食欲魔人日記 07年09月 第3週
9月17日 月曜日
そういえば去年もこれ食べていたのでした
昨夜のフォンデュの残り
鰹の刺身・たたき
刻みきゅうり
卵御飯
インスタント味噌汁
梨・葡萄
冷茶

南房総旅行の最後の朝は、昨日、朝市で買ってきた鰹で朝御飯。
1尾1300円の鰹は小ぶりだったけれど、お店で捌いてもらったらけっこうな大きさのサク4つになった。

うち2つは直火で軽く炙ってたたきにして、残りはそのままお刺身に。醤油やポン酢、マヨネーズなどを用意して適当につけつついただいた。昨夜のフォンデュの残りもあったので茹でたじゃがいもにチーズソースをかけて、それもテーブルに。昨日買ってきた卵で卵御飯したり、味噌汁はインスタントで簡単に準備したりとゆるい感じに適当に用意して適当に食べた。

去年も鰹を買ったのだけれど、捌いてもらってそのままの状態で冷蔵庫に入れておいたら少しばかり生臭いお刺身になってしまったので、今年は買ってきたその日にサクを一度綺麗に洗ってキッチンペーパーでくるんでおいてみた。今度は生臭みもほとんどなくて良い感じ〜。

勝浦 「中華宮下」にて
 酢豚ライス \1100

今日はプールに行きましょうかねと、勝浦ホテル三日月内にある「アクアパレス」に。今日は幸い30度を超える久しぶりの夏らしい一日で、屋外の冷水プールも少し風を冷たく感じながらもちゃんと泳げる気候だった。息子は大喜びでばっしゃんばっしゃん泳ぎ回り、階下の屋内にある「水流浴プール」でも遊びまくる。大人たちはもう2時間も動くとヘトヘトな状態だったのだけれど、子供たちは最後まで元気だった。

「ぼく、ラーメン食べたいなー」
の息子の一声がきっかけになって、昼御飯はそのホテルから見えていた中華料理屋さん、「宮下」というお店に入ってみることに。よくある「街のラーメン屋さん」といった感じのお店で、ラーメンやチャーハン、中華丼といったメニューの他は野菜炒め、ニラ炒め、酢豚という一品料理メニューが少しだけ。青椒肉絲もカニ玉もないのに酢豚があるのはちょっと不思議な感じだなぁと思ったら気になってしまい、つい酢豚定食を注文してしまった。

「酢豚ライス」という名前だったそれは、おかずの他に超たっぷりのどんぶり飯、醤油味のスープ、漬物の小皿がついてくる。で、御飯もびっくりするような量だったのだけれど、酢豚の方がまた「これは何のチャレンジメニューですか」という大変な分量がやってきてすごくびっくりした。

だんなの野菜炒め定食もそれなりにすごかった。やっぱり御飯は超大盛りだし、おかずも山盛り。でも、友人夫妻が頼んだ中華丼やチャーハン、息子の頼んだ醤油ラーメンなどはごくごく常識の範囲内の分量だった。しかし、私の酢豚は「なんじゃこりゃ」な大変な分量だ。大きな豚肉の塊が5切れ6切れ、更に玉ねぎが半子分くらい、にんじんも1/2本分くらい、あとは椎茸と筍がこれでもかと具に使われている。
「むり……」
ムリムリムリムリ、手伝ってください、御飯の方も……とだんなに泣きついて、御飯もおかずもけっこうな分量手伝ってもらった。それでもなおかつチャレンジメニューな様相は変わらなくて、それなりに運動した後で空腹だった事に助けてもらいつつ、最後は半ば必死な思いで平らげた。

味の方は、いかにもな「よくある感じのラーメン屋さん」といった風で、全体的に味が強め。市販の合わせ調味料を使っている風じゃない、ちゃんと作られていた酢豚は美味しかった。

鴨川 「食事処池田」にて
 刺身盛り合わせ \2000
 トビウオなめろう \630
 金目鯛煮魚定食 \1365

午後は一度宿に帰って皆してお昼寝。夕方になってからおもむろに撤収作業を始め、荷物を積み込んで帰路についた。夕食にと立ち寄ったのは、去年と同じく、鴨川にある「食事処池田」という魚介料理の定食屋さん。安くてボリュームがあって、美味しい。

