してきちゃったのだった。いや、だって美味しいよ。大阪の串揚げはやっぱり美味しいよ。
 
カウンター席、目の前ではこの「どて焼」の鍋が旨そうに煮えていました。 「元祖串かつ」は、(ここは大阪であるので、もちろん)牛串。そして「とんかつ」が豚串。
 
季節の品の「ハモ」も甘くふっくらした身がたいそう美味しかったし、「とり皮」というのも、微妙に脂の抜けたサクサクした食感がとても素敵。
 
とり皮は衣をつけずに揚げてあって、ソースではなく塩で食べるのを勧められた。
 
今回初めて口にしたのが「紅しょうがの串かつ」。
 
大阪に向かう新幹線の中で見ていたtwitterで、「紅しょうがの串かつ」について友人が言及していて、なんじゃそれなんだか美味しそう!とすごく気になっていたのだった。
 
紅しょうがって、あの吉野家で出てくるみたいな刻んだ細長い紅しょうがをかき揚げにするの?串で揚げるってどうやって?とさっぱりわからないままお店で頼んだのだけれど、出てきたものは「"厚めにスライスした生姜の薄切り"の形状の紅生姜を3枚くらい串に刺して衣つけて揚げたもの」といった感じのもの。「生姜、でか!」と、まずそれに軽く驚いた。
 
で、紅生姜なのだけれど、確かに紅生姜の味なのだけれど、それほど生姜特有の辛さは感じなくて、あの独特な辛さと酸っぱさが油の衣のまろやかさとソースの旨味で不思議な調和。こんな串揚げメニューがあるとは全然知らなかったのだけれど、新世界を歩いて串揚げ屋さんの店頭メニューを見れば、ほぼ必ずと言って「紅しょうが」の文字が「玉ねぎ」「にんにく」などと共に並んでいるのだった。
 
面白いなぁ、紅しょうがの串あげ。これでもかと串あげ食べる時とかに、肉などのがっつり系の間に挟んでいただきたい感じ。
 
そうそう、カウンターの目の前の大鍋でごんごろ煮られていたどて焼も美味しかった。肉がホロホロ〜♪
 
お酒も入ってすっかり良い気分になり、そのままなんとなく通天閣の階上まで行ってみたりして(有料展望台じゃなく無料のところまで)、そこでうっかり「たこ焼風ラムネ」などというキワモノドリンクを遊び半分買ってしまい、宿に向かうと、もうさすがにお腹一杯で動けないようになってしまった。
 
「もう夕御飯は要らないやー」
「明日の朝、けっこう早いしね」
と、汗だらけの服脱いでだらだらお風呂入って、「近くにうどん屋さんあるみたいだよ?」と情報仕入れつつも一度下ろした腰はなかなか上がらなくて、部屋でまったり。
 
夜8時を過ぎて、本日の戦利品「たこ焼風ラムネ」の試飲会を執り行った。
 
瓶を開けるなり、周囲に漂う怪しいたこ焼き臭、と、それに加わる甘ったるいラムネ臭。
「うわ!たこ焼きだ!すごいたこ焼きだ!」
と、皆で騒いだ後、一口飲んだ息子が
「ぐへぇ!……へへ、へへへへへへぇ〜」
と奇声を挙げながら転げ回っている。
 
私も飲んでみたのだけれど、まぁ、なんだか凄かった。すごい勢いで「ちゃんとたこ焼き」だった。ちゃんとたこ焼きなのにベースはラムネだから、なんだかもう大変な事になっていた。たこ焼きとラムネ、両方口に含むとこんな感じになるよねーきっとねー……みたいな。
 
最後の最後に大変なものを口にしてしまったけれど、シメまで大阪らしい一日だった、ということで。

8月25日 木曜日
今日は一日USJ!
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大阪 「ハイアットリージェンシー大阪」にて朝御飯
 サラダ
 目玉焼き
 ハッシュドポテト
 カリカリベーコン、ソーセージ、厚切りハム
 ニシンの酢漬け、スモークサーモン、焼き鯖
 ミニパンケーキ ワッフル
     (カスタードクリーム、マンゴー果肉、マンゴーソース)
 ドライアップル、ドライアプリコット
 チーズ(エメンタール・ポンレヴェック)
 パイナップル
 アップルジュース、マンゴースムージー
 牛乳、ミルクティー

昨日は「超早めの夕御飯」が串揚げだったので、米の飯とか麺とかを口にしていなかった私たちは、今朝にはすっかり空腹に。
 
一応目覚まし時計もかけておいてはいたけれど、夜10時に寝たものだから一同揃って6時過ぎには目が覚めた。私は5時頃目が覚めてぽつぽつ日記をつけてみていたり。
 
今回の大阪旅行の滞在宿は「ハイアットリージェンシー大阪」。
 
ハイアットホテルの会員カードゴールデンパスポートの特典にまんまと魅了されて、旅先滞在の選択肢として選べる時はたいていハイアットを選んでしまうこの数年。実のところ、このホテルはロケーションはあまりよろしくないのだけれど、その分価格はお手頃だし「勝手知ったるハイアット」という感じが少なからずあるので、色々と居心地は良かったりするのだった。
 
ホテル朝食。パンケーキとワッフルが嬉しい存在♪ 朝食のついているプランにしたので、階下のカフェにブッフェ朝食を摂りに行く。
 
和洋揃ったブッフェ台はなかなかの充実ぶり。
 
家族全員「腹へったー」「がっつり食べてお出かけしようね」と、朝からアクセル全開になってしまった。
 
リクエストで焼いてくれる卵料理コーナーもあったのだけれど、フロアがなかなかの賑わいということもあってか、次々目玉焼きとオムレツが焼かれて小皿に盛られ、それが既に並べられているような状態。
 
できたての目玉焼きを「あ、それ、こちらの大皿にください」と、私が手にしていた大皿に盛りつけてもらって、あとは欲望の赴くままベーコンやスモークサーモン、ハッシュドポテトなどを盛りつけていたら「お皿に盛られたものは全面黄色と茶色」みたいな光景になってしまった。サラダを別皿にしてしまったのが敗因だったか。
 
嬉しかったのは、次々焼かれていくワッフルやミニパンケーキもあったこと。バターやメープルシロップの他、果物のソースやチョコレート、ホイップクリームにマンゴー果肉にバナナなどなど、トッピングも多種類用意されていた事にうっとりして、さっそくたんまりいただいた。
 
大体お腹一杯だけど、あと1つだけ心残りがあるのよね……と、チーズと果物取ってくるついでに、和食コーナーから焼き鯖一切れ貰ってきたら、これまた皿の光景が大変カオスな印象に。焼き鯖、明日もあるとは限らないし食べておきたかったのよね、と、フルーツ前に一口食べられて、自分としては大変満足したのだった。
 
パイナップルと共に「パイナップルのコンポート」なるものもあって、これが八角の香りのする良い感じのもの。明日もブッフェ台に出ていたら、このパイナップルコンポート、たくさん食べることにするんだー。

USJ 「サンジの海賊レストラン」にて
 愛情フレンチ \2580
     ウェルカム・ドリンク
     冷製カボチャのクリームスープ〜俺の眉毛仕立て〜
     季節の魚介と夏野菜のオーブン焼き〜海上コックの魚料理〜
     ナミさんに捧げる甘夏ゼリー
     ルフィの麦わら帽子パン
 生ビール \700