皆でつつこうねと「大人4人で食べます」と伝えてお刺身盛り合わせを作ってもらい、あとは「今日のおすすめ」からトビウオのなめろうを1皿。あとは各自定食類を注文した。鰺のたたき定食とか、鮪のカマの塩焼き定食とか、天ぷら定食とか、あとはイクラ丼とか。私は「金目鯛!煮つけの定食で!」と一も二もなくそれにしたのだけれど、
「……あれ?そういえば私、去年もこれだったっけ?」
「そう、去年もそれだったよ、おゆきさん」
「そう、そして私は去年も鮪のカマの塩焼きでした」
「あー……そういえばそんな光景だったねぇ」
どうせだったら違うメニューにすれば良かったのに、似たようなものをつい頼んでしまう私たち。

刺身盛り合わせは、鮪と鰹、鰤、平目っぽい白身、鰺、甘海老といった内容で、きちんとそれぞれ4切れずつ。なめろうは、多分1尾分だろうと思われるたっぷりの魚肉が生姜や味噌と共にしっかり叩かれたものが皿に平たく盛られてやってきた。なめろうにはかなりしっかりめに味がついているので、醤油などは垂らさず、好みで一味唐辛子をかけるくらいで充分な味。ねっとりとした独特の食感のこの料理は房総の名物料理の一つなのだけれど、店によって味が微妙に違うのが面白い。青じそをしこたま入れるようなものも見かけるけれど、このお店のはしそは入っていない感じだった。その代わり、かなり生姜が効いている。

で、約半身分の煮つけがやってくる金目鯛の煮つけ定食。御飯と味噌汁、お新香と葉わさびの佃煮の小鉢つき。
中の中まで味が染みているという風ではなく、骨の際は金目鯛の身そのままの味といった感じになっているから、多分注文が入ってから煮られているのかなと思われる。でも、煮汁は濃厚で、表面にはしっかりこっくり味がついているのでとても美味しい。鮪のカマの塩焼きが気になっていた私と、金目の煮つけが気になっていた友人とで「食べる?」「こっちも食べて?」と、交換しながらあれこれ食べた。

だんなの注文した鰺のたたきも、2尾分くらい盛られてるんじゃないだろうかという豪勢な盛りっぷりで、鰺のたたきが大好物なだんながうっとりしていた。ちなみに鰺のたたき定食は945円。

そんなこんなで鴨川でのんびり夕御飯を食べたのに、帰りは道路事情がすごく良かったらしく8時半頃には家に到着できてしまった。
つけてみたテレビでは阪神が巨人相手に首位奪回に燃えている最中で、荷物の片づけも半ばそっちのけで眺めているうちにあれよあれよと勝利。これまたうっとりな状況で、大変に良い週末でした(昨日の野球の結果には悲鳴を挙げていたけれども)。

9月18日 火曜日
あんかけスパ、肉と卵乗せ
コーンフレーク with 牛乳

「……あと2週間で、母が上京してくるんだわぁ……」
なのにこの連休、えらいこと食べまくっちゃったんだわぁ……(バーベキューとかね、予期せぬ山盛りの酢豚とかね……)と、軽く呆然とする連休明けの火曜日の朝。

朝は軽めでいいなぁと、少しばかりのコーンフレークに牛乳かけてさらっと食べて、真面目にお仕事を始めてみた。連休中の小山の洗濯物を少しずつ洗濯しつつ……今日は微妙に蒸し暑い。

あんかけスパ (塩豚のグリル・半熟目玉焼き)
コールスロー
「R1/F」の30品目サラダ
根菜のスープ
ビール(ヱビス)

現在セリーグの首位争いは大変なことになっていて、1位から3位が団子になっている。日替わりで順位が変わってもおかしくない(というか実際変わっている)状況で、現在ぎりぎりの状態で首位になっているタイガースファンは気が気じゃないのだった。……多分ドラゴンズファンもジャイアンツファンも同様に毎試合毎試合「ムキー!」と血管切れそうな事になっているのだろうなと思う。

……で、私は「だんなと一緒に、私はなんとなく阪神を応援しています、どこのファンかと問われれば阪神ファンと答えることにやぶさかではない気持ちです」くらいの心持ちでいたのだけれど、最近めっきり「あの子たちはやればできる子たち、なんか時々ダメっぽいけとやる時にはやってくれる子たち」とやけに親身になって応援してしまいがち。今日も、だんなが帰ってきているわけでもないのにいそいそと6時頃からスカパーの野球中継にチャンネルを合わせていた。……なんでいきなり初回に打たれてますカー……とハニワ顔になりながら台所に戻る。

「もうね、君、普通に阪神ファンだから。どっから見ても」
疑いようなく、熱心と言ってもいいくらいのファンだから、とだんなに言われてしまいつつ、中継見ながら居間で摂った夕御飯は、名古屋名物あんかけスパ。今から思うと、対中日戦とかの時に「名古屋を喰う!」とか言いながら食べれば良かったのかもしれない。今日の中継は対読売戦だ。

今日のあんかけスパ、ソースは「コーミのあんかけパスタソース」で麺はパスタ・デ・ココという組み合わせ。ソースは名古屋在住の友人が先日送ってくれたもので、コーミのそれは初めて目にしたもの。その昔は、元祖のお店ヨコイのソースしか目にすることがなかったあんかけソースのレトルトパックは、名古屋万博あたりからこっち、ずいぶん種類が増えたように思う。選択肢が色々あるのは良いことだ。更に関東圏でももう少し普通に見かけることができるようになればもっと良いことだと思う。

野球の展開も気にしつつ、スープは大根と人参を入れたほんのり和風なもの、あとはキャベツと玉ねぎと人参でコールスローを準備した。急遽明日だんなにお弁当を作ることになったので、「じゃあ肉とか買ってきてください」と頼んだだんなが、夕飯用にとサラダも買ってきてくれた。なんとなく食卓も豪華になって、皆でスパゲティを食べる。

ミートソースのようでミートソースでなく、ケチャップに似ているようでケチャップほど甘くなく……というあんかけソース。コーミのソースは、かなりドロリと粘度があって、辛さも強め。胡椒の辛さとはまた違う、じわっと後を引く辛さだった。息子にはちときつかったかしらと思ったけれど、息子は「うまいよ」という顔で大盛り麺にソースたっぷり絡めて食べきった。

上に乗せたのは、塩豚をスライスして焼いたものと半熟に焼いた目玉焼き。旅行前に、ベーコンに加工しようかなと塩漬けにしておいた豚バラ肉だったので、かなり塩が染みてしまっていて思った以上に塩辛かった。もうちょっと気合い入れて塩抜きするべきだったと反省しながら、でも阪神が接戦の末、無事に勝てたので良しとする。

9月19日 水曜日
鰺の干物〜♪
切り干し大根の煮物
鰺の干物
根菜のスープ
羽釜御飯
麦茶

勝浦の朝市で買ってきた干物を焼いて、朝御飯。今日はだんなに「お弁当作ってください」とリクエストもらっていたので、少しばかり早く起きて御飯を炊いた。御飯を炊く間に卵を茹でたりブロッコリーを茹でたり、肉を焼いたり。御飯が炊きあがるタイミングに合わせて魚も焼き上がるようにして、30分ほどで久しぶりの和風朝食の用意ができた。

焼くとじくじく脂が染み出てくる、良い感じだった干物は、1枚100円だったもの。
朝市を眺め歩いて、手頃な価格で良さげな外見の干物を扱っていたお店で買ってきた。鰺は1枚80円、100円、160円と種類が分かれていたけれど、100円のが手頃なサイズで良さそうかもと選んだのだった。金目鯛の干物とか鯖の干物もあってものすごく気になったのだけれど、持ちかえるのが翌日ということもあってそのあたりは諦めて買わなかったのだ。