そして今日は一日みっちりUSJ
 
ホテルの有料送迎バスに乗ると、ものの20分ほどでUSJに到着。今日は一日ぐずつきがちな天気だそうで、何度天気予報を確認しても、一番楽しみにしているウォーターパークでの有料ショーの時間帯には雨マークがついている。大雨になると中止になるショーなので、ハラハラしながらのパーク滞在になった。
 
今回の私たちの目的は、この夏のUSJコラボイベントの「MONSTER HUNTER」と「ONE PIECE」。アトラクションも興味がないではないけれど、息子も私も"落ちモノ系"が苦手で、更に行列に並ぶ根性を家族皆持ち合わせてないので、「まぁ、乗れるものがあれば乗ったらいいよねー」くらいの軽い心持ちで。
 
なので、最初に目指したのは、モンハンのイベント会場の「MONSTER HUNTER THE REAL」。
 
USJの等身大リオレウス希少種オブジェ。でかっ!!! 会場入り口には全長20mのモンスター、等身大リオレウス希少種の像。
 
「ひゃー!でっかい!」
「無理!あれの尻尾切り落とすとか、無理!」
「頭壊すとか翼壊すとかも、無理!」
「ていうか、尻尾ではたかれただけで、あれはハンター死ぬよね、普通」
キャーキャー言いつつ記念撮影。
 
建物内では、2人1組でタイムアタッククエストに挑戦できたり(だんなと息子が挑戦していた)、知らない人と一緒に狩りができる「リアル集会所」があったり、この会場だけの先行配信のデータがあったり、ゲームに登場する装備の等身大の像があれこれ展示されていたり、「こんがり肉味」のポップコーンが売られていたりと、モンハン好きなら、「おお!おお〜♪」と、なかなか嬉しくなってしまう内容。
 
「ああ〜、ゴールドルナ装備だ♪」
「この棚も何気にすごいよ、あれ回復薬だよね、あの色は栄養剤で、あっちの色は活力剤!」
「ドキドキノコもあるじゃん、アオキノコも!」
家族でキャッキャしながらアイテム名挙げて見ていたら、係の人に
「ご家族でハンターなんですねー!」
良いですねー素敵ですねー!と笑顔で言われてしまうのだった。
 
モンハン会場を一通り楽しんで出ると、もう11時間近というところ。
 
じゃあ今度はONE PIECEね!と、パーク入り口で貰ったワンピース アドベンチャーラリーのマップ見ながらスポット回りつつ、パーク奥のレストランで開催されている「サンジの海賊レストラン」に行ってきた。大阪に来ると決めて速攻予約した、ONE PIECEのテーマレストラン。
 
まぁ、名前だけ貰って、料理それっぽくして、でもそれだけでしょ?くらいに実は思っていたのだけれど、これがすごーく楽しかったし、ちゃんと美味しかった。普通に「ショーレストラン」なのだった。
 
子供向けのお子様セットがある他は、大人用の料理は2種類「海賊フレンチ」と「愛情フレンチ」、お値段は共に2580円。異なるのはメインディッシュだけで、海賊が「若鶏の煮込み 赤ワインソース 〜野菜抜きの肉料理〜」(野菜がなくてメインは肉だけの、いわゆる「海賊弁当」的な)、対して愛情が魚料理で「季節の魚介と夏野菜のオーブン焼き〜海上コックの魚料理〜」。
 
オリジナルのソフトドリンクも2種類用意されていて、息子が青りんごベースの「オールブルー」を頼む傍ら、私とだんなは「生ビールあるよ」「飲んじゃえ〜」と、昼から中ジョッキ。お客さんの大半は若い女性客なものだから、お酒飲んでる人はほとんどいない様子だ(←伏線)。
 
入店時にウェルカムドリンク(ウーロン茶かオレンジジュース)いただいて、冷たくで滑らかなかぼちゃの冷製スープいただいて、そしてメインディッシュがやってきて数分したところで、寸劇の開始。
 
私たちのテーブルは「45番」、厨房の扉のすぐ近く。写真撮影会場にも隣接していて、それゆえにキャラクターが頻繁に目の前を通りかかる、実に「おいしい」席だった。
 
厨房の奥が何やらざわつき始め、
「ちょっ、お前外見て来いよ!」
「なんで俺が!」
みたいなやりとりが聞こえた後、飛び出してきたのはひげ面のレストラン制服着用のおっちゃん。
 
おっちゃんは、彼に背中を向けて座っていただんなの元に背後から忍びよって抱きついて、
「親近感親近感♪」
とだんなの頭こねくりまわしてからバタバタと厨房に戻っていき、
「客席、どうだったよ!?」
「45番テーブル、酒飲んでた!」
なんてやりとりがフロアに流れて、フロアのお客さん大笑い。
 
それからは、夜のショーに出演する役者さん本人扮するサンジとルフィとナミさんがやってきて、フロア中で寸劇繰り広げたり、後半は専用ブースで写真撮影会(テーブル番号毎に呼ばれて、全組のお客さんが写真撮れるようになっていた)が始まったり。
 
「ふおぉぉ……ナミさん、美しい……スタイルいい!超いい!」
「ルフィが、すごくルフィだよね」
と、私たちもたいそう楽しかった。サンジはサンジで、綺麗な女性を前にするとすぐ目がハートになって「メロリンメロリーン!」と走っていってしまって、素晴らしく原作に忠実だった。ゴム人間のルフィが走る様も「ボィンボィン」と跳ねるような感じで、これもすごかったし。
 
いただいたものは、こんな感じ〜↓
 

冷製カボチャのクリームスープ〜俺の眉毛仕立て〜
USJ「サンジの海賊レストラン」にて、ぐるぐる模様のスープ カクテルグラスに入れられた冷たいかぼちゃのスープ。
 
グリッシーニが添えられていて、「それでぐるぐる模様に縦に線を入れるとハート型になりますよ」というオマケつき。
 
ちゃんと冷えていて美味しかった!卓上には、「ルフィの麦わら帽子」を模した、可愛い形のパンも1個。
 
季節の魚介と夏野菜のオーブン焼き〜海上コックの魚料理〜
USJ「サンジの海賊レストラン」にて、魚介料理、パイ焼きの煮込み料理 「愛情フレンチ」のメインディッシュは魚介煮込みのパイ包み焼き。
 
肉料理の「若鶏の煮込み 赤ワインソース〜野菜抜きの肉料理〜」の方は、今日の一番上の写真。
 
パイの上にハート模様がついていて、器の中は期待以上に具沢山だった。大ぶりのサーモンとタラ、海老にアサリにオクラ、ズッキーニといったところ。
 
クリーム煮かトマト煮かと思っていたら、味つけはシンプルなコンソメ味。パイがサクサクで、崩して食べるのが楽しかった♪
 
ナミさんに捧げる甘夏ゼリー
USJ「サンジの海賊レストラン」にて、最後は甘酸っぱい柑橘もので。 デザートをいただく頃には、寸劇も始まって気もそぞろだったのだけれど、でもきっちり美味しいデザートに
「あ、これ、美味しいね!」
「すごく美味しいね!」
と、御満悦の私たち。
 
甘酸っぱいゼリーは果実まんまのような瑞々しい味わいで、甘夏果肉も軽くシロップに和えられてほの甘く味つけされていた。
 

モンハンもワンピもとりあえず堪能できたね!と、午後は「USJ」を堪能する方向に。
 
「落ちる系は絶対イヤ!」
と臆病がる中学男子のために(それでいいのか中学男子……デートの時とかに困るだろうよ……)、「これならダイジョブ、ダイジョブだから」と「ジョーズ」に行って、ここでちょうど良いタイミングになったので「ウォーター・サプライズ・パーティー」の開催エリアに移動。
 