昨夜の残りのスープと、先週に作って冷凍で保存しておいた切り干し大根の煮物も出して、のんびり朝御飯にしていたら息子の登校時間があっというまに来てしまった。

切り干し大根の煮物
コールスローサラダ
豆腐のきのこあんかけ
肉詰めピーマン
根菜のスープ
羽釜御飯
ビール(ヱビス)

「夕飯、何かリクエストありますかね?中華とか洋食とか、カンボジア料理とか」
「じゃあカンボジア料理」
我が夫は、人の発したボケを悉く丁寧に拾ってくださる。

「じゃあ、間を取ってブルガリア料理」
「間じゃねぇじゃん!ってか、ブルガリア料理って大変らしいよ、ほんっとうにヨーグルトたくさん使うらしいよ」
「……何も、そこまで聞いてない」
もう出勤する時間だというのにブルガリア料理とヨーグルトとの相関関係について語りだしただんなだったけれど、このままでは話に収拾がつかないと思ってくれたのか、
「ピーマン食べちゃわない?肉詰めがいいなぁ……」
と、当初の問いにそぐう返事をちゃんと残して出かけていった。そういうわけで、今日は肉詰めピーマン。

200円ほどで詰め放題だったピーマン、先日青椒肉絲で美味しくいただいたのだけれど、それでもまだ8個ほども残っている。合いびき肉400gほどを買ってきて、刻み玉ねぎとパン粉、塩胡椒で調味してこねてから半割にしたピーマンに詰めていく。結局、13個(ピーマン6個半)分の肉詰めピーマンができた。一度に焼くのは無理そうだったので、2回に分けてスキレットで焼いた。

スープもコールスローも切り干し大根も、作り置きのがそれぞれけっこうな分量残っていたのでそれで他のおかずは誤魔化しつつ、きのこあんかけにした冷や奴も1皿。醤油と味醂のちょっと濃いめの味つけでざく切りにしたえのきだけを煮込み、強めにとろみをつけたものを冷たい豆腐の上からかけてみた。本当は豆腐の方も軽く湯通しした方が良いのだろうと思ったのだけれど、買ってきたのが冷や奴用の柔らかめな寄せ豆腐だったので冷たいままで。温度差が案外心地よくて、思った以上に美味しくできた。

ピーマンは本当に立派で肉厚で、ピーマンらしい苦みもきちんと感じられる。火を通してナヨッとしてしまうようなものじゃなかったので、しっかり火を通してもシャキシャキとした歯触りが残る肉詰めピーマンになった。やっぱり肉詰めピーマンにはとんかつソースよね、と、皆でソースつけながらつつく。息子も「ピーマンは苦いけどー」とか何とか言いながらしっかり3〜4個平らげていた。

……で、今日は、あまりの展開にテレビのある居間ではなく本来の食卓で夕食を摂ったのだけれど、夕食を摂っている間に7対0で大盤振る舞い状態で負けていた阪神は巨人を相手に8対1になり、あれよあれよと10点差にまで持っていかれて、すがすがしいまでの大敗を喫した。今晩のだんなは、不気味に静かだ。

9月20日 木曜日
飲み屋に行っても、つい秋刀魚
イングリッシュマフィンのチーズエッグサンド
アイスカフェオレ

今日の朝御飯は、イングリッシュマフィンを使ったトーストサンド。半割にしたマフィンにチェダーチーズを乗せてオーブンに入れ、ちょっと固めの半熟に焼いた目玉焼きを挟んで出した。

今日もまた、昨日に続いて半端な感じに蒸し暑くて、まだまだ自家製のアイスコーヒーは手放せそうにない。いつも通りに牛乳と半々にしたアイスカフェオレにして、お代わりして飲みつつアツアツのマフィンサンドを食べた。ベーコンエッグにしたかったのだけれど、ベーコンはいつの間にか使い切っていたのね……。

「天狗」にて
 馬刺し \504
 肉豆腐 \336
 サイコロステーキ \609
 海老小柱かき揚げ \294
 バターコーン \294
 生ハムとチーズの薄焼きピザ \609
 さんまと松茸御飯セット \924
 ビール(ビアブラウン中) 3×\483
 シークァーサーサワー \462
などなど

今年の夏休み前に購入して、我が家の男たち2人がおおいにハマッているゲームがプレイステーション2のMONSTER HUNTER 2(dos)というもの。RPGではなく、ひとつの村を拠点にして、周りの草原やら砂漠やらに巨大モンスターを狩りしに行って、ついでにそこに生えたり生息していたりする動植物も集めてきましょう、んでもって集めたもので自分の装備整えて村も豊かにしていきましょう……みたいなゲーム。私も気になってはいたもののずっと手を出しておらず、ここ数日ちょっと仕事が暇になったもんで思わず本腰入れてやり始めてみてしまった。……おもしろい。

本来は、とっとと大きなモンスターに戦いを挑むべき(その方が稀少なアイテムも多額の報酬も手に入る)なのだけれど、とりあえず草食動物とか狩って「生肉」を手に入れて、肉焼きセットでそれを焼いて「こんがり肉」とか手に入れて、それを自分で食べてみたり、村に持ち帰って売ってみたり。広大な森林で自分はなぜキノコ狩りなんかしているんでしょうと自問自答しつつ、それが地味に楽しかったりするのだった。掘っても掘っても「虫の死骸」とか「釣りミミズ」とかしか出てこない場所もあったり。とりあえず、死骸は要らない。

「そういうわけでね、私は今日サルでした。おサルでした。でも仕事もあるんです、今やってます」
"今、蕎麦出ましたから!"みたいなノリで「今から帰るよ」電話をしてくれただんなに話したら、「それはゲームが忙しかったのかな、仕事が忙しかったのかな」とそのへんを深く突っ込まれたら困る言葉を返しつつ、でも今日は外食することになった。

2〜3ヶ月ぶりくらいに天狗に行ってみたのだけれど、何だか微妙に食べたいメニューが少なくなってきているような。学生時代、それはそれは重宝していた時代からもまた隨分と変わってしまったけれど(定番のサイコロステーキの他に、すごく巨大なおにぎりとか、オレンジの皮を容器にしたけっこう美味しいオレンジシャーベットがあったり……したような)、1年ほど前と比べても微妙に魅力がなくなったような気がして少し悲しかった。

それでもと、各自好きなものを好きなように注文しつつ、馬刺つついたり、肉豆腐つついたり。揚げたてのかき揚げはサクサクした歯触りで美味しかったし、秋メニューの秋刀魚の塩焼きと松茸御飯のセットはけっこう幸せだった。家で頻繁に秋刀魚秋刀魚と騒いでいるのに、外でもやっぱり恋しくなる秋刀魚。正直なところ、ほとんど食べつけていないこともあって松茸の美味しさというのは(香りの良さも含めて)今ひとつよくわからないのだけれど、「秋刀魚、松茸、土瓶蒸し」などという字面を見るとどうしてもわくわくしてしまう。今日のメニューも、「松茸御飯と土瓶蒸し」などという組み合わせもあって、それにも密かにときめいていたのだった。

9月21日 金曜日
結局、手巻き寿司にしないでそのままつまんでいた気が
「サンジェルマン」のミートパイ
アイスカフェオレ
葡萄(デラウェア・巨峰)

「お母さん、パン3つ選んでもいい?」
3つは止めようよ3つは……いくらなんでも多いって……と、パン屋さんでごにょごにょ相談しながら昨日買ってきた今日の朝御飯。閉店間近な時間帯だったので、あまり選択肢は多くなかった。だんなにはミートパイを買って、私も一緒にミートパイ。息子はコロッケサンドとりんごのパン。

美味しいミートパイだなと思うのは、丸ビルの地下のショップなどで買うことができるユーハイムのものが今のところは一番なのだけれど、サンジェルマンのミートパイも優しい味でかなり好み。大きさも程良くて、朝御飯に1個食べるのにちょうど良いような感じだ。

手巻き寿司
    (関鰺・金目鯛・鯛・ハマチ・きびなご・鮪・イクラ・玉子・刻みきゅうり)
ビール(キリン秋味)
ビール(常陸野ネストビール・ホワイトエール)