「ありえないほどのウォーター・サプライズ」だそうで、全身がたいそう濡れるイベントらしい。
今日は確か、「お昼頃に30度、でもあとは20度台」程度の若干涼しい予報だったので油断してかかっていたのに、なんだかんだで晴れ間が覗き、昨日とさほど変わらない蒸し暑さ。「ずぶ濡れ上等!」と、こうある事を予測して持参していたジップロックに電化製品詰めて、バッグもエコバッグに丸ごと突っ込んで濡れないように二重にし、イベント開始を待った。
 
USJにて、「ウォーター・サプライズ・パーティー」。半端ないずぶ濡れっぷりになります…… これがもう、「シャワーで水浴びしました」どころじゃない、大変な水浴びショー。
 
柄杓で水汲んで撒くのを通り越して、バケツの水をそのままお客さんにぶっかけるような、期待以上のずぶ濡れイベントだった。
 
家族全員、頭から水垂らす勢いになってしまって大笑い。ちなみにポンチョなどは着ていません。普通にずぶ濡れ。
 
まぁそのうち乾くでしょ、と、濡れたついでにゴムボートでウォータースライダーを下る「ペパーミント パティのスタント・スライド」に乗りに行き、これでまた濡れ、私が大好きな「ターミネーター2:3-D」も見に行き(ターミネーター2は神映画!と今でも心底思っている)、最後は濡れた服を乾かしついでに「バックドラフト」行って、で、1時間ほど夕飯予定までに時間が余ったのでもう一度「リアル集会所」行って、そろそろ5時というところ。
 
USJ楽しいね〜。
私たちはTDLからそう遠くないところに住んでいるけれど、舞浜にTDLじゃなくてUSJがある方が嬉しいのにね、と何度も思った。我が家はディズニーの、あの「夢の国の演出感」がやっぱりどうにも苦手なんだなぁ……あのノリには何だか白けてしまって、あちらと比べて"ある意味"現実感のあるUSJの方が肌に合う感じ。

USJ 「フィネガンズ・バー&グリル」にて
 ビールセット 4×\1300
 バーニャカウダ ¥880
 シェパーズパイ \1300
 コーラ \390

夕飯は、当初特に算段していなかったのだけれど、twitterのフォロワーさんが「アイリッシュパブがありますよ」と教えてくださって、「夕飯はそこだぁ!」とビールを飲みに行ってきた。
 
そのお店「フィネガンズ・バー&グリル」はサントリーが運営するお店なのだそう。出されるビール自体はプレミアムモルツだったりするのだけれど、料理の方は良い感じにアイリッシュパブのメニューを含んだ肉肉しいメニューが揃っていて、「スペアリブ&ビール」の幸せな組み合わせに舌鼓。
 
USJの夕御飯。大人っぽいメニューがたくさんあって素敵〜♪ 店内の紹介Pop札で知ったメニュー「ビールセット」は、ハーフサイズ(骨2本分)のアイリッシュ・バックリブロースとフライドポテト、パイントサイズの生ビールがセットになって1300円というもの。
 
スペアリブは塩焼きされた風なシンプルな味わいで、でもそれがビールに似合って素敵だった。
 
火の通り加減がなかなか絶妙で、「骨から肉を噛みむしって食べる喜び」がちょうど味わえる具合。
 
息子は「シェパーズパイ」を旨い旨いと抱え込んでいて、なのに私とだんなの皿からフライドポテトを次々奪っていく(シェパーズパイも芋と挽き肉のグラタンなのにねぇ……)。リブが旨いしビールももっと飲みたいねと、このセットを更に2つ追加注文して、この後観覧予定のショーをふまえたわけでもないのに「肉と酒」だった夕御飯。
 
で、天候を心配しつつ、19:15から、待ちに待ったワンピース・プレミアショー2011を見に、会場へ。
 
USJ行くなら!と、チケット発売開始日に中央の前から2列目、通路際の席を押さえておいていた。
 
会場に到着すると、会場入り口付近のバルコニーでMr.ボンクレーがくるくる回って何やら叫んでいる。
 
「あちしの名前をちゃんと呼びなさいよーう!」「ボンちゃんだ!」「ボンちゃーん!」 「あ!ボンちゃんだ!」
「ボンちゃーん」
「ボンちゃーん」
と、下から観客たちが声をかけると、
 
「これだけ揃っていて、名前もちゃんと呼べないのう!?ちゃんとあちしの名前を呼びなさいよーう!」
などと言ってきた。
「「「「ボンちゃーん!」」」」
と皆で叫ぶと
「あちしの事を"ボンちゃん"って呼んでいいのは麦ちゃんだけよぅ!……でも、許してあげるわーん♪」
などと言っている。ボンちゃん、ノリがいい。
 
ボンちゃんのいるバルコニーの下を通って会場に行く時、だんなが
「ボンちゃん!アーン・ドゥーウ……」
と声をかけたら、それに気付いたボンちゃんがこちらを向いて
「オラァ!」
と合わせてくれたりして、その後
「それはアチシの台詞よーう!」
などとも言ってくれたりして、ボンちゃん、素晴らしくボンちゃんだった。ショーが始まる前からこのテンション、素晴らしい。
 
つまり、漫画のキャラクターをコスプレ的な感じで役者さんが演じてくれるショーなわけで、キャストの写真を見てしまうと「えええええ〜(=似てなくない……?)」という印象だったりするのだけれど、いざ動き出してみると、「おおおー、ほんとに○○みたいだ!」みたいなシーンばかり。すごいすごいすごいと、ONE PIECE好きの子供も大人も拍手喝采楽しめるハイレベルなショーだったりするのだった。演出もなかなか派手だし。
 
以下、例によってONE PIECEファン以外にはただの鬱陶しい萌え語りなので閉じておきます……。

  • 海軍の3大将があまりにもそれっぽい人たちが出てきて感動した。
  • サンジの足技は、見る人皆「すげえぇぇぇぇサンジが存在しているぅぅぅぅ」と悶えるレベル。目の前でくるくる舞ってくれました。格好良すぎ!
  • ブルックの中の人、足が細すぎて本当に「骸骨」のキャラまんまだった。リアル 「45度!」見てきました。
  • 蛇姫様ハンコックが、見事に美しかった。「見下げすぎて逆に見上げてる」ポーズもばっちりだった。
  • ナミさん美しい!スタイルの良さが素晴らしい!
  • ロビンちゃんも美しい!皆が「タッチしましょー」と手を出すと、通りすがりのキャラクターがパパパパンとハイタッチしながら通過してくれるのだけれど、ロビンは「パチン!」じゃなくて「……そっ」「……そそっ」とおしとやかに手を出していたのがいかにもニコ・ロビンだった。
  • さりげなく、エネルのクオリティが高かった。カーテンコールの瞬間までもエネルだった。「エーネルー♪」と叫んだら鼻で笑われた……かなり萌えた……。
  • 天竜人までもがあまりにもクオリティ高かった。
  • ……でも、肝心のゾロとシャンクスはいまいち……なんかこう、いまいち……(三刀流、格好良かったけども!いや、この2人に関しては期待レベルがそもそも半端なかったせいかもしれないけども!)

 

それはもう、前列エリアで水をかぶって見るような席が楽しいに違いないけれど(そしてそんな席で見られて幸せだったけれども)、後ろの席の人たちにもサービスとばかり、キャラクターが会場中の通路を移動しまくりながら芝居してくれるので、どこの席も楽しめるようにしてくれているのだった。
 
8月13日にはアニメの声優さんたちが大勢やってきて、それはもう楽しいことになっていたらしい
 
ショー会場を出たところには麦わら一味の手配書のパネルがあって、そこに声優さんたち(&原作者尾田栄一郎)のサインが残されていて、それも眺めてニマニマしながらホテルに帰還したのだった。
 
天気の方も結局ずっと大丈夫で、お昼にサンジのレストラン行っている間に軽く一雨あったくらいだったらしい。夜のショーはカケラも問題がないまま無事に終わったのだった。「俺が晴らす!」「俺も晴らすよ!」と頑張ってくれた我が家の晴れ男2人に感謝。明日も(明日こそ)晴らさないとね。
 
ONE PIECEも勿論だけど、モンハンもUSJ自体も楽しくて、「今日はひたすら遊びましたー」な一日。

8月26日 金曜日
聖地甲子園での夕御飯、その名も「甲子園カレー」唐揚げ乗せ。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
フォト蔵に、旅行の写真をアップしました
大阪 「ハイアットリージェンシー大阪」にて朝御飯
 サラダ
 オムレツ
 ベーコン、厚切りハム
 ミニパンケーキ、ワッフル
     (カスタードクリーム、マンゴー果肉、マンゴーソース)
 ドライアップル、ドライアプリコット
 
 焼き鯖、玉子焼き、小松菜のおひたし
 御飯
 
 パイナップルコンポート
 マンゴー
 マンゴーヨーグルト
 
 マンゴースムージー
 牛乳、ミルクティー

ホテルの朝御飯、2日目。フォトジェニックさを一応追求…… 今日も(そして明日も)ホテル朝食。
 
和食と洋食のメニューがそれぞれ充実していると、毎日食べてもそれなりに選択肢あるから良いよねー……と言いつつ、何故か今日もパンケーキとワッフル食べている私。
 
しかもマンゴー果肉とマンゴーソースって、まんま昨日と同じ組み合わせ。……明日はせめてデニッシュにしようかな。
 
昨日は「焼き鯖とパイナップルとチーズを一皿に盛る」という愚行をおかして、「こんなの写真に撮ってもどうしようもないじゃない」みたいな皿にしてしまったので、今日はフォトジェニックさを考えて、オムレツとパンケーキとサラダを一皿に盛り合わせて、「アメリカのダイナーの朝御飯風」。
 
毎朝焼き鯖食べてますね。旨いんです。 一皿目を若干軽めにしておいたので、「第2弾〜♪」と、小皿に焼き鯖と玉子焼き、小松菜のおひたしを貰ってきて、それに合わせて御飯も軽く2口分ほどよそい、「焼き鯖定食♪」言いながらそれも食べた。
 
御飯と味噌汁の朝食にしたいとまでは思わないのだけれど、焼き鯖が大好きなんだな……。
 
デザートに、昨日食べてすっかり気に入ったパイナップルコンポートを、マンゴーヨーグルトとマンゴー果肉を盛った皿と共にもぐもぐ。コンポート、シナモンと八角がけっこう強めに香るのだけれど、そのアクセントが良い感じ。

大阪 「なにわ食いしんぼ横丁」内「なにわ小學校」にて
 かすつけ麺 \800
 ビール \350

今日の一番のイベントは、甲子園のナイター観戦。
 
だんなは阪神百貨店のタイガースショップで色々買い込んだりして早めに球場入っていようかなぁなどと言っているので、「じゃあスタメン発表くらいまでに甲子園到着するつもりで行くから、別行動しましょ、私海遊館行きたいし」と、球場合流まで別行動をとることに。それなりに水族館が好きな息子は「じゃあ僕はお母さんの方に付いていくよ」と。
 
「うーん、大阪の移動、わからん!」
路線図とか私は全然覚えてないってことなんだわ!と言って息子を不安にさせつつ、ホテルの無料シャトルでコスモスクエア駅に行き、そこで海遊館入場券&地下鉄乗り放題のちょっとお得なセットチケット買って、一駅乗って「大阪港」駅へ。ここまでくれば、海遊館自体は何度か来たことがあるので、「こっちこっちー」と迷うことなく水族館に着くことができた。
 
……しかし、駅の人もお店の人も普通に関西弁を繰り出してくるので、やっぱり私の心持ちはアウェイ感半端ない、という感じだ。
 
海遊館には、実はクラゲがたくさんいる。至高のクラゲ水族館は山形の加茂水族館だけれど、あとは「東のえのすい、西の海遊館」というくらい、海遊館のクラゲもすごいのだそう。勢い余って開館15分前に到着してしまい、既に入り口に並ぶお客さん100人ほどの最後尾について、館内マップを見ながら開館を待った。
 
クラゲの展示は、順路で行けば最後なんだなぁ……入り口と出口は隣接してるから、入り口からすぐ隣の通路に行ってちょっと逆走すればすぐそこが「ふあふあクラゲ館」なんだなぁ……と思ったら、「それは行くしかない」と。入館早々、「息子、こっちこっち」と、順路通りに進む人混みから外れて、いきなり逆走。そこには誰もいないクラゲ空間が広がっていた。まぁ!素敵!
 
ちょうどそこには
「開館したねー」
「でもここにお客さん来るまでにはまだ30分くらいあるから、今のうちに水槽の表面拭いておこうねー」
と、作業している水族館員の方たちがいて、「え?もう来たの?」とびっくり顔。
 
「スミマセン……クラゲ見たさに逆走してきました」
と言ったら笑われた。拭いてもらったばかりの綺麗な水槽の前でカメラ構えて(このために一眼レフを旅行に持ってきたわけですよ……)、撮ったり眺めたり撮ったり眺めたり、とにかく満喫。
 
ハナガサクラゲがいたのが良かったなぁ……あと、びっくりするほど巨大な、深緑色のビゼンクラゲも不気味可愛くて良かった。アトランティックシーネットルにサムクラゲ、定番のミズクラゲとパシフィックシーネットルとブルージェリーフィッシュとアカクラゲ、などなど。アカクラゲも大きめの個体でたいそう美しかった。
 
クラゲの写真をこの日記に貼ろうと思ったのだけれど、枚数多くて絞りきれず、フォト蔵のクラゲアルバムにアップロードしてみました。
 
で、改めて入り口方面に戻って、今度は順路通りに水族館内を観覧。
 
「海遊館」と言えば、やっぱりジンベエザメ。でっかくて可愛いです。 海遊館と言えば巨大水槽を泳ぐジンベエザメ。
 
ショーステージがない代わりに、充実した広さの水槽を用意して展示している海獣たちも見所で、活動的なかわうそを見られるのも嬉しいポイント。
 
悠々と泳ぐアザラシやアシカも思う存分見ることができた。
 
かなり最初の方に入館したはずなのに、クラゲと戯れている間にすっかり館内は大混雑になってしまっていたけれど、でも隅から隅まで満喫致しました……楽しかった〜。
 
「天保山アニパ」の、アルパカ君。モフモフです。 水族館を出ると、11時前というところ。
 
お昼はもうちょっと後にしましょう、と、
天保山マーケットプレースにさ、動物ふれあいパークみたいなのがあるんだけど、行く?」
 
と息子に聞いたら
「絶対行きたい!」
だそうで、事前に案内を見ていた「天保山アニパ」に寄ることに。
 
羊やアルパカなどのちょっと大きい動物がいたりして、ミーアキャットやシマリス、ウサギやモルモットに餌をやることができるようになっている(餌は有料、1回100円)。あとは猫カフェ的に、猫のいる部屋に入って猫撫でたり、同様に小型犬、大型犬を撫でることもできる。
 