今日は息子の音楽教室。外食は昨日してしまったし、今日は家で食べたいところ。でも料理の仕込みとか何もしてないんだよね、献立も特に考えてない……と、夕方のデパ地下を息子と2人ぷらぷらしてきた。いつもながら、夕方遅めの時間は魚やお総菜が良い感じに安くなっている。

魚安いね、お刺身が特に安いねと売り場を見て歩き、
「……手巻き寿司、とかかなぁ……?」
「寿司!僕、寿司がいい!」
ということで、夕飯は手巻き寿司にすることに決定。お刺身類がおおむね3割引ほどの価格になっていたので、盛り合わせとか鮪のサクとかあれこれ選んで買ってきた。

「手巻き寿司予定なんだけど、ビール1人1缶しか冷やしてないんだよー」
もしもビールもっと飲みたかったら、駅前の酒屋で見てきてよー……とだんなに連絡しておいたところ、常陸野ネストビールのホワイトエールとアンバーエールを買って帰ってきた。あらやだ美味しそうなビールだこと。

残った酢飯は冷凍しておけば活用できるかなと、炊いた米は4合。前回3合炊いて、余ったのだけれどその余り方が微妙に半端な感じだったので、多めに炊いてみた。「御飯!大量!」と息子は喜び、全部食べていいの?とはしゃいでいたけれど、さすがに4合は多かった。予定どおりにたっぷり余り、それは明日かそれ以降に食べることになった。

買ってきたのは、ちょっと高めの鮮魚専門店で買ってきた地物の魚の盛り合わせと、デパートの魚売り場で買ってきた刺身盛り合わせ。地物の方が値段は良かったけれど、金目鯛や美味しそうな関鰺が盛り合わせになっているのがすごく嬉しかった。金目はとろけるような甘さがある。少しばかりスジっぽくはあったけれど、「中トロ」の札がついた鮪もなかなか美味しかった。

「おゆきさんホワイトエールね、俺アンバーね」
んで交換しながら飲みましょう……と、早々に手持ちの缶ビールを飲み干した後に、時間をかけてネストビールを飲んでみる。何だか胡椒みたいなスパイスの刺激があるビールだわ美味しいわと思いながらホワイトエール(その名の通り、本当に綺麗に色が薄い)を飲んでいたのだけれど、瓶をよくよく見ると材料にハーブ、オレンジ、といった記述がある。なんでもコリアンダーやオレンジピールで風味づけがしてあるらしく、そういったホワイトビールは初めてではなかったのだけれど、ずいぶんはっきりとハーブの味が感じられるビールだった。

個性的な味のビールと手巻き寿司は案外とよく似合う。最後まであれこれつつき、ビールもなくなっちゃったわと手持ちの焼酎に移行する頃にはすっかり良い気分になっていた。

9月22日 土曜日
記憶を頼りにマカロニサラダを作ってみました
「崎陽軒」の肉まん
アイスウーロン茶

「豚まん、いーなー」
「豚まん食べたいなー」
「美味しそうなの、ないかなー」
と、昨日お刺身等々を買うついでにデパ地下の中華総菜コーナーもうろうろしてみた。たいてい買うのは「永楽製麺所」のものなのだけれど、たまには別のところのも試してみたいねと、今回は「崎陽軒」の肉まんを。小さめサイズの肉まん3個入り、あんまん2個入りの5個パックもあったのだけれど、それでは微妙に分けづらいということで大きめサイズ肉まん3個のパックを買ってきてみた。かなりしっかりとしたサイズの、食べ応えのありそうなものだ。

数日前からだんなや息子に激しく遅れをとりつつ(彼らはもう70時間くらいこのゲームに費やしているっぽい)もモンスターハンター2をやり始めてすっかりハマッている私。同じソフトを3人で取り合い状態になっているので、競争率低めの時間に遊びましょうと、一人早起きしてゲーム機の電源を入れた。トカゲ狩ってー大イノシシ狩ってー、そしたら砂漠に行けるようになってー……と、一人うきうき刀携えて冒険していたところで息子が起き、だんなも起き、週末にしては早めの時間の朝御飯。

崎陽軒の肉まんも、優しい味でとても好みなものだった。具は豚肉の他に筍、椎茸、玉ねぎといった感じだったけれど、筍の存在感がかなり強め。シャキシャキと強めの歯ごたえの筍がざっくり混ぜ込まれていて、その歯触りでも満腹感が得られるような肉まんだった。
お供にアイスウーロン茶。夏の間、濃いめに淹れた中国茶を自然に冷ましたものを冷蔵庫に入れているのだけれど、あまりにプーアル茶ばかり飲み続けていたので今回はウーロン茶で。台湾産のちょっと良い目の茶葉を使ったのだけれど、冷たくしても良い香りが感じられて、アイスウーロンも悪くない。

ざるそば
麦茶

駅近くのコーヒー会社のバーゲンを覗いてきたり(1kgくらい入る紙袋に詰め放題の豆が1200円、とか)、クリーニングに出していたスーツを受け取ってきたりの午前中。早起きしたので昼前には猛烈に眠くなり、ベッドでうとうとしていたら
「……お母さん、寝ちゃってるよ?」
「寝かせといてあげなさいよ」
なんて声が少し遠くから聞こえてきていた。

しばらくしたところで
「おゆきさん、お昼は食べるの?食べられそう?」
なんて声がかかったので
「ごはんは、食べるよ〜」
と答えたら、だんなが蕎麦を茹でてくれた。お昼はざるそば、お供に麦茶。

お刺身の残り
豚肉のスタミナ焼き
千切りキャベツ
マカロニサラダ三州屋風
豚汁
羽釜御飯
ビール(Corona)

今日はまた、ものっすごく蒸し暑い一日だった。最初は「黒ビール冷やしとく?」なんて言っていたのだけれど、「冷しゃぶとかの方が良くない?ビールは秋味で」になり、それが更に「ていうか、ビール、コロナとかの方が良くない?」という展開に。結局おかずは「豚肉の生姜焼きと、豚汁と御飯のセットでどうだ!」ということで話がまとまった。

私が作ると「豚肉の生姜焼き」は「豚肉の生姜焼き」になるけれど、だんなが作るとなぜかそれは「豚肉のスタミナ焼き」になる。おろしにんにくがおそらくは生姜と同じくらいの分量が入り、味つけも私が作るよりも幾分こってりした感じ。合わせ調味料に、最後にちらっと胡麻油を垂らしたりするのがポイントらしい。今日はだんながおかずを作ってくれたので、メインディッシュは「豚肉のスタミナ焼き」になった。

そのおかずだったら千切りキャベツも必要だよね、あとはマカロニサラダなんか欲しくない?ということで、作ったマカロニサラダは、先日食べた三州屋の揚げ物に添えられてくるサラダの味つけを真似したもの。マヨネーズベースの野菜サラダに、桜桃の缶詰とヨーグルトが加えられているようなもので、「え?桜桃?」と思ったのだけれどそれがすごく美味しかったのだった。その味つけを思い出しつつマカロニサラダを作ったのだけれど、割とそれっぽくできたかな、と思う。

いつものマカロニサラダを作る要領で準備して、マヨネーズの3割くらいをヨーグルト(無糖のものではなく、小分けパックになっている甘みのついたゼラチンで固めたようなやつ)にする。あとは一口大に切った缶詰の桜桃も混ぜる。ただそれだけだったけれど、「多分、三州屋のサラダの味つけもこんな感じなのだろう」と想像できる味になってくれた。ヨーグルト3割は少し多かったようで、ヨーグルト独特の酸味がツンとくる感じだったので、もしかしたら2割かそれ以下でも良かったのかもしれない。

今日はだんながすごい勢いで夕飯の準備を手伝ってくれて、私は豚汁の野菜切りを半分くらいと、あとはマカロニサラダを作ることくらいで夕飯が出来上がってしまった。「豚肉のスタミナ焼き」も期待通りにこっくり味。