「天保山アニパ」にて、ペルシャ猫のキティさん。甘えん坊でした。 「あそぼ、あそぼ、あそぼ」
 
と近寄ってきて人の体をよじ登ろうとする犬や猫が少しいたことはいたのだけれど、でもなんだか全体的に、ちょっと悲しくなってしまうスポットだった。
 
お盆の混雑時期を終えたところだったせいもあるのか、動物たちはおおむね「疲労困憊」という風情で寝そべって爆睡するばかり。
 
毛足の長い毛皮の子たちはあまりお手入れされていない風でベトついて毛玉ができかかっているのがほとんどだったり(ブラッシングしたての子もいたので、順番にケアはしているみたいだったけれど……)、夏風邪をひいているような目やにと鼻水の子がけっこういたり、「ちょっと、ブラシ貸してください。あとお風呂入れてあげてもいいですか?」と言いたくなるような子がそこここにいたのだった。
 
こういうところだと、「猫カフェ」に来るようなお客さんから更に年齢層が低くなったりするだろうしなぁ……(猫カフェにありがちな"小学生未満は入場不可"、といった事は無いみたいだったし)。ぴくりとも動かずに寝ている動物たちに「おつかれさまー」と心中で声をかけて触らずにいたら、結局触れた動物は10匹くらい(うち5匹はモルモットとうさぎ、みたいな)しかいなかった、という。
 
そろそろ食事時。
「でも天保山って、観光地みたいなものだものねぇ……美味しくて幸せなお店、あるのかなぁ」
と、事前にちらっと探してみるも、あまり「これ!」という店はなく。
 
「老舗の洋食屋さんがあるみたい。ランチのメニューはハンバーグなんだけど……他の食べ物の方がいい?」
「……うどんがいい、かなぁ?」
「そっかーうどんかー」
 
確かにまだ"大阪のうどん"って食べてないしねぇと、天保山マーケットプレース内にある「なにわ食いしんぼ横丁」に行ってみることにした。
 
大阪っぽい食べ物屋さんを集めた、昭和の町並風味のフードテーマパークで、お台場や池袋のナンジャタウンにも似たようなものあるよね、と思いながらうろうろ。「なにわ小學校」というお店が「かすうどん」専門店で、
「ああ、かすうどんだ……食べてみようか?」
と、入ってみることにした。
 
「かすうどん」の「かす」とは、牛の小腸を揚げたもの。富士宮焼きそばの「肉かす」は、豚肉の脂身からラードを絞った残りの部分を油で揚げたものであるので、同じ「かす」でもちょっと違う。
 
でも、
「かすって……何?」
と不思議そうな息子に
「ほら、富士宮焼きそばにカリカリしたお肉みたいなの入ってるじゃん。あれが好きなら、きっとこれも好きだと思う」
と、返事をしていた私。
 
天保山で食べた、「かすつけ麺」。かす、美味しいですなー。 定番メニューは「かすうどん(800円)」なのだろうけれど、この蒸し暑い日に熱い麺はちょっとつらいなぁと、私は息子の注文した「かすうどん」をちょっといただくことにして「かすつけ麺」を選択。
 
蕎麦のつけ汁と同じ風なつゆが2種類用意されていて、片方は冷たいそのつゆに刻みねぎとあられと生姜を入れつつ食べるようになっており、もう一方の温かいつゆはたっぷり"かす"が浮いていた。お好みで温かいつゆ冷たいつゆで食べてね、という感じ。
 
外側はカリカリ、内側はモチモチの"かす"は期待通りに美味しいもので、「さぬきうどんに、揚げ玉たくさん散らして食べるのと方向性は似てるんだなー」と思いながらつるつる。うっかりビールも飲んじゃって、「……午前中かなり歩いたし……一度ホテルに帰ろうか」と、天保山を後にすることにした。
 
天保山を去る前に、でもこれはやっておこうと、「日本で一番低い山」の登頂に挑んできた。なんと標高4.53m。長く険しい道のりだった(嘘)。
 
天保山登頂〜! 海っぺりの公園にすたすた入って、階段ちょこっとだけ上って広場につくと、そこに山頂を示す「二等三角点」の存在が。
 
「横の展望台の方が高いじゃん!」
「どこが山頂!?平らじゃん!」
と大笑いしながら記念撮影。指定された喫茶店に行くと「登山認定証」も貰えるのだそうだ。ほんの十数分の登山、無事終了。

甲子園球場(聖地)で、
 甲子園カレー 唐揚げトッピング
 ジャンボ焼鳥・豚串焼き
 カクテルチューハイ(グレープ、グレープフルーツ)

当初の天気予報では「今日はおおむね30度以下、曇り空、夕方には雨かも」という風な感じだったのだけれど、青空は見えるわ、明らかにがっつり33度くらいはありそうな気温だわで、「ちょっと2時間くらいホテルで休みましょう」と、ホテルに帰還。
 
だんなも同様の状況だったようで、「ちょっと一度ホテルに戻るね」と連絡があり、結局「球場で待ち合わせ」から「ホテルから一緒に球場行こう」になったのだった。
 
阪神梅田駅の改札前のジューススタンドで、「やっぱりこれ飲んでから行かないとー」とミックスジュース飲んでから、いざ甲子園へ。
 
聖地、甲子園! 甲子園球場といえば「蔦だらけの外観」だったけれど、"21世紀の大改修"が進んで、今はすっかり様変わり。
 
外壁の一部に蔦が枝を伸ばしつつあるけれど、あの鬱蒼とした感じは「まだまだこれから」という風だった。
 
レンガ張りの外壁はモダンな雰囲気ではあるけれど、やっぱり蔦に覆われているほうがそれっぽい……かな?
 
甲子園は通路の数が少なくて座席から通路に出るのがなかなか大変なので、座る前に食事の算段もしておこう、と、入場するなり甲子園カレーを購入。たしかこれ、前回甲子園に来た時に、息子が食べていてすごく美味しそうだったのだ。あの時は、私たちも後で食べようかーなんて言っている間に販売時間が終わってしまったのだった。
 
甘口、中辛口、辛口がある「甲子園カレー」は、ホルモン入り。「国産牛の甲子園カレー」という、お値段高めの高級版もある。それにトッピングでカツや唐揚げを乗せてもらうこともできる。中辛ホルモンカレーに唐揚げ乗せてもらったら、想像以上のボリュームのものが渡されて(唐揚げは5〜6個、大ぶりのがごろんごろんと……)、夕飯はもうおおむねこれだけでお腹一杯。
 
そうそう、だんなが買ってきてくれたのでジャンボ焼鳥と豚串焼きも食べました。
 
甲子園名物といえば、あとは「カクテルチューハイ」。
 
存在を知ってから自宅で真似して飲むようになったこれは、「アイス菓子の"アイスボックス"に柑橘系のチューハイ注ぐ」というそれだけのものなのだけれど、冷たさが長続きするし、時折口に入ってくる氷も美味しいし、暑い季節には最高に楽しめるもの。
「私、今日はずーっとカクテルチューハイ飲むからね!」
と宣言して、グレープ味とグレープフルーツ味を交互に注文していたりした。
 
5時頃到着すると、私たちの座るアルプススタンドのすぐそばで阪神選手が練習中。
クラゲ撮影目的で持ってきたデジイチを球場にも持ち込んだので(でも甲子園のためだけに高倍率の望遠レンズ持ってきたのよ……)ここぞとばかりに選手たちの撮影をしてみたりした。
 
なんと今日は、わたくしイチオシの選手狩野の復帰戦。ヘルニアが理由で今期はずっと二軍で調整を図っていた狩野が、一軍復帰で即スタメン。ヤクルト相手に2点先制されたものの、この狩野が勝ち越しタイムリーを打ってくれたのだった。いいねー、良い試合だねー。
 
あいにく桧山も球児も登場しないまま、先制されてからの逆転後はさほどピンチもなく(いや……ちょっとはあったけど)、1ヶ月分くらいの六甲おろしを歌いまくった感があった今試合。
 
甲子園は何がすごいって、「360度、全部ホーム」みたいな雰囲気がすごい。関東の球場の三塁側で阪神を応援している時にも、やっぱり時々視界にオレンジ色のタオルが見えたり、小さな傘が見えたり、阪神カラーとは違うブルーのミニバットなどが見えたりすることはあって、アウェイ側は「三塁側に来るなよー」みたいな冷たい視線を投げかけていたりする。三塁側でホーム側の声援を大声挙げてしようものなら、周囲から「うるせぇ!」と罵声が飛んだりもする(のは、あんまりガラが宜しくないと定評のある阪神戦だけなのかしら?)。
 
でも甲子園は、「三塁側も普通にホーム側」。三塁側も普通に黄色いユニフォームと応援バットだらけ。全方向から地鳴りのように声援が響いて、見渡す限りの方向からジェット風船が飛んで、「あ、なんか幸せ」とたいそう楽しかったのだった。だんなと来たら、はしゃぎすぎて5回表の頃には既に声が涸れている始末。
 
「なんか私、"大阪来てからずっとアウェー"な感覚があったけど、でも甲子園では"私ここにいていいんだ!"って気持ちになったよ、ホームだったよ!」
と言ったら、だんなが大笑いしていた。いやー、それでもやっぱり周囲はどこもかしこも大阪弁なんですけどね(それでまた盛り上がるアウェー感……)。
 
そして、我が夫は、関東で応援していると「きわめてこってりめの阪神ファン」な感じを醸しているわけだけれど、聖地甲子園に来ても、それでもやっぱり「かなりこってりめの阪神ファン」であることが、よーくわかった。我が家、端から見ると「すごーく熱心な阪神ファン一家」に見えるのだろうなぁ……。
 
試合終了は9時半頃。ヒーローインタビューもがっつり見て、勝利記念のスタメン9人分のヒッティングマーチから六甲おろし3番までの斉唱もやって、「アルプスのお客も7割方帰っちゃったよー」の頃にようよう球場を後に。混雑する駅の入場口の後ろについて、地下鉄を乗り継いでホテルに戻ると、もう11時を過ぎようとしているところだった。
 
はー疲れたなー。でも楽しかったなー。

8月27日 土曜日
大阪最終日、外せなかったのは「ねぎ焼」でした。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
フォト蔵に、旅行の写真をアップしました
大阪 「ハイアットリージェンシー大阪」にて朝御飯
 本日のスープ(キャベツとしめじのコンソメ)
 サラダ
 ハッシュドポテト、厚切りハム
 ニシンの酢漬け、スモークサーモン、焼き鯖
 マッシュルームソテー
 揚げドーナツ、アップルデニッシュ、バナナカップケーキ
 チーズ(エメンタール、チェダー、カマンベール)
 スイカ、メロン、パイナップルコンポート
 プレーンヨーグルト
 フレッシュオレンジジュース
 牛乳、ミルクティー

大阪最終日の朝。
 
昨夜が旅行中一番の夜更かしっぷりだったので、できれば朝寝坊したい気分ではあったのだけれど、昨日の朝9時頃に朝食レストランの前を通ったら店頭に長蛇の列が出来ていたのを見てしまったのだった。今日は土曜ということで、宿泊客も多いらしい。"のんびり朝御飯"は魅力的だけど、長蛇の列は嫌だなぁ。
 
それと私が、
「思い残すものは"ねぎ焼"!ねぎ焼き食べたい!」
と主張したこともあって、じゃあ朝御飯はやっぱり早めに食べに行きましょう、ということになったのだった。今朝も7時起き。
 
で、朝食提供開始から15分も経たないくらいのタイミングでレストランに向かったのだけれど、やっぱり今日は滞在中かつてない混雑ぶりで、すんなり席につくことこそできたものの、卵料理コーナーの前には10人ばかりの行列ができている。
 
ホテルのブッフェ朝食、最終日〜 これは大変……と、今日は卵料理をいただくのは早々に諦めることにして、昨日一昨日食べたパンケーキとワッフルも今日はスルーの方向で。
 
今日こそは美味しそうなデニッシュ類をいただくことにしましょう、と、見た目からしていかにもサクサクと美味しそうな外見だったデニッシュ1つと、一口サイズのバナナカップケーキ、それと「揚げドーナツ」のような外見のころりと丸いパンを貰ってきた。
 
大皿の上にはサラダとハム、ハッシュドポテト、ニシンの酢漬け、スモークサーモン、焼き鯖(ええ、やっぱり今日も焼き鯖……)。美味しくて毎日食べていた気がするマッシュルームのソテー、あとは本日のチーズからチェダーとエメンタールとカマンベールの全種類。
 
今日の幸せな品は、丸い小さな揚げドーナツ。きなこがまぶしてあるようで、ノリは「揚げパン」だけれど、もしかしたらマサラダドーナツ的なものだったのかもしれない。グラニュー糖がまぶされたふわふわの生地はとても懐かしいような味がしたのだった。
 
このパイナップルを食べるのも今日が最後か〜……と、パイナップルコンポートをたんまりいただいた後、部屋に帰って荷造りを。あまりに洗い物が多くてうんざりしたので、何の解決にもなっていないけれど段ボール1箱別送で家に送ってしまうことにした。お土産もちょこちょこ増えたし、これから更に増える予定だしね。

梅田 「やまもと」にて
 すじ豚ねぎ焼 \1350
 とん平 \650
 生ビール \530

午前10時発のホテルのシャトルバスに乗って大阪駅に向かい、まずは大きな荷物をコインロッカーに突っ込んでから梅田をぷらぷら。
 
「絶対早く行った方がいいから。開店30分前から並ぶつもりくらいでいた方がいいから」
ねぎ焼き食べたい、ついては「やまもと」に行きたい……と言っていたら、じゃあ梅田のお店に行こう、とだんなが調べて連れて行ってくれたのだった。幸い日陰ではあったけれど、蒸し暑い店頭路上で30分ばかり開店までの時間を待つ私たち。
 
梅田の「やまもと」に到着〜。すごい勢いで行列が伸びていきます。 列はじわじわと伸びていき、結局開店15分前には「もう"第一巡"で入店するのは不可能です、二周目をお待ちください」という状態になった。
 
開店直前の列は40人ほど、という感じ。十三の本店に伺ったのは10年前で、当時も人気の様子だったけれど、相変わらずというかそれ以上に人気が続いているようなのだった。
 
「葱」自体にあまり愛のない息子は、オムそば(800円)を。だんなは「すじねぎ焼」、私はそれに豚肉が足された「すじ豚ねぎ焼」。あと、「これも食べたい」と「とん平(とんぺい)」も。お供に生ビール。
 