9月23日 日曜日
見本とずいぶん違うけど、でもいいの
切り干し大根の煮物
カマスの干物
2日目の豚汁
羽釜御飯
麦茶

カマスの干物があるねぇ、豚汁もあるねぇ……ということで、連休2日目の今日は和風の朝御飯。

カマスは、脂の乗ったアジとかサンマ、サバほどには脂っ気のない魚なのだけれど、その淡泊な身の味も好き。塩気強めの干物をしっかり焼いて、
「目がでっかいわー、口が怖いわー」
やっぱり深海魚っぽい外見だよね、そこが私、好きなんだけどね、などと言いつつ1人1尾のカマスを食べた。

2日目の豚汁は、味が良い感じに馴染んで、これまたすごく美味しい。

「餃子の王将」にて
 冷や奴 \157
 春巻 \315
 餃子 \210
 肉と玉子のいりつけ \525
 もやし炒め \462
 東京ラーメンセット \924
 揚そば \504
 生ビール \483×2
 ゆずサワー \294
 生グレープフルーツサワー \346

これまで、「私と息子で同じゲームを楽しむ」とか「私とだんなで同じゲームを楽しむ」はあったけれど、家族3人同じタイミングで同じゲームにハマッたのは多分初めてで、モンスターハンター2は競争率が高い。だから、今日も朝6時に起きて誰も起きて来ないうちにと一人楽しんでいる私。イャンクックが倒せるようになったよー(誰も聞いていませんね……)。

で、昨日も微妙に寝不足だったものだから、豚汁と焼き魚の朝食を摂ったところで一気に眠気が襲ってきて、そのままベッドに倒れ伏してしまい、気がつけば2時半。12時くらいまで休んでいるつもりが、2時半。すごくびっくりした。

「……へ?……私、ちょっとしたうたたね気分だったんですが」
「うたたね気分だったんですか?爆睡してましたよ」
「うん、お母さん爆睡してた」
「おゆきさん寝ている間にチョコ食べた」
「うん、食べちゃった」
「……なんだとお〜?」

夫と息子にへらへらと爆睡だのチョコだの言われつつ、なんだか日中ものすごく無駄な時間の使い方をしてしまった気が。学生じゃないんだからこういう時間の使い方はそろそろ止めたいと思う。朝御飯はちょっと遅めの時間だったこともあり、今更昼御飯というのもねということで、早めの夕御飯にすることにした。買い物がてら、近くの「餃子の王将」へ。210円の6個入り餃子はじめ、全体的にお手頃価格の中華料理チェーンだ。

「王将の餃子はね、普通に御馳走だから!」
と断言して憚らないだんなは、平日のお昼御飯にも良く足を向けているらしい。「今年もね、ぎょうざ倶楽部(期間中に1万円相当食事すると、以後1年5%割引で食事できる、というもの)の募集が始まったんだよー」と、カードをぴらぴらさせている。家族でビールでも飲みながら食事すれば1回で5000円くらいにはなるので、これ幸いと行くことにしたのだった。

折しもお店では揚そばフェア実施中。揚げそば食べたい、最近これ食べてない!と、これをシメに食べることにして、あとはもやし炒めとか、肉と玉子の炒りつけとか。息子は目下、醤油ラーメンと半チャーハン、餃子1人前の「東京ラーメンセット」がお気に入りだ。さすがに全部は食べきれないので、餃子は家族で分けて食べる。

揚げそば、店内のポスター写真によるとピーマン入っていたり豚肉がいっぱいだったり海老や帆立が入っていたりと、すごく具沢山なように見える。でも実際に来るのは、今日の写真のようなものだ。

「あはは……"看板に偽りあり"だ」
「イカは入ってんよ、あとうずら玉子も」
「ピーマンもキャベツも入ってるけど、写真とはえらく違うよねぇ……肉があんまりないし」
「何しろ、もやしの量がねぇ」

でもまぁ、もやし好きだしね、王将の揚げそばにポスターみたいな豪華な具は最初から期待してもいないしねと笑いながらボリュームたっぷりの揚げそばはだんなと半分こ。もやし炒めも注文したので、全体的にもやし感濃厚な夕御飯になった。