梅田「やまもと」にて、これがスタンダードな「すじねぎ焼」。表面カリカリ♪ 「ねぎ焼」は、「ねぎ入りのお好み焼き」というのとも、ちょっと(いや、かなり)違う。
 
お好み焼きの「生地」自体はすごくゆるめでサラサラしたもので、その中に刻み葱がしこたま混ぜ込まれているような感じ。
 
生地に混ざる感じでこんにゃくと共に牛すじの甘じょっぱい煮物が全体に散らされて、「すじ豚ねぎ焼」は、表面に豚の三枚肉を厚めに切ったやつが乗っている。で、ソースではなくレモン醤油味のタレがぺたくたと塗られた状態で出てくるのだった。
 
梅田「やまもと」にて、これが「とん平」。ビールに合います。 「とん平」は、お好み焼き屋さんでよく見るメニューの一つで「卵と豚(と、少量のお好み焼き生地を入れたりもする)だけでお好み焼き風なものを作りました」的なもの。ソースやマヨネーズが塗られて出てくる。
 
これがまた良い感じにビールのアテになるんだなぁ。
 
「お切りしますねー」と、目の前でざっくざくと6等分に切ってくれたそれを、ねぎ焼と交互に口に運ぶ。ねぎ焼と味の方向が違うので、どちらもエンドレスで食べられる気分になってくる。
 
梅田「やまもと」にて、息子が頼んだ「オムそば」。ふわふわ卵が、これまた美味しそう。 息子の頼んだオムそばも、たいそう美味しそう。
 
お好み焼き系もねぎ焼も、味が足りなかったらたれをその場で足してくれる。
「ねぎ焼、もうちょっとたれくださーい」
「オムそばにもくださーい」
と、家族全員"たれ、ちょい足し"で。
 
どのメニューも、厨房中央の巨大な鉄板で仕上げられ、それが各テーブルやカウンター席前の鉄板に出てくる流れ。
 
「こんなにしっかり焼いちゃっていいの!?」という色艶だったりするのだけれど、表面は適度に水分が抜けてサクサクカリカリとしていて、中はふんわりもちもちと幸せな食感。ほどよくクリスピーな歯触りに火が通った豚肉がたいそう美味しかった。
 
梅田、阪神線改札手前のジューススタンド。ずらっと並ぶミックスジュース。 これで大阪の心残りがまた一つ減りました……と満悦気分で駅ビル方面に戻り、阪神線改札前のジューススタンド(昨日寄ったのとはまた別のお店)でミックスジュースを一杯。
 
「元祖生ジュース」の看板を掲げるこのお店、普通のミックスジュースは140円だけれど、「はちみつ・りんご・玉子入り」の「スペシャルミックスジュース」200円也というのもある。私と息子はこのスペシャルを、だんなはノーマルミックスジュースを飲んでみた。
 
確かに「スペシャル」は、スペシャルな味。甘さも濃厚だし、卵の効果か、かなりこっくりした口当たり。
 
でも、「そうそうミックスジュースってこういう味」というミックスジュースは、やっぱりだんなが飲んでいた方のものなので、「あ、やっぱりそっちにすれば良かったかしら」などと思ってしまったのだった。……また後で飲めるかな。飲みたいな。

大阪 阪神百貨店地下「551蓬莱飲茶」にて
 小龍包 2×\420(3個)
 エビ蒸し餃子 \420(3個)
 春巻 \420(2本)
 焼ぎょうざ \321(8個)
 カニ入り焼売 \420(3個)
 タンツー麺 \420
 あんかけ焼そば \681
 生ビール 4×\501

午後は友人一家と待ち合わせて早めの夕御飯を御一緒しませんか、という約束をしていたので、あれこれ買い物を済ませた後に京橋へ移動。
 
めでたく落ち合って、じゃあお目当ての屋台……もとい、"オープンエア"のお店に向かいましょうかね!と意気揚揚と歩き出したところで、パラパラと雨が降り出した。ものの数分で「大雨」になり、そこから5分も経たないうちに「土砂降り」に。稲光まで見え始め、雨の音で会話もかき消される勢いになってきた。
 
予定のお店はダメだ〜と大阪に戻ると、JRの電光掲示板には「遅延」「運休」の文字が輝いていて、携帯電話でこの先数時間の天気予報を確認しても「あと2時間くらいは激しく降り続けそうだよ」という無情な内容。友人たちも神戸方面から来てくれているから帰れなくなったら大変だし、私たちの新幹線もどうなるかちょっとわからない……ということで、残念ながらご挨拶だけして友人たちとは別れることになった。
 
昨日一昨日と、雨の予報を「降るなー降るなー絶対降るなー」と祈り続けていたので、とうとうその祈りも切れちゃったかな、みたいな……。
 
で、結局、地上を歩く気にもなれないし、荷物は大阪にあるのでここから移動したくもないし、と、近場でヤケ酒兼早めの夕御飯。
 
阪神百貨店地下にある「551蓬莱」の飲茶のお店。面白いね〜。 「あそこに行こう。俺は昨日一人で行った気がしなくもないんだけど」
とか言いながら、だんなが阪神百貨店の地下にある551蓬莱飲茶に連れていってくれた。
 
あの豚まん屋さん551蓬莱の、飲茶店。
 
お手頃価格で、ささっと食べられて、味はというと「551蓬莱の豚まんが美味しい」という方向に美味しい、という感じ。
 
高級中華店の点心を想像すると違うベクトルではあるのだけれど、でもたいそう楽しめた。美味しかった〜。
 
「551蓬莱飲茶」にて、ビール飲みつつ小龍包とエビ蒸し餃子 小龍包には、ちゃんと針生姜が入った酢醤油がレンゲと共に出てくる凝りよう。
 
あんの味が、「ああ!551蓬莱の味だ!」と笑みがこぼれる味わいで、ちゃんとスープも詰まっていた。
 
小皿などに店名のロゴが入っているのもまた素敵。
 
「551蓬莱飲茶」にて、カニ入り焼売。やっぱり551の味。 焼売の方も、やっぱり「551の味」。
 
飲茶のお店だけれど、「焼ぎょうざ」などというメニューもあって、こんがり焼けた餃子やサクサク歯触りの春巻も注文して皆でつついた。
 
息子は「固やきそば食べたい!」と、あんかけ焼そばを揚げ麺で注文。
 
「551蓬莱飲茶」にて、タンツー麺。担仔麺にしては大きくて、しかも海老乗ってます。 シメにとだんなが頼んでいたのは「タンツー麺」。
 
台湾で食べる担仔麺とちょっと味わいは異なるけれど、大きな海老が乗っていてもやしとニラがトッピングされた肉味噌麺は、これもなかなか良い感じなのだった。
 
最後に、さっきのジューススタンドに寄って最後のミックスジュースを飲んだ後、コインロッカーから荷物を引きずり出して新幹線の出る新大阪に移動。
 
雨はとうに止んでいるように見えたのだけれど、今度は雨雲が京都の方に移動してしまったそうで、京都方面が大豪雨とのこと。。乗る予定の列車こそ新大阪駅に定刻通りに来たものの、そこから先が運転見合わせ中とのことで20分ばかり遅れての発車となった。
 
お土産は、新幹線に乗る直前に駅構内の売店で受け取った551蓬莱の大量の豚まん(15個!)と焼売と、大阪駅で買った肉団子。
 
あとは「神宗」の塩昆布と「卵かけごはんがおいしい詰め合わせ」、りくろーおじさんのチーズケーキ(名前だけは知っていたけど、買うのは初めて!)、神戸風月堂のプティーゴーフルなどなどを携えて、大きな紙袋2つ抱えての帰り道だった。
 
道中飛ばしてくれたようで、東京着は予定の16分遅れ。
家に帰ると猫たちが「お前たちどこに行ってたニャ〜」という表情で出迎えてくれ、帰宅してまずすることは猫たちへの懺悔から。お出かけしちゃってスミマセンでした……。でもすっごく楽しかったよ。

8月28日 日曜日
なんとなく「焼き肉行こうかー」ということになり、なんとなく食べ放題。
「551蓬莱」の豚まん
麦茶

大阪に行ったらこれは絶対外せないのです……と、大量に買ってきた「551蓬莱」の豚まんを、さっそく朝御飯に1個食べることにした。
 
新大阪の駅構内にある売店は、持ち帰り用のチルド豚まんの販売もしているのだけれど、そちらは販売数に限りがある。タイミングが悪いと「チルドは売り切れました〜」ということになり、蒸したてほやほやのたいそう香りの良い(="ウエポン"と表現しても良いレベルの匂いを新幹線車内に充満させる)豚まんを持ち帰る羽目になる。
 
なので、事前に電話して、チルド版のを取り置いてもらったのだった。「保冷バッグが、なんかすごく可愛かったから、それに詰めたもらったよ!」とだんなが見せてくれた保冷バッグは、白地に赤文字で店名ロゴが入る、紙袋と同じデザイン。ほんとだ、なんかすごく可愛い。
 
この手の食べ物の中には、「県外人にはやたらと人気だけれど、地元の人からは"なんでアレが!?"」と思われているような品も少なからずあるというのに、551蓬莱は地元大阪の人にもひたすら愛されているのが素晴らしいなと思う。
 
大阪旅行中の甲子園観戦の時、隣に座ったお姉さんが席についた途端に生ビール買って、そして手にした紙袋から赤い箱を取り出してもっふもふと豚まんを食べ始めたのを見て(というか匂いで気付いた)、「ああ、ここは大阪なんだなぁ」と心から思ったのも楽しい思い出。
 
本当に、関東に出店してくれれば嬉しいのになぁ……と思いながら、久しぶりの豚まんの味を堪能した。

「焼肉ウェスト」にて
 ランチ食べ放題 \1680

だんなの夏休みも今日でおしまい。私も「この期間お出かけします!」と宣言して仕事を置いてきたので、明日から本格的に仕事に戻らなければいけない予定。息子の方も、30日から学校なので夏休みは明日まで。長かったようなこの夏も、なんだかあっという間だった。
 
で、そんな最後の日曜日は家でまったりしていたいところだったけれど、「今日はホームセンターに行かなきゃ!」と、昼前にお出かけ。台所の蛇口がどうにも具合が悪く(蛇口の金具が摩耗して空回りするようになってしまった……)、他にもちょこちょこ直したいところがあるのでその道具や材料を買いに。
 
じゃああそこ行こう、前から一度行ってみようって言ってたじゃない、と、ランチはホームセンター近くの「焼肉ウエスト」に行くことに。
 
昼も夜も食べ放題メニューを提供している店で(食べ放題以外のアラカルトメニューも一応ある)、お昼の食べ放題は1人1680円とお手頃価格。クーポン持っていくとドリンクバーもついてくる。
 
食べ放題の対象は、カルビ、ハラミ、豚バラ、黒味噌豚バラ、黒味噌ホルモン、旨辛カルビ、旨辛豚バラ、旨辛ホルモン、若鶏、豚トロ、牛レバー、牛ホルモン、ヤリイカ、ポークウインナー、コロッケ、フライドポテト、キャベツ、カボチャ、ピーマン、ごはん、キムチ、みそ汁。
 
最初にカルビとハラミと豚バラと若鶏、それとキャベツが人数分出されて、それを食べきるのが前提になっている。
「まぁ、全部食べるよね」
「嫌いなもの無いしね〜」
と、卓上のレモンだれとサラッとした関東だれ、とろみのある九州だれの3種類を添えながら肉を焼いてはもぐもぐ。
 
このお店、本拠地が九州福岡なのだそうで、かの地ではあちこちにチェーン展開しているのだそうだ。ディナータイムの一番お高い食べ放題コースになると、黒毛和牛をはじめ、上タンはサーロインステーキなども食べ放題になるらしい。
 
ランチタイム食べ放題は、さすがに「すんごく良い肉」というわけではなかったけれど、でもハラミも臭みのない悪くないものだったし、ホルモンが美味しかったのも良かった。1皿の量がほどよく少なく注文するとすぐやってくるので、次々色々な味を楽しめたのも何より。
 
「美味しかったねー」
「やっぱり今度は夜に来なきゃ」
と言いながら満足してお店を出て、目当ての買い物もめでたく終えることができたのだった。台所蛇口、無事復旧。

「りくろーおじさん」のチーズケーキ
アイスミルクティー

今日のおやつは、大阪土産の「りくろーおじさん」のチーズケーキ。
 
存在だけは隨分昔から知っていたけれど、買うのは初めてだったこのチーズケーキ、ワンホール、直径18cmのケーキが588円という超お値打ち価格なのだった。息子がチーズケーキ好きなこともあって、今回こそ買ってみよう、と、大阪大丸の地下食料品売り場にショップがあったのを幸いに買ってきてみた。
 
底にパラパラっとレーズンが散らされ、チーズケーキはちょっとスフレっぽい食感のふわふわしたもの。冷蔵庫に入れておいたのをそのまま食べるとしっとりと密な感じでそれも美味しかったけれど、箱に書いてあったお勧めは「レンジでチン」。
 
温めて食べていただんなのそれを一口貰うと、確かにふわんふわんな感じで、これも素敵な食感だった。
 
今回は、すでに常温まで冷ましたものを買ってきたので「焼きたてチーズケーキ」そのものは食べられなかったけれど、きっとそれも美味しいのだろうなぁ。

チーズちくわ(焼きとうもろこし味)
玉子豆腐
ターツァイのにんにく炒め
「551蓬莱」の甘酢団子
「神宗」の鰹昆布
牛肉とわかめの韓国風スープ
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)

で、夕御飯も「大阪楽しかったよスペシャル」的な献立で。
 
「551蓬莱」の東京の催事では買えない甘酢団子をメインのおかずにして、「さっそく開けちゃえ」と、「神宗」の鰹昆布を御飯の供に出してみた。
 
あとはだんなが「スープも作ろう」「あとは青菜炒めればいい?」と、華麗に動き回って、息子の大好物の牛肉入りスープと、ターツァイのにんにく炒めを用意してくれた。また私ときたら、今日やったことと言えばちくわにチーズを鋳込むことくらい、という……。しかも、買ってきたちくわが「焼きとうもろこし風味」で、笑っちゃうほどとうもろこし味の面白いものだったという……。
 
ふわもち食感の甘酢団子は、なんというか「普通に"御馳走"」。新幹線の出る新大阪の駅構内店舗では買えないので、大阪から移動する時にきっちり購入してから電車に乗ったのだった。
 
「いかんよね、豚まんの旨さもさることながら、この甘酢団子がやけに美味しいんだよね」
「新幹線乗る前に買って、車内で食べて帰るのも幸せなんだよ。当然その時にはお土産用にもう1パック買っておくわけですが」
10個入りだから1人3個ねー、と、皆で均等に分けて、世帯主の父ちゃんが1個足して4個ね、と平和的解決をみながら団子は綺麗になくなった。
 
大阪土産、安くて美味しいものがたくさん(いや、神宗は決して安くはないんだけども……)